JP2002074305A - 非接触icカード及びその製造方法 - Google Patents

非接触icカード及びその製造方法

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JP2002074305A
JP2002074305A JP2000269062A JP2000269062A JP2002074305A JP 2002074305 A JP2002074305 A JP 2002074305A JP 2000269062 A JP2000269062 A JP 2000269062A JP 2000269062 A JP2000269062 A JP 2000269062A JP 2002074305 A JP2002074305 A JP 2002074305A
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antenna coil
card
peripheral terminal
outer peripheral
inner peripheral
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Yasuaki Yoshioka
康明 吉岡
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICチップの実装位置がアンテナコイルの形
状、配置に依存することがなく、自由に決定することが
できる。 【解決手段】 インレットシート11と、インレットシ
ート11に設けられたアンテナコイル12と、アンテナ
コイル12の内周側端子12aと外周側端子12bと
に、絶縁性を有し加圧部のみ厚さ方向に導電性を発現す
る異方性導電性接着剤層14を介して接続され、アンテ
ナコイル12の内周側端子12aと外周側端子12bと
を電気的に接続する導電性を有する接続部材15とを備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部のリーダ・ラ
イタと非接触でデータの授受を行う非接触ICカード及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の非接触ICカードは、ア
ンテナコイルによって、外部のリーダ・ライタと非接触
でデータの授受を行っており、アンテナコイルの形状,
巻数等は、受信側のアンテナの大きさ、どの程度の距離
まで電波を飛ばすか(通信距離)、どの程度の周波数の
電波を受信するか(通信周波数)等によって決まる。こ
のアンテナコイルは、金属の細い線材を同一面上でリン
グ状に捲回したワイヤーによる巻線法や、エッチング法
(銅,アルミニウム等),導電印刷法等によってシート
基板上に形成されており、そのアンテナコイルの両端が
電気的に接続されている。
【0003】そして、特開平8−287208号公報で
は、アンテナコイルとICチップとの間に、アンテナコ
イルを跨ぐように異方性導電性接着剤層が形成されてお
り、その異方性導電接着剤層を介して、アンテナコイル
の内周側端子と外周側端子とを、ICチップの接続用バ
ンプに電気的に接続している。また、特開平11−25
9615公報では、プラスチックフィルム基材に設けた
スルーホールを介して、アンテナコイルの内周側端子と
外周側端子をICチップの近傍で接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した従来
の非接触ICカードは、アンテナコイルを跨ぐようにI
Cチップを実装していたので、ICチップのサイズが小
さいとアンテナコイルの電気的な接続ができない。ま
た、ICチップの実装位置は、アンテナコイルの形状に
依存してしまう。
【0005】一方、特開平11−259615公報で
は、プラスチックフィルム基材にスルーホールを形成
し、このスルーホールを介してアンテナコイルの内周側
端子と外周側端子を接続しているために、製造工程が増
加し、製造コストが高くなってしまう。
【0006】本発明の目的は、ICチップの実装位置が
アンテナコイルの形状、配置に依存することがなく、自
由に決定することができる非接触ICカード及びその製
造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。請求
項1の発明は、基材シート(11)と、基材シート(1
1)に設けられたアンテナコイル(12)と、アンテナ
コイル(12)の内周側端子(12a)と外周側端子
(12b)とに、絶縁性を有し加圧部のみ厚さ方向に導
電性を発現する異方性導電性接着剤層(14)を介して
接続され、アンテナコイル(12)の内周側端子(12
a)と外周側端子(12b)とを電気的に接続する導電
性を有する接続部材(15)と、を備える非接触ICカ
ードである。
【0008】請求項2の発明は、基材シート(11)の
上にアンテナコイル(12)を形成する工程と、アンテ
ナコイル(12)の内周側端子(12a)及び外周側端
子(12b)の上に、絶縁性を有し加圧部のみ厚さ方向
に導電性を発現する異方性導電性接着剤層(14)を形
成する工程と、異方性導電性接着剤層(14)の上に導
電性を有する接続部材(15)を重ねて、加圧及び/又
は加熱して、アンテナコイル(12)の内周側端子(1
2a)と外周側端子(12b)とを電気的に接続する工
程と、を含む非接触ICカードの製造方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施の形態について説明する。図1は、本発明による
非接触ICカードの実施形態の構成を示す説明図、図2
は、本実施形態による非接触ICカードのインレットを
示す説明図である。本実施形態の非接触ICカード1
は、インレット10の両面に、接着層17,17を介し
て、カード基板18,18が積層されている。
【0010】インレット10は、インレットシート11
にアンテナコイル12やICチップ実装部13を設けた
中間基材シートである。本実施形態では、インレットシ
ート11として、25ミクロン厚のポリイミドフィルム
を使用し、このインレットシート11の表面に銅箔を貼
り、アンテナコイル12と、ICチップ実装部13とを
エッチング法によって形成し、インレット10とした。
【0011】アンテナコイル12は、外部のリーダ・ラ
イタと非接触でデータの授受を行うものであり、外周部
の一部において、IC実装部13に接続されている。ア
ンテナコイル12は、エッチング法(銅,アルミニウム
等),導電印刷法,ワイヤーによる巻線法,転写法,シ
ルクスクリーン印刷法,蒸着法等によってインレットシ
ート11の表面に形成される。シルクスクリーン印刷法
によりインレットシート11上に形成する場合は、イン
レットシート11上に導電性を有するインキ、例えば、
熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂をバインダとして、銀粉
を70〜80%含んだ銀ペーストを使用しているインキ
などで印刷する。
【0012】ICチップ実装部13は、アンテナコイル
12とICチップ16とを接続するものであり、アンテ
ナコイル12と同様に、エッチング法(銅,アルミニウ
ム等),導電印刷法,転写法,シルクスクリーン印刷
法,蒸着法等によってインレットシート11の表面に形
成される。そして、このICチップ16は、ベンディン
グ特性等からシート基板の最適な位置に実装されてい
る。
【0013】本実施形態では、ICチップ実装部13
を、ベンディング特性を考慮して、インレットシート1
1の1つのコーナー近くに、また、アンテナコイル12
を、通信特性を考慮して、インレットシート11の外周
にほぼ沿って形成した。
【0014】なお、本実施形態では、インレットシート
11の表面にアンテナコイル12を形成する工程と、I
Cチップ実装部13を形成する工程とを、別工程として
説明したが一つの工程でアンテナコイル12とICチッ
プ実装部13を形成することもできる。
【0015】図3は、図2の接続部材を示す部分断面図
である。アンテナコイル12の内周側端子12a及び外
周側端子12bの上には、異方性導電性接着剤層14が
形成されている。この異方性導電性接着剤層14は、絶
縁性のエポキシ樹脂14aなどに導電粒子14bを含ま
せたものであり、加圧部(矢印)で導電粒子14b同士
が接続するために、加圧した部分のみ厚さ方向に導電性
を発現する。そして、フィルム状のものをラミネートす
る方法、又は、接着剤を塗布する方法によって、アンテ
ナコイル12の内周側端子12a及び外周側端子12b
の上に形成する。
【0016】異方性導電性接着剤層14の上には、導電
性を有する接続部材15が設けられており、これによ
り、アンテナコイル12の内周側端子12aと外周側端
子12bとが電気的に接続されている。
【0017】なお、ICチップ実装部13へのICチッ
プ16の実装は、ベアチップをフェイスダウン又はパッ
ケージングした後に、ハンダ,異方性導電接着剤,導電
性樹脂等を用いて行なう。接着層としては、ポリエステ
ル系,ウレタン系,アクリル系等のホットメルト型等の
接着剤を、接着する材料、ラミネート条件に応じて選択
する。
【0018】カード基板18としては、PET,PET
−G,塩化ビニル,ポリイミド,ポリカーボネート,A
BS,ポリプロピレン,ポリエチレン等のフィルム,合
成紙,普通紙等を用いることができる。なお、必要に応
じて、カード基板18に印刷,磁気ストライプ,署名領
域,ホログラム等を設けてもよい。
【0019】次に、本実施形態による非接触ICカード
の製造方法を工程順に説明する。まず、インレットシー
ト11の上に、シルクスクリーン印刷法によりアンテナ
コイル12とICチップ実装部13を形成した。本実施
形態では、シルクスクリーン印刷法により、インレット
シート11上に、熱可塑性樹脂をバインダとして、銀粉
を70〜80%含んだ銀ペーストを使用しているインキ
で印刷した。なお、導電性インキは、銀ペーストの他に
も、同様のバインダ樹脂に、銅粉やカーボンフィラを含
んだペースト又はカーボンフィラに銀粉や銅粉を混合し
たペースト等を使用することもできる。
【0020】次に、アンテナコイル12の内周側端子1
2a及び外周側端子12bの上に、異方性導電性接着剤
14を接着し、その上に導電性を有する接続部材15を
重ねて、加圧かつ加熱し、アンテナコイル12の内周側
端子12aと外周側端子12bとを電気的に接続した。
【0021】さらに、ICチップ16を、異方性導電接
着剤を用いてICチップ実装部13へ実装した。その後
に、インレットシート11を挟むようにして、上下に接
着層17,17を設け、その上にポリエチレンのフィル
ムからなるカード基板18,18を積層した後に、これ
を熱圧によりラミネートする。このラミネートは、平プ
レスラミネート,ロールプレスラミネート,ベルトプレ
スラミネートのいずれかのプレス方式で行なわれ、ウェ
ットラミネート,ドライラミネート,エクストルージョ
ンラミネート,ホットメルトラミネート等の接着方法を
採用することができる。
【0022】本実施形態では、インレット10を挟むよ
うにして、上下に170ミクロン厚のポリエステル系接
着剤と、188ミクロン厚の白色PETフィルムとを、
この順に積層し、120℃,20kg/cm2 ,15分
の条件でプレスラミネートした。この後、カード形状1
9に打ち抜き、所望の非接触ICカードを製造した。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、アン
テナコイルの内周側端子及び外周側端子を、異方性導電
性接着剤層を介して接続された接続部材により、電気的
に接続したので、アンテナ設計において、チップのサイ
ズ,形状によらず、チップ搭載位置を物理的強度(特
に、ベンディング特性)の面から最適化できるために、
信頼性、耐久性に優れた非接触ICカードを提供するこ
とができる。また、チップの実装位置を、アンテナコイ
ルの形状,配置に依存されることなく、自由に決定する
ことが可能となる。このことにより、ベンディング等の
物理特性に優れ、多種多様な機能を付加価値として設け
ることのできる信頼性と利便性に優れ、かつ、コストメ
リットの高い非接触ICカードを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非接触ICカードの実施形態の構
成を示す説明図である。
【図2】本実施形態による非接触ICカードのインレッ
トシートを示す説明図である。
【図3】図2の接続部材を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 非接触ICカード 10 インレット 11 インレットシート 12 アンテナコイル 12a アンテナコイルの内周側端子 12b アンテナコイルの外周側端子 13 ICチップ実装部 14 異方性導電性接着剤層 14a 絶縁層 14b 導電粒子 15 接続部材 16 ICチップ 17,17 接着層 18,18 カード基板 19 カード形状

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートと、 前記基材シートに設けられたアンテナコイルと、 前記アンテナコイルの内周側端子と外周側端子とに、絶
    縁性を有し加圧部のみ厚さ方向に導電性を発現する異方
    性導電性接着剤層を介して接続され、前記アンテナコイ
    ルの内周側端子と外周側端子とを電気的に接続する導電
    性を有する接続部材と、 を備える非接触ICカード。
  2. 【請求項2】 基材シートの上にアンテナコイルを形成
    する工程と、 前記アンテナコイルの内周側端子及び外周側端子の上
    に、絶縁性を有し加圧部のみ厚さ方向に導電性を発現す
    る異方性導電性接着剤層を形成する工程と、 前記異方性導電性接着剤層の上に導電性を有する接続部
    材を重ねて、加圧及び/又は加熱して、前記アンテナコ
    イルの内周側端子と外周側端子とを電気的に接続する工
    程と、を含む非接触ICカードの製造方法。
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