JP2002080921A - 鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法 - Google Patents

鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002080921A
JP2002080921A JP2000270967A JP2000270967A JP2002080921A JP 2002080921 A JP2002080921 A JP 2002080921A JP 2000270967 A JP2000270967 A JP 2000270967A JP 2000270967 A JP2000270967 A JP 2000270967A JP 2002080921 A JP2002080921 A JP 2002080921A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
rare earth
iron
atomic
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000270967A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Murakami
嘉一 村上
Satoru Hirozawa
哲 広沢
Hirokazu Kanekiyo
裕和 金清
Toshio Mitsugi
敏夫 三次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Special Metals Co Ltd filed Critical Sumitomo Special Metals Co Ltd
Priority to JP2000270967A priority Critical patent/JP2002080921A/ja
Publication of JP2002080921A publication Critical patent/JP2002080921A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y25/00Nanomagnetism, e.g. magnetoimpedance, anisotropic magnetoresistance, giant magnetoresistance or tunneling magnetoresistance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F1/00Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
    • H01F1/032Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
    • H01F1/04Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
    • H01F1/047Alloys characterised by their composition
    • H01F1/053Alloys characterised by their composition containing rare earth metals
    • H01F1/055Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5
    • H01F1/057Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B
    • H01F1/0579Alloys characterised by their composition containing rare earth metals and magnetic transition metals, e.g. SmCo5 and IIIa elements, e.g. Nd2Fe14B with exchange spin coupling between hard and soft nanophases, e.g. nanocomposite spring magnets

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストリップキャスト法で作製可能な鉄基希土
類合金磁石用原料合金を提供する。 【解決手段】 5原子%以上10原子%未満のR(Rは
1種以上の希土類金属元素)、10原子%以上25原子
%以下のQ(QはBおよびCからなる群から選択された
1種以上の元素)、および0原子%以上7原子%以下の
M(MはMn、Ti、Cr、Nb、Zr、V、W、H
f、およびMoからなる群から選択された少なくとも1
種の金属元素)を含有し、残余がFe、CoおよびNi
からなる群から選択された1種以上の元素によって占め
られた鉄基希土類合金磁石用原料合金であって、体積比
率で全体の60%以上の非晶質相を含み、11原子%の
Rを含む場合に比較して非晶質形成能が高い合金組成を
有する。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種モータやアク
チュエータに好適に使用される鉄基希土類合金磁石およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハード磁性相(R2Fe14Bなど)およ
び高磁化強磁性相(FeとBの化合物やα−Feなど)
の2相を含むナノコンポジット磁石材料が開発されてい
る(例えば、金清ら、日本応用磁気学会誌Vol.24 (200
0) 196、E. F. Kneller et. al., IEEE Transaction Ma
gnetics, Vol.27 (1991) 3588、Z. Chen, et. al. Jour
nal of Alloys and Compound, Vol. 287 (1999) 227、
R. Coehoorn et. al. Journal of Magnetism and Mater
ials, Vol. 80 (1989) 101、 L. Withanawasam et.al.
Journal of Applied Physics, Vol.76 (1994) 7065)。
【0003】これらのナノコンポジット磁石を製造する
場合、出発原料として、非晶質組織または非晶質相を多
く含む組織を有する急冷凝固合金を用いることが多い。
このような出発原料は、熱処理によって結晶化し、最終
的には平均結晶粒径が10-9〜10-6m程度の微細組織
を有する磁性材料となる。
【0004】結晶化熱処理後における組織構造は、熱処
理前における急冷凝固合金の組織構造に大きく依存す
る。そして、結晶化後の組織構造によって磁気特性は規
定される。もしも急冷条件が不適切であると、熱処理前
における急冷凝固合金の組織構造が不適当なものとなる
ため、その後の熱処理条件を如何に調節したとしても、
充分な磁気特性を発現するナノコンポジット磁石を得る
ことはできない。このように、合金溶湯の急冷条件は急
冷合金の組織を決定づけるため、どのような急冷方法を
選択するかが優れた磁石を製造する上で重要である。現
在、急冷合金を作製する方法として、メルトスピニング
法が広く用いられている。
【0005】急冷条件によっては、急冷凝固合金が微細
結晶組織を有し、結晶化熱処理を経ないでも、そのまま
で磁石として機能しうる場合がある。しかし、このよう
な急冷条件の最適範囲は非常に狭く、急冷条件を再現性
良く制御することが困難であるため、現在、ナノコンポ
ジット磁石製造方法の主流とはなっていない。
【0006】メルトスピニング法は、オリフィス(出湯
ノズル)を底部に有する出湯管を用い、その出湯ノズル
を介して回転ロール上へ溶融金属を噴射し、急冷により
非晶質合金を作製する方法である。出湯管の材料は、石
英、アルミナ、またはBN(窒化ホウ素)である。メル
トスピニング法における急冷速度は105℃/秒程度以
上と速く、この方法を用いることで各種合金の非晶質化
に成功している。
【0007】このようなメルトスピニング法を用いて、
単相磁石用の急冷合金を作製する方法は、例えば米国特
許第4,802,931号の明細書に記載されている。こ
の方法によれば、合金を溶解し、その合金の溶湯をガス
によって加圧することで細い出湯ノズルを通過させ、溶
湯供給量を絞って急冷ロールへ出湯する。急冷ロール上
に溶湯の溜まり(パドルと呼ばれる)を形成するために
は、溶湯の条に十分な速度を与えて、急冷ロールの表面
へ押しつけることが必要である。この溶湯の流れを制御
するため、出湯ノズルが必須である。パドルの形成によ
って溶湯を薄く広げることが可能となり、薄い薄帯状の
急冷合金が作製される。
【0008】メルトスピニング法では、合金溶湯と急冷
ロールとの接触長さは短く、おおよそ5mm以下であ
る。そのため、急冷ロール上で急冷が完了するのではな
く、急冷ロールから剥離した後の飛行中の放冷が重要な
冷却過程となる。
【0009】メルトスピニング法には、非晶質薄帯を効
率良く回収することが難しいことや、急冷ロールへの合
金溶湯の供給量(メルトスピニング法における急冷では
1kg/分以下の供給量)が少ないなどの問題点がある
ため、大量生産に適していない。また、合金溶湯を供給
するノズルの消耗も激しく、ノズルの費用も無視できな
い。
【0010】一方、ストリップキャスト法は、合金溶湯
をタンディッシュ上へ連続的に供給し、タンディッシュ
上で一定温度に滞留させた溶湯を冷却ロール上へ連続的
に供給することで合金を作製する。冷却ロール上への溶
湯の連続的な供給は、合金溶湯の溜まりを形成すること
によって実現する。合金溶湯の溜まりから冷却ロールの
外周表面へ溶湯を接触させることにより、冷却ロール上
で溶湯の凝固物を生成する。この凝固物がロール外周と
共に移動して溶湯の溜まりから引き上げられることによ
って冷却される。この結果、ストリップキャスト法で
は、メルトスピニング法の場合と異なり、溶湯の溜まり
とロール外周面との接触長さが比較的大きな或る範囲
(約5mm以上50mm以下)を持つ。そのため、スト
リップキャスト法では、溶湯冷却はロール上でほぼ完了
し、溶湯を薄く広げることもないので、作製される合金
は厚いのが一般的である。
【0011】上述のように、ストリップキャスト法では
メルトスピニング法のような出湯ノズルを用いず、回転
するロール上へタンディッシュを介して合金溶湯の供給
を行なうため、大量生産に適しており、製造コストの低
下を実現することが可能であると考えられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストリ
ップキャスト法は、合金溶湯のロールへの供給量が多
く、急冷速度も遅いため、非晶質相を多く含む急冷合金
を作製する方法としては不向きであり、もっぱら完全に
結晶化した金属鋳片の作製法として用いられている(特
開平8−229641号公報)。これは、ストリップキ
ャスト法を用いて非晶質相を多く含む急冷合金を作製す
るには、非晶質形成能の高い合金組成を見出す必要があ
り、従来のメルトスピニング法により高い性能を発揮し
ていた合金組成をそのままストリップキャスト法に適用
しても、非晶質相をほとんど含まない急冷合金しか得ら
れず、最終的に得られる磁石特性が劣化してしまうから
である。
【0013】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、原料合金の組成を限
定することにより、非晶質形成能が向上させ、製造コス
トの安価なストリップキャスト法での作製が可能な鉄基
希土類磁石合金および鉄基希土類合金磁石を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による鉄基希土類
合金磁石用原料合金の製造方法は、5原子%以上10原
子%未満のR(Rは1種以上の希土類金属元素)、10
原子%以上25原子%以下のQ(QはBおよびCからな
る群から選択された1種以上の元素)、および、0原子
%以上7原子%以下のM(MはMn、Ti、Cr、N
b、Zr、V、W、Hf、およびMoからなる群から選
択された少なくとも1種の金属元素)を含有し、残余が
Fe、CoおよびNiからなる群から選択された1種以
上の元素によって占められた合金の溶湯であって、10
原子%以上のRを含む場合に比較して非晶質形成能が高
い合金の溶湯を作製する工程と、前記合金の溶湯を急冷
し、急冷合金を作製する工程とを包含する。
【0015】前記急冷工程においては、103〜105
/秒の冷却速度で前記合金の溶湯を急冷することによ
り、体積比率で全体の60%以上の非晶質相を含む急冷
合金を作製することが好ましい。
【0016】好ましい実施形態においては、ストリップ
キャスト法を用いて前記合金溶湯を冷却する。
【0017】本発明による鉄基希土類合金磁石の製造方
法は、5原子%以上10原子%未満のR(Rは1種以上
の希土類金属元素)、10原子%以上25原子%以下の
Q(QはBおよびCからなる群から選択された1種以上
の元素)、および、0原子%以上7原子%以下のM(M
はMn、Ti、Cr、Nb、Zr、V、W、Hf、およ
びMoからなる群から選択された少なくとも1種の金属
元素)を含有し、残余がFe、CoおよびNiからなる
群から選択された1種以上の元素によって占められた合
金の溶湯であって、10原子%以上のRを含む場合に比
較して非晶質形成能が高い合金の溶湯を作製する工程
と、前記合金の溶湯を急冷し、非晶質相を含む急冷合金
を作成する工程と、前記急冷合金を結晶化する工程とを
包含する。
【0018】前記急冷工程において、103〜105℃/
秒の冷却速度で前記合金の溶湯を急冷することにより、
体積比率で全体の60%以上の非晶質相を含む急冷合金
を作製することが好ましい。
【0019】好ましい実施形態においては、ストリップ
キャスト法を用いて前記合金溶湯を冷却する。
【0020】本発明による鉄基希土類合金磁石の製造方
法は、前記いずれかの製造方法によって作製された鉄基
希土類合金磁石用原料合金を用意する工程と、前記原料
合金を結晶化する工程とを包含する。
【0021】本発明によるボンド磁石の製造方法は、前
記いずれかの製造方法によって作製された鉄基希土類合
金磁石の粉末を用意する工程と、前記粉末を用いてボン
ド磁石を作製する工程とを包含する。
【0022】本発明による鉄基希土類合金磁石用原料合
金は、5原子%以上10原子%未満のR(Rは1種以上
の希土類金属元素)、10原子%以上25原子%以下の
Q(QはBおよびCからなる群から選択された1種以上
の元素)、および0原子%以上7原子%以下のM(Mは
Mn、Ti、Cr、Nb、Zr、V、W、Hf、および
Moからなる群から選択された少なくとも1種の金属元
素)を含有し、残余がFe、CoおよびNiからなる群
から選択された1種以上の元素によって占められた鉄基
希土類合金磁石用原料合金であって、体積比率で全体の
60%以上の非晶質相を含み、10原子%以上のRを含
む場合に比較して非晶質形成能が高い合金組成を有す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】一般に、希土類元素Rは、鉄基希
土類合金の溶湯を冷却して凝固させる場合において、非
晶質生成能の向上に寄与すると考えられてきた。しかし
ながら、本発明者は各種の実験を繰り返すことにより、
このことが必ずしも事実ではないことを見出した。すな
わち、ホウ素や炭素の組成比率が10原子%以上25原
子%以下の鉄基希土類合金磁石を作製する場合、希土類
元素Rの組成比率を10原子%未満に制限すれば、かえ
って希土類元素Rの組成比率が10原子%以上の場合よ
りも非晶質相形成能が向上するという意外な事実を見出
した。
【0024】本発明によれば、希土類元素Rの含有量を
低減することにより、メルトスピニング法に比べて冷却
速度の遅いストリップキャスト法を用いて鉄基希土類合
金磁石用原料合金および鉄基希土類合金磁石の量産化を
実現することが可能になる。
【0025】なお、ストリップキャスト法で作製した急
冷凝固合金は、メルトスピニング法で作製した急冷凝固
合金よりも相対的に厚くなるため、急冷凝固合金の粉砕
後の形状(粉末形状)がメルトスピニング法による場合
の粉末形状に比べて球形に近くなる(アスペクト比が1
に近くなる)。粉末は、そのアスペクト比が1に近いほ
ど、樹脂と混合する場合に充填率が上がるという利点が
あるため、本発明による希土類磁石の粉末はボンド磁石
へ適用して大いに磁石特性を向上させることができる。
【0026】本発明の鉄基希土類合金磁石用原料合金
は、5原子%以上10原子%未満のR(Rは1種以上の
希土類金属元素)、10原子%以上25原子%以下のQ
(QはBおよびCからなる群から選択された1種以上の
元素)、および、0原子%以上7原子%以下のM(Mは
Mn、Ti、Cr、Nb、Zr、V、W、Hf、および
Moからなる群から選択された少なくとも1種の金属元
素)を含有し、残余がFe、CoおよびNiからなる群
から選択された1種以上の元素によって占められた鉄基
希土類合金磁石用原料合金である。
【0027】上記組成の合金溶湯を急冷すると、冷却速
度を低減しても、非晶質形成能の向上により、体積比率
で全体の60%以上の非晶質相を含む急冷合金を作製す
ることが可能になる。
【0028】[組成の限定理由]Qは、その全量がB
(ボロン)から構成されるか、または、BおよびC(炭
素)の組み合わせもしくはC単独から構成される。Qの
組成比率xが10原子%よりも少ないと、急冷時の冷却
速度が102℃/秒〜104℃/秒程度と比較的低い場
合、非晶質相が全体の60体積%を超えるような急冷合
金を作製することができず、その後に熱処理を施して
も、例えば480kA/m未満の低い保磁力HcJしか得
られない。また、液体急冷法の中でも工程費用が比較的
安いストリップキャスト法を採用できなくなり、永久磁
石の価格が上昇してしまう。一方、Qの組成比率xが2
5原子%を超えると、結晶化熱処理後も残存する非晶質
相の体積比率が増し、同時に、構成相中で最も高い飽和
磁化を有するα−Feの存在比率が減少するため、残留
磁束密度Brが低下してしまう。以上のことから、Qの
組成比率は10原子%以上25原子%以下の範囲に設定
することが好ましい。
【0029】Rは、LaおよびCeを実質的に含まない
希土類元素である。LaまたはCeが存在すると、保磁
力および角形性が劣化する。ただし、微量のLaやCe
(0.3原子%以下)が不可避的に混入する不純物とし
て存在する場合は問題ない。より具体的には、Rは、P
rまたはNdを必須元素として含むことが好ましく、そ
の必須元素の一部をDyおよび/またはTbで置換して
もよい。Rの組成比率yが全体の5原子%未満になる
と、保磁力の発現に必要なR2Fe14B型結晶構造を有
する化合物相が充分に析出せず、480kA/m以上の
保磁力HcJを得ることができなくなる。また、Rの組成
比率yが10原子%以上になると、非晶質形成能が著し
く低下する。このため、ストリップキャスト法によって
は非晶質相を60体積%以上も含むような急冷凝固合金
を作製することができなくなる。より好ましいRの範囲
は6.5原子%以上9.5原子%以下であり、更に好ま
しいRの範囲は7.5原子%以上9.0原子%以下であ
る。
【0030】添加元素Mは、Mn、Ti、Cr、Nb、
Zr、V、W、Hf、およびMoからなる群から選択さ
れた少なくとも1種の金属元素であり、非晶質生成能を
向上させるという効果を持つ。しかし、Mが多すぎると
磁化が低下する。このため、Mの組成比率は0原子%以
上7原子%以下の範囲内にあることが好ましい。なお、
添加元素としては、Tiが特に好ましい効果をもたら
す。
【0031】Feは、上述の元素の含有残余を占める
が、Feの一部をCoおよびNiの一種または二種の遷
移金属元素(T)で置換しても所望の硬磁気特性を得る
ことができる。Feに対するTの置換量が50%を超え
ると、0.7T以上の高い残留磁束密度Brが得られな
い。このため、置換量は0%以上50%以下の範囲に限
定することが好ましい。なお、Feの一部をCoで置換
することによって、保磁力HcJが向上するとともに、R
2Fe14B相のキュリー温度が上昇するため、耐熱性が
向上する。CoによるFe置換量の好ましい範囲は0.
5%以上40%以下である。
【0032】次に、本発明の好ましい実施形態を説明す
る。
【0033】本実施形態では、ストリップキャスト装置
を用いて原料合金を製造する。酸化しやすい希土類元素
RやFeを含む原料合金の酸化を防ぐため、不活性ガス
雰囲気中で合金製造工程を実行する。不活性ガスとして
は、ヘリウムまたはアルゴン等の希ガスや窒素を用いる
ことができる。なお、窒素は希土類元素Rと比較的に反
応しやすいため、ヘリウムまたはアルゴンなどの希ガス
を用いることが好ましい。
【0034】[合金溶湯の急冷凝固法]まず、前述の組
成式で表現される原料合金の溶湯を作製し、回転するロ
ールとの接触によって冷却し、凝固させる。本実施形態
の場合、溶湯の冷却凝固に際して、冷却速度を103
105℃/秒とすることが好ましく、104〜105℃/
秒とすることが更に好ましい。
【0035】合金の溶湯が回転ロールによって冷却され
る時間は、回転するロールの外周表面に合金が接触して
から離れるまでの時間に相当し、その間に、合金の温度
は低下し、凝固する。その後、凝固した合金は冷却ロー
ルから離れる。
【0036】ストリップキャスト法を採用した本実施形
態では、ロール表面速度を5m/秒以上20m/秒以下
の範囲内に調節することによって、体積比率で全体の6
0%以上が非晶質状態にある急冷合金を作製する。ロー
ル表面周速度が5m/秒未満では、急冷に際して結晶相
が発生・成長するため、目的とする鉄基希土類合金磁石
特性が得られなくなるので好ましくない。一方、ロール
表面周速度が20m/秒を超えると、急冷凝固合金の略
全体が非晶質相となってしまうため、後の結晶化熱処理
工程を行う場合、結晶化プロセスが急激に進行し、組織
の制御が困難になるため好ましくない。より好ましいロ
ール急冷速度の範囲は7m/秒以上15m/秒以下であ
る。
【0037】なお、本発明で用いる合金溶湯の急冷法
は、量産に適したストリップキャスト法を用いて行なう
以外に、メルトピニング法を用いて行なうこともでき
る。また、これら以外の冷却方法を用いて行なっても良
い。
【0038】[熱処理]本実施形態では、熱処理をアル
ゴン雰囲気中で実行する。好ましくは、昇温速度を5℃
/秒〜20℃/秒として、550℃以上850℃以下の
温度で30秒以上20分以下の時間保持した後、室温ま
で冷却する。この熱処理によって、非晶質相中に準安定
相の微細結晶が析出・成長し、ナノコンポジット組織構
造が形成される。
【0039】なお、熱処理温度が550℃を下回ると、
2Fe14B型結晶相が析出しないため、保磁力が発現
しない。また、熱処理温度が850℃を超えると、各構
成相の粒成長が著しく、残留磁束密度Brが低下し、減
磁曲線の角形性が劣化する。このため、熱処理温度は5
50℃以上850℃以下が好ましいが、より好ましい熱
処理温度の範囲は570℃以上820℃以下である。
【0040】熱処理雰囲気は、合金の酸化を防止するた
め、50kPa以下のArガスやN 2ガスなどの不活性
ガスが好ましい。0.1kPa以下の真空中で熱処理を
行っても良い。
【0041】熱処理前の急冷合金中には、非晶質相以外
に、Fe3B相、Fe236、R2Fe14B相、およびR2
Fe233相等の準安定相が含まれていても良い。その
場合、熱処理によって、R2Fe233相は消失し、R2
Fe14B相の飽和磁化と同等、または、それよりも高い
飽和磁化を示す鉄基硼化物(例えばFe236)やα−
Feが結晶成長する。
【0042】本実施形態よれば、最終的には、軟磁性相
の平均結晶粒径が1nm以上50nm以下の組織(ナノ
コンポジット構造)が得られる。なお、磁気特性向上の
観点から、軟磁性相の平均結晶粒径は5nm以上25n
m以下の範囲にあることが更に好ましい。
【0043】本発明の場合、α−Feのような軟磁性相
が存在していても、軟磁性相と硬磁性相とが交換相互作
用によって磁気的に結合するため、優れた磁気特性が発
揮される。
【0044】なお、熱処理前に急冷合金の薄帯を粗く切
断または粉砕しておいてもよい。
【0045】熱処理後、得られた鉄基希土類合金磁石を
微粉砕し、磁石粉末(磁粉)を作製すれば、その磁粉か
ら公知の工程によって種々のボンド磁石を製造すること
ができる。ボンド磁石を作製する場合、ナノコンポジッ
ト磁粉はエポキシ樹脂やナイロン樹脂と混合される、所
望の形状に成形される。このとき、ナノコンポジット磁
粉に他の種類の磁粉、例えばSm−Fe−N系磁粉やハ
ードフェライト磁粉を混合してもよい。
【0046】上述のボンド磁石を用いてモータやアクチ
ュエータなどの各種の回転機を製造することができる。
【0047】本発明による鉄基希土類合金磁石の粉末を
射出成形ボンド磁石用に用いる場合は、粒度が150μ
m以下になるように粉砕することが好ましく、より好ま
しい粉末の平均粒径は1μm以上100μm以下である。
また、圧縮成形ボンド磁石用に用いる場合は、粒度が3
00μm以下になるように粉砕することが好ましく、よ
り好ましい粉末の平均粒径は30μm以上250μm以下
である。さらに好ましい範囲は50μm以上150μm以
下である。
【0048】本実施形態によれば、アスペクト比が1に
近い粉末が得られため、充填率が向上し、ボンド磁石の
特性が向上する。
【0049】(実施例と比較例)下記の表1に示す組成
の原料合金の溶湯を用意し、小型のメルトスピニング装
置によって急冷薄帯を作製した。出湯ノズルは内径1.
0mmのオリフィスを持つものを用い、急冷ロールとし
ては銅ロールを用いた。ロール周速度を15m/秒とし
て急冷凝固合金の薄帯を作製した。得られた急冷凝固合
金の薄帯の厚さは40μmであり、幅は1.2mmであ
った。
【0050】
【表1】
【0051】表1において、例えば「Nd9.06」
は、Ndの組成比率が9.06原子%(原子%)である
ことを意味している。
【0052】得られた急冷凝固合金の薄帯を150μm
以下のサイズになるまで粉砕し、粉末XRD(Cu−K
α)法によって粉末の結晶組織を観察した。
【0053】また、DSC法によって各試料の結晶化発
熱量を測定した。各試料の結晶化発熱量は、結晶化熱処
理を行なう前の急冷合金中に含まれている非晶質相の割
合に比例して大きくなると考えられる。粉末XRD法の
結果から、実施例2では、急冷凝固合金のほぼ100%
が非晶質相であることを確認しているので、実施例2の
結晶化発熱量を100%として各試料の結晶化発熱量を
規格化し、それを各試料の非晶質の割合とした。その結
果を表1に示している。
【0054】図1は、実施例1、実施例2、および比較
例1について、それらの粉末XRDパターンを示してい
る。図1からわかるように、Ndを約9原子%含む急冷
合金とNdを10原子%以上含む急冷合金との間には、
非晶質の生成比率が大きく異なっている。すなわち、N
dを9原子%程度含む場合、80体積%以上が非晶質相
から構成される組織が得られるのに対して、Ndを10
原子%以上含む場合は、結晶化熱処理前の状態において
既にR2Fe14B型結晶相に起因する回折ピークが強く
あらわれている。また、添加物としてTiを加えた合金
系では、非晶質生成能が向上していることが確かめられ
た。
【0055】次に、表1に示す他の合金を溶融し、スト
リップキャスト装置で急冷凝固合金を作製した。この場
合のロール周速度は9m/秒とし、ロールの斜め45°
上方からタンディシュを通じて溶湯を傾注した。作製し
た急冷凝固合金の厚さは100μm〜170μmであっ
た。各試料の非晶質の割合を表1の最右欄に示す。な
お、表1に示す非晶質割合は、実施例2の結晶化発熱量
を100%として各試料の結晶化発熱量を規格化して求
めた概算値である。
【0056】表1からわかるように、本発明の実施例で
は、急冷凝固合金中に占める非晶質割合(体積比率)が
比較例に比べて大きく、合金の非晶質形性能が著しく向
上している。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、合金の非晶質形性能が
向上する結果、ストリップキャスト法で作製可能な鉄基
希土類合金磁石用原料合金が提供される。その結果、従
来、メルトスピニング法等の冷却速度が比較的速い急冷
装置を用いて少量生産されていた鉄基希土類合金のコン
ポジット磁石を従来より低いコストで量産化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例について、熱処理
前における急冷凝固合金の粉末X線回折パターンを示す
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 45/02 C22C 45/02 A H01F 1/053 H01F 41/02 G 1/06 C21D 6/00 B 41/02 H01F 1/04 H // C21D 6/00 1/06 A (72)発明者 金清 裕和 大阪府三島郡島本町江川2丁目15番17号 住友特殊金属株式会社山崎製作所内 (72)発明者 三次 敏夫 大阪府三島郡島本町江川2丁目15番17号 住友特殊金属株式会社山崎製作所内 Fターム(参考) 4E004 DB02 NA05 NB07 NC10 TA01 TA03 TB02 4K018 AA27 BB07 BC01 BD01 KA46 5E040 AA04 AA19 BD03 CA01 HB15 HB17 5E062 CD04 CE01 CG01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5原子%以上10原子%未満のR(Rは
    1種以上の希土類金属元素)、10原子%以上25原子
    %以下のQ(QはBおよびCからなる群から選択された
    1種以上の元素)、および、0原子%以上7原子%以下
    のM(MはMn、Ti、Cr、Nb、Zr、V、W、H
    f、およびMoからなる群から選択された少なくとも1
    種の金属元素)を含有し、残余がFe、CoおよびNi
    からなる群から選択された1種以上の元素によって占め
    られた合金の溶湯であって、10原子%以上のRを含む
    場合に比較して非晶質形成能が高い合金の溶湯を作製す
    る工程と、 前記合金の溶湯を急冷し、急冷合金を作製する工程と、
    を包含する鉄基希土類合金磁石用原料合金の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記急冷工程において、103〜105
    /秒の冷却速度で前記合金の溶湯を急冷することによ
    り、体積比率で全体の60%以上の非晶質相を含む急冷
    合金を作製する請求項1に記載の鉄基希土類合金磁石用
    原料合金の製造方法。
  3. 【請求項3】 ストリップキャスト法を用いて前記合金
    溶湯を冷却する請求項1または2に記載の鉄基希土類合
    金磁石用原料合金の製造方法。
  4. 【請求項4】 5原子%以上10原子%未満のR(Rは
    1種以上の希土類金属元素)、10原子%以上25原子
    %以下のQ(QはBおよびCからなる群から選択された
    1種以上の元素)、および、0原子%以上7原子%以下
    のM(MはMn、Ti、Cr、Nb、Zr、V、W、H
    f、およびMoからなる群から選択された少なくとも1
    種の金属元素)を含有し、残余がFe、CoおよびNi
    からなる群から選択された1種以上の元素によって占め
    られた合金の溶湯であって、10原子%以上のRを含む
    場合に比較して非晶質形成能が高い合金の溶湯を作製す
    る工程と、 前記合金の溶湯を急冷し、非晶質相を含む急冷合金を作
    成する工程と、 前記急冷合金を結晶化する工程とを包含する鉄基希土類
    合金磁石の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記急冷工程において、103〜105
    /秒の冷却速度で前記合金の溶湯を急冷することによ
    り、体積比率で全体の60%以上の非晶質相を含む急冷
    合金を作製する請求項4に記載の鉄基希土類合金磁石の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 ストリップキャスト法を用いて前記合金
    溶湯を冷却する請求項4または5に記載の鉄基希土類合
    金磁石の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から3のいずれかに記載の製造
    方法によって作製された鉄基希土類合金磁石用原料合金
    を用意する工程と、 前記原料合金を結晶化する工程とを包含する鉄基希土類
    合金磁石の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4から7のいずれかに記載の製造
    方法によって作製された鉄基希土類合金磁石の粉末を用
    意する工程と、 前記粉末を用いてボンド磁石を作製する工程とを包含す
    るボンド磁石の製造方法。
  9. 【請求項9】 5原子%以上10原子%未満のR(Rは
    1種以上の希土類金属元素)、 10原子%以上25原子%以下のQ(QはBおよびCか
    らなる群から選択された1種以上の元素)、および0原
    子%以上7原子%以下のM(MはMn、Ti、Cr、N
    b、Zr、V、W、Hf、およびMoからなる群から選
    択された少なくとも1種の金属元素)を含有し、 残余がFe、CoおよびNiからなる群から選択された
    1種以上の元素によって占められた鉄基希土類合金磁石
    用原料合金であって、 体積比率で全体の60%以上の非晶質相を含み、10原
    子%以上のRを含む場合に比較して非晶質形成能が高い
    合金組成を有する鉄基希土類合金磁石用原料合金。
JP2000270967A 2000-09-07 2000-09-07 鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法 Pending JP2002080921A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270967A JP2002080921A (ja) 2000-09-07 2000-09-07 鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270967A JP2002080921A (ja) 2000-09-07 2000-09-07 鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002080921A true JP2002080921A (ja) 2002-03-22

Family

ID=18757320

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000270967A Pending JP2002080921A (ja) 2000-09-07 2000-09-07 鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002080921A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003044812A1 (en) * 2001-11-22 2003-05-30 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Nanocomposite magnet
JPWO2002030595A1 (ja) * 2000-10-06 2004-02-19 株式会社三徳 ストリップキャスト法を用いたナノコンポジット型永久磁石用原料合金の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01100242A (ja) * 1987-10-13 1989-04-18 Tdk Corp 永久磁石材料
JPH06120026A (ja) * 1992-09-30 1994-04-28 Sumitomo Special Metals Co Ltd マグネットロール
JPH0841502A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Showa Denko Kk 希土類永久磁石用合金粉末の製造法
JPH08203714A (ja) * 1993-12-10 1996-08-09 Sumitomo Special Metals Co Ltd 鉄基永久磁石とその製造方法並びにボンド磁石用鉄基永久磁石合金粉末と鉄基ボンド磁石
JPH10324962A (ja) * 1997-03-25 1998-12-08 Akihisa Inoue 過冷却液体領域を有するFe基硬磁性合金
JPH10324958A (ja) * 1997-03-25 1998-12-08 Alps Electric Co Ltd 硬磁性合金圧密体およびその製造方法と薄型硬磁性合金圧密体
JPH1171645A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Alps Electric Co Ltd 硬磁性合金焼結体とその製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01100242A (ja) * 1987-10-13 1989-04-18 Tdk Corp 永久磁石材料
JPH06120026A (ja) * 1992-09-30 1994-04-28 Sumitomo Special Metals Co Ltd マグネットロール
JPH08203714A (ja) * 1993-12-10 1996-08-09 Sumitomo Special Metals Co Ltd 鉄基永久磁石とその製造方法並びにボンド磁石用鉄基永久磁石合金粉末と鉄基ボンド磁石
JPH0841502A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Showa Denko Kk 希土類永久磁石用合金粉末の製造法
JPH10324962A (ja) * 1997-03-25 1998-12-08 Akihisa Inoue 過冷却液体領域を有するFe基硬磁性合金
JPH10324958A (ja) * 1997-03-25 1998-12-08 Alps Electric Co Ltd 硬磁性合金圧密体およびその製造方法と薄型硬磁性合金圧密体
JPH1171645A (ja) * 1997-08-29 1999-03-16 Alps Electric Co Ltd 硬磁性合金焼結体とその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002030595A1 (ja) * 2000-10-06 2004-02-19 株式会社三徳 ストリップキャスト法を用いたナノコンポジット型永久磁石用原料合金の製造方法
JP4787459B2 (ja) * 2000-10-06 2011-10-05 株式会社三徳 ストリップキャスト法を用いたナノコンポジット型永久磁石用原料合金の製造方法
WO2003044812A1 (en) * 2001-11-22 2003-05-30 Sumitomo Special Metals Co., Ltd. Nanocomposite magnet

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4023138B2 (ja) 鉄基希土類合金粉末および鉄基希土類合金粉末を含むコンパウンドならびにそれを用いた永久磁石
US7297213B2 (en) Permanent magnet including multiple ferromagnetic phases and method for producing the magnet
US7208097B2 (en) Iron-based rare earth alloy nanocomposite magnet and method for producing the same
EP1826782B1 (en) Iron base rare earth nano-composite magnet and method for production thereof
US7261781B2 (en) Nanocomposite magnet
JP4766045B2 (ja) 鉄基希土類系ナノコンポジット磁石およびその製造方法
JP4055709B2 (ja) アトマイズ法によるナノコンポジット磁石の製造方法
JP3801456B2 (ja) 鉄基希土類系永久磁石合金およびその製造方法
JP3264664B1 (ja) 複数の強磁性相を有する永久磁石およびその製造方法
JP4715245B2 (ja) 鉄基希土類ナノコンポジット磁石およびその製造方法
JP2002064009A (ja) 鉄基希土類合金磁石およびその製造方法
JP2002080921A (ja) 鉄基希土類合金磁石用原料合金およびその製造方法
JP3763774B2 (ja) 鉄基希土類合金磁石用急冷合金、及び鉄基希土類合金磁石の製造方法
JP3773484B2 (ja) ナノコンポジット磁石
JP4670179B2 (ja) 複数の強磁性相を有する永久磁石およびその製造方法
JP2003286548A (ja) ナノコンポジット磁石用急冷合金およびその製造方法
JP2003158005A (ja) ナノコンポジット磁石およびその製造方法
JP3625821B6 (ja) ナノコンポジット磁石およびその製造方法
JP3625821B2 (ja) ナノコンポジット磁石およびその製造方法
JP3583116B2 (ja) 鉄基希土類合金磁石およびその製造方法
JPH05279786A (ja) 異方性R−Fe−M−B磁性粉末材料およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070608

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100805

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100824