JP2002079601A - 壁面保護シート及び壁面保護シートの取付け方法 - Google Patents

壁面保護シート及び壁面保護シートの取付け方法

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JP2002079601A JP2000267891A JP2000267891A JP2002079601A JP 2002079601 A JP2002079601 A JP 2002079601A JP 2000267891 A JP2000267891 A JP 2000267891A JP 2000267891 A JP2000267891 A JP 2000267891A JP 2002079601 A JP2002079601 A JP 2002079601A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 壁面に対する貼り付け及び剥がしが容易にで
き且つ見栄えのよい壁面保護シート及びその取付け方法
を提供する。 【解決手段】 (1)に示されているようにシート体1
3の三辺に第1の粘着テープ14a〜14cが取り付け
られた壁面保護シート11を準備する。(2)に示され
ているように取り付けるべき壁面の大きさに調整された
位置に第2の粘着テープ16を取り付け、二点鎖線の位
置で切断する。そして(3)に示されているように第1
の粘着テープ14bの離型紙はすべて除去し、第1の粘
着テープ14a、第1の粘着テープ14c及び第2の粘
着テープ16にあっては、それらの離型紙を一部剥がし
た状態でシート体13を第2の粘着剤27bを基準とし
て位置決めして貼り付ける。その後離型紙28a、28
c及び28dを除去して、(4)に示すようにシート体
13の周囲全面を壁面に貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は壁面保護シート及
び壁面保護シートの取付け方法に関し、特に家庭台所周
辺のタイル壁面やステンレス壁面に取付けて使用する壁
面保護シート及び壁面保護シートの取付け方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から家庭台所周辺のタイルやステン
レス壁面の油汚れや調理くずなどの汚れを防止する壁面
保護シートが提案されている。この壁面保護シートは、
合成樹脂等からなり、その厚さは一般的に薄いものが使
用されている。そして、その裏面には粘着加工が全面に
施されているものが多い。
【0003】このような壁面保護シートを壁面に貼るに
は、離型紙をゆっくりと剥がしながら粘着面を壁面に貼
り、ヘラや指でこすりながら貼り付けるものである。こ
の貼り付けを容易にするために霧吹きや濡れたスポンジ
等で壁面を濡らし、壁面保護シートの粘着面が壁面に容
易に接着しないようにして離型紙を剥がしながら貼って
いくものである。このとき壁面と保護シートとの間には
水や気泡が入っており、ヘラ等を用いてシートから押し
出す必要があるが、粘着加工が全面に施されているとこ
の作業に時間と労力等を要するばかりか、気泡や皺を完
全に除去できず見栄えが悪くなる。
【0004】そこで、粘着加工を全面に施す代わりに筋
状に粘着加工した壁面保護シートが提案されている。
【0005】図7はこのような筋状に粘着加工された壁
面保護シートの外観形状を示した図である。
【0006】図を参照して、壁面保護シート61は合成
樹脂よりなる矩形状のシート体63を主体として構成さ
れており、その裏面には所定間隔で筋状に粘着剤65が
形成されている。尚、使用前には粘着剤65には離型紙
が貼り付けられており、使用時にはこの離型紙を剥がす
ことによって粘着剤65を壁面に接着させるものであ
る。
【0007】このように筋状に粘着加工されているシー
ト体63に気泡などが入った場合には、ヘラ等でこする
と粘着剤65同志の間の粘着加工がされていない部分か
ら気泡が抜けることが容易となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の壁
面保護シートでは薄い厚さのシートが使われているため
シートを持って壁面に対して位置決めをしようとする
と、離型紙を剥がした状態の粘着面同士がくっついた
り、壁面に不用意にくっついたりするため容易に取付け
ることができない。このためシートに皺が入ってしまっ
たりして見栄えが悪くなってしまう。
【0009】尚、図7に示したような筋状に粘着加工が
されている壁面保護シートにあっては気泡を抜くことが
容易であっても、壁面に貼り付け後筋状の粘着材によっ
てシート体63表面に筋状の凹凸模様が発生してしま
い、やはり見栄えが悪くなってしまう。
【0010】又、一度貼ってしまった保護シートを剥が
す場合、シート端部が密着して壁面に接着されているた
め、その端面を剥がすにはシートの端部を爪や鋭利なも
ので剥がし起こす必要があり労力を要する。そして、何
度もシートを貼り直すことでシートに皺や傷等が入って
しまい、場合によってはシートが使用不可能になること
もある。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、壁面への貼り付け、剥がしが容易
にでき且つ見栄えの良い壁面保護シート及び壁面保護シ
ートの取付け方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、壁面に貼り付けて壁面の
汚れを防止するための壁面保護シートであって、合成樹
脂よりなる矩形シート状のシート体と、シート体の一辺
を除き少なくとも二辺に沿うようにシート体の一方面に
接着され、壁面に対して接着、剥離自在の所定幅の第1
の粘着テープと、シート体の一方面に対して接着可能で
あって、壁面に対して接着、剥離自在の所定幅の第2の
粘着テープとを備えたものである。
【0013】このように構成すると、シート体の少なく
とも一辺には第1の粘着テープが接着されていない。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成において、二辺は隣接するものである。
【0015】このように構成すると、シート体の一辺又
は隣接する二辺に第1の粘着テープが接着されていな
い。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の構成において、第1の粘着テープはシート体
の三辺に沿うように取付けられるものである。
【0017】このように構成すると、シート体の一辺の
みに第1の粘着テープが接着されていない。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の発明の構成において、第1の粘
着テープ及び第2の粘着テープにおけるシート体との接
着力は、壁面との接着力より大きいものである。
【0019】このように構成すると、シート体を壁面か
ら剥がしたとき第1の粘着テープ及び第2の粘着テープ
のいずれも壁面に残らない。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4のいずれかに記載の発明の構成において、第1の粘
着テープはシート体の対応する辺から内方へ少なくとも
2mmの位置にその外方部分が位置するように接着され
るものである。
【0021】このように構成すると、第1の粘着テープ
の外側のシート体の部分は壁面に接着されない。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5のいずれかに記載の発明の構成において、シート体
は50〜250μmの厚さを有するポリエチレンテレフ
タレートよりなり、その他方面にはコート層が形成され
るものである。
【0023】このように構成すると、シート体自身にあ
る程度の剛性が生じ、且つシート体の他方面の滑り性や
剥離性が向上する。
【0024】請求項7記載の発明は、矩形シート状のシ
ート体をその全周部分で壁面に貼り付ける壁面保護シー
トの取付け方法であって、離型紙が取付けられた第1の
粘着テープがシート体の三辺に沿ってその一方面に接着
されたシート体と、両面に離型紙が取付けられた別体粘
着テープ等を準備する工程と、シート体の第1の粘着テ
ープが取り付けられていない辺に平行に且つ所望の内方
位置に、別対粘着テープの一方の離型紙を取除き第2の
粘着テープとして接着する工程と、第2の粘着テープの
外方のシート体の部分とこの部分に接着されている第1
の粘着テープの部分とを除去する工程とを備えたもので
ある。
【0025】このように構成すると、第2の粘着テープ
がシート体を所望の大きさにするための基準となる。
【0026】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の構成において、第1の粘着テープ及び第2の粘着テ
ープのうちシート体のいずれか一辺に対応する特定粘着
テープの離型紙を取除く工程と、特定粘着テープ以外の
三辺粘着テープの離型紙を一部剥がし、シート体の外方
に位置するように折り曲げる工程と、特定粘着テープを
介してシート体を所望の壁面位置に貼り付ける工程と、
三辺粘着テープの離型紙をシート体の外方に位置する部
分を用いて取除き、三辺粘着テープを介してシート体を
壁面に貼り付ける工程とを更に備えたものである。
【0027】このように構成すると、特定粘着テープの
みでシート体の位置決めをすることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、シート体の少なくとも一辺には第1の粘着テープ
が接着されていないので、第1の粘着テープが接着され
ていない辺の少なくとも1辺の部分を除去してシート体
を所望の寸法にした場合、粘着テープがあまり無駄にな
らない。
【0029】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、除去された部分の辺に第2の粘着テ
ープを取付ければ、所望の大きさとなったシート体全周
で壁面にシート体を貼り付けることができ、安定した貼
りつけ状態が確保できる。
【0030】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の効果に加えて、シート体の一辺のみに
第1の粘着テープが接着されていないので、シート体の
大きさの調整が容易となり使い勝手が向上する。
【0031】請求項4記載の発明は、請求項1から請求
項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、シート体
を剥がしたとき粘着テープが壁面に残らないので、使用
後の壁面の美麗さを保持することができる。
【0032】請求項5記載の発明は、請求項1から請求
項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、第1の粘
着テープの外側のシート体の部分は壁面に接着されない
ので、シート体を壁面から剥がすとき容易にシート体の
端部を掴むことが可能となり剥がし勝手が良い。
【0033】請求項6記載の発明は、請求項1から請求
項5のいずれかに記載の発明の効果に加えて、シート体
にある程度の剛性が生じるため取扱いが容易となり、又
コート層によってシート体が汚れにくくなり且つその汚
れを除去しやすくなる。
【0034】請求項7記載の発明は、第2の粘着テープ
がシート体を所望の大きさにするための基準となるた
め、効率的にシート体の大きさを調整することができ
る。
【0035】請求項8記載の発明は、請求項7記載の発
明の効果に加えて、特定粘着テープのみでシート体の位
置決めができるため、安定してシート体を所望の位置に
貼り付けつつ、三辺粘着テープの離型紙も容易に剥がす
ことが可能となる。その結果、シート体は所望の位置に
全周粘着テープで貼り付けることができ、安定した状態
で壁面の汚れを防止することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態による壁面保護シートの一部の正面図であり、図2は
その背面図であり、図3は図2のIII−IIIライン
の断面図である。
【0037】これらの図を参照して、壁面保護シート1
1は横方向が750mm、縦方向が900mmの長さを
有する矩形シート状のシート体13を主体として構成さ
れており、その左辺、上辺及び右辺にはシート体13の
裏面に第1の粘着テープ14a、第1の粘着テープ14
b及び第1の粘着テープ14cが接着されている。シー
ト体13は透明性を有するポリエチレンテレフタレート
(PET)によって構成されているが、用途に応じて不
透明なものとしたり、あるいは例えば大理石模様等を印
刷したりして形成したものでもよい。
【0038】尚、シート体13の下辺には粘着テープが
接着されていないが、これについては後述する。
【0039】図3の断面図に示されているように、シー
ト体13は、厚さ125μmの透明PETよりなる合成
樹脂シート21と、合成樹脂シート21の一方面の全面
に形成されたシリコンを主体としてフッ素が添加された
コート層22とから構成されている。コート層22とし
ては、その他にフッ素系、アクリル系のコートを使用し
ても良い。尚、合成樹脂シート21の厚さは50〜25
0μmであればある程度の剛性を発揮するためその取扱
が容易となり好ましいものである。又、合成樹脂シート
21の使用面である面にはコート層22が形成されてい
るため、その表面の滑り性が高まり汚れがつきにくく、
又ついた汚れも除去しやすくなる効果を奏するものであ
る。
【0040】シート体13を構成する合成樹脂シート2
1の他方面には壁面保護シート11が取付けられている
が、その取付け位置はシート体13の外方端部から寸法
Aの位置となっている。このA寸法はこの実施の形態に
おいては2mmとしている。又、第1の粘着テープ14
の幅Bは15mmとなっているが、この幅はシート体1
3の大きさに応じて適宜選択すればよい。
【0041】第1の粘着テープ14は、厚さ25μmの
透明のPET又はポリエチレン(PE)よりなる芯材2
6を中心として構成されている。尚、芯材26は10〜
250μmの厚さの範囲が好ましいものである。芯材2
6のシート体13側の面には10〜50μmの厚さでア
クリル系の第1の粘着剤25が塗布されており、芯材2
6の反体面には厚さ25〜1000μmのウレタン系の
第2の粘着剤27が塗布され、更にその上に厚さ100
μmのポリエチレンよりなる離型紙28が取付けられて
いる。
【0042】第1の粘着剤25の接着力は第2の粘着剤
27の接着力より大きく設定されており、これによって
後述するように壁面保護シート11の壁面への接着及び
剥離を容易としている。又、第2の粘着剤27は壁面に
貼って剥がせる弱粘着タイプの粘着剤であり、その粘着
面が汚れた場合であっても表面を水で洗うことで再び粘
着力が回復する粘着剤となっている。尚、第1の粘着剤
25及び第2の粘着剤27も透明性を有する粘着剤を採
用しているため、合成樹脂シート21及びコート層22
が透明体である場合、壁面に貼りつけた場合第1の粘着
テープ14の接着部分を目立たないものとしている。
【0043】図4は図1で示した壁面保護シート11を
壁面に貼り付けた場合の断面構成を示した図であって、
図3の断面図に対応したものである。
【0044】図を参照して、壁面保護シート11を壁面
31に貼り付ける際には、第1の粘着テープ14の離型
紙28を取除いた状態で第2の粘着剤27を壁面31に
押付けるようにして接着する。これによってシート体1
3は第1の粘着剤25、芯材26及び第2の粘着剤27
を介して壁面31に接着されることになる。上述のよう
に第1の粘着剤25、芯材26及び第2の粘着剤27は
透明性を有するものとしているため、シート体13が透
明体である場合であっても接着部分が目立たないものと
なっている。
【0045】シート体13を壁面31から剥がす際には
シート体13の端部を掴んでこれを持ち上げることによ
って行なうが、図3に示したように第1の粘着テープ1
4はシート体13の端部からA寸法分だけ内方の位置に
取付けられている。すなわち、A寸法の部分においては
シート体13は壁面31に接着されていない。従ってそ
の部分のシート体13を掴むことが容易となり、二点鎖
線で示したように持ち上げて剥がすことが容易となり使
い勝手が向上する。尚、A寸法はシート体を剥す観点か
らは上述のように2mm程度で良い。しかし、シート体
を壁面に貼り付ける観点からは、シート体の裏面に手を
入れてこれを把持することを考慮してこの寸法を100
mm程度としておくと使い勝手が良い。
【0046】又、第1の粘着剤25の接着力は第2の粘
着剤27の接着に比べて大きく設定されているため、シ
ート体13を壁面31から剥がしたときに第1の粘着剤
25、芯材26及び第2の粘着剤27が壁面31に残存
することはなく、これらとともに確実に壁面31からシ
ート体13を剥がすことが可能となる。その結果、シー
ト体13を剥がした後においても壁面31の表面を汚す
虞はない。
【0047】図5はこの発明の第1の実施の形態におけ
る壁面保護シートにおいて図1で示した壁面保護シート
11とは別体として準備される別対粘着テープの断面形
状を示した図である。
【0048】図を参照して、第1の粘着剤25、芯材2
6、第2の粘着剤27及び離型紙28よりなる第2の粘
着テープ16は、図3で示した第1の粘着テープ14と
同一構成を示すものである。別体粘着テープ15はこの
第2の粘着テープ16に離型紙30を第1の粘着剤25
の上に取付けたものとなっており、離型紙30は離型紙
28と同一構成のものを採用するものである。尚、実際
には第1の粘着剤25と第2の粘着剤27とは上述のよ
うに接着力が異なっているため、離型紙28及び離型紙
30を識別できるようにそれらの色等を異ならせるよう
に構成されている。
【0049】以上のように、この発明の第1の実施の形
態による壁面保護シートは、図1から図3で示した壁面
保護シート11と図5で示した別体粘着テープ15とを
組合わせて壁面に貼り付けるものである。
【0050】図6はこの発明の第1の実施の形態による
壁面保護シートを壁面に取付ける手順を示した図であ
る。
【0051】図を参照して、図6の(1)は図1の壁面
保護シート11に対応したものであるが、ここでは第1
の粘着テープ14a〜第1の粘着テープ14cの状態を
より分かり易くするために離型紙28が取り付けられて
いる状態をハッチングで示している。
【0052】図6の(2)は図6の(1)の状態から壁
面保護シート11を取付けるべき壁面の大きさに応じて
調整した状態を示した図である。ここでは、取付けるべ
き壁面の縦方向の長さが二点鎖線で示すように、図6の
(1)の状態より小さい場合を想定している。このと
き、この二点鎖線の位置を基準としてその内側に別体粘
着テープ15を取付ける。すなわち、別体粘着テープ1
5の離型紙30を取除いて第2の粘着テープ16とした
ものを、その第1の粘着剤25の面をシート体13の裏
面に押付けるようにして取付ける。
【0053】そしてこの取り付けられた第2の粘着テー
プ16を基準として、二点鎖線の位置でシート体13、
第1の粘着テープ14a及び第1の粘着テープ14cを
切断する。これによって、切断されたシート体13の四
辺すべてに沿ってその裏面に第1の粘着テープ14a、
第1の粘着テープ14b、第1の粘着テープ14c及び
第2の粘着テープ16が取り付けられた状態となる。
尚、第2の粘着テープ16は第1の粘着テープ14の構
成と同一であるため、この結果シート体13の全周すべ
てに同一の粘着テープが取付けられたことになる。
【0054】この状態では、シート体13の4辺に粘着
テープが接着されているため、シート体13の周囲の厚
さが増すことになる。このため、シート体13の剛性と
相俟ってシート体13の扱いが容易となる。したがっ
て、粘着テープの芯材をより厚くすることでより扱い易
くなることになる。
【0055】次に図6の(3)に示されているように第
1の粘着テープ14bの離型紙28をすべて取除き、第
2の粘着剤27bを露出させる。一方、第1の粘着テー
プ14a、第1の粘着テープ14c及び第2の粘着テー
プ16にあっては、各々の離型紙28をその端部から一
部剥がして外方に折り曲げて、それらがシート体13か
ら外側に離型紙28a、離型紙28c及び離型紙28d
として外方に位置するようにする。
【0056】これによって第1の粘着テープ14aの第
2の粘着剤27の一部が第2の粘着剤27aとして露出
する。同様に第1の粘着テープ14cの第2の粘着剤2
7の一部は第2の粘着剤27cとして、第2の粘着テー
プ16の第2の粘着剤27の一部は第2の粘着剤27d
として各々露出する。
【0057】この状態で第2の粘着剤27bを基準とし
てシート体13を所望の壁面の位置に取り付ける。この
時シート体13の壁面への接着力は第2の粘着剤27b
を主体とするものであるため、取り付け位置がずれたり
した場合でも第2の粘着剤27bを壁面から剥がし再度
位置決めして接着することが容易となる。
【0058】第2の粘着剤27bによってシート体13
が所定の位置に位置決めされて接着されると、第1の粘
着テープ14aにあっては離型紙28aをゆっくりと引
出しながら第2の粘着剤27aの部分を抑えていくこと
によって、シート体13の左辺部分を確実に壁面に接着
させることが可能となる。
【0059】同様にシート体13の右辺部分にあって
は、離型紙28cを引出しながら第2の粘着剤27cを
抑えつけるようにして接着する。そして最後に、シート
体13の下辺部分にあっては、離型紙28dをゆっくり
と引出しながら第2の粘着剤27dを抑えていくことに
よって、その下辺部分を確実に壁面に接着することが可
能となる。
【0060】この状態を示したのが図6の(4)であ
る。図に示しているように第2の粘着剤27bによって
正確に位置決めされて接着が開始されたシート体13
は、その左辺は第2の粘着剤27aによって、右辺はそ
の第2の粘着剤27cによって、下辺は第2の粘着剤2
7dによって、全周確実に壁面に接着されることにな
る。この場合仮に第2の粘着剤27a〜第2の粘着剤2
7dの部分に気泡が入ったとしても、そのテープ幅が狭
いため容易に気泡を抜くことが可能となる。
【0061】又、これらによって囲われたシート体13
の部分はある程度剛性があるため皺の発生が生じにく
く、しかも筋状に接着面等が現れることがないため、壁
面に対してより自然な感じでこれを保護することが可能
となる。そして、シート体13は4辺の周囲のみの粘着
面積で壁面に接着されているため、全体としての接着力
は大きくなく取替えや貼りなおしが容易となる。
【0062】尚、上記の実施の形態では、シート体の三
辺に粘着テープを前もって接着しているが、隣接してい
る二辺のみに粘着テープを接着しておき、他の二辺につ
いては寸法を調整した後に別体粘着テープを第2の粘着
テープとして取り付けるようにしても良い。このように
構成すれば、シート体の大きさを一方向のみならず、2
方向にも調整することが可能となる。
【0063】又、上記の実施の形態では、シート体の三
辺に粘着テープを前もって接着しているが、対向してい
る二辺にのみに粘着テープを接着しておき、他の二辺の
うちの一方を寸法調整した後に別体粘着テープをそれぞ
れの辺に第2の粘着テープとして取付けるようにしても
良い。このように構成すれば、貼り付けるべき壁面の状
況に応じて対向辺の第2の粘着テープの取付け位置を調
整できるため使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態による壁面保護シ
ートの外観形状を示す正面図である。
【図2】図1で示した壁面保護シートの背面図である。
【図3】図2で示したIII−IIIラインの断面図で
ある。
【図4】図1で示した壁面保護シートを壁面に貼り付け
た状態を示した断面図であって、図3に対応したもので
ある。
【図5】図1で示した壁面保護シートに対して別体とし
て準備される別体粘着テープの断面形状を示した図であ
る。
【図6】この発明の第1の実施の形態による壁面保護シ
ートの壁面への取り付け手順を示した図である。
【図7】従来の壁面保護シートの外観形状を示す正面図
である。
【符号の説明】
11…壁面保護シート 13…シート体 14…第1の粘着テープ 15…別体粘着テープ 16…第2の粘着テープ 21…合成樹脂シート 22…コート層 25…第1の粘着剤 26…芯材 27…第2の粘着剤 28…離型紙 30…離型紙 31…壁面 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 哲也 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミホイルプロダクツ株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK42A AT00A BA02 BA10A BA10B BA10C CC00C DB00 DC12B GB90 JA20A JL11B JL13B JL14B YY00A 4J004 AA10 AA14 AB01 CA06 CC02 CC03 CC04 CE03 DA02 DB02 EA05 FA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に貼り付けて前記壁面の汚れを防止
    するための壁面保護シートであって、 合成樹脂よりなる矩形シート状のシート体と、 前記シート体の一辺を除き少なくとも二辺に沿うように
    前記シート体の一方面に接着され、前記壁面に対して接
    着、剥離自在の所定幅の第1の粘着テープと、 前記シート体の前記一方面に対して接着可能であって、
    前記壁面に対して接着、剥離自在の所定幅の第2の粘着
    テープとを備えた、壁面保護シート。
  2. 【請求項2】 前記二辺は隣接する、請求項1記載の壁
    面保護シート
  3. 【請求項3】 前記第1の粘着テープは、前記シート体
    の三辺に沿うように取付けられる、請求項1又は請求項
    2記載の壁面保護シート。
  4. 【請求項4】 前記第1の粘着テープ及び前記第2の粘
    着テープにおける前記シート体との接着力は、前記壁面
    との接着力より大きい、請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載の壁面保護シート。
  5. 【請求項5】 前記第1の粘着テープは、前記シート体
    の対応する辺から内方へ少なくとも2mmの位置にその
    外方部分が位置するように接着される、請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の壁面保護シート。
  6. 【請求項6】 前記シート体は50〜250μmの厚さ
    を有するポリエチレンテレフタレートよりなり、その他
    方面にはコート層が形成される、請求項1から請求項5
    のいずれかに記載の壁面保護シート。
  7. 【請求項7】 矩形シート状のシート体をその全周部分
    で壁面に貼り付ける壁面保護シート取付け方法であっ
    て、 離型紙が取付けられた第1の粘着テープが前記シート体
    の三辺に沿ってその一方面に接着された前記シート体
    と、両面に離型紙が取付けられた別体粘着テープとを準
    備する工程と、 前記シート体の前記第1の粘着テープが取付けられてい
    ない辺に平行に且つ所望の内方位置に、前記別体粘着テ
    ープの一方の離型紙を取除き第2の粘着テープとして接
    着する工程と、 前記第2の粘着テープの外方の、前記シート体の部分と
    この部分に接着されている前記第1の粘着テープの部分
    とを除去する工程とを備えた、壁面保護シートの取付け
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の粘着テープ及び前記第2の粘
    着テープのうち、前記シート体のいずれか一辺に対応す
    る特定粘着テープの離型紙を取除く工程と、 前記特定粘着テープ以外の三辺粘着テープの離型紙を一
    部剥がし、前記シート体の外方に位置するように折り曲
    げる工程と、 前記特定粘着テープを介して前記シート体を所望の壁面
    位置に貼り付ける工程と、 前記三辺粘着テープの離型紙を前記シート体の外方に位
    置する部分を用いて取除き、前記三辺粘着テープを介し
    て前記シート体を前記壁面に貼り付ける工程とを更に備
    えた、請求項7記載の壁面保護シートの取付け方法。
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