JP2002074304A - 非接触icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触icカード及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002074304A
JP2002074304A JP2000269054A JP2000269054A JP2002074304A JP 2002074304 A JP2002074304 A JP 2002074304A JP 2000269054 A JP2000269054 A JP 2000269054A JP 2000269054 A JP2000269054 A JP 2000269054A JP 2002074304 A JP2002074304 A JP 2002074304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
antenna coil
contact
chip
chip mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000269054A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Yoshioka
康明 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000269054A priority Critical patent/JP2002074304A/ja
Publication of JP2002074304A publication Critical patent/JP2002074304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICチップの実装位置がアンテナコイルの形
状によって左右されることがなく、常に一定の位置に設
けることができる。 【解決手段】 インレットシート11に少なくともアン
テナコイル12及びICチップ実装部13が設けられた
非接触ICカードにおいて、アンテナコイル12は、イ
ンレットシート11の一方の面に設けられ、ICチップ
実装部13は、インレットシート11の他方の面に設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部のリーダ・ラ
イタと非接触でデータの授受を行う非接触ICカード及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の非接触ICカードは、インレット
シート(プラスチックフィルム等からなる基材シート)
の表面に設けられたICチップ実装部でアンテナコイル
とICチップとが電気的に接続されていて、そのインレ
ットシートを樹脂シートの間に挿入していた。このアン
テナコイルとICチップの電気的な接続は、特開平8−
287208号公報では、アンテナコイルとICチップ
との間には、アンテナコイルを跨ぐように異方性導電性
接着剤層が形成されており、その異方性導電接着剤層を
介して、アンテナコイルの内周側端子と外周側端子とを
ICチップの接続用バンプに接続している。また、特開
平11−3411号公報では、ジャンパー線を介してア
ンテナコイルとICチップを接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このICチップは、ベ
ンディング特性等からシート基板の最適な位置に実装す
ることが望ましいが、前述した従来の非接触ICカード
は、ICチップの実装位置がアンテナコイルの形状によ
って左右されてしまい、最適化ができない場合があっ
た。また、このICチップは、アンテナコイル上に実装
すると、その制約は大きくなり、さらに、チップサイズ
が小さくなると搭載が困難となる。
【0004】本発明の目的は、ICチップの実装位置が
アンテナコイルの形状によって左右されることがなく、
常に一定の位置に設けることができる非接触ICカード
及びその製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。請求
項1の発明は、基材シート(11)に少なくともアンテ
ナコイル(12)及びICチップ実装部(13)が設け
られた非接触ICカードにおいて、前記アンテナコイル
(12)は、前記基材シート(11)の一方の面に設け
られ、前記ICチップ実装部(13)は、前記基材シー
ト(11)の他方の面に設けられていることを特徴とす
る非接触ICカードである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の非接
触ICカードにおいて、前記ICチップ実装部(13)
は、基材シート(11)の外周近傍に設けられているこ
とを特徴とする非接触ICカードである。これにより、
非接触ICカードを使用するときに、カードを曲げても
カードの曲げに対して、隅の方が変位が小さくなり、I
Cチップが保護される。このように、ベンディングによ
るチップの破損が防止される。
【0007】請求項3の発明は、基材シート(11)の
一方の面にアンテナコイル(12)を形成する工程と、
前記基材シート(11)の他方の面にICチップ実装部
(13)を形成する工程と、前記基材シート(11)を
貫通してスルーホール(14a、14b)を形成する工
程と、前記ICチップ実装部(13)にICチップ(1
6)を実装する工程と、を含む非接触ICカードの製造
方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明による
非接触ICカードの実施形態の構成を示す説明図、図2
は、本実施形態による非接触ICカードを、裏面側から
見た図、図3は、本実施形態による非接触ICカード
を、表面側から見た図である。本実施形態の非接触IC
カード1は、インレット10の両面に、接着層17,1
7を介して、カード基板18,18が積層されている。
【0009】インレット10は、インレットシート11
にアンテナコイル12やICチップ実装部13を設けた
中間基材シートである。本実施形態では、インレットシ
ート11として、25ミクロン厚のポリイミドフィルム
を使用し、このインレットシート11の両面に銅箔を貼
り、裏面にアンテナコイル12を、表面にICチップ実
装部13をエッチング法によって形成し、インレット1
0とした。
【0010】アンテナコイル12は、外部のリーダ・ラ
イタと非接触でデータの授受を行うものであり、その形
状、巻数等は、受信側のアンテナの大きさ、どの程度の
距離まで電波を飛ばすか(通信距離)、どの程度の周波
数の電波を受信するか(通信周波数)等によって決ま
る。
【0011】アンテナコイル12は、エッチング法
(銅,アルミニウム等),導電印刷法,ワイヤによる巻
線法,転写法,シルクスクリーン印刷法,蒸着法等によ
ってインレットシート11の一方の面に形成される。シ
ルクスクリーン印刷法によりインレットシート11上に
形成する場合は、インレットシート11上に導電性を有
するインキ、例えば、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂を
バインダとして、銀粉を70〜80%含んだ銀ペースト
を使用しているインキなどで印刷する。アンテナコイル
12の両端部は、インレットシート11を貫通して設け
られたスルーホール14a,14bに接続されている。
【0012】ICチップ実装部13は、アンテナコイル
12とICチップ16とを接続するものであり、アンテ
ナコイル12と同様に、エッチング法(銅,アルミニウ
ム等),導電印刷法,転写法,シルクスクリーン印刷
法,蒸着法等によってインレットシート11の他方の面
(アンテナコイル12が形成されている面と異なる面)
に形成される。そして、このICチップ16は、ベンデ
ィング特性等からシート基板の最適な位置に実装されて
いる。
【0013】本実施形態では、ICチップ実装部13
を、ベンディング特性を考慮して、インレットシート1
1の1つのコーナー近くに、また、アンテナコイル12
を、通信特性を考慮して、インレットシート11の外周
にほぼ沿って形成した。その結果、アンテナコイル12
とチップ実装部13とは、インレットシート11を挟ん
で重なっている。
【0014】なお、ICチップ実装部13へのICチッ
プ16の実装は、ベアチップをフェイスダウン又はパッ
ケージングした後に、ハンダ,異方性導電接着剤,導電
性樹脂等を用いて行なう。接着層としては、ポリエステ
ル系,ウレタン系,アクリル系等のホットメルト型等の
接着剤を、接着する材料、ラミネート条件に応じて選択
する。
【0015】カード基板18としては、PET,PET
−G,塩化ビニル,ポリイミド,ポリカーボネート,A
BS,ポリプロピレン,ポリエチレン等のフィルム,合
成紙,普通紙等を用いることができる。なお、必要に応
じて、カード基板18に印刷,磁気ストライプ,署名領
域,ホログラム等を設けてもよい。
【0016】次に、本実施形態による非接触ICカード
の製造方法を工程順に説明する。まず、インレットシー
ト11の一方の面( 裏面) に、シルクスクリーン印刷法
によりアンテナコイル12を形成した。本実施形態で
は、シルクスクリーン印刷法により、インレットシート
11上に、熱可塑性樹脂をバインダとして、銀粉を70
〜80%含んだ銀ペーストを使用しているインキで印刷
した。なお、導電性インキは、銀ペーストの他にも、同
様のバインダ樹脂に、銅粉やカーボンフィラを含んだペ
ースト又はカーボンフィラに銀粉や銅粉を混合したペー
スト等を使用することもできる。
【0017】次に、インレットシート11の他方の面
(表面)に、アンテナコイル12と同様に、シルクスク
リーン印刷法により、ICチップ実装部13を形成し
た。本実施形態では、ベンディング特性を考慮して、I
Cチップ実装部13をインレットシート11の1つのコ
ーナー近くに形成した。その後に、インレットシート1
1を貫通して、スルーホール14a,14bを形成し
た。
【0018】さらに、ICチップ16を異方性導電接着
剤を用いて、ICチップ実装部13へ実装した。その後
に、インレット10を挟む形で上下に接着層17,17
を設け、その上にポリエチレンのフィルムからなるカー
ド基板18,18を積層した後に、これを熱圧によりラ
ミネートする。このラミネートは、平プレスラミネー
ト,ロールプレスラミネート,ベルトプレスラミネート
のいずれかのプレス方式で行なわれ、ウェットラミネー
ト,ドライラミネート,エクストルージョンラミネー
ト,ホットメルトラミネート等の接着方法を採用するこ
とができる。
【0019】本実施形態では、インレット10を挟むよ
うにして、上下に170ミクロン厚のポリエステル系接
着剤と、188ミクロン厚の白色PETフィルムとを、
この順に積層し、120℃,20kg/cm2 ,15分
の条件でプレスラミネートした。この後、カード形状1
5に打ち抜き、所望の非接触ICカードを製造した。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、イン
レットシート等の基材シートの一方の面にアンテナコイ
ルを、他方の面にICチップ実装部を設けているので、
ICチップ実装部の位置を、アンテナ設計と独立して設
定することができ、通信特性とカードの物理特性を両立
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触ICカードの実施形態の構
成を示す説明図である。
【図2】本実施形態による非接触ICカードを、裏面側
から見た図である。
【図3】本実施形態による非接触ICカードを、表面側
から見た図である。
【符号の説明】
1 非接触ICカード 10 インレット 11 インレットシート 12 アンテナコイル 13 ICチップ実装部 14a,14b スルーホール 15 カード形状 16 ICチップ 17,17 接着層 18,18 基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートに少なくともアンテナコイル
    及びICチップ実装部が設けられた非接触ICカードに
    おいて、 前記アンテナコイルは、前記基材シートの一方の面に設
    けられ、 前記ICチップ実装部は、前記基材シートの他方の面に
    設けられていることを特徴とする非接触ICカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の非接触ICカードにお
    いて、 前記ICチップ実装部は、前記基材シートの外周近傍に
    設けられていることを特徴とする非接触ICカード。
  3. 【請求項3】 基材シートの一方の面にアンテナコイル
    を形成する工程と、 前記基材シートの他方の面にICチップ実装部を形成す
    る工程と、 前記基材シートを貫通してスルーホールを形成する工程
    と、 前記ICチップ実装部にICチップを実装する工程と、 を含む非接触ICカードの製造方法。
JP2000269054A 2000-09-05 2000-09-05 非接触icカード及びその製造方法 Pending JP2002074304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000269054A JP2002074304A (ja) 2000-09-05 2000-09-05 非接触icカード及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000269054A JP2002074304A (ja) 2000-09-05 2000-09-05 非接触icカード及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002074304A true JP2002074304A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18755732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000269054A Pending JP2002074304A (ja) 2000-09-05 2000-09-05 非接触icカード及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002074304A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006024054A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Shido Technics Kk Rfid部材、およびrfid部材の製造方法
JP7487401B2 (ja) 2021-02-17 2024-05-20 富士通フロンテック株式会社 Rfidタグ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000011121A (ja) * 1998-06-24 2000-01-14 Shinsei Kagaku Kogyo Co Ltd 情報記憶媒体

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000011121A (ja) * 1998-06-24 2000-01-14 Shinsei Kagaku Kogyo Co Ltd 情報記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006024054A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Shido Technics Kk Rfid部材、およびrfid部材の製造方法
JP7487401B2 (ja) 2021-02-17 2024-05-20 富士通フロンテック株式会社 Rfidタグ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3687459B2 (ja) Icカード
KR100679502B1 (ko) Rfid 태그, rfid 태그용 안테나, rfid 태그용안테나 시트, 및 rfid 태그 제조 방법
TW480447B (en) IC card
JP2005129019A (ja) Icカード
JPH08216570A (ja) Icカード
JP2002352206A (ja) データ送受信体の製造方法
JP5088544B2 (ja) 無線icデバイスの製造方法
JP4176244B2 (ja) チップカード
JP2000235635A (ja) コンデンサ内蔵非接触型icカードとその製造方法
JP3953775B2 (ja) 非接触データキャリア用多面付け基材と多面付けされた非接触データキャリア
WO2001095252A1 (en) A smart card web and a method for its manufacture
JPH10166770A (ja) 非接触型icカード及びその製造方法
JP2003006588A (ja) Icモジュールとその製造方法、およびicカード製造方法
JP2002074304A (ja) 非接触icカード及びその製造方法
JP4770049B2 (ja) 非接触型icカードおよびその製造方法
JP2000207519A (ja) 接触型非接触型共用icカ―ドの製造方法
JP4286945B2 (ja) 接触型非接触型共用icカードとその製造方法
JP4839510B2 (ja) カード基体、icカード及びその製造方法
JP4306352B2 (ja) 接触型非接触型ハイブリットicモジュールとそれを使用した接触型非接触型ハイブリットicカード
JP2017227959A (ja) 非接触型情報媒体及び非接触型情報媒体の製造方法
JP4693295B2 (ja) 回路の形成方法
JP5195241B2 (ja) 耐熱性icタグストラップ
JP4752122B2 (ja) 非接触型icカードおよびその製造方法
JPH11134458A (ja) Icカード
JP2002074305A (ja) 非接触icカード及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061115

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101109