JP2002078558A - ヘッドレストの収納構造 - Google Patents

ヘッドレストの収納構造

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JP2002078558A JP2000270616A JP2000270616A JP2002078558A JP 2002078558 A JP2002078558 A JP 2002078558A JP 2000270616 A JP2000270616 A JP 2000270616A JP 2000270616 A JP2000270616 A JP 2000270616A JP 2002078558 A JP2002078558 A JP 2002078558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を増大させることなく、ヘッドレスト
を安定させて保持できるヘッドレストの収納構造を提供
する。 【解決手段】ヘッドレスト本体14aのステー部材14
bをシートバック部13の装着孔部13bに着脱自在に
挿通するヘッドレスト14の収納構造である。後部座席
11の側部のシートバック部13を固定するシートバッ
クロックストライカ21に、ステー部材14bの少なく
とも一本が、挿通可能とされるヘッドレスト収納孔25
及びヘッドレスト収納窪み部21aが設けられている。
ヘッドレストステー挿通状態では、ヘッドレスト本体1
4が、車室内側壁部18bと、後輪用ホイールハウス部
16の前壁部16aとに対して、2面で当接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両の座席に着
脱可能に設けられたヘッドレストを使用していない時に
収納するヘッドレストの収納構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の座席は、主に乗員が着座す
るシートクッション部及び背もたれとなるシートバック
部で構成され、このうち、シートバックには、ヘッドレ
スト1が着脱可能に設けられている。
【0003】このヘッドレスト1は、前記座席の使用状
況によって、前記シートバック部から取り外されておく
ことが望まれる場合がある。
【0004】例えば、後部座席では、前記シートバック
部を前記シートクッション部の上に略水平となるように
重合させて、いわゆる前倒し状態としたり、更に、この
前倒し状態から前記シートバック部と前記シートクッシ
ョン部とを全体的に略90゜車両前方方向へ倒したいわ
ゆるダブルフォールド状態とすることにより、後部座席
後方に設けられた荷室空間を拡大できるようにする場
合、前記ヘッドレスト1は、前記シートバック部から取
り外されて、他の車室内部分、例えば、前部座席や床部
に干渉しないようにしている。
【0005】例えば、図7に示す特開平11−2457
04号公報等に記載されているヘッドレストの収納構造
では、取り外された前記ヘッドレスト1を保持、収納す
るため、後輪用ホイールハウス部2の上部が利用されて
いる。
【0006】このようなものでは、後輪用ホイールハウ
ス部2の上面に凹状のカップホルダ3が形成され、この
カップホルダ3の上面開口部が、ヒンジ部4を回動中心
とする蓋部材5によって、開閉可能とされている。この
蓋部材5には、前記ヘッドレスト1のステー部材1a,
1aを挿通して支持する挿通孔5aが形成されている。
【0007】このカップホルダ3の内側側面には、前記
ステー部材1a,1a先端を挿入して支持する受け穴6
aが形成された支持部材6が設けられている。
【0008】また、このカップホルダ3内には、仕切部
材7が設けられている。この仕切部材7にも、前記ステ
ー部材1aを挿通する挿通孔7aが設けられている。
【0009】次に、この従来のヘッドレストの収納構造
の作用について説明する。
【0010】このように構成された従来のヘッドレスト
の収納構造では、前記シートバック部から取り外された
ヘッドレスト1が、前記ステー部材1a,1aを、前記
蓋部材5の挿通孔5a、仕切部材7の挿通孔7a、支持
部材6の受け穴6aに挿通されて支持される。
【0011】ヘッドレスト1を前記後輪用ホイールハウ
ス部2の上部から取り外した状態では、前記蓋部材5
を、前記ヒンジ部4を回動中心として、図中二点鎖線で
示すように、上方に回動させることにより、前記カップ
ホルダ3を使用することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のヘッドレストの収納構造では、前記へッドレ
スト1が前記各挿通孔5a、7a及び受け穴6aに挿通
されて、保持、収納されるので、カップホルダ3内に、
このステー部材1aの先端を差し込む受け穴6aを形成
した支持部材6を設けなければならない。
【0013】このため、部品点数が増大して、製造コス
ト及び重量の増加を抑制することが困難であるといった
問題があった。
【0014】また、ヘッドレスト1を前記後輪用ホイー
ルハウス部2の上部から取り外した状態でも、前記支持
部材6が、前記カップホルダ3内の内側側面に設けられ
ているので、収納部としての容量が規制されると共に、
設計の自由度が損なわれるといった問題もあった。
【0015】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、部品点数を増大させることなく、ヘッドレスト
を安定させて保持できるヘッドレストの収納構造を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、ヘッドレスト本体
の下部から突設されるヘッドレストステーをシート上縁
部に形成された装着孔部に、着脱自在となるように挿通
するヘッドレストの収納構造であって、車両座席の側部
に設けられて、シートバックを固定するシートバックロ
ックストライカに、前記ヘッドレストステーの少なくと
も一本が、挿通可能とされるヘッドレスト収納孔を設
け、前記ヘッドレストステー挿通状態では、前記ヘッド
レスト本体の少なくとも一側面を車室内の側壁に当接さ
せるヘッドレストの収納構造を特徴としている。
【0017】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記シートバックロックストライカに設けられた
ヘッドレスト収納孔に、前記ヘッドレストステーを挿通
することにより、前記ヘッドレスト本体の少なくとも一
側面が、車室内の側壁に当接する。
【0018】このため、ヘッドレスト本体は、安定して
保持、収納される。
【0019】また、専用の支持部材を必要としないの
で、部品点数の増大を抑制して製造コスト及び重量の増
加を抑制することができると共に、収納部の容量が規制
されることなく、設計の自由度が増大する。
【0020】そして、請求項2に記載されたものでは、
前記ヘッドレスト収納孔は、前記シートバックを固定す
る固定孔と兼用されている請求項1記載のヘッドレスト
の収納構造を特徴としている。
【0021】このように構成された請求項2記載のもの
では、シートバックロックストライカに形成されたヘッ
ドレスト収納孔を、前記シートバックを固定する固定孔
と兼用しているので、ヘッドレストを使用している状態
では、シートバックを所望の位置に固定する機能を発揮
させると共に、ヘッドレストを使用していない取り外し
た状態では、収納機能を発揮させて各状態で、有効に前
記シートバックロックストライカが利用できる。
【0022】また、請求項3に記載されたものでは、前
記側壁は、車室内側壁面と、該車室内側壁面から車室内
方向へ突設されるホイールハウス部の前壁部とである請
求項1又は2記載のヘッドレストの収納構造を特徴とし
ている。
【0023】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記側壁としての車室内側壁面と、該車室内側壁
面から車室内方向へ突設されるホイールハウス部の前壁
部とに前記ヘッドレスト本体が、2面で当接するので、
更に、安定して保持、収納される。
【0024】更に、請求項4に記載されたものでは、前
記ヘッドレスト本体は、弾性変形可能なクッション材を
有して、前記車室内の側壁と、前記ヘッドレスト収納孔
との位置関係を、該ヘッドレスト収納孔に、前記ヘッド
レストステーが挿通された状態で、前記ヘッドレスト本
体が、該側壁に当接して圧縮される間隙を有するように
設定する請求項1乃至3記載のヘッドレストの収納構造
を特徴としている。
【0025】このように構成された請求項4記載のもの
では、ヘッドレスト本体のクッション材が、前記側壁と
の当接により圧縮されるので、元の状態に戻ろうとする
反発力で、前記ヘッドレスト本体が、更に安定して保持
される。このため、別途、該ヘッドレスト本体を固定す
る為の固定手段等が不要となり、部品点数の増大が抑制
される。
【0026】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0027】図1及び図2は、この発明の実施の形態1
のヘッドレストの収納構造を示すものである。なお、前
記従来例と同一乃至均等な部分については同一符号を付
して説明する。
【0028】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1のヘッドレストの収納構造では、車両の後部座席11
が、主に、シートクッション部12及びシートバック部
13で構成されている。
【0029】このうち、シートバック部13の上縁部1
3aには、ステー装着孔13b,13bが形成されてい
て、弾性変形可能なクッション材で構成されたヘッドレ
スト本体14aの下面側から突設される左右一対のステ
ー部材14b,14bを、このステー装着孔13b,1
3b内へ挿抜することにより、ヘッドレスト14を、シ
ートバック部13に装脱着可能としている。
【0030】また、このシートバック部13の左,右両
側縁部13d,13dには、シートバックロック機構部
15が設けられている。このシートバックロック機構部
15には、車両後方を開口する凹状溝部15aが形成さ
れていて、この凹状溝部15a内に、略上下方向に沿っ
て出没可能に係合ピン15bが設けられている。
【0031】更に、前記車両10の後部座席11の側部
には、ボディサイドパネル17が設けられていて、前記
シートバック部13の起立状態で、背面板13cに沿う
位置に前壁部16aを有する後輪用ホイールハウス部1
6が車室内側に膨出形成されている。
【0032】この後輪用ホイールハウス部16の上部に
は、蓋部材5を回動自在に設けた凹状のカップホルダ3
が設けられている。
【0033】また、このボディサイドパネル17の車室
内側は、車体側トリム部材18で覆われている。この車
体側トリム部材18には、長孔状のストライカ挿通開口
18aが形成されていて、このストライカ挿通開口18
aから、前記ボディサイドパネル17にボルト部材1
9,19及びブラケット20を介して固定されるシート
バックロックストライカ21が、車室内空間に一部突出
するように設けられている。
【0034】このシートバックロックストライカ21
は、突出している部分を略平板状とすると共に、リクラ
イニング角度調整部22が設けられている。このリクラ
イニング角度調整部22は、前記係合ピン15bが選択
的に挿抜される複数の固定孔としてのピン孔23…を所
定間隔を置いて車両前後方向に沿って形成している。
【0035】このリクライニング角度調整部22の車幅
方向内側には、車両前後方向に長手方向を沿わせた長孔
状のセルフロック開口部24が形成されている。
【0036】このセルフロック開口部24の幅は、前記
ステー部材14bが挿通不可能となるように幅狭に形成
されている。
【0037】このセルフロック開口部24の後端縁近傍
には、窪み部24aが形成されていて、図5中二点鎖線
で示すように、前記ステー部材14bの何れか一方を挿
通可能な大きさを呈するヘッドレスト収納孔25が構成
されている。
【0038】更に、この実施の形態1では、前記シート
バックロックストライカ21の前縁部で、前記セルフロ
ック開口部24の中心線F上に対応して、ステー部材1
4bの他方が、挿通可能とされるヘッドレスト収納窪み
部21aが、車両前方を開放して形成されている。
【0039】そして、図2乃至図4に示すように、前記
ヘッドレスト14のステー部材14bが挿通された状態
では、前記ヘッドレスト本体14aの前,後側面14
c,14dのうち何れか一方を車室内の側壁としての前
記車体側トリム部材18の車室内側壁部18bに当接さ
せることにより、所定量、前記ヘッドレスト本体14a
のクッション材が弾性変形するように、ヘッドレスト本
体14aの中心Oから、前記車室内側壁部18bまでの
距離w2が、中心Oから前記前,後側面14c,14d
までの距離w1よりも、短くなるように間隙量が設定さ
れている。
【0040】また、前記ヘッドレスト本体14aの左,
右側側面14e,14fのうち何れか一方を、前記前壁
部16aに当接させることにより、所定量、前記ヘッド
レスト本体14aのクッション材が弾性変形するよう
に、ヘッドレスト本体14aの中心Oから、前記前壁部
16aまでの距離L2が、中心Oから前記左,右側側面
14e,14fまでの距離L1よりも、短くなるように
間隙量が設定されている。
【0041】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0042】車両の後部座席11では、前記シートバッ
ク部13を前記シートクッション部12の上に略水平と
なるように重合させて、いわゆる前倒し状態としたり、
更に、この前倒し状態から前記シートバック部13と前
記シートクッション部12とを全体的に略90゜車両前
方方向へ倒したいわゆるダブルフォールド状態とする
と、前記シートバック部13の左右両側に設けられたシ
ートバックロック機構部15,15の係合ピン15b,
15bと、前記ピン孔23,23との係合は解除され、
前記シートバックロックストライカ21,21から、こ
のシートバックロック機構部15,15が離反する。
【0043】この状態で、前記ステー装着孔13b,1
3bから前記ステー部材14b,14bを抜出して、前
記シートバック部13の上部から取り外したヘッドレス
ト14を保持収納するため、前記シートバックロックス
トライカ21に設けられたヘッドレスト収納孔25に、
前記ステー部材14bの一方を挿通し、又、前記ヘッド
レスト収納窪み部21aにステー部材14bの他方を挿
通する。
【0044】前記ヘッドレスト本体14aは、弾性変形
可能なクッション材を有して、前記車室内側壁部18b
及び前壁部16aと、前記ヘッドレスト収納孔25及び
ヘッドレスト収納窪み部21aとの位置関係を、このヘ
ッドレスト収納孔25に、前記ヘッドレストステー部材
14bが挿通された状態で、前記ヘッドレスト本体14
aが、これらの各側壁18b,16aに当接して圧縮さ
れる間隙を有するように、中心Oからの前記距離L1,
L2及びW1,W2が設定されている。
【0045】このため、このヘッドレスト本体14aの
クッション材が、前記車室内側壁部18b及び前壁部1
6aとの当接により圧縮されるので、元の状態に戻ろう
とする反発力で、前記ヘッドレスト本体14aが、更に
安定して保持される。
【0046】この実施の形態1では、前記側壁としての
車室内側側壁部18bと、車室内側側壁部18bから車
室内方向へ突設される後輪用ホイールハウス部16の前
壁部16aとに対して、ヘッドレスト本体14aが2面
で当接するので、更に安定して保持、収納される。
【0047】また、前記シートバック部13のリクライ
ニング角度調整に用いられるシートバックロックストラ
イカ21を、ヘッドレスト14の収納に兼用しているの
で、専用の支持部材を必要としない。
【0048】また、前記車室内側壁部18b及び前壁部
16aとの間隔を所定の間隔に設定することにより、別
途、このヘッドレスト本体14aを固定する為の固定手
段等が不要となる。
【0049】このため、部品点数の増大を抑制して製造
コスト及び重量の増加を抑制することができると共に、
例えば、図1,2に示すように、後輪用ホイールハウス
部16にカップホルダ3を設ける場合でも、収納部の容
量が規制されることなく、設計の自由度が増大する。
【0050】
【実施の形態2】図6は、この発明の実施の形態2のヘ
ッドレストの収納構造を示すものである。なお、前記実
施の形態1と同一乃至均等な部分については、同一符号
を付して説明する。
【0051】まず、構成上の相違から説明すると、この
実施の形態1では、前記ヘッドレスト収納孔は、前記シ
ートバック部13を前記係合ピン15bを係合させるこ
とにより固定する固定孔としてのピン孔23…のうち、
前,後ピン孔23a,23bが用いられて兼用されてい
る。
【0052】次に、この実施の形態2の作用について説
明する。
【0053】このように構成された実施の形態2のヘッ
ドレストの収納構造では、シートバックロックストライ
カ121に形成されたヘッドレスト収納孔が、前記シー
トバック部13を固定する前,後ピン孔23a,23b
と兼用されているので、前記ヘッドレスト14を使用し
ている状態では、シートバック部13を所望の位置に固
定する機能を発揮させると共に、ヘッドレスト14を使
用していない取り外した状態では、ヘッドレスト14の
ステー部材14b,14bを、これらの前,後ピン孔2
3a,23bに挿通して安定させて固定することによ
り、収納機能を発揮させて各状態で、有効に前記シート
バックロックストライカ121が利用できる。
【0054】他の構成、及び作用効果については、前記
実施の形態1と略同様であるので、説明を省略する。
【0055】以上、この発明の実施の形態1,2を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態
1,2に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0056】例えば、前記実施の形態1では、セルフロ
ック開口部24後縁近傍の窪み部24a及び、前側のヘ
ッドレスト収納窪み部21aを用いて、ヘッドレスト1
4を保持収納するように構成されているが、特にこれに
限らず、図5に示すように、セルフロック開口部24前
縁近傍に窪み部24bを形成し、前記ステー部材14b
を挿通するヘッドレスト収納孔125としても良く、シ
ートバックロックストライカ21に、前記ヘッドレスト
14のステー部材14bの少なくとも一本が、挿通可能
とされるヘッドレスト収納孔が設けられているものであ
ればよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1に記載されたものでは、前記シートバックロック
ストライカに設けられたヘッドレスト収納孔に、前記ヘ
ッドレストステーを挿通することにより、前記ヘッドレ
スト本体の少なくとも一側面が、車室内の側壁に当接す
る。
【0058】このため、ヘッドレスト本体は、安定して
保持、収納される。
【0059】また、専用の支持部材を必要としないの
で、部品点数の増大を抑制して製造コスト及び重量の増
加を抑制することができると共に、収納部の容量が規制
されることなく、設計の自由度が増大する。
【0060】そして、請求項2に記載されたものでは、
シートバックロックストライカに形成されたヘッドレス
ト収納孔を、前記シートバックを固定する固定孔と兼用
しているので、ヘッドレストを使用している状態では、
シートバックを所望の位置に固定する機能を発揮させる
と共に、ヘッドレストを使用していない取り外した状態
では、収納機能を発揮させて各状態で、有効に前記シー
トバックロックストライカが利用できる。
【0061】また、請求項3に記載されたものでは、前
記側壁としての車室内側壁面と、該車室内側壁面から車
室内方向へ突設されるホイールハウス部の前壁部とに前
記ヘッドレスト本体が、2面で当接するので、更に、安
定して保持、収納される。
【0062】更に、請求項4に記載されたものでは、ヘ
ッドレスト本体のクッション材が、前記側壁との当接に
より圧縮されるので、元の状態に戻ろうとする反発力
で、前記ヘッドレスト本体が、更に安定して保持され
る。このため、別途、該ヘッドレスト本体を固定する為
の固定手段等が不要となり、部品点数の増大が抑制され
る、といった実用上有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のヘッドレストの収納構
造で、全体の構成を説明する車室内後部座席近傍の一部
断面斜視図である。
【図2】実施の形態1のヘッドレストの収納構造で、要
部の側面図である。
【図3】実施の形態1のヘッドレストの収納構造で、図
2中A−A線に沿った位置での断面図である。
【図4】実施の形態1のヘッドレストの収納構造で、図
2中B−B線に沿った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1のヘッドレストの収納構造で、図
2中C矢印方向から見た要部の上面図である。
【図6】実施の形態2のヘッドレストの収納構造で、図
2中C矢印方向から見た位置に相当する要部の上面図で
ある。
【図7】従来例のヘッドレストの収納構造で、ホイール
ハウスの車幅方向に沿った断面図である。
【符号の説明】
11 後部座席(座席) 13 シートバック部 13a 上縁部(シート上縁部) 13b,13b 装着孔部 14a ヘッドレスト本体 14b,14b ステー部材(ヘッドレストステー) 16 後輪用ホイールハウス部(ホイールハ
ウス部)側壁 16a 前壁部 18b 車室内側壁部 21,121 シートバックロックストライカ 23 ピン孔(固定孔) 25,125 ヘッドレスト収納孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドレスト本体の下部から突設されるヘ
    ッドレストステーをシート上縁部に形成された装着孔部
    に、着脱自在となるように挿通するヘッドレストの収納
    構造であって、 車両座席の側部に設けられて、シートバックを固定する
    シートバックロックストライカに、前記ヘッドレストス
    テーの少なくとも一本が、挿通可能とされるヘッドレス
    ト収納孔を設け、前記ヘッドレストステー挿通状態で
    は、前記ヘッドレスト本体の少なくとも一側面を車室内
    の側壁に当接させることを特徴とするヘッドレストの収
    納構造。
  2. 【請求項2】前記ヘッドレスト収納孔は、前記シートバ
    ックを固定する固定孔と兼用されていることを特徴とす
    る請求項1記載のヘッドレストの収納構造。
  3. 【請求項3】前記側壁は、車室内側壁面と、該車室内側
    壁面から車室内方向へ突設されるホイールハウス部の前
    壁部とであることを特徴とする請求項1又は2記載のヘ
    ッドレストの収納構造。
  4. 【請求項4】前記ヘッドレスト本体は、弾性変形可能な
    クッション材を有して、前記車室内の側壁と、前記ヘッ
    ドレスト収納孔との位置関係を、該ヘッドレスト収納孔
    に、前記ヘッドレストステーが挿通された状態で、前記
    ヘッドレスト本体が、該側壁に当接して圧縮される間隙
    を有するように設定することを特徴とする請求項1乃至
    3記載のヘッドレストの収納構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116237732A (zh) * 2023-05-10 2023-06-09 安徽依迈金智能科技有限公司 一种汽车头枕支杆装配装置
CN116237732B (zh) * 2023-05-10 2023-08-04 安徽依迈金智能科技有限公司 一种汽车头枕支杆装配装置

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