JP2002071672A - 透過性試験装置及び試験方法 - Google Patents

透過性試験装置及び試験方法

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JP2002071672A
JP2002071672A JP2000256627A JP2000256627A JP2002071672A JP 2002071672 A JP2002071672 A JP 2002071672A JP 2000256627 A JP2000256627 A JP 2000256627A JP 2000256627 A JP2000256627 A JP 2000256627A JP 2002071672 A JP2002071672 A JP 2002071672A
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lower plate
stage
upper plate
incubator
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JP2000256627A
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English (en)
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Tetsuya Tamura
徹也 田村
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Pfizer Japan Inc
Pfizer Pharmaceuticals LLC
Original Assignee
Pfizer Pharmaceuticals KK
Pfizer Pharmaceuticals LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透過性試験において小室の底部分と縦孔内の培
養培地との間に空気の気泡が混入することを防止し、ま
た小室内の溶液の殆ど全部を吸引可能にする。 【解決手段】 透過性試験装置の傾斜ステージは、上部
プレート5及び下部プレート6を垂直断面において水平
方向から所定角度傾斜させて支持する構造を備える。ロ
ボットは、上部プレート5をその水平方向の角度を変え
ることなく、1つの下部プレート6から持ち上げ、他方
の下部プレート6上へ移動可能である。傾斜した上部プ
レート5の小室52を水平の下部プレート6の縦孔62
へ下降する場合、小室52の底部分54と縦孔62内の
液体64の表面との間の気泡66が傾斜した底部分54
に案内され底部分の下方から逃げ、気泡は、底部分下方
に捕らわれない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬物(被験化合
物)の細胞に対する透過性を調べるための透過性試験装
置及び試験方法、特にCaco−2細胞を用いた薬物の
透過性試験装置及び試験方法に関する。Cacoは、H
uman Colon CarcinomaCellの
略称である。
【0002】
【従来の技術】医薬品の開発においては薬剤化合物につ
いて多くの特性を評価する必要がある。その中には培養
された細胞を使用する透過性試験が含まれる。WO99
/28437は、模擬生物学的溶解及び吸収装置及び方
法を開示する。この装置は、溶解室及び管状フィルター
を含む細胞培養室を備える。管状フィルターは、媒体を
透過し、その内部に細胞の単層を支持することができ
る。管状フィルターの内部が頂端細胞室を形成し、管状
フィルターと細胞培養室の内壁の間に代謝室が形成され
る。フィルターは、細胞培養室を通る媒体の流れに平行
な軸線のまわりに回転される。溶解室から流出する媒体
が薬剤組成を含み、頂端細胞室へ供給される。基礎室か
ら流出する媒体中の薬剤活性化合物の現出速度が薬剤活
性化合物の吸収を決定するために分析される。
【0003】他の公知の透過性試験においては、多数の
縦孔を備える下部プレート及び下部プレートの各縦孔内
へ挿入可能な底部分を有する多数の小室を備える上部プ
レートを含むプレートセットを用いる。上部プレートの
小室の底部分は所定細胞の単層の配列を含み、必要に応
じてその細胞の単層の配列は小径の孔を有する膜で支持
される。試験装置は、プレートセット又は下部プレート
が載置される水平ステージ、プレートセット又は上部プ
レートを移動するためのロボット、及び縦孔又は小室へ
液体を供給する又は縦孔又は小室の液体を吸引除去する
吸引分注器を備える。図10は、そのような試験におけ
る1つの縦孔62、小室52、細胞55の配置を示す。
図10において、小室52の内部は、細胞55を覆うよ
うに薬剤活性化合物57を含む溶液が収容され、縦孔6
2内に小室の底部分を囲むように緩衝液66が収容され
る。この状態において所定時間培養器(インキュベー
タ)において細胞の培養した後の縦孔62内の緩衝液6
6を分析し、薬剤化合物57の細胞に対する透過性のデ
ータを得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】多数の縦孔を備える下
部プレート及び下部プレートの各縦孔内へ挿入可能な底
部分を有する多数の小室を備える上部プレートを用い
て、図10のように各小室及び縦孔にそれぞれ薬剤活性
化合物を含む溶液及び培養培地を収容し透過性試験を行
うとき、生体により近い状態を想定し、縦孔内の培養培
地(緩衝液)を新しくして薬剤活性化合物の浸透してい
ないものとし、常に血流等により薬剤活性化合物の濃度
が希釈される状態に似せることが行われている。そのた
めには細胞を収容する小室を緩衝液を収容した縦孔へ入
れ替えねばならないが、この入れ替えに伴い、小室52
の底部分と縦孔内の培養培地66との間に気泡が混入す
ると、正しい試験結果が得られない。本発明の第1の目
的は、このような気泡の混入をなくすることである。本
発明の他の目的は、透過性試験に使用される上部プレー
トの多数の小室又は下部プレートの多数の縦孔内からマ
ルチピペットを使用して溶液を吸引する場合に残留液を
少なくすることを可能にすることである。本発明のその
他の目的及び利点は、以下の説明において明らかにされ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の透過性試験装置
と協働するプレートセットは、多数の縦孔を備える下部
プレート及び下部プレートの各縦孔内へ挿入可能な底部
分を有する多数の小室を備える上部プレートを含み、上
部プレートの小室の底部分は所定細胞の単層の配列を含
む。また必要に応じて上記細胞の単層は適当な部材で補
強されていても良い。このような補強部材として、小径
の孔を有する薄膜が使用できる。透過性試験装置は、プ
レートセットまたは下部プレートが載置される水平ステ
ージ及び傾斜ステージ、プレートセットまたは上部プレ
ートを移動するためのロボット、及び縦孔又は小室へ液
体を供給する又は縦孔又は小室の液体を吸引除去する吸
引分注器を備える。傾斜ステージは、プレートセットま
たは下部プレートを水平方向から所定角度傾斜させて支
持する構造を備え、水平ステージは、プレートセットま
たは下部プレートを水平方向に支持する構造を備える。
ロボットは、プレートセットまたは上部プレートをその
水平方向の角度を変えることなく、プレートセットにお
いて上部プレートを下部プレートから持ち上げ、他方の
下部プレート上へ移動可能である。本発明の透過性試験
装置は、プレートセットを収容可能な培養器を備えるこ
とができる。また傾斜ステージが有する所定角度は、1
〜2.5°である。
【0006】本明細書において、「緩衝液」は、器官に
おける粘膜側(apical)と基底膜側(basol
ateral)の生化学的な状態をそれぞれ再現するた
めに用いられるように調製された水溶液のことを意味す
る。本発明の透過性試験装置に使用されるプレートセッ
トにおいては、その上部プレート小室に粘膜側液を、ま
た下部プレートの縦孔に基底膜側液をそれぞれ注入して
用いる。「粘膜側緩衝液」としては任意の水素イオン濃
度(例えばpH6.5付近)に調整されたMES−HB
SSが挙げられる。一方、「基底膜側緩衝液」としては
任意の水素イオン濃度(例えばpH7.4付近)に調整
されたHepes−HBSSが挙げられる。これら緩衝
液には、所望により塩化ナトリウム、塩化カルシウムま
たは塩化マグネシウム等の電解質;グルコース等の糖
質;能動輸送蛋白質の阻害剤;および蛍光色素等を含ん
でもよい。本明細書において、「培養培地」は、上部プ
レートの小室の底面に単層で配置された所定細胞の培養
に使用されるものである。「培養培地」としては、FB
S(胎児ウシ血清、Fetal Bovine Ser
um)及び非必須アミノ酸を含む、D−MEM(Dul
becco’s Modifile EagleMed
ium)等を使うことが出来る。
【0007】本発明の透過性試験方法は、多数の縦孔を
備える下部プレート、下部プレートの各縦孔内へ挿入可
能な底部分を有する多数の小室を備える上部プレート、
プレートセットまたは下部プレートを水平方向から所定
角度傾斜させて支持する構造の傾斜ステージ、及びプレ
ートセットまたは下部プレートを水平方向に支持する構
造の水平ステージを用いる。本発明の透過性試験方法
は、次の工程を含む。 S1:上部プレートの小室の底面に配置した所定細胞の
単層の配列が、その下面を下部プレートの縦孔内の培養
培地に小径の孔を有する膜を介して接し且つその所定細
胞の上面を上部プレートの小室内に収容した培養培地に
接した状態のプレートセットを傾斜ステージ上に配置す
る工程。なお、本工程におけるプレートセットの配置
は、手動で行っても良い。 S2:水平ステージ上に配置された下部プレートの縦孔
に緩衝液を添加する工程。なお、本工程における下部プ
レートの配置は、手動で行っても良い。 S3:前記小室に培養培地を収容した傾斜ステージ上の
上部プレートを所定角度傾斜させた状態で持ち上げ、水
平ステージ上の緩衝液を添加した下部プレートの上方へ
移動し、上部プレートを所定角度傾斜させた状態で下降
させ、下部プレート上に最初部分的に接触させ次第に変
位させ水平方向に載置し、新たなプレートセットを形成
する工程。 S4:前記上部プレートの小室の培養培地CUを緩衝液
ALに交換する工程。
【0008】S5:前記小室に緩衝液を収容したプレー
トセットを培養器へ移動し第1所定時間(例えば1時
間)だけ保温し、一方、S1で傾斜ステージ上に配置さ
れた下部プレートを廃棄する工程。 S6、S7:水平ステージ上に下部プレートを更に配置
し(S6)その縦孔に緩衝液BLを添加する(S7)工
程。 S8:培養器から第1所定時間経過後のプレートセット
を取出し傾斜ステージ上に配置する工程。 S9:S8で前記培養器から取出された傾斜ステージ上
のプレートセットから上部プレートを所定角度傾斜させ
た状態で持ち上げ、水平ステージ上の緩衝液を添加した
下部プレートの上方へ移動し、上部プレートを所定角度
傾斜させた状態で下降させ、下部プレート上に最初部分
的に接触させ次第に変位させ水平方向に載置し新たなプ
レートセットを形成する工程。 S10:前記新たなプレートセットの上部プレートの小
室の緩衝液ALを被験化合物混合液CLに交換する工
程。
【0009】S11:前記小室に被験化合物混合液CL
を収容したプレートセットを培養器へ移動し第2所定時
間(例えば1時間)だけ保温し、一方、S8で傾斜ステ
ージに配置された下部プレートを廃棄する工程。 S12、13:水平ステージ上に下部プレートを更に配
置し(S12)、その縦孔に緩衝液BLを添加する(S
13)工程。 S14:培養器から第2所定時間経過後のプレートセッ
トを取出し傾斜ステージ上に配置する工程。 S15:S14で前記培養器から取出されたプレートセ
ットの上部プレートを所定角度傾斜させた状態で持ち上
げ、水平ステージ上の緩衝液を添加した下部プレートの
上方へ移動し、上部プレートを所定角度傾斜させた状態
で下降させ、下部プレート上に最初部分的に接触させ次
第に変位させ水平方向に載置し新たなプレートセットを
形成する工程。 S16:前記新たなプレートセットを培養器7へ移動し
第3所定時間(例えば1時間)だけ保温し、一方、S1
4で傾斜ステージに配置された下部プレートの緩衝液B
Lを採取しその下部プレートを廃棄する工程。 S17、18:水平ステージ上に下部プレートを更に配
置し(S17)、その縦孔に緩衝液BLを添加する工程
(S18)。 S19:培養器から第3所定時間経過後のプレートセッ
トを取出し傾斜ステージ上に配置する工程。
【0010】S20:前記培養器から第3所定時間経過
後のプレートセットを取り出しその上部プレートを所定
角度傾斜させた状態で持ち上げ、水平ステージ上の緩衝
液を添加した下部プレートの上方へ移動し、上部プレー
トを所定角度傾斜させた状態で下降させ、下部プレート
上に最初部分的に接触させ次第に変位させ水平方向に載
置し新たなプレートセットを形成する工程。 S21:前記上部プレートの小室の被験化合物混合液C
Lを蛍光色素混合液RLに交換する工程。 S22:前記小室に蛍光色素混合液RLを収容したプレ
ートセットを培養器へ移動し第4所定時間(例えば1時
間)だけ保温し、一方、S19で傾斜ステージに配置さ
れた下部プレートの緩衝液BLを採取しその下部プレー
トを廃棄する工程。 S23:第4所定時間後のプレートセットを培養器から
取出す工程。 S24、25:取出されたプレートセットの下方プレー
トの緩衝液BLを採取し(S24)、全てのプレートを
廃棄する(S25)工程。蛍光色素は、細胞単層膜を介
してのその下部プレート中の緩衝液への透過を定量する
ことにより、当該細胞単層膜の状態を評価すること(V
alidation)ができる。ここでいう蛍光色素と
して、ルシフェルイエロー(Lucifer Yell
ow)が挙げられる。透過性評価には、この他に放射性
同位体を含む物質(例えば14C−マンニトール:14C−
Mannitol等)も用いられる。なお、これらの工
程同士または各工程を形成している工程は上記順番に限
定されるものではない。プレートセットの温度が常に培
養器内部設定温度に極力近く保たれるよう、または一連
の工程を全て実行するために要する時間を短縮するため
に、工程の順番を適宜設定することが出来、また必要と
有れば2以上の工程を並行して行うこともできる。ま
た、所望であれば各工程でプレートセットの上部プレー
ト上部を蓋で覆って、異物の混入を防止、または上部プ
レート内の緩衝液の蒸散を防止することも出来る。
【0011】本発明において、小室又は縦穴内の液体を
吸引排出する工程(S4、S10、S21、その他)に
おいては、水平ステージ上で行うことに替えて、傾斜ス
テージ上へ上部プレート及び下部プレートの組合わせか
らなるプレートセット又は下部プレートを移動配置しそ
れらを水平方向から所定角度傾斜させて行うことによ
り、小室又は縦孔内の液が一方の隅部へ集まり残留液を
少なくすることができる。また小室内の液体を吸引排出
する工程をその直前の上部プレートの移動工程(例え
ば、S4の場合はS3)前の上部プレートが傾斜ステー
ジにあるときに行うことにより同様の作用効果を得るこ
とができる。なお、上部プレートを所定角度傾斜させた
状態で下降させることに替えて上部プレートの小室の底
面を水平方向から所定角度傾斜させた上部プレートを水
平状態で下降させることができる。
【0012】
【発明の実施の態様】図1及び図2は、本発明を実施す
る透過性試験装置の概略正面図及配置図であり、図3乃
至図5は、本発明の実施に使用されるプレートセットの
分解側断面図、プレートセットの組立側断面図、及び上
部プレートの平面図である。図面において同様の部材
は、同じ符号を付し重複説明を省く。図1の試験装置
は、ロボット80、ロボットアーム82、上部プレート
5、下部プレート6、吸引分注器95、プレートステー
ジ96等を備える。プレートステージ96の構造を除
き、テカンジャパン株式会社の製品により公知である。
図2の試験装置は、蛍光スペクトル測定部91、4スロ
ット保温器(培養器)92、炭酸ガス保温器(培養器)
93、汚れ検査部94、吸引分注器95、プレートステ
ージ96、プレート廃棄シュート97、及びプレートホ
テル98を備える。プレートステージ96の構造を除
き、テカンジャパン株式会社の製品により公知である。
なお、炭酸ガス保温基93及び汚れ検査部94は所望に
より省略することが出来る。
【0013】図3乃至図5に示すように、プレートセッ
ト3は、多数の縦孔62を備える下部プレート6、及び
下部プレート6の各縦孔62内へ挿入可能な底部分54
を有する多数の小室52を備える上部プレート5、及び
上部プレート5の上面を覆う取外し自在の蓋4を含む。
上部プレート5の小室52の底部分54は、図10に示
すように、所定細胞55の単層の配列を含む。所定細胞
は、「Caco−2」であり、「Caco」は、「Hu
man Colon CarcinomaCell」の
略称である。図4の組立状態に示すように、上部プレー
ト5の周囲の側壁の下端面58は、対応する下部プレー
ト6の側壁の上端面68と衝合し、それにより上部プレ
ート5の各小室の底部分54と下部プレート6の対応す
る縦穴62との相対位置が決まる。プレートセット3
は、平面図において長方形であり、図5に示すように、
上部プレート5の複数の小室62は、同一の寸法の開口
部を有し、小室4個を含む短辺方向の列が破断され全長
が示されない上部プレートの長辺方向に6列、小室合計
24個が配置される。しかしながら、更に多くのサンプ
ルを一度に扱うことができるように、例えば、8個を含
む列を12列、小室合計96個を配置することができ
る。
【0014】図6は、下部プレート6が水平方向から所
定角度αだけ傾斜した傾斜ステージ74上に載置され、
下部プレート6及びそれと組合った上部プレート5が水
平方向から角度α傾斜する状態を示す側断面図である。
図6の配置においては、小室52内の液体及び縦孔62
内の液体は、斜面の下方側において深くなるので、この
深い部分から吸引分注器(中空ニードル)95により吸
引することにより、小室52内の液体又は縦孔62内の
液体は、殆ど残留分なく吸引排除される。
【0015】図7は、傾斜した上部プレートをロボット
のロボットアームが把持した状態を示す側断面図であ
り、図6の状態における上部プレートを、図6の紙面に
平行な2本のロボットアーム82で挟持し、水平方向の
傾斜を維持したまま、下部プレート6から上方へ上部プ
レート5を離間した状態を示す。図8は、ロボットアー
ム82に把持された状態の傾斜した上部プレート5を水
平の下部プレート6上へ下降させる状態を示す側断面図
である。図9は、傾斜した上部プレート5の小室52を
水平の下部プレート6の縦孔62へ下降することにより
小室の底部分54と縦孔62内の液体64との間の気泡
66を逃がす状態を示す側断面図である。
【0016】図9のように、傾斜した上部プレート5の
小室52を水平の下部プレート6の縦孔62へ下降する
場合、小室52の底部分54と縦孔62内の液体64の
表面との間の気泡66が傾斜した底部分54に案内され
底部分の下方から逃げ、気泡は、底部分下方に捕らわれ
ない。傾斜角度αは、1°より小さい場合は、気泡を逃
がす作用が不充分である。
【0017】図8に示すプレートセット3において、ロ
ボットアーム82に把持された状態の傾斜した上部プレ
ート5を水平の下部プレート6上へ下降させる場合、上
部プレート5の傾斜角度αが大き過ぎる場合、小室の底
部分54が縦孔62内の液体64に接触する前に、衝合
面58と支持面68との間に係合状態69が発生し、各
小室の底部分を傾斜した状態で縦孔62内の液体64の
表面へ接触させることができない。それ故、このような
プレートセット、例えば、米国ベクトン社製のBIOC
OAT(商標)HTS Caco−2 Assey S
ystemでは、傾斜角αは、2.4°以下であること
が必要である。それ故、傾斜角度αの取り得る範囲は、
1〜2.4°である。
【0018】図10は、下部プレート6の縦孔62と上
部プレート5の小室52を組立てた状態及び細胞55が
配列を図解的に示す断面図である。この細胞の配列はそ
の底面において補強部材で保持されていてもよい。前述
の米国ベクトン社製のBIOCOAT(商標)HTS
Caco−2 Assey Systemにおいては、
この補強部材は孔径約1.0μmの細孔を有するペット
(polyethylene terephthala
te)製薄膜からなる。また、米国コーニング社製のH
TS Transwell−24においては、この補強
部材は孔径0.4乃至3.0μmの細孔を有するポリカ
ーボネート製薄膜からなる。補強部材は、細孔を有する
疎水性であることが好ましく、その細孔径は配列された
細胞を保持でき、且つ被験化合物を透過させる範囲にあ
ることが好ましく、具体的には上記製品の細孔径の範囲
が好ましい。図11は、本発明を実施するために使用さ
れるプレートステージ96及び1つのプレートセットを
示す概略斜視図である。プレートステージ96は、水平
ステージ72、傾斜ステージ74、位置決め部材77,
78を備える。図11の傾斜ステージ74は、左端にア
クリル棒77を備え、全体として水平方向に対して所定
傾斜角度α傾斜されている。
【0019】図12は、本発明を実施するプレートセッ
トの操作工程を示すフロー図である。図12のフロー図
において、透過性試験方法は、多数の縦孔を備える下部
プレート6、下部プレートの各小室内へ挿入可能な底部
分を有する多数の小室を備える上部プレート5、下部プ
レートを垂直断面において水平方向から所定角度傾斜さ
せて支持する構造の傾斜ステージ74、及び下部プレー
ト6を垂直断面において水平方向に支持する構造の水平
ステージ72、ロボット、その他を用いる。
【0020】図12の透過性試験方法は、上部プレート
5の小室の底面に配置した所定細胞の単層の配列が、そ
の下面を下部プレート6の縦孔内の培養培地に小径の孔
を有する膜を介して接し且つその所定細胞の上面を上部
プレートの小室内に収容した培養培地に接した状態のプ
レートセットを傾斜ステージ上に配置する工程(なお、
本工程におけるプレートセットの配置は、手動で行って
も良い)(S1);水平ステージ上に配置された下部プ
レート6の縦孔に緩衝液BL(Basolateral
Liquid)を添加する工程(なお、本工程におけ
るプレートセットの配置は、手動で行っても良い)(S
2);前記小室に培養培地を収容した傾斜ステージ上の
上部プレート5を所定角度傾斜させた状態で持ち上げ、
水平ステージ上の緩衝液BLを添加した下部プレート6
の上方へ移動し、上部プレートを所定角度傾斜させた状
態で下降させ、下部プレート上に最初部分的に接触させ
次第に変位させ水平方向に載置し、新たなプレートセッ
トを形成する工程(S3);および前記上方プレートの
小室の培養培地CUを緩衝液AL(Apical Li
quid)に交換する工程(S4);を含む。
【0021】図12の透過性試験方法は、次に小室に緩
衝液ALを収容したプレートセットを培養器7へ移動し
第1所定時間(例えば1時間)だけ保温し、一方、S1
で傾斜ステージに配置された下部プレート6を廃棄(図
中S1における矢印D)する工程(S5);水平ステー
ジ上に下部プレートを更に配置し(S6)その縦孔に緩
衝液BLを添加する工程(S7);培養器から第1所定
時間経過後のプレートセットを取出し傾斜ステージ上に
配置する工程(S8);S8で前記培養器7から取出さ
れた傾斜ステージ上のプレートセットから上部プレート
を所定角度傾斜させた状態で持ち上げ、水平ステージ上
の緩衝液を添加した下部プレートの上方へ移動し、上部
プレートを所定角度傾斜させた状態で下降させ、下部プ
レート上に最初部分的に接触させ次第に変位させ水平方
向に載置し新たなプレートセットを形成する工程(S
9);前記新たなプレートセットの上部プレートの小室
の緩衝液ALを被験化合物混合液CLに交換する工程
(S10);および前記小室に被験化合物混合液CLを
収容したプレートセットを培養器7へ移動し第2所定時
間(例えば1時間)だけ保温し、一方、S8で傾斜ステ
ージに配置された下部プレート6を廃棄する(図中S8
における矢印D)工程(S11)、を含む。
【0022】図12の透過性試験方法は、次に水平ステ
ージ上に下部プレートを更に配置し(S12)、その縦
孔に緩衝液BLを添加したする工程(S13);培養器
から第2所定時間経過後のプレートセットを取出し傾斜
ステージ上に配置する工程(S14)S14で前記培養
器から取出されたプレートセットの上部プレートを所定
角度傾斜させた状態で持ち上げ、水平ステージ上の緩衝
液BLを添加した下部プレートの上方へ移動し、上部プ
レートを所定角度傾斜させた状態で下降させ、下部プレ
ート上に最初部分的に接触させ次第に変位させ水平方向
に載置し新たなプレートセットを形成する工程(S1
5);および前記新たなプレートセットを培養器7へ移
動し第3所定時間(例えば1時間)だけ保温し、一方、
S14で傾斜ステージに配置された下部プレートの緩衝
液BLを採取しその下部プレートを廃棄(図中S14に
おける矢印S、D)する工程(S16)、を含む。
【0023】図12の透過性試験方法は、更に水平ステ
ージ上に下部プレートを配置し(S17)、その縦孔に
緩衝液BLを添加する工程(S18);培養器から第3
所要時間経過後のプレートセットを取出し傾斜ステージ
上に配置する工程(S19);前記培養器から第3所要
時間経過後のプレートセットを取り出し傾斜ステージに
配置しその上部プレートを所定角度傾斜させた状態で持
ち上げ、水平ステージ上の緩衝液を添加した下部プレー
トの上方へ移動し、上部プレートを所定角度傾斜させた
状態で下降させ、下部プレート上に最初部分的に接触さ
せ次第に変位させ水平方向に載置し新たなプレートセッ
トを形成する工程(S20);前記上部プレートの小室
の被験化合物混合液CLを蛍光色素混合液RLに交換す
る工程(S21);前記小室に蛍光色素混合液RLを収
容したプレートセットを培養器へ移動し第4所定時間
(例えば1時間)だけ保温し、一方、S19で傾斜プレ
ートに配置された下部プレートの緩衝液BLを採取しそ
の下部プレートを廃棄(図中S19における矢印S、
D)する工程(S22);第4所定時間後のプレートセ
ットを培養器から取出す工程(S23);および取出さ
れたプレートセットの下部プレートの緩衝液BLを採取
し全てのプレートを廃棄(図中S24および25におけ
る矢印S、D)する工程(S24、S25)を含む。上
記工程において、これらの工程同士または各工程中に記
載された工程は上記の記載された順番に限定されるもの
ではない。プレートセットの温度が培養器内部設定温度
に極力近くなるよう、または1サイクルに要する時間を
短縮するために、工程の順番を適宜設定することが出
来、また2以上の工程を並行して行うこともできる。上
述した一連の工程のうち、被験化合物の細胞の透過性を
評価するために必要な各工程を必要に応じて繰り返すこ
とができる。このような工程として、例えば、S11乃
至21及びS22における緩衝液BLの採取工程が挙げ
られる。また、所望であればプレートセットの上部プレ
ート上部を蓋で覆って、異物の混入を防止、または上部
プレート内の緩衝液の蒸散を防止することも出来る。な
お、蛍光色素混合液を用いた工程は、使用した細胞単層
の配列の状態を検査するために行われる。採取された各
溶液は、生物学分野、化学分野などで通常用いられる方
法で定量される。これらの方法として、種々のクロマト
グラフィー法や蛍光強度測定法などが挙げられる。
【0024】上記工程の内、小室又は縦穴内の液体を吸
引排出する工程(S4、S10、S21その他)におい
ては、水平ステージ上で行うことに替えて、傾斜ステー
ジ上へプレートセット又は下部プレートを移動配置しそ
れらを水平方向から所定角度傾斜させて行うことによ
り、小室又は縦孔内の液が一方の隅部へ集まり残留液を
少なくすることができる。また小室内の液体を吸引排出
する工程をその直前の上部プレートの移動工程(例え
ば、S4の場合はS3)前の上部プレートがプレートセ
ットとして傾斜ステージにあるときに行うことにより同
様の作用効果を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、多数の縦孔を備える下
部プレート及び下部プレートの各縦孔内へ挿入可能な底
部分を有する多数の小室を備える上部プレートの各小室
及び縦孔にそれぞれ薬剤活性化合物を含む溶液及び緩衝
液を収容する透過性試験において、小室を新しい緩衝液
を収容した縦孔へ適宜に入れ替えるその際に、小室の底
部分と縦孔内の緩衝液との間に空気の気泡が混入するこ
とを防止することができる。また透過性試験に使用され
る上部プレートの多数の小室又は下部プレートの多数の
縦孔内から中空間が垂直方向に配置されるマルチピペッ
トを使用して溶液を吸引する場合、傾斜ステージ上にお
いて行うことにより残留液を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する透過性試験装置の概略斜視
図。
【図2】本発明を実施する透過性試験装置の要素配置
図。
【図3】本発明の実施に使用されるプレートセットの分
解側断面図。
【図4】本発明の実施に使用されるプレートセットの組
立側断面図。
【図5】本発明の実施に使用される上部プレートの平面
図。
【図6】傾斜した上部プレートの小室から垂直方向の中
空ニードルからなる分注器により液体を吸引する状態を
示す側断面図。
【図7】傾斜した上部プレートをロボットアームからな
るロボットが把持した状態を示す側断面図。
【図8】ロボットアームに把持された状態の傾斜した上
部プレートを下部プレート上へ下降させる状態を示す側
断面図。
【図9】傾斜した上部プレートの小室を下部プレートの
縦孔へ下降することにより小室の底部分と縦孔内の液体
との間の気泡を逃がす状態を示す側断面図。
【図10】下部プレートの縦孔と上部プレートの小室を
組立てた状態及び細胞の配列を図解的に示す断面図。
【図11】本発明を実施するために使用されるステージ
を示す概略斜視図。
【図12】本発明を実施するプレートセットの操作工程
を示すフロー図である。
【符号の説明】
3:プレートセット、4:蓋、5:上部プレート、6:
下部プレート、7:保温器、8:ロボット、52:小
室、54:底面、55:細胞、56:溶液、57:試験
物質、58:下端面、62:縦孔、66:培養培地、6
8:上端面、72:水平ステージ、74:傾斜ステー
ジ、75:アクリル棒、77、78:ストッパ、80:
ロボット、82:ロボットアーム、91:蛍光スペクト
ル測定部、92:4スロット保温器、93:炭酸ガス保
温器、94:汚れ検査部、95:吸引分注器、96:プ
レートステージ、97:プレート廃棄シュート、98:
プレートホテル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 35/02 G01N 35/02 F 35/04 35/04 G 35/10 21/88 K // G01N 21/88 35/06 A Fターム(参考) 2G043 AA03 BA17 CA03 DA01 DA04 EA01 GA25 GB18 GB21 2G045 AA40 CB01 DA80 FB06 FB12 JA07 2G051 AA90 AB20 CB10 2G058 BB15 CC02 CC09 CD23 EA02 EA11 ED02 GA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートセットと協働する透過性試験装
    置であって、プレートセットは、多数の縦孔を備える下
    部プレート及び下部プレートの各縦孔内へ挿入可能な底
    部分を有する多数の小室を備える上部プレートを含み、
    上部プレートの小室の底部分は所定細胞の単層の配列を
    含み、 透過性試験装置は、プレートセット又は下部プレートが
    載置される水平ステージ及び傾斜ステージ、プレートセ
    ット又は上部プレートを移動するためのロボット、及び
    縦孔又は小室へ液体を供給する又は縦孔又は小室の液体
    を吸引除去する吸引分注器を備え、 水平ステージは、プレートセット又は下部プレートを水
    平方向に支持する構造を備え、傾斜ステージは、プレー
    トセット又は下部プレートを水平方向から所定角度傾斜
    させて支持する構造を備え、 ロボットは、プレートセットを水平ステージから培養器
    へ又は培養器から水平ステージ又は傾斜ステージへ、又
    は上部プレートをその水平方向の角度を変えることな
    く、1つの下部プレートから持ち上げ、他方の下部プレ
    ート上へ移動可能である透過性試験装置。
  2. 【請求項2】 透過性試験装置は、プレートセットを収
    容可能な培養器を備える請求項1の透過性試験装置。
  3. 【請求項3】 前記所定角度は、1〜2.5°である請
    求項1又は2の透過性試験装置。
  4. 【請求項4】 多数の縦孔を備える下部プレート及び下
    部プレートの各縦孔内へ挿入可能な底部分を有する多数
    の小室を備える上部プレートを含むプレートセット、プ
    レートセット又は下部プレートを水平方向に支持する構
    造の水平ステージ、及びプレートセット又は下部プレー
    トを水平方向から所定角度傾斜させて支持する構造の傾
    斜ステージを用いる透過性試験方法であって、 上部プレートの小室の底面に配置した所定細胞の単層の
    配列が、その下面を下部プレートの縦孔内の培養培地に
    小径の孔を有する膜を介して接し且つその上面を上部プ
    レートの小室内に収容した培養培地に接した状態のプレ
    ートセットを傾斜ステージ上に配置する工程、 水平ステージ上に配置された下部プレートの縦孔に緩衝
    液を添加する工程、 前記小室に培養培地を収容した傾斜ステージ上の上部プ
    レートを所定角度傾斜させた状態で持ち上げ、水平ステ
    ージ上の緩衝液を添加した下部プレートの上方へ移動
    し、上部プレートを所定角度傾斜させた状態で下降さ
    せ、下部プレート上に最初部分的に接触させ次第に変位
    させ水平方向に載置する工程、 前記上部プレートの小室の培養培地を緩衝液に交換する
    工程、 前記上部プレート小室に緩衝液を収容したプレートセッ
    トを培養器へ移動し第1所定時間だけ保温する工程、 傾斜プレート上の下部プレートを廃棄する工程、 水平ステージ上に下部プレートを更に配置しその縦孔に
    緩衝液を添加する工程、 培養器から第1所定時間経過後の上記プレートセットを
    取出し傾斜ステージ上に配置する工程、 前記培養器から取出された傾斜ステージ上のプレートセ
    ットの上部プレートを所定角度傾斜させた状態で持ち上
    げ、水平ステージ上の緩衝液を添加した下部プレートの
    上方へ移動し、上部プレートを所定角度傾斜させた状態
    で下降させ、下部プレート上に最初部分的に接触させ次
    第に変位させ水平方向に載置する工程、前記上部プレー
    トの小室の緩衝液を被験化合物混合液に交換する工程、 前記上部プレートの小室に被験化合物混合液を収容した
    プレートセットを培養器へ移動し第2所定時間だけ保温
    する工程、 第2所定時間後の培養器から取出されたプレートセット
    の下部プレートの緩衝液を採取し、下部プレートを廃棄
    する工程、を含む透過性試験方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の透過性試験方法であって、更
    に水平ステージ上に下部プレートを更に配置し縦孔に緩
    衝液を添加する工程、 培養器から第2所定時間経過後のプレートセットを取出
    し傾斜ステージ上に配置する工程、 前記培養器から取出された上部プレートを所定角度傾斜
    させた状態で持ち上げ、水平ステージ上の緩衝液を添加
    した下部プレートの上方へ移動し、上部プレートを所定
    角度傾斜させた状態で下降させ、下部プレート上に最初
    部分的に接触させ次第に変位させ水平方向に載置する工
    程、 前記工程で組合わされたプレートセットを培養器へ移動
    し第3所定時間だけ保温する工程、 上記傾斜ステージに配置されている下部プレートの緩衝
    液を採取しその下部プレートを廃棄する工程、 水平ステージ上に下部プレートを更に配置しその縦孔に
    緩衝液を添加する工程、 培養器から第3所定時間経過後のプレートセットを取出
    し傾斜ステージ上に配置する工程、 前記培養器から取出され傾斜ステージに配置されたプレ
    ートセットの上部プレートを所定角度傾斜させた状態で
    持ち上げ、水平ステージ上の緩衝液を添加した下部プレ
    ートの上方へ移動し、上部プレートを所定角度傾斜させ
    た状態で下降させ、下部プレート上に最初部分的に接触
    させ次第に変位させ水平方向に載置する工程、 前記上部プレートの小室の被験化合物混合液を蛍光色素
    混合液に交換する工程、 前記小室に蛍光色素混合液を収容したプレートセットを
    培養器へ移動し第4所定時間だけ保温する工程、 上記傾斜ステージに配置された下方プレートの緩衝液を
    採取しその下部プレートを廃棄する工程、 前記第4所定時間後のプレートセットを培養器から取出
    し水平ステージに配置しその上部プレートを廃棄する工
    程、 取出されたプレートセットの下部プレートの緩衝液を採
    取し下部プレートを廃棄する工程、を含む透過性試験方
    法。
  6. 【請求項6】 前記小室の液体を交換する工程において
    小室の液体の吸引排出が傾斜ステージ上で行われる請求
    項4又は5の透過性試験方法。
  7. 【請求項7】 前記所定角度は、1〜2.5°である請
    求項4乃至6のいずれか1項の透過性試験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010210237A (ja) * 2009-02-13 2010-09-24 Yokogawa Electric Corp 創薬スクリーニング装置
WO2020048071A1 (zh) * 2018-09-07 2020-03-12 山东科技大学 一种变水头渗透系数测量系统和测量方法

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