JP2513007B2 - 遠方監視制御装置のデ―タ送受信方式 - Google Patents
遠方監視制御装置のデ―タ送受信方式Info
- Publication number
- JP2513007B2 JP2513007B2 JP63303265A JP30326588A JP2513007B2 JP 2513007 B2 JP2513007 B2 JP 2513007B2 JP 63303265 A JP63303265 A JP 63303265A JP 30326588 A JP30326588 A JP 30326588A JP 2513007 B2 JP2513007 B2 JP 2513007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- common bus
- unit
- duplicated
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 共通バスを有する遠方監視制御装置において、共通バ
スの障害は全機能の喪失となるため共通バスの二重化が
行われる。本発明は二重化された共通バスを切り換えて
データを受信する遠方監視制御装置のデータ送受信方式
に関する。
スの障害は全機能の喪失となるため共通バスの二重化が
行われる。本発明は二重化された共通バスを切り換えて
データを受信する遠方監視制御装置のデータ送受信方式
に関する。
B.発明の概要 本発明は、二重化された共通バスに送信されたデータ
の受信を共通バスの切り換えによって行う遠方監視制御
装置のデータ送受信方式において、 送信データに順序番号を付加するとともに、二重化さ
れた共通バスに流れるデータを第1,第2メモリに各々一
時記憶しておき、一方の共通バスから他方の共通バスへ
切り換える際、他方の共通バス側のデータが格納されて
いる前記第2メモリからデータを読み出して導出した後
他方の共通バスに流れるデータを導出し、該他方の共通
バスに流れるデータの順序番号と前記第2メモリから読
み出されたデータの順序番号が同一番号ではないデータ
を受信データとして取り扱うことにより、 二重化された共通バスの切り換え時に受信データの欠
落および受信データの重複を防止したものである。
の受信を共通バスの切り換えによって行う遠方監視制御
装置のデータ送受信方式において、 送信データに順序番号を付加するとともに、二重化さ
れた共通バスに流れるデータを第1,第2メモリに各々一
時記憶しておき、一方の共通バスから他方の共通バスへ
切り換える際、他方の共通バス側のデータが格納されて
いる前記第2メモリからデータを読み出して導出した後
他方の共通バスに流れるデータを導出し、該他方の共通
バスに流れるデータの順序番号と前記第2メモリから読
み出されたデータの順序番号が同一番号ではないデータ
を受信データとして取り扱うことにより、 二重化された共通バスの切り換え時に受信データの欠
落および受信データの重複を防止したものである。
C.従来の技術 一般に共通バスを二重化した遠方監視制御システム
は、例えば第6図のように構成される。第6図において
1は二重化された共通バスを介して連なる複数の遠方監
視制御装置の情報を一括して管理する遠方論理装置であ
り、図示しないミニコンピュータによってCRT表示装置
の制御、各種記録印字および情報管理等が行われる。2
は制御卓、CC1,CC2,CC3は制御所側遠方監視制御装置
(親局)に相当する伝送制御部、SS1〜SSnは被制御所側
遠方監視制御装置(子局)である。通常は1個の制御所
側遠方監視制御装置CCにつき所定数の被制御所側遠方監
視制御装置SSが管理下に置かれ、制御および監視が行わ
れる。いま例えば伝送制御部CC1で故障が発生すると、
被制御所側遠方監視制御装置SS1〜SS8は健全な伝送制御
部CC2の管理下に置かれ制御および監視が行われる。ま
た伝送制御部CC2,CC3が故障した場合も前記同様の動作
となる。さらに例えば被制御所側遠方監視制御装置SS2
で事故が発生した場合、被制御所側遠方監視制御装置SS
1は伝送制御部CC1の管理下に、被制御所側遠方監視制御
装置SS3〜SS8は制御所側遠方監視制御装置CC2の管理下
に各々置かれるように流動的に回線が切り換えられる。
は、例えば第6図のように構成される。第6図において
1は二重化された共通バスを介して連なる複数の遠方監
視制御装置の情報を一括して管理する遠方論理装置であ
り、図示しないミニコンピュータによってCRT表示装置
の制御、各種記録印字および情報管理等が行われる。2
は制御卓、CC1,CC2,CC3は制御所側遠方監視制御装置
(親局)に相当する伝送制御部、SS1〜SSnは被制御所側
遠方監視制御装置(子局)である。通常は1個の制御所
側遠方監視制御装置CCにつき所定数の被制御所側遠方監
視制御装置SSが管理下に置かれ、制御および監視が行わ
れる。いま例えば伝送制御部CC1で故障が発生すると、
被制御所側遠方監視制御装置SS1〜SS8は健全な伝送制御
部CC2の管理下に置かれ制御および監視が行われる。ま
た伝送制御部CC2,CC3が故障した場合も前記同様の動作
となる。さらに例えば被制御所側遠方監視制御装置SS2
で事故が発生した場合、被制御所側遠方監視制御装置SS
1は伝送制御部CC1の管理下に、被制御所側遠方監視制御
装置SS3〜SS8は制御所側遠方監視制御装置CC2の管理下
に各々置かれるように流動的に回線が切り換えられる。
前記遠方監視制御システムにおけるデータの送受信
は、遠方論理装置1および制御卓2の結合部と各親局CC
1〜CC3の伝送制御部とを第7図のように構成して行われ
る。第7図において遠方論理装置は二重化されており、
11a,12aは第1,第2の遠論結合部であり、11b,12bは第1,
第2の遠方論理装置である。20は制御卓の卓結合部を示
している。31,32,33は各々親局CC1,CC2,CC3の伝送制
御部である。いま、例えば伝送制御部31のアプリケーシ
ョンタスク40から共通バス切換部41および結合インター
フェース42,43を介して1系,2系の共通バス44,45に連絡
データが送出されたとする。すると遠論結合部11a,12
aおよび卓結合部20は共通バス44,45から連絡データを
受け取り、遠論結合部11aであれば結合インターフェー
ス46,47を介して導入されたデータについて共通バス切
換部48内部でバス使用系の判断を行い、使用系からの連
絡データをアプリケーションタスク49へ通知する。他系
の連絡データは共通バス切換部48内部で捨てられる。そ
の後遠論結合部11a,12aは共通バス切換部48から受け取
った連絡データを遠方論理装置へ各々連絡する。
は、遠方論理装置1および制御卓2の結合部と各親局CC
1〜CC3の伝送制御部とを第7図のように構成して行われ
る。第7図において遠方論理装置は二重化されており、
11a,12aは第1,第2の遠論結合部であり、11b,12bは第1,
第2の遠方論理装置である。20は制御卓の卓結合部を示
している。31,32,33は各々親局CC1,CC2,CC3の伝送制
御部である。いま、例えば伝送制御部31のアプリケーシ
ョンタスク40から共通バス切換部41および結合インター
フェース42,43を介して1系,2系の共通バス44,45に連絡
データが送出されたとする。すると遠論結合部11a,12
aおよび卓結合部20は共通バス44,45から連絡データを
受け取り、遠論結合部11aであれば結合インターフェー
ス46,47を介して導入されたデータについて共通バス切
換部48内部でバス使用系の判断を行い、使用系からの連
絡データをアプリケーションタスク49へ通知する。他系
の連絡データは共通バス切換部48内部で捨てられる。そ
の後遠論結合部11a,12aは共通バス切換部48から受け取
った連絡データを遠方論理装置へ各々連絡する。
前記システムにおいて、二重化された共通バス44,45
の結合部分の詳細は第8図のように構成されている。す
なわち例えば遠論結合部11aの場合、送信信号は2個の
結合インターフェース46,47に同時に転送され、該結合
インターフェース46,47から導かれる受信信号は共通バ
ス切換部48により切り換えられる。ここで結合インター
フェース46は第9図に示すように送信インターフェース
50を介して導かれる送信信号と共通バス44から導かれる
受信信号との優先判定を判定部51で行い送受信を切り換
えている。尚第9図において52は受信インターフェー
ス、53は反転入力端子付アンドゲートである。尚、結合
インターフェース47も第9図と同様に構成されている。
また共通バス切換部48は第10図に示すようにアンドゲー
ト54および反転入力端子付アンドゲート55で構成されて
いる。すなわち前記アンドゲート54,55の各一方の入力
端に結合インターフェース46(IF1),結合インターフ
ェース47(IF2)から導かれる受信信号を各別に入力す
るとともに、前記アンドゲート54の他方の入力端子およ
び前記アンドゲート55の反転入力端子に共通バス系の選
択信号(例えば1系の共通バス44の使用時はハイレベル
となる信号)を入力し、アンド条件が成立した側のアン
ドゲートを通して1系共通バス44又は2系共通バス45の
データを受信データとして導出する。
の結合部分の詳細は第8図のように構成されている。す
なわち例えば遠論結合部11aの場合、送信信号は2個の
結合インターフェース46,47に同時に転送され、該結合
インターフェース46,47から導かれる受信信号は共通バ
ス切換部48により切り換えられる。ここで結合インター
フェース46は第9図に示すように送信インターフェース
50を介して導かれる送信信号と共通バス44から導かれる
受信信号との優先判定を判定部51で行い送受信を切り換
えている。尚第9図において52は受信インターフェー
ス、53は反転入力端子付アンドゲートである。尚、結合
インターフェース47も第9図と同様に構成されている。
また共通バス切換部48は第10図に示すようにアンドゲー
ト54および反転入力端子付アンドゲート55で構成されて
いる。すなわち前記アンドゲート54,55の各一方の入力
端に結合インターフェース46(IF1),結合インターフ
ェース47(IF2)から導かれる受信信号を各別に入力す
るとともに、前記アンドゲート54の他方の入力端子およ
び前記アンドゲート55の反転入力端子に共通バス系の選
択信号(例えば1系の共通バス44の使用時はハイレベル
となる信号)を入力し、アンド条件が成立した側のアン
ドゲートを通して1系共通バス44又は2系共通バス45の
データを受信データとして導出する。
尚上記共通バス切換部48における使用系バスの切り換
えは、例えば第11図に示すフローチャートに沿って行わ
れる。
えは、例えば第11図に示すフローチャートに沿って行わ
れる。
D.発明が解決しようとする課題 前記のような二重化された共通バスの切換方式では例
えば1系共通バス44で障害発生時、2系共通バス45に切
り換えても次のような理由でデータ欠損が生じる。すな
わちいま第12図(第7図の一部を省略した図であり、第
7図と同一部分は同一符号をもって示している)のよう
に伝送制御部31,32でほぼ同時に,のデータを共通
バス44,45に送出するタイミングが発生した場合、伝送
制御部31又は32で共通バス44,45を同時に占有すること
はできない。従って伝送制御部31が1系共通バス44を占
有してのデータを送出したとき、伝送制御部32は2系
共通バス45にのデータを送出する。これを受信側から
見た場合、第13図に示すように1系共通バス44上には
−なる順序でデータが流れ、2系共通バス45上には
−なる順序でデータが流れる。このため、例えば1系
共通バス44の使用中に該バス44で第13図(a)の×印に
示すように障害が発生し、使用系を2系共通バス45に切
り換えた場合、遠論結合部11aで受信されるデータは
−−なる順序となり、のデータが欠落しのデー
タは重複してしまう。
えば1系共通バス44で障害発生時、2系共通バス45に切
り換えても次のような理由でデータ欠損が生じる。すな
わちいま第12図(第7図の一部を省略した図であり、第
7図と同一部分は同一符号をもって示している)のよう
に伝送制御部31,32でほぼ同時に,のデータを共通
バス44,45に送出するタイミングが発生した場合、伝送
制御部31又は32で共通バス44,45を同時に占有すること
はできない。従って伝送制御部31が1系共通バス44を占
有してのデータを送出したとき、伝送制御部32は2系
共通バス45にのデータを送出する。これを受信側から
見た場合、第13図に示すように1系共通バス44上には
−なる順序でデータが流れ、2系共通バス45上には
−なる順序でデータが流れる。このため、例えば1系
共通バス44の使用中に該バス44で第13図(a)の×印に
示すように障害が発生し、使用系を2系共通バス45に切
り換えた場合、遠論結合部11aで受信されるデータは
−−なる順序となり、のデータが欠落しのデー
タは重複してしまう。
上記のようなデータ欠損はサイクリック伝送方式であ
れば次のサイクルで欠損データが補われるため、問題は
ない。しかしそれ以外の伝送方式、例えば被監視機器の
状態が変化したときのみデータを伝送するランダム伝送
方式の場合は、その機器の状態の変化は連絡されないこ
とになり致命的欠陥となる。
れば次のサイクルで欠損データが補われるため、問題は
ない。しかしそれ以外の伝送方式、例えば被監視機器の
状態が変化したときのみデータを伝送するランダム伝送
方式の場合は、その機器の状態の変化は連絡されないこ
とになり致命的欠陥となる。
また、データの重複はデータの欠落よりは良いが次の
ような不具合を生ずる。すなわち第1回目の機器の状態
変化の連絡は、操作員が制御指令を発した結果であれば
応動と判別されるが、第2回目の連絡は自動状態変化と
判別され警報が出てしまう。
ような不具合を生ずる。すなわち第1回目の機器の状態
変化の連絡は、操作員が制御指令を発した結果であれば
応動と判別されるが、第2回目の連絡は自動状態変化と
判別され警報が出てしまう。
近年、専用伝送路を用意できないことや、計算機の負
担(状変の有無の判定処理等)を軽減するために、サイ
クリック伝送方式に代わってランダム伝送方式が多用さ
れている。このため前述した従来の共通バス切換方式で
は切換時にデータの欠損及び重複が生じてしまうという
問題点があった。
担(状変の有無の判定処理等)を軽減するために、サイ
クリック伝送方式に代わってランダム伝送方式が多用さ
れている。このため前述した従来の共通バス切換方式で
は切換時にデータの欠損及び重複が生じてしまうという
問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものでその目的
は、二重化された共通バスの切換時に受信データの欠落
および受信データの重複を防止した遠方監視制御装置の
データ送受信方式を提供することにある。
は、二重化された共通バスの切換時に受信データの欠落
および受信データの重複を防止した遠方監視制御装置の
データ送受信方式を提供することにある。
E.課題を解決するための手段および作用 本発明は、送信データを、二重化された共通バスに送
信し、前記二重化された共通バスのうちいずれかを共通
バス切換指令により選択し、該選択された共通バスに流
れるデータを遠方監視制御部の情報処理部に導くように
した遠方監視制御装置のデータ送受信方式において、前
記二重化された共通バスに流れるデータを取り込んで各
別に一時記憶する第1および第2メモリと、定常時は各
共通バスに流れるデータを前記第1および第2メモリに
格納するとともに、前記共通バス切換指令により選択さ
れた側の共通バスに流れるデータを取り込んで導出し、
一方の共通バスから他方の共通バスへ切り替えるとき
は、他方の共通バス側に設けられた前記第2メモリに格
納されたデータを前記共通バス切換指令発令と同時に導
出し、該導出完了後に他方の共通バスに流れるデータを
取り込んで導出するデータ選択部とを備え、前記データ
選択部の出力を受信データとして前記遠方監視制御部の
情報処理部に導くことを特徴としている。
信し、前記二重化された共通バスのうちいずれかを共通
バス切換指令により選択し、該選択された共通バスに流
れるデータを遠方監視制御部の情報処理部に導くように
した遠方監視制御装置のデータ送受信方式において、前
記二重化された共通バスに流れるデータを取り込んで各
別に一時記憶する第1および第2メモリと、定常時は各
共通バスに流れるデータを前記第1および第2メモリに
格納するとともに、前記共通バス切換指令により選択さ
れた側の共通バスに流れるデータを取り込んで導出し、
一方の共通バスから他方の共通バスへ切り替えるとき
は、他方の共通バス側に設けられた前記第2メモリに格
納されたデータを前記共通バス切換指令発令と同時に導
出し、該導出完了後に他方の共通バスに流れるデータを
取り込んで導出するデータ選択部とを備え、前記データ
選択部の出力を受信データとして前記遠方監視制御部の
情報処理部に導くことを特徴としている。
また本発明は、送信データを、二重化された共通バス
に送信し、前記二重化された共通バスのうちいずれかを
共通バス切換指令により選択し、該選択された共通バス
に流れるデータを遠方監視制御部の情報処理部に導くよ
うにした遠方監視制御装置のデータ送受信方式におい
て、順序番号を付加した送信データを前記二重化された
共通バスに送信し、前記二重化された共通バスに流れる
データを取り込んで各別に一時記憶する第1および第2
メモリと、定常時は各共通バスに流れるデータを前記第
1および第2メモリに格納するとともに、前記共通バス
切換指令により選択された側の共通バスに流れるデータ
を取り込んで導出し、一方の共通バスから他方の共通バ
スへ切り替えるときは、他方の共通バス側に設けられた
前記第2メモリに格納されたデータを前記共通バス切換
指令発令と同時に導出し、該導出完了後に他方の共通バ
スに流れるデータを取り込んで導出するデータ選択部
と、前記データ選択部から導出されたデータを一時記憶
する第3メモリを有し、該第3メモリの記憶データの順
序番号と前記データ選択部から導出されたデータの順序
番号を比較して同一順序番号のデータを除去する重複デ
ータ除去部とを備え、前記重複データ除去部の出力を受
信データとして前記遠方監視制御部の情報処理部に導く
ことを特徴としている。
に送信し、前記二重化された共通バスのうちいずれかを
共通バス切換指令により選択し、該選択された共通バス
に流れるデータを遠方監視制御部の情報処理部に導くよ
うにした遠方監視制御装置のデータ送受信方式におい
て、順序番号を付加した送信データを前記二重化された
共通バスに送信し、前記二重化された共通バスに流れる
データを取り込んで各別に一時記憶する第1および第2
メモリと、定常時は各共通バスに流れるデータを前記第
1および第2メモリに格納するとともに、前記共通バス
切換指令により選択された側の共通バスに流れるデータ
を取り込んで導出し、一方の共通バスから他方の共通バ
スへ切り替えるときは、他方の共通バス側に設けられた
前記第2メモリに格納されたデータを前記共通バス切換
指令発令と同時に導出し、該導出完了後に他方の共通バ
スに流れるデータを取り込んで導出するデータ選択部
と、前記データ選択部から導出されたデータを一時記憶
する第3メモリを有し、該第3メモリの記憶データの順
序番号と前記データ選択部から導出されたデータの順序
番号を比較して同一順序番号のデータを除去する重複デ
ータ除去部とを備え、前記重複データ除去部の出力を受
信データとして前記遠方監視制御部の情報処理部に導く
ことを特徴としている。
F.実施例 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例を説明す
る。一実施例は第6図のように二重化された共通バスを
介してデータの送受信を行うものにおいて、第8図,第
10図の共通バス切換部48を第1図のように構成したもの
である。第1図において61は、一方の入力端子に前記結
合インターフェース46(IF1,図示省略)からの受信信
号(1系共通バス44に流れる信号)が入力されるアンド
ゲートであり、62は一方の入力端子に前記結合インター
フェース47(IF2,図示省略)からの受信信号(2系共
通バス45に流れる信号)が入力される反転入力端子付ア
ンドゲートである。アンドゲート61の他方の入力端子お
よび反転入力端子付アンドゲート62の反転入力端子に
は、使用する共通バス系の選択信号(例えば1系の共通
バス44の使用時はハイレベルとなる信号)が入力され
る。前記アンドゲート61,62の出力信号は反転端子付ア
ンドゲート63の一方の入力端子に供給される。64aは前
記結合インターフェース46(IF1,図示省略)からの受
信データ(1系共通バス44に流れるデータ)を一時記憶
するイベントバッファ(第1メモリ)であり、64bは前
記結合インターフェース47(IF2,図示省略)からの受
信データ(2系共通バス45に流れるデータ)を一時記憶
するイベントバッファ(第2メモリ)である。尚、前記
イベントバッファ64a,64bは後述するアンドゲート67,68
を介してその記憶データが各送出されるものであり、送
出完了時には送出完了信号を発するものである。65aは
前記共通バス系の選択信号を入力とし、該選択信号がロ
ーレベルからハイレベルに切り替わったとき(すなわち
使用共通バスが2系から1系に切り替えられたとき)に
所定信号(例えばパルス信号)を発する立上検出器であ
り、65bは前記共通バス系の選択信号を入力とし、該選
択信号がハイレベルからローレベルに切り替わったとき
(すなわち使用共通バスが1系から2系に切り替えられ
たとき)に所定信号(例えばパルス信号)を発する立上
検出器である。66aは、立上検出器65aの出力信号でセッ
トされ、イベントバッファ64aからの送出完了信号でリ
セットされるRSフリップフロップである。66bは、立上
検出器65bの出力信号でセットされ、イベントバッファ6
4bからの送出完了信号でリセットされるRSフリップフロ
ップである。67はイベントバッファ64aおよびRSフリッ
プフロップ66aの出力信号が入力されるアンドゲートで
あり、68はイベントバッファ64bおよびRSフリップフロ
ップ66bの出力信号が入力されるアンドゲートである。R
Sフリップフロップ66a,66bの出力信号は前記反転入力端
子付アンドゲート63の反転入力端子に供給される。前記
アンドゲート63,67,68のうちアンド条件が成立した側の
アンドゲート出力が受信データとして導出される。前記
アンドゲート61,62,63,67,68、立上検出器65a,65b、RS
フリップフロップ66a,66bでデータ選択部60を構成して
いる。
る。一実施例は第6図のように二重化された共通バスを
介してデータの送受信を行うものにおいて、第8図,第
10図の共通バス切換部48を第1図のように構成したもの
である。第1図において61は、一方の入力端子に前記結
合インターフェース46(IF1,図示省略)からの受信信
号(1系共通バス44に流れる信号)が入力されるアンド
ゲートであり、62は一方の入力端子に前記結合インター
フェース47(IF2,図示省略)からの受信信号(2系共
通バス45に流れる信号)が入力される反転入力端子付ア
ンドゲートである。アンドゲート61の他方の入力端子お
よび反転入力端子付アンドゲート62の反転入力端子に
は、使用する共通バス系の選択信号(例えば1系の共通
バス44の使用時はハイレベルとなる信号)が入力され
る。前記アンドゲート61,62の出力信号は反転端子付ア
ンドゲート63の一方の入力端子に供給される。64aは前
記結合インターフェース46(IF1,図示省略)からの受
信データ(1系共通バス44に流れるデータ)を一時記憶
するイベントバッファ(第1メモリ)であり、64bは前
記結合インターフェース47(IF2,図示省略)からの受
信データ(2系共通バス45に流れるデータ)を一時記憶
するイベントバッファ(第2メモリ)である。尚、前記
イベントバッファ64a,64bは後述するアンドゲート67,68
を介してその記憶データが各送出されるものであり、送
出完了時には送出完了信号を発するものである。65aは
前記共通バス系の選択信号を入力とし、該選択信号がロ
ーレベルからハイレベルに切り替わったとき(すなわち
使用共通バスが2系から1系に切り替えられたとき)に
所定信号(例えばパルス信号)を発する立上検出器であ
り、65bは前記共通バス系の選択信号を入力とし、該選
択信号がハイレベルからローレベルに切り替わったとき
(すなわち使用共通バスが1系から2系に切り替えられ
たとき)に所定信号(例えばパルス信号)を発する立上
検出器である。66aは、立上検出器65aの出力信号でセッ
トされ、イベントバッファ64aからの送出完了信号でリ
セットされるRSフリップフロップである。66bは、立上
検出器65bの出力信号でセットされ、イベントバッファ6
4bからの送出完了信号でリセットされるRSフリップフロ
ップである。67はイベントバッファ64aおよびRSフリッ
プフロップ66aの出力信号が入力されるアンドゲートで
あり、68はイベントバッファ64bおよびRSフリップフロ
ップ66bの出力信号が入力されるアンドゲートである。R
Sフリップフロップ66a,66bの出力信号は前記反転入力端
子付アンドゲート63の反転入力端子に供給される。前記
アンドゲート63,67,68のうちアンド条件が成立した側の
アンドゲート出力が受信データとして導出される。前記
アンドゲート61,62,63,67,68、立上検出器65a,65b、RS
フリップフロップ66a,66bでデータ選択部60を構成して
いる。
次に上記のように構成された共通バス切換部を用いて
使用バス系を切り換える場合の動作を第2図のタイムチ
ャートとともに説明する。まず時刻t1以前には2系共通
バス45が使用されているものとする。ここで時刻t1にお
いて使用系を2系から1系に切り替えると共通バス系の
選択信号は第2図(a)のようにローレベルからハイレ
ベルに立ち上がる。するとアンドゲート61のアンド条件
が成立するため、結合インターフェース46(IF1)から
の受信データが通過し、アンドゲート61の出力は第2図
(b)のようにハイレベルとなる。またこのときアンド
ゲート62のアンド条件は不成立となるため、結合インタ
ーフェース47(IF2)からの受信データは通過せず、ア
ンドゲート62の出力は第2図(c)のようにローレベル
となる。さらに時刻t1において立上検出器65aが入力信
号の立ち上がりを検出するので、該立上検出器65aから
は第2図(d)のようなパルス信号が出力される。この
立上検出器65aのパルス出力信号によってRSフリップフ
ロップ66aがセットされ、その出力信号は第2図(e)
のようにハイレベル信号となる。このため前記アンドゲ
ート63の反転入力端子がハイレベル入力となるので、該
アンドゲート63のアンド条件は成立せず、その出力は第
2図(f)のようにローレベルとなる。一方RSフリップ
フロップ66aのハイレベル出力によってアンドゲート67
のアンド条件が成立するので、時刻t1の直前に格納され
ていたイベントバッファ64a内の受信データ(IF1から導
かれた1系共通バス44のデータ)がアンドゲート67を介
して送出される。このためアンドゲート67の出力は第2
図(g)のようにハイレベルとなる。また、時刻t1にお
いて立上検出器65bは、入力がハイレベルであるため出
力は第2図(h)のようにローレベルを保つ。このため
RSフリップフロップ66bは時刻t1以前にイベントバッフ
ァ64bの送出完了信号によりリセットされた状態を保持
するので、その出力は第2図(i)のようにローレベル
を保つ。したがってアンドゲート68のアンド条件は成立
せず、該出力は第2図(j)のようにローレベルを保
つ。上記のように時刻t1において使用バス系を2系から
1系に切り替えた場合、まず最初にイベントバッファ64
a内のデータ(切り替え直前に1系共通バス44に流れて
いたデータ)のみがアンドゲート67を通して受信データ
として導出されるものである。
使用バス系を切り換える場合の動作を第2図のタイムチ
ャートとともに説明する。まず時刻t1以前には2系共通
バス45が使用されているものとする。ここで時刻t1にお
いて使用系を2系から1系に切り替えると共通バス系の
選択信号は第2図(a)のようにローレベルからハイレ
ベルに立ち上がる。するとアンドゲート61のアンド条件
が成立するため、結合インターフェース46(IF1)から
の受信データが通過し、アンドゲート61の出力は第2図
(b)のようにハイレベルとなる。またこのときアンド
ゲート62のアンド条件は不成立となるため、結合インタ
ーフェース47(IF2)からの受信データは通過せず、ア
ンドゲート62の出力は第2図(c)のようにローレベル
となる。さらに時刻t1において立上検出器65aが入力信
号の立ち上がりを検出するので、該立上検出器65aから
は第2図(d)のようなパルス信号が出力される。この
立上検出器65aのパルス出力信号によってRSフリップフ
ロップ66aがセットされ、その出力信号は第2図(e)
のようにハイレベル信号となる。このため前記アンドゲ
ート63の反転入力端子がハイレベル入力となるので、該
アンドゲート63のアンド条件は成立せず、その出力は第
2図(f)のようにローレベルとなる。一方RSフリップ
フロップ66aのハイレベル出力によってアンドゲート67
のアンド条件が成立するので、時刻t1の直前に格納され
ていたイベントバッファ64a内の受信データ(IF1から導
かれた1系共通バス44のデータ)がアンドゲート67を介
して送出される。このためアンドゲート67の出力は第2
図(g)のようにハイレベルとなる。また、時刻t1にお
いて立上検出器65bは、入力がハイレベルであるため出
力は第2図(h)のようにローレベルを保つ。このため
RSフリップフロップ66bは時刻t1以前にイベントバッフ
ァ64bの送出完了信号によりリセットされた状態を保持
するので、その出力は第2図(i)のようにローレベル
を保つ。したがってアンドゲート68のアンド条件は成立
せず、該出力は第2図(j)のようにローレベルを保
つ。上記のように時刻t1において使用バス系を2系から
1系に切り替えた場合、まず最初にイベントバッファ64
a内のデータ(切り替え直前に1系共通バス44に流れて
いたデータ)のみがアンドゲート67を通して受信データ
として導出されるものである。
次に時刻t2においてイベントバッファ64a内のデータ
の送出が完了すると、第2図(k)に示すような送出完
了信号(パルス信号)が発せられる。この送出完了信号
によってRSフリップフロップ66aがリセットされ、その
出力はローレベルとなる。このためアンドゲート67の出
力はローレベルとなる。またこのときRSフリップフロッ
プ66bの出力はローレベルが維持されるので、反転入力
端子付アンドゲート63のアンド条件が成立する。このた
めアンドゲート61から出力される受信データ(1系共通
バス44に流れるデータ)が前記アンドゲート63を通して
導出されるので、該アンドゲート63の出力はハイレベル
となる。時刻t2においてアンドゲート68の出力はローレ
ベルのままの状態であるから、時刻t2から次に共通バス
が切り替えられるまでの期間はアンドゲート63の出力の
みが受信データとして導出される。
の送出が完了すると、第2図(k)に示すような送出完
了信号(パルス信号)が発せられる。この送出完了信号
によってRSフリップフロップ66aがリセットされ、その
出力はローレベルとなる。このためアンドゲート67の出
力はローレベルとなる。またこのときRSフリップフロッ
プ66bの出力はローレベルが維持されるので、反転入力
端子付アンドゲート63のアンド条件が成立する。このた
めアンドゲート61から出力される受信データ(1系共通
バス44に流れるデータ)が前記アンドゲート63を通して
導出されるので、該アンドゲート63の出力はハイレベル
となる。時刻t2においてアンドゲート68の出力はローレ
ベルのままの状態であるから、時刻t2から次に共通バス
が切り替えられるまでの期間はアンドゲート63の出力の
みが受信データとして導出される。
次に時刻t3において使用系を1系から2系に切り替え
ると共通バス系の選択信号はハイレベルからローレベル
になる。するとアンドゲート61の出力がローレベルにな
るとともにアンドゲート62の出力がハイレベルとなり、
結合インターフェース47(IF2)からの受信データがア
ンドゲート63に供給される。また時刻t3において立上検
出器65bが入力信号の変化を検出するので、該立上検出
器65bからは第2図(h)のようなパルス信号が出力さ
れる。この立上検出器65bのパルス出力信号によってRS
フリップフロップ66bがセットされ、その出力信号は第
2図(i)のようにハイレベル信号となる。このためア
ンドゲート63のアンド条件は成立せず、その出力はロー
レベルとなる。一方RSフリップフロップ66bのハイレベ
ル出力によってアンドゲート68のアンド条件が成立する
ので、時刻t3の直前に格納されていたイベントバッファ
64b内の受信データ(IF2から導かれた共通バス45のデー
タ)がアンドゲート68を介して送出される。また、時刻
t3において立上検出器65aは、入力がローレベルである
ため出力は第2図(d)のようにローレベルを保つ。こ
のためRSフリップフロップ66aは時刻t2にイベントバッ
ファ64aの送出完了信号によりリセットされた状態を保
持するので、その出力は第2図(e)のようにローレベ
ルを保つ。したがってアンドゲート67のアンド条件は成
立せず、該出力は第2図(g)のようにローレベルを保
つ。上記のように使用バス系を1系から2系に切り替え
た場合、まず最初にイベントバッファ64a内のデータ
(切り替え直前に2系共通バス45に流れていたデータ)
のみがアンドゲート68を通して受信データとして導出さ
れるものである。
ると共通バス系の選択信号はハイレベルからローレベル
になる。するとアンドゲート61の出力がローレベルにな
るとともにアンドゲート62の出力がハイレベルとなり、
結合インターフェース47(IF2)からの受信データがア
ンドゲート63に供給される。また時刻t3において立上検
出器65bが入力信号の変化を検出するので、該立上検出
器65bからは第2図(h)のようなパルス信号が出力さ
れる。この立上検出器65bのパルス出力信号によってRS
フリップフロップ66bがセットされ、その出力信号は第
2図(i)のようにハイレベル信号となる。このためア
ンドゲート63のアンド条件は成立せず、その出力はロー
レベルとなる。一方RSフリップフロップ66bのハイレベ
ル出力によってアンドゲート68のアンド条件が成立する
ので、時刻t3の直前に格納されていたイベントバッファ
64b内の受信データ(IF2から導かれた共通バス45のデー
タ)がアンドゲート68を介して送出される。また、時刻
t3において立上検出器65aは、入力がローレベルである
ため出力は第2図(d)のようにローレベルを保つ。こ
のためRSフリップフロップ66aは時刻t2にイベントバッ
ファ64aの送出完了信号によりリセットされた状態を保
持するので、その出力は第2図(e)のようにローレベ
ルを保つ。したがってアンドゲート67のアンド条件は成
立せず、該出力は第2図(g)のようにローレベルを保
つ。上記のように使用バス系を1系から2系に切り替え
た場合、まず最初にイベントバッファ64a内のデータ
(切り替え直前に2系共通バス45に流れていたデータ)
のみがアンドゲート68を通して受信データとして導出さ
れるものである。
次に時刻t4においてイベントバッファ64b内のデータ
の送出が完了すると、第2図(l)に示すような送出完
了信号(パルス信号)が発せられる。この送出完了信号
によってRSフリップフロップ66bがリセットされ、その
出力はローレベルとなる。このためアンドゲート68の出
力はローレベルとなる。またこのときRSフリップフロッ
プ66aの出力はローレベルが維持されるので、反転入力
端子付アンドゲート63のアンド条件が成立する。このた
めアンドゲート62から出力される受信データ(2系共通
バス45に流れるデータ)が前記アンドゲート63を通して
導出されるので、該アンドゲート63の出力はハイレベル
となる。時刻t4においてアンドゲート67の出力はローレ
ベルのままの状態であるから、時刻t4から次に共通バス
が切り替えられるまでの期間はアンドゲート63の出力の
みが受信データとして導出される。
の送出が完了すると、第2図(l)に示すような送出完
了信号(パルス信号)が発せられる。この送出完了信号
によってRSフリップフロップ66bがリセットされ、その
出力はローレベルとなる。このためアンドゲート68の出
力はローレベルとなる。またこのときRSフリップフロッ
プ66aの出力はローレベルが維持されるので、反転入力
端子付アンドゲート63のアンド条件が成立する。このた
めアンドゲート62から出力される受信データ(2系共通
バス45に流れるデータ)が前記アンドゲート63を通して
導出されるので、該アンドゲート63の出力はハイレベル
となる。時刻t4においてアンドゲート67の出力はローレ
ベルのままの状態であるから、時刻t4から次に共通バス
が切り替えられるまでの期間はアンドゲート63の出力の
みが受信データとして導出される。
以上のように第1図の実施例によれば、二重化された
共通バスを切り換えてデータを受信する場合に受信デー
タの欠落を確実に防止することができる。例えば従来方
式では前記第13図(a)で述べたように使用系バスの障
害発生時にバスを切り換えた場合、受信データは−
−なる順序となりのデータが欠落していた。しかし
第1図の実施例を適用すれば受信データは第13図
(b),(c)に示すように−−なる順序とな
り、データの欠落は生じない。
共通バスを切り換えてデータを受信する場合に受信デー
タの欠落を確実に防止することができる。例えば従来方
式では前記第13図(a)で述べたように使用系バスの障
害発生時にバスを切り換えた場合、受信データは−
−なる順序となりのデータが欠落していた。しかし
第1図の実施例を適用すれば受信データは第13図
(b),(c)に示すように−−なる順序とな
り、データの欠落は生じない。
尚上記切り替え手順は例えば第3図のようなフローチ
ャートに沿って行われる。
ャートに沿って行われる。
また本発明の他の実施例は第6図のように二重化され
た共通バスを介してデータの送受信を行うものにおい
て、送信順序番号を付加したデータを送信するととも
に、第8図,第10図の共通バス切換部48を第4図のよう
に構成したものである。第4図において第1図と異なる
点は、データ選択部60の出力側に重複データ除去部70を
設けたことと、前述のように順序番号を付加した送信デ
ータを共通バスに供給するので、アンドゲート61,62に
入力される受信データには順序番号が付加されているこ
とであり、その他の部分は第1図と同一に構成されてい
る。重複データ除去部70は、データ選択部60から導出さ
れるデータを一時記憶するイベントバッファ(第3メモ
リ)71と、該イベントバッファ71の出力データの順序番
号およびデータ選択部60の出力データの順序番号を比較
し、同一であればハイレベル信号を出力する比較器72
と、反転入力端子に比較器72の出力信号が入力されると
ともに非反転入力端子にデータ選択部60の出力データが
入力される反転入力端子付アンドゲート73とで構成され
ている。
た共通バスを介してデータの送受信を行うものにおい
て、送信順序番号を付加したデータを送信するととも
に、第8図,第10図の共通バス切換部48を第4図のよう
に構成したものである。第4図において第1図と異なる
点は、データ選択部60の出力側に重複データ除去部70を
設けたことと、前述のように順序番号を付加した送信デ
ータを共通バスに供給するので、アンドゲート61,62に
入力される受信データには順序番号が付加されているこ
とであり、その他の部分は第1図と同一に構成されてい
る。重複データ除去部70は、データ選択部60から導出さ
れるデータを一時記憶するイベントバッファ(第3メモ
リ)71と、該イベントバッファ71の出力データの順序番
号およびデータ選択部60の出力データの順序番号を比較
し、同一であればハイレベル信号を出力する比較器72
と、反転入力端子に比較器72の出力信号が入力されると
ともに非反転入力端子にデータ選択部60の出力データが
入力される反転入力端子付アンドゲート73とで構成され
ている。
上記のように構成された共通バス切換部を用いて使用
バス系を切り換える場合、イベントバッファ64a,64bお
よびデータ選択部60の動作は前記第1図の動作と全く同
一である。すなわちデータ選択部60からは、2系から1
系に切り換えられた直後にはイベントバッファ64aに記
憶されていた1系バスのデータが出力され、イベントバ
ッファ64aのデータ送出完了後には1系バスの結合イン
ターフェース46から導かれるデータが出力されるもので
ある。このようにデータ選択部60から出力されるデータ
は、イベントバッファ71に一時格納されるとともに、比
較器72の一方の入力端および前記アンドゲート73の非反
転入力端に導かれる。比較器72は、イベントバッファ71
の出力データの順序番号とデータ選択部60の出力データ
の順序番号を比較し、同一順序番号がある場合(重複デ
ータが存在する場合)に同一データ検出信号、例えばハ
イレベル信号を前記アンドゲート73の反転入力端子に供
給する。このため比較器72の出力信号がハイレベルであ
れば前記アンドゲート73のアンド条件は成立せずそのと
きのデータ選択部60の出力データは該アンドゲート73か
ら出力されない。また比較データの順序番号が一致せず
比較器72の出力信号がローレベルであれば、前記アンド
ゲート73のアンド条件が成立しそのときのデータ選択部
60の出力データは該アンドゲート73から出力される。こ
のように本実施例によれば、共通バスの切換時に受信デ
ータの欠落を防止できるだけでなく、第13図(b),
(c)に示すようなバス切換時に生じる重複データを除
去することもできる。
バス系を切り換える場合、イベントバッファ64a,64bお
よびデータ選択部60の動作は前記第1図の動作と全く同
一である。すなわちデータ選択部60からは、2系から1
系に切り換えられた直後にはイベントバッファ64aに記
憶されていた1系バスのデータが出力され、イベントバ
ッファ64aのデータ送出完了後には1系バスの結合イン
ターフェース46から導かれるデータが出力されるもので
ある。このようにデータ選択部60から出力されるデータ
は、イベントバッファ71に一時格納されるとともに、比
較器72の一方の入力端および前記アンドゲート73の非反
転入力端に導かれる。比較器72は、イベントバッファ71
の出力データの順序番号とデータ選択部60の出力データ
の順序番号を比較し、同一順序番号がある場合(重複デ
ータが存在する場合)に同一データ検出信号、例えばハ
イレベル信号を前記アンドゲート73の反転入力端子に供
給する。このため比較器72の出力信号がハイレベルであ
れば前記アンドゲート73のアンド条件は成立せずそのと
きのデータ選択部60の出力データは該アンドゲート73か
ら出力されない。また比較データの順序番号が一致せず
比較器72の出力信号がローレベルであれば、前記アンド
ゲート73のアンド条件が成立しそのときのデータ選択部
60の出力データは該アンドゲート73から出力される。こ
のように本実施例によれば、共通バスの切換時に受信デ
ータの欠落を防止できるだけでなく、第13図(b),
(c)に示すようなバス切換時に生じる重複データを除
去することもできる。
尚、上記重複データ除去の手順は例えば第5図のよう
なフローチャートに沿って行われる。
なフローチャートに沿って行われる。
G.発明の効果 以上のように本発明によれば、ランダム伝送方式でデ
ータを送受信するものにおいて、二重化された共通バス
の切換時に受信データの欠落を防止することができる。
また送信データに順序番号を付加するとともに重複デー
タ除去部を設けたので、受信データの欠落だけではなく
重複も防止することができる。
ータを送受信するものにおいて、二重化された共通バス
の切換時に受信データの欠落を防止することができる。
また送信データに順序番号を付加するとともに重複デー
タ除去部を設けたので、受信データの欠落だけではなく
重複も防止することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は一実
施例の動作を説明するためのタイムチャート、第3図は
一実施例のデータ選択部のフローチャート、第4図は本
発明の他の実施例を示す回路図、第5図は他の実施例の
重複データ除去部のフローチャート、第6図は共通バス
を二重化して成る遠方監視制御システムのブロック図、
第7図は遠方論理装置と各親局の結合関係を示すブロッ
ク図、第8図はバス結合部分のブロック図、第9図は結
合インターフェースのブロック図、第10図は従来の共通
バス切換部のブロック図、第11図は従来のバス切換方式
のフローチャート、第12図は第7図の一部を簡略した結
合部分のブロック図、第13図(a),(b),(c)は
各々受信データの順番を示す説明図である。 1……遠方論理装置、2……制御卓、11a,12a……遠論
結合部、20……卓結合部、31,32,33……伝送制御部、4
1,48……共通バス切換部、42,43,46,47……結合インタ
ーフェース、44,45……共通バス、60……データ選択
部、61,67,68……アンドゲート、62,63,73……反転入力
端子付アンドゲート、64a,64b,71……イベントバッフ
ァ、65a,65b……立上検出器、66a,66b……RSフリップフ
ロップ、70……重複データ除去部、72……比較器。
施例の動作を説明するためのタイムチャート、第3図は
一実施例のデータ選択部のフローチャート、第4図は本
発明の他の実施例を示す回路図、第5図は他の実施例の
重複データ除去部のフローチャート、第6図は共通バス
を二重化して成る遠方監視制御システムのブロック図、
第7図は遠方論理装置と各親局の結合関係を示すブロッ
ク図、第8図はバス結合部分のブロック図、第9図は結
合インターフェースのブロック図、第10図は従来の共通
バス切換部のブロック図、第11図は従来のバス切換方式
のフローチャート、第12図は第7図の一部を簡略した結
合部分のブロック図、第13図(a),(b),(c)は
各々受信データの順番を示す説明図である。 1……遠方論理装置、2……制御卓、11a,12a……遠論
結合部、20……卓結合部、31,32,33……伝送制御部、4
1,48……共通バス切換部、42,43,46,47……結合インタ
ーフェース、44,45……共通バス、60……データ選択
部、61,67,68……アンドゲート、62,63,73……反転入力
端子付アンドゲート、64a,64b,71……イベントバッフ
ァ、65a,65b……立上検出器、66a,66b……RSフリップフ
ロップ、70……重複データ除去部、72……比較器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−201548(JP,A) 特開 昭62−11331(JP,A) 特開 昭63−51746(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】送信データを、二重化された共通バスに送
信し、前記二重化された共通バスのうちいずれかを共通
バス切換指令により選択し、該選択された共通バスに流
れるデータを遠方監視制御部の情報処理部に導くように
した遠方監視制御装置のデータ送受信方式において、 前記二重化された共通バスに流れるデータを取り込んで
各別に一時記憶する第1および第2メモリと、 定常時は各共通バスに流れるデータを前記第1および第
2メモリに格納するとともに、前記共通バス切換指令に
より選択された側の共通バスに流れるデータを取り込ん
で導出し、一方の共通バスから他方の共通バスへ切り替
えるときは、他方の共通バス側に設けられた前記第2メ
モリに格納されたデータを前記共通バス切換指令発令と
同時に導出し、該導出完了後に他方の共通バスに流れる
データを取り込んで導出するデータ選択部とを備え、 前記データ選択部の出力を受信データとして前記遠方監
視制御部の情報処理部に導くことを特徴とする遠方監視
制御装置のデータ送受信方式。 - 【請求項2】送信データを、二重化された共通バスに送
信し、前記二重化された共通バスのうちいずれかを共通
バス切換指令により選択し、該選択された共通バスに流
れるデータを遠方監視制御部の情報処理部に導くように
した遠方監視制御装置のデータ送受信方式において、 順序番号を付加した送信データを前記二重化された共通
バスに送信し、 前記二重化された共通バスに流れるデータを取り込んで
各別に一時記憶する第1および第2メモリと、 定常時は各共通バスに流れるデータを前記第1および第
2メモリに格納するとともに、前記共通バス切換指令に
より選択された側の共通バスに流れるデータを取り込ん
で導出し、一方の共通バスから他方の共通バスへ切り替
えるときは、他方の共通バス側に設けられた前記第2メ
モリに格納されたデータを前記共通バス切換指令発令と
同時に導出し、該導出完了後に他方の共通バスに流れる
データを取り込んで導出するデータ選択部と、 前記データ選択部から導出されたデータを一時記憶する
第3メモリを有し、該第3メモリの記憶データの順序番
号と前記データ選択部から導出されたデータの順序番号
を比較して同一順序番号のデータを除去する重複データ
除去部とを備え、 前記重複データ除去部の出力を受信データとして前記遠
方監視制御部の情報処理部に導くことを特徴とする遠方
監視制御装置のデータ送受信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63303265A JP2513007B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 遠方監視制御装置のデ―タ送受信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63303265A JP2513007B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 遠方監視制御装置のデ―タ送受信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02149147A JPH02149147A (ja) | 1990-06-07 |
JP2513007B2 true JP2513007B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=17918878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63303265A Expired - Lifetime JP2513007B2 (ja) | 1988-11-30 | 1988-11-30 | 遠方監視制御装置のデ―タ送受信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513007B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10142408A1 (de) | 2001-08-31 | 2003-04-03 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Versorgungsleitungstruktur zur Übertragung von Informationen zwischen elektrischen Kraftfahrzeugkomponenten |
-
1988
- 1988-11-30 JP JP63303265A patent/JP2513007B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02149147A (ja) | 1990-06-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR860002213B1 (ko) | 루우프전송 시스템의 루우프-백 상태를 제어하는 루우프 전송시스템 및 방법 | |
US4594709A (en) | Data transmission device for loop transmission system | |
US5349654A (en) | Fault tolerant data exchange unit | |
EP0094179B1 (en) | Computer interconnection part | |
US4581701A (en) | Monitoring plural process control stations | |
EP0754990A2 (en) | Voting node for a distributed control system | |
US5058056A (en) | Workstation takeover control | |
CN100586101C (zh) | 在作为目的地的第二层交换机之间切换 | |
JP2513007B2 (ja) | 遠方監視制御装置のデ―タ送受信方式 | |
JPH06259343A (ja) | 多重バス制御方式及びそれを用いたシステム | |
KR950007954B1 (ko) | 노우드장치 | |
JP3602962B2 (ja) | 伝送装置 | |
JPS6032374B2 (ja) | デ−タ伝送装置 | |
KR930006862B1 (ko) | 전자교환기의 신호단말그룹 버스 삼중화 신호 감시회로 | |
JPH04235656A (ja) | チャネル装置制御方式 | |
JPS58105649A (ja) | 2重ル−プ状デ−タ伝送システムのデ−タ伝送方法 | |
KR100202398B1 (ko) | 이중화구조를 갖는 종합정보통신망 디바이스 제어계 | |
JPS584855B2 (ja) | デ−タ伝送装置 | |
JPH0454747A (ja) | データ転送システム | |
JPS60182823A (ja) | 自動切替方式 | |
JPS5850372B2 (ja) | デ−タ集配信処理システム | |
JPH1023048A (ja) | 通信制御方法 | |
JPH037177B2 (ja) | ||
JPS5872267A (ja) | 2重系状態監視計算機装置 | |
JPS60109945A (ja) | 多重伝送系の自動切替装置 |