JP2002079867A - 車両用アームレスト - Google Patents

車両用アームレスト

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JP2002079867A
JP2002079867A JP2000273937A JP2000273937A JP2002079867A JP 2002079867 A JP2002079867 A JP 2002079867A JP 2000273937 A JP2000273937 A JP 2000273937A JP 2000273937 A JP2000273937 A JP 2000273937A JP 2002079867 A JP2002079867 A JP 2002079867A
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JP
Japan
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skin material
core
armrest
opening
Prior art date
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JP2000273937A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kabashima
竜也 樺島
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表皮材の成形型からの剥ぎ取りなどの工数を
削減し、芯材に対する表皮材のぶかつきを防止し、製造
原価の低減をはかることのできる車両用アームレストを
提供する。 【解決手段】 車体2に固定される芯材3と、該芯材3
を覆う表皮材4とより構成されてなる車両用アームレス
ト1において、前記芯材3の全てをダブルインジェクシ
ョン工法により表皮材4で覆ってなるもので、該芯材4
の肘当て面には、開口5が形成されてなり、該芯材3の
開口5内には、緩衝体6が挿入支持されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用アームレス
トに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用アームレスト30は、例え
ば、図6乃至図8に示すように、車体、例えばドアトリ
ム31に図示しない固定手段により固定される合成樹脂
製の芯材32と、該芯材32を覆う軟質ポリ塩化ビニ
ル、TPOなどの軟質合成樹脂製の表皮材33とを別工
程でそれぞれ成形して、後工程で芯材32に表皮材33
を被せることで、構成されてなる。即ち、アームレスト
30は、身体を支えたり、ドアトリム31を閉じる機能
を有するグリップ部30aと、乗員の肘を支えるアーム
レスト部30bとよりなり、前記表皮材33は、その端
末33aを芯材32の端末32aに巻き込んで、タッカ
ー34などにより固持されている。芯材32と、表皮材
33との間には、空間35を形成して、表皮材33の裏
面33b側から延在された針葉状の緩衝部材36によ
り、表皮材33のソフト感を確保している(類似技術と
して、実開平4−13424号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のアームレスト30にあっては、表皮材33の成形時
に、表皮材33の端末33aが巻き込まれるように、表
皮材33の端末33aを予め形成させておく必要がある
ので、該端末33aを成形型から剥ぎ取らねばならず、
その分の工数が必要となる。
【0004】また、この剥ぎ取りの際に、表皮材33の
成形時の発熱を適宜冷却させてから作業に入らねばなら
ないが、この冷却が不十分であると、剥ぎ取りの際に表
皮材33が伸びてしまい、芯材32を覆った時にぶかつ
きの原因になるおそれがある。また、逆に冷却過ぎる
と、表皮材33の硬度が高くなり、剥ぎ取りが困難にな
るおそれがある。
【0005】更に、表皮材33を芯材32に被せる作業
は、手作業であるので、工数が増大し、製造原価高騰の
一原因になる。
【0006】更に、前記したように、表皮材33の端末
33aをタッカー34などの機材により固持すること
で、端末33aのめくれを防止しているが、このタッカ
ー34などの機材により固持のための費用が必要とな
り、その分製造原価高騰の一原因になる。
【0007】更に、グリップ部30aは、空間35が無
いので、逃げる余地がなく、表皮材33と芯材32との
わずかな寸法差でぶかつきが生じるおそれがあり、かか
る場合、商品性を損なうことになる。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点を
改善するべくなされたもので、表皮材の成形型からの剥
ぎ取りなどの工数を削減し、芯材に対する表皮材のぶか
つきを防止し、製造原価の低減をはかることのできる車
両用アームレストを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
車体に固定される芯材と、該芯材を覆う表皮材とより構
成されてなる車両用アームレストにおいて、前記芯材の
全てをダブルインジェクション工法により表皮材で覆っ
てなるもので、該芯材の肘当て面には、開口が形成され
てなり、該芯材の開口内には、緩衝体が挿入支持されて
なる。
【0010】請求項1記載の発明によれば、芯材の端部
に対して後工程で表皮材を巻き込む必要がないばかりか
成形型から表皮材を剥ぎ取る必要がないので、作業効率
が著しく向上し、しかも、タッカー等の固定用機材が不
要なので、製造原価の低減をはかることができる。ま
た、芯材には、開口が形成されてなることにより、芯材
の面積が減少するので、軽量化が図れると共に材料費が
安価に済む。また、この開口は、側面衝突におけるエネ
ルギー吸収効果を有することになる。また、表皮材は、
芯材にダブルインジェクション工法により成形されてな
るので、芯材に対する表皮材のぶかつきがない。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1項記載の
車両用アームレストであって、前記緩衝体は、車体に支
えられてなる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、緩衝体が車
体に支えられてなるので、乗員の肘が緩衝体によって柔
らかく受けることができるばかりか、車体によって確実
に保持される。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1項記載の
車両用アームレストであって、前記緩衝体は、前記表皮
材と別体の成形品よりなる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、緩衝体が前
記表皮材と別体の成形品よりなるので、ソフト感のチュ
ーニングが容易になる。また、緩衝体のエネルギー吸収
手段として針葉状をなさなくても良いので、表皮材の成
形型が簡易な物となり、その分製造原価が低減できる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1乃至図4に基づいて、本発明
の第1の実施形態を説明する。
【0016】車両用アームレスト1は、車体、例えばド
アトリム2に図示しない固定手段により固定される合成
樹脂製の芯材3と、該芯材3を覆う軟質ポリ塩化ビニ
ル、TPOなどの軟質合成樹脂製の表皮材4とより構成
されてなる。即ち、アームレスト1は、身体を支えた
り、ドアトリム2を閉じる機能を有するグリップ部1a
と、乗員の肘を支えるアームレスト部1bとよりなる。
【0017】前記芯材3は、射出成形により形成されて
なり、前記グリップ部1aの強度部となる柱状の第1芯
材3aと、前記アームレスト部1bの強度部となる面状
の第2芯材3bとよりなり、図3及び図4に示すよう
に、適宜の位置に前記表皮材4が浸入可能なる貫通孔3
cが形成されている。また、前記第2芯材3bには、上
下に貫通する開口5が大きく形成されている。
【0018】かくして形成された芯材3を、表皮材4の
成形型(図示省略)内に挿入して、表皮材4成形用の素
材を流し込んで成形する、所謂ダブルインジェクション
工法により表皮材4が成形型内で覆ってなるもので、該
芯材3の肘当て面である第2芯材3bには、開口5が形
成されてなるので、該芯材3の第2芯材3bの開口5内
には、表皮材4の素材が流れ込んで、緩衝体6が挿入支
持されてなる。
【0019】即ち、緩衝体6は、表皮材4と一体に形成
されてなるもので、下側には針葉状の緩衝部6aが複数
形成されてなる。
【0020】前記ドアトリム2には、図2に示すよう
に、アームレスト1のアームレスト部1bの下側に入り
込んで支える棚部2aが形成されてなり、前記緩衝体6
の緩衝部6aの先端部が該棚部2aに保持されることに
なる。
【0021】次に、かかる実施形態の作用について説明
する。
【0022】このアームレスト1は、ダブルインジェク
ション工法により、芯材3のすべてを表皮材4で覆うの
で、従来のように芯材32の端部32aに対して後工程
で表皮材33を巻き込む必要がないばかりか、成形型か
ら表皮材33の端末33aを剥ぎ取る必要がないので、
作業効率が著しく向上し、しかも、タッカー34等の固
定用機材が不要なので、製造原価の低減をはかることが
できる。
【0023】また、芯材3には、開口5が形成されてな
ることにより、芯材3の面積が減少するので、軽量化が
図れると共に材料費が安価に済む。また、この開口5
は、側面衝突におけるエネルギー吸収効果を有すること
になる。
【0024】また、表皮材4は、芯材3に対してダブル
インジェクション工法により成形されてなるので、芯材
3に対する表皮材4のぶかつきがない。
【0025】前記緩衝体6が、ドアトリム2の棚部2a
に支えられてなるので、乗員の肘が緩衝体6によって柔
らかく受けることができるばかりか、ドアトリム2の棚
部2aによって確実に保持されることになる。
【0026】前記緩衝体6について、針葉状に一体に形
成されてなる旨説明したが、これに限定されるものでは
なく、図5に示すように、緩衝体10は、表皮材11と
別体の成形品よりなるものでも良い。この場合、表皮材
11は、開口5の周囲を覆うと共に裏面11a側に凹部
12を形成して、該凹部12に前記緩衝体10が接着剤
などで支持されるものである。
【0027】かかる構成とすることにより、緩衝体10
が前記表皮材11と別体の成形品よりなるので、緩衝体
10と表皮材11とが別体よりなるので、ソフト感のチ
ューニングが容易になる。また、緩衝体10のエネルギ
ー吸収手段として針葉状をなさなくても良いので、表皮
材11の成形型が簡易な物となり、その分製造原価が低
減できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、芯材の端
部に対して後工程で表皮材を巻き込む必要がないばかり
か成形型から表皮材を剥ぎ取る必要がないので、作業効
率が著しく向上し、しかも、タッカー等の固定用機材が
不要なので、製造原価の低減をはかることができる。ま
た、芯材には、開口が形成されてなることにより、芯材
の面積が減少するので、軽量化が図れると共に材料費が
安価に済む。また、この開口は、側面衝突におけるエネ
ルギー吸収効果を有することになる。また、表皮材は、
芯材にダブルインジェクション工法により成形されてな
るので、芯材に対する表皮材のぶかつきがない。
【0029】請求項2記載の発明によれば、緩衝体が車
体に支えられてなるので、乗員の肘が緩衝体によって柔
らかく受けることができるばかりか、車体によって確実
に保持される。
【0030】請求項3記載の発明によれば、緩衝体が前
記表皮材と別体の成形品よりなるので、ソフト感のチュ
ーニングが容易になる。また、緩衝体のエネルギー吸収
手段として針葉状をなさなくても良いので、表皮材の成
形型が簡易な物となり、その分製造原価が低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の車両用アームレストを示
す斜視図。
【図2】図1のSAーSA線に沿った断面図。
【図3】図1のSBーSB線に沿った断面図。
【図4】図2の芯材の斜視図。
【図5】本発明の他の実施形態の車両用アームレストを
示す斜視図。
【図6】従来の車両用アームレストを示す斜視図。
【図7】図1のSCーSC線に沿った断面図。
【図8】図1のSDーSD線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 アームレスト 2 車体(ドアトリム) 3 芯材 4、11 表皮材 5 開口 6、10 緩衝体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に固定される芯材と、該芯材を覆う
    表皮材とより構成されてなる車両用アームレストにおい
    て、 前記芯材の全てをダブルインジェクション工法により表
    皮材で覆ってなるもので、該芯材の肘当て面には、開口
    が形成されてなり、該芯材の開口内には、緩衝体が挿入
    支持されてなることを特徴とする車両用アームレスト。
  2. 【請求項2】 請求項1項記載の車両用アームレストで
    あって、 前記緩衝体は、前記車体に支えられてなることを特徴と
    する車両用アームレスト。
  3. 【請求項3】 請求項1項記載の車両用アームレストで
    あって、 前記緩衝体は、前記表皮材と別体の成形品よりなること
    を特徴とする車両用アームレスト。
JP2000273937A 2000-09-08 2000-09-08 車両用アームレスト Pending JP2002079867A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011089811A1 (de) * 2011-12-23 2013-06-27 Lisa Dräxlmaier GmbH Einteilige kaschierte Leichtbauarmauflage für Fahrzeuginnenräume
JP2020138667A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 南条装備工業株式会社 車両用内装材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011089811A1 (de) * 2011-12-23 2013-06-27 Lisa Dräxlmaier GmbH Einteilige kaschierte Leichtbauarmauflage für Fahrzeuginnenräume
JP2020138667A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 南条装備工業株式会社 車両用内装材
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