JP2002075963A - プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置

Info

Publication number
JP2002075963A
JP2002075963A JP2000255549A JP2000255549A JP2002075963A JP 2002075963 A JP2002075963 A JP 2002075963A JP 2000255549 A JP2000255549 A JP 2000255549A JP 2000255549 A JP2000255549 A JP 2000255549A JP 2002075963 A JP2002075963 A JP 2002075963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction tube
plasma
etching
frequency antenna
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000255549A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3889918B2 (ja
Inventor
Yuichi Tateno
勇一 立野
Minoru Suzuki
実 鈴木
Koji Ibi
恒治 揖斐
Genichi Komuro
玄一 小室
Yoichi Okita
陽一 置田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu VLSI Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu VLSI Ltd
Priority to JP2000255549A priority Critical patent/JP3889918B2/ja
Priority to US09/775,653 priority patent/US6926800B2/en
Publication of JP2002075963A publication Critical patent/JP2002075963A/ja
Priority to US11/168,415 priority patent/US7906033B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3889918B2 publication Critical patent/JP3889918B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】製品処理において反応性の低い材料のエッチン
グを行い、誘電体よりなる反応管側壁における反応生成
物の付着量が少ないエッチング装置を提供すること。 【解決手段】コイルアンテナ23の立下り部分33を反
応管14外周に近づけて容量性結合を持たせ、該コイル
アンテナ23を反応管14外周に沿って回動させるよう
にした。反応管14内壁には、容量結合によりイオンシ
ース(ion sheath)が形成され、プラズマ中のイオンの
ほとんどは試料22に向かい、それをエッチングする。
そして、イオンの極一部はコイルアンテナ23の方向に
向かい反応管14内壁に衝突する。コイルアンテナ23
の容量結合によるイオンシースで加速されたイオンと反
応管14内壁に付着しようとしているエッチング生成物
は衝突し、エッチング生成物は拡散される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエッチング方法、プ
ラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置に関するも
のである。
【0002】半導体デバイスは、適切な基板上に各種機
能性を備えた薄膜を堆積、必要な形状にパターニングす
ることにより製造される。この際、不要部分を除去する
ために用いられるのがドライエッチング装置である。こ
のエッチング装置において、処理室内壁にはデバイスの
パターン加工を行う際に発生するエッチング生成物が付
着する。この生成物は、半導体デバイスのパターン形成
に悪影響を及ぼし、その除去はエッチング装置の稼働時
間の低下を招くことから、生成物の付着量減少が要求さ
れている。
【0003】
【従来の技術】従来、半導体デバイスを構成する材料に
は、ドライエッチングにおいて選択された所望のエッチ
ングガスと高い反応性を示す、即ち加工しやすい材料が
用いられてきた。エッチングガスは、デバイスのパター
ン加工を行う際に発生するエッチング生成物が高い揮発
性を持つように選択される。その反応生成物は真空排気
系にて排出され、処理室にはほとんど残留しなかった。
また、エッチング生成物の処理室内壁への付着が比較的
多い場合も、その処理室内壁を高い温度に保つことで、
付着防止に大きな効果が得られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年、デバ
イスの更なる微細化、高速化、高機能化において、デバ
イスを構成する材料として反応性の非常に低い物質が使
われ始めている。例えば、強誘電体メモリ(FeRA
M:Ferroelectric RAM)のキャパシタを構成する電極材
料であるイリジウム(Ir)やプラチナ(Pt)等の高
融点メタルは、他の原子や分子との結合性が非常に低
い。同様に、セラミック系の強誘電体材料であるPZT
(Lead Zirconate Titanate:ジルコン酸チタン酸鉛)や
SBT(Strontium,Bismuth,Tantalum:ストロンチウム
-ビスマス-タンタル複合酸化物)等も、反応性が低い。
【0005】これら反応性が非常に低い材料のエッチン
グにはイオン衝突によるスパッタエッチングを行い、そ
れにより所望のパターンを形成する。この際に発生する
エッチング生成物は不揮発性であるため、真空ポンプ等
の排気装置により排気されず、処理室内壁に付着する。
このエッチング生成物は、エッチング毎に処理室内壁に
堆積し、数十枚から数百枚の処理程度でエッチング中に
処理室内壁温度と待機中の内壁温度差による熱ストレス
により剥がれる。この剥がれたエッチング生成物は塵と
なってウェハ上に降り、パターン形成に悪影響を及ぼ
す。
【0006】このような材料のエッチング方法として、
高速な排気系を設け処理圧力の低圧化にて不揮発性のエ
ッチング生成物を排出させることが試みられているが、
大きな効果は得られていない。
【0007】また、処理室内壁を高い温度に保つこと
は、従来の材料でエッチング生成物の再付着が多い場合
に大きな効果が得られる。しかし、反応性が低い材料は
融点が非常に高く、この方法も生成物付着防止に大きな
効果は得られない。
【0008】処理室の壁を一定温度に保ち堆積物に熱ス
トレスがかからないようにする方法は、処理室内壁に堆
積した生成物の剥離に対して一定の効果が得られる。し
かし、この方法では、厚い堆積物により処理室雰囲気が
変わり、ウェハ毎のエッチング安定性が得られない。更
に、前述のキャパシタの電極材料等のエッチングの場
合、誘電体処理室内壁を覆う金属系の堆積物は、高周波
電力の処理室内への供給を阻害し、やがてプラズマが点
火しにくくなるという問題がある。
【0009】これら問題により、従来のエッチング材料
に比べ非常に短い周期で処理室を大気開放し、誘電体容
器を洗浄しなければならない。洗浄の周期が短いため、
生産性が低く、洗浄コストが大きく上昇する。
【0010】洗浄方法の一つとして処理室を大気開放せ
ずに、内部の堆積物をそれと反応しやすいガスでプラズ
マエッチングにより除去する方法があり、この方法は洗
浄時間を短くする。しかし、前述のように反応性の低い
材料のエッチング生成物もやはり反応し難く、ドライク
リーニングが実現できていない。仮にドライクリーニン
グが実現できたとしても、製品処理とは別にクリーニン
グシーケンスを組む必要があり、生産性が大きく低下す
るという問題がある。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は製品処理において反応性
の低い材料のエッチングを行い、誘電体よりなる反応管
の側壁における反応生成物の付着量を少なくすることが
できるエッチング方法、エッチング装置及びプラズマ処
理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1,2,6に記載の発明によれば、前記高周
波アンテナに部分的に大きな容量性結合部分を持たせ、
該高周波アンテナと前記反応管とを相対移動させるよう
にした。反応管内壁には、容量結合によりイオンシース
(ion sheath)が形成され、プラズマ中のイオンの極一
部は高周波アンテナの方向に向かい反応管内壁に衝突す
る。高周波アンテナの容量結合によるイオンシースで加
速されたイオンと反応管内壁に付着しようとしているエ
ッチング等の処理生成物は衝突し、それら生成物は拡散
される。その結果、エッチング等の処理生成物の付着量
が少なくなる。
【0013】容量性結合部分は、請求項3に記載の発明
のように、前記高周波アンテナの一部を前記反応管に近
接させて形成される。これにより、容量性結合の強い部
分を容易に形成できる。
【0014】請求項4に記載の発明のように、前記高周
波アンテナの前記反応管外周への投影面積を給電側端子
から接地側端子にかけて徐々に大きくして両端子間の結
合容量を略均一となるように形成した。これにより、付
着量が略均一になる。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、前記反応
管と同軸状にロータリコネクタを備え、該ロータリコネ
クタの中心軸を整合器を介してプラズマソース用の高周
波電源に接続し、前記中心軸に回動可能に支持された出
力部に前記高周波アンテナの給電側端子を接続した。こ
れにより、高周波アンテナが反応管外周に沿って精度よ
く移動する。
【0016】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)以下、本発明を
具体化した第一実施形態を図1〜図5に従って説明す
る。
【0017】図1は、ICP方式のプラズマエッチング
装置(inductively coupled plasmaetching system )
の概略図である。エッチング装置10はエッチング室1
1を備え、そのエッチング室11は、上部処理室12と
下部処理室13とから構成される。
【0018】上部処理室12は、反応管14と、それの
上端を覆うフランジ15とから構成される。反応管14
は、石英ガラスの誘電体よりなり、円筒形に形成されて
いる。
【0019】下部処理室13は、反応管14より幅広く
形成された処理容器16と、それの上端を覆うフランジ
17とから構成されている。フランジ17は反応管14
の内径と略同一の内径を持つ環状に形成され、そのフラ
ンジ17の上面に反応管14が固定されている。
【0020】フランジ17にはエッチングガスをエッチ
ング室11内に導入するガス導入ポート18が形成され
ている。処理容器16には真空ポンプ19に連なる排気
ポート20が形成されている。真空ポンプ19により、
プラズマ中の分子、エッチング生成物等が排気される。
【0021】下部処理室13には試料台21が設けられ
ている。試料台21は静電チャックよりなり、その上面
には例えばウェハ等の被エッチング対象である試料22
が載置固定される。
【0022】反応管14の外側には、コイルアンテナ2
3が設けられている。コイルアンテナ23は、プラズマ
生成と維持のためにエッチング室11に電力を供給する
ために設けられている。コイルアンテナ23は、反応管
14の外周に沿って略2ターン状に形成され、そのコイ
ルの第1端子(入力側端子)23aは高周波インピーダ
ンス整合器(マッチングユニット)24を介して高周波
電源25に接続され、第2端子23bは接地されてい
る。
【0023】エッチング装置10には、プラズマ中のエ
ッチャントであるイオンを試料に向かって加速させるた
めに電力供給源であるバイアス用高周波電源26が備え
られ、その高周波電源26は高周波インピーダンス整合
器27を介して試料台21に接続されている。
【0024】更に、エッチング装置10には、コイルア
ンテナ23を移動させるための駆動器28と、それを制
御するためのコントローラ29が備えられている。駆動
器28は、コイルアンテナ23と反応管14とを相対移
動させるように構成され、本実施形態では、コイルアン
テナ23を反応管14の外周に沿って水平回動させえる
ように構成されている。
【0025】駆動器28は、コントローラ29からの指
令に基づいて動作し、コイルアンテナ23を水平回動さ
せる。コントローラ29は、試料22のエッチングが開
始されると駆動器28に指令を出力し、駆動器28はそ
の指令に応答してコイルアンテナ23を水平回動させ
る。
【0026】図2はコイルアンテナ23の形状を示し、
図2(a)は平面図、図2(b)は側面図である。コイ
ルアンテナ23は、上下方向に所定の間隔にて配置され
た第1及び第2周回部分31,32と、それらを接続す
る立下り部分33とを備える。第1周回部分31は給電
側端子23aと接続され、第2周回部分32は接地側端
子23bと接続されている。
【0027】第1及び第2周回部分31,32は、反応
管14外周との間隔が第1の距離にてその外周に沿って
水平に略3/4周するように形成されている。立下り部
分33は、反応管14外周との間隔が第2の距離にてそ
の外周に沿って略1/4周するように形成されている。
そして、第2の距離は、第1の距離に比べて極めて小さ
く設定されている。
【0028】これは、コイルアンテナ23において、立
下り部分33における容量結合成分を大きくする。誘導
結合型と言えどもコイルアンテナ23が有限であるため
に若干の結合容量成分が存在する。そして、この結合容
量成分は、コイルアンテナ23と反応管14との間隔が
等しい場合、給電側端子23aから接地側端子23bに
向かって減少する。このため、立下り部分33を反応管
14外周に近接させることで、この部分における結合容
量成分を、第1及び第2周回部分31,32のそれより
も大きくする。更に、第2の距離を第1の距離に比べて
遙かに小さくし、立下り部分33と反応管14との距離
をその上端(第1周回部分31の終端)から下端(第2
周回部分32の先端)までほぼ等しくすることで、その
立下り部分33における結合容量成分を上端から下端ま
でほぼ均一にしている。
【0029】次に、上記のように構成されたエッチング
装置10の作用を説明する。ガス導入ポート18より導
入されたガスと真空ポンプ19と排気ポート20のコン
ダクタンスにより、エッチング室11は、所望の雰囲気
を形成する。エッチング室11内のガス雰囲気が安定し
たところでソース用の第1高周波電源25よりコイルア
ンテナ23に電力が供給され、コイルアンテナ23より
発振された電磁波は反応管14を透過してガス分子、原
子を電離しエッチング室11内はプラズマ状態となる。
【0030】コントローラ29は第1高周波電源25の
発振とともに駆動器28を起動し、コイルアンテナ23
を水平回動させる。プラズマが安定して十分なイオンが
生成されたところで、試料台21にバイアス用の第2高
周波電源26より電力を供給し、試料22はイオンアシ
スト反応やイオン衝撃によりエッチングされる。なお、
エッチングが開始されるのは、バイアス電力が供給され
てからであるため、コントローラ29は駆動器28を第
2高周波電源26の発振時に起動するようにしてもよ
い。
【0031】FeRAM等のデバイスに代表されるP
t,Ir,PZT,SBT等の材料をエッチングした場
合、それらの材料はあらゆるエッチャントと反応性が非
常に低い。このため、ほとんどがイオン衝撃によるスパ
ッタエッチでの加工となり、揮発性の分子を作らない。
従って、エッチング生成物の多くはそれぞれの原子のま
まで試料22より削り取られたものであり、エッチング
室11内壁つまり反応管14の内壁に付着する。
【0032】このとき、コイルアンテナ23の立下り部
分33近傍の反応管14内壁には、容量結合によりイオ
ンシース(ion sheath)が形成され、プラズマ中のイオ
ンの極一部はエッチング室11からコイルアンテナ23
の方向に向かい反応管14内壁に衝突する。アンテナ近
傍でのイオンシースの形成は、反応管14に限らず、使
用する電波を透過する誘電体で起こる。
【0033】コイルアンテナ23の容量結合によるイオ
ンシースで加速されたイオンと反応管14内壁に付着し
ようとしているエッチング生成物は衝突し、エッチング
生成物は拡散される。その結果、コイルアンテナ23近
傍には、エッチング生成物の付着量が少ない。
【0034】更に、立下り部分33において、その上端
から下端までの結合容量成分がほぼ均一である。従っ
て、エッチング生成物の拡散は、コイルアンテナ23の
上端から下端までほぼ均一におこり、それに対応する反
応管14へのエッチング生成物の付着量はほぼ均一にな
る。
【0035】イオンシースを大きくすることによりコイ
ルアンテナ23により生成されたエッチャントであるイ
オンの反応管14方向へ向かう量が多くなるのである
が、ICP方式により生成されたイオン密度は非常に高
く、エッチングレートに影響するほどウェハに向かうイ
オンは減少しない。
【0036】図3(a)は本実施形態のエッチング装置
10にてエッチングした試料(ウェハ)22aのエッチ
ング特性を示し、図3(b)は従来のエッチング装置に
てエッチングした試料22bのエッチング特性を示す。
各試料22a,22b中に示した数値は、ほぼ同一電圧
の高周波電源を供給したときの各位置におけるエッチン
グ量を示す。
【0037】エッチング結果は、ウェハ間のバラツキの
範囲内のものであり、容量結合成分の増加による影響は
全くない。仮に反応管14方向へ向かうイオンが多くな
り、エッチングレートに影響が出るようであれば、第1
高周波電源25にて供給する高周波電力を若干上げ、エ
ッチング室11内のイオン密度を増やすことでその影響
をほぼうち消すことができる。
【0038】図4は、キャパシタ構造を特徴とするFe
RAMデバイスの強誘電体PZTと電極Ptを連続して
エッチングした時のその試料(ウェハ)22の処理枚数
に対する発塵量(パーティクル数)の特性を示す。尚、
図4において、囲まれた部分のデータは、従来のエッチ
ング装置によるものである。このように、従来の装置で
は、350枚程度の試料22を処理するとパーティクル
が増加するが、本実施形態のエッチング装置10ではお
よそ500枚を連続してエッチングしてもパーティクル
量の急激な増加は見られず、処理室の洗浄が必要ないこ
とが判る。
【0039】図5は、コイルアンテナ23の回転数に対
する発塵量の特性を示す。これは、コイルアンテナ23
の移動による既堆積物の剥がれによる発塵を調べるもの
であるが、サイズの大きなパーティクル(Lサイズ)の
発塵はほとんど発生せず、既堆積物の剥がれはないこと
が判る。
【0040】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)コイルアンテナ23の立下り部分33を反応管1
4外周に近づけて容量性結合を持たせ、該コイルアンテ
ナ23を反応管14外周に沿って回動させるようにし
た。反応管14内壁には、容量結合によりイオンシース
(ion sheath)が形成され、プラズマ中のイオンのほと
んどは試料22に向かい、それをエッチングする。そし
て、イオンの極一部はコイルアンテナ23の方向に向か
い反応管14内壁に衝突する。コイルアンテナ23の容
量結合によるイオンシースで加速されたイオンと反応管
14内壁に付着しようとしているエッチング生成物は衝
突し、エッチング生成物は拡散される。その結果、エッ
チング処理を行うと同時に、反応管14の全周において
エッチング生成物の付着量を少なくし、反応管14の洗
浄周期を長くすることができる。
【0041】(2)コイルアンテナ23の立下り部分3
3を第1及び第2周回部分31,32よりも反応管14
外周に近づけたため、結合容量の強い部分を容易に形成
することができる。そして、コイルアンテナ23を反応
管14外周に沿って回動させるようにしたため、その反
応管14全周に渡り上下方向に幅広くエッチング生成物
の付着量を略均一に少なくすることができる。
【0042】(第二実施形態)以下、本発明を具体化し
た第二実施形態を図6に従って説明する。尚、説明の便
宜上、図1と同様の構成については同一の符号を付して
その説明を一部省略する。
【0043】図6は、ICP方式のプラズマエッチング
装置の概略図である。エッチング装置40は、駆動器4
1がエッチング室11のフランジ15に固定されてい
る。駆動器41はモータ42及びそれにより回動駆動さ
れるロータリコネクタ43を備える。
【0044】ロータリコネクタ43は、中空の軸44
と、それに対してベアリング45により回動可能に支持
されたリング状の出力部46とから構成され、中空軸4
4がフランジ15上面に固定されている。
【0045】ロータリコネクタ43は、中空軸44と出
力部46との間が高周波電源の導通可能に構成され、中
空軸44が整合器24を介して第1高周波電源25に接
続され、出力部46がコイルアンテナ23の給電側端子
23aに接続されている。これにより、第1高周波電源
25から整合器24及びロータリコネクタ43を介して
コイルアンテナ23に電力供給がなされる。
【0046】フランジ15には、エッチング室11内部
と中空軸44内部とを連通する連通孔15aが設けら
れ、その連通孔15aにはガス導入ポート47が連なる
ように設けられ、そのガス導入ポート47及び連通孔1
5aを介してエッチング室11内にエッチングガスが導
入される。また、ガス導入ポート47は、フランジ15
の温度調整を行うための温調ケーブルが挿入可能に形成
されている。
【0047】ロータリコネクタ43の出力部46にはプ
ーリー48が同軸状に固定され、そのプーリー48には
モータ42の出力軸に固定されたプーリー49との間に
タイミングベルト50が掛け渡されている。
【0048】下部処理室13内には、試料としてのウェ
ハ22を固定する試料台としての静電チャック51が設
けられ、その静電チャック51は整合器27を介してバ
イアス用電源を供給する第2高周波電源26に接続され
ている。
【0049】静電チャック51は、略円盤状に形成さ
れ、中央にウェハ22の径より小さな径の載置部が形成
されており、段差となる外周部にはそれを覆う略円環状
の石英プレート52が固定されている。
【0050】次に、上記のように構成されたエッチング
装置40の作用を説明する。ガス導入ポート18,47
より導入されたガスは、エッチング室11中で所望の圧
力雰囲気にコントロールされる。エッチング室11内の
ガス雰囲気が安定したところで第1高周波電源25より
コイルアンテナ23に電力が供給され、コイルアンテナ
23より発振された電磁波は反応管14を透過してガス
分子、原子を電離しエッチング室11内はプラズマ状態
となる。
【0051】図示しないコントローラは、第1高周波電
源25の発振とともにモータ42を起動し、タイミング
ベルト50を経由してプーリー48に回転動作が伝達さ
れる。プーリー48にはロータリコネクタ43が固定さ
れており、その先に固定されているコイルアンテナ23
が同時に回転する。
【0052】プラズマが安定して十分なイオンが生成さ
れたところで、第2高周波電源26より電力を供給し、
ウェハ22はイオンアシスト反応やイオン衝撃によりエ
ッチングされる。
【0053】FeRAM等のデバイスに代表されるP
t,Ir,PZT,SBT等の材料をエッチングした場
合、それらの材料はあらゆるエッチャントと反応性が非
常に低い。このため、ほとんどがイオン衝撃によるスパ
ッタエッチでの加工となり、揮発性の分子を作らない。
従って、エッチング生成物の多くはそれぞれの原子のま
まで試料22より削り取られたものであり、エッチング
室11内壁つまり反応管14の内壁に付着する。
【0054】このとき、コイルアンテナ23の立下り部
分33近傍の反応管14内壁には、容量結合によりイオ
ンシース(ion sheath)が形成され、プラズマ中のイオ
ンの極一部はエッチング室11からコイルアンテナ23
の方向に向かい反応管14内壁に衝突する。アンテナ近
傍でのイオンシースの形成は、石英反応管14に限ら
ず、使用する電波を透過する誘電体で起こる。
【0055】コイルアンテナ23の容量結合によるイオ
ンシースで加速されたイオンと反応管14内壁に付着し
ようとしているエッチング生成物は衝突し、エッチング
生成物は拡散される。その結果、コイルアンテナ23近
傍には、エッチング生成物の付着量が少ない。
【0056】以上記述したように、本実施形態によれ
ば、第一実施形態の効果に加えて、以下の効果を奏す
る。 (1)フランジ15上面に固定したロータリコネクタ4
3にコイルアンテナ23を接続し、モータ42にてロー
タリコネクタ43に同軸状に固定したプーリー48を回
動させ、コイルアンテナ23を反応管14外周に沿って
回動させるようにした。その結果、コイルアンテナ23
を反応管14外周に沿って精度良く回動させ、反応管1
4内壁に付着するエッチング生成物の堆積レートのバラ
ツキを抑えることができる。
【0057】(2)中空軸44を有するロータリコネク
タ43を用いることで、フランジ15の温度調節と、エ
ッチング室11の上部からのガス導入とを行うことが可
能となる。
【0058】尚、前記各実施形態は、以下の態様に変更
してもよい。 ・上記各実施形態のコイルアンテナ23の形状を、適宜
変更して実施しても良い。
【0059】例えば、図7(a),(b)に示すよう
に、コイルアンテナ61は、反応管14外周と第2の距
離を離してその反応管14に沿って略1/4周するよう
に形成された立下り部分62と、反応管14外周と第1
の距離を離してその反応管14に沿うように形成され、
立下り部分62との接続点において反応管14から第2
の距離だけ離間するように形成された第1及び第2周回
部分63,64とを備える。このようにしても、上記各
実施形態と同様に、立下り部分62の接合容量成分を、
第1及び第2周回部分63,64のそれよりも大きく
し、反応管14内壁へのエッチング生成物の付着量を低
減することができる。
【0060】また、図8(a),(b)に示すように、
コイルアンテナ71は、電力供給側から徐々に太くした
立下り部分72と、それに接続された第1及び第2周回
部分63,64を備える。このようにすれば反応管14
に対して容量性結合量の分布が均一となる。これによ
り、エッチング生成物の堆積レートを低くし、反応管1
4内壁の堆積分布も均一となり、堆積物は剥がれ難くな
る。
【0061】更に、コイルアンテナを、それが反応管1
4外周に投影される面積を給電側端子から接地側端子に
向かって徐々に大きくするように形成しても良い。例え
ば、図9(a),(b)に示すように、均一の板厚を持
つアンテナ用板材81を給電側端子81aから接地側端
子81bに向かって幅を徐々に太くし、それを反応管1
4の外周に沿ってその外周から等距離に略2ターン巻く
ように形成する。また、図10(a),(b)に示すよ
うに、均一の板厚及び幅を持つアンテナ用板材82を9
0°ひねり、それを反応管14の外周に沿ってその外周
から等距離に略2ターン巻くように形成する。
【0062】板材81,82を反応管14外周と等距離
に略2ターン巻くと、それの容量性結合量は、反応管1
4の投影面積を給電側端子81a,82aから接地側端
子81b,82bに向かって徐々に大きくすることで、
容量性結合量の分布が均一となる。これにより、エッチ
ング生成物の堆積レートを低くし、反応管14内壁の堆
積分布も均一となり、堆積物は剥がれ難くなる。
【0063】このように、コイルアンテナ23を反応管
14に近づけたり、アンテナ23の反応管14に投影さ
れる面積を大きくすることにより、イオンシースの大き
さを変えることができ、エッチング材料やエッチャント
の違いによる生成物の付着量の違いに対応して生成物の
付着をコントロール可能となり、付着レートを減少させ
反応管14の洗浄周期を長期化することが可能となる。
【0064】・上記各実施形態のコイルアンテナ23,
61,71,81,82を、誘導結合型プラズマCVD
装置(inductively coupled plasma enhanced CVD syst
em)等の生成したプラズマにより試料に所定の処理を施
す装置に応用して実施してもよい。もちろん、試料とし
てウェハ以外に、液晶表示装置(LCD)や薄膜磁気ヘ
ッド(TFH)などの製造工程に用いられるエッチング
装置および化学的気相堆積(CVD)装置に具体化して
もよい。
【0065】・上記各実施形態では、エッチング室11
を固定し、反応管14の外周に沿ってコイルアンテナ2
3を回動させるようにしたが、コイルアンテナ23を固
定し反応管14を回動させるようにしてもよい。また、
コイルアンテナ23及び反応管14を、ともに水平回動
させるようにしても良い。このようにしても、上記各実
施形態と同様の効果を得ることができる。
【0066】・上記各実施形態におけるコイルアンテナ
23と反応管14との相対移動は水平回動のみならず、
上下移動、水平回動及び上下移動を行うようにしてもよ
い。 ・上記実施形態において、コントローラ29でコイルア
ンテナ23の移動速度を可変するようにしてもよく、こ
れにより、性質の異なるエッチング生成物の堆積速度を
減少させることが可能となる。
【0067】・上記各実施形態では、コイルアンテナ2
3を略2ターン状に形成したが、略1ターン状又は略3
ターン以上の形状に形成しても良い。 ・上記各実施形態において、コイルアンテナ23の第1
及び第2周回部分31,32と反応管14外周との間隔
を相違させても良い。例えば、第1周回部分31の間隔
を第2周回部分32の間隔より長くする。これにより、
第1周回部分31の容量性結合量と第2周回部分32の
それとを略同一にすることができ、エッチング生成物の
堆積レートをほぼ均一にすることができる。
【0068】・上記第一実施形態において、上部処理室
12を鐘を伏せたような形状の石英ベルジャにより構成
したエッチング装置又はCVD装置に具体化してもよ
い。以上の様々な実施の形態をまとめると、以下のよう
になる。 (付記1) 誘電体よりなる円筒形の反応管を備えた処
理室内に処理ガスを導入して所定の雰囲気にし、前記反
応管の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力を
供給して前記処理室内に生成されるプラズマにより該処
理室内に収容した処理対象物をエッチングするプラズマ
エッチング方法において、前記高周波アンテナに部分的
に大きな容量性結合部分を持たせ、該高周波アンテナと
前記反応管とを相対移動させるようにしたことを特徴と
するプラズマエッチング方法。 (付記2) 誘電体よりなる円筒形の反応管を備えた処
理室内に処理ガスを導入して所定の雰囲気にし、前記反
応管の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力を
供給して前記処理室内に生成されるプラズマにより該処
理室内に収容した処理対象物をエッチングするプラズマ
エッチング装置において、前記高周波アンテナとプラズ
マの間に部分的に大きな容量性結合部分が設けられ、か
つ前記高周波アンテナと前記反応管とを相対移動させる
駆動手段を備えたことを特徴とするプラズマエッチング
装置。 (付記3) 前記容量性結合部分を、前記高周波アンテ
ナの一部を前記反応管に近接させて形成したことを特徴
とする付記2記載のプラズマエッチング装置。 (付記4) 前記容量性結合部分は、上下方向に配列さ
れた複数の周回部分を接続する立下り部分であることを
特徴とする付記2又は3記載のプラズマエッチング装
置。 (付記5) 前記容量性結合部分は、上下方向に配列さ
れた複数の周回部分を接続する立下り部分であり、該部
分の前記反応管への投影面積を接地側に向かって徐々に
大きくして結合容量を略均一に形成したことを特徴とす
る付記2又は3記載のプラズマエッチング装置。 (付記6) 前記高周波アンテナの前記反応管外周への
投影面積を給電側端子から接地側端子にかけて徐々に大
きくして両端子間の結合容量を略均一となるように形成
したことを特徴とする付記2記載のプラズマエッチング
装置。 (付記7) 前記反応管と同軸状にロータリコネクタを
備え、該ロータリコネクタの中心軸を整合器を介してプ
ラズマソース用の高周波電源に接続し、前記中心軸に回
動可能に支持された出力部に前記高周波アンテナの給電
側端子を接続したことを特徴とする付記2〜6のうちの
何れか一項記載のプラズマエッチング装置。 (付記8) 前記中心軸は中空の軸であり、該軸を介し
て処理室の上部からのガス導入、該処理室の温度調整を
可能としたことを特徴とする付記7記載のプラズマエッ
チング装置。 (付記9) 前記高周波アンテナと前記反応管との相対
移動速度を可変する制御手段を備えたことを特徴とする
付記2〜8のうちの何れか一項記載のプラズマエッチン
グ装置。 (付記10) 誘電体よりなる円筒形の反応管を備えた
処理室内に処理ガスを導入して所定の雰囲気にし、前記
反応管の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力
を供給して前記処理室内に生成されるプラズマにより該
処理室内に収容した処理対象物に所望の処理を施すプラ
ズマ処理装置において、前記高周波アンテナとプラズマ
の間に部分的に大きな容量性結合部分が設けられ、かつ
前記高周波アンテナと前記反応管とを相対移動させる駆
動手段を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
誘電体よりなる反応管の側壁における反応生成物の付着
量が少なく、生産効率のよいプラズマエッチング方法、
プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態のプラズマエッチング装置の概
要図である。
【図2】 高周波アンテナの説明図である。
【図3】 ウェハにおけるエッチングレートを示す説明
図である。
【図4】 処理枚数に対するパーティクル個数の説明図
である。
【図5】 処理枚数に対するパーティクル個数の説明図
である。
【図6】 第二実施形態のプラズマエッチング装置の概
要図である。
【図7】 別の高周波アンテナの説明図である。
【図8】 別の高周波アンテナの説明図である。
【図9】 別の高周波アンテナの説明図である。
【図10】 別の高周波アンテナの説明図である。
【符号の説明】
11 処理室(エッチング室) 14 反応管 23 高周波アンテナ(コイルアンテナ) 33 立下り部分
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 実 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 揖斐 恒治 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (72)発明者 小室 玄一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 置田 陽一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 4K057 DA01 DB06 DD01 DM03 DM16 DN01 5F004 AA15 BA20 BB18 BB22 BB32 DB08 DB13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体よりなる円筒形の反応管を備えた
    処理室内に処理ガスを導入して所定の雰囲気にし、前記
    反応管の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力
    を供給して前記処理室内に生成されるプラズマにより該
    処理室内に収容した処理対象物をエッチングするプラズ
    マエッチング方法において、 前記高周波アンテナに部分的に大きな容量性結合部分を
    持たせ、該高周波アンテナと前記反応管とを相対移動さ
    せるようにしたことを特徴とするプラズマエッチング方
    法。
  2. 【請求項2】 誘電体よりなる円筒形の反応管を備えた
    処理室内に処理ガスを導入して所定の雰囲気にし、前記
    反応管の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力
    を供給して前記処理室内に生成されるプラズマにより該
    処理室内に収容した処理対象物をエッチングするプラズ
    マエッチング装置において、 前記高周波アンテナとプラズマの間に部分的に大きな容
    量性結合部分が設けられ、かつ、前記高周波アンテナと
    前記反応管とを相対移動させる駆動手段を備えたことを
    特徴とするプラズマエッチング装置。
  3. 【請求項3】 前記容量性結合部分を、前記高周波アン
    テナの一部を前記反応管に近接させて形成したことを特
    徴とする請求項2記載のプラズマエッチング装置。
  4. 【請求項4】 前記高周波アンテナの前記反応管外周へ
    の投影面積を給電側端子から接地側端子にかけて徐々に
    大きくして両端子間の結合容量を略均一となるように形
    成したことを特徴とする請求項2記載のプラズマエッチ
    ング装置。
  5. 【請求項5】 前記反応管と同軸状にロータリコネクタ
    を備え、該ロータリコネクタの中心軸を整合器を介して
    プラズマソース用の高周波電源に接続し、前記中心軸に
    回動可能に支持された出力部に前記高周波アンテナの給
    電側端子を接続したことを特徴とする請求項2〜4のう
    ちの何れか一項記載のプラズマエッチング装置。
  6. 【請求項6】 誘電体よりなる円筒形の反応管を備えた
    処理室内に処理ガスを導入して所定の雰囲気にし、前記
    反応管の外側に設けられた高周波アンテナに高周波電力
    を供給して前記処理室内に生成されるプラズマにより該
    処理室内に収容した処理対象物に所望の処理を施すプラ
    ズマ処理装置において、 前記高周波アンテナとプラズマの間に部分的に大きな容
    量性結合部分が設けられ、かつ、前記高周波アンテナと
    前記反応管とを相対移動させる駆動手段を備えたことを
    特徴とするプラズマ処理装置。
JP2000255549A 2000-08-25 2000-08-25 プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置 Expired - Lifetime JP3889918B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255549A JP3889918B2 (ja) 2000-08-25 2000-08-25 プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置
US09/775,653 US6926800B2 (en) 2000-08-25 2001-02-05 Plasma etching method and apparatus
US11/168,415 US7906033B2 (en) 2000-08-25 2005-06-29 Plasma etching method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000255549A JP3889918B2 (ja) 2000-08-25 2000-08-25 プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002075963A true JP2002075963A (ja) 2002-03-15
JP3889918B2 JP3889918B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=18744318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000255549A Expired - Lifetime JP3889918B2 (ja) 2000-08-25 2000-08-25 プラズマエッチング方法、プラズマエッチング装置及びプラズマ処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US6926800B2 (ja)
JP (1) JP3889918B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005104203A1 (ja) * 2004-03-31 2005-11-03 Fujitsu Limited 基板処理装置および半導体装置の製造方法
US7268083B2 (en) 2004-03-10 2007-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma etching apparatus and plasma etching process
JP2011124336A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理装置
CN110942971A (zh) * 2013-12-18 2020-03-31 应用材料公司 Ac电力连接器、溅射设备及其方法

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6999938B1 (en) * 1996-06-10 2006-02-14 Libman Richard M Automated reply generation direct marketing system
US7513971B2 (en) * 2002-03-18 2009-04-07 Applied Materials, Inc. Flat style coil for improved precision etch uniformity
EP1552727A4 (en) * 2002-07-26 2007-06-06 Plasmart Co Ltd INDUCTIVE-COUPLED PLASMAGENERATOR WITH LOWER SIDE TRIM
JP2004363332A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Nec Yamagata Ltd プラズマcvd装置
JP2005166950A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Sumitomo Precision Prod Co Ltd プラズマ発生器及びプラズマエッチング装置
US7323080B2 (en) * 2004-05-04 2008-01-29 Semes Co., Ltd. Apparatus for treating substrate
US8552650B2 (en) * 2007-07-12 2013-10-08 Imagineering, Inc. Plasma formation region control apparatus and plasma processing apparatus
JP6255590B2 (ja) * 2011-12-28 2018-01-10 イマジニアリング株式会社 プラズマガス生成装置
US9745663B2 (en) 2012-07-20 2017-08-29 Applied Materials, Inc. Symmetrical inductively coupled plasma source with symmetrical flow chamber
JP6359627B2 (ja) * 2013-03-15 2018-07-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 高対称四重ガス注入によるプラズマリアクタ
US9142392B2 (en) * 2013-04-29 2015-09-22 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Self-cleaning radio frequency plasma source
KR101568653B1 (ko) * 2013-11-12 2015-11-12 (주)얼라이드 테크 파인더즈 플라즈마 장치
US20180096823A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-05 Intevac, Inc. Large area energetic ion source

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69422079T2 (de) * 1993-04-05 2000-05-25 Canon K.K., Tokio/Tokyo Herstellungsverfahren für optischen Aufzeichnungsträger
US5643639A (en) * 1994-12-22 1997-07-01 Research Triangle Institute Plasma treatment method for treatment of a large-area work surface apparatus and methods
JP3318816B2 (ja) 1995-04-27 2002-08-26 ソニー株式会社 誘導結合プラズマ処理装置と誘導結合プラズマ処理方法及び半導体装置の製造方法
US5888413A (en) * 1995-06-06 1999-03-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma processing method and apparatus
EP0777258A3 (en) 1995-11-29 1997-09-17 Applied Materials Inc Self-cleaning plasma processing reactor
JPH1030297A (ja) 1996-07-16 1998-02-03 Tateyama Alum Ind Co Ltd カーテンウォール
US6056848A (en) * 1996-09-11 2000-05-02 Ctp, Inc. Thin film electrostatic shield for inductive plasma processing
JP3510434B2 (ja) 1996-11-25 2004-03-29 株式会社アルバック プラズマ処理装置、クリーニング方法
JPH10302997A (ja) * 1997-04-30 1998-11-13 Anelva Corp プラズマ処理装置
JPH1192968A (ja) 1997-09-17 1999-04-06 Citizen Watch Co Ltd ドライエッチング装置とプラズマ化学的気相堆積装置
JP3540133B2 (ja) 1997-09-19 2004-07-07 富士通株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
US6355183B1 (en) * 1998-09-04 2002-03-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for plasma etching
US6229264B1 (en) * 1999-03-31 2001-05-08 Lam Research Corporation Plasma processor with coil having variable rf coupling
US6564810B1 (en) * 2000-03-28 2003-05-20 Asm America Cleaning of semiconductor processing chambers

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7268083B2 (en) 2004-03-10 2007-09-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma etching apparatus and plasma etching process
WO2005104203A1 (ja) * 2004-03-31 2005-11-03 Fujitsu Limited 基板処理装置および半導体装置の製造方法
JP2011124336A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Ulvac Japan Ltd プラズマ処理装置
CN110942971A (zh) * 2013-12-18 2020-03-31 应用材料公司 Ac电力连接器、溅射设备及其方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3889918B2 (ja) 2007-03-07
US7906033B2 (en) 2011-03-15
US20050252885A1 (en) 2005-11-17
US6926800B2 (en) 2005-08-09
US20020023896A1 (en) 2002-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7906033B2 (en) Plasma etching method and apparatus
US7767056B2 (en) High-frequency plasma processing apparatus
JP5788388B2 (ja) プラズマ処理システム内でプラズマ閉じ込めを操作するための装置およびその方法
JP2006245510A (ja) プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置
JPH09237778A (ja) セルフクリーニング式プラズマ処理リアクタ
TWI651753B (zh) 用以蝕刻高深寬比特徵部之功率調變的方法
JP3983557B2 (ja) 誘導結合型プラズマ処理装置
US7323081B2 (en) High-frequency plasma processing apparatus
JPH10275694A (ja) プラズマ処理装置及び処理方法
JPH10223607A (ja) プラズマ処理装置
JP2845199B2 (ja) ドライエッチング装置およびドライエッチング方法
JPH09129607A (ja) マイクロ波プラズマエッチング装置及び方法
JP2001123271A (ja) プラズマcvd装置のプリコート方法
JP3492289B2 (ja) プラズマcvd装置
JP3398027B2 (ja) 気相成長装置及びその洗浄方法
JP2001102309A (ja) ガス処理装置
JP2006294848A (ja) ドライエッチング方法
JP2003209098A (ja) プラズマ処理装置
JP3222620B2 (ja) 放電処理装置
JPH11162694A (ja) 放電用部品及びプラズマ装置
JP4373685B2 (ja) プラズマ処理方法
JP2003017473A (ja) プラズマ処理装置とプラズマ処理方法および半導体装置の製造方法
JP2002203790A (ja) プラズマ処理装置
JP2004228487A (ja) ドライエッチング方法
JP3555558B2 (ja) エッチング方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040915

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3889918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term