JPH0895456A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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Publication number
JPH0895456A
JPH0895456A JP25020594A JP25020594A JPH0895456A JP H0895456 A JPH0895456 A JP H0895456A JP 25020594 A JP25020594 A JP 25020594A JP 25020594 A JP25020594 A JP 25020594A JP H0895456 A JPH0895456 A JP H0895456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet roller
roller
magnetic pole
driven gear
magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP25020594A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Okamoto
敬二 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP25020594A priority Critical patent/JPH0895456A/ja
Publication of JPH0895456A publication Critical patent/JPH0895456A/ja
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体などの像担持体とそのクリーニング装
置を個別に交換自在に備え、トナーとして磁性トナーを
用いて記録を行う電子写真装置において、クリーニング
装置または像担持体の交換時におけるトナー飛散を防止
する。 【構成】 感光体10に押し当てたクリーニングブレー
ド20の先端近傍で、マグネットローラ25を回転自在
に支持する。そして、該マグネットローラ25を間欠的
に回動してその磁極を、感光体10とクリーニングブレ
ード20間に溜った磁性トナーと対向する位置Qで順次
停止するローラ間欠回転機構を備える。しかして、図示
プリンタの駆動時、そのローラ間欠回転機構を作動して
マグネットローラ25を間欠的に回転し、その磁束密度
の高い磁極部分を、上記磁性トナーと対向する位置Qで
順次停止し、その磁性トナーを磁気的に吸着して除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザを用いた、プ
リンタ・複写機・ファクシミリなど、電子写真方式によ
って用紙に記録を行う電子写真装置に関する。詳しく
は、感光体などの像担持体とそのクリーニング装置を個
別に交換自在に備え、トナーとして特に磁性トナーを用
いて記録を行う電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置、たとえばレーザプ
リンタでは、像担持体にトナーをより確実に付着させる
ために、そのトナーとして磁性トナーが広く用いられて
いる。そして、その種のプリンタでは、該磁性トナーを
感光体に付着してトナー画像を形成し、そのトナー画像
を用紙に転写する一方、その転写後、感光体上に残留し
た磁性トナーを、感光体に押し当てたクリーニング装置
のクリーニングブレードで掻き落として感光体の表面を
清掃していた。
【0003】しかし、従来、そのようなクリーニングブ
レードと感光体との間には残留磁性トナーが溜りやす
く、そのため、その磁性トナーが、クリーニング装置ま
たは感光体を交換するときに、こぼれ落ちて飛散すると
いう問題があった。
【0004】そこで、従来の中には、たとえば図9に示
すように、符号1で示すクリーニング装置に備えるクリ
ーニングブレード2の先端近傍にマグネットローラ3を
設置し、清掃後にクリーニングブレード2と感光体4間
に溜ってできたトナー溜りTの磁性トナーを、そのマグ
ネットローラ3の回転により磁気的に吸着して除去する
ものがあった。なお、図中符号5は転写ローラであり、
6は用紙である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来では、
一定速度で連続的にマグネットローラ3を回動するか
ら、その磁極部分がトナー溜りTと対向したとき磁性ト
ナーを磁気的に十分吸着しないうちに、その磁性トナー
と対向する位置を通り過ぎるために、トナー溜りTで磁
性トナーの取り残しを生じていた。その結果、クリーニ
ング装置1または感光体4を交換するときに、上述のよ
うにトナー溜りTの磁性トナーがこぼれ落ちて飛散する
問題が以前として残っている。
【0006】そこで、この発明の目的は、上述のような
電子写真装置において、クリーニング装置または像担持
体の交換時におけるトナー飛散を防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明は、
たとえば以下の図示実施例のように、クリーニング装置
15と、感光体10のような像担持体を個別に交換自在
に備え、その像担持体上の残留磁性トナーをクリーニン
グブレード20で掻き落として該像担持体の表面を清掃
する一方、その像担持体と前記クリーニングブレード2
0間に溜った磁性トナーをその近傍に備えるマグネット
ローラ25の回転により磁気的に吸着して除去する電子
写真装置において、前記マグネットローラ25を間欠的
に回動してその磁極を、前記像担持体と前記クリーニン
グブレード20間に溜った磁性トナーと対向する位置Q
で順次停止するローラ間欠回転機構Aを備えてなる、こ
とを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例のように、請求項1に記載の電子写真装置に
おいて、前記マグネットローラ25の各磁極位置と対応
する突部30aを設けてそのローラ軸上に固定するカム
部材30と、そのカム部材30に弾性的に押し当て前記
突部30aと順次係合して前記マグネットローラ25の
回転を止めるストッパ部材31と、前記マグネットロー
ラ25のローラ軸上に回転自在に設けて駆動源からの回
転が伝達される従動ギヤ32と、その従動ギヤ32と前
記カム部材30との間に設けて該従動ギヤ32の回転と
ともに弾性変形し、その変形量が一定以上となったとき
前記突部30aとの係合を解除して前記カム部材30を
回動し前記ストッパ部材31を次の突部30aと係合す
るねじりコイルばね35のような弾性部材とで、前記間
欠回転機構Aを構成してなる、ことを特徴とする。
【0009】請求項3に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例のように、請求項1に記載の電子写真装置に
おいて、前記マグネットローラ25の各磁極位置と対応
する爪部50aを設けてそのローラ軸上に固定するラチ
ェット部材50と、作像工程を行っていないときそのラ
チェット部材50に弾性的に押し当て前記爪部50aと
順次係合して前記マグネットローラ25の回転を止める
ストッパ部材31と、磁気的に吸引してそのストッパ部
材31を弾性力に抗して回動しそれと前記爪部50aと
の係合を解除するソレノイド55と、前記マグネットロ
ーラ25のローラ軸上に回転自在に設けて駆動源からの
回転が伝達される従動ギヤ32と、その従動ギヤ32と
前記ラチェット部材50との間に設けて該従動ギヤ32
の回転とともに弾性変形し、前記ソレノイド55を一時
的に駆動して前記ストッパ部材31を回動し、前記爪部
50aとの係合を解除したとき前記ラチェット部材50
を回動して前記ストッパ部材31を次の爪部50aと係
合するねじりコイルばね35のような弾性部材とで、前
記間欠回転機構Aを構成してなる、ことを特徴とする。
【0010】請求項4に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例のように、請求項1に記載の電子写真装置に
おいて、前記ローラ間欠回転機構Aで、前記マグネット
ローラ25の1つの磁極を、前記像担持体と前記クリー
ニングブレード20間に溜った磁性トナーと対向する位
置Qに停止したとき、前記マグネットローラ25に吸着
した磁性トナーを除去するスクレーパ26を、前記マグ
ネットローラ25の他の磁極の若干下流位置に配置して
なる、ことを特徴とする。
【0011】請求項5に記載のものは、たとえば以下の
図示実施例に示すように、請求項4に記載の電子写真装
置において、前記ローラ間欠回転機構Aで、前記マグネ
ットローラ25の1つの磁極を、前記像担持体と前記ク
リーニングブレード20間に溜った磁性トナーと対向す
る位置Qに停止したとき、前記マグネットローラ25が
磁気的に吸引してその容易な回転を阻止するロック部材
40を、前記マグネットローラ25の他の磁極と対向す
る位置に配置してなる、ことを特徴とする。
【0012】
【作用】そして、駆動時、ローラ間欠回転機構Aを作動
してマグネットローラ25を間欠的に回転し、その磁極
を、像担持体とクリーニングブレード20間に溜った磁
性トナーと対向する位置Qで順次停止し、該磁極でその
磁性トナーを磁気的に吸着して除去する。
【0013】請求項2に記載のものでは、駆動時、駆動
源からの回転を伝達して従動ギヤ32を回転し、弾性部
材を弾性変形する。そして、その変形量が一定以上とな
ったとき、突部30aとの係合を解除してカム部材30
を回動し、ストッパ部材31を次の突部30aと係合し
てマグネットローラ25の次の磁極を、像担持体とクリ
ーニングブレード20間に溜った磁性トナーと対向す
る。
【0014】請求項3に記載のものでは、帯電・書込み
・現像・転写の作像工程を行っているとき、ソレノイド
55を作動し、ストッパ部材31を回動して爪部50a
との係合を解除し、駆動源からの回転を伝達して従動ギ
ヤ32を回転し、弾性部材を介してラチェット部材50
を回転する。また、そのラチェット部材50とともにマ
グネットローラ25も回転する。作像工程を行っていな
いときには、ソレノイド55の作動を停止し、ストッパ
部材31をラチェット部材50に弾性的に押し当てて爪
部50aと係合し、マグネットローラ25の回転を止め
てマグネットローラ25の磁極を像担持体とクリーニン
グブレード20間に溜った磁性トナーと対向する。そし
て、駆動源からの回転を伝達して従動ギヤ32を回転
し、弾性部材を弾性変形する。再び作像工程を開始する
と、ソレノイド55を作動し、ラチェット部材50とと
もにマグネットローラ25を回転する。この繰り返しに
より、作像工程を行っていないとき、マグネットローラ
25の回転を止めてその磁極を像担持体とクリーニング
ブレード20間に溜った磁性トナーと対向する。
【0015】請求項4に記載のものでは、マグネットロ
ーラ25の回転とともに、その磁極部分に他の部分より
も多く付着した磁性トナーを、その基部分から根こそぎ
スクレーパ26で除去する。
【0016】請求項5に記載のものでは、ロック部材4
0をマグネットローラ25の磁極で吸引し、そのマグネ
ットローラ25の容易な回転を阻止する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、この発明の実施例
について説明する。図1には、この発明の一実施例であ
るレーザプリンタの記録部の概略構成を示す。
【0018】このレーザプリンタは、その装置本体内の
ほぼ中央に、ドラム状の像担持体である感光体10を備
える。記録部は、その感光体10まわりに矢印イで示す
駆動方向に順に、帯電チャージャ11、現像装置12、
転写ローラ13、クリーニング装置15を備える。クリ
ーニング装置15の図中右側に定着装置14を備え、左
側に、図示省略した光書込み装置を備えてなる。
【0019】そして、画像記録時、図示省略した給紙カ
セットから用紙Pを送り出し、レジストローラ(図示省
略)でタイミングをとって感光体10と転写ローラ13
間へと搬送する。一方、感光体10は、矢印イ方向に回
転駆動し、まず帯電チャージャ11で表面を一様に帯電
する。次ぎに、その感光体10の表面に光書込み装置か
らレーザ光Lを照射して静電潜像を形成する。その後、
現像装置12位置で、現像ローラ17により磁性トナー
を付着して静電潜像を可視像化する。そして、この可視
像を、感光体10と転写ローラ13間に搬送した用紙P
に転写ローラ13により転写する。しかして、この作像
工程を終了して後、用紙Pを定着装置14に搬送し、そ
の定着装置14で可視像を定着して外部に排出する。
【0020】他方、画像転写後、用紙Pに転写されず感
光体10の表面に残留した磁性トナーを、クリーニング
装置15のクリーニングブレード20で掻き落として感
光体10の表面を清掃する。
【0021】ところで、上述したクリーニング装置15
は、図1に示すように、感光体10の軸方向に長い箱状
のケース19を備える。ケース19は、その感光体10
側を開放し、そこに支持板21で支持してクリーニング
ブレード20を配置する。クリーニングブレード20
は、感光体10の軸方向に長い板状をなし、基端側を支
持板21に取り付けて先端を感光体10の表面に押し当
ててなる。
【0022】さらに、クリーニング装置15は、クリー
ニングブレード20の先端の上流位置にマグネットロー
ラ25を配置し、図1中反時計方向に回転自在に支持し
てなる。そのマグネットローラ25は、図2に磁束線m
で表したように、ほぼ90度間隔で磁束密度の高い磁極
部分を有する。そして、そのマグネットローラ25の外
周に、支持板21で支持したスクレーパ26を押し当て
てなる。
【0023】しかして、図示プリンタでは、図3および
図4に示すが、該マグネットローラ25を間欠的に回動
するローラ間欠回転機構Aを備える。
【0024】そのローラ間欠回転機構Aは、マグネット
ローラ25のローラ軸25aに、カム部材30を固定す
る。カム部材30は、その外周に、マグネットローラ2
5の各磁極位置と対応する突部30aを有する。そし
て、そのカム部材30に、細長い板ばねからなるストッ
パ部材31を押し当ててなる。そのストッパ部材31
は、先端に下向きの突起31aを有し、その突起31a
をカム部材30の突部30aに係合してなる。
【0025】さらに、ローラ間欠回転機構Aは、ローラ
軸25aの先端に、従動ギヤ32を回転自在に取り付
け、その従動ギヤ32に、駆動モータ(駆動源)からの
回転が伝達される駆動ギヤ33を噛み合わせてなる。そ
して、従動ギヤ32とカム部材30との間でローラ軸2
5aに、ねじりコイルばね(弾性部材)35を巻き付け
て、その一端をカム部材30に掛け止め他端を従動ギヤ
32に掛け止めて従動ギヤ32とカム部材30を連結し
てなる。
【0026】しかして、図示プリンタでは、駆動時、駆
動モータからの回転を駆動ギヤ33を介して従動ギヤ3
2に伝達し、その従動ギヤ32を回転する。すると、ね
じりコイルばね35がねじれる。そして、そのねじれの
量が一定以上となったとき、図5中点線で示すように、
ストッパ部材31の突起31aと突部30aとの係合が
外れてカム部材30が回動し、突起31aが次の突部3
0aと係合してマグネットローラ25の次の磁極を、図
1に示すクリーニングブレード20の感光体10に対す
る押当て位置と対向する。つまり、その押当て位置にで
きたトナー溜りTの磁性トナーと対向する。こうして、
その磁性トナーと対向する位置Qで順次停止しながら、
マグネットローラ25を間欠的に回転する。そして、該
トナー対向位置Qで停止したとき、磁束密度の高い各磁
極部分でトナー溜りTの磁性トナーを磁気的に吸着す
る。しかして、その磁性トナーを、図2中鎖線で示すよ
うに、マグネットローラ25の磁極部分でより多く付着
して除去する。
【0027】そうして、クリーニング装置15では、そ
のマグネットローラ25の外周に吸着した磁性トナー
を、スクレーパ26で除去してケース19内に回収す
る。
【0028】ところで、この実施例において、スクレー
パ26は、図1に示すように、薄板材26aの先端を図
中上向きに折り曲げ、その先端に、マグネットローラ2
5に押し当るスポンジ材26bを取り付けてなる。そし
て、このスポンジ材26bを、ローラ間欠回転機構Aで
マグネットローラ25の1つの磁極をトナー対向位置Q
に停止したとき、他の磁極の若干下流位置に配置してな
る。
【0029】しかして、トナー回収時、図6に示すよう
に、マグネットローラ25の回転とともに、該スクレー
パ26により、各磁極部分に他の部分よりも多く付着し
た磁性トナーをその基部分から根こそぎ除去する。
【0030】さらに、この実施例では、ローラ間欠回転
機構Aでマグネットローラ25の1つの磁極をトナー対
向位置Qに停止したとき、他の磁極と対向する位置、た
とえば図1に示すように、トナー対向位置Qの径方向反
対位置にロック部材40を配置する。ロック部材40
は、たとえば鉄板などの磁性体からなり、ケース19の
内周に取り付けてなる。
【0031】そして、この実施例では、マグネットロー
ラ25の回転を停止したときに、図7に示すように、そ
のマグネットローラ25の磁極でロック部材40を吸引
し、マグネットローラ25の容易な回転を阻止する。
【0032】ところで、この発明では、ローラ間欠回転
機構Aを、以下の図示実施例に示すように構成すること
もできる。なお、図3および図4に示した前記ローラ間
欠回転機構Aの各部と対応する部分は、同図を参照し同
じ符号を付して説明する。
【0033】さて、この他の実施例において、ローラ間
欠回転機構Aは、前記カム部材30と同様、図8に示す
ように、マグネットローラ25のローラ軸の一端部25
aに、ラチェット部材50を固定する。ラチェット部材
50は、外周に、マグネットローラ25の各磁極位置と
対応する爪部50aを有する。そして、その爪部50a
に、細長いレバー状をなすストッパ部材31のL状先端
部31bを係合する。ストッパ部材31は、ソレノイド
55の取付板56に取り付けた支持部材51の下端でそ
こを支点に回動自在に支持する。そして、ストッパ部材
31の基端部に付勢ばね52の一端を取り付け、該スト
ッパ部材31をラチェット部材50に弾性的に押し当て
てなる。付勢ばね52の他端はソレノイド55に取り付
ける。しかして、ソレノイド55を作動したとき、作動
杆55aに磁気的に吸引してストッパ部材31を付勢ば
ね52に抗して回動し、L状先端部31bを爪部50a
から外す構成とする。
【0034】なお、ローラ軸25aの先端には、前記し
たと同様、従動ギヤ32を回転自在に取り付け、また、
その従動ギヤ32とラチェット部材50との間でローラ
軸25aに、ねじりコイルばね35を設けて従動ギヤ3
2とラチェット部材50とを連結してなる。
【0035】そして、この他の実施例において、作像工
程を行っているときは、ソレノイド55を作動し、作動
杆55aを磁気的に吸引してストッパ部材31を付勢ば
ね52に抗して回動し、ストッパ部材31のL状先端部
31bをラチェット部材50の爪部50aから外す。し
かして、駆動モータからの回転を伝達して従動ギヤ32
を回転し、ねじりコイルばね35を介してラチェット部
材50とともにマグネットローラ25を連続的に回転す
る。
【0036】一方、作像工程を行っていないときには、
ソレノイド55の作動を停止する。すると、付勢ばね5
2の付勢力でストッパ部材31を回動し、そのL状先端
部31bをラチェット部材50の爪部50aと係合して
マグネットローラ25の回転を止め、その磁極を、上記
したトナー対向位置Qと対向する。そして、駆動モータ
からの回転を伝達して従動ギヤ32を回転し、ねじりコ
イルばね35をねじる。しかして、再び作像工程を開始
すると、ソレノイド55を作動し、ラチェット部材50
とともにマグネットローラ25を回転する。この繰り返
しにより、作像工程を行っていないときに、マグネット
ローラ25の回転を止めてその磁極を、トナー対向位置
Qと対向し、その回転停止時に、磁束密度の高い磁極部
分でトナー溜りTの磁性トナーを磁気的に吸着して除去
してしまう。
【0037】ところで、上述した実施例では、像担持体
の例として感光体10を示した。しかし、たとえばカラ
ー複写機等に備え、感光体上の画像を色別に重ねて転写
して後に、そのカラー画像を用紙に一括して転写する中
間転写ベルトを像担持体とし、その中間転写ベルトを清
掃する場合にこの発明を適用することもできる。
【0038】
【発明の効果】したがって、この発明によれば、像担持
体とそのクリーニング装置を個別に交換自在に備え、磁
性トナーを用いて記録を行う電子写真装置において、ロ
ーラ間欠回転機構でマグネットローラを間欠的に回転
し、その磁極を、像担持体とクリーニングブレード間に
溜った磁性トナーと対向する位置で順次停止する構成と
するから、該磁性トナーを磁気的に効率よく吸着して除
去してしまうことができ、これにより、クリーニング装
置または像担持体の交換時におけるトナー飛散を防止す
ることができる。
【0039】請求項2に記載のものによれば、上述のよ
うに構成することによってローラ間欠回転機構の構成の
簡略化および低コスト化を図ることができる。
【0040】請求項3に記載のものによれば、特に作像
工程を行っていないときに、マグネットローラを間欠的
に回動する構成とするから、そのマグネットローラの間
欠的な回動が駆動源に負荷変動を与えることを阻止して
ジター画像等が発生することを防止することができる。
【0041】請求項4に記載のものによれば、マグネッ
トローラの1つの磁極を、像担持体とクリーニングブレ
ード間に溜った磁性トナーと対向する位置に停止したと
き、スクレーパを、マグネットローラの他の磁極の若干
下流位置に配置する構成とするから、マグネットローラ
の回転とともに、その磁極部分に他の部分よりも多く付
着した磁性トナーをその基部分から根こそぎ除去するこ
とが可能となり、これにより、マグネットローラの外周
に付着した磁性トナーを効果的に回収することができ
る。
【0042】請求項5に記載のものによれば、マグネッ
トローラの磁極でロック部材を吸引し、マグネットロー
ラの容易な回転を阻止する構成とし、これにより、クリ
ーニング装置を交換するときにマグネットローラから磁
性トナーがこぼれ落ちて飛散することを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるレーザプリンタの記
録部の概略構成図である。
【図2】そのプリンタに備えるマグネットローラの磁束
密度と磁性トナーの付着状態との関係を示す説明図であ
る。
【図3】そのマグネットローラのローラ間欠回転機構を
示す斜視図である。
【図4】その正面図である。
【図5】そのローラ間欠回転機構におけるカム部材とス
トッパ部材の係合状態を示す状態説明図である。
【図6】マグネットローラに付着した磁性トナーをスク
レーパで除去する状態を示す状態説明図である。
【図7】そのマグネットローラでロック部材を磁気的に
吸引してマグネットローラの容易な回転を阻止する状態
を示す状態説明図である。
【図8】この発明の他の実施例におけるマグネットロー
ラのローラ間欠回転機構を示す概略構成図である。
【図9】従来のレーザプリンタに備える感光体とクリー
ニングブレード間にトナー溜りが生じた状態を示す状態
説明図である。
【符号の説明】
10 感光体(像担持体) 15 クリーニングローラ 20 クリーニングブレード 25 マグネットローラ 26 スクレーパ 30 カム部材 30a 突部 31 ストッパ部材 32 従動ギヤ 35 ねじりコイルばね(弾性部材) 40 ロック部材 50 ラチェット部材 50a 爪部 55 ソレノイド A ローラ間欠回転機構 Q 磁性トナーと対向する位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 318

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーニング装置と像担持体を個別に交
    換自在に備え、その像担持体上の残留磁性トナーをクリ
    ーニングブレードで掻き落として該像担持体の表面を清
    掃する一方、その像担持体と前記クリーニングブレード
    間に溜った磁性トナーをその近傍に備えるマグネットロ
    ーラの回転により磁気的に吸着して除去する電子写真装
    置において、前記マグネットローラを間欠的に回動して
    その磁極を、前記像担持体と前記クリーニングブレード
    間に溜った磁性トナーと対向する位置で順次停止するロ
    ーラ間欠回転機構を備えてなる、電子写真装置。
  2. 【請求項2】 前記マグネットローラの各磁極位置と対
    応する突部を設けてそのローラ軸上に固定するカム部材
    と、 そのカム部材に弾性的に押し当て前記突部と順次係合し
    て前記マグネットローラの回転を止めるストッパ部材
    と、 前記マグネットローラのローラ軸上に回転自在に設けて
    駆動源からの回転が伝達される従動ギヤと、 その従動ギヤと前記カム部材との間に設けて該従動ギヤ
    の回転とともに弾性変形し、その変形量が一定以上とな
    ったとき前記突部との係合を解除して前記カム部材を回
    動し前記ストッパ部材を次の突部と係合する弾性部材
    と、 で前記間欠回転機構を構成してなる、請求項1に記載の
    電子写真装置。
  3. 【請求項3】 前記マグネットローラの各磁極位置と対
    応する爪部を設けてそのローラ軸上に固定するラチェッ
    ト部材と、 作像工程を行っていないときそのラチェット部材に弾性
    的に押し当て前記爪部と順次係合して前記マグネットロ
    ーラの回転を止めるストッパ部材と、 磁気的に吸引してそのストッパ部材を弾性力に抗して回
    動しそれと前記爪部との係合を解除するソレノイドと、 前記マグネットローラのローラ軸上に回転自在に設けて
    駆動源からの回転が伝達される従動ギヤと、 その従動ギヤと前記ラチェット部材との間に設けて該従
    動ギヤの回転とともに弾性変形し、前記ソレノイドを一
    時的に駆動して前記ストッパ部材を回動し、前記爪部と
    の係合を解除したとき前記ラチェット部材を回動して前
    記ストッパ部材を次の爪部と係合する弾性部材と、 で前記間欠回転機構を構成してなる、請求項1に記載の
    電子写真装置。
  4. 【請求項4】 前記ローラ間欠回転機構で、前記マグネ
    ットローラの1つの磁極を、前記像担持体と前記クリー
    ニングブレード間に溜った磁性トナーと対向する位置に
    停止したとき、前記マグネットローラに吸着した磁性ト
    ナーを除去するスクレーパを、前記マグネットローラの
    他の磁極の若干下流位置に配置してなる、請求項1に記
    載の電子写真装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラ間欠回転機構で、前記マグネ
    ットローラの1つの磁極を、前記像担持体と前記クリー
    ニングブレード間に溜った磁性トナーと対向する位置に
    停止したとき、前記マグネットローラが磁気的に吸引し
    てその容易な回転を阻止するロック部材を、前記マグネ
    ットローラの他の磁極と対向する位置に配置してなる、
    請求項1に記載の電子写真装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002072805A (ja) * 2000-08-29 2002-03-12 Toshiba Tec Corp 画像形成装置およびプロセスユニット
JP2006031000A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Xerox Corp 客先交換可能な電子写真方式のプリンタカートリッジに適したキャリアピックオフシステム

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