JP4349968B2 - リモコン - Google Patents

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Description

本発明は、機能の異なる複数の操作スイッチを有するリモコン、特に、トイレルームに設置される衛生洗浄装置等のトイレ装置の遠隔操作に用いられるリモコンに関する。
トイレルームに設置された衛生洗浄装置等のトイレ装置に備わる種々の機能を遠隔操作によって作動させるためにリモコンが用いられている。従来のリモコンは、一般に、トイレルーム内の壁面に取り付けて使用され、平板状をした正面パネルに種々の操作スイッチや表示部が配置されている。また、平常は、操作スイッチの一部や表示部を開閉自在なカバーによって隠蔽する構成としたリモコンもある(例えば、特許文献1参照)。
一方、トイレルーム壁面に取付けられた状態で目立ちやすいリモコンの正面パネルに使用頻度の高い種々の操作スイッチを配置し、この面と交わる他の面にその他の操作スイッチを配置したものもある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−7162号公報 特開平09−167537号公報
しかしながら、上述した従来のリモコンにあっては、衛生洗浄装置の多様な機能に対応させた種々の操作スイッチを全て配置すると、リモコンの大型化を回避することができなくなる。そこで、例えば、カバーによって操作スイッチを隠蔽することによって操作スイッチが乱雑に並ぶ煩雑さを抑えることは可能であるが、隠蔽した面積自体はリモコンの大きさに影響を与えるため、実際には、横幅200mm、高さ150mm、奥行き22mm程度の大きさとならざるを得ず、リモコンそのものの形状を画期的に小さくすることはできない状況にある。
また、近年においては、高級感を有するデザインが施された衛生洗浄装置付き便器も市場に登場し、高級マンション、高級店舗あるいは高級ホテルなどに設置され、好評となっている。しかし、このような高級な衛生洗浄装置付き便器に付設されるリモコンは、従来と同様、合成樹脂を素材とするものであり、質感などの点でトイレ装置本体と調和がとれないといった問題も生じている。
本発明は、上記問題点の解決を目的とするものであり、従来品と比べて小さなサイズであり、更には、意匠性に富んだリモコンを提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、正面、天面、背面、底面および左右側面からなる形状のリモコンにおいて、少なくとも前記正面および前記天面を含んで一方向に連続した複数の面を金属製の表面ケースで形成し、残余の面を樹脂基台で形成し、少なくとも前記表面ケースに操作スイッチを配置し、前記表面ケースの内面に前記複数の面の端面より内側に位置する固定片を一体的に形成し、制御基板が取り付けられた前記樹脂基台と、前記表面ケースの固定片とをネジで固定したことを特徴とする。このような構成とすれば、使用者の目につきやすい正面および天面が金属面となるので、金属材料特有の精度感、高級感が生じ、意匠性が向上する。また、制御基板は樹脂基台に取付けたので、金属製の表面ケースとの間で放電が起きる可能性も小さくなる。
請求項2の発明は、前記固定片を前記表面ケースの左右寸法より小さくし、前記表面ケースの左右端面を前記樹脂基台の左右側面に露出させたことを特徴とする。このような構成とすれば、樹脂基台の左右側面にそれぞれ金属製の表面ケースの左右端面が露出することにより、樹脂基台の左右側面の強度が高まるため、誤ってリモコンが落下したときなどにも損傷しにくくなる。また、表面ケースの左右端面が露出することで金属材料特有の重厚感、高級感が生じ、意匠性が向上する。
請求項3の発明は、前記表面ケースをアルミニウム材の押出成形により形成し、前記固定片の端面を表面ケースの左右端面に露出しないように切断加工したことを特徴とする。このような構成とすれば、金属製の表面ケースを効率的に製造することができ、リモコンの製造原価を下げることが可能となる。
請求項4の発明は、前記固定片に、ネジが挿通可能な貫通孔を開設し、前記固定片を挟んで前記ネジと対向する位置に前記ネジと螺合する雌ねじ部材を設けたことを特徴とする。このような構成とすれば、金属製の表面ケースに固定ネジを螺着するためのネジ孔を設ける必要がなくなるので、製造工程の簡略化を図ることができる。
請求項5の発明は、前記操作スイッチを、押圧可能なキートップと、前記キートップを保持する保持部材と、前記キートップの押圧によって変形するラバー部材と、前記ラバー部材の変形により入切されるスイッチを有するスイッチ回路部材とで構成したことを特徴とする。このような構成とすれば、操作スイッチ部分をコンパクト化することができるため、リモコン全体の小型化に有効である。
請求項6の発明は、前記操作スイッチを前記表面ケースの複数面に配置し、少なくとも一面に配置された操作スイッチを構成する前記スイッチ回路部材と、残余の面に配置された前記操作スイッチを構成する前記スイッチ回路部材とを第1通信線で接続し、前記スイッチ回路部材のいずれか一方と前記制御基板とを第2通信線で接続したことを特徴とする。このような構成とすれば、スイッチ回路部材からの信号経路を集約化することが可能となり、スイッチ回路部材間の配線、スイッチ回路部材と制御基板との間の配線が容易となるため、製造工程における組み立て性が向上する。
請求項7の発明は、前記樹脂基台の背面にハンガー取り付け部を設けたことを特徴とする。このような構成とすれば、トイレルーム壁面などに取り付けられたハンガーへの着脱性が向上するだけでなく、ハンガーに対する装着状態も安定する。
請求項8の発明は、前記操作スイッチの一部をシーソースイッチとしたことを特徴とする。このような構成とすれば、一つの操作スイッチに複数の機能を持たせることが可能となるため、操作スイッチの総数を減らすことができ、リモコンの小型化に有効である。
請求項9の発明は、前記樹脂基台に赤外線信号を発する投光部を設け、前記投光部が発する赤外線信号を透過させる赤外線フィルタを前記樹脂基台と一体化したことを特徴とする。このような構成とすれば、従来のリモコンにおける赤外通信用の赤外線フィルタ窓を嵌合した構成から感じられる異素材の嵌合による違和感を無くし、飛躍的に意匠性を高めることができる。
請求項10の発明は、前記樹脂基台の背面に貫通孔を有する固定部品を設け、前記貫通孔を通して前記固定部品と前記ハンガーとをネジ止めしたことを特徴とする。このような構成とすれば、リモコンの背面側において、リモコンの盗難防止のための固定を行うことができるので、意匠性を低下させない。
本発明によれば、従来と比べて小型サイズながらも使い勝手が良く、高級感のある意匠性に富んだリモコンを提供することができる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態であるリモコンについて説明する。なお、本実施形態のリモコンは、衛生洗浄装置の遠隔操作用として、トイレルーム壁面に取付けて使用することから、本願明細書においては、壁面に取付けた状態にあるリモコンの上側を天面、壁面に相対する面を背面、壁面の反対側に位置する面を正面として説明を行う。
図1は、本発明の実施の形態であるリモコンを示す図であり、平面図、正面図、背面図、右側面図である。リモコンは、正面、天面、底面および左右側面からなる六面体構造で形成されており、正面および天面は金属製の表面パネル(以下「表面ケース」という。)で一体的に形成され、底面、背面および左右側面を樹脂成形された樹脂基台(以下「樹脂基台」という。)で一体的に形成されている。
図1において、Aはリモコン正面、Bはリモコン天面、Cはリモコン背面であり、1は天面部赤外線発光フィルタ、2はリモコン天面部操作部、3はリモコン正面部操作部、4はリモコン背面部操作部、5はリモコン背面部表示部、6は電池カバー、7は金属製の表面ケース、8は樹脂基台である。また、このリモコンを、トイレルーム壁面に取り付けられたハンガー(後述する図14,図15参照)に着脱自在に取り付けるため、リモコン背面Cの左右端部付近にそれぞれ溝状の取付け部142が1つずつ設けられている。
このリモコンは、トイレルーム壁面に取り付けられたハンガー(後述する図14,図15参照)に着脱自在であり、トイレルーム壁面のハンガーに取付けられた状態にあるとき露出することのないリモコン背面部操作部4は、使用頻度の少ないスイッチを群として配置し、これらは隠蔽されている。したがって、リモコン背面部操作部4は、リモコンをハンガーから外さない限り操作することができないので、誤操作を防止することができる。
また、衛生洗浄装置を操作するときに必要最低限で使用頻度の高いスイッチをリモコンの2面に分けて配置しているので、機能に合った操作部を群として、リモコンの正面と天面とに分離配置することができ、リモコンを小型化することができる。
リモコンの表面ケースとして使用される金属製表面ケース7はL型に折曲されており、リモコン正面Aおよびリモコン天面Bの基材となっている。リモコン正面Aには、リモコン正面部操作部3が配置され、リモコン天面Bには、天面部赤外線発光フィルタ1(IR窓)およびリモコン天面部操作部2が配置される構成である。壁取付け状態において、使用者が視認しやすい金属製表面ケース7に配するスイッチ類は、衛生洗浄装置本体の使用機能のなかで、おしり洗浄や便器洗浄、電動開閉などの使用頻度の高い動作指令系操作部のみとすることで、使用者が視認するスイッチ類を少なくし、スイッチ操作を限定させ、簡便な操作を提供することに寄与している。
リモコンの背面ケースとして使用される樹脂基台8は、リモコン背面Cの基材となっている。リモコン背面Cには、リモコン背面部操作部4、リモコン背面部表示部5および電池カバー6を配し、衛生洗浄装置本体の使用機能のなかで、設定温度や時間、便器自動洗浄や自動座蓋開閉などのオート機能のON/OFFを指示する機能を有する設定指令系操作部のみをリモコン背面操作部4として設けている。
リモコンの壁取付け状態において、これらの設定指令系の操作部4,表示部5などを壁面側に隠蔽することにより、雑多な操作スイッチの露出を防ぎ、リモコン形状を大幅に小型化することが可能であり、狭い空間への取付けも容易となり、さらには意匠性を大幅に向上する価値を使用者に提供できる。
図2は、リモコンの断面図である。図2において、11は正面部操作部用キートップ、12は正面部操作部用ラバーシール、13は正面部操作部用摺動パーツ、14は正面部操作部用基板、15は正面部操作部用スイッチ、16はインナー押さえパーツ、17は天面部メタルプレート、18は天面部操作部用スイッチ、19は天面部操作部用ラバーシール、20は天面部操作部用キートップ、21は天面部操作部用摺動パーツ、22は天面部操作部用押さえネジ、23は正面部操作部用押さえネジ、24は背面部操作部用基板、25はLCD表示部、26は背面部操作部用キートップラバー基板、27は背面部操作部用スイッチ、28は正面部操作部用押さえネジ用嵌合パーツである。
金属製表面ケース7にはプレス加工およびNC加工を用いて各穴や座繰りを施す。この金属製表面ケース7に正面部操作部用摺動パーツ13を実装して、上から正面部操作部用キートップ11を実装する。正面部操作部用摺動パーツ13は金属製表面ケース7に加工された位置決め穴で、位置固定される構造を持ち、正面部操作部用摺動パーツ13によって正面部操作部用キートップ11自身も、金属製表面ケース7に位置決めされる。正面部操作部用摺動パーツ13は正面部操作部用ラバーシール12および正面部操作部用基板14の取り付け基材となり、背面部操作部用基板24によって支えられたインナー押さえパーツ16によっても支持される。
この構造により、正面部操作部用キートップ11を押し込んだ場合には、正面部操作部用スイッチ15に作動力が発生し、スイッチの起動が可能となる。更に、押し込まれた荷重については、インナー押さえパーツ16の支持により保持する構造となる。
金属製表面ケース7は数mmの厚みをもった金属素材を使用し、押し出し成型やダイカスト成型により加工されるが、図1に示すように、その端面をあえて外観に露出する構造として、素材の厚み感を視認できるデザインとしている。
天面部操作部の構成については、金属製表面ケース7に天面部操作部用摺動パーツ21を実装する。更に、天面部操作部用摺動パーツ21の上に天面部操作部用キートップ20を実装し、天面部操作部用摺動パーツ21は金属製表面ケースに加工された位置決め穴で、位置出しされる構造を持ち、天面部操作部用摺動パーツ21によって天面部操作部用キートップ20自身も、金属製表面ケース7に位置決めされる。更に、天面部操作部用ラバーシール19および天面部操作部用基板17を実装するが、天面部操作部用基板17はメタルプレート構造になっており、前述の天面部操作部の各スイッチを金属製表面ケース7に固定する基材となる。
天面部操作部用基板17の片側は金属製表面ケース7の内側に成型したレールに引っ掛ける構造とし、逆側についてはLアングルにて、金属製表面ケース7の内側に成型した別のレールと天面部操作部用押さえネジ22によって結合させる。この構造により、天面部操作部用キートップ20を押し込んだ場合には、天面部操作部用スイッチ18に作動力が発生し、スイッチの起動が可能となる。
背面部操作部の構成については、樹脂基台8に背面操作部用穴を開口し、背面部操作部用キートップラバー基板26を実装する。この上から、LCD表示部25および背面部操作部用スイッチ27が実装された背面部操作部用基板24を実装してネジ止めにより固定する。背面部操作部用基板24は、正面部操作部用摺動パーツ13によって支えられたインナー押さえパーツ16によっても支持される。最後に、正面部操作部用押さえネジ用嵌合パーツ28を介して正面部操作部用押さえネジ23で固定することで本リモコンが組み立てられる。
この構成により、金属部材(金属製表面ケース7)と樹脂部材(樹脂基台8)との結合が可能になるばかりでなく、各部品のつなぎ目などをリモコンの外観に露出することを極力無くしている。また、金属製表面ケース7の厚みを、あえて外観に露出する構造として、素材の厚み感を視認できるデザインとすることが可能である。
図3は、赤外線投光部を説明するために、リモコンを一部内部透視状態とした概略背面図である(操作部や表示部の図示を省いている。)。図3において、31は赤外線発光LEDである。発光LEDの投光方向の前方に設置する赤外線フィルタは、樹脂基台8と一部品とされた樹脂パーツとして構成する。これにより、従来ケースと赤外線フィルタを別パーツにて構成したときに発生する接合ラインがなくなり、意匠性が向上する。また、その接合ラインからリモコン内部に侵入する湿気に代表される雰囲気に対しても、侵入経路をなくすことで耐性を向上させることが可能となる。
図4は、リモコンの金属製表面ケース7のコーナーRを説明する斜視図である。図において、41はリモコンの正面Aおよび天面Bを構成する金属製表面ケース7のコーナー部である。コーナー部にはNC加工機により大きなRが形成されている。さらに、金属性表面ケース7の端面に面取り加工を施している。この部分に大きくRをとることで、リモコンを誤って落下したとき、衝突先に対して傷などを発生させる危険性を防止する効果があり、更には、リモコンを小さく見せる意匠的な効果がある。
図5は、リモコンの手持ち箇所を説明する外観図(平面図、正面図)である。なお、リモコンの操作部の態様を一部変更した例で説明する。図5において、51はリモコン手持ちスペースである。図5に示すように、横幅290mm、高さ40mm、奥行き(厚み)23mmの棒形状のリモコンにおいて、操作部の配置を図面上左方向に集めて配置しており、右方向にはリモコン背面を含めて操作部の配置を避けた構成としている。
これにより、使用者がリモコンの手持ち操作をする際に、手持ちスペース51を握れば、意図せず操作部を押下してしまう不具合を回避できる。また、使用者は手指を折り曲げて確実にリモコンを握ることができ、壁取付け時の前出寸法を小さくすることができる。更に、本リモコンの特徴である金属の重量や温度を、使用者が堪能するに適した構成とすることができる。
手持ちスペース51には積極的にラウンド形状を施し、握りやすい構造としており、手持ち操作時の操作部の操作がしやすい工夫が施してある。更には、リモコンの電池収容スペースをこの手持ちスペース51に配することにより、小型リモコンとしての部品スペースの有効活用が意図された構造となっている。
図6は、リモコンのスイッチ表示に使用するピクトグラムの例を示す図である。図6において、61は「おしり洗浄表示」、63は「やわらか洗浄表示」、65は「ビデ洗浄表示」、67は「乾燥表示」である。さらに、62は「おしり洗浄表示」の第二例、64は「やわらか洗浄表示」の第二例、66は「ビデ洗浄表示」の第二例、68は「乾燥表示」の第二例である。
このように、本リモコンにおいては、使用頻度の高いスイッチ類、すなわち衛生洗浄装置の洗浄・乾燥機能の操作スイッチをクローズアップし、使用者の視認し易い金属製表面ケース7の正面に配することにより、煩わしいスイッチ選択をさせない構成である。加えて、これらピクトグラム表示をスイッチキートップ上又はその近傍に配することで、詳細の機能説明をしなくともスイッチの意味を使用者に簡潔に理解させることができる。
更に、文字表示をピクトグラムに対して充分に小さい大きさとして補助的に使うことにより、文字表示を必要とする使用者にも配慮することができる。このような構成としたことにより、煩雑な情報を金属製表面ケース7に表示しない、意匠性の高いリモコンを使用者に提供することができる。
図7は、リモコンのスイッチ表示に使用するキートップ形状表現の別の例を示す図である。71は「おしり洗浄キートップ形状表示」、72は「やわらか洗浄キートップ形状表示」、73は「ビデ洗浄キートップ形状表示」、74は「乾燥キートップ形状表示」、75は「水勢調節キートップ形状表示」である。76は「おしり洗浄キートップ形状表示」の横面視、77は「やわらか洗浄キートップ形状表示」の横面視、78は「ビデ洗浄キートップ形状表示」の横面視、79は「乾燥キートップ形状表示」の横面視、80は「水勢調節キートップ形状表示」の横面視である。本リモコンにおいては、比較的良く使用されるスイッチ類のみをクローズアップして金属製表面ケース面に配して、使用者に煩わしいスイッチ選択をさせない構成である。
加えて、これらキートップ形状表現を操作部キートップ内に配することで、詳細の機能説明をしなくともスイッチの意味を使用者に簡潔に理解させることができる。更には、文字表示を補助的に使うことで、文字表示を必要とする使用者にも配慮することができる。これにより、煩雑な情報を金属製表面ケース7に表示しない、意匠性の高いリモコンを使用者に提供することができる。
図8は、リモコン天面に配する赤外線フィルタと操作部の関係を示す平面図である。このリモコンは、前述した側面に投光する赤外線投光部に加え、上方に投光する赤外線投光部を有する。図8において、1は天面部赤外線発光フィルタ、2はリモコン天面部操作部である。リモコン天面に配する天面部赤外線発光フィルタ(IR窓)1および天面部操作部2は共に同径の円形状であり、その中心点を揃えて配置間隔を均等にしている。
これは、従来、特異な存在感を持ってしまっていた赤外線発光フィルタ1を、操作部2の並びの中に踏襲してしまうことを意図したデザインである。これにより、使用者に、赤外線発光フィルタ1の持つ異素材感を与えないようにすることができるだけでなく、リモコン天面Bの意匠性を向上することができる。
図9は、リモコン正面に配されている湾曲型スイッチを説明する図である。図9において、91はノズル位置調節操作部、92は水勢調節操作部、93はリモコン内部に設けたスイッチ、94は操作部を構成するキートップである。従来、ノズル位置調節操作部及び水勢調節操作部は、例えば、ノズル位置調節操作部の場合、ノズルの伸出方向に一つの操作部、収納方向に一つの操作部というように合計2個の操作部を配して、調節の状況を表示するインジケータなどを併用して構成する場合が多かった。
しかしながら、ノズルの位置および吐水の勢いは、使用者がスイッチ操作した場合に直接その変化を感じることができるため、インジケータをなくして、操作部キートップを統一することにより、2個の操作部を1個に統合することが可能である。
この操作スイッチは、表面を凹型に湾曲させた湾曲型キートップ94とリモコン内部スイッチ93で構成され、キートップ94表面側部の凸部分を押下することで、スイッチ入力を受け付ける構造となる。更には、リモコン内部、特にハンガーへの取付け部に、位置検出などのスイッチを搭載することで、リモコン本体を上下左右に動かしたり、取り付け面に押し込んだりする動作を検出してスイッチ入力と判断させれば、使用者に違和感を与えず簡素化したスイッチ操作を提供することができる。更にスイッチの数を減らすことができ、リモコン形状を小型化することも可能となる。
図10は、本リモコンを卓上に置いた場合に好適に使用できるリモコンの変形例を示す断面図である。図10において、101はリモコン正面(A)、102はリモコン背面(C)、103はリモコン底面である。リモコン底面103に、後方に傾く傾斜を設けることによって、リモコン本体を、使用者の目線より低い位置にある棚上などに直置きした際に、リモコン正面に仰角を持たせることが可能となる。したがって、使用者の目線からリモコンの正面部操作部を捉えやすくなり、スイッチ類を判別しやすくなり、リモコン全体の視認性が向上する。
図11は、本発明のリモコンを縦横両用リモコンとした実施形態を説明する外観図であり、111は横型リモコンとした状態を示し、112は縦型リモコンとした状態を示している。図11において、113は操作部キートップ、114はキートップ切溝、115はキートップ受皿パーツ、116はキートップ受皿パーツの突起部である。
キートップ受皿パーツ115に構成されたキートップ受皿パーツの突起部116に対して、操作部キートップ113に構成されたキートップ溝114を90度回転させて嵌合させることで、本リモコンに対する操作部キートップ113は、横型リモコン111あるいは縦型リモコン112に合わせて向きを変更する対応が可能となる。なお、操作部の構成を代えずに、操作部のピクトグラム表示をシールにして後から貼り付けることでも操作部の向きを変更できる効果がある。
このような構成とすることにより、設置場所の壁スペースの状況に応じたリモコンの取り付けの選択肢が増えるので、施工性が向上するほか、使用者の好みに応じたリモコンの意匠を提供することが可能となる。また、リモコンを自在に縦型・横型に変更することが可能であるため、例えば、リモコン取付けスペースが狭い壁面においても最適な取付け状態を選択することができ、利便性に優れている。
図12は、本リモコンの壁取り付け状況に応じた赤外線発光箇所についての説明図である。図12において、121は衛生洗浄装置(衛生洗浄便座)であり、122は右壁取り付け時のリモコン、123は右壁取り付け時のリモコン赤外線発光経路、124は左壁取り付け時のリモコン、125は左壁取り付け時のリモコン赤外線発光経路、126は衛生洗浄装置の受光部である。
施工時にリモコン取り付け壁が右に決定した場合、リモコンの止め操作部といずれかの操作部の長押しや複数押しの特殊操作を行い、右壁設置を記憶させる。右壁取り付け時のリモコン122は右壁取り付け時のリモコン赤外線発光経路123(リモコンの右側側面の赤外線発光LEDからの投光)によって、衛生洗浄装置121の受光部126に向かう最短の経路で赤外線を発光させる。
同様に、施工時にリモコン取り付け壁が左に決定した場合、リモコンの止め操作部と右壁設定時とは異なるいずれかの操作部の長押しや複数押しの特殊操作を行い、左壁設置を記憶させる。左壁取り付け時のリモコン124は左壁取り付け時のリモコン赤外線発光経路125(リモコンの左側側面の赤外線発光LEDからの投光)によって、衛生洗浄装置の受光部126に向かう最短の経路で赤外線を発光させる。
このような構成としたことにより、衛生洗浄装置121に信号伝達するのに最適な赤外線発光LEDを選択して発光させることができるので、赤外通信で消費する電力を低減することが可能となり、省エネ化、電池寿命の延命化を図ることができる。
図13は、リモコンの壁取り付け時には消灯し、リモコン天面のスイッチ群の少なくともどれか1つのスイッチを押下したときに点灯する機能を示した回路ブロック図である。図13において、131はリモコン背面に形成されたリモコン液晶表示部(図1の符号5に該当)、132はリモコンCPU、133は壁取り付け検出手段、134はリモコン天面のスイッチ群の入力手段である。
リモコンが壁面に取り付けられると、リモコン取付部に設けられて、リモコンがハンガーに保持されたことを検知する壁取り付け検出手段133の入力をリモコンCPU132が認識し、リモコン液晶表示部131を消灯させる。その後、リモコンCPUは電池消費を軽減するためにスリープモードに入るが、使用者がリモコンを壁から取り外した際に、再度壁取り付け検出手段の外部割り込み信号によりウエイクアップし、リモコン液晶表示部131を点灯させる。あるいは、リモコンが壁取り付け状態であっても、天面部操作部のスイッチ群の入力手段を使用者が操作した場合に、リモコン液晶表示部131を点灯させる。
このような構成としたことにより、使用者が表示を確認する必要があるときのみリモコン液晶表示部131を点灯させることが可能となるため、液晶やLEDによる不要な電池消耗を回避することができ、省エネ化、電池寿命の延命化を図ることができる。
図14(a)はリモコンをハンガー144に取り付けた壁掛け状態を示す正面図であり、同(b)は前記リモコンの平面図であり、図15はハンガー144を示す正面図および平面図である。図14において、141は壁、142はリモコン本体の左右2箇所に設けられた溝状の取付け部、143は背面操作部4とハンガー144の間に形成された隙間、144はハンガー、145はハンガー144の左右2箇所に設けられたリモコンフック、146はハンガー壁取り付けネジ穴である。
ハンガー144は、壁141にハンガー壁取り付けネジ穴146を利用してネジ止めして固定する。ネジの利かない硬い材質の壁については、あらかじめアンカーを打った状態でネジ止めして固定する。壁に取り付けたハンガー144には、リモコンフック145が左右2箇所に設けられており、これらのフック145に、リモコン本体に設けられた溝状の取付け部142を、リモコン底面側からそれぞれ引っ掛けて係合させる。
溝状の取付け部142は、リモコン底面からリモコン天面Bに向けて延びており、底面と天面Bのおよそ中間点でリモコンフック145が止まることになる。ハンガー144の両端に突出させた部分を形成し、そこにリモコンフック145を設けたので、リモコン壁取り付け状態においては、背面部操作部4とハンガー144の間に所定寸法の隙間143が空いており、背面部操作部4を誤って押下することはない。このように、取付け部142を設けたことにより、ハンガー144への着脱性が向上するだけでなく、ハンガー144に対する装着状態も安定する。
また、図示しないが、リモコンおよびハンガー144のいずれか一方に、縦方向に伸びる突条を形成し、他方に縦方向に伸びる溝を形成し、リモコンをハンガー144に取付けたときに、これらの突条と溝とが嵌り合うようにしている。このような構成とすれば、横方向に長い形状のリモコンの両端部をハンガー144で保持する取付け方法を採用した場合でも、リモコンをハンガー144にガタツキなく取付けることができる。
なお、取付け部142に、リモコンをハンガー144に装着したことを検知する機能を設ければ、例えば、ハンガー144に対するリモコンの装着時、非装着時とによって、一つの操作部を異なる機能に変化させることも可能となり、小型化に有効である。
リモコンの正面部操作部3及び天面部操作部2の操作については、正面側から視認可能であって、自由に操作可能な構成となっている。また、リモコンの背面部操作部4は、リモコンを壁取り付けた状態では、壁面側に隠蔽され、視認不可能となるので、雑多なリモコンスイッチの露出を防ぐことができる。更に、リモコンの複数の面に操作部を分散させたことによりリモコン形状を大幅に小型化することが可能で、狭い空間への取り付けも容易となり、意匠性を大幅に向上する価値を使用者に提供できる。
次に、図16〜図23を参照して、本発明のその他の実施形態であるリモコンについて説明する。図16はその他の実施の形態であるリモコンを示す斜視図、図17(a)は図16に示すリモコンを構成する表面ケースの平面図、同(b)は前記リモコンの正面図、図18(a)は図17に示す表面ケースの底面図、同(b)は前記表面ケースの背面図、図19(a)は図17に示す表面ケースの右側面図、同(b)は図17(b)のC−C線における断面図である。
図16に示すように、本実施形態のリモコン200は、正面200A、天面200B、背面200C、底面200Dおよび左右側面200Eからなる六面体形状をなしており、正面200Aおよび天面200Bを金属製の表面ケース207で形成し、残余の面である背面200C、底面200Dおよび左右側面200Eを樹脂基台208で形成している。そして、表面ケース207の一部である正面200Aに複数の操作スイッチ203,203xを配置し、同じく天面200Bに複数の操作スイッチ202を配置している。
これらの操作スイッチ202,203,203xは、手動操作することによって衛生洗浄装置へ動作信号を送信する動作指令系操作部である。なお、リモコン200の背面200Cには、前述した実施形態の場合と同様に、設定指令系操作スイッチ205、表示部、電池カバーが設けられている。
このような構成とすれば、リモコン200において、使用者の目につきやすい正面200Aおよび天面200Bは、金属製の表面ケース207で形成された金属面となるので、金属材料特有の精度感、高級感が生じ、意匠性が向上する。
また、図17〜図19に示すように、表面ケース207は、断面が略L字状をした金属部材であり、その正面200Aには、複数の操作スイッチ203をそれぞれ装着するための複数の貫通孔207hが一定間隔をおいて直列状に開設され、天面200Bには、複数の操作スイッチ202などをそれぞれ装着するための複数の貫通孔207iが一定間隔をおいて直列状に開設されている。
表面ケース207の正面200Aの内面207aの端部より少し内側には、天面200Bと平行に突出した固定片207sが一体的に形成され、表面ケース207の天面200Bの内面207bの端部より少し内側には正面200Aと平行に突出した固定片207tが一体的に形成されている。
また、表面ケース207の内側に形成された固定片207s,207tの左右の端部207eはそれぞれ表面ケース207の左右の端面207Eより内側に位置している。したがって、図16に示すような組み立て状態においては、固定片207s,207tの端部207eは、樹脂基台208の左右側面200Eよりも内側に位置しており、表面ケース207の左右端面207Eは、樹脂基台208の左右側面200Eと略同一面をなしている。
このような構成とすれば、樹脂基台208の左右側面200Eにそれぞれ金属製の表面ケース207の左右端面207Eが露出した状態となり、樹脂基台208の左右側面200Eの強度が高まるため、誤ってリモコン200が落下したときなどにも損傷しにくくなる。また、リモコン200の左右側面200Eにそれぞれ表面ケース207の左右端面207Eが露出することにより、表面ケース207の厚みが視認できるので、金属材料特有の重厚感、高級感が生じ、意匠性が向上する。
さらに、固定片207sには、後述する図20に示すように、押さえネジ23を螺着させる嵌合パーツ28を係止するための四角形の貫通孔207fが複数開設され、固定片207tには、同じく押さえネジ22が挿通可能な貫通孔207gが複数開設されている。
なお、表面ケース207の製造方法については限定するものではないが、本実施形態では、アルミニウム材を押出成形して正面200A、天面200B、固定片207s,207tを一体成形した後、固定片207s,207tにプレス加工を施して、固定片207s,207tの左右両端をそれぞれ切断して表面ケース207の左右の端面207Eより内側に位置する端部207eを形成し、貫通孔207f,207gを形成することによって製造している。
次に、図20〜図24を参照して、リモコン200の内部構造について説明する。図20は図16のA−A線における断面図、図21は図20の一部省略分解図、図22,図23は図20の部分拡大図、図24は図16のB−B線における部分断面図である。
図20に示すように、制御基板201が取り付けられた樹脂基台208と表面ケース207とは、複数の押さえネジ22,23を用いて接合されている。押さえネジ22は、表面ケース207の固定片207tの貫通孔207gを挿通し、その裏側に配置されたメタルプレート204に形成された雌ねじ孔204mに螺着されている。押さえネジ23は、表面ケース207の固定片207sの貫通孔207fに係止された嵌合パーツ28に螺着されている。これらのメタルプレート204および嵌合パーツ28が雌ねじ部材に相当する。
このように、固定片207s,207tに、押さえネジ22,23(雄ネジ)が挿通可能な貫通孔207g,207fを開設し、固定片207s,207tを挟んで押さえネジ22,23と対向する位置に、押さえネジ22,23と螺合する雌ねじ孔204mを有するメタルプレート204を設けたことにより、金属製の表面ケース207に固定用の押さえネジ22,23(固定ネジ)を螺着するためのネジ孔を設ける必要がなくなるので、表面ケース207にタップ加工を施す必要もなくなり、製造工程の簡略化を図ることができる。
特に、表面ケース207をアルミニウム材で形成した場合、素材の特性上、強固な雌ネジ部を形成することが困難であるが、本実施形態のように、内部に設けたメタルプレート204に雌ネジ孔204mを形成すれば、アルミニウム材特有の外観を活かしたリモコンを得ることができる。
一方、制御基板201は、操作スイッチ202,203,205からの入力信号を受け、表示部の表示内容を変更したり、衛生洗浄装置への赤外線信号送信を司る制御部であるほか、背面側に操作スイッチ205のシートスイッチ205eを付設したスイッチ基板となっている。
また、制御基板201の一端には、衛生洗浄装置へ赤外線を発信するLEDからなる投光部を設けている。なお、この投光部は、リモコン200の左右両端にそれぞれ設けられるが、制御基板201自体は、間に電池ボックスを介して2つに分離されている。すなわち、前述した制御部とスイッチ基板の機能を持ち第一のLEDを有する第一基板と、第2LEDおよび第三LEDを有する第二基板とに分離され、それぞれ信号線で接続されている。これら3つのLEDのうち、第一および第二のLEDはそれぞれリモコン200の左右側面200Eに向けて赤外線を発信する向きに配置されるが、第三のLEDはリモコン200の天面200Cに向けて赤外線を発信する向きに設定されている。
各LEDから発信された赤外線は、リモコン200の天面200Cから赤外線発光フィルタ(IR窓)を通してリモコン200外へ出るが、リモコン200の左右側面200Eからは赤外線透過ABS樹脂からなる樹脂基台208を通してリモコン200外へ出るようになっている。
また、図21に示すように、操作スイッチ202を構成するスイッチ回路部材(シートスイッチ202e)および操作スイッチ203を構成するスイッチ基板203dが取り付けられた表面ケース207と、制御基板201が取り付けられた樹脂基台208とを対向させて組み立てた後、押さえネジ22を、固定片207tの貫通孔207gからメタルプレート204の雌ねじ孔204mに螺合させ、押さえネジ23を、固定片207sの嵌合パーツ28の雌ねじ孔28mに螺合させ、それぞれ締め付ければ、表面ケース207と樹脂基台208とを接合することができる。
一方、図22,図23に示すように、操作スイッチ202は、キートップ202aと、キートップ202aの手動操作による押し下げをガイドする樹脂製の保持部材202bと、キートップ202aの押し下げにより変形するゴム製のラバー部材202cと、ラバー部材202cの一端が接触、離隔して入切されるスイッチを有するシートスイッチ202eとで構成されている。保持部材202bの裏側からキートップ202aを嵌め込み、さらにラバー部材202cを被せて、保持部材202bの爪片(図示せず)にラバー部材202cを係合させて天面スイッチユニットとして一体化する。
また、操作スイッチ203は、キートップ203aと、キートップ203aの手動操作による押し下げをガイドする樹脂製の保持部材203bと、キートップ203aの押し下げにより変形するゴム製のラバー部材203cと、ラバー部材203cの一端が接触、離隔して入切されるスイッチを有するスイッチ基板203dとで構成されている。保持部材203bの裏側からキートップ203aを嵌め込み、さらにラバー部材203cを被せて、保持部材203bの爪片(図示せず)にラバー部材203cを係合させて正面スイッチユニットとして一体化する。そして、スイッチ基板203dにはシートスイッチ203eが付設され、スイッチ基板203dと、シートスイッチ203eとによってスイッチ回路部材を形成している。
このような構成とすれば、操作スイッチ202,203の部分をコンパクト化することができるため、操作スイッチ202,203関連部材の占有スペースが減少し、リモコン200全体の小型化に有効である。
また、図16に示すように、複数の操作スイッチ202,203を表面ケース207の正面200Aおよび天面200Bの複数面に配置し、図20に示すように、正面200Aに配置された操作スイッチ203を構成するスイッチ基板203dと、天面200Bに配置された操作スイッチ202を構成するシートスイッチ(スイッチ回路基板)202eとを第1通信線219で接続し、スイッチ基板203dと制御基板201とを第2通信線222で接続している。
なお、第1通信線219とスイッチ基板203dとの接続、および第2通信線222とスイッチ基板203dおよび制御基板201との接続は、それぞれコネクタ221を介して行われている。すなわち、操作スイッチ202と操作スイッチ203とを、スイッチ回路部材を独立させて構成していても、スイッチ回路部材と制御基板201との電気的接続は、一方のスイッチ回路部材(本実施形態ではスイッチ基板203dおよびシートスイッチ203eからなるスイッチ回路部材)との間だけでなされる。このような構成とすれば、複数のスイッチ回路部材と制御基板201との間の配線が容易となるため、製造工程における組み立て性が向上する。
一方、図16に示すリモコン200の正面200Aに配置された複数の操作スイッチのうち、操作スイッチ203xは、図24に示すようなシーソースイッチを用いている。図24に示すように、操作スイッチ203xは、揺動中心にキートップ軸203vを有するシーソータイプのキートップ203sと、キートップ軸203vを軸支して揺動を保持する保持部材203bと、キートップ203sの揺動に応じて変形するラバー部材203tと、変形したラバー部材203tによって押圧されるシートスイッチ203uとで構成されている。
このように、操作スイッチ203xは、一つの機能を段階的に調節する、例えば、水量調節機能や衛生洗浄装置のノズル位置調節機能の調節スイッチとしているので、一つのキートップ203sで設定値の上下調節を行うことが可能であり、これによって操作スイッチの総数を減らすことができるため、リモコン200の小型化に有効である。
ここで、操作スイッチ202,203の表面ケース207への取付け構造について説明する。まず、表面ケース207の天面200Bに向けて天面スイッチユニット(キートップ202a、保持部材202bおよびラバー部材202cからなるユニット)を挿入し、その下にメタルプレート204を設置する。このとき、両者の間にシートスイッチ202eを挟んでおく。そして、表面ケース207の正面200A側に向けて正面スイッチユニット(キートップ203a、保持部材203bおよびラバー部材203cからなるユニット)を挿入した後、スイッチ基板203dを装着し、樹脂製の保持部材203bにネジ止めする。この状態で天面200B側のスイッチユニットやメタルプレート204は正面スイッチユニットにより仮固定される。
次に、スイッチ基板203dにインナー押さえパーツ210を挿入する。インナー押さえパーツ210は、図21に示すようにメタルプレート204と嵌合パーツ28の間に差し込まれて、両者を位置決めしている。この状態で、制御基板201がネジ止めされた樹脂基台208と表面ケース207とを組み合わせた上で、押さえネジ22,23を螺合して接合する。
このような構造とすれば、天面200B側の操作スイッチ202を手動操作すると、インナー押さえパーツ210で位置決めされたメタルプレート204が力を受けて、スイッチ入力が良好に行なわれる。これにより、天面200B側の操作スイッチ202のスイッチ回路部材202eに基板を持たせる必要がなくなったので、コンパクトな構成にすることができた。
次に、図20〜図21を参照してリモコン200の背面200Cについて説明する。リモコン200の背面200Cには、前述したように、その両端部にハンガーへの取付け部を有し、さらに取付け部の間に、設定指令系操作部と表示部と電池カバーを設けている。設定指令系操作部は、キートップ205aと、制御基板201に付設されたシートスイッチ205eとからなり、キートップ205aを押圧するとその基部が変形してシートスイッチ205eに接触してスイッチ入力がなされる仕様である。
表示部は、制御基板201上に設けられる液晶表示部(LCD表示部)206と、樹脂基台208に凹設される透明板208aとで構成される。液晶表示部206は、透明板208aで覆われているため、リモコン200をハンガーに着脱する際に確実に傷付きが防止される。なお、透明板208aには、設定指令系操作部や表示部の説明文字を印刷している。
また、電池カバーを外すと、電池収納部とDIPスイッチが露出する。DIPスイッチの設定を切り換えることで、リモコン200から衛生洗浄装置に送信する赤外線信号に、異なる識別コードを付与することができる。電池カバーは簡単に外すことができるので、リモコン200を分解することなく、DIPスイッチの切換を容易に行うことができる。
なお、電池収納部と、表面ケース207との間には、電池からの放電が金属製の表面ケース207に達しないように、表面ケース207の裏面に樹脂フィルムシートを貼り付けている。また、金属製の表面ケース207の帯電防止のため、電池収納部の負極側から表面ケース207に端子(図示せず)を延設して接触させているので、使用者が表面ケース207に触れても静電気が発生しない。
次に、図25を参照して、本実施形態のリモコン200の特殊な使い方について説明する。図25(a)はリモコンの後方斜視図、同図(b)はリモコンをハンガーに装着した状態を示す一部切欠断面図である。
本実施形態のリモコン200は、その背面にも設定指令系操作部、表示部等が配置されていることから、ハンガーから外しても使用できることが前提となる。ところが、これらのリモコン200およびハンガーを店舗やホテル等の公共施設に設置した場合は、盗難にあうこともあるので、その対策が必要となる。しかしながら、本実施形態のリモコン200は、表面に金属製の表面ケース207を設けているため、通常のリモコンのように、表面側からハンガーに向けてネジ止めすることができない。
そこで、図25に示すように、リモコン200の背面200Cに固定部品300を保持させ、この保持部品300をハンガー220にネジ止めすることもできる。固定部品300は、リモコン背面200Cの小穴に嵌着されるベース部材300aと、ベース部材300aの貫通孔に挿入される固定ネジ300bと、固定ビス300bに下から差し込んで固定ネジ300bを抜け止めするブッシュ300cとで構成されている。
このリモコン200の背面200Cに固定部品300を嵌着した状態で、リモコン200の取付け部208bをハンガー220のフックに係合する。そして、固定ネジ300bをハンガー220に固定したナット220aに螺合させる。なお、図25(b)に示すように、リモコン200の背面200Cとハンガー220との間に隙間を形成するため、リモコン200の背面200Cの一部突出させた突部208cを設けている。このようにして形成された隙間により、リモコン200の背面200Cの操作スイッチ205がハンガー220に接触して誤動作するのを防いでいる。
このような構造により、リモコン200は、第一にハンガー220のフックとの係合により前後方向の移動が拘束され、第二に固定部品300の固定ネジ300bをハンガー220に螺合することにより上下方向の移動が拘束されるので、リモコン200はハンガー220から外れることはない。また、盗難防止用の部材は、すべてリモコン200の背面側に設けられるので、意匠性を阻害することはない。
無論、リモコン200の背面200Cの設定指令系操作部を操作したり、電池交換を行なう際には、固定ネジ300bを外せば、容易に取り外すことができる。その際、固定ネジ300bは、ブッシュ300cによりベース部材300aから外れないようになっているので、誤って固定ネジ300bを落とす心配もなくなる。
本発明のリモコンは、トイレルームに設置された衛生洗浄装置等のトイレ装置に備わる種々の機能を遠隔操作によって作動させるための装置として広く利用することができる。
本発明の一実施形態にかかるリモコンを説明する平面図,正面図,背面図および右側面図である。 リモコンの断面図である。 赤外線投光部を説明するために、リモコンを一部内部透視状態とした概略背面図である。 リモコンの金属製表面ケース7のコーナーRを説明する斜視図である。 リモコンの手持ち箇所を説明する外観図である。 リモコンのスイッチ表示に使用するピクトグラムの例を示す図である。 リモコンのスイッチ表示に使用するキートップ形状表現の別の例を示す図である。 リモコン天面に配する赤外線フィルタと操作部の外観図である。 リモコン正面に配する湾曲型スイッチの外観図である。 リモコンを卓上に置いた場合に好適に使用できるリモコンの変形例を示す断面図である。 本発明のリモコンを縦横両用リモコンとした実施形態を説明する外観図である。 リモコンの壁取り付け状況に応じた赤外線発光箇所についての説明図である。 リモコンの壁取り付け時には消灯し、リモコン天面のスイッチ群の少なくともどれか1つのスイッチを押下したときに点灯する機能を示した回路ブロック図である。 リモコンをハンガーに取り付けた壁掛け状態を示す正面図と平面図である。 ハンガーを示す正面図と平面図である。 本発明のその他の実施の形態であるリモコンを示す斜視図である。 (a)は図16に示すリモコンを構成する表面ケースの平面図、(b)は前記リモコンの正面図である。 (a)は図17に示す表面ケースの底面図、(b)は前記表面ケースの背面図である。 (a)は図17に示す表面ケースの右側面図、(b)は図17(b)のC−C線における断面図である。 図16のA−A線における断面図である。 図20の一部省略分解図である。 図20の部分拡大図である。 図20の部分拡大図である。 図16のB−B線における部分断面図である。 リモコンの盗難防止構造を示す図であり、(a)は前記リモコンの後方斜視図、(b)は前記リモコンをハンガーに装着した状態を示す一部切欠断面図である。
符号の説明
A リモコン正面
B リモコン天面
C リモコン背面
1 天面部赤外線発光フィルタ(IR窓)
2 リモコン天面部操作部
3 リモコン正面部操作部
4 リモコン背面部操作部
5 リモコン背面部表示部
6 電池カバー
7 金属製表面ケース
8 樹脂基台
11 正面部操作部用キートップ
12 正面部操作部用ラバーシール
13 正面部操作部用摺動パーツ
14 正面部操作部用基板
15 正面部操作部用スイッチ
16 インナー押さえパーツ
17 天面部メタルプレート(天面部操作部用基板)
18 天面部操作部用スイッチ
19 天面部操作部用ラバーシール
20 天面部操作部用キートップ
21 天面部操作部用摺動パーツ
22 天面部操作部用押さえネジ
23 正面部操作部用押さえネジ
24 背面部操作部用基板
25 LCD表示部
26 背面部操作部用キートップラバー基板
27 背面部操作部用スイッチ
28 正面部操作部用押さえネジ用嵌合パーツ
31 赤外線発光LED
41 コーナー部
51 リモコン手持ちスペース(握り部)
91 ノズル位置調節操作部
92 水勢調節操作部
93 スイッチ
94 キートップ
101 リモコン正面
102 リモコン背面
103 リモコン底面
111 横型リモコン
112 縦型リモコン
113 操作部キートップ
114 キートップ切溝
115 キートップ受皿パーツ
116 突起部
121 衛生洗浄装置
122 右壁取り付け時のリモコン
123 右壁取り付け時のリモコン赤外線発光経路
124 左壁取り付け時のリモコン
125 左壁取り付け時のリモコン赤外線発光経路
126 受光部
131 リモコン液晶表示部
132 リモコンCPU
133 壁取り付け検出手段
134 スイッチ群の入力手段
141 壁
142 取付け部
143 背面スイッチとリモコンホルダーの隙間
144 ハンガー
145 リモコンフック
146 ハンガー壁取り付けネジ穴
200 リモコン
200A 正面
200B 天面
200C 背面
200D 底面
200E 側面
201 制御基板
202,203,203x 操作スイッチ
202a,203a,203s,205a キートップ
202b,203b 保持部材
202c,203c,203t ラバー部材
202d,203d スイッチ基板
202e,203e,203u,205e シートスイッチ(スイッチ回路部材)
203v キートップ軸
204 メタルプレート
204m,28m 雌ねじ孔
205 設定指令系操作スイッチ
206 液晶表示部(LCD表示部)
207 表面ケース
207a,207b 内面
207e 端部
207E 端面
207f,207g,207h,207i 貫通孔
207s,207t 固定片
208 樹脂基台
208a 透明板
208b 取付け部
208c 突部
210 インナー押さえパーツ
219 第1通信線
222 第2通信線
220 ハンガー
220a ナット
221 コネクタ
300 固定部品
300a ベース部材
300b 固定ネジ
300c ブッシュ

Claims (10)

  1. 正面、天面、背面、底面および左右側面からなる形状のリモコンにおいて、少なくとも前記正面および前記天面を含んで一方向に連続した複数の面を金属製の表面ケースで形成し、残余の面を樹脂基台で形成し、少なくとも前記表面ケースに操作スイッチを配置し、前記表面ケースの内面に前記複数の面の端面より内側に位置する固定片を一体的に形成し、制御基板が取り付けられた前記樹脂基台と、前記表面ケースの固定片とをネジで固定したことを特徴とするリモコン。
  2. 前記固定片を前記表面ケースの左右寸法より小さくし、表面ケースの左右端面を前記樹脂基台の左右側面に露出させた請求項1記載のリモコン。
  3. 前記表面ケースをアルミニウム材の押出成形により形成し、前記固定片の端面を表面ケースの左右端面に露出しないように切断加工した請求項2記載のリモコン。
  4. 前記固定片に前記ネジが挿通可能な貫通孔を開設し、前記固定片を挟んで前記ネジと対向する位置に前記ネジと螺合する雌ねじ部材を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のリモコン。
  5. 前記操作スイッチを、押圧可能なキートップと、前記キートップを保持する保持部材と、前記キートップの押圧によって変形するラバー部材と、前記ラバー部材の変形により入切されるスイッチを有するスイッチ回路部材とで構成した請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン。
  6. 前記操作スイッチを前記表面ケースの複数面に配置し、少なくとも一面に配置された操作スイッチを構成する前記スイッチ回路部材と、残余の面に配置された前記操作スイッチを構成する前記スイッチ回路部材とを第1通信線で接続し、前記スイッチ回路部材のいずれか一方と前記制御基板とを第2通信線で接続した請求項1〜5のいずれかに記載のリモコン。
  7. 前記樹脂基台の背面にハンガー取り付け部を設けた請求項1〜6のいずれかに記載のリモコン。
  8. 前記操作スイッチの一部をシーソースイッチとした請求項1〜7のいずれかに記載のリモコン。
  9. 前記樹脂基台に赤外線信号を発する投光部を設け、前記投光部が発する赤外線信号を透過させる赤外線フィルタを前記樹脂基台と一体化した請求項1〜8のいずれかに記載のリモコン。
  10. 前記樹脂基台の背面に貫通孔を有する固定部品を設け、前記貫通孔を通して前記固定部品と前記ハンガーとをネジ止めした請求項1〜9のいずれかに記載のリモコン。
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