JP2002075476A - 光電変換膜、光電変換用電極、および光電変換素子 - Google Patents

光電変換膜、光電変換用電極、および光電変換素子

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JP2002075476A
JP2002075476A JP2000262465A JP2000262465A JP2002075476A JP 2002075476 A JP2002075476 A JP 2002075476A JP 2000262465 A JP2000262465 A JP 2000262465A JP 2000262465 A JP2000262465 A JP 2000262465A JP 2002075476 A JP2002075476 A JP 2002075476A
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titanium oxide
film
electrode
metal ion
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Atsushi Kadota
敦志 門田
Yoriji Tanabe
順志 田辺
Noriyoshi Nanba
憲良 南波
Hidekazu Hayama
秀和 羽山
Koichi Yamaguchi
浩一 山口
Ko Hayashi
紅 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、色素増感型太陽電池に対して有利に
適用される、従来よりも電子伝導性の高い酸化チタンを
含む光電変換膜、光電変換用電極、および光電変換素子
を提供する。 【解決手段】 光電変換用電極と、その対極と、それら
の電極に接触する電解質とを有してなる光電変換素子で
あって、前記光電変換用電極は、導電性表面を有する基
板と、その導電性表面に形成された酸化チタン膜と、そ
の酸化チタン膜の表面に吸着された有機色素を有し、前
記酸化チタン膜は、5価金属イオンド−パントを含有し
てなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光エネルギーを電
気エネルギーに変換するための光電変換膜、光電変換用
電極、および光電変換素子に関し、特に、有機色素が結
合された酸化チタンを備える光電変換膜、光電変換用電
極、および光電変換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、グレッツェルらはル
テニウム系色素を吸着した多孔質酸化チタン電極を用い
ることにより、アモルファスシリコン太陽電池なみの性
能を有する色素増感型太陽電池を報告している(J.Am.C
hem.Soc.115(1993)6382)。
【0003】このタイプの太陽電池の作用は、酸化チタ
ン上に吸着された有機色素が光励起されることにより生
じた励起電子は酸化チタンに注入され、当該注入された
電子は酸化チタン中を移動して背面の透明導電膜から取
り出されるというメカニズムで説明されている。
【0004】アモルファスシリコン太陽電池なみの光電
流値を得るには、酸化チタン上に吸着された有機色素量
は1.3×10-7mol/cm2程度必要とされる。これを実
現するには、見かけ表面積に対する実表面積の比が10
00程度の超微粒子酸化チタンを用い、さらには酸化チ
タン層の膜厚を10μm以上とすることが必要となる。
【0005】上述のメカニズムからも分かるように、こ
のタイプの太陽電池では酸化チタン膜中の電子伝導性が
電池特性を大きく左右する一因となっており、酸化チタ
ン膜の電子伝導性が悪いとセルの直列抵抗が増大してフ
ィルファクタ−、変換効率の低下といった問題をもたら
してしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような実状のもと
に本発明は、創案されたものであって、その目的は、例
えば、色素増感型太陽電池に対して有利に適用される、
従来よりも電子伝導性の高い酸化チタンを含む光電変換
膜、光電変換用電極、および光電変換素子を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、酸化チタ
ン膜に5価金属イオンド−パントを含有させることで、
5価金属イオンド−パントの固溶による電荷補償により
生成したドナ−Ti3+が酸化チタン膜中の電子導電性向
上に寄与することを見いだした。さらに5価金属イオン
ド−パントと共にRuを含有させることで5価金属イオ
ンド−パントおよびRuの固溶による電荷補償により生
成したドナ−Ru3+およびRu2+がTi3+と共に酸化チ
タン膜中の電子導電性向上に寄与することを見いだし、
本発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は、光エネルギーを電気
エネルギーに変換するための光電変換膜であって、該光
電変換膜は、酸化チタンと、少なくともこの酸化チタン
表面の一部を覆う有機色素を含み、前記酸化チタンは、
5価金属イオンド−パントを含有してなるように構成さ
れる。
【0009】また、本発明は、導電性表面を有する基板
と、その導電性表面に形成された酸化チタン膜と、その
酸化チタン膜の表面に吸着された有機色素を有する光電
変換用電極であって、前記酸化チタン膜は、5価金属イ
オンド−パントを含有してなるように構成される。
【0010】また、本発明は、光電変換用電極と、その
対極と、それらの電極に接触する電解質とを有してなる
光電変換素子であって、前記光電変換用電極は、導電性
表面を有する基板と、その導電性表面に形成された酸化
チタン膜と、その酸化チタン膜の表面に吸着された有機
色素を有し、前記酸化チタン膜は、5価金属イオンド−
パントを含有してなるように構成される。
【0011】また、好ましい態様として、本発明におけ
る前記5価金属イオンド−パントは、Nb、Ta、Sb
の中から選ばれる少なくとも1種として構成される。
【0012】また、好ましい態様として、本発明におけ
る前記酸化チタンは、前記5価金属イオンド−パントに
加えてさらにRuイオンドーパントを含有してなるよう
に構成される。
【0013】
【発明の実施の形態】光電変換膜の実施の形態 本発明の光電変換膜は、光エネルギーを電気エネルギー
に変換するための光電変換膜であって、光電変換膜は、
酸化チタンと、少なくともこの酸化チタン表面の一部を
覆う有機色素を含み、有機色素は、前記酸化チタンの表
面に吸着された形態をとっている。つまり、球状の酸化
チタン粒子の表面や、酸化チタン粒子が繋がった一連の
層状の表面には、有機色素が皮膜状に吸着された形態を
とっている。
【0014】そして、本発明における酸化チタンは、5
価金属イオンド−パント(V、Nb、Ta、Sb、P、
As、Bi、Mo、Re等の金属イオン)を含有して構
成される。さらには、このような5価金属イオンド−パ
ントに加えてさらにRuイオンドーパントを含有して構
成される。
【0015】このような光電変換膜においては、光を吸
収して励起した色素が電子を酸化チタンへ供給すること
により、光−電気エネルギーの変換が行なわれる。
【0016】このような光電変換膜は、好適には、後述
する光電変換用電極やこれを用いた太陽電池等の光電変
換素子に応用される。従って、製法等を含めた膜構成等
の詳細な説明は後述する光電変換用電極やこれを用いた
光電変換素子のところで詳しく説明することにする。
【0017】光電変換用電極(酸化チタン電極)の実施
の形態 図1には光電変換素子1の好適例として太陽電池1の概
略模式図が示されている。この図において、一方の電極
(図面の左側)は、本発明の光電変換用電極10(酸化
チタン電極10)である。
【0018】光電変換用電極10は、導電性表面2aを
有する基板2と、その導電性表面2aに形成された酸化
チタン膜4と、その酸化チタン膜4の表面に吸着された
有機色素7を有しており、酸化チタン膜は、5価金属イ
オンド−パントを含有しているところに特徴がある。ち
なみに、前記光電変換膜との構成上の関係において、前
記光電変換膜は、酸化チタン膜4と、その酸化チタン膜
4の表面に吸着された有機色素7との構成を実質的な必
須構成要件としている。
【0019】本発明の光電変換用電極10(酸化チタン
電極)を製造するには、まず、5価金属イオンド−パン
トを含有させた酸化チタン微粒子を含む塗布液を作製す
る。用いる酸化チタン微粒子は、その1次粒子径が微細
なほど好ましく、その1次粒子径は、通常、1〜500
0nm、好ましくは5〜50nmである。
【0020】上記の塗布液は、(1)ゾル−ゲル法によ
り5価金属イオンド−パントを含有させた酸化チタン微
粒子を生成、分散する方法や、(2)粉体状の5価金属
イオンド−パント含有酸化チタン微粒子を溶媒に分散さ
せることで得ることができる。
【0021】5価金属イオンド−パントとしては、V、
Nb、Ta、Sb、P、As、Bi、Mo、Re等の金
属イオンが挙げられる。中でもそのイオン半径がチタン
のイオン半径に近い5価金属イオンがより好ましく、具
体的にはNb、Ta、Sbが好ましい。5価金属イオン
ド−パントの含有量は、Tiに対し0.01〜10mol
%、好ましくは0.2〜2mol%である。この値が、0.
01mol%未満となると、ドープによる効果が発現しない
という不都合が生じ、また、この値が10mol%を超える
と、5価金属イオンド−パントがTiO2に固溶しきれ
ないという不都合が生じる。
【0022】また、上記の5価金属イオンド−パントと
共に、イオン半径がチタンのイオン半径に近いRuイオ
ンを含有させることが好ましい。Ruイオンの含有量
は、Tiに対し0.01〜1mol%、好ましくは0.1〜
0.4mol%である。この値が、0.01mol%未満となる
と、ドープによる効果が発現しないという不都合が生
じ、また、この値が1mol%を超えると、塗布膜が着色
し、かえって太陽電池の変換効率が低下するという不都
合が生じる。
【0023】溶媒中に分散した5価金属イオンド−パン
ト含有酸化チタン微粒子は、その1次粒子状で分散す
る。溶媒としては水、有機溶媒、および水と有機溶媒と
の混合液が挙げられる。有機溶媒としては、メタノ−
ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、テルピネオ−ル等のア
ルコ−ル、メチルエチルケトン、アセトン、アセチルア
セトン等のケトン、ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化
水素等が挙げられる。
【0024】溶媒への5価金属イオンド−パント含有酸
化チタン微粒子の分散性を高めるため、あらかじめ5価
金属イオンド−パント含有酸化チタン微粒子表面を分散
剤で処理したり、あるいは塗布液中に分散剤を添加する
ことが好ましい。また、塗布液中には必要に応じ、界面
活性剤(例えばtriton X−100等)や粘度調整剤を加
えることができる。
【0025】溶媒中の5価金属イオンド−パント含有酸
化チタン微粒子濃度は、0.1〜70重量%、好ましく
は5〜40重量%である。この値が、0.1重量%未満
となると、溶媒中の酸化チタン微粒子濃度が低すぎて所
望の膜厚を得るのが困難となり、また、この値が70重
量%を超えると、分散液の粘度が上がりすぎて塗布が困
難になるという不都合が生じる。
【0026】次に、前記塗布液を基板2上に塗布、乾燥
させ、次いで空気中または不活性ガス中で焼成して、基
板2上に5価金属イオンド−パント含有酸化チタン膜を
形成する。基板としては、前述したように少なくともそ
の表面に導電性表面2aが形成された基板が用いられ
る。このような基板としては、ガラスなどの耐熱性基板
上に酸化インジウム、酸化錫の導電性金属酸化物薄膜を
形成したものや金属等の導電性材料からなる基板が用い
られる。このような導電性基板は従来よく知られたもの
である。基板の厚さは特に制限されないが、0.3〜5
mm程度が好適である。このような導電性基板は、透明
又は不透明であることができるが、好ましくは透明であ
る。基板上に塗布、乾燥して得られるチタン含有被膜
は、基板との結合力およびその微粒子相互の結合力が弱
く、機械的強度の弱いものである。従って、一般には、
これを焼成して微粒子間の機械的強度を高め、かつ基板
に強く固着した焼成物膜とする。
【0027】本発明においては、このような焼成後の焼
成物膜は多孔質膜とし、その厚さは少なくとも10n
m、好ましくは500〜30000nmとされ、かつそ
の見かけ表面積に対する実表面積の比は10以上、好ま
しくは100以上とされる。この比の上限は特に規制さ
れないが、通常、1000〜2000である。前記見か
けの表面積とは、通常の表面積を意味し、例えば、その
表面形状が長方形の場合には、(縦の長さ)×(横の長
さ)で表される。
【0028】前記実表面積とは、クリプトンガスの吸着
量により求めたBET表面積を意味する。その具体的測
定方法は、見かけ表面積1cm2の基板付酸化チタン膜
をBET表面積測定装置(マイクロメリティクス社製、
ASAP2000)を用い、液体窒素温度でクリプトンガスを吸
着させる方法である。この測定方法により得られたクリ
プトンガス吸着量に基づいてBET表面積が算出され
る。
【0029】このような多孔質構造膜は、その内部に微
細な細孔とその表面に微細凹凸を有するものである。焼
成物膜の厚さおよび見かけ表面積に対する実表面積の比
が前記範囲より小さくなると、その表面に有機色素を単
分子膜として吸着させたときに、その有機色素単分子膜
の表面積が小さくなり、光吸収効率の良い電極を得るこ
とが出来なくなる。
【0030】このような多孔質構造の焼成物膜は、5価
金属イオンド−パント含有酸化チタン微粒子の塗布液を
基板上に塗布、乾燥して形成された微粒子集合体膜の焼
成に際し、その焼成温度を低くし、微粒子集合体膜を軽
く焼成させることによって得ることができる。この場
合、焼成温度は1000℃以下であり、通常、300〜
800℃、好ましくは400〜700℃である。焼成温
度が1000℃を超えると、焼成物膜の焼結が進みす
ぎ、その実表面積が小さくなり、所望する焼成物膜を得
ることが出来ない。前記見かけ表面積に対する実表面積
の比は、5価金属イオンド−パント含有酸化チタン微粒
子の粒径および比表面積や、焼成温度等によりコントロ
−ルすることができる。
【0031】このようにして得られた基板上の5価金属
イオンド−パント含有酸化チタン膜4表面に、有機色素
7を単分子として吸着させる。有機色素7としては、酸
化チタン膜と化学的に結合することができる色素が好ま
しく、分子内にカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸
基、もしくは水酸基を有するものが好ましい。具体的に
は、ビピリジルRu錯体、タ−ピリジルRu錯体、フェ
ナントロリンRu錯体、ビシンコニン酸Ru錯体などの
Ru錯体、エオシンY、ジブロモフルオレセイン、フル
オレセイン、ロ−ダミンB、ピロガロ−ル、ジクロロフ
ルオレセイン、エリスロシンB、フルオレシン、マ−キ
ュロクロム等の有機色素が挙げられる。
【0032】5価金属イオンド−パント含有酸化チタン
膜表面に、有機色素を単分子として吸着させるには、有
機色素を有機溶媒に溶解させて形成した有機色素溶液中
に、該酸化チタン膜4を基板2とともに浸漬すればよ
い。この場合、有機色素溶液が、多孔質構造膜である5
価金属イオンド−パント含有酸化チタン膜の内部深く進
入するように、その膜を有機色素への浸漬に先立ち、減
圧処理したり、加熱処理して、膜中に含まれる気泡をあ
らかじめ除去しておくのが好ましい。浸漬時間は30分
〜24時間程度である。色素の吸着を効率よく行うた
め、還流処理を行っても良い。また、浸漬処理は、必要
に応じ、複数回繰り返し行うこともできる。前記浸漬処
理後、有機色素を吸着した5価金属イオンド−パント含
有酸化チタン膜は、常温〜80℃で乾燥する。
【0033】本発明においては、5価金属イオンド−パ
ント含有酸化チタン膜4に吸着される有機色素7は、1
種である必要はなく、必要によっては光吸収領域の異な
る複数の有機色素を吸着させることができる。これによ
って、光を効率よく利用することができる。複数の有機
色素を膜に吸着させるには、複数の有機色素を含む溶液
中に膜を浸漬する方法や、有機色素溶液を複数用意し、
これらの溶液に膜を順次浸漬する方法等が挙げられる。
有機色素を有機溶媒に溶解させた溶液において、その有
機溶媒としては、有機色素を溶解しうるものであれば任
意のものが使用可能である。このようなものとしては、
例えば、メタノ−ル、エタノ−ル、アセトニトリル、ジ
メチルホルムアミド、ジオキサン、ジクロロメタン、ト
ルエン等が挙げられる。
【0034】溶液中の有機色素の濃度は、溶液100ml
中、1〜200mg、好ましくは10〜100mg程度であ
る。
【0035】光電変換素子(好適例として太陽電池)の
実施の形態 本発明の太陽電池1は、図1に示されるように前記酸化
チタン電極10と対極30とそれらの電極10,30に
接触するレドックス電解質40とから構成される。レド
ックス電解質としては、I-/I3 -系や、Br-/Br3 -
系、キノン/ハイドロキノン系等が挙げられる。このよ
うなレドックス電解質は、従来公知の方法によって得る
ことが出来、例えば、I-/I3 -系の電解質は、ヨウ素
のアンモニウム塩とヨウ素を混合することによって得る
ことができる。電解質は、液体電解質又はこれを高分子
物質中に含有させた固体高分子電解質、低分子ゲル化剤
中に含有させた低分子ゲル固体電解質であることができ
る。液体電解質において、その溶媒としては、電気化学
的に不活性であるものが用いられ、例えば、アセトニト
リル、炭酸プロピレン、エチレンカ−ボネ−ト等が用い
られる。
【0036】対極30としては、導電性を有するもので
あれば良く、任意の導電性材料が用いられるが、I3 -
オン等の酸化型レドックスイオンの還元反応を充分な速
さで行わせる触媒能を持ったものの使用が好ましい。こ
のようなものとしては、白金電極、導電材料表面に白金
めっきや白金蒸着を施したもの、ロジウム金属、ルテニ
ウム金属、酸化ルテニウム、カ−ボン等が挙げられる。
【0037】本発明の太陽電池は、前記酸化チタン電極
10、電解質40及び対極30をケ−ス内に収納して封
止するかまたはそれら全体を樹脂封止する。この場合、
その酸化チタン電極10には光が当たる構造とする。こ
のような構造の電池は、その酸化チタン電極に光を当て
ると、酸化チタン電極とその対極との間に電位差が生
じ、両極間に電流が流れるように作用する。
【0038】
【実施例】次に本発明の具体的な実施例を挙げて、本発
明をさらに詳細に説明する。
【0039】〔実施例1〕タンタルド−パント含有酸化チタン微粒子液の調整 チタンイソプロポキシドとタンタルエトキシドを以下の
ように加水分解することにより、タンタルド−パント含
有酸化チタン微粒子液を調整した。125mlのチタン
イソプロポキシドと3.33gのタンタルエトキシドを
窒素雰囲気中80℃で8時間攪拌し、これを0.1M硝
酸水溶液750mlに攪拌しながら添加した。これを8
0℃で8時間激しく攪拌した。得られた液体をチタン製
の圧力容器内で220℃、20atmで12時間オ−トク
レ−ブ処理した。その後、エバポレ−タ−でタンタルド
−パント含有酸化チタン濃度が11wt%になるまで水系
分散液を濃縮した。ここへ、分子量20000のポリエ
チレングリコ−ルをゾルに対し5wt%添加し、室温で1
時間攪拌した。
【0040】タンタルド−パント含有酸化チタン電極の
作製 上記のタンタルド−パント含有酸化チタン微粒子液を用
いて、以下の要領でタンタルド−パント含有酸化チタン
電極を作製した。
【0041】縦3.0cm、横3.0cm、厚さ1mm
の導電性ガラス基板(F−SnO2、シ−ト抵抗10Ω
/□)の導電膜面側に、酸化チタン塗布用の穴(0.5
cm×0.5cm)を設けた厚さ70μmのマスキング
テ−プを貼り、穴の端部に前記タンタルド−パント含有
酸化チタン微粒子液をピペットで添加した。このゾル液
を縁が平らなガラス板を用いて引き延ばすことにより基
板上に広げた。
【0042】このように広げた膜を空気中で30分間乾
燥し、乾燥後マスキングテ−プを剥がし取った。次に、
電気炉を用いて500℃で1時間焼成した。昇温速度は
5℃/minとした。焼成後の酸化チタン膜のX線回折
測定を行ったところ、タンタルはイオンとしてド−ピン
グされていることが確認された。すなわち、X線回折測
定結果によれば、酸化チタンのアナタ−ゼに由来する回
折ピ−クのみが現れ、酸化タンタルのピ−クは観測され
なかった。
【0043】焼成後、増感色素として(4,4’−ジカ
ルボン酸−2,2’−ビピリジン)ルテニウム(II)ジ
イソチアネ−トを用い、このものを5×10-4M含有さ
せた無水エタノ−ル溶液20mlに浸漬し、18時間放
置した。放置後、酸化チタン電極を取り出し無水アセト
ニトリルで洗浄した。基板上のタンタルド−パント含有
酸化チタン膜は吸着されたルテニウム色素により深紅色
となった。
【0044】太陽電池の作製 このような電極を用いて、下記の要領で太陽電池サンプ
ルの作製および太陽電池の評価を行った。
【0045】酸化チタン膜の大きさに合わせた穴(0.
5cm×0.5cm)を設けた縦2.5cm、横3.0
cm、厚さ25μmのスペ−サ−を、穴の部分と酸化チ
タン膜の部分とが一致するように酸化チタン電極上に置
き、電極上に密着させた。穴の部分に、電解液を乗せ、
その上に対極を置き周囲をエポキシ樹脂で封止して電池
サンプルを作製した。電解液としては、ヨウ化リチウム
(0.3M)とヨウ素(0.03M)を含むアセトニト
リル溶液を用いた。対極としては、白金を10nmの厚
さでメッキした導電性ガラスを用いた。AM1.5(10
00W/m2)のソ−ラ−シミュレ−タ−を用いて、開放
電圧(Voc)、光電流密度(Jsc)、形状因子(F
F)、変換効率(η)の測定を行い電池特性評価とし
た。この場合、開放電圧(Voc)とは、太陽電池セル・
モジュールの出力端子を開放したときの両端子間の電圧
を表している。光電流密度(Jsc)とは、太陽電池セル
・モジュールの出力端子を短絡させたときの両端子間に
流れる電流(1cm2当たり)を表している。また、フ
ィルファクタ(FF:fill factor)も同時に測定した。
フィルファクタとは、最大出力Pmaxを開放電圧(Vo
c)と光電流密度(Jsc)の積で除した値(FF=Pmax
/Voc・Jsc)をいい、太陽電池としての電流電圧特性
曲線の良さを表すパラメータで、主に内部抵抗とダイオ
ード因子に左右される。変換効率(η)は、最大出力P
maxを光強度(1cm2当たりの値)で除した値に100を
乗じてパーセント表示した値として求められる。
【0046】なお、電池を作動させる光源として、50
0Wのキセノンランプを用い、そのランプからの420
nm以下の波長の光はフィルターでカットした。
【0047】これらの結果および各酸化チタン膜サンプ
ルの比抵抗値を表1に示した。また、図2には、実施例
1サンプルと後述する比較例1サンプルの酸化チタン膜
の膜厚の変化に対する光電流密度(Jsc)(短絡電流
値)の変化をグラフとして示した。なお、表1に示され
る実験値はサンプル数5個の中で最も良好であったデー
タを載せた。
【0048】〔実施例2〕実施例1で用いたタンタルエ
トキシドを、ニオブエトキシドに変えた。それ以外は実
施例1と同様にして、実施例2の電池サンプルを作製し
て、その特性を上記の要領で評価し、その結果を下記表
1に示した。
【0049】〔実施例3〕実施例1で用いたタンタルエ
トキシドを、アンチモンエトキシドに変えた。それ以外
は実施例1と同様にして、実施例3の電池サンプルを作
製して、その特性を上記の要領で評価し、その結果を下
記表1に示した。
【0050】〔実施例4〕タンタルド−パント、およびルテニウムド−パント含有
酸化チタン微粒子液の調整 チタンイソプロポキシドとタンタルエトキシドとルテニ
ウムアセテ−トを以下のように加水分解することによ
り、タンタルド−パント、ルテニウムド−パント含有酸
化チタン微粒子液を調整した。
【0051】125mlのチタンイソプロポキシドと3.
33gのタンタルエトキシドと0.30gのルテニウム
アセテ−トを窒素雰囲気中80℃で8時間攪拌し、これ
を0.1M硝酸水溶液750mlに攪拌しながら添加し
た。これを80℃で8時間激しく攪拌した。得られた液
体をチタン製の圧力容器内で220℃、20atmで12
時間オ−トクレ−ブ処理した。その後、エバポレ−タ−
でタンタルド−パント、ルテニウムド−パント含有酸化
チタン濃度が11wt%になるまで水系分散液を濃縮し
た。ここへ、分子量20000のポリエチレングリコ−
ルをゾルに対し5wt%添加し、室温で1時間攪拌した。
【0052】タンタルド−パント含有酸化チタン電極の
作製および太陽電池の作製 タンタルド−パント、ルテニウムド−パント含有酸化チ
タン電極の作製および電池の作製、ならびに電池の特性
評価は上記実施例1と同様に行った。結果を下記表1に
示した。
【0053】〔比較例1〕実施例1で用いたタンタルエ
トキシドを添加しなかった。それ以外は実施例1と同様
にして、比較例1の電池サンプルを作製して、その特性
を上記の要領で評価し、その結果を表1に示した。ま
た、前述したように比較例1サンプルの酸化チタン膜の
膜厚の変化に対する光電流密度(Jsc)(短絡電流値)
の変化を図2のグラフに示した。
【0054】
【表1】
【0055】以上の実験結果(表1)より、5価金属イ
オンド−パント含有酸化チタン膜から形成された酸化チ
タン電極を用いた太陽電池では、酸化チタン膜の電子導
電性が向上することによりセルの直列抵抗が低減され、
特に、フィルファクタ−、変換効率が各段と良好となる
ことが確認された。また、図2に示されるように本発明
サンプル(実施例1)においては、酸化チタン膜の膜厚
を増加させた場合でも、酸化チタン膜の電子伝導性が向
上しているため短絡電流値の頭打ちがなく、膜厚に比例
して電流値が向上することが確認された。これに対して
5価金属イオンド−パントを酸化チタン膜に含有してい
ない比較例1サンプルでは、酸化チタン膜の膜厚の増加
につれて電流値が大きくならず頭打ちになってしまうこ
とが確認された。
【0056】
【発明の効果】上記の結果より本発明の効果は明らかで
ある。すなわち、本発明においては酸化チタン膜に5価
金属イオンド−パントを含有させることで、5価金属イ
オンド−パントの固溶による電荷補償により生成したド
ナ−Ti3+が酸化チタン膜中の電子導電性向上に寄与す
る。さらには5価金属イオンド−パントと共にRuイオ
ンド−パントを含有させることで5価金属イオンド−パ
ントおよびRuの固溶による電荷補償により生成したド
ナ−Ru3+およびRu2+がTi3+と共に酸化チタン膜中
の電子導電性向上に寄与する。従って、特に、太陽電池
においては、酸化チタン膜の電子伝導性を飛躍的に向上
させることができ、その結果、電池特性が向上し、実用
的な太陽電池の作製が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換素子(太陽電池)の模式的な
構成例を示した図面である。
【図2】実施例1サンプルと比較例1サンプルの酸化チ
タン膜の膜厚の変化に対する光電流密度(Jsc)(短絡
電流値)の変化を示したグラフである。
【符号の説明】
1…光電変化素子(太陽電池) 2…基板 4…酸化チタン膜 7…有機色素 10…光電変換用電極(酸化チタン電極) 30…対極 40…電解質
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南波 憲良 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 羽山 秀和 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内 (72)発明者 山口 浩一 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内 (72)発明者 林 紅 京都府京都市下京区中堂寺南町17 株式会 社関西新技術研究所内 Fターム(参考) 5F051 AA14 5H032 AA06 AS16 BB05 EE01 EE11 EE16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光エネルギーを電気エネルギーに変換す
    るための光電変換膜であって、 該光電変換膜は、酸化チタンと、少なくともこの酸化チ
    タン表面の一部を覆う有機色素を含み、 前記酸化チタンは、5価金属イオンド−パントを含有し
    てなることを特徴とする光電変換膜。
  2. 【請求項2】 前記有機色素は、前記酸化チタンの表面
    に吸着されている請求項1に記載の光電変換膜。
  3. 【請求項3】 前記5価金属イオンド−パントは、N
    b、Ta、Sbの中から選ばれる少なくとも1種である
    請求項1または請求項2に記載の光電変換膜。
  4. 【請求項4】 前記酸化チタンは、前記5価金属イオン
    ド−パントに加えてさらにRuイオンドーパントを含有
    してなる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の光
    電変換膜。
  5. 【請求項5】 導電性表面を有する基板と、その導電性
    表面に形成された酸化チタン膜と、その酸化チタン膜の
    表面に吸着された有機色素を有する光電変換用電極であ
    って、 前記酸化チタン膜は、5価金属イオンド−パントを含有
    してなることを特徴とする光電変換用電極。
  6. 【請求項6】 前記5価金属イオンド−パントは、N
    b、Ta、Sbの中から選ばれる少なくとも1種である
    請求項5に記載の光電変換用電極。
  7. 【請求項7】 前記酸化チタンは、前記5価金属イオン
    ド−パントに加えてさらにRuイオンド−パントを含有
    してなる請求項5または請求項6に記載の光電変換用電
    極。
  8. 【請求項8】 光電変換用電極と、その対極と、それら
    の電極に接触する電解質とを有してなる光電変換素子で
    あって、 前記光電変換用電極は、導電性表面を有する基板と、そ
    の導電性表面に形成された酸化チタン膜と、その酸化チ
    タン膜の表面に吸着された有機色素を有し、 前記酸化チタン膜は、5価金属イオンド−パントを含有
    してなることを特徴とする光電変換素子。
  9. 【請求項9】 前記5価金属イオンド−パントは、N
    b、Ta、Sbの中から選ばれる少なくとも1種である
    請求項8に記載の光電変換素子。
  10. 【請求項10】 前記酸化チタンは、前記5価金属イオ
    ンド−パントに加えてさらにRuイオンド−パントを含
    有してなる請求項8または請求項9に記載の光電変換素
    子。
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