JP2007277207A - 内服用製剤 - Google Patents

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哲生 古野
Takashi Nakatsuka
剛史 中塚
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直樹 戸口
Junko Yamaguchi
順子 山口
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Abstract

【課題】 肉体疲労回復のためおよび/または全身倦怠感改善のため、或いは睡眠改善のために用いられる新規な内服用製剤を提供すること。
【解決手段】 本発明は、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを含有する又は組み合わせてなる、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のため、或いは睡眠改善のための内服用製剤を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、新規な内服用製剤に関する。
古来より、人は食事や睡眠をとることにより、肉体疲労を回復し、全身倦怠感を改善しようとしてきた。しかし現代は、偏った食生活を送りがちであったり、十分な睡眠時間をとることが困難であったり、睡眠時間自体は十分であっても質の良い睡眠をとることができない場合も多く、現代人は、日常の食事や睡眠という手段だけにより、肉体疲労を回復し、全身倦怠感を改善することが難しくなってきている。
そこで、肉体疲労回復や全身倦怠感改善を目的として、数多くの内服用製剤が現在用いられている。これらの内服用製剤では、代謝系の補酵素として働くビタミンB群を含ませたり、生体構築に必要とされるアミノ酸やペプチドやミネラルを含ませたり、また肉体疲労感や全身倦怠感を一時的に紛らせて興奮状態とするために中枢神経興奮剤(例えば、カフェイン、テオフィリン、ジプロフィリン、アミノフィリンなどのキサンチン系薬物等)を含ませたり、一時的にとりわけ強く力を漲らせるように作用する強壮生薬(例えば、ニンジン、イカリソウ(インヨウカク)、ロクジョウ、ニンニク、ハンピ、ゴオウ、ムイラプアマ等)などを含ませることが多い(特許文献1、2)。
しかし、こうした従来の内服用製剤によってもたらされる肉体疲労回復効果や全身倦怠感改善効果は未だ十分に満足できるものではなく、さらなる高い肉体疲労回復効果や全身倦怠感改善効果を有する新規の有用な内服用製剤の開発が望まれていた。さらに、肉体疲労回復効果や全身倦怠感改善効果を得るために、睡眠自体を良質のものへと改善することも求められていた。
一方、サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物は、鎮静作用を有することで周知の生薬である。これらの生薬は単独で用いられた場合、その鎮静作用から高ぶった気を鎮めて睡眠状態へと導きやすくするものの、十分な睡眠時間をとって目覚めた後でも、眠気や倦怠感、疲労感が抜けず、やる気が出難いという副作用が出てしまうことで知られていた。従って、薬物療法として、このような生薬は用いづらいとされていた。
特開2005−239579号公報 特開2004−189619号公報
本発明は、かかる従来の問題に鑑み、顕著に高い肉体疲労回復効果および/または全身倦怠感改善効果を有する新規の有用な内服用製剤を提供することを目的とする。さらには本発明は、高い睡眠改善効果を有する新規の有用な内服用製剤を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを併用して服用することにより、肉体疲労回復効果および/または全身倦怠感改善効果が相乗効果的に著しく高められ、また顕著に高い睡眠改善効果を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
従って、本発明は以下を提供する。
[1](A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のための内服用製剤。
[2](A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のための内服用製剤。
[3](A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、睡眠改善のための内服用製剤。
[4](A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる、睡眠改善のための内服用製剤。
[5]ビタミンB群が、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB3類、ビタミンB6類、及びビタミンB12類からなる群より選択される少なくとも1種である、項目[1]〜[4]のいずれか一項に記載の内服用製剤。
[6](A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量が、5〜300mgとなるように製剤化された、項目[1]〜[5]のいずれか一項に記載の内服用製剤。
[7](B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量が、原生薬換算量で100〜6000mgとなるように製剤化された、項目[1]〜[6]のいずれか一項に記載の内服用製剤。
[8](C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量が、10〜600mgとなるように製剤化された、項目[1]〜[7]のいずれか一項に記載の内服用製剤。
[9](A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種の総量を1重量部に対して、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の原生薬換算量が2〜50重量部であり、かつ(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種の総量が0.1〜10重量部である、項目[1]〜[8]のいずれか一項に記載の内服用製剤。
本発明により、顕著に高い肉体疲労回復効果および/または全身倦怠感改善効果を有する新規の有用な内服用製剤が提供される。さらに本発明の内服用製剤を就寝前に服用した場合には、就寝中に目が覚めにくくなって熟睡ができ、また目覚めの際のスッキリ感が改善されることが明らかになっている。従って、本発明の内服用製剤は、就寝前に服用して睡眠を良質のものへと改善するためにも用いられ得る。
以下、本発明を詳細に説明する。本明細書の全体にわたって、単数形の表現は、特に他に言及しない限り、その複数形の概念をも含むことが理解されるべきである。また、本明細書中において使用される用語は、特に他に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられていることが理解されるべきである。
本発明では、第一の必須成分として、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種のビタミン〔以下、(A)成分ということがある〕を用いる。
ビタミンB群は、穀物胚芽、肝臓、酵母などに由来する水溶性ビタミンの一群であり、具体的には、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB3類、ビタミンB6類、ビタミンB12類、またはパントテン酸、パンテノール、葉酸、ビオチン、コリン、オロト酸(オロチン酸)、リポ酸(チオクト酸)、イノシトール、カルニチン、パラアミノ安息香酸、パンガミン酸もしくは薬理学的に許容されるこれらの塩(例えば、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウムなど)などで構成される。
ビタミンB1類としては、例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、フルスルチアミン、プロスルチアミン、もしくはベンフォチアミン、または薬理学的に許容されるそれらの塩(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、硝酸ビスチアミン、チアミンジセチル硫酸エステル塩、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミンなど)が用いられ得る。本発明にビタミンB1類を用いる場合、好ましくは塩酸チアミン、硝酸チアミン、ベンフォチアミン、オクトチアミン、フルスルチアミン、ビスベンチアミン、塩酸フルスルチアミンが用いられ得、特に好ましくは硝酸チアミンが用いられる。
ビタミンB2類としては、例えば、リボフラビン、もしくはフラビンアデニンジヌクレオチド、または薬理学的に許容されるそれらの塩(例えば、酪酸リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウムなど)が用いられ得る。本発明にビタミンB2類を用いる場合、好ましくは酪酸リボフラビン、リン酸リボフラビンナトリウム、リボフラビンが用いられ得、特に好ましくはリボフラビンが用いられる。
ビタミンB3類としては、例えば、ニコチン酸または薬理学的に許容されるその塩(例えば、ニコチン酸アミドなど)が用いられ得る。本発明にビタミンB3類を用いる場合、好ましくはニコチン酸アミドが用いられる。
ビタミンB6類としては、例えば、ピリドキシン、ピリドキサール、もしくはピリドキサミン、または薬理学的に許容されるそれらの塩(例えば、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサールカルシウムなど)が用いられ得る。本発明にビタミンB6類を用いる場合、好ましくはピリドキシン、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサールが用いられ得、特に好ましくは塩酸ピリドキシンが用いられる。
ビタミンB12類としては、例えば、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、もしくはメチルコバラミン、または薬理学的に許容されるそれらの塩(例えば、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミンなど)が用いられ得る。本発明にビタミンB12類を用いる場合、好ましくはヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミンが用いられ得、特に好ましくはシアノコバラミンが用いられる。
本発明では、ビタミンB群に代えて又はビタミンB群と共に、ビタミンE類が用いられ得る。ビタミンE類は、抗不妊因子として発見された公知の脂溶性ビタミンであり、α−、β−、γ−、およびδ−の4つの型のトコフェロールと、同じくα−、β−、γ−、およびδ−の4つの型のトコトリエノールの合わせて8種類がこれまでに知られている。さらにトコフェロールとトコトリエノールには、それぞれd、l、dlの3種類の光学異性体が存在する。本発明には、これらのいずれもが用いられ得るが、好ましくは、α−トコフェロールまたは薬理学的に許容されるその塩が用いられる。より好ましくは、本発明にはd−α−トコフェロールもしくはdl−α−トコフェロールまたは薬理学的に許容されるそれらの塩(例えば、コハク酸d−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウム、酢酸d−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロールなど)が用いられ、特に好ましくは、コハク酸dl−α−トコフェロールカルシウムが用いられる。
本発明では、上述のようなビタミンB群やビタミンE類のなかから1種類のみを用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。
好ましくは、本発明の内服用製剤には、(A)成分として、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB3類、ビタミンB6類、ビタミンB12類およびビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種が用いられ、より好ましくはビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB3類、ビタミンB6類およびビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種が用いられる。
より高い本願効果を得るためには、本発明では、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB3類、ビタミンB6類、ビタミンB12類およびビタミンE類の中の1種のみを用いても良いが、この中から2種以上を組み合わせて用いるのが好ましく、3種以上を組み合わせて用いるのがより好ましく、4種以上を組み合わせて用いるのがさらに好ましく、5種を組み合わせて用いるのが特に好ましい。
本願製剤を処方する際に用いられる(A)成分の総量は、本発明の効果を奏し得る限り特に制限はなく、また適用される被験体の年齢や状態などの種々の要因により適宜変動され得る。しかしより高い本願効果を奏するために、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量は、5〜300mgとなるように製剤化するのが好ましく、50〜200mgとなるように製剤化するのがより好ましく、70〜150mgとなるように製剤化するのがさらに好ましい。
本発明にビタミンB1類を用いる場合、ビタミンB1類自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは1〜200mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは5〜100mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは8〜20mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にビタミンB2類を用いる場合、ビタミンB2類自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは1〜200mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは2〜100mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは2〜20mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にビタミンB3類を用いる場合、ビタミンB3類自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは1〜200mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは5〜100mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは10〜70mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にビタミンB6類を用いる場合、ビタミンB6類自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは1〜200mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは2〜100mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは5〜50mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にビタミンB12類を用いる場合、ビタミンB12類自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは0.1μg〜5000μgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは1〜1500μgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは1〜60μgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にビタミンE類を用いる場合、ビタミンE類自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは1〜300mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは2〜100mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは10〜50mgとなるように製剤化するのがよい。
また例えば、本発明にビタミンB1類とビタミンB2類とを併用して用いる場合、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB1類の総量が1重量部に対してビタミンB2類の総量は0.01〜10重量部であるのがよく、0.1〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB1類とビタミンB3類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB1類の総量が1重量部に対してビタミンB3類の総量は1〜10重量部であるのがよく、2〜7重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB1類とビタミンB6類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB1類の総量が1重量部に対してビタミンB6類の総量は0.1〜10重量部であるのがよく、1〜6重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB1類とビタミンB12類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB1類の総量が1重量部に対してビタミンB12類の総量は0.00001〜2重量部であるのがよく、0.0001〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB1類とビタミンE類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB1類の総量が1重量部に対してビタミンE類の総量は0.1〜30重量部であるのがよく、1〜20重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB2類とビタミンB3類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB2類の総量が1重量部に対してビタミンB3類の総量は1〜10重量部であるのがよく、4〜8重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB2類とビタミンB6類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB2類の総量が1重量部に対してビタミンB6類の総量は1〜10重量部であるのがよく、3〜7重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB2類とビタミンB12類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB2類の総量が1重量部に対してビタミンB12類の総量は0.00001〜2重量部であるのがよく、0.0001〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB2類とビタミンE類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB2類の総量が1重量部に対してビタミンE類の総量は0.1〜40重量部であるのがよく、1〜30重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB3類とビタミンB6類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB3類の総量が1重量部に対してビタミンB6類の総量は0.01〜5重量部であるのがよく、0.1〜2重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB3類とビタミンB12類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB3類の総量が1重量部に対してビタミンB12類の総量は0.000001〜2重量部であるのがよく、0.00001〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB3類とビタミンE類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB3類の総量が1重量部に対してビタミンE類の総量は0.01〜5重量部であるのがよく、0.1〜2重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB6類とビタミンB12類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB6類の総量が1重量部に対してビタミンB12類の総量は0.000001〜2重量部であるのがよく、0.00001〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB6類とビタミンE類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB6類の総量が1重量部に対してビタミンE類の総量は0.01〜10重量部であるのがよく、0.1〜7重量部であることがより好ましい。
本発明にビタミンB12類とビタミンE類とを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはビタミンB12類の総量が1重量部に対してビタミンE類の総量は3〜150000重量部であるのがよく、10〜15000重量部であることがより好ましい。
本発明では、第二の必須成分として、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の鎮静作用を有する生薬〔以下、(B)成分ということがある〕を用いる。
サイコは、ミシマサイコ(Bupleurum falcatum)の根に由来し、鎮静、解熱、鎮痛、睡眠延長、鎮咳、細胞膜保護などの作用を有することで知られる生薬である。
センキュウは、センキュウ(Cnidium officinale)の根茎に由来し、鎮静、鎮痛、睡眠延長、運動抑制、鎮痙、血管増殖抑制、子宮運動抑制、解熱、抗菌作用、抗腫瘍作用などの作用を有することで知られる生薬である。
ブクリョウは、マツホド(Poria cocos)の菌核に由来し、鎮静、利尿、健胃などの作用を有することで知られる生薬である。
サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物は、それぞれ、ミシマサイコの根そのもの、センキュウの根茎そのもの、マツホドの菌核そのものであってもよいし、それらを粉砕化して得られる粉末の形態のものであってもよいし、又はそれらから水やエタノールなどの溶媒を用いて抽出・精製される抽出物(エキスともいう)であってもよい。好ましくは、本発明には抽出物が用いられる。抽出物は、抽出液そのままのものであってもよいし、希釈もしくは濃縮したものであってもよいし、または乾燥した後、粉末化もしくはペースト状としたものであってもよい。取り扱いの利便性から、粉末もしくはペースト状の抽出物が好ましく、粉末の抽出物が特に好ましい。
本発明では、上述のようなサイコ及びその抽出物、センキュウ及びその抽出物、並びにブクリョウ及びその抽出物のなかから1種類のみを用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。より高い本願効果を得るために、本発明では、これらの生薬のなかで異なる生薬に由来する2種以上を組み合わせて用いるのが好ましく、3種すべてを組み合わせて用いるのがより好ましい。
本願製剤を処方する際に用いられる(B)成分の総量は、本発明の効果を奏し得る限り特に制限はなく、また適用される被験体の年齢や状態などの種々の要因により適宜変動され得る。しかしより高い本願効果を奏するために、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量は、原生薬換算量で100〜6000mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは300〜2000mgとなるように製剤化するのがよく、500〜1000mgとなるように製剤化するのがよい。
ここで原生薬換算量とは、その成分量を得るために必要な原生薬の重量(乾燥重量)をいう。従って、生薬として抽出物を用いる場合には、その抽出物の量を得るために必要な原生薬の乾燥重量が原生薬換算量となり、一方、ミシマサイコの根そのもの、センキュウの根茎そのもの、マツホドの菌核そのものを用いる場合や、それらを粉砕化しただけの粉末を用いる場合には、それら自体の重量=原生薬換算量となる。
本発明にサイコ及び/又はその抽出物を用いる場合、それら自体の1投与単位あたりの原生薬換算量に特に制限はないが、好ましくは100〜6000mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは150〜500mgとなるように製剤化するのがよい。例えばサイコ抽出物のみを用いて、1投与単位あたりの原生薬換算量を上記範囲内とする場合、使用するサイコ抽出物自体の総量は、その原生薬からの抽出率によって多少変動するが、概ね5〜1200mg、より好ましくは10〜100mgとなる。
本発明にセンキュウ及び/又はその抽出物を用いる場合、それら自体の1投与単位あたりの原生薬換算量に特に制限はないが、好ましくは50〜5500mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは50〜300mgとなるように製剤化するのがよい。例えばセンキュウ抽出物のみを用いて、1投与単位あたりの原生薬換算量を上記範囲内とする場合、使用するセンキュウ抽出物自体の総量は、その原生薬からの抽出率によって多少変動するが、概ね4〜1100mg、より好ましくは4〜60mgとなる。
本発明にブクリョウ及び/又はその抽出物を用いる場合、それら自体の1投与単位あたりの原生薬換算量に特に制限はないが、好ましくは5〜5000mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは100〜1000mgとなるように製剤化するのがよい。例えばブクリョウ抽出物のみを用いて、1投与単位あたりの原生薬換算量を上記範囲内とする場合、使用するブクリョウ抽出物自体の総量は、その原生薬からの抽出率によって多少変動するが、概ね0.1〜300mg、より好ましくは2〜60mgとなる。
また例えば、本発明にサイコ及び/又はその抽出物とセンキュウ及び/又はその抽出物とを併用して用いる場合、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、サイコ及び/又はその抽出物の原生薬換算量が1重量部に対してセンキュウ及び/又はその抽出物の原生薬換算量は0.01〜5重量部であることが好ましく、0.1〜1重量部であることがより好ましい。それぞれ抽出物のみを用いて、原生薬換算量の重量比を上記範囲内とする場合、使用するサイコ抽出物自体とセンキュウ抽出物自体の重量比は、それぞれの原生薬からの抽出率によって多少変動するが、概ねサイコ抽出物自体の総量が1重量部に対して、センキュウ抽出物自体の総量は0.001〜220重量部、より好ましくは0.01〜6重量部となる。
例えば、本発明にサイコ及び/又はその抽出物とブクリョウ及び/又はその抽出物とを併用して用いる場合、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、サイコ及び/又はその抽出物の原生薬換算量が1重量部に対してブクリョウ及び/又はその抽出物の原生薬換算量は0.1〜7重量部であることが好ましく、1〜5重量部であることがより好ましい。それぞれ抽出物のみを用いて、原生薬換算量の重量比を上記範囲内とする場合、使用するサイコ抽出物自体とブクリョウ抽出物自体の重量比は、それぞれの原生薬からの抽出率によって多少変動するが、概ねサイコ抽出物自体の総量が1重量部に対して、ブクリョウ抽出物自体の総量は0.00001〜60重量部、より好ましくは0.01〜6重量部となる。
例えば、本発明にセンキュウ及び/又はその抽出物とブクリョウ及び/又はその抽出物とを併用して用いる場合、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、センキュウ及び/又はその抽出物の原生薬換算量が1重量部に対してブクリョウ及び/又はその抽出物の原生薬換算量は0.1〜10重量部であることが好ましく、2〜7重量部であることがより好ましい。それぞれ抽出物のみを用いて、原生薬換算量の重量比を上記範囲内とする場合、使用するセンキュウ抽出物自体とブクリョウ抽出物自体の重量比は、それぞれの原生薬からの抽出率によって多少変動するが、概ねセンキュウ抽出物自体の総量が1重量部に対して、ブクリョウ抽出物自体の総量は0.00001〜75重量部、より好ましくは0.01〜15重量部となる。
本発明では、第三の必須成分として、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種のアミノ酸〔以下、(C)成分ということがある〕を用いる。
これらはいずれも公知化合物である。また、システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンについては、L−体、D−体、及びDL−体のいずれもが、本発明に好適に用いられ得る。しかし好ましくは、L−体またはDL−体を用いるのがよく、システインを用いる場合にはL−システインが最も好ましく、メチオニンを用いる場合にはDL−メチオニンが最も好ましい。
本発明では、システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンのなかから1種類のみを用いても良いし、2種以上を組み合わせて用いても良い。しかし好ましくは、より高い本願効果を奏するために2種以上を組み合わせて用いるのがよい。なかでも、システインとメチオニンの2種を少なくとも含む組合せで用いることが最も好ましい。
本願製剤を処方する際に用いられる(C)成分の総量は、本発明の効果を奏し得る限り特に制限はなく、また適用される被験体の年齢や状態などの種々の要因により適宜変動され得る。しかし生体への投与に問題がない範囲でより高い本願効果を奏するために、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量は、好ましくは10〜600mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは50〜300mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは70〜150mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にシステインを用いる場合、システイン自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは、1〜240mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは30〜120mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは80〜100mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にホモシステインを用いる場合、ホモシステイン自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは、1〜300mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは30〜150mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは80〜100mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にメチオニンを用いる場合、メチオニン自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは、1〜200mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは5〜50mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは10〜30mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にS−アデノシル−L−メチオニンを用いる場合、S−アデノシル−L−メチオニン自体の1投与単位あたりの総量に特に制限はないが、好ましくは、1〜600mgとなるように製剤化するのがよく、より好ましくは5〜150mgとなるように製剤化するのがよく、さらに好ましくは10〜90mgとなるように製剤化するのがよい。
本発明にシステインとホモシステインとを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはシステインの総量が1重量部に対してホモシステインの総量は0.001〜300重量部であるのがよく、0.1〜2重量部であることがより好ましい。
本発明にシステインとメチオニンとを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはシステインの総量が1重量部に対してメチオニンの総量は0.001〜200重量部であるのがよく、0.01〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にシステインとS−アデノシル−L−メチオニンとを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはシステインの総量が1重量部に対してS−アデノシル−L−メチオニンの総量は0.001〜600重量部であるのがよく、0.1〜2重量部であることがより好ましい。
本発明にホモシステインとメチオニンとを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはホモシステインの総量が1重量部に対してメチオニンの総量は0.001〜200重量部であるのがよく、0.1〜1重量部であることがより好ましい。
本発明にホモシステインとS−アデノシル−L−メチオニンとを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはホモシステインの総量が1重量部に対してS−アデノシル−L−メチオニンの総量は0.001〜600重量部であるのがよく、0.1〜2重量部であることがより好ましい。
本発明にメチオニンとS−アデノシル−L−メチオニンとを併用して用いる場合には、その重量比は本願効果を奏し得る限り特に制限はないが、好ましくはメチオニンの総量が1重量部に対してS−アデノシル−L−メチオニンの総量は0.001〜600重量部であるのがよく、0.1〜10重量部であることがより好ましい。
また本発明の内服用製剤では、より高い本願効果を得るために、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種の総量を1重量部に対して、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の原生薬換算量が2〜50重量部、より好ましくは4〜10重量部であり、かつ(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種の総量が0.1〜10重量部、より好ましくは0.4〜5重量部であることが好ましい。
本発明の内服用製剤は、必要に応じてさらなる種々の薬効成分を含み得るか、またはそれらと組み合わせて使用され得る。このような成分の種類や総量は特に制限されず、例えば、他のビタミン、他の生薬、他のアミノ酸、ミネラルなどが例示できる。このようなさらなる成分の含有量は、所望される効果や適用される被験体の年齢や状態などの種々の要因により適宜変動され得るが、例えば、製剤全体に対して0.001〜80重量%、好ましくは0.001〜30重量%、より好ましくは0.001〜10重量%などであり得る。
本発明の内服用製剤の剤形は特に制限されず、通常使用され得る任意の剤形をとることができる。本発明の製剤は通常、固形剤、半固形剤または液剤であり、好ましくは固形剤または液剤(例えば、煎剤や浸剤など)であり、最も好ましくは固形剤である。例えば、本発明の製剤は、錠剤(素錠、糖衣錠、口腔内速崩壊錠、口腔内速溶解錠、チュアブル錠、発泡錠、トローチ剤、ドロップ剤、フィルムコーティング錠などを含む)、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤などの剤形であり得、より好ましくは錠剤の剤形であり得、特に好ましくは、生薬の不快な味を遮断することができる糖衣錠やフィルムコーティング錠などのような剤形とするのがよい。
本発明の内服用製剤は、本発明の効果および製剤的な安定性などを損なわない限り上記成分の他に、用途あるいは剤形などに応じて、医薬品、医薬部外品、食品に通常使用され得る任意の成分を適宜配合しても良い。配合できる成分としては、特に制限されないが、例えば、担体成分または添加剤などが挙げられ、固形剤における担体成分または添加剤としては、例えば、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、抗酸化剤、コーティング剤、着色剤、矯味剤、界面活性剤、可塑剤、甘味剤、着香剤の他、崩壊補助剤、発泡剤、吸着剤、防腐剤、湿潤剤、帯電防止剤などが例示できる。また、液剤における担体成分または添加剤としては、例えば、溶剤、pH調整剤、清涼化剤、懸濁化剤、消泡剤、粘稠剤、溶解補助剤、前記界面活性剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、着香剤の他、防腐・抗菌剤、キレート剤、可溶化剤又は溶解補助剤、安定化剤、流動化剤、乳化剤、増粘剤、緩衝剤、等張化剤、分散剤などが例示できる。以下に任意に配合できる成分を具体的に例示するが、これらの成分に限定されるものではない。
賦形剤:D−ソルビトール、マンニトール、キシリトールなどの糖アルコール、ブドウ糖、白糖、乳糖、果糖などの糖類、結晶セルロース、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、リン酸水素カルシウム、コムギデンプン、コメデンプン、トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、デキストリン、βーシクロデキストリン、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、タルク、カオリンなど。賦形剤としては、マンニトールやクロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸が好ましいが、特に限定されない。
崩壊剤:低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、部分アルファー化デンプンなど。
結合剤:メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースなどのセルロース誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、アクリル酸系高分子、ゼラチン、アラビアゴム、プルラン、アルファー化デンプン、カンテン、トラガント、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステルなど。
滑沢剤:ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ポリオキシル、セタノール、タルク、硬化油、ショ糖脂肪酸エステル、ジメチルポリシロキサン、ミツロウ、サラシミツロウなど)。滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウムが好ましいが、特に限定されない。
抗酸化剤:ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、トコフェロール、クエン酸など。
コーティング剤:ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロース、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタアクリレートコポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、メタアクリル酸コポリマー、ポリビニルアセタートジエチルアミノアセテート、セラックなど。
着色剤:食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、食用黄色4号、食用黄色5号、食用青色1号、食用黄色4号金属レーキ、銅クロロフィンナトリウム、リボフラビン、ウコン抽出液、カロチン液など。
矯味剤:アスパルテーム、アスコルビン酸、ステビア、メントール、カンゾウ粗エキス、単シロップなど。
界面活性剤:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン、ポリソルベート類、ラウリル硫酸ナトリウム、マクロゴール類、ショ糖脂肪酸エステルなど。
可塑剤:クエン酸トリエチル、ポリエチレングリコール、トリアセチン、セタノールなど。
甘味剤:ショ糖、マンニトール、アスパルテームなどの天然又は合成甘味剤。
着香剤:メントール、カンフル、ボルネオール、シンナムアルデヒドなど。
溶剤:水、エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなど。
pH調整剤:クエン酸、リンゴ酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二カリウムなど。
清涼化剤:l−メントール、ハッカ水など。
懸濁化剤:カオリン、カルメロースナトリウム、キサンタンガム、メチルセルロース、トラガントなど。
消泡剤:ジメチルポリシロキサン、シリコン消泡剤など。
粘稠剤:キサンタンガム、トラガント、メチルセルロース、デキストリンなど。
溶解補助剤:エタノール、ショ糖脂肪酸エステル、マクロゴールなど。
本発明の内服用製剤は、当該技術分野における慣用の方法をそのまま又は適宜応用して製造することができる。例えば、錠剤であれば、粉末状の活性成分と製薬上許容される担体成分(賦形剤など)とを混合して直接的にこの混合物を圧縮成形することにより調製でき(直打法)、ドロップ剤は型に注入する方法で調製してもよい。さらに、固形剤のうち顆粒剤などの粉粒剤は、種々の造粒法(押出造粒法、粉砕造粒法、乾式圧密造粒法、流動層造粒法、転動造粒法、高速攪拌造粒法など)により調製してもよく、また錠剤は、かかる造粒法と打錠法(湿式打錠法など)等を適当に組み合わせても調製できる(間接圧縮法)。さらに、カプセル剤は、慣用の方法により、カプセル(軟質又は硬質カプセル)内に粉粒剤(粉剤、顆粒剤など)を充填することにより調製できる。錠剤は、コーティングを施し、糖衣錠やフィルムコーティング錠としてもよい。さらに、錠剤は単層錠であっても、二層錠などの積層錠であってもよい。液剤は、各成分を担体成分である水性媒体(精製水、熱精製水、エタノール含有精製水など)に溶解又は分散させ、必要により加熱、濾過、布ごし又は滅菌処理し、所定の容器に充填し、滅菌処理することなどにより調製できる。
本明細書中において「製剤」とは、例えば、医薬品、医薬部外品、食品などに幅広く利用することができる任意の製剤であり得る。例えば、本発明の製剤は、医薬製剤、医薬部外品製剤、または特定保健用食品、栄養機能食品、老人用食品、特別用途食品、機能性食品、健康補助食品(サプリメント)もしくは製菓錠剤などのような食品用製剤などであり得る。
後述の実施例に示すように、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを併用することにより、肉体疲労回復効果および/または全身倦怠感改善効果が著しく高められることが明らかになっている。その効果を利用して本発明の製剤は、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のための内服用製剤として用いられる。
また本発明の製剤を就寝前に服用した場合には、就寝中に目が覚めにくくなって熟睡ができ、また目覚めの際のスッキリ感が改善されることが明らかになっている。従って本発明の製剤は、就寝中に目を覚め難くして熟睡させるため、または目覚め後のスッキリ感を改善させるためにも用いられ得る。従って、本発明の製剤は、睡眠の質を改善するためにも用いられ得る。
本発明の内服用製剤は常法に従い、経口投与される。本発明の内服用製剤は、その形態等に応じて、1日あたり複数回(例えば、2回、3回など)に分けて摂取してもよいが、1日あたり1回であっても十分な本願効果を得ることができる。
また、本発明の製剤を投与するタイミングに特に制限はないが、肉体疲労回復効果および/または全身倦怠感改善効果を得る場合であっても、睡眠改善効果を得る場合であっても、より高い効果を得るためには、本発明の製剤は就寝前に投与されるのが好ましい。具体的には、本発明の内服用製剤は、就寝前3時間以内に投与されるのが好ましく、就寝前2時間以内に投与されるのがより好ましく、就寝前1時間以内に投与されるのがさらに好ましく、就寝直前に投与されるのが最も好ましい。
特定の実施形態では、本発明の内服用製剤は、上述のようなタイミングで投与する旨の表示物(説明書、添付文書、包装体上の表示等)を付した内服用製剤として提供され得る。または本発明の内服用製剤は、上述のようなタイミングで投与する旨の表示物を付したキットでもあり得る。
就寝前に投与する本願製剤に係る実施形態では、本発明の内服用製剤は、安眠を阻害するような成分を実質的に含まないことが好ましい。ここで、実質的に含まないとは、安眠を阻害するような成分の総量が0.001重量%未満であること、より好ましくは、安眠を阻害するような成分の総量が0.0001重量%未満であること、特に好ましくは、安眠を阻害するような成分を全く含まないことを意味する。安眠を阻害するような成分としては、例えば、中枢神経興奮剤(例えば、カフェイン、テオフィリン、ジプロフィリン、アミノフィリンなどのキサンチン系薬物等)や、一時的にとりわけ強く力を漲らせてしまうような強壮効果を有する生薬(例えば、ニンジン、イカリソウ(インヨウカク)、ロクジョウ、ニンニク、ハンピ、ゴオウ、ムイラプアマ等)などが挙げられる。
さらに本発明は、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のため、或いは睡眠改善のための内服用製剤を提供する。(A)成分と(B)成分と(C)成分とを併用することにより高い肉体疲労回復効果および/または全身倦怠感改善効果が得られ、或いはより高い睡眠改善効果が得られるという本願効果を得るために、(A)成分と(B)成分と(C)成分とは、必ずしも単一の製剤中にすべてが一緒に含まれている必要はなく、複数の製剤中に各別に含有してそれらを併用するように組み合わせてなる内服用製剤であってもよい。
(A)成分と(B)成分と(C)成分とを組み合わせてなる本発明の内服用製剤は、併用する複数製剤中の全体として、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを必須成分として含有する。この併用する複数製剤中の全体における、(A)成分と(B)成分と(C)成分の1投与単位あたりの総量、重量比などは前述と同様の範囲内であり得、またさらなる他の薬効成分、担体成分、添加剤なども前述と同様のものが用いられ得る。
(A)成分と(B)成分と(C)成分とを組み合わせてなる本発明の内服用製剤は、併用する複数製剤を一緒に(同時に又はほぼ同時に相前後して)服用する旨の表示物(説明書、添付文書、包装体上の表示等)を付随する。従って、かかる本発明の内服用製剤は、例えば、(A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種を含有する内服用製剤と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種を含有する内服用製剤と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種を含有する内服用製剤とを含有し、そのすべての製剤を一緒に服用する旨の表示物を付したキットなどの形態であり得る。
以下に、実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
実施例1:
マウスを用いた、運動負荷後の自発運動量回復試験
11週齢のICR系雄性マウス(日本クレア(株)、体重38.6〜43.3g)を用いて、肉体疲労回復や全身倦怠改善などを調べるために一般に使用されるモデル系を用いて試験を行った。
まず上記マウスを、体重や健康状態が平均化するようにして1群あたり5匹として6つの群に分けた。次いで、第1〜5群のマウスを、直径35cmの円筒型の回転かご(自動運転)に収容し、強制的に3時間(12:00〜15:00)にわたり運動負荷を与えた。この運動負荷期間中、第1〜5群のマウスには、水も餌も与えなかった。運動負荷終了直後の15:00に、第2〜5群のマウスには下記の表1に記載のような各被験薬をそれぞれ強制的に経口投与した。第1群のマウスには、同時刻(15:00)に、蒸留水のみを与えた。第6群のマウスには、上記のような強制的な運動負荷を与えず(但し、他の群のマウスが運動負荷を与えられている時間中(12:00〜15:00)は水も餌も与えず、その条件は他の群のマウスと同じとした)、そして15:00に、蒸留水のみを与えた。
その後(15:00以降)は、第1〜6群のマウスとも飼育ケージ内で、そのまま就寝させた。また第1〜6群のマウスのいずれについても、水と標準飼料(CE−2、日本クレア(株)製)は、活動期に飼育ケージ内で自由に摂取させた。
Figure 2007277207
これを3日間繰り返し、3日目の活動期(19:00〜7:00)の自発運動量を測定した。運動負荷を与えていない第6群の平均自発運動量を100%とし、それに対する各群の平均自発運動量の減少割合を疲労度と評価した。従って、値が100%に近づくよう高くなるにつれて、肉体疲労が回復され、全身倦怠が改善されていることを示す。
まず、本試験で強制的に与えた運動負荷により、平均自発運動量は47.2%まで抑えられることが明らかとなった(第1群)。平均自発運動量は、ビタミン群を与えることにより64.8%(47.2%から17.6%上昇)まで回復し(第2群)、またアミノ酸群を与えることにより51.2%(47.2%から4%上昇)まで回復した(第4群)。しかし、表1に記載のような生薬群を与えた群(第3群)では、平均自発運動量は、被験薬を投与していない第1群よりもさらに低下して24.5%(47.2%から22.7%低下)にまで落ち込むことが明らかになった。
一方、これらの生薬群とビタミン群とアミノ酸群とを合わせて一緒に与えたマウスでは、平均自発運動量が、72.6%(47.2%から25.4%上昇)までも回復することが明らかになった(第5群)。この結果は、これら3つの群の組合せで数値上相乗的な自発運動量回復作用が認められた点で驚くべきことは然ることながら、その相乗的な自発運動量回復作用が、単独では自発運動量回復に対して抑制的に作用する生薬群によってもたらされたという点において、非常に意外な結果であった。
以上の結果から、本発明の内服用製剤は、少なくとも肉体疲労回復や全身倦怠感改善において顕著に優れた効果を有することが認められた。
実施例2:
ヒトでの服用試験 I
本発明の内服用製剤を、30名の成人ボランティアに服用してもらい、その効果を調べた。
具体的には、まず30名の成人ボランティアを、性別や年齢、体重、健康状態などが平均化するように2つの群に分け、それぞれの群に対して異なる被験薬を服用させた。一方の群(A群)に与えた被験薬は、有効成分として1投与単位あたり、硝酸チアミン10mg、リボフラビン8mg、ニコチン酸アミド50mg、塩酸ピリドキシン40mg、コハク酸-dl-α-トコフェロールカルシウム15mg、L−システイン90mg、DL−メチオニン15mg、サイコ抽出物の乾燥粉末30mg(原生薬換算量240mg)、センキュウ抽出物の乾燥粉末10mg(原生薬換算量100mg)、ブクリョウ抽出物の乾燥粉末20mg(原生薬換算量400mg)を含んだ。他方の群(B群)に与えた被験薬は、有効成分として1投与単位あたり、硝酸チアミン5mg、リボフラビン2mg、ニコチン酸アミド12.5mg、塩酸ピリドキシン5mg、コハク酸-dl-α-トコフェロールカルシウム10mg、ビタミンA油(ビタミンA)3.3mg、L−アスコルビン酸ナトリウム(ビタミンC)57mg、ロクジョウ10mg(原生薬換算量10mg)、ニンニク25mg、γ−オリザノール5mgを含んだが、鎮静作用を有する生薬もアミノ酸も含まなかった。A群では、上記の被験薬を就寝前に1日1回服用させた。一方、B群では、上記の被験薬を起床後の朝に1日1回服用させた。
試験開始前と試験開始から4週間後に、質問表の各項目について記入させた。具体的には、(質問1)目覚めの際スッキリと起きられない、(質問2)就寝中に何度も目が覚める、(質問3)日中に全身のだるさを感じる、の3つの項目について、4段階〔ない(感じない)、あまりない(あまり感じない)、ある(感じる)、非常にある(非常に感じる)〕の評価をさせた。また試験開始から4週間後には、(質問4)以前に比べて日中疲れにくくなった、の項目についても、同様に4段階で評価をさせた。
その結果、質問1について、A群では、目覚めの際スッキリと起きられないと感じる又は非常に感じると答えた割合が、試験開始前には85%であったのが、4週間後には40%にまで低下することが明らかになった。一方、鎮静作用を有する生薬もアミノ酸も含まない被験薬を投与したB群では、同じ割合は、試験開始前に90%であったのが4週間後に60%となるに留まる程度であった。これにより、本願製剤を服用することにより、目覚めの際のスッキリ感が改善されることが示唆された。
質問2については、A群では、就寝中に何度も目が覚めることがある又は非常にあると答えた割合が、試験開始前には53%であったのが、4週間後には20%にまで低下することが明らかになった。一方、B群では同じ割合は、試験開始前に30%であり、4週間後も同じく30%で変化が認められなかった。これにより、本願製剤を服用することにより、就寝中に目が覚めにくくなって熟睡できることが示唆された。
質問3については、A群では、日中に全身のだるさを感じる又は非常に感じると答えた割合が、試験開始前には100%であったのが、4週間後には16%にまで低下することが明らかになった。一方、B群では同じ割合は、試験開始前に90%であったのが4週間後に50%となるに留まる程度であった。これにより、本願製剤を服用することにより、全身倦怠感が大きく改善されることが示唆された。
質問4については、A群では、以前に比べて日中疲れにくくなったと感じる又は非常に感じる割合が、試験開始から4週間後に37%であったのに対し、B群では同じ割合は、20%に留まる程度であった。これにより、本願製剤を服用することにより、日ごろ感じる肉体疲労感が大きく改善されることが示唆された。
実施例3:
ヒトでの服用試験 II
本発明の内服用製剤の効果をさらに実証すべく、日常生活において疲労感や倦怠感を感じていたり、睡眠に満足していないと感じている12人の被験者を対象にし、以下の実験を行った。
試験は、1投与単位(2錠)あたり硝酸チアミン10mg、リボフラビン8mg、ニコチン酸アミド50mg、塩酸ピリドキシン40mg、コハク酸-dl-α-トコフェロールカルシウム15mg、L−システイン90mg、DL−メチオニン15mg、サイコ抽出物の乾燥粉末30mg(原生薬換算量240mg)、センキュウ抽出物の乾燥粉末10mg(原生薬換算量100mg)、ブクリョウ抽出物の乾燥粉末20mg(原生薬換算量400mg)を含む被験錠剤を2週間にわたり1日1回就寝前に服用させることにより実施した。服用1週間前から服用2週間後までの間を実験期間とし、疲労感・倦怠感に関する20項目の比較評価<実施例3−1>、疲労感・倦怠感及び睡眠に関するVAS法による評価<実施例3−2>、並びにアクティグラフ装着による睡眠中活動度評価<実施例3−3>の3つについて評価を行った。
<実施例3−1> 疲労感・倦怠感に関する20項目の比較評価:
疲労感・倦怠感に関する自覚症状の変化を調べるため、慢性疲労症候群の診断・治療にも用いられている「自己診断疲労度チェックリスト」(参考文献:文部科学省 生活者ニーズ対応研究 疲労及び疲労感の分子・神経メカニズムとその防御に関する研究報告書)を用いて評価を行った。
具体的には、被験錠剤の服用前、服用1週間後及び服用2週間後において、各被験者に、以下に記載の20項目を載せたチェックリストに対して、それぞれの症状の程度を点数化(全くない;0点、少しある;1点、まあまあある;2点、かなりある;3点、非常に強い;4点の5段階評価)させることにより行った。この評価法では、肉体的な疲労・倦怠感に対する効果と精神的な疲労・倦怠感に対する効果を両面から調べるため、チェックリストの20項目のうち10項目が肉体的な疲労・倦怠感に対する評価項目、そして残りの10項目が精神的な疲労・倦怠感に対する評価項目となっており、チェックリストでは両方の項目を混在させる形で載せた。
(肉体的な疲労・倦怠感に対する評価項目)
(1)微熱がある;
(2)疲れた感じ、だるい感じがある;
(3)ちょっとした運動や作業でもすごく疲れる;
(4)筋肉痛がある、
(5)このごろ体に力が入らない;
(6)リンパ節が腫れている;
(7)頭痛、頭重感がある;
(8)一晩寝ても疲れがとれない;
(9)のどの痛みがある;
(10)関節が痛む;
(精神的な疲労・倦怠感に対する評価項目)
(11)思考力が低下している;
(12)よく眠れない;
(13)ゆううつな気分になる;
(14)自分の体調に不安がある;
(15)働く意欲がおきない;
(16)ちょっとしたことが思い出せない;
(17)まぶしくて目がくらむことがある;
(18)ぼーっとすることがある;
(19)集中力が低下している;
(20)どうしても寝すぎてしまう。
各被験者による点数記入後、チェックリストを回収し、上記(1)〜(10)の項目の合計点を肉体的な疲労・倦怠感に対する評価点として、また上記(11)〜(20)の項目の合計点を精神的な疲労・倦怠感に対する評価点として、そして上記(1)〜(20)の全項目の合計点を総合評価点として算出し、各評価点について、14名の被験者の平均値を評価した。
その結果を図1に示す。図1に示されるとおり、肉体的な疲労・倦怠感に対する評価点(図1(a))、精神的な疲労・倦怠感に対する評価点(図1(b))、及び総合評価点(図1(c))のいずれについても、被験製剤の服用により顕著な改善が認められた。
一般にこの「自己診断疲労度チェックリスト」では、肉体的な疲労・倦怠感に対する評価点では0〜8点が安全ゾーン、9〜12点が要注意ゾーン、13点以上が危険ゾーンとされており、また精神的な疲労・倦怠感に対する評価点では0〜9点が安全ゾーン、10〜13点が要注意ゾーン、14点以上が危険ゾーンとされており、そして総合評価点では0〜16点が安全ゾーン、17〜22点が要注意ゾーン、23点以上が危険ゾーンとされている(参考文献:文部科学省 生活者ニーズ対応研究 疲労及び疲労感の分子・神経メカニズムとその防御に関する研究報告書)。これらに鑑みても、本願の被験製剤の服用は、危険ゾーンにあった3つ全ての評価点を服用2週間後にはすべて安全ゾーンに移行させることが認められた。わずか2週間という短い期間で、これほどまで明確に疲労・倦怠感を改善することができたということは驚くべきことである。従って、本願製剤が、肉体的な疲労・倦怠感にも、精神的な疲労・倦怠感にも、そしてそれらを総合的にみても、優れた疲労回復・倦怠感改善の効果を有するものであることが認められた。
<実施例3−2> 疲労感・倦怠感及び睡眠に関するVAS法による評価:
疲労・倦怠感の自覚症状について更に評価するため、VAS(Visual Analogue Scale)法による評価も並行して実施した。
具体的には、被験錠剤の服用前、服用1週間後及び服用2週間後に、各被験者に、以下の4項目:項目1「ぐっすり眠れましたか?」、項目2「朝すっきり起きられましたか?」、項目3「全身のだるさを感じましたか?」、項目4「集中力がない、やる気がしない、イライラを感じましたか?」について、症状の程度をVASにより評価させた。
より詳細には、4項目それぞれについて10cmスケールの線分を示し、例えば、項目1「ぐっすり眠れましたか?」については、その線の左端を「全然眠れなかった」0点とし、右端を「非常にぐっすり眠れた」100点として、各被験者に自覚する症状がどの程度に相当するかをその線分上の一点で指し示してもらうことにより、そのスケールの点数を調べた。その他の項目についても、項目2「朝すっきり起きられましたか?」については、左端を「非常に起きにくかった」0点とし右端を「非常にすっきり起きられた」100点として、また項目3「全身のだるさを感じましたか?」については、左端を「非常に全身のだるさを感じた」0点とし右端を「全然全身のだるさを感じなかった」100点として、そして項目4「集中力がない、やる気がしない、イライラを感じましたか?」については、左端を「集中力の低下、やる気の低下、イライラを非常に感じた」0点とし右端を「集中力の低下、やる気の低下、イライラを全然感じなかった」100点として、同様に評価をさせ、そのスケールの点数を調べた。その後、各項目について、服用前、服用1週間後又は服用2週間後における14名の被験者の点数の平均値を算出し、評価を行った。
その結果を図2に示す。図2に示されるとおり、疲労感・倦怠感、睡眠の質に関するいずれの項目についても顕著な改善が認められ、本願製剤が、非常に優れた疲労回復効果・倦怠感改善効果、睡眠の質の改善効果を有するものであることが実証された。
<実施例3−3> アクティグラフ装着による睡眠中活動度評価:
本願製剤による睡眠の質の改善効果をさらに客観的に評価するため、身体の活動度を測定するアクティグラフを用いて、以下の実験を行った。
使用したマイクロミニR型アクティグラフ(米国A.M.I.社製)は、腕時計型の高感度体動センサーであり、腕に取り付けることで非常に小さな身体の動きも感知し、自動的に休息時間や活動強度、睡眠中の動きなどを約20日間連続して記録することができる。睡眠時間中に熟眠しているほど活動度は0に近づくことが知られており、従って睡眠時間中の活動度を調べることにより、客観的に睡眠の質を調べることが可能である。
そこで3週間の実験期間中、入浴時間を除く間ずっと、被験者の利き腕と反対の腕に上記アクティグラフを装着してもらい、その間の活動度を継続的に記録してその評価を行った。
被験製剤服用前の1週間における睡眠時間中の活動度(1分間あたり0.01G以上の加速度変化が発生した回数の平均値)と、服用後1週間および服用後2週間における同値とを比較したグラフが図3である。図3に示されるとおり、被験製剤の服用により、睡眠時間中の活動度が顕著に低くなること、すなわち熟眠度が高まって睡眠の質が大幅に改善されていることが明らかとなった。
以下に製剤実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例に限られるものではない。
実施例4(糖衣錠):
硝酸チアミン 20 mg
リボフラビン 8 mg
ブクリョウ抽出物の乾燥粉末 20 mg(原生薬換算量400 mg)
センキュウ抽出物の乾燥粉末 10 mg(原生薬換算量100 mg)
サイコ抽出物の乾燥粉末 30 mg(原生薬換算量240 mg)
L−システイン 90 mg
DL−メチオニン 15 mg
結晶セルロース 150 mg
トウモロコシデンプン 100 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 20 mg
ステアリン酸マグネシウム 7 mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 15 mg
マクロゴール6000 2 mg
白糖 300 mg
アラビアゴム末 12 mg
タルク 45 mg
酸化チタン 9 mg
1投与単位あたり上記配合量を含むように、上記成分を日本薬局方製剤総則「錠剤」に準じて製し、1錠あたり426.5mgとなるように製して錠剤を得た。この製剤は、成人1投与単位として2錠を服用する。
実施例5(糖衣錠):
コハク酸-dl-α-トコフェロールカルシウム 15 mg
ブクリョウ抽出物の乾燥粉末 20 mg(原生薬換算量400 mg)
センキュウ抽出物の乾燥粉末 10 mg(原生薬換算量100 mg)
サイコ抽出物の乾燥粉末 30 mg(原生薬換算量240 mg)
L−システイン 120 mg
結晶セルロース 50 mg
トウモロコシデンプン 50 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 15 mg
ステアリン酸マグネシウム 5 mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 12 mg
マクロゴール6000 1.5 mg
白糖 250 mg
アラビアゴム末 10 mg
タルク 30 mg
酸化チタン 6 mg
1投与単位あたり上記配合量を含むように、上記成分を日本薬局方製剤総則「錠剤」に準じて製し、1錠あたり312.25mgとなるように製して錠剤を得た。この製剤は、成人1投与単位として2錠を服用する。
実施例6(糖衣錠):
硝酸チアミン 15 mg
リボフラビン 8 mg
塩酸ピリドキシン 40 mg
ニコチン酸アミド 50 mg
ブクリョウ抽出物の乾燥粉末 20 mg(原生薬換算量400 mg)
センキュウ抽出物の乾燥粉末 10 mg(原生薬換算量100 mg)
サイコ抽出物の乾燥粉末 30 mg(原生薬換算量240 mg)
L−システイン 120 mg
DL−メチオニン 20 mg
結晶セルロース 100 mg
トウモロコシデンプン 60 mg
乳糖 20 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 25 mg
ステアリン酸マグネシウム 8 mg
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 25 mg
マクロゴール6000 3 mg
白糖 350 mg
アラビアゴム末 15 mg
タルク 50 mg
酸化チタン 12 mg
1投与単位あたり上記配合量を含むように、上記成分を日本薬局方製剤総則「錠剤」に準じて製し、1錠あたり490.5mgとなるように製して錠剤を得た。この製剤は、成人1投与単位として2錠を服用する。
実施例7(錠剤):
硝酸チアミン 10 mg
塩酸ピリドキシン 40 mg
コハク酸-dl-α-トコフェロールカルシウム 15 mg
サイコ抽出物の乾燥粉末 30 mg(原生薬換算量240 mg)
L−システイン 90 mg
結晶セルロース 300 mg
トウモロコシデンプン 30 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 30 mg
ステアリン酸マグネシウム 5 mg
1投与単位あたり上記配合量を含むように、上記成分を日本薬局方製剤総則「錠剤」に準じて製し、1錠あたり275mgとなるように製して錠剤を得た。この製剤は、成人1投与単位として2錠を服用する。
実施例8(錠剤):
硝酸チアミン 12 mg
リボフラビン 8 mg
塩酸ピリドキシン 40 mg
コハク酸-dl-α-トコフェロールカルシウム 206 mg
ブクリョウ抽出物の乾燥粉末 20 mg(原生薬換算量400 mg)
センキュウ抽出物の乾燥粉末 10 mg(原生薬換算量100 mg)
サイコ抽出物の乾燥粉末 30 mg(原生薬換算量240 mg)
L−システイン 90 mg
DL−メチオニン 20 mg
結晶セルロース 200 mg
トウモロコシデンプン 100 mg
ヒドロキシプロピルセルロース 20 mg
ステアリン酸マグネシウム 7 mg
1投与単位あたり上記配合量を含むように、上記成分を日本薬局方製剤総則「錠剤」に準じて製し、1錠あたり381.5mgとなるように製して錠剤を得た。この製剤は、成人1投与単位として2錠を服用する。
以上のように、本発明の好ましい実施形態を用いて本発明を例示した。しかし本願発明は、添付の特許請求の範囲の記載によってのみその範囲が解釈されるべきであることが理解される。本明細書において引用した特許、特許出願および文献は、それらの内容が具体的に本明細書に記載されているのと同様に、その内容が本明細書に対する参考として援用されるべきであることが理解される。
図1は、疲労感・倦怠感に関する20項目の比較評価の結果を示す図である。ここで、(a)は、肉体的な疲労・倦怠感に対する評価点の変化を示す。(b)は、精神的な疲労・倦怠感に対する評価点の変化を示す。(c)は、総合評価点の変化を示す。 図2は、疲労感・倦怠感及び睡眠に関するVAS法による評価の結果を示す図である。 図3は、アクティグラフ装着による睡眠中活動度評価の結果を示す図である。

Claims (9)

  1. (A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のための内服用製剤。
  2. (A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる、肉体疲労回復および/または全身倦怠感改善のための内服用製剤。
  3. (A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを含有する、睡眠改善のための内服用製剤。
  4. (A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種と、(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種とを組み合わせてなる、睡眠改善のための内服用製剤。
  5. ビタミンB群が、ビタミンB1類、ビタミンB2類、ビタミンB3類、ビタミンB6類、及びビタミンB12類からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の内服用製剤。
  6. (A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量が、5〜300mgとなるように製剤化された、請求項1〜5のいずれか一項に記載の内服用製剤。
  7. (B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量が、原生薬換算量で100〜6000mgとなるように製剤化された、請求項1〜6のいずれか一項に記載の内服用製剤。
  8. (C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種の1投与単位あたりの総量が、10〜600mgとなるように製剤化された、請求項1〜7のいずれか一項に記載の内服用製剤。
  9. (A)ビタミンB群及びビタミンE類からなる群より選択される少なくとも1種の総量を1重量部に対して、(B)サイコ、センキュウ、及びブクリョウ、並びにそれらの抽出物からなる群より選択される少なくとも1種の原生薬換算量が2〜50重量部であり、かつ(C)システイン、ホモシステイン、メチオニン、及びS−アデノシル−L−メチオニンからなる群より選択される少なくとも1種の総量が0.1〜10重量部である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の内服用製剤。
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