JP2002072548A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP2002072548A
JP2002072548A JP2000252319A JP2000252319A JP2002072548A JP 2002072548 A JP2002072548 A JP 2002072548A JP 2000252319 A JP2000252319 A JP 2000252319A JP 2000252319 A JP2000252319 A JP 2000252319A JP 2002072548 A JP2002072548 A JP 2002072548A
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JP
Japan
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toner
acid
resin
hydrocarbon group
wax
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Application number
JP2000252319A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Ogura
克之 小倉
Masanobu Nakamura
正延 中村
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耐熱凝集性に優れ、幅広い温度領域で良好な
定着・オフセット特性を示し色再現性、透明性に優れ、
連続印刷した際も安定な帯電挙動を示すカラー用の静電
荷像現像用トナーを提供する。 【解決手段】 バインダー樹脂と着色剤を含有してなる
トナーであって、バインダー樹脂が、 (1)ナフタレンジカルボン酸及び/または、その低級
アルキルエステル (2)全酸成分に対して1モル%以上の一般式(I)で
表されるジカルボン酸、及び/またはその低級アルキル
エステル、及び/またはその酸無水物 (3)2価以上の多価アルコール を反応して得られるポリエステル樹脂である。 一般式(I) X;炭素数0〜20の飽和もしくは不飽和の炭化水素基 R1 ;水素もしくは炭素数1〜4の飽和もしくは不飽
和の炭化水素基 R2、R3 ;水素もしくは炭素数4〜20の飽和もし
くは不飽和の炭化水素基 但し、XとR2とR3の炭素数の合計は3〜20。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法、あるいは静電印刷法に用いる静電荷像現像用ト
ナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真法により可視画像を得るための
トナー組成物として、多くはカーボンブラックの如き黒
色着色剤をバインダー樹脂中に分散させたものが使用さ
れている。しかしながら、最近では、シアン顔料、マゼ
ンタ顔料、イエロー顔料又はその他の有彩色顔料をバイ
ンダー中に分散させたカラートナーも使用されており、
これらのカラートナーを用いたフルカラーあるいはモノ
カラーの複写機、プリンタが開発されている。
【0003】このようなカラートナーに要求される特性
としては、印刷後の画像が鮮やかな発色性を有するこ
と、多色印刷を行った際の色重ねに於いて優れた透明性
を発揮して色濁りの生じない鮮明な色再現性を有するこ
と、あるいは、オーバーヘッドプロジェクター(以下、
OHPという)シート上に転写・定着して得たカラー画像
をスクリーン上に投影した際に濁りのない鮮明な色を写
し出すこと、等の色再現特性が求められている。
【0004】さらに、トナー画像を定着する方式として
は、ヒートロール定着方式が広く一般的に用いられてい
るが、その際における良好な定着性及び耐オフセット性
もカラートナーに求められる重要な特性である。最近の
カラー複写機、あるいはプリンタにおいては、処理速度
の高速化が行われて、定着温度はより低温に、定着時間
もより短時間となってきている。さらに、マシン構造の
簡略化およびメンテナンスの容易さを実現するため、定
着用のヒートロールにオフセット防止用のオイルを塗布
しないオイルレス定着方式が開発され、これに適したカ
ラートナーの要求が強まっている。
【0005】このように、カラートナーには、より低エ
ネルギーで定着し、しかも、できるだけ広い温度領域で
耐オフセット性を有することが求められている。一方で
は、高温下での保存、あるいは運搬の際にトナーが溶け
て粒子同士が熱凝集して固まることを防ぐため、より高
いTgのバインダー樹脂を用いることが必要となってい
る。
【0006】一般にカラートナーの組成は、バインダー
樹脂と着色剤の主成分と、種々の添加剤とからなる。バ
インダー樹脂としては、ポリスチレン、スチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、ポリエステル、エポキシ樹脂、クマロンイ
ンデン樹脂等が一般に知られているが、カラートナー用
のバインダー樹脂としてはポリエステル樹脂が広く用い
られている。しかしながら、これまで用いられてきたポ
リエステル樹脂では、現在求められている低温領域から
高温領域までの広い温度範囲での定着性能、耐オフセッ
ト性能を十分に満足するトナー用のポリエステル樹脂は
得られていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱凝集性
に優れ、幅広い温度領域で良好な定着・オフセット特性
を示す、ヒートロール定着方式に適した静電荷像現像用
トナーを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、色再現性、透
明性に優れ、かつ、連続印刷した際も安定な帯電挙動を
示し、良好な高画質画像が得られるカラー用の静電荷像
現像用トナーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達し
た。
【0010】即ち、本発明は上記課題を解決するため
に、少なくともバインダー樹脂と着色剤を含有してなる
トナーであって、前記バインダー樹脂が、 (1)ナフタレンジカルボン酸及び/または、その低級
アルキルエステル (2)全酸成分に対して1モル%以上の一般式(I)で
表されるジカルボン酸、及び/またはその低級アルキル
エステル、及び/またはその酸無水物 (3)2価以上の多価アルコール を反応して得られるポリエステル樹脂であることを特徴
とする静電荷像現像用トナーを提供するものである。 一般式(I)
【0011】
【化3】
【0012】X;炭素数0〜20の飽和もしくは不飽和
の炭化水素基 R1 ;水素もしくは炭素数1〜4の飽和もしくは不飽
和の炭化水素基 R2、R3 ;水素もしくは炭素数4〜20の飽和もし
くは不飽和の炭化水素基 但し、XとR2とR3の炭素数の合計は3〜20。ま
た、さらに、少なくともバインダー樹脂と着色剤を含有
してなるトナーであって、前記バインダー樹脂が、 (1)ナフタレンジカルボン酸及び/または、その低級
アルキルエステル (2)2価以上の多価アルコール (3)全アルコール成分に対して1モル%以上の一般式
(II)で表されるジオール を反応して得られるポリエステル樹脂であることを特徴
とする静電荷像現像用トナーを提供するものである。 一般式(II)
【0013】
【化4】
【0014】X;炭素数0〜20の飽和もしくは不飽和
の炭化水素基 R4、R5;水素もしくは炭素数4〜20の飽和もしく
は不飽和の炭化水素基 但し、XとR4とR5の炭素数の合計は3〜20。
【0015】本発明で用いられるナフタレンジカルボン
酸、及び/またはその低級アルキルエステルとしては、
ジメチルナフタレート、ジエチルナフタレート、ジブチ
ルナフタレート等がある。
【0016】これらの化合物は全酸成分の1モル%以上
を用いることが必要であり、より好ましくは5モル%以
上である。
【0017】本発明で用いられる一般式(I)のジカル
ボン酸及び一般式(II)のジオールとしては種々の化
合物がある。例えば直鎖状の分子構造の化合物として
1,4−ブタンジカルボン酸、アジピン酸、1,10−
デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン
酸、1,20−エイコサンジカルボン酸、1,22−ド
コサンジカルボン酸、1,4−ブタンジオール、1,6
−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオール、1,
12−ドデカンジオール、1,20−エイコサンジオー
ル、1,22−ドコサンジオール等がある。
【0018】また分岐状の分子構造の化合物としてドデ
セニル琥珀酸、ジドデセニル琥珀酸及び/またはその低
級アルキルエステルがあるが、本発明においては炭素数
が8以上の化合物、特に分岐構造の化合物を用いるのが
好ましい。そのような例としてはn−ドデセニル琥珀
酸、iso−ドデセニル琥珀酸、n−ドデシル琥珀酸、
iso−ドデシル琥珀酸、n−オクチル琥珀酸、iso
−オクチル琥珀酸、n−ブチル琥珀酸、iso−ブチル
琥珀酸、及びそれらの酸無水物、低級アルキルエステ
ル、1,2−ヘキサンジオール、1,2−デカンジオー
ル、1,2−ドデカンジオール、1,2−エイコサンジ
オール、1,2−ドコサンジオール等がある。
【0019】これらの化合物は全酸成分、あるいは全ア
ルコール成分の1モル%以上を用いることが必要であ
り、より好ましくは5〜50モル%である。
【0020】本発明において用いられる一般式(I)及
び(II)の化合物はポリエステル樹脂を軟質化するの
に効果があり、比較的低い温度で紙等の被印刷媒体に定
着する。特に分岐状のドデセニル琥珀酸等を用いるとポ
リエステル樹脂の側鎖に軟質の分子鎖を持つようにな
り、より低温定着性の優れた樹脂となる。さらに、一般
式(I)及び(II)の化合物を用いることにより耐オ
フセット性の優れた樹脂が得られる。また、このような
本発明による樹脂の特徴は、離型剤として種々のワック
スを添加した場合に顕著に現れる。本発明の樹脂にワッ
クスを添加すると、ワックスが樹脂中に微細に分散する
ことができ、前記の本発明の樹脂の特徴はさらに改善さ
れる。
【0021】本発明では以下の化合物を一般式(I)及
び/または(II)の化合物と併せて用いることができ
る。2価以上の多塩基酸化合物としては、例えば無水フ
タル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル
酸、アジピン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、シトラコン酸、ヘキサヒドロ無水フタ
ル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、シクロヘキサンジカ
ルボン酸、コハク酸、マロン酸、グルタル酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカル
ボン酸等が、また、例えばトリメリット酸、無水トリメ
リット酸、ピロメリット酸、無水ピロメリット酸等の三
官能以上の多価カルボン酸、又はその誘導体、又はその
酸無水物、又はそのエステル化物が挙げられる。
【0022】また、2価以上の多価アルコールには芳香
族系多価アルコールと脂肪族系多価アルコールがある。
芳香族系多価アルコールには次の3タイプに分類される
各化合物がある。
【0023】(a)ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド付加物(本発明ではポリオキシエチレン−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパンと称する)として、ポリ
オキシエチレン−(2.0)−2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン−
(2.2)−ポリオキシエチレン−(2.0)−2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキ
シエチレン−(6.0)−2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン−(2.
2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシエチレン−(2.4)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチ
レン−(3.3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン及びその誘導体、等。
【0024】(b)ビスフェノールAプロピレンオキサ
イド付加物(本発明ではポリオキシプロピレン−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンと称する)とし
て、ポリオキシプロピレン−(6.0)−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロ
ピレン−(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン−(2.4)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
ポリオキシプロピレン−(3.3)−2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン及びその誘導体、等。
【0025】(c)3価以上の芳香族系多価アルコール
として、1,3,5−トリメチロールベンゼン等があ
る。
【0026】また、脂肪族系多価アルコールには、脂肪
族系ジオールとして、1,4−シクロヘキサンジメタノ
ール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、トリプロピレングリコール、ブタン
ジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチ
レンオキサイド−プロピレンオキサイドランダム共重合
体ジオール、エチレンオキサイド−プロピレンオキサイ
ドブロック共重合体ジオール、エチレンオキサイド−テ
トラハイドロフラン共重合体ジオール、ポリカプロラク
トンジオール等が、また、3価以上の脂肪族系多価アル
コールとして、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサ
ンテトラオール、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリ
トール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5−
ペンタントリオール、グリセリン、2−メチルプロパン
トリオール、2−メチル−1,2,4−ブタントリオー
ル、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、
等が挙げられる。
【0027】さらに、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノール
S型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、等の芳香族
系のエポキシ化合物も必要に応じ用いることができる。
【0028】2価以上の多価アルコールとして、例えば
ポリオキシエチレン−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンや、ポリオキシプロピレン−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンの様な、ビスフェノールAポリ
オキシアルキレンオキサイド付加物を必須成分として用
いたポリエステル樹脂をバインダー樹脂として選択した
場合には、トナーの力学的強度がより大きくなり、その
結果として、長期間の印刷において現像装置内での攪拌
等の機械的シェアに耐え、また定着後は摩擦や折り曲げ
に耐えうるより強靱で強固なトナー被膜を形成しうるト
ナーが得られる。
【0029】一方、脂肪族多価アルコールを用いること
によりポリエステル樹脂における分子鎖のフレキシビリ
ティが良好となり、キャリアと混合して二成分現像剤と
して用いた場合には現像装置内でキャリアが受けるスト
レスを緩和する効果があり、キャリア表面の樹脂被覆相
が剥離するのを防ぎ、結果として現像剤の寿命が延びる
という効果が得られる。
【0030】また、ポリエステル主鎖が軟質化すること
により低温での定着性が改善される。さらに、定着・オ
フセット性能を改善する目的で、トナー中にワックスを
添加することは一般的に用いられる手段であるが、本発
明における脂肪族系多価アルコールを用いたポリエステ
ル樹脂では特にワックス類との相溶性が良好であり、低
温での定着性能及び耐オフセット性がさらに改良され
る。また、透明性の優れた定着画像が得られる。
【0031】この場合、脂肪族系多価アルコールとして
は分子中にエーテル結合を持った化合物であることが好
ましい。分子中にエーテル結合を持った脂肪族系多価ア
ルコールとしては、例えばジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、エチレンオキサイド−プロピレン
オキサイドランダム共重合体ジオール、エチレンオキサ
イド−プロピレンオキサイドブロック共重合体ジオー
ル、エチレンオキサイド−テトラハイドロフラン共重合
体ジオール、ポリカプロラクトンジオール等のジオール
がある。
【0032】分子中にエーテル結合を持った脂肪族系多
価アルコールを用いる量は全アルコール成分のうち5〜
50モル%、より好ましくは10〜40モル%であるこ
とが望ましい。このような組み合わせ、及び使用量にす
ることにより、より低温での定着性能が向上し、またワ
ックスの分散性が良好となることから耐オフセット性も
改善される。
【0033】脂肪族系多価アルコールをアルコール成分
の主構成成分として用いる場合において、前記芳香族ジ
オールを併用する時は、全アルコール成分に対する芳香
族ジオールの割合を30モル%以下とすることが望まし
い。より好ましくは20モル%以下である。
【0034】本発明において用いられるナフタレン環構
造を含むモノマーは樹脂のTgを上げるのに効果があ
り、樹脂の耐熱凝集性が向上する。特にアルコール成分
として軟質の脂肪族系ジオールを主体に用いた系におい
ては、樹脂のTgの低下を抑えることができ、脂肪族系
ジオールを用いることによる低温定着性とナフタレンジ
カルボン酸による耐熱凝集性の両方を併せ持つ優れた樹
脂を得ることができる。
【0035】特にカラートナー用のポリエステル樹脂と
しては、脂肪族系ジオールを主体に用いた系が、定着
性、耐オフセット性及び耐熱凝集性に優れ、かつ、連続
印刷した際も安定な帯電挙動を示し、透明性及び色再現
性に優れた高画質画像が得られる長寿命の静電荷像現像
用トナーを製造するための樹脂として適している。この
場合、樹脂の骨格としては線状であることが望ましく、
樹脂の重量平均分子量は2×103〜1×105であるこ
とが好ましく、より好ましくは4×103〜3×104
ある。線状ポリエステルは定着時の溶融特性が良好であ
り、透明性に優れているので、色重ね時の発色性に優
れ、OHPシートの投影画像が鮮明になる。
【0036】また、このような脂肪族系ジオールを主体
に用いたポリエステル樹脂を分岐あるいは架橋ポリエス
テル樹脂と組み合わせて用いると、低温定着性および高
温での耐オフセット性がさらに優れたトナーが得られ
る。分岐もしくは架橋ポリエステル樹脂は3価以上の多
価カルボン酸あるいは多価アルコールを用いて製造する
ことができる。
【0037】本発明におけるポリエステル樹脂は、触媒
の存在下で上記の原料成分を用いて脱水縮合反応或いは
エステル交換反応を行うことにより得ることができる。
この際の反応温度及び反応時間は、特に限定されるもの
ではないが、通常150〜300゜Cで2〜24時間で
ある。
【0038】上記反応を行う際の触媒としては、例えば
テトラブチルチタネート、酸化亜鉛、酸化第一錫、ジブ
チル錫オキサイド、ジブチル錫ジラウレート、パラトル
エンスルホン酸等を適宜使用する事が出来る。
【0039】本発明に用いられるポリエステル樹脂のガ
ラス転移温度(Tg)は55゜C以上のものが好ましい
が、なかでも、そのTgが60〜85゜Cのものが特に
好ましい。Tgが55゜C以下ではトナーが保存、運
搬、あるいはマシンの現像装置内部で高温下に晒された
場合にブロッキング現象(熱凝集)を生じやすい。
【0040】また、本発明に使用されるポリエステル樹
脂の軟化点としては、90゜C以上、なかでも、90〜
180゜Cの範囲のものが好ましく、95〜160゜C
の範囲が特に好ましい。軟化点が90゜C未満の場合
は、トナーが凝集現象を生じやすく、保存時や印字の際
にトラブルになりやすく、180゜Cを越える場合には
定着性が悪くなることが多い。
【0041】本発明のポリエステル樹脂の酸価として
は、1〜30mgKOH/gであり、より好ましくは1
〜20mgKOH/gである。また、水酸基価としては
10〜100mgKOH/gであり、より好ましくは1
0〜60mgKOH/gであることが、トナーの耐湿性
が良好となる点で好ましい。
【0042】本発明で使用することのできる着色剤とし
ては、周知のものがあげられる。黒の着色剤としては製
法により分類されるファーネスブラック、チャンネルブ
ラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、ラン
プブラック、等のカーボンブラックが、青系の着色剤と
してはフタロシアニン系のC.I.PigmentBl
ue 15−3、インダンスロン系のC.I.Pigm
ent Blue 60等が、赤系の着色剤としてはキナ
クリドン系のC.I.Pigment Red 122、
アゾ系のC.I.Pigment Red 22、C.
I.Pigment Red 48:1、C.I.Pig
ment Red 48:3、C.I.Pigment
Red 57:1等が、黄系の着色剤としてはアゾ系の
C.I.Pigment Yellow 12、C.I.
Pigment Yellow 13、C.I.Pigm
ent Yellow 14、C.I.Pigment
Yellow 17、C.I.Pigment Yell
ow 97、C.I.Pigment Yellow 1
55、イソインドリノン系のC.I.Pigment
Yellow 110、ベンズイミダゾロン系のC.
I.Pigment Yellow 151、C.I.P
igment Yellow 154、C.I.Pigm
ent Yellow 180、等がある。着色剤の含有
量は、バインダー樹脂100重量部に対して1重量部か
ら20重量部の範囲内が好ましい。これらの着色剤は1
種又は2種以上の組み合わせで使用することができる。
【0043】本発明では必要に応じ帯電制御剤を用いる
ことができる。例えば正帯電制御剤としてニグロシン系
染料、トリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム
塩、4級アンモニウム基及び/又はアミノ基を含有する
樹脂等が、負帯電制御剤としてトリメチルエタン系染
料、サリチル酸の金属錯塩、ベンジル酸の金属錯塩、銅
フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔
料、金属錯塩アゾ系染料、アゾクロムコンプレックス等
の重金属含有酸性染料、カリックスアレン型のフェノー
ル系縮合物、環状ポリサッカライド、カルボキシル基及
び/又はスルホニル基を含有する樹脂、等がある。
【0044】特に、本発明の樹脂をカラートナー用のバ
インダー樹脂として用いる場合においては無色の帯電制
御剤を使用するのが望ましい。本発明で用いる帯電制御
剤としては特に限定されるものではないが、中でもサリ
チル酸の金属錯化合物としてオリエント化学社製「ボン
トロンE−84」が、ベンジル酸の金属錯化合物として
は日本カーリット製「LR−147」、「LR−29
7」等が無色の負帯電制御剤として好適に用いられる。
また、構造は明らかではないが保土谷化学製「TN−1
05」も無色の負帯電制御剤として好適に用いることが
出来る。また、無色の正帯電制御剤としては4級アンモ
ニウム塩構造のTP−302、TP−415、TP−6
10;(保土谷化学製)、ボントロンP−51;(オリ
エント化学製)、コピーチャージPSY(クラリアント
ジャパン)等が好適に用いられる。また、4級アンモニ
ウム基及び/又はアミノ基を含有する正帯電性の樹脂型
帯電制御剤としては、「FCA−201−PS」(藤倉
化成(株))等が挙げられる。
【0045】また、本発明の静電荷像現像用トナ−では
種々の公知のワックスを用いることができる。例えばポ
リプロピレンワックス、ポリエチレンワックス、変性ポ
リオレフィンワックス、高級脂肪酸エステル、フィッシ
ャートロプシュワックス、グラフト重合ワックス、高級
脂肪族アルコール、アミド系ワックス、天然ワックス、
等が使用できるが、中でも、高級脂肪酸エステル化合物
および/または脂肪族アルコール化合物及び/またはフ
ィッシャートロプシュワックスを主成分とするワックス
を主成分とする離型剤はポリエステル樹脂中における分
散性が良く、また、離型性、摺動性が良好であり好まし
い。これらのワックスをトナー中に添加する場合、同量
のポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックス等ポ
リオレフィン系ワックスと比較して、より良好な耐ホッ
トオフセット性、定着強度が得られる。
【0046】また、更にこれらのワックスはヒートロー
ル定着時におけるオフセット現象を防止する離型剤とし
ての働きの他に、多数枚、長時間の印刷においても、例
えば二成分現像剤用トナーとして用いた場合、キャリア
表面に付着することなく、トナーに安定した帯電を与
え、飛散トナーの発生等が無く高品位かつ高精細な画像
の印刷を可能とする。
【0047】高級脂肪酸エステル化合物及び/または脂
肪族アルコール化合物を主成分とするワックスとしては
カルナウバワックス、モンタン系エステルワックス、ラ
イスワックス、カイガラムシワックス、ラノリンワック
スまたは下記一般式3乃至7で表される化合物がある。 <一般式3>
【0048】
【化5】 (R1及びR2は炭素数1〜40の炭化水素基であり、
少なくともどちらか一方は炭素数が12以上の鎖状の炭
化水素基を示す。) <一般式4>
【0049】
【化6】 (R1、R2及びR3は炭素数1〜40の炭化水素基で
あり、少なくともいずれか一つが炭素数12以上の鎖状
の炭化水素基を示す。) <一般式5>
【0050】
【化7】 (R1、R2及びR3は炭素数1〜40の炭化水素基で
あり、少なくともいずれか一つが炭素数12以上の鎖状
の炭化水素基を示す。) <一般式6>
【0051】
【化8】 (R1は炭素数12〜40の炭化水素基。R2は炭素数
1〜40の炭化水素基。また、a+b=4であり、aは
1〜4の整数を表し、bは0〜3の整数を表す。) <一般式7>
【0052】
【化9】 (R1、R2及びR3は炭素数1〜40の炭化水素基で
あり、少なくともいずれか一つが炭素数12以上の鎖状
の炭化水素基。また、a及びcは0〜2の整数であり、
a+c=2である。bは1から4の整数であり、dは1
または2である。さらに、e=d−1である。)
【0053】上記一般式で表されるワックスの具体的な
例としては以下の化合物がある。 <ワックス1>;一般式3の具体的な例
【0054】
【化10】 <ワックス2>;一般式4の具体的な例
【0055】
【化11】 <ワックス3>;一般式5の具体的な例
【0056】
【化12】 <ワックス4>;一般式6の具体的な例
【0057】
【化13】 <ワックス5>;一般式7の具体的な例
【0058】
【化14】 <ワックス6>;一般式7の具体的な例
【0059】
【化15】
【0060】また、カルナウバワックスとしては精製に
より遊離脂肪酸を除去した脱遊離脂肪酸型カルナウバワ
ックスを用いることが好ましい。脱遊離脂肪酸型カルナ
ウバワックスの酸価としては8以下が好ましく、より好
ましくは酸価5以下である。脱遊離脂肪酸型カルナウバ
ワックスは従来のカルナウバワックスより微結晶となり
ポリエステル樹脂中での分散性が向上する。モンタン系
エステルワックスは鉱物より精製されたものであり、精
製によりカルナウバワックスと同様に微結晶となりポリ
エステル樹脂中での分散性が向上する。
【0061】モンタン系エステルワックスでは酸価とし
て特に30以下であることが好ましい。また、ライスワ
ックスは米ぬかロウを精製したものであり、酸価は13
以下であることが好ましい。
【0062】カイガラムシワックスはカイガラムシ(別
名イボタロウムシ)の幼虫が分泌する蝋状成分を、例え
ば、熱湯に溶かし、上層を分離後冷却固化して、あるい
はそれを繰り返すことにより得ることができる。このよ
うな手段により精製されたカイガラムシワックスは固体
状態において白色であり、極めてシャープな融点を示し
本発明におけるトナー用ワックスとして適している。精
製により酸価は10以下となり、トナー用として好ましい
のは5以下である。
【0063】ラノリンワックスは羊の毛に付着するロウ
様物質を精製し脱水したもので、酸価としては8以下の
ものを使用するのが好ましく、より好ましくは酸価5以
下である。
【0064】脂肪族アルコール化合物を主成分とする離
型剤は、パラフィン、オレフィン等の酸化反応により得
られる高級アルコールを主成分とするものが挙げられ
る。脂肪族アルコールを主成分とする離型剤は、例え
ば、「ユニリン 425」、「ユニリン 550」(以
上 ペトロライト(株))、「NPS−9210」、
「パラコール5070」(以上 日本精蝋(株))等が
挙げられる。フィッシャートロプシュワックスとして
は、サゾールワックス(SasolChem.Ltd)
が適している。
【0065】サゾールワックスは、硬く、結晶性のワッ
クスで、かつ融点の割りには低粘度であることを特長と
し、サゾールワックスH1、H2、H8、C1、C2、
C3、C4、C2N3、微粒子タイプのH1−N6、S
PRAY30、SPRAY40、酸化タイプであるサゾ
ールワックスA1、A2、A3、A6、A7、A14等
が存在するが、この内でもサゾールワックスC1、C
2、C3、C4、C2N3等のCシリーズのものが本発
明において最も適しており好ましい。
【0066】以上の具体例の中でも、特に酸価8以下の
カルナバワックス、カイガラムシワックス及びペンタエ
リスリトールのテトラベヘニン酸エステルである<ワッ
クス4>が本発明において使用できる最も好ましいワッ
クスである。これらのワックスは本発明の樹脂に対して
良好な分散性を示し、より低温での定着、および、より
高温領域までの耐オフセット性を達成することができ
る。また、分散性が良好なのでカラートナーに添加した
際でも定着皮膜の透明性が損なわれず、色重ね時の中間
色の色再現性やOHPの投影画像の透明性を損なうこと
はない。
【0067】本発明におけるワックスでは、融点が65
゜C〜130゜Cの範囲にあるものが、耐オフセット性
への寄与が大きく、特に好ましい。
【0068】ワックスは単独で用いても組み合わせて用
いても良く、バインダー樹脂に対して0.3〜15重量
部、好ましくは1〜5重量部含有させることにより良好
な定着オフセット性能が得られる。0.3重量部より少
ないと耐オフセット性が損なわれ、15重量部より多い
とトナーの流動性が悪くなり、また、二成分現像剤の場
合、キャリア表面に付着することによりスペントキャリ
アが発生し、トナーの帯電特性に悪影響を与えることに
なる。また、非磁性一成分現像方式においては現像ロー
ルに圧接された層厚規制部材に付着したりすることにな
る。
【0069】なお、ポリアミドワックス、グラフト重合
ワックス、変成ポリオレフィンワックス、ポリプロピレ
ンワックス、ポリエチレンワックス等の合成ワックスも
本発明におけるワックスと併用して用いることができ
る。
【0070】本発明では、トナーの流動性向上、帯電特
性改良などトナーの表面改質のために種々の添加剤(外
添剤と呼ぶ)を用いることができる。本発明で用いるこ
とのできる外添剤としては、例えば二酸化珪素、酸化チ
タン、酸化アルミ、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化錫、
酸化ジルコニウム等の無機微粉体及びそれらをシリコー
ンオイル、シランカップリング剤などの疎水化処理剤で
表面処理したもの、ポリスチレン、アクリル、スチレン
アクリル、ポリエステル、ポリオレフィン、セルロー
ス、ポリウレタン、ベンゾグアナミン、メラミン、ナイ
ロン、シリコン、フェノール、フッ化ビニリデン、テフ
ロン(登録商標)等の樹脂微粉体等が用いられる。
【0071】これらの中でも各種のポリオルガノシロキ
サンやシランカップリング剤等で表面を疎水化処理した
二酸化珪素(シリカ)が特に好適に用いることができ
る。そのようなものとして、例えば、次のような商品名
で市販されているものがある。
【0072】AEROSIL R972,R974,R
202,R805,R812,RX200,RY20
0、 R809,RX50,RA200HS,RA20
0H(日本アエロジル(株)) WACKER HDK H2000、H2050EP
HDK H3050EP、HVK2150(ワッカーケ
ミカルズイーストアジア(株)) Nipsil SS−10、SS−15,SS−2
0,SS−50,SS−60,SS−100、SS−5
0B,SS−50F,SS−10F、SS−40、SS
−70,SS−72F、(日本シリカ工業(株)) CABOSIL TG820F(キャボット・スペシャ
ルティー・ケミカルズ・インク)
【0073】外添剤の粒子径はトナーの直径の1/3以
下であることが望ましく、特に好適には1/10以下で
ある。また、これらの外添剤は、異なる平均粒子径の2
種以上を併用してもよい。
【0074】特に非磁性一成分現像用トナーにおいて
は、粒子径大のものと粒子径小のものとを併用すること
により、トナー流動性及び現像耐久性を向上させ、現像
機のブレードへの固着及びカブリの防止、ランニング時
における帯電の長期安定性等が得られ、好ましい。
【0075】外添剤の使用割合はトナー100重量部に
対して、0.05〜5重量%、好ましくは0.1〜3重
量%である。
【0076】本発明におけるトナーは、上記の様なポリ
エステル樹脂からなるバインダー樹脂、着色剤を必須成
分として構成されるが、その他の添加剤をトナー粒子内
部に含める様にしても良い。
【0077】一例として、例えば金属石鹸、ステアリン
酸亜鉛等の滑剤が、研磨剤として、例えば酸化セリウ
ム、炭化ケイ素等が使用できる。
【0078】また、着色剤の一部もしくは全部を磁性粉
に置き換えた場合には磁性一成分現像用トナーとして用
いることができる。磁性粉としては、鉄、コバルト、ニ
ッケルなどの強磁性金属、もしくはマグネタイト、ヘマ
タイト、フェライトなどの合金や化合物の粉末が用いら
れる。これらの磁性粉は、必要に応じて有機珪素あるい
はチタン化合物等により疎水化処理したものも好適に用
いられる。磁性粉の含有量はトナー重量に対して15〜
70重量%が良い。
【0079】本発明のトナー組成物は、特定の製造方法
によらず極めて一般的な製造方法に依って得る事ができ
るが、例えば樹脂と着色剤と帯電制御剤とを、樹脂の融
点(軟化点)以上で溶融混練した後、粉砕し、分級する
ことにより得ることが出来る。
【0080】具体的には例えば、上記の樹脂と着色剤を
2本ロール、3本ロール、加圧ニーダー、又は2軸押し
出し機等の混練手段により混合する。この際、樹脂中
に、着色剤等が均一に分散すればよく、その溶融混練の
条件は特に限定されるものではないが、通常80〜18
0゜Cで30秒〜2時間である。着色剤は樹脂中に均一
に分散するようにあらかじめフラッシング処理、あるい
は樹脂と高濃度で溶融混練したマスターバッチを用いて
も良い。
【0081】次いで、それを冷却後、ジェットミル等の
粉砕機で微粉砕し、風力分級機等により分級するという
方法が挙げられる。
【0082】トナーを構成する粒子の平均粒径は、特に
制限されないが、通常5〜15μmとなる様に調整され
る。
【0083】通常、この様にして得られたトナー母体に
対しては、トナー母体よりも小さい粒径の微粒子(以
下、外添剤と呼ぶ)が、例えばヘンシェルミキサー等の
混合機を用いて混合される。
【0084】本発明におけるトナーは磁性キャリアと混
合することにより二成分現像剤として用いることができ
る。この場合、磁性キャリアの表面は樹脂により被覆さ
れたものであることが望ましい。表面を樹脂で被覆する
ことにより現像剤の帯電が安定する。
【0085】本発明のトナーを用いて二成分現像剤を作
製するキャリアとしては、通常の二成分現像方式に用い
られる鉄粉キャリア、マグネタイトキャリア、フェライ
トキャリアが使用できるが、中でも真比重が低く、高抵
抗であり、環境安定性に優れ、球形にし易いため流動性
が良好なフェライト、またはマグネタイトキャリアが好
適に用いられる。キャリアの形状は球形、不定形等、特
に差し支えなく使用できる。平均粒径は一般的には10
〜500μmであるが、高解像度画像を印刷するために
は30〜80μmが好ましい。
【0086】また、これらのキャリアを樹脂で被覆した
コーティングキャリアも好適に使用でき、被覆樹脂とし
ては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、
ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩
化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテ
ルポリビニルケトン、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体、スチレン/アクリル共重合体、オルガノシロキサン
結合からなるストレートシリコン樹脂あるいはその変性
品、フッ素樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリエステ
ル、ポリウレタン、ポリカーボネート、フェノール樹
脂、アミノ樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹
脂、ユリア樹脂、アミド樹脂、エポキシ樹脂等が使用で
きる。これらの中でも、特にシリコン樹脂、フッ素樹
脂、(メタ)アクリル樹脂が帯電安定性、被覆強度等に
優れ、より好適に使用し得る。つまり本発明では、磁性
キャリアが、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、(メタ)ア
クリル樹脂から選ばれる1種以上の樹脂で被覆された樹
脂被覆磁性キャリアであることが好ましい。
【0087】キャリア芯材表面への樹脂の被覆方法は特
に手段を選ぶものではないが、被覆樹脂の溶液中に浸漬
する浸漬法、被覆樹脂溶液をキャリア芯材表面へ噴霧す
るスプレー法、あるいはキャリアを流動エアーにより浮
遊させた状態で噴霧する流動床法、ニーダーコーター中
でキャリア芯材と被覆樹脂溶液を混合し、溶剤を除去す
るニーダーコーター法などが挙げられる。
【0088】被覆樹脂溶液中に使用される溶剤は被覆樹
脂を溶解するものであれば特に限定されるものではない
が、例えば、トルエン、キシレン、アセトン、メチルエ
チルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等が使用
できる。キャリア表面への被覆層の厚さは、通常0.1
〜3.0μmである。
【0089】本発明のトナーと、磁性キャリアとの重量
割合は特に制限されるものではないが、通常キャリア1
00重量部当たり、トナー0.5〜10重量部である。
【0090】こうして得られた本発明の静電荷像現像用
トナー及びそれを用いた現像剤は、公知慣用の方法で被
記録媒体上に現像され定着されるが、定着方式として
は、ヒートロール定着方式を採用するのが好ましい。
【0091】ヒートロールとしては、トナーを溶融定着
しうる温度に加熱できる円筒体の表面を、例えばシリコ
ーン樹脂やフッ素樹脂等の離型性と耐熱性を兼備するコ
ーティング樹脂で被覆したものが用いられる。
【0092】ヒートロール定着方式では、上記した様な
ヒートロールを少なくとも一つ有する適当な圧力にて押
圧された二つのロール間を被印刷媒体が通過することに
よりトナーの定着が行われる。
【0093】本発明の静電荷像現像用トナーの格別顕著
な技術的効果は、より高速で現像され、ヒートロール定
着が行われる現像定着装置において発揮される。
【0094】本発明における被記録媒体としては、公知
慣用のものがいずれも使用できるが、例えば、普通紙、
樹脂コート紙等の紙類、PETフィルム、OHPシート
等の合成樹脂フィルムやシート等が挙げられる。
【0095】また、非磁性トナーを用いる一成分現像方
法としては、現像剤を担持した現像スリーブを、静電潜
像を有する感光体ドラムと接触させて現像する、接触型
の非磁性一成分現像方法がある。
【0096】本発明の静電荷像現像用トナーを非磁性一
成分現像用トナーとして用いる場合は、現像スリーブと
それに圧接された帯電部材との間にトナーを通過せし
め、トナーを摩擦帯電させることにより、感光体の表面
に形成された静電潜像を現像するような接触型の非磁性
一成分現像法に特に有効に使用することが出来る。
【0097】
【実施例】以下、実施例及び比較例を用いて、本発明を
更に詳細に説明する。なお、以下において、組成表内の
数値は『重量部』を表わす。最初にトナーを調製するに
あたって用いたバインダー樹脂の合成例を下記に示す。
【0098】 (合成例1) ・ナフタレンジカルボン酸 87重量部 ・n−ドデセニル琥珀酸 57重量部 ・テレフタル酸 250重量部 ・ポリオキシプロピレン−(2.2)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル ) プロパン 690重量部
【0099】以上の原料をガラス製2リットルの四ツ口
フラスコに入れ温度計、攪拌棒及び窒素導入管を取り付
け、電熱マントルヒーター中で、常圧窒素気流下にて2
40゜Cで10時間反応後、順次減圧し、1330Pa
(10mmHg)で反応を続行した。反応はASTM・
E28−517に準じる軟化点により追跡し、軟化点が
100゜Cに達した時反応を終了した。
【0100】得られた重合体は、無色の固体であり、酸
価10、DSC測定法によるガラス転移温度70゜C、
軟化点が104゜Cであった。
【0101】合成例1に準じた方法で表−1に示した配
合により、結着樹脂を製造した。合成した樹脂の物性値
を表−1中に記載した。
【0102】
【表1】
【0103】表中の表示は以下の通り。 ・NDC:ナフタレンジカルボン酸 ・DSA:n−ドデセニル琥珀酸 ・TPA:テレフタル酸 ・IPA:イソフタル酸 ・BPA(2.2)PO:ビスフェノールAプロピレン
オキサイド2.2モル付加物 ・DOD:1,12−ドデカンジオール ・DEC:1,2−デカンジオール ・NPG:ネオペンチルグリコール ・EG:エチレングリコール ・DEG:ジエチレングリコール ・DPG:ジプロピレングリコール ・CHDM:シクロヘキサンジメタノール
【0104】 (実施例1) <トナーの製造> ・合成例1の樹脂 95重量部 ・Fastgen Super Mazenta R「大日本インキ化学工業」製 4重量部 ・帯電制御剤 LR-147 「日本カーリット」製 1重量部 をヘンシェルミキサーで混合し、2軸混練機で混練す
る。このようにして得た混練物を粉砕、分級して体積平
均粒子径10.1μmの「トナー原体A」を得た。
【0105】 ・上記「トナー原体A」 100重量部 ・日本アエロジル製シリカ「R−812」 1重量部 をヘンシェルミキサーで混合の後、篩いかけをして、
「トナーA」を得た。
【0106】<現像剤の調整>トナー(A)4部とパウ
ダーテック社製キャリア「フェライトキャリアF−15
0」96部を摩擦混合させて現像剤Aを調整した。
【0107】以下、実施例1と同様に表−2の配合にて
トナーを製造し現像剤A(実施例1)〜現像剤G(実施
例7)、及び現像剤H(比較例1)〜現像剤J(比較例
3)を製造した。
【0108】
【表2】
【0109】表中の表示は以下の通り。 ・Mazenta R ;Fastogen Super Magenta R「大日本インキ化学工業」製 ・T.Y.HG ;Toner Yellow HG VP2155「クラリアントジャパン」製 ・KET B.111 ;KET Blue 111「大日本インキ化学工業」製 ・カルナバWAX ;カルナバワックスNo.1(酸価5) セラリカNODA(株)製 ・PP WAX ;Viscol 550P「三洋化成」製ポリプロピレンワックス ・ワックス4 ;ペンタエリスリトールのテトラベヘニン酸エステル ・LR-147 ;ジベンジル酸硼素錯体「日本カーリット」製 ・E-84 ;ジサリチル酸亜鉛錯体「オリエント化学」製
【0110】<耐熱凝集テスト>100ccの蓋のない
円筒形ポリカップにキャリアと混合する前のトナー10
gを入れて65℃に設定された恒温槽内に放置した。2
4時間経過後ポリカップを取り出し、水平な台上にゆっ
くりとポリカップを傾けて中のトナーを出した。その際
に、トナー粒子同士の融着による凝集が全くなく、台上
にトナー粉末が広がる状態を○、やや凝集があるが指で
つつくと簡単にほぐれる状態を△、台上に出しても凝集
したままでポリカップに入っていたときの形状をほぼ保
っている状態を×とした。結果を表−3に示した。
【0111】<ヒートロール定着による定着オフセット
テスト>市販の二成分現像方式の複写機を改造したテス
ト機にてA−4紙サイズの未定着画像サンプルを作製
し、下記仕様のヒートロール定着ユニットを用いて、下
記のテスト条件にて定着開始温度、およびオフセット現
象の有無を確認した。 定着開始温度を測定するため下記の式により計算される
画像濃度残存比率を求めた。
【0112】画像濃度残存比率=堅牢度試験後画像濃度
/同左試験前画像濃度 *画像濃度はマクベス画像濃度計RD−918にて測定
した。 *堅牢度試験後画像濃度とは、学振型摩擦堅牢度試験機
(荷重:200g,擦り操作:5ストローク)を用いて定
着画像を擦った後の画像濃度である。画像濃度残存比率
80%以上で実用上問題ないレベルとし、その最低温度を
定着開始温度とした。
【0113】オフセット開始温度は定着画像サンプルを
観察し、目視にてオフセット現象が認められる温度とし
た。結果を表−3に示した。
【0114】<印刷耐久テスト>東芝(株)製複写機
「BD−3504」を用いて50000枚の連続プリントによ
る画像部の濃度及び地汚れ濃度を測定すると共に、現像
剤の帯電量を測定した。画像濃度及び地汚れはマクベス
濃度計RD−918で測定した。なお、地汚れは印刷後
の白地部濃度からプリント前白紙濃度を差し引いて求め
た。その差が0.01未満の時を○、0.01〜0.03未満の時を
△、0.03以上の時を×とした。
【0115】帯電量については各印字枚数毎にトナーを
現像装置内部から採取して、ブローオフ帯電量測定機で
測定した。結果を表−3に示した。
【0116】<OHP鮮明度の評価>東芝(株)製複写
機「BD−3504」を用いて、OHPシート上にマゼンタト
ナーによる未定着画像を形成し、別に用意した定着試験
器により未定着画像の定着を行った。定着試験器として
は、温度センサー内臓型のヒートロール定着機を用いて
ロール温度140℃にて行った。ヒートロール(上)は
テフロン(デュポン社登録商標)製、下ロールはHTV
シリコン製で、荷重は7kg/350mm,ニップ幅は
4mm、シート通し速度は50mm/秒で定着を行っ
た。
【0117】以上の手順により作成したOHPシート
を、オーバーヘッドプロジェクターにて白色のスクリー
ンにに投影し鮮明度の評価を行った。評価は目視で行い
鮮明で透明性のある良好な投影画像であれば○、濁りの
ある黒みがかった投影像であれば×とした。結果を表−
3に示した。
【0118】
【表3】
【0119】表中の表示は次の通り。 *「帯電量」; μC/g *「地汚れ評価」○:0.01未満、△:0.01〜0.03未満,
×:0.03以上
【0120】(実施例8)市販の非磁性一成分現像方式
のプリンターのカートリッジから専用トナーを抜き、洗
浄したカートリッジに実施例2で用いたトナー(キャリ
アを含まない)を充填し、10000枚の連続印字テス
トを行った。その結果、連続印刷後も現像スリーブ上の
トナー層は均一であり、なんら欠陥の発生が無い状態で
あった。また、印刷初期と連続印刷後の画像濃度も変化
が無く、画像欠損や地汚れのない良好な印刷品質の画像
が得られた。
【0121】(比較例4)実施例8において実施例2の
トナーの代わりに比較例1で用いたトナー(キャリアを
含まない)とした以外は実施例8と同様に連続印字テス
トを行った。その結果、連続印刷後の現像スリーブ上の
トナー層は不均一であり、現像スリーブの円周方向に筋
状の欠陥が発生していた。また、現像スリーブに圧接さ
れた層厚規制部材には現像スリーブと接触していた部分
に固着物が見られた。さらに、印刷枚数が増加するにつ
れて画像濃度が低下し、現像方向に筋状の汚れが認めら
れ、地汚れも増加して印刷品質の劣る印刷画像となっ
た。
【0122】以上の結果より、比較例2、3のトナーは
Tgが低く耐熱凝集性に劣り、比較例1のトナーはオフ
セット開始温度が低く、耐オフセット性が劣っているこ
とが判る。また、比較例1〜比較例3のトナーを用いた
現像剤は印刷耐久テストにおいて印刷初期と5万枚印刷
時の画像濃度、帯電量の変動が見られ、地汚れの増加が
確認された。さらに、比較例1〜比較例3の現像剤にお
いては50KP(5万枚)印刷後のキャリア表面にはト
ナーのバインダー成分が付着し、スペントキャリアの発
生が認められ、マシン内部には感光体及び現像装置周辺
部等にトナー飛散による汚れが観察された。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、定着性、耐オフセット
性及び耐熱凝集性に優れ、かつ、連続印刷した際も安定
な帯電挙動を示し、画像濃度の変動がない良好な画像が
得られる長寿命の静電荷像現像用トナーを得ることがで
きる。
【0124】また、本発明のトナーは透明性に優れ、幅
広い温度領域で良好な定着・オフセット特性を示すた
め、オイルレスヒートロール定着方式のカラートナーに
適している。特に、その効果は特定のワックスをトナー
中に添加して用いたときに顕著である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともバインダー樹脂と着色剤を含
    有してなるトナーであって、前記バインダー樹脂が、 (1)ナフタレンジカルボン酸及び/または、その低級
    アルキルエステル (2)全酸成分に対して1モル%以上の一般式(I)で
    表されるジカルボン酸、及び/またはその低級アルキル
    エステル、及び/またはその酸無水物 (3)2価以上の多価アルコール を反応して得られるポリエステル樹脂であることを特徴
    とする静電荷像現像用トナー。 一般式(I) 【化1】 X;炭素数0〜20の飽和もしくは不飽和の炭化水素基 R1 ;水素もしくは炭素数1〜4の飽和もしくは不飽
    和の炭化水素基 R2、R3 ;水素もしくは炭素数4〜20の飽和もし
    くは不飽和の炭化水素基。但し、XとR2とR3の炭素
    数の合計は3〜20。
  2. 【請求項2】 少なくともバインダー樹脂と着色剤を含
    有してなるトナーであって、前記バインダー樹脂が、 (1)ナフタレンジカルボン酸及び/または、その低級
    アルキルエステル (2)2価以上の多価アルコール (3)全アルコール成分に対して1モル%以上の一般式
    (II)で表されるジオール を反応して得られるポリエステル樹脂であることを特徴
    とする静電荷像現像用トナー。 一般式(II) 【化2】 X;炭素数0〜20の飽和もしくは不飽和の炭化水素基 R4、R5;水素もしくは炭素数4〜20の飽和もしく
    は不飽和の炭化水素基 但し、XとR4とR5の炭素数の合計は3〜20。
  3. 【請求項3】前記2価以上の多価アルコールが、2価以
    上の脂肪族多価アルコールであることを特徴とする請求
    項1または2記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】更に高級脂肪酸エステル化合物、脂肪族ア
    ルコール化合物及び/またはフィッシャートロプシュワ
    ックスを主成分とするワックスを含有することを特徴と
    する請求項1、2または3記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
JP2000252319A 2000-08-23 2000-08-23 静電荷像現像用トナー Pending JP2002072548A (ja)

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