JP3481372B2 - 表面処理着色顔料、着色基体粒子およびその製造方法 - Google Patents

表面処理着色顔料、着色基体粒子およびその製造方法

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JP3481372B2
JP3481372B2 JP28046195A JP28046195A JP3481372B2 JP 3481372 B2 JP3481372 B2 JP 3481372B2 JP 28046195 A JP28046195 A JP 28046195A JP 28046195 A JP28046195 A JP 28046195A JP 3481372 B2 JP3481372 B2 JP 3481372B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として、自動車等
のメタリック塗装仕上げ、プラスチックの装飾仕上げ、
印刷インキ等に使用される着色基体粒子およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メタリック塗装仕上げ、プラスチックの
装飾仕上げあるいは印刷インキには従来アルミニウムフ
レークが使用されており、アルミニウムフレークを着色
して使用する場合には該アルミニウムフレークに着色顔
料を混合していた。この場合、無彩色であるアルミニウ
ムフレークの色が強調され、鮮明な色調が得られにくい
という問題がある。
【0003】また、アルミニウムフレークの代わりに雲
母等の無機フレークを使用した着色フレーク状顔料も使
用されているが、この場合にもパール調の特徴ある色調
は得られるものの、色彩が限定される、隠ぺい力に乏し
い、金属光沢感が得られにくい等の問題がある。また、
樹脂にメタリック顔料を練り込んで装飾効果を得る場合
にも同様の問題が生じる。
【0004】上記した問題を解決するため、樹脂コート
法などにより個々のアルミニウムフレークに顔料などを
付着せしめて着色する方法が提案されている(例えば特
表平5−508424号、特公平6−92546号等)
が、十分な量の顔料を付着させることが困難なため、鮮
明な色調を得ることが出来なかった。また、顔料の付着
量を多くすることが出来たとしても、顔料の脱落が起こ
り易い、工程が煩雑である等の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
従来のメタリック顔料の欠点である彩度を改善すべく、
アルミニウムフレーク等の基体粒子に着色顔料を付着せ
しめ、高彩度に着色された基体粒子を提供しようとする
ものである。
【0006】本発明の更なる目的は、従来のメタリック
顔料の着色方法で問題となっていた色落ち、彩度不足、
工程の複雑化などの問題を解決し、塗料・インキ用ある
いは樹脂練り込み用として最適な着色基体粒子とその製
造方法を提供しようとするものである。
【0007】上記した目的を達成するためには、少なく
とも個々の基体粒子の全面に着色顔料を付着させること
が必要であり、顔料が付着していない基体粒子がある場
合にはその粒子からの光の直接反射により色調の鮮明性
が損なわれるし、塗料・インキ用あるいは樹脂練り込み
用として使用される場合にも、それらを製造する過程に
おいて顔料が脱落し、顔料が付着していない基体粒子が
発生すると、色調の鮮明性が損なわれる。
【0008】
【問題点を解決するための手段および発明の実施の形
態】本発明の第一の主題は、着色顔料の表面を2個のア
ミノ基を有し、カルボキシル基を持たないアミノ化合物
で被覆して着色顔料の基体粒子に対する付着性を改善
し、着色基体粒子用として好適な表面処理着色顔料に関
する。
【0009】本発明によれば、着色顔料は特に限定され
ず、有機・無機顔料のいずれのものも使用可能であり、
具体的に使用できる顔料として下記の系統のものが例示
される。一次粒子径が0.01〜1μm、好ましくは
0.02〜0.1μmの顔料が適当である。
【0010】フタロシアニン、ハロゲン化フタロシアニ
ン、キナクリドン、ジケトピロロピロール、イソインド
リノン、アゾメチン金属錯体、インダンスロン、ペリレ
ン、ペリノン、アントラキノン、ジオキサジン、ベンゾ
イミダゾロン、縮合アゾ、トリフェニルメタン、キノフ
タロン、アントラピリミジン、酸化チタン、酸化鉄、カ
ーボンブラック。
【0011】付着性および着色力の面から特に好ましい
顔料としては、フタロシアニンブルー、フタロシアニン
グリーン、キナクリドンレッド、キナクリドンマルー
ン、キナクリドンゴールド、ジケトピロロピロール、イ
ソインドリノンオレンジ、イソインドリノンイエロー、
ジオキサジンバイオレット、ペリレンマルーン、アゾメ
チン銅錯体、超微粒子酸化チタン、透明酸化鉄、カーボ
ンブラックが挙げられる。
【0012】本発明で使用され得る2個のアミノ基を有
し、カルボキシル基を持たないアミノ化合物としては下
記のものが例示される:エチレンジアミン、トリメチレ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、1,7−ジアミノ
ヘプタン、1,8−ジアミノオクタン、1,10−ジア
ミノデカン、1,12−ジアミノドデカン、o−フェニ
レンジアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレ
ンジアミン、1,8−ジアミノナフタレン、1,2−ジ
アミノシクロヘキサン、ステアリルプロピレンジアミ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン。
【0013】これらの中で、炭素数6〜12の脂肪族ジ
アミン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルメチルジメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)
−γ−アミノプロピルトリメトキシシランの群より選ば
れる少なくとも一種が基体粒子を被覆した場合に表面処
理着色顔料の付着性に特に優れているので、好適であ
る。
【0014】2個のアミノ基を有し、カルボキシル基を
持たないアミノ化合物の添加量は、着色顔料100重量
部に対し0.2〜100重量部、より好ましくは0.5
〜50重量部である。アミノ化合物の添加量が少なすぎ
る場合には表面処理着色顔料を基体粒子に付着させるこ
とが困難となり、一方添加量が多すぎる場合には表面処
理着色顔料を基体粒子に付着させた後で樹脂をコーティ
ングしても顔料を基体粒子に充分に固定できない、着色
基体粒子を塗料や塗膜に配合したときに余分なアミノ化
合物が塗料の増粘、塗膜の耐候性悪化等の問題を引き起
こす等の不都合が生じる。
【0015】本発明の上記表面処理着色顔料の表面をさ
らにアルミニウムまたはチタニウムキレート化合物で被
覆してもよい。これらのキレート化合物は着色顔料の非
極性溶剤に対する分散性を改良する効果を有し、それに
より基体粒子に着色顔料を均一に細かく付着させること
ができる。
【0016】本発明で使用され得るキレート化合物とし
ては下記のものが例示される:ジアルコキシアルミニウ
ムアルキルアセトアセテート、アルミニウムトリアルキ
ルアセトアセテート、アルミニウムトリアセチルアセト
ネート、アルミニウムアセチルアセトネートビスエチル
アセトアセテート、アルミニウムイソプロポキサイドア
ルキルフォスフェートアルキルアセトアセテート、チタ
ンテトラアセチルアセトネート、ジアルコキシチタンビ
スアセチルアセトネート、ジアルコキシビストリエタノ
ールアミンチタネート。
【0017】キレート化合物の添加量は着色顔料100
重量部に対し0.1〜50重量部、より好ましくは0.
5〜2重量部が適当である。キレート化合物の添加量が
多すぎる場合には着色顔料を基体粒子に付着させた後で
樹脂をコーティングしても顔料を基体粒子に充分に固定
できない、着色基体粒子を塗料や塗膜に配合した場合に
余分なキレート化合物が塗料の増粘、塗膜の耐候性悪化
等の問題を引き起こす等の不都合が生じ、一方添加量が
少なすぎる場合には着色顔料を基体粒子に均一に細かく
付着させることが出来ず、鮮やかな色彩が得られにくく
なる。
【0018】本発明の第二の主題は、基体粒子に上記表
面処理着色顔料を付着させた着色基体粒子に関する。
【0019】本発明によれば、基材となる基体粒子は特
に限定されず、アルミニウム、亜鉛、銅、ブロンズ、ニ
ッケル、チタン、ステンレス等の金属フレークあるいは
雲母、ガラス等の無機フレークが好適である。中でもア
ルミニウムフレークは金属光沢と隠蔽力に優れ、安価な
うえに比重が小さいため取り扱い易く、特に好適であ
る。フレーク状基体粒子の厚みは0.1〜5μm、平均
粒径が5〜100μmのもので平均粒径を厚みで割った
形状係数が5〜100程度の範囲のものが良い。
【0020】これらのフレーク状基体粒子以外に、粒状
粒子(アルミニウム、ステンレス等の金属、アルミナ等
のセラミックス、ガラス等)で粒径が5〜1000μm
程度、好ましくは10〜100μmのものも基体粒子と
して使用可能である。これらの粒状粒子を使った着色基
体粒子は、例えば装飾用球状粒子、液晶反射板のスペー
サー等の用途に好適に使用される。また、顔料としてカ
ーボンブラックを使用した着色粒状基体粒子は導電性充
填材として使用することが出来る。
【0021】付着させる表面処理着色顔料の量は、基体
粒子の表面積1m2 当たり0.01〜0.5g、より好
ましくは0.03〜0.3gである。表面処理着色顔料
の付着量が少なすぎる場合には充分着色させることが出
来ず、一方多すぎる場合には表面処理着色顔料の脱落が
生じ易くなる。
【0022】本発明における着色基体粒子の製造方法
は、着色顔料を分子中に2個のアミノ基を有し、カルボ
キシル基を持たないアミノ化合物および所要によりキレ
ート化合物の存在下において非極性溶剤中で分散させる
ことにより、表面処理着色顔料の分散体を作成した後に
基体粒子を加えて更に分散させることからなる。このと
き着色顔料はほとんど全て基体粒子に付着し、溶剤中に
は顔料がほとんど残らなくなる。着色顔料を分散させる
好ましい方法は、ボールミル、ビーズミル、サンドミル
等による粉砕媒体を使った分散方法である。基体粒子を
加えた後の分散方法としては上に挙げた粉砕媒体を使用
した分散方法の他に、スターラーやディスパーによる撹
拌も好適である。その他、メタリック顔料を加えた後、
固液分離してペースト状とし、ニーダーミキサー等で混
練する方法も有効である。
【0023】本発明で使用され得る非極性溶剤として
は、沸点範囲100〜250℃程度の脂肪族炭化水素あ
るいは芳香族炭化水素およびその混合物が好適である。
具体的には、ノルマルパラフィン、イソパラフィン、ト
ルエン、キシレン、ソルベントナフサ、灯油、ミネラル
スピリット、石油ベンジン等が例示される。また、必要
に応じて、アルコールあるいはエステル系溶剤を顔料分
散の補助溶剤として少量(5%以下程度)添加しても良
い。
【0024】このようにして表面処理着色顔料を付着さ
せた着色基体粒子は、その表面に着色顔料が細かく均一
に付着しており、着色基体粒子は鮮やかな色調を示しか
つ金属光沢も優れている。
【0025】基体粒子に対する着色顔料の付着性は、着
色基体粒子の顔料付着層の上から樹脂を被覆することに
より改善することができる。ここで樹脂は着色顔料と基
体粒子表面との間隙に浸入して固定化の役割を果たし、
着色顔料を基体粒子に確実に密着させる。
【0026】被覆させる樹脂の量は、着色基体粒子10
0重量部に対し0.5〜40重量部、より好ましくは5
〜20重量部が適当である。樹脂の被覆量が少なすぎる
場合には充分な密着性が得られず、一方多すぎる場合に
は着色基体粒子の光沢が損なわれてしまう。
【0027】被覆させる樹脂は、例えば下記に示す重合
性モノマーから合成される:アクリル酸、メタクリル
酸、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル
酸ステアリル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸
2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシブチ
ル、アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−ジ
エチルアミノエチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸オクチル、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノ
ナンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレ
ート、テトラエチレングリコールジアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロー
ルメタンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、トリスアクリロキシエチルホスフェー
ト、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニ
ルベンゼン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、マレイン酸、クロト
ン酸、イタコン酸、ポリブタジエン、アマニ油、大豆
油、エポキシ化大豆油、エポキシ化ポリブタジエン、シ
クロヘキセンビニルモノオキサイド、ジビニルベンゼン
モノオキサイド。
【0028】着色基体粒子を樹脂で被覆する方法は、炭
化水素系もしくはアルコール系溶剤(好ましくは炭化水
素系溶剤)に分散した着色基体粒子の分散体に上記重合
性モノマーと重合開始剤(過酸化ベンゾイル、過酸化イ
ソブチル、アゾビスイソブチロニトリル等)を添加し、
撹拌ながら加熱してモノマーを重合させてポリマーを合
成し、着色基体粒子の表面に該ポリマーを析出させる方
法が好ましい。着色基体粒子の分散体は表面処理着色顔
料を基体粒子に付着させる工程で得られた分散体をその
まま使用しても良いし、該分散体を一度固液分離しペー
スト状あるいはパウダー状とした着色基体粒子をもう一
度溶剤に分散したものを使用しても良い。重合反応は無
酸素雰囲気、例えば窒素、アルゴン等の不活性ガス中で
行うことが望ましい。反応温度は50〜150℃、より
好ましくは70〜100℃が適当である。反応温度が低
すぎる場合には重合反応が効率的に起こらず、高すぎる
場合には反応が急速に進行するため着色基体粒子の表面
に樹脂を析出させることが出来なくなる。反応時間は
0.5〜24時間程度が好適である。反応時間が短すぎ
るとモノマーを十分重合させることが出来ず、また、反
応時間を24時間以上にしても特にメリットはない。
【0029】着色基体粒子の耐溶剤性をさらに向上させ
る目的で、基体粒子を樹脂で被覆した上にさらにシラン
カップリング剤もしくはチタンカップリング剤からなる
コーティング層を形成することが望ましい。カップリン
グ剤からなるコーティング層が上記溶剤への樹脂の溶出
を防止し、顔料の密着性がさらに改善されるためであ
る。本発明で使用され得るシランカップリング剤として
は、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−
β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメ
トキシシラン等が例示され得る。また、チタンカップリ
ング剤としては、イソプロピルトリ(N−アミノエチル
・アミノエチル)チタネート、ジブトキシビストリエタ
ノールアミンチタネート等が例示され得る。
【0030】樹脂被覆基体粒子をカップリング剤で処理
する方法は、炭化水素系溶剤、アルコール系溶剤等の溶
剤に樹脂被覆基体粒子を分散させた分散体にカップリン
グ剤と必要に応じて水を添加し、撹拌しながら加熱して
加水分解させ、カップリング剤を樹脂被覆着色基体粒子
上に析出させ付着させる方法か、樹脂被覆着色基体粒子
と非極性溶剤からなるペースト状とし、混練する過程で
カップリング剤を添加する方法が好ましい。このように
して処理された樹脂被覆着色基体粒子は、シランカップ
リング剤あるいはチタンカップリング剤が加水分解し縮
合した形態で被覆されていると考えられる。
【0031】本発明の着色基体粒子は塗料・インキある
いは樹脂成形体などに配合された樹脂組成物として使用
される。ここで言う樹脂組成物とは塗料およびその塗
膜、インキおよびその印刷物、樹脂成形体およびその原
料となるペレットを包含する。樹脂組成物中に用いる場
合の着色基体粒子の配合量は組成物に対し0.1〜30
重量%が適当である。着色基体粒子の配合量が少なすぎ
る場合には十分な装飾効果が得られず、一方多すぎる場
合には樹脂組成物の物性、例えば耐候性、耐食性、機械
強度などに悪影響を及ぼす。
【0032】塗料・インキは次のような成分から構成さ
れる: 1)樹脂:アクリル、アルキッド、ポリエステル、ポリ
ウレタン、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、フッ素
樹脂 2)顔料:本発明による着色基体粒子の他に下記のよう
な着色顔料あるいは体質顔料もしくは染料を併用しても
良い。
【0033】フタロシアニン、キナクリドン、イソイン
ドリノン、ペリレン、アゾレーキ、酸化鉄、黄鉛、カー
ボンブラック、酸化チタン、パールマイカ等 3)添加剤:溶剤、界面活性剤、硬化剤、紫外線吸収
剤、静電気除去剤、増粘剤等。
【0034】樹脂成形体は次のような成分から構成され
る: 1)樹脂:ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジ
エン、ポリカーボネート、ABS、ポリ塩化ビニル等 2)顔料:本発明による着色基体粒子の他に下記のよう
な着色顔料あるいは体質顔料もしくは染料を併用しても
良い。
【0035】フタロシアニン、キナクリドン、イソイン
ドリノン、ペリレン、アゾレーキ、酸化鉄、黄鉛、カー
ボンブラック、酸化チタン、パールマイカ等 3)添加剤:カップリング剤、可塑剤、硬化剤等。
【0036】
【発明の効果】本発明の表面処理顔料を用いれば、基体
粒子に着色顔料を細かく均一に付着させることが出来る
ため、彩度の優れた着色基体粒子を得ることが可能であ
る。さらに、その上から重合性モノマーから合成された
ポリマーで被覆するかまたは該ポリマーとカップリング
剤で被覆することにより、着色顔料が基体粒子に固定さ
れ、顔料の付着性が改善できる。
【0037】本発明では使用できる着色顔料の範囲が広
いため、あらゆる色彩を有する着色基体粒子を得ること
が可能である。
【0038】本発明は、一般的に比較的粒径の大きい基
体粒子の表面に微粒子を均一かつ効率的に付着させる方
法として広く応用することが可能である。
【0039】
【実施例】
<実施例および比較例> (実施例1)市販のフタロシアニン系青顔料(BASF
ジャパン(株)HELIOGEN BLUE L6900 )1gにN−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン0.5g(顔料100重量部に対し50重量
部)、ミネラルスピリット10gを加え、直径1mm のガ
ラスビーズを200g装入した直径5cm、内容積30
0ccのポットミルで24時間ボールミル分散した。そ
の後、このポットミルに市販のアルミニウムペースト
(東洋アルミニウム(株)製、MG1000−金属分7
0%、平均粒径:30μm、平均厚さ:1μm、比表面
積:1.4m2 /g)を11.4g(金属分として10
g)、およびミネラルスピリット20gを追加し、さら
に1時間ボールミル分散した。得られたスラリーをミネ
ラルスピリット70gで洗い出すことにより、ガラスビ
ーズと分離し、しばらく放置してアルミニウムフレーク
を沈澱させたところ、スラリーの上澄み液は透明であっ
た。このスラリーより溶剤を除去してアルミニウムフレ
ークを光学顕微鏡で観察したところ個々のアルミニウム
フレークには青顔料が付着していた。このアルミニウム
フレークの顔料付着量は0.07g/m2 となる。
【0040】(実施例2)N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランの他にキレ
ート化合物としてジアルコキシアルミニウムアルキルア
セトアセテート(味の素(株)アルミキレートM)0.
1g(顔料100重量部に対し10重量部)を加えた以
外は実施例1と同様にして、アルミニウムフレークに青
顔料を付着させた。得られたアルミニウムフレークを光
学顕微鏡で観察したところ個々のアルミニウムフレーク
には青顔料が均一に付着していた。
【0041】(実施例3〜10、比較例1〜5)2個の
アミノ基を有し、カルボキシル基を持たないアミノ化合
物の種類と量、キレート化合物の種類と量を表1のよう
に変化させた以外は実施例1と同様にして、実施例3〜
10、比較例1〜5の着色基体粒子を作成した。表1に
は光学顕微鏡観察と走査電子顕微鏡により観察した顔料
の付着状態を以下に示すように5段階評価した結果を合
わせて示す。表中、アミノ化合物およびキレート化合物
の添加量は基体粒子100重量部に対する重量部であ
る。
【0042】(顔料の付着状態の評価) 5:個々のフレークの全面に顔料が細かく均一に付着 4:個々のフレークの全面に顔料が付着しているが付着
状態は不均一 3:個々のフレークに顔料が島状に付着 2:顔料が付着しているフレークと付着していないフレ
ークが混在 1:顔料が付着していない。
【0043】(実施例11〜21、比較例6〜7)基体
粒子の種類および着色顔料の種類と量を変化させた以外
は実施例2と同様にして実施例11〜21及び比較例6
〜7の着色基体粒子を得た。表2にこれらの顔料の作成
条件と上記実施例と同様に5段階評価した顔料の付着状
態を合わせて示す。表中、顔料の添加量は基体粒子10
0重量部に対する重量部である。
【0044】(実施例22)実施例2の着色基体粒子1
0gを含むスラリーにメタクリル酸メチル0.25g、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート0.25g、
スチレン0.25g、アクリル酸0.25g(モノマー
合計:着色基体粒子100重量部に対し10重量部)を
添加し、撹拌しながら窒素中で80℃で加熱し、重合開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.05gを添
加して12時間反応させることによりモノマーを重合さ
せ、着色基体粒子表面に析出させた。処理後スラリーを
固液分離し、固形分50%のペースト状とした。
【0045】(実施例23)実施例4の着色基体粒子1
0gを含むスラリーにアクリル酸0.5g、ジトリメチ
ロールプロパンテトラアクリレート0.5g、メタクリ
ル酸ジエチルアミノエチル0.5g、ビニルトルエン
0.5g(モノマー合計:着色基体粒子100重量部に
対し20重量部)を添加し、窒素中で80℃で加熱撹拌
しながら、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル0.1gを添加してモノマーを重合させ、着色基体粒
子表面に析出させた。処理後スラリーを固液分離し、固
形分50%のペースト状とした。
【0046】(実施例24)実施例14の着色基体粒子
10gを含むスラリーにメタクリル酸1.0g、トリメ
チロールプロパントリアクリレート1.0g、アクリル
酸ブチル1.0g、ジビニルベンゼン1.0g(モノマ
ー合計:着色基体粒子100重量部に対し40重量部)
gを添加し、窒素中で80℃で加熱撹拌しながら、重合
開始剤として過酸化ベンゾイル0.3gを添加してモノ
マーを重合させ、着色基体粒子表面に析出させた。処理
後スラリーを固液分離し、固形分50%のペースト状と
した。
【0047】(実施例25)実施例11の着色基体粒子
10gを含むスラリーにアクリル酸0.15g、ジトリ
メチロールプロパンテトラアクリレート0.15g、メ
タクリル酸グリシジル0.15g、スチレン0.15g
(モノマー合計:着色基体粒子100重量部に対し6重
量部)を添加し、窒素中で80℃で加熱撹拌しながら、
重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.05
gを添加してモノマーを重合させ、着色基体粒子表面に
析出させた。処理後スラリーを固液分離し、固形分50
%のペースト状とした。
【0048】(実施例26)実施例17の着色基体粒子
10gを含むスラリーにメタクリル酸メチル0.2g、
トリメチロールプロパントリアクリレート0.2g、ア
クリル酸ブチル0.2重量部、スチレン0.2g(モノ
マー合計:着色基体粒子100重量部に対し8重量部)
を添加し、窒素中で80℃で加熱撹拌しながら、重合開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.05gを添
加してモノマーを重合させ、着色基体粒子表面に析出さ
せた。処理後スラリーを固液分離し、固形分60%のペ
ースト状とした。その後、該ペースト状樹脂被覆着色基
体粒子にγ−アミノプロピルトリメトキシシラン0.1
g(着色基体粒子100重量部に対し1重量部)とブチ
ルアルコール1gを添加した。
【0049】(比較例8)基体粒子(東洋アルミニウム
(株)製 MG1000)10g(金属分換算)及びフ
タロシアニン系青顔料(BASFジャパン(株)HELIOG
EN BLUE L6900 )をミネラルスピリット100mlに分
散してスラリーを作成した。該スラリーにメタクリル酸
メチル0.25g、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート0.25g、スチレン0.25g、アクリル酸
0.25g(モノマー合計:着色基体粒子100重量部
に対し10重量部)を添加し、窒素中で80℃で加熱撹
拌しながら、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニト
リル0.05gを添加してモノマーを重合させ、顔料と
共に基体粒子表面に析出させた。処理後スラリーを固液
分離し、固形分50%のペースト状とした。
【0050】(比較例9)実施例2においてキレート化
合物(ジアルコキシアルミニウムアルキルアセトアセテ
ート)の添加量を0.6gとして作成した基体粒子10
gを含むスラリーに、アクリル酸0.3g、ジトリメチ
ロールプロパンテトラアクリレート0.3g、メタクリ
ル酸グリシジル0.3重量部、スチレン0.3g(モノ
マー合計:着色基体粒子100重量部に対し12重量
部)を添加し、窒素中で80℃で加熱撹拌しながら、重
合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.05g
を添加してモノマーを重合させ、着色基体粒子表面に析
出させた。処理後スラリーを固液分離し、固形分50%
のペースト状とした。
【0051】(比較例10)実施例2において2個のア
ミノ基を有し、カルボキシル基を持たないアミノ化合物
[N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン]の添加量を1.2g(着色顔料1
00重量部に対し120重量部)として作成した着色基
体粒子10gを含むスラリーに、アクリル酸0.3g、
ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート0.3
g、メタクリル酸グリシジル0.3重量部、スチレン
0.3g(モノマー合計:着色基体粒子100重量部に
対し12重量部)を添加し、窒素中で80℃で加熱撹拌
しながら、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリ
ル0.05gを添加してモノマーを重合させ、着色基体
粒子表面に析出させた。処理後スラリーを固液分離し、
固形分50%のペースト状とした。
【0052】(テスト1)実施例22〜26、比較例8
〜10で得られた着色基体粒子の色調について、この顔
料を用いて塗料を作成し塗布した塗板の彩度と金属光沢
を目視による5段階評価で評価した。塗料は着色基体粒
子10重量部に対し、自動車補修用ワニス(日本ペイン
ト(株)製オートクリヤー)100重量部を加え、ホモ
ミキサーで分散することにより、作成した。得られた塗
料を225μm(9mill)のドクターブレードで両
面アート紙上に塗布し塗板を作成した。
【0053】なお、市販の2種類の着色アルミニウムフ
レークについても同様のテストを行った。
【0054】(テスト2)トルエン、イソプロピルアル
コール、酢酸エチル、メチルエチルケトンの4種類の溶
剤各30gに、実施例22〜26、比較例8〜10で得
られた着色アルミニウムフレーク各0.3gをホモミキ
サーを用い、回転数3200RPMで3分間分散し、得
られた分散体を24時間放置した後、上澄み液を観察す
ることにより、顔料の脱落の程度を評価した。
【0055】なお、市販の着色基体粒子についても同様
のテストを行った。
【0056】テスト1、2の結果を表3に示す。
【0057】(実施例27)実施例22の着色基体粒子
20gを採取し、これに市販の熱硬化アクリル樹脂ワニ
ス(大日本インキ化学工業(株) アクリディックA−
322)80g、メラミン樹脂ワニス(大日本インキ化
学工業(株) スーパーベッカミンL−117−60)
17gを加えてディスパーで分散し、青色メタリック塗
料を作成した。このメタリック塗料をシンナー(酢酸エ
チル:酢酸ブチル:キシレン:セロソルブアセテート:
ソルベッソ#100=15:6:20:9:12)10
0gで希釈してエアスプレーで軟鋼板に塗装し、さらに
その上から市販の熱硬化アクリル樹脂ワニス(大日本イ
ンキ化学工業(株) アクリディックA−345)56
g、メラミン樹脂ワニス(大日本インキ化学工業(株)
スーパーベッカミンL−117−60)22g、シン
ナー(上記組成)70gからなるクリヤー塗料をエアス
プレー塗装した。得られた塗板を140℃で焼き付ける
ことにより、2コート1ベイクメタリック塗膜を得た。
得られた塗膜は鮮やかな青色を呈し、かつ金属光沢も優
れていた。
【0058】(比較例11)顔料として比較例2の条件
で作成した基体粒子(固形分70%)14.3gを用い
た以外は実施例27と同様にしてメタリック塗料を作成
し、同様に2コート1ベイクメタリック塗膜を作成し
た。得られた塗膜は実施例27で得られた塗膜に比べ
て、色の鮮やかさが劣っていた。
【0059】(実施例28)実施例22の着色基体粒子
をアルミニウム分として3g採取し、ポリエチレン樹脂
100gに配合して、射出成形により成形物を作成し
た。得られた成形物は鮮やかな青色メタリックの外観を
示した。
【0060】(比較例12)顔料として比較例2の基体
粒子をアルミニウム分として3g使用した以外は実施例
23と同様にして成形物を作成した。得られた成形物は
メタリック調の外観を示していたが、あまり鮮やかな色
彩は得られなかった。
【0061】
【表1】
【0062】(アミノ化合物の種類) a:N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン b:N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン c:ドデカメチレンジアミン d:ヘキサメチレンジアミン e:p−フェニレンジアミン f:1,8−ジアミノナフタレン (キレート化合物の種類) A:ジアルコキシアルミニウムアルキルアセトアセテー
ト(味の素(株)アルミキレートM) B:アルミニウムトリアルキルアセトアセテート(川研
ファインケミカル(株)ALCH−TR) C:ジアルコキシチタンビスアセチルアセトネート(川
研ファインケミカル(株)アルコファインTIA−2) D:市販顔料分散剤(シリコン系高分子界面活性剤)
(花王石鹸(株) ホモゲノールL−100)
【0063】
【表2】
【0064】 (基体粒子の性状) アルミニウム :平均粒径=30μm、比表面積=1.4m2 /g ステンレス :平均粒径=20μm、比表面積=0.5m2 /g マイカ :平均粒径=30μm、比表面積=0.7m2 /g (着色顔料の種類) フタロシアニングリーン:BASFジャパン(株) HEL
IOGEN GREEN L6900 ジケトピロロピロール:日本チバガイギー(株) IRGAZ
IN DPP RED BO キナクリドンレッド:日本チバガイギー(株) CINQUAS
IA RED Y RT-759-D キナクリドンゴールド:日本チバガイギー(株) CINQU
ASIA GOLD YT-923-D イソインドリノンオレンジ:日本チバガイギー(株) C
ROMOPHTAL ORANGE 2G ペリレンマルーン:BASFジャパン(株) PALIOGEN
MAROON L3920 フタロシアニンブルー:BASFジャパン(株) HELIO
GEN BLUE L6900 カーボンブラック:三菱化学(株)#2300 酸化チタン:石原産業(株)超微粒子酸化チタン TT
【0065】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09C 3/10 C09C 3/10 (56)参考文献 特開 昭61−118461(JP,A) 特開 昭61−108670(JP,A) 特開 昭63−56566(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09C 3/06 C08F 2/44 C08K 3/00 C08L 101/00 C09C 3/08 C09C 3/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面処理着色顔料を基体粒子の表面積1
    当たり0.01〜0.5g付着させてなる着色基体
    粒子であり、前記表面処理着色顔料が、着色顔料100
    重量部に対して0.2〜100重量部の分子中に2個の
    アミノ基を有し、カルボキシル基を持たないアミノ化合
    物、または、着色顔料100重量部に対して0.2〜1
    00重量部の分子中に2個のアミノ基を有し、カルボキ
    シル基を持たないアミノ化合物と0.1〜50重量部の
    アルミニウムまたはチタニウムキレート化合物を着色顔
    料の表面に被覆させてなるものであることを特徴とする
    前記着色基体粒子。
  2. 【請求項2】 重合性モノマーから剛性されたポリマー
    をその表面に被覆させてなることを特徴とする請求項1
    に記載の着色基体粒子。
  3. 【請求項3】 分子中に2個のアミノ基を有し、カルボ
    キシル基を持たないアミノ化合物が炭素数6〜12の脂
    肪族ジアミン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
    プロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチ
    ル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシランから
    選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項
    1または2に記載の着色基体粒子。
  4. 【請求項4】 a.着色顔料を、アミノ化合物の存在
    下、または前記アミノ化合物とアルミニウムもしくはチ
    タニウムキレート化合物の存在下で非極性溶剤中で分散
    させて、着色顔料の表面に分子中に2個のアミノ基を有
    し、カルボキシル基を持たないアミノ化合物からなる被
    覆層、または前記アミノ化合物とアルミニウムもしくは
    チタニウムキレート化合物からなる被覆層を形成し、表
    面処理着色顔料の分散体を生成する工程と、 b.該表面処理着色顔料の分散体に基体粒子を添加して
    混合し、該基体粒子表面上に該表面処理着色顔料を付着
    させる工程と からなることを特徴とする着色基体粒子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記a、bの工程に次いで、更に c.重合性モノマーと重合開始剤を添加する工程と d.攪拌しながら加熱し、該重合性モノマーからポリマ
    ーを合成し、該ポリマーを着色基体粒子の表面に析出さ
    せる工程 を有することを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の着色基
    体粒子を0.1〜30重量%配合してなることを特徴と
    する樹脂組成物。
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