JP2002072805A - 画像形成装置およびプロセスユニット - Google Patents
画像形成装置およびプロセスユニットInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の縦搬送型の画像形成装置の課題は、
感光体ドラムの上部表面に滞留した多くのトナーを貯留
部へ確実に運べるようにすることにある。 【解決手段】 記録紙を上下方向に沿って搬送する搬送
手段６と、回転する感光体ドラムと、露光ユニットと、
現像ユニットと、転写ユニット１１と、感光体ドラムの
上方に配置されたクリーニングユニットとを具備し、こ
のクリーニングユニットは、転写後に感光体ドラムの上
部表面に付着するトナーを剥離するブレード２３と、感
光体ドラムに接近した後に離間するように回転移動され
るパドル２６と、このパドルに設けられてパドルととも
に移動して感光体ドラムの上部表面に滞留しているトナ
ーに磁力を作用する磁石２８と、パドルにおけるその回
転移動する向きに対して前側となる部分に接触して吸引
付着されたトナーを掻き落すスクレーパ２９とを備えて
いる。
感光体ドラムの上部表面に滞留した多くのトナーを貯留
部へ確実に運べるようにすることにある。 【解決手段】 記録紙を上下方向に沿って搬送する搬送
手段６と、回転する感光体ドラムと、露光ユニットと、
現像ユニットと、転写ユニット１１と、感光体ドラムの
上方に配置されたクリーニングユニットとを具備し、こ
のクリーニングユニットは、転写後に感光体ドラムの上
部表面に付着するトナーを剥離するブレード２３と、感
光体ドラムに接近した後に離間するように回転移動され
るパドル２６と、このパドルに設けられてパドルととも
に移動して感光体ドラムの上部表面に滞留しているトナ
ーに磁力を作用する磁石２８と、パドルにおけるその回
転移動する向きに対して前側となる部分に接触して吸引
付着されたトナーを掻き落すスクレーパ２９とを備えて
いる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はクリーニングユニッ
トを備えた画像形成装置およびプロセスユニットに関す
る。
トを備えた画像形成装置およびプロセスユニットに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】最近、電子写真方式を採用した画像形成
装置においては、記録紙を上下方向に沿って搬送する搬
送手段と、回転する感光体ドラムと、この感光体ドラム
の表面に静電潜像を形成する露光手段と、感光体ドラム
の表面に磁性を有するトナーを供給して静電潜像をトナ
ー像に形成する現像ユニットと、感光体ドラムの表面の
トナー像を搬送される記録紙に転写する転写ユニット
と、感光体ドラムの上方に配置され転写した後に感光体
ドラムの表面に残存するトナーを取り除くクリーニング
ユニットとを備えたものがある。
装置においては、記録紙を上下方向に沿って搬送する搬
送手段と、回転する感光体ドラムと、この感光体ドラム
の表面に静電潜像を形成する露光手段と、感光体ドラム
の表面に磁性を有するトナーを供給して静電潜像をトナ
ー像に形成する現像ユニットと、感光体ドラムの表面の
トナー像を搬送される記録紙に転写する転写ユニット
と、感光体ドラムの上方に配置され転写した後に感光体
ドラムの表面に残存するトナーを取り除くクリーニング
ユニットとを備えたものがある。
【０００３】この画像形成装置は、記録紙の搬送形式か
ら縦搬送型と呼ばれるもので、記録紙を上下方向に沿っ
て搬送するので転写ユニットが感光体ドラムの側方に配
置され、クリーニングユニットが感光体ドラムの上方に
配置されている。
ら縦搬送型と呼ばれるもので、記録紙を上下方向に沿っ
て搬送するので転写ユニットが感光体ドラムの側方に配
置され、クリーニングユニットが感光体ドラムの上方に
配置されている。
【０００４】この縦搬送型の画像形成装置に設けられる
クリーニングユニットでは、ブレードを設けて感光体ド
ラムの表面に付着するトナーを剥離している。しかし、
このクリーニングユニットは、感光体ドラムの上方に設
けられることから感光体ドラムの上部表面に付着するト
ナーを剥離するので、例えば特開平１１−３０９３７の
ように感光体ドラムの側方に設けるそれとは異なり、剥
離したトナーが自重で落下せず感光体ドラムの上部表面
に滞留して、クリーニングユニットにおけるケースの内
部に設けたトナー貯留部に運ぶことができない。
クリーニングユニットでは、ブレードを設けて感光体ド
ラムの表面に付着するトナーを剥離している。しかし、
このクリーニングユニットは、感光体ドラムの上方に設
けられることから感光体ドラムの上部表面に付着するト
ナーを剥離するので、例えば特開平１１−３０９３７の
ように感光体ドラムの側方に設けるそれとは異なり、剥
離したトナーが自重で落下せず感光体ドラムの上部表面
に滞留して、クリーニングユニットにおけるケースの内
部に設けたトナー貯留部に運ぶことができない。
【０００５】そこで、従来このクリーニングユニットで
は、パドルを感光体ドラムに接近した後に離間するよう
に回転移動させる構成が採用されている。すなわち、パ
ドルを回転させて感光体ドラムの上部表面に滞留するト
ナーを掻き取ってトナー貯留部へ運ぶようにしている。
は、パドルを感光体ドラムに接近した後に離間するよう
に回転移動させる構成が採用されている。すなわち、パ
ドルを回転させて感光体ドラムの上部表面に滞留するト
ナーを掻き取ってトナー貯留部へ運ぶようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この画像形成装置に設
けられるクリーニングユニットでは、パドルを回転させ
ることにより、ブレードにより剥離して感光体ドラムの
上部表面に滞留したトナーをある程度の量を貯留部へ運
ぶことができるが、パドルが運ぶ量には限界があり、パ
ドルにより運びきれなかったトナーが感光体ドラムの上
部表面に徐々に堆積してその量が増大し、この結果クリ
ーニングユニットからのトナーのこぼれ、クリーニング
不良、さらには紙粉コロナ生成物などの異物が感光体ド
ラムの表面に付着するなどの不具合が発生している。
けられるクリーニングユニットでは、パドルを回転させ
ることにより、ブレードにより剥離して感光体ドラムの
上部表面に滞留したトナーをある程度の量を貯留部へ運
ぶことができるが、パドルが運ぶ量には限界があり、パ
ドルにより運びきれなかったトナーが感光体ドラムの上
部表面に徐々に堆積してその量が増大し、この結果クリ
ーニングユニットからのトナーのこぼれ、クリーニング
不良、さらには紙粉コロナ生成物などの異物が感光体ド
ラムの表面に付着するなどの不具合が発生している。
【０００７】本発明は、感光体の上部表面に滞留した多
くのトナーを貯留部へ確実に運ぶことができる縦搬送型
の画像形成装置を提供することを目的とする。
くのトナーを貯留部へ確実に運ぶことができる縦搬送型
の画像形成装置を提供することを目的とする。
【０００８】また、本発明は、感光体の表面に滞留した
多くのトナーを貯留部へ確実に運ぶことができるプロセ
スユニットを提供することを目的とする。
多くのトナーを貯留部へ確実に運ぶことができるプロセ
スユニットを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明の画像形
成装置は、記録紙を上下方向に沿って搬送する搬送手段
と、回転する感光体と、この感光体の表面に静電潜像を
形成する露光手段と、前感光体の表面に磁性を有する磁
性トナーを供給して静電潜像をトナー像に形成する現像
ユニットと、前記感光体の表面のトナー像を搬送される
記録紙に転写する転写ユニットと、前記感光体の上方に
配置されたクリーニングユニットとを具備し、このクリ
ーニングユニットは、転写後に前記感光体の上部表面に
付着する磁性トナーを剥離するブレードと、前記感光体
に接近した後に離間するように回転移動されるパドル
と、このパドルに設けられてパドルとともに移動して前
記感光体の上部表面に滞留している磁性トナーに磁力を
作用する磁石とを備えていること特徴とする。
成装置は、記録紙を上下方向に沿って搬送する搬送手段
と、回転する感光体と、この感光体の表面に静電潜像を
形成する露光手段と、前感光体の表面に磁性を有する磁
性トナーを供給して静電潜像をトナー像に形成する現像
ユニットと、前記感光体の表面のトナー像を搬送される
記録紙に転写する転写ユニットと、前記感光体の上方に
配置されたクリーニングユニットとを具備し、このクリ
ーニングユニットは、転写後に前記感光体の上部表面に
付着する磁性トナーを剥離するブレードと、前記感光体
に接近した後に離間するように回転移動されるパドル
と、このパドルに設けられてパドルとともに移動して前
記感光体の上部表面に滞留している磁性トナーに磁力を
作用する磁石とを備えていること特徴とする。
【００１０】この発明の構成によれば、クリーニングユ
ニットにおいてパドルを回転移動すると、磁石が一体に
移動してその磁力により感光体の上部表面に滞留してい
るトナーをパドルに吸引して感光体の上部表面から掻き
取って運ぶことができる。
ニットにおいてパドルを回転移動すると、磁石が一体に
移動してその磁力により感光体の上部表面に滞留してい
るトナーをパドルに吸引して感光体の上部表面から掻き
取って運ぶことができる。
【００１１】請求項２の発明のプロセスユニットは、回
転する感光体と、クリーニングユニットとを具備し、こ
のクリーニングユニットは、前記感光体の表面に付着す
る磁性を有するトナーを剥離するブレードと、前記感光
体に接近した後に離間するように回転移動されるパドル
と、このパドルにおけるその回転移動する向きに対して
後側となる部分に設けられ前記パドルとともに移動して
前記感光体の表面に滞留しているトナーに対して磁力を
作用する磁石と、前記パドルにおけるその回転移動する
向きに対して前側となる部分に接触して吸引されたトナ
ーを掻き落すスクレーパとを備えていること特徴とす
る。
転する感光体と、クリーニングユニットとを具備し、こ
のクリーニングユニットは、前記感光体の表面に付着す
る磁性を有するトナーを剥離するブレードと、前記感光
体に接近した後に離間するように回転移動されるパドル
と、このパドルにおけるその回転移動する向きに対して
後側となる部分に設けられ前記パドルとともに移動して
前記感光体の表面に滞留しているトナーに対して磁力を
作用する磁石と、前記パドルにおけるその回転移動する
向きに対して前側となる部分に接触して吸引されたトナ
ーを掻き落すスクレーパとを備えていること特徴とす
る。
【００１２】この発明の構成によれば、クリーニングユ
ニットにおいてパドルを回転移動すると、磁石が一体に
移動してその磁力により感光体の表面に滞留しているト
ナーをパドルに吸引して感光体ドラムの上部表面から掻
き取って運ぶことができ、さらにスクレーパがパドルに
吸引付着したトナーを掻き落して貯留部へ確実に運ぶこ
とができる。そして、パドルにおけるスクレーパが接触
しない回転移動後側部に磁石を設けているので、磁石の
磁力がパドルの後側部から前側部へ働き、トナーがスク
レーパが接触するパドルの前側部へ吸引付着し易くな
り、スクレーパによるパドルからのトナーの掻き落しを
効率良く行うことができる。また、パドルにおけるスク
レーパが接触しない回転移動後側部に磁石を設けている
ので、磁石がスクレーパの摺接により摩耗することを抑
えることができる。
ニットにおいてパドルを回転移動すると、磁石が一体に
移動してその磁力により感光体の表面に滞留しているト
ナーをパドルに吸引して感光体ドラムの上部表面から掻
き取って運ぶことができ、さらにスクレーパがパドルに
吸引付着したトナーを掻き落して貯留部へ確実に運ぶこ
とができる。そして、パドルにおけるスクレーパが接触
しない回転移動後側部に磁石を設けているので、磁石の
磁力がパドルの後側部から前側部へ働き、トナーがスク
レーパが接触するパドルの前側部へ吸引付着し易くな
り、スクレーパによるパドルからのトナーの掻き落しを
効率良く行うことができる。また、パドルにおけるスク
レーパが接触しない回転移動後側部に磁石を設けている
ので、磁石がスクレーパの摺接により摩耗することを抑
えることができる。
【００１３】請求項３の発明は、請求項２に記載のプロ
セスユニットにおいて、前記パドルは導電性材料により
形成されていることを特徴とする。
セスユニットにおいて、前記パドルは導電性材料により
形成されていることを特徴とする。
【００１４】この発明の構成によれば、パドルにおける
磁石の磁力の働きを強くして吸引するトナーの量をより
多くすることができる。
磁石の磁力の働きを強くして吸引するトナーの量をより
多くすることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
１ないし図３を参照して説明する。
１ないし図３を参照して説明する。
【００１６】図１は画像形成装置を模式的に示す図、図
２はこの画像形成装置におけるプロセスユニットを拡大
して模式的に示す図、図３はクリーニングユニットを模
式的に示す図である。
２はこの画像形成装置におけるプロセスユニットを拡大
して模式的に示す図、図３はクリーニングユニットを模
式的に示す図である。
【００１７】図１において１は画像形成装置本体、２は
この装置本体１の最下段部に設けられ記録紙Ｐを積層し
て収容した給紙カセット、３は装置本体１の最上段部に
設けられた排紙トレイ、４は給紙カセット２から記録紙
Ｐを繰り出し上方へ向けて搬送する搬送ローラ、５は下
方から搬送されてきた記録紙Ｐを排紙トレイ３へ排出す
る排出ローラで、これら給紙カセット２、排紙トレイ
３、搬送ローラ４および排出ローラ５をもって搬送手段
６が構成されている。
この装置本体１の最下段部に設けられ記録紙Ｐを積層し
て収容した給紙カセット、３は装置本体１の最上段部に
設けられた排紙トレイ、４は給紙カセット２から記録紙
Ｐを繰り出し上方へ向けて搬送する搬送ローラ、５は下
方から搬送されてきた記録紙Ｐを排紙トレイ３へ排出す
る排出ローラで、これら給紙カセット２、排紙トレイ
３、搬送ローラ４および排出ローラ５をもって搬送手段
６が構成されている。
【００１８】図１および図２において７は記録紙Ｐの搬
送経路の一方側に設けられて図示矢印の反時計方向に回
転される感光体ドラム、８は感光体ドラム７の側方に設
けられ、感光体ドラム７の表面（外周面）を帯電する帯
電ユニット、９は帯電された感光体ドラム７の表面を露
光して静電潜像を形成する露光ユニット、１０は感光体
ドラム７の下方に設けられ感光体ドラム７の表面に磁性
を有するトナーを供給して静電潜像を現像しトナー像を
形成する現像ユニット、１１は記録紙Ｐの搬送経路を挟
んで感光体ドラム７の側方に設けられ、感光体ドラム７
の表面に形成されたトナー像を搬送される記録紙Ｐに転
写する転写ユニット、１２は記録紙Pを感光体ドラム７
の表面から剥離する剥離ユニット、１３はトナー像を記
録紙Pに定着する定着ユニット、１４は記録紙Ｐの搬送
経路の一側方において感光体ドラム７の上方に設けられ
転写後に感光体ドラム７の表面に残存して付着するトナ
ーを取り除くクリーニングユニット、１５は残留トナー
を取り除いた後に感光体ドラム７の表面を除電する除電
ユニットである。
送経路の一方側に設けられて図示矢印の反時計方向に回
転される感光体ドラム、８は感光体ドラム７の側方に設
けられ、感光体ドラム７の表面（外周面）を帯電する帯
電ユニット、９は帯電された感光体ドラム７の表面を露
光して静電潜像を形成する露光ユニット、１０は感光体
ドラム７の下方に設けられ感光体ドラム７の表面に磁性
を有するトナーを供給して静電潜像を現像しトナー像を
形成する現像ユニット、１１は記録紙Ｐの搬送経路を挟
んで感光体ドラム７の側方に設けられ、感光体ドラム７
の表面に形成されたトナー像を搬送される記録紙Ｐに転
写する転写ユニット、１２は記録紙Pを感光体ドラム７
の表面から剥離する剥離ユニット、１３はトナー像を記
録紙Pに定着する定着ユニット、１４は記録紙Ｐの搬送
経路の一側方において感光体ドラム７の上方に設けられ
転写後に感光体ドラム７の表面に残存して付着するトナ
ーを取り除くクリーニングユニット、１５は残留トナー
を取り除いた後に感光体ドラム７の表面を除電する除電
ユニットである。
【００１９】そして、これら感光体ドラム７、帯電ユニ
ット８、現像ユニット９、クリーニングユニット１４お
よび除電ユニット１５をもってプロセスユニット１６を
構成している。
ット８、現像ユニット９、クリーニングユニット１４お
よび除電ユニット１５をもってプロセスユニット１６を
構成している。
【００２０】次にクリーニングユニット１４について説
明する。クリーニングユニット１４感光体ドラム７の上
方において感光体ドラム７の軸線方向と平行に配置され
ている。
明する。クリーニングユニット１４感光体ドラム７の上
方において感光体ドラム７の軸線方向と平行に配置され
ている。
【００２１】図中２１はユニットケースで、このユニッ
トケース２１は感光体ドラム７の軸方向長さに対応する
長さ以上を有するとともに感光体ドラム７の上部表面に
面する下面部が開放された横長の筒形をなすもので、感
光体ドラム回転方向上流側の側壁２１ａとこれと間隔を
もって下流側に位置する側壁２１ｂを有している。ユニ
ットケース２１は感光体ドラム７と平行に配置される。
トケース２１は感光体ドラム７の軸方向長さに対応する
長さ以上を有するとともに感光体ドラム７の上部表面に
面する下面部が開放された横長の筒形をなすもので、感
光体ドラム回転方向上流側の側壁２１ａとこれと間隔を
もって下流側に位置する側壁２１ｂを有している。ユニ
ットケース２１は感光体ドラム７と平行に配置される。
【００２２】２２はブレード保持体で、このブレード保
持体２２は感光体ドラム７の軸方向長さに対応する長さ
を有する板状をなすもので、ユニットケース２１の感光
体ドラム回転方向下流側の側壁２１ｂの外側に感光体ド
ラム軸方向に沿って配置され、側壁２１ｂの下側を通っ
てユニットケース２１の下面開放部に延び出ている。２
３は弾性材料からなるブレードで、このブレード２３は
ユニットケース２１の下面開放部の下側において感光体
ドラムと平行に配置され、ブレード保持体２２の先端部
に取付けられている。このブレード２３は感光体ドラム
７の上部表面に感光体ドラム回転方向下流側から接触し
て感光体ドラム７の表面に付着しているトナーを剥離す
るものである。なお、ブレード保持体２２とブレード２
３はユニットケース２１の下面開放部における感光体ド
ラム回転方向下流側の部分を覆っている。
持体２２は感光体ドラム７の軸方向長さに対応する長さ
を有する板状をなすもので、ユニットケース２１の感光
体ドラム回転方向下流側の側壁２１ｂの外側に感光体ド
ラム軸方向に沿って配置され、側壁２１ｂの下側を通っ
てユニットケース２１の下面開放部に延び出ている。２
３は弾性材料からなるブレードで、このブレード２３は
ユニットケース２１の下面開放部の下側において感光体
ドラムと平行に配置され、ブレード保持体２２の先端部
に取付けられている。このブレード２３は感光体ドラム
７の上部表面に感光体ドラム回転方向下流側から接触し
て感光体ドラム７の表面に付着しているトナーを剥離す
るものである。なお、ブレード保持体２２とブレード２
３はユニットケース２１の下面開放部における感光体ド
ラム回転方向下流側の部分を覆っている。
【００２３】２４はリカバリシートで、このリカバリシ
ート２４は感光体ドラム７の軸方向長さに対応する長さ
を有する板状をなすもので、ユニットケース２１の感光
体ドラム回転方向上流側の側壁２１ａに取付けられて、
先端が感光体ドラム７の表面に接近している。このリカ
バリシート２４はブレード２３により感光体ドラム７の
表面から剥離されたトナーが感光体ドラム７の回転方向
上流側へ逆流することを阻止するものである。
ート２４は感光体ドラム７の軸方向長さに対応する長さ
を有する板状をなすもので、ユニットケース２１の感光
体ドラム回転方向上流側の側壁２１ａに取付けられて、
先端が感光体ドラム７の表面に接近している。このリカ
バリシート２４はブレード２３により感光体ドラム７の
表面から剥離されたトナーが感光体ドラム７の回転方向
上流側へ逆流することを阻止するものである。
【００２４】２５はパドル用の回転軸で、この回転軸２
５は感光体ドラム７の軸方向長さと同じ長さ長さを有し
ている。回転軸２５はユニットケース２１の内部にその
軸方向と平行に水平に配置されて、両端部がユニットケ
ース２２の両端壁部に設けられた図示しない軸受により
回転自在に支持されている。この回転軸２５は画像形成
装置本体１に設けた図示しない回転駆動機構により図示
矢印で示す反時計方向の向きに回転される。
５は感光体ドラム７の軸方向長さと同じ長さ長さを有し
ている。回転軸２５はユニットケース２１の内部にその
軸方向と平行に水平に配置されて、両端部がユニットケ
ース２２の両端壁部に設けられた図示しない軸受により
回転自在に支持されている。この回転軸２５は画像形成
装置本体１に設けた図示しない回転駆動機構により図示
矢印で示す反時計方向の向きに回転される。
【００２５】２６はパドルで、このパドル２６は例えば
回転軸２５を挟んでその直径方向両側に夫々軸線方向に
沿って２つ設けられている。すなわち、図中２７は回転
軸２５と同じ長さを有して回転軸２５に嵌合されて固定
される中心筒体で、この中心筒体２７の直径方向両側に
は夫々パドル２６が形成されている。この一対のパドル
２６は、横断面が回転軸２５から直径方向に沿って外側
へ所定高さで延びるとともに感光体ドラム７の軸方向長
さと同じ長さを有する横長のものである。なお、このパ
ドル２６は導電性を有する材料、例えば銅合金、アルミ
ニウム合金などの金属により形成されている。これによ
りパドル２６は中心筒体２７を中心として反時計方向に
回転、すなわち感光体ドラム７と同じ方向に回転され
る。
回転軸２５を挟んでその直径方向両側に夫々軸線方向に
沿って２つ設けられている。すなわち、図中２７は回転
軸２５と同じ長さを有して回転軸２５に嵌合されて固定
される中心筒体で、この中心筒体２７の直径方向両側に
は夫々パドル２６が形成されている。この一対のパドル
２６は、横断面が回転軸２５から直径方向に沿って外側
へ所定高さで延びるとともに感光体ドラム７の軸方向長
さと同じ長さを有する横長のものである。なお、このパ
ドル２６は導電性を有する材料、例えば銅合金、アルミ
ニウム合金などの金属により形成されている。これによ
りパドル２６は中心筒体２７を中心として反時計方向に
回転、すなわち感光体ドラム７と同じ方向に回転され
る。
【００２６】各パドル２６は回転移動する向きに対して
後側となる部分に回転軸２５の直径線上に位置して中心
筒体２７の長さ方向に沿い全長にわたり後側面２６ａが
形成され、この後側面２６ａから中心筒体２７の外周面
までの回転移動向き後側の部分は切欠されている。この
パドル２６における回転移動向き後側の部分には磁石
（永久磁石）２８が配置される。この磁石２８は、パド
ル２６の高さと同じ大きさの幅と、中心筒体２７の半径
より小さい厚さと、感光体ドラム７の長さと同じ大きさ
の長さを有する偏平な矩形断面の棒状をなすものであ
る。磁石２８はパドル２６の後側面２６ａに当接されて
中心筒体２７の軸線方向に沿って配置され、後側面２６
ａおよび中心筒体２７の外周面に接着固定されている。
この磁石２８は感光体ドラム７の表面上部に滞留してい
る磁性トナーに対して磁力を作用して吸引してパドル２
６に吸着するためのものである。すなわち、磁石２８は
磁力をパドル２６の後側面２６ａから前側面２６ｂへと
作用する。なお、磁石２８の回転移動向き後側面２６ａ
は中心筒体２７の外周面に対して後退した位置にある。
これはパドル２６の回転移動する際にパドル２６が回転
する際に後述するスクレーパ２９が磁石２８に接触しな
いようにするためである。
後側となる部分に回転軸２５の直径線上に位置して中心
筒体２７の長さ方向に沿い全長にわたり後側面２６ａが
形成され、この後側面２６ａから中心筒体２７の外周面
までの回転移動向き後側の部分は切欠されている。この
パドル２６における回転移動向き後側の部分には磁石
（永久磁石）２８が配置される。この磁石２８は、パド
ル２６の高さと同じ大きさの幅と、中心筒体２７の半径
より小さい厚さと、感光体ドラム７の長さと同じ大きさ
の長さを有する偏平な矩形断面の棒状をなすものであ
る。磁石２８はパドル２６の後側面２６ａに当接されて
中心筒体２７の軸線方向に沿って配置され、後側面２６
ａおよび中心筒体２７の外周面に接着固定されている。
この磁石２８は感光体ドラム７の表面上部に滞留してい
る磁性トナーに対して磁力を作用して吸引してパドル２
６に吸着するためのものである。すなわち、磁石２８は
磁力をパドル２６の後側面２６ａから前側面２６ｂへと
作用する。なお、磁石２８の回転移動向き後側面２６ａ
は中心筒体２７の外周面に対して後退した位置にある。
これはパドル２６の回転移動する際にパドル２６が回転
する際に後述するスクレーパ２９が磁石２８に接触しな
いようにするためである。
【００２７】２９はスクレーパで、このスクレーパ２９
は感光体ドラム７の軸線長さに対応する長さを有する弾
性板からなるものである。このスクレーパ２９は、ユニ
ットケース２１の内部においてパドル２６に対して感光
体ドラム回転方向下流側に回転軸２５の軸方向に沿って
配置され、基端がユニットケース２１の側壁２１ｂに取
付けられ、先端はパドル２６が回転する際に前側面２６
ａに接触するようになっている。これによりスクレーパ
２９はパドル２６の前側面２６ｂに吸着されているトナ
ーを掻き落すとともに掻き落したトナーを受け取るもの
である。
は感光体ドラム７の軸線長さに対応する長さを有する弾
性板からなるものである。このスクレーパ２９は、ユニ
ットケース２１の内部においてパドル２６に対して感光
体ドラム回転方向下流側に回転軸２５の軸方向に沿って
配置され、基端がユニットケース２１の側壁２１ｂに取
付けられ、先端はパドル２６が回転する際に前側面２６
ａに接触するようになっている。これによりスクレーパ
２９はパドル２６の前側面２６ｂに吸着されているトナ
ーを掻き落すとともに掻き落したトナーを受け取るもの
である。
【００２８】なお、スクレーパ２９はパドル２６に対し
て先端が上向き、基端が下向きに位置するように傾斜し
て配置されている。すなわち、ユニットケース２１の内
部においてスクレーパ２９により仕切られた上側の空間
は掻き落されたトナーを貯留するものである。
て先端が上向き、基端が下向きに位置するように傾斜し
て配置されている。すなわち、ユニットケース２１の内
部においてスクレーパ２９により仕切られた上側の空間
は掻き落されたトナーを貯留するものである。
【００２９】パドル２６における回転移動する向きに対
して前側となる前側面２６ｂは中心筒体２７から最も離
れた先端から中心筒体２７の外周面に接する基端にかけ
て後側面２６ａから回転方向前側へ向けて離れるように
傾斜する傾斜面となっている。この前側面２６ｂはパド
ル２６が回転する時に後述するスクレーパ２９に接触す
るもので、前述のように傾斜するのはスクレーパ２９が
良好に接触できるようにするためである。
して前側となる前側面２６ｂは中心筒体２７から最も離
れた先端から中心筒体２７の外周面に接する基端にかけ
て後側面２６ａから回転方向前側へ向けて離れるように
傾斜する傾斜面となっている。この前側面２６ｂはパド
ル２６が回転する時に後述するスクレーパ２９に接触す
るもので、前述のように傾斜するのはスクレーパ２９が
良好に接触できるようにするためである。
【００３０】なお、パドル２６の外径寸法およびパドル
２６を設ける位置は、パドル２６の先端が感光体ドラム
７の表面から離れた位置にくるように設定する。これは
パドル２６が感光体ドラム７の表面に直接接触して損傷
させないためと、磁石２８の磁力によりトナーを掬い上
げるためである。
２６を設ける位置は、パドル２６の先端が感光体ドラム
７の表面から離れた位置にくるように設定する。これは
パドル２６が感光体ドラム７の表面に直接接触して損傷
させないためと、磁石２８の磁力によりトナーを掬い上
げるためである。
【００３１】３０はユニットケース２１の内部において
スクレーパ２９により仕切られた上側の空間に回転軸２
５と平行に水平に設けられた搬送用オーガで、このオー
ガ３０は回転することによりスクレーパ２９の上側の空
間に貯留されたトナーをユニットケース２１の外部へ搬
送するものである。
スクレーパ２９により仕切られた上側の空間に回転軸２
５と平行に水平に設けられた搬送用オーガで、このオー
ガ３０は回転することによりスクレーパ２９の上側の空
間に貯留されたトナーをユニットケース２１の外部へ搬
送するものである。
【００３２】このように構成されたクリーニングユニッ
ト１４の作用について説明する。感光体ドラム２が図示
矢印で示す反時計方向へ回転して転写ユニット１１を通
過すると、感光体ドラム２の表面は一部のトナーが記録
紙Ｐに転写されずに残留して付着した状態で上部に達し
てクリーニングユニット１４の下側を通過する。クリー
ニングユニット１４ではブレード２３が感光体ドラム７
の表面に回転方向下流側から接触して、感光体ドラム７
の表面に付着しているトナーを掻き取って剥離する。ブ
レード２３は剥離したトナーが感光体ドラム７の回転と
ともに回転方向下流側へ移動することを阻止し、またリ
カバリシート２４はトナーが回転方向上流側に移動する
ことを阻止して、剥離したトナーをブレード２３とリカ
バリシート２４との間における感光体ドラム７の上部表
面に滞留させる。
ト１４の作用について説明する。感光体ドラム２が図示
矢印で示す反時計方向へ回転して転写ユニット１１を通
過すると、感光体ドラム２の表面は一部のトナーが記録
紙Ｐに転写されずに残留して付着した状態で上部に達し
てクリーニングユニット１４の下側を通過する。クリー
ニングユニット１４ではブレード２３が感光体ドラム７
の表面に回転方向下流側から接触して、感光体ドラム７
の表面に付着しているトナーを掻き取って剥離する。ブ
レード２３は剥離したトナーが感光体ドラム７の回転と
ともに回転方向下流側へ移動することを阻止し、またリ
カバリシート２４はトナーが回転方向上流側に移動する
ことを阻止して、剥離したトナーをブレード２３とリカ
バリシート２４との間における感光体ドラム７の上部表
面に滞留させる。
【００３３】そして、回転軸２５を回転して一対のパド
ル２６を図示矢印で示す反時計方向に回転移動させる。
パドル２６では後側部に設けた磁石２８が後側面２６ａ
から前側面２６ｂへ磁力を作用している。パドル２６が
回転移動向き１回転する過程において、パドル２６は回
転軸２５の下側を回転移動すると、ブレード２３とリカ
バリシート２４との間における感光体ドラム７の上部表
面に滞留している磁性を有するトナーを磁力により吸引
して付着する。この場合、パドル２６は回転移動向きの
前側になる前側面２６ｂでトナーを吸引付着する。さら
に、パドル２６が回転軸２５の上側から下側へ回転移動
する時に、前側面２６ｂの基端から先端に亘りスクレー
パ２９の先端が摺接し、前側面２６ｂに吸引付着されて
いるトナーを掻き落とす。掻き落とされたトナーはスク
レーパ２９の上面に落下する。なお、パドル２６の後側
面２６ａスクレーパ２９に接触しない。このため、パド
ル２６の前側面２６ｂはトナーを掻き落とされた状態
で、再び回転軸２５の下側を回転移動してトナーを吸引
付着する。
ル２６を図示矢印で示す反時計方向に回転移動させる。
パドル２６では後側部に設けた磁石２８が後側面２６ａ
から前側面２６ｂへ磁力を作用している。パドル２６が
回転移動向き１回転する過程において、パドル２６は回
転軸２５の下側を回転移動すると、ブレード２３とリカ
バリシート２４との間における感光体ドラム７の上部表
面に滞留している磁性を有するトナーを磁力により吸引
して付着する。この場合、パドル２６は回転移動向きの
前側になる前側面２６ｂでトナーを吸引付着する。さら
に、パドル２６が回転軸２５の上側から下側へ回転移動
する時に、前側面２６ｂの基端から先端に亘りスクレー
パ２９の先端が摺接し、前側面２６ｂに吸引付着されて
いるトナーを掻き落とす。掻き落とされたトナーはスク
レーパ２９の上面に落下する。なお、パドル２６の後側
面２６ａスクレーパ２９に接触しない。このため、パド
ル２６の前側面２６ｂはトナーを掻き落とされた状態
で、再び回転軸２５の下側を回転移動してトナーを吸引
付着する。
【００３４】このようにして磁石２８を備えたパドル２
６を回転移動してブレード２４で剥離したトナーを回収
する。スクレーパ２９に貯留されたトナーはオーガ３０
によりユニットケース２１の外部へ搬送する。図３にお
いてＴはトナーである。
６を回転移動してブレード２４で剥離したトナーを回収
する。スクレーパ２９に貯留されたトナーはオーガ３０
によりユニットケース２１の外部へ搬送する。図３にお
いてＴはトナーである。
【００３５】このクリーニングユニット１４では、パド
ル２６を回転移動すると、磁石２８が一体に移動してそ
の磁力により感光体ドラム７の上部表面に滞留している
トナーをパドル２６に吸引して感光体ドラム７の上部表
面から掻き取って運ぶことができる。そして、スクレー
パ２９がパドル２６に吸引付着したトナーを掻き落して
貯留部へ確実に運ぶことができる。従って、クリーニン
グユニット１４は縦搬送型の画像形成装置に設けるもの
として感光体ドラム７における多くの残留トナーを確実
に取り除くことができる。これによりクリーニングユニ
ット１４からのトナーのこぼれ、クリーニング不良、さ
らには紙粉コロナ生成物などの異物が感光体ドラムの表
面に付着するなどの不具合が発生することを防止でき
る。
ル２６を回転移動すると、磁石２８が一体に移動してそ
の磁力により感光体ドラム７の上部表面に滞留している
トナーをパドル２６に吸引して感光体ドラム７の上部表
面から掻き取って運ぶことができる。そして、スクレー
パ２９がパドル２６に吸引付着したトナーを掻き落して
貯留部へ確実に運ぶことができる。従って、クリーニン
グユニット１４は縦搬送型の画像形成装置に設けるもの
として感光体ドラム７における多くの残留トナーを確実
に取り除くことができる。これによりクリーニングユニ
ット１４からのトナーのこぼれ、クリーニング不良、さ
らには紙粉コロナ生成物などの異物が感光体ドラムの表
面に付着するなどの不具合が発生することを防止でき
る。
【００３６】さらに、パドル２６におけるスクレーパ２
９が接触しない回転移動後側部に磁石２８を設けている
ので、磁石２８の磁力がパドル２６の後側部から前側部
へ働き、トナーがスクレーパ２９が接触するパドル２６
の前側面２６ｂへ吸引付着し易くなり、スクレーパ２９
によるパドル２６からのトナーの掻き落しを効率良く行
うことができる。また、パドル２６におけるスクレーパ
２９が接触しない回転移動後側部に磁石２８を設けてい
るので、磁石２８がスクレーパ２９の摺接により摩耗す
ることを抑えることができる。
９が接触しない回転移動後側部に磁石２８を設けている
ので、磁石２８の磁力がパドル２６の後側部から前側部
へ働き、トナーがスクレーパ２９が接触するパドル２６
の前側面２６ｂへ吸引付着し易くなり、スクレーパ２９
によるパドル２６からのトナーの掻き落しを効率良く行
うことができる。また、パドル２６におけるスクレーパ
２９が接触しない回転移動後側部に磁石２８を設けてい
るので、磁石２８がスクレーパ２９の摺接により摩耗す
ることを抑えることができる。
【００３７】さらに、パドル２６を導電性材料により形
成してあるのでパドル２６における磁石２８の磁力の働
きを強くして吸引するトナーの量をより多くすることが
できる。
成してあるのでパドル２６における磁石２８の磁力の働
きを強くして吸引するトナーの量をより多くすることが
できる。
【００３８】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、パドル２６を回転軸に４個設けるなど種々変形
して実施することができる。
されず、パドル２６を回転軸に４個設けるなど種々変形
して実施することができる。
【００３９】
【発明の効果】請求項１の発明の画像形成装置によれ
ば、クリーニングユニットにおいてパドルを回転移動す
ると、磁石が一体に移動してその磁力により感光体の上
部表面に滞留している磁性トナーをパドルに吸引して感
光体の上部表面から掻き取って運ぶことができる。従っ
て、クリーニングユニットは縦搬送型の画像形成装置に
設けるものとして感光体ドラムにおける多くの残留トナ
ーを確実に取り除くことができる。
ば、クリーニングユニットにおいてパドルを回転移動す
ると、磁石が一体に移動してその磁力により感光体の上
部表面に滞留している磁性トナーをパドルに吸引して感
光体の上部表面から掻き取って運ぶことができる。従っ
て、クリーニングユニットは縦搬送型の画像形成装置に
設けるものとして感光体ドラムにおける多くの残留トナ
ーを確実に取り除くことができる。
【００４０】請求項２の発明のプロセスユニットによれ
ば、クリーニングユニットにおいてパドルを回転移動す
ると、磁石が一体に移動してその磁力により感光体ドラ
ムの表面に滞留しているトナーをパドルに吸引して感光
体の上部表面から掻き取って運ぶことができ、さらにパ
ドルに吸引付着したトナーを掻き落して貯留部へ確実に
運ぶことができる。そして、パドルにおけるスクレーパ
が接触しない回転移動後側部に磁石を設けているので、
磁石の磁力がパドルの後側部から前側部へ働き、トナー
がスクレーパが接触するパドルの前側部へ吸引付着し易
くなり、スクレーパによるパドルからのトナーの掻き落
しを効率良く行うことができる。また、パドルにおける
スクレーパが接触しない回転移動後側部に磁石を設けて
いるので、磁石がスクレーパの摺接により摩耗すること
を抑えることができる。
ば、クリーニングユニットにおいてパドルを回転移動す
ると、磁石が一体に移動してその磁力により感光体ドラ
ムの表面に滞留しているトナーをパドルに吸引して感光
体の上部表面から掻き取って運ぶことができ、さらにパ
ドルに吸引付着したトナーを掻き落して貯留部へ確実に
運ぶことができる。そして、パドルにおけるスクレーパ
が接触しない回転移動後側部に磁石を設けているので、
磁石の磁力がパドルの後側部から前側部へ働き、トナー
がスクレーパが接触するパドルの前側部へ吸引付着し易
くなり、スクレーパによるパドルからのトナーの掻き落
しを効率良く行うことができる。また、パドルにおける
スクレーパが接触しない回転移動後側部に磁石を設けて
いるので、磁石がスクレーパの摺接により摩耗すること
を抑えることができる。
【００４１】請求項３の発明によれば、請求項２の発明
のプロセスユニットにおいて、パドルにおける磁石の磁
力の働きを強くして吸引するトナーの量をより多くする
ことができる。
のプロセスユニットにおいて、パドルにおける磁石の磁
力の働きを強くして吸引するトナーの量をより多くする
ことができる。
【図１】本発明の一実施の形態における画像形成装置を
模式的に示す図。
模式的に示す図。
【図２】同実施の形態におけるプロセスユニットを模式
的に示す図。
的に示す図。
【図３】同実施の形態におけるクリーニングユニットを
示す図。
示す図。
１…画像形成装置本体、 ６…搬送手段、 ７…感光体ドラム、 １４…クリーニングユニット、 １６…プロセスユニット、 ２１…ユニットケース、 ２２…ブレード保持体、 ２３…ブレード、 ２４…リカバリシート、 ２５…回転軸、 ２６…パドル、 ２８…磁石、 ２９…スクレーパ、 Ｔ…トナー、 Ｐ…原稿。
Claims (3)
- 【請求項１】 記録紙を上下方向に沿って搬送する搬送
手段と、回転する感光体と、この感光体の表面に静電潜
像を形成する露光手段と、前記感光体の表面に磁性を有
するトナーを供給して静電潜像をトナー像に形成する現
像ユニットと、前記感光体の表面のトナー像を搬送され
る記録紙に転写する転写ユニットと、前記感光体の上方
に配置されたクリーニングユニットとを具備し、このク
リーニングユニットは、転写後に前記感光体の上部表面
に付着する磁性トナーを剥離するブレードと、前記感光
体に接近した後に離間するように回転移動されるパドル
と、このパドルに設けられてパドルとともに移動して前
記感光体の上部表面に滞留している磁性トナーに磁力を
作用する磁石とを備えていること特徴とする画像形成装
置。 - 【請求項２】 回転する感光体と、クリーニングユニッ
トとを具備し、このクリーニングユニットは、前記感光
体の表面に付着するトナーを剥離するブレードと、前記
感光体に接近した後に離間するように回転移動されるパ
ドルと、このパドルにおけるその回転移動する向きに対
して後側となる部分に設けられ前記パドルとともに移動
して前記感光体の表面に滞留している磁性を有するトナ
ーに対して磁力を作用する磁石と、前記パドルにおける
その回転移動する向きに対して前側となる部分に接触し
て吸引付着されたトナーを掻き落すスクレーパとを備え
ていること特徴とするプロセスユニット。 - 【請求項３】 前記パドルは導電性材料により形成され
ていることを特徴とする請求項２に記載のプロセスユニ
ット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000259355A JP4834215B2 (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 画像形成装置およびプロセスユニット |
| US09/939,146 US20020025202A1 (en) | 2000-08-29 | 2001-08-24 | Process unit with cleaner and image forming apparatus comprising the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000259355A JP4834215B2 (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 画像形成装置およびプロセスユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002072805A true JP2002072805A (ja) | 2002-03-12 |
| JP4834215B2 JP4834215B2 (ja) | 2011-12-14 |
Family
ID=18747541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000259355A Expired - Fee Related JP4834215B2 (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 画像形成装置およびプロセスユニット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20020025202A1 (ja) |
| JP (1) | JP4834215B2 (ja) |
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| JP2005242222A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
| JP2006031000A (ja) * | 2004-07-15 | 2006-02-02 | Xerox Corp | 客先交換可能な電子写真方式のプリンタカートリッジに適したキャリアピックオフシステム |
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| JP2013181994A (ja) * | 2012-02-29 | 2013-09-12 | Kyocera Document Solutions Inc | クリーニング装置、およびこれを備える像担持体ユニット、画像形成装置 |
| JP2014002344A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-09 | Kyocera Document Solutions Inc | クリーニング装置、およびこれを備える像担持体ユニット、画像形成装置 |
| US9429895B2 (en) | 2014-02-19 | 2016-08-30 | Ricoh Company, Limited | Cleaning device and image forming apparatus |
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| JP5035723B2 (ja) * | 2006-10-18 | 2012-09-26 | 株式会社リコー | トナー搬送装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
| JP5073463B2 (ja) * | 2007-11-30 | 2012-11-14 | 株式会社リコー | クリーニング装置、像担持体ユニット及び画像形成装置 |
| US7899384B2 (en) * | 2008-11-05 | 2011-03-01 | Lexmark International, Inc. | Apparatus and method of reducing charge roller contamination |
| CN104880929B (zh) * | 2015-06-17 | 2022-11-22 | 珠海市拓佳科技有限公司 | 一种设有粉层厚度控制装置的硒鼓 |
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| JPH06208324A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-26 | Ricoh Co Ltd | 感光体クリーニング装置 |
| JPH07160167A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-23 | Canon Inc | 画像形成装置及びそのクリーニング装置 |
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| JPH0973256A (ja) * | 1995-09-05 | 1997-03-18 | Katsuragawa Electric Co Ltd | クリーニング装置 |
| JPH10268724A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Minolta Co Ltd | クリーニング装置 |
-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000259355A patent/JP4834215B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2001
- 2001-08-24 US US09/939,146 patent/US20020025202A1/en not_active Abandoned
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