JP2002079554A - 樹脂封止装置及び離型方法 - Google Patents

樹脂封止装置及び離型方法

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JP2002079554A JP2000271468A JP2000271468A JP2002079554A JP 2002079554 A JP2002079554 A JP 2002079554A JP 2000271468 A JP2000271468 A JP 2000271468A JP 2000271468 A JP2000271468 A JP 2000271468A JP 2002079554 A JP2002079554 A JP 2002079554A
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ejector
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】成形品とカルの同時離型を可能とし、成形品の
品質を向上させる半導体装置のリードフレーム面内にて
樹脂注入を行うトランスファーモールド方式の樹脂封止
装置及び離型方法を提供する。 【解決手段】本発明の樹脂封止装置は、下金型10に設
けられたポット13及びゲート14とに列接しポット1
3から樹脂を注入させる切欠である切欠部1と、切欠部
1に設けられ切欠部1に注入され硬化された樹脂を押し
出すエジェクタピン2とを設けた。本発明の離型方法
は、樹脂突起部39とカル38とを一体的に形成し、樹
脂突起部39を成形品37と同時に下金型10から離型
させることにより、カル38を成形品37と同時に下金
型10から離型させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の樹脂
封止に用いる樹脂封止装置及び離型方法に関し、特に半
導体装置のリードフレーム面内にて樹脂注入を行うトラ
ンスファーモールド方式の樹脂封止装置及び離型方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、図14の成形品の構造の
一例を示す断面図で示すように、リードフレーム32の
アイランド33上に半導体素子31が搭載され、半導体
素子31のボンディングパッド(図示せず)とリードフ
レーム32のリード34とがボンディングワイヤ35に
て接続されている。そして、半導体素子31、ボンディ
ングワイヤ35、リードフレーム32のアイランド33
及びリード34が、外界から保護するため、樹脂封止装
置を用い樹脂封止され、樹脂36にて覆われている。
【0003】ここで、半導体装置の樹脂封止に用いる樹
脂封止装置には、半導体装置のリードフレーム(32)
面内にて樹脂注入を行うトランスファーモールド方式
と、リードフレーム(32)面外から樹脂注入を行うト
ランスファーモールド方式の、2方式が有る。
【0004】そして、半導体装置のリードフレーム面内
にて樹脂注入を行うトランスファーモールド方式の樹脂
封止装置は、構造として、成形金型に樹脂の経路である
ランナー部を有していない。これに対し、リードフレー
ム面外から樹脂注入を行うトランスファーモールド方式
の樹脂封止装置は、成形金型にランナー部を有してい
る。そのため、半導体装置のリードフレーム面内にて樹
脂注入を行うトランスファーモールド方式の樹脂封止装
置は、(リードフレーム面外から樹脂注入を行うトラン
スファーモールド方式の樹脂封止装置に対し)、樹脂効
率が優れており、生産性が向上し、コストを低減でき
る。
【0005】従来の半導体装置のリードフレーム面内に
て樹脂注入を行うトランスファーモールド方式の樹脂封
止装置(以下樹脂封止装置という)及び離型方法は、図
8の樹脂封止装置の上金型と下金型とから構成される成
形金型の下金型を示す平面図、及び図9乃至図13の離
型工程を含むトランスファーモールド工程に於ける成形
金型の上下金型の動作を示す断面図で説明される。
【0006】まず、図8に示すように、樹脂封止装置の
成形金型の下金型10には、下金型10上に載置される
リードフレームの半導体素子が搭載された位置に対応し
た位置に、半導体装置の成形形状に対応した形状の成形
用の複数のキャビティ11が形成されている。そして各
キャビティ11には、成形品取り出し用のエジェクタピ
ン12が設けられている。
【0007】そして、各キャビティ11に成形材料であ
る樹脂を注入させるための供給口であるポット13が設
けられている。そしてポット13とキャビティ11とを
連接し、キャビティ11への樹脂の注入口であるゲート
14が設けられている。そして各ポット13内には、供
給された樹脂を各キャビティ11に注入するためのプラ
ンジャ15が設けられている。このプランジャ15は、
成形金型の下金型10に設けられ、下側から動作するの
でロアープランジャといわれる。
【0008】ここで、ポット13及びプランジャ15は
複数組設けられていて、マルチプランジャ金型といわれ
る。そして、1組のポット13及びプランジャ15は、
複数のキャビティ11に樹脂を注入する(図8に示す例
の場合は、4つのキャビティ11に樹脂を注入する)。
【0009】そして、樹脂封止装置の成形金型の上下金
型の型開き状態を示す図9に示すように、樹脂封止装置
の成形金型の上金型20には、下金型10に対向して、
下金型10に形成された複数のキャビティ11に対向し
て、半導体装置の成形形状に対応した形状の成形用の複
数のキャビティ21が形成されている。
【0010】そして各キャビティ21には、下金型10
に設けられたエジェクタピン12に対向して、成形品取
り出し用のエジェクタピン22が設けられている。ま
た、下金型10の各ポット13(カル)に対応した位置
にも、成形品取り出し用のエジェクタピン22aが設け
られている。そして、成形金型の上下金型の型締め状態
で、対向する下金型(10)上面に当接するエジェクタ
ポスト29が設けられている。
【0011】そして、エジェクタピン22の上端、エジ
ェクタピン22aの上端及びエジェクタポスト29の上
端は、エジェクタピンプレート26に固定されている。
そして、エジェクタピン22、エジェクタピン22a及
びエジェクタポスト29は、エジェクタピンプレート2
6ごと、ノックアウトスプリング28により下方に付勢
され押し下げられている。
【0012】そして、成形金型の上下金型が型開き状態
では、エジェクタピン22の下端部は、キャビティ21
の底面より突出している。また、エジェクタピン22a
の下端部及びエジェクタポスト29の下端部は、上金型
20の下面より突出している。
【0013】また、下金型10に設けられたエジェクタ
ピン12は、その下端がエジェクタピンプレート16に
固定されている。そして、エジェクタピンプレート16
は、ノックアウトロッド17に固定されている。
【0014】そして、成形金型の上下金型が型開き状態
では、エジェクタピン12は、ノックアウトロッド17
が下降した位置に位置することにより、下降した位置に
位置する。そして、エジェクタピン12の上端は、キャ
ビティ11の底面に位置している。
【0015】そして、図10に示すように、型開き状態
の成形金型の下金型10に、成形材料である樹脂36を
供給し、樹脂封止されるリードフレーム32を載置す
る。まず、下金型10の各ポット13内に、予備加熱さ
れ軟化したタブレット状の樹脂36を夫々供給する。そ
して、下金型10上の所定の位置に、半導体素子(図示
せず)が搭載され、ボンディングワイヤ(図示せず)に
て接続されたリードフレーム32を載置する。
【0016】次に、図11に示すように、成形金型の上
下金型の型締めを行う。そうすると、成形金型の上金型
20と下金型10とは衝合し、リードフレーム32は上
金型20と下金型10とで挟持される。
【0017】この時、上金型20に設けられたエジェク
タポスト29の下端が、対向する下金型10の上面に当
接する。そして、エジェクタポスト29が固定されてい
るエジェクタピンプレート26を付勢しているノックア
ウトスプリング28が圧縮されて、エジェクタポスト2
9はその下端が対向する下金型10の上面に当接したま
ま押し上げられ、上金型20と下金型10との衝合面に
位置する。
【0018】そしてこの事により、エジェクタピンプレ
ート26に固定されているエジェクタピン22aも押し
上げられ、その下端は上金型20の下面に位置する。そ
して、エジェクタピンプレート26に固定されているエ
ジェクタピン22も押し上げられ、その下端はキャビテ
ィ21の底面に位置する。
【0019】またこの時でも、下金型10に設けられた
エジェクタピン12の上端は、キャビティ11の底面に
位置したままである。
【0020】そして、この(型締め)状態に於いて、下
金型10のポット13内で加熱溶融した樹脂36を、プ
ランジャ15により、ゲート14を介して各キャビティ
11及びキャビティ21に注入する。そして、注入した
樹脂36を上金型20及び下金型10により所定時間加
熱保持(キュア)し硬化させる。こうして、リードフレ
ーム32に搭載された半導体素子を樹脂封止した、成形
品が出来上がる。
【0021】その後、図12に示すように、成形金型の
上下金型の型開きを行う。そうすると、成形金型の上金
型20と下金型10とは離隔する。
【0022】この時、上金型20に設けられ対向する下
金型10の上面に当接していたエジェクタポスト29
は、固定されているエジェクタピンプレート26ごと、
圧縮されていたノックアウトスプリング28により下方
に付勢され、下金型10の上面を押し付けながら下金型
10から離隔する。
【0023】そして同時に、エジェクタピン22が、エ
ジェクタポスト29と共に固定されているエジェクタピ
ンプレート26ごと、ノックアウトスプリング28によ
り下方に付勢され、出来上がった成形品37を押し付け
ながら下金型10から離隔する。
【0024】そしてまた同時に、エジェクタピン22a
が、エジェクタポスト29及びエジェクタピン22と共
に固定されているエジェクタピンプレート26ごと、ノ
ックアウトスプリング28により下方に付勢され、ポッ
ト13内に残って硬化した樹脂(36)であるカル38
を押し付けながら下金型10から離隔する。このように
して、成形品37及びカル38が上金型20より離型さ
れる。
【0025】そして、下金型10に設けられたプランジ
ャ15が、一旦下降し、元の位置に戻る。
【0026】次に、図13に示すように、下金型10に
設けられたエジェクタピン12が、固定されているエジ
ェクタピンプレート16が固定されているノックアウト
ロッド17が上昇することにより上昇し、成形品37が
エジェクタピン22により押し上げられる。そして同時
に、プランジャ15が上昇し、カル38がプランジャ1
5により押し上げられる。このようにして、成形品37
及びカル38が下金型10より離型される。
【0027】そして、上金型20及び下金型10より離
型された成形品37及びカル38は、上下金型内から搬
送される。
【0028】そして、エジェクタピン12は、固定され
ているエジェクタピンプレート16が固定されているノ
ックアウトロッド17が下降することにより下降し、元
の位置に戻る。そして、プランジャ15は、下降し、元
の位置に戻る。(図9に示す状態に戻る)。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】樹脂封止に使用する樹
脂(36)はある一定の工程能力にて製造される為に、
出来上がりの重量はある一定のばらつきを有している。
ここで、重量=密度*体積*比重 であり、密度及び比
重は一定である。その為、使用する樹脂(36)のタブ
レットの大きさ(体積)は、その重量のばらつきに応じ
て一定のばらつきを有している。
【0030】そして、このような樹脂36のタブレット
を用いて、樹脂封止装置において樹脂封止を行う為、樹
脂封止装置の成形金型の下金型10のポット13内で加
熱溶融した樹脂36は、成形金型の上金型20のキャビ
ティ21及び下金型10のキャビティ11には隅々まで
注入され、下金型10のゲート14にも十分に注入され
ているが、下金型10のポット13内に残った樹脂(3
6)つまりカル38の樹脂量(体積)はばらついてい
る。その為、出来上がったカル38の厚さは、その樹脂
36の重量のばらつきに応じて、ばらついていて、変化
することは避けられない。
【0031】従って、従来の樹脂封止装置及び離型方法
に於いては、厚さの変化しない成形品37部と厚さが変
化するカル38部の離型動作に於いて、同時に行う離型
タイミングにズレが発生してしまう。この、離型タイミ
ングのズレは成形品37に過大な応力を与える為に、成
形品37が機械的ダメージを受けてしまい樹脂クラック
が発生する等品質の低下を招いてしまうという問題があ
る。
【0032】従って、本発明の目的は、成形品とカルの
同時離型を可能とし、成形品の品質を向上させる半導体
装置のリードフレーム面内にて樹脂注入を行うトランス
ファーモールド方式の樹脂封止装置及び離型方法を提供
することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明の樹脂封止装置
は、成形金型に設けられたポット及びゲートとに列接し
前記ポットから樹脂を注入させる切欠である切欠部と、
前記切欠部に設けられ前記切欠部に注入され硬化された
前記樹脂を押し出すエジェクタピンとを設けたことを特
徴とする。
【0034】また、前記切欠部は、前記ポットを間に介
して、対になって対向して設けられている。また、前記
切欠部の深さは、前記成形金型に形成されたキャビティ
の深さと同程度である。
【0035】また、前記切欠部に設けられたエジェクタ
ピンは、前記キャビティに設けられたエジェクタピンと
同一のプレートに固定されている。
【0036】本発明の離型方法は、樹脂突起部とカルと
を一体的に形成し、前記樹脂突起部を成形金型から離型
させることにより、前記カルを前記成形金型から離型さ
せることを特徴とする。
【0037】本発明の離型方法は、樹脂突起部とカルと
を一体的に形成し、前記樹脂突起部を成形品と同時に成
形金型から離型させることにより、前記カルを前記成形
品と同時に前記成形金型から離型させることを特徴とす
る。
【0038】また、形成した前記樹脂突起部の樹脂量は
一定であり、形成した前記樹脂突起部の厚さは一定であ
る。
【0039】この様な本発明によれば、厚さが一定で変
化しない樹脂突起部を形成し、樹脂突起部を離型させる
ことによりカルを離型させている。
【0040】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の第1
の実施形態の樹脂封止装置の上金型と下金型とから構成
される成形金型の下金型を示す平面図、図2乃至図6は
図1の第1の実施形態の離型工程を含むトランスファー
モールド工程に於ける成形金型の上下金型の動作を示す
断面図である。
【0041】まず、図1に示すように、本実施形態の樹
脂封止装置の成形金型の下金型10には、下金型10上
に載置されるリードフレームの半導体素子が搭載された
位置に対応した位置に、半導体装置の成形形状に対応し
た形状の成形用の複数のキャビティ11が形成されてい
る。そして各キャビティ11には、成形品取り出し用の
エジェクタピン12が設けられている。
【0042】そして、各キャビティ11に成形材料であ
る樹脂を注入させるための供給口であるポット13が設
けられている。そしてポット13とキャビティ11とを
連接し、キャビティ11への樹脂の注入口であるゲート
14が設けられている。そして各ポット13内には、供
給された樹脂を各キャビティ11に注入するためのプラ
ンジャ15が設けられている。
【0043】そして、ポット13とゲート14とに列接
し、ポット13から樹脂を注入させる切欠である切欠部
1が設けられている。そして各切欠部1には、成形品取
り出し用のエジェクタピン2が設けられている。
【0044】ここで、ポット13及びプランジャ15は
複数組設けられていて、1組のポット13及びプランジ
ャ15は、複数のキャビティ11に樹脂を注入する。図
1に示す例の場合は、4つのキャビティ11に樹脂を注
入する。
【0045】そして、1組のポット13とゲート14と
に列接し、複数の切欠部1が設けられている。図1に示
す例の場合は、ポット13を間に介して、一対の切欠部
1が対向して設けられている。
【0046】そして、樹脂封止装置の成形金型の上下金
型の型開き状態を示す図2に示すように、本実施形態の
樹脂封止装置の成形金型の上金型20には、下金型10
に対向して、下金型10に形成された複数のキャビティ
11に対向して、半導体装置の成形形状に対応した形状
の成形用の複数のキャビティ21が形成されている。
【0047】そして各キャビティ21には、下金型10
に設けられたエジェクタピン12に対向して、成形品取
り出し用のエジェクタピン22が設けられている。ま
た、下金型10の各ポット13(カル)に対応した位置
にも、成形品取り出し用のエジェクタピン22aが設け
られている。そして、成形金型の上下金型の型締め状態
で、対向する下金型(10)上面に当接するエジェクタ
ポスト29が設けられている。
【0048】そして、エジェクタピン22の上端、エジ
ェクタピン22aの上端及びエジェクタポスト29の上
端は、エジェクタピンプレート26に固定されている。
そして、エジェクタピン22、エジェクタピン22a及
びエジェクタポスト29は、エジェクタピンプレート2
6ごと、ノックアウトスプリング28により下方に付勢
され押し下げられている。
【0049】そして、成形金型の上下金型が型開き状態
では、エジェクタピン22の下端部は、キャビティ21
の底面より突出している。また、エジェクタピン22a
の下端部及びエジェクタポスト29の下端部は、上金型
20の下面より突出している。
【0050】また、下金型10に設けられたエジェクタ
ピン12及びエジェクタピン2は、夫々その下端がエジ
ェクタピンプレート16に固定されている。そして、エ
ジェクタピンプレート16は、ノックアウトロッド17
に固定されている。
【0051】そして、成形金型の上下金型が型開き状態
では、エジェクタピン12及びエジェクタピン2は、ノ
ックアウトロッド17が下降した位置に位置することに
より、夫々下降した位置に位置する。そして、エジェク
タピン12の上端は、キャビティ11の底面に位置して
いる。そしてエジェクタピン2の上端は、切欠部1の底
面に位置している。
【0052】そして、図3に示すように、型開き状態の
成形金型の下金型10に、成形材料である樹脂36を供
給し、樹脂封止されるリードフレーム32を載置する。
まず、下金型10の各ポット13内に、予備加熱され軟
化したタブレット状の樹脂36を夫々供給する。そし
て、下金型10上の所定の位置に、半導体素子(図示せ
ず)が搭載され、ボンディングワイヤ(図示せず)にて
接続されたリードフレーム32を載置する。
【0053】次に、図4に示すように、成形金型の上下
金型の型締めを行う。そうすると、成形金型の上金型2
0と下金型10とは衝合し、リードフレーム32は上金
型20と下金型10とで挟持される。
【0054】この時、上金型20に設けられたエジェク
タポスト29の下端が、対向する下金型10の上面に当
接する。そして、エジェクタポスト29が固定されてい
るエジェクタピンプレート26を付勢しているノックア
ウトスプリング28が圧縮されて、エジェクタポスト2
9はその下端が対向する下金型10の上面に当接したま
ま押し上げられ、上金型20と下金型10との衝合面に
位置する。
【0055】そしてこの事により、エジェクタピンプレ
ート26に固定されているエジェクタピン22aも押し
上げられ、その下端は上金型20の下面に位置する。そ
して、エジェクタピンプレート26に固定されているエ
ジェクタピン22も押し上げられ、その下端はキャビテ
ィ21の底面に位置する。
【0056】またこの時でも、下金型10に設けられた
エジェクタピン12の上端は、キャビティ11の底面に
位置したままである。そして、エジェクタピン2の上端
は、切欠部1の底面に位置したままである。
【0057】そして、この(型締め)状態に於いて、下
金型10のポット13内で加熱溶融した樹脂36を、プ
ランジャ15により、ゲート14を介して各キャビティ
11及びキャビティ21に注入する。そしてこの時同時
に、ポット13内で加熱溶融した樹脂36を、プランジ
ャ15により、切欠部1にも注入する。なおこの時、切
欠部1には、樹脂36が隅々まで注入される。そして、
注入した樹脂36を上金型20及び下金型10により所
定時間加熱保持(キュア)し硬化させる。こうして、リ
ードフレーム32に搭載された半導体素子を樹脂封止し
た、成形品が出来上がる。
【0058】その後、図5に示すように、成形金型の上
下金型の型開きを行う。そうすると、成形金型の上金型
20と下金型10とは離隔する。
【0059】この時、上金型20に設けられ対向する下
金型10の上面に当接していたエジェクタポスト29
は、固定されているエジェクタピンプレート26ごと、
圧縮されていたノックアウトスプリング28により下方
に付勢され、下金型10の上面を押し付けながら下金型
10から離隔する。
【0060】そして同時に、エジェクタピン22が、エ
ジェクタポスト29と共に固定されているエジェクタピ
ンプレート26ごと、ノックアウトスプリング28によ
り下方に付勢され、出来上がった成形品37を押し付け
ながら下金型10から離隔する。
【0061】そしてまた同時に、エジェクタピン22a
が、エジェクタポスト29及びエジェクタピン22と共
に固定されているエジェクタピンプレート26ごと、ノ
ックアウトスプリング28により下方に付勢され、ポッ
ト13内に残って硬化した樹脂(36)であるカル38
を押し付けながら下金型10から離隔する。このように
して、成形品37及びカル38が上金型20より離型さ
れる。
【0062】そして、下金型10に設けられたプランジ
ャ15が、一旦下降し、元の位置に戻る。
【0063】次に、図6に示すように、下金型10に設
けられたエジェクタピン12及びエジェクタピン2が、
夫々固定されているエジェクタピンプレート16が固定
されているノックアウトロッド17が上昇することによ
り上昇する。そして、成形品37がエジェクタピン22
により押し上げられる。そして同時に、切欠部1に注入
され硬化された樹脂36(以下これを樹脂突起部39と
いう)がエジェクタピン2により押し上げられる事によ
り、樹脂突起部39に一体的に形成されているカル38
が押し上げられる。このようにして、成形品37及びカ
ル38が下金型10より離型される。
【0064】ここで、樹脂突起部39の厚さは、エジェ
クタピン2により押し上げられる時に、機械的に十分な
強度を有すれば良い。それゆえ、樹脂突起部39の厚さ
つまり下金型10に設けられた切欠部1の深さは、例え
ば、下金型10に形成されたキャビティ11の深さと同
程度でも良い。
【0065】そして、上金型20及び下金型10より離
型された成形品37及びカル38は、上下金型内から搬
送される。
【0066】そして、エジェクタピン12及びエジェク
タピン2は、夫々固定されているエジェクタピンプレー
ト16が固定されているノックアウトロッド17が下降
することにより下降し、元の位置に戻る。(図2に示す
状態に戻る)。
【0067】図7は本発明の第2の実施形態の樹脂封止
装置の成形金型の下金型を示す平面図である。図7に示
すように、本実施形態の樹脂封止装置は、図1に示す第
1の実施形態では、ポット13を間に介して、一対の切
欠部1が対向して設けられているのに対し、ポット13
を間に介して、2対の切欠部1が夫々対向して設けられ
ているものである。なお、切欠部1には、夫々エジェク
タピン2が設けられている。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、厚
さの変化しない樹脂突起部を形成し、樹脂突起部を離型
させることにより厚さが変化するカルを離型させるの
で、厚さの変化しない成形品とカルの同時離型が可能に
なり、離型動作時成形品に与えられる応力を低減するこ
とができ、成形品の品質を向上させるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の樹脂封止装置の成形
金型の下金型を示す平面図である。
【図2】図2乃至図6は、図1の第1の実施形態の離型
工程を含むトランスファーモールド工程に於ける成形金
型の上下金型の動作を示す断面図である。そして、図2
は成形金型の上下金型の型開き状態を示す断面図であ
る。
【図3】型開き状態の成形金型の下金型に、樹脂を供給
し、リードフレームを載置した状態を示す断面図であ
る。
【図4】型締め状態の成形金型の上下金型に、樹脂を注
入した状態を示す断面図である。
【図5】成形金型の上下金型の型開き状態を示し、成形
品及びカルが上金型より離型された状態を示す断面図で
ある。
【図6】型開き状態の成形金型の上下金型に於いて、成
形品及びカルが下金型より離型された状態を示す断面図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態の樹脂封止装置の成形
金型の下金型を示す平面図である。
【図8】従来の樹脂封止装置の成形金型の下金型を示す
平面図である。
【図9】図9乃至図13は、図8の従来の離型工程を含
むトランスファーモールド工程に於ける成形金型の上下
金型の動作を示す断面図である。そして、図9は成形金
型の上下金型の型開き状態を示す断面図である。
【図10】型開き状態の成形金型の下金型に、樹脂を供
給し、リードフレームを載置した状態を示す断面図であ
る。
【図11】型締め状態の成形金型の上下金型に、樹脂を
注入した状態を示す断面図である。
【図12】成形金型の上下金型の型開き状態を示し、成
形品及びカルが上金型より離型された状態を示す断面図
である。
【図13】型開き状態の成形金型の上下金型に於いて、
成形品及びカルが下金型より離型された状態を示す断面
図である。
【図14】半導体装置の成形品の構造の一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 切欠部 2,12,22,22a エジェクタピン 10 下金型 11,21 キャビティ 13 ポット 14 ゲート 15 プランジャ 16,26 エジェクタピンプレート 17 ノックアウトロッド 20 上金型 28 ノックアウトスプリング 29 エジェクタポスト 31 半導体素子 32 リードフレーム 33 アイランド 34 リード 35 ボンディングワイヤ 36 樹脂 37 成形品 38 カル 39 樹脂突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:34 B29L 31:34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形金型に設けられたポット及びゲート
    とに列接し前記ポットから樹脂を注入させる切欠である
    切欠部と、前記切欠部に設けられ前記切欠部に注入され
    硬化された前記樹脂を押し出すエジェクタピンとを設け
    たことを特徴とする樹脂封止装置。
  2. 【請求項2】 前記切欠部は、前記ポットを間に介し
    て、対になって対向して設けられている請求項1記載の
    樹脂封止装置。
  3. 【請求項3】 前記切欠部の深さは、前記成形金型に形
    成されたキャビティの深さと同程度である請求項1また
    は2記載の樹脂封止装置。
  4. 【請求項4】 前記切欠部に設けられたエジェクタピン
    は、前記キャビティに設けられたエジェクタピンと同一
    のプレートに固定されている請求項1記載の樹脂封止装
    置。
  5. 【請求項5】 樹脂突起部とカルとを一体的に形成し、
    前記樹脂突起部を成形金型から離型させることにより、
    前記カルを前記成形金型から離型させることを特徴とす
    る離型方法。
  6. 【請求項6】 樹脂突起部とカルとを一体的に形成し、
    前記樹脂突起部を成形品と同時に成形金型から離型させ
    ることにより、前記カルを前記成形品と同時に前記成形
    金型から離型させることを特徴とする離型方法。
  7. 【請求項7】 形成した前記樹脂突起部の樹脂量は一定
    であり、形成した前記樹脂突起部の厚さは一定である請
    求項6記載の離型方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1299341C (zh) * 2003-04-08 2007-02-07 株式会社电装 树脂密封半导体器件、树脂密封的方法和成型模具

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