JP2002077206A - 2重化ループ伝送装置 - Google Patents

2重化ループ伝送装置

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JP2002077206A
JP2002077206A JP2000268147A JP2000268147A JP2002077206A JP 2002077206 A JP2002077206 A JP 2002077206A JP 2000268147 A JP2000268147 A JP 2000268147A JP 2000268147 A JP2000268147 A JP 2000268147A JP 2002077206 A JP2002077206 A JP 2002077206A
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loop transmission
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slave station
transmission path
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JP2000268147A
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English (en)
Inventor
Namie Koshiba
奈美江 小柴
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局装置と複数の子局装置とが双方向の2重
化ループ伝送路で接続された2重化ループ伝送装置に関
し、障害が発生している伝送路区間を親局装置で判定
し、障害伝送路区間を容易に特定可能にする。 【解決手段】 親局装置1−1は、第1又は第2のルー
プ伝送路1−31,1−32により、子局装置1−21
〜nを呼出して指令データを送信する。呼出された子局
装置1−21〜nは、該指令データに対する応答データ
を、第1及び第2のループ伝送路1−31,1−32の
双方へ送出する。親局装置1−1は、指令データを送出
したループ伝送路からのループバックデータの有無によ
りループ伝送路の異常を判定し、かつ、双方のループ伝
送路1−31,1−32から受信される各子局装置1−
21〜nの応答データの有無により、障害が発生してい
る伝送路区間を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局装置と複数の
子局装置とが双方向の2重化ループ伝送路で接続され、
親局装置は該2重化ループ伝送路の一方又は両方のルー
トを通して各子局装置に指令又は制御用等のデータを送
信し、各子局装置は親局装置から送信されたデータに対
する応答データを、該2重化ループ伝送路の両方のルー
トを通して親局装置へ返送する2重化ループ伝送装置に
関し、特に、複数の子局装置からの応答データの有無に
より、親局装置においてループ伝送路の断線等の障害箇
所を判定する2重ループ伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2重化されたループ伝送路により
親局装置と複数子局装置とが接続された伝送システムに
おいて、親局装置は、無応答の子局装置及び断線してい
るループ伝送路(障害ルート)については、応答データ
の有無及びループバックデータ(送信データがループ伝
送路を一巡して親局装置に帰還するデータ)の有無の検
出により識別可能であったが、障害ループ伝送路におけ
るの障害箇所を特定するには、無応答の各子局装置間の
伝送路を実際に個々に調査して確認する作業が必要であ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、親局装置と
複数の子局装置とが双方向の2重化ループ伝送路で接続
された伝送装置において、一方又は両方のループ伝送路
に断線等の障害が発生した場合、実際に断線等の障害が
発生している伝送路区間(親局装置と子局装置間の伝送
路及び各子局装置間の伝送路)を親局装置で判定し、障
害伝送路区間を容易に特定することができる2重化ルー
プ伝送装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の2重化ループ伝送装置は、(1)親局装置と
複数の子局装置とが双方向の2重化ループ伝送路で接続
され、親局装置は該2重化ループ伝送路の一方又は両方
のルートを通して各子局装置に指令又は制御用等のデー
タを送信し、各子局装置は親局装置から送信されたデー
タに対する応答データを、該2重化ループ伝送路の両方
のルートを通して親局装置へ返送する2重化ループ伝送
装置において、前記親局装置は、自装置から送信したデ
ータが前記ループ伝送路を一巡してループバックデータ
として帰還するか否かを検出するループバックデータ検
出手段と、送信データに対する各子局装置からの応答デ
ータの有無を検出する応答データ検出手段と、ループバ
ックデータ及び応答データの有無に基づいてループ伝送
路の障害箇所を判定するループ伝送路障害箇所判定手段
とを備え、前記ループ伝送路障害箇所判定手段は、ルー
プバックデータが検出されないループ伝送路を障害発生
伝送路と判定するとともに、障害発生ループ伝送路と逆
方向のループ伝送路から受信される各子局装置の応答デ
ータの有無情報を基に、障害発生ループ伝送路の障害箇
所を判定するものである。
【0005】また、(2)親局装置と複数の子局装置と
が双方向の2重化ループ伝送路で接続され、親局装置は
該2重化ループ伝送路の一方又は両方のルートを通して
各子局装置に指令又は制御用等のデータを送信し、各子
局装置は親局装置から送信されたデータに対する応答デ
ータを、該2重化ループ伝送路の両方のルートを通して
親局装置へ返送する2重化ループ伝送装置において、
前記親局装置は、自装置から送信したデータに対する各
子局装置からの応答データの有無を検出する応答データ
検出手段と、応答データの有無に基づいてループ伝送路
の障害箇所を判定するループ伝送路障害箇所判定手段と
を備え、前記ループ伝送路障害箇所判定手段は、全ての
子局装置から応答データが無いループ伝送路を障害発生
伝送路と判定するとともに、障害発生ループ伝送路と逆
方向のループ伝送路から受信される各子局装置の応答デ
ータの有無情報を基に、障害発生ループ伝送路の障害箇
所を判定するものである。
【0006】また、(3)前記親局装置は、2重化ルー
プ伝送路の両方のルートを通して各子局装置にテストデ
ータを送信し、各子局装置は親局装置から送信されたテ
ストデータに対する応答データを、該2重化ループ伝送
路の両方のルートを通して親局装置へ返送するものであ
る。
【0007】また、(4)前記ループ伝送路障害箇所判
定手段は、障害発生ループ伝送路と逆方向のループ伝送
路から受信される各子局装置の応答データの有無情報を
基に、応答データの有った子局装置と該子局装置に隣接
する応答データの無かった子局装置との間の伝送路を障
害箇所と判定するものである。
【0008】また、(5)前記親局装置は、障害発生ル
ープ伝送路における障害箇所判定結果を、ディスプレイ
画面上に表示する表示手段を備えたものである。また、
(6)前記親局装置は、障害発生ループ伝送路における
障害箇所判定結果を障害履歴として保存する手段と、該
障害履歴を表示する表示手段と、を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の2重ループ伝送装
置の構成を示し、親局装置1−1と複数の子局装置1−
21〜1−2nは、2重化したループ伝送路1−31,
1−32で接続され、親局装置1−1は各子局装置1−
21〜1−2nを呼び出して指令又は制御用のデータを
送信し、各子局装置1−21〜1−2nから状態変化情
報等のデータ収集を行う。
【0010】親局装置1−1は、データ送信制御部1−
11から出力される指令データ等を、データ送信部1S
又は2Sから第1又は第2のループ伝送路1−31,1
−32へ送信し、該指令データ等は各回線分岐装置1−
41〜1−4nにより分岐されて複数の子局装置1−2
1〜1−2nへ送出され、該指令データ等により呼び出
された各子局装置1−21〜1−2nはその応答データ
を親局装置1−1へ送信する。
【0011】上記子局装置1−21〜1−2nからの応
答データは、各回線分岐装置1−41〜1−4nによ
り、互いに逆方向にデータを伝送する第1及び第2のル
ープ伝送路1−31,1−32の双方へ送出される。各
回線分岐装置1−4は、図2に示すように各ループ伝送
路1−31,1−32からのデータを分岐させて子局装
置1−2に取込むと共に、子局装置1−2からの応答デ
ータを各ループ伝送路1−31,1−32の双方に向け
て送出する。
【0012】図2の(a)は、第1のループ伝送路1−
31(1S→1Rルート)の指令データ等に対するルー
プバックデータ及び応答データの流れを示し、同図の
(b)は第2のループ伝送路1−32(2S→2Rルー
ト)の指令データ等に対するループバックデータ及び応
答データの流れを示している。
【0013】第1又は第2のループ伝送路1−31,1
−32を一巡して戻ってくる指令データ等はループバッ
クデータとしてそれぞれ親局装置1−1のデータ受信部
1R又は2Rにより受信されてループバックデータ検出
部1−12で検出され、また、親局装置1−1のデータ
受信部1R,2Rは各子局装置1−21〜1−2nから
送信された応答データを受信し、該応答データは応答デ
ータ検出部1−13で検出される。
【0014】なお、第1のデータ送信部1Sから第1の
ループ伝送路1−31を通して送信した指令データ等の
ループバックデータは第1のデータ受信部1Rにより受
信され、第2のデータ送信部2Sから第2のループ伝送
路1−32を通して送信した指令データ等のループバッ
クデータは第2のデータ受信部2Rにより受信される。
【0015】ここで、第1のループ伝送路1−31にお
いて断線等の障害が発生したとすると、親局装置1−1
では第1のループ伝送路1−31からループバックデー
タが受信されなくなり、親局装置1−1の障害管理部1
−14は、ループバックデータの不検出により、第1の
ループ伝送路1−31に障害が発生していると判定す
る。
【0016】このとき、障害と判定された第1のループ
伝送路1−31からは、当然のことながら全ての子局装
置1−21〜1−2nからの応答データも受信すること
ができないため、当該伝送路ルートにおいて「子局装置
無応答」を検出する。
【0017】これに対し、第2のループ伝送路1−32
は、第1のループ伝送路1−31と伝送方向が逆向きで
あるため、指令データ等を受信した子局装置からの応答
データは、該第2のループ伝送路1−32を通して親局
装置1−1に送信される。
【0018】従って、親局装置1−1の障害管理部1−
14は、一方向のみのループ伝送路から応答が無い「一
方向無応答子局装置」と、両方向のループ伝送路から応
答が無い「両方向無応答子局装置」とを判別することに
より、「一方向無応答子局装置」 と「両方向無応答子局
装置」の間の伝送路区間で障害が発生したと判定するこ
とができる。
【0019】更に、第1のループ伝送路1−31に断線
等の障害が発生している場合に、第2のループ伝送路1
−32を通して送信した指令データ等に対して、第2の
ループ伝送路1−32からループバックデータ及び各子
局装置からの応答データが正常に検出されるのに対し
て、第1のループ伝送路1−31からは、第1のループ
伝送路1−31の障害区間より手前にある子局装置から
の応答データしか親局装置1−1では受信されない。
【0020】従って、障害管理部1−14は、一方向の
みのループ伝送路から応答が無い「一方向無応答子局装
置」と、両方向のループ伝送路から応答が有る「両方向
応答有り子局装置」とを判別することにより、「一方向
無応答子局装置」 と「両方向応答有り子局装置」の間の
伝送路区間で障害が発生したと判定することができる。
【0021】これら、第1のループ伝送路1−31及び
第2のループ伝送路1−32双方から送信した指令デー
タに対する子局装置からの応答データの有無を照合する
ことにより、障害が発生した伝送路区間が1箇所でるの
か、又は複数箇所で障害が発生したのかを判別すること
ができる。
【0022】障害管理部1−14で判定されたループ伝
送路における障害箇所判定結果は、表示部1−15のデ
ィスプレイ画面上に表示され、また、該障害箇所判定結
果は履歴保存部1−16により障害履歴として保存さ
れ、該障害履歴は任意に出力表示される。
【0023】図3〜図5に本発明による2重化ループ伝
送路の断線個所判定の具体例を示す。親局装置は、第1
又は第2のデータ送信部1S,2Sから、各子局装置に
対して指令データ等を送信し、第1のデータ送信部1S
から送信した指令データ等のループバックデータを、第
1のデータ受信部1Rで受信し、且つ該指令データ等に
対する各子局装置からの応答データを第1及び第2のデ
ータ受信部1R,2Rで受信する。
【0024】また、第2のデータ送信部2Sから送信し
た指令データ等のループバックデータは、第2のデータ
受信部2Rで受信され、且つ該指令データ等に対する各
子局装置からの応答データを第1及び第2のデータ受信
部1R,2Rで受信する。
【0025】ここで、2重化ループ伝送路に接続される
子局装置の総数をn個とし、各子局装置間の各伝送路
を、図に示すように〔01〕,〔02〕,…,〔n+
1〕の符号を付して区別し、第1のループ伝送路による
ルートを1S→1R、第2のループ伝送路によるルート
を2S→2Rと表すものとする。
【0026】また、1S→1Rルートのループバックデ
ータが受信できない場合(1S→1Rルート異常)は
「ルート異常1」、同様に2S→2Rルートのループバ
ックデータが受信できない場合(2S→2Rルート異
常)は「ルート異常2」、両ルートでループバックデー
タが受信できない場合(両ルート異常)は「ルート異常
3」と表すものとする。
【0027】更に、各ルートにおける各子局装置i(i
=1〜n)からの無応答情報(応答有無の情報)を「1
(応答無し)」、「0(応答有り)」で表し、送信ルー
ト1S→1Rに対する第1及び第2のデータ受信部1
R,2Rにおける無応答情報をそれぞれ「無応答1
[i]」及び「無応答2[i]」(i=1〜n)という
配列で管理し、送信ルート2S→2Rに対する第1及び
第2のデータ受信部1R,2Rにおける無応答情報をそ
れぞれ「無応答3[i]」及び「無応答4[i]」(i
=1〜n)という配列で管理するものとする。これらの
情報を基に、子局装置間の断線箇所を判定する。
【0028】図3は1S→1Rルート異常(ルート異常
1)の場合の例を示し、同図の(a)に示すように、1
S→1Rルートの子局装置2と子局装置3間の伝送路区
間〔03〕で断線等の障害が発生した場合を示す。この
ような場合、送信ルート1S→1R及び送信ルート2S
→2Rから送出された指令データ等に対する各子局装置
からの無応答情報(1:応答無し、0:応答有り)は、
同図の(b)に示す表のように、「無応答1」に関して
は全て「1」、「無応答2」に関しては「0,0,1,
1,1,1,1,1」、「無応答3」に関しては「1,
1,0,0,0,0,0,0」、「無応答4」に関して
は全て「0」の情報が検出される。なお、同図の(b)
は子局総数n=8の場合の無応答情報のパターンを示し
ている。
【0029】上記「無応答1」の全「1」の情報から、
ルート1S→1Rが異常であると判定され、「無応答
2」の最初に検出される「1」の子局装置3、又は「無
応答3」の最初に検出される「0」の子局装置3の情報
から、断線等の障害箇所は、送信ルート1S→1Rにお
ける子局装置2と子局装置3間の伝送路区間〔03〕で
発生したと判定される。
【0030】なお、全て「1」又は全て「0」の無応答
情報は、それぞれ「ループバックデータ無し」又は「ル
ープバックデータ有り」と等価であり、ループバックデ
ータの有無情報及び「無応答2」又は「無応答3」の情
報を基に、伝送路区間〔03〕の障害を判定することも
できる。
【0031】図4は2S→2Rルートの異常(ルート異
常2)場合の例を示し、同図の(a)に示すように、2
S→2Rルートの子局装置4と子局装置5間の伝送路区
間〔05〕で断線等の障害が発生した場合を示す。この
ような場合、送信ルート1S→1R及び送信ルート2S
→2Rから送出された指令データ等に対する各子局装置
からの無応答情報(1:応答無し、0:応答有り)は、
同図の(b)に示す表のように、「無応答1」に関して
は全て「0」、「無応答2」に関しては「0,0,0,
0,1,1,1,1」、「無応答3」に関しては「1,
1,1,1,0,0,0,0」、「無応答4」に関して
は全て「1」の情報が検出される。なお、同図の(b)
は子局総数n=8の場合の無応答情報のパターンを示し
ている。
【0032】これらの情報から、同様に断線等の障害箇
所は、送信ルート2S→2Rにおける子局装置4と子局
装置5間の伝送路区間〔05〕で発生したと判定され
る。また、全て「1」又は全て「0」の無応答情報の代
わりに、ループバックデータの有無情報及び「無応答
2」又は「無応答3」の情報を基に、伝送路区間〔0
5〕の障害を判定することもできる。
【0033】図5は1S→1R及び2S→2Rルートの
両ルート異常(ルート異常3)場合の例を示し、同図の
(a)に示すように、1S→1Rルートの子局装置2と
子局装置3間の伝送路区間〔03〕、及び2S→2Rル
ートの子局装置4と子局装置5間の伝送路区間〔05〕
で断線等の障害が発生した場合を示す。
【0034】このような場合、送信ルート1S→1R及
び送信ルート2S→2Rから送出された指令データ等に
対する各子局装置からの無応答情報は、同図の(b)に
示す表のように、「無応答1」に関しては全て「1」、
「無応答2」に関しては「0,0,1,1,1,1,
1,1」、「無応答3」に関しては「1,1,1,1,
0,0,0,0」、「無応答4」に関しては全て「1」
の情報が検出される。なお、同図の(b)は子局総数n
=8の場合の無応答情報のパターンを示している。
【0035】これらの検出結果は、図3及び図4の表に
示した検出結果を合わせたもの(論理和)と同じ結果に
なるが、「無応答1」及び「無応答4」の全無応答
「1」により、又は両ルートのループバックデータの不
検出により、両ルート(1S→1R及び2S→2Rルー
ト)に伝送路障害が発生していると判定される。
【0036】また、1S→1Rルートから送信した指令
データに対して、応答データは子局装置1,2から第2
のデータ受信部2Rで受信されるのみであり、第2のデ
ータ受信部2Rによる「無応答2」の情報配列により、
最初に検出される無応答情報「1」の子局装置3を検出
し、断線箇所を子局装置2と子局装置3間の伝送路〔0
3〕と判定する。
【0037】また、2S→2Rルートから送信した指令
データに対して、応答データは子局装置5,6,7,8
から第1のデータ受信部1Rで受信されるのみであり、
第1のデータ受信部1Rによる「無応答3」の情報配列
により、最初に検出される無応答情報「0」の子局装置
5を検出し、断線箇所を子局装置4と子局装置5間の伝
送路〔05〕と判定する。
【0038】図6は本発明による子局装置間の断線箇所
を判定する処理のフローを示す。ループ伝送路上に設置
されている子局装置の番号を「i」とし、最大子局装置
数を「n」、ルート異常情報を「E」、1S→1Rルー
トの断線箇所を「a」、2S→2Rルートの断線箇所を
「b」として定義する。
【0039】「無応答1」及び「無応答4」の情報配
列、又は各ルートのループバックデータの有無により、
1S→1Rのルート異常(ルート異常情報E=1)であ
るのか、2S→2Rのルート異常(ルート異常情報E=
2)であるのか、両ルートの異常(ルート異常情報E=
3)であるのかが判定され、該判定によりルート異常情
報Eの値が設定される。
【0040】図6のフロー図の前半部は1S→1Rルー
トの障害箇所判定のフローであり、後半部は2S→2R
ルートの障害箇所判定のフローである。先ず、初期値と
して、子局番号i、1S→1Rルートの断線箇所a、2
S→2Rルートの断線箇所bに「0」を設定する(ステ
ップ6−1)。
【0041】次に、ルート異常情報E=2であるかどう
か、即ち、2S→2Rルートのみの異常であるかどうか
を判定し(ステップ6−2)、2S→2Rルートのみの
異常である場合は、後半部のフローのステップ6−8へ
ジャンプする。
【0042】ルート異常情報E=2でない場合、即ち、
E=1(1S→1Rルート異常)又はE=3(両ルート
異常)である場合、ステップ6−3、ステップ6−4及
びステップ6−5により、子局番号iをnまで順次イン
クリメントしながら、「無応答2」の情報配列の中から
最初に「1」となる子局番号を検出し、該子局番号を1
S→1Rルートの断線箇所aの値に設定する(ステップ
6−6)。また、「無応答2」の情報配列の中に「1」
が検出されなかった場合は、最大子局装置数nを1つイ
ンクリメントした(n+1)を1S→1Rルートの断線
箇所aに設定する。
【0043】次に、ルート異常情報E=1であるかどう
かを判定し、ルート異常情報E=1であれば、1S→1
Rルートの異常のみであるので処理を終了する。E=1
でなければ、即ちE=3である場合は、2S→2Rルー
トにも異常があることなので、後半の2S→2Rルート
の障害箇所判定処理を実行する。
【0044】後半の2S→2Rルートの障害箇所判定処
理は、前半部と同様に先ずステップ6−8により子局番
号iを初期値「0」に設定し、ステップ6−9、ステッ
プ6−10及びステップ6−11により、子局番号iを
nまで順次インクリメントしながら、「無応答3」の情
報配列の中から最初に「0」となる子局番号を検出し、
該子局番号を2S→2Rルートの断線箇所bの値に設定
する(ステップ6−12)。また、「無応答3」の情報
配列の中に「0」が検出されなかった場合は、最大子局
装置数nを1つインクリメントした(n+1)を2S→
2Rルートの断線箇所bに設定する。
【0045】なお、両ルート異常の場合、各ルートに対
して断線箇所の判定処理を実行した結果、各ルートの障
害箇所a,bの値が同値(a=b)であれば、該a,b
の値の伝送路区間のみが障害箇所であるとして特定され
るが、両者が異なる場合(a≠b)は、a,bの値の伝
送路区間は障害箇所であると断定することができるが、
該a,bの値の伝送路区間の間の伝送路区間について
は、障害か否かを判定することはできない。但し、a,
bの値の伝送路区間での障害を復旧した後、その内側の
伝送路区間の障害箇所は、本発明による障害箇所判定処
理により両端側から順次判定される。
【0046】図7は本発明の2重ループ伝送装置におけ
る機能ブロックの詳細を示し、親局装置7−10は、第
1及び第2のループ伝送路7−31,7−32へそれぞ
れデータを送信する第1及び第2のデータ送信部1S,
2Sと、第1及び第2のループ伝送路7−31,7−3
2からそれぞれデータを受信する第1及び第2のデータ
受信部1R,2Rと、指令データ等の制御データ及びテ
ストデータをデータ送信部1S,2Sへ送出するデータ
送信制御部7−11と、データ受信部1R,2Rからの
受信データを管理する受信データ管理部7−12と、受
信データ管理部7−12からの情報を基にループ伝送路
の障害箇所を判定する障害管理部7−13とを備える。
また、障害管理部7−13で判定された障害箇所情報を
基にデータ送信制御部7−11はテストデータを生成送
出する。
【0047】子局装置7−20は、第1及び第2のルー
プ伝送路7−31,7−32からそれぞれハイブリット
回路Hを介してデータを受信する第1及び第2のデータ
受信部1R´,2R´と、第1及び第2のループ伝送路
7−31,7−32へハイブリット回路Hを介してそれ
ぞれデータを送信する第1及び第2のデータ送信部1S
´,2S´と、第1及び第2のデータ受信部1R´,2
R´の受信データから先着データを優先させて取込む先
着優先部7−21と、先着優先部7−21からの受信デ
ータにより各被制御機器を制御し、テストデータ及び各
被制御機器の状態変化データを送出する制御部7−22
とを備える。制御部7−22からのテストデータ及び状
態変化データは、第1及び第2のデータ送信部1S´,
2S´により第1及び第2のループ伝送路7−31,7
−32に送出される。
【0048】通常ポーリング(無障害)の場合、親局装
置7−10から送信先の子局装置7−20に該子局番号
を付加した制御データを第1及び第2の両ルートに送信
する。該子局番号により呼出しを受けた子局装置7−2
0のみ該制御データを第1及び第2のデータ受信部1R
´,2R´で受信し、先着優先部7−21で取込まれた
先着受信データにより、制御部7−22は被制御機器を
制御する。
【0049】被制御機器の制御が完了すると、制御部7
−22は被制御機器からの状態変化データを応答データ
としてデータ送信部1S´,2S´から両ルートへ送信
する。親局装置7−10では、両ルートから応答データ
を受信処理する。どちらかのルートの伝送路に障害があ
ると、そのルートから応答データは受信されない。
【0050】また、子局装置7−20において、親局装
置7−10からの制御データはそのままハイブリット回
路Hを通して直接親局装置7−10にループ伝送路を通
して返送される。このループ伝送路に障害があると、
「局番+制御データ」は親局装置7−10に到着しない
ので、該ループ伝送路に障害があることが判明する。
【0051】親局装置7−10においてループ伝送路の
障害を検出すると、親局装置7−10から「局番+テス
トデータ」を両ルートに順次各子局装置7−20に対し
てポーリング送信する。子局装置7−20は自局の局番
を受信すると、テストデータに子局番号を付し応答デー
タとして両ルートに送信する。親局装置7−10では障
害ルートからは該折返しテストデータが受信されない
が、正常ルートから該折返しテストデータを受信し、障
害管理部7−13により障害箇所を判定する。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
親局装置と複数の子局装置とが双方向の2重化ループ伝
送路で接続された2重化ループ伝送装置において、2重
化ループ伝送路の一方又は両方のループ伝送路に断線等
の障害が発生した場合、親局装置は双方向ループ伝送路
からの子局装置の応答データの有無情報に基づいて、障
害が発生している伝送路区間を判定することにより、ル
ープ伝送路の障害区間を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2重ループ伝送装置の構成を示す図で
ある。
【図2】回線分岐装置によるループバックデータ及び応
答データの流れを示す図である。
【図3】本発明による1S→1Rルート異常の場合の障
害箇所判定の例を示す図である。
【図4】本発明による2S→2Rルート異常の場合の障
害箇所判定の例を示す図である。
【図5】本発明による両ルート異常の場合の障害箇所判
定の例を示す図である。
【図6】本発明による子局装置間の断線箇所を判定する
処理のフロー図である。
【図7】本発明の2重ループ伝送装置における機能ブロ
ックの詳細を示す図である。
【符号の説明】
1−1 親局装置 1−11 データ送信制御部 1−12 ループバックデータ検出部 1−13 応答データ検出部 1−14 障害管理部 1−15 表示部 1−16 履歴保存部 1S 第1のデータ送信部 2S 第2のデータ送信部 1R 第1のデータ受信部 2R 第2のデータ受信部 1−21〜1−2n 子局装置 1−31 第1のループ伝送路 1−32 第2のループ伝送路 1−41〜1−4n 回線分岐装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局装置と複数の子局装置とが双方向の
    2重化ループ伝送路で接続され、親局装置は該2重化ル
    ープ伝送路の一方又は両方のルートを通して各子局装置
    に指令又は制御用等のデータを送信し、各子局装置は親
    局装置から送信されたデータに対する応答データを、該
    2重化ループ伝送路の両方のルートを通して親局装置へ
    返送する2重化ループ伝送装置において、 前記親局装置は、自装置から送信したデータが前記ルー
    プ伝送路を一巡してループバックデータとして帰還する
    か否かを検出するループバックデータ検出手段と、送信
    データに対する各子局装置からの応答データの有無を検
    出する応答データ検出手段と、ループバックデータ及び
    応答データの有無に基づいてループ伝送路の障害箇所を
    判定するループ伝送路障害箇所判定手段とを備え、 前記ループ伝送路障害箇所判定手段は、ループバックデ
    ータが検出されないループ伝送路を障害発生伝送路と判
    定するとともに、障害発生ループ伝送路と逆方向のルー
    プ伝送路から受信される各子局装置の応答データの有無
    情報を基に、障害発生ループ伝送路の障害箇所を判定す
    ることを特徴とする2重化ループ伝送装置。
  2. 【請求項2】 親局装置と複数の子局装置とが双方向の
    2重化ループ伝送路で接続され、親局装置は該2重化ル
    ープ伝送路の一方又は両方のルートを通して各子局装置
    に指令又は制御用等のデータを送信し、各子局装置は親
    局装置から送信されたデータに対する応答データを、該
    2重化ループ伝送路の両方のルートを通して親局装置へ
    返送する2重化ループ伝送装置において、 前記親局装置は、自装置から送信したデータに対する各
    子局装置からの応答データの有無を検出する応答データ
    検出手段と、応答データの有無に基づいてループ伝送路
    の障害箇所を判定するループ伝送路障害箇所判定手段と
    を備え、 前記ループ伝送路障害箇所判定手段は、全ての子局装置
    から応答データが無いループ伝送路を障害発生伝送路と
    判定するとともに、障害発生ループ伝送路と逆方向のル
    ープ伝送路から受信される各子局装置の応答データの有
    無情報を基に、障害発生ループ伝送路の障害箇所を判定
    することを特徴とする2重化ループ伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記親局装置は、2重化ループ伝送路の
    両方のルートを通して各子局装置にテストデータを送信
    し、各子局装置は親局装置から送信されたテストデータ
    に対する応答データを、該2重化ループ伝送路の両方の
    ルートを通して親局装置へ返送することを特徴とする請
    求項1又は2に記載の2重化ループ伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記ループ伝送路障害箇所判定手段は、
    障害発生ループ伝送路と逆方向のループ伝送路から受信
    される各子局装置の応答データの有無情報を基に、応答
    データの有った子局装置と該子局装置に隣接する応答デ
    ータの無かった子局装置との間の伝送路を障害箇所と判
    定することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の2重化ループ伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記親局装置は、障害発生ループ伝送路
    における障害箇所判定結果を、ディスプレイ画面上に表
    示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の2重化ループ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記親局装置は、障害発生ループ伝送路
    における障害箇所判定結果を障害履歴として保存する手
    段と、該障害履歴を表示する表示手段と、を備えたこと
    を特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の2重化ル
    ープ伝送装置。
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