JP2002078363A - 振動波モータおよび振動波モータの製造方法 - Google Patents

振動波モータおよび振動波モータの製造方法

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JP2002078363A JP2000256362A JP2000256362A JP2002078363A JP 2002078363 A JP2002078363 A JP 2002078363A JP 2000256362 A JP2000256362 A JP 2000256362A JP 2000256362 A JP2000256362 A JP 2000256362A JP 2002078363 A JP2002078363 A JP 2002078363A
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vibration wave
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elastic body
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Atsushi Kimura
篤史 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦リングに対する接着強度を上げ、温度変化
による接着層の歪みを小さくし、接着の信頼性をアップ
できる振動波モータを提供する。 【解決手段】、棒状振動波モータにおける振動体1を構
成する弾性体9の駆動面に設けた摩擦部材9bを中間部
材9dを介し、接着剤30a、30bによって接合し、
中間部材9dの接着面の面粗さを弾性体9の接着面の面
粗さよりも荒く、また中間部材9dと弾性体9と同じ材
料で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動波モータおよび
振動波モータの製造方法に係り、摩擦部材の接合に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来公知の回転型振動波モータには、円
環型および円板型のものと、棒状タイプのものとがあ
り、円環型のものと棒状タイプのものは光学機器などに
搭載されている。以下、本発明の先行技術としての棒状
タイプの振動波モータについて主に説明する。
【0003】図5に示された棒状振動波モータにおい
て、振動エネルギー発生体となる振動体1は、金属等か
らなる弾性体9、10および、弾性体9の先端面に接着
によって接合された例えばアルミナセラミックスからな
る摩擦リング9bと、該弾性体9および10の間に挟圧
保持された積層圧電素子11とで構成されている。
【0004】摩擦リング9bは弾性体9と接合された後
に、接合面と反対の面、すなわち摺動面を研磨により平
面度と表面粗さをおさえている。
【0005】弾性体9は、該モータの骨格部材となる支
持棒5に嵌着され、振動体ナット6を該支持棒5の下端
ネジ部5bに螺着され大径部5aに押されることによ
り、弾性体10との間に積層圧電素子11を挟圧保持し
ている。支持棒5は、特開平10-337051 号公報に開示さ
れているように、ヘッダー加工および転造加工により形
成されている。
【0006】2は弾性体9の先端面に対向して配置され
た接触体(すなわち移動体としてのロータ)であり、接
触体2は本環21と接触バネ22からなる2体構造にな
っており、両者は接着あるいは溶接などで接合されてい
る。
【0007】接触バネ22は、図6の接触部の拡大図に
示すように、主に径方向にたわみ得る薄肉のバネ部22
a、フランジ部すなわち軸方向にたわみ得る薄肉のバネ
部22bおよび先端のマス部22cからなっている。マ
ス部22cの下面は、接触バネ22を本環21と接合し
た後に、研磨により平面度と面粗さをおさえている。ロ
ータ2には、出力ギヤ4が嵌着固定されており、出力ギ
ヤ4はモータ取り付け用フランジ7との間で潤滑油など
を介して摺動し、モータ取り付け用フランジ7は支持棒
5の先端ネジ部5cに嵌着固定されている。
【0008】ロータ2の本環21の内周部には段差部が
設けられてバネ受け21aが形成されており、バネ受け
部21aと出力ギヤ4の端部との間には接触バネ22を
振動体1の摩擦リング9bに圧接させるための加圧バネ
8が配置されている。
【0009】前記の振動波モータの駆動原理は次の通り
である。積層圧電素子11の詳細説明は省略するが、2
相の交流電圧を印加すると、積層圧電素子11の伸縮に
よって、振動体1には、図5において紙面に水平な方向
と紙面に垂直な方向の1次曲げ固有振動が励起こされる
ようになっており、2つの振動を時間的にも90度位相
を違えて加えると、振動体1の摩擦リング9bの装着面
には長手軸に対して右または左回りの円運動が発生す
る。
【0010】弾性体9は変位拡大のための周溝9aを有
するため、弾性体9の先端には図5の矢印のような首振
り運動が生ずる。接触面(摩擦リング上面)からみる
と、この振動は1波の進行波に相当する。この振動体1
に、接触バネ22を有するロータ2を加圧接触させる
と、ロータ2は波頭付近の1カ所のみで摩擦リング9b
の上面と接触し、逆方向に回転する。出力はロータ2の
本環21とフランジ7に嵌着されたギヤ4により取り出
される。
【0011】また、棒状振動波モータでは、支持棒5の
先端に取り付けられたフランジ7も一体の系として、振
動体の固有モードをフランジ7の振動振幅が非常に小さ
くなるように設計している。ロータ本環21は慣性質量
が十分大きく、振動体1の加振によって振動が励起こさ
れないように設計されている。また、ロータ2の接触バ
ネ22は固有振動数が振動体の駆動周波数よりも十分高
く、振動に追従するように設計されている。
【0012】なお、ロータ2の接触バネ22はステンレ
ス鋼に熱処理したものを用いて硬度をあげて耐摩耗性を
あげており、また以前のアルミニウムにアルマイト処理
した接触バネのようなエッジの欠けの心配はないが、接
触する相手部材である摩擦リング9bの方が接触バネ2
2より硬く、摩耗するのは接触バネ側が主であり、摩擦
リング9bにはほとんどわだちができないようにしてい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、振動体
1の弾性体9の先端面には接着によって摩擦リング9b
が接合されており、接合が強固になされていないと高温
高湿下に放置したり熱衝撃(高温⇔低温)がかかったり
すると、接着強度が低下して摩擦リング9bが剥がれて
しまう。振動体1は、摩擦リング9bが少しでも剥がれ
てしまうと、摩擦リング9bの摺動面の平面度の悪化
や、振動特性(Q値など)の悪化が生じ、モータが駆動
不能に陥ることさえある。
【0014】また、たとえ環境の変化で剥離していなく
ても、接着強度が低下しているために、振動を継続的に
起こしていると最後は剥離まで達してしまうことにな
る。
【0015】例えば、弾性体9が黄銅で、摩擦リング9
bがアルミナのような場合は、両者の線膨張係数が大き
く異なるので接着層30に大きな歪みが発生し、はがれ
が発生しやすい。特に、図6に示すように、摩擦リング
9bの位置決めのために弾性体9の内径側端面に凸部9
cを設けると、この凸部9cが邪魔になって弾性体9の
接着面は荒らすことが困難なため切削面のままになり、
接着強度を上げることができず、さらに剥がれやすくな
る。
【0016】本出願に係る発明の目的は、摩擦リングに
対する接着強度を上げ、温度変化による接着層の歪みを
小さくし、接着の信頼性をアップさせることができる振
動波モータおよび振動波モータの製造方法を提供しよう
とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、電気−機
械エネルギ変換素子により振動される振動体と、該振動
体に圧接されるとともに所定方向に駆動される接触体と
を有し、前記振動体の駆動面に形成される駆動振動によ
り前記振動体と前記接触体とを相対的に移動させる振動
波モータにおいて、前記振動体は、弾性体の一方の面に
前記電気−機械エネルギ変換素子が配置され、該弾性体
の他方の面である駆動面に摩擦部材が設けられていて、
前記摩擦部材と前記弾性体は別体であり、両者は少なく
とも1つの中間部材を介して接着剤によって接合される
ことを特徴とする。
【0018】第2の発明は、上記第1の発明で、前記中
間部材の接着面の面粗さは、前記弾性体の接着面の面粗
さよりも荒いことを特徴とする。
【0019】第3の発明は、上記いずれかの発明で、前
記中間部材は、前記弾性体と同じ材料で構成されている
ことを特徴とする。
【0020】第4の発明は、上記第1または第2の発明
で、前記中間部材の線膨張係数は、前記弾性体と前記摩
擦部材の線膨張係数の間の値であることを特徴とする。
【0021】第5の発明は、上記いずれかの発明で、前
記中間部材は、多数の貫通穴が形成されていることを特
徴とする。
【0022】第6の発明は、上記第1ないし第4のいず
れかの発明で、前記中間部材は、網状であることを特徴
とする。
【0023】第7の発明は、上記いずれかの発明で、前
記接着剤は、嫌気性UV硬化型であることを特徴とす
る。
【0024】第8の発明は、上記いずれかの発明で、前
記振動体は、弾性体間に電気−機械エネルギー変換素子
を挟持した構成であることを特徴とする。
【0025】第9の発明は、上記第1ないし第7のいず
れかの発明で、前記振動体は、リング状の弾性体の片面
に前記電気−機械エネルギー変換素子を接着剤を介して
接合した構成であることを特徴とする。
【0026】第10の発明は、上記いずれかの発明で、
前記振動体における弾性体の駆動部は、内周部に凸部を
有し、外周側に前記摩擦部材を装着する段差部を有する
ことを特徴とする。
【0027】第11の発明は、電気−機械エネルギ変換
素子により振動される振動体と、該振動体に圧接される
とともに所定方向に駆動される接触体とを有し、前記振
動体の駆動面に形成される駆動振動により前記振動体と
前記接触体とを相対的に移動させる振動波モータの製造
方法において、前記弾性体の駆動面に摩擦部材を中間部
材を介して接着剤により接合後、高温乾燥下に放置する
ことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に図1乃至図4を参照して本
発明による改良された振動波モータの実施の形態につい
て説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は本発明を適用
して構成された棒状振動波モータの第1実施の形態の接
触部の拡大断面図である。
【0030】図中、図6に示された符号と同じ符号で示
された部分は従来例の構成要素と同じものであるから必
要がない限り説明を省略する。
【0031】同図において、振動体1の弾性体9の先端
面には中央部が突出したリング状の段差部が形成され、
接着によってアルミナからなる摩擦リング9bが中間リ
ング9dを介して接合されている。中間リング9dは弾
性体9と同じ黄銅からなり、上下面とも荒研磨などによ
り肌を荒らしている。これによって、従来は弾性体の黄
銅切削面−摩擦リングのアルミナ面の接着だったのを、
弾性体9の黄銅切削面−中間リング9dの黄銅粗研磨面
−摩擦リング9bのアルミナ面の接着となり、接着強度
が上がっている。
【0032】すなわち、弾性体9の黄銅切削面と中間リ
ング9dの黄銅粗研磨面との接着層30aは同材料を接
合しているので、熱歪みは発生せず、中間リング9dの
黄銅粗研磨面と摩擦リング9bのアルミナ面との接着層
30bは黄銅の接着面が荒れている分、従来の接着層3
0(図6)より強度が強い。もちろん、アルミナ面も粗
研磨によって荒らした方がよい。
【0033】なお、嫌気性接着剤のように短時間で硬化
するものは、硬化後接着層に残留応力が残っていること
があるので、高温(乾燥)下にしばらく放置して応力を
開放しておくと信頼性がアップする。このことは、ロー
タ2の本環21と接触バネ22の接着でも同様である。
【0034】さらに、摩擦リング9bにアルミナのよう
な剛性の高い材料を用いる場合は、接着時に弾性体9の
上面にならうように加圧をかけてしまうと、高温下で接
着剤が軟化したときにその反力が大きくて摩擦リング9
bがスプリングバックを起こし、せっかく接着後に研磨
によって平面度をおさえた摺動面の平面度の悪化を招
き、さらには摩擦リングの剥離が生じてしまう(弾性
体、中間リング、摩擦リングの接着面がすべて平面度が
ほぼ0ならば問題ない)。
【0035】それを防ぐために、本実施の形態では、接
着時に加圧はほとんどかけず、摩擦リング9bを下側に
して弾性体9の重さがかかる状態で(面圧8.8gf/cm2
度)硬化させるようにした。
【0036】(第2の実施の形態)第2実施の形態も、
第1実施の形態と同様に、図1に示すように、中間リン
グ9eを用いているが、第1実施の形態との違いは、中
間リング9eの材質をSUS420J2にしている。これによっ
て、弾性体9の材料である黄銅の線膨張係数が18×10-6
/deg 、摩擦リング9bの材料であるアルミナの線膨張
係数が(5〜8)×10-6/deg であるのに対して、中間
リング9eの材料であるSUS420J2の線膨張係数は11×10
-6/deg と、これらの部材の間の値になっており、従来
の黄銅−アルミナの材料の接着に対し、本実施の形態で
は、黄銅−SUS420J2−アルミナとして、温度変化時に発
生する接着層の歪みを2 ヶ所(30a、30b)に分散
させている。中間リング9eの上下面も粗研磨などによ
って肌を荒らせば、さらに接着の信頼性がアップする。
【0037】(第3の実施の形態)図2は本発明を適用
して構成された棒状振動波モータの第3実施の形態の中
間リングの拡大平面図である。
【0038】同図において、中間リング9fは、断面形
状は図1における中間リング9d、9eと同様である
が、図2のように多数の貫通穴9gが形成されている。
このようにすると、接着工程で弾性体9に接着剤を塗布
し中間リング9fをのせることによって、接着剤が貫通
穴9gから上側に溢れるため、中間リング9fの上面に
接着剤を塗布することなく摩擦リング9bを中間リング
9fに接着することができる。第1、第2実施の形態で
は、接着剤は弾性体9の接着面と中間リング9d、9e
の上面に塗布する必要があった。
【0039】(第4の実施の形態)図3は本発明を適用
して構成された棒状振動波モータの第4実施の形態の中
間リングの拡大平面図である。
【0040】同図において、中間リング9hは断面形状
は図1における中間リング9d、9e、9fと同様であ
るが、図3のように網状になっている。このようにする
と、第3実施の形態と同様、接着工程で弾性体9に接着
剤を塗布し中間リング9hをのせることによって、接着
剤が網の目から上側に溢れるため、中間リング9hの上
面に接着剤を塗布することなく摩擦リング9bを中間リ
ング9hに接着することができる。
【0041】なお、弾性体9が亜鉛(Zn)などさらに
摩擦リング9bとの線膨張係数の差が大きいものを用い
るときは、中間リングを2枚以上使用してもよい。
【0042】(第5の実施の形態)図4は本発明を適用
して構成された振動波モータの第5実施の形態を示す円
環型振動波モータの主要部断面図である。
【0043】図中、101 はリング状の弾性体109 の一端
面に圧電素子111 を接着し、もう一方の端面に、摩擦部
材110 を接着した振動体であり(接着層は不図示)、弾
性体109 にはケースに固定するための支持部109aを設け
ている。102 は例えばSUS420J2からなるロータであり、
不図示の加圧バネによって振動体101 の摺動面に圧接さ
れている。
【0044】このようなモータでも、例えば弾性体109
が黄銅、摩擦部材110 がアルミナの場合のように両者の
線膨張係数が大きく異なるときは、線膨張係数が弾性体
109と摩擦部材110 の間の値のもの、例えばSUS420J2を
中間部材110aとして用いれば、温度変化による接着層の
歪みを小さくし、接着の信頼性をアップさせることがで
きる。
【0045】なお、圧電素子111 の接着においても同じ
理由から中間部材を用いてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
弾性体と摩擦部材とを中間部材を介して接着するように
し、特に線膨張係数が両者の線膨張係数の間で、上下面
が荒れている中間部材を介して接着することによって、
被接着部材と接着剤との間の接合力を高め、また接着層
における熱歪みを低減し、摩擦部材の剥離を防ぐことが
可能になった。
【0047】また、本発明の製造方法では、接着剤層の
残留応力を除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2 、第3 および第4実施の形
態の棒状振動波モータのロータと振動体の接触部の拡大
断面図。
【図2】本発明の第3実施の形態の棒状振動波モータの
中間リングの拡大平面図。
【図3】本発明の第4実施の形態の棒状振動波モータの
中間リングの拡大平面図。
【図4】本発明の第5実施の形態の円環型振動波モータ
のロータと振動体の接触部の拡大断面図。
【図5】従来の棒状振動波モータの概略断面図。
【図6】従来の棒状振動波モータのロータと振動体の接
触部の拡大断面図。
【符号の説明】
1, 101 振動子 11 積層圧電素子 111 圧電素子 9, 10, 109 弾性体 9b, 110
摩擦部材 9c 弾性体凸部 9d, 9e, 9f, 9h,
110a 中間部材 9g 中間部材の貫通穴 30, 30a, 30
b 接着層 2, 102 ロータ 21 ロータ本環 22 ロータ接触バ
ネ 22a 径方向バネ部 22b 軸方向バ
ネ部 22c マス部 4 出力ギヤ 5 支持棒 6 振動体ナット 7 フランジ 8 ロータ加圧バネ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気−機械エネルギ変換素子により振動
    される振動体と、該振動体に圧接されるとともに所定方
    向に駆動される接触体とを有し、前記振動体の駆動面に
    形成される駆動振動により前記振動体と前記接触体とを
    相対的に移動させる振動波モータにおいて、 前記振動体は、弾性体の一方の面に前記電気−機械エネ
    ルギ変換素子が配置され、該弾性体の他方の面である駆
    動面に摩擦部材が設けられていて、前記摩擦部材と前記
    弾性体は別体であり、両者は少なくとも1つの中間部材
    を介して接着剤によって接合されることを特徴とする振
    動波モータ。
  2. 【請求項2】 前記中間部材の接着面の面粗さは、前記
    弾性体の接着面の面粗さよりも荒いことを特徴とする請
    求項1に記載の振動波モータ。
  3. 【請求項3】 前記中間部材は、前記弾性体と同じ材料
    で構成されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の振動波モータ。
  4. 【請求項4】 前記中間部材の線膨張係数は、前記弾性
    体と前記摩擦部材の線膨張係数の間の値であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の振動波モータ。
  5. 【請求項5】 前記中間部材は、多数の貫通穴が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の振動波モータ。
  6. 【請求項6】 前記中間部材は、網状であることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の振動波モー
    タ。
  7. 【請求項7】 前記接着剤は、嫌気性UV硬化型である
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の
    振動波モータ。
  8. 【請求項8】 前記振動体は、弾性体間に電気−機械エ
    ネルギー変換素子を挟持した構成であることを特徴とす
    る請求項1ないし7のいずれかに記載の振動波モータ。
  9. 【請求項9】 前記振動体は、リング状の弾性体の片面
    に前記電気−機械エネルギー変換素子を接着剤を介して
    接合した構成であることを特徴とする請求項1ないし7
    のいずれかに記載の振動波モータ。
  10. 【請求項10】 前記振動体における弾性体の駆動部
    は、内周部に凸部を有し、外周側に前記摩擦部材を装着
    する段差部を有することを特徴とする請求項1ないし9
    のいずれかに記載の振動波モータ。
  11. 【請求項11】 電気−機械エネルギ変換素子により振
    動される振動体と、該振動体に圧接されるとともに所定
    方向に駆動される接触体とを有し、前記振動体の駆動面
    に形成される駆動振動により前記振動体と前記接触体と
    を相対的に移動させる振動波モータの製造方法におい
    て、 前記弾性体の駆動面に摩擦部材を中間部材を介して接着
    剤により接合後、高温乾燥下に放置することを特徴とす
    る振動波モータの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6628046B2 (en) * 1997-05-27 2003-09-30 Canon Kabushiki Kaisha Vibration type actuator
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