JP2002080776A - 1コートメタリック塗料組成物 - Google Patents

1コートメタリック塗料組成物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたメタリック調外観性および光沢を同時
に有する塗膜など、優れた意匠性を有する塗膜を、クリ
ヤーコートを塗装することなく1コート1ベーク方式に
より安定的に形成することができる1コートメタリック
塗料組成物を提供する。 【解決手段】 非水系の分散媒に重合体粒子が分散安定
剤により分散された非水系重合体分散液、アクリル樹脂
および光輝材を配合してなる1コートメタリック塗料組
成物であって、前記アクリル樹脂の溶解性パラメーター
値(SP1)と前記非水系重合体分散液の分散安定剤の
溶解性パラメーター値(SP2)との差(SP1−SP
2)が+0.5〜+1.5である1コートメタリック塗
料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1コートメタリッ
ク塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動車部品、オートバイ部品、パ
ソコン、携帯電話等の塗装物品においては、意匠性に優
れた塗膜が求められている。例えば、1)メタリック調
外観性と光沢とを同時に有する塗膜、2)光沢と、光輝
材がキラキラ光る光輝性とを同時に有する塗膜、3)光
沢と、ハイライトから見た場合の光輝性と、シェードか
ら見た場合の高い彩度感とを同時に有する塗膜、4)光
沢、およびハイライトから見た場合とシェードから見た
場合との色相が変わって見える「カラートラベル」を同
時に有する塗膜などが求められている。
【0003】上記のような意匠性に優れた塗膜を形成す
る方法として、ベースコート塗装した後、クリヤーコー
トを塗装し、2層を同時に焼き付け乾燥する2コート1
ベーク方式の塗膜形成方法があり、ベースコートを選択
することにより、異なる意匠性を有する塗膜を形成する
ことができる。例えば、前記1)の塗膜を形成する場
合、アルミニウムフレーク顔料を含むメタリックベース
コートが使用され、前記2)の塗膜を形成する場合、金
属または二酸化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料
を含むメタリックベースコートが使用され、前記3)の
塗膜を形成する場合、着色アルミニウムフレーク顔料ま
たは金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料を含むメタリ
ックベースコート(特開平11−35856号)が使用
され、前記4)の塗膜を形成する場合、金属酸化物被覆
シリカフレーク顔料や微粒子酸化チタン顔料を含むメタ
リックベースコートが使用されている。
【0004】しかし、2コート1ベーク方式の塗装方法
は、塗装工程が多くコスト高になるほか、排出される有
機溶剤量が多いという問題点がある。このような問題点
を解決する塗料として、クリヤーコートを塗装すること
なく、1コート1ベーク方式により塗装する1コートメ
タリック塗料が知られている。例えば、光輝材としてア
ルミニウムフレーク顔料、硬化成分として熱硬化性樹脂
組成物、アルミニウム配向性のために繊維素系樹脂組成
物、各種レオロジーコントロール剤、着色材および溶剤
などを配合した1コートメタリック塗料が知られてい
る。
【0005】しかし、上記従来の1コートメタリック塗
料は、クリヤーコートを塗装しないため光沢を満足する
ことができず、しかも光輝材として配合したアルミニウ
ムフレーク顔料が塗膜内部に均一に配向しないため、メ
タリック外観性に劣るという欠点を有している。また、
光輝材として配合したアルミニウムフレーク顔料を塗膜
内部に均一に配向させるために繊維素系樹脂組成物や有
機ベントナイト等のレオロジーコントロール剤を多量に
配合する手法では、メタリック外観性は良好であるが、
光沢を満足できないという欠点を有している。
【0006】また、従来の1コートメタリック塗料に、
光輝材として金属または二酸化チタンで被覆されたガラ
スフレーク顔料を配合した場合、ガラスフレーク顔料が
塗膜内部に均一に配向しないため、光沢もキラキラ光る
光輝性も共に発現しない。また、従来の1コートメタリ
ック塗料に、光輝材として着色アルミニウムフレーク顔
料または金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料を配合し
た場合、アルミナフレーク顔料が塗膜内部に均一に配向
しないため、ハイライト部から見た場合のキラキラ光る
光輝性もシェード部分から見た場合の高い彩度感も共に
発現しない。さらに、従来の1コートメタリック塗料
に、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料または微粒子酸
化チタン顔料を配合した場合、これらの光輝性フレーク
顔料が塗膜内部に均一に配向しないため、光沢が低下
し、ハイライト部から見た場合とシェード部分から見た
場合との色相が変わって見える「カラートラベル」性に
乏しい。このように、従来の1コートメタリック塗料で
は、2コート1ベーク方式の塗膜と同等の意匠性に優れ
た塗膜を形成できないのが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来の問題点を解決するため、メタリック調外観性およ
び光沢を同時に有する塗膜など、意匠性に優れた塗膜
を、クリヤーコートを塗装することなく1コート1ベー
ク方式により安定的に形成することができる1コートメ
タリック塗料組成物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の1コート
メタリック塗料組成物である。 (1) 非水系の分散媒に重合体粒子が分散安定剤によ
り分散された非水系重合体分散液、アクリル樹脂および
光輝材を配合してなる1コートメタリック塗料組成物で
あって、前記アクリル樹脂の溶解性パラメーター値(S
P1)と前記非水系重合体分散液の分散安定剤の溶解性
パラメーター値(SP2)との差(SP1−SP2)が
+0.5〜+1.5であることを特徴とする1コートメ
タリック塗料組成物。 (2) 非水系重合体分散液とアクリル樹脂との配合割
合が、非水系重合体分散液の固形分100重量部に対し
てアクリル樹脂100〜2000重量部である上記
(1)記載の1コートメタリック塗料組成物。 (3) 光輝材が金属または二酸化チタンで被覆された
ガラスフレーク顔料である上記(1)または(2)記載
の1コートメタリック塗料組成物。 (4) 光輝材が着色アルミニウムフレーク顔料または
金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料である上記(1)
または(2)記載の1コートメタリック塗料組成物。 (5) 着色アルミニウムフレーク顔料および金属酸化
物被覆アルミナフレーク顔料の両方を含有する上記
(4)記載の1コートメタリック塗料組成物。 (6) 光輝材が金属酸化物被覆シリカフレーク顔料ま
たは微粒子酸化チタン顔料である上記(1)または
(2)記載の1コートメタリック塗料組成物。 (7) 金属酸化物被覆シリカフレーク顔料および微粒
子酸化チタン顔料の両方を含有する上記(6)記載の1
コートメタリック塗料組成物。
【0009】本発明で用いる非水系重合体分散液は、非
水系の分散媒に重合体粒子が分散安定剤により安定に分
散された分散液であり、塗料の分野においてNAD(n
on−aqueous dispersion)と称さ
れているものである。本発明では、非水系重合体分散液
の分散安定剤の溶解性パラメーター値(SP2)と、塗
膜形成成分として使用するアクリル樹脂の溶解性パラメ
ーター値(SP1)との差(SP1−SP2、以下単に
SP値の差という場合がある)が+0.5〜+1.5で
ある非水系重合体分散液であれば、公知の非水系重合体
分散液が制限なく使用できる。
【0010】SP値の差が+0.5〜+1.5の範囲の
場合、NADが最適なパールチェイン構造を形成し、良
好な光輝材並びと光沢とを両立する。SP値の差は、好
ましくは+0.7〜+1.3の範囲が最適である。SP
値の差が+0.5未満の場合は、非水系重合体分散液が
パールチェイン構造を形成せず、光輝材並びが低下して
意匠性に優れた塗膜が得られない。またSP値の差が+
1.5を超える場合も同様に非水系重合体分散液がパー
ルチェイン構造を形成せず、光輝材並びが低下して意匠
性に優れた塗膜が得られない。
【0011】本発明におけるSP値は、濁点滴定によっ
て測定される値であり、下記数式(1)で示されるK.
W.SUH、J.M.CORBETTの式(Journ
alof Applied Po1ymer Scie
nce、12、2359、1968)により計算した値
である。
【0012】
【数1】 式中、VNはn−ヘキサンの容積分率、VDは脱イオン水
の容積分率、δNはn−ヘキサンのSP値、δDは脱イオ
ン水のSP値を示す。
【0013】濁点滴定では、乾燥させた非水系重合体分
散液またはアクリル樹脂(固形分)0.5gをアセトン
10mlに溶解し、このアセトン溶液中にn−ヘキサン
を加えてゆき濁点での滴定量H(ml)を読み、同様に
アセトン溶液中に脱イオン水を加えてゆき濁点での滴定
量D(ml)を読んで、これらを下記式に適用して
N、VD、δN、δDを算出する。なお、各溶剤のSP値
はアセトンが9.75、n−ヘキサンが7.24、脱イ
オン水が23.43である。 VN=H/(10+H) VD=D/(10+D) δN=9.75×10/(10+H)+7024×H/
(10+H) δD=9.75×10/(10+D)+7024×D/
(10+D)
【0014】本発明で使用する非水系重合体分散液にお
ける非水系の分散媒としては、重合体粒子を溶解せず、
分散安定剤を溶解するものであれば制限はなく使用で
き、例えばn−ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシク
ロヘキサン、エチルシクロヘキサン、n−ヘプタン、n
−オクタン、ミネラルスピリット等の脂肪族炭化水素
類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等
の芳香族炭化水素類;メチルアルコール、エチルアルコ
ール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、
ブチルアルコール、イソブチルアルコール等のアルコー
ル類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イ
ソプロピル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸ヘキシ
ル、酢酸ヘプチル、酢酸オクチル、酢酸セロソルブ等の
エステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノ
ン、イソホロン等のケトン類;これらの混合液などが挙
げられる。
【0015】非水系重合体分散液における重合体粒子
は、重合体からなる粒子であって、前記非水系の分散媒
に溶解せず、分散状態で存在するものであれば特に限定
されない。粒子の形状も特に限定されない。粒径は50
〜500nm、好ましくは50〜200nmであるのが
望ましい。
【0016】重合体粒子は下記ビニル系単量体等の単量
体を、前記非水系の分散媒中で、ラジカル開始剤および
分散安定剤の存在下に、公知のNAD法によりラジカル
重合することにより得ることができる。
【0017】重合体粒子を構成するビニル系単量体の具
体的なものとしては、例えばメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メ
タ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレー
ト、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メ
タ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、
n−ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸のアル
キルエステル;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒ
ドロキシブチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リル酸のヒドロキシアルキルエステル;これらの(メ
タ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル類または
これらの混合物1モルに対して、ε−カプロラクトン、
β−プロピオラクトン、β−ブチロラクトン、γ−ブチ
ロラクトン、ピバロラクトン、γ−バレロラクトン、δ
−バレロラクトン等のラクトン類またはこれらの混合物
1〜10モルを開環付加させたラクトン付加単量体;
(メタ)アクリル酸1モルに対して、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシド類また
はこれらの混合物2〜10モルを開環付加させたアルキ
レンオキシド付加単量体;その他にグリシジル(メタ)
アクリレート、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル
アミド、N−ヒドロキシメチル(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオ
ン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、2−エチ
ルヘキサン酸ビニル、ラウリン酸ビニル、ステアリン酸
ビニル、スチレン、ビニルトルエン、ビニルピロリド
ン、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、
ブタジエン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フマル酸ジ
ブチル、無水マレイン酸、ドデシル無水コハク酸、アリ
ルグリシジルエーテル、アリルアルコールなどを挙げる
ことができる。これらの単量体は1種単独で使用するこ
ともできるし、2種以上を組み合せて使用することもで
きる。なお、「(メタ)アクリ」は「アクリ」および/
または「メタクリ」を意味する。
【0018】非水系重合体分散液における重合体粒子は
分子内または分子間で架橋された架橋重合体の粒子であ
ってもよい。
【0019】非水系重合体分散液における分散安定剤
は、前記非水系の分散媒に可溶であって、かつ前記重合
体粒子を非水系の分散媒中に安定に分散させるためのも
のである。このような分散安定剤としては、非水系の分
散媒中に可溶であって、かつ重合体粒子に対して親和性
を有する重合体などが使用できる。
【0020】分散安定剤の具体的なものとしては、メチ
ル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレー
ト、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、グリシジ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルア
ミド、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、
カプロン酸ビニル、2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウ
リン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、スチレン、ビニル
トルエン、フマル酸ジブチル、ドデシル無水コハク酸、
アリルグリシジルエーテル等を単量体とする重合体であ
って、非水系の分散媒に可溶のものが挙げられる。その
ほか、(メタ)アクリル酸とバーサチック酸グリシジル
エステルとの付加体、またはグリシジル(メタ)アクリ
レートとポリ12−ヒドロキシステアリン酸との付加
体、ポリエステル連鎖基含有ビニル系化合物等を単量体
とする重合体であって、非水系の分散媒に可溶のものが
挙げられる。さらに、カルボキシル基を含有するポリエ
ステル樹脂とグリシジル基を含有するアクリル樹脂との
付加体であって、非水系の分散媒に可溶のものなどが挙
げられる。
【0021】非水系重合体分散液中の分散安定剤の含有
量は20〜50重量%、好ましくは30〜40重量%で
あるのが望ましい。
【0022】非水系重合体分散液は、非水系の分散媒を
反応媒体とし、まず分散安定剤用の単量体をラジカル溶
液重合法により重合させて分散安定剤を製造し、この反
応溶液中に重合体粒子用の単量体を添加して公知のNA
D法により非水系分散重合して重合体粒子を形成するこ
とにより製造することができ、得られた反応液をそのま
ま非水系重合体分散液として使用することができる。
【0023】非水系重合体分散液は特開平1−2799
02号および特開平9−202802号などに記載さ
れ、本発明においてはこれらに記載されている種々のも
のを用いることができる。
【0024】本発明で使用するアクリル樹脂は塗膜形成
成分として用いられるものであり、従来から塗料の塗膜
形成成分として用いられているアクリル樹脂が制限なく
使用できるが、非水系重合体分散液との組み合せにおい
てはSP値の差が前記範囲にあるものを使用する。
【0025】アクリル樹脂を構成する単量体の具体的な
ものとしては、例えば(メタ)アクリル酸;メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−
プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)
アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アク
リレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロ
ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート等の(メタ)アク
リル酸のアルキルエステル;2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル;こ
れらの(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステ
ルのラクトン変性物;スチレンなどを挙げることができ
る。これらの単量体は1種単独で使用することもできる
し、2種以上を組み合せて使用することもできる。
【0026】本発明の1コートメタリック塗料組成物に
おいて、非水系重合体分散液とアクリル樹脂との配合割
合は、非水系重合体分散液の固形分100重量部に対し
てアクリル樹脂100〜2000重量部、好ましくは5
00〜1000重量部であるのが望ましい。アクリル樹
脂の配合割合が上記下限値より小さい場合は、メタリッ
ク外観性は良好であるが、塗膜物性を満足できない。一
方上限値を超える場合は、塗膜物性は良好であるが、光
輝材が塗膜内部に均一に配向しないため、メタリック外
観性に劣る。
【0027】本発明で使用する光輝材としては、従来か
ら塗料に配合されている公知の光輝材が制限なく使用で
きる。代表的な光輝材としては、ノンリーフィング型ア
ルミニウムフレーク、ニッケルフレーク、銅フレーク、
ガラスフレーク等のフレーク;パールマイカ、着色パー
ルマイカ等のマイカ粉末;シリカフレーク、アルミナフ
レーク等の偏光性顔料;金属または二酸化チタンで被覆
されたガラスフレーク顔料;着色アルミニウムフレーク
顔料または金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料;金属
酸化物被覆シリカフレーク顔料または微粒子酸化チタン
顔料などが挙げられる。その他にもアルミニウムフレー
ク顔料、マイカ顔料、チタンフレーク、板状酸化鉄など
が挙げられる。
【0028】また光輝材の配合量は非水系重合体分散液
の固形分およびアクリル樹脂の合計100重量部に対し
て0.1〜50重量部、好ましくは1〜30重量部であ
るのが望ましい。
【0029】本発明で光輝材として用いられる金属また
は二酸化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料は、ガ
ラスフレーク顔料の表面に銀、ニッケル、ハステロイ等
の金属や二酸化チタンを被覆したものであれば、特に制
限がない。例えば、特開2001−31421号に記載
されているガラスフレーク顔料が最適である。光輝材と
して金属または二酸化チタンで被覆されたガラスフレー
ク顔料を使用した場合、光沢とキラキラ光る光輝性とを
同時に有する塗膜を安定的に形成できる。
【0030】本発明で光輝材として用いられる金属また
は二酸化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料は、表
面ができる限り平滑で、乱反射の少ない鱗片状の形状の
ものが好ましい。粒度は、平均粒径10μm〜500μ
m、平均厚さ0.5μm〜5μm、好ましくは平均粒径
20μm〜40μm、平均厚さ0.7μm〜2μmであ
る。
【0031】本発明で光輝材として用いられる金属また
は二酸化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料として
は市販品を使用することもでき、例えば日本板硝子株式
会社「メタシャイン(商品名)」、東洋アルミニウム株
式会社「クリスタルスター(商品名)」等が挙げられ
る。
【0032】本発明で光輝材として用いられる金属また
は二酸化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料の配合
量は、非水系重合体分散液の固形分およびアクリル樹脂
の合計100重量部に対して0.5〜10重量部、好ま
しくは1〜5重量部であるのが望ましい。また金属また
は二酸化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料の1コ
ートメタリック塗料組成物の固形分における含有量(P
WC:Pigment Weight Concentration)は0.5重量%
〜5重量%であるのが望ましい。5重量%を越えて含有
する場合は、光輝性フレーク顔料の突起により仕上がり
外観が低下し、0.5重量%未満の場合は、光輝性が低
下する。好ましくは1重量%〜3重量%である。
【0033】本発明で光輝材として用いられる着色アル
ミニウムフレーク顔料は、アルミニウム顔料の表面に着
色顔料を含有した樹脂被膜を形成したものであれば特に
制限がない。例えば、特開平1−315470号に記載
されている鱗片状着色アルミニウムフレーク顔料が最適
である。
【0034】また、アルミニウムフレーク顔料を着色す
るための着色顔料は、製造時に使用する有機溶剤に溶解
しないものであれば、有機顔料、無機顔料の何れでもよ
く、特に制限がない。光輝材として着色アルミニウムフ
レーク顔料を使用した場合、光沢と、ハイライトから見
た場合の光輝性と、シェードから見た場合の高い彩度感
との三者を同時に有する塗膜を安定的に形成できる。
【0035】本発明で光輝材として用いられる着色アル
ミニウムフレーク顔料は、表面ができる限り平滑で、乱
反射の少ない鱗片状の形状のものが好ましい。粒度は、
平均粒径6μm〜100μm、平均厚さ0.1μm〜5
μm、好ましくは平均粒径10μm〜75μm、平均厚
さ0.1μm〜1.5μmである。
【0036】本発明で光輝材として用いられる着色アル
ミニウムフレーク顔料としては市販品を使用することも
でき、例えば昭和アルミパウダー株式会社「フレンドカ
ラーシリーズ(商品名)」、東洋アルミニウム株式会社
「BL2060、RE2060(商品名)」等が挙げら
れる。
【0037】本発明で光輝材として用いられる着色アル
ミニウムフレーク顔料の配合量は、非水系重合体分散液
の固形分およびアクリル樹脂の合計100重量部に対し
て1〜15重量部、好ましくは2〜12重量部であるの
が望ましい。また着色アルミニウムフレーク顔料の1コ
ートメタリック塗料組成物の固形分における含有量(P
WC)は1重量%〜12重量%であるのが望ましい。1
2重量%を超える場合は、光輝性フレーク顔料の突起に
より仕上がり外観が低下し、1重量%未満の含有量の場
合は、光輝性・彩度感が低下する。好ましくは2重量%
〜8重量%である。
【0038】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆アルミナフレーク顔料は、酸化アルミニウム(A
23)を二酸化チタンまたは酸化鉄等の金属酸化物に
より被覆したものであり、例えば特開平9−77512
号に記載されている鱗片状酸化アルミニウム顔料が最適
である。光輝材として金属酸化物被覆アルミナフレーク
顔料を使用した場合、光沢と、ハイライトから見た場合
の光輝性と、シェードから見た場合の高い彩度感との三
者を同時に有する塗膜を安定的に形成できる。
【0039】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆アルミナフレーク顔料は、粒度は、平均粒径5μ
m〜100μm、平均厚さ0.1μm〜1.0μm、好
ましくは平均粒径10μm〜40μm、平均厚さ0.3
μm〜0.6μmである。
【0040】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆アルミナフレーク顔料としては市販品を使用する
こともでき、例えばメルク株式会社「シラリック(商品
名)」等が挙げられる。
【0041】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆アルミナフレーク顔料の配合量は、非水系重合体
分散液の固形分およびアクリル樹脂の合計100重量部
に対して1〜20重量部、好ましくは3〜15重量部で
あるのが望ましい。また本発明で光輝材として用いられ
る金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料の1コートメタ
リック塗料組成物の固形分における含有量(PWC)は
1重量%〜15重量%であるのが望ましい。15重量%
を超える場合は、光輝性フレーク顔料の突起により仕上
がり外観が低下し、1重量%未満の含有量の場合は、光
輝性・彩度感が低下する。好ましくは3重量%〜10重
量%である。
【0042】本発明で光輝材として用いられる着色アル
ミニウムフレーク顔料および金属酸化物被覆アルミナフ
レーク顔料は、1コートメタリック塗料組成物に各々単
独で使用してもよい。また、着色アルミニウムフレーク
顔料および金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料とを組
み合わせて配合してもよい。
【0043】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆シリカフレーク顔料は、シリカフレークを二酸化
チタンまたは酸化鉄等の金属酸化物により被覆したもの
であり、鱗片状シリカフレーク顔料が最適である。光輝
材として金属酸化物被覆シリカフレーク顔料を使用した
場合、光沢およびハイライトから見た場合とシェードか
ら見た場合との色相が変わって見える「カラートラベ
ル」を同時に有する塗膜を安定的に形成できる。
【0044】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆シリカフレーク顔料は、粒度は、平均粒径1μm
〜100μm、平均厚さ0.1μm〜2μm、好ましく
は平均粒径5μm〜40μm、平均厚さ0.3μm〜
0.7μmである。
【0045】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆シリカフレーク顔料としては市販品を使用するこ
ともでき、例えばメルク株式会社「カラーストリーム」
(商品名)等が挙げられる。
【0046】本発明で光輝材として用いられる金属酸化
物被覆シリカフレーク顔料の配合量は、非水系重合体分
散液の固形分およびアクリル樹脂の合計100重量部に
対して1〜15重量部、好ましくは3〜11重量部であ
るのが望ましい。また金属酸化物被覆シリカフレーク顔
料の1コートメタリック塗料組成物の固形分における含
有量(PWC)は1重量%〜11重量%であるのが望ま
しい。11重量%を超える場合は、金属酸化物被覆シリ
カフレーク顔料の突起により仕上がり外観が低下し、1
重量%未満の場合は、カラートラベル性に乏しい。好ま
しくは3重量%〜9重量%である。
【0047】本発明で光輝材として用いられる微粒子酸
化チタン顔料は、平均粒径0.035μm〜0.07μ
m、好ましくは0.035μm〜0.05μmの球状で
ある。光輝材として微粒子酸化チタン顔料を使用した場
合、光沢およびハイライトから見た場合とシェードから
見た場合との色相が変わって見える「カラートラベル」
を同時に有する塗膜を安定的に形成できる。
【0048】本発明で光輝材として用いられる微粒子酸
化チタン顔料としては市販品を使用することもでき、例
えば株式会社テイカ社製「MT500B」、「MT−5
00HD」(商品名)等が挙げられる。
【0049】本発明で光輝材として用いられる微粒子酸
化チタン顔料の配合量は、非水系重合体分散液の固形分
およびアクリル樹脂の合計100重量部に対して1〜1
5重量部、好ましくは1〜7重量部であるのが望まし
い。また微粒子酸化チタン顔料の1コートメタリック塗
料組成物の固形分における含有量(PWC)は1重量%
〜10重量%であるのが望ましい。10重量%を超える
場合は、微粒子酸化チタン顔料により塗膜性能が低下
し、1重量%未満の場合は、カラートラベル性に乏し
い。好ましくは1重量%〜5重量%である。
【0050】本発明の1コートメタリック塗料組成物
は、非水系重合体分散液、アクリル樹脂および光輝材に
加えて、従来から塗料用として使用されている公知の塗
膜形成樹脂を配合することができる。代表的な塗膜形成
樹脂としては、セルロースアセテートブチレート、ニト
ロセルロース等の繊維素系樹脂を組み合わせて非架橋の
ラッカータイプとすることも、またイソシアネート化合
物、メラミン樹脂、エポキシ化合物等の架橋剤と組み合
わせて架橋硬化型とすることもできる。
【0051】本発明の1コートメタリック塗料組成物
は、必要に応じてその他の顔料、各種添加剤などを配合
することができる。顔料としては従来から塗料用に常用
されているものが用いられ、例えば有機系としてはアゾ
レーキ系顔料、フタロシアニン顔料、インジゴ系顔料、
ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔
料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料等を挙げ
ることができる。無機系としては黄鉛、黄色酸化鉄、ベ
ンガラ、カーボンブラック、二酸化チタン等が挙げられ
る。添加剤としてはベンゾトリアゾール、シュウ酸アニ
リド系等の紫外線吸収剤、ベンゾフェノール系等の酸化
防止剤、シリコーン系等のレベリング剤、ワックス、有
機ベントナイト等の粘性制御剤、硬化触媒などが挙げら
れる。
【0052】本発明の1コートメタリック塗料組成物
は、有機溶剤に溶解ないし希釈して使用する。有機溶剤
としては、芳香族炭化水素系溶剤、エステル系溶剤、ケ
トン系溶剤、アルコール系溶剤、エーテル系溶剤等が使
用できる。
【0053】本発明の1コートメタリック塗料組成物
は、公知霧化式塗装機を用いてエアスプレー方式、静電
方式等の公知の塗装方法により塗装することができる。
塗装後は、クリヤーコートを塗装することなく1コート
1ベーク方式で焼き付け乾燥することにより、優れたメ
タリック調外観性および優れた光沢を同時に有する塗膜
など、優れた意匠性を有する塗膜を安定的に形成するこ
とができる。
【0054】本発明の1コートメタリック塗料組成物を
塗装する被塗物としては、鉄、アルミニウム、マグネシ
ウムまたはこれらの合金を含む金属類、ガラス、コンク
リート等の無機材料、ポリエチレン、ポリプロピレン、
エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリアミド、ポリアク
リル、ポリエステル、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン
樹脂、ポリカーボネート、ポリウレタン、アクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン共重合体等の樹脂成形品お
よび各種FRPなどのプラスチック材料、木材、紙など
が挙げられる。なお、これら被塗基材に予め適宜なプラ
イマーやプレコート処理を施すことは任意である。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例によりさ
らに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの例に
なんら限定されるものではない。なお各例中、特に断ら
ない限り、部および%は重量基準である。
【0056】製造例1 非水系重合体分散液(NAD)の合成 下記(1)ポリエステル樹脂の合成→(2)分散安定剤
の合成→(3)非水系重合体分散液の合成の3段階の合
成を経て非水系重合体分散液(NAD)を合成した。
【0057】(1)ポリエステル樹脂の合成 表1の配合に従い、ポリエステル樹脂を合成した。すな
わち、温度計、撹拌機、還流冷却器および滴下ロートを
備えた四つ口フラスコにポリエステル原料混合物と反応
溶媒トルエンを仕込み、窒素ガス雰囲気下で加熱し、1
50℃まで昇温した。140℃に保ったまま3時間撹拌
を続けた。酸価を測定し、酸価が36以下になった時点
で反応を終了した。希釈溶媒トルエンを加えて撹拌し、
不揮発分70%のポリエステル樹脂を得た。
【0058】
【表1】 *1 カージュラーE10:バーサチック酸グリシジル
エステル、油化シェルエポキシ社製、商品名
【0059】(2)分散安定剤の合成 表2の配合に従い、分散安定剤を合成した。すなわち、
温度計、撹拌機、還流冷却器および滴下ロートを備えた
四つ口フラスコに上記(1)で得たポリエステル樹脂と
反応溶媒キシレンを仕込み、窒素ガス雰囲気下で加熱
し、125℃まで昇温した。次にビニルモノマー混合物
と重合開始剤との混合物を2時間にわたって滴下した。
滴下終了後、125℃に保ったまま2時間撹拌を続け
た。触媒を滴下した後、追加溶媒を加えて135℃まで
昇温し、2時間撹拌を続けた。酸価を測定し、樹脂酸価
が1.0以下の時点で反応を終了した。不揮発分50%
の分散安定剤を得た。このNADの分散安定剤のSP値
を前記数式(1)から計算した結果、9.12であっ
た。
【0060】
【表2】 *1 ポリエステル樹脂:表1参照 *2 ソルベッソ#100:エクソン社製、商品名
【0061】(3)非水系重合体分散液(NAD)の合
成 表3の配合に従い、非水系重合体分散液(NAD)を合
成した。すなわち、温度計、撹拌機、還流冷却器および
滴下ロートを備えた四つ口フラスコに上記(2)で得た
分散安定剤と反応溶媒アイソパーC(エクソン社製、商
品名)を仕込み、窒素ガス雰囲気下で加熱し、85℃ま
で昇温した。次にビニルモノマー混合物と反応溶媒ソル
ベッソ#100(エクソン社製、商品名)と重合開始剤
との混合物の半分を1時間にわたって滴下した。残りの
半分と追加モノマーを混合し、1時間にわたって滴下し
た。滴下終了後、85℃に保ったまま2時間撹拌を続
け、不揮発分45%の非水系重合体分散液(NAD)を
得た。
【0062】
【表3】 *1 分散安定剤:表2参照 *2 アイソパーC:エクソン社製、商品名 *3 ソルベッソ#100:エクソン社製、商品名
【0063】製造例2 アクリル樹脂の合成 表4の配合に従い、アクリル樹脂を合成した。すなわ
ち、温度計、攪拌機、還流冷却器および滴下ロートを備
えた四つ口フラスコに反応溶媒キシレンを仕込み、窒素
ガス雰囲気下で加熱し、135℃まで昇温した。次にビ
ニルモノマー混合物と重合開始剤との混合物を2時間に
わたって滴下した。滴下終了後、さらに135〜140
℃に保ったまま2時間撹拌を続けた。反応終了後、希釈
溶媒2種を加えて、不揮発分50%のアクリル樹脂Aを
得た。このアクリル樹脂AのSP値を前記数式(1)か
ら計算した結果、9.90であった。
【0064】
【表4】
【0065】製造例3〜7 製造例2において、ビニルモノマー混合物の配合を表5
に示すように変更したた以外は製造例2に準じて行い、
不揮発分50%のアクリル樹脂B〜Fを得た。これらの
アクリル樹脂B〜FのSP値を表5に示す。
【0066】
【表5】
【0067】実施例1 (1)塗料の調製 ノンリーフィング型アルミフレークSAPFM4010
〔昭和アルミパウダー(株)社製、加熱残分65%、商
品名〕4部を酢酸イソブチル4部にて分散し、これに製
造例1で得た非水系重合体分散液8部、製造例2で得た
アクリル樹脂A50部、および繊維素系樹脂セルロース
アセテートブチラートCAB381−05〔イーストマ
ンケミカルズ社製、商品名〕30%溶液5部を加えて撹
拌した。次に、ポリイソシアネート化合物スミジュール
N−75〔住友バイエル社製、商品名〕8部を加え、さ
らに酢酸イソブチル:ソルベッソ#150〔エクソン社
製、商品名〕が50:50の混合溶剤21部を加えて希
釈し、1コートメタリック塗料を調製した。
【0068】(2)試験 厚さ3mm、7cm×12cmの日本A&L(株)製A
BS基材クララスチックMVFをイソプロピルアルコー
ルで脱脂し、被塗物とした。これに上記(1)で調製し
た1コートメタリック塗料を乾燥膜厚30μmとなるよ
うにエアスプレーで塗装した。室温にて約10分間放置
した後、75℃で30分間の条件で1コート1ベーク方
式により焼き付け乾燥して塗膜を形成し、塗装板を得
た。
【0069】この塗装板を用いて、20度光沢およびメ
タリックメッキ調外観性を評価した。評価結果を表7に
示す。またアクリル樹脂の溶解性パラメーター値とNA
Dの分散安定剤の溶解性パラメーター値との差も表7に
示す。
【0070】実施例2〜5および比較例1〜3 混合物の割合を表6に示した通りに変更した以外は、実
施例1と同様にして1コートメタリック塗料を得た。こ
の塗料を用いて実施例1と同様に試験を行った。結果を
表7に示す。
【0071】
【表6】
【0072】
【表7】 *1 SP値の差: (アクリル樹脂の溶解性パラメーター値)−(NADの
分散安定剤の溶解性パラメーター値) *2 光沢:JIS K5400 20度グロスの測定
方法を用いて測定した。20度グロス値が72以上を合
格とした。 *3 メタリック調外観性:メタリック調外観性は、レ
ーザー式メタリック感測定装置(関西ペイント社製AL
COPE LMR100)により測定したフリップフロ
ップ値(FF値)にて評価した。フリップフロップ値
(FF値)は、メタルフレークの配向度合いに比例する
パラメーターであり、この値が大きいほどメタルフレー
クが均一に配列しており、メタリック感が良好であるこ
とを示す。FF値が1.4以上を合格とした。
【0073】実施例6−1 (1)塗料の調製 予め、配合中のアクリル樹脂の一部と着色顔料カーボン
ブラックFW200(*5)1部とを、ガラスビーズを
分散媒体とするアトライターで粒径が5μm以下になる
まで分散し、顔料ペーストを作製した。金属または二酸
化チタンで被覆されたガラスフレーク顔料としてメタシ
ャイン9550(*6)1部、製造例1で得た非水系重
合体分散液8部、製造例2で得たアクリル樹脂A50
部、繊維素系樹脂セルロースアセテートブチラートCA
B381−05(*7)30%溶液5部、および着色ペ
ーストを順次加えて攪拌した。次に、ポリイソシアネー
ト化合物スミジュールN−75(*8)8部を加え、さ
らに酢酸イソブチル:ソルベッソ#150(*9)が5
0:50の混合溶剤27部を加えて撹拌し、1コートメ
タリック塗料を調製した。
【0074】*5 FW200:着色顔料カーボンブラ
ック、デグサ社製、商品名 *6 メタシャイン9550:金属または二酸化チタン
で被覆されたガラスフレーク顔料、日本板硝子(株)社
製、平均粒径20μm、平均厚さ1μm、加熱残分10
0%、商品名 *7 CAB381−0.5:イーストマン、ケミカル
ズ社製、商品名 *8 スミジュールN−75:住友バイエル社製、商品
名 *9 ソルベッソ#150:エクソン社製、商品名
【0075】(2)試験 厚さ3mm、7cm×12cmの日本A&L(株)製A
BS基材クララスチックMVFをイソプロピルアルコー
ルで脱脂し、被塗物とした。これに上記(1)で調製し
た1コートメタリック塗料を乾燥膜厚30μmとなるよ
うにエアスプレーで塗装した。室温にて約10分間放置
した後、75℃で30分間の条件で1コート1ベーク方
式により焼き付け乾燥して塗膜を形成し、塗装板を得
た。
【0076】この塗装板を用いて、20度光沢、キラキ
ラ光る光輝性を評価した。評価結果を表9に示した。ま
た、アクリル樹脂の溶解性パラメーター値とNADの分
散安定剤の溶解性パラメーター値との差も表9に示す。
【0077】実施例6−2〜6−4および比較例4−1
〜4−2 混合物の割合を表8に示した通りとする以外は、実施例
6−1と同様に1コートメタリック塗料を調製した。こ
の塗料を用いて実施例6−1と同様に試験を行った。結
果を表9に示す。
【0078】
【表8】
【0079】*10 クリスタルスターGF2525R
M:金属または二酸化チタンで被覆されたガラスフレー
ク顔料、東洋アルミニウム社製、平均粒径25μm、平
均厚さ1μm、加熱残分90%、商品名 *11 SAP FM4010:アルミニウムフレーク
顔料、昭和アルミパウダー(株)社製、加熱残分65
%、商品名
【0080】
【表9】
【0081】*1 光沢:表7参照 *2 キラキラ光る光輝性:塗膜の仕上がり外観を評価
できる10人により、太陽光が射し込む室内で、塗板の
一部に太陽光を当てた状態で、目視による評価を行っ
た。キラキラ光る光輝感を下記の評価基準で判定した。
4以上を合格とした。 5;非常に優れている 4;優れている 3;普通である 2;劣る 1;かなり劣る
【0082】実施例7−1 (1)塗料の調製 予め、配合中のアクリル樹脂の一部と着色顔料リオノー
ルブルーESP−05(*5)2部とを、ガラスビーズ
を分散媒体とするアトライターで粒径が5μm以下にな
るまで分散し、顔料ペーストを作製した。着色アルミニ
ウムフレーク顔料としてフレンドカラーF500BL
(*6)4部、製造例1で得た非水系重合体分散液8
部、製造例2で得たアクリル樹脂A50部、繊維素系樹
脂セルロースアセテートブチラートCAB381−05
(*7)30%溶液5部、および着色ペーストを順次加
えて攪拌した。次に、ポリイソシアネート化合物スミジ
ュールN−75(*8)8部を加え、さらに酢酸イソブ
チル:ソルベッソ#150(*9)が50:50の混合
溶剤21部を加え撹拌し、1コートメタリック塗料を調
製した。
【0083】*5 リオノールブルーESP−05:シ
ャニンブルー、東洋インキ社製、商品名 *6 F500BL:着色アルミニウムフレーク顔料、
昭和アルミパウダー(株)社製、平均粒径17μm、平
均厚さ0.3μm、加熱残分48%、商品名 *7 CAB381−0.5:イーストマンケミカルズ
社製、商品名 *8 スミジュールN−75:住友バイエル社製、商品
名 *9 ソルベッソ#150:エクソン社製、商品名
【0084】(2)試験 厚さ3mm、7cm×12cmの日本A&L(株)製A
BS基材クララスチックMVFをイソプロピルアルコー
ルで脱脂し、被塗物とした。これに上記(1)で調製し
た1コートメタリック塗料を乾燥膜厚30μmとなるよ
うにエアスプレーで塗装した。室温にて約10分間放置
した後、75℃で30分間の条件で1コート1ベーク方
式により焼き付け乾燥して塗膜を形成し、塗装板を得
た。
【0085】この塗装板を用いて、20度光沢、光輝
性、彩度感を評価した。評価結果を表11に示した。ま
た、アクリル樹脂の溶解性パラメーター値とNADの分
散安定剤の溶解性パラメーター値との差も表11に示
す。
【0086】実施例7−2〜7−6および比較例5−1
〜5−2 混合物の割合を表10に示した通りとする以外は、実施
例7−1と同様に1コートメタリック塗料を調製した。
この塗料を用いて実施例7−1と同様に試験を行った。
結果を表9に示す。
【0087】
【表10】
【0088】*10 BL2060:着色アルミニウム
フレーク顔料、東洋アルミ社製、平均粒径17μm、平
均厚さ0.3μm、加熱残分56%、商品名 *11 シラリックT60−23WNT:金属酸化物被
覆アルミナフレーク顔料、メルク社製、平均粒径18μ
m、平均厚さ0.5μm、加熱残分100%、商品名 *12 SAP640N:アルミニウムフレーク顔料、
昭和アルミパウダー(株)社製、加熱残分65%、商品
【0089】
【表11】
【0090】*1 光沢:表7参照 *2 光輝性と彩度感:塗膜の仕上がり外観を評価でき
る10人により、太陽光が射し込む室内で、塗板の一部
に太陽光を当てた状態で、目視による評価を行った。ハ
イライトから見た光輝性とシェードから見た場合に彩度
感(彩度が高くみえる感覚)とを下記の評価基準で判定
した。4以上を合格とした。 5;非常に優れている 4;優れている 3;普通である 2;劣る 1;かなり劣る
【0091】実施例8−1 (1)塗料の調製 予め、配合中のアクリル樹脂の一部と着色顔料リオノー
ルブルーESP05(*5)0.1部とを、ガラスビー
ズを分散媒体とするアトライターで粒径が5μm以下に
なるまで分散し、顔料ペーストを作製した。金属酸化物
被覆シリカフレーク顔料としてカラーストリームT20
−01WNT(*6)3部、アルミニウムフレーク顔料
としてSAP F616FP(*7)3部、製造例1で
得た非水系重合体分散液8部、製造例2で得たアクリル
樹脂A50部、繊維素系樹脂セルロースアセテートブチ
ラートCAB381−05(*8)30%溶液5部、着
色ペーストを順次加えて攪拌した。次に、ポリイソシア
ネート化合物スミジュールN−75(*9)8部を加
え、さらに酢酸イソブチル:ソルベッソ#150(*1
0)が50:50の混合溶剤22.9部を加え撹拌し、
1コートメタリック塗料を調製した。
【0092】*5 リオノールブルーESP05:着色
顔料シャニンブルー、東洋インキ社製、商品名 *6 カラーストリームT20−01WNT:金属酸化
物被覆シリカフレーク顔料、メルク社製、平均粒径19
μm、平均厚さ0.5μm、加熱残分100%、商品名 *7 SAP F616FP:アルミニウムフレーク顔
料、昭和アルミパウダー(株)社製、加熱残分65%、
商品名 *8 CAB381−0.5:イーストマンケミカルズ
社製、商品名 *9 スミジュールN−75:住友バイエル社製、商品
名 *10 ソルベッソ#150:エクソン社製、商品名
【0093】(2)試験 厚さ3mm、7cm×12cmの日本A&L(株)製A
BS基材クララスチックMVFをイソプロピルアルコー
ルで脱脂し、被塗物とした。これに上記(1)で調製し
た1コートメタリック塗料を乾燥膜厚30μmとなるよ
うにエアスプレーで塗装した。室温にて約10分間放置
した後、75℃で30分間の条件で1コート1ベーク方
式により焼き付け乾燥して塗膜を形成し、塗装板を得
た。
【0094】この塗装板を用いて、20度光沢、カラー
トラベル性を評価した。評価結果を表13に示した。ま
た、アクリル樹脂の溶解性パラメーター値とNADの分
散安定剤の溶解性パラメーター値との差も表13に示
す。
【0095】実施例8−2〜8−5および比較例6−1
〜6−2 混合物の割合を表12に示した通りとする以外は、実施
例8−1と同様に1コートメタリック塗料を調製した。
この塗料を用いて実施例8−1と同様に試験を行った。
結果を表13に示す。
【0096】
【表12】
【0097】*11 MT500B:微粒子酸化チタン
顔料、テイカ社製、平均粒径0.035μm、商品名 *12 FW200:着色顔料カーボンブラック、デグ
サ社製、商品名
【0098】
【表13】
【0099】*1 光沢:表7参照 *2 カラートラベル性:塗膜の仕上がり外観を評価で
きる10人により、太陽光が射し込む室内で、塗板の一
部に太陽光を当てた状態で、目視による評価を行った。
ハイライトから見た色相とシェードから見た色相とが、
異なって見える場合を合格とした。
【0100】
【発明の効果】本発明の1コートメタリック塗料組成物
は、アクリル樹脂の溶解性パラメーター値と非水系重合
体分散液の分散安定剤の溶解性パラメーター値との差が
特定の範囲にあるので、優れたメタリック調外観性およ
び光沢を同時に有する塗膜を、クリヤーコートを塗装す
ることなく1コート1ベーク方式により安定的に形成す
ることができる。光輝材として金属または二酸化チタン
で被覆されたガラスフレーク顔料を使用した場合、光沢
とキラキラ光る光輝性とを同時に有する塗膜を1コート
1ベーク方式により安定的に形成できる。光輝材として
着色アルミニウムフレーク顔料または金属酸化物被覆ア
ルミナフレーク顔料を使用した場合、光沢と、ハイライ
トから見た場合の光輝性と、シェードから見た場合の高
い彩度感との三者を同時に有する塗膜を1コート1ベー
ク方式により安定的に形成できる。光輝材として金属酸
化物被覆シリカフレーク顔料または微粒子酸化チタン顔
料を使用した場合、光沢およびハイライトから見た場合
とシェードから見た場合との色相が変わって見える「カ
ラートラベル」を同時に有する塗膜を1コート1ベーク
方式により安定的に形成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 雅彦 神奈川県横浜市栄区本郷台2−4−17 (72)発明者 岡山 太一 神奈川県茅ヶ崎市甘沼200−1−306 (72)発明者 佐渡 高司 神奈川県横浜市泉区白百合1−19−12 Fターム(参考) 4J038 CG141 CH031 CH041 CH071 CH121 HA066 HA216 HA446 HA546 JA01 JA02 JA55 KA08 KA20 LA05 MA02 MA07 NA01 NA23 PA19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非水系の分散媒に重合体粒子が分散安定
    剤により分散された非水系重合体分散液、アクリル樹脂
    および光輝材を配合してなる1コートメタリック塗料組
    成物であって、前記アクリル樹脂の溶解性パラメーター
    値(SP1)と前記非水系重合体分散液の分散安定剤の
    溶解性パラメーター値(SP2)との差(SP1−SP
    2)が+0.5〜+1.5であることを特徴とする1コ
    ートメタリック塗料組成物。
  2. 【請求項2】 非水系重合体分散液とアクリル樹脂との
    配合割合が、非水系重合体分散液の固形分100重量部
    に対してアクリル樹脂100〜2000重量部である請
    求項1記載の1コートメタリック塗料組成物。
  3. 【請求項3】 光輝材が金属または二酸化チタンで被覆
    されたガラスフレーク顔料である請求項1または2記載
    の1コートメタリック塗料組成物。
  4. 【請求項4】 光輝材が着色アルミニウムフレーク顔料
    または金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料である請求
    項1または2記載の1コートメタリック塗料組成物。
  5. 【請求項5】 着色アルミニウムフレーク顔料および金
    属酸化物被覆アルミナフレーク顔料の両方を含有する請
    求項4記載の1コートメタリック塗料組成物。
  6. 【請求項6】 光輝材が金属酸化物被覆シリカフレーク
    顔料または微粒子酸化チタン顔料である請求項1または
    2記載の1コートメタリック塗料組成物。
  7. 【請求項7】 金属酸化物被覆シリカフレーク顔料およ
    び微粒子酸化チタン顔料の両方を含有する請求項6記載
    の1コートメタリック塗料組成物。
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