JP2002065428A - 写真への裏打材貼合わせ装置 - Google Patents

写真への裏打材貼合わせ装置

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JP2002065428A
JP2002065428A JP2000258789A JP2000258789A JP2002065428A JP 2002065428 A JP2002065428 A JP 2002065428A JP 2000258789 A JP2000258789 A JP 2000258789A JP 2000258789 A JP2000258789 A JP 2000258789A JP 2002065428 A JP2002065428 A JP 2002065428A
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Japan
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suction
pedestal
lid
photograph
plate
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JP2000258789A
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English (en)
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Mitsutaka Uto
光孝 宇都
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Abstract

(57)【要約】 【課題】何人も容易且つ正確に写真と裏打材の位置合わ
せを行なうことができ、空気抜き作業等の煩わしい作業
が不要で、きれいに仕上げることができる写真への裏打
材貼合わせ装置を提供することを課題とする。 【解決手段】受け台21と、これに連結される蓋部22
と、前記両部の連結部に配置される吸引筒23とから成
り、前記受け台21と蓋部22はそれぞれ、通気空間を
保持して多数の通気孔25を透設した吸着板26、29
を備えると共に、前記通気空間に対する減圧手段を備
え、前記蓋部22を閉じた際に前記吸着板同士が密着状
態となるようにして成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真への裏打材貼合
わせ装置、より詳細には、写真を額に入れたりして展示
するに際し、写真を鏡面状、即ち、表面に凹凸が生じな
いような状態に張り付けることを可能にし、写真の反り
や波打ちを防止して平面性を確保することができる写真
への裏打材貼合わせ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真の表面は元々平面であるが、そのベ
ースの材質が紙基材かプラスチック基材かによって表面
の乳剤面の見た目の仕上がりが異なり、特に、プラスチ
ック基材の場合の写真の表面は鏡面状の仕上がりとなっ
ていて、僅かな凹凸があっても全体的に見栄えが悪くな
ってしまうので、その鏡面状態を維持することが非常に
大切なこととなる。
【0003】この鏡面状態を維持するために、写真に裏
打材を貼付することが行われている。この裏打材は粘着
面を有し、その粘着面に離けい紙が被装されている。こ
の裏打材を写真に貼合わせる作業工程は次の通りであ
る。
【0004】(1)離けい紙の端部を少し剥がして粘着
面の一部を露出させる。 (2)裏打材上に写真を載せ、左右上下の位置合わせを
し、写真端部を指で押し、当該押圧部を工程(1)で露
出させた粘着部に接着する。 (3)写真を丸めて端に寄せ、離けい紙を取り除く。 (4)丸棒を写真の上に転がし、写真を巻き戻しつつ粘
着面に接着する。 (5)ハンドローラーで写真面を軽く押圧し、空気抜き
を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来裏打材の貼合わせ
は上記のようにして行っていたが、この方法の場合、粘
着面を一部露出させての写真の位置合わせ作業(工程
(2))、写真を丸めての離けい紙除去作業(工程
(3))、空気抜き作業(工程(5))等の煩わしい作
業が必要で、慣れないと失敗しやすく、空気抜きも十分
に行ない得ない虞がある。また、ハンドローラのローラ
ー面にゴミ等が付着していると、写真面を傷付けやす
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来方法における問題点に鑑みてなされたもので、何人も
容易且つ正確に写真と裏打材の位置合わせを行なうこと
ができ、空気抜き作業等の煩わしい作業が不要で、きれ
いに仕上げることができる写真への裏打材貼合わせ装置
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、受け台と、こ
れに連結される蓋部と、前記両部の連結部に配置される
吸引筒とから成り、前記受け台と蓋部はそれぞれ、通気
空間を保持して多数の通気孔を透設した吸着板を備える
と共に、前記通気空間に対する減圧手段を備え、前記蓋
部を閉じた際に前記吸着板同士が密着状態となるように
して成る写真への裏打材貼合わせ装置、を以て上記課題
を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
依拠して説明する。図1は本発明に係る写真への裏打ち
材貼合わせ装置の閉状態の斜視図、図2はその開状態の
斜視図で、本装置は受け台21と、これに連結される蓋
部22と、両部の連結部に配置される吸引筒23とから
成る。
【0009】受け台21は、箱状体24内に通気空間を
保持して、多数の通気孔25を透設した吸着板26を嵌
め込んで成る(図3参照)。上記通気空間を保持する手
段としては、吸着板26を押上げるように保持する1又
は複数の板バネ27が好適である。
【0010】通気空間を保持する他の手段としては、箱
状体24内にプラスチック製、厚紙製等の波板48又は
ハニカム板を装填することが考えられる(図4、図
5)。この場合は、波板48の一部を切り欠いて、空気
通路49を設ける。また、箱状体24には、吸引筒23
に通じるエア抜き孔28が1又は複数形成される。
【0011】蓋部22も受け台21と同様に、多数の通
気孔25を透設した吸着板29が、箱状体内に板バネ、
波板等によって支持されることにより、通気空間を保持
した状態に嵌め込まれて構成される。
【0012】ヒンジを兼ねる吸引筒23は、受け台21
と蓋部22のいずれか一方に固定され(図示した例では
受け台1の方に固定されている。)、他方には、吸引筒
23を取り巻き、これに摺動可能な支持環30が固定さ
れる。支持環30は、吸引筒23に設けた細径部50に
嵌め付けるが、細径部50に吸引筒23内に通じる空気
流路51が透設され(図6参照)、また、支持環30の
蓋部連結部に、蓋部22内部に通じる空気流路(図示し
ていない)が形成され、以て吸引筒23内と蓋部22内
とが連通状態となるように構成される。
【0013】吸引筒23の端部には、バキュームポンプ
31が内蔵される。また、家庭用掃除機等の吸引機器に
接続された吸引ホース32を接続可能にすることもある
(図2参照)。必要に応じ、吸引筒23には適宜吸引調
整孔33が形成される。この吸引調整孔33は、吸引力
が過剰になって写真を損傷することを防止する役目を果
たす。
【0014】上記構成の本装置の使用方法を図7に拠っ
て説明する。先ず、蓋部22を開き、受け台21の吸着
板26上に裏打材41を、離けい紙42を上側にして置
き、その上に合わせて写真43を載せる(図7
(A))。そして、蓋部22を閉じ(図7(B))、ス
イッチを入れて吸引動作を開始させる。その後、吸引動
作を継続させたまま蓋部22を開けると、写真43は蓋
部22の吸着板29に吸着され、裏打材41は吸着板2
6に吸着されて両者が分かれる(図7(C))。
【0015】そこで、裏打材41から離けい紙42を剥
離し(図7(C))、再び蓋部22を閉じる(図7
(D))。その際、写真43と裏打材41は、それぞれ
予め位置決めした位置に吸着され続けているので、ずれ
ることなく貼合わされる。その後スイッチをオフにして
吸引動作を停止させ、蓋部22を開けて裏打ち完成品を
取り出す(図7(E))。
【0016】図示した実施形態においては、上記操作中
蓋部22を閉じた際、各吸着板26、29は密着して押
し合うが、それぞれ板バネ27に支持されているため、
写真43と裏打材41の接触圧が適度に緩和されて全体
に均等にかかる。その結果裏打材41は、写真43の裏
側にムラなくきれいに接着される。
【0017】図8は、受け台21及び蓋部22における
吸着機構の他の構成例を示すものである。この機構は、
金属製又はプラスチック製のハニカム板55に、上下に
貫く無数の貫通孔56を設け(図8(A))、ハニカム
板55上一面にカーボン繊維、ガラス繊維等の繊維材5
7を敷き詰める(図8(B))。この繊維材57を覆う
ようにしてビニール等の内カバー58が、ハニカム板5
5の四辺に気密状態に固定される。内カバー58には、
吸引ホース取付口59が設置される。
【0018】上記ハニカム板55に金属製、プラスチッ
ク製等のケース60を被せ、ケース60から吸引ホース
取付口59を取り出し、そこに吸引ホース61を接続し
て構成される。この構成の場合は、ハニカム板55が、
上記実施形態の吸着板26、29の機能を果たす。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述した通りであるので、何
人も容易且つ正確に写真と裏打材の位置合わせを行なう
ことができ、空気抜き作業等の煩わしい作業が不要で、
きれいに仕上げることができる写真への裏打材貼合わせ
装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の閉状態の斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の開状態の斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態の受け台の分解斜視図であ
る。
【図4】本発明の他の実施形態における吸着板支持方法
を示す図である。
【図5】図4におけるA−A線拡大断面図である。
【図6】本発明における吸引筒の構成を示す図である。
【図7】本発明に係る装置の使用方法を示す図である。
【図8】本発明の更に他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
21 受け台 22 蓋部 23 吸引筒 24 箱状体 25 通気孔 26 吸着板 27 板バネ 28 エア抜き孔 29 吸着板 30 支持環 31 バキュームポンプ 32 吸引ホース 33 吸引調整孔 41 裏打材 42 離けい紙 43 写真 55 ハニカム板 56 貫通孔 57 繊維材 58 内カバー 59 吸引ホース取付口 60 ケース 61 吸引ホース
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明はこのような従来方法における問題
点に鑑みてなされたもので、何人も容易且つ正確に写真
と裏打材の位置合わせを行なうことができ、空気抜き作
業等の煩わしい作業が不要で、きれいに仕上げることが
できる写真への裏打材貼合わせ装置を提供することを課
題とする。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け台と、これに連結される蓋部と、前
    記両部の連結部に配置される吸引筒とから成り、前記受
    け台と蓋部はそれぞれ、通気空間を保持して多数の通気
    孔を透設した吸着板を備えると共に、前記通気空間に対
    する減圧手段を備え、前記蓋部を閉じた際に前記吸着板
    同士が密着状態となるようにして成る写真への裏打材貼
    合わせ装置。
  2. 【請求項2】 前記通気空間の保持が、前記吸着板を支
    持する板バネによってなされる請求項1に記載の写真へ
    の裏打材貼合わせ装置。
  3. 【請求項3】 前記通気空間の保持が、前記吸着板を支
    持する波板又はハニカム板によってなされる請求項1に
    記載の写真への裏打材貼合わせ装置。
  4. 【請求項4】 受け台と、これに連結される蓋部と、前
    記両部の連結部に配置される吸引筒とから成り、前記受
    け台と蓋部はそれぞれ、ハニカム板上に繊維材を敷き詰
    めた後シートを気密に被装し、前記シートに吸引ホース
    取付口を設けた吸着機構を備えて成る写真への裏打材貼
    合わせ装置。
JP2000258789A 2000-08-29 2000-08-29 写真への裏打材貼合わせ装置 Pending JP2002065428A (ja)

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ID=18747043

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200465751Y1 (ko) * 2011-12-01 2013-03-07 정동희 사진 보관함

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200465751Y1 (ko) * 2011-12-01 2013-03-07 정동희 사진 보관함

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