JP2002075917A - 試料の分離装置及び分離方法 - Google Patents

試料の分離装置及び分離方法

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JP2002075917A JP2000256136A JP2000256136A JP2002075917A JP 2002075917 A JP2002075917 A JP 2002075917A JP 2000256136 A JP2000256136 A JP 2000256136A JP 2000256136 A JP2000256136 A JP 2000256136A JP 2002075917 A JP2002075917 A JP 2002075917A
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    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67092Apparatus for mechanical treatment

Abstract

(57)【要約】 【課題】貼り合わせ基板の分離における再現性及び歩留
まりを向上させる。 【解決手段】内部に多孔質層を有する貼り合わせ基板5
0を基板保持部105及び106によって保持し、貼り
合わせ基板50の多孔質層に向けてノズル120から流
体を噴射することにより貼り合わせ基板50を多孔質層
で分離する。この流体は、サーボ駆動式ポンプ200に
より圧力変動が所定範囲内に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貼り合わせ基板等
の試料の分離装置及び分離方法、移設層の移設方法、基
板の製造方法、並びに、半導体装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】絶縁層上に単結晶Si層を有する基板と
して、SOI(silicon on insulator)構造を有する基
板(SOI基板)が知られている。このSOI基板を採
用したデバイスは、通常のSi基板では到達し得ない数
々の優位点を有する。この優位点としては、例えば、以
下のものが挙げられる。 (1)誘電体分離が容易で高集積化に適している。 (2)放射線耐性に優れている。 (3)浮遊容量が小さく、素子の動作速度の高速化が可
能である。 (4)ウェル工程が不要である。 (5)ラッチアップを防止できる。 (6)薄膜化による完全な空乏型電界効果トランジスタ
の形成が可能である。
【0003】SOI構造は、上記のような様々な優位点
を有するため、ここ数十年、その形成方法に関する研究
が進められている。
【0004】単結晶Si基板を、熱酸化した別の単結晶
Si基板に、熱処理又は接着剤により貼り合わせて、S
OI構造を形成する方法がある。この方法では、デバイ
スを形成するための活性層を均一に薄膜化する必要があ
る。すなわち、数百ミクロンもの厚さを有する単結晶S
i基板をミクロンオーダー或いはそれ以下に薄膜化する
必要がある。
【0005】薄膜化の方法としては、研磨による方法
と、選択エッチングによる方法とがある。
【0006】研磨による方法では、単結晶Siを均一に
薄膜化することが困難である。特にサブミクロンオーダ
ーへの薄膜化では、ばらつきが数十%になる。ウェハの
大口径化が進めば、その困難性は増す一方である。
【0007】選択エッチングによる方法は、均一な薄膜
化という点では有効であるが、選択比が102程度しか
得られない点、エッチング後の表面性が悪い点、SOI
層の結晶性が悪い点で問題がある。
【0008】本出願人は、特開平5−21338号公報
において、新たなSOI技術を開示した。この技術は、
単結晶Si基板に多孔質層を形成し、その上に非多孔質
層単結晶層を形成した第1の基板を、絶縁層を介して第
2の基板に貼り合わせ、その後、貼り合わせ基板を多孔
質層で2枚に分離することにより、第2の基板に非多孔
質単結晶層を移し取るものである。この技術は、SOI
層の膜厚均一性が優れていること、SOI層の結晶欠陥
密度を低減し得ること、SOI層の表面平坦性が良好で
あること、高価な特殊仕様の製造装置が不要であるこ
と、数100Å〜10μm程度の範囲のSOI膜を有す
るSOI基板を同一の製造装置で製造可能なこと等の点
で優れている。
【0009】更に、本出願人は、特開平7−30288
9号公報において、第1の基板と第2の基板とを貼り合
わせた後に、第1の基板を破壊することなく第2の基板
から分離し、その後、分離した第1の基板の表面を平滑
化して再度多孔質層を形成し、これを再利用する技術を
開示した。この技術は、第1の基板を無駄なく使用でき
るため、製造コストを大幅に低減することができ、製造
工程も単純であるという優れた利点を有する。
【0010】貼り合わせた基板を第1及び第2の基板の
双方を破壊することなく2枚に分離する方法としては、
例えば、貼り合わせ面に対して垂直な方向に力が加わる
ようにして両基板を互いに反対方向に引っ張る方法、貼
り合わせ面に対して平行に剪断応力を加える方法(例え
ば、貼り合わせ面に平行な面内で両基板を互いに反対方
向に移動させる方法や、円周方向に力が加わるようにし
て両基板を反対方向に回転させる方法など)、貼り合わ
せ面に対して垂直な方向に加圧する方法、分離領域に超
音波などの波動エネルギーを印加する方法、分離領域に
対して貼り合わせ基板の側面側から貼り合わせ面に平行
に剥離用部材(例えばナイフのような鋭利なブレード)
を挿入する方法、分離領域として機能する多孔質層に染
み込ませた物質の膨張エネルギーを利用する方法、分離
領域として機能する多孔質層を貼り合わせ基板の側面か
ら熱酸化させることにより、該多孔質層を体積膨張させ
て分離する方法、分離領域として機能する多孔質層を貼
り合わせ基板の側面から選択的にエッチングして分離す
る方法などがある。
【0011】多孔質Siは、Uhlir等によって1956年に半
導体の電解研磨の研究過程において発見された(A.Uhli
r, BellSyst.Tech.J., vol.35, 333(1956))。多孔質Si
は、Si基板をHF溶液中で陽極化成(Anodization)する
ことにより形成することができる。
【0012】ウナガミ等は、陽極化成におけるSiの溶解
反応を研究し、HF溶液中のSiの陽極反応には正孔が必要
であり、その反応は、次の通りであると報告している
(T.ウナカ゛ミ、J.Electrochem.Soc.,vol.127, 476(198
0))。
【0013】Si+2HF+(2-n)e+ → SiF2+2H++ne- SiF2+2HF → SiF4+H2 SiF4+2HF → H2SiF6 または、 Si+4HF+(4-λ)e+ → SiF4+4H++λe- SiF4+2HF → H2SiF6 ここで、e+およびe-は、それぞれ正孔と電子を表してい
る。また、nおよびλは、それぞれSiの1原子が溶解する
ために必要な正孔の数であり、n>2又はλ>4なる条件
が満たされた場合に多孔質Siが形成されるとしている。
【0014】以上のことから、正孔の存在するP型Siは
多孔質化されるが、N型Siは多孔質化されないと考える
ことができる。この多孔質化における選択性は長野等及
び今井によって報告されている(長野、中島、安野、大
中、梶原、電子通信学会技術研究報告、vol.79,SSD79-9
549(1979))、(K. Imai, Solid-State Electronics, vol.
24,159(1981))。
【0015】しかしながら、高濃度のN型Siであれば
多孔質化されるとの報告もある(R.P. Holmstrom and
J. Y. Chi, Appl. Phys.Lett., vol. 42, 386(198
3))。したがって、P型、N型の別にこだわらず、多孔質
化が可能な基板を選択することが重要である。
【0016】分離層を形成する方法としては、上記の陽
極化成法の他に、例えば、シリコン基板中にイオンを打
ち込む方法がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】例えば、特開平5−2
1338号公報に記載された方法、即ち、多孔質層の上
に単結晶Si層等の非多孔質層を有する第1の基板を絶
縁層を介して第2の基板に貼り合わせてなる基板(以
下、貼り合わせ基板)を該多孔質層の部分で分離し、こ
れにより、第1の基板側に形成された非多孔質層を第2
の基板に移設する方法においては、貼り合わせ基板を再
現性良く、高歩留まりで分離するための技術が極めて重
要である。
【0018】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、貼り合わせ基板等の試料或いは複合
部材の分離における再現性及び歩留まりを向上させるこ
とを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面に係
る分離装置は、流体により試料を分離する分離装置であ
って、内部に分離層を有する試料を保持する保持部と、
前記保持部によって保持された試料の分離層に向けて流
体を噴射するノズルと、流体を前記ノズルに供給する流
体供給部とを備え、前記流体供給部は、分離処理の間、
前記ノズルに供給する流体の圧力変動を所定範囲内に抑
えることを特徴とする。
【0020】ここで、前記流体供給部は、分離処理の
間、前記ノズルに供給する流体の圧力変動を目標圧力に
対して±10%以内に抑えることが好ましい。
【0021】前記流体供給部は、サーボ駆動式ポンプを
含み、該サーボ駆動式ポンプより前記ノズルに流体を供
給することが好ましい。
【0022】本発明の第1の側面に係る分離装置は、前
記保持部を回転させることにより、前記分離層に直交す
る軸を中心として前記試料を回転させる回転駆動部を更
に備えることが好ましい。
【0023】本発明の第1の側面に係る分離装置は、前
記ノズルから噴射される流体が前記試料に打ち込まれる
位置を分離処理の進行に応じて変更する操作機構を更に
備えることが好ましい。前記操作機構は、分離処理の進
行に応じて、前記試料の分離層に対して流体を打ち込む
位置を該分離層の周辺部から中心部に徐々に又は段階的
に変更することが好ましい。
【0024】前記試料は、前記分離層の外側に、側面に
対して窪んだ凹部を有することが好ましい。
【0025】前記分離層は、脆弱な層、例えば、陽極化
成によって形成された層又はイオン注入によって形成さ
れた層であることが好ましい。
【0026】本発明の第2の側面に係る分離方法は、流
体により試料を分離する分離方法であって、内部に分離
層を有する試料の該分離層に向けて、圧力変動が所定範
囲内に抑えられた流体を噴射しながら、該試料を該分離
層で分離することを特徴とする。
【0027】本発明の第3の側面に係る移設方法は、第
1の部材の表面の移設層を第2の部材に移設する移設方
法であって、内部に分離層を有し、その上に移設層を有
する第1の部材と、第2の部材とを密着させて複合部材
を作成する作成工程と、前記複合部材の前記分離層に向
けて、圧力変動が所定範囲内に抑えられた流体を噴射し
ながら、該複合部材を該分離層で分離することにより、
前記第1の部材の移設層を前記第2の部材に移設するこ
とを特徴とする。
【0028】本発明の第4の側面に係る基板の製造方法
は、内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1
の基板の表面と、第2の基板とを貼り合わせて、貼り合
わせ基板を作成する作成工程と、前記貼り合わせ基板の
分離層に向けて、圧力変動が所定範囲内に抑えられた流
体を噴射しながら、該貼り合わせ基板を前記分離層で分
離する分離工程とを含むことを特徴とする。
【0029】ここで、前記所定範囲は、目標圧力に対し
て±10%以内であることが好ましい。
【0030】前記分離工程では、流体の圧力をサーボ制
御することが好ましい。
【0031】前記分離工程では、前記貼り合わせ基板を
前記分離層に直交する軸を中心として回転させながら該
貼り合わせ基板を分離することが好ましい。
【0032】前記分離工程では、流体を前記貼り合わせ
基板に打ち込む位置を分離処理の進行に応じて変更しな
がら該貼り合わせ基板を分離することが好ましい。前記
分離工程では、分離処理の進行に応じて、前記貼り合わ
せ基板の分離層に対して流体を打ち込む位置を該分離層
の周辺部から中心部に徐々に又は段階的に変更しながら
該貼り合わせ基板を分離することが更に好ましい。
【0033】前記分離層は、脆弱な層、例えば、陽極化
成によって形成された層又はイオン注入によって形成さ
れた層であることが好ましい。
【0034】前記移設層は、単結晶Si層を含むことが
好ましく、単結晶Si層の他に、該単結晶Si層の上に
絶縁層を有することが更に好ましい。
【0035】本発明の第5の側面に係る半導体装置の製
造方法は、本発明の第4の側面に係る基板の製造方法を
適用してSOI基板を準備する工程と、前記SOI基板
のSOI層を素子分離して、素子分離されたSOI層に
トランジスタを作り込む工程とを含むことを特徴とす
る。
【0036】前記トランジスタは、部分空乏型のFET
であってもよいし、完全空乏型のFETであってもよ
い。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の好適な実施の形態を説明する。
【0038】図1は、本発明の好適な実施の形態に係る
SOI構造等を有する基板の製造方法を説明する図であ
る。
【0039】まず、図1(a)に示す工程では、第1の
基板(primewafer)10を形成するための単結晶Si基
板11を用意して、その主表面上に分離層としての多孔
質Si層12を形成する。多孔質Si層12は、例え
ば、電解質溶液(化成液)中で単結晶Si基板11に陽
極化成処理を施すことによって形成することができる。
【0040】ここで、電解質溶液としては、例えば、弗
化水素を含む溶液、弗化水素及びエタノールを含む溶
液、弗化水素及びイソプロピルアルコールを含む溶液等
が好適である。より具体的な例を挙げると、電解質溶液
としては、例えば、HF水溶液(HF濃度=49wt
%)とエタノールを体積比2:1で混合した混合液が好
適である。
【0041】また、多孔質Si層12を互いに多孔度の
異なる2層以上の層からなる多層構造としてもよい。こ
こで、多層構造の多孔質Si層12は、表面側に第1の
多孔度を有する第1の多孔質Si層、その下に、第1の
多孔度より大きい第2の多孔度を有する第2の多孔質S
i層を含むことが好ましい。このような多層構造を採用
することにより、後の非多孔質層13の形成工程におい
て、第1の多孔質Si層上に、欠陥等の少ない非多孔質
層13を形成することができると共に、後の分離工程に
おいて、所望の位置で貼り合わせ基板を分離することが
できる。ここで、第1の多孔度としては、10%〜30
%が好ましく、15%〜25%が更に好ましい。また、
第2の多孔度としては、35%〜70%が好ましく、4
0%〜60%が更に好ましい。
【0042】電解質溶液として上記の混合液(HF濃度
が49wt%の弗化水素酸:エタノール=2:1)を利
用する場合は、例えば、電流密度8mA/cm、処理
時間5〜11minの条件で第1層(表面側)を生成
し、次いで、電流密度23〜33mA/cm、処理時
間80sec〜2minの条件で第2層(内部側)を生
成することが好ましい。
【0043】次いで、次の(1)〜(4)の少なくとも
1つの工程を実施することが好ましい。ここで、
(1)、(2)を順に実施することが好ましく、
(1)、(2)、(3)を順に実施すること、或いは、
(1)、(2)、(4)を順に実施することが更に好ま
しく、(1)、(2)、(3)、(4)を順に実施する
ことが最も好ましい。
【0044】(1)多孔質Si層の孔壁に保護膜を形成
する工程(プリ酸化工程) この工程では、多孔質Si層12の孔壁に酸化膜や窒化
膜等の保護膜を形成し、これにより、後の熱処理による
孔の粗大化を防止する。保護膜は、例えば、酸素雰囲気
中で熱処理(例えば、200℃〜700℃が好ましく、
300℃〜500℃が更に好ましい)を実施することに
より形成され得る。その後、多孔質Si層12の表面に
形成された酸化膜等を除去することが好ましい。これ
は、例えば、弗化水素を含む溶液に多孔質Si層12の
表面を晒すことによって実施され得る。
【0045】(2)水素ベ−キング工程(プリベ−キン
グ工程) この工程では、水素を含む還元性雰囲気中において80
0℃〜1200℃で、多孔質Si層12が形成された第
1の基板1に熱処理を実施する。この熱処理により、多
孔質Si層12の表面の孔をある程度封止することがで
きると共に、多孔質Si層12の表面に自然酸化膜が存
在する場合には、それを除去することができる。
【0046】(3)微量原料供給工程(プリインジェク
ション工程) 多孔質Si層12上に非多孔質層13を成長させる場合
は、成長の初期段階で非多孔質層13の原料物質の供給
を微少量として、低速度で非多孔質膜13を成長させる
ことが好ましい。このような成長方法により、多孔質S
i層12の表面の原子のマイグレーションが促進され、
多孔質Si層12の表面の孔を封止することができる。
具体的には、成長速度が20nm/min以下、好まし
くは10nm/min以下、より好ましくは2nm/m
in以下になるように原料の供給を制御する。
【0047】(4)高温ベーキング工程(中間ベーキン
グ工程) 上記の水素ベーキング工程及び/又は微量原料供給工程
における処理温度よりも高い温度で、水素を含む還元性
雰囲気中で熱処理を実施することにより、多孔質Si層
12の更なる封止及び平坦化が実現することができる。
【0048】次いで、図1(b)に示す工程の第1段階
では、多孔質Si層12上に第1の非多孔質層13を形
成する。第1の非多孔質層13としては、単結晶Si
層、多結晶Si層、非晶質Si層等のSi層、Ge層、
SiGe層、SiC層、C層、GaAs層、GaN層、
AlGaAs層、InGaAs層、InP層、InAs
層等が好適である。
【0049】次いで、図1(b)に示す工程の第2段階
では、第1の非多孔質層13の上に第2の非多孔質層と
してSiO層(絶縁層)14を形成する。これにより
第1の基板10が得られる。SiO層14は、例え
ば、O/H雰囲気、1100℃、10〜33min
の条件で生成され得る。
【0050】次いで、図1(c)に示す工程では、第2
の基板(handle wafer)20を準備し、第1の基板10
と第2の基板20とを、第2の基板20と絶縁層14と
が面するように室温で密着させて貼り合わせ基板30を
作成する。
【0051】なお、絶縁層14は、上記のように単結晶
Si層13側に形成しても良いし、第2の基板20上に
形成しても良く、両者に形成しても良く、結果として、
第1の基板と第2の基板を密着させた際に、図1(c)
に示す状態になれば良い。しかしながら、上記のよう
に、絶縁層14を活性層となる第1の非多孔質層(例え
ば、単結晶Si層)13側に形成することにより、第1
の基板10と第2の基板20との貼り合せの界面を活性
層から遠ざけることができるため、より高品位のSOI
基板等の半導体基板を得ることができる。
【0052】基板10、20が完全に密着した後、両者
の結合を強固にする処理を実施することが好ましい。こ
の処理の一例としては、例えば、1)N雰囲気、11
00℃、10minの条件で熱処理を実施し、2)O
/H雰囲気、1100℃、50〜100minの条件
で熱処理(酸化処理)を実施する処理が好適である。こ
の処理に加えて、或いは、この処理に代えて、陽極接合
処理及び/又は加圧処理を実施してもよい。
【0053】第2の基板20としては、Si基板、Si
基板上にSiO層を形成した基板、石英等の光透過性
の基板、サファイヤ等が好適である。しかし、第2の基
板20は、貼り合わせに供される面が十分に平坦であれ
ば十分であり、他の種類の基板であってもよい。
【0054】次いで、図1(d)に示す工程では、後述
の分離方法により貼り合わせ基板30を機械的強度が脆
弱な多孔質層12の部分で分離する。
【0055】図1(e)に示す工程では、分離後の第1
の基板10’の単結晶Si基板11上の多孔質層12b
をエッチング等により選択的に除去する。このようにし
て得られる単結晶Si基板11は、再び第1の基板10
を形成するための基板、又は第2の基板20として利用
され得る。
【0056】貼り合わせ基板としては、次のような方法
により作成されたものを採用してもよい。まず、ミラー
ウェハやエピタキシャルウェハ等の単結晶Si基板に代
表される半導体を準備する。ここで、必要に応じて、該
基板の表面に熱酸化シリコン等の絶縁膜を形成する。次
いで、ラインビームによるイオン打ち込み法、プラズマ
イマージョン法等により、水素イオン、希ガスイオン等
のイオンを該基板に注入し、表面から所定の深さに、分
離層として、比較的高濃度のイオン注入層を形成する。
このようにして第1の基板を得る。
【0057】次いで、上記と同様の方法により作成され
た第2の基板を前述の貼り合わせ方法に従って第1の基
板と貼り合せる。これにより、移設すべき層(移設層)
を内部に有する貼り合わせ基板が得られる。
【0058】このイオン注入層は、歪みが生じたり、欠
陥が生じたり、或いは、注入イオンによる微小気泡が生
じて多孔質体となっていたりする。このようなイオン注
入層は、機械的強度が相対的に弱いため、分離層として
機能する。
【0059】次に、図1(d)に示す分離工程に適用可
能な本発明の好適な実施の形態に係る分離方法及び分離
装置について説明する。本発明の好適な実施の形態で
は、流体(液体又は気体)を貼り合わせ基板等の試料或
いは複合部材の分離層に向けて噴射し、これにより該試
料或いは複合部材を該分離層で2枚の基板に分離する分
離方法及び分離装置において、流体の圧力変動を所定範
囲内に抑えながら該試料或いは複合部材を分離層で分離
することを特徴とする。この圧力変動は、目標圧力の1
0%以内であることが好ましい。また、貼り合わせ基板
等の試料或いは複合部材は、分離層の外側に、側面に対
して窪んだ凹部を有することが好ましい。凹部は、分離
層の全周に沿って設けられていてもよいし、分離層の外
側の位置にのみ設けられていてもよい。
【0060】なお、貼り合わせ基板等の複合部材を流体
を利用して分離する方法は、キヤノン株式会社所有の特
許第2877800号において開示されている。
【0061】まず、本発明の理解のため、流体の圧力変
動が大きい場合に起こり得る問題点について図4〜図6
を参照して説明する。図4〜図6は、流体として水を使
用した所謂ウォータージェット装置により、貼り合わせ
基板を回転させながら分離した時の様子を示している。
図4は、分離処理の初期段階の様子を模式的に示す図、
図5は、分離処理の中間段階の様子を模式的に示す図、
図6は、分離処理の最終段階の様子を模式的に示す図で
ある。図4〜図6において、「分離領域」は、既に分離
された領域であり、「未分離領域」は、未だ分離されて
いない領域、「圧力」は、流体の圧力(ジェットの圧
力)である。この例では、流体の圧力変動は、目標圧力
に対して±20%である。
【0062】このように、流体の圧力変動が大きいと、
分離領域と未分離領域の境界(図中の点線)は蛇行す
る。このような蛇行は、流体の圧力変動に強く依存し、
また、圧力変動の特徴は分離処理の度に異なる。これ
は、分離される貼り合わせ基板ごとに蛇行の経路が変化
し、分離処理の再現性の向上を妨げることを意味する。
このような再現性の悪さにより、分離処理に要する時間
は貼り合わせ基板ごとに相違する。また、このような蛇
行が顕著になると、貼り合わせ基板の内部に作用する流
体による分離力が適正値を越える可能性があり、この場
合、貼り合わせ基板50が多孔質層以外の部分で分離さ
れて、分離された基板に欠陥を生じさせる可能性があ
る。
【0063】以下、上記の検討に基づいて改善された分
離方法及び分離装置について説明する。図2は、本発明
の好適な実施の形態に係る分離装置の構成を示す図であ
る。この分離装置100は、分離対象の試料或いは複合
部材である貼り合わせ基板50を水平に保持し、これを
回転させながら、貼り合わせ基板50の多孔質層に向け
て流体(例えば、水)を噴射することによって、貼り合
わせ基板50を多孔質層の部分で2枚の基板に分離す
る。
【0064】貼り合わせ基板50は、中心軸が共通の一
対の基板保持部105及び106によって保持される。
貼り合わせ基板50は、一対の基板保持部105及び1
06に吸着機構を設け、これにより保持されてもよい
し、一対の基板保持部105及び106によって挟持さ
れてもよい。
【0065】上方の基板保持部105は、回転シャフト
103及びカップリング102を介してモータ101に
連結されている。モータ101は、不図示のコントロー
ラにより回転速度が任意に制御される。回転シャフト1
03は、ベアリング104を介して上部テーブル113
によって軸支されている。
【0066】下方の基板保持部106は、回転シャフト
108及びカップリング109を介してエアシリンダ1
10に連結されている。したがって、下方の基板保持部
106は、エアシリンダ110によって昇降される。エ
アシリンダ110は、貼り合わせ基板50を本分離装置
100にセットする際及び分離された基板を本分離装置
100から取り外す際に駆動される他、分離処理の際に
必要に応じて貼り合わせ基板50に押圧力又は引張力
(貼り合わせ基板を吸着している場合)を印加するため
にも駆動され得る。エアシリンダ110は、不図示のコ
ントローラにより制御される。回転シャフト108は、
ベアリング107を介して下部テーブル114によって
軸支されている。
【0067】下部テーブル114上には、流体を噴射す
るノズル120が配置されている。ノズル120は、位
置調整機構140により、貼り合わせ基板50の軸方向
に平行な方向(上下方向)及び/又は貼り合わせ基板5
0の面方向に平行な方向(水平方向)に位置を調整され
る。分離処理の際は、位置調整機構140により、ノズ
ル120は、貼り合わせ基板50の多孔質層(凹部)に
向けられる。
【0068】ノズル120は、耐高圧ホース121、バ
ルブ123、高圧配管124を介してサーボ駆動式ポン
プ200の出口に接続されている。サーボ駆動式ポンプ
200は、出口における流体の圧力を検知する圧力計2
10を有し、圧力計210の出力に基づいて、流体の圧
力変動を所定値(例えば、目標圧力の10%)以内に抑
える。
【0069】図3は、サーボ駆動式ポンプ200の概略
構成を示す図である。同図において、201はサーボモ
ータ、202はタイミングベルト、203はボールネ
ジ、204及び205はOリング、206はプランジャ
ー、207は逆止弁、210は圧力計、220は圧力コ
ントローラである。圧力コントローラ220は、出口に
設けられた圧力計210の出力に基づいて、出口におけ
る流体の圧力(ノズル120に供給される流体の圧力)
の変動が所定値以内に抑えられるようにサーボモータ2
01を駆動する。サーボモータ201は、タイミングベ
ルト202及びボールネジ203を介してプランジャー
206を駆動することにより流体に圧力を印加する。
【0070】次に、この分離装置100を使用した分離
方法について説明する。
【0071】まず、エアシリンダ110を作動させて、
下方の基板保持部106を降下させ、搬送ロボット等に
より一対の基板保持部105及び106の間の所定位置
に貼り合わせ基板50を搬送する。そして、エアシリン
ダ110を作動させて下方の基板保持部106を上昇さ
せて、一対の基板保持部105及び106に貼り合わせ
基板50を保持させる。この際、一対の基板保持部10
5及び106に吸着機構が備えられている場合には、そ
れを作動させて貼り合わせ基板50を吸着してもよい
し、これに加えて、エアシリンダ110により貼り合わ
せ基板50に対して押圧力又は引張力を印加してもよ
い。また、貼り合わせ基板50を吸着することなく、エ
アシリンダ110により該貼り合わせ基板50に押圧力
を印加することにより、貼り合わせ基板50を保持して
もよい。
【0072】ここで、必要に応じて、位置調整機構14
0によりノズル120の位置を調整し、ノズル120を
貼り合わせ基板50の多孔質層に向ける。ここで、貼り
合わせ基板50には、多孔質層の外周側に凹部が設けら
れていることが好ましい。通常は、第1の基板及び第2
の基板としてべべリング部を有する基板を採用すると、
該第1の基板及び第2の基板を貼り合せることによって
両基板のべべリング部により凹部が形成される。
【0073】以上の作業と前後して、又は、以上の作業
と並行して、ノズル120から流体を噴射するための準
備がなされる。具体的には、サーボ駆動式ポンプ200
を作動させて流体(例えば、水)の圧力が目標圧力(例
えば、500kgf/cm)の所定範囲内(例えば、
目標圧力の±10%以内)で安定するのを待つ。ここ
で、流体の圧力は、サーボモータ201を駆動すること
によりプランジャー206を往復移動させることにより
高められる。
【0074】一対の基板保持部105及び106によっ
て貼り合わせ基板50が保持されると共に流体の圧力が
安定したら、バルブ123を開くことによりノズル12
0から流体を噴射させる。ここで、流体の圧力は、圧力
コントローラ220による制御の下で、目標圧力の所定
範囲内(例えば、±10%以内)に維持される。
【0075】これと前後して、或いは、これと同時に、
モータ101を作動させることにより、貼り合わせ基板
50を回転させる。この状態で貼り合わせ基板50が多
孔質層の部分で2枚の基板に分離されるのを待つ。
【0076】貼り合わせ基板50の分離が完了したら、
バルブ123を閉じると共にモータ101を停止させ、
更に、必要に応じてサーボ駆動式ポンプ200を停止さ
せる(例えば、続けて分離すべき貼り合わせ基板がない
場合)。
【0077】次いで、エアシリンダ110を作動させて
下方の基板保持部106を降下させる。そして、搬送ロ
ボット等により、分離された2枚の基板を基板保持部1
05及び106から受け取る。
【0078】図7〜図9は、図2に示す分離装置を使用
して流体の圧力変動を所定範囲内に抑えながら貼り合わ
せ基板を分離した時の様子を示している。図7は、分離
処理の初期段階の様子を模式的に示す図、図8は、分離
処理の中間段階の様子を模式的に示す図、図9は、分離
処理の最終段階の様子を模式的に示す図である。図7〜
図9において、「分離領域」は、既に分離された領域で
あり、「未分離領域」は、未だ分離されていない領域、
「圧力」は、流体の圧力(ジェットの圧力)である。こ
の例では、流体の圧力変動は、目標圧力に対して±2%
以下である。このように、流体の圧力変動を小さくする
ことにより、分離領域と未分離領域の境界の蛇行が小さ
く抑えられる。これは、分離処理の再現性の向上や、分
離処理による欠陥の防止に寄与する。
【0079】上記の分離方法では、ノズル120と貼り
合わせ基板50との相対的な位置関係が固定された状態
で貼り合わせ基板50を回転させながら分離する。これ
に対して、本発明の他の実施形態に係る分離方法では、
分離処理の初期段階では、貼り合わせ基板50の中心か
らずれた方向(貼り合わせ基板の周辺部)にノズル12
0が向くように該ノズル120を配置して該貼り合わせ
基板50の多孔質層に向けて圧力変動が所定範囲内に抑
えられた流体を噴射し、その後、徐々に又は段階的に、
貼り合わせ基板の中心部にノズル120が向くように該
ノズル120を配置の変更しながら該貼り合わせ基板5
0を多孔質層で分離する。即ち、本発明の他の実施の形
態に係る分離方法では、貼り合わせ基板50に対して流
体を打ち込む位置を該貼り合わせ基板50の周辺部から
中心部に徐々に又は段階的に変更しながら、圧力変動が
所定範囲内に抑えられた流体により該貼り合わせ基板を
分離する。
【0080】この分離方法は、図2に示す分離装置10
0を使用することにより実施することができる。具体的
には、分離処理の際に、位置調整機構140によりノズ
ル120の位置を移動させればよい。
【0081】図10〜図12は、本発明の他の実施の形
態に係る分離方法により貼り合わせ基板を分離した時の
様子を示している。図10は、分離処理の初期段階の様
子を模式的に示す図、図11は、分離処理の中間段階の
様子を模式的に示す図、図12は、分離処理の最終段階
の様子を模式的に示す図である。図10〜図12におい
て、「分離領域」は、既に分離された領域であり、「未
分離領域」は、未だ分離されていない領域、「圧力」
は、流体の圧力(ジェットの圧力)である。この例で
は、流体の圧力変動は、目標圧力に対して±2%以下で
ある。
【0082】このように、流体の圧力変動を小さくする
ことにより、分離領域と未分離領域の境界(図中の点
線)の蛇行が小さく抑えられる。これは、分離処理の再
現性の向上や、分離処理による欠陥の防止に寄与する。
【0083】また、分離処理の際に、貼り合わせ基板5
0に対して流体を打ち込む位置を該貼り合わせ基板50
の周辺部から中心に徐々に又は段階的に変更することに
より、分離領域と未分離領域の境界の蛇行(図中の点
線)を更に小さくすることができる。これは、分離処理
の進行に伴って貼り合わせ基板50に対して流体を打ち
込む位置を変更することにより、予定していない部分が
分離されることが防止されるからである。
【0084】[半導体装置の例]次いで、上記の基板の
製造方法(図1参照)により製造され得る半導体基板を
利用した半導体装置及びその製造方法について図13を
参照しながら説明する。
【0085】図13は、本発明の好適な実施の形態に係
る基板の製造方法を適用して製造され得る半導体基板を
利用した半導体装置の製造方法を示す図である。
【0086】まず、非多孔質層13として半導体層、非
多孔質層14として絶縁層を有するSOI基板を上記の
基板の製造方法を適用して製造する。そして、埋め込み
絶縁膜14上の非多孔質半導体層(SOI層)13を島
状にパタニングする方法、又は、LOCOSと呼ばれる
酸化法等により、トランジスタを形成すべき活性領域1
3’及び素子分離領域54を形成する(図13(a)参
照)。
【0087】次いで、SOI層の表面にゲート絶縁膜5
6を形成する(図13(a)参照)。ゲート絶縁膜56
の材料としては、例えば、酸化シリコン、窒化シリコ
ン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム、酸化タンタ
ル、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化スカンジウム、
酸化イットリウム、酸化ガドリニウム、酸化ランタン、
酸化ジルコニウム、及びこれらの混合物ガラス等が好適
である。ゲート酸化膜56は、例えば、SOI層の表面
を酸化させたり、CVD法又はPVD法によりSOI層
の表面に該当する物質を堆積させたりすることにより形
成され得る。
【0088】次いで、ゲート絶縁膜56上にゲート電極
55を形成する(図13(a)参照)。ゲート電極55
は、例えば、P型又はN型不純物がドープされた多結晶
シリコンや、タングステン、モリブデン、チタン、タン
タル、アルミニウム、銅などの金属又はこれらの少なく
とも1種を含む合金や、モリブデンシリサイド、タング
ステンシリサイド、コバルトシリサイドなどの金属珪化
物や、チタンナイトライド、タングステンナイトライ
ド、タンタルナイトライドなどの金属窒化物などで構成
され得る。ゲート絶縁膜56は、例えばポリサイドゲー
トのように、互いに異なる材料からなる複数の層を積層
して形成されてもよい。ゲート電極55は、例えば、サ
リサイド(セルフアラインシリサイド)と呼ばれる方法
で形成されてもよいし、ダマシンゲートプロセスと呼ば
れる方法で形成してもよいし、他の方法で形成してもよ
い。以上の工程により図13(a)に示す構造体が得ら
れる。
【0089】次いで、燐、砒素、アンチモンなどのN型
不純物又はボロンなどのP型不純物を活性領域13’に
導入することにより、比較的低濃度のソース、ドレイン
領域58を形成する(図13(b)参照)。不純物は、
例えば、イオン打ち込み及び熱処理などにより導入する
ことができる。
【0090】次いで、ゲート電極55を覆うようにして
絶縁膜を形成した後に、これをエッチバックすることに
より、ゲート電極59の側部にサイドウォール59を形
成する。
【0091】次いで、再び上記と同一の導電型の不純物
を活性領域13’に導入し、比較的高濃度のソース、ド
レイン領域57を形成する。以上の工程により図13
(b)に示す構造体が得られる。
【0092】次いで、ゲート電極55の上面並びにソー
ス及びドレイン領域57の上面に金属珪化物層60を形
成する。金属珪化物層60の材料としては、例えば、ニ
ッケルシリサイド、チタンシリサイド、コバルトシリサ
イド、モリブデンシリサイド、タングステンシリサイド
などが好適である。これらの珪化物は、ゲート電極55
の上面並びにソース及びドレイン領域57の上面を覆う
ように金属を堆積させて、その後、熱処理を施すことに
よって、該金属とその下部のシリコンとを反応させた後
に、該金属のうち未反応部分を硫酸などのエッチャント
で除去することによって形成することができる。ここ
で、必要に応じて、珪化物層の表面を窒化させてもよ
い。以上の工程により図13(c)に示す構造体が得ら
れる。
【0093】次いで、シリサイド化したゲート電極の上
面並びにソース及びドレイン領域の上面を覆うように絶
縁膜61を形成する(図13(d)参照)。絶縁膜61
の材料としては、燐及び/又はボロンを含む酸化シリコ
ンなどが好適である。
【0094】次いで、必要に応じて、CMP法により絶
縁膜61にコンタクトホールを形成する。KrFエキシ
マレーザ、ArFエキシマレーザ、Fエキシマレー
ザ、電子ビーム、X線等を利用したフォトリソグラフィ
ー技術を適用すると、一辺が0.25ミクロン未満の矩
形のコンタクトホール、又は、直径が0.25ミクロン
未満の円形のコンタクトホールを形成することができ
る。
【0095】次いで、コンタクトホール内に導電体を充
填する。導電体の充填方法としては、バリアメタル62
となる高融点金属やその窒化物の膜をコンタクトホール
の内壁に形成した後に、タングステン合金、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの導電体63
を、CVD法、PVD法、めっき法などを利用して堆積
させる方法が好適である。ここで、絶縁膜61の上面よ
りも高く堆積した導電体をエッチバック法やCMP法に
より除去してもよい。また、導電体の充填に先立って、
コンタクトホールの底部に露出したソース及びドレイン
領域の珪化物層の表面を窒化させてもよい。以上の工程
によりSOI層にFET等のトランジスタを作り込むこ
とができ、図13(d)に示す構造のトランジスタを有
する半導体装置が得られる。
【0096】ここで、ゲート電極に電圧を印加してゲー
ト絶縁膜下に広がる空乏層が埋め込み絶縁膜14の上面
に届くように活性層(SOI層)13’の厚さ及び不純
物濃度を定めると、形成されたトランジスタは、完全空
乏型トランジスタとして動作する。また、空乏層が埋め
込み酸化膜14の上面に届かないように活性層(SOI
層)13’の厚さ及び不純物濃度を定めると、形成され
たトランジスタは、部分空乏型トランジスタとして動作
する。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、貼り合わせ基
板等の試料或いは複合部材の分離における再現性及び歩
留まりが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造方
法における多孔質層の形成工程を説明するための模式図
である。
【図2】本発明の好適な実施の形態に係る分離装置の構
成を示す図である。
【図3】サーボ駆動式ポンプの概略構成を示す図であ
る。
【図4】流体として水を使用した所謂ウォータージェッ
ト装置により、貼り合わせ基板を回転させながら分離し
た時の様子(初期段階)を示す図である。
【図5】流体として水を使用した所謂ウォータージェッ
ト装置により、貼り合わせ基板を回転させながら分離し
た時の様子(中間段階)を示す図である。
【図6】流体として水を使用した所謂ウォータージェッ
ト装置により、貼り合わせ基板を回転させながら分離し
た時の様子(最終段階)を示す図である。
【図7】本発明の好適な実施の形態に従って流体の圧力
変動を所定範囲内に抑えながら貼り合わせ基板を分離し
た時の様子(初期段階)を示す図である。
【図8】本発明の好適な実施の形態に従って流体の圧力
変動を所定範囲内に抑えながら貼り合わせ基板を分離し
た時の様子(中間段階)を示す図である。
【図9】本発明の好適な実施の形態に従って流体の圧力
変動を所定範囲内に抑えながら貼り合わせ基板を分離し
た時の様子(最終段階)を示す図である。
【図10】本発明の好適な他の実施の形態に従って、ノ
ズルの位置を制御すると共に流体の圧力変動を所定範囲
内に抑えながら貼り合わせ基板を分離した時の様子(初
期段階)を示す図である。
【図11】本発明の好適な他の実施の形態に従って、ノ
ズルの位置を制御すると共に流体の圧力変動を所定範囲
内に抑えながら貼り合わせ基板を分離した時の様子(中
間段階)を示す図である。
【図12】本発明の好適な他の実施の形態に従って、ノ
ズルの位置を制御すると共に流体の圧力変動を所定範囲
内に抑えながら貼り合わせ基板を分離した時の様子(最
終段階)を示す図である。
【図13】本発明の好適な実施の形態に係る基板の製造
方法を適用して製造され得る半導体基板を利用した半導
体装置の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
10 第1の基板 11 単結晶Si基板 12 多孔質Si層 13 第1の非多孔質層 14 第2の非多孔質層 20 第2の基板 50 貼り合わせ基板 101 モータ 102 カップリング 103 回転シャフト 104 ベアリング 105 基板保持部 106 基板保持部 107 ベアリング 108 回転シャフト 109 カップリング 110 エアシリンダ 113 上部テーブル 114 下部テーブル 120 ノズル 121 耐高圧ホース 123 バルブ 124 高圧配管 140 位置調整機構 200 サーボ駆動式ポンプ 201 サーボモータ 202 タイミングベルト 203 ボールネジ 204 Oリング 205 Oリング 206 プランジャー 207 逆止弁 210 圧力計 220 圧力コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/12 H01L 21/76 R D 29/786 P 21/336 29/78 627D Fターム(参考) 5F032 AA06 AA13 AA35 AA44 CA17 DA67 DA71 5F110 AA30 CC02 DD03 DD04 DD05 DD13 EE01 EE02 EE03 EE04 EE05 EE06 EE09 EE14 EE32 FF01 FF02 FF03 FF04 FF22 FF27 FF29 GG01 GG02 GG03 GG04 GG12 GG13 GG15 HJ01 HJ13 HJ15 HK05 HK40 HL01 HL02 HL03 HL04 HL06 HL22 HL24 HM15 NN02 NN22 NN25 NN26 NN62 NN66 QQ11 QQ17 QQ19

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体により試料を分離する分離装置であ
    って、 内部に分離層を有する試料を保持する保持部と、 前記保持部によって保持された試料の分離層に向けて流
    体を噴射するノズルと、 流体を前記ノズルに供給する流体供給部と、 を備え、前記流体供給部は、分離処理の間、前記ノズル
    に供給する流体の圧力変動を所定範囲内に抑えることを
    特徴とする分離装置。
  2. 【請求項2】 前記流体供給部は、分離処理の間、前記
    ノズルに供給する流体の圧力変動を目標圧力に対して±
    10%以内に抑えることを特徴とする請求項1に記載の
    分離装置。
  3. 【請求項3】 前記流体供給部は、サーボ駆動式ポンプ
    を含み、該サーボ駆動式ポンプより前記ノズルに流体を
    供給することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の分離装置。
  4. 【請求項4】 前記保持部を回転させることにより、前
    記分離層に直交する軸を中心として前記試料を回転させ
    る回転駆動部を更に備えることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項に記載の分離装置。
  5. 【請求項5】 前記ノズルから噴射される流体が前記試
    料に打ち込まれる位置を分離処理の進行に応じて変更す
    る操作機構を更に備えることを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれか1項に記載の分離装置。
  6. 【請求項6】 前記操作機構は、分離処理の進行に応じ
    て、前記試料の分離層に対して流体を打ち込む位置を該
    分離層の周辺部から中心部に徐々に又は段階的に変更す
    ることを特徴とする請求項5に記載の分離装置。
  7. 【請求項7】 前記試料は、前記分離層の外側に、側面
    に対して窪んだ凹部を有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれか1項に記載の分離装置。
  8. 【請求項8】 前記分離層は、脆弱な層であることを特
    徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の
    分離装置。
  9. 【請求項9】 前記分離層は、陽極化成によって形成さ
    れた層であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の
    いずれか1項に記載の分離装置。
  10. 【請求項10】 前記分離層は、イオン注入によって形
    成された層であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    7のいずれか1項に記載の分離装置。
  11. 【請求項11】 流体により試料を分離する分離方法で
    あって、 内部に分離層を有する試料の該分離層に向けて、圧力変
    動が所定範囲内に抑えられた流体を噴射しながら、該試
    料を該分離層で分離することを特徴とする分離方法。
  12. 【請求項12】 前記所定範囲は、目標圧力に対して±
    10%以内であることを特徴とする請求項11に記載の
    分離方法。
  13. 【請求項13】 流体の圧力をサーボ制御することを特
    徴とする請求項11又は請求項12に記載の分離方法。
  14. 【請求項14】 前記試料を前記分離層に直交する軸を
    中心として回転させながら該試料を分離することを特徴
    とする請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載
    の分離方法。
  15. 【請求項15】 流体を前記試料に打ち込む位置を分離
    処理の進行に応じて変更しながら該試料を分離すること
    を特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれか1項
    に記載の分離方法。
  16. 【請求項16】 分離処理の進行に応じて、前記試料の
    分離層に対して流体を打ち込む位置を該分離層の周辺部
    から中心部に徐々に又は段階的に変更しながら該試料を
    分離することを特徴とする請求項11乃至請求項14の
    いずれか1項に記載の分離方法。
  17. 【請求項17】 前記試料は、前記分離層の外側に、側
    面に対して窪んだ凹部を有することを特徴とする請求項
    11乃至請求項16のいずれか1項に記載の分離方法。
  18. 【請求項18】 前記分離層は、脆弱な層であることを
    特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれか1項に
    記載の分離方法。
  19. 【請求項19】 前記分離層は、陽極化成によって形成
    された層であることを特徴とする請求項11乃至請求項
    17のいずれか1項に記載の分離方法。
  20. 【請求項20】 前記分離層は、イオン注入によって形
    成された層であることを特徴とする請求項11乃至請求
    項17のいずれか1項に記載の分離方法。
  21. 【請求項21】 第1の部材の表面の移設層を第2の部
    材に移設する移設方法であって、 内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の部
    材と、第2の部材とを密着させて複合部材を作成する作
    成工程と、 前記複合部材の前記分離層に向けて、圧力変動が所定範
    囲内に抑えられた流体を噴射しながら、該複合部材を該
    分離層で分離することにより、前記第1の部材の移設層
    を前記第2の部材に移設することを特徴とする移設方
    法。
  22. 【請求項22】 基板の製造方法であって、 内部に分離層を有し、その上に移設層を有する第1の基
    板の表面と、第2の基板とを貼り合わせて、貼り合わせ
    基板を作成する作成工程と、 前記貼り合わせ基板の分離層に向けて、圧力変動が所定
    範囲内に抑えられた流体を噴射しながら、該貼り合わせ
    基板を前記分離層で分離する分離工程と、 を含むことを特徴とする基板の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記所定範囲は、目標圧力に対して±
    10%以内であることを特徴とする請求項22に記載の
    基板の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記分離工程では、流体の圧力をサー
    ボ制御することを特徴とする請求項22又は請求項23
    に記載の基板の製造方法。
  25. 【請求項25】 前記分離工程では、前記貼り合わせ基
    板を前記分離層に直交する軸を中心として回転させなが
    ら該貼り合わせ基板を分離することを特徴とする請求項
    22乃至請求項24のいずれか1項に記載の基板の製造
    方法。
  26. 【請求項26】 前記分離工程では、流体を前記貼り合
    わせ基板に打ち込む位置を分離処理の進行に応じて変更
    しながら該貼り合わせ基板を分離することを特徴とする
    請求項22乃至請求項25のいずれか1項に記載の基板
    の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記分離工程では、分離処理の進行に
    応じて、前記貼り合わせ基板の分離層に対して流体を打
    ち込む位置を該分離層の周辺部から中心部に徐々に又は
    段階的に変更しながら該貼り合わせ基板を分離すること
    を特徴とする請求項22乃至請求項25のいずれか1項
    に記載の基板の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記分離層は、脆弱な層であることを
    特徴とする請求項22乃至請求項27のいずれか1項に
    記載の基板の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記分離層は、陽極化成によって形成
    された層であることを特徴とする請求項22乃至請求項
    27のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  30. 【請求項30】 前記分離層は、イオン注入によって形
    成された層であることを特徴とする請求項22乃至請求
    項27のいずれか1項に記載の基板の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記移設層は、単結晶Si層を含むこ
    とを特徴とする請求項22乃至請求項30のいずれか1
    項に記載の基板の製造方法。
  32. 【請求項32】 前記移設層は、前記単結晶Si層の他
    に、該単結晶Si層の上に絶縁層を有することを特徴と
    する請求項31に記載の基板の製造方法。
  33. 【請求項33】 半導体装置の製造方法であって、 請求項22に記載の基板の製造方法を適用してSOI基
    板を準備する工程と、 前記SOI基板のSOI層を素子分離して、素子分離さ
    れたSOI層にトランジスタを作り込む工程と、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記トランジスタは、部分空乏型のF
    ETであることを特徴とする請求項33に記載の半導体
    装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記トランジスタは、完全空乏型のF
    ETであることを特徴とする請求項33に記載の半導体
    装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 トランジスタを有する半導体装置であ
    って、 請求項33乃至請求項35のいずれか1項に記載の半導
    体装置の製造方法により得られた半導体装置。
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