JP3524867B2 - 加熱装置および換気装置 - Google Patents

加熱装置および換気装置

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JP3524867B2
JP3524867B2 JP2000343770A JP2000343770A JP3524867B2 JP 3524867 B2 JP3524867 B2 JP 3524867B2 JP 2000343770 A JP2000343770 A JP 2000343770A JP 2000343770 A JP2000343770 A JP 2000343770A JP 3524867 B2 JP3524867 B2 JP 3524867B2
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加津彦 長屋
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C15/00Details
    • F24C15/20Removing cooking fumes
    • F24C15/2021Arrangement or mounting of control or safety systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、加熱装置と換気
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 加熱装置の加熱開始または加熱停止と
連動して、換気装置を作動開始または作動停止させる技
術が知られている。この技術では、加熱装置に赤外線信
号の発信部を設け、換気装置に赤外線信号の受信部を設
ける。この場合に、発信部を加熱装置の前面に設け、受
信部を換気装置の前面に設けるものも提案されている。
この方式では、発信部から発信した赤外線信号を操作者
等に当てて反射させ、その反射させた赤外線信号を受信
部で受信し、これにより加熱装置の加熱開始または加熱
停止と、換気装置の作動開始または作動停止を連動させ
る。この方式によると、発信部を加熱装置の天板上面に
設ける必要がないことから、発信部に煮汁等の汚れが付
着しにくいという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 従来の技術では、加
熱装置の発信部の発光面を加熱装置の前面に平行に設け
ており、発信される赤外線信号は加熱装置の前面に対し
て垂直に発信される。しかしながら、この方式による
と、操作者の位置等によっては赤外線信号が操作者に当
たらないことがあり、この結果、換気装置の受信部で赤
外線信号を受信できない場合があった。また、従来技術
では、換気装置の受信部の受光面が垂直面に形成されて
おり、水平方向から入射される赤外線信号を最も良く受
信するようになっている。しかしながら、この方式によ
ると、操作者の位置等によっては受信部で赤外線信号を
受信できない場合があった。
【0004】本発明は、操作者の位置等によらないで、
赤外線信号が加熱装置と換気装置の間で的確に発受信さ
れる確率を高く維持する技術を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 上記
目的を達成するため、請求項1に記載の加熱装置は、こ
の加熱装置の加熱開始または加熱停止に連動して換気装
置を作動開始または作動停止させる赤外線信号を発信す
る発信部を、加熱開始操作または加熱停止操作する操作
者が位置する側を向く加熱装置前に設ける。しかも、
加熱装置の前面の中央よりも左側と右側の2箇所に発信
部を設け、少なくとも1つの発信部の発光面を中央に向
けて傾斜させたことを特徴とする。ここで、「加熱装
置」には、ガスコンロやガスレンジ、あるいは電気コン
ロや電子レンジのみならず、小型湯沸し器等も含まれ
る。また、「発信部」には、赤外線発光素子や、その発
光素子を覆う発光カバー等も含まれる。ただし、2つの
「発信部」の各々に赤外線発光素子を設ける必要はな
い。すなわち、1つの赤外線発光素子によって2つの発
信部を発光させる構成にしてもよい。さらに、発信部の
「発光面」は、赤外線発光素子の発光面、あるいは発光
カバーの発光面のいずれであってもよい。請求項1に記
載の加熱装置によると、従来よりも広い範囲に赤外線信
号を発信できるため、赤外線信号を人や側方の壁等に反
射させやすくなる。このため、従来よりも高い確率で、
換気装置に赤外線信号を到達させることができる。従っ
て、操作者の位置等によらないで、赤外線信号が加熱装
置と換気装置の間で的確に発受信される確率を従来より
も高く維持することができる。
【0006】請求項1に記載の加熱装置においては、少
なくとも1つの発信部の発光面を上方に向けて傾斜させ
ることが好ましい(請求項2)。請求項2に記載の加熱
装置によると、従来よりもさらに高い確率で、加熱装置
よりも上方に設けられた換気装置に赤外線信号を到達さ
せることができる。
【0007】請求項1または2に記載の加熱装置におい
ては、前記発信部を加熱開始または加熱停止スイッチよ
り上方に設けることが好ましい(請求項3)。請求項3
に記載の加熱装置によると、スイッチを操作する手や腕
で赤外線信号の上方への照射が遮断されることを回避で
きる。このため、従来よりもさらに高い確率で、加熱装
置よりも上方に設けられた換気装置に赤外線信号を到達
させることができる。
【0008】請求項4に記載の換気装置は、この換気装
置より下方に設けられた加熱装置から発信される赤外線
信号を受信する受信部を、加熱装置に加熱開始操作また
は加熱停止操作する操作者が位置する側を向く換気装
面に設ける。しかも、前記受信部の受光面を下方に向
けて傾斜させ、その傾斜角を30度から50度のいずれ
かにしたことを特徴とする。ここで、換気装置の「前
面」は、加熱装置に加熱開始操作または加熱停止操作す
る操作者が位置する側を向く面をいい、地面に対して垂
直な面のみならず、傾斜面や曲面等であってもよく、面
の形状に限定はない。請求項4に記載の換気装置による
と、人等に反射されて下方から照射される赤外線信号を
従来よりも高い確率で受信し、しかも、天井等に反射さ
れて上方から照射される赤外線信号をも受信することが
できる。従って、加熱装置の操作者が前かがみで操作す
る場合や操作者の身長が高い場合にも、赤外線信号が加
熱装置と換気装置の間で的確に発受信される確率を従来
よりも高く維持することができる。
【0009】請求項4に記載の換気装置においては、前
記受信部は受光カバーを有し、その受光カバーは2つの
受光面をもち、第1受光面は下方に向けて傾斜し、その
傾斜角が30度から50度のいずれかであるとともに、
第2受光面は前記第1受光面に対して上方に向けて傾斜
していることが好ましい(請求項5)。ここで、受光カ
バーの「受光面」は、レンズで形成されていてもよい
し、光透過性の樹脂等で形成されていてもよい。請求項
5に記載の換気装置によると、人等に反射して下方から
照射される赤外線信号を従来よりも高い確率で受信し、
しかも、天井等に反射して上方から照射される赤外線信
号をも高い確率で受信することができる。
【0010】上記の換気装置においては、前記受信部を
前記換気装置の前面の中央部付近に設けることが好まし
い。この換気装置によると、加熱装置から発信された赤
外線信号を従来よりもさらに高い確率で受信することが
できる。
【0011】第1受光面と、第2受光面と、受信部と並
置された操作部を有する換気装置の場合には、前記操作
部の操作面の下方へ向けた傾斜角を、前記第1受光面の
下方へ向けた傾斜角よりも小さくすることが好ましい。
の換気装置によると、赤外線信号を従来よりも高い確
率で受信し、かつ、操作部の操作性を損なわないように
することができる。
【0012】請求項4から7のいずれかに記載の換気装
置においては、前記受信部に加えて、さらに他の受信部
を換気装置の奥側に設けることが好ましい(請求項
8)。請求項8に記載の換気装置によると、従来よりも
広い範囲の赤外線信号を受信できるため、従来よりもさ
らに高い確率で赤外線信号を受信することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】(形態1) 請求項1に記載の2
箇所の発信部は中央を基準として左右対称の位置に設け
ることが好ましい。この形態によると、より広い範囲に
赤外線信号を発信させることができる。 (形態2) 請求項1に記載の中央へ向けた傾斜角は、
30度から60度のいずれかであることが好ましい。 (形態3) 請求項2に記載の上方へ向けた傾斜角は、
5度から15度のいずれかであることが好ましい。 (形態4) 請求項3に記載の発信部は、加熱開始また
は加熱停止スイッチの直上付近に設けることが好まし
い。この形態によると、スイッチを操作する手や腕で赤
外線信号の上方への照射が遮断されることを回避しなが
らも、スイッチの操作者の体に赤外線信号を当てやすく
なる
【0014】
【実施例】 本発明を具現化した好適な実施例につい
て、図を参照して説明する。まず、本実施例に係るガス
コンロ(加熱装置の一例)とレンジフード(換気装置の
一例)の特徴を含む基本的構成について、図1を参照し
て説明する。図1は本実施例に係るガスコンロとレンジ
フードの正面図である。図1には、キャビネット29に
組み込まれたガスコンロ22と、このガスコンロ22よ
り上方に設置されたレンジフード30が示されている。
ガスコンロ22は、コンロ本体23の上部の向かって左
側に第1コンロ部24aと、向かって右側に第2コンロ
部24bを備えている。第1コンロ部24aと第2コン
ロ部24bの間の後方には第3コンロ部24c(図4参
照)が設けられている。コンロ本体23の前面中央に
は、ロースタ部24dが設けられている。コンロ本体2
3の前面中央より向かって左側には、第1コンロ部24
aの点火スイッチ26aと、第2コンロ部24bの点火
スイッチ26bが設けられている。コンロ本体23の前
面中央より向かって右側には、第3コンロ部24cの点
火スイッチ26cとロースタ部24dの点火スイッチ2
6dが設けられている。なお、ロースタ部24dの点火
スイッチの下方には、レンジフード30の作動開始や作
動停止等を手動で行うリモートスイッチ27が設けられ
ている。
【0015】コンロ本体23の前面上部には、2箇所に
発信部28a、28bが設けられている。ここで、第1
発信部28aは中央より向かって左側に設けられてお
り、第2発信部28bは中央より向かって右側に設けら
れている。より具体的には、第1発信部28aは点火ス
イッチ26aと26bの中間部の直上に、第2発信部2
8bは点火スイッチ26cと26dの中間部の直上に設
けられている。この結果、点火スイッチ26を操作する
手や腕で赤外線信号の上方への照射が遮断されることを
回避しながらも、点火スイッチ26を操作する者の体に
赤外線信号を当てやすくなる。
【0016】図1に示すレンジフード30は、フード本
体31の内部に設けられた換気ファン36と、フード本
体31の前面下部の中央に設けられた第1受信部33
と、この第1受信部33の向かって右側に並置された操
作部32と、フード本体31の奥側に設けられた第2受
信部35を備えている。このように、第1受信部33に
加えて、さらに第2受信部35をフード本体31の奥側
に設けたことから、広い範囲の赤外線信号を受信でき
る。
【0017】次に、本実施例に係るガスコンロ22とレ
ンジフード30の電気的接続について図2を参照して説
明する。図2は本実施例に係るガスコンロとレンジフー
ドの電気的接続を示した図である。図2に示すように、
ガスコンロ22の内部では、上記した図1に示す各点火
スイッチ26a〜dがスイッチ検出部40に接続されて
いる。このスイッチ検出部40は各点火スイッチ26a
〜dのオン・オフ状態を検出する。このスイッチ検出部
40は発信制御部42に接続されており、この発信制御
部42は発信LED44(赤外線発光素子の一例)に接
続されている。本実施例では、この発信LED44と図
示しない発光カバーによって図1に示す発信部28が構
成されている。発信制御部42は、図示しない発振回路
等を備えており、スイッチ検出部40で検出されたオン
・オフ状態に応じて、オン・オフのパルス信号を発信L
ED44から赤外線に乗せて赤外線信号として発信させ
る。
【0018】レンジフード30の内部には、発信LED
44からの赤外線信号を受信する受信LED48(赤外
線受光素子の一例)が設けられている。本実施例では、
この受信LED48と受光カバー34(図6参照)によ
って図1に示す第1受信部33が構成されている。この
受信LED48は受信制御部52に接続されている。こ
の受信制御部52は赤外線信号からパルス信号を取り出
し、そのパルス信号に応じたモータ制御信号を出力す
る。このモータ制御信号は受信制御部52に接続された
モータ制御部56に送信される。このモータ制御部56
はモータ58に接続されており、モータ制御部56は受
信したモータ制御信号に応じてモータ58を駆動・停止
等させる。このモータ58は換気ファン36に接続され
ており、モータ58の駆動・停止等に応じて換気ファン
36を作動開始・作動停止等させる。
【0019】次に、本実施例に係るガスコンロ22とレ
ンジフード30の特徴を含む基本的動作について図3を
参照して説明する。図3は本実施例に係るガスコンロと
レンジフードの側面図である。図3に示すように、操作
者60が点火スイッチ26を押してコンロ部24に点火
すると、上記した図2に示す電気的接続によって発信部
28から赤外線信号が発信される。この発信部28はコ
ンロ本体23の前面に設けられており、通常、操作者6
0は点火スイッチ26を操作する時はコンロ本体23の
前面付近にいることから、発信された赤外線信号は操作
者60に当たる。操作者60に当たった赤外線信号は反
射してガスコンロ22の上方のレンジフード30の方向
に照射される。そして、レンジフード30の前面中央に
設けられた第1受信部33、あるいは内部に設けられた
第2受信部35で赤外線信号が受信されると、上記した
電気的接続によって換気ファン36の作動が開始され
る。例外的に、発信部28から発信された赤外線信号が
操作者60に当たらなかった場合等であっても、天井6
2cに当たって反射した赤外線信号が第1受信部33で
受信されると、上記した電気的接続によって換気ファン
36の作動が開始される。これに対し、操作者60が再
度点火スイッチ26を押してコンロ部24の作動を停止
させる場合も、同様の動作によって換気ファン36の作
動が停止される。
【0020】以下で、本実施例に係るガスコンロ22と
レンジフード30の特徴的な構成と作用効果について、
さらに詳細に説明する。ガスコンロ22の平面図である
図4に示すように、発信部28a、bの発光面はそれぞ
れ中央へ向けて45度傾斜している。1つの発信部から
発信される赤外線信号の発信範囲は約30度であるか
ら、反射等を考慮しなければ、2つの発信部28a、b
からは領域A1と領域A2を合わせた領域に赤外線信号
が照射される。この結果、例えば点火スイッチ26dを
操作する場合において、操作者60が点火スイッチ26
dの正面で操作する場合(操作者が60aの位置で操作
する場合)はもちろん、点火スイッチ26dの正面から
外れた位置から手を伸ばして操作する場合(操作者が6
0bや60cの位置で操作する場合)にも赤外線信号が
当たる。他の点火スイッチ26a〜cを操作する場合も
同様である。例外的に、赤外線信号が操作者60に当た
らなかった場合でも、発光面を中央へ向けて45度傾斜
させているため、図4に示すように赤外線信号の到達可
能な約3m以内の距離に側方壁62aがある場合には、
その側方壁62aに赤外線信号が当たる。従って、発信
部28から発信された赤外線信号が操作者60や側方壁
62aに当たって反射しやすいため、反射した赤外線信
号がレンジフード30の第1受信部33等(図3参照)
に向かって照射されやすくなる。なお、例外的である
が、赤外線信号の到達可能な約3m以内の距離に後方壁
62bがある場合には、その後方壁62bに赤外線信号
が当たって反射し、第1受信部33等で受信される場合
もある。
【0021】また、ガスコンロ22の側面図である図5
に示すように、発信部28a、bの発光面は上方へ向け
て10度傾斜している。1つの発信部から発信される赤
外線信号の発信範囲は約30度であるから、反射等を考
慮しなければ、2つの発信部28a、bからは領域A3
に赤外線信号が照射される。この結果、従来よりも高い
確率でガスコンロ22よりも上方に設けられたレンジフ
ード30の第1受信部33等(図3参照)に赤外線信号
を到達させることができる。
【0022】レンジフード30の第1受信部33と操作
部32付近の斜視図である図6に示すように、第1受信
部33は、第1受光面34aと第2受光面34bが形成
された受光カバー34で外枠が形成されている。また、
第1受信部33付近の断面図である図7に示すように、
この受光カバー34の内部には、回路基板64と、この
回路基板64に取り付けられた制御素子66と、この制
御素子66に取り付けられた受信LED48を有してい
る。
【0023】図7に示すように、受信LED48の受光
面は、下方へ向けて傾斜しており、その傾斜角は40度
である。傾斜角を40度としたのは、本発明者らの以下
に示す検討の結果によるものである。人形(操作者に相
当)の位置と傾斜角を変化させた場合の第1受信部33
による赤外線信号の受信回数と受信確率を図8に示す。
なお、人形(身長1500mm)は、発信部28から2
50mm離れた位置であって、ガスコンロ22の中央に
置いた場合と、中央から200mm左に置いた場合と、
中央から200mm右に置いた場合について検討を行っ
た。また、傾斜角は20度から60度まで10度おきに
変化させた場合について検討を行った。赤外線信号の発
信回数は20回とした。図8に示すように、傾斜角を4
0度とした場合はいずれの位置においても受信回数は2
0回、すなわち受信確率は100%であった。傾斜角を
30度または50度とした場合は、40度とした場合に
比べると若干受信確率は下がるが、それでも高い確率で
受信できる。また、人形を左あるいは右に置いた場合
は、中央に置いた場合より若干受信確率は下がるが、図
4の例でも述べたように、それでもなお高い受信確率を
維持することができる。傾斜角を20度または60度と
した場合は、いずれに位置においても傾斜角を30度か
ら50度にした場合と比べて大幅に受信確率が下がる。
このように、受信LED48の受光面の傾斜角を40度
にすると、人等に反射されて下方から照射される赤外線
信号を従来よりも高い確率で受信し、しかも、天井等に
反射されて上方から照射される赤外線信号をも受信する
ことができる。
【0024】図7に示すように、受光カバー34の第1
受光面34aは、下方に向けて傾斜しており、その傾斜
角は50度となっている。また、第2受光面34bは第
1受光面34aに対して上方に向けて50度傾斜してい
る。この構成によると、人等に反射して下方から照射さ
れる赤外線信号を従来よりも高い確率で受信し、しか
も、天井等に反射して上方から照射される赤外線信号を
も高い確率で受信することができる。なお、第1受光面
34aの下方へ向けた傾斜角が50度の場合は、第2受
光面34bの第1受光面34aに対する上方へ向けた傾
斜角は40度から60度のいずれかであることが好まし
い。
【0025】第1受信部33と操作部32付近の側面図
である図9に示すように、操作部32の操作面の下方へ
向けた傾斜角は30度となっている。また、上記したよ
うに第1受信部33の受光カバー34の第1受光面34
aの下方へ向けた傾斜角は50度である。すなわち、操
作部32の操作面の傾斜角を第1受信部33を構成する
受光カバー34の第1受光面34aの傾斜角より小さく
している。この構成によると、赤外線信号を従来よりも
高い確率で受信し、かつ、操作部32の操作性を損なわ
ないようにすることができる。
【0026】以上、本発明の実施例に係るガスコンロ2
2とレンジフード30について説明したが、本発明は上
記の実施例になんら限定されるものではなく、当業者の
知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施す
ることができる。例えば、本実施例では、図1に示すよ
うに前面に発信部28を設けたガスコンロ22と、前面
に第1受信部33を設けたレンジフード30を組み合わ
せたものについて説明したが、本発明の適用範囲はこれ
に限られない。例えば、図1に示す前面に発信部28を
設けたガスコンロ22と、下面や側面等に受信部を設け
た図示しない他のレンジフードを組み合わせた場合にも
本発明を適用することができる。また、上面等に発信部
を設けた図示しない他のガスコンロと、図1に示す前面
に第1受信部33を設けたレンジフード30を組み合わ
せた場合にも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るガスコンロとレンジフードの正
面図。
【図2】本実施例に係るガスコンロとレンジフードの電
気的接続を示した図。
【図3】本実施例に係るガスコンロとレンジフードの側
面図。
【図4】本実施例に係るガスコンロの平面図。
【図5】本実施例に係るガスコンロの側面図。
【図6】本実施例に係るレンジフードの第1受信部と操
作部付近の斜視図。
【図7】本実施例に係るレンジフードの第1受信部付近
の断面図。
【図8】人形(操作者)の位置と傾斜角を変化させた場
合の第1受信部による赤外線信号の受信回数と受信確率
を示した図。
【図9】本実施例に係るレンジフードの第1受信部と操
作部付近の側面図。
【符号の説明】
22:ガスコンロ(加熱装置の一例) 23:コンロ本体 24:コンロ部 26:点火スイッチ 27:リモートスイッチ 28:発信部、28a:第1発信部、28b:第2発信
部 29:キャビネット 30:レンジフード(換気装置の一例) 31:フード本体 32:操作部 33:第1受信部 34:受光カバー、34a:第1受光面、34b:第2
受光面 35:第2受信部 36:換気ファン 40:スイッチ検出部 42:発信制御部 44:発信LED(赤外線発光素子の一例) 48:受信LED(赤外線受光素子の一例) 52:受信制御部 56:モータ制御部 58:モータ 60:操作者 62:壁、62a:側方壁、62b:後方壁、62c:
天井 64:回路基板 66:制御素子
フロントページの続き (72)発明者 長屋 加津彦 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リンナイ株式会社内 (72)発明者 齊藤 光男 神奈川県相模原市渕野辺2丁目1番9号 富士工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−241512(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/00 - 7/06

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱装置の加熱開始または加熱停止に連
    動して換気装置を作動開始または作動停止させる赤外線
    信号を発信する発信部を、加熱開始操作または加熱停止
    操作する操作者が位置する側を向く加熱装置前面の中央
    よりも左側と右側の2箇所に設け、 少なくとも1つの発信部の発光面を中央に向けて傾斜さ
    せたことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの発信部の発光面を上方
    に向けて傾斜させたことを特徴とする請求項1に記載の
    加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記発信部を加熱開始または加熱停止ス
    イッチより上方に設けたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 換気装置より下方に設けられた加熱装置
    から発信される赤外線信号を受信する受信部を、加熱装
    置に加熱開始操作または加熱停止操作する操作者が位置
    する側を向く換気装置前面に設け、 前記受信部の受光面を下方に向けて傾斜させ、その傾斜
    角を30度から50度のいずれかにしたことを特徴とす
    る換気装置。
  5. 【請求項5】 前記受信部は受光カバーを有し、その受
    光カバーは2つの受光面をもち、第1受光面は下方に向
    けて傾斜し、その傾斜角が30度から50度のいずれか
    であるとともに、第2受光面は前記第1受光面に対して
    上方に向けて傾斜していることを特徴とする請求項4に
    記載の換気装置。
  6. 【請求項6】 前記受信部と並置された操作部を有し、
    前記操作部の操作面の下方へ向けた傾斜角を、前記第1
    受光面の下方へ向けた傾斜角よりも小さくしたことを特
    徴とする請求項5に記載の換気装置。
  7. 【請求項7】 前記受信部を前記換気装置の前面の中央
    部付近に設けたことを特徴とする請求項4から6のいず
    れかに記載の換気装置。
  8. 【請求項8】 前記受信部に加えて、さらに他の受信部
    を換気装置の奥側に設けたことを特徴とする請求項4か
    ら7のいずれかに記載の換気装置。
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