JP2002066892A - 棒状材研磨装置 - Google Patents
棒状材研磨装置Info
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Abstract
置を提供する。 【解決手段】棒状材2の先端を研磨する鼓状研磨手段1
と、該鼓状研磨手段の外周研磨面1aとほぼ接する面内
に設けられた弧状凹面4aを有する転がし台4と、該転
がし台4上に置かれた棒状材2に接触して棒状材を回転
させつつ弧状凹面に沿って移送し、棒状材の先端部を上
記外周研磨面1a上に圧接して移動させる送り車5と、
上記転がし台の出口から離間した位置に上記弧状凹面の
出口部を斜めに覆う離反部材8を設けた。さらに、転が
し台4の入口側に、外周上に複数本の溝7aが間隔を保
って形成された溝車7を設け、各溝に棒状材を1本づつ
挿入して上記転がし台に供給できるようにした。
Description
される縫合針の先端部分を研磨する装置に関する。ここ
で、研磨とは、通常の研磨の他に、研摩や研削を含み、
砥石・バフ等によるものも含むものとする。
場合、まず、原料となるステンレスの線材から所定の長
さの棒状材をカットして取り出す。次に、これの曲がり
を修正して真っ直ぐにしてから先端を研削して尖らせ、
適宜プレス加工等によって所望の形状に形成する。次
に、湾曲を加える。最後に、基端側に糸通し孔を穿設す
るか、又は盲穴を開けて糸をかしめ固定して完成させ
る。
には、通常、図3、図5に示すような研磨装置が使用さ
れている。これらの図において、1は砥石やバフ等から
なる鼓状研磨手段で、円弧状に窪んだ凹状の研磨面を有
する。縫合針の原材料となる棒状材2は、通常、直径が
2mm未満で円形断面の極細材である。原料としての棒
状材2は、ホッパ3内に多数投入され、仕切り板3aの
下端にできた隙間から、ホッパ3底部の斜面を転がっ
て、転がし台4へと供給される。
車5との間に多数の棒状材2を挟み、棒状材2を転がし
台4上で回転させながら移動する。弧状凹面4aを延長
すると、この延長面は、鼓状研磨手段1の外周研磨面1
aと接触するようになっている。したがって、転がし台
4上を転動してきた棒状材2は、図4に示すように回転
する鼓状研磨手段1の外周研磨面1a上を移動しながら
研削され、やがて、転がし台4の出口に達し、送り車5
から離れて受台6上に移動し、次の工程へと送られる。
送り車5と転がし台4との間に棒状材2を強く挟むの
で、転がし台4の出口に達したとき、棒状材2が送り車
5に付着したまま離れないものが出てくる。このような
棒状材2は、送り車5に付着してホッパ3の供給部まで
戻って再度研磨を受けることになり、研磨過剰となって
不良品の原因となる。または、ホッパ3までは戻らない
までも、送り車5のかなり上の位置まで行ってから落下
して、棒状材2の向きが不揃いになったり、研磨装置の
外に落下したりする。また、棒状材2が次々と受台6に
送られ、上方に積み上げられるので、受台6から溢れて
出てしまい、転がし台4上へ逆流してしまったり、棒状
材2の向きが斜めになって回転し、研磨装置の外に落下
したりすることもある。そのため、人手により頻繁に拾
ったり、揃えたりする必要があり、省力化できなかっ
た。
下に任せて棒状材2が供給されるので、転がし台4上で
隣接する棒状材2が接触し、棒状材2の回転が阻害さ
れ、研磨箇所が片寄ってしまうものができる可能性があ
る。そのため、仕切り板3aの高さを頻繁に変えるな
ど、人手によって、棒状材を適当な間隔で供給すること
になる。本発明は、このような事実から考えられたもの
で、省力化して棒状材を研磨できる研磨装置を提供する
ことを目的としている。
めに本発明は、棒状材の先端部を研磨する鼓状研磨手段
と、該鼓状研磨手段の外周研磨面と少なくとも1部が接
する面内に設けられた弧状凹面を有する転がし台と、該
転がし台上に置かれた棒状材に接触して棒状材を回転さ
せつつ上記弧状凹面に沿って移送し、棒状材の先端部を
上記外周研磨面上に圧接して移動させる送り車と、上記
転がし台の出口に設けられ、棒状材を送り車から離反さ
せる離反部材とを有することを特徴としている。転がし
台の出口に受台を設け、離反部材で離反された棒状材を
受け取る構成としたり、上記離反部材を受台の上方まで
延長した構成としてもよい。また、離反部材としては、
出口から離間した位置に上記弧状凹面の出口を斜めに覆
う板状部材又は棒状部材を使用することができる。
磨手段と、該鼓状研磨手段の外周研磨面と少なくとも1
部が接する面内に設けられた弧状凹面を有する転がし台
と、該転がし台上に置かれた棒状材に接触して棒状材を
回転させつつ弧状凹面に沿って移送し、棒状材の先端部
を上記外周研磨面上に圧接して移動させる送り車と、上
記転がし台の入口側に設けられ、外周上に複数本の溝が
間隔を保って形成された溝車とを有し、該溝車の上記各
溝に棒状材を1本づつ挿入して上記転がし台に供給でき
るようにしたことを特徴としている。上記溝車と送り車
とが相互の外周面を接触して、一方が他方を駆動する構
成としてもよい。
て転動しながら移動し、先端が鼓状研磨手段により研磨
される。そして、転がし台の出口に達すると、離反部材
によって強制的に送り車から離反される。したがって、
人手に依らずに確実に離反させることができ、再度研磨
されることによる過剰研磨を防止することができる。
溝車の外周上に形成された複数本の溝に一本づつ棒状材
を挿入して転がし台に供給するので、人手で調整するこ
となしに、転がし台上に棒状材が間隔を持って供給さ
れ、棒状材相互間に間隔が開くので、棒状材が転がし台
上を移動する際にも回転が阻害されなくなって、全周に
渡って均等に研磨することができる。
って説明する。図1は、本発明における棒状材研磨装置
の構成を示す図で、図5の従来例に対応する図である。
共通する構成には同じ符号を付し、異なる構成を中心に
説明する。本発明では、転がし台4の入口側、すなわ
ち、ホッパ3と転がし台4との間に、溝車7を設け、転
がし台4の出口側に離反部材8を設けている。
全体が送り車5に接触することが望ましく、そのための
形状は送り車5と同心の円弧形状である。一方、鼓状研
磨手段1の外周研磨面1aは、図1に示すように送り車
5の回転軸5aと鼓状研磨手段1の回転軸1bとが直角
方向であれば、上記と同じ円弧形状でよいが、直角では
ない場合には、楕円弧形状であることが好ましい。ただ
し、いずれの場合でも、外周研磨面1aと、弧状凹面4
aを延長した面が、鼓状研磨手段1の回転軸に沿った長
さ全体で接触するのが望ましいが、一部で接触する形状
としてもよい。
すように、溝車7は、厚い円板形状で、外周に均等な間
隔で多数の溝7aが形成されたものである。この溝7a
は、1の溝に棒状材2が1本だけ進入可能となってい
る。溝車7は、送り車5と接触しており、送り車5の回
転と同じ表面速度で回転する。
の出口から、1本の棒状材2が容易に通過できる程度の
距離だけ離間した位置にあって、弧状凹面4aの出口か
ら出てきた棒状材2の進行を阻止すべく、出口部を斜め
に覆うように設けられている。この離反部材8は、板状
の部材でもよく、丸棒などの棒状部材でもよい。
材2の径より大きい隙間が設けられており、この隙間か
ら多数の棒状材2が溝車7に押し寄せる。しかし、溝車
7は、1つの溝7aに1本の棒状材2しか収容できない
ので、多数の棒状材2を一度に運ぶことを防止できる。
で形成されており、棒状材2は、この間隔を保って転が
し台4へ供給される。溝車7側の転がし台4の入口側に
は、斜めに傾斜した排出部9を設け、溝7a内にある棒
状材2を強制的に排出するとともに、排出された棒状材
2が転がし台4にスムーズに移行できるように案内して
いる。この排出部9は転がし台4を延長して形成したも
のでも良いし、転がし台4と別個に設けたものでも良
い。
5が棒状材2に圧接して各棒状材2に回転を加えながら
出口方向、すなわち、受台6の方向へと送る。この間、
棒状材2の先端部は、高速回転している鼓状研磨手段1
と接触して研磨を受けながら進んでいく。
における間隔の1/2になる。というのは、溝7aの間
隔を保って転がし台4上に乗るが、転がし台4上では棒
状材2は自転しているので、送り車5の表面速度の倍の
速度で転がし台4上を移動することになるからである。
は、予め転がし台4上での間隔を設定し、溝7aの間隔
がその2倍の間隔となるように設定するとよい。また、
転がし台4上での間隔を設定しない場合でも、溝7aの
間隔は少なくとも棒状材2の径の2倍を越える間隔に設
定するのが望ましい。ただし、必ずしも等間隔にする必
要はなく、不等間隔であってもよい。
れながら外周研磨面1a上を進行し、研削された棒状材
2は、やがて、転がし台4の出口に達する。従来は、こ
こで棒状材2が自発的に送り車5から離れて受台6に移
動するのを期待していたのであるが、本発明では、離反
部材8を設け、強制的に棒状材2を送り車5から離反さ
せて受台6に移行させることができる。離反部材8は、
上記の作用を行うために、転がし台4の出口から棒状材
2が通過できる距離だけは離れて設けられなければなら
ない。また、離反部材8を長くして受台6の上方を覆う
ようにすれば、受台6上に棒状材2が多数溜まっても、
棒状材2が受台6からあふれ出ることを防止することが
できる。
鼓状研磨手段1の外周研磨面1aと完全に一致していれ
ば、棒状材2は鼓状研磨手段1の外周研磨面1aの一端
から他端まで無駄なく接触して研磨される。しかし、完
全に一致していなくても、一部で一致している状態であ
れば、一致している部分で研磨されることが可能であ
る。
磨装置は、転がし台の出口から離間した位置に弧状凹面
の出口部を斜めに覆う離反部材を設けたので、転がし台
の出口に達した棒状材を送り車から確実に排除すること
ができ、人手を少なくすることができる。また、送り車
から離反せずに再度研磨されるといった過剰な研磨を防
止できる。また、研磨の終わった棒状材を転がし台の出
口で送り車から強制的に離反させるので、棒状材が装置
外に落下したりせず、同じ向きにきちんと揃って受台上
に並べることができる。
本の溝が間隔を保って形成された溝車を設け、該溝車の
上記各溝に棒状材を1本づつ挿入して上記転がし台に供
給できるようにしたので、人手に依らなくても、転がし
台上を転動する棒状材が、相互に接触することなく、隙
間を開けた状態を保ち、回転が阻害されないようにする
ことができる。また、片寄りのない研磨ができる。
である。
図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 棒状材の先端部を研磨する鼓状研磨手段
と、該鼓状研磨手段の外周研磨面と少なくとも1部が接
する面内に設けられた弧状凹面を有する転がし台と、該
転がし台上に置かれた棒状材に接触して棒状材を回転さ
せつつ上記弧状凹面に沿って移送し、棒状材の先端部を
上記外周研磨面上に圧接して移動させる送り車と、上記
転がし台の出口に設けられ、棒状材を送り車から離反さ
せる離反部材とを有することを特徴とする棒状材研磨装
置。 - 【請求項2】 棒状材の先端部を研磨する鼓状研磨手段
と、該鼓状研磨手段の外周研磨面と少なくとも1部が接
する面内に設けられた弧状凹面を有する転がし台と、該
転がし台上に置かれた棒状材に接触して棒状材を回転さ
せつつ弧状凹面に沿って移送し、棒状材の先端部を上記
外周研磨面上に圧接して移動させる送り車と、上記転が
し台の入口側に設けられ、外周上に複数本の溝が間隔を
保って形成された溝車とを有し、該溝車の上記各溝に棒
状材を1本づつ挿入して上記転がし台に供給できるよう
にしたことを特徴とする棒状材研磨装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000258792A JP2002066892A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 棒状材研磨装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000258792A JP2002066892A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 棒状材研磨装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002066892A true JP2002066892A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18747045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000258792A Pending JP2002066892A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 棒状材研磨装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2002066892A (ja) |
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