JPH11172741A - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

人体局部洗浄装置

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JPH11172741A
JPH11172741A JP34542397A JP34542397A JPH11172741A JP H11172741 A JPH11172741 A JP H11172741A JP 34542397 A JP34542397 A JP 34542397A JP 34542397 A JP34542397 A JP 34542397A JP H11172741 A JPH11172741 A JP H11172741A
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Atsushi Sawaki
木 篤 沢
Shunichi Teranishi
西 俊 一 寺
Mitsuhiro Hamada
田 光 浩 濱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作部の視認性を損なうことなく、袖部に人
体検知センサを配設することができ、かつセンサ窓が床
に対し垂直に近づけることにより、ホコリや水によるセ
ンサ性能の低下を少なくなる人体局部洗浄装置を提供す
るといった効果を有する。 【解決手段】 便器83と、該便器上に配設された温
水洗浄手段61、62を有する本体と、該本体側部の袖
部にスイッチボタン群が配設されたスイッチパネル2
と、便座81と、人体検知センサHとからなる人体局部
洗浄装置において、前記袖部101上面には袖部前方か
ら後方にかけて高くなる段部103が形成され、該段部
前方には人体検知センサ収納部104が形成されかつ該
センサ収納部には人体検知センサHが内蔵されているこ
とを特徴とする人体局部洗浄装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄ノズルを有した人
体局部洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体局部洗浄装置に人体検知
機能を持たせて、便蓋や便座を自動開閉する等の装置が
ある。この装置として、特開昭61−109838号公
報がある。この装置は人体検知センサが壁等に設けられ
ており、人体局部洗浄装置本体と人体検知センサが別体
である。しかしながら、便蓋が開状態のとき、使用者が
人体局部洗浄装置本体の前にきた場合、便蓋により人体
検知センサから発光される赤外線が遮られ、人体検知機
能が果たされないといった問題点があった。
【0003】この問題点を解決する装置として、図6に
示すように人体局部洗浄装置の袖部Dに操作部Sと同一
面に人体検知センサHを配設した技術が開示されてい
る。(なお図6は操作部と人体検知センサが配設された
袖部の縦断面図である。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この技
術のように操作部と袖部とが同一意匠面上にすると、前
方からの人の接近を検知するセンサの目的上、人体検知
センサは前方に向けて発光するので、操作部をトイレの
床に対してある程度の傾ける必要が生じてくるが、操作
部は着座状態での視認性を考慮すると、床に対し平行状
態に近い形状が、有利である。このため、同一意匠面に
操作部と人体検知センサを配設する場合は、双方を理想
的な角度に設定することが困難であった。
【0005】また人体検知センサのセンサ窓が操作部と
同じように床に対し略平行状態であると、ホコリや水等
によりセンサ性能の低下するといった問題点があった。
【0006】本発明は上記課題を解決したもので、操作
部の視認性を損なうことなく、袖部に人体検知センサを
配設することができ、かつセンサ窓が床に対し垂直に近
づけることにより、ホコリや水によるセンサ性能の低下
を少なくなる人体局部洗浄装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、便器と、該
便器上に配設された温水洗浄手段を有する本体と、該本
体側部の袖部にスイッチボタン群が配設されたスイッチ
パネルと、便座と、人体検知センサとからなる人体局部
洗浄装置において、前記袖部上面には袖部前方から後方
にかけて高くなる段部が形成されかつ該段部前方には人
体検知センサ収納部が形成され、該センサ収納部には人
体検知センサが内蔵されていることを特徴とする人体局
部洗浄装置である。
【0008】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0009】即ち、操作部の視認性を損なうことなく、
袖部に人体検知センサを配設することができ、かつセン
サ窓が床に対し垂直に近づけることにより、ホコリや水
によるセンサ性能の低下を少なくなる人体局部洗浄装置
を提供するといった効果を有する。
【0010】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記人体検知センサのセンサ
軸は、前記人体局部洗浄装置の前後方向の床面に対し、
一定の角度で傾斜して配設されていることを特徴とする
請求項1記載の人体局部洗浄装置である。
【0011】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0012】人体局部洗浄装置の使用者の身長のバラツ
キが影響されず、人体の検知を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。
【0014】本例の人体局部洗浄装置1は、図1に示す
ごとく、少なくとも温水洗浄手段6と温風乾燥手段とを
有する本体10と、本体10に設けた本体スイッチパネ
ル2とよりなる。
【0015】上記各手段は本体スイッチパネル2により
操作できるように構成してある。上記本体10は、洗浄
ノズル61、62等よりなる温水洗浄手段6、温風乾燥
手段(図示略)を有している。また本体10は、便座8
1、便蓋82を備え、陶器製便器83の上方に配置して
ある。
【0016】また、図1、図2、図3に示すごとく、本
体10の側部上面には、上記本体スイッチパネル2を配
置してある。
【0017】本体スイッチパネル2は、図2に示すごと
く、肛門洗浄、ビデ洗浄、温風乾燥等の作動をストップ
させるストップボタン20、肛門洗浄用操作ボタン2
1、ソフトな洗浄が可能なソフト肛門洗浄用操作ボタン
(ソフトシャワーと表示)29、ビデ洗浄用操作ボタン
(チャームボタンと表示)22、温風を吹き出させるド
ライボタン23が配設されている。
【0018】また、洗浄の広がりを調整するためのワイ
ド洗浄入/切ボタン24、洗浄位置前進ボタン25、そ
の後退ボタン26が配設されている。また、洗浄強さを
調整する強、弱ボタン281、282からなる洗浄強さ
ボタン28(なお283は発光ダイオードにより洗浄強
さを表示する)、便座の温度の高さを調整するための便
座ボタン27、シャワー等の水温を調整する温水ボタン
30が配置されている。
【0019】また、図2に示すごとく、本体スイッチパ
ネル2には、LED(発光ダイオード)よりなる発光素
子を複数配設してある。具体的に説明すると、ドライボ
タン23の横には、ドライ温風の高低を3段階で表示す
るための3つのLEDを設けてある。また便座ボタン2
7の横には、温風温度の高低を表示するための3つのL
ED271、272、273を設けてある。さらに、温
水ボタン3の横には、水温表示素子としての2つのLE
D31、32を設けてある。
【0020】またドライボタン23の横には、便座の便
座ボタン27、温水ボタン3、さらには便座・便蓋の自
動開閉オンーオフボタン4、ノズルそうじボタン5、節
電ボタン6、冷込防止ボタン7、電源ボタン8等が略直
線上に、本体10の前後方向に配列されている。
【0021】本体10の袖部101の前方には、使用頻
度の高い第1スイッチパネル2Aと使用頻度の低い第2
スイッチパネル2BがL字形状に形成された樹脂製のシ
ート状スイッチパネル2が配置されている。
【0022】先に説明したスイッチボタン群の配列は、
前記スイッチパネル2の第1スイッチパネル2Aに、ス
イッチボタンであるストップボタン20をスイッチパネ
ルの前面手前に配設する。続いて肛門洗浄用操作ボタン
21、ビデ洗浄用操作ボタン22、温風を吹き出させる
ドライボタン23が、スイッチパネルの前面手前から後
面にかけて略円弧状に順次配列されている。このスイッ
チ群は人体局部洗浄装置を使用する場合、使用者の使用
頻度が比較的高いスイッチボタンである。
【0023】また、第1スイッチパネル2A内には、ワ
イド洗浄入/切ボタン24、洗浄位置前進ボタン25、
その後退ボタン26、洗浄強さボタン28は、前記の円
弧状に配列したスイッチボタン群の円弧枠内に配列して
いる。このスイッチ群は先の円弧状に配列したスイッチ
群よりは、比較的使用頻度の低いスイッチボタンであ
る。
【0024】また、第2スイッチパネル2B内に、便座
ボタン27、シャワー等の水温を調整する温水ボタン3
0、自動開閉ボタン4、そうじボタン5、冷込防止ボタ
ン7、電源ボタン8が略直線状に配列されている。これ
らスイッチ群は上記のスイッチ群よりもさらに使用頻度
の低いスイッチ群である。
【0025】ここで、本体10の袖部101には手置き
部102が本体前後方向に一体に樹脂成形により突設さ
れている。使用者はこの手置き部102に手の甲を乗せ
て操作することが出来るようになっている。なおこの突
設された手置き部102の空間内は、本体内の制御装置
を合理的に内蔵することもできる。
【0026】なお、前記使用頻度の高いスイッチ群の円
弧状の配列は、手置き部102に手の甲を乗せ、指を広
げたとき、指先を連続的につないだ略円弧状の軌跡に配
列している。この構成により、使用者は手置き部102
に手の甲を乗せ、手を動かさずに操作が可能となる。
【0027】図4に示すように、本体10の側部の袖部
101上面には袖部101前方から後方にかけて高くな
る段部103が形成され、該段部103前方には人体検
知センサ収納部104が形成され、該センサ収納部10
4には人体検知センサHが内蔵されている。
【0028】この段部103前方には、暗色の透明樹脂
よりなる断面略逆L字状に形成されたセンサカバー50
が形成されている。
【0029】またセンサHの止め付け構造は、図5に示
すように基板キートップKに設けた窪みBにてセンサH
の光軸の方向を決め、センサHに設けた位置固定リブR
を基板キートップKの爪部Tに係合することにより、ワ
ンタッチで取付けることができる。なおセンサHの電気
的接続は、センサHのコネクタを基板に接続することに
より機能を果たしている。
【0030】なおセンサHは赤外線の発光部Haと受光
部Hbから構成されており、受光部Hbは発光部Haか
らの赤外線の発光された漏れを防ぐために漏れ防止壁H
cがL字状に形成されている。
【0031】図4に示すようにこのセンサカバー50の
前方面51は本体10の前後方向PQの床面に対し傾斜
している。またセンサカバー50の両側面53、53は
略垂直状に形成されている。
【0032】人体検知センサのセンサ軸(赤外線が発光
する放射方向)は、前記人体局部洗浄装置の前後方向P
Qの床面に対し、床面と人体検知センサの角度β=35
°の角度を有して配設されている。
【0033】なお人体検知センサHの角度βは20°〜
45°の角度範囲が好ましい。20°より小さいと赤外
線が足の間を通過してしまう可能性があり、45°より
大きいと背の低い子どもの検知ができなくなってしま
う。
【0034】上記構成からなる人体局部洗浄装置におい
て、人体検知センサHにより、人体を検知すると、便蓋
82が自動的に開く作動が行われる。また人体を検知し
ないと、便蓋82が自動的に閉じる作動を行う。
【0035】
【発明の効果】本発明は、以下の如く効果を有する。
【0036】即ち、操作部の視認性を損なうことなく、
袖部に人体検知センサを配設することができ、かつセン
サ窓が床に対し垂直に近づけることにより、ホコリや水
によるセンサ性能の低下を少なくなる人体局部洗浄装置
を提供するといった効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人体局部洗浄装置の全体斜視図
【図2】本発明のスイッチパネルとスイッチ群の平面図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】図1のB−B断面図
【図4】センサの取り付け構造を示す斜視図
【図6】従来の袖部の人体局部洗浄装置前後方向断面
図。
【符号の説明】
1・・・人体局部洗浄装置。 2・・・スイッチパネル 10・・・本体 83・・・便器 81・・・便座 H・・・人体検知センサ 101・・・袖部 103・・・段部 104・・・人体検知センサ収納部
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人体局部洗浄装置の全体斜視図
【図2】本発明のスイッチパネルとスイッチ群の平面図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】図1のB−B断面図
【図5】センサの取り付け構造を示す斜視図
【図6】従来の袖部の人体局部洗浄装置前後方向断面
図。
【符号の説明】 1・・・人体局部洗浄装置 2・・・スイッチパネル 10・・・本体 83・・・便器 81・・・便座 H・・・人体検知センサ 101・・・袖部 103・・・段部 104・・・人体局部センサ収納部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器と、該便器上に配設された温水洗浄手
    段を有する本体と、該本体側部の袖部にスイッチボタン
    群が配設されたスイッチパネルと、便座と、人体検知セ
    ンサとからなる人体局部洗浄装置において、前記袖部上
    面には袖部前方から後方にかけて高くなる段部が形成さ
    れ、該段部前方には人体検知センサ収納部が形成され、
    該センサ収納部には人体検知センサが内蔵されているこ
    とを特徴とする人体局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記人体検知センサのセンサ軸は、前記本
    体の前後方向の床面に対し、一定の角度で傾斜して配設
    されていることを特徴とする請求項1記載の人体局部洗
    浄装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004181077A (ja) * 2002-12-05 2004-07-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd トイレ装置
JP2007218075A (ja) * 2006-09-19 2007-08-30 Toto Ltd トイレ装置
US8082607B2 (en) 2006-02-13 2011-12-27 Toto Ltd Sanitary cleansing apparatus and toilet apparatus

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