JP2002072503A - レジストパターンの形成方法 - Google Patents
レジストパターンの形成方法Info
- Publication number
- JP2002072503A JP2002072503A JP2000266061A JP2000266061A JP2002072503A JP 2002072503 A JP2002072503 A JP 2002072503A JP 2000266061 A JP2000266061 A JP 2000266061A JP 2000266061 A JP2000266061 A JP 2000266061A JP 2002072503 A JP2002072503 A JP 2002072503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resist
- resist pattern
- pattern
- electron beam
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70425—Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
- G03F7/7045—Hybrid exposures, i.e. multiple exposures of the same area using different types of exposure apparatus, e.g. combining projection, proximity, direct write, interferometric, UV, x-ray or particle beam
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Electron Beam Exposure (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐ドライエッチング性に優れた微細なレジス
トパターンを形成する方法を提供すること。 【解決手段】 皮膜形成性の重合体を基材樹脂として含
むレジスト材料であって、水酸基、カルボン酸及び酸無
水物からなる群から選ばれた少なくとも1個の構成員を
重合体の分子中かもしくは添加剤の分子中に有し、かつ
重合体が脂環式構造部分をその分子中に含有するレジス
ト材料に、300nm以下の波長の光もしくは電子線の照
射によってパターンの描画を行い、現像によって前記パ
ターンを可視化してレジストパターンを形成し、そして
レジストパターンを電子線照射して焼成すること、を含
んでなるように構成する。
トパターンを形成する方法を提供すること。 【解決手段】 皮膜形成性の重合体を基材樹脂として含
むレジスト材料であって、水酸基、カルボン酸及び酸無
水物からなる群から選ばれた少なくとも1個の構成員を
重合体の分子中かもしくは添加剤の分子中に有し、かつ
重合体が脂環式構造部分をその分子中に含有するレジス
ト材料に、300nm以下の波長の光もしくは電子線の照
射によってパターンの描画を行い、現像によって前記パ
ターンを可視化してレジストパターンを形成し、そして
レジストパターンを電子線照射して焼成すること、を含
んでなるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジストパターン
の形成方法に関し、さらに詳しく述べると、脂環式化合
物含有レジストを使用して、微細でドライエッチング耐
性に優れたレジストパターンを形成する方法に関する。
の形成方法に関し、さらに詳しく述べると、脂環式化合
物含有レジストを使用して、微細でドライエッチング耐
性に優れたレジストパターンを形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路は集積化が進んで
LSIやVLSIが実用化されており、また、これとと
もに、集積回路の最小パターンはサブミクロン領域に及
び、更に微細化する傾向にある。微細パターンの形成に
は、薄膜を形成した被処理基板上をレジストで被覆し、
選択露光を行って所望のパターンの潜像を形成した後に
現像してレジストパターンを作り、これをマスクとして
ドライエッチングを行い、その後にレジストを除去する
ことにより所望のパターンを得るリソグラフィ(写真食
刻)技術の使用が必須である。そして、このリソグラフ
ィにおいて使用される、回路パターン焼き付けのための
露光光源として、当初はg線(波長436nm) 、i線
(波長365nm)の紫外線光が使用されていたが、パタ
ーンの微細化に伴い、より波長の短い遠紫外線光、真空
紫外光、電子線(EB)、X線などが光源として使用さ
れるようになってきている。特に最近では、エキシマレ
ーザ(波長248nmのKrFレーザ、波長193nmのA
rFレーザ)が露光光源として注目されかつ微細パター
ンの形成に有効であると期待されており、特にKrFレ
ーザはすでに微細パターンの形成に使用されている。
LSIやVLSIが実用化されており、また、これとと
もに、集積回路の最小パターンはサブミクロン領域に及
び、更に微細化する傾向にある。微細パターンの形成に
は、薄膜を形成した被処理基板上をレジストで被覆し、
選択露光を行って所望のパターンの潜像を形成した後に
現像してレジストパターンを作り、これをマスクとして
ドライエッチングを行い、その後にレジストを除去する
ことにより所望のパターンを得るリソグラフィ(写真食
刻)技術の使用が必須である。そして、このリソグラフ
ィにおいて使用される、回路パターン焼き付けのための
露光光源として、当初はg線(波長436nm) 、i線
(波長365nm)の紫外線光が使用されていたが、パタ
ーンの微細化に伴い、より波長の短い遠紫外線光、真空
紫外光、電子線(EB)、X線などが光源として使用さ
れるようになってきている。特に最近では、エキシマレ
ーザ(波長248nmのKrFレーザ、波長193nmのA
rFレーザ)が露光光源として注目されかつ微細パター
ンの形成に有効であると期待されており、特にKrFレ
ーザはすでに微細パターンの形成に使用されている。
【0003】ところで、上述のような近年の形成線幅の
微細化にともない、レジストを薄膜化しないと、レジス
トパターンの倒れ発生するということが判明している。
このような薄膜レジストによる加工という問題を解決す
るためのひとつの手段は、レジストパターンに対して耐
ドライエッチング性を付与することであり、したがっ
て、レジスト材料及びレジストプロセスによって耐ドラ
イエッチング性を図る手法が多様に検討されている。
微細化にともない、レジストを薄膜化しないと、レジス
トパターンの倒れ発生するということが判明している。
このような薄膜レジストによる加工という問題を解決す
るためのひとつの手段は、レジストパターンに対して耐
ドライエッチング性を付与することであり、したがっ
て、レジスト材料及びレジストプロセスによって耐ドラ
イエッチング性を図る手法が多様に検討されている。
【0004】しかし、従来のレジスト材料は、微細パタ
ーンの形成と耐ドライエッチング性の向上を同時に満足
させることができない。すなわち、従来より広く使用さ
れているポリビニルフェノール樹脂又はノボラック樹脂
をベースとするレジスト材料は、その構造中にベンゼン
環等の芳香族環を含んでいるので、耐ドライエッチング
性には優れているものの、KrFレーザの波長に対して
透明性が低く、ArFレーザの波長に至ってはまったく
不透明である。このため、微細化に対応できるパターン
精度を得ることができない。
ーンの形成と耐ドライエッチング性の向上を同時に満足
させることができない。すなわち、従来より広く使用さ
れているポリビニルフェノール樹脂又はノボラック樹脂
をベースとするレジスト材料は、その構造中にベンゼン
環等の芳香族環を含んでいるので、耐ドライエッチング
性には優れているものの、KrFレーザの波長に対して
透明性が低く、ArFレーザの波長に至ってはまったく
不透明である。このため、微細化に対応できるパターン
精度を得ることができない。
【0005】また、エキシマレーザ、特にArFレーザ
に対して透明なレジスト材料の必要性に鑑みて、芳香族
環を含んでいない、メタクリル酸tert.−ブチル重
合体を始めとするメタクリル酸エステル系(共)重合体
からなるレジスト材料が提案されている。しかし、この
種のレジスト材料は、芳香族環を有しないため、一般的
にエッチングレート等マスク性が劣り、パターン変形を
生じることが判明している。すなわち、レジスト材料の
面から耐ドライエッチング性を向上させるのは困難であ
るというのが、一般的な見解である。このため、レジス
トプロセス側からの耐ドライエッチング性の向上の検討
が必須となっている。
に対して透明なレジスト材料の必要性に鑑みて、芳香族
環を含んでいない、メタクリル酸tert.−ブチル重
合体を始めとするメタクリル酸エステル系(共)重合体
からなるレジスト材料が提案されている。しかし、この
種のレジスト材料は、芳香族環を有しないため、一般的
にエッチングレート等マスク性が劣り、パターン変形を
生じることが判明している。すなわち、レジスト材料の
面から耐ドライエッチング性を向上させるのは困難であ
るというのが、一般的な見解である。このため、レジス
トプロセス側からの耐ドライエッチング性の向上の検討
が必須となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような従来の技術の問題点を解決して、耐ドライエ
ッチング性に優れた微細なレジストパターンを形成する
方法を提供することにある。また、本発明のもう1つの
目的は、露光源として300nm以下の波長の光、例え
ば、KrFエキシマレーザ、i線など、あるいは電子線
を使用可能なレジストパターンの形成方法を提供するこ
とにある。
したような従来の技術の問題点を解決して、耐ドライエ
ッチング性に優れた微細なレジストパターンを形成する
方法を提供することにある。また、本発明のもう1つの
目的は、露光源として300nm以下の波長の光、例え
ば、KrFエキシマレーザ、i線など、あるいは電子線
を使用可能なレジストパターンの形成方法を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の上記した目的及びそれ以外の目的
は、以下の詳細な説明から容易に理解することができる
であろう。
は、以下の詳細な説明から容易に理解することができる
であろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、皮膜形
成性の重合体を基材樹脂として含むレジスト材料であっ
て、水酸基、カルボン酸及び酸無水物からなる群から選
ばれた少なくとも1個の構成員を前記重合体の分子中か
もしくは添加剤の分子中に有し、かつ前記重合体が脂環
式構造部分をその分子中に含有するレジスト材料に、3
00nm以下の波長の光もしくは電子線の照射によってパ
ターンの描画を行い、現像によって前記パターンを可視
化してレジストパターンを形成し、前記レジストパター
ンを電子線照射して焼成することを含んでなることを特
徴とするレジストパターンの形成方法が提供される。
成性の重合体を基材樹脂として含むレジスト材料であっ
て、水酸基、カルボン酸及び酸無水物からなる群から選
ばれた少なくとも1個の構成員を前記重合体の分子中か
もしくは添加剤の分子中に有し、かつ前記重合体が脂環
式構造部分をその分子中に含有するレジスト材料に、3
00nm以下の波長の光もしくは電子線の照射によってパ
ターンの描画を行い、現像によって前記パターンを可視
化してレジストパターンを形成し、前記レジストパター
ンを電子線照射して焼成することを含んでなることを特
徴とするレジストパターンの形成方法が提供される。
【0009】先にも説明したように、これまでのフォト
レジストは、ポリビニルフェノール樹脂及びノボラック
樹脂を基材樹脂として有するレジストである。これらの
レジストでは、その基材樹脂中にエッチング耐性のある
芳香族環が入っており、したがって、エッチング加工時
にパターンの変形などの問題は少ない。このため、従来
のレジスト膜厚でエッチングマスクとして不十分な場合
には、レジスト膜厚の厚膜化を検討することにより、加
工時の問題を解決できることが多かった。厚膜化で不十
分な場合には、エッチング工程で選択比向上を図った
り、レジストパターンへのUV光照射による焼成などが
行われてきた。
レジストは、ポリビニルフェノール樹脂及びノボラック
樹脂を基材樹脂として有するレジストである。これらの
レジストでは、その基材樹脂中にエッチング耐性のある
芳香族環が入っており、したがって、エッチング加工時
にパターンの変形などの問題は少ない。このため、従来
のレジスト膜厚でエッチングマスクとして不十分な場合
には、レジスト膜厚の厚膜化を検討することにより、加
工時の問題を解決できることが多かった。厚膜化で不十
分な場合には、エッチング工程で選択比向上を図った
り、レジストパターンへのUV光照射による焼成などが
行われてきた。
【0010】本発明では、特に、脂環式構造部分をその
分子中に含有する皮膜形成性の重合体を基材樹脂として
使用することで、レジスト材料を0.5μm 以下の膜厚
で成膜し、かつ300nm以下の波長を有する光や電子線
による露光を可能とした。また、本発明では、かかるレ
ジストを使用して所定のレジストパターンを形成した
後、そのレジストパターンを電子線照射を用いることで
焼成することによって、レジストパターンにエッチング
耐性を付与することに成功した。なお、電子線で焼成を
行うことについては、i線レジストにおいてすでに行わ
れているが、その目的は、エッチング耐性の付与にある
のではなくて、レジスト剥離工程での脱ガスによるパタ
ーン不良の発生の防止にある。
分子中に含有する皮膜形成性の重合体を基材樹脂として
使用することで、レジスト材料を0.5μm 以下の膜厚
で成膜し、かつ300nm以下の波長を有する光や電子線
による露光を可能とした。また、本発明では、かかるレ
ジストを使用して所定のレジストパターンを形成した
後、そのレジストパターンを電子線照射を用いることで
焼成することによって、レジストパターンにエッチング
耐性を付与することに成功した。なお、電子線で焼成を
行うことについては、i線レジストにおいてすでに行わ
れているが、その目的は、エッチング耐性の付与にある
のではなくて、レジスト剥離工程での脱ガスによるパタ
ーン不良の発生の防止にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のレジストパターンの形成
方法は、例えば、MOSデバイス等の半導体装置の製造
工程で、例えば、素子分離工程、ゲート電極の作製工
程、各種のコンタクトホールの形成工程等で、エッチン
グマスクとなるレジストのパターン形成を行う際、レジ
ストパターンを形成した後、エッチング加工処理を行う
前に電子線照射を行うことで、レジストのエッチングに
対するマスク性を向上させることができる。以下、本発
明のレジストパターンの形成を作用面で説明する。
方法は、例えば、MOSデバイス等の半導体装置の製造
工程で、例えば、素子分離工程、ゲート電極の作製工
程、各種のコンタクトホールの形成工程等で、エッチン
グマスクとなるレジストのパターン形成を行う際、レジ
ストパターンを形成した後、エッチング加工処理を行う
前に電子線照射を行うことで、レジストのエッチングに
対するマスク性を向上させることができる。以下、本発
明のレジストパターンの形成を作用面で説明する。
【0012】一般に、電子線を樹脂に照射した場合、分
解と架橋が競争的に生じると言われており、レジスト膜
のエッチング耐性の改善には架橋の寄与が大きいと考え
られる。本発明者らは、このため、上記したような課題
の解決のためには、架橋反応が優先的に進行することが
必要であるという知見を得、その目的のためには、レジ
スト膜に数mC/cm2 、好ましくは1.5〜4mC/cm
2 の電子線を80℃以下の温度で照射するのが効果的で
あるということを発見した。なお、ここで規定する温度
は、テンプレートにより測定したウェハ表面の最高到達
温度に相当する。
解と架橋が競争的に生じると言われており、レジスト膜
のエッチング耐性の改善には架橋の寄与が大きいと考え
られる。本発明者らは、このため、上記したような課題
の解決のためには、架橋反応が優先的に進行することが
必要であるという知見を得、その目的のためには、レジ
スト膜に数mC/cm2 、好ましくは1.5〜4mC/cm
2 の電子線を80℃以下の温度で照射するのが効果的で
あるということを発見した。なお、ここで規定する温度
は、テンプレートにより測定したウェハ表面の最高到達
温度に相当する。
【0013】また、本発明者らは、レジスト中に、すな
わち、レジストの基材樹脂中かもしくは添加剤中に、水
酸基、カルボン酸又は酸無水物(本願明細書では、この
ような成分を特に「構成員」と呼ぶ)を含ませることに
よって、架橋可能な部位を増加させることができ、よっ
て、エッチング耐性のより一層の改善が可能であること
も発見した。
わち、レジストの基材樹脂中かもしくは添加剤中に、水
酸基、カルボン酸又は酸無水物(本願明細書では、この
ような成分を特に「構成員」と呼ぶ)を含ませることに
よって、架橋可能な部位を増加させることができ、よっ
て、エッチング耐性のより一層の改善が可能であること
も発見した。
【0014】さらに、本発明者らは、レジストの基材樹
脂(皮膜形成性の共重合体)に上記のような構成員を含
ませる場合に、そのような構成員の占める割合(モノマ
ー組成比)を少なくとも25%より大、好ましくは少な
くとも30%とすることによって、電子線照射時の膜減
り量を15%以下に抑えることができるということも発
見した。
脂(皮膜形成性の共重合体)に上記のような構成員を含
ませる場合に、そのような構成員の占める割合(モノマ
ー組成比)を少なくとも25%より大、好ましくは少な
くとも30%とすることによって、電子線照射時の膜減
り量を15%以下に抑えることができるということも発
見した。
【0015】本発明方法において、レジストの基材樹脂
として使用し得る皮膜形成性の重合体は、一般的に、レ
ジストの化学において常用の皮膜形成性の重合体である
ことができ、好ましくは、化学増幅型のレジストにおい
て有利に使用することのできる皮膜形成性の重合体であ
る。また、かかる皮膜形成性の重合体は、本発明の1つ
の面において、水酸基、カルボン酸及び酸無水物からな
る群から選ばれた少なくとも1個の構成員をその重合体
分子中に含むことが必須である。また、本発明のもう1
つの面では、かかる構成員が重合体の分子中に含まれな
いで、レジストに追加的に含まれる添加剤の分子中に存
在してもよく、そのような場合に基材樹脂として使用さ
れる重合体は、本発明の作用効果に悪影響を及ぼさない
いかなるタイプの皮膜形成性の重合体であってもよい。
として使用し得る皮膜形成性の重合体は、一般的に、レ
ジストの化学において常用の皮膜形成性の重合体である
ことができ、好ましくは、化学増幅型のレジストにおい
て有利に使用することのできる皮膜形成性の重合体であ
る。また、かかる皮膜形成性の重合体は、本発明の1つ
の面において、水酸基、カルボン酸及び酸無水物からな
る群から選ばれた少なくとも1個の構成員をその重合体
分子中に含むことが必須である。また、本発明のもう1
つの面では、かかる構成員が重合体の分子中に含まれな
いで、レジストに追加的に含まれる添加剤の分子中に存
在してもよく、そのような場合に基材樹脂として使用さ
れる重合体は、本発明の作用効果に悪影響を及ぼさない
いかなるタイプの皮膜形成性の重合体であってもよい。
【0016】まず、皮膜形成性の重合体において、それ
を構成する構造単位は、この技術分野において一般的な
いろいろな構造を採用することができるけれども、通
常、(メタ)アクリレート系モノマー、すなわち、アク
リレート系及びメタアクリレート系モノマー、シクロオ
レフィン系モノマー、ビニルフェノール系モノマー、ビ
ニル安息香酸系モノマー、N−置換マレイミド系モノマ
ー、スチレン系モノマーなどを包含する。すなわち、皮
膜形成性の重合体は、このようなモノマーをポリマー主
鎖として有する。このようなモノマーのなかでも、特に
(メタ)アクリレート系モノマー及びシクロオレフィン
系モノマーが好ましい。なお、このようなモノマーは、
単独で使用して、単独重合体の形成に関与してもよく、
さもなければ、上述のあるいはその他のモノマーと組み
合わせて使用して、2成分共重合体、3成分共重合体等
の共重合体の形成に関与してもよい。
を構成する構造単位は、この技術分野において一般的な
いろいろな構造を採用することができるけれども、通
常、(メタ)アクリレート系モノマー、すなわち、アク
リレート系及びメタアクリレート系モノマー、シクロオ
レフィン系モノマー、ビニルフェノール系モノマー、ビ
ニル安息香酸系モノマー、N−置換マレイミド系モノマ
ー、スチレン系モノマーなどを包含する。すなわち、皮
膜形成性の重合体は、このようなモノマーをポリマー主
鎖として有する。このようなモノマーのなかでも、特に
(メタ)アクリレート系モノマー及びシクロオレフィン
系モノマーが好ましい。なお、このようなモノマーは、
単独で使用して、単独重合体の形成に関与してもよく、
さもなければ、上述のあるいはその他のモノマーと組み
合わせて使用して、2成分共重合体、3成分共重合体等
の共重合体の形成に関与してもよい。
【0017】さらに具体的に説明すると、本発明の皮膜
形成性の重合体では、安価でかつ解像性等のリソグラフ
ィ性能の有利性をとるならば、アクリレート又はメタク
リレートの単独重合体又はそれらの共重合体が有用であ
り、一方、ドライエッチング耐性を重視するならば、ノ
ルボルネンや無水マレイン酸などのシクロオレフィンの
単独重合体又はそれらの共重合体が有用である。場合に
よっては、これらの重合体又は共重合体を混合形態で、
ハイブリッド重合体として使用してもよい。両者の利点
を併せ持つことができるので、アクリレート又はメタク
リレートとシクロオレフィンのハイブリッド重合体がと
りわけ有用である。
形成性の重合体では、安価でかつ解像性等のリソグラフ
ィ性能の有利性をとるならば、アクリレート又はメタク
リレートの単独重合体又はそれらの共重合体が有用であ
り、一方、ドライエッチング耐性を重視するならば、ノ
ルボルネンや無水マレイン酸などのシクロオレフィンの
単独重合体又はそれらの共重合体が有用である。場合に
よっては、これらの重合体又は共重合体を混合形態で、
ハイブリッド重合体として使用してもよい。両者の利点
を併せ持つことができるので、アクリレート又はメタク
リレートとシクロオレフィンのハイブリッド重合体がと
りわけ有用である。
【0018】皮膜形成性の重合体は、その分子中に脂環
式構造部分を有することが必須である。脂環式構造部分
は、特に限定されないというものの、例えば、次のよう
な化合物を骨格とするものが好ましい。 (1)アダマンタン及びその誘導体、(2)ノルボルナ
ン及びその誘導体、(3)パーヒドロアントラセン及び
その誘導体、(4)パーヒドロナフタレン及びその誘導
体、(5)トリシクロ〔5.2.1.02,6 〕デカン及
びその誘導体、(6)シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、ジメチルシクロヘキサン、ビシクロヘキサン及
びその誘導体、(7)スピロ〔4,4〕ノナン及びその
誘導体、(8)スピロ〔4,5〕デカン及びその誘導
体、(9)ビシクロ〔2,2,2〕オクタン及びその誘
導体。これらの化合物は、ドライエッチング耐性の向上
に貢献し得るからである。特にアダマンタン及びその誘
導体を骨格とするものが好ましい。
式構造部分を有することが必須である。脂環式構造部分
は、特に限定されないというものの、例えば、次のよう
な化合物を骨格とするものが好ましい。 (1)アダマンタン及びその誘導体、(2)ノルボルナ
ン及びその誘導体、(3)パーヒドロアントラセン及び
その誘導体、(4)パーヒドロナフタレン及びその誘導
体、(5)トリシクロ〔5.2.1.02,6 〕デカン及
びその誘導体、(6)シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサン、ジメチルシクロヘキサン、ビシクロヘキサン及
びその誘導体、(7)スピロ〔4,4〕ノナン及びその
誘導体、(8)スピロ〔4,5〕デカン及びその誘導
体、(9)ビシクロ〔2,2,2〕オクタン及びその誘
導体。これらの化合物は、ドライエッチング耐性の向上
に貢献し得るからである。特にアダマンタン及びその誘
導体を骨格とするものが好ましい。
【0019】また、皮膜形成性の重合体が化学増幅型レ
ジストで基材樹脂として使用されるような場合には、そ
の重合体の分子中に、保護基により保護されたアルカリ
可溶性基が存在することが必要である。ここで、「アル
カリ可溶性基」は、化学増幅型レジストの分野において
一般的に使用されているいろいろな基を包含することが
できるけれども、好ましくはカルボニル基、スルホニウ
ム基、アミド基、ヒドロキシル基、イミド基、フェノー
ル基などであり、特にカルボニル基、スルホニウム基、
アミド基及びヒドロキシル基が好ましい。このようなア
ルカリ可溶性基のなかでも、保護基の脱離効率や実用面
を考慮すると、カルボニル基がとりわけ有用である。
ジストで基材樹脂として使用されるような場合には、そ
の重合体の分子中に、保護基により保護されたアルカリ
可溶性基が存在することが必要である。ここで、「アル
カリ可溶性基」は、化学増幅型レジストの分野において
一般的に使用されているいろいろな基を包含することが
できるけれども、好ましくはカルボニル基、スルホニウ
ム基、アミド基、ヒドロキシル基、イミド基、フェノー
ル基などであり、特にカルボニル基、スルホニウム基、
アミド基及びヒドロキシル基が好ましい。このようなア
ルカリ可溶性基のなかでも、保護基の脱離効率や実用面
を考慮すると、カルボニル基がとりわけ有用である。
【0020】アルカリ可溶性基の保護基も、化学増幅型
レジストの分野において一般的に使用されているいろい
ろな保護基を包含することができる。好ましい保護基
は、例えば、脂環式炭化水素基の脱保護部にアルキル基
又はアリル基が付加し4級炭素を形成する保護基であ
る。このような保護基の骨格を構成する脂環式炭化水素
基は、例えば、上記したようないろいろな脂環式炭化水
素基である。
レジストの分野において一般的に使用されているいろい
ろな保護基を包含することができる。好ましい保護基
は、例えば、脂環式炭化水素基の脱保護部にアルキル基
又はアリル基が付加し4級炭素を形成する保護基であ
る。このような保護基の骨格を構成する脂環式炭化水素
基は、例えば、上記したようないろいろな脂環式炭化水
素基である。
【0021】上述のような皮膜形成性の重合体におい
て、もしもその重合体の分子中に水酸基、カルボン酸又
は酸無水物のごとき構成員が含まれるならば、そのよう
な構成員は、上記したような脂環式構造部分に直接結合
していてもよく、さもなければ、重合体のポリマー主鎖
に結合していてもよく、さもなければ、所期の効果を奏
するならば、重合体内のその他の部位に任意に結合して
いてもよい。なお、含まれる水酸基がアルコール水酸基
である場合、その水酸基は、1級、2級又は3級のいず
れであってもよい。
て、もしもその重合体の分子中に水酸基、カルボン酸又
は酸無水物のごとき構成員が含まれるならば、そのよう
な構成員は、上記したような脂環式構造部分に直接結合
していてもよく、さもなければ、重合体のポリマー主鎖
に結合していてもよく、さもなければ、所期の効果を奏
するならば、重合体内のその他の部位に任意に結合して
いてもよい。なお、含まれる水酸基がアルコール水酸基
である場合、その水酸基は、1級、2級又は3級のいず
れであってもよい。
【0022】他方において、水酸基、カルボン酸又は酸
無水物のごとき構成員は、上述のような重合体分子内で
はなくて、レジスト材料中に添加剤として含まれていて
もよい。このような場合、添加剤は、それが水酸基、カ
ルボン酸又は酸無水物を含有し、かつ所期の作用効果を
奏する限り、任意の構造を有することができる。また、
添加剤の添加量は、所望とする効果などに応じて広い範
囲で変更することができるというものの、通常、基材樹
脂として使用する皮膜形成性の重合体(この重合体に
も、場合により水酸基等の構成員が含まれていてもよ
い)の一員としてその添加剤があると見なして、モノマ
ー組成比で少なくとも25%超であることが好ましい。
無水物のごとき構成員は、上述のような重合体分子内で
はなくて、レジスト材料中に添加剤として含まれていて
もよい。このような場合、添加剤は、それが水酸基、カ
ルボン酸又は酸無水物を含有し、かつ所期の作用効果を
奏する限り、任意の構造を有することができる。また、
添加剤の添加量は、所望とする効果などに応じて広い範
囲で変更することができるというものの、通常、基材樹
脂として使用する皮膜形成性の重合体(この重合体に
も、場合により水酸基等の構成員が含まれていてもよ
い)の一員としてその添加剤があると見なして、モノマ
ー組成比で少なくとも25%超であることが好ましい。
【0023】本発明のレジストパターンの形成方法にお
いて、レジスト材料の皮膜形成性の重合体の形成に有用
な、あるいはレジストの添加剤の形成にもしくは添加剤
として有用な、水酸基等の構成員を含有するモノマー
(あるいは化合物)の例を挙げると、以下に列挙するも
のに限定されるわけではないけれども、次の通りであ
る。
いて、レジスト材料の皮膜形成性の重合体の形成に有用
な、あるいはレジストの添加剤の形成にもしくは添加剤
として有用な、水酸基等の構成員を含有するモノマー
(あるいは化合物)の例を挙げると、以下に列挙するも
のに限定されるわけではないけれども、次の通りであ
る。
【0024】1−(3−ヒドロキシアダマンチル)メタ
クリレート、1−(3−ヒドロキシアダマンチル)アク
リレート、1−(2−ヒドロキシアダマンチル)メタク
リレート、1−(2−ヒドロキシアダマンチル)アクリ
レート、1−(3,5−ジヒドロキシアダマンチル)メ
タクリレート、1−(3,5−ジヒドロキシアダマンチ
ル)アクリレート、1−(2,4−ジヒドロキシアダマ
ンチル)メタクリレート、1−(2,4−ジヒドロキシ
アダマンチル)アクリレート、2−(3−ヒドロキシト
リシクロデカニル)アクリレート、2−(4−ヒドロキ
シメチルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−
(4−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレ
ート、2−(5−ヒドロキシメチルトリシクロデカニ
ル)メタクリレート、2−(5−ヒドロキシメチルトリ
シクロデカニル)アクリレート、2−(6−ヒドロキシ
メチルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−(6
−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレー
ト、2−(7−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)
メタクリレート、2−(7−ヒドロキシメチルトリシク
ロデカニル)アクリレート、2−(8−ヒドロキシメチ
ルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−(8−ヒ
ドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレート、2
−(9−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)メタク
リレート、2−(9−ヒドロキシメチルトリシクロデカ
ニル)アクリレート、2−(10−ヒドロキシメチルト
リシクロデカニル)メタクリレート、2−(10−ヒド
ロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレート、2−
(11−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)メタク
リレート、2−(11−ヒドロキシメチルトリシクロデ
カニル)アクリレート、2−(3,4−ジヒドロキシメ
チルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−(3,
4−ジヒドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレ
ート、5−ノルボルネン−2−カルボン酸、無水5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボン酸、無水マレイン酸、
無水イタコン酸、1,3−アダマンタンジオール、2,
4−アダマンタンジオール、1,3,5−アダマンタン
トリオール、2,4,6−アダマンタントリオール、
1,3−アダマンタンジカルボン酸、2,4−アダマン
タンジカルボン酸、1,3,5−アダマンタントリカル
ボン酸、2,4,6−アダマンタントリカルボン酸、
2,4−ジメチレンシクロペンタン−1−カルボン酸、
その他。なお、これらのモノマー(あるいは化合物)
は、単独で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて
使用してもよい。
クリレート、1−(3−ヒドロキシアダマンチル)アク
リレート、1−(2−ヒドロキシアダマンチル)メタク
リレート、1−(2−ヒドロキシアダマンチル)アクリ
レート、1−(3,5−ジヒドロキシアダマンチル)メ
タクリレート、1−(3,5−ジヒドロキシアダマンチ
ル)アクリレート、1−(2,4−ジヒドロキシアダマ
ンチル)メタクリレート、1−(2,4−ジヒドロキシ
アダマンチル)アクリレート、2−(3−ヒドロキシト
リシクロデカニル)アクリレート、2−(4−ヒドロキ
シメチルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−
(4−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレ
ート、2−(5−ヒドロキシメチルトリシクロデカニ
ル)メタクリレート、2−(5−ヒドロキシメチルトリ
シクロデカニル)アクリレート、2−(6−ヒドロキシ
メチルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−(6
−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレー
ト、2−(7−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)
メタクリレート、2−(7−ヒドロキシメチルトリシク
ロデカニル)アクリレート、2−(8−ヒドロキシメチ
ルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−(8−ヒ
ドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレート、2
−(9−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)メタク
リレート、2−(9−ヒドロキシメチルトリシクロデカ
ニル)アクリレート、2−(10−ヒドロキシメチルト
リシクロデカニル)メタクリレート、2−(10−ヒド
ロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレート、2−
(11−ヒドロキシメチルトリシクロデカニル)メタク
リレート、2−(11−ヒドロキシメチルトリシクロデ
カニル)アクリレート、2−(3,4−ジヒドロキシメ
チルトリシクロデカニル)メタクリレート、2−(3,
4−ジヒドロキシメチルトリシクロデカニル)アクリレ
ート、5−ノルボルネン−2−カルボン酸、無水5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボン酸、無水マレイン酸、
無水イタコン酸、1,3−アダマンタンジオール、2,
4−アダマンタンジオール、1,3,5−アダマンタン
トリオール、2,4,6−アダマンタントリオール、
1,3−アダマンタンジカルボン酸、2,4−アダマン
タンジカルボン酸、1,3,5−アダマンタントリカル
ボン酸、2,4,6−アダマンタントリカルボン酸、
2,4−ジメチレンシクロペンタン−1−カルボン酸、
その他。なお、これらのモノマー(あるいは化合物)
は、単独で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて
使用してもよい。
【0025】前記した皮膜形成性の重合体は、必要に応
じて、アルカリ可溶性の重合体又は共重合体、例えば、
ノボラック樹脂、フェノール樹脂、イミド樹脂、カルボ
ン酸含有樹脂、その他を追加的に含有していてもよい。
前記した皮膜形成性の重合体は、例えば、特開平10−
182552号公報に記載されるような手法に従って有
利に製造することができる。すなわち、目的とする重合
体の形成に必要なモノマー(例えば、上記したようなも
の)を適当な重合開始剤の存在において重合せしめるこ
とによって1ポッド反応で有利に製造することができ
る。
じて、アルカリ可溶性の重合体又は共重合体、例えば、
ノボラック樹脂、フェノール樹脂、イミド樹脂、カルボ
ン酸含有樹脂、その他を追加的に含有していてもよい。
前記した皮膜形成性の重合体は、例えば、特開平10−
182552号公報に記載されるような手法に従って有
利に製造することができる。すなわち、目的とする重合
体の形成に必要なモノマー(例えば、上記したようなも
の)を適当な重合開始剤の存在において重合せしめるこ
とによって1ポッド反応で有利に製造することができ
る。
【0026】得られた皮膜形成性の重合体に、必要に応
じてレジスト材料の調製に必要な添加剤、例えば、水酸
基等の構成員を含有するモノマー(あるいは化合物)、
光酸発生剤などを添加してレジスト溶液とする。ここ
で、光酸発生剤は、化学増幅型レジストの分野において
一般的に使用されている光酸発生剤、すなわち、紫外
線、遠紫外線、真空紫外線、電子線、X線、レーザ光な
どの放射線の照射によりプロトン酸を生じる物質である
ことができる。適当な光酸発生剤は、以下に列挙するも
のに限定されないけれども、例えば特開平10−182
552号公報において一般式を参照して記載されている
次のようなものを包含する。
じてレジスト材料の調製に必要な添加剤、例えば、水酸
基等の構成員を含有するモノマー(あるいは化合物)、
光酸発生剤などを添加してレジスト溶液とする。ここ
で、光酸発生剤は、化学増幅型レジストの分野において
一般的に使用されている光酸発生剤、すなわち、紫外
線、遠紫外線、真空紫外線、電子線、X線、レーザ光な
どの放射線の照射によりプロトン酸を生じる物質である
ことができる。適当な光酸発生剤は、以下に列挙するも
のに限定されないけれども、例えば特開平10−182
552号公報において一般式を参照して記載されている
次のようなものを包含する。
【0027】(1)ジアゾニウム塩、(2)ヨードニウ
ム塩、(3)スルホニウム塩、(4)スルホン酸エステ
ル類、(5)オキサアゾール誘導体、(6)s−トリア
ジン誘導体、(7)ジスルホン誘導体、(8)イミド化
合物、(9)その他、例えばオキシムスルホネート、ジ
アゾナフトキノン、ベンゾイントシレートなど。
ム塩、(3)スルホニウム塩、(4)スルホン酸エステ
ル類、(5)オキサアゾール誘導体、(6)s−トリア
ジン誘導体、(7)ジスルホン誘導体、(8)イミド化
合物、(9)その他、例えばオキシムスルホネート、ジ
アゾナフトキノン、ベンゾイントシレートなど。
【0028】上記したような光酸発生剤は、それをレジ
スト材料に含ませる時、広い濃度範囲にわたって変更す
ることができ、一般には約1〜30重量%の濃度範囲、
好ましくは約1〜15重量%の濃度範囲である。また、
レジスト材料の溶液の調製に用いる溶媒は、レジストの
種類、塗布条件、その他のファクタに応じていろいろに
変更し得るというものの、好ましくは、例えばシクロヘ
キサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート(PGMEA)、乳酸エチルなどの有機溶媒で
ある。必要に応じて、このような溶媒に組み合わせて、
補助溶媒を使用してもよい。
スト材料に含ませる時、広い濃度範囲にわたって変更す
ることができ、一般には約1〜30重量%の濃度範囲、
好ましくは約1〜15重量%の濃度範囲である。また、
レジスト材料の溶液の調製に用いる溶媒は、レジストの
種類、塗布条件、その他のファクタに応じていろいろに
変更し得るというものの、好ましくは、例えばシクロヘ
キサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート(PGMEA)、乳酸エチルなどの有機溶媒で
ある。必要に応じて、このような溶媒に組み合わせて、
補助溶媒を使用してもよい。
【0029】上記のようにして調製したレジスト溶液を
用いると、一般的なリソグラフィ工程を経ることによ
り、十分に実用的なレベルのパターン形成が可能であ
る。本発明によるレジストパターンの形成方法は、上記
したような一連の工程、すなわち、露光工程、現像工
程、そして電子線照射による焼成工程を含んでなること
を特徴としている。
用いると、一般的なリソグラフィ工程を経ることによ
り、十分に実用的なレベルのパターン形成が可能であ
る。本発明によるレジストパターンの形成方法は、上記
したような一連の工程、すなわち、露光工程、現像工
程、そして電子線照射による焼成工程を含んでなること
を特徴としている。
【0030】本発明のレジストパターンの形成方法は、
例えば、次のようにして有利に実施することができる。
最初に、所定の組成をもったレジストの溶液を被処理基
板上に塗布する。ここで使用する被処理基板は、半導体
装置及びその他の装置において通常用いられているウェ
ハ基板を始めとしていかなる基板であってもよい。これ
らの基板は、レジストとの密着性を向上させるために、
例えばヘキサメチルジシラザン(HMDS)などのよう
な密着促進剤で前処理しておくことが好ましい。
例えば、次のようにして有利に実施することができる。
最初に、所定の組成をもったレジストの溶液を被処理基
板上に塗布する。ここで使用する被処理基板は、半導体
装置及びその他の装置において通常用いられているウェ
ハ基板を始めとしていかなる基板であってもよい。これ
らの基板は、レジストとの密着性を向上させるために、
例えばヘキサメチルジシラザン(HMDS)などのよう
な密着促進剤で前処理しておくことが好ましい。
【0031】レジスト溶液の塗布は、スピンコータ、デ
ィップコータ、ローラコータなどのような常用の塗布装
置を使用して行うことができる。形成されるレジスト膜
の膜厚は、そのレジスト膜の使途などのファクターに応
じて広く変更し得るというものの、通常約0.15〜
2.0μmの範囲である。次いで、好ましくは、放射線
を選択的に露光する前に、上記工程で形成されたレジス
ト膜を約60〜150℃、好ましくは約80〜150℃
の温度で約30〜180秒間にわたって加熱処理する。
この加熱処理は、一般的に「プリベーク」と呼ばれ、例
えばホットプレートのような加熱手段を用いて実施する
ことができる。
ィップコータ、ローラコータなどのような常用の塗布装
置を使用して行うことができる。形成されるレジスト膜
の膜厚は、そのレジスト膜の使途などのファクターに応
じて広く変更し得るというものの、通常約0.15〜
2.0μmの範囲である。次いで、好ましくは、放射線
を選択的に露光する前に、上記工程で形成されたレジス
ト膜を約60〜150℃、好ましくは約80〜150℃
の温度で約30〜180秒間にわたって加熱処理する。
この加熱処理は、一般的に「プリベーク」と呼ばれ、例
えばホットプレートのような加熱手段を用いて実施する
ことができる。
【0032】レジスト膜の形成及びプリベーク後、その
レジスト膜を300nm以下の波長の光もしくは電子線の
照射によってパターンの描画が可能な露光装置で選択露
光する。適当な露光装置は、市販の紫外線(遠紫外線・
真空紫外線)露光装置、X線露光装置、電子ビーム露光
装置、エキシマステッパ、その他である。露光条件は、
その都度、適当な条件を選択することができる。この選
択露光の結果、レジスト膜に目的とするレジストパター
ンの潜像が形成される。
レジスト膜を300nm以下の波長の光もしくは電子線の
照射によってパターンの描画が可能な露光装置で選択露
光する。適当な露光装置は、市販の紫外線(遠紫外線・
真空紫外線)露光装置、X線露光装置、電子ビーム露光
装置、エキシマステッパ、その他である。露光条件は、
その都度、適当な条件を選択することができる。この選
択露光の結果、レジスト膜に目的とするレジストパター
ンの潜像が形成される。
【0033】次いで、使用したレジスト材料が化学増幅
型レジストである場合、露光後のレジスト膜を露光後ベ
ーク(PEB)することによって、酸を触媒とした保護
基の脱離反応を生じさせる。この露光後ベークは、先の
プリベークと同様にして行うことができる。例えば、ベ
ーク温度は約60〜150℃、好ましくは約80〜15
0℃である。
型レジストである場合、露光後のレジスト膜を露光後ベ
ーク(PEB)することによって、酸を触媒とした保護
基の脱離反応を生じさせる。この露光後ベークは、先の
プリベークと同様にして行うことができる。例えば、ベ
ーク温度は約60〜150℃、好ましくは約80〜15
0℃である。
【0034】露光後ベークを完了した後、露光後のレジ
スト膜を冷却し、常法に従って液体現像する。ここで使
用する現像液は、この技術分野で一般的に用いられてい
る現像液のなかから、適当なものを任意に選択すること
ができる。とりわけ好ましい現像液は、テトラメチルア
ンモニウムハイドロキシド(TMAH)、テトラエチル
アンモニウムハイドロキシド(TEAH)、テトラプロ
ピルアンモニウムハイドロキジド(TPAH)、テトラ
ブチルアンモニウムハイドロキシド(TBAH)などの
アンモニウム化合物、モルフォリン化合物又はその混合
物の水溶液又はアルコール溶液を含む現像液である。
スト膜を冷却し、常法に従って液体現像する。ここで使
用する現像液は、この技術分野で一般的に用いられてい
る現像液のなかから、適当なものを任意に選択すること
ができる。とりわけ好ましい現像液は、テトラメチルア
ンモニウムハイドロキシド(TMAH)、テトラエチル
アンモニウムハイドロキシド(TEAH)、テトラプロ
ピルアンモニウムハイドロキジド(TPAH)、テトラ
ブチルアンモニウムハイドロキシド(TBAH)などの
アンモニウム化合物、モルフォリン化合物又はその混合
物の水溶液又はアルコール溶液を含む現像液である。
【0035】これらの現像剤を水に溶解するかもしく
は、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール等のアルコールに溶解して現像液となす。溶解す
る現像剤の濃度は、広く変更することができるけれど
も、一般的に約0.1〜15重量%の範囲、好ましくは
約0.1〜10重量%の範囲である。現像時間は、これ
も特に限定されるわけではないけれども、一般的に約1
0秒〜5分間の範囲、好ましくは約10秒〜1分間の範
囲である。現像の結果、レジスト膜の露光域が溶解除去
せしめられて、所望とするレジストパターンを得ること
ができる。得られたレジストパターンも常法に従って純
水でリンスし、そして乾燥する。
は、例えばメタノール、エタノール、イソプロピルアル
コール等のアルコールに溶解して現像液となす。溶解す
る現像剤の濃度は、広く変更することができるけれど
も、一般的に約0.1〜15重量%の範囲、好ましくは
約0.1〜10重量%の範囲である。現像時間は、これ
も特に限定されるわけではないけれども、一般的に約1
0秒〜5分間の範囲、好ましくは約10秒〜1分間の範
囲である。現像の結果、レジスト膜の露光域が溶解除去
せしめられて、所望とするレジストパターンを得ること
ができる。得られたレジストパターンも常法に従って純
水でリンスし、そして乾燥する。
【0036】本発明方法では、上記のようにしてレジス
トパターンを形成した後、そのレジストパターンを電子
線照射して焼成する。ここでいう「焼成」は、加熱処理
のひとつであり、したがって、現像後ベークとも言うこ
とができる。この現像後ベークにより、ドライエッチン
グ耐性が非常に高いパターンを形成することが可能とな
る。現像後ベークは、特に、被処理基板に電子線を全面
照射することによって有利に行うことができる。電子線
の照射量は、好ましくは、1.5〜4mC/cm 2 であ
り、また、その際の温度(ウェハ表面の最高到達温度)
は、好ましくは、80℃以下である。本発明に従いこの
ように現像後ベークを行っても、レジストパターンの膜
減り量は、驚くべきことに、現像後ベーク前と比較して
15%以下に抑えることができる。
トパターンを形成した後、そのレジストパターンを電子
線照射して焼成する。ここでいう「焼成」は、加熱処理
のひとつであり、したがって、現像後ベークとも言うこ
とができる。この現像後ベークにより、ドライエッチン
グ耐性が非常に高いパターンを形成することが可能とな
る。現像後ベークは、特に、被処理基板に電子線を全面
照射することによって有利に行うことができる。電子線
の照射量は、好ましくは、1.5〜4mC/cm 2 であ
り、また、その際の温度(ウェハ表面の最高到達温度)
は、好ましくは、80℃以下である。本発明に従いこの
ように現像後ベークを行っても、レジストパターンの膜
減り量は、驚くべきことに、現像後ベーク前と比較して
15%以下に抑えることができる。
【0037】上記のようにして形成されたレジストパタ
ーンは、本発明において、LSI、VLSI等の各種の
半導体装置の製造において有利に使用することができ
る。
ーンは、本発明において、LSI、VLSI等の各種の
半導体装置の製造において有利に使用することができ
る。
【0038】
【実施例】次いで、本発明をその実施例を参照して説明
する。なお、下記の実施例によって本発明が限定される
ものではないことを理解されたい。例1 図1に示したフローシートに従ってレジストパターンを
形成した。
する。なお、下記の実施例によって本発明が限定される
ものではないことを理解されたい。例1 図1に示したフローシートに従ってレジストパターンを
形成した。
【0039】まず、シリコン基板の表面をヘキサメチル
ジシラザン(HMDS)で110℃で90秒間にわたっ
て処理した。次いで、2−メチルアダマンチルメタクリ
レート/アダマンタジオールメタクリレート/メバロニ
ックラクトンメタクリレート共重合体(組成比=50:
25:25)に酸発生剤としてのトリフェニルスルホニ
ウムトリフレート(TPSSO3 CF3 )を共重合体の
2重量%の量で添加し、さらにシクロヘキサノンに溶解
した。共重合体の含有量が14重量%であるレジスト溶
液が得られた。得られたレジスト溶液を、HMDSで前
処理したシリコン基板上にスピンコートし、100℃の
ホットプレート上で60秒間プリベークした。膜厚0.
4μm のレジスト膜が得られた。
ジシラザン(HMDS)で110℃で90秒間にわたっ
て処理した。次いで、2−メチルアダマンチルメタクリ
レート/アダマンタジオールメタクリレート/メバロニ
ックラクトンメタクリレート共重合体(組成比=50:
25:25)に酸発生剤としてのトリフェニルスルホニ
ウムトリフレート(TPSSO3 CF3 )を共重合体の
2重量%の量で添加し、さらにシクロヘキサノンに溶解
した。共重合体の含有量が14重量%であるレジスト溶
液が得られた。得られたレジスト溶液を、HMDSで前
処理したシリコン基板上にスピンコートし、100℃の
ホットプレート上で60秒間プリベークした。膜厚0.
4μm のレジスト膜が得られた。
【0040】次いで、得られたレジスト膜をArFエキ
シマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.55)で
波長193nmのArFレーザ光のパターンに選択露光し
た。露光量は10mJ/cm2 であり、ベストフォーカス
でArFレーザ光を照射した。ArFレーザ光の照射に
よる露光の完了後、レジスト膜を115℃のホットプレ
ート上で60秒間露光後ベークした。その後、レジスト
膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウムハイドロキ
シド(TMAH)水溶液からなる現像液、東京応化製の
NMD−3、で60秒間パドル現像し、さらに純水で3
0秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パターンに相
当する所望のレジストパターンが得られた。レジストパ
ターンの解像度は、170nmL&S(ライン・アンド・
スペース)であった。
シマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.55)で
波長193nmのArFレーザ光のパターンに選択露光し
た。露光量は10mJ/cm2 であり、ベストフォーカス
でArFレーザ光を照射した。ArFレーザ光の照射に
よる露光の完了後、レジスト膜を115℃のホットプレ
ート上で60秒間露光後ベークした。その後、レジスト
膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウムハイドロキ
シド(TMAH)水溶液からなる現像液、東京応化製の
NMD−3、で60秒間パドル現像し、さらに純水で3
0秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パターンに相
当する所望のレジストパターンが得られた。レジストパ
ターンの解像度は、170nmL&S(ライン・アンド・
スペース)であった。
【0041】上記のようにしてレジストパターンを形成
した後、シリコン基板の全面に下記の第1表に示す照射
条件で2mC/cm2 の電子線を照射した。その際、基板
表面の温度(最高到達温度)をテンプレートで測定した
ところ、80℃以下であった。
した後、シリコン基板の全面に下記の第1表に示す照射
条件で2mC/cm2 の電子線を照射した。その際、基板
表面の温度(最高到達温度)をテンプレートで測定した
ところ、80℃以下であった。
【0042】
【表1】
【0043】次いで、電子線照射後のレジストパターン
のドライエッチング耐性を評価するため、シリコン基板
をRIEエッチング装置に収容し、100sccmのC4 F
8 /Ar/CO/O2 ガスを用いて酸化膜エッチングを
行った。その際、トップパワーは1,800W、ボトム
パワーは1,400W、そしてエッチングレートは70
nm/分であった。図2の(B)に模式的に示すように、
パターン変形のない良好なレジストパターンが得られ
た。なお、図2の(B)及び以下で参照する同様な図面
は、得られたレジストパターンの表面状態の電子顕微鏡
写真を、理解を容易にするために、画像処理したもので
あり、白いストライプの部分がレジストパターンであ
る。
のドライエッチング耐性を評価するため、シリコン基板
をRIEエッチング装置に収容し、100sccmのC4 F
8 /Ar/CO/O2 ガスを用いて酸化膜エッチングを
行った。その際、トップパワーは1,800W、ボトム
パワーは1,400W、そしてエッチングレートは70
nm/分であった。図2の(B)に模式的に示すように、
パターン変形のない良好なレジストパターンが得られ
た。なお、図2の(B)及び以下で参照する同様な図面
は、得られたレジストパターンの表面状態の電子顕微鏡
写真を、理解を容易にするために、画像処理したもので
あり、白いストライプの部分がレジストパターンであ
る。
【0044】比較のため、分子中に水酸基を有しない共
重合体、2−メチルアダマンチルメタクリレート/メバ
ロニックラクトンメタクリレート共重合体(組成比=5
0:50)のレジスト溶液を使用して上記の手法を繰り
返しところ、図2の(A)に模式的に示すように、うね
り(変形)の顕著なレジストパターンが得られた。この
ことから、もしも基材樹脂として使用する皮膜形成性の
重合体の中に本発明に従い水酸基を導入した場合、ドラ
イエッチング耐性の向上に大きく貢献し得るということ
が分かる。例2 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、電子線照射処理の際の電子線照射量の影響を確認す
るために、下記の異なる電子線照射量: 2mC/cm2 (前記例1で採用) 1mC/cm2 で電子線照射を行った。2mC/cm2 の照射量の場合に
は、前記例1でも説明したようにパターン変形のない良
好なレジストパターンが得られたけれども、1mC/cm
2 の照射量の場合、図3の(A)に模式的に示すよう
に、うねり(変形)の顕著なレジストパターンが得られ
た。図3の(A)を図3の(B)(2mC/cm2 の照射
量の場合)と比較すれば分かるように、電子線照射によ
るドライエッチング耐性の向上の効果は、電子線の照射
量に依存して変動可能である。例3(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、電子線照射処理の際の焼成温度の影響を確認するた
めに、基板表面の温度(最高到達温度、テンプレートで
測定)を80℃以下の温度から90℃に上昇させ、2m
C/cm2 の電子線を照射した。
重合体、2−メチルアダマンチルメタクリレート/メバ
ロニックラクトンメタクリレート共重合体(組成比=5
0:50)のレジスト溶液を使用して上記の手法を繰り
返しところ、図2の(A)に模式的に示すように、うね
り(変形)の顕著なレジストパターンが得られた。この
ことから、もしも基材樹脂として使用する皮膜形成性の
重合体の中に本発明に従い水酸基を導入した場合、ドラ
イエッチング耐性の向上に大きく貢献し得るということ
が分かる。例2 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、電子線照射処理の際の電子線照射量の影響を確認す
るために、下記の異なる電子線照射量: 2mC/cm2 (前記例1で採用) 1mC/cm2 で電子線照射を行った。2mC/cm2 の照射量の場合に
は、前記例1でも説明したようにパターン変形のない良
好なレジストパターンが得られたけれども、1mC/cm
2 の照射量の場合、図3の(A)に模式的に示すよう
に、うねり(変形)の顕著なレジストパターンが得られ
た。図3の(A)を図3の(B)(2mC/cm2 の照射
量の場合)と比較すれば分かるように、電子線照射によ
るドライエッチング耐性の向上の効果は、電子線の照射
量に依存して変動可能である。例3(比較例) 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、電子線照射処理の際の焼成温度の影響を確認するた
めに、基板表面の温度(最高到達温度、テンプレートで
測定)を80℃以下の温度から90℃に上昇させ、2m
C/cm2 の電子線を照射した。
【0045】前記例1と同様の酸化膜エッチングを行っ
たところ、図4に模式的に示すように、大きなパターン
変形が発生したことが確認された。このことは、ドライ
エッチング耐性の向上には焼成温度も関与可能であるこ
とを示している。例4 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、レジスト膜の形成後、得られたレジスト膜をArF
エキシマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.5
5)で波長193nmのArFレーザ光のパターンに選択
露光した。露光量は20mJ/cm2 であり、ベストフォ
ーカスでArFレーザ光を照射した。ArFレーザ光の
照射による露光の完了後、レジスト膜を115℃のホッ
トプレート上で60秒間露光後ベークした。その後、レ
ジスト膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウムハイ
ドロキシド(TMAH)水溶液からなる現像液、東京応
化製のNMD−3、で60秒間パドル現像し、さらに純
水で30秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パター
ンに相当する所望のレジストパターンが得られた。レジ
ストパターンの解像度は、170nmL&Sであった。
たところ、図4に模式的に示すように、大きなパターン
変形が発生したことが確認された。このことは、ドライ
エッチング耐性の向上には焼成温度も関与可能であるこ
とを示している。例4 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、レジスト膜の形成後、得られたレジスト膜をArF
エキシマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.5
5)で波長193nmのArFレーザ光のパターンに選択
露光した。露光量は20mJ/cm2 であり、ベストフォ
ーカスでArFレーザ光を照射した。ArFレーザ光の
照射による露光の完了後、レジスト膜を115℃のホッ
トプレート上で60秒間露光後ベークした。その後、レ
ジスト膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウムハイ
ドロキシド(TMAH)水溶液からなる現像液、東京応
化製のNMD−3、で60秒間パドル現像し、さらに純
水で30秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パター
ンに相当する所望のレジストパターンが得られた。レジ
ストパターンの解像度は、170nmL&Sであった。
【0046】上記のようにしてレジストパターンを形成
した後、シリコン基板の全面に上記の第1表に示す照射
条件で2mC/cm2 の電子線を照射した。その際、基板
表面の温度(最高到達温度)をテンプレートで測定した
ところ、80℃以下であった。次いで、電子線照射後の
レジストパターンのドライエッチング耐性を評価するた
め、シリコン基板をRIEエッチング装置に収容し、1
00sccmのC4 F8 /Ar/CO/O2 ガスを用いて酸
化膜エッチングを行った。その際、トップパワーは1,
800W、ボトムパワーは1,400W、そしてエッチ
ングレートは100nm/分であった。図5に示すよう
に、パターン変形のない良好なレジストパターンが得ら
れた。
した後、シリコン基板の全面に上記の第1表に示す照射
条件で2mC/cm2 の電子線を照射した。その際、基板
表面の温度(最高到達温度)をテンプレートで測定した
ところ、80℃以下であった。次いで、電子線照射後の
レジストパターンのドライエッチング耐性を評価するた
め、シリコン基板をRIEエッチング装置に収容し、1
00sccmのC4 F8 /Ar/CO/O2 ガスを用いて酸
化膜エッチングを行った。その際、トップパワーは1,
800W、ボトムパワーは1,400W、そしてエッチ
ングレートは100nm/分であった。図5に示すよう
に、パターン変形のない良好なレジストパターンが得ら
れた。
【0047】比較のため、電子線照射処理から加熱工程
(キュア)を省略して上述の手法を繰り返したところ、
レジストパターンを得ることができたけれども、エッチ
ング処理後、顕著な荒れがパターン表面にあることが確
認された。例5 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、基材樹脂として、2−メチルアダマンチルメタクリ
レート/アダマンタジオールメタクリレート/メバロニ
ックラクトンメタクリレート共重合体に代えて、ノルボ
ルネン・無水マレイン酸の交互共重合体(組成比=5
0:50)を使用した。膜厚0.4μm のレジスト膜が
得られた。
(キュア)を省略して上述の手法を繰り返したところ、
レジストパターンを得ることができたけれども、エッチ
ング処理後、顕著な荒れがパターン表面にあることが確
認された。例5 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、基材樹脂として、2−メチルアダマンチルメタクリ
レート/アダマンタジオールメタクリレート/メバロニ
ックラクトンメタクリレート共重合体に代えて、ノルボ
ルネン・無水マレイン酸の交互共重合体(組成比=5
0:50)を使用した。膜厚0.4μm のレジスト膜が
得られた。
【0048】次いで、得られたレジスト膜をArFエキ
シマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.55)で
波長193nmのArFレーザ光のホールパターンに選択
露光した。露光量は12mJ/cm2 であり、ベストフォ
ーカスでArFレーザ光を照射した。ArFレーザ光の
照射による露光の完了後、レジスト膜を115℃のホッ
トプレート上で60秒間露光後ベークした。その後、レ
ジスト膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウムハイ
ドロキシド(TMAH)水溶液からなる現像液、東京応
化製のNMD−3、で60秒間パドル現像し、さらに純
水で30秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パター
ンに相当する所望のホール付きレジストパターンが得ら
れた。レジストパターンの解像度は、170nmL&Sで
あった。
シマレーザ露光装置(ニコン社製、NA=0.55)で
波長193nmのArFレーザ光のホールパターンに選択
露光した。露光量は12mJ/cm2 であり、ベストフォ
ーカスでArFレーザ光を照射した。ArFレーザ光の
照射による露光の完了後、レジスト膜を115℃のホッ
トプレート上で60秒間露光後ベークした。その後、レ
ジスト膜を0.27Nのテトラメチルアンモニウムハイ
ドロキシド(TMAH)水溶液からなる現像液、東京応
化製のNMD−3、で60秒間パドル現像し、さらに純
水で30秒間リンスした。露光に用いたレーザ光パター
ンに相当する所望のホール付きレジストパターンが得ら
れた。レジストパターンの解像度は、170nmL&Sで
あった。
【0049】上記のようにしてレジストパターンを形成
した後、シリコン基板の全面に上記の第1表に示す照射
条件で2mC/cm2 の電子線を照射した。その際、基板
表面の温度(最高到達温度)をテンプレートで測定した
ところ、80℃以下であった。次いで、電子線照射後の
レジストパターンのドライエッチング耐性を評価するた
め、シリコン基板をRIEエッチング装置に収容し、1
00sccmのC4 F8 /Ar/CO/O2 ガスを用いて酸
化膜エッチングを行った。その際、トップパワーは1,
800W、ボトムパワーは1,400W、そしてエッチ
ングレートは100nm/分であった。図6の(A)に示
すように、ホールの輪郭がハッキリしていて、パターン
の変形もない良好なレジストパターンが得られた。
した後、シリコン基板の全面に上記の第1表に示す照射
条件で2mC/cm2 の電子線を照射した。その際、基板
表面の温度(最高到達温度)をテンプレートで測定した
ところ、80℃以下であった。次いで、電子線照射後の
レジストパターンのドライエッチング耐性を評価するた
め、シリコン基板をRIEエッチング装置に収容し、1
00sccmのC4 F8 /Ar/CO/O2 ガスを用いて酸
化膜エッチングを行った。その際、トップパワーは1,
800W、ボトムパワーは1,400W、そしてエッチ
ングレートは100nm/分であった。図6の(A)に示
すように、ホールの輪郭がハッキリしていて、パターン
の変形もない良好なレジストパターンが得られた。
【0050】比較のため、電子線照射処理から加熱工程
(キュア)を省略して上述の手法を繰り返したところ、
図6の(B)に示すように、レジストパターンを得るこ
とができたけれども、ホールの輪郭が不明瞭であり、パ
ターン表面では荒れが顕著であった。例6 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、基材樹脂として、2−メチルアダマンチルメタクリ
レート/アダマンタジオールメタクリレート/メバロニ
ックラクトンメタクリレート共重合体に代えて、下記の
共重合体A、B及びCを使用した。これらの共重合体に
おける水酸基含有量は、下記の式にも示されるように、
50%である。なお、式中のEtは、エチル基を意味す
る。
(キュア)を省略して上述の手法を繰り返したところ、
図6の(B)に示すように、レジストパターンを得るこ
とができたけれども、ホールの輪郭が不明瞭であり、パ
ターン表面では荒れが顕著であった。例6 前記例1に記載の手法を繰り返したけれども、本例で
は、基材樹脂として、2−メチルアダマンチルメタクリ
レート/アダマンタジオールメタクリレート/メバロニ
ックラクトンメタクリレート共重合体に代えて、下記の
共重合体A、B及びCを使用した。これらの共重合体に
おける水酸基含有量は、下記の式にも示されるように、
50%である。なお、式中のEtは、エチル基を意味す
る。
【0051】
【化1】
【0052】
【化2】
【0053】
【化3】
【0054】それぞれの共重合体を使用して形成したレ
ジストパターンについて、本発明に従い電子線照射を行
う前とその後のレジスト膜の膜厚の変化を測定したとこ
ろ、次のような結果(電子線照射後の膜減り量、電子線
照射前と比較して)が得られた。 共重合体A 12.9% 共重合体B 11.6% 共重合体C 13.1% すなわち、いずれの共重合体を使用しても、電子線照射
後の膜減り量は15%以下に限定されている。
ジストパターンについて、本発明に従い電子線照射を行
う前とその後のレジスト膜の膜厚の変化を測定したとこ
ろ、次のような結果(電子線照射後の膜減り量、電子線
照射前と比較して)が得られた。 共重合体A 12.9% 共重合体B 11.6% 共重合体C 13.1% すなわち、いずれの共重合体を使用しても、電子線照射
後の膜減り量は15%以下に限定されている。
【0055】比較のため、水酸基含有量が25モル%で
あるレジスト(2−メチルアダマンチルメタクリレート
/アダマンタノールメタクリレート/メバロニックラク
トンメタクリレート)を使用して上記の手法を繰り返し
たところ、電子線照射後のレジストパターンの膜減り量
が17.8%に増加していることが確認された。また、
このレジストパターンの場合、変形や線幅の細りも目立
ち、マスクとして使用できなかった。
あるレジスト(2−メチルアダマンチルメタクリレート
/アダマンタノールメタクリレート/メバロニックラク
トンメタクリレート)を使用して上記の手法を繰り返し
たところ、電子線照射後のレジストパターンの膜減り量
が17.8%に増加していることが確認された。また、
このレジストパターンの場合、変形や線幅の細りも目立
ち、マスクとして使用できなかった。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、耐ドライエッチング性
に優れた微細なレジストパターンを形成する方法を提供
することができる。特に、本発明では、芳香族レジスト
よりもエッチング耐性に劣る脂環式化合物を含有するレ
ジストを使用しても、耐ドライエッチング性に優れた微
細なレジストパターンを形成することが可能である。
に優れた微細なレジストパターンを形成する方法を提供
することができる。特に、本発明では、芳香族レジスト
よりもエッチング耐性に劣る脂環式化合物を含有するレ
ジストを使用しても、耐ドライエッチング性に優れた微
細なレジストパターンを形成することが可能である。
【0057】また、本発明によれば、露光源として30
0nm以下の波長の光、例えば、KrFエキシマレーザ、
i線など、あるいは電子線を使用して、耐ドライエッチ
ング性に優れた微細なレジストパターンを形成すること
が可能である。さらに、本発明によれば、ドライエッチ
ング耐性を向上させることができるので、半導体装置の
製造に適した微細なレジストパターンを形成することが
できる。
0nm以下の波長の光、例えば、KrFエキシマレーザ、
i線など、あるいは電子線を使用して、耐ドライエッチ
ング性に優れた微細なレジストパターンを形成すること
が可能である。さらに、本発明によれば、ドライエッチ
ング耐性を向上させることができるので、半導体装置の
製造に適した微細なレジストパターンを形成することが
できる。
【図1】本発明方法の好ましい一例を示したフローシー
トである。
トである。
【図2】電子線照射後のレジストパターン(比較例、本
発明例)の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模
式図である。
発明例)の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模
式図である。
【図3】電子線照射後のレジストパターン(比較例、本
発明例)の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模
式図である。
発明例)の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模
式図である。
【図4】電子線照射後のレジストパターン(比較例)の
表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模式図であ
る。
表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模式図であ
る。
【図5】電子線照射後のレジストパターン(本発明例)
の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模式図であ
る。
の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模式図であ
る。
【図6】電子線照射後のホール付きレジストパターン
(比較例、本発明例)の表面状態の電子顕微鏡写真をス
ケッチした模式図である。
(比較例、本発明例)の表面状態の電子顕微鏡写真をス
ケッチした模式図である。
【図7】電子線照射後のレジストパターン(本発明例)
の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模式図であ
る。
の表面状態の電子顕微鏡写真をスケッチした模式図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/027 H01L 21/30 502A 502C 541P Fターム(参考) 2H025 AA02 AA09 AB16 AC04 AC06 AC08 AD03 BE00 BE10 BG00 CB10 CB41 CB43 CB45 FA29 FA30 2H096 AA25 BA11 EA05 EA06 GB10 HA01 2H097 CA13 CA16 FA02 HA03 HB03 LA10 5F046 CA04 CA07 LA18 5F056 DA09 DA13
Claims (3)
- 【請求項1】 皮膜形成性の重合体を基材樹脂として含
むレジスト材料であって、水酸基、カルボン酸及び酸無
水物からなる群から選ばれた少なくとも1個の構成員を
前記重合体の分子中かもしくは添加剤の分子中に有し、
かつ前記重合体が脂環式構造部分をその分子中に含有す
るレジスト材料に、300nm以下の波長の光もしくは電
子線の照射によってパターンの描画を行い、 現像によって前記パターンを可視化してレジストパター
ンを形成し、 前記レジストパターンを電子線照射して焼成することを
含んでなることを特徴とするレジストパターンの形成方
法。 - 【請求項2】 前記レジストパターンに対する電子線の
照射量が1.5〜4mC/cm2 の範囲であることを特徴
とする請求項1に記載のレジストパターンの形成方法。 - 【請求項3】 前記レジストパターンの電子線照射下に
おける焼成温度が80℃以下であることを特徴とする請
求項1又は2に記載のレジストパターンの形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000266061A JP2002072503A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | レジストパターンの形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000266061A JP2002072503A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | レジストパターンの形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002072503A true JP2002072503A (ja) | 2002-03-12 |
Family
ID=18753222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000266061A Withdrawn JP2002072503A (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | レジストパターンの形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002072503A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006091282A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板の製造方法及びプリント配線板の製造装置 |
JP2010060952A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP2015115524A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 大日本印刷株式会社 | インプリントモールドの製造方法 |
-
2000
- 2000-09-01 JP JP2000266061A patent/JP2002072503A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006091282A (ja) * | 2004-09-22 | 2006-04-06 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板の製造方法及びプリント配線板の製造装置 |
JP4508800B2 (ja) * | 2004-09-22 | 2010-07-21 | イビデン株式会社 | プリント配線板の製造方法 |
JP2010060952A (ja) * | 2008-09-05 | 2010-03-18 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP4743450B2 (ja) * | 2008-09-05 | 2011-08-10 | 信越化学工業株式会社 | ポジ型レジスト材料及びパターン形成方法 |
JP2015115524A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 大日本印刷株式会社 | インプリントモールドの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3751065B2 (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP3380128B2 (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP3690847B2 (ja) | レジスト組成物及びパターン形成方法 | |
KR100257456B1 (ko) | 레지스트패턴 형성방법 | |
JP3743187B2 (ja) | フォトレジスト組成物 | |
JP2004504635A (ja) | 深紫外線用フォトレジスト組成物及びそれの製造方法 | |
JPH0990637A (ja) | レジスト組成物及びレジストパターンの形成方法 | |
TWI516872B (zh) | 適於與上塗光阻倂用之塗覆組成物 | |
JP3418184B2 (ja) | ラクトン部分を有する環式オレフィン・ポリマを有するフォトレジスト組成 | |
KR20070007067A (ko) | 포토레지스트 조성물 | |
KR101551503B1 (ko) | 패턴 형성 방법 | |
JP2001215734A (ja) | レジストパターンの表面欠陥減少方法及びそれに用いる表面欠陥減少用処理液 | |
JPH09244261A (ja) | レジストパターンの形成方法 | |
JP3503622B2 (ja) | ラクトン添加剤を含むレジスト組成物 | |
KR102117291B1 (ko) | 아미드 성분을 포함하는 포토레지스트 | |
JP3979726B2 (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP3724890B2 (ja) | 化学増幅型レジスト組成物及びレジストパターンの形成方法 | |
JP2002072503A (ja) | レジストパターンの形成方法 | |
JP3927383B2 (ja) | バルキーな無水物添加剤を含むレジスト組成物 | |
JP3803313B2 (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP2000298350A (ja) | 環式オレフィン重合体および添加剤を含むフォトレジスト組成物 | |
JP3919806B2 (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP2006091898A (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP3770694B2 (ja) | レジスト材料及びレジストパターンの形成方法 | |
JP3347530B2 (ja) | レジスト組成物及びレジストパターンの形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20071106 |