JP2002070116A - 衛生洗浄装置のリモコン装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 便所の左壁、右壁、前壁等どこの壁に取付け
ても、受光部に対して死角が生じないようにする。 【解決手段】 リモコン装置本体１１の上面１２と左側
面１３との間のコーナー部に左上発光部１２ａを配設
し、上面１２と右側面１４との間のコーナー部に右上発
光部１２ｂを配設している。これによって、リモコン装
置本体１１を便所の左壁、右壁、前壁のいずれの壁に付
けても光信号は、便所天井で反射されて衛生洗浄装置の
受光部で受光されるので、衛生洗浄装置を確実に作動す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、発光部を備えた衛
生洗浄装置のリモコン装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の衛生洗浄装置のリモコン
装置としては、例えば、実開平７−１７８７９号公報に
記載されているようなものがあった。図７は前記公報に
記載された従来の構成の衛生洗浄装置のリモコン装置の
正面図、図８はその平面図、図９はそのリモコン装置に
おける発光素子の取付位置と伝送状態示すものである。
図８、９において、リモコン装置１の上端部には、便所
の壁を反射面として衛生洗浄装置２の受光部２ａに光信
号を送る発光素子３、４が組み込まれている。図示の例
では、左端部に前方発光素子３が、その内側に側方発光
素子４が設けられている。これらの発光素子３、４は赤
外線透過性カバー５によって覆われている。側方発光素
子４は図８に示すように、斜め前方を指向するように取
付けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、図９に示すように、衛生洗浄装置１の受
光部２ａの反対側の便所左壁にリモコン装置１を設置し
た場合に、前方発光素子３からの光信号は人体に遮ら
れ、側方発光素子４からの光信号は便所前壁と便所右壁
の２ヶ所で反射しなければ、受光部１ａに到達できない
という課題を有していた。

【０００４】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、便所の左右壁、前壁のいずれの壁に付けても死角が
生じない、確実なリモコン操作が可能な衛生洗浄装置の
リモコン装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の衛生洗浄装置のリモコン装置は、リ
モコン本体の上面と左側面及び上面と右側面との間の２
つのコーナー部に発光部を配設したものである。

【０００６】これによって、リモコン装置を便所の左
壁、右壁、前壁どこの壁に付けても、リモコン本体の、
上面と左側面及び上面と右側面との間の２つのコーナー
部から斜め方向に出された光信号は便所天井で反射さ
れ、衛生洗浄装置の受光部に到達するので、衛生洗浄装
置を確実に作動させるものである。

【０００７】

【発明の実施の形態】請求項１に記載の発明は、リモコ
ン本体の、上面と左側面及び上面と右側面との間の２つ
のコーナー部に発光部を配設することにより、リモコン
装置を便所の左壁、右壁、前壁どこの壁に付けても、コ
ーナー部から斜め方向に出された光信号は便所天井で反
射され、衛生洗浄装置の受光部に到達するので、衛生洗
浄装置を確実に作動することができる。

【０００８】請求項２に記載の発明は、発光部の発光素
子をリモコン本体の外側斜め方向に向けて配設すること
により、投光方向がさらにリモコン本体の外側斜め方向
を指向するようになるので、衛生洗浄装置を、より確実
に作動することができる。

【０００９】請求項３に記載の発明は、リモコン装置本
体の上面に、操作ボタンを配設してなるが、リモコン本
体上面から操作ボタンを操作しても、発光部は上部両コ
ーナーであるので、光信号が操作する手で遮断されるこ
とがなく、衛生洗浄装置を確実に作動することができ
る。

【００１０】

【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。

【００１１】（実施例１）図１は、本発明の実施例１に
おける衛生洗浄装置のリモコン装置の斜視図、図２は同
衛生洗浄装置のリモコン装置と、衛生洗浄装置と便所の
天井および壁面の側面図、図３は同衛生洗浄装置のリモ
コン装置と衛生洗浄装置と便所の壁面の平面図、図４は
同衛生洗浄装置のリモコン装置の別方式の斜視図を示す
ものである。

【００１２】図１において、リモコン本体１１の上面１
２と左側面１３との間のコーナー部に左上発光部１２ａ
と、上面１２と右側面１４との間のコーナー部に右上発
光部１２ｂとを配設している。

【００１３】以上のように構成された衛生洗浄装置のリ
モコン装置において、左上発光部１２ａもしくは、右上
発光部１２ｂから斜め方向に投光された光信号は、図２
に示すように、便所天井１５で反射されて衛生洗浄装置
１６の受光部１６ａで受光される。図３に示すように、
リモコン本体１１を便所の左壁１７、右壁１８、前壁１
９のどこの壁に付けても光信号は、便所天井１５で反射
されて衛生洗浄装置１６の受光部１６ａで受光されるの
で、衛生洗浄装置１６を確実に作動することができる。

【００１４】なお、図４に示すように発光部１２ａ、１
２ｂをリモコン装置本体１１の前面２０の部分まで拡大
した方が、リモコン装置本体１１を便所の前壁１９に付
けた時の受光性能は向上する。

【００１５】（実施例２）図５は、本発明の実施例２に
おける衛生洗浄装置のリモコン装置の平面断面図を示す
ものである。

【００１６】図５において、発光部１２ａ、１２ｂの発
光素子２１ａ、２１ｂをリモコン装置本体１１の外側斜
め方向に向けて配設することにより、投光方向がさらに
リモコン装置本体１１の外側斜め方向を指向するように
なるので、衛生洗浄装置本体１６を、より確実に作動す
ることができる。

【００１７】（実施例３）図６は、本発明の実施例３に
おける衛生洗浄装置のリモコン装置の斜視図を示すもの
である。

【００１８】図６において、実施例１の構成と異なると
ころは、リモコン装置本体１１の上面１２に、操作ボタ
ン２２を設けた点である。

【００１９】以上のように構成された衛生洗浄装置のリ
モコン装置において、操作ボタン２２を押した時、発光
部１２ａ、１２ｂは上部両コーナーであるので、光信号
が操作する手で遮断されることがなく、衛生洗浄装置１
６を確実に作動することができる。

【００２０】

【発明の効果】以上のように、請求項１〜３に記載の発
明によれば、衛生洗浄装置のリモコン装置を、便所の左
壁、右壁、前壁のいずれの壁に付けても、衛生洗浄装置
の受光部に対し、死角が生じずに、確実なリモコン操作
が可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例１における衛生洗浄装置のリモ
コン装置の斜視図

【図２】同リモコン装置が便所に配設されその作動状態
を示す側面図

【図３】同リモコン装置が配設されその作動状況を示す
平面図

【図４】同リモコン装置の別方式を示す斜視図

【図５】本発明の実施例２における衛生洗浄装置のリモ
コン装置の正面断面図

【図６】本発明の実施例３における衛生洗浄装置のリモ
コン装置の斜視図

【図７】従来の衛生洗浄装置のリモコン装置の正面図

【図８】同リモコン装置の平面図

【図９】同衛生洗浄装置のリモコン装置における発光素
子の取付位置と伝送状態を示す平面図

【符号の説明】

１１ リモコン本体 １２ リモコン本体上面（上面） １２ａ 左上発光部（発光部） １２ｂ 右上発光部（発光部） １３ リモコン本体左側面（左側面） １４ リモコン本体右側面（右側面） ２１ａ 左上発光素子（発光素子） ２１ｂ 右上発光素子（発光素子） ２２ 操作ボタン

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 融士 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Ｆターム(参考） 2D038 JH00 5K048 AA04 BA12 DB02 EB02 HA05 HA11

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 リモコン本体と、このリモコン本体の上
   面と左側面及び前記リモコン本体の上面と右側面との間
   の２つのコーナー部に発光部を配設した衛生洗浄装置の
   リモコン装置。
2. 【請求項２】 投光方向がリモコン本体の外側斜め方向
   を指向するように、発光部の発光素子をリモコン本体の
   外側斜め方向に向けて配設してなる請求項１に記載の衛
   生洗浄装置のリモコン装置。
3. 【請求項３】 リモコン本体の上面に、操作ボタンを配
   設してなる請求項１に記載の衛生洗浄装置のリモコン装
   置。