JP2002067619A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JP2002067619A
JP2002067619A JP2000259468A JP2000259468A JP2002067619A JP 2002067619 A JP2002067619 A JP 2002067619A JP 2000259468 A JP2000259468 A JP 2000259468A JP 2000259468 A JP2000259468 A JP 2000259468A JP 2002067619 A JP2002067619 A JP 2002067619A
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JP
Japan
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tread
pneumatic tire
tire
edge
tread edge
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JP2000259468A
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English (en)
Inventor
Keizo Shibano
圭三 芝野
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Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/0083Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts characterised by the curvature of the tyre tread

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 TOS方式の空気入りタイヤにおいてバット
レス部辺りからのクラック発生を少なくする。 【解決手段】 TOS方式の空気入りタイヤTは、TO
S方式(トレッド・オーバー・サイドウォール方式)の
空気入りタイヤにおいて、トレッド表面の曲率ラインR
1とバットレス部の曲率ラインR2との交点をA、タイ
ヤ最大幅位置をB、前記A、Bの高さ方向の垂線距離
(径方向長さ)をb、交点Aからトレッドエッジまでの
垂線距離(径方向長さ)をa、としたとき、0.3≦a
/b≦0.7の関係式を満している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TOS方式(トレ
ッド・オーバー・サイドウォール方式)の空気入りタイ
ヤに係り、殊に、偏平率が70%以下の重荷重用ラジア
ルタイヤにおいて、バットレス部からのクラック発生を
防止したものに関する。
【0002】
【従来の技術】重荷重用(トラック・バス等をいう)ラ
ジアルタイヤにおいて、その成形工程上においてトレッ
ドエッジを最後に巻き下げる方法がある(TOS方式:
トレッド・オーバー・サイドウォール方式)。このTO
S方式の空気入りタイヤにおいては、トレッドエッジが
タイヤのバットレス部辺りにおいてサイドウォール上に
重なっており、このエッジが周方向に残る形となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】TOS方式の重荷重用
ラジアルタイヤにおいては、サイドウォール上に周方向
に向って残ったトレッドエッジを起点としてクラックが
発生し、これが成長してブレーカーエッジに達するとト
レッドが剥離を起こし損傷が発生することがある。特
に、偏平率が70%以下のタイヤにおいては負荷転動時
にサイドウォールの絶対高さが小さいためにトレッドエ
ッジに歪みが集中して前記剥離の要因となっていた。
【0004】本発明は、上記した従来例の課題に鑑み、
TOS方式の空気入りタイヤにおいて、バットレス部辺
りのクラック発生を防止したことを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、TOS方式
(トレッド・オーバー・サイドウォール方式)の空気入
りタイヤにおいて、前述の目的を達成するために、次の
技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に係る空
気入りタイヤは、トレッド表面の曲率ラインR1とバッ
トレス部の曲率ラインR2との交点をA、タイヤ最大幅
位置をB、前記A、Bの高さ方向の垂線距離(径方向長
さ)をb、交点Aからトレッドエッジまでの垂線距離
(径方向長さ)をa、としたとき、0.3≦a/b≦
0.7の関係式を満していることを特徴とするものであ
る。
【0006】このような構成を採用したことにより、ト
レッドエッジを巻き下げることが可能で成形工程上での
支障はなく、一方、トレッドエッジがタイヤ負荷転動時
に歪みが発生し易い位置から外れ、クラック発生の要因
をなくしているのである。すなわち、0.3>a/bで
はトレッドエッジが上がりすぎて(径外位置になっ
て)、成形工程上において巻き下げることができず、
0.7<a/bではトレッドエッジが下がりすぎて(径
内位置になって)、歪みが発生し易い位置となりクラッ
ク発生の要因となるのを、本発明では回避しているので
ある。
【0007】更に、請求項2に係る空気入りタイヤにお
いては、トレッド表面の曲率ラインR1とバットレス部
の曲率ラインR2との交点をA、タイヤ最大幅位置を
B、サイドウォールの径外端位置をC、前記A、Bの高
さ方向の距離(径方向長さ)をb、交点Aからトレッド
エッジまでの垂線距離(径方向長さ)をa、位置Cから
トレッドエッジまでの垂線距離(径方向長さ)をcとし
たとき、0.3≦a/b≦0.7および0.4≦c/a
≦0.6の関係式を満していることを特徴とするもので
ある。
【0008】また、前述した請求項1又は2において、
トレッドエッジが周方向に向って波形に形成されている
ことを特徴とするものである(請求項3)。このよう
に、トレッドエッジを周方向に向って波形とすることに
よって歪みを分散できるし、エッジ部での周方向長さを
長くできて有効な接着を促すことにより、バットレス部
辺りでのクラック発生を確実に防止するのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明に係る
空気入りラジアルタイヤTの実施の形態について説明す
る。図1において、空気入りタイヤTは、サイドウォー
ル2の径外端(径外方向に先細のクサビ形状)に、トレ
ッド1のエッジ(径内方向に先細のクサビ形状)1Aが
巻き下げられて接着されているTOS方式(トレッド・
オーバー・サイドウォール方式)であり、符号3がラジ
アルカーカス、4がクッションゴム、5が2層で例示す
るブレーカ(ベルト層)である。
【0010】左右のサイドウォール2は耐候性等を主題
とするゴムであり、トレッド1は耐摩性等を主題とする
ゴムであり、このように両者のゴム物性が異なることか
ら、バットレス部6でのトレッドエッジ1Aの剥離が生
じ易いのである。特に、偏平率が70%以下の重荷重用
空気入りラジアルタイヤTにおいては、サイドウォール
2の絶対高さが小さいため、負荷転動時にトレッドエッ
ジ1Aに歪みが集中して剥離の要因となり易いのであ
る。そこでバットレス部6近辺からのクラック発生要因
をおさえるために次のような構成とされているのであ
る。
【0011】すなわち、トレッド表面の曲率ラインR1
とバットレス部6の曲率ラインR2との交点をA、タイ
ヤ最大幅位置をB、前記A、Bの高さ方向の垂線(垂
直)距離(径方向長さ)をb、交点Aからトレッドエッ
ジ1Aまでの垂線(垂直)距離(径方向長さ)をaとし
たとき、0.3≦a/b≦0.7の関係式を満している
のである。ここで、0.3>a/bではTOS方式にお
いてトレッドエッジ1Aが上がりすぎて(径外位置にな
りすぎて)、成形工程上巻き下げることが困難となる
し、一方、0.7<a/bではトレッドエッジ1Aが最
大負荷位置であるタイヤ最大幅位置Bに近くなり過ぎて
タイヤ負荷転動時に歪みが発生し易い位置となりクラッ
クが発生し易くなるのである。
【0012】また、サイドウォール2の径外端位置をC
とし、この位置Cからトレッドエッジ1Aまでの垂線
(垂直)距離(径方向長さ)をcとしたとき、0.4≦
c/a≦0.6の関係式とされている。0.4>c/a
ではサイドウォール2に対するトレッドエッジ1Aの重
なり代(高さ・面積)が小さく両者の接着性が低下する
し、0.6<c/aではブレーカーエッジ5Aと干渉す
るからである。更に加えて、図2に示すように、トレッ
ドエッジ1Aが周方向に向って波形(円弧状の交互連続
をいう)に形成されており、これにより、該エッジを直
線形状としたときの歪み集中を波形とすることで歪みの
分散が期待できてクラック発生の要因をおさえているの
であり、加えて、エッジ1Aの周方向長さすなわち、サ
イドウォール2に対するエッジ部1Aの有効な接着面積
を確保できてクラック発生要因をおさえているのであ
る。
【0013】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、TOS方式
の空気入りタイヤにおいて、バットレス部辺りでのクラ
ック発生をおさえることができながらタイヤ成形性は確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気入りタイヤの部分断面図であ
る。
【図2】同じく部分断面斜視図である。
【符号の説明】
T タイヤ 1 トレッド 1A トレッドエッジ 2 サイドウォール 6 バットレス部 A 交点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TOS方式(トレッド・オーバー・サイ
    ドウォール方式)の空気入りタイヤにおいて、 トレッド表面の曲率ライン(R1)とバットレス部の曲
    率ライン(R2)との交点を(A)、タイヤ最大幅位置
    を(B)、前記(A)(B)の高さ方向の垂線距離(径
    方向長さ)を(b)、交点(A)からトレッドエッジま
    での垂線距離(径方向長さ)を(a)、としたとき、
    0.3≦(a)/(b)≦0.7の関係式を満している
    ことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 TOS方式(トレッド・オーバー・サイ
    ドウォール方式)の空気入りタイヤにおいて、 トレッド表面の曲率ライン(R1)とバットレス部の曲
    率ライン(R2)との交点を(A)、タイヤ最大幅位置
    を(B)、サイドウォールの径外端位置を(C)、前記
    (A)(B)の高さ方向の距離(径方向長さ)を
    (b)、交点(A)からトレッドエッジまでの垂線距離
    (径方向長さ)を(a)、位置(C)からトレッドエッ
    ジまでの垂線距離(径方向長さ)を(c)としたとき、
    0.3≦(a)/(b)≦0.7および0.4≦(c)
    /(a)≦0.6の関係式を満していることを特徴とす
    る空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 トレッドエッジが周方向に向って波形に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の空気入りタイヤ。
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