JP2002080168A - 後処理装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

後処理装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2002080168A
JP2002080168A JP2000269604A JP2000269604A JP2002080168A JP 2002080168 A JP2002080168 A JP 2002080168A JP 2000269604 A JP2000269604 A JP 2000269604A JP 2000269604 A JP2000269604 A JP 2000269604A JP 2002080168 A JP2002080168 A JP 2002080168A
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Yasuo Nakamura
保夫 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフセットした状態での積載収容が可能なス
タックトレイを備えた後処理装置であっても、そのスタ
ックトレイのみが直ぐに満載になることがなく、綴じ処
理の有無にかかわらず用紙を効率よく排出して所定のト
レイに積載収容することができる後処理装置等を提供す
る。 【解決手段】 装置本体にオフセットした状態で積載収
容するスタックトレイとそれ以外の排紙トレイとしてビ
ントレイ等を備えているとともに、用紙を複数枚積み重
ねた束状態としてから綴じる処理を行う綴じ処理手段等
を備えている後処理装置であって、この綴じ処理手段に
よる綴じ処理を行わずに用紙を1部単位毎に排出させる
場合、その用紙をスタックトレイではなくビントレイ側
に優先して排出させる制御を行う制御手段を具備させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に複写機等の画
像形成装置に使用される用紙の後処理装置に係り、特
に、用紙が特定の排紙トレイに集中して積載収容されて
取り扱いにくくなることがないように改善された後処理
装置及びそれを用いた画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の後処理装置としては、複写機等
の画像形成装置で画像形成(コピーなど)された後の用
紙を一部単位毎に仕分けて排出するソート排出機能や、
その用紙を複数枚積み重ねて束状態としてから綴じる綴
じ処理(ステープル処理)を行う綴じ処理機能等を備え
たものが主に知られている。
【0003】特に、そのソート排出機能を備えた後処理
装置は、アナログ式複写機のように原稿の画像情報の記
憶手段がない画像形成装置に適用する場合、通常、その
装置本体にその上下方向にそって配設した複数のビン
(棚状の)トレイを用紙排出先として使用し、その用紙
を一部毎各ビントレイに分配して排出するように構成さ
れている。
【0004】一方、綴じ処理機能を備えた後処理装置
は、そのステープル処理後の用紙束を積載収容するため
の収容トレイとして、通常、その装置本体にその上下方
向に移動可能に設けられたいわゆるスタックトレイを使
用し、そのステープル処理後の用紙を積載収容量に応じ
て上下移動するスタックトレイに多量に排出するように
構成されている。このスタックトレイには、ステープル
処理しない用紙を排出することも勿論可能である。
【0005】そして、近年のデジタル複写機等の画像形
成装置においては、原稿の画像情報を記憶手段に記憶さ
せる構成とし、その記憶させた画像情報を任意の順番や
タイミングで出力することができるようになってきてい
る。また、前記スタックトレイを備えた後処理装置にあ
っては、そのスタックトレイ上に綴じ処理後の用紙束を
装置本体の水平方向(用紙排出方向と直交する水平方
向)に交互にずらして積載収容するいわゆるオフセット
積載が可能な機能が付加されるようになってきている。
このオフセット積載のための機能は、例えば、スタック
トレイ自体を装置本体にその水平方向に移動可能に取り
付ける構成を採用することで実現できるほか、用紙を装
置本体からスタックトレイに排出する際にオフセットさ
せながら排出させる構成を採用することで実現できる。
【0006】このため、そのオフセットした状態での積
載収容が可能なスタックトレイを備えた後処理装置で
は、綴じ処理をしない用紙を一部単位ごとソート排出す
るに当たっても、そのスタックトレイに当該用紙を一部
ごとオフセットした状態で積載収容することにより実現
できるようになってきた。つまり、この場合には、例え
前記したビントレイが併設された場合であっても、その
ビントレイを使用することなく綴じ処理をしない用紙を
一部単位ごとソート排出することができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、オフセ
ットした状態での積載収容が可能なスタックトレイを備
えた後処理装置にあっては、特にそのスタックトレイに
綴じ処理後の用紙束に加えて綴じ処理をしない用紙もま
とめて(ソート)排出させるようにした場合、ソート排
出を行うためのビントレイを省略できるという利点があ
るものの、次のような問題がある。
【0008】すなわち、スタッカトレイが積載収容され
る用紙又はその束によって直ぐに満載状態となりやすく
なり、使い勝手が悪くなる。例えば、スタックトレイが
直ぐに満載状態になると、それ以上の用紙又はその束の
スタックトレイへの排出ができなくなるため、特に多量
部数の画像形成及び用紙排出を行う場合にはユーザがス
タックトレイの満載状態になるたびに収容済みの用紙又
はその束を取り除いて収容量を確保しなければならず、
きわめて面倒であった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、オフセットし
た状態での積載収容が可能なスタックトレイを備えた後
処理装置であっても、そのスタックトレイのみが直ぐに
満載になることがなく、綴じ処理の有無にかかわらず用
紙を効率よく排出して所定のトレイに積載収容すること
ができる後処理装置及びそれを用いた画像形成装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、画像形成装置から送られる用紙を後処理する装置
であって、その後処理する装置の本体と、その本体に対
してその上下方向に移動可能に取り付けられ、その本体
から排出される用紙又はその束をオフセットした状態で
積載収容する第1排紙トレイと、この第1排紙トレイが
取り付けられた部位とは異なる前記本体の部位に取り付
けられ、その本体から排出される用紙を積載収容する1
種又は複数種の第2排紙トレイと、この第1排紙トレイ
及び第2排紙トレイまでに用紙を搬送するように分岐し
て配設された用紙搬送路と、この用紙搬送路の分岐位置
に用紙の搬送進路を切り換えるように配設された進路切
換機構と、前記用紙搬送路の途上に用紙を複数枚積み重
ねた束状態としてから綴じる処理を行うように配設され
た綴じ処理手段と、この綴じ処理手段による綴じ処理を
行わずに用紙を1部単位毎に排出させる場合、その用紙
を前記第2排紙トレイ側に優先して排出させる制御を行
う制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】ここで、上記第2排紙トレイとしては、例
えば、複数のビンからなるビントレイ、固定式で単体の
排紙トレイ、装置本体にその水平方向に移動可能に取り
付けられたオフセットした状態での用紙の積載収容が可
能なオフセットトレイ等の各種トレイが挙げられ、これ
らの1種のものが使用可能又は複数種のものが併用可能
である。このうち、ビントレイとオフセットトレイは、
用紙を仕分けて排出(特に1部単位に仕分けて排出)す
る機能を備えたタイプのトレイである。
【0012】このような本発明の後処理装置における前
記制御手段は、綴じ処理を行わず1部単位毎に排出する
用紙の前記第2排紙トレイに収容される部数の全枚数が
その排紙トレイの最大収容枚数を超える排出を行う場
合、その最大収容枚数を超える部数以降の当該用紙をそ
の排紙トレイ以外の収容可能な状態にある前記第1排紙
トレイ又は第2排紙トレイのいずれかに排出させる制御
を行うように設定してもよい。
【0013】また、上記したような本発明の各後処理装
置における前記制御手段は、綴じ処理を行わず1部単位
毎に排出する用紙の前記第2トレイへの排出及びその排
紙トレイ以外の第1排紙トレイ又は第2排紙トレイへの
排出を、1頁〜N頁(Nは正の整数)の昇順で1部を排
出する昇順工程とN頁〜1頁の降順で一部を排出する降
順工程とを交互に繰り返しながら行うように設定しても
よい。
【0014】一方、本発明の画像形成装置は、以上のよ
うな各後処理装置を用紙の後処理装置として用いたこと
を特徴とするものである。なお、本発明の後処理装置
は、通常、通常、画像形成装置と切離し可能に接続(連
結)して使用する画像形成装置とは別体の装置として構
成されるが、画像形成装置の一部として組み込まれて一
体化された状態で使用する装置として構成されるもので
あっても構わない。また、本発明の後処理装置は、必要
に応じて、仕分け処理手段及び綴じ処理手段以外の後処
理手段、例えば穿孔処理手段などを併せて配置すること
も可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1〜図3は、
本発明の実施の形態1に係る後処理装置及びそれを用い
た画像形成装置を示すものであり、図1はその後処理装
置と画像成装置を接続した使用状態を示す正面外観図、
図2はその後処理装置の主な構成を示す概要図、図3は
その画像形成装置の主な構成を示す概要図である。
【0016】図1及び図2において、符号100は電子
写真方式を利用したデジタル式複写機からなる画像形成
装置であり、複写対象である原稿の画像情報を読み取る
公知の原稿読取装置110とその原稿読取装置110で
読み取った原稿の画像情報に基づいて画像を形成して用
紙Pに出力する公知のプリント出力装置120とでその
主要部が構成されている。図中の符号140は画像形成
装置100の各構成部の動作(後処理装置1と関連する
動作も含む)を制御する制御装置、145は制御装置1
40等に接続されて画像形成装置100の各動作内容
(後処理装置1と関連する動作内容も含む)を指示設定
するための入力操作や所定の情報の表示が行われる操作
パネル部、150はキャスタである。
【0017】このうち、原稿読取装置110は、原稿に
光を照射してその画像情報を光学的に読み取る画像読取
部(例えばCCDセンサ)や原稿載置ガラス台を備えた
スキャナ本体111と、このスキャナ本体111に開閉
可能に取り付けられ、その画像読取部に複数枚の原稿を
1枚ずつ順次送り込むとともに画像読取後の原稿を自動
的に排出することができる自動原稿送り装置112とを
備えたものである。そして、この原稿読取装置110で
は、自動原稿送り装置112の原稿載置台に載せた複数
枚の原稿が1枚ずつスキャナ本体111の画像読取部に
送られてその画像情報が読み取られるようになってい
る。読取後の原稿は、原稿搬出トレイ113に排出され
る。
【0018】また、プリント出力装置120は、原稿読
取装置110で読み取られた原稿の画像情報を画像処理
する画像処理装置121と、その画像処理された画像デ
ータを記憶するハードディスク等からなる記憶装置12
2と、この記憶装置122に記憶された画像データを読
みして画像(静電潜像)を形成する作像ユニット123
と、この作像ユニット123に所定の用紙Pを給紙する
給紙システム124と、この給紙システム124から給
紙した用紙Pに作像システム123で形成される画像
(トナー像)を転写した後にそのトナー像を定着させる
定着システム125とを備えたものである。
【0019】特に、作像システム122は、矢印方向に
回転する感光体ドラム130が帯電装置131により一
様に帯電された後、像書き込み装置132により画像処
理装置121から送信される画像データに基づいて発振
されるレーザビーム(LB)により静電潜像が形成され
た後、その静電潜像が現像装置133から供給される現
像剤(トナー)によって現像されてトナー像となる。現
像装置133としては、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の各現像剤
がそれぞれ専用に収容された各色の現像器133Y、1
33M、133C、133Kが回転支持体に装備され、
その回転支持体の回転により各現像器がそれぞれ感光体
ドラム130と近接対向する位置に移動できるように構
成されたロータリ式の現像装置が使用されている。この
ため、4色のフルカラー画像を形成する場合には、感光
体ドラム130が4回転する間に上記の帯電、潜像形
成、現像が繰り返され、それにより各色のトナー像が形
成されるようになっている。感光体ドラム130に形成
されたトナー像は、複数のベルト支持ロール136に支
持されつつ感光体ドラム130の転写部に当接しながら
矢印方向に回転する中間転写ベルト135に対して一次
転写器134による転写作用を受けて静電的に一次転写
される。この中間転写ベルト135に転写されたトナー
像は、中間転写ベルト135に対して接離自在な二次転
写ロール137が配設された二次転写位置まで搬送され
るようになっている。
【0020】そして、このプリント出力装置120で
は、原稿の画像情報に基づいて作像システム122で形
成されるトナー像が、給紙システム124の用紙トレイ
126に収容され給紙機構127により送られる用紙P
に対して二次転写ロール137による転写作用を受けて
静電的に転写される。このようにトナー像が形成された
用紙Pは、定着システム125の加熱ロール128と加
圧ロール129の圧接部に挿通されて加熱加圧されるこ
とにより定着処理される。この定着処理後の用紙Pは、
通常、画像形成装置(複写機)100の本体から排出口
を通して外部に排出されるが、その後はこの画像形成装
置100に接続された後処理装置1に送り込まれるよう
になっている。
【0021】一方、後処理装置1は、このような画像形
成装置100に接続して使用されるものであり、その画
像形成装置100から送られる用紙Pを必要に応じて後
処理するものである。
【0022】図1及び図3において、符号10は後処理
装置1の本体であり、その正面から見て右側面側には画
像形成装置100から排出される画像形成(コピー又は
プリント)後の用紙Pを本体10内に導き入れる受入口
11が設けられており、また、その本体10の左側面側
にはその下側からスタッカトレイ20、キャッチトレイ
30及び(複数のビン41a〜41jからなる)ビント
レイ40の排紙トレイがこの順に右肩上がりの傾斜状態
で取り付けられている。また、この本体10の内部に
は、上記受入口11から上記スタッカトレイ20、キャ
ッチトレイ30及びビントレイ40のすべて排紙トレイ
までに用紙Pを搬送するための用紙搬送路50が分岐し
た状態で配設されているとともに、この用紙搬送路50
の分岐位置には用紙Pの搬送進路を切り換えるための進
路切換つめ56〜58からなる進路切換機構55が配設
されている。さらに、この本体10の内部下方側には、
用紙Pを複数枚積み重ねた状態にして綴じる綴じ処理
(ステープル処理)を行うステープル処理ユニット60
が配設されている。
【0023】上記排紙トレイのうちスタッカトレイ20
は、図4aに示すように公知の昇降機構(21)により
本体10(本体下部)の側面にそって上下方向(図中の
両矢印方向)に昇降移動してそのトレイ収容面20aの
位置を調整できる取り付け構造になっている。これによ
り、トレイ収容面20aに収容される用紙Pの量(高
さ)に応じてトレイ20全体を適切な位置に調整できる
ため、比較的大量の用紙Pを積載収容することが可能で
ある。また、このスタッカトレイ20は、図4bに示す
ように公知のスライド変位機構22により本体10(本
体下部)の側面にそって左右水平方向(図中の両矢印方
向)に変位移動してそのトレイ収容面20aの位置が水
平方向に変位できる取り付け構造にもなっている。これ
により、トレイ20の全体を水平方向に交互にずらした
位置に移動できるため、用紙Pをトレイ収容面20aに
オフセットした状態で積載収容することが可能である。
【0024】また、排紙トレイとしてのキャッチトレイ
30は、図3に示すように本体10に完全に固定された
状態で取り付けられた固定式の排紙トレイである。さら
に、排紙トレイとしてのビントレイ40は、10個のビ
ン41a〜41jがほぼ等間隔で本体10の上下方向に
固定して取り付けられた固定式のビントレイである。図
1及び図3中において符号42は最上段のビン41aの
排紙口付近に設けられたカバープレートである。
【0025】用紙搬送路50は、複数の用紙搬送ロール
対51とその各用紙搬送ロール対51の間に配設される
用紙ガイド52とで構成されたものである。この実施の
形態における用紙搬送路50は、本体10の受入口11
から水平方向に伸びる導入路50Aと、この導入路50
Aが本体10内部の中ほどで2つに分岐されたスタッカ
トレイ20側に伸びる第1分岐路50B並びにキャッチ
トレイ30及びビンイ40側に伸びる第2分岐路50C
と、その第2分岐路50Cがその途上で2つに分岐され
たビンイ40側に伸びる第3分岐路50D並びにキャッ
チトレイ30側に伸びる第4分岐路50Eとで構成され
ている。
【0026】また、進路切換機構55における進路切換
つめ56〜58はいずれも支点を中心にして回動し、用
紙搬送路(分岐路)を開放して用紙Pをそのまま通過さ
せるか又は用紙搬送路を遮断して用紙Pをつめの方向に
変更させて進ませるかのいずれかの進路切り換えができ
るものである。このうち進路切換つめ56は、第1分岐
路50Bと第2分岐路50Cとの分岐位置に設けられた
第1段目の切換つめであり、導入路50Aにて搬送され
る用紙Pを第1分岐路50B又は第2分岐路50Cのい
ずれかに切り換えて進めるようになっている。また、進
路切換つめ57は、第3分岐路50Dと第4分岐路50
Eとの分岐位置に設けられた第2段目の切換つめであ
り、第2分岐路50Cにて搬送される用紙Pを第3分岐
路50D又は第4分岐路50Eのいずれかに切り換えて
進めるようになっている。さらに、進路切換つめ58
は、ビントレイ40の各ビン41a〜41jの下方位置
に設けられた第3段目の切換つめであり、第2分岐路5
0Cから第3分岐路50Dに搬送された用紙Pをいずれ
かのビン41a〜41jに排出収容するように切り換え
て進めるようになっている。図5は、この進路切換つめ
58の上から3つのものとその周囲の構成を拡大して示
したものである。この図では、上から2つ目の進路切換
つめ58cのみが分岐路50Cを遮断するような位置に
回動し、これにより分岐路50Cにて搬送される用紙P
(一点鎖線)を上から3番目のビン41bに進めて排出
収容させる状態を示している。
【0027】ステープル処理ユニット60は、図3に示
すように、用紙Pを凹状に折り曲げられたステープル針
を差し込んで折り曲げることにより綴じ処理を行うよう
に駆動するステープラ61と、このステープラ61のス
テープル位置に対して複数枚の用紙Pを積み重ねて収容
する集積トレイ62と、集積トレイ62に用紙Pを送り
込む方向に回転するともにステープル処理後の用紙Pを
スタックトレイ20側に排出させる方向に逆回転する用
紙送りロール63及び用紙送りパドル64とでその主要
部が構成されている。
【0028】このうちステープラ61は、用紙Pにステ
ープル針を打ち込む可動ヘッド部と、そのステープル針
を折り曲げるように受け止める固定ヘッドとから構成さ
れている。また、ステープラ60は、図示しないガイド
レール機構に移動可能に取り付けられており、これによ
り集積トレイ62上に収容される用紙Pの端部にそって
移動できるとともにそのコーナー部分に入り込んだ位置
まで移動でき、この結果、そのステープル処理位置を変
えて所望の端部及びコーナー位置で綴じ処理ができるよ
うに構成されている。一方、集積トレイ62は、第1分
岐路50Aにおける最下流の用紙搬送ロール対51aの
下方側位置に傾斜した状態で配設され、搬送ロール対5
1aから抜け出て自然落下する記録紙P等をその後端部
側からすべり込ませて積み重ねるものである。また、こ
の集積トレイ62には、図示しない紙揃え機構が併設さ
れており、その紙揃え機構の突き当て部材(タンパー)
により集積トレイに収容される用紙Pの側辺をたたいて
用紙揃えが行われるようになっている。
【0029】さらに、本体10には、スタックトレイ2
0に積載収容された用紙Pの排出方向後端部側となる最
上面の位置を検知する図示しないセンサが配設されてい
る。また、用紙搬送路50の所定位置にも、紙詰まり等
を検知する図示しないセンサが配設されている。
【0030】図5は、この後処理装置1の主な各動作を
制御するための制御系の構成を示すブロック図である。
図中の符号7は、演算処理装置、メモリ等にて構成され
るマイクロコンピュータシステムからなる制御部であ
る。この制御部7には、画像形成装置100のプリント
出力装置120側の制御部140a、スタックトレイ2
0における用紙面の高さを検知する等の前記した各セン
サ17等が接続されており、これにより後処理装置1側
の動作に必要な情報(画像形成動作の設定条件(使用す
る記録紙のサイズ情報を含む)や動作タイミングの情
報、後処理の設定条件の情報など)や、スタックトレイ
20の位置検知情報等が入力されるようになっている。
また、この制御部7は、用紙搬送路50に関する駆動源
(用紙搬送ロール対51の駆動モータなど)を制御する
用紙搬送路駆動部71、進路切換機構55における進路
切換つめ56、57に関する駆動源を制御する進路切換
つめ駆動部72、ビントレイ40における進路切換つめ
58に関する駆動源を制御するビントレイ切換つめ駆動
ぶ73、スタックトレイ20の昇降動及び水平変位動に
関する駆動源を制御するスタックトレイ駆動部74、ス
テープル処理ユニット60の駆動源(ステープラ61や
用紙搬送ロール等の駆動モータなど)を制御するステー
プラ駆動部75などと接続されており、これにより、メ
モリ等に格納された制御プログラムの内容や各種検知情
報に基づく判断結果にしたがって構成される上記各駆動
部の動作を制御するための信号を各駆動部にそれぞれ出
力するようになっている。図5において符号145は、
前記した画像形成装置100側に設けられた操作パネル
部である。
【0031】そして、この後処理装置1においては、画
像形成装置100から送られる用紙Pを処理する以下の
ような後処理モードが用意されており、そのいずれかの
後処理モードで処理して排出することができるように構
成されている。すなわち、後処理装置としては、その用
紙Pを一部単位又は頁単位ごとにビントレイ4の各ビン
41に分配して排出収容する「ソート排出モード」や、
その用紙Pをその搬送順に単純にキャッチトレイ30に
排出収容する「通常排出モード」や、その用紙Pをステ
ープル処理ユニット60によるステープル処理を行った
後にスタックトレイ20に排出収容する「ステープ処理
排出モード」や、その用紙(ステープル処理していない
用紙)P又はステープル処理した用紙束をスタックトレ
イ20にオフセットした状態で排出する「オフセットソ
ート排出モード」等が用意されている。
【0032】次に、この後処理装置1の基本的な動作と
これに関連する画像形成装置100側の動作について、
図7を参照しながら説明する。
【0033】まず、画像形成装置100では、その操作
パネル部145において画像形成動作(ここでは複写動
作)と後処理装置1の後処理モードが設定されて指示開
始されると、その原稿読取装置110において原稿の読
み取りが行われ(ステップ10:ST10)、その読み
取られた画像情報が画像処理装置121で画像処理され
た後(ST11)、その画像情報が記録装置122に記
憶される(ST12)。続いて、プリント出力装置12
0で原稿の画像情報に基づく画像形成(プリント)を行
うため、その画像情報が記憶装置122から順次読み出
されつつ(ST13)、前記したようなプリント出力装
置120による画像形成動作(プリント出力)が実行さ
れる(ST14)。なお、このときのプリント出力の条
件(出力順番やタイミングなど)は、必要に応じて、選
択された後処理モードに合わせて調整される。そして、
このようにして画像形成装置100側でプリント出力さ
れた用紙Pは、後処理装置1側に送り込まれ、選択され
た後処理モードに対応した後処理が施される(ST1
5)。
【0034】次いで、後処理装置1においては、図3に
示すように、画像形成装置2から送られるプリント後の
用紙Pが後処理装置の本体10の受入口11に送り込ま
れると、その用紙Pが用紙搬送路の導入路50Aにおけ
る用紙搬送ロール対51等の搬送力よって本体10内に
導き入れられる。
【0035】この際、ステープ処理排出モードやオフセ
ット排出モードが選択されている場合には、第1段目の
進路切換つめ56が第1分岐路50B側を開放する位置
に回動することにより、用紙Pが第1分岐路50Bに送
り込まれる。そして、ステープ処理排出モードの選択時
には、用紙Pが第1分岐路50Aからステープル処理ユ
ニット60の積載トレイ62に複数枚積み重ねられるよ
うに送り込まれた後、その用紙Pの端部又はコーナー部
がステープラ61によってステープル処理され、しかる
後、用紙搬送ロール63やパドル64によって送り出さ
れてスタッカトレイ20に積載収容される。一方、オフ
セット排出モードの選択時には、用紙Pが第1分岐路5
0Aからスタッカトレイ20に送り出されるが、このと
きスタックトレイ20が用紙Pの一部単位ごと又は頁単
位ごとにそのトレイの水平方向の位置を交互に移動させ
ながら用紙Pの収容を行うことにより、用紙Pがオフセ
ットされた状態で積載収容される。これにより、用紙P
は所定の単位ごとに仕分けられた状態でスタックトレイ
20に収容されることになる。
【0036】また、ソート排出モードや通常排出モード
が選択されている場合には、第1段目の進路切換つめ5
6が第1分岐路50B側を遮断し第2分岐路50Cを開
放する位置に回動することにより、用紙Pが第2分岐路
50Cに送り込まれる。そして、ソート排出モード選択
時には、第2段目の進路切換つめ57が第4分岐路50
E側を遮断して第3分岐路50D側を開放する位置に回
動することにより、用紙Pが第3分岐路50D側に送り
込まれた後、最上段のビン41aから下段のビン41b
以降に一部単位ごとに順次送り込まれて積載収容され
る。このとき、収容される各ビン41に対応して第3段
目の進路切換つめ58(b〜j)が所定のタイミングで
作動することにより、用紙Pが所定のビン41に分配し
て収容される。一方、通常排出モード選択時には、第2
段目の進路切換つめ57が第3分岐路50D側を遮断し
て第4分岐路50E側を開放する位置に回動することに
より、用紙Pが第4分岐路50Eに送り込まれた後、キ
ャッチトレイ30に排出収容される。
【0037】そして、スタックトレイ20については、
そのトレイに積載収容される用紙(又はその束)Pの量
に応じて昇降動する。すなわち、その積載収容量が増え
るにつれて、スタックトレイ20は下降移動するように
なっている。これにより、スタックトレイ2には大量の
用紙(又はその束)Pを積載収容することができるよう
になっている。また、このスタックトレイ20はオフセ
ット排出も可能である。このため、スタックトレイ20
は、他のトレイ(30、40)に比べて利用価値が高
く、その利用頻度も多くなる。
【0038】次に、ステープル処理排出モードとオフセ
ットソート排出モードが混在したような後処理が指示さ
れた場合における動作について、図8を参照しながら説
明する。
【0039】まず、ステープル処理を行う用紙も混在す
るX部のソート排出を行う場合を想定して説明するに、
はじめに画像形成装置100から送られる用紙Pがステ
ープル処理を行うものであるか否かが判断される(ST
20)。
【0040】このとき、そのステープル処理の対象であ
ると判断された用紙Pについては、その1部数に相当す
る枚数の用紙が導入路50Aから第1分岐路50Bに送
り込まれた後、ステープル処理ユニット60において前
記したようなステープル処理が実行される(ST2
6)。そして、そのステープル処理された1部数の用紙
束Pはスタックトレイ20に排出される(ST27)。
【0041】一方、ステップ20において、ステープル
処理の対象ではないと判断された用紙Pについては、ソ
ート排出するためのビントレイ40が空いているか否か
が判断され(ST21)、空いている場合には、用紙P
が導入路50Aから第2分岐路50C及び第3分岐路5
0Dに送り込まれた後、所定のビン41に一部数単位ご
とに分配排出される(ST22)。しかし、ステップS
T21においてビントレイ40が空いていないと判断さ
れた場合には、スタックトレイ20側に排出される(S
T27)。この際、その用紙Pは一部数単位ごとにオフ
セットした状態でソート排出されることになる。
【0042】また、ビントレイ40にソート排出された
場合においては、そのソート排出される用紙Pの部数X
がビントレイ40のビンの数(B)よりも多いか否かが
判断される(ST23)。
【0043】このとき、その部数Xがビン数B以下であ
れば、X部の用紙Pはすべてビントレイ40に問題なく
ソート排出されるため、X部のソート排出の後処理が終
了する。反対に、その部数Xがビン数Bよりも多い場合
には、そのビントレイ40にソート排出できない分の用
紙、即ち(B+1)部目以降の用紙Pについてはスタッ
クトレイ20側に排出される(ST27)。この場合に
は、(B+1)部目からX部までの(X−B)部数分の
用紙Pがスタックトレイ20側に排出されることにな
る。
【0044】これにより、ステープル処理されない部数
の用紙Pについては、スタックトレイ20ではなく、ビ
ントレイ40に優先的にソート排出されるため、そのス
タックトレイ20のみが直ぐに満載になることがなく、
ステープル処理の有無にかかわらずソート排出すべき用
紙Pを効率よくかつ円滑に排出収容することができる。
この結果、スタックトレイ20が満載にならないように
ユーザが収容済みの用紙を少しずつ取り除く必要がな
く、また、スタックトレイ20が満載になることにより
画像形成装置100側での画像形成動作が中断されるこ
とがなくなるため、取り扱い性が向上し、また生産性が
低下することがない。
【0045】[実施の形態2]この実施の形態は、ステ
ープル処理排出モードとオフセットソート排出モードが
混在したような後処理が指示された場合における後処理
動作の構成が異なる(図9)以外は実施の形態1と同様
の構成からなるものである。
【0046】すなわち、この実施の形態2では、ステー
プル処理しないソート排出させる用紙Pに対してソート
排出させることが可能な排紙トレイがない場合に、排出
される用紙Pが1部数単位で仕分けした状態で排出され
るようにするため排紙トレイへの排出を、1頁〜N頁
(Nは正の整数)の昇順で1部を排出する昇順工程とN
頁〜1頁の降順で一部を排出する降順工程とを交互に繰
り返しながら行うようにしたものである。このことか
ら、本実施の形態2に係る後処理装置としては、主に、
図10に例示するようにスタックトレイ20以外の排紙
トレイとしてビントレイがなくキャッチトレイ30等が
あるタイプの後処理装置1Aか、あるいは、実施の形態
1に係る後処理装置1(図1又は図3)のようにビント
レイ40があるもののそのトレイ40が空いていない
(使用済みである)場合が発生するような後処理装置1
のいずれかである。
【0047】図10に示す後処理装置1Aは、ビントレ
イ40が設けられていない以外は実施の形態1に係る後
処理装置1と同様の構成からなるものである。したがっ
て、この後処理装置1Aは、その排紙トレイとしてスタ
ックトレイ20とキャッチトレイ30の2つのものを有
するだけのものである。なお、キャッチトレイ30につ
いては、必要に応じて、スタックトレイのようにオフセ
ット排出が可能なように構成してもよい。すなわち、キ
ャッチトレイ30を本体10Aの左右水平方向に変位可
能に取り付けた構造としても構わない。このように構成
した場合には、キャッチトレイ30をオフセットソート
排出のための排紙トレイとして使用することが可能とな
る。
【0048】そして、この後処理装置1Aを使用した画
像形成装置100においては、ステープル処理排出モー
ドとオフセットソート排出モードが混在したような後処
理が指示された場合、図9に示すように動作する。
【0049】まず、実施の形態1の場合(図8)と同様
に、ステープル処理を行う用紙も混在するX部のソート
排出を行う場合を想定して説明するに、はじめに画像形
成装置100から送られる用紙Pがステープル処理を行
うものであるか否かが判断される(ST30)。
【0050】このとき、そのステープル処理の対象であ
ると判断された用紙Pについては、ステープル処理ユニ
ット60において前記したようなステープル処理が実行
された後(ST38)、そのステープル処理された1部
数の用紙束Pはスタックトレイ20に排出される(ST
39)。
【0051】一方、ステップ30において、ステープル
処理の対象ではないと判断された用紙Pについては、キ
ャッチトレイ30が空いているか否かが判断され(ST
31)、空いている場合には、用紙Pが導入路50Aか
らキャッチトレイ30に至る第2分岐路50Cに送り込
まれた後、図10に例示するようにキャッチトレイ30
に昇順(1頁〜N頁)工程で排出される(ST32)。
ステップ31において、キャッチトレイ30が空いてい
ない場合は、そのステープル処理されない用紙Pはその
ままスタックトレイ20に排出される(ST39)。こ
の際、スタックトレイ20では、そのステープル処理さ
れない用紙Pをオフセット状態で積載収容するようにな
っている。
【0052】この昇順工程で1部数単位の用紙Pがキャ
ッチトレイ30に排出されると、そのトレイ30に排出
された部数がX部になったか否かが判断され(ST3
3)、このときX部であると判断された場合(例えば1
部であった場合)には後処理が終了するが、X部ではな
いと判断された場合には、キャッチトレイ30が満載で
あるか(つまり最大収容枚数を超えているか)が判断さ
れる(ST34)。この際、満載であれば、それ以降の
用紙Pはそのままスタックトレイ20に排出されるが
(ST39)、満載でなければ、それ以降の用紙Pは、
図10に例示するようにキャッチトレイ30に降順(N
頁〜1頁)工程で排出される(ST34)。
【0053】この降順工程で1部数単位の用紙Pがキャ
ッチトレイ30に排出されると、その降順で排出された
用紙Pは先に降順で排出された用紙Pの上に積み重ねら
れるようにキャッチトレイ30に収容されることになる
(図10)。そして、この降順工程での用紙排出が終わ
ると、この時点でもキャッチトレイ30が満載であるか
が判断され(ST36)、満載であれば、それ以降の用
紙Pはそのままスタックトレイ20に排出される(ST
39)。反対に満載でなければ、そのトレイ30に排出
された部数がX部になったか否かが判断され(ST3
7)、このときX部であると判断された場合(X部すべ
て排出された場合)には後処理が終了するが、X部では
ないと判断された場合には、ステップ32に戻って昇順
排出や降順排出が再度必要な回数だけ(その排出部数が
X部となるまで)交互に繰り返される。
【0054】これにより、ステープル処理されない部数
の用紙Pについては、スタックトレイ20ではなく、キ
ャッチトレイ30に優先的に排出されるため、そのスタ
ックトレイ20のみが直ぐに満載になることがない。し
かも、この場合には、キャッチトレイ30がソート排出
機能を有していないにもかかわらず、そのキャッチトレ
イ30に用紙Pが昇順排出と降順排出を交互に繰り返し
ながら排出されるため、結果的に1部数単位ごとに簡易
的に仕分けられた状態で排出されることになる。従っ
て、ステープル処理の有無にかかわらずソート排出すべ
き用紙Pを効率よくかつ円滑に排出収容することができ
る。この結果、スタックトレイ20が満載にならないよ
うにユーザが収容済みの用紙を少しずつ取り除く必要が
なく、また、スタックトレイ20が満載になることによ
り画像形成装置100側での画像形成動作が中断される
ことがなくなるため、取り扱い性が向上し、また生産性
が低下することがない。
【0055】なお、このようなステープル処理されない
部数の用紙Pのキャッチトレイ30への昇順排出と降順
排出を交互に繰り返した排出は、実施の形態1における
後処理装置1においてビントレイ40が空いていないと
判断した後の新たな対処手段として採用することもでき
る。すなわち、実施の形態1における後処理動作のなか
で、図8中のステップST21の判断時にビントレイ4
0が空いていないと判断した場合には、この実施の形態
2における後処理動作(図9)のステップST31に移
行してその後の動作を行うように構成することも可能で
ある。
【0056】[他の実施の形態]図11は、後処理装置
1の他の構成例を示すものである。この図示の後処理装
置1Bは、キャッチトレイ30を設けない以外は実施の
形態1に係る後処理装置1と同じ構成からなるものであ
る。この後処理装置1Bにおいても、ステープル処理排
出モードとオフセットソート排出モードが混在したよう
な後処理が指示された場合には、実施の形態1と同様の
後処理動作(図8)を実行するように構成すればよい。
特に、そのステープル処理しないでソート排出する用紙
Pの部数Xがビン数Bを超える場合には、その(B+
1)部目以降の用紙Pはスタックトレイ20に排出され
るようにする。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の後処理装
置及びそれを用いた画像形成装置によれば、前記した構
成により、オフセットした状態での積載収容が可能なス
タックトレイを備えた後処理装置であっても、そのスタ
ックトレイのみが直ぐに満載になることがなく、綴じ処
理の有無にかかわらず用紙を効率よく排出して所定のト
レイに積載収容することができる。これにより、後処理
装置でのスタックトレイのみが直ぐに満載になることに
伴い、その後処理装置の取り扱い性が悪くなったり、あ
るいは、画像形成装置の生産性が低下してしまうことが
防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る後処理装置及び画像形成
装置の使用状態を示す概略外観図。
【図2】 実施形態1に係る画像形成装置の主な構成を
示す概要図。
【図3】 実施形態1に係る後処理装置の主な構成を示
す概要図。
【図4】 スタックトレイの上下方向及び水平方向への
移動可能な取り付け構造を示す概略説明図。
【図5】 ビントレイ付近の進路切換つめの構成と動作
状態を示す要部説明図。
【図6】 後処理装置の制御系の主な構成を示すブロッ
ク図。
【図7】 画像形成装置及び後処理装置の基本的な動作
手順を示すフローチャート。
【図8】 実施形態1に係る後処理装置による特有の動
作手順を示すフローチャート。
【図9】 実施形態2(1)に係る後処理装置による特
有の動作手順を示すフローチャート。
【図10】 実施形態2に係る後処理装置の主な構成を
示す外観図。
【図11】 後処理装置の他の構成例を示す外観図。
【符号の説明】
1,1A,1B…後処理装置、7…制御装置(制御手
段)、20…スタックトレイ(第1排紙トレイ)、30
…キャッチトレイ(第2排紙トレイ)、40…ビントレ
イ(第2排紙トレイ)、50(A〜E)…用紙搬送路、
55…進路切換機構、60…ステープル処理ユニット
(綴じ処理手段)、100…画像形成装置、P…用紙。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置から送られる用紙を後処理
    する装置であって、 その後処理する装置の本体と、 その本体に対してその上下方向に移動可能に取り付けら
    れ、その本体から排出される用紙又はその束をオフセッ
    トした状態で積載収容する第1排紙トレイと、 この第1排紙トレイが取り付けられた部位とは異なる前
    記本体の部位に取り付けられ、その本体から排出される
    用紙を積載収容する1種又は複数種の第2排紙トレイ
    と、 この第1排紙トレイ及び第2排紙トレイまでに用紙を搬
    送するように分岐して配設された用紙搬送路と、 この用紙搬送路の分岐位置に用紙の搬送進路を切り換え
    るように配設された進路切換機構と、 前記用紙搬送路の途上に用紙を複数枚積み重ねた束状態
    としてから綴じる処理を行うように配設された綴じ処理
    手段と、 この綴じ処理手段による綴じ処理を行わずに用紙を1部
    単位毎に排出させる場合、その用紙を前記第2排紙トレ
    イ側に優先して排出させる制御を行う制御手段とを備え
    たことを特徴とする後処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の後処理装置において、 前記制御手段は、綴じ処理を行わず1部単位毎に排出す
    る用紙の前記第2排紙トレイに収容される部数の全枚数
    がその排紙トレイの最大収容枚数を超える排出を行う場
    合、その最大収容枚数を超える部数以降の当該用紙をそ
    の排紙トレイ以外の収容可能な状態にある前記第1排紙
    トレイ又は第2排紙トレイのいずれかに排出させる制御
    を行うように設定されていることを特徴とする後処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の後処理装置にお
    いて、 前記制御手段は、綴じ処理を行わず1部単位毎に排出す
    る用紙の前記第2トレイへの排出及びその排紙トレイ以
    外の第1排紙トレイ又は第2排紙トレイへの排出を、1
    頁〜N頁(Nは正の整数)の昇順で1部を排出する昇順
    工程とN頁〜1頁の降順で一部を排出する降順工程とを
    交互に繰り返しながら行うように設定されていることを
    特徴とする後処理装置。
  4. 【請求項4】 用紙の後処理装置として、請求項1乃至
    3のいずれかに記載の後処理装置を用いたことを特徴と
    する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009214961A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Sharp Corp 後処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214961A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Sharp Corp 後処理装置
JP4580431B2 (ja) * 2008-03-07 2010-11-10 シャープ株式会社 後処理装置

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