JP2002080365A - 脂溶性物質の可溶化液剤 - Google Patents

脂溶性物質の可溶化液剤

Info

Publication number
JP2002080365A
JP2002080365A JP2001204280A JP2001204280A JP2002080365A JP 2002080365 A JP2002080365 A JP 2002080365A JP 2001204280 A JP2001204280 A JP 2001204280A JP 2001204280 A JP2001204280 A JP 2001204280A JP 2002080365 A JP2002080365 A JP 2002080365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tocopherol
fat
polyoxyethylene
fatty acid
solution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001204280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4117119B2 (ja
JP2002080365A5 (ja
Inventor
Toru Suzuki
徹 鈴木
Kiichi Ema
起一 江間
Akiko Takano
昭子 高野
Kazuhisa Samura
一久 佐村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Nikko Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
Nikko Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eisai Co Ltd, Nikko Chemicals Co Ltd filed Critical Eisai Co Ltd
Priority to JP2001204280A priority Critical patent/JP4117119B2/ja
Publication of JP2002080365A publication Critical patent/JP2002080365A/ja
Publication of JP2002080365A5 publication Critical patent/JP2002080365A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4117119B2 publication Critical patent/JP4117119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定性に優れ、透明性が高く、且つ、味質と
服用感に優れる、脂溶性物質を含有する可溶化液剤、特
にドリンク剤等の内服水溶性液剤の提供。 【解決手段】 脂溶性物質と、(1)脂溶性物質に対して
50重量%以上100重量%未満のポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油から選ば
れる1種又は2種以上と、(2)脂溶性物質に対して5〜
100重量%のポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルから選ばれ
る1種又は2種以上と、(3)可溶化液剤全量に対して1
0〜80重量%の多価アルコールとを含有してなる、脂
溶性物質の可溶化液剤及びその製造方法、並びにこの可
溶化液剤を、精製水、緩衝液又は水性液剤で希釈してな
る可溶化液剤希釈液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂溶性物質を含有
する、味質と服用感に優れ、且つ、安定性に優れた透明
性の高い可溶化液剤およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に脂溶性物質は水に対して難溶性で
あり、脂溶性物質を内服液剤や水性注射剤等の可溶化液
剤とするために、種々の試みがなされている。
【0003】例えば、特公平4ー7722号には、脂溶
性物質のビタミンEを用いて、(A)ビタミンE、(B)ビタ
ミンEに対し100〜500重量%の硬化ヒマシ油ポリ
オキシエチレン誘導体、及び(C)ビタミンEに対し10
〜50重量%のソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂
肪酸エステル及びポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステルからなる群から選ばれた1種又は2種以上の安
定剤を含有する安定なビタミンEの可溶化液が開示され
ている。
【0004】しかし、このビタミンE可溶化液は、特に
ビタミンEに対し100〜500重量%の硬化ヒマシ油
ポリオキシエチレン誘導体を添加するという極めて多量
の界面活性剤(硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン誘導
体)を必要とする為、製造コストや消費者の添加剤摂取
量の少量志向等の観点から、望ましいとは言い難い。ま
た、該可溶化液は、透明性は優れているものの、硬化ヒ
マシ油ポリオキシエチレン誘導体に由来する不快な味が
強く感じられ、内服液剤としての味質と服用感は良好で
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】脂溶性物質を含有する
可溶化液剤において、安定性に優れ、透明性が高く、且
つ、味質と服用感に優れる可溶化液剤、特にドリンク剤
等の内服水溶性液剤の開発が求められている。また、ド
リンク剤は、滋養強壮剤として服用されることが多い
為、脂溶性物質として、脂溶性ビタミン、特にビタミン
E類、ビタミンA類、ビタミンD類及び/又はビタミン
K類を含有する不快な味を有さない可溶化液剤が要望さ
れている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、脂溶性物質
と、(1)脂溶性物質に対して50重量%以上100重量
%未満のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキ
シエチレンヒマシ油から選ばれる1種又は2種以上と、
(2)脂溶性物質に対して5〜100重量%のポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
ステル、ショ糖脂肪酸エステル及びポリオキシエチレン
アルキルエーテルからなる群から選ばれる1種又は2種
以上と、(3)可溶化液剤全量に対して10〜80重量%
の多価アルコールとを含有してなる、脂溶性物質の可溶
化液剤及びその製造方法、並びにこの可溶化液剤を、精
製水、緩衝液又は水性液剤で希釈してなる、脂溶性物質
を0.01〜0.3重量%含有する可溶化液剤希釈液で
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の可溶化液剤において、
(1)のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリ
オキシエチレンヒマシ油としては、エチレンオキサイド
平均付加モル数40〜60のものが好ましい。このポリ
オキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリオキシエチ
レンヒマシ油の配合量は、十分な透明性と、優れた味質
や服用感を得るために、脂溶性物質に対し50重量%以
上100重量%未満であり、好ましくは70重量%以上
100重量%未満であり、さらに好ましくは80重量%
以上100重量%未満である。
【0008】また、本発明の可溶化液剤において、(2)
の脂肪酸エステル類としては、炭素数14〜22の飽和
又は不飽和脂肪酸のエステルが好ましく、部分エステル
でも、完全にエステル化したものでもよい。またポリグ
リセリン脂肪酸エステルのグリセリン縮合度は2〜10
が好ましく、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル及びポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル
のエチレンオキサイド平均付加モル数は6〜40が好ま
しい。またポリオキシエチレンアルキルエーテルのアル
キル基の炭素数は12〜22が好ましく、エチレンオキ
サイドの平均付加モル数は6〜40が好ましい。
【0009】これら(2)成分の配合量は、十分な透明性
と、優れた味質や服用感を得る観点から、脂溶性物質に
対して5〜100重量%であり、好ましくは10〜50
重量%である。
【0010】本発明に係る脂溶性物質は、特に限定され
ず、例えば、ビタミンE類、ビタミンA類、βーカロチ
ン、ビタミンD類及び/又はビタミンK類等の脂溶性ビ
タミン、クロタミトン、テプレノン、インドメタシン、
プレドニゾロン、タンニン酸等が挙げられるが、好まし
くは、ビタミンE類、ビタミンA類、ビタミンD類及び
/又はビタミンK類であり、さらに好ましくは、ビタミ
ンE類である。
【0011】ビタミンE類としては、例えば、dl―α
―トコフェロール、d―α―トコフェロール、酢酸dl
―α―トコフェロール、酢酸d―α―トコフェロール、
コハク酸dl―α―トコフェロール、コハク酸d―α―
トコフェロール、ニコチン酸dl―α―トコフェロー
ル、ニコチン酸d―α―トコフェロール、dl―β―ト
コフェロール、d―β―トコフェロール、酢酸dl―β
―トコフェロール、酢酸d―β―トコフェロール、コハ
ク酸dl―β―トコフェロール、コハク酸d―β―トコ
フェロール、ニコチン酸dl―β―トコフェロール、ニ
コチン酸d―β―トコフェロール、dl―γ―トコフェ
ロール、d―γ―トコフェロール、酢酸dl―γ―トコ
フェロール、酢酸d―γ―トコフェロール、コハク酸d
l―γ―トコフェロール、コハク酸d―γ―トコフェロ
ール、ニコチン酸dl―γ―トコフェロール、ニコチン
酸d―γ―トコフェロール、dl―δ―トコフェロー
ル、d―δ―トコフェロール、酢酸dl―δ―トコフェ
ロール、酢酸d―δ―トコフェロール、コハク酸dl―
δ―トコフェロール、コハク酸d―δ―トコフェロー
ル、ニコチン酸dl―δ―トコフェロール、ニコチン酸
d―δ―トコフェロール、トコトリエノール等が挙げら
れ、酢酸d―α―トコフェロールが好ましい。ビタミン
D類としては、例えば、ビタミンD1、ビタミンD2、ビ
タミンD3が、ビタミンK類としては、ビタミンK1、ビ
タミンK2、ビタミンK3、ビタミンK4等が挙げられ
る。
【0012】本発明に係る可溶化液剤中の脂溶性物質の
含有量は、特に限定されないが、好ましくは、可溶化液
剤全量に対して3〜15重量%である。
【0013】本発明に係る多価アルコールとしては、例
えば、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、ポ
リグリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコ
ール、ポリエチレグリコール、ソルビトール、マンニト
ール、キシリトール等が挙げられる。多価アルコールの
配合量は、十分な透明性の確保、及び脂溶性物質や(1)
及び(2)成分の至適配合量の確保の観点から、可溶化液
剤全量に対して10〜80重量%であり、好ましくは3
0〜80重量%である。
【0014】本発明に係る可溶化液剤は、精製水の配合
の有無にかかわらず製造可能である。精製水の配合によ
り可溶化液剤の粘度が低下する為、精製水を加えること
により、可溶化液剤の製造時の作業性は良好となる。
【0015】本発明に係る脂溶性物質の可溶化液剤は、
1)ドリンク剤、液剤、シロップ剤、含漱剤、洗口液等
の内服の医薬品・医薬部外品、2)エリキシル剤、ロー
ション剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、経膣剤、経腸剤等
の外用の医薬品・医薬部外品や、化粧品配合剤、又は、
3)通常の賦形剤を加えて、錠剤、チュアブル剤、顆粒
剤、カプセル剤等の固形製剤として使用することができ
る。
【0016】本発明に係る脂溶性物質の可溶化液剤は、
そのまま服用しても良いが、特にドリンク剤等の内服液
剤として使用する場合には、さらに、精製水、緩衝液又
はドリンク剤等の水性液剤で任意の濃度に希釈して可溶
化液剤希釈液として用いることができる。可溶化液剤希
釈液中の脂溶性物質の濃度は、特に限定されないが、好
ましくは0.01〜0.3重量%である。
【0017】本発明に係る可溶化液剤を製造するには、
上記各成分を混合して、各成分を含有する混合物を調製
すればよいが、各成分を含有する混合物を更に高圧処理
してもよい。
【0018】したがって、本発明は、脂溶性物質に、
(1)脂溶性物質に対して50重量%以上100重量%未
満のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエ
チレンヒマシ油からなる群から選ばれる1種又は2種以
上と、(2)脂溶性物質に対して5〜100重量%のポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル及びポリオキシエ
チレンアルキルエーテルからなる群から選ばれる1種又
は2種以上を配合し、更に、(3)可溶化液剤全量に対し
て10〜80重量%の多価アルコールを配合するか、あ
るいは配合した混合物を、高圧処理することを特徴とす
る脂溶性物質の可溶化液剤の製造方法をも提供する。
【0019】上記各成分を配合する際の温度は、60〜
90℃が好ましく、70〜85℃が更に好ましい。また
各成分を混合する際には、プロペラ式、アンカー式等の
単純攪拌機、及び/又はホモジナイザー、ホモミキサー
等の高剪断乳化機等を用いることができる。
【0020】高圧処理は、通常、高圧ホモジナイザー、
高速加圧乳化機等を使用して行なう。高圧処理時の液剤
温度は、通常は常温から約90℃であり、好ましくは6
0〜80℃である。また、高圧処理時の圧力は特に限定
されないが、通常は100〜5000kg/cm2(9
807〜490350kPa)であり、好ましくは15
0〜2000kg/cm2(19614〜196140
kPa)であり、さらに好ましくは200〜1800k
g/cm2(29421〜17656kPa)である。
【0021】本発明に係る脂溶性物質の可溶化液剤は、
安定性に優れた透明性の高い液剤である。特に、界面活
性剤のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油及び/又はポリ
オキシエチレンヒマシ油の添加量が、脂溶性物質に対し
て50重量%以上100重量%未満という極めて少量
で、透明性の高い液剤が得られるという驚くべき特徴を
有している。また、本発明に係る脂溶性物質の可溶化液
剤は、内服服用時における不快な味をほとんど感じるこ
となく、味質と服用感に極めて優れるという、際立った
特性を有している。
【0022】脂溶性物質の可溶化液剤に関する従来技術
では、十分な透明性を有する透過率の高い液剤を得る為
に、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の界面活性剤を
多量に配合せざるを得ず、またその配合量が多い為に該
界面活性剤に由来する不快な味質及び服用感を強く感じ
るという問題があった。本発明に係る脂溶性物質の可溶
化液剤は、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等の界面活
性剤の配合量を特定の範囲幅まで減らすことにより、上
記問題を解決し、透過率90%以上の十分な液剤透明性
と良好な味質・服用感の両立という驚くべき効果を達成
したものである。
【0023】したがって、本発明に係る脂溶性物質の可
溶化液剤、及び可溶化液剤を精製水、緩衝液又は水性液
剤で希釈した可溶化液剤希釈液は、ドリンク剤、液剤、
シロップ剤、含漱剤、洗口液等の内服の医薬品・医薬部
外品に使用する場合に、特に有用である。
【0024】本発明に係る脂溶性物質の可溶化液剤及び
可溶化液剤希釈液は、例えば、次の方法により製造する
ことができる。
【0025】例えば、酢酸d−α−トコフェロール10
0g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油85g、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル30g、グリセリン635g及
び精製水150gを入れて混合し、約70℃に加温しなが
ら、ホモミキサーで10000 rpm×5分間撹拌混合して、
均一な水性液剤を調製することにより、酢酸d−α−ト
コフェロールの可溶化液剤を製造することができる。ま
た、さらにこの水性液剤を高圧ホモジナイザーを使用し
て、1000kg/cm2(98070kPa)で高圧
処理を行い、酢酸d−α−トコフェロールの可溶化液剤
を製造することもできる。また、これらの可溶化液剤1
gに、pH3に調整した緩衝液を加えて希釈することに
より、酢酸d−α−トコフェロールを0.1重量%含有す
る可溶化液剤希釈液を製造することができる。
【0026】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】実施例1〜実施例8 脂溶性物質として、酢酸d−α−トコフェロールを用
い、表1に示した処方で、各成分を混合し、約70℃に加
温しながら、ホモミキサーで10000rpm×5分間撹拌混合
して、均一な可溶化液剤を調製した。この水性液剤を高
圧ホモジナイザーを使用して1000kg/cm2(9
8070kPa)で高圧処理を行い、酢酸d−α−トコ
フェロールの可溶化液剤を得た。
【0028】得られた可溶化液剤に水を加えて、粒子数
として100000〜1000000個/mLになるように希釈し、
所定のセルに入れサブミクロン粒子測定装置(Coulter社
製、MODEL N4 SD)を用いて平均粒子径(nm)を
測定した。
【0029】また、上記の高圧処理した可溶化液剤1g
に、市販品ドリンク剤(A)100mL(ニコチン酸ア
ミド20mg、アミノエチルスルホン酸1g、硝酸チア
ミン5mg、リン酸リボフラビンナトリウム5mg、塩
酸ピリドキシン5mg、塩酸カルニチン100mg、イ
ノシトール50mg、無水カフェイン50mgを1瓶1
00mL中に含有)を加えて希釈し、酢酸d−α−トコ
フェロール含量100mgとなるように可溶化液剤希釈
液を得た。
【0030】比較例1 脂溶性物質として、酢酸d−α−トコフェロールを用
い、表1に示した処方(脂溶性物質に対して200重量
%のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を添加)で、各成
分を混合する以外は実施例1〜8と同様にして、酢酸d
−α−トコフェロールの可溶化液剤、及び酢酸d−α−
トコフェロール含量100mgとなるように可溶化液剤
希釈液を得、同様に平均粒子径を測定した。
【0031】実施例1〜8で得られた可溶化液剤希釈液
を、比較例1で得られた可溶化液剤希釈液と比較して、
物性評価を行なった。評価は、製造直後、70℃で1日
及び7日の保存を行った後の640nmにおける透過率
(%)を測定し、製造直後のそれぞれの可溶化液剤希釈
液を口腔内に5秒間含んだ時の味質及び服用感を官能検
査により、下記の基準で評価した。処方と各試験結果を
表1に示した。
【0032】<味質及び服用感の評価基準> ○:味質及び服用感は良好である。 △:やや、味質及び服用感に不快感を感じる。 ×:味質及び服用感に不快感を感じる。
【0033】
【表1】
【0034】表1から明らかなように、実施例1〜8で
はいずれも、「液剤の味質及び服用感は良好」であっ
た。一方、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油の配合比率
が脂溶性物質に対して200重量%である比較例1で
は、「液剤の味質及び服用感に不快感」が感じられた。
【0035】また可溶化液剤希釈液の640nmにおける透
過率(%)は、表1に示したように、製造直後におい
て、いずれの実施例も90%以上であり、良好な透明性
を有しており、また、70℃で1日及び7日の保存を行
っても透過率の顕著な低下は認められなかった。また、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油やポリグリセリン脂肪
酸エステル(デカグリセリンモノステアリン酸エステ
ル)の配合比率による差はほとんどなく、若干、配合比
率が大きいほど透過率は若干高くなる傾向が認められた
が大きな差は認められなかった。尚、通常、液剤の透過
率は90%以上であれば、外観上十分な透明性を有して
いると判断でき、ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合
比率が最も小さい実施例5(脂溶性物質に対して10重
量%)でも、製造直後の透過率が92.3%、70℃で
1日及び7日の保存後の透過率が、各々94.1%、9
1.9%で、外観上比較例1と同程度の透明性であった
ことから、良好な透明性を有していると言える。
【0036】以上から、本発明により、脂溶性物質を含
有する味質と服用感に優れ、且つ、安定性に優れた透明
性の高い可溶化液剤が得られることは明白である。
【0037】実施例9〜実施例13 脂溶性物質として、酢酸d−α−トコフェロールを用
い、表2に示した処方で、各成分を混合し、約70℃に加
温しながら、ホモミキサーで10000rpm×5分間撹拌混合
して、均一な可溶化液剤を調製した。この水性液剤を高
圧ホモジナイザーを使用して300kg/cm2(29
421kPa)で高圧処理を行い、酢酸d−α−トコフ
ェロールの可溶化液剤を得た。得られた可溶化液剤の平
均粒子径を実施例1〜8と同様に測定した。
【0038】また、これらの高圧処理した可溶化液剤1
gに、市販品ドリンク剤(A)100mL(ニコチン酸
アミド20mg、アミノエチルスルホン酸1g、硝酸チ
アミン5mg、リン酸リボフラビンナトリウム5mg、
塩酸ピリドキシン5mg、塩酸カルニチン100mg、
イノシトール50mg、無水カフェイン50mgを1瓶
100mL中に含有)を加えて希釈し、酢酸d−α−ト
コフェロール含量100mgとなるように可溶化液剤希
釈液を得た。得られた可溶化液剤希釈液について、実施
例1〜8と同様に透過率を測定し、味質及び服用感を官
能検査した。処方と試験結果を表2に示した。
【0039】
【表2】
【0040】表2から明らかなように、いずれの実施例
も製造直後において、90%以上の透過率であり、良好
な透明性を有しており、また、70℃で保存しても透過
率の顕著な低下は認めなかった。さらに、味質及び服用
感は良好であった。
【0041】実施例14〜実施例16 脂溶性物質として、酢酸d−α−トコフェロールを用
い、表3に示した処方で、各成分を混合し、約70℃に加
温しながら、ホモミキサーで10000rpm×5分間撹拌混合
して、均一な可溶化液剤を調製した。この水性液剤を高
圧ホモジナイザーを使用して、200kg/cm2(1
9614kPa)で高圧処理を行い、酢酸d−α−トコ
フェロールの可溶化液剤を得た。得られた可溶化液剤の
平均粒子径を実施例1〜8と同様に測定した。
【0042】また、これらの高圧処理した可溶化液剤1
gに、市販品ドリンク剤(A)100mL(ニコチン酸
アミド20mg、アミノエチルスルホン酸1g、硝酸チ
アミン5mg、リン酸リボフラビンナトリウム5mg、
塩酸ピリドキシン5mg、塩酸カルニチン100mg、
イノシトール50mg、無水カフェイン50mgを1瓶
100mL中に含有)を加えて希釈し、酢酸d−α−ト
コフェロール含量120mg(実施例14)、150mg
(実施例15〜実施例16)である可溶化液剤希釈液を
得た。得られた可溶化液剤希釈液について、実施例1〜
8と同様に透過率を測定し、味質及び服用感を官能検査
した。処方と試験結果を表3に示した。
【0043】
【表3】
【0044】表3から明らかなように、トコフェロール
の濃度に関係なく、実施例14、15及び16の可溶化
液剤希釈液の透過率は、製造直後において、いずれも9
0%以上であり良好な透明性を有しており、また、70
℃で保存しても透過率の顕著な低下は認めなかった。さ
らに、味質及び服用感は良好であった。
【0045】実施例17〜19 脂溶性物質として、酢酸d−α−トコフェロールを用
い、表4に示した処方で、各成分を約80℃に加温しなが
ら、ホモミキサーで10000rpm×10分間撹拌混合して、均
一な可溶化液剤を調製した。この水性液剤を高圧乳化機
を使用して、9000psiで高圧処理を行い、室温まで冷却
して、酢酸d−α−トコフェロールの可溶化液剤を得
た。さらに、実施例1〜8と同様に市販品ドリンク剤
(A)を加えて希釈し、酢酸d−α−トコフェロール含
量100mgとなるように可溶化液剤希釈液を得た。
【0046】得られた可溶化液剤希釈液について、実施
例1〜8と同様に透過率、平均粒子径を測定し、味質及
び服用感を官能検査した。処方と試験結果を表4に示し
た。
【0047】
【表4】
【0048】表4の結果から明らかなように、グリセリ
ン濃度に関係なく、透過率90%以上の澄明な液体が得ら
れた。また、この希釈液を70℃で7日間保存しても、
透過率及び平均粒子径にほとんど変化は認められなかっ
た。
【0049】実施例20〜22 脂溶性物質として、酢酸d−α−トコフェロールを用
い、表5に示した処方で、各成分を単純撹拌機(90rp
m)を用いて、85±5℃で製剤が澄明になるまで加温撹
拌したのち、室温まで冷却し、可溶化液剤を得た。この
液剤を5℃、45℃、−10℃/40℃(昇降時間12時間、各
保温時間12時間の48時間サイクル)で2ヶ月保存、又は
45℃で2ヶ月保存したのち、精製水を添加して酢酸d
−α−トコフェロール含量100mgの可溶化液剤希釈
液として、実施例1〜8と同様に透過率を測定した。そ
の結果を表5に示す。この結果から、製造直後の初期値
と同様に、保存後も透過率90%以上の澄明な液体を得る
ことができ、この可溶化液剤は保存性が良いことが確認
された。
【0050】また、この可溶化液剤を、前記市販品ドリ
ンク剤(A)100mLまたは市販品ドリンク剤(B)100
mL(タウリン1000mg、イノシトール50mg、ニコチ
ン酸アミド20mg、ビタミンB1硝酸塩5mg、ビタミ
ンB2リン酸エステル5mg、ビタミンB6 5mg、無
水カフェイン50mgを1瓶100mL中に含有)に1本あ
たり酢酸d−α−トコフェロール100mgとなるように
添加して可溶化液剤希釈液を得た。これらの希釈液につ
いて、実施例1〜8と同様に透過率を測定し、味質及び
服用感を官能検査した。結果を表5に示した。この結果
から、可溶化液剤を添加しない市販品と比較して、味質
及び服用感に差は認められず、良好であった。また、希
釈液を、70℃で1日及び7日保存後の透過率は、製造
直後の透過率とほとんど変化せず、澄明な液体であっ
た。
【0051】
【表5】
【0052】実施例23 表6に示す処方で、80重量%の精製水(約80℃)中に、
メチルパラベン、安息香酸ナトリウムを溶解させた後、
ポリエチレングリコール(PEG4000)、粉末還元麦芽糖
水飴、グリセリンを投入撹拌し、室温まで冷却し澄明な
液体を得た。さらに、L−アルギニン及びビタミンC誘
導体、実施例21で調製した可溶化液剤及び精製水(残
部)を添加して、均一な澄明な液体となるまで撹拌し、
ビタミンE及びビタミンC含有ローション剤を得た。こ
のローション剤は、透過率97.1%の澄明な液体であり、
pH4.7であった。使用感は、べたつきは認められず、
さっぱりとして良好であった。
【0053】また、同様に実施例21の可溶化液剤を、
0.5、3又は5%添加したローション剤を調製したと
ころ、べたつきのない、さっぱりした使用感のローショ
ン剤であった。
【0054】実施例24 表6に示す処方で、80重量%の精製水(約80℃)中に、
メチルパラベン、安息香酸ナトリウム、イプシロンアミ
ノカプロン酸、グリセリンを溶解させた後、カルボキシ
ビニルポリマーを徐々に添加し、撹拌し、均一な分散液
を得た。この分散液を50℃付近まで冷却し、撹拌下、ト
リエタノールアミン水溶液(処方中5%の精製水)を添
加し、澄明なゲル剤を得た。さらに、実施例21で調製
した可溶化液剤及び精製水(残部)を添加し、均一にな
るまで撹拌し、ビタミンE含有ゲル剤を得た。このゲル
剤は、べたつきのないさっぱりとした使用感であった。
【0055】また、同様に実施例21の可溶化液剤を、
0.5、3又は5%添加したゲル剤を調製したところ、
濃度に依らず、べたつきは認められず、さっぱりとした
使用感であった。
【0056】
【表6】
【0057】実施例25〜26 表7に示す処方で、80重量%の精製水(約80℃)中に、
メチルパラベン、安息香酸ナトリウム、キサンタンガム
を溶解させた後、PEG4000、キシリトール、グリセリン
を投入撹拌し、室温まで冷却し澄明な液体を得た。さら
に、L−アルギニン及びビタミンC誘導体、実施例21
で調製した可溶化液剤を添加して、均一な澄明な液体と
なるまで撹拌し、ビタミンE及びビタミンC含有ローシ
ョン剤を得た。これらのローション剤を、冷所で2ヶ月
保存するか、実施例20〜22のサイクル試験と同様の
サイクルで2ヶ月保存するか、あるいは45℃で2ヶ月
保存し、その性状を評価した。その結果、初期pHに依
存せず、安定であり、性状(澄明性、におい)に変化は
認められなかった。使用感も、べたつきは認められず、
良好であった。
【0058】
【表7】
【0059】
【発明の効果】本発明によると、脂溶性物質を含有す
る、味質と服用感に優れ、且つ、安定性に優れた透明性
の高い可溶化液剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/44 A61K 47/44 (72)発明者 高野 昭子 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番8号 日光ケミカルズ株式会社内 (72)発明者 佐村 一久 埼玉県熊谷市新堀16−8 Fターム(参考) 4C076 AA12 BB01 CC23 DD09 DD46 DD68 EE53 FF15 FF36 FF52 GG46 4C086 AA10 BA09 MA05 MA52 NA03 NA09 ZC29

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂溶性物質と、(1)脂溶性物質に対して
    50重量%以上100重量%未満のポリオキシエチレン
    硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油から選ば
    れる1種又は2種以上と、(2)脂溶性物質に対して5〜
    100重量%のポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
    キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
    チレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
    ル及びポリオキシエチレンアルキルエーテルからなる群
    から選ばれる1種又は2種以上と、(3)可溶化液剤全量
    に対して10〜80重量%の多価アルコールとを含有し
    てなる、脂溶性物質の可溶化液剤。
  2. 【請求項2】 脂溶性物質の含有量が3〜15重量%で
    ある請求項1記載の脂溶性物質の可溶化液剤。
  3. 【請求項3】 脂溶性物質が、ビタミンE類である請求
    項1又は2記載の脂溶性物質の可溶化液剤。
  4. 【請求項4】 ビタミンE類が、dl―α―トコフェロ
    ール、d―α―トコフェロール、酢酸dl―α―トコフ
    ェロール、酢酸d―α―トコフェロール、コハク酸dl
    ―α―トコフェロール、コハク酸d―α―トコフェロー
    ル、ニコチン酸dl―α―トコフェロール、ニコチン酸
    d―α―トコフェロール、dl―β―トコフェロール、
    d―β―トコフェロール、酢酸dl―β―トコフェロー
    ル、酢酸d―β―トコフェロール、コハク酸dl―β―
    トコフェロール、コハク酸d―β―トコフェロール、ニ
    コチン酸dl―β―トコフェロール、ニコチン酸d―β
    ―トコフェロール、dl―γ―トコフェロール、d―γ
    ―トコフェロール、酢酸dl―γ―トコフェロール、酢
    酸d―γ―トコフェロール、コハク酸dl―γ―トコフ
    ェロール、コハク酸d―γ―トコフェロール、ニコチン
    酸dl―γ―トコフェロール、ニコチン酸d―γ―トコ
    フェロール、dl―δ―トコフェロール、d―δ―トコ
    フェロール、酢酸dl―δ―トコフェロール、酢酸d―
    δ―トコフェロール、コハク酸dl―δ―トコフェロー
    ル、コハク酸d―δ―トコフェロール、ニコチン酸dl
    ―δ―トコフェロール、ニコチン酸d―δ―トコフェロ
    ール及びトコトリエノールからなる群から選ばれる1種
    又は2種以上である請求項3記載の脂溶性物質の可溶化
    液剤。
  5. 【請求項5】 ビタミンE類が、酢酸d―α―トコフェ
    ロールである請求項3記載の脂溶性物質の可溶化液剤。
  6. 【請求項6】 多価アルコールが、グリセリン、ジグリ
    セリン、トリグリセリン、ポリグリセリン、プロピレン
    グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレン
    グリコール、エチレングリコール、ポリエチレグリコー
    ル、ソルビトール、マンニトール及びキシリトールから
    なる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜
    5のいずれか一項に記載の脂溶性物質の可溶化液剤。
  7. 【請求項7】 ビタミンE類と、(1)ビタミンE類に対
    して50重量%以上100重量%未満のポリオキシエチ
    レン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油から
    なる群から選ばれる1種又は2種以上と、(2)ビタミン
    E類に対して5〜100重量%のポリグリセリン脂肪酸
    エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
    ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、シ
    ョ糖脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエ
    ーテルからなる群から選ばれる1種又は2種以上と、
    (3)可溶化液剤全量に対して10〜80重量%の多価ア
    ルコールとを含有してなる、ビタミンE類の可溶化液
    剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の可
    溶化液剤を、精製水、緩衝液又は水性液剤で希釈してな
    る、脂溶性物質を0.001〜0.5重量%含有する可
    溶化液剤希釈液。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の可
    溶化液剤を、精製水、緩衝液又は水性液剤で希釈してな
    る、脂溶性物質を0.01〜0.3重量%含有する可溶
    化液剤希釈液。
  10. 【請求項10】 脂溶性物質に、(1)脂溶性物質に対し
    て50重量%以上100重量%未満のポリオキシエチレ
    ン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油からな
    る群から選ばれる1種又は2種以上と、(2)脂溶性物質
    に対して5〜100重量%のポリグリセリン脂肪酸エス
    テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
    ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ショ糖
    脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキルエーテ
    ルからなる群から選ばれる1種又は2種以上を配合し、
    更に、(3)可溶化液剤全量に対して10〜80重量%の
    多価アルコールを配合することを特徴とする脂溶性物質
    の可溶化液剤の製造方法。
  11. 【請求項11】 ビタミンE類に、(1)ビタミンE類に
    対して50重量%以上100重量%未満のポリオキシエ
    チレン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油か
    らなる群から選ばれる1種又は2種以上と、(2)ビタミ
    ンE類に対して5〜100重量%のポリグリセリン脂肪
    酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
    テル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、
    ショ糖脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンアルキル
    エーテルからなる群から選ばれる1種又は2種以上を配
    合し、更に、(3)可溶化液剤全量に対して10〜80重
    量%の多価アルコールを配合することを特徴とするビタ
    ミンE類の可溶化液剤の製造方法。
  12. 【請求項12】 脂溶性物質に、(1)ポリオキシエチレ
    ン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油からな
    る群から選ばれる1種又は2種以上と、(2)ポリグリセ
    リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
    肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エ
    ステル、ショ糖脂肪酸エステル及びポリオキシエチレン
    アルキルエーテルからなる群から選ばれる1種又は2種
    以上を配合し、更に、(3)多価アルコールを配合した混
    合物を、高圧処理する請求項10記載の脂溶性物質の可
    溶化液剤の製造方法。
  13. 【請求項13】 ビタミンE類に、(1)ポリオキシエチ
    レン硬化ヒマシ油及びポリオキシエチレンヒマシ油から
    なる群から選ばれる1種又は2種以上と、(2)ポリグリ
    セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
    脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
    エステル、ショ糖脂肪酸エステル及びポリオキシエチレ
    ンアルキルエーテルからなる群から選ばれる1種又は2
    種以上を配合し、更に、(3)多価アルコールを配合した
    混合物を、高圧処理する請求項11記載のビタミンE類
    の可溶化液剤の製造方法。
JP2001204280A 2000-07-05 2001-07-05 脂溶性物質の可溶化液剤 Expired - Fee Related JP4117119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001204280A JP4117119B2 (ja) 2000-07-05 2001-07-05 脂溶性物質の可溶化液剤

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000203394 2000-07-05
JP2000-203394 2000-07-05
JP2001204280A JP4117119B2 (ja) 2000-07-05 2001-07-05 脂溶性物質の可溶化液剤

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002080365A true JP2002080365A (ja) 2002-03-19
JP2002080365A5 JP2002080365A5 (ja) 2008-01-24
JP4117119B2 JP4117119B2 (ja) 2008-07-16

Family

ID=26595408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001204280A Expired - Fee Related JP4117119B2 (ja) 2000-07-05 2001-07-05 脂溶性物質の可溶化液剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4117119B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020268A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Takeda Chem Ind Ltd 脂溶性物質含有内服液剤
WO2005034913A1 (ja) * 2003-10-10 2005-04-21 Eisai Co., Ltd. 新規液剤組成物
JP2007277207A (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Rohto Pharmaceut Co Ltd 内服用製剤
JP2012214444A (ja) * 2011-03-25 2012-11-08 Taisho Pharmaceutical Co Ltd ロキソプロフェン含有外用剤
JP2015221761A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社 沖縄リサーチセンター ポリメトキシフラボノイド溶解組成物及びその製造方法
JP2019163210A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 ライオン株式会社 水性眼科用組成物
JP2021506741A (ja) * 2017-12-20 2021-02-22 フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa 口腔ケア組成物

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020268A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Takeda Chem Ind Ltd 脂溶性物質含有内服液剤
US8557259B2 (en) 2003-10-10 2013-10-15 Eisai R&D Management Co., Ltd. Liquid preparation
WO2005034913A1 (ja) * 2003-10-10 2005-04-21 Eisai Co., Ltd. 新規液剤組成物
JPWO2005034913A1 (ja) * 2003-10-10 2006-12-21 エーザイ株式会社 新規液剤組成物
AU2004279225B2 (en) * 2003-10-10 2009-10-29 Mitsubishi-Chemical Foods Corporation Novel liquid preparation composition
KR100953241B1 (ko) * 2003-10-10 2010-04-16 에자이 알앤드디 매니지먼트 가부시키가이샤 신규 액제 조성물
JP4787019B2 (ja) * 2003-10-10 2011-10-05 エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 新規液剤組成物
JP2007277207A (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Rohto Pharmaceut Co Ltd 内服用製剤
JP2012214444A (ja) * 2011-03-25 2012-11-08 Taisho Pharmaceutical Co Ltd ロキソプロフェン含有外用剤
JP2015221761A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 株式会社 沖縄リサーチセンター ポリメトキシフラボノイド溶解組成物及びその製造方法
JP2021506741A (ja) * 2017-12-20 2021-02-22 フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa 口腔ケア組成物
JP7268012B2 (ja) 2017-12-20 2023-05-02 フイルメニツヒ ソシエテ アノニム 口腔ケア組成物
JP2019163210A (ja) * 2018-03-19 2019-09-26 ライオン株式会社 水性眼科用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4117119B2 (ja) 2008-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170216224A1 (en) Solid particulate compositions comprising coenzyme q10
EP1420767A1 (en) Compositions containing itraconazole and their preparation methods
JP4117119B2 (ja) 脂溶性物質の可溶化液剤
US3436459A (en) Fat soluble vitamin compositions
JPH11255640A (ja) 皮膚外用乳化製剤
JP2822093B2 (ja) W/o/w型乳化化粧料
WO1997009037A1 (fr) Preparation effervescente se presentant sous forme de comprimes produits a basse pression
JP2557557B2 (ja) ピロキシカム含有局所投与用医薬組成物
JP2023500864A (ja) 難水溶性の有効成分を含有する経口投与可能なフィルム及びその調製
KR100722326B1 (ko) 지용성 물질의 가용화 액제
US20030091528A1 (en) Transparent liquid composition
CN113679664B (zh) 白藜芦醇高分子水溶液及其制备方法
JP5028885B2 (ja) ユビデカレノン含有自己乳化組成物
JP6014252B2 (ja) ネパデュタントを含有する小児用経口液体組成物
JPH05139955A (ja) 安定な点眼剤
KR20100016290A (ko) 목재 수지를 함유하는 에멀젼 예비농축물 및 미셀 제제
JP3313148B2 (ja) 皮膚外用剤
JPS62106018A (ja) 高濃度ビタミンe水性製剤
JP3155312B2 (ja) 安定な静脈注射用総合ビタミン剤
JP3438264B2 (ja) 安定なビタミンa類可溶化水性点眼剤の調製方法
JPH04235925A (ja) 安定な総合ビタミン注射液
JP2003012496A (ja) 安定な尿素含有外用組成物
JP4747534B2 (ja) W/o/w型複合エマルション
JP2003012497A (ja) 尿素含有外用組成物
WO2023101252A1 (ko) 황반변성 치료를 위한 안과용 나노이멀젼 조성물 및 이의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071130

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071130

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20071130

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20080104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080421

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4117119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees