JPH02140243A - 光輝性プラスチック - Google Patents

光輝性プラスチック

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JPH02140243A
JPH02140243A JP29408188A JP29408188A JPH02140243A JP H02140243 A JPH02140243 A JP H02140243A JP 29408188 A JP29408188 A JP 29408188A JP 29408188 A JP29408188 A JP 29408188A JP H02140243 A JPH02140243 A JP H02140243A
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JP
Japan
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pigment
metallic pigment
carboxylic acid
primary
plastic
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JP29408188A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Senda
千田 恭一
Takuya Kamimura
琢也 上村
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Showa Aluminum Powder KK
Original Assignee
Showa Aluminum Powder KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光輝性顔料として着色メタリック顔料を含有せ
しめることにより、金属的色感を持たせた光輝性プラス
チックに関する。
〔従来の技術〕
従来、プラスチックシートや成形品に金属光沢を付与す
るために、金、銀色は、機械的に粉砕した真鍮粉やアル
ミニウム粉等の金属粉を塗料やインキの形態にして、プ
ラスチック表面に塗布したり、又上記金属粉をプラスチ
ック材料に混入して成形したものが通常用いられ、又着
色顔料や染料を前記金属粉と混合して使用することによ
り、光輝性を持つ様々な色彩の表現が行なわれている。
〔発明が解決すべき課題〕
しかし、塗料やインキを塗布する方法は、手軽であるが
コスト高になり、大量生産向きてはない。
又金属粉をプラスチック材料に混入使用する場合、真鍮
粉やアルミ粉で表現できる色彩以外の光輝性色彩を表現
するには、着色顔料や染料を混合使用せざるを得ないが
、この場合は着色顔料や染料の使用量が増加する程、プ
ラスチックの持つ透明感がなくなり、光輝性が消失する
と共に暗色になる。
この様な欠点を解消することを目的として、アルミニウ
ム蒸着層の両面を無色または着色樹脂層で裏打ちした破
砕粉をプラスチック材料に混入して成形することも試み
られている。しかし、この破砕粉をPE、PP、PS等
通常大量に使用される熱可塑性樹脂の射出成形品等に使
用した場合、耐熱性に難点があり、最大の特徴である光
輝性が非常に低下し、場合によっては失なわれてしまう
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、プラスチックの持つ透明感を損なうこと
なく、耐熱性も充分で使用する樹脂を加工する温度に余
裕を持って耐えられる光輝性粉を開発することを目的と
して鋭意研究の結果、光輝性プラスチック用の顔料とし
て、メタリック顔料の表面に二重結合を有する一種以上
のカルボン酸を熱重合した少なくとも1個の二重結合と
2個のカルボキシル基を有するカルボン酸(以下熱重合
カルボン酸という)を介して、着色顔料を化学吸着させ
てなる一次着色メタリック顔料、あるいはこの顔料を樹
脂で被覆してなる二次着色メタリック顔料を使用すれば
、上記で述べた従来の顔料の持つ欠点を克服できること
が解り、開発目的を達成して本発明を完成するに到った
。すなわち、つ一つの不透明かつ鏡面反射率の高いメタ
リック顔料を着色することにより、−次あるいは二次着
色メタリック顔料の一つ一つがメタリック顔料基体の大
きさのものになり、各色の顔料を混合しても明るさは変
らないという大きな特徴を持つ顔料ができる。これに対
し、超微粉で構成される通常の着色顔料は、使用量が多
い程、又顔料の混合する種類(すなわち色の種類)が多
い程暗色になり限りなく黒に近づく。
従って、本発明の各色の一次あるいは二次着色メタリッ
ク顔料を適当に組合せてプラスチックに練り込むことに
より、光輝性のある種々な色の表現が可能である。
以下に順を追って本発明の構成を詳説する。
(顔料に関して) 本発明に用いられる一次着色メタリック顔料は、二重結
合を有する1種以上のカルボン酸を熱重合した少なくと
も1個の二重結合と2個のカルボキシル基とを有するカ
ルボン酸およびメタリック顔料を有機溶剤中で撹拌し、
これをン濾過したケーキおよび着色顔料を有機溶剤の存
在下、混線混合或いは撹拌混合した後、余分な有機溶剤
を除去してつくられる。
また、二次着色メタリック顔料は、熱重合カルボン酸お
よびメタリック顔料を有機溶剤中で撹拌し、これを濾過
したケーキおよび着色顔料を有機溶剤の存在下、混線混
合または撹拌混合し、さらにこれを有機溶剤中で分散撹
拌しながら、ラジカル重合性不飽和カルボン酸を添加し
た後、ラジカル重合性二重結合を3個以上有するモノマ
ーおよび重合開始剤を加えて重合させ、これより余分な
有機溶剤を除去してつくられる。
(−次着色メタリック顔料に関して) −次着色メタリック顔料等に使用される着色顔料として
は、使用する有機溶剤に溶解しないものであれば有機顔
料、無機顔料のいずれでもよいが、熱重合カルボン酸吸
着処理をしたメタリック顔料に安定的に吸着される着色
顔料であることが必要である。
有機顔料の具体例として、アゾレーキ系顔料、不溶性ア
ゾ系顔料、縮合アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、ス
レン系顔料、インジゴ系顔料、ペリノン系顔料、ペリレ
ン系顔料、フタロン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナ
クリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属錯体顔
料等がある。
無機顔料の例として、黄鉛、黄色酸化鉄、べんがら、コ
バルトブルー、カーボンブラック、酸化チタン等がある
有機溶剤としては、例えばヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ミネラルスピリット等の脂肪族炭化水素、ベンセン
、トルエン、ソルベントナフサ、キシレン等の芳香族炭
化水素、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、テト
ラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類が挙
げられる。これらの有機溶剤は、通常単独或いは混合し
て用いられるが、二次着色メタリック顔料を製造する場
合、−次着色メタリック顔料の製造において使用した有
機溶剤と同じものを用いるのが望ましい。
また、熱重合カルボン酸としては、例えば、アマニ油脂
肪酸または大豆油脂肪酸を熱重合した熱重合カルボン酸
等が用いられる。
熱重合カルボン酸の使用量は、使用するメタリック顔料
の表面積と、−次着色メタリック顔料を製造する場合に
使用する着色顔料の量により異なるが1 d/grのメ
タリック顔料1.00重量部に対して0.2〜10重量
部、特に1〜3重量部が好ましい。
上記原料を用いて一次着色メタリック顔料を製造するに
は、先ず有機溶剤にメタリック顔料および熱重合カルボ
ン酸を添加して昇温し、充分撹拌する。有機溶剤の量は
激しい撹拌が可能で、メタリック顔料の表面に熱重合カ
ルボン酸か均一に吸着されればよく厳密を要しないが、
有機溶剤100重量部に対しメタリック顔料1〜3重量
部程度が用いられる。温度は60℃以下がよく、60°
C以上では化学吸着速度が早くなりすぎて均一に吸着さ
せることが困難となる。時間は温度が高い程短くなる傾
向があり、適宜選択される。
上記操作後、フィルタプレス等によって濾過し、外表面
に熱重合カルボン酸の層が形成されたメタリック顔料を
濾過ケーキとして回収する。
次いで回収した熱重合カルボン酸処理メタリック顔料を
、容器に入れ、この容器にクロム鋼球等の入ったポット
ミル(小型ボールミル)を用いて有機溶剤とともに分散
撹拌した着色顔料を添加し混線混合、或いは撹拌混合す
る。
着色顔料の分散撹拌の最適条件は各顔料毎に異なるが、
着色顔料1重量部に対し、有機溶剤1〜5重量部を目途
にすれば良い。又顔料分散剤を0.02重量部加えると
、さらに分散が良好になる。
この際、有機溶剤の量が多いと熱重合カルボン酸処理メ
タリック顔料に対する着色顔料の化学吸着が不良となり
、少ないと混合撹拌が困難となる。
有機溶剤は、熱重合カルボン酸処理メタリック顔料ペー
スト中に含有されるものと着色顔料の分散撹拌に使用し
たものが必然的に使用されるが、これらの合計量も含め
て、メタリック顔料の金属分100重量部に対して10
〜200重量部が好ましい。
また、着色顔料の量は、メタリック顔料の表面積(実際
は粒度と逆相関があるので、粒度で代用する)によって
変るが、平均粒度22IEnSWCA(アルミニウム粉
の水被覆表面積) 7400c♂/grノアルミニウム
顔料の場合、金属分100重量部に対して1〜50重量
部、特に5〜20重量部が好ましい。
着色顔料が1重量部未満では色感が低下し、50重量部
を越えると、吸着量が多すぎて金属感を損なうばかりで
なく、未吸着の着色顔料が残留し不経済である。
平均粒度が上記よりも粗い場合は、表面積も小さくなる
ので、着色顔料の使用量もそれに応じて減少せねばなら
ないし、逆に平均粒度か上記よりも細かい場合は、表面
積は非常に大きくなり、着色顔料もそれに応じて多量使
用する必要がある。
上記操作は60℃以下で行なわれ、時間はそれぞれの温
度によって適宜選択される。温度が60℃を越えると、
吸着速度が早くなりすぎ均一に吸着されにくくなる。
上記容器内で撹拌して着色顔料を吸着させる操作の代り
に、上記ポットミルを用いて着色顔料を分散混合させる
とともに、これに熱重合カルボン酸処理メタリック顔料
を添加しても行なうことができる。この際、有機溶剤の
使用量は必要最小限にできる。
上記方法によって得られた一次着色メタリック顔料を顔
料として使用する場合には有機溶剤を分離して用い、二
次着色メタリック顔料の原料として使用する場合には、
有機溶剤を保有した状態で使用に供する。
これらのどちらの場合でも、未吸着の着色顔料を有機溶
剤を用いて、デカンテーション等によって除去してもよ
い。
上記−次着色メタリック顔料は、熱重合カルボン酸を介
して、メタリック顔料表面に着色顔料が化学吸着してい
るものであり、樹脂で被覆する等により、物理的に固定
してはいないため、インジェクション加工の場合のよう
に、激しい力が加わる場合や、系内に熱重合カルボン酸
又はそれに相当するような物質が相当量臼まれていると
きは、上記の化学吸着している着色顔料が、脱着してし
まい本発明の特徴を失う。
しかし上記のような激しい力が加わることがなく、又脱
着剤を含まない場合には被覆樹脂がないため使用する樹
脂とのなじみかよく、異なる樹脂の界面もできないため
、光反射率の減少が少く、二次着色メタリック顔料より
も優れた金属的色感を示す。
(二次着色メタリック顔料に関して) −次着色メタリック顔料は、激しい撹拌を行なうことは
できないが、これをさらに加工することによって、耐水
性、耐薬品性で、しかも金属的色感の優れた二次着色メ
タリック顔料が得られる。
二次着色メタリック顔料を製造するのに用いられるラジ
カル重合性不飽和カルボン酸としては、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸などがあげら
れ、これらの一種、また二種以上を混合して用いる。
また、ラジカル重合性二重結合を3個以上有する七ツマ
−としては、例えばトリメチロールプロパントリアクリ
レート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、
テトラメチロールメタントリアクリレート、テトラメチ
ロールメタンテトラアクリレート等があげられる。
また、重合開始剤としては、一般にラジカル発生剤とし
て知られているものであればよく、例えばベンゾイルパ
ーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、イソブチル
パーオキサイド、メチルエチルケトン等のパーオキサイ
ド類、およびアゾビスイソブチロニトリル等があげられ
る。
これらを用いて二次着色メタリック顔料をつくるには、
上記有機溶剤と一次着色メタリック顔料を、充分に撹拌
可能な量の有機溶剤に添加し、激しく撹拌しながらラジ
カル重合性不飽和カルボン酸を添加した後、さらにラジ
カル重合性二重結合を3個以上有するモノマーおよび重
合開始剤を添加して、重合させる。上記有機溶剤の量が
少な過ぎるときは、重合開始すると反応系の粘度が高く
なり過ぎて、着色メタリック粒子−つ一つに樹脂被覆す
ることが困難となり、複数個の粒子が重なって樹脂被覆
され、プラスチックに添加した時に分散不良の原因とな
る。上記有機溶剤の量が多過ぎると製造効率が悪くなる
。上記重合操作により一次着色メタリック顔料が高度に
架橋した三次元化された樹脂層によって被覆され、安定
な耐水性、耐薬品性に優れた二次着色メタリック顔料が
形成され、余分な有機溶剤を濾過、乾燥等で分離するこ
とにより二次着色メタリック顔料が得られる。
上記反応において、反応系を窒素、アルゴン等の不活性
ガスによって置換しておくことが好ましい。また、上記
ラジカル重合性不飽和カルボン酸を添加してから、ラジ
カル重合性二重結合を3個以上有するモノマーおよび重
合開始剤を入れるまでの時間は、密着性のよい三次元化
された重合体を得るために少なくとも5分以上の間隔を
おくのが好ましい。重合反応の温度は重合開始剤の種類
によって異なるが、30〜150℃の間で、反応時間は
温度によって適宜選ばれるが30分〜10時間の範囲で
ある。
上記重合反応をラジカル重合性不飽和カルボン酸を用い
ずラジカル重合性二重結合を3個以上有するモノマーと
重合開始剤のみで行なうと重合系が増粘し、撹拌ができ
なくなるばかりでなく、安定強固な被膜が得られない。
これは、−次着色メタリック顔料の表面を、前もってラ
ジカル重合性不飽和カルボン酸で覆っておくことが必要
不可欠であることを示すものである。
(プラスチックに関して) 本発明で使用するプラスチックは、セルロース系プラス
チック、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリア
セタール、ポリフェニレンサルファイド、塩化ビニリデ
ン樹脂、ポリエチ] 3 レンテレフタレート等の結晶性熱可塑性樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール
、ポリスチレン、ABS樹脂、メタクリル樹脂、ポリフ
ェニレンオキシド、ポリウレタン、アイオノマー樹脂等
の非品性熱可塑性樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、
メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタ
レート樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、アルキド樹脂
、ポリイミド等の熱硬化性樹脂等がある。
(その他添加剤) その他添加剤として、可塑剤、紫外線吸収剤、老化防止
剤、滑剤、さらに必要ならその他の着色剤を混合使用す
ることも可能である。
(成形方法) 本発明の光輝性プラスチックの成形法は、基体樹脂中に
光輝性着色顔料を配合したものを、注形成形法、射出成
形法、押出成形法、ブロー成形法、移送成形法、薄板成
形法、冷圧成形法等で成形する。
本発明の光輝性プラスチックを製造する際に、光輝性顔
料としての着色メタリック顔料を基体樹脂中に高濃度に
含有させてペレット化したいわゆるマスターバッチと呼
ばれるものを作っておくと、実際の成型品をつくる際に
作業がやり品いし、均一な混合も容易に可能となる。
〔作  用〕
本発明によれば、個々の顔料粒子が光輝性を有している
ため、あらゆる色調に対して光輝性に優れたプラスチッ
クが得られる。
以下に実施例をあげて本発明を説明する。
実施例 1 100’Omlの三ツロフラスコにミネラルスピリット
400 mlを入れ、これにアルミニウム顔料(フレー
ク状アルミニウムペースト、金属分71.5%、平均粒
径70un)  168g、アクリル酸と大豆油脂肪酸
とを熱重合した熱重合カルボン酸(播磨化成工業株式会
社製、ダイアジッド)2.4gを加え、N2ガスを導入
しながら55℃の温度を保持して1時間、激しく撹拌し
た後、常温まで冷却し、これを濾過して熱重合カルボン
酸処理アルミニウム顔料を得た。このアルミニウムに吸
着したダイアジッドは2.2gであった。
また、250m1のガラス瓶に径6+nmのクロム鋼球
を入れたポットミルに、キシレン1.50 mlおよび
黄色顔料(チバガイギー社製、Cjnquasia P
a5tGold YT−915−D)14gおよび顔料
分散剤(花王株式会社製、ホモゲノールL −100)
0.28gを入れ、30rpi+で16時間回転し、黄
色顔料を分散粉砕した。
次いで、上記ダイアジッドを吸着したアルミニウム顔料
および分散粉砕した着色顔料を、500m1の二ッロフ
ラスコに80m1のミネラルスピリットとともに入れ、
N2を導入しながら常温で10分間激しく撹拌して着色
顔料をダイアジッドの表面に吸着させて一次黄金色アル
ミニウム顔料を得た。
この−次黄金色アルミニウム顔料IO重量部とポリスチ
レンチップ100重量部の混合物を220℃で、射出成
型機でラジオカセットレコーダーのボディを試作した。
得られたボディは、−次黄金色アルミニウム顔料が充分
に分散しており、美麗な黄金色光沢を示した。
実施例 2 実施例1において作成した一次黄金色アルミニウム顔料
、Net150gをミネラルスピリットを除去すること
なく、ミネラルスピリット1600m1入った三ツロフ
ラスコに入れ、さらにアクリル酸2.4gを添加し、6
0℃の温度で15分間撹拌した。次いで、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート30g1およびアゾビス
イソブチロニトリル3.4gをそれぞれミネラルスピリ
ット170m1、および150m1に溶解したものを添
加して3時間かけて100℃に昇温重合させ、−次黄金
色アルミニウム顔料の表面を樹脂被覆した。これを濾過
によって余分なミネラルスピリットを除去し、二次黄金
色アルミニウム顔料を作成した。
この二次黄金色アルミニウム顔料15重量部とポリスチ
レンチップ100重量部の混合物を実施例1と同様に射
出成型して得られたボディは、二次黄金色アルミニウム
顔料が充分に分散しており、実施例1と同様美麗な黄金
色光沢を示した。
実施例 3 実施例2の二次黄金色アルミニウム顔料20重量部と低
密度ポリエチレン(LDPE)チップ100重量部の混
合物を溶融し、離形剤を塗布したガラス板上に流して冷
却した処、美麗な黄金色光沢を持つ厚板を得た。
実施例 4 ポットミルにキシレン6mlおよび青色顔料(大日本イ
ンキ化学工業株式会社製、コロファインブルーフ02A
)  4.8gおよび顔料分散剤0.1gを用いた他は
実施例1と同様にして一次青色アルミニウム顔料をつく
り、さらに実施例2と同様にして、二次青色アルミニウ
ム顔料を作成した。
この二次青色アルミニウム顔料1重量部とポリカーボネ
ート樹脂100重量部の混合物を押出し成形でビール用
ジョツキを試作した。ジョツキの全体に光輝性青色粉が
分散して、透明感と共に、光輝感を持つジョツキが得ら
れた。
実施例 5 1000mlの三ツロフラスコにミネラルスピリット4
00 mlを入れ、これにアルミニウム顔料(IV(和
アルミパウダー株式会社製、高輝度グレードフレーク状
アルミニウムペースト574P S 、金属分75.0
%、平均粒径13μs)をl05g、およびアクリル酸
と大豆油脂肪酸とを熱重合した二重結合を有するカルボ
ン酸(播磨化成工業株式会社製、ダイアジッド)2.4
gを加え、N2ガスを導入しながら55℃の温度を保持
して1時間、激しく撹拌した後、常温まで冷却し、これ
を濾過して熱重合カルボン酸処理アルミニウム顔料を得
た。このアルミニウムに咬合したダイアジッドは2.2
gであった。
また、250m1のガラス瓶に径6mImのクロム鋼球
を入れたポットミルに、ミネラルスピリット30m1お
よび黄色顔料(チバガイギー株式会社製、Cjnqua
s4a Pa5t Gold YT−915−D) I
Bgおよび顔料分散剤(花王株式会社製、ホモゲノール
L −100)0.32gを入れ、30rpmで16時
間回転し、黄色顔料を分散粉砕した。
次いで、上記ダイアジッドを吸着したアルミニウム顔料
および分散粉砕した黄色顔料を、500m11つ の三ツロフラスコに80m1のミネラルスピリットとと
もに入れ、N2を導入しながら常温で10分間激しく撹
拌して黄色顔料をダイアジッドの表面に吸着させた。こ
れより余分なミネラルスピリットを炉別して一次黄金色
アルミニウム顔料を得た。
次にこの一次黄金色アルミニウム顔料、Netloog
を、ミネラルスピリットを除去することなく、ミネラル
スピリット18[10m1入った三ツロフラスコに入れ
、さらにアクリル酸3.0gを添加して60℃の温度で
15分間撹拌した。次いでトリメチロールプロパントリ
メタクリレート30gおよびアゾビスイソブチロニトリ
ル4.2gをそれぞれミネラルスピリット 170m1
、150m1に溶解したものを添加して3時間かけて1
00℃に昇温しで重合させ、−次黄金色アルミニウム顔
料の表面を樹脂被覆した。
これをン濾過によって余分なミネラルスピリットを除去
し、二次黄金色アルミニウム顔料を作成した。
この二次黄金色アルミニウム顔料15重量部と高密度ポ
リエチレン(HDPE)ビーズ100重量部を混合し、
ブロー成形したところ、透明感のある黄金色の高密度ポ
リエチレン(HDPE)フィルムが得られた。
実施例 6 1000mlの三ツロフラスコにミネラルスピリット4
00 mlを入れ、これにアルミニウム顔料(昭和アル
ミパウダー株式会社製、高輝度グレードフレーク状アル
ミニウムペースト725N 、金属分85.5%、平均
粒径22um)を140g、およびアクリル酸と大豆油
脂肪酸とを熱重合した二重結合を有するカルボン酸(播
磨化成工業株式会社製、ダイアジッド)2.4gを加え
、N2ガスを導入しながら55℃の温度を保持して1時
間、激しく撹拌した後、常温まで冷却し、これを濾過し
て熱重合カルボン酸処理アルミニウム顔料を得た。この
アルミニウムに吸着したダイアジッドは2,2gであっ
た。
また、250m1のガラス瓶に径6+n+oのクロム鋼
球を入れたポットミルに、ミネラルスピリット30m1
および赤色顔料(大日本インキ化学工業株式会社製、C
o1ofine Red 236A)24gおよび顔料
分散剤(花王株式会社製、ホモゲノールL −100)
0.48gを入れ、30rl)IIIで16時間回転し
、赤色顔料を分散粉砕した。
次いで、上記ダイアジッドを吸着したアルミニウム顔料
および分散粉砕した赤色顔料を、500m1の三ツロフ
ラスコに80m1のミネラルスピリットとともに入れ、
N2を導入しながら常温で10分間激しく撹拌して赤色
顔料をダイアジッドの表面に吸着させた。これより余分
なミネラルスピリットをン戸別して一次赤色アルミニウ
ム顔料を得た。
次にこの一次赤色アルミニウム顔料、Ne1150gを
、ミネラルスピリットを除去することなく、ミネラルス
ピリット1600m1入った三ツロフラスコに入れ、さ
らにアクリル酸3.0gを添加して60℃の温度で15
分間撹拌した。次いてトリメチロールプロパントリメタ
クリレート30gおよびアゾビスイソブチロニトリル4
.2gをそれぞれミネラルスピリット170m1.15
0m1に溶解したものを添加して3時間かけて100℃
に昇温しで重合させ、−次赤色アルミニウム顔料の表面
を樹脂被覆した。これを濾過によって余分なミネラルス
ピリットを除去し、二次赤色アルミニウム顔料を作成し
た。
この二次赤色アルミニウム顔料15重量部とポリエチレ
ンテレフタレート100重量部を混合し、押出し成形で
容器を成形したところ、光輝性のある赤色容器が得られ
た。
〔発明の効果〕
本発明の光輝性プラスチックはその金属的色感を持つ従
来にない美麗な彩色効果を必要とする分野全て1侵応用
される。例えばブロー成形法による各種プラスチックフ
ィルム、射出成形法、圧縮成形法による各種家電製品の
キャビネット類、トレー、カップ等の食器類、押出成形
法等による自動車等のボディや部品等がある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタリック顔料の表面に、二重結合を有する一種
    以上のカルボン酸を熱重合した、少なくとも1個の二重
    結合と2個のカルボキシル基を有するカルボン酸を介し
    て着色顔料を化学吸着させてなる一次着色メタリック顔
    料を、プラスチック100重量部中に不揮発分として0
    .1〜50重量部含有し、さらに必要なら、他の着色料
    その他の添加剤を含有してなることを特徴とする光輝性
    プラスチック。
  2. (2)請求項(1)で述べた一次着色メタリック顔料を
    さらに、ラジカル重合性不飽和カルボン酸およびラジカ
    ル重合性二重結合を3個以上有するモノマーよりなるポ
    リマーによって被覆してなる二次着色メタリック顔料を
    、プラスチック100重量部中に不揮発分として0.1
    〜60重量部含有し、さらに必要なら、他の着色料その
    他の添加剤を含有してなることを特徴とする光輝性プラ
    スチック。
JP29408188A 1988-11-21 1988-11-21 光輝性プラスチック Pending JPH02140243A (ja)

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