JP5354392B2 - 通信ネットワーク管理システム、方法、プログラム、及び管理計算機 - Google Patents

通信ネットワーク管理システム、方法、プログラム、及び管理計算機 Download PDF

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Description

本発明は、通信ネットワークを管理計算機で集中管理する通信ネットワーク管理技術に関する。
近年、通信ネットワークは、様々なサービスを提供する社会的インフラとして重要な役割を担っており、通信ネットワークの障害が利用者へ与える影響は計り知れない。そのため、通信ネットワークの死活監視は非常に重要な課題となっている。
特許文献1(再公表特許WO2005/048540号公報)は、キープアライブフレームを用いることにより通信ネットワーク中の障害を検出する技術を開示している。具体的には、複数の拠点ノードが1つ以上の中継ノードを介して通信を行う通信システムにおいて、各拠点ノードは、中継ノードでブロードキャストされるキープアライブフレームを送信する。この時、複数の拠点ノードは、キープアライブフレームを相互に送受信し、相手ノードから送信されるキープアライブフレームの到着状態を監視することによって障害を検出する。この場合、通信ネットワーク中の全ての物理リンクの死活を監視するためには、全ての物理リンクがカバーされるように複数の通信経路を設定し、通信経路毎にキープアライブフレームを送受信する必要がある。すなわち、多数のキープアライブフレームを送受信する必要がある。このことは、各拠点ノードにかかる送受信負荷の増大を招く。
非特許文献1(S. Shah and M. Yip, "Extreme Networks' Ethernet Automatic Protection Switching (EAPS) Version 1", The Internet Society, October 2003; http://tools.ietf.org/html/rfc3619))は、リング状に構成された通信ネットワークにおける死活監視技術を開示している。この場合、複数のスイッチが通信回線を介してリング状に接続され、1つの死活監視フレームがそのリングに沿って順番に伝達される。例えば、リング上のマスタースイッチが、第1ポートから死活監視フレームを送信する。他のスイッチは、受け取った死活監視フレームを次のスイッチに転送する。マスタースイッチは、自身が送信した死活監視フレームを第2ポートで受信することにより、障害が発生していないことを確認することができる。この技術は、リング状のネットワーク構造を前提としており、汎用的ではない。
特許文献2(特許第3740982号公報)は、管理ホストコンピュータが複数のホストコンピュータの死活監視を行う技術を開示している。まず、管理ホストコンピュータは、複数のホストコンピュータに関する死活監視の順番を決定する。次に、管理ホストコンピュータは、死活監視テーブルが組み込まれた死活監視パケットを生成する。この死活監視テーブルは、複数のホストコンピュータのそれぞれに対応付けられた複数のエントリを有し、その複数のエントリは上記決定された順番で並べられている。各エントリは、対応するホストコンピュータのアドレス及びチェックフラグを含んでいる。そして、管理ホストコンピュータは、その死活監視パケットを最初のホストコンピュータに送信する。死活監視パケットを受け取ったホストコンピュータは、死活監視テーブル中の自身のエントリを検索し、該当エントリのチェックフラグをチェックする。その後、そのホストコンピュータは、次のエントリのアドレスを参照して、次のホストコンピュータへ当該死活監視パケットを送信する。この処理が繰り返されることにより、1つの死活監視パケットがホストコンピュータを巡回する。管理ホストコンピュータは、このように巡回した死活監視パケットを最終的に受信する。そして、管理ホストコンピュータは、チェックフラグがチェックされていないホストコンピュータに障害が発生していると判断する。
特許文献3(特開2006−332787号公報)によれば、特許文献2と同様に、1つの死活監視パケットが複数の被監視端末を巡回する。その死活監視パケットには、上述と同様の死活監視テーブルが組み込まれる。但し、各エントリは、チェックフラグの代わりに、日時や稼動状態等の情報が書き込まれるチェックリストを含んでいる。監視端末は、最初の被監視端末に死活監視パケットを送信する。被監視端末は、死活監視パケットを受信すると、自己の動作が正常であるかを判断する。正常である場合、被監視端末は、死活監視テーブル中の自身のエントリを検索し、該当エントリのチェックリストに日時や稼動状態等の所定の情報を書き込む。そして、当該被監視端末は、次のエントリのアドレスを参照して、次の被監視端末へ死活監視パケットを送信する。ここで、次の被監視端末との通信が不可能な場合、当該被監視端末は、次の次の被監視端末へ死活監視パケットを送信する。この処理が繰り返されることにより、1つの死活監視パケットが被監視端末を巡回する。監視端末は、このように巡回した死活監視パケットを最終的に受信する。いずれかのチェックリストに所定の情報が書き込まれていない場合、監視端末は障害が発生していると判断する。
再公表特許WO2005/048540号公報 特許第3740982号公報 特開2006−332787号公報
S. Shah and M. Yip, "Extreme Networks' Ethernet Automatic Protection Switching (EAPS) Version 1", The InternetSociety, October 2003; (http://tools.ietf.org/html/rfc3619).
上述の特許文献2あるいは特許文献3に記載された技術によれば、管理計算機(管理ホストコンピュータ、監視端末)が、通信ネットワークを集中管理する。具体的には、管理計算機が死活監視パケットを送信し、その死活監視パケットは、複数のノード(ホストコンピュータ、被監視端末)を巡回した後、管理計算機に戻ってくる。管理計算機は、戻ってきた死活監視パケットに書き込まれている情報に基づいて、各ノードの死活監視を行う。しかしながら、当該技術によれば、死活監視を継続的に実施するためには、管理計算機が、死活監視パケットの送信を定期的に繰り返す必要がある。このことは、管理計算機にかかる負荷の増大を招く。
本発明の1つの目的は、通信ネットワークを集中管理する管理計算機にかかる負荷を低減することにある。
本発明の1つの観点において、通信ネットワーク管理システムが提供される。その通信ネットワーク管理システムは、複数のノードと複数のノード間を接続する複数のリンクとを含む通信ネットワークと、複数のノードに接続された管理計算機と、を備える。通信ネットワーク中のループ状の通信経路は、ループ経路である。管理計算機は、ループ経路上の1つのノードにフレームを送信する。ループ経路上の各ノードは、フレームを受け取ると、受け取ったフレームをループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に管理計算機に応答を返す。管理計算機は、その応答の受信状況に基づいて障害発生の有無を判定する。
本発明の他の観点において、通信ネットワークを管理する管理計算機が提供される。通信ネットワークは、複数のノードと複数のノード間を接続する複数のリンクとを含む。管理計算機は、通信ネットワーク中のループ状の通信経路であるループ経路を示すループ経路情報が格納される記憶手段と、ループ経路上の各ノードに指示を行うエントリ操作手段と、ループ経路上の1つのノードにフレームを送信する監視手段と、を備える。エントリ操作手段は、各ノードに対して、フレームを受け取ると、受け取ったフレームをループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に監視手段に応答を返すように指示する。監視手段は、上記応答の受信状況に基づいて障害発生の有無を判定する。
本発明の更に他の観点において、管理計算機を用いて通信ネットワークを管理する通信ネットワーク管理方法が提供される。通信ネットワークは、複数のノードと複数のノード間を接続する複数のリンクとを含む。通信ネットワーク中のループ状の通信経路は、ループ経路である。通信ネットワーク管理方法は、(A)管理計算機からループ経路上の1つのノードに、フレームを送信することと、(B)ループ経路上の各ノードにおいて、フレームをループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に管理計算機に応答を返すことと、(C)管理計算機における上記応答の受信状況に基づいて、障害発生の有無を判定することと、を含む。
本発明の更に他の観点において、通信ネットワークの管理処理を管理計算機に実行させる管理プログラムが提供される。通信ネットワークは、複数のノードと複数のノード間を接続する複数のリンクとを含む。上記管理処理は、(a)通信ネットワーク中のループ状の通信経路であるループ経路を示すループ経路情報を、記憶装置に格納することと、(b)ループ経路上の各ノードに対して、フレームを受け取った場合、受け取ったフレームをループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に管理計算機に応答を返すように指示することと、(c)ループ経路上の1つのノードにフレームを送信することと、(d)上記応答の受信状況に基づいて障害発生の有無を判定することと、を含む。
本発明によれば、通信ネットワークを集中管理する管理計算機にかかる負荷を低減することが可能となる。
上記及び他の目的、長所、特徴は、次の図面と共に説明される本発明の実施の形態により明らかになるであろう。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワーク管理システムを概略的に示している。 図2は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワーク管理システムの構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワーク管理方法を示すフローチャートである。 図4は、トポロジテーブルの一例を示している。 図5は、ループ経路の様々な例を示している。 図6は、ループテーブルの一例を示している。 図7は、エントリデータの一例を示している。 図8は、スイッチ2の転送テーブルを示している。 図9は、スイッチ3の転送テーブルを示している。 図10は、スイッチ4の転送テーブルを示している。 図11は、スイッチ5の転送テーブルを示している。 図12は、監視フレームの一例を示す概念図である。 図13は、本実施の形態におけるフレーム転送処理の一例を示している。 図14は、本実施の形態におけるフレーム転送処理の他の例を示している。 図15は、更新後のトポロジテーブルを示している。 図16は、本実施の形態におけるフレーム転送処理の更に他の例を示している。 図17は、障害箇所特定処理におけるスイッチ2の転送テーブルを示している。 図18は、障害箇所特定処理におけるスイッチ3の転送テーブルを示している。 図19は、障害箇所特定処理におけるスイッチ5の転送テーブルを示している。 図20は、本実施の形態における障害箇所特定処理を示している。 図21は、更新後のトポロジテーブルを示している。
1.概要
図1は、本発明の実施の形態に係る通信ネットワーク管理システム100を概略的に示している。本実施の形態に係る通信ネットワーク管理システム100では、管理計算機によって通信ネットワークが集中管理される。すなわち、図1に示されるように、通信ネットワーク管理システム100は、通信ネットワークNETと、その通信ネットワークNETを管理する管理計算機1とを備えている。
通信ネットワークNETは、複数のノード2〜5と、それらノード2〜5間を接続する複数の物理リンク71〜75とを含んでいる。物理リンク71は、ノード2とノード4を双方向で接続する信号線である。ノード2とノード4は、物理リンク71を介して双方向に通信可能である。物理リンク72は、ノード4とノード5を双方向で接続する信号線である。ノード4とノード5は、物理リンク72を介して双方向に通信可能である。物理リンク73は、ノード5とノード2を双方向で接続する信号線である。ノード5とノード2は、物理リンク73を介して双方向に通信可能である。物理リンク74は、ノード2とノード3を双方向で接続する信号線である。ノード2とノード3は、物理リンク74を介して双方向に通信可能である。物理リンク75は、ノード3とノード5を双方向で接続する信号線である。ノード3とノード5は、物理リンク75を介して双方向に通信可能である。
制御リンク62は、管理計算機1とノード2を双方向で接続する信号線である。制御リンク63は、管理計算機1とノード3を双方向で接続する信号線である。制御リンク64は、管理計算機1とノード4を双方向で接続する信号線である。制御リンク65は、管理計算機1とノード5を双方向で接続する信号線である。管理計算機1とノード2〜5は、これら制御リンク62〜65のそれぞれを介して双方向に通信可能である。
通信ネットワークNET中のループ状の通信経路は、以下、「ループ経路LP」と参照される。例えば、図1に示されるように、「ノード2−物理リンク73−ノード5−物理リンク75−ノード3−物理リンク74−ノード2・・・」によって1つのループ経路LPが構成されている。
管理計算機1は、ループ経路LP上の1つのノードに、1つの死活監視用のフレーム(以下、「監視フレームFR」と参照される)を送信する。例えば、管理計算機1は、ループ経路LP上のノード2に、1つの監視フレームFRを送信する。ノード2は、監視フレームFRを受け取ると、その監視フレームFRをループ経路LPに沿って次のノード5に転送する。ノード5は、監視フレームFRを受け取ると、その監視フレームFRをループ経路LPに沿って次のノード3に転送する。ノード3は、監視フレームFRを受け取ると、その監視フレームFRをループ経路LPに沿って次のノード2に転送する。以下、同様に、ループ経路LP上の各ノードが、ループ経路LPに沿った監視フレームFRの転送を繰り返す。その結果、もしループ経路LP上で障害が発生していなければ、監視フレームFRはループ経路LPを繰り返し循環する。
また、各ノードは、監視フレームFRを受け取った際、所定の条件が満たされた場合に、監視フレームFRを受け取った旨を示す「応答RES」を管理計算機1に返す。例えば、所定の条件は、監視フレームFRのTTL(Time To Live)が所定の閾値に達することである。あるいは、所定の条件は、監視フレームFRのホップ数(hop number)が所定の閾値に達することである。またあるいは、所定の条件は、各ノードにおいて所定の確率あるいは所定の周期で満たされてもよい。
ループ経路LP上のノードのうち、上記所定の条件が満たされた時のノードは、以下「応答ノード」と参照される。その応答ノードが、監視フレームFRを受け取った旨を示す応答RESを管理計算機1に返す。応答RESは、受信の旨を示す受信通知信号であってもよいし、受け取った監視フレームFRのコピー等であってもよい。応答ノードは、管理計算機1に応答RESを送信すると共に、ループ経路LPに沿った監視フレームFRの転送を継続させる。例えば図1に示されるように、ループ経路LP上のノード5が、あるタイミングで応答ノードとなり、応答RESを管理計算機1に送信し、また、監視フレームFRをノード3に送信する。その後、同様に、ループ経路LPに沿った監視フレームFRの循環が続く。尚、応答ノードは固定されていてもよいし、ループ経路LP上の複数のノードが順番に応答ノードとなってもよい。
管理計算機1は、ループ経路LPからの応答RESの受信状況に基づいて、ループ経路LPに関連した障害が発生しているか否かを判定することができる。例えば、管理計算機1が所定の期間以内にループ経路LP上のいずれかのノードから応答RESを受け取った場合、それは、監視フレームFRがループ経路LPを順調に循環していることを意味する。従って、管理計算機1は、ループ経路LPにおいて障害が発生していないと判断することができる。一方、管理計算機1が所定の期間以内にループ経路LP上のいずれのノードからも応答RESを受け取らなくなった場合、それは、ループ経路LPにおける監視フレームFRの循環が途絶えたことを意味する。従って、管理計算機1は、ループ経路LPにおいて何らかの障害が発生していると判断することができる。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、管理計算機1からループ経路LPに対して監視フレームFRが1回だけ送信されれば、あとは監視フレームFRがループ経路LPを繰り返し循環する。そして、ループ経路LP上の各ノードは、所定の条件が満たされた時に応答RESを管理計算機1に返す。管理計算機1は、ループ経路LPからの応答RESの受信状況に基づいて、ループ経路LPに関連した障害が発生しているか否かを判定することができる。本実施の形態によれば、死活監視を継続的に実施するために、管理計算機1が監視フレームFRの送信を定期的に繰り返す必要は無い。従って、管理計算機1にかかる負荷を低減することが可能となる。
本発明は、企業、データセンター、大学等のLAN上のノードや物理リンクの死活監視や、電気通信事業者の通信設備や物理リンクの死活監視に適用できる。
2.具体例
以下、本発明の一実施の形態をより詳細に説明する。通信ネットワークNETにおける所定の経路に沿った監視フレームFRの伝達を実現するための方法としては、様々考えられる。以下に説明される例では、監視フレームFRの伝達を実現するために、各ノードに「転送テーブル」が設けられる。転送テーブルは、監視フレームFRの入力元と転送先との対応関係を示すテーブルであり、各ノードは、その転送テーブルを参照することによって、入力元から受け取った監視フレームFRを指定された転送先に転送することができる。
各ノードの転送テーブルの内容は、管理計算機1からの指示に従って、各ノードによって設定される。具体的には、管理計算機1は、制御リンク(62,63,64,65)を用いることによって、各ノード(2,3,4,5)に対して転送テーブルの設定を指示する。この時、管理計算機1は、ループ経路LPに沿って監視フレームFRが転送されるように、各ノードに対して転送テーブルを設定するよう指示する。各ノードは、管理計算機1からの指示に従って、転送テーブルの内容を設定する。
このような処理を実現するための管理計算機とノードとの間のインターフェイス方式としては、様々考えられる。例えば、Openflow(http://www.openflowswitch.org/を参照)が適用可能である。この場合、“Openflow Controller”が管理計算機1となり、“Openflow Switch”が各ノード2〜5となる。Openflowの“Secure Channel”を利用することにより、転送テーブルの設定が可能である。また、GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)も適用可能である。この場合、管理計算機が、GMPLSスイッチに対して転送テーブルの設定を指示する。また、VLAN(Virtual LAN)も適用可能である。この場合、管理計算機が、MIB(Management Information Base)インターフェイスを用いることによって、各スイッチのVLAN設定を操作することができる。
以下の説明では、管理計算機とノードとの間のインターフェイス方式として、Openflowが利用される場合が例示される。
2−1.構成例
図2は、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理システム100の構成を示すブロック図である。図2における管理ホスト1(Openflow Controller)は、図1における管理計算機1に相当する。また、図2におけるスイッチ2〜5(Openflow Switch)は、図1におけるノード2〜5のそれぞれに相当する。
管理ホスト1は、記憶部10、トポロジ管理部11、ループ設計部12、エントリ設計部13、エントリ操作部14、監視部15、ノード通信部16、及び表示部17を備えている。ノード通信部16は、制御リンク62〜65を介してスイッチ2〜5のそれぞれと接続されており、管理ホスト1は、ノード通信部16及び制御リンク62〜65を用いることによってスイッチ2〜5と双方向に通信可能である。
記憶部10は、RAMやHDD等の記憶装置である。この記憶部10には、トポロジテーブルTPL、ループテーブルLOP、エントリデータENT等が格納される。トポロジテーブルTPL(トポロジ情報)は、上述の通信ネットワークNETの物理トポロジ、すなわち、スイッチ2〜5間の接続関係を示している。ループテーブルLOP(ループ経路情報)は、通信ネットワークNETにおけるループ経路LPを示す。エントリデータENTは、各ノードの転送テーブルに設定されるエントリの内容を示す。詳細は後述される。
トポロジ管理部11、ループ設計部12、エントリ設計部13、エントリ操作部14、及び監視部15は、演算処理装置がコンピュータプログラム(管理プログラム)を実行することにより実現される機能ブロックである。各機能ブロックの機能及び動作は、後述される。
スイッチ2は、テーブル記憶部20、転送処理部21、ホスト通信部23、テーブル設定部24、ポート27、ポート28、及びポート29を備えている。ホスト通信部23は、“Openflow Switch”の“Secure Channel”に相当する。このホスト通信部23は、制御リンク62を介して管理ホスト1と接続されており、スイッチ2は、ホスト通信部23及び制御リンク62を用いることによって管理ホスト1と双方向に通信可能である。また、各ポート(通信インターフェース)は、物理リンクを介して他のスイッチと接続されており、スイッチ2は、ポート及び物理リンクを用いることによって他のスイッチと双方向に通信可能である。
テーブル記憶部20は、RAMやHDD等の記憶装置である。このテーブル記憶部20には、監視フレームFRの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブル22が格納される。
転送処理部21は、ホスト通信部23(すなわち管理ホスト1)から監視フレームFRを受け取る。あるいは、転送処理部21は、いずれかのポート(すなわち他のスイッチ)から監視フレームFRを受け取る。そして、転送処理部21は、テーブル記憶部20に格納されている転送テーブル22を参照することによって、入力元から受け取った監視フレームFRを、転送テーブル22で指定されている転送先(ホスト通信部23やポート)に転送する。複数の転送先が指定されている場合、転送処理部21は、監視フレームFRをコピーし、それらを複数の転送先のそれぞれに転送する。
テーブル設定部24は、管理ホスト1からの指示(テーブル設定コマンド)を、ホスト通信部23を通して受け取る。そして、テーブル設定部24は、管理ホスト1からの指示(テーブル設定コマンド)に従って、テーブル記憶部20に格納されている転送テーブル22の内容を設定(追加、削除、変更)する。
転送処理部21、ホスト通信部23、及びテーブル設定部24は、演算処理装置がコンピュータプログラムを実行することにより実現され得る。
他のスイッチ3〜5も、スイッチ2と同様の構成を有する。すなわち、スイッチ3は、テーブル記憶部30、転送処理部31、ホスト通信部33、テーブル設定部34、ポート37、ポート38、及びポート39を備えている。テーブル記憶部30には、転送テーブル32が格納される。スイッチ4は、テーブル記憶部40、転送処理部41、ホスト通信部43、テーブル設定部44、ポート47、ポート48、及びポート49を備えている。テーブル記憶部40には、転送テーブル42が格納される。スイッチ5は、テーブル記憶部50、転送処理部51、ホスト通信部53、テーブル設定部54、ポート57、ポート58、及びポート59を備えている。テーブル記憶部50には、転送テーブル52が格納される。
図2の例において、通信ネットワークNETの物理トポロジ、すなわち、スイッチ2〜5間の接続関係は次の通りである。スイッチ2のポート27とスイッチ4のポート47は、物理リンク71を介して双方向に接続されている。スイッチ4のポート49とスイッチ5のポート57は、物理リンク72を介して双方向に接続されている。スイッチ5のポート58とスイッチ2のポート28は、物理リンク73を介して双方向に接続されている。スイッチ2のポート29とスイッチ3のポート37は、物理リンク74を介して双方向に接続されている。スイッチ3のポート39とスイッチ5のポート59は、物理リンク75を介して双方向に接続されている。
2−2.処理例
図3は、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理方法を示すフローチャートである。図2及び図3を適宜参照して、本実施の形態に係る通信ネットワーク管理処理を詳細に説明する。尚、管理ホスト1による管理処理は、管理ホスト1が管理プログラムを実行することにより実現される。
ステップS11:
トポロジ管理部11は、通信ネットワークNETの物理トポロジを示すトポロジテーブルTPL(トポロジ情報)を作成し、それを記憶部10に格納する。また、トポロジ管理部11は、各スイッチから送信されるトポロジ変更通知を、ノード通信部16から受け取る。ここで、トポロジ変更通知とは、通信ネットワークNETの物理トポロジの変更を示す情報であり、スイッチの新規接続情報や物理リンクのアップ・ダウン通知などを含む。トポロジ管理部11は、受け取ったトポロジ変更通知に従って、トポロジテーブルTPLを更新する。
ここで、通信ネットワークNETの物理トポロジが図2に示されるようになっている場合を考える。図4は、その場合のトポロジテーブルTPLの一例を示している。トポロジテーブルTPLは、複数の物理リンク71〜75のそれぞれに対応する複数のエントリを有している。物理リンクが双方向の場合は、片方向毎にエントリが作成される。各エントリは、対応する物理リンクのリンクID、起点スイッチ、起点ポート、終点スイッチ、終点ポート、及び状態フラグを示している。
リンクIDは、対応する物理リンクに付与される識別子である。起点スイッチは、対応する物理リンクの起点となるスイッチであり、起点ポートは、その起点スイッチのポートである。終点スイッチは、対応する物理リンクの終点となるスイッチであり、終点ポートは、その終点スイッチのポートである。例えば、図4中の1番目のエントリ(リンクID=A1)は、スイッチ2からスイッチ4へ向かう物理リンク71に対応しており、6番目のエントリ(リンクID=A6)は、スイッチ4からスイッチ2へ向かう物理リンク71に対応している。他のエントリも同様である。
各エントリに含まれる状態フラグは、対応する物理リンクが使用可能か使用不可を示す。ある物理リンクの有効性が確認されている場合、その物理リンクに対応したエントリの状態フラグは「1(使用可能)」に設定される。一方、ある物理リンクの有効性が確認されていない場合、あるいは、その物理リンクで障害が発生している場合は、その物理リンクに対応したエントリの状態フラグは「0(使用不可)」に設定される。図4の例では、全てのエントリの状態フラグが「1」となっている。
ステップS12:
ループ設計部12は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPLを参照して、通信ネットワークNETにおけるループ経路LPを決定(設計)する。そして、ループ設計部12は、決定されたループ経路LPを示すループテーブルLOP(ループ経路情報)を作成し、それを記憶部10に格納する。
ここで、ループ設計部12は、通信ネットワークNET中の全ての物理リンク71〜75(全てのリンクID:A1〜A10)が網羅されるように、1以上のループ経路LPを決定してもよい。言い換えれば、ループ設計部12は、各リンクIDの経路がいずれかのループ経路に所属するようにループ経路集合を設計する。複数のループ経路が得られた場合、それぞれのループ経路には、“LP1”、“LP2”、“LP3”と順番に続くループIDが付与される。
図5は、本例の通信ネットワークNETにおける3つのループ経路LP1〜LP3を示している。ループ経路LP1は、次の3つのリンクIDから構成されるループ経路である:A3(スイッチ2からスイッチ3へ)、A5(スイッチ3からスイッチ5へ)、及びA9(スイッチ5からスイッチ2へ)。ループ経路LP2は、次の3つのリンクIDから構成されるループ経路である:A2(スイッチ2からスイッチ5へ)、A8(スイッチ5からスイッチ4へ)、及びA6(スイッチ4からスイッチ2へ)。ループ経路LP3は、次の4つのリンクIDから構成されるループ経路である:A1(スイッチ2からスイッチ4へ)、A7(スイッチ4からスイッチ5へ)、A10(スイッチ5からスイッチ3へ)、及びA4(スイッチ3からスイッチ2へ)。図5から明らかなように、これら3種類のループ経路LP1〜LP3によって全てのリンクID:A1〜A10が網羅されることが分かる。尚、ループ経路LP1〜LP3に加えて、更に他のループ経路が設計されてもよい。すなわち、1つのリンクIDが複数のループ経路に属するようにループ経路集合が設計されてもよい。
図6は、図5で示されたループ経路LP1〜LP3を示すループテーブルLOPの一例を示している。図6に示されるように、ループテーブルLOPは、各ループ経路を構成する複数のリンクIDを順番に示している。より詳細には、ループテーブルLOPの各エントリは、ループID及びリンクIDを含み、同一のループIDを有するエントリの順番が、該当するループ経路におけるリンクの順番を表している。
ステップS13:
本実施の形態は、次のような特徴を有するとする。
(1)監視フレームFRには、転送回数情報としてTTL(Time to Live)が設定される。
(2)管理ホスト1は、TTLが所定の初期値に設定された監視フレームFRを、ループ経路LPに送出する。
(3)ループ経路LP上の各スイッチは、監視フレームFRを受け取ると、TTLを1だけ減少させた上で、その監視フレームFRをループ経路LPに沿って次のスイッチに転送する。
(4)あるスイッチにおいてTTLが0(閾値)になる場合、当該スイッチが、管理計算機1に応答RESを返す「応答スイッチ」となる。応答スイッチは、受け取った監視フレームFRを応答RESとして管理計算機1に転送する。また、応答スイッチは、TTLを所定の初期値にリセットした上で、監視フレームFRをループ経路に沿って次のスイッチに転送する。
エントリ設計部13は、各スイッチにおいて上記動作(3)、(4)が実現されるように、各スイッチの転送テーブル中のエントリを設計する。この時、エントリ設計部13は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPL及びループテーブルLOPを参照する。エントリ設計部13によって設計されるエントリを示すデータは、エントリデータENTであり、記憶部10に格納される。
図7は、本実施の形態において作成されるエントリデータENTの一例を示している。エントリデータENTは複数のエントリから構成されており、1つのエントリは、「スイッチ」、「入力ポート」、「宛先MACアドレス(MAC DA)」、「入力TTL」、「出力ポート」、及び「出力TTL」を示している。
入力ポートは、監視フレームFRが入力される入力元(ポートあるいはホスト通信部)を示している。入力元がいずれかのポート(すなわち他のスイッチ)の場合、入力ポートはそのポート番号で示される。入力元がホスト通信部(すなわち管理ホスト1)の場合、入力ポートは「HOST」で示される。
宛先MACアドレスは、監視フレームFRが循環するループ経路を識別するための識別情報として用いられる。そのために、特殊なMACアドレスが宛先MACアドレスとして用いられる。異なるループ経路には、異なる宛先MACアドレスが割り当てられる。本例において、ループ経路LP1〜LP3に、それぞれ、「00−00−4c−00−aa−01」、「00−00−4c−00−aa−02」、「00−00−4c−00−aa−03」が割り当てられるとする。
入力TTLは、入力ポートから入力される監視フレームFRのTTL条件を示している。
出力ポートは、監視フレームFRの転送先(ポートあるいはホスト通信部)を示している。転送先がいずれかのポート(すなわち他のスイッチ)の場合、出力ポートはそのポート番号で示される。転送先がホスト通信部(すなわち管理ホスト1)の場合、出力ポートは「HOST」で示される。尚、1つのエントリに対して複数の出力ポートが設定されてもよい。その場合、監視フレームFRはそれぞれの出力ポートに出力される。
出力TTLは、監視フレームFRを受け取ったスイッチにおける、TTLへの演算方法あるいはTTLの設定方法を規定する。
エントリデータENTのエントリは、ループ経路毎に、また、スイッチ毎に作成される。また、図7に示されるように、1つのループ経路上の1つのスイッチに関して、エントリは3種類ずつ作成される。例えば、ループ経路LP1上のスイッチ3に関して、次の3種類のエントリが作成される。
1つ目のエントリは、「スイッチ=3、入力ポート=37、MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、入力TTL=2以上、出力ポート=39、出力TTL=入力TTL−1」である。図5で示されたように、ループ経路LP1上のスイッチ3は、前のスイッチ2から監視フレームFRを受け取り、その監視フレームFRを次のスイッチ5に転送する。つまり、ループ経路LP1上のスイッチ3は、前のスイッチ2につながるポート37から監視フレームFRを受け取ると、次のスイッチ5につながるポート39から監視フレームFRを送出する。1つ目のエントリにより、このような動作が実現されることが分かる。更に、1つ目のエントリは、「スイッチ3が、TTLが2以上の監視フレームFRを受け取った場合、TTLを1だけ減少させること」を規定している。
2つ目のエントリは、管理ホスト1から監視フレームFRを受け取った場合の処理を規定するものであり、1つ目のエントリと比較して「入力ポート」だけが異なっている。具体的には、2つ目のエントリでは、入力ポートがHOSTに設定されている。これにより、ループ経路LP1上のスイッチ3は、管理ホスト1から監視フレームFRを受け取った場合にも、その監視フレームFRをループ経路LP1に沿った次のスイッチ5に転送するようになる。このように、1つ目のエントリと2つ目のエントリによって、ループ経路LP1上のスイッチ3における上記動作(3)が実現される。
3つ目のエントリは、上記動作(4)を実現するためのものであり、応答スイッチとしての処理を規定する。具体的には、3つ目のエントリにおいて、入力TTLは1に設定されており、出力ポートは39及びHOSTに設定されており、更に、出力TTLは初期値(=11)に設定されている。スイッチ3が、TTL=1の監視フレームFRを受け取った場合、そのままではスイッチ3においてTTLが0になる。この場合、ループ経路LP1における監視フレームFRの循環を継続させるために、スイッチ3は、TTLを初期値(=11)にリセットする。更に、スイッチ3は、監視フレームFRを、ループ経路LP1に沿って次のスイッチ5に転送するだけでなく、管理ホスト1にも転送する。このスイッチ3から管理ホスト1へ送られる監視フレームFRが、応答RESに相当する。このように、3つ目のエントリによって、応答スイッチとしての動作(4)が実現される。
尚、本例において、TTLの初期値は11に設定されるが、それに限られない。また、TTLの初期値は、ループ経路LP1〜LP3毎に別々に設定されてもよい。TTLの初期値の好適な設定方法は、後述される。
ステップS14:
エントリ操作部14は、各スイッチ(2,3,4,5)に対して、転送テーブル(22,32,42,52)を設定するよう指示する。より詳細には、エントリ操作部14は、記憶部10に格納されているエントリデータENTを参照し、エントリデータENTに含まれるエントリをスイッチ毎にまとめる。そして、エントリ操作部14は、各スイッチに対して、該当するエントリを転送テーブルに設定するように指示する。言い換えれば、エントリ操作部14は、ループ経路上の各スイッチに対して、受け取った監視フレームFRをループ経路に沿って次のスイッチに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に管理ホスト1に応答RESを返すように指示する。エントリ操作部14は、その指示を示すテーブル設定コマンドを、ノード通信部16及び制御リンク(62,63,64,65)を通して、各スイッチ(2,3,4,5)に送信する。
ステップS21:
スイッチ2において、テーブル設定部24は、ホスト通信部23からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部24は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部20に格納されている転送テーブル22の内容を設定する。転送テーブル22の設定内容は、図7で示されたエントリデータENT中のスイッチ2に対応するエントリに基づいている。
図8は、本実施の形態におけるスイッチ2の転送テーブル22の設定例を示している。転送テーブル22は、「入力ポート」、「宛先MACアドレス(MAC DA)」、「送信元MACアドレス(MAC SA)」、「入力TTL」、「出力ポート」、及び「出力TTL」を示している。入力ポート、宛先MACアドレス、入力TTL、出力ポート、及び出力TTLは、上述の通りである。送信元MACアドレスは、管理ホスト1のMACアドレス“00−00−4c−00−12−34”である。管理ホスト1が1台しか用いられない場合は、送信元MACアドレスが省略されてもよい。尚、転送テーブル中の「入力ポート」、「MAC DA」、「MAC SA」、及び「入力TTL」は、テーブル検索時のキーとなるフィールドである。
スイッチ3において、テーブル設定部34は、ホスト通信部33からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部34は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部30に格納されている転送テーブル32の内容を設定する。図9は、スイッチ3の転送テーブル32の設定例を示している。転送テーブル32の設定内容は、図7で示されたエントリデータENT中のスイッチ3に対応するエントリに基づいている。
スイッチ4において、テーブル設定部44は、ホスト通信部43からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部44は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部40に格納されている転送テーブル42の内容を設定する。図10は、スイッチ4の転送テーブル42の設定例を示している。転送テーブル42の設定内容は、図7で示されたエントリデータENT中のスイッチ4に対応するエントリに基づいている。
スイッチ5において、テーブル設定部54は、ホスト通信部53からテーブル設定コマンドを受け取る。そして、テーブル設定部54は、そのテーブル設定コマンドに従って、テーブル記憶部50に格納されている転送テーブル52の内容を設定する。図11は、スイッチ5の転送テーブル52の設定例を示している。転送テーブル52の設定内容は、図7で示されたエントリデータENT中のスイッチ5に対応するエントリに基づいている。
ステップS15:
各スイッチにおける転送テーブルの設定完了後、管理ホスト1の監視部15は、ループ経路LP1〜LP3の各々に対して監視フレームFRを送信する。以下、例として、管理ホスト1からループ経路LP1への監視フレームFRの送信、及び、ループ経路LP1における監視フレームFRの循環を説明する。他のループ経路LP2、LP3に関しても、同様の議論が適用される。
図12は、ループ経路LP1に対して用いられる監視フレームFRの例を示している。図12に示されるように、監視フレームFRは、宛先MACアドレス(MAC DA)、送信元MACアドレス(MAC SA)、及びTTLを含んでいる。宛先MACアドレスは、ループ経路LP1に割り当てられた「00−00−4c−00−aa−01」に設定されている。送信元MACアドレスは、管理ホスト1のMACアドレス「00−00−4c−00−12−34」に設定されている。
管理ホスト1の監視部15は、図12に示される監視フレームFRを、ループ経路LP1上の任意のスイッチへ1回だけ送信する。例えば、監視部15は、監視フレームFRをスイッチ2へ送信する。監視部15からスイッチ2への監視フレームFRの送信は、ノード通信部16及び制御リンク62を通して行われる。監視部15からスイッチ2へ監視フレームFRが送信されるとき、その監視フレームFR中のTTLは、所定の初期値(=11)に設定される。また、監視フレームFRの送信と同時に、監視部15は、タイマTMを起動する。タイマTMの設定時間は、十分長く設計されている。尚、タイマTMは、ループ経路LP1〜LP3毎に独立したものが用いられる。
ステップS22:
図13は、ループ経路LP1に関するフレーム転送処理を示している。図13において、破線矢印は、制御リンク62〜65を用いた通信を示し、実線矢印は、物理リンク71〜75を用いた通信を示す。上述の通り、管理ホスト1からスイッチ2へ1つの監視フレームFR(TTL=11)が送信され、同時にタイマTMが起動される。
スイッチ2の転送処理部21は、ホスト通信部23から監視フレームFR(TTL=11)を受け取る。転送処理部21は、受け取った監視フレームFRの入力ポート(HOST)、MAC DA(00−00−4c−00−aa−01)、MAC SA(00−00−4c−00−12−34)及び入力TTL(11)を検索キーとして用いることによって、転送テーブル22の検索を行う。図8を参照すると、この場合、転送テーブル22中の2番目のエントリ「入力ポート=HOST、MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、MAC SA=00−00−4c−00−12−34、入力TTL=2以上、出力ポート=29、出力TTL=入力TTL−1」がヒットすることが分かる。従って、転送処理部21は、TTLを1だけ減少させた上で、監視フレームFR(TTL=10)をポート29に出力する。ポート29はスイッチ3のポート37に接続されており、監視フレームFRは、スイッチ2から、ループ経路LP1上の次のスイッチ3へ転送される。
スイッチ3の転送処理部31は、ポート37から監視フレームFR(TTL=10)を受け取る。転送処理部31は、受け取った監視フレームFRの入力ポート(37)、MAC DA(00−00−4c−00−aa−01)、MAC SA(00−00−4c−00−12−34)及び入力TTL(10)を検索キーとして用いることによって、転送テーブル32の検索を行う。図9を参照すると、この場合、転送テーブル32中の1番目のエントリ「入力ポート=37、MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、MAC SA=00−00−4c−00−12−34、入力TTL=2以上、出力ポート=39、出力TTL=入力TTL−1」がヒットすることが分かる。従って、転送処理部31は、TTLを1だけ減少させた上で、監視フレームFR(TTL=9)をポート39に出力する。ポート39はスイッチ5のポート59に接続されており、監視フレームFRは、スイッチ3から、ループ経路LP1上の次のスイッチ5へ転送される。
スイッチ5の転送処理部51は、ポート59から監視フレームFR(TTL=9)を受け取る。転送処理部51は、受け取った監視フレームFRの入力ポート(59)、MAC DA(00−00−4c−00−aa−01)、MAC SA(00−00−4c−00−12−34)及び入力TTL(9)を検索キーとして用いることによって、転送テーブル52の検索を行う。図11を参照すると、この場合、転送テーブル52中の1番目のエントリ「入力ポート=59、MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、MAC SA=00−00−4c−00−12−34、入力TTL=2以上、出力ポート=58、出力TTL=入力TTL−1」がヒットすることが分かる。従って、転送処理部51は、TTLを1だけ減少させた上で、監視フレームFR(TTL=8)をポート58に出力する。ポート58はスイッチ2のポート28に接続されており、監視フレームFRは、スイッチ5から、ループ経路LP1上の次のスイッチ2へ転送される。
スイッチ2の転送処理部21は、ポート28から監視フレームFR(TTL=8)を受け取る。転送処理部21は、受け取った監視フレームFRの入力ポート(28)、MAC DA(00−00−4c−00−aa−01)、MAC SA(00−00−4c−00−12−34)及び入力TTL(8)を検索キーとして用いることによって、転送テーブル22の検索を行う。図8を参照すると、この場合、転送テーブル22中の1番目のエントリ「入力ポート=28、MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、MAC SA=00−00−4c−00−12−34、入力TTL=2以上、出力ポート=29、出力TTL=入力TTL−1」がヒットすることが分かる。従って、転送処理部21は、TTLを1だけ減少させた上で、監視フレームFR(TTL=7)をポート29に出力する。ポート29はスイッチ3のポート37に接続されており、監視フレームFRは、スイッチ2から、ループ経路LP1上の次のスイッチ3へ転送される。
以下、同様に、ループ経路LP1上の各スイッチが、ループ経路LP1に沿った監視フレームFRの転送を繰り返す。その結果、監視フレームFRはループ経路LP1を繰り返し循環する。
ステップS23、S24:
監視フレームFRはループ経路LP1を循環し、あるタイミングでTTLが1となる。TTL=1の監視フレームFRを受け取るスイッチ3は、管理ホスト1へ応答RESを返す応答スイッチとなる(ステップS23)。
より詳細には、スイッチ3の転送処理部31は、ポート37から監視フレームFR(TTL=1)を受け取る。転送処理部31は、受け取った監視フレームFRの入力ポート(37)、MAC DA(00−00−4c−00−aa−01)、MAC SA(00−00−4c−00−12−34)及び入力TTL(1)を検索キーとして用いることによって、転送テーブル32の検索を行う。図9を参照すると、この場合、転送テーブル32中の3番目のエントリ「入力ポート=37、MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、MAC SA=00−00−4c−00−12−34、入力TTL=1、出力ポート=39、HOST、出力TTL=11」がヒットすることが分かる。従って、転送処理部31は、TTLを初期値(=11)にリセットした上で、監視フレームFR(TTL=11)をポート39及びホスト通信部33(HOST)に出力する。
ポート39はスイッチ5のポート59に接続されており、監視フレームFR(TTL=11)は、スイッチ3から、ループ経路LP1上の次のスイッチ5へ転送される。その後、同様に、ループ経路LP1における監視フレームFRの循環が継続する。
一方、ホスト通信部33は、制御リンク63を通して、管理ホスト1へ監視フレームFRを送信する。この監視フレームFRが、応答スイッチとしてのスイッチ3から管理ホスト1へ送られる応答RESに相当する。
ステップS30:
管理ホスト1の監視部15は、ノード通信部16を通して、スイッチ3から監視フレームFRを受け取る。監視フレームFRを受け取ると、監視部15は、ループ経路LP1用のタイマTMをリセットする。
その一方で、図13に示されるように、ループ経路LP1における監視フレームFRの循環が継続している(ステップS22)。そして、スイッチ3の次にはスイッチ2が応答スイッチとなる(ステップS23)。応答スイッチとしてのスイッチ2は、監視フレームFRを管理ホスト1へ送信する(ステップS24)。管理ホスト1の監視部15は、スイッチ2から監視フレームFRを受け取り、タイマTMをリセットする。その次には、スイッチ5が応答スイッチとなる(ステップS23)。応答スイッチとしてのスイッチ5は、監視フレームFRを管理ホスト1へ送信する(ステップS24)。管理ホスト1の監視部15は、スイッチ5から監視フレームFRを受け取り、タイマTMをリセットする。以下、同様の処理が繰り返される。
管理ホスト1の監視部15は、ループ経路LP1上の各スイッチからの監視フレームFR(応答RES)の受信状況に基づいて、ループ経路LP1に関連した障害が発生しているか否かを判定することができる。
(正常判定)
図13で示された例の場合、監視部15は、ループ経路LP1上のスイッチから監視フレームFRを断続的に受け取る。ここで、タイマTMは、ループ経路LP1における監視フレームFRの循環周期よりも十分長く設定されている。従って、監視部15は、タイマTMが満了する前に、ループ経路LP1上のいずれかのスイッチから監視フレームFRを受け取る。言い換えれば、監視部15は、所定の期間以内に、ループ経路LP1上のいずれかのスイッチから応答RESを受け取る。このことは、監視フレームFRがループ経路LP1を順調に循環していることを意味する。従って、監視部15は、ループ経路LP1において障害が発生していないと判断することができる。
(障害発生判定)
図14は、例として、スイッチ2からスイッチ3への物理リンク74(リンクID=A3)において障害が発生した場合を示している。この場合、ループ経路LP1上の監視フレームFRは、スイッチ2とスイッチ3との間で欠落する。すなわち、ループ経路LP1における監視フレームFRの循環が途絶える。その結果、監視部15は、ループ経路LP1上のいずれのノードからも監視フレームFRを受け取らなくなり、タイマTMがリセットされなくなる。言い換えれば、監視部15は、所定の期間以内にループ経路LP1上のいずれのノードからも応答RESを受け取らなくなり、タイマTMが満了してしまう。タイマTMが満了してしまった場合、監視部15は、ループ経路LP1において何らかの障害が発生していると判断する。
障害発生判定の場合、監視部15は、記憶部10に格納されているトポロジテーブルTPLを更新する。具体的には、監視部15は、障害が発生していると判定されたループ経路LP1を構成する全てのリンクID(A3、A5、A9)に関連した状態フラグを、「1」から「0」に書き換える。その結果、トポロジテーブルTPLは、図4で示されたものから、図15で示されるものに更新される。また、監視部15は、表示部17に、図15で示されたトポロジテーブルTPLの内容を表示させる。表示部17は、ループ経路LP1において障害が発生していることを表示する。
(制御リンクの障害検出)
図13で示された例では、ループ経路LP1上の全てのスイッチ3、2、5が、順番に応答スイッチとなる。この場合、監視部15は、管理ホスト1とスイッチとの間の制御リンクにおける障害発生の有無を判定することもできる。
図16は、例として、スイッチ2から管理ホスト1への制御リンク62において障害が発生した場合を示している。この場合、管理ホスト1の監視部15は、スイッチ5及び3からは監視フレームFRを断続的に受け取るが、スイッチ2からは監視フレームFRを受け取らない。つまり、タイマTMは断続的にリセットされ満了しないものの、監視部15は、特定のスイッチ2からだけ応答RESを受け取らない。このことは、監視フレームFRがループ経路LP1を順調に循環している一方で、スイッチ2から管理ホスト1への制御リンク62に何らかの障害が発生していることを意味する。従って、監視部15は、スイッチ2と管理ホスト1との間で障害が発生していると判断する。
ループ経路LP1上の全てのスイッチ3、2、5が応答スイッチとなったのは、監視フレームFRのTTLの初期値が“11”に設定されたからである。言い換えれば、ループ経路LP1に含まれるリンク数(スイッチ数)が3であるのに対し、TTLの初期値(=11)が3の倍数以外の自然数に設定されたからである。この場合、ループ経路LP1上のスイッチは、ループ経路LP1に沿って11個毎に応答スイッチとなる。
より一般化すると、次の通りである。あるループ経路LPに含まれるリンク数(スイッチ数)がnであるとする。この場合、当該ループ経路LP用の監視フレームFRのTTLの初期値は、nの倍数とnの因数の倍数を除いた自然数の集合から選択されると好適である。簡易には、その初期値は、nの倍数に1を加減することにより得られる数に設定されると良い。その初期値がiである場合、ループ経路LP上のスイッチは、ループ経路LPに沿ってi個毎に応答スイッチとなる。すなわち、当該ループ経路LP上のn個のスイッチ全てが応答スイッチとなることが可能となる。
図5で示された例では、ループ経路LP1に含まれるリンク数は3であり、ループ経路LP2に含まれるリンク数は3であり、ループ経路LP3に含まれるリンク数は4である。図7で示されたように、本実施の形態では、ループ経路LP1〜LP3のいずれに対しても、TTLの初期値が11に設定されている。こうすることにより、ループ経路上の各スイッチを、順番に応答スイッチとすることができる。図13の例では、スイッチ3、2、5の順番で応答スイッチとなる。但し、設定はそれに限られず、ループ経路LP1〜LP3のそれぞれに別々の初期値が適用されてもよい。
また、TTLの初期値は、管理ホスト1が応答RESを受け取る頻度に寄与する。逆に言えば、管理ホスト1が応答RESを受け取る頻度は、TTLの初期値の設定により調整可能である。TTLの初期値は、システム仕様に応じて適切な値に設定されるとよい。
ステップS40:
図14及び図15で示された例において、ループ経路LP1における障害発生が検知されたが、障害箇所(リンクID=A3)は未だ特定されていない。ステップS40では、管理ホスト1が、ループ経路LP1における障害箇所の特定を行う。
まず、エントリ操作部14は、障害発生が検出されたループ経路LP1に属する全てのスイッチ(2、3、5)に対して、転送テーブル(22、32、52)を一時的に変更するように指示する。具体的には、エントリ操作部14は、応答スイッチが管理ホスト1だけに監視フレームFRを転送するように、転送テーブルの書き換えを指示する。そのために、エントリ操作部14は、スイッチ2、3、5の各々に対して、転送テーブル中の「MAC DA=00−00−4c−00−aa−01、入力TTL=1」に対応するエントリの出力ポートを「HOST」だけに変更するように指示する。
その結果、スイッチ2の転送テーブル22は、図8で示されたものから図17で示されるものに一時的に変わる。また、スイッチ3の転送テーブル32は、図9で示されたものから図18で示されるものに一時的に変わる。また、スイッチ5の転送テーブル52は、図11で示されたものから図19で示されるものに一時的に変わる。
各スイッチにおける転送テーブルの変更完了後、監視部15は、ループ経路LP1に属する全てのスイッチ(2、3、5)に対して、監視フレームFRを一斉に送信する。この時、各監視フレームFRのTTLは“2”に設定される。また、監視フレームFRの送信と同時に、監視部15は、タイマTMを起動する。
図20は、ステップS40におけるフレーム転送処理を示している。
スイッチ2の転送処理部21は、ホスト通信部23(HOST)から監視フレームFR(TTL=2)を受け取る。転送処理部21は、図17で示された転送テーブル22を参照して、TTLを1だけ減少させ、監視フレームFR(TTL=1)をポート29に出力する。その監視フレームFRはスイッチ3に向けて出力されるが、スイッチ2からスイッチ3への物理リンク74(リンクID=A3)において障害が発生しているため、当該監視フレームFRは欠落する。
また、スイッチ3の転送処理部31は、ホスト通信部33(HOST)から監視フレームFR(TTL=2)を受け取る。転送処理部31は、図18で示された転送テーブル32を参照して、TTLを1だけ減少させ、監視フレームFR(TTL=1)をポート39に出力する。スイッチ5の転送処理部51は、ポート59から監視フレームFR(TTL=1)を受け取る。転送処理部51は、図19で示された転送テーブル52を参照して、監視フレームFRを、ホスト通信部53(HOST)だけに転送する。ホスト通信部53は、制御リンク65を通して、管理ホスト1へ監視フレームFRを送信する。このように、スイッチ5は、応答スイッチとなり、管理ホスト1へ監視フレームFR(応答RES)を送信する。
管理ホスト1の監視部15は、スイッチ5から監視フレームFRを受け取る。このことは、ループ経路LP1に沿ってスイッチ5へ監視フレームFRが転送されたことを意味する。すなわち、このことは、ループ経路LP1においてスイッチ5が終点スイッチである物理リンク(リンクID=A5)が正常であることを意味する。従って、監視部15は、トポロジテーブルTPL中で「終点スイッチ=5、状態フラグ=0」であったエントリの状態フラグを、「0」から「1」に書き換える。その結果、図21に示されるように、リンクID=A5に対応するエントリの状態フラグが「1」に戻る。
また、スイッチ5の転送処理部51は、ホスト通信部53(HOST)から監視フレームFR(TTL=2)を受け取る。転送処理部51は、図19で示された転送テーブル52を参照して、TTLを1だけ減少させ、監視フレームFR(TTL=1)をポート58に出力する。スイッチ2の転送処理部21は、ポート28から監視フレームFR(TTL=1)を受け取る。転送処理部21は、図17で示された転送テーブル22を参照して、監視フレームFRを、ホスト通信部23(HOST)だけに転送する。ホスト通信部23は、制御リンク62を通して、管理ホスト1へ監視フレームFRを送信する。このように、スイッチ2は、応答スイッチとなり、管理ホスト1へ監視フレームFR(応答RES)を送信する。
管理ホスト1の監視部15は、スイッチ2から監視フレームFRを受け取る。このことは、ループ経路LP1に沿ってスイッチ2へ監視フレームFRが転送されたことを意味する。すなわち、このことは、ループ経路LP1においてスイッチ2が終点スイッチである物理リンク(リンクID=A9)が正常であることを意味する。従って、監視部15は、トポロジテーブルTPL中で「終点スイッチ=2、状態フラグ=0」であったエントリの状態フラグを、「0」から「1」に書き換える。その結果、図21に示されるように、リンクID=A9に対応するエントリの状態フラグが「1」に戻る。
その後、タイマTMが満了する。この時、監視部15は、スイッチ3からは未だに監視フレームFR(応答RES)を受け取っていない。従って、図21に示されるように、リンクID=A3に対応するエントリの状態フラグは「0」のままである。監視部15は、タイマTMが満了した際に状態フラグが「0」のままであるエントリを抽出し、抽出されたエントリに対応するリンクを障害箇所として決定する。本例では、スイッチ2からスイッチ3への物理リンク74(リンクID=A3)が障害箇所として特定される。
監視部15は、表示部17に、図21で示されたトポロジテーブルTPLの内容を表示させる。表示部17は、スイッチ2からスイッチ3への物理リンク74(リンクID=A3)において障害が発生していることを表示する。
3.効果
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、管理ホスト1からループ経路LPに対して監視フレームFRが1回だけ送信されれば、あとは監視フレームFRが当該ループ経路LPを繰り返し循環する。そして、ループ経路LP上の各スイッチは、所定の条件が満たされた時に応答RESを管理計算機1に返す。管理ホスト1は、ループ経路LPからの応答RESの受信状況に基づいて、ループ経路LPに関連した障害が発生しているか否かを判定することができる。本実施の形態によれば、死活監視を継続的に実施するために、管理ホスト1が監視フレームFRの送信を定期的に繰り返す必要は無い。従って、管理ホスト1にかかる負荷を低減することが可能となる。
また、ループ経路LP上の全てのスイッチが応答スイッチとなる場合、管理ホスト1とスイッチとの間の制御リンクにおける障害発生の有無を判定することもできる。すなわち、スイッチ間の物理リンクだけでなく、管理ホスト1とスイッチとの間の制御リンクの死活監視をも同時に実施することが可能となる。そのために、ループ経路LP上の全てのスイッチが応答スイッチとなるように、監視フレームFRのTTLの初期値が設定されることが好適である。
更に、本実施の形態によれば、各スイッチに転送テーブルが設けられる。そして、管理ホスト1からの指示に従って、各スイッチの転送テーブルの内容を適切に設定することにより、ループ経路LPに沿った監視フレームFRの転送が実現される。各スイッチは、転送テーブルを参照して、受け取った監視フレームFRを指定された転送先に転送するだけでよい。本実施の形態では、伝達経路に関する情報やチェックリスト等を含む死活監視テーブル(特許文献2、特許文献3参照)を、監視フレームFRに組み込んでおく必要は無い。各スイッチは、監視フレームFRの転送を実現するために、特許文献2、特許文献3に記載されたような複雑な処理を行なう必要は無い。結果として、各スイッチにかかる負荷も軽減される。
更に、本実施の形態によれば、障害箇所を簡易な処理で特定することができる。それは、ループ経路LP上の応答スイッチが、応答RESを管理ホスト1へ返すからである。管理ホスト1は、ループ経路LPからの応答RESの受信状況に基づいて、当該ループ経路LPにおける障害箇所を容易に特定することができる。障害箇所を特定するために、特許文献2や特許文献3で要求される複雑な処理は不要である。例えば、特許文献3に記載されているような、各ノードが次のノードとの通信可否を調べるといった処理は不要になる。その結果、各スイッチにかかる負荷が低減される。
4.変形例
上述の例では、監視フレームFRの転送回数情報としてTTLが利用されたが、それに限られない。例えば、TTLの代わりにホップ数が転送回数情報として用いられてもよい。その場合でも同様の処理が実現可能である。具体的には、管理ホスト1は、ホップ数が初期値に設定された監視フレームFRを、ループ経路LP上の1つのスイッチに送信する。ループ経路LP上の各スイッチは、監視フレームFRを受け取る毎に、その監視フレームFRのホップ数を増加させる。監視フレームFRがループ経路LPを循環し、そのホップ数が所定の閾値に達する時のスイッチが応答スイッチとなる。応答スイッチは、管理ホスト1に応答RESを返し、且つ、ホップ数を初期値にリセットした後に監視フレームFRを次のスイッチに転送する。また、TTLの場合と同様に、ホップ数の初期値及び閾値は、ループ経路LP上の全てのスイッチが応答スイッチとなるように設定されると好適である。
あるいは、TTLやホップ数等の転送回数情報は利用されなくてもよい。すなわち、ループ経路LP上の各スイッチは、監視フレームFRを受け取ると、その監視フレームFRを次のスイッチに転送すると共に、“所定の確率”で管理ホスト1に応答RESを返してもよい。例えば、ループ経路LP上の各スイッチは、監視フレームFRを受け取るたびに乱数を発生させ、その乱数が所定の閾値以上であれば、管理ホスト1に応答RESを送信する。この場合、ループ経路LP上の各スイッチは、所定の確率で応答スイッチとなる。また、ループ経路LP上の全てのスイッチが応答スイッチとなり得るため、管理ホスト1とスイッチとの間の制御リンクにおける障害発生の有無を判定することもできる。
障害箇所特定処理(ステップS40)に関して、次のような変形例も可能である。すなわち、ステップS40において用いられる転送テーブル(図17〜図19)が、予め用意され、各スイッチに設けられる。そして、あるループ経路LPにおいて障害発生が検知された場合は、当該ループ経路LPに属するスイッチの転送テーブルを一時的に書き換える代わりに、予め用意されている障害箇所特定用の転送テーブルが用いられる。これにより、転送テーブルの一時的な変更処理が不要となる。
尚、以上の説明において、「フレーム」という用語が用いられたが、「パケット(IPパケット等)」の場合でも同様である。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
本出願は、2009年2月2日に出願された日本国特許出願2009−021330を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (14)

  1. 複数のノードと前記複数のノード間を接続する複数のリンクとを含む通信ネットワークと、
    前記複数のノードに接続された管理計算機と
    を備え、
    前記通信ネットワーク中のループ状の通信経路は、ループ経路であり、
    前記管理計算機は、前記ループ経路上の1つのノードにフレームを送信し、
    前記ループ経路上の各ノードは、前記フレームを受け取ると、前記受け取ったフレームを前記ループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に前記管理計算機に応答を返し
    所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれかのノードから前記応答を受け取った場合、前記管理計算機は、前記ループ経路において障害が発生していないと判定し、
    前記所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれのノードからも前記応答を受け取らない場合、前記管理計算機は、前記ループ経路において障害が発生していると判定する
    通信ネットワーク管理システム。
  2. 請求項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記フレームは、数を示す転送回数情報を含み、
    前記管理計算機は、前記数が初期値に設定された前記フレームを、前記1つのノードに送信し、
    前記各ノードは、前記フレームを受け取る毎に、前記数を増加あるいは減少させ、
    前記所定の条件は、前記数が閾値に達することであり、
    前記ループ経路上において前記数が前記閾値に達する時のノードは、応答ノードであり、
    前記応答ノードは、前記管理計算機に前記応答を返し、且つ、前記数を前記初期値にリセットした後に前記受け取ったフレームを前記次のノードに転送する
    通信ネットワーク管理システム。
  3. 請求項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記初期値及び前記閾値は、前記ループ経路上の全てのノードが前記応答ノードとなるように設定されている
    通信ネットワーク管理システム。
  4. 請求項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記ループ経路に含まれるノードの数がnであり、nの倍数とnの因数の倍数を除いた自然数のうちいずれかがiである場合、
    前記初期値及び前記閾値は、前記ループ経路上のノードが前記ループ経路に沿ってi個毎に前記応答ノードとなるように設定されている
    通信ネットワーク管理システム。
  5. 請求項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記各ノードにおいて、前記所定の条件は所定の確率で満たされ、
    前記各ノードは、前記フレームを受け取ると、前記受け取ったフレームを前記次のノードに転送すると共に、前記所定の確率で前記管理計算機に前記応答を返す
    通信ネットワーク管理システム。
  6. 請求項乃至のいずれか一項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記ループ経路上の特定のノードからのみ前記応答を受け取らない場合、前記管理計算機は、前記特定のノードと前記管理計算機との間で障害が発生していると判定する
    通信ネットワーク管理システム。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記各ノードは、前記受け取ったフレームを前記応答として前記管理計算機に転送する
    通信ネットワーク管理システム。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記各ノードは、
    前記フレームの入力元と転送先との対応関係を示す転送テーブルが格納されるテーブル記憶手段と、
    前記転送テーブルを参照して、前記入力元から受け取ったフレームを前記転送先に転送する転送処理手段と
    を備え、
    前記管理計算機は、
    前記ループ経路を示すループ経路情報が格納される記憶手段と、
    前記各ノードに対して、前記ループ経路に沿って前記フレームが転送されるように前記転送テーブルを設定するよう指示するエントリ操作手段と、
    前記ループ経路に対する前記フレームの送受信を行う監視手段と
    を備え、
    前記監視手段は、前記1つのノードに前記フレームを送信し、
    前記各ノードの前記転送処理手段は、前記フレームを受け取ると、前記転送テーブルを参照して前記受け取ったフレームを前記次のノードに転送し、且つ、前記所定の条件が満たされた場合に前記管理計算機に前記応答を返す
    通信ネットワーク管理システム。
  9. 請求項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記管理計算機は、更に、ループ設計手段を備え、
    前記記憶手段には、前記通信ネットワークの物理トポロジを示すトポロジ情報が更に格納され、
    前記ループ設計手段は、前記トポロジ情報を参照して前記ループ経路を決定し、前記ループ経路情報を作成する
    通信ネットワーク管理システム。
  10. 請求項に記載の通信ネットワーク管理システムであって、
    前記ループ設計手段は、前記複数のリンクが全て網羅されるように1以上の前記ループ経路を決定し、
    前記監視手段は、前記1以上のループ経路毎に、前記フレームを送信する
    通信ネットワーク管理システム。
  11. 複数のノードと前記複数のノード間を接続する複数のリンクとを含む通信ネットワークを管理する管理計算機であって、
    前記通信ネットワーク中のループ状の通信経路であるループ経路を示すループ経路情報が格納される記憶手段と、
    前記ループ経路上の各ノードに指示を行うエントリ操作手段と、
    前記ループ経路上の1つのノードにフレームを送信する監視手段と
    を備え、
    前記エントリ操作手段は、前記各ノードに対して、前記フレームを受け取ると、前記受け取ったフレームを前記ループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に前記監視手段に応答を返すように指示し、
    前記監視手段は、前記応答の受信状況に基づいて障害発生の有無を判定する
    管理計算機。
  12. 請求項11に記載の管理計算機であって、
    所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれかのノードから前記応答を受け取った場合、前記監視手段は、前記ループ経路において障害が発生していないと判定し、
    前記所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれのノードからも前記応答を受け取らない場合、前記監視手段は、前記ループ経路において障害が発生していると判定する
    管理計算機。
  13. 管理計算機を用いて通信ネットワークを管理する通信ネットワーク管理方法であって、
    前記通信ネットワークは、複数のノードと前記複数のノード間を接続する複数のリンクとを含み、
    前記通信ネットワーク中のループ状の通信経路は、ループ経路であり、
    前記通信ネットワーク管理方法は、
    前記管理計算機から前記ループ経路上の1つのノードに、フレームを送信することと、
    前記ループ経路上の各ノードにおいて、前記フレームを前記ループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に前記管理計算機に応答を返すことと、
    所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれかのノードから前記応答を受け取った場合、前記ループ経路において障害が発生していないと判定することと、
    前記所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれのノードからも前記応答を受け取らない場合、前記ループ経路において障害が発生していると判定することと
    を含む
    通信ネットワーク管理方法。
  14. 通信ネットワークの管理処理を管理計算機に実行させる管理プログラムが記録された記録媒体であって、
    前記通信ネットワークは、複数のノードと前記複数のノード間を接続する複数のリンクとを含み、
    前記管理処理は、
    前記通信ネットワーク中のループ状の通信経路であるループ経路を示すループ経路情報を、記憶装置に格納することと、
    前記ループ経路上の各ノードに対して、フレームを受け取った場合、前記受け取ったフレームを前記ループ経路に沿って次のノードに転送し、且つ、所定の条件が満たされた場合に前記管理計算機に応答を返すように指示することと、
    前記ループ経路上の1つのノードにフレームを送信することと、
    所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれかのノードから前記応答を受け取った場合、前記ループ経路において障害が発生していないと判定することと、
    前記所定の期間以内に前記ループ経路上のいずれのノードからも前記応答を受け取らない場合、前記ループ経路において障害が発生していると判定することと
    を含む
    記録媒体。
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