JP2002074950A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002074950A
JP2002074950A JP2000259108A JP2000259108A JP2002074950A JP 2002074950 A JP2002074950 A JP 2002074950A JP 2000259108 A JP2000259108 A JP 2000259108A JP 2000259108 A JP2000259108 A JP 2000259108A JP 2002074950 A JP2002074950 A JP 2002074950A
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voltage
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circuit
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Yoshihiro Kono
良洋 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇圧電圧を用いる半導体集積回路において、ホ
ットキャリア対策用のトランジスタを設けた場合でも回
路レイアウトがそれ程大きくならず、かつ消費電力もそ
れ程増大しないようにする。 【解決手段】昇圧電圧VPPがソースに印加されるPチ
ャネルトランジスタP2、P3、P4それぞれと、ドレ
インが上記各PチャネルトランジスタP2、P3、P4
のドレインに接続されたNチャネルトランジスタN4、
N5、N6それぞれとからなるプリドライバ回路11、
12及びワード線ドライバ回路14において、Nチャネ
ルトランジスタN4、N5、N6のソースを共通に接続
し、このソース共通接続ノードn4と接地電圧VSSが
印加されるノードとの間に電圧緩和用のNチャネルトラ
ンジスタN7を接続する。このNチャネルトランジスタ
N7のゲートには昇圧電圧VPPを印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇圧電圧を用い
る半導体集積回路に係り、特にこの昇圧電圧が印加され
る素子のホットキャリア耐性を向上させるようにした半
導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、半導体集積回路の一種であるDR
AM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)で
は、ワード線の高レベル側の電圧を内部電源電圧よりも
高い昇圧電圧まで持ち上げることにより、データの読み
出し、書き込み動作の高速化を図ることが行われてい
る。ワード線の高レベル側の電圧を内部電源電圧よりも
高い昇圧電圧とすることにより、メモリセルの選択時に
ワード線に接続されている選択トランジスタのゲートに
高い電圧が加わり、この選択トランジスタの導通抵抗が
低くなり、内部電源電圧を選択トランジスタのゲートに
加える場合に比較して、より大きな読み出し電流または
書き込み電流が選択トランジスタに流れ、これによって
データの読み出し、書き込み動作の高速化が達成され
る。
【0003】しかし、内部電源電圧よりも高い昇圧電圧
を用いることにより、DRAMが形成されている半導体
基板に流れる基板電流が増え、これによってホットキャ
リアの増大が引き起こされ、閾値電圧の増大やコンダク
タンスの減少というトランジスタの劣化が発生してしま
う。
【0004】そこで、ホットキャリアの増大によるトラ
ンジスタ劣化を抑制して寿命を伸ばすために、昇圧電圧
が印加されるトランジスタに対して直列に別のトランジ
スタを接続するという手法が従来から取られている。ホ
ットキャリアによる寿命劣化は基板電流と密接に関連づ
けられており、基板電流を一桁低減すると寿命は約三桁
伸びることが知られている。基板電流はソース・ドレイ
ン間電圧Vdsの指数関数になるので、電圧条件を緩和し
てトランジスタに加わる電界強度を下げることが、トラ
ンジスタの寿命を伸ばすことに最も効果がある。複数個
のトランジスタを直列に接続することにより電圧を分圧
することができ、1個あたりのトランジスタに加わる電
圧を緩和することができる。
【0005】また、一般的にPチャネルよりもNチャネ
ルトランジスタの方がホットキャリアに対して弱いの
で、Pチャネル及びNチャネル両トランジスタが設けら
れているCMOS型DRAMでは、Nチャネル側にのみ
トランジスタを直列接続することが有効である。
【0006】図7は、上記のようなホットキャリア対策
を施した半導体集積回路の一例として、CMOS型DR
AMにおける従来のロウデコーダ回路を示している。一
般にロウデコーダ回路では複数のデコード回路がアレイ
状に配置されているが、ここでは1つのワード線WLを
選択する1つのデコード回路のみを示している。
【0007】このロウデコーダ回路は、アドレスをデコ
ードする部分デコード回路50と、この部分デコード回
路50の出力を順次反転するように縦続接続された2個
のプリドライバ回路51、52と、部分デコード回路5
0の出力をラッチするラッチ回路53と、最終段のプリ
ドライバ回路52の出力に基づいてワード線WLを駆動
するワード線ドライバ回路54とから構成されている。
【0008】部分デコード回路50は、プリチャージ/
ディスチャージ方式のものであり、Pチャネルトランジ
スタP11と3個のNチャネルトランジスタN11〜N
13とから構成されている。この部分デコード回路50
は、プリチャージ信号PRECに基づくプリチャージ期
間が終了した後に、複数ビット、この例では3ビットの
アドレスAX,AY,AZに基づいてデコード信号を出
力する。
【0009】2個のプリドライバ回路51、52は、各
1個のPチャネルトランジスタP12、P13それぞれ
と、各2個のNチャネルトランジスタN14とN15、
N16とN17とから構成され、部分デコード回路50
の出力を順次反転する。
【0010】ワード線ドライバ回路54は、1個のPチ
ャネルトランジスタP14と2個のNチャネルトランジ
スタN18とN19とから構成され、プリドライバ回路
52の出力を受けてワード線WLを駆動する。
【0011】ラッチ回路53は、Pチャネルトランジス
タP15と2個のNチャネルトランジスタN20、N2
1とから構成されている。このラッチ回路53は、部分
デコード回路50におけるプリチャージ期間が終了し、
さらに入力アドレスに基づくデコード信号が確定した後
に、入力アドレスのレベルが変化した後でも元の入力ア
ドレスに応じたデコード信号をラッチしておくものであ
り、プリチャージ信号PREC及びプリドライバ回路5
1の出力に基づいて動作が制御される。
【0012】ここで、ワード線WLの高レベル側の電圧
を内部電源電圧よりも高い昇圧電圧とするために、プリ
ドライバ回路51、52、ラッチ回路53及びワード線
ドライバ回路54内の各Pチャネルトランジスタのソー
スには、内部電源電圧VCCを昇圧することによって得
られる昇圧電圧VPPが印加されている。
【0013】このような構成のロウデコーダ回路では、
プリドライバ回路51、52及びワード線ドライバ回路
54の電源電圧として昇圧電圧VPPが用いられてお
り、プリドライバ回路51、52及びワード線ドライバ
回路54のNチャネル側の各トランジスタに加わる電界
強度を下げるために、NチャネルトランジスタN15、
N17、N19に対し、各ゲートに昇圧電圧VPPが印
加されたNチャネルトランジスタN14、N16、N1
8がそれぞれ直列接続されている。
【0014】このようにNチャネルトランジスタN1
5、N17、N19に対し、各ゲートに昇圧電圧VPP
が印加されたNチャネルトランジスタN14、N16、
N18をそれぞれ直列接続することにより、Nチャネル
トランジスタN15、N17、N19それぞれのソース
に加わる電圧の最大値はVPP−VthN(VthNは
Nチャネルトランジスの閾値電圧)となり、Nチャネル
トランジスタN15、N17、N19の各ドレイン・ソ
ース間に加わる電圧Vdsは、図8に示すようにワード
線WLに加わる電圧の最大値VPPに比べてVthN分
だけ低下する。これにより、先に説明したような基板電
流の増加に基づく閾値電圧の増大やコンダクタンスの減
少というトランジスタの劣化が抑制される。
【0015】しかし、ワード線ドライバ回路54では、
NチャネルトランジスタN19に対して直列にトランジ
スタN18が直列に接続されているために、Nチャネル
側の駆動力を、トランジスタN18を接続しない場合と
同等に取ろうとすると、Nチャネル側におけるトランジ
スタの総サイズは元の4倍に増加してしまう。
【0016】ワード線ドライバ回路54を構成するNチ
ャネル側のトランジスタのサイズが大きくなれば、その
大きくなったトランジスタを駆動するために、前段回路
である各プリドライバ回路52、51でもNチャネル側
のトランジスタサイズを大きくしなければならないとい
う悪循環に陥る。
【0017】例えば、ワード線ドライバ回路54のNチ
ャネル側を1個のトランジスタのみで構成し、この1個
のトランジスタのチャネル幅をWとし、Nチャネル側を
直列接続された2個のトランジスタで構成した時に1個
の場合と同等の駆動力を得ようとすると、この直列接続
された2個の各トランジスタのチャネル幅はそれぞれ2
Wにする必要がある。すなわち、ホットキャリア対策を
施すと、ワード線ドライバ回路54では、Nチャネル側
のトランジスタの合計の素子サイズが元のサイズの4倍
になる。
【0018】通常、ワード線ドライバ回路54を駆動す
るプリドライバ回路52のNチャネル側のトランジスタ
の素子サイズは、ファンアウト3で駆動とすると仮定す
るならば、ワード線ドライバ回路54におけるそれをW
とするとW/3、このプリドライバ回路52を駆動する
プリドライバ回路51のNチャネル側のトランジスタの
素子サイズはW/9にされており、ワード線ドライバ回
路54のNチャネル側のトランジスタの各チャネル幅が
2Wになると、プリドライバ回路52を構成する2個の
Nチャネル側のチャネル幅はそれぞれ2W/3、プリド
ライバ回路51を構成する2個のNチャネル側のチャネ
ル幅はそれぞれ2W/9にする必要がある。
【0019】この結果、プリドライバ回路51、52及
びワード線ドライバ回路54におけるNチャネル側のト
ランジスタのチャネル幅の合計は、{2W+(2W/
3)+(2W/9)}×2=52W/9≒5.78Wと
なる。
【0020】このように、ホットキャリア対策を施した
従来のロウデコーダ回路では、ホットキャリア対策を施
さない場合に比べて回路レイアウトが大きくなる。
【0021】特にワード線を駆動するロウデコーダ回路
に上記のようなホットキャリア対策を施すと、デコーダ
回路の長さがDRAM自体のチップサイズを規定する要
素であるため、チップサイズの大幅な増大を引き起こし
てしまう。
【0022】また、回路レイアウトが大きくなるという
ことは、それに伴って消費電力が大きくなることを意味
する。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】このように昇圧電圧を
用いる従来の半導体集積回路においてホットキャリア対
策を施すと、チップサイズが大幅に増大すると共に消費
電力が大きくなるという問題が生じる。
【0024】この発明は上記のような事情を考慮してな
されたものであり、その目的は、昇圧電圧を用いる半導
体集積回路において、チップサイズの増大を低く抑えか
つ消費電力の増大もそれ程伴わずにホットキャリア対策
を図ることができる半導体集積回路を提供することにあ
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体集積回
路は、内部電源電圧を昇圧して得られる昇圧電圧が印加
される第1のノードと、複数の第2のノードと、上記第
1のノードと上記複数の各第2のノードそれぞれとの間
に挿入されたPチャネルの複数の第1のトランジスタ
と、第3のノードと、上記複数の各第2のノードそれぞ
れと上記第3のノードとの間に接続されたNチャネルの
複数の第2のトランジスタと、上記昇圧電圧よりも低い
低電圧が印加される第4のノードと、上記第3のノード
と第4のノードとの間に接続され、ゲートに上記低電圧
よりも高い電圧が印加されるNチャネルの第3のトラン
ジスタとを具備したことを特徴とする。
【0026】この発明の半導体集積回路は、アドレスを
デコードする部分デコード回路と、内部電源電圧を昇圧
して得られる昇圧電圧が印加される第1のノードと、ソ
ースが上記第1のノードに接続されたPチャネルの第1
のトランジスタ及びドレインが上記第1のトランジスタ
のドレインに接続されたNチャネルの第2のトランジス
タからなる反転回路を少なくとも1つ有し、上記部分デ
コード回路の出力が入力されるプリドライバ回路と、ソ
ースが上記第1のノードに接続されたPチャネルの第3
のトランジスタ及びドレインが上記第3のトランジスタ
のドレインに接続され、ソースが上記第2のトランジス
タのソースに共通に接続されたNチャネルの第4のトラ
ンジスタからなり、上記プリドライバ回路の出力が供給
され、ワード線を駆動するワード線駆動回路とをそれぞ
れ有するアレイ状に配置された複数のデコード回路と、
上記昇圧電圧よりも低い低電圧が印加される第2のノー
ドと、上記第2及び第4のトランジスタのソース共通接
続ノードと上記第2のノードとの間に接続され、ゲート
に上記低電圧よりも高い電圧が印加されるNチャネルの
第5のトランジスタとを具備したことを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0028】図1は、発明に係る半導体集積回路をCM
OS型DRAMにおけるロウデコーダ回路に実施した第
1の実施の形態による回路図である。一般にロウデコー
ダ回路では複数のデコード回路がアレイ状に配置されて
おり、ここでは1つのワード線WLを選択する1つのデ
コード回路のみを示している。
【0029】このロウデコーダ回路は、アドレスをデコ
ードする部分デコード回路10と、この部分デコード回
路10の出力を順次反転するように縦続接続された2個
のプリドライバ回路11、12と、部分デコード回路1
0の出力をラッチするラッチ回路13と、最終段のプリ
ドライバ回路12の出力に基づいてワード線WLを駆動
するワード線ドライバ回路14とから構成されている。
【0030】部分デコード回路10は、プリチャージ/
ディスチャージ方式のものであり、内部電源電圧VCC
を昇圧して得られる昇圧電圧VPPが印加されるノード
と出力ノードn1との間にソース・ドレイン間が接続さ
れたPチャネルトランジスタP1と、上記出力ノードn
1と0Vの接地電圧VSSが印加されるノードとの間に
ソース・ドレイン間が直列接続された3個のNチャネル
トランジスタN1〜N3とから構成されている。
【0031】この部分デコード回路10は、プリチャー
ジ信号PRECに基づくプリチャージ期間が終了した後
に、複数ビット、この例では3ビットのアドレスAX,
AY,AZに基づいてデコード信号を出力ノードn1か
ら出力する。
【0032】プリドライバ回路11は、昇圧電圧VPP
が印加されるノードにソースが接続され、ドレインが出
力ノードn2に接続されたPチャネルトランジスタP2
と、ドレインが上記出力ノードn2に接続され、ゲート
が上記PチャネルトランジスタP2のゲートと共通接続
されたNチャネルトランジスタN4とからなるCMOS
型の反転回路で構成され、トランジスタP2とN4のゲ
ート共通接続ノードが上記部分デコード回路10の出力
ノードn1に接続されている。
【0033】プリドライバ回路12は、昇圧電圧VPP
が印加されるノードにソースが接続され、ドレインが出
力ノードn3に接続されたPチャネルトランジスタP3
と、ドレインが上記出力ノードn3に接続され、ゲート
が上記PチャネルトランジスタP3のゲートと共通接続
されたNチャネルトランジスタN5とからなるCMOS
型の反転回路で構成され、トランジスタP3とN5のゲ
ート共通接続ノードが上記プリドライバ回路11の出力
ノードn2に接続されている。
【0034】すなわち、上記2個のプリドライバ回路1
1、12は、上記部分デコード回路10の出力を順次反
転するように縦続接続されている。
【0035】ワード線ドライバ回路14は、昇圧電圧V
PPが印加されるノードにソースが接続され、ドレイン
がワード線WLに接続されたPチャネルトランジスタP
4と、ドレインが上記ワード線WLに接続され、ゲート
が上記PチャネルトランジスタP4のゲートと共通接続
されたNチャネルトランジスタN6からなるCMOS型
の反転回路で構成され、トランジスタP4とN6のゲー
ト共通接続ノードが上記プリドライバ回路12の出力ノ
ードn3に接続され、プリドライバ回路12からの出力
が入力されて、ワード線WLを駆動する。
【0036】さらに、上記プリドライバ回路11内のN
チャネルのトランジスタN4、プリドライバ回路12内
のNチャネルのトランジスタN5及びワード線ドライバ
回路14内のNチャネルのトランジスタN6の各ソース
は共通に接続されており、このソース共通接続ノードn
4には電圧緩和用のNチャネルトランジスタN7のドレ
インが接続されている。このNチャネルトランジスタN
7のソースは0Vの接地電圧VSSが印加されるノード
に接続され、そのゲートには昇圧電圧VPPが印加され
ている。
【0037】ラッチ回路13は、昇圧電圧VPPが印加
されるノードにソースが接続され、部分デコード回路1
0の出力ノードn1にドレインが接続されたPチャネル
トランジスタP5と、上記出力ノードn1と0Vの接地
電圧VSSが印加されるノードとの間にソース・ドレイ
ン間が直列接続された2個のNチャネルトランジスタN
8、N9とから構成されている。そして、Pチャネルト
ランジスタP5及びNチャネルトランジスタN9のゲー
トは共にプリドライバ回路11の出力ノードn2に接続
され、NチャネルトランジスタN8のゲートにはプリチ
ャージ信号PRECが供給される。
【0038】次に、上記構成でなるロウデコーダ回路の
動作を簡単に説明する。プリチャージ信号PRECが
“L”レベルにされているプリチャージ期間では、部分
デコード回路10内のPチャネルトランジスタP1が導
通し、その出力ノードn1が昇圧電圧VPPに対応した
“H”レベルにプリチャージされる。
【0039】プリチャージ信号PRECが“H”レベル
に変化してプリチャージ期間が終了した後のデコード期
間に、3ビットのアドレスXA、XB、XCに基づいて
デコード動作が行われる。例えば3ビットのアドレスX
A、XB、XCの全てが“H”レベルであれば、この部
分デコード回路10は選択状態となり、選択時には3個
のNチャネルトランジスタN1〜N3の全てが導通し、
予め“H”レベルにプリチャージされていた出力ノード
n1が“L”レベルにディスチャージされる。
【0040】他方、デコード期間に、3ビットのアドレ
スXA、XB、XCのうち少なくとも1つが“L”レベ
ルであれば、直列接続されている3個のNチャネルトラ
ンジスタN1〜N3ののうち少なくとも1つが非導通と
なるために、予め“H”レベルにプリチャージされてい
た出力ノードn1はプリチャージ状態のまま維持され
る。
【0041】縦続接続されている2個のプリドライバ回
路11、12は、部分デコード回路10の出力を順次反
転し、さらにワード線ドライバ回路14はプリドライバ
回路12の出力を反転する。このため、部分デコード回
路10の選択時には、プリドライバ回路11の出力は
“H”レベル、プリドライバ回路12の出力は“L”レ
ベル、ワード線ドライバ回路14の出力は“H”レベル
となり、ワード線WLには“H”レベルに対応した昇圧
電圧VPPが出力される。
【0042】他方、部分デコード回路10の非選択時に
は、プリドライバ回路11の出力は“L”レベル、プリ
ドライバ回路12の出力は“H”レベル、ワード線ドラ
イバ回路14の出力は“L”レベルとなり、ワード線W
Lには“L”レベルに対応した低い電圧が出力される。
【0043】デコード期間に、部分デコード回路10に
おけるデコード動作が行われた後は、ラッチ回路14に
よって部分デコード回路10の出力がラッチされる。例
えばデコード動作が行われた後に、部分デコード回路1
0の出力ノードn1の信号が“L”レベルであったとす
る。このノードn1の信号はプリドライバ回路11によ
って反転され、その出力ノードn2の信号は“H”レベ
ルになる。このノードn2の信号を受けてラッチ回路1
4内のNチャネルトランジスタN9が導通する。このと
き、プリチャージ期間は既に終了しているので、プリチ
ャージ信号PRECは“H”レベルであり、ラッチ回路
14内のNチャネルトランジスタN8は導通している。
従って、ラッチ回路14によってノードn1の信号は
“L”レベルに設定される。
【0044】また、デコード動作が行われた後に、部分
デコード回路10の出力ノードn1の信号が“H”レベ
ルの場合、プリドライバ回路11の出力ノードn2の信
号は“L”レベルになり、このノードn2の信号を受け
てラッチ回路14内のPチャネルトランジスタP5が導
通する。従って、ラッチ回路14によってノードn1の
信号が“H”レベルに設定される。
【0045】このようにデコード動作が行われた後は、
部分デコード回路10の出力ノードn1の信号がラッチ
回路14によってラッチされるので、次のプリチャージ
期間に入る前に3ビットのアドレスXA、XB、XCの
レベルが変化してもワード線WLの選択/非選択状態は
変わらない。
【0046】ところで、先に説明したように、部分デコ
ード回路10の非選択時に、ワード線WLには“L”レ
ベルの低い電圧が出力されるが、この“L”レベルに対
応した低い電圧は以下のようにして決まる。ワード線ド
ライバ回路14内のNチャネルトランジスタN6のソー
スと接地電圧VSSのノードとの間には、電圧緩和用の
NチャネルトランジスタN7のドレイン・ソース間が挿
入されている。また、このNチャネルトランジスタN7
のゲートには昇圧電圧VPPが印加されている。従っ
て、このNチャネルトランジスタN7は導通する。
【0047】いま、ワード線WLに昇圧電圧VPPが出
力されている状態から、次のプリチャージ期間が始ま
り、部分デコード回路10の出力ノードn1が“H”レ
ベル、プリドライバ回路11の出力ノードn2が“L”
レベル、プリドライバ回路12の出力ノードn3が
“H”レベルにそれぞれ変わると、いままで非導通であ
ったワード線ドライバ回路14内のNチャネルトランジ
スタN6が導通し、ワード線WLの信号はVPPから低
下し始める。
【0048】この時、NチャネルトランジスタN6を介
してNチャネルトランジスタN7にも電流が流れる。一
般にトランジスタが導通する際に、ソース・ドレイン間
には、そのチャネル幅等によって異なるが、ある程度の
導通抵抗が存在している。従って、上記電流が流れるこ
とにより、NチャネルトランジスタN7のソース・ドレ
イン間には抵抗成分による電圧降下が生じる。この結
果、NチャネルトランジスタN6の導通後に、Nチャネ
ルトランジスタN7のドレインが接続されているノード
n4の電位は、図2に示すようにVSSに対して上昇す
る。この結果、NチャネルトランジスタN6のソース・
ドレイン間に加わる電圧Vdsは、ノードn4の電位が
上昇した分だけワード線WLの電圧から低下する。
【0049】NチャネルトランジスタN7のソース・ド
レイン間における抵抗成分による電圧降下は、トランジ
スタN7に流れる電流の値やトランジスタN7の素子サ
イズによって決まるが、一例として例えば0.2V〜
0.3V程度である。
【0050】このように、ワード線ドライバ回路14で
はトランジスタN6が導通する際に、このトランジスタ
N6に対して直列に接続されているトランジスタN7の
ソース・ドレイン間に電圧降下が生じ、トランジスタN
6のソース電圧がVSSに対して上昇するので、トラン
ジスタN6のソース・ドレイン間電圧VdsがVPPよ
りも低下する。
【0051】また、各プリドライバ回路11、12にお
いても、それぞれの出力ノードn2、n3の信号がVP
Pの状態から、NチャネルトランジスタN4、N5が導
通して各出力ノードn2、n3が“L”レベルに対応し
た低い電圧に変わる際に、NチャネルトランジスタN4
またはN5を介してNチャネルトランジスタN7にオン
電流が流れるので、先に説明した場合と同様に、Nチャ
ネルトランジスタN7のソース・ドレイン間には抵抗成
分による電圧降下が生じる。この結果、Nチャネルトラ
ンジスタN4またはN5の導通後に、Nチャネルトラン
ジスタN7のドレインが接続されているノードn4の電
位は、図2に示すようにVSSに対して上昇し、Nチャ
ネルトランジスタN4またはN5のソース・ドレイン間
に加わる電圧Vdsは、ノードn4の電位が上昇した分
だけ低下する。
【0052】このように、プリドライバ回路11、12
及びワード線ドライバ回路14ではトランジスタN4ま
たはN5またはN6が導通する際に、これら各トランジ
スタに対して直列に接続されているトランジスタN7の
ソース・ドレイン間に電圧降下が生じ、ノードn4の電
圧がVSSに対して上昇するので、トランジスタN4ま
たはN5またはN6のソース・ドレイン間電圧Vdsが
VPPよりも低下する。
【0053】この結果、図1に示すロウデコーダ回路で
は、内部電源電圧VCCよりも高い昇圧電圧VPPが用
いられていても、Nチャネル側のトランジスタ(N4、
N5、N6)のソース・ドレイン間に加わる電圧をVP
Pよりも下げることができ、これによって基板電流の増
加に基づく閾値電圧の増大やコンダクタンスの減少とい
うトランジスタの劣化が抑制され、寿命を伸ばすことが
できる。
【0054】しかも、図1に示すロウデコーダ回路で
は、プリドライバ回路11、12及びワード線ドライバ
回路14に対し、電圧緩和用のNチャネルトランジスタ
として1個のトランジスタN7が共通に設けられてい
る。
【0055】ここで、従来の場合と同様に、プリドライ
バ回路11、12及びワード線ドライバ回路14のNチ
ャネル側をそれぞれ1個のトランジスタのみで構成し、
ワード線ドライバ回路14におけるNチャネルトランジ
スタのチャネル幅をW、プリドライバ回路12における
Nチャネルトランジスタのチャネル幅をW/3、プリド
ライバ回路11におけるNチャネルトランジスタのチャ
ネル幅をW/9とした時、図1のロウデコーダ回路でこ
れと同等の駆動力を得ようとすると、ノードn4と接地
電圧VSSのノードとの間に接続されたNチャネルトラ
ンジスタN7のチャネル幅は{W+(W/3)+(W/
9)}にすればよい。この結果、プリドライバ回路1
1、12及びワード線ドライバ回路14におけるNチャ
ネル側のトランジスタのチャネル幅の合計は、{W+
(W/3)+(W/9)}×2=26W/9≒2.88
Wとなり、図7に示した従来回路の5.78Wに対して
50%になる。
【0056】この結果、ホットキャリア対策を施した従
来のロウデコーダ回路に比べて回路レイアウトを十分に
小さくすることができる。
【0057】また、回路レイアウトが小さくなることに
より、消費電力を削減することができる。
【0058】図3は、一般的なDRAMのコア部分の構
成を示すブロック図である。20、20…はそれぞれ複
数個のメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリセ
ルアレイであり、これら各メモリセルアレイ20内には
それぞれ複数のワード線WL及びビット線BLが互いに
交差するように配列されている。また、各ワード線WL
とビット線BLとの交点には図示しないメモリセルが配
置されている。
【0059】各メモリセルアレイ20内のワード線WL
は、各メモリセルアレイ20に隣接して設けられた個々
のロウデコーダ(ロウデコーダ回路)21、21…によ
って選択駆動される。また、複数のメモリセルアレイ2
0のうち互いに隣接する各2つのメモリセルアレイ20
の相互間にはビット線BLに読み出されたデータをセン
スするセンスアンプ22が配置されている。すなわち、
センスアンプ22は互いに隣接する各2つのメモリセル
アレイ20で共有化されている。
【0060】さらに複数のメモリセルアレイ20に対し
て1個のカラムデコーダ23が設けられている。このカ
ラムデコーダ23は1つのメモリセルアレイ20に隣接
して配置されている。
【0061】ここで、上記各ロウデコーダ21内には、
図1に示すようなデコード回路がアレイ状に多数配置さ
れており、これら各デコーダ回路それぞれの回路レイア
ウトが大きくなると、図3中の寸法lで示すロウデコー
ダ21の長さが長くなる。ロウデコーダ21におけるこ
の長さlはDRAM自体のチップサイズを規定する要素
であるため、個々のデコーダ回路の回路レイアウトを小
さくすることができる図1のDRAMでは、上記寸法l
を従来よりも縮小することができ、これによりチップサ
イズを小さくすることができる。
【0062】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。
【0063】図4は、この発明に係る半導体集積回路を
CMOS型DRAMにおけるロウデコーダ回路に実施し
た第2の実施の形態による回路図である。
【0064】先に説明したように、ロウデコーダ回路に
は複数のデコード回路が設けられ、これら複数のデコー
ド回路がアレイ状に配置されている。図4では、WL1
とWL2の2つのワード線を駆動するする2つのデコー
ド回路30、30を例示している。なお、図4におい
て、先の図1と対応する箇所には同じ符号を付してその
説明は省略する。
【0065】ここで、ワード線WL1を選択駆動するデ
コード回路30の部分デコード回路10内のNチャネル
トランジスタN1、N2、N3にはアドレスAX、B
X、CXが入力され、ワード線WL2を選択駆動するデ
コード回路30の部分デコード回路10内のNチャネル
トランジスタN1、N2、N3にはアドレスAX、B
X、/CX(/CXはCXの反対レベル)が入力され
る。また、図示しない他のデコード回路30の部分デコ
ード回路10内のNチャネルトランジスタN1、N2、
N3には、上記2つのデコード回路30に入力されるア
ドレスAX、BX、CX及びAX、BX、/CXとは異
なるアドレスがそれぞれ入力される。
【0066】このロウデコーダ回路において、アドレス
をデコードする前のプリチャージ期間では、各部分デコ
ード回路10の出力ノードn1は“H”レベルにプリチ
ャージされており、このとき、各プリドライバ回路11
の出力ノードn2は“L”レベル、各プリドライバ回路
12の出力ノードn3は“H”レベル、各ワード線ドラ
イバ回路14の出力は“L”レベルとなり、その後、ア
ドレスに基づいて選択された部分デコード回路10の出
力ノードn1のみが“L”レベルにディスチャージさ
れ、そのデコード回路内のワード線ドライバ回路14の
出力のみが“H”レベルになり、対応するワード線が選
択駆動される。
【0067】従って、複数のデコード回路30のうち、
プリドライバ回路11、12及びワード線ドライバ回路
14内の各出力が“H”レベルの状態から、Nチャネル
トランジスタN1、N2、N3が全て導通し、“L”レ
ベルになるものは、アドレスが一致するただ1つしか存
在しない。
【0068】このため、図4に示すように、電圧緩和用
のNチャネルトランジスタN7は、複数のデコード回路
30に対して共通にただ1個のみ設ければよい。
【0069】この場合、電圧緩和用のNチャネルトラン
ジスタN7のチャネル幅は、図1の場合と同様に{W+
(W/3)+(W/9)}にすればよいので、複数の各
デコード回路30に対してそれぞれ電圧緩和用のNチャ
ネルトランジスタN7を設ける場合に比べて、回路レイ
アウトをさらに小さくできるという効果が得られる。
【0070】次に、この発明の第3の実施の形態につい
て説明する。
【0071】上記第1及び第2の実施の形態では、電圧
緩和用のNチャネルトランジスタN7のゲートに昇圧電
圧VPPを印加する場合について説明したが、これは昇
圧電圧VPPではなく、接地電圧VSSよりも高い電
圧、例えば内部電源電圧VCCを印加するようにしても
よい。
【0072】このように電圧緩和用のNチャネルトラン
ジスタN7のゲートに内部電源電圧VCCを印加した場
合、このトランジスタN7の駆動力は、昇圧電圧VPP
を印加する場合よりも弱くなり、ノードn4の電圧はさ
らに上昇する。これにより、NチャネルトランジスタN
4、N5、N6それぞれにおける電圧条件が緩和され、
ホットキャリア対策がより効果的になる。
【0073】図5は、図4のロウデコーダ回路におい
て、アレイ状に配置された複数のデコード回路30にお
けるNチャネルトランジスタN4、N5、N6と電圧緩
和用のNチャネルトランジスタN7の部分を抽出してそ
の配置状態の一例を示すパターン平面図である。
【0074】図5において、41、41…はNチャネル
トランジスタN4、N5、N6のソースとなるソース拡
散領域、42、42、…はNチャネルトランジスタN
4、N5、N6のドレインとなるドレイン拡散領域、4
3、43、…はNチャネルトランジスタN4、N5、N
6のゲートとなるゲート電極であり、44はNチャネル
トランジスタN7のドレインとなるドレイン拡散領域、
45はNチャネルトランジスタN7のソースとなるソー
ス拡散領域、46はNチャネルトランジスタN7のゲー
トとなるゲート電極である。
【0075】ここで、各デコード回路30におけるNチ
ャネルトランジスタN4、N5、N6の全てのソース拡
散領域41と、NチャネルトランジスタN7のドレイン
拡散領域44とは、金属配線47によって相互に接続さ
れている。
【0076】電圧緩和用のNチャネルトランジスタN7
は、アレイ状に配置された複数のデコード回路30とは
異なる位置に配置されており、各デコード回路30にお
けるNチャネルトランジスタN4、N5、N6のゲート
電極43の延長方向(チャネル幅方向)は、電圧緩和用
のNチャネルトランジスタN7のゲート電極46の延長
方向と交差している。
【0077】図6は、図4のロウデコーダ回路におい
て、アレイ状に配置された複数のデコード回路30にお
けるNチャネルトランジスタN4、N5、N6と電圧緩
和用のNチャネルトランジスタN7の部分を抽出してそ
の配置状態の他の例を示すパターン平面図である。な
お、図5と対応する箇所には同じ符号を付してその説明
は省略する。
【0078】図5では、電圧緩和用のトランジスタN7
が、アレイ状に配置された複数のデコード回路30とは
異なる位置に1つのトランジスタとして配置されてい
た。
【0079】これに対し、この図6の場合には、電圧緩
和用のトランジスタN7を素子サイズが小さな複数のト
ランジスタによって構成し、この素子サイズが小さな複
数の各トランジスタを、アレイ状に配置された複数のデ
コード回路30内に分散配置するようにしたものであ
る。
【0080】なお、図6において、48は分散配置され
た複数のトランジスタのドレイン領域同士を接続する金
属配線、49は同じくソース領域同士を接続する金属配
線であり、上記金属配線48は前記金属配線47に接続
されている。
【0081】この場合にも、各デコード回路30におけ
るNチャネルトランジスタN4、N5、N6のゲート電
極43の延長方向(チャネル幅方向)は、電圧緩和用の
NチャネルトランジスタN7のゲート電極Gの延長方向
と交差している。
【0082】なお、この発明は上記各実施の形態に限定
されるものではなく、種々の変形が可能であることはい
うまでもない。例えば上記各実施の形態ではNチャネル
トランジスタN3、N7、N9のソースを接地電圧VS
Sのノードに接続する場合について説明したが、これは
接地電圧VSSのノードではなく、負の電圧が印加され
るノードに接続するようにしてもよい。
【0083】また、上記各実施の形態ではワード線ドラ
イバ回路14内のPチャネルトランジスタP4のソース
を昇圧電圧VPPが印加されるノードに接続する場合に
ついて説明したが、これは先の3ビットのロウアドレス
AX、AY、AZとは異なるロウアドレスに応じて昇圧
電圧VPPをデコードし、選択されたもののみから昇圧
電圧VPPが出力されるようなノードに接続するように
してもよい。
【0084】なお、この発明は、上記各実施の形態に限
定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱し
ない範囲で種々に変形することが可能である。
【0085】さらに、上記実施の形態には種々の段階の
発明が含まれており、開示される複数の構成要件におけ
る適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。
例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの
構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題
の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べら
れている効果が得られる場合には、この構成要件が削除
された構成が発明として抽出され得る。
【0086】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
昇圧電圧を用いる半導体集積回路において、チップサイ
ズの増大を低く抑えかつ消費電力の増大もそれ程伴わず
にホットキャリア対策を図ることができる半導体集積回
路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるロウデコー
ダ回路の回路図。
【図2】図1のロウデコーダ回路における一部の信号の
電圧波形を示す図。
【図3】一般的なDRAMのコア部分の構成を示すブロ
ック図。
【図4】この発明の第2の実施の形態によるロウデコー
ダ回路の回路図。
【図5】図4のロウデコーダ回路の配置状態の一例を示
すパターン平面図。
【図6】図4のロウデコーダ回路の配置状態の他の例を
示すパターン平面図。
【図7】CMOS型DRAMにおける従来のロウデコー
ダ回路の回路図。
【図8】図7のロウデコーダ回路における一部の信号の
電圧波形を示す図。
【符号の説明】
10…部分デコード回路、 11、12…プリドライバ回路、 13…ラッチ回路、 14…ワード線ドライバ回路、 P1〜P5…Pチャネルトランジスタ、 N1〜N9…Nチャネルトランジスタ、 20…メモリセルアレイ、 21…ロウデコーダ(ロウデコーダ回路)、 22…センスアンプ、 23…カラムデコーダ、 30…デコード回路、 41…ソース拡散領域、 42…ドレイン拡散領域、 43…ゲート電極、 44…ドレイン拡散領域、 45…ソース拡散領域、 46…ゲート電極、 47、48、49…金属配線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部電源電圧を昇圧して得られる昇圧電
    圧が印加される第1のノードと、 複数の第2のノードと、 上記第1のノードと上記複数の各第2のノードそれぞれ
    との間に挿入されたPチャネルの複数の第1のトランジ
    スタと、 第3のノードと、 上記複数の各第2のノードそれぞれと上記第3のノード
    との間に接続されたNチャネルの複数の第2のトランジ
    スタと、 上記昇圧電圧よりも低い低電圧が印加される第4のノー
    ドと、 上記第3のノードと第4のノードとの間に接続され、ゲ
    ートに上記低電圧よりも高い電圧が印加されるNチャネ
    ルの第3のトランジスタとを具備したことを特徴とする
    半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記複数の第1又は第2のトランジスタ
    の少なくとも1つのゲートには、複数のアドレスをデコ
    ードした信号が供給されることを特徴する請求項1記載
    の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第3のトランジスタのゲートに印加
    される電圧が前記昇圧電圧であることを特徴する請求項
    1、2のいずれか1項記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第3のトランジスタのゲートに印加
    される電圧が前記内部電源電圧であることを特徴する請
    求項1、2のいずれか1項記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記低電圧が負極性の電圧であることを
    特徴する請求項1ないし4のいずれか1項記載の半導体
    集積回路。
  6. 【請求項6】 アドレスをデコードする部分デコード回
    路と、 内部電源電圧を昇圧して得られる昇圧電圧が印加される
    第1のノードと、 ソースが上記第1のノードに接続されたPチャネルの第
    1のトランジスタ及びドレインが上記第1のトランジス
    タのドレインに接続されたNチャネルの第2のトランジ
    スタからなる反転回路を少なくとも1つ有し、上記部分
    デコード回路の出力が入力されるプリドライバ回路と、 ソースが上記第1のノードに接続されたPチャネルの第
    3のトランジスタ及びドレインが上記第3のトランジス
    タのドレインに接続され、ソースが上記第2のトランジ
    スタのソースに共通に接続されたNチャネルの第4のト
    ランジスタからなり、上記プリドライバ回路の出力が供
    給され、ワード線を駆動するワード線駆動回路とをそれ
    ぞれ有するアレイ状に配置された複数のデコード回路
    と、 上記昇圧電圧よりも低い低電圧が印加される第2のノー
    ドと、 上記第2及び第4のトランジスタのソース共通接続ノー
    ドと上記第2のノードとの間に接続され、ゲートに上記
    低電圧よりも高い電圧が印加されるNチャネルの第5の
    トランジスタとを具備したことを特徴とする半導体集積
    回路。
  7. 【請求項7】 前記第5のトランジスタのゲートに印加
    される電圧が前記昇圧電圧であることを特徴する請求項
    6記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記第5のトランジスタのゲートに印加
    される電圧が前記内部電源電圧であることを特徴する請
    求項6記載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記低電圧が負極性の電圧であることを
    特徴する請求項6ないし8のいずれか1項記載の半導体
    集積回路。
  10. 【請求項10】 前記第5のトランジスタが前記アレイ
    状に配置された複数のデコード回路とは異なる箇所に配
    置されていることを特徴する請求項6ないし9のいずれ
    か1項記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記第5のトランジスタが前記アレイ
    状に配置された複数の各デコード回路に分散配置されて
    いることを特徴する請求項6ないし9のいずれか1項記
    載の半導体集積回路。
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