JP2002074431A - 駐車場の運営方法 - Google Patents

駐車場の運営方法

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JP2002074431A
JP2002074431A JP2000268285A JP2000268285A JP2002074431A JP 2002074431 A JP2002074431 A JP 2002074431A JP 2000268285 A JP2000268285 A JP 2000268285A JP 2000268285 A JP2000268285 A JP 2000268285A JP 2002074431 A JP2002074431 A JP 2002074431A
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parking
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Kiyoshi Sakata
潔 坂田
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INTERLOCK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 契約車両及び一般車両のいずれも駐車可能な
ハイブリッド駐車場の導入の促進を図る。 【解決手段】 専用時間帯は、駐車エリアに車両不検知
時は車両進入を阻止し、特定者の識別情報入力時に車両
進入阻止を解除する。時間貸し時間帯は、車両検知時
に、車両退出を阻止し、駐車料金収受時に退出阻止を解
除する。同時に料金収受日時と収受金額を記憶する。記
憶した時間貸しデータを上位管理装置に送る。上位管理
装置は月極め駐車料金の入金管理、送られた時間貸しデ
ータの駐車エリアごと1月ごとの集計をする。集計デー
タに基づき、月極め契約者に支払うべき配当金額を算出
し、入金を確認した月極め契約者に支払う。支払後に月
極め契約者に運営報告・支払通知を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場の運営方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】駐車場をその契約形態で分類すると、月
極め契約者に特定の駐車エリアを専用させ、1月ごとに
駐車料金を支払わせる駐車場(以下、月極め駐車場とい
う。)と、月極め契約者以外の利用者に不特定の駐車エ
リアに駐車させ、その駐車時間に応じた駐車料金を徴収
する駐車場(以下、時間貸し駐車場という)とに大別さ
れる。なお、本明細書において「月極め」なる用語は、
契約期間が1月に限らず、同等の一定の期間という意味
で使用する。
【0003】一般的に、都市圏に存在する月極め駐車場
では、車庫法に基づく車庫登録の関係から一契約者の駐
車エリアが特定されるので、他の駐車エリアに駐車する
ことはできない。また、駐車料金は月極め契約に基づい
て定期的に支払われるので、駐車エリアに車両検知器や
入出阻止機や精算機等は設置されない。
【0004】一方、時間貸し駐車場においては、駐車エ
リアごとに個別に無人管理を行う駐車場管理装置を設置
した駐車場が増加している。このような個別管理方式の
駐車場管理装置は、駐車エリアにおける車両の有無を検
知する車両検知器と、駐車エリアに対する車両の進入及
び退出を阻止する車両阻止機と、駐車料金の収受を行う
精算機と、車両検知器からの車両検知信号及び精算機か
らの精算終了信号に基づいて車両阻止機を制御する制御
機とを有している。そして、車両の入庫時は車両検知器
からの車両検知信号に基づき、制御機がその駐車エリア
に設けられている車両阻止機を阻止動作させるととも
に、精算機が当該駐車エリアに対する課金処理を開始す
る。車両の出庫時は上記課金処理によって算出された駐
車料金が精算機によって収受されたときに、制御機が車
両阻止機の阻止動作を解除させて、駐車していた車両の
出庫を許可する。時間貸し駐車場は、このような駐車場
管理装置を用いることによって、駐車を無人で管理する
ことができるというメリットがある。
【0005】本発明者の駐車場利用状況調査の結果によ
れば、都会中心の月極め駐車場においては、例えば、営
業車両の出庫後の一定時間は、比較的高い率で空き駐車
エリアが発生する。反面、例えば商用又は観光の目的で
都会中心に旅行した車両のための駐車エリアは常に不足
状態にあり、路上違法駐車が増える原因となっている。
また、郊外の月極め駐車場においては、例えば、出勤後
の一定時間は、同様に比較的高い率で空きエリアが発生
する。反面、郊外に旅行する営業車両や工事車両が目的
を果たすまでの短い時間駐車したくとも、時間貸し駐車
場が絶対的に少ないため、これも路上違法駐車の原因と
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、都市部において
は、前述のような駐車場管理装置を設置した時間貸し駐
車場が増設されているものの、慢性的な駐車場不足を解
消するには至っていない。その一方で、月極め駐車場で
は、上述したように、都市と郊外とでは時間帯が異なる
が、特定の時間帯に多くの空きエリアが存在していると
いう矛盾が生じている。
【0007】このような事情に鑑み、本出願人は、特願
平9−45124号明細書において、月極め駐車場に個
別管理方式の駐車場管理装置を設置し、月極め契約者の
車両(以下、契約車両という)の出庫後に生じる空き駐
車エリアを月極め契約者以外の者の車両(以下、一般車
両という)の時間貸し駐車のために提供することを可能
にすることにより、駐車エリアを有効活用し、駐車場不
足を解消することを提唱し、また、その実現のための駐
車管理方法及び駐車場管理装置を開示した。
【0008】本発明は、月極め駐車場において個別管理
方式の駐車場管理装置を用いて、契約車両の出庫後に生
じる空き駐車エリアを月極め契約者以外の者に時間貸し
駐車のために提供することを可能にするいわばハイブリ
ッド駐車場の導入の促進を図ることができる駐車場の運
営方法を提供し、もって、究極的には、駐車場の慢性的
不足を軽減し、かつ、駐車場の月極め契約者及び一般利
用者、並びに駐車場経営者の三者にメリットが得られる
ようにすることを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る駐車場の運
営方法は、(イ)駐車場管理装置と上位管理装置とを備
え、(ロ)前記駐車場管理装置は、(a)車両1台用の
駐車エリアに対して、月極め契約者が専用する時間帯と
月極め契約者以外の者の時間貸し駐車を認める時間帯と
が相互に重ならないように設定され、(b)前記専用時
間帯においては、車両検知器が当該駐車エリアに車両を
検知しないときは車両阻止機により当該駐車エリアへの
車両進入を阻止し、前記月極め契約者の識別情報の入力
に基づいて前記車両阻止機による車両進入の阻止を解除
する制御を行ない、(c)前記時間貸し時間帯において
は、前記車両検知器が当該駐車エリアに車両を検知した
ときは車両阻止機により当該駐車エリアからの車両の退
出を阻止するとともに、駐車時間に応じて算出した時間
貸し駐車料金を収受したときに前記車両阻止機による退
出阻止を解除する制御を行ない、(d)前記駐車場管理
装置又は前記上位管理装置からの要求により、少なくと
も時間貸し駐車料金を収受した日時と収受金額とを含む
時間貸しデータを前記上位管理装置に送る処理を行い、
(ハ)前記上位管理装置は、(e)月極め契約者からの
月極め駐車料金の入金管理を行う入金管理処理、(f)
前記駐車場管理装置から送られる前記時間貸しデータを
駐車エリアごと及び1月ごとに集計する集計処理、
(g)前記集計された時間貸しデータに基づき、月極め
契約者に支払うべき所定割合の配当金額を算出する演算
処理、(h)算出された配当金額を、前記入金管理処理
において月極め駐車料金の入金が確認された月極め契約
者に対して支払う支払処理、(i)支払処理を終了した
場合に、前記集計された時間貸しデータを元に月極め契
約者に対して運営報告・支払通知を行う通知処理を行う
ことを特徴としている。
【0010】上記方法によれば、専用時間帯において
は、車両検知器が当該駐車エリア内に車両を検知しない
ときは車両阻止機が当該駐車エリアに対する車両の進入
を阻止し、月極め契約者の識別情報が入力されたときの
み、車両進入の阻止を解除する。これにより、一般車両
の駐車は禁止される。時間貸し時間帯においては、車両
検知器が当該駐車エリア内に車両を検知したときは車両
阻止機が当該駐車エリアからの車両退出を阻止する。駐
車時間に応じた駐車料金を収受した時は、車両阻止機が
退出阻止を解除する。従って、時間貸し時間帯は、駐車
エリアを一般車両の時間貸し駐車のために提供すること
ができる。
【0011】そして、駐車場管理装置は、少なくとも各
駐車エリアごとの時間貸し日時データ、時間貸し時間帯
に収受した駐車料金の金額データを含む時間貸しデータ
を、データ発生の都度又は要求を受ける都度に上位管理
装置に送る。上位管理装置は、1ケ月ごとに時間貸しデ
ータを集計し、その収受金額の累計額に基づき、当該駐
車エリアに係る月極め契約者に対する配当金の金額を計
算する。その月極め契約者の月極め駐車料金の支払い済
みを確認したならば、前記配当金をその月極め契約者に
支払う処理を行い、さらに運営報告・支払通知の処理を
行なう。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の駐車場運営
方法を実施するための装置の概略的構成を示すブロック
図、図2は第1実施例における駐車場管理装置の配置状
況を示す駐車場の平面図、図3は第1実施例における管
理機の構成を示すブロック図、図4は記憶手段に記憶さ
れる時間貸しデータの構成を示す説明図、図5は管理機
の外観図であり、図6は第1実施例における駐車場管理
装置のメインフローチャートであり、図7は図6のメイ
ンフローチャート中の専用時間帯処理のフローチャート
であり、図8は図6のメインフローチャート中の時間貸
し時間帯のフローチャートである。
【0013】[全体の構成]図1は、本発明の方法を実
施するための全体の構成を概略的に示す。 [駐車場管理装置]図1のA1は、駐車場に設けられた
駐車場管理装置である。駐車場管理装置A1は、図2に
示すように、一つの駐車エリアPa毎に、1組の車両検
知器1、車両阻止機2、制御機3及び管理機4を有す
る。
【0014】車両検知器1は当該駐車エリアPaでの車
両Vの有無を検知するもの、車両阻止機2は当該駐車エ
リアに対する車両の進入又は退出を阻止するもの、制御
機3は、管理機4からの阻止指令信号に基づき、車両阻
止機2に車両の当該駐車エリアへの進入又は当該駐車エ
リアからの退出を阻止する動作をさせ、また、管理機4
からの阻止解除指令信号に基づき、車両阻止機2に車両
の当該駐車エリアへの進入阻止又は当該駐車エリアから
の退出阻止を解除させるものである。管理機4は、専用
時間帯においては、車両検知器1からの車両無し検知信
号に基づき制御機3に阻止指令信号を与え、かつ、月極
め契約者に割り当てられている識別情報を入力した場合
は制御機3に阻止解除指令信号を与える。また、管理機
4は、時間貸し時間帯においては、車両検知器1からの
車両有り検知信号に基づき、制御機3に阻止指令信号を
与え、かつ、駐車時間に応じた駐車料金を計算し、駐車
料金を収受した時は制御機3に阻止解除指令信号を与え
るものである。
【0015】管理機4は、図3に示すように、以下の構
成要素100〜113を有している。記憶部101は、
CPU100が実行するシステムプログラムを格納する
ROM101aと、ワークエリア及び一時記憶領域を提
供するRAM101bとを有する。
【0016】識別情報記憶手段102は、当該駐車エリ
アに関し月極め契約を結んでいる契約者を識別するため
の契約者識別情報を格納するものである。時間帯記憶手
段103は、当該駐車エリアを月極め契約者が専用する
時間帯として設定された専用時間帯(例えば、契約車両
の帰宅時刻から明日の出勤時刻までの駐車エリアが占拠
される時間である18:00〜翌日8:00)と、同駐
車エリアに関し、前記専用時間帯以外の時間帯におい
て、一般車両に時間貸しをする時間帯として設定された
時間貸し時間帯(例えば、出勤時刻から帰宅時刻までの
駐車エリアが空く時間である8:00〜18:00)と
を指定するための時間帯情報を格納するものである。時
間帯記憶手段103は、管理機4の操作手段110を用
いて設定された時間帯情報又は後述される上位管理装置
Bから管理機4に遠隔設定された時間帯情報を書き込ん
だフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ又はROMで構
成することができる。
【0017】課金情報記憶手段104は、各駐車エリア
における駐車料金算出のために必要な、図13に基づい
て後述する課金情報を格納するものである。料金表示手
段105は、駐車時間に応じて算出された駐車料金を、
支払い要求のために表示するものである。料金収受手段
106は、周知技術によって駐車料金の収受を行うもの
である。駐車可否表示手段107は、当該駐車エリアへ
の一般車両の時間貸し駐車を許可中か、拒否中かを表示
するためのものである。
【0018】時間帯表示手段108は、当該駐車エリア
の時間貸し時間帯、すなわち、何時から何時まで時間貸
しをするかを表示するためのものである。時計手段10
9は、年月日、現在時刻、曜日、休日等を示す時計デー
タを生成するものである。操作手段110は、後述する
月極め契約者識別情報や時間帯情報等の情報を手動操作
で入力するためのものであり、例えば、周知のテンキー
ボード、パネルスイッチ等から構成される。媒体読取手
段111は、操作手段110の代替手段として、磁気カ
ードやICカード等の記録媒体に記録されている契約者
識別情報や時間帯情報等を読取って入力するためのもの
である。
【0019】管理機4には、上記の他に、時間貸しデー
タ格納手段112及び送信手段113が設けてあり、さ
らにインタフェース5bを介して通信制御部6が接続さ
れている。時間貸しデータ格納手段112には、時間貸
しデータとして時間貸し時間帯において、1台の車両が
時間貸し駐車を行う度に、少なくとも当該駐車エリアに
ついて予め定めてある駐車位置番号Npと、時間貸し駐
車料金の収受日時(年月日時分)Ti又はToと収受金
額Pfとを格納する。時間貸しデータは、図4に例示す
るように、駐車位置番号Npと、駐車開始時刻Tiと、
駐車終了時刻Toと、駐車料金の収受額Pfとで構成さ
れることが好ましい。送信手段113は、上位管理装置
Bから通信制御部6を介して送信指令を受けた場合に、
時間貸しデータ格納手段112に格納されている時間貸
しデータを上位管理装置Bに送出するものである。時間
貸しデータを通信回線を経て送信することに代えて、イ
ンタフェース5bにデータ出力部6Eを設け、そのデー
タ出力部6Eにおいて磁気カードやメモリカード等の可
搬記録媒体に時間貸しデータを記録するように構成する
こともできる。
【0020】図5の(a)及び(b)は、それぞれ管理
機4の正面図及び右側面図を示す。図示するように、管
理機4は、駐車場の地面に立設された支柱4aの上部に
設けられている。支柱4aには、赤外線等の検知光を駐
車エリアを斜めに照射し、車両阻止機2に設けてある反
射器からの反射光の有無に基づいて車両の有無を検知す
る形式の車両検知器1が設けられている。
【0021】管理機4の正面側には、料金表示手段10
5、料金収受手段106の硬貨投入口106a、時間帯
表示手段108、及び駐車可否表示手段107を構成す
る時間貸し駐車許可中を示す緑色点灯部107aと時間
貸し駐車拒否中を示す赤色点灯部107bが設けられて
いる。右側面側には、操作手段110を構成するテンキ
ーボード110aと、媒体読取手段111の媒体挿入排
出口111aとが設けられている。
【0022】図1及び図2に示した車両阻止機2は、起
伏自在に設けられた阻止板をモータ等の駆動源によって
起立させて車両の進退を阻止し、阻止板を倒伏させて車
両の進退を許容する形態のものが一般的であるが、他の
任意の形態のものを用いることもできる。また、車両の
進入及び退出をより確実に阻止するために、同一形式又
は異なる形式の車両阻止機を複数個併用するようにして
もよい。
【0023】また、図1及び図2に示した車両検知器1
は、上述した赤外線等の検知光を照射する形式のものに
限定されるものではなく、車両の金属部分を検知するル
ープ式検知器を用いた形式、あるいはその他任意の形式
のものを用いることができる。また、車両の検知をより
確実に行うために、異なる形式の車両検知器を複数個併
用するようにしてもよい。
【0024】ここで、図3に示した課金情報記憶手段1
04について説明しておく。課金情報記憶手段104に
格納されている課金情報には、当該駐車エリアに対応す
る駐車料金を算出するために必要な情報、例えば15分
毎に100円など、何分毎に課金するかを指定する単位
時間Tuと、その単位時間当りの料金を示す単位料金M
uが含まれる。
【0025】なお、駐車料金の算出処理は、周知の手順
で行えばよく、一例を示せば、時計手段109から出力
される時計データの時刻に基づいて駐車時間を求め、そ
の駐車時間を上記単位時間で割った値を整数に丸め、そ
の整数に上記単位金額を乗じて求めるのが普通である。
したがって、課金情報記憶手段104に格納する上記単
位金額及び上記単位時間の双方又は一方を変更すること
によって、駐車料金の金額を任意に変更することができ
る。
【0026】次に、図6〜図8のフローチャートを参照
して、上記構成による駐車場管理装置の動作を説明す
る。各図において、ST及び数字を結合した符号はステ
ップ番号を示している。また、Yは肯定、Nは否定を意
味する。
【0027】まず、管理機4のCPU100は、図6に
示すように、時計手段109から出力される時計データ
と、時間帯記憶手段103の時間帯情報とを比較して、
現在時刻が専用時間帯と時間貸し時間帯のいずれに該当
するかを判定する(ST1)。現在時刻が専用時間帯に
該当する場合は、図7に示す専用時間帯処理に移行し、
現在時刻が時間貸し時間帯に該当する場合は、図8に示
す時間貸し時間帯処理に移行する。
【0028】図7を参照して専用時間帯処理を説明す
る。CPU100は、現在時刻が専用時間帯に該当して
いるので、時間帯表示手段108による時間貸し時間帯
の表示をクリアし(ST20)、駐車可否表示手段10
7を「一般車両駐車禁止」の表示に変更する。すなわ
ち、図5の赤色点灯部107bを点灯させる(ST2
1)。次いで、車両検知器3がON状態(車両検知状
態)か否かを判定する(ST22)。判定結果が“N”
であれば、制御機3に阻止指令信号を与える。これによ
り、制御機3は、車両阻止機2に阻止動作をさせて、一
般車両が当該駐車エリアに進入することを阻止する(S
T23)。次いで、操作手段110又は媒体読取手段1
11からの契約者識別情報の入力を待機する(ST2
4)。識別情報記憶手段102に記憶されているものと
同一の契約者識別情報が入力されると、管理機4は制御
機3に阻止解除指令信号を与えるので、制御機3は車両
阻止機2の阻止動作を解除させる(ST25)。これに
より、契約車両の当該駐車エリアへの進入が許可され
る。そして、駐車可否表示手段107の表示をクリアし
て(ST26)、図5の赤色点灯部107bを消灯す
る。そして、ST1に移行する。契約車両が当該駐車エ
リアに進入した後は、ST22の判定結果が“Y”とな
るので、このST22で待機状態となる。
【0029】続いて、図8を参照して時間貸し時間帯処
理を説明する。CPU100は、現在時刻が時間貸し時
間帯に該当しているので、時間帯記憶手段103に格納
されている時間帯情報により指定される時間貸し時間帯
を時間帯表示手段108に表示する(ST30)。次い
で、駐車可否表示手段107を「一般車両駐車許可中」
の表示に変更する(ST31)。図5で示せば、緑色点
灯部107aを点灯させる。次いで、車両検知器1がO
N状態か否かを判定する(ST32)。この判定結果が
“N”ならば、当該駐車エリアに駐車中の車両が存在し
ないので、その状態で待機する。ST32の判定結果が
“Y”ならば、駐車エリアに駐車中の車両が存在してい
るので、車両可否表示手段107の表示をクリアし(S
T33)、制御機3に阻止指令信号を与え、車両阻止機
3に阻止動作をさせる(ST34)。次いで、課金処理
を開始する(ST35)。この課金処理は、前述したよ
うに周知の手順で駐車時間に応じて駐車料金の演算を行
うとともに、図4に示すように、演算結果を料金表示手
段105に表示する。次いで、CPU100は、料金収
受手段106に所定の駐車料金が収受されたか否かを判
定する(ST36)。料金収受がなされるまでST36
が繰り返されて、課金処理が継続してなされる。所定の
駐車料金が収受された場合には、料金表示手段105の
料金表示をクリアして(ST37)、阻止解除指令を制
御機3に与えて、車両阻止機4に阻止動作を解除させる
(ST38)。
【0030】また、上記課金処理開始に基づいて時計手
段109の現在時刻(年月日時分)を駐車開始時刻Ti
として、また、上記駐車料金収受に基づいて時計手段1
09の現在時刻(年月日時分)を駐車終了時刻Toとし
て、当該駐車エリアの駐車位置番号Pnとともに時間貸
しデータ格納手段112に保存され、かつ、料金収受を
したときの料金表示手段105に表示されていた金額を
収受金額Pfとして取得され、時間貸しデータ格納手段
112に格納される。
【0031】管理機4には送信手段113が設けてあ
り、これに通信制御部6が接続されている。そして、管
理機4の操作手段110から入力される送信指令に基づ
き、通信制御部6が所定の通信回線を経て上位管理装置
Bと接続され、かつ、その時点までに時間貸しデータ格
納手段112に保存された時間貸しデータが送信手段1
13により上位管理装置Bに送信されるようになってい
る。1台の車両について時間貸し駐車料金を収受する度
に自動的に時間貸しデータを送信するように構成するこ
ともできる。
【0032】上位管理装置B側から通信回線を経て通信
制御部6に送信指令信号を送ることにより送信手段11
3が、その時点までの時間貸しデータを送信するように
しても良い。上位管理装置Bに送信された時間貸しデー
タの内、各駐車エリア毎の1台の車両ごとの駐車開始時
刻Tiと駐車終了時刻Toと収受金額Pfは、当該駐車
エリアの時間貸しの時間帯別の利用状況の調査に利用す
ることができる。
【0033】また、インタフェース5Bにデータ出力部
6Eを接続し、そのデータ出力部から磁気カードやメモ
リカード等の可搬記録媒体に記録して、その可搬記録媒
体を上位管理装置Bまで搬送して上位管理装置Bに装填
して入力するように構成することができることは前述し
た通りである。
【0034】上記実施例によれば、時間帯表示手段10
8により現在は時間貸し時間帯であることが表示され、
かつ、駐車可否表示部107により一般車両駐車許可中
の旨が表示される。これら2つの表示を見た者は、車両
阻止機2の阻止動作が解除されている駐車エリアに入庫
することができる。したがって、契約車両が出庫した後
の空き駐車エリアを有効に活用できるという効果があ
る。専用時間帯では、駐車可否表示部107により一般
駐車の駐車禁止中である旨が表示されるとともに、車両
阻止機2が阻止動作されているので、一般車両の駐車は
行えない。当該駐車エリアに対応する正当な契約者識別
情報を操作手段110又は媒体読取手段111に入力し
たときのみ、車両阻止機2の阻止動作が解除されるの
で、契約車両が駐車できる。
【0035】上述の説明では、時間帯記憶手段103に
は、予め時間帯情報が格納されているものとした。しか
しながら、操作手段110の操作によって時間帯情報を
時間帯記憶手段103に設定するようにしてもよいし、
時間帯情報を記録してある記録媒体を媒体読取手段11
1に読み取らせることによって、時間帯情報を時間帯記
憶手段103に設定することもできる。さらに、上位管
理装置B又は月極め契約者から通信回線を介して通信制
御部6を経て、管理機4の時間帯情報を設定し、あるい
は変更することも可能である。この場合には、月極め契
約者が自分の車両運行予定の変更に合わせて柔軟に時間
貸し時間帯を設定することができるという利点がある。
【0036】また、一般車両が時間貸し時間帯を超過し
て駐車していると判定された時点で、課金処理における
単位時間や単位料金を変更することによって、超過時間
に相当する分の駐車料金を通常より増額するようにすれ
ば、一般車両を駐車した利用者に対して、時間貸し時間
帯を超過せずに駐車時間を守る動機付けを与えることが
期待できる。
【0037】次に、第2の実施例である、駐車場管理装
置が集中管理方式の場合について説明する。図9は集中
式駐車場管理装置における設置状況を示す概念図であ
り、図10は主として中央管理機の構成を示すブロック
図であり、図11は上記中央管理機の外観図であり、図
12は中央管理機の表示手段の表示内容を示す説明図で
あり、図13は駐車管理情報のデータ構成の一例を示す
説明図であり、図14は主として個別管理機の構成を示
すブロック図であり、図15は個別管理機の外観図であ
り、図16は時間貸し時間帯における個別管理機の動作
を示すフローチャートであり、図17は時間貸し時間帯
における中央管理機の動作を示すフローチャートであ
る。
【0038】図9に示すように、第2の実施例では、駐
車場管理装置A2は1つの中央管理機4Aと、各駐車エ
リアに設けられ、中央管理機4Aに接続されている個別
管理機4Bとを有している。各個別管理機4Bには、車
両検知器1と制御機3が接続され、制御機3に車両阻止
機2が接続されている。上記個別管理方式の駐車場管理
装置における構成要素と同一又は相当する構成要素につ
いては、同一符号を付すに止め、重複する説明を省略す
る。
【0039】中央管理機4Aは、図10に示すように、
以下の各部から構成されている。記憶部201は、CP
U200が実行する装置プログラムを格納するROM2
01aと、ワークエリア及び一時記憶領域を提供するR
AM201bとから構成されている。
【0040】課金情報記憶手段104は、各駐車エリア
に対する駐車料金を算出するために必要な課金情報を格
納するものである。課金情報については、図13を参照
して後述する。レシート発行手段202は、料金収受手
段106によって収受した料金の領収書を発行するもの
である。
【0041】時計手段203は、年月日、現在時刻、曜
日、休日等を示す時計データを生成するものである。I
/F手段(インターフェース)204は、各個別管理機
4Bとの間で情報の授受を行うための制御を行うもので
ある。
【0042】操作手段205は、契約者識別情報等の情
報を手動操作等によって入力するためのテンキーボード
や操作スイッチからなるものである。表示手段206
は、駐車料金、操作ガイダンス等の情報を表示するため
のものである。通信手段207は、携帯電話機やPHS
電話機等の無線通信端末装置との間で無線回線を介して
通信を行うものである。
【0043】図11に示されているように、中央管理機
4Aの操作パネルには、レシート発行手段202のレシ
ート排出口202aと、料金収受手段106を構成する
硬貨投入口106a、紙幣投入口106b及び釣り銭排
出口106cと、操作手段205と、表示手段206と
が設けられている。
【0044】図13に示されているように、中央管理機
4Aの課金情報記憶手段104に格納されている課金情
報Dmは、各駐車エリアに割り当てられている駐車位置
番号Np、各駐車エリアに駐車している一般車両の駐車
時間Tp、課金処理の際の課金単位の時間である単位時
間Tu、この単位時間当たりの料金を示す単位料金Mu
及び上記各情報から算出される駐車料金Mpから構成さ
れている。
【0045】図14に示すように、個別管理機4Bは、
第1の実施例を示す図3において既に説明した、CPU
100、記憶手段101、識別情報記憶手段102、時
間帯記憶手段103、駐車可否表示手段107、時間帯
表示手段108、時計手段109、媒体読取手段111
及び操作手段110に加えて、中央管理機4Aとの間で
情報の授受を行うI/F手段208を具備している。C
PU100は、当該駐車エリアの制御機3に対する阻止
指令又は阻止解除指令を行い、車両検知器1の検知状態
の監視等を行うようになっている。
【0046】図15に示すように、個別管理機4Bに
は、第1の実施例を示す図3において既に説明した、時
間帯表示手段108、駐車可否表示手段107を構成す
る緑色発光部107a、赤色発光部107b、操作手段
110及び媒体読取手段111の媒体挿入排出口111
aが設けられている。第1の実施例を示す図3と違っ
て、料金表示手段105及び硬貨投入口106aは中央
管理機4Aに集約されたので設けられていない。
【0047】駐車場管理装置A2は、前述した図6〜図
8のフローチャートとほぼ同様の処理を行っているの
で、上記フローチャートと相違する点について説明す
る。
【0048】専用時間帯処理は、図7に示されている動
作とほぼ同様である。すなわち、個別管理機4Bの操作
手段110又は媒体読取手段111によって入力された
契約者識別情報が識別情報記憶手段102に格納されて
いる契約者識別情報と照合され、これが正当であると判
定されれば、制御機3に阻止解除指令が与えられるので
車両阻止機2の阻止動作が解除されて契約車両の入庫が
許可される。
【0049】時間貸し時間帯の処理について、図16及
び図17のフローチャートを参照して説明する。図16
に示すように、個別管理機4B側の動作の内、ST40
〜ST44は、図8のST30〜ST34と同様である
ので、説明を省略する。ST45において、個別管理機
4BのCPU100は、中央管理機4Aに対して当該駐
車エリアの駐車位置番号Np及び課金処理の開始を指示
するための車両入庫情報を送信する。次いで、中央管理
機4Aから料金収受の完了に基づいて阻止解除指令の受
信を待機する(ST46)。上記阻止解除指令を受信す
ると(ST46で“Y”)、個別管理機4BのCPU1
00は制御機3に阻止解除指令を出力するので(ST4
7)、制御機3は車両阻止機2に阻止動作を解除させ
る。その後図6のST1に移行する。
【0050】図17に示すように、中央管理機4AのC
PU200は、個別管理機4Bから送信される駐車位置
情報及び車両入庫情報の受信を待機している(ST5
0)。ST50が“Y”ならば、課金情報記憶手段20
2において、課金情報Mの駐車位置番号Npに対応する
駐車開始時刻に基づき駐車時間Tpを計測して書き込む
とともに、駐車時間Tp、単位時間Tu及び単位料金M
uに応じて駐車料金Mpを算出して格納する課金処理を
行う(ST51)。
【0051】次いで、CPU200は、図12(a)に
示すように、表示手段206に駐車位置番号の入力を促
すガイダンス情報を表示するとともに(ST52)、操
作手段205から駐車位置番号が入力されたか否かを判
定し(ST53)、“N”ならば、ST50に戻る。こ
こで、駐車位置番号が入力されたら(ST53で
“Y”)、入力された駐車位置番号に対応する駐車料金
Mpを課金情報記憶手段202から読出し、図12
(b)に示すように、駐車料金を表示手段206に表示
させる(ST54)。次いで、正当な料金が料金収受手
段106に投入されたか否かを判定し(ST55)、こ
れが“Y”ならば、課金情報記憶手段104に格納され
ている課金情報の内、上記駐車位置番号Npと、これに
対応する駐車開始時刻Ti、駐車終了時刻To、収受金
額Pfを時間貸しデータ格納手段112に送信して格納
する。また、課金情報をクリアする(ST56)。ま
た、個別管理機4Bに対して阻止解除指令を与える(S
T57)。ここで、中央管理機のCPU200は、図1
2(c)に示すように、表示手段206に車両の出庫を
促すガイダンス情報を表示して(ST58)、ST50
に移行する。
【0052】阻止解除指令を与えられた個別管理機4B
は、制御機3に阻止解除指令を与える。これに基づき、
制御機3は車両阻止機2に阻止動作を解除させる。
【0053】なお、個別管理機4Bの時間帯情報記憶手
段103に時間帯情報を設定する際の手順は、第1の実
施の形態と同様に、個別管理機4Bの操作手段110又
は媒体読取手段111を用いて入力すればよい。
【0054】集中式駐車場管理装置A2においては、好
ましくは1台の車両について時間貸し駐車料金を収受す
る都度に、あるいは、中央管理機4Aの操作手段205
の操作により又は後述される上位管理装置Bからの送信
要求により、時間貸しデータ格納手段112に記憶され
ている時間貸しデータを読出し、これを通信手段207
に接続されている通信回線Nを経て上位管理装置Bに送
信する。中央管理機4Aに設けられたデータ出力部6E
から可搬記憶媒体に記録し、その可搬記憶媒体を上位管
理装置Bに装填して、各駐車エリア毎の時間貸しデータ
を入力するようにしても良い。
【0055】[上位管理装置]上位管理装置Bは、図1
8に示すように、各種の処理及び制御を司るCPU300
と、ROM301a及びRAM301bから構成される記憶手段
301 と、入力手段302と、表示手段303 と、出力手段304
と、通信手段305 と、時計手段306 とを有する。
【0056】ROM301aには、CPU300 が前記処理及
び制御の機能を実行するためのシステムプログラムのほ
か、契約者テーブルF1が格納されている。契約者テー
ブルF1は、図19に例示するように、上記駐車場管理
装置を設置した駐車エリアに対応する各月極め契約者に
関して、その駐車位置番号(Np)と、契約者識別情報
(Ux)と、月極め駐車料金(FPf)と、その月極め
契約者の配当金支払先の口座番号(An)と、配当率
(Pr)とを記憶している。配当率は、各月極め契約者
の時間貸し時間帯、すなわち時間貸し駐車に提供する時
間に長短の差がある場合に、当該月極め契約者に支払う
配当金の時間貸し駐車料金の収受額に対する割合を個々
に設定するものである。
【0057】また、RA301bには、図20に例示するよ
うに、時間貸しデータファイルF2が設けられている。
この時間貸しデータファイルF2は、上記駐車場管理装
置からその都度、指定時又は定期的に送信されてくる、
あるいは、可搬記憶媒体を介してその時々に入力される
時間貸しデータを、駐車位置番号(Np)単位に例えば
1ケ月毎など一定期間ごとに保存するためのものであ
る。CPU300 は時間貸しデータが保存される度に、そ
の時間貸しデータの中の収受金額を積算する演算手段を
有しており、時間貸しデータファイルF2には、その収
受金額の積算結果、すなわち、累計額(TPf)を保存
する格納エリアが設けてある。収受金額の積算は、所定
の締切り日に一括して行うようにしても良い。
【0058】RAM301bには、また、図21に例示する
ように、入金管理テーブルF3が設けられている。入金
管理テーブルF3は、各月極め契約者が当月分の所定の
金額の月極め駐車料金を例えば前払いにより入金された
場合に、これを記録するものであり、後述される入金管
理処理及び支払処理の際の入金確認に用いられる。入金
管理テーブルF3には、一例として、1ケ年分のデータ
が保存される。図21において、○印は、入金済みを意
味するフラグを示している。
【0059】さらに、RAM301bには、図22に例示す
るような支払データファイルF3が設けられている。支
払データファイルF3は、月極め契約者に対する配当金
の支払処理の準備が完了した場合に、その処理内容を支
払処理終了後6ケ月など一定期間保存するためのもので
あり、保存される支払データは、契約者識別情報(U
x)と、支払対象となった運営期間(Rp)と、同期間
における収受金額合計、すなわち累計額(TPf)と、
これに対して支払った配当金額(Pm)と、支払い日
(Dp)とで構成されている。支払い日は、後述される
支払処理が完了した時に入力されて保存される。
【0060】上位管理装置Bの入力手段302 は、CPU
300 に対して処理内容又は制御内容の指定をするための
ものであり、キーボード、タッチパネル又はマウスなど
で構成されている。表示手段303 は、後記時計手段306
の出力内容を表示したり、入力手段302 から入力される
指令に基づき、後述される各処理の結果を文字、数字な
どで表示したりするものである。出力手段304 は、入力
手段302 から入力される指令に基づき、後述される各処
理の結果をプリンタに出力するものである。時計手段30
6 は、CPU300 のクロック信号を用いて現在時刻デー
タを年月日時分で出力するものである。
【0061】CPU300 には、その所定の目的を達成す
るに必要な機能を実現する手段として、図18に例示す
るように、上記駐車場管理装置からの時間貸しデータを
収集保存する時間貸しデータ収集手段300aと、当該駐車
エリアを時間貸し駐車場として提供することに同意した
各月極め契約者から締切日までに月極め駐車料金が入金
されたか否かを管理する入金管理手段300bと、月極め駐
車料金の入金が確認された月極め契約者に対して配当金
の計算及び支払を終了したか否かを管理する支払管理手
段300cと、配当金未払いの場合に、支払処理を行う支払
処理手段300dと、配当金支払を終了した場合に、当該月
極め契約者に対して支払対象期間における当該駐車エリ
アの時間貸し駐車場としての運営実績を報告し、かつ、
支払通知を行う運営報告・支払い通知手段300eとを有し
ている。
【0062】続いて、上記構成による上位管理装置Bの
動作を図23ないし図26に基づいて説明する。上位管
理装置Bの基本的機能には、一つ又は複数の駐車場管理
装置において発生する時間貸しデータをその発生時に、
又は一定時間集積したものを、上位管理装置に収集する
時間貸しデータ収集処理と、月極め契約者から月極め駐
車料金が所定の金融機関に入金された否かを管理する入
金管理処理と、月極め駐車料金の入金が確認された月極
め契約者に対して時間貸しデータに基づく配当金の支払
手続を行う支払い処理と、支払い処理を終了した月極め
契約者に対して、その支払対象期間における当該月極め
契約者の契約対象駐車エリアにおける時間貸し駐車の運
営実績を報告し、かつ、支払通知を行う運営報告・支払
通知処理とがある。以下に、順次、それぞれの処理につ
いて説明する。
【0063】[時間貸しデータ収集処理]CPU300
は、図23に例示するように、常に通信手段305 及び通
信回線を経て上記駐車場管理装置から送信要求があるか
否かを監視している(ST60)。送信要求を受けた時は、そ
の駐車場管理装置からの時間貸しデータを受信し(ST6
1)、これを時間貸しデータファイルF2のその時間貸し
データに含まれる駐車位置番号に対応する記憶エリアに
格納する(ST62)。また、1回の時間貸しデータを受信す
る度に、収受金額を積算するようになっている(ST63)。
この積算の対象は、前回の配当金支払の対象となった期
間の後に上位管理装置Bから収集される時間貸しデータ
の中の収受金額である。次に、その積算結果に基づいて
時間貸しデータファイルの累計額を更新する(ST64)。累
計額の更新の後は、ST60に移行して、次の時間時デ
ータの送信要求を待機する。上記各ST60〜ST64
が時間貸しデータ収集手段300aを構成している。
【0064】図23は駐車場管理装置が送信要求を行う
ように構成されている場合の上記管理装置の動作を説明
したが、上述したように、駐車場管理装置が可搬記録媒
体に時間貸しデータを記録し、その可搬記録媒体を上位
管理装置まで移送して装填し、入力する構成とすること
もできる。その場合は、上位管理装置Bにその可搬記録
媒体を読取る媒体読取り手段が具備される。
【0065】[入金管理処理]CPU300 は、図24に
例示するように、ROM301aに記録されている月極め駐
車料金の納期データと、時計手段306 が出力する時計デ
ータに基づいて、納期が到来したか否かを監視しており
(ST70) 、納期が到来したときは契約者データテーブル
F1から契約者識別情報を順次呼び出し(ST71)、一人の
契約者識別情報を呼び出す度にその月極め契約者から当
月分の月極め駐車料金が入金されたか否かを所定の金融
機関C(図1参照)に問い合わせる(ST72)。
【0066】この金融機関Cへの問い合わせは、この駐
車場経営者とその金融機関との間に電子商取引契約が締
結されている場合は、パソコンネットワーク又はインタ
ーネットによるオンライン入金問い合わせサービスシス
テムを利用することができる。この様なオンラインサー
ビス提供をしていない金融機関は、電話による問い合わ
せに応答するサービスを提供しているので、これを利用
することができる。いずれの場合も、問い合わせの結
果、すなわち、入金済みのデータが図21に例示するよ
うに、入金管理テーブルF3に記録される(ST73)。この
記録も、コンピュータのソフトウェアの設定により、問
合わせ結果に基づいて自動的に行うようにすることもで
きるし、係員による手動入力により記録するようにして
もよい。続いて、契約者テーブルF1に登録されている
全契約者についての入金問合わせを終了したか否かを調
べ(ST74)、未終了の場合はST71に移行して、次の契
約者について前述と同様の処理を行う。終了した場合は
ST70に移行して、次の納期到来を待機する。上記S
T70〜ST74が入金管理手段300bを構成している。
【0067】[支払い処理]CPU300 は、図25に例
示するように、ROM301aに記録されている配当金支払
期日データと、時計手段306 が出力する時計データに基
づいて、支払期日が到来したか否かを監視しており(ST
80) 、納期が到来したときは、契約者データテーブルF
1から契約者識別情報(Ux)を順次呼び出し(ST81)、
一人の契約者識別情報を呼び出す度に前記入金管理テー
ブルF3のその契約者識別情報に対応する記録エリアか
ら当月分の入金記録があるか否かを調べる(ST82)。入金
済み(ST83においてY)である場合は、契約者データフ
ァイルF1の当該契約者識別情報に対応する配当率(P
r)と、時間貸しデータファイルF2の当該契約者識別
情報に対応する駐車位置番号(Np)について記録され
ている累計額(TPf)とを用いて配当金額を計算し、
一時保存する(ST84)。
【0068】そして、算出された配当金額を契約者デー
タファイルF1の当該契約者識別情報について登録され
ている口座番号(An)に対して振込み又は送金依頼な
どの支払依頼処理を行う(ST58)。この支払依頼処理は、
所定の金融機関Cとの間に電子商取引契約を締結してい
る場合は、そのオンラインサービスシステムを用い、所
定口座番号への振込み依頼処理をすることにより完了す
ることができる。オンラインサービスシステムを利用で
きない場合は、オフラインで、すなわち、出力手段304
を用いて所定の書式に上記所定の口座番号及び前記配当
金額と同額の振込み金額を記入した振込み依頼書を作成
し、これを金融機関の窓口に持ち込むことができる。窓
口でなく、金融機関のATM(自動預金払出し機)を用
いて振込手続きを行うようにしても良い。
【0069】次に、支払依頼処理を終了したか否かを判
断する(ST86)。オンラインサービスシステムを利用する
場合は、そのシステムからの処理終了信号の入力により
自動的に判断することができる。金融機関の窓口処理又
はATMによるオフラインにより支払い依頼処理を行う
場合は、処理終了信号の手動入力をすればよい。そし
て、支払依頼処理を終了した(ST86 においてY) 場合
は、図22の支払データファイルF4の当該契約者識別
情報に対応する支払日記録エリアに支払依頼日を記録す
る(ST87)。この記録は、配当金支払の証拠となり、ま
た、重複支払防止のために、一定期間は保存される。
【0070】続いて、契約者テーブルF1に登録されて
いる全契約者についての支払処理を終了したか否かを調
べ(ST88)、未終了の場合はST81に移行して、次の月
極め契約者について前述と同様の処理を行う。終了した
場合はST80に移行して、次の支払期日到来を待機す
る。上記ST80〜ST88が支払処理手段300dを構成
している。そのうち、ST87は支払管理手段300cを構
成している。
【0071】[運営報告・支払通知処理]CPU300
は、図26に例示するように、ROM301aに記録されて
いる運営報告・支払通知期日データと、時計手段306 が
出力する時計データに基づいて、運営報告・支払通知期
日が到来したか否かを監視しており(ST90) 、期日が到
来したときは契約者データテーブルF1から契約者識別
情報を順次呼び出し(ST91)、一人の契約者識別情報を呼
び出す度に支払データファイルF4のその契約者識別情
報に対応するデータから当月分の支払記録があるか否か
を調べる(ST92)。支払い記録がある場合は、支払データ
ファイルF4のその契約者識別情報に対応するデータに
基づいて、運営期間、その実績である収受金額合計(累
計額)、配当金額、支払日、時間貸しをした順序に並べ
るなどの編集をして、出力手段304 により当該月極め契
約者に宛てた運営報告書兼支払い通知書に出力する(ST9
4 )。
【0072】この運営報告書兼支払い通知書は、最寄り
の郵便ポストなどに投函される。運営報告書兼支払い通
知書に出力することに代えて、E−mailにより当該
月極め契約者のアドレスに運営報告兼支払い通知のデー
タを送信するようにすることもできる。
【0073】続いて、契約者テーブルF1に登録されて
いる全契約者についての運営報告・支払通知処理を終了
したか否かを調べ(ST95)、未終了の場合は、ST91に
移行して、次の月極め契約者について前述と同様の処理
を行う。すべての月極め契約者に対する処理を終了した
場合は、ST90に移行して、次の運営報告・支払通知
期日の到来を待機する。上記ST90〜ST95が運営
報告・支払通知手段300eを構成している。
【0074】なお、上述された本発明方法における月極
め契約者とは、その契約対象の駐車エリアに対して月極
め契約を締結していて、なおかつ、同駐車エリアを時間
貸し駐車のために提供することに同意している者をい
う。
【0075】なお、上記駐車位置番号の入力や時間帯情
報の設定は、これらの情報を携帯電話機やPHS電話機
等の無線通信装置から通信手段207を介して中央管理
機4Aに入力することにより行ってもよい。また、契約
者識別情報を個別管理機4Bに入力する際には、契約者
識別情報を上記と同様に無線通信装置から通信手段20
7を介して中央管理機4Aに入力して個別管理機4Bに
送信するようにしてもよい。
【0076】上述した第2の実施例によれば、料金収受
に関わる機能を中央管理機4Aに集めたので、第1の実
施例と比較して、個別管理機4Bの小形化を図り、か
つ、管理機全体のコストを低減することができる。
【0077】なお、管理機4,4Aにおいて、曜日及び
休日の双方又は一方に対応して定めた時間貸し時間帯及
び専用時間帯を設定する時間帯情報を1以上記憶する時
間帯パターン記憶手段を設けておき、時計手段から出力
される時計データに含まれる曜日及び休日に対応する時
間帯情報を上記時間帯パターン記憶手段から読出して時
間帯記憶手段に設定するようにすれば、利用者が時間帯
情報を設定する手間がかからないという利点がある。例
えば、平日(月曜日から金曜日まで)は、自動車を通勤
に使用するから8時00分から18時30分までを時間
貸し時間帯とし、土曜日、日曜日、祝日は、駐車エリア
を確保しておきたいので、時間貸し時間帯を設定するこ
となく、一日中、専用時間帯にするといったことができ
る。
【0078】第3の実施例として、個別管理機4Bに
は、CPU100、記憶手段101、I/F手段5a、
時間帯表示手段108、及び駐車可否表示手段107の
みを設けるとともに、個別管理機4Bから中央管理機4
Aに、識別情報記憶手段102、時間帯記憶手段10
3、操作手段110、媒体読取手段111を移動して設
けることもできる。この構成によれば、個別管理機4B
は、時間貸し時間帯及び専用時間帯の表示と、駐車可否
の表示と、車両阻止機2の制御と、車両検知器1の検知
信号の送出とを行うのみである。したがって、個別管理
機4Bをさらに小形化することができ、また、機能を中
央管理機側に集約したので、管理機全体としてのコスト
を低減することができる。
【0079】第3の実施例よりも個別管理機4Bをさら
に小形化することもできる。すなわち、第4の実施例と
して、第3の実施の形態における個別管理機4Bから時
間帯表示手段108及び駐車可否表示手段107を取り
除くとともに、中央管理機4A側に、図27に示すよう
な中央表示手段400を設ける。中央表示手段400
は、駐車エリアを示す駐車位置番号に対応して駐車可否
及び時間貸し時間帯を表示することもできる。この実施
例によれば、機能を中央管理機側に集約したので、管理
機全体のコストをさらに低減することができる。
【0080】第4の実施例では、駐車可否及び時間貸し
時間帯の表示が中央管理機4Aのみによってなされてい
るので、駐車場利用者は、中央管理機4Aから離れてし
まうと、その表示を確認することは容易ではない。この
ため、時間貸し駐車を拒否している空き駐車エリアに誤
って進入してしまったり、あるいは、駐車中の駐車エリ
アの時間貸し時間帯が終了していることを速やかに視認
することが難しいという問題が考えられる。上記問題を
回避する第5の実施例について説明する。
【0081】第5の実施例では、図28に示すような中
央表示設定手段500を中央管理機21側に設けるとと
もに、図29に示すような駐車可否表示手段600を個
別管理管理機4B側に設ける。図28(a)に示すよう
に、中央表示設定手段500の正面側には、駐車スペー
スを示す駐車位置番号表示部501と、それに対応して
時間貸し駐車可能を示す緑色点灯部502a及び時間貸
し駐車拒否を示す赤色点灯部502bにより構成される
駐車可否表示手段502と、時間貸し時間帯を示す時間
帯表示部503とが設けられている。同図(a)に示さ
れているように、時間貸し時間帯は、その開始時間の表
示を省略して終了時間のみを表示するようにしてもかま
わない。図28(b)に示すように、中央表示設定手段
500の右側面には、契約者識別情報や時間帯情報等の
情報を入力するためのテンキーボード等からなる操作手
段504が設けられている。また、中央表示設定手段5
00には、磁気カードやICカード等の記録媒体に記録
されている契約者識別情報や時間帯情報等の情報を読取
って入力するため媒体読取手段を設けてもよい。一方、
図29に示す駐車可否表示手段600は、時間貸し駐車
可能を示す緑色点灯部602a及び時間貸し駐車拒否を
示す赤色点灯部602bにより構成されている。
【0082】上述の構成によれば、駐車場利用者は、い
ったん、中央表示設定手段500の表示に基づいて、駐
車可能な駐車エリア及びその時間貸し時間帯を視認し
て、駐車しようとする駐車エリアを容易に選択すること
ができる。そして、当該駐車エリアに対応して設けられ
ている駐車可否表示手段600の表示に基づいて、その
駐車可否を改めて確認することができる。このため、駐
車を拒否している空き駐車エリアに誤って進入すること
や、当該駐車エリアの時間貸し時間帯が終了しているこ
とを見逃すことを回避することができる。また、各駐車
エリアの個別管理機側には、時間帯表示手段及び操作手
段を設けなくて済むので、コストを低減することができ
る。
【0083】なお、時間貸し時間帯において、契約車両
の駐車エリアへの駐車を許容し、かつ、当該契約車両に
対する駐車料金収受を省略することもできる。すなわ
ち、管理機において、時計手段の時計データにより示さ
れる現在時刻が時間貸し時間帯に該当する場合に、識別
情報入力手段に入力された契約者識別情報が契約者識別
情報記憶手段に格納されていると判定されたことをもっ
て、料金精算処理を停止させるとともに、車両阻止機の
阻止動作を解除させるようにすればよい。
【0084】また、契約者識別情報を入力するための識
別情報入力手段及び時間帯情報を時間帯記憶手段に設定
するための時間帯設定手段は、上述した操作手段11
0,205や媒体読取手段111に限定されるものでは
ない。例えば、図10に示すように、中央管理機4Aに
設けられている通信手段207として、利用者の所持す
るPHS端末と相互にデータ通信可能なPHS端末を設
け、利用者側のPHS端末と管理機側のPHS端末との
間に設定される通信パスを介して、利用者側のPHS端
末から上記識別情報や時間帯情報等を入力してもよい。
この場合には、利用者は、車両内にいながらにして各種
情報を管理機側に入力することができるという利点があ
る。上記PHS端末同志の通信パスは、予め双方のPH
S端末同志において互いのID番号を登録することによ
り、いわゆるPHS端末におけるトランシーバ通信機能
を利用して設定することができる。このトランシーバ通
信機能を用いた場合には、通常のPHS通信回線を使用
した場合よりも通信コストが掛からず好ましい。しかし
ながら、上記通信コストについて考慮しなくてよい場合
には、通常のPHS通信回線を使用してもよい。
【0085】また、上記PHS端末の代わりに、周知の
無線通信手段を管理機側に設けるとともに、その無線通
信手段と相互にデータ通信可能な無線通信手段を利用者
が所持するようにしてもよい。この場合には、管理機側
の無線通信手段と利用者が所持する無線通信手段との間
に設定される通信パスを介して、利用者が所持する無線
通信手段から識別情報や時間帯情報等を管理機側に入力
すればよい。この構成によれば、利用者は、車両内にい
ながらにして各種情報を管理機側に入力することがで
き、かつ、通常のPHS通信回線を使用した場合よりも
通信コストが掛からない利点がある。なお、上記無線通
信手段の一例としては、特定小電力無線局等がある。
【0086】
【発明の効果】上述のように、本発明方法によれば、専
用時間帯は月極め契約者は識別情報を入力することによ
り所定の駐車エリアへ車両を進入して駐車することがで
きるとともに、月極め契約者以外の者は駐車エリアへの
車両の進入を阻止される。また、時間貸し時間帯はいか
なる車両も駐車エリアに進入して駐車することができ、
しかも、駐車時間に応じた時間貸し駐車料金を収受する
までは駐車エリアからの退出が阻止される。そして、駐
車場管理装置又は上位管理装置からの要求により、駐車
位置番号と時間貸し駐車料金の収受日時と収受金額とか
らなる時間貸しデータを上位管理装置に送り、上位管理
装置では、月極め契約者からの月極め駐車料金の入金管
理を行い、駐車場管理装置から送された時間貸しデータ
を駐車エリアごと及び所定期間ごとに集計し、その集計
結果に基いて月極め契約者に支払うべき所定割合の配当
額を算出し、算出された配当金額を月極め駐車料金の入
金が確認された月極め契約者に対して支払い、支払いを
終了した場合に月極め契約者に対して運営報告及び支払
通知を行うを行うようにしたので、次の効果が得られ
る。すなわち、駐車場経営者にとっては、月極め駐車料
金の他に不特定の利用者から時間貸し駐車料金を収受す
ることができ、収入の増大化を図ることができる。ま
た、月極め契約者にとっては、専用時間帯の駐車を保証
されるとともに、専用時間帯以外の空き時間を、時間貸
し駐車場として提供することにより、時間貸し駐車料金
の一部を配当金として収受して、駐車コストの軽減効果
を受けることができる。従って、月極め契約者が時間貸
し駐車場の提供に積極的に協力することが大いに期待で
きる。そして、さらに、月極め契約者以外の一般利用者
にとっては、従来、月極め契約者に専用されていた駐車
場が時間貸し駐車場として提供される割合が増大するこ
とが期待されるので、利用可能な駐車エリアの拡大によ
り、従来と異なり、都会中心への乗り入れを駐車不能を
気にせずに行なうことができ、経済活動の促進と交通渋
滞の予防に大いに寄与するなどの著大な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駐車場運営方法を使用する装置全
体の構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施例における駐車場管理装置の設置状
況を示す駐車場の平面図。
【図3】同駐車場管理装置の一つの構成を示すブロック
図。
【図4】管理機において取得される時間貸しデータの構
成例を示す説明図。
【図5】第1の実施例における管理機の外観図。
【図6】第1の実施例における駐車場管理装置のメイン
フローチャート。
【図7】図6のフローチャートの中の契約時間帯処理の
フローチャート。
【図8】図6のフローチャートの中の時間貸し時間帯の
フローチャート。
【図9】第2の実施例における駐車場管理装置の設置状
況を示す駐車場の平面図。
【図10】第2の実施例における主として中央管理機の
構成を示すブロック図。
【図11】中央管理機の外観図。
【図12】中央管理機の表示手段の表示内容を示す説明
図。
【図13】課金情報のデータ構成の一例を示す説明図。
【図14】第2の実施例における主として個別管理機の
構成を示すブロック図。
【図15】個別管理機の外観図。
【図16】時間貸し時間帯における個別管理機の動作を
示すフローチャート。
【図17】時間貸し時間帯における中央管理機の動作を
示すフローチャート。
【図18】上位管理装置の構成を示すブロック図。
【図19】記憶手段の中に備えられている契約者テーブ
ルの構成を示す説明図。
【図20】同じく時間貸しデータファイルの構成を示す
説明図。
【図21】同じく入金管理テーブルの構成を示す説明
図。
【図22】同じく支払データファイルの構成を示す説明
図。
【図23】上位管理装置の時間貸しデータ収集処理の動
作を説明するフローチャート。
【図24】上位管理装置の入金管理処理の動作を説明す
るフローチャート。
【図25】上位管理装置の支払処理の動作を説明するフ
ローチャート。
【図26】上位管理装置の運営報告・支払通知処理の動
作を説明するフローチャート。
【図27】中央表示手段の表示の他の例を示す説明図。
【図28】他の例における中央表示設定手段を示す外観
図。
【図29】他の例における駐車可否表示手段を示す外観
図。
【符号の説明】
A1,A2 駐車場管理装置 1 車両検知器 2 車両阻止機 3 制御機 4 管理機 4A 中央管理機 4B 個別管理機 100,200 CPU 112 時間貸しデータ格納手段 113 送信手段 B 上位管理装置 300 CPU 300a 時間貸しデータ収集手段 300b 月極め駐車料金入金管理手段 300c 支払管理手段 300d 支払処理手段 300e 運営報告・支払通知手段 F1 契約者テーブル F2 時間貸しデータファイル F3 入金管理テーブル F4 支払データファイル C 金融機関(月極め駐車料金収受機関)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)駐車場管理装置と上位管理装置と
    を備え、(ロ)前記駐車場管理装置は、 (a)車両1台用の駐車エリアに対して、月極め契約者
    が専用する時間帯と月極め契約者以外の者の時間貸し駐
    車を認める時間帯とが相互に重ならないように設定さ
    れ、 (b)前記専用時間帯においては、車両検知器が当該駐
    車エリアに車両を検知しないときは車両阻止機により当
    該駐車エリアへの車両進入を阻止し、前記月極め契約者
    の識別情報の入力に基づいて前記車両阻止機による車両
    進入の阻止を解除する制御を行ない、 (c)前記時間貸し時間帯においては、前記車両検知器
    が当該駐車エリアに車両を検知したときは前記車両阻止
    機により当該駐車エリアからの車両の退出を阻止すると
    ともに、駐車時間に応じた時間貸し駐車料金を収受した
    ときに前記車両阻止機による退出阻止を解除する制御を
    行ない、 (d)前記駐車場管理装置又は前記上位管理装置からの
    要求により、少なくとも前記時間貸し駐車料金を収受し
    た日時と収受金額とを含む時間貸しデータを前記上位管
    理装置に送る処理を行い、(ハ)前記上位管理装置は、 (e)月極め契約者からの月極め駐車料金の入金管理を
    行う入金管理処理、 (f)前記駐車場管理装置から送られた前記時間貸しデ
    ータを駐車エリアごと及び所定期間ごとに集計する集計
    処理、 (g)前記集計された時間貸しデータに基づき、月極め
    契約者に支払うべき所定割合の配当金額を算出する演算
    処理、 (h)算出された配当金額を、前記入金管理処理におい
    て月極め駐車料金の入金が確認された月極め契約者に対
    して支払う支払処理、 (i)支払処理を終了した場合に、前記集計された時間
    貸しデータを元に月極め契約者に対して運営報告・支払
    通知を行う通知処理を行うこと、を特徴とする駐車場の
    運営方法。
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