JP7044756B2 - 毛束取出し装置、ブラシ製造機、毛束取出し体を製造する方法ならびに毛束取出し装置の対応部材を製造する方法 - Google Patents

毛束取出し装置、ブラシ製造機、毛束取出し体を製造する方法ならびに毛束取出し装置の対応部材を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブラシ製造機用の毛束取出し装置に関する。全ての毛束取出し装置は、材料ケースに対して相対的に可動の毛束取出し体と、可動の毛束取出し体に対して相対的に定置の対応部材とを有しており、毛束取出し体はその使用位置において、材料ケース内に供給された毛材ストックに面した前面側に、少なくとも1つの毛束取出しノッチを有しており、かつ少なくとも1つの毛束取出しノッチを介して毛材ストックから毛材束を取り出すためおよび受け入れた毛材束をブラシ製造機に供給するために、毛材ストックおよび対応部材の傍らを通過して、少なくとも供給位置にまで可動であり、毛束取出しノッチは、該毛束取出しノッチのノッチ開口を画定し、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部を有しており、対応部材は、毛束取出し体に面した分割縁部を有している。
本発明はさらに、毛材ストックを貯蔵するための材料ケースと、材料ケースから毛材束を取り出すための少なくとも1つの毛束取出し体を有する毛束取出し装置とを備えたブラシ製造機に関する。
さらに本発明は、毛束取出し体を製造する方法ならびに毛束取出し装置の対応部材を製造する方法にも関する。
このような毛束取出し装置、ブラシ製造機、毛束取出し体を製造する方法ならびに毛束取出し装置の対応部材を製造する方法は、従来技術から複数の異なる実施形態において周知である。
一般に、所定の長さに切断された毛材、フィラメントまたは毛材フィラメントのための貯蔵容器と呼ぶこともできる材料ケースから、フィラメントとも呼ばれる毛材を分割するまたは取り出す場合には、毛束取出し体の通過運動時にいわゆる毛束取出しノッチにより、個々の毛材が材料ケースから取り出される。毛束取出し体が毛束取出しノッチでもって材料ケース前の取出し領域から離脱すると直ちに、毛束取出しノッチはいわゆる対応部材により閉鎖され、これにより、毛束取出しノッチ内に配置された、所定数の個々の毛材フィラメントまたは毛材から成る束は、毛束取出しノッチ内に確実に配置された状態になる。次いでこの毛材束は、毛束取出し体により次の作業ステップへ送られる。この場合は、毛材束がブラシ製造機の詰込み工具に供給され、この詰込み工具により、線材留め具と共にブラシ本体に固定されることが想定されていてよい。
1つの別のブラシ製造方式では、毛材束が毛束取出し体により、毛材束をカセットまたは別の容器に規定通りに収納する工具に供給されることが想定されている。しかしまた、毛束取出しノッチ内に配置された毛材束を、吸取り装置により毛束取出しノッチから取り出して、カセットまたは別の容器に供給することも可能である。このような方式は、ブラシのいわゆる留め具無し製造に関連して適用されることが多い。
従来のブラシ製造機の場合、毛材束は両側を切断された、複数の個別の丸形の毛材フィラメントから成っている。毛束は、毛束取出し装置の毛束取出し体と対応部材とにより、ブラシ製造機の材料ケースから取り出され、詰込み工具により中央で折り畳まれ、線材留め具と共にブラシ本体または歯ブラシ本体中に詰め込まれる。詰込み後に毛束の端部がフライスにより、所定の長さまたは所定の輪郭に切断される。次いで毛材束の端部は複数の研削過程を経て丸み付けられる。材料ケースから毛材束を分割する際および毛材束をブラシ本体中に導入する際には、個々の毛材束の変形または単独の毛材フィラメントのみの変形も生じる恐れがある。これに関連して変形とは、毛材束または毛材束内の個別の毛材フィラメントが片側に押しずらされ、ひいては詰込み過程後に、製造されたブラシの例えば毛材フィールドから上方に向かって直立する場合があることを意味する。このことは、従来技術から周知のブラシ製造機では、毛材フィールドを後からフライス切削加工しかつ研削することにより、解消される。
処理において要求度の高い毛材、つまり例えば端部が前処理されていて、材料ケースからの分割後には最早そのフィラメント端部の加工が不可能な毛材フィラメントを使用しようとする場合には、品質と、毛束取出し体による毛材束の取出しおよび供給の精度に対し、より高度な要求が生じる可能性がある。これらの特別な要求は特に、予め丸み付けられた毛材フィラメント、化学的かつ/または機械的に尖らせられた毛材フィラメント、また毛材端部にマーキングを備えた毛材フィラメントの処理に際して生じる。また、非円形の、つまり例えば正方形、多角形、x形または中空の横断面を有する毛材フィラメントの場合でも、材料ケースからの毛材フィラメントの取出しおよび下流の加工ステップへの供給は、特に要求度が高い。
毛束取出し体は頻繁に、2つの反転ポイント間で1回の往復行程において、毛束取出しノッチでもって材料ケースの傍らを通過して案内される。戻り行程では、毛束取出しノッチは空であり、対応部材を通過した後には既に、材料ケースにおいて/材料ケース内で毛材フィラメントを充填することができる。再び反転運動した後で、毛束取出しノッチは再度対応部材に当たり、ここで対応部材に形成されかつ毛束取出し体に面した、いわゆる分割縁部を通過する。
この瞬間に、毛束取出しノッチが対応部材の分割縁部の傍らを通過して滑動し、これにより対応部材の、毛束取出し体に面した取出し体側により覆われひいては閉じられることにより、毛束取出しノッチの閉鎖が始まる。毛束取出しノッチが閉鎖されると、毛束取出しノッチ内の毛材フィラメントは最終的に、材料ケース内の毛材フィラメントから分離されることになる。いくつかの毛材フィラメントは、対応部材の分割縁部が形成されている対応部材頂点に沿って、材料ケース内へ再び押し戻される。いくつかの毛材フィラメントは、毛束取出しノッチ内に引きとめられる。対応部材による毛束取出しノッチの閉鎖時には、個々の毛材フィラメントが損傷されることが生じる恐れがある。この場合は、損傷された要素が材料ケース内へ押し戻されるか、または毛束取出しノッチ内に留まるというリスクが生じることになる。
つまり、損傷された毛材フィラメントが処理されるか、または後の時点において、材料ケース内に押し戻された毛材フィラメントが毛束取出しノッチを介して材料ケースから取り出され、次いで後続の処理ステップに供給される、ということが生じる恐れがある。
損傷された毛材フィラメントの処理は、継続的な欠陥を惹起する恐れがあり、この継続的な欠陥は、製造完了したブラシの欠陥廃棄につながる恐れさえある。損傷された毛材フィラメントのいくつかは屈曲部を有している場合があり、この場合は毛材束から側方に現れる。いくつかのフィラメントは変形され、製造されたブラシの毛材フィールドから上方に現れる。特に歯ブラシの場合には、損傷された毛材フィラメントを処理すると、これらの毛材フィラメントが歯磨き中に脱落し、場合により飲み込まれることさえあり得る、ということが生じる恐れがある。
したがって本発明の課題は、従来技術から周知の毛束取出し装置およびブラシ製造機の上述した欠点を減らす、またはそれどころか回避することができる毛束取出し装置、ブラシ製造機ならびに冒頭で述べた形式の毛束取出し装置の毛束取出し体および対応部材を製造する方法を提供することにある。
この課題は、前記のような毛束取出し装置、ブラシ製造機ならびに冒頭で述べた形式の毛束取出し装置の毛束取出し体および対応部材を製造する方法に関する各独立請求項に記載の手段および特徴を備える、冒頭で述べた形式の毛束取出し装置において、2つのカッタ縁部のうちの少なくとも1つおよび/または分割縁部が、その長手方向延在部に対して横方向に丸み付けられていることにより、解決される。
つまり、材料ケースの毛材ストックから毛材束を分割する際に協働する各縁部、つまり毛束取出し体の少なくとも1つのカッタ縁部および対応部材の分割縁部の幾何学形状が、材料ケースからの毛材フィラメントの損傷の少ないまたはそれどころか損傷の無い取出しに際して重要である、ということが判った。取出し時に毛束取出しノッチの領域内で協働する各縁部のうちの少なくとも1つを丸み付けることにより、協働する縁部間に毛材フィラメントが挟み込まれることで材料ケースからの毛材フィラメントの取出し時に個々の毛材フィラメントの損傷が生じる、というリスクを低下させることができる。これにより、上述した継続的な欠陥は減少され得るか、またはそれどころか回避され得る。
毛束取出し体は、材料ケースから毛材束を取り出すためおよび取り出された毛材束を下流の加工ステップへ搬送するために、その2つのカッタ縁部でもって対応部材の分割縁部の傍らを小さな間隔しかあけずに通過して動かされるため、各カッタ縁部は分割縁部に、極短い距離にまで接近することになる。上述した丸み付けにより、毛材フィラメントをより慎重に取り出すことができるようになっている。特に毛材フィラメントが分割縁部と一方のカッタ縁部との間に挟み込まれそうな場合には、各縁部を丸み付けることにより、当該の毛材フィラメントは比較的慎重に毛束取出しノッチ内へさらに押し込まれるか、または‐やはり慎重に‐材料ケース内へ送り戻される。
この場合、2つのカッタ縁部のうち、毛材束を下流の処理ステップに供給する位置へ搬送する方向において後ろ側の、少なくとも1つのカッタ縁部が丸み付けられていると、特に有利であってよい。しかしまた、2つのカッタ縁部および/または分割縁部も丸み付けられていてよい。このようにして毛材束を、供給位置に向かう毛束取出し体の行程だけに限らず、材料ケースから傷めないように取り出すことができる。つまり毛束取出し体の戻り行程においても傷めずに取り出すことができるようになっていてよい。
少なくとも1つのカッタ縁部および/または分割縁部は、その長手方向延在部に対して横方向に、それぞれ所定の半径を備えて丸み付けられている、ということが可能である。この場合、少なくとも1つのカッタ縁部および/または分割縁部の半径または各半径は、0.005ミリメートル~0.03ミリメートル、特に好適には0.005ミリメートル~0.02ミリメートルであってよい。
材料ケースから毛材束を傷付けずに取り出す際に協働する各表面の質も重要な場合があるため、少なくとも1つのカッタ縁部の表面および/または分割縁部の表面が平滑化されていると、有利であってよい。有利には、上述した各表面は、0.1未満の平均的な粗さ値または表面粗さ値Ra、またはそれどころか0.05未満のRa、特に好適には0.02未満のRaを有していてよい。このようにして特に平滑な縁部面が生ぜしめられ、これらの平滑な縁部面に接して、毛材フィラメントは特に容易に毛束取出しノッチの方向または材料ケース内に戻る方向にも損傷、変形または屈曲されること無く滑動することができる。
前記課題を解決するためには、請求項5記載の手段および特徴を備える、冒頭で述べた形式の毛束取出し装置も提案する。請求項5では特に、毛束取出し装置の少なくとも1つのカッタ縁部の長さは、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した毛束取出しノッチの高さよりも小さいことが想定されている。このようにして、毛材フィラメントがカッタ縁部と対応部材の分割縁部との間に挟み込まれて損傷される恐れのある長さを短縮することができる。この場合、少なくとも1つのカッタ縁部の長さは、毛束取出し装置により取り出されるべき毛材フィラメントの長さよりも短くなっていてよい。
この特徴は、本発明による毛束取出し装置に関して上述した特徴と組み合わされてもよいことを述べておく。
毛束取出しノッチを介して材料ケースから個々の毛材フィラメントを取り出す際の損傷の危険を大幅に減少させることができるようにするために、毛束取出しノッチの長手方向軸線に対して横方向に向けられた毛束取出し体の平坦面と、少なくとも1つのカッタ縁部との間には、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部が形成されていてよい。これらにより、カッタ縁部の長さを制限することができる。しかしまた、毛束取出しノッチの長手方向軸線に対して横方向に向けられた、毛束取出し体の2つの平坦面のそれぞれと、少なくとも1つのカッタ縁部との間に、それぞれ少なくとも1つのカッタ縁部面取り部および/または少なくとも1つのカッタ縁部湾曲部が形成されていることも可能である。これら全ては、少なくとも1つのカッタ縁部を少なくとも2つのカッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部の間に配置させることになり、これにより、少なくとも1つのカッタ縁部の長さは、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した毛束取出しノッチの高さよりも小さくなっていてよい。
またこのようにして、カッタ縁部の長さが短縮され得ると共に、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した毛束取出しノッチの高さよりも小さくなっていてよい。さらにこの場合、カッタ縁部は少なくとも2つのカッタ縁部面取り部またはカッタ縁部湾曲部の間に対称的に配置されていてよい。
毛束取出しノッチは、2つのカッタ縁部のうちの1つ、特に毛材束の供給位置へ毛材束を搬送する方向において後ろ側のカッタ縁部に少なくとも隣接して、毛束取出しノッチ内への面取りされた進入斜面を有していてよい。この場合、進入斜面はカッタ縁部を起点として増大している、つまり進入斜面はカッタ縁部を起点として、その延在部に増大する材料厚さを有しており、したがって、進入斜面のカッタ縁部とは反対の側の領域におけるよりも小さな厚さを、カッタ縁部に隣接して有していることが想定されていてよい。
毛束取出しノッチの長手方向中心軸線に対して横方向または直角に向けられた、毛束取出しノッチの少なくとも1つのノッチ縁部が丸み付けられていることが有利なこともある。この場合、少なくとも1つのノッチ縁部は、所定のノッチ縁部円弧を備えて丸み付けられていてよく、好適には0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さを有するノッチ縁部円弧を備えて丸み付けられていてよい。
前記課題を解決するためには、請求項9記載の手段および特徴を備える、冒頭で述べた形式の毛束取出し装置も提案する。請求項9では特に、分割縁部の長さは、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した対応部材の高さよりも小さくかつ/または毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した毛束取出しノッチの高さよりも小さいことが想定されている。
よって分割縁部の長さは、毛束取出し装置により毛材ストックから取り出すことができる毛材フィラメントの長さより短くなっていてもよい。
この特徴は、本発明による毛束取出し装置に関して上述した特徴と組み合わされてもよいことを述べておく。
本発明による毛束取出し装置の1つの別の実施形態ではさらに、対応部材が、分割縁部の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも1つの分割縁部面取り部および/または分割縁部の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも1つの分割縁部湾曲部を有しており、分割縁部面取り部/分割縁部湾曲部により、分割縁部の長さが制限されている、ということが想定されていてよい。
しかしまた、対応部材が、分割縁部の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも2つの分割縁部面取り部および/または分割縁部の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも2つの分割縁部湾曲部を有しており、これらの間に分割縁部が配置されていることも可能である。これにより、分割縁部の長さは、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した、対応部材の高さよりも小さくなっている。
少なくとも1つの分割縁部面取り部および/または少なくとも1つの分割縁部湾曲部を介して、分割縁部は対応部材の上面および/または下面に結合されていてよい。
これにより両ケースにおいて、分割縁部の長さは、毛束取出し体の運動方向に対して横方向に測定した、対応部材の高さよりも小さくなっていてよい。この手段も‐毛束取出し体の少なくとも1つのカッタ縁部の領域におけるカッタ縁部面取り部および/または円弧および/またはカッタ縁部湾曲部の付与と同様に‐分割縁部の長さの短縮に役立つ。このことは、分割縁部と毛束取出し体の少なくとも1つのカッタ縁部との間に形成されることがある挟まり領域の長さを最小限に抑え、このようにして毛材フィラメントを材料ケースから取り出す際の、毛材フィラメントの損傷を減少させるか、またはそれどころか回避することを目的としている。
これに関連して、カッタ縁部のうちの少なくとも1つおよび/または分割縁部が、毛束取出し体の運動方向に対して直角に向けられかつ/または毛束取出しノッチ内に位置決めされるべき毛材束の向きに対して平行に向けられていると、有利であってよい。しかしまた、少なくとも1つのカッタ縁部と分割縁部とは両方共、円弧状の縁部の一部に形成されていてもよいか、または全体的に円弧状であってもよい。
基本的に、分割縁部に対して横方向または直角に向けられた少なくとも1つの縁部が、丸み付けられていてよい。とりわけ、毛材フィラメントに接触することがあるような縁部において、このような丸み付けは有効であってよい。また、対応部材の全ての縁部が、このように丸み付けられていることも可能である。この場合、丸み付けられた縁部は所定の半径を備えて、好適には0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さを有する半径を備えて丸み付けられていてよい。
前記課題は、請求項12記載の手段および特徴を有する毛束取出し装置によっても解決される。特に冒頭で述べた形式の毛束取出し装置において、毛束取出し体は、この毛束取出し体の前面側に対して横方向にまたはそれどころか直角に向けられた端面側を有しており、この端面側には、少なくとも1つの端面面取り部および/または端面円弧により画定された端面が含まれることを提案する。
この場合、少なくとも1つの端面面取り部は、毛束取出し体の端面に対して20°~80°の角度に向けられていてよい。端面面取り部の面取り幅は、0.05ミリメートル~0.4ミリメートルであってよい。
少なくとも1つの端面面取り部の面取り縁部が、0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さを有する半径を備えて丸み付けられていると、有利であってよい。
前記課題は、請求項14記載の手段および特徴を有する毛束取出し装置によっても解決される。特に冒頭で述べた形式の毛束取出し装置において、対応部材の、毛材ストックに面したケース側および/または対応部材の、毛束取出し体に面した取出し体側は、少なくとも1つの側方面取り部および/または少なくとも1つの側方円弧を有しており、これらにより、ケース側および/または取出し体側の各側方正面が画定されていることを提案する。
この場合、ケース側に設けられた少なくとも1つの側方面取り部は、この側方面取り部に隣接するケース側の側方正面に対して20°~80°の角度に向けられている。対応部材の取出し体側に設けられた少なくとも1つの側方面取り部が、この側方面取り部に隣接する取出し体側の側方正面に対して20°~80°の角度に向けられていることも可能である。
この場合、各側方面取り部は、0.05ミリメートル~0.4ミリメートルの面取り幅を有していてよい。側方面取り部の面取り縁部は、0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さを有する半径を備えて丸み付けられていてよい。
このようなブラシ製造機では、2つまたは3つまたは4つ以上の個別の毛材マガジンを備えた材料ケースが使用されることが多く、これらの毛材マガジンからは、毛束取出し体と少なくとも1つの毛束取出しノッチとを用いて毛材束を取り出すことができるようになっている。このことは通常、材料ケースの個々の毛材マガジンが徐々に取出し位置へもたらされることにより、生ぜしめられる。このために材料ケースは、所定の旋回軸線を中心として旋回可能であってよい。材料ケースの旋回軸線を中心とした旋回を可能にするためには、材料ケースの、対応部材と毛束取出し体とに面した対応部材側が、相応に湾曲された、特に所定の円弧に沿って湾曲された輪郭を有しており、この輪郭でもって材料ケースが対応部材に沿って通過するように旋回され得ると、有利であってよい。
これに関連して、対応部材の、毛材ストックに面したケース側が、少なくとも第1の部分と第2の部分とに分かれていると、有利であってよい。この場合、第1の部分はその長手方向延在部に沿って、第1の円弧に基づいて湾曲されていてよい。また第2の部分もその長手方向延在部に沿って、第2の円弧に基づいて湾曲されていてよい。第2の円弧の半径は、第1の円弧の半径よりも大きい、ということが可能である。
本発明による毛束取出し装置の1つの別の実施形態では、対応部材の、例えば既に上述した毛材ストックに面したケース側が少なくとも、1つの自由端部に分割縁部(17)が配置された第1の部分と、第2の部分とに分かれていてよい。この場合、第1の部分はその長手方向延在部に沿って、第1の円弧に基づいて湾曲されていてよいのに対し、第2の部分は直線的な、つまり湾曲されていない延在部を有している。
これに関連して、対応部材の製造を容易にすると共に、特に対応部材の分割縁部の、材料を傷めない丸み付けを可能にするためには、第1の円弧が、第2の円弧とは反対の方向に湾曲されている‐つまり例えば材料ケースおよび毛材ストックから離れる方向に湾曲されていると、有利であってよい。この場合、分割縁部は、対応部材の第1の部分の自由端部に配置されていてよい。
対応部材の従来の態様では、分割縁部は、接線方向で接近し合う2つの円弧、つまり材料ケースに面した円弧と、毛束取出し体に面した円弧とから形成されることが想定されている。この場合に分割縁部が丸み付けられると、丸み付けに伴って対応部材の比較的大きな材料損失が生じると考えられる。つまり、このように従来式に製造された対応部材における分割縁部は、丸み付けにより比較的大幅に後退することになり、このことは結果的に、毛束取出し装置全体の幾何学形状の手間のかかる適合を生ぜしめると考えられる。
ケース側の第1の部分が湾曲されている、第2の部分の円弧に比較して負の方向に向けられた円弧により、より少ない材料損失を伴った分割縁部の望ましい丸み付けが可能である。この場合、分割縁部は、対応部材のケース側の第1の部分と、対応部材の取出し体側の、やはり接近し合う2つの円弧から生じているが、これらの円弧は接線方向で接近し合う延在部ではなく、むしろ交差し合う延在部を有しており、このことは、分割縁部の材料損失の少ない丸み付けのための、より有利な幾何学形状条件につながる。
毛材フィラメントを材料ケースからより確実にかつより傷めないように取り出すためには、毛束取出し体の少なくとも1つの表面が、平滑化されていてよい。
具体的には例えば以下の表面、すなわち:少なくとも1つのまたは前記カッタ縁部円弧の表面、1つのまたは前記カッタ縁部面取り部の表面、1つのカッタ縁部湾曲部の表面、1つのノッチ縁部円弧の表面、1つの端面の表面、1つの端面面取り部の表面、1つの端面円弧の表面および/または少なくとも1つの面取り部の面取り縁部の表面が、前記のように平滑化されていてよい。さらに、毛束取出しノッチの内面も平滑化されていてよい。平滑化された各表面は、0.1未満の平均的な粗さ値または表面粗さ値Ra、0.05未満の平均的な粗さ値または表面粗さ値Ra、特に好適には0.02未満の平均的な粗さ値または表面粗さ値Raを有していてよい。このことも、毛材フィラメントのより優しい処理を生ぜしめてよい。
同様に、対応部材も少なくとも1つの平滑化された表面を有していてよい。つまり、対応部材のとりわけ以下の表面、すなわち:1つの分割縁部円弧の表面、1つの分割縁部面取り部の表面、1つの分割縁部湾曲部の表面、対応部材のケース側の側方正面の表面、対応部材の取出し体側の側方正面の表面、1つの側方面取り部の表面、対応部材に設けられた各面取り部のうちの少なくとも1つの、1つの側方円弧および/または少なくとも1つの面取り縁部の表面が、平滑化されていてよい。
この場合、平滑化された各表面の平均的な粗さ値または表面粗さ値Raは、0.1未満、好適には0.05未満、特に好適には0.02未満であってよい。
毛束取出し体および/または対応部材の表面、特に上で具体的に挙げた、取出し過程中に毛材フィラメントと直接に接触する可能性のある毛束取出し体および/または対応部材の各表面の平滑化または極度に平滑な構成は、材料ケース内の毛材ストックからの毛材フィラメントの取出しまたは分割過程を促進してよい。これはとりわけ、毛材ストックから最後の毛材フィラメントを分割する場合および/または毛束取出しノッチにおける少なくとも1つのカッタ縁部および/または対応部材の分割縁部が丸み付けられている場合である。
取出し体側において、対応部材は下流の処理ステップに対する、特に詰込み工具に対する毛材フィラメントの供給位置に隣接して配置された領域の片面側または両面側に、工具内への進入面取り部を備えていてよい。
毛束取出し体の毛束取出しノッチは、調節可能な毛束取出しノッチであってよい。毛束取出しノッチの調節用に、毛束取出し装置はさらに、必要な場合には毛束取出しノッチのノッチ深さを変えることのできる、調節装置を有していてよい。この調節装置により、場合によっては毛束取出しノッチのノッチ幾何学形状も変更することができかつ/または毛束取出しノッチ内に位置決めされた毛材束を、毛束取出しノッチから放出することができる。
少なくとも1つの毛束取出しノッチおよび/または少なくとも1つのカッタ縁部および/または分割縁部および/または毛束取出し体および/または毛束取出しノッチおよび/または対応部材における少なくとも1つの面取り部は、HSCフライス切削加工および/またはHSC研削により、特に効率的にかつ満足のいく質を備えて製造されていてよい。
毛束取出し体および/または対応部材の平滑化された表面は、研磨により製造されていてよい。さらに、少なくとも1つのカッタ縁部の少なくとも1つのカッタ縁部円弧、分割縁部の分割縁部円弧および/または毛束取出し体および/または対応部材における少なくとも1つの面取り部の面取り縁部における円弧も、研磨により製造かつ/または後加工されていてよい。
このために可能な方法としては、とりわけバレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りが使用される。この場合、上述した表面または円弧や湾曲部も、前記方法のうちの1つだけを用いて製造することが可能である、または連続的に実施される複数の方法を用いて製造することが可能である。
本発明による毛束取出し装置の1つの特に有利な実施形態では、毛束取出し体は、所定の旋回軸線を中心として旋回可能または回動可能な円弧分割体であってよい。ここで述べておくと、円弧分割体は、円弧取出し体と呼ばれてもよい。
本発明による毛束取出し装置の1つの別の態様では、毛束取出し体は、所定の旋回軸線を中心として旋回可能または回動可能な、円環状の毛束取出しディスクであることが想定されていてもよい。この場合、1回の行程で一度に複数の毛材束を材料ケースから取り出すことができるようにするために、毛束取出し体には‐この毛束取出し体の具体的な構成に関係なく‐場合によりそれぞれ異なるノッチ幾何学形状を有する複数の毛束取出しノッチが配置されていてよい。
特に、円弧分割体または円弧取出し体または円環状の毛束取出しディスクとして形成された毛束取出し体を使用する場合には、対応部材の、毛束取出し体に面した取出し体側が、所定の円弧に基づいて凸状に湾曲された毛束取出し体の前面側と同一の円弧に基づいて凹状に湾曲されていると、有効であってよい。
カッタ縁部および/または分割縁部が、0.4ミリメートル~1.4ミリメートルの長さを有しておりかつ/または少なくとも1つの直線的な、例えば毛束取出し体の運動方向に対して直角に向けられた、長さが0.01ミリメートル~0.8ミリメートルの部分を有していると、有利である。
前記課題は、冒頭で述べた形式のブラシ製造機によっても解決され、このブラシ製造機は、当該ブラシ製造機に関する独立請求項に記載の手段および特徴を有している。特に、前記課題は冒頭で述べた形式のブラシ製造機において、毛束取出し装置が、毛束取出し装置に関する各請求項のうちの1つに記載のものであることにより、解決される。
前記課題は、毛束取出し体、特に請求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置の毛束取出し体を製造する方法によっても解決され、該方法は、請求項24記載の手段および特徴を有している。毛束取出し体、特に請求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置の毛束取出し体を製造する方法では、該方法により冒頭で述べた課題を解決するために、特に、少なくとも1つの毛束取出しノッチおよび/または少なくとも1つのカッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部および/または端面面取り部および/または端面円弧および/または毛束取出し体における上面側の取出し体面取り部および/または下面側の取出し体面取り部および/または毛束取出しノッチのノッチ縁部円弧および/または毛束取出し体における少なくとも1つの面取り部の面取り縁部および/または毛束取出しノッチの内面を、HSCフライス切削加工および/またはHSC研削により製造することが想定されている。
前記課題は、毛束取出し体、特に請求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置の毛束取出し体を製造する、請求項25記載の方法によっても解決され、該方法では、毛束取出し体の少なくとも1つの平滑化された表面を、研削および/または研磨により製造しかつ/または後加工する。その際、この方法は場合により、予め規定された複数の方法ステップと組み合わされてよい。
この場合、少なくとも1つのカッタ縁部円弧の表面、1つのカッタ縁部面取り部の表面、1つのカッタ縁部湾曲部の表面、1つのノッチ縁部円弧の表面、1つの端面の表面、1つの端面面取り部の表面、1つの端面円弧の表面、少なくとも1つの面取り部の1つの面取り縁部の表面および/または毛束取出しノッチの内面が、研削および/または研磨により製造かつ/または後加工され得る。
さらにこの方法では、毛束取出し体の少なくとも1つの表面および/または端面および/または毛束取出し体、特に毛束取出し体の少なくとも1つの毛束取出しノッチの1つのカッタ縁部における少なくとも1つの円弧および/または毛束取出し体、特に毛束取出し体の毛束取出しノッチの1つのカッタ縁部における少なくとも1つの面取り部および/または少なくとも1つの毛束取出しノッチの内面の製造または後加工は、バレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りにより行われることが想定されていてよい。
この場合、研削材または研磨材としては、湿潤砥粒および/または乾燥砥粒、磁器研削体、プラスチック研削体、セラミック研削体、Inoxチップ、銅ピン、特に約0.2ミリメートルの直径および約1ミリメートルの長さを有するような銅ピン、特殊鋼研削体、ジルコニア球、マイクロ仕上げ研削体、プラスチック研磨体、湿潤研削ペースト、研磨ペースト、クルミ砥粒、トウモロコシ砥粒および/または乾燥研削砥粒が使用され得る。
前記課題は、冒頭で述べた、対応部材を製造する方法によっても解決され、この方法は、毛束取出し装置の対応部材を製造する方法に関する独立請求項に記載の手段および特徴を有している。つまり、特に前記課題を解決するためには、毛束取出し装置、特に請求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置の対応部材を製造する方法も提案し、該方法では、対応部材の少なくとも1つの平滑化された表面を、研削および/または研磨により製造しかつ/または後加工する。
このように製造および/または後加工可能なのは、例えば以下の表面、すなわち:対応部材における、1つの分割縁部円弧の表面、1つの分割縁部面取り部の表面、1つの分割縁部湾曲部の表面、1つの側方正面の表面、1つの側方面取り部の表面、1つの面取り部の1つの側方円弧および/または少なくとも1つの面取り縁部の表面である。
この場合、前記製造および/または後加工は、バレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りにより行われてよい。
研削材または研磨材としては、湿潤砥粒および/または乾燥砥粒、磁器研削体、プラスチック研削体、セラミック研削体、Inoxチップ、銅ピン、特に約0.2ミリメートルの直径および約1ミリメートルの長さを有するような銅ピン、特殊鋼研削体、ジルコニア球、マイクロ仕上げ研削体、プラスチック研磨体、湿潤研削ペースト、研磨ペースト、クルミ砥粒、トウモロコシ砥粒および/または乾燥研削砥粒が使用され得る。
製造法または後加工法としてバレル研磨を用いることで、特にこの場合に銅ピンを研削材および/または研磨材として使用すると、是認できる時間消費を伴う、質的に高価値の加工結果が確実に得られる。
ドラッグ研磨の場合には複数のワーク、つまり複数の毛束取出し体および/または対応部材を支持体に固定して、1回の作業工程で同時に加工することができる。とりわけこの場合は、微小粒子のクルミ砥粒を研磨材または研削材として使用することで、加工時間が短縮され得る。
上述した毛束取出し装置の対応部材と毛束取出し体とは両方共、焼入れ可能な鋼、例えばHS鋼から成っていてよい。この場合、ブランクとしての鋼は、端面に過剰寸法を備えて軟質状態で製造されてよい。その後で、孔および取付け縁部および調整縁部等の個々の輪郭が製造され得る。次いで毛束取出し体および/または対応部材のブランクは焼入れされて調整され、各端面において寸法通りに研削されてよい。これは一般に半製品である。次いで、各請求項に記載しかつ上述した、毛束取出し体および/または対応部材を製造するまたは完成させる方法ステップが実施されてよい。
以下に、本発明の実施例を図面につき、より詳しく説明する。一部は大幅に概略的な図面で示す。
所定の旋回軸線を中心として旋回可能な、円弧分割体の形態の毛束取出し体と、詰込み工具とを有する毛束取出し装置を備えた、本発明によるブラシ製造機の斜視図である。 本発明による毛束取出し装置の第1の態様の斜視図であって、この場合、毛束取出しノッチの一方のカッタ縁部が、このカッタ縁部の隣に配置された2つのカッタ縁部面取り部により、その長さを短縮されており、毛束取出し体はさらに、上側と下側の取出し体面取り部を有していることが認められる。 図2に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、対応部材の分割縁部が、上側および下側の分割縁部面取り部をそれぞれ付与されていることにより、カッタ縁部の長さに相応して、その長さを短縮されていることが認められる。 本発明による毛束取出し装置の1つの別の実施形態の別の斜視図であって、この場合、毛束取出しノッチのカッタ縁部は、このカッタ縁部の隣に配置された2つのカッタ縁部湾曲部または円弧部により画定されている。 図3に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この毛束取出し装置の対応部材の分割縁部は、毛束取出し体のカッタ縁部に対応して形成されており、この場合、カッタ縁部と分割縁部とは、毛束取出し体の運動方向に対して直角に向けられた直線的な延在部を有していることが認められる。 本発明による毛束取出し装置の第3の実施形態を示す、さらに別の斜視図である。 図4に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、上側および下側の取出し体面取り部に、それぞれカッタ縁部に開口するカッタ縁部湾曲部が続いていることが認められる。 従来の毛束取出し体を、鋭角の分割縁部が形成された、先細に延びる対応部材に隣接する位置で示す平面図である。 図5に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、鋭角のカッタ縁部と鋭角の分割縁部との間に配置された毛材フィラメントが認められる。 本発明による毛束取出し体を、丸み付けられた分割縁部を備えた対応部材に隣接する位置で示す平面図である。 図6に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、毛束取出し体の丸み付けられたカッタ縁部と、対応部材の丸み付けられた分割縁部との間に配置された毛材フィラメントが認められる。 対応部材の1つの頂点に尖った、つまり鋭角に延びる分割縁部を備えた、従来の対応部材を示す平面図である。 図7に示した対応部材の分割縁部を丸み付けた後を示す平面図であって、この場合、図示の測定ピンに基づき、分割縁部を丸み付けることにより対応部材の1つの頂点が大幅に短縮されている、ということが明らかに認められる。 本発明による対応部材の平面図であって、この場合、対応部材のケース側は、第1の円弧を有する第1の部分と、第1の円弧とは反対の方向に湾曲された第2の円弧を有する第2の部分とから成っていることが認められる。 図9に示した対応部材の分割縁部を丸み付けた後を示す平面図であって、この場合、対応部材の、分割縁部が配置された1つの頂点は、対応部材のケース側の2つの部分の2つの異なる円弧に基づく丸み付けにより、比較的僅かにしか短縮されていないことが、図示の測定ピンにより明らかにされている。 円弧分割体の形態の毛束取出し体の平面図であって、この場合、毛束取出し体は、約0.4の平均表面粗さRaを有する平滑化された表面を備えた毛束取出しノッチを有している。 毛束取出し体の側面図である。 図12に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、円弧の一方の端面側の端面の縁部は加工されていないことが認められる。 毛束取出し体の側面図である。 図13に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、毛束取出し体の一方の端面側の端面に、2つの縁部側の端面面取り部が設けられており、これらの端面面取り部の端面および面取り面は平滑化されていて、約0.1Raの平均表面粗さ値を有していることが認められる。 毛束取出し体の側面図である。 図14に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、円弧の端面側の端面に、複数の縁部側の面取り部が設けられており、これらの面取り部の面取り縁部は、0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの半径でもって丸み付けられており、端面および面取り面および円弧の表面粗さは、0.05Ra未満の平均表面粗さ値を有している。 本発明による対応部材の平面図である。 図15に示した対応部材の第1の態様を、図15に示した断面線に沿って断面したところを示す正面図である。 図16に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、対応部材の縁部は一切加工されていないことが認められる。 本発明による対応部材の1つの別の変化態様を、図15に示した断面線に沿って断面したところを示す、第2の正面図である。 図17に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、対応部材の縁部側と取出し体側の両方に、それぞれ側方面取り部が設けられていることが認められる。 本発明による対応部材の第3の変化態様を、図15に示した断面線に沿って断面したところを示す正面図である。 図18に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、対応部材のケース側と取出し体側とに縁部側の側方面取り部が設けられており、これらの側方面取り部の面取り縁部は、それぞれ所定の半径でもって丸み付けられていることが認められる。 本発明による1つの別の対応部材の側面図であって、この場合、対応部材の1つの頂点における分割縁部が認められる。 図19に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、分割縁部は2つの分割縁部面取り部により画定されていることが認められる。 本発明による1つの別の対応部材の側面図であって、この場合、対応部材の1つの頂点における分割縁部が認められる。 図20に円でマーキングした詳細部の拡大図であって、この場合、分割縁部は2つの分割縁部湾曲部により画定されていることが認められる。 従来技術から周知の、円弧分割体の形態の毛束取出し体の斜視図である。 従来技術から周知の、面取り部および円弧無しの毛束取出しノッチの拡大図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 カッタ縁部が、カッタ縁部面取り部および/またはカッタ縁部湾曲部ならびに毛束取出しノッチを覆う、上側および/または下側の取出し体面取り部の様々な組合せにより、その長さを制限されている毛束取出しノッチを備えた、毛束取出し体の態様を示す図である。 異なる大きさに形成された合計3つの毛束取出しノッチを備える円弧分割体の形態の、本発明による毛束取出し体の斜視図であって、各毛束取出しノッチのカッタ縁部は、それぞれ異なるカッタ縁部面取り部およびカッタ縁部湾曲部により、その長さを制限されている。 深さおよび横断面が調節可能な円弧ノッチを備えた円弧分割体の形態の、本発明による毛束取出し体の斜視図である。 複数の毛束取出しノッチを備えた円環状の毛束取出し体ディスクの斜視図であって、この場合、左側の3つの毛束取出しノッチは標準毛束取出しノッチであり、中央の3つの毛束取出しノッチは、出口方向が軸方向に向けられた、平行な出口を備えた毛束取出しノッチであり、右側の3つの毛束取出しノッチは、出口方向が互いに平行に方向付けられた、平行な出口を備えた毛束取出しノッチであり、全てのノッチは、図23~図39に示した態様のうちの1つに基づき形成されていてよい。
図1には、全体的に符号1で表すブラシ製造機が示されており、ブラシ製造機1は、毛材ストック3を貯蔵するための材料ケース2と、毛束取出し装置4とを備えており、毛束取出し装置4は、材料ケース2から毛材束を取り出すための毛束取出し体8を有している。
図1に示すブラシ製造機1はさらに、詰込み工具5をも有している。この詰込み工具5に、毛束取出し装置4を用いて、材料ケース2から取り出した毛材束を引き渡し、対応する保持装置6に既に保持されたブラシ本体7に詰め込むことができるようになっている。
保持装置6により、ブラシ本体7は毛材束の詰込みに必要とされる、詰込み工具5に対して相対的な位置へもたらされる。
毛束取出し装置4は、材料ケース2に対して相対的に可動の毛束取出し体8と、可動の毛束取出し体8に対して位置固定の対応部材9とを有している。図1では材料ケース2の左側に、さらに材料ホルダ10が認められ、材料ホルダ10は、必要に応じて対応部材9と同様に形成されていてよい。
毛束取出し体8は使用位置において、材料ケース2内に供給された毛材ストック3に面した前面側11に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ12を有している。毛材ストック3から毛材束を取り出して個別化し、かつ受け入れた毛材束をブラシ製造機1に供給するために、毛束取出し体8は、その少なくとも1つの毛束取出しノッチ12でもって少なくとも供給位置にまで、材料ケース2および材料ケース2内の毛材ストック3の傍らを通過して動かされてよい。毛束取出しノッチ12は、この毛束取出しノッチ12のノッチ開口13を画定し、毛束取出し体8の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部14,15を有している。対応部材9には、毛束取出し体8に面した分割縁部17が設けられている。
例えば図6および図6aが明確に示すように、2つのカッタ縁部14,15のうちの少なくとも1つと分割縁部17とは、その長手方向延在部に対して横方向に丸み付けられている。これは、複数のばらばらの毛材フィラメント16の毛材ストック3から毛材フィラメント16を分割する際に、個々の毛材フィラメント16を傷めないようにするためである。
図1では、材料ケース2はそれぞれ毛材フィラメント16のストックを備えた3つのマガジンを有している。材料ケース2の旋回軸線を中心として二重矢印の方向に材料ケース2を旋回させることにより、個々のマガジンを、毛材フィラメント16を取り出すために要求される、毛束取出し体8に対して相対的な位置へもたらすことができる。
図5および図5aには、従来技術から公知となっているような毛束取出し体8と、対応する対応部材9とが示されている。図5aから明確に認められるのは、図示のカッタ縁部15も、図示の分割縁部17も、共に尖っている、すなわち鋭角に延びている、という点であり、これにより、これら両者の間に配置された毛材フィラメント16が、材料ケース2からの取出し時に損傷される恐れがある。
図6および図6aでは、2つのカッタ縁部14,15のうち少なくとも、供給位置に向かう毛束搬送方向において後ろ側のカッタ縁部15が丸み付けられている。
この場合、カッタ縁部15はカッタ縁部円弧15aを備えて丸み付けられており、丸み付けられた分割縁部17は分割縁部円弧17aを備えて丸み付けられている。カッタ縁部円弧15aと分割縁部円弧17aとはそれぞれ、カッタ縁部14,15および分割縁部17の長手方向延在部に対して横方向に方向付けられている。
この場合、カッタ縁部14および/または15および分割縁部17を丸み付ける前記円弧15aおよび17aの半径は、0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さ、特に好適には0.005ミリメートル~0.02ミリメートルの長さを有していてよい。
言及するに値するのは、丸み付けられたカッタ縁部14,15の表面と、丸み付けられた分割縁部17の表面とが平滑化されている、という点である。
この場合、カッタ縁部14,15および分割縁部17の平滑化された表面は、0.1未満の平均的な粗さ値または算術平均粗さRa、好適には0.05未満のRa、特に好適には0.02未満のRaを有していてよい。
図1、図40および図41では、毛束取出し体8は、旋回軸線を中心として旋回可能もしくは回動可能な、円弧取出し体と呼ぶこともできる円弧分割体18であるか、または旋回軸線を中心として旋回可能または回動可能な円環状の毛束取出しディスク19である。
図2~図4aおよび図24~図39には、カッタ縁部14,15のうちの少なくとも一方の長さは、毛束取出し体8の運動方向に対して横方向に測定した、毛束取出しノッチ12の最大高さよりも短くなっていることが示されている。
この場合、カッタ縁部14,15の長さを短縮するためには、本発明による毛束取出しノッチ12の実施例に応じて、毛束取出しノッチ12の長手方向軸線に対して横方向に向けられた、毛束取出し体8の平坦面20と各カッタ縁部14,15との間に、カッタ縁部面取り部21および/またはカッタ縁部湾曲部22が形成されていてよい。このようなカッタ縁部面取り部21および/またはこのようなカッタ縁部湾曲部22の付与により、カッタ縁部14および/または15の長さを制限することができ、このことは、ブラシ製造機1の材料ケース2内の毛材ストック3から、毛材フィラメント16をより一層傷めずに取り出すことを支援する。
本発明による毛束取出しノッチ12の、例えば図4a、図5a、図35、図36、図40に示すいくつかの実施例では、毛束取出し体8の、毛束取出しノッチ12の長手方向軸線に対して横方向に向けられた2つの平坦面20の間、および2つの平坦面20と、少なくとも1つのカッタ縁部14,15との間に、それぞれ少なくとも1つのカッタ縁部面取り部21および/または少なくとも1つのカッタ縁部湾曲部22が、比較的大きな半径で形成されていることが想定されており、各カッタ縁部14,15は、少なくとも2つのカッタ縁部面取り部21の間かつ/または少なくとも2つのカッタ縁部湾曲部22の間に配置されている。このことによっても、各カッタ縁部14,15の長さが短縮され、ひいては毛束取出し体8の運動方向に対して横方向に測定した、毛束取出しノッチ12の最大高さよりも短くなっておりかつ毛材フィラメント16の長さに比べても短くなっている。この場合、このようなカッタ縁部面取り部21とカッタ縁部湾曲部22との考えられる全ての組合せが、各カッタ縁部14,15のうちの一方の側のみにおいてであろうと、またはカッタ縁部14,15のうちの両方の側においてであろうとも、要求に応じて可能である。
図4および図4aには、毛材ストック3から毛材フィラメント16を傷めずに取り出すことを可能にする、本発明による毛束取出し装置4の別の詳細図が示されている。ここでは、毛束取出しノッチ12が少なくとも、2つのカッタ縁部14,15のうちの1つに隣接して、毛束取出しノッチ12内への面取りされた進入斜面23を有していることが認められる。
図4および図4aおよび図23~図39のうちのいくつかにも示されているように、毛束取出し体8の各実施例では、毛束取出しノッチ12の長手方向中心軸線に対して横方向もしくは直角に方向付けられた、毛束取出しノッチ12のノッチ縁部24も、好適には0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さの半径を有するノッチ縁部円弧の24aを備えて丸み付けられている。
図2~図4aおよび図19~図20aを見て目立つのは、分割縁部17の長さも、毛束取出し体8の動きに対して横方向に測定した対応部材9の最大高さより短くなっている点である。
分割縁部17のこの長さ短縮を達成するために、対応部材9は、分割縁部17の長手方向延在部に対して横方向に方向づけられた、少なくとも1つの分割縁部面取り部25もしくは分割縁部17の長手方向延在部に対して横方向に方向付けられた、少なくとも1つの、所定の円弧の形態の分割縁部湾曲部26を有している。この場合、分割縁部面取り部25によっても、湾曲部26によっても、分割縁部17の長さは制限されることになる。図2aでは、対応部材9は、分割縁部17の長手方向延在部に対して横方向に方向付けられた、2つの分割縁部面取り部25を有している。これらは図2aにおいて特に良好に認められる。この場合、分割縁部17は2つの面取り部25の間に配置されており、分割縁部17の長さは、毛束取出し体8の運動方向に対して横方向に測定した、対応部材9の高さよりも短くなっている。必要に応じて、分割縁部面取り部25の面取り縁部は、特に所定の半径を備えて丸み付けられていてよい。
図3aおよび図4aには、本発明による対応部材9の別の変化態様が示されている。この場合は、対応部材9が、分割縁部17の長手方向延在部に対して横方向に方向付けられた2つの分割縁部湾曲部26を有しており、これらの分割縁部湾曲部26の間に分割縁部17が配置されていることが想定されており、分割縁部17の長さは、毛束取出し体8の運動方向に対して横方向に測定した、対応部材9の最大高さよりも短くなっており、毛束取出しノッチ12の最大高さよりも短くなっておりかつ毛材フィラメント16の長さよりも短くなっている。
もちろん、分割縁部17と、分割縁部17が間に配置されている上面27および下面28との間の移行部を、前記のような分割縁部湾曲部26でもって架橋することも、前記のような分割縁部面取り部25でもって架橋することも可能である。特に分割縁部面取り部25を使用した場合には、分割縁部面取り部25の面取り縁部を丸み付けること、特に分割縁部面取り部25の面取り縁部に円弧を備えることが可能であり、これにより、毛材フィラメント16に対して可能な限りソフトで優しい移行部を達成することができる。
図2~図4aならびに図19~図19aには、カッタ縁部14,15のうちの少なくとも1つと分割縁部17とが、毛束取出し体8の運動方向に対して直角に方向付けられていることが示されている。このことは、各カッタ縁部14,15もしくは各分割縁部17が片側または両側を、カッタ縁部面取り部21または分割縁部面取り部25もしくはカッタ縁部湾曲部22または分割縁部湾曲部26により画定されている場合(図2aおよび図3aならびに図19aおよび図20a参照)にも当てはまる。図20および図20aに示す分割縁部17は、2つの分割縁部湾曲部26の間に配置された、0.01mm~0.8ミリメートルの直線的な長さを有している。このことは、本発明による毛束取出し装置4の意味において考えられる全ての分割縁部17に当てはまる。
毛束取出し体8の前面側11に対して横方向に向けられた端面側29は、端面30を有しており、端面30は、毛束取出し体8の実施例に応じて少なくとも1つの縁部側の端面面取り部31により画定されている。
図13~図14aに示す毛束取出し体8の端面30は、それぞれ2つの縁部側の端面面取り部31により画定されている。
この場合、縁部側の端面面取り部31は、毛束取出し体8の端面30に対して20度~30度の角度で方向付けられていてよく、かつ0.05ミリメートル~0.4ミリメートルの面取り幅を有していてよい。
図14および図14aに示す毛束取出し体8の実施例では、端面面取り部31の面取り縁部31a自体が、0.005ミリメートル~0.03ミリメートルの長さを有する半径を備えて丸み付けられている。
特に図17~図18aでは、対応部材9の、毛材ストック3に面したケース側32も、対応部材9の、毛束取出し体8に面した取出し体側33も、共に縁部側の側方面取り部41を有しており、これらの側方面取り部41により、ケース側32もしくは取出し体側33の各端面30が画定されていることが、明確に示されている。
上述した毛束取出し体8の各実施例に関連して既に説明したように、この場合も、対応部材9のケース側32に設けられた縁部側の側方面取り部41は、これらの側方面取り部41に隣接する、ケース側32の側方正面40に対して20度~80度の角度に向けられていることが想定されている。また、対応部材9の取出し体側33でも、縁部側の側方面取り部41が、これらの側方面取り部41に隣接する、対応部材9の取出し体側33の側方正面40に対して、20度~30度の角度に向けられている。
図18および図18aに示す対応部材9の実施例では、ケース側32に配置された2つの側方面取り部41と、取出し体側33に配置された側方面取り部41とは共に、所定の半径を備えて丸み付けられた面取り縁部41aを有していることが認められる。この場合、面取り縁部を丸み付ける前記半径の長さは、0.005ミリメートル~0.03ミリメートルである。
側方面取り部41の面取り幅も、端面面取り部31の面取り幅も、0.05ミリメートル~0.4ミリメートルである。
図9および図10には、対応部材9の、毛材ストック3に面したケース側32が、第1の部分34と第2の部分35とに分かれていることが示されている。この場合、第1の部分34は、その長手方向延在部に沿って第1の円弧34aに基づいて湾曲されている。第2の部分35は、その長手方向延在部に沿って第2の円弧35aに基づいて湾曲されている。この場合、第1の円弧34aは、第2の円弧35aとは反対の方向に湾曲されている。分割縁部17は、対応部材9における第1の部分34の、頂点と呼ぶこともできる自由端部42に形成されている。この場合、第2の円弧35aの半径は明らかに、第1の円弧34aの半径よりも大きくなっている。
図7および図8には、今までに従来技術から周知の対応部材9が示されている。この対応部材9の場合には、ケース側32が第1の円弧に基づいて湾曲されており、取出し体側33は第2の円弧に基づいて湾曲されていることが想定されている。この対応部材9の分割縁部17は、ケース側32および取出し体側33の、接線方向で接近し合う各円弧から形成される。分割縁部17が丸み付けられる場合には、分かり易くするためだけに図7~図10に図示したに過ぎない測定ピン36に対して、比較的大きな間隔が発生する。このことは、この対応部材9の分割縁部17を丸み付けるために必要な、広範な材料除去に基づいている。
つまり、この対応部材9の分割縁部17は、その丸み付けに基づき大幅に後退している、すなわち自由端部42が短くなっている。これはある程度まで行われるので、毛束取出し装置4の全体的な幾何学形状を適合させる必要がある。
これに比べて、測定ピン36に対する、本発明による対応部材9の丸み付けられた分割縁部17の相対位置に基づき認められるのは、分割縁部17の丸み付けが、対応部材9の寸法の最小の変化および本発明による対応部材9の自由端部42の最小の短縮しか伴わない、という点であり、これにより、分割縁部17の丸み付けによる毛束取出し装置4の改造は不要である。
必要に応じて、毛束取出し体8の、材料ケース2に面した表面も、対応部材9の、毛束取出し体8に面した表面も、平滑化されていてよい。この場合、平滑化された表面の平均的な粗さ値または算術平均粗さRaは、0.1未満、好適には0.05未満、特に好適には0.02未満であってよい。基本的には、毛束取出し体8の表面全体と、対応部材9の表面全体とが共に、前記のように平滑化されていてよい。さらに指摘しておくと、カッタ縁部円弧15a、カッタ縁部面取り部21、分割縁部円弧17a、分割縁部面取り部25、端面面取り部31および側方面取り部41の表面も、カッタ縁部湾曲部22および分割縁部湾曲部26の表面も、ならびにカッタ縁部面取り部21、分割縁部面取り部25、端面面取り部31および側方面取り部41の面取り縁部を丸み付けるための円弧も、しかしまた毛束取出し体8における上面側および下面側の取出し体面取り部43も、前記のように平滑化されていてよい。
図41に示す、本発明による毛束取出し装置4の毛束取出し体8の毛束取出しノッチ12は、調節可能な毛束取出しノッチ12である。この毛束取出しノッチ12を調節するために、毛束取出し装置4は、毛束取出し体8に配置された、毛束取出しノッチ12のノッチ深さおよび/または横断面幾何学形状調節用の調節装置37を有している。この場合、毛束取出しノッチ12のノッチ深さおよび/または横断面幾何学形状を調節するためには、調節プレート38が背面から毛束取出しノッチ12内へ挿入されてよい。
図22~図39にはそれぞれ、本発明による毛束取出し体8の異なる実施形態が示されている。
図23には、ノッチ縁部24がノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられた毛束取出しノッチ12を備える毛束取出し体8が示されている。
図24に示す毛束取出し体8の2つのカッタ縁部14および15は、カッタ縁部円弧15aにより丸み付けられている。この毛束取出し体8のノッチ縁部24もやはり、ノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられている。毛束取出しノッチ12は少なくとも、この毛束取出し体8の2つのカッタ縁部14および15の縁部長さの短縮をもたらす一方の上面側の取出し体面取り部43により覆われている。
図25に示す毛束取出し体8の後ろ側のカッタ縁部15は、両側を各2つのカッタ縁部面取り部21により画定されている。この毛束取出し体8の場合も、毛束取出しノッチ12は少なくとも上面側を、一方の取出し体面取り部43により覆われている。
図26に示す毛束取出し体8は、図25に示した毛束取出し体8と、進入斜面23がこの毛束取出し体8の後ろ側のカッタ縁部15に隣接して配置されている、という点において相違している。
図27に示す毛束取出し体8は、毛束取出しノッチ12を覆う取出し体面取り部43であって、これによりカッタ縁部14と後ろ側のカッタ縁部15の両方の長さの短縮をもたらす、少なくとも1つの上面側の取出し体面取り部43を有している。さらに、後ろ側のカッタ縁部15は両側においてその長さを、各1つのカッタ縁部湾曲部22により制限されている。
図28に示す毛束取出し体8は、図27に示した毛束取出し体8と、後ろ側のカッタ縁部15に隣接して配置された進入斜面23という点で相違している。
図29に示す毛束取出し体8は、図28に示したような毛束取出し体8に比べ、ノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられたノッチ縁部24と、カッタ縁部円弧15aにより丸み付けられた後ろ側のカッタ縁部15の両方共を有している。
図30に示す別の毛束取出し体8は、上面側および下面側の取出し体面取り部43を有している。2つのカッタ縁部14および15の長さは両側で、各2つのカッタ縁部面取り部21によりその長さを制限されている。さらに、前側のカッタ縁部14と後ろ側のカッタ縁部15の両方にそれぞれ隣接して、複数の進入斜面23が形成されている。
図31に示す毛束取出し体8は、上面側にも下面側にも取出し体面取り部43を有している。2つのカッタ縁部14および15は、各2つのカッタ縁部湾曲部22により、その長さを制限されている。カッタ縁部14に隣接してかつまたカッタ縁部15に隣接して、この毛束取出し体8には毛束取出しノッチ12内への各1つの進入斜面23が形成されている。
図32に示す毛束取出し体8は、取出し体面取り部を一切有していない。この毛束取出し体8の後ろ側のカッタ縁部15は、両側で各2つのカッタ縁部面取り部21により、その長さを制限されている。
図33に示す毛束取出し体8は、図32に示したような毛束取出し体8と、ノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられたノッチ縁部24およびカッタ縁部円弧15aにより丸み付けられた後ろ側のカッタ縁部15という点において相違している。
図34に示す別の毛束取出し体8は、図32に示した毛束取出し体8と、2つのカッタ縁部14および15のうち前側のカッタ縁部14も両側で各2つのカッタ縁部面取り部21によりその長さが制限されている、という点において相違している。
図35に示す毛束取出し体8は、図34に示した毛束取出し体8と同じ構成を有しており、この場合、毛束取出し体8の前側のカッタ縁部14と、後ろ側のカッタ縁部15の両方共が、それぞれカッタ縁部円弧15aにより丸み付けられている。さらに言及するに値するのは、この毛束取出し体8のノッチ縁部24は、ノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられている、という点である。
図36に示す毛束取出し体8も、やはり取出し体面取り部43を有しておらず、後ろ側のカッタ縁部15が両側で各1つのカッタ縁部湾曲部22により、その長さを制限されている。
図37に示す毛束取出し体8は、ノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられたノッチ縁部24およびカッタ縁部円弧15aにより丸み付けられた後ろ側のカッタ縁部15という点において、図36に示した毛束取出し体8と相違している。
図38に示す毛束取出し体8の前側のカッタ縁部14と後ろ側のカッタ縁部15とは、それぞれ2つのカッタ縁部湾曲部22により、その長さを制限されている。
図39に示す毛束取出し体8は、丸み付けられたノッチ縁部24および丸み付けられた後ろ側のカッタ縁部15という点において、図38に示した毛束取出し体8と相違しているが、その他の点では図38に示した毛束取出し体8と同じである。ノッチ縁部24は、既に上述したノッチ縁部円弧24aにより丸み付けられている。カッタ縁部14および15は、それぞれカッタ縁部円弧15aにより丸み付けられている。
毛束取出しノッチ12、カッタ縁部14および15、分割縁部17および毛束取出し体8、毛束取出しノッチ12および対応部材9に設けられた全ての面取り部21,25,31および41も、HSCフライス切削加工および/またはHSC研削により製造され得る。毛束取出し体8、対応部材9の平滑化された表面および少なくとも1つのカッタ縁部14,15および分割縁部17を丸み付ける円弧も、研磨により製造されているか、または少なくとも後加工されている。このことは特に、バレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りにより行われてよい。
既存の面取り縁部、特に面取り縁部31a、41aを丸み付ける円弧も、これらの円弧の半径が比較的小さい場合には、前記のような研磨法により製造され得るか、または少なくとも後加工され得る。
また、毛束取出し体8の端面30と、対応部材9のケース側32および取出し体側33の側方正面40、端面面取り部31および側方面取り部41の面取り面ならびに円弧により丸み付けられた面取り縁部31aおよび41aの表面(図12a、図13a、図14a参照)および毛束取出しノッチ12の内面39も、前記のようにして製造されていてよい。
図13aに示した毛束取出し体8の端面面取り部31の面取り面および端面30は、0.1の平均表面粗さ(算術平均粗さ)Raを有している。
図14aに示した毛束取出し体8の端面面取り部31の面取り面、円弧により丸み付けられた面取り縁部31aの表面および端面30は、0.05の平均表面粗さ(算術平均粗さ)Raを有している。
図17aに示した対応部材9の側方面取り部41の面取り面および側方正面40は、0.1の平均表面粗さ値Raを有している。
図18aに示した対応部材9の側方面取り部41の面取り面、丸み付けられた面取り縁部41aの表面および側方正面40は、0.05の平均表面粗さ値Raを有している。
基本的には要求に応じて、特に毛材フィラメント16と接触する可能性がある、毛束取出し体8および対応部材9の全ての面取り部と全ての表面とが平滑化されていてよい。
少なくとも毛束取出し体8の前面側11の表面、面取り部21および25の表面ならびに毛束取出し体8における湾曲部22および26ならびに面取り部21および25を画定していてよい、丸み付けられた面取り縁部は、研削および/または研磨により製造されかつ/または後加工される。
毛束取出し体8および対応部材の、少なくとも前記平滑化された表面の製造または後加工は、具体的にはバレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りにより行われてよい。
研削材または研磨材としては、湿潤砥粒および/または乾燥砥粒、磁器研削体、プラスチック研削体、セラミック研削体、Inoxチップ、銅ピン、特殊鋼研削体、ジルコニア球、マイクロ仕上げ研削体、プラスチック研磨体、湿潤研削ペースト、研磨ペースト、クルミ砥粒、トウモロコシ砥粒および/または乾燥研削砥粒が使用される。
図18に示した対応部材9の下端部には、詰込み工具5に毛材フィラメント16を供給するための進入面取り部44が認められる。
ブラシ製造の分野における改良のために特に提案する毛束取出し装置4は、ブラシ製造機1の材料ケース2に対して相対的に可動の毛束取出し体8を有しており、毛束取出し体8は使用位置において、材料ケース2内に供給された毛材ストック3に面した前面側11に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ12を有している。毛束取出しノッチ12は、この毛束取出しノッチ12のノッチ開口13を画定する、毛束取出し体8の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに対向して位置する2つのカッタ縁部14,15を有している。対応部材9も毛束取出し装置4の一部であり、毛束取出し体8に面した分割縁部17を備えている。毛材ストック3から毛材フィラメント16を可能な限り傷めずに取り出すことを可能にするために、2つのカッタ縁部14,15のうちの少なくとも一方および/または分割縁部17は、丸み付けられている。
1 ブラシ製造機
2 材料ケース
3 毛材ストック
4 毛束取出し装置
5 詰込み工具
6 保持装置
7 ブラシ本体
8 毛束取出し体
9 対応部材
10 材料ホルダ
11 8の前面側
12 毛束取出しノッチ
13 ノッチ開口
14 カッタ縁部
15 後ろ側のカッタ縁部
15a カッタ縁部円弧
16 毛材フィラメント
17 分割縁部
17a 分割縁部円弧
18 円弧分割体
19 毛束取出しディスク
20 8の平坦面
21 カッタ縁部面取り部
22 カッタ縁部湾曲部
23 進入斜面
24 ノッチ縁部
24a ノッチ縁部円弧
25 分割縁部面取り部
26 分割縁部湾曲部
27 9の上面
28 9の下面
29 端面側
30 端面
31 30の端面面取り部
31a 31の面取り縁部
32 9のケース側
33 9の取出し体側
34 32の第1の部分
34a 第1の円弧
35 32の第2の部分
35a 第2の円弧
36 測定ピン
37 調節装置
38 調節プレート
39 12の内面
40 32,33の側方正面
41 32,33の側方面取り部
41a 41の面取り縁部
42 34の自由端部
43 取出し体面取り部
44 9の進入面取り部

Claims (32)

  1. ブラシ製造機(1)用の毛束取出し装置(4)であって、当該毛束取出し装置(4)は、材料ケース(2)に対して相対的に可動の毛束取出し体(8)と、該可動の毛束取出し体(8)に対して相対的に定置の対応部材(9)とを有しており、前記毛束取出し体(8)はその使用位置において、前記材料ケース(2)内に供給された毛材ストック(3)に面した前面側(11)に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を有しており、かつ該少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を介して前記毛材ストック(3)から毛材束を取り出すためおよび受け入れた毛材束を前記ブラシ製造機(1)に供給するために、前記毛材ストック(3)および前記対応部材(9)の傍らを通過して、少なくとも供給位置にまで可動であり、前記毛束取出しノッチ(12)は、該毛束取出しノッチ(12)のノッチ開口(13)を画定し、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部(14,15)を有しており、前記対応部材(9)は、前記毛束取出し体(8)に面した分割縁部(17)を有している、毛束取出し装置(4)において、
    前記2つのカッタ縁部(14,15)のうちの少なくとも1つおよび/または前記分割縁部(17)は、その長手方向延在部に対して横方向に丸み付けられており、前記毛束取出しノッチ(12)の長手方向軸線に対して横方向に向けられた前記毛束取出し体(8)の平坦面(20)と、前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)との間には、カッタ縁部面取り部(21)および/またはカッタ縁部湾曲部(22)が形成されており、該カッタ縁部面取り部(21)/カッタ縁部湾曲部(22)により、前記カッタ縁部(14,15)の長さが制限されており、これにより、前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)の長さは、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した前記毛束取出しノッチ(12)の高さよりも小さくなっていることを特徴とする、毛束取出し装置(4)。
  2. 前記2つのカッタ縁部(14,15)のうち、前記毛材束を前記供給位置へ搬送する方向において後ろ側の、少なくとも1つのカッタ縁部(15)は丸み付けられている、請求項1記載の毛束取出し装置(4)。
  3. 少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)および/または前記分割縁部(17)は、カッタ縁部円弧(15a)および/または分割縁部円弧(17a)を備えて丸み付けられている、請求項1または2記載の毛束取出し装置(4)。
  4. 前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)の表面および/または前記分割縁部(17)の表面は平滑化されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  5. 求項1から4までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)であって、当該毛束取出し装置(4)は、材料ケース(2)に対して相対的に可動の毛束取出し体(8)と、該可動の毛束取出し体(8)に対して相対的に定置の対応部材(9)とを有しており、前記毛束取出し体(8)はその使用位置において、前記材料ケース(2)内に供給された毛材ストック(3)に面した前面側(11)に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を有しており、かつ該少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を介して前記毛材ストック(3)から毛材束を取り出すためおよび受け入れた毛材束を前記ブラシ製造機(1)に供給するために、前記毛材ストック(3)および前記対応部材(9)の傍らを通過して、供給位置にまで可動であり、前記毛束取出しノッチ(12)は、該毛束取出しノッチ(12)のノッチ開口(13)を画定し、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部(14,15)を有しており、前記対応部材(9)は、前記毛束取出し体(8)に面した分割縁部(17)を有している、毛束取出し装置(4)において、
    少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)の長さは、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した前記毛束取出しノッチ(12)の高さよりも小さいことを特徴とする、毛束取出し装置(4)。
  6. 記毛束取出しノッチ(12)の長手方向軸線に対して横方向に向けられた、前記毛束取出し体(8)の2つの前記平坦面(20)のそれぞれと、前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)との間に、それぞれ少なくとも1つのカッタ縁部面取り部(21)および/または少なくとも1つのカッタ縁部湾曲部(22)が形成されており、前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)が、少なくとも2つのカッタ縁部面取り部(21)および/またはカッタ縁部湾曲部(22)の間に配置されていることにより、前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)の長さは、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した前記毛束取出しノッチ(12)の高さよりも小さくなっている、請求項5記載の毛束取出し装置(4)。
  7. 前記毛束取出しノッチ(12)は、前記2つのカッタ縁部(14,15)のうちの1つに少なくとも隣接して、前記毛束取出しノッチ(12)内への面取りされた進入斜面(23)を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  8. 前記毛束取出しノッチ(12)の長手方向中心軸線に対して横方向または直角に向けられた、前記毛束取出しノッチ(12)の少なくとも1つのノッチ縁部(24)は、丸み付けられている、請求項1から7までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  9. 求項1から8までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)であって、当該毛束取出し装置(4)は、材料ケース(2)に対して相対的に可動の毛束取出し体(8)と、該可動の毛束取出し体(8)に対して相対的に定置の対応部材(9)とを有しており、前記毛束取出し体(8)はその使用位置において、前記材料ケース(2)内に供給された毛材ストック(3)に面した前面側(11)に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を有しており、かつ該少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を介して前記毛材ストック(3)から毛材束を取り出すためおよび受け入れた毛材束を前記ブラシ製造機(1)に供給するために、前記毛材ストック(3)および前記対応部材(9)の傍らを通過して、供給位置にまで可動であり、前記毛束取出しノッチ(12)は、該毛束取出しノッチ(12)のノッチ開口(13)を画定し、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部(14,15)を有しており、前記対応部材(9)は、前記毛束取出し体(8)に面した分割縁部(17)を有している、毛束取出し装置(4)において、
    前記分割縁部(17)の長さは、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した前記対応部材(9)の高さよりも小さくかつ/または前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した前記毛束取出しノッチ(12)の高さよりも小さいことを特徴とする、毛束取出し装置(4)。
  10. 前記対応部材(9)は、前記分割縁部(17)の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも1つの分割縁部面取り部(25)および/または前記分割縁部(17)の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも1つの分割縁部湾曲部(26)を有しており、前記分割縁部面取り部(25)/分割縁部湾曲部(26)により、前記分割縁部(17)の長さが制限されている、または前記対応部材(9)は、前記分割縁部(17)の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも2つの分割縁部面取り部(25)および/または前記分割縁部(17)の長手方向延在部に対して横方向に向けられた少なくとも2つの分割縁部湾曲部(26)を有しており、これらの間に前記分割縁部(17)が配置されており、これにより該分割縁部(17)の長さは、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した、前記対応部材(9)の高さよりも小さくなっておりかつ/または前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に測定した前記毛束取出しノッチ(12)の高さよりも小さくなっている、請求項9記載の毛束取出し装置(4)。
  11. 前記カッタ縁部(14,15)のうちの少なくとも1つおよび/または前記分割縁部(17)は、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して直角に向けられておりかつ/または前記カッタ縁部(14,15)のうちの少なくとも1つおよび/または前記分割縁部(17)は、部分的に円弧状の縁部として形成されているか、または全体的に円弧状である、請求項1から10までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  12. 求項1から11までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)であって、当該毛束取出し装置(4)は、材料ケース(2)に対して相対的に可動の毛束取出し体(8)と、該可動の毛束取出し体(8)に対して相対的に定置の対応部材(9)とを有しており、前記毛束取出し体(8)はその使用位置において、前記材料ケース(2)内に供給された毛材ストック(3)に面した前面側(11)に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を有しており、かつ該少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を介して前記毛材ストック(3)から毛材束を取り出すためおよび受け入れた毛材束を前記ブラシ製造機(1)に供給するために、前記毛材ストック(3)および前記対応部材(9)の傍らを通過して、供給位置にまで可動であり、前記毛束取出しノッチ(12)は、該毛束取出しノッチ(12)のノッチ開口(13)を画定し、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部(14,15)を有しており、前記対応部材(9)は、前記毛束取出し体(8)に面した分割縁部(17)を有している、毛束取出し装置(4)において、
    前記毛束取出し体(8)は、該毛束取出し体(8)の前記前面側(11)に対して横方向に向けられた端面側(29)を有しており、該端面側(29)には、少なくとも1つの端面面取り部(31)および/または端面円弧により画定された端面(30)が含まれることを特徴とする、毛束取出し装置(4)。
  13. 前記少なくとも1つの端面面取り部(31)は、前記毛束取出し体(8)の前記端面(30)に対して20°~80°の角度に向けられておりかつ/または0.05mm~0.4mmの面取り幅を有しておりかつ/または前記少なくとも1つの端面面取り部(31)の面取り縁部(31a)は、丸み付けられている、請求項12記載の毛束取出し装置(4)。
  14. 求項1から13までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)であって、当該毛束取出し装置(4)は、材料ケース(2)に対して相対的に可動の毛束取出し体(8)と、該可動の毛束取出し体(8)に対して相対的に定置の対応部材(9)とを有しており、前記毛束取出し体(8)はその使用位置において、前記材料ケース(2)内に供給された毛材ストック(3)に面した前面側(11)に、少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を有しており、かつ該少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)を介して前記毛材ストック(3)から毛材束を取り出すためおよび受け入れた毛材束を前記ブラシ製造機(1)に供給するために、前記毛材ストック(3)および前記対応部材(9)の傍らを通過して、供給位置にまで可動であり、前記毛束取出しノッチ(12)は、該毛束取出しノッチ(12)のノッチ開口(13)を画定し、前記毛束取出し体(8)の運動方向に対して横方向に向けられた、互いに反対の側に位置する2つのカッタ縁部(14,15)を有しており、前記対応部材(9)は、前記毛束取出し体(8)に面した分割縁部(17)を有している、毛束取出し装置(4)において、
    前記対応部材(9)の、前記毛材ストック(3)に面したケース側(32)および/または前記対応部材(9)の、前記毛束取出し体(8)に面した取出し体側(33)は、少なくとも1つの側方面取り部(41)および/または少なくとも1つの側方円弧を有しており、これらにより、前記ケース側(32)および/または前記取出し体側(33)の各側方正面(40)が画定されていることを特徴とする、毛束取出し装置(4)。
  15. 前記ケース側(32)に設けられた前記少なくとも1つの側方面取り部(41)は、該側方面取り部(41)に隣接する前記ケース側(32)の側方正面(40)に対して20°~80°の角度に向けられておりかつ/または前記取出し体側(33)に設けられた前記少なくとも1つの側方面取り部(41)は、該側方面取り部(41)に隣接する前記取出し体側(33)の側方正面(40)に対して20°~80°の角度に向けられており、かつ/または前記側方面取り部(41)は、0.05mm~0.4mmの面取り幅を有しておりかつ/または前記側方面取り部(41)の各面取り縁部(41a)は、丸み付けられている、請求項14記載の毛束取出し装置(4)。
  16. 前記対応部材(9)の、前記毛材ストック(3)に面した一方のまたは前記ケース側(32)は、少なくとも、1つの自由端部(42)に前記分割縁部(17)が配置された第1の部分(34)と、第2の部分(35)とに分かれており、前記第1の部分(34)はその長手方向延在部に沿って、第1の円弧(34a)に基づいて湾曲されており、前記第2の部分(35)はその長手方向延在部に沿って、第2の円弧(35a)に基づいて湾曲されており、前記第1の円弧(34a)は、前記第2の円弧(35a)とは反対の方向に湾曲されており、かつ/または前記第2の円弧(35a)の半径は、前記第1の円弧(34a)の半径よりも大きい、または前記対応部材(9)の、前記毛材ストック(3)に面した一方のまたは前記ケース側(32)は、少なくとも、1つの自由端部(42)に前記分割縁部(17)が配置された第1の部分(34)と、第2の部分(35)とに分かれており、前記第1の部分(34)はその長手方向延在部に沿って、第1の円弧(34a)に基づいて湾曲されており、前記第2の部分(35)は直線的な延在部を有している、請求項1から15までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  17. 前記毛束取出し体(8)の少なくとも1つの表面は平滑化されている、請求項1から16までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  18. 前記対応部材(9)の少なくとも1つの表面は平滑化されている、請求項1から17までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  19. 前記毛束取出しノッチ(12)は、調節可能な毛束取出しノッチ(12)であり、当該毛束取出し装置(4)は、前記毛束取出しノッチ(12)のノッチ深さおよび/または横断面幾何学形状を調節する調節装置(37)を有している、請求項1から18までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  20. 前記少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)および/または前記少なくとも1つのカッタ縁部(14,15)および/または前記分割縁部(17)および/または前記毛束取出し体(8)および/または前記毛束取出しノッチ(12)および/または前記対応部材(9)における少なくとも1つの面取り部(21,31,43)は、HSCフライス切削加工および/またはHSC研削により製造されている、請求項1から19までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  21. 前記毛束取出し体(8)および/または前記対応部材(9)の平滑化された表面は、研磨により製造かつ/または後加工されている、請求項1から20までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  22. 前記毛束取出し体(8)は、所定の旋回軸線を中心として旋回可能または回動可能な円弧分割体(18)であるか、または所定の旋回軸線を中心として旋回可能または回動可能な、円環状の毛束取出しディスク(19)である、請求項1から21までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)。
  23. 毛材ストック(3)を貯蔵するための材料ケース(2)と、該材料ケース(2)から毛材束を取り出すための少なくとも1つの毛束取出し体(8)を有する毛束取出し装置(4)とを備えたブラシ製造機(1)において、
    前記毛束取出し装置(4)は、請求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置であることを特徴とする、ブラシ製造機(1)。
  24. 求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)の毛束取出し体(8)を製造する方法において、
    少なくとも1つの毛束取出しノッチ(12)および/または少なくとも1つのカッタ縁部面取り部(21)および/またはカッタ縁部湾曲部(22)および/または端面面取り部(31)および/または端面円弧および/または前記毛束取出し体(8)における上面側および/または下面側の取出し体面取り部(43)および/または毛束取出しノッチ(12)のノッチ縁部円弧(24a)および/または前記毛束取出し体(8)における少なくとも1つの面取り部(21,31,43)の面取り縁部(31a)および/または前記毛束取出しノッチ(12)の内面(39)を、HSCフライス切削加工および/またはHSC研削により製造することを特徴とする、方法。
  25. 求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)の毛束取出し体(8)を製造する方法において、
    前記毛束取出し体(8)の少なくとも1つの平滑化された表面を、研削および/または研磨により製造しかつ/または後加工することを特徴とする、方法。
  26. ッタ縁部円弧(15a)の表面、カッタ縁部面取り部(21)の表面、カッタ縁部湾曲部(22)の表面、ノッチ縁部円弧(24a)の表面、端面(30)の表面、端面面取り部(31)の表面、端面円弧の表面、少なくとも1つの面取り部の面取り縁部(31a)の表面および/または毛束取出しノッチ(12)の内面(39)が、研削および/または研磨により製造かつ/または後加工される、請求項25記載の方法。
  27. 前記製造または後加工は、バレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りにより行われる、請求項25または26記載の方法。
  28. 求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)の対応部材(9)を製造する方法において、
    前記対応部材(9)における、少なくとも1つの分割縁部円弧(17a)、1つの分割縁部面取り部(25)、1つの分割縁部湾曲部(26)、1つの側方正面(40)、1つの側方面取り部(41)、1つの面取り部の1つの側方円弧および/または少なくとも1つの丸み付けられた面取り縁部(41a)が、HSCフライス切削加工および/またはHSC研削により製造されることを特徴とする、方法。
  29. 求項1から22までのいずれか1項記載の毛束取出し装置(4)の対応部材(9)を製造する方法において、
    前記対応部材(9)の少なくとも1つの平滑化された表面を、研削および/または研磨により製造しかつ/または後加工することを特徴とする、方法。
  30. 前記対応部材(9)における、1つの分割縁部円弧(17a)の表面、1つの分割縁部面取り部(25)の表面、1つの分割縁部湾曲部(26)の表面、1つの側方正面(40)の表面、1つの側方面取り部(41)の表面、1つの面取り部の1つの側方円弧および/または少なくとも1つの面取り縁部(41a)の表面を、研削および/または研磨により製造しかつ/または後加工する、請求項29記載の方法。
  31. 前記製造および/または後加工は、バレル研磨、流動研磨、プラズマ研磨、ドラッグ研磨、ドラッグ仕上げおよび/または手研磨および/または電気化学的な面取りにより行われる、請求項29または30記載の方法。
  32. 研削材または研磨材としては、湿潤砥粒および/または乾燥砥粒、磁器研削体、プラスチック研削体、セラミック研削体、Inoxチップ、銅ピン、特殊鋼研削体、ジルコニア球、マイクロ仕上げ研削体、プラスチック研磨体、湿潤研削ペースト、研磨ペースト、クルミ砥粒、トウモロコシ砥粒および/または乾燥研削砥粒が使用される、請求項24から31までのいずれか1項記載の方法。
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