JP2002065003A - ロ−タリ耕耘装置 - Google Patents
ロ−タリ耕耘装置Info
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- Soil Working Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部分正逆転方式のロ−タリ耕耘装置を土壌硬
度等の圃場条件や併用作業機の有無等作業態様の異なり
に対しての適応性が広いものにする。 【解決手段】 ロ−タリ爪軸筒の第1爪軸筒と第2爪軸
筒を互いに反対方向に回転駆動する伝動機構中に伝動経
路切換手段を設け、伝動経路切換手段の切り換えによっ
て第1及び第2爪軸筒を共に同方向に回転させる体勢に
変換できるようにして、圃場条件や作業態様の異なりに
対する適応性を広めた。
度等の圃場条件や併用作業機の有無等作業態様の異なり
に対しての適応性が広いものにする。 【解決手段】 ロ−タリ爪軸筒の第1爪軸筒と第2爪軸
筒を互いに反対方向に回転駆動する伝動機構中に伝動経
路切換手段を設け、伝動経路切換手段の切り換えによっ
て第1及び第2爪軸筒を共に同方向に回転させる体勢に
変換できるようにして、圃場条件や作業態様の異なりに
対する適応性を広めた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、伝動ケ−スの下部に支
承横設するロ−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪
軸筒と第2爪軸筒とに分割構成して、第1爪軸筒と第2
爪軸筒を、回転方向が異なる2系統の伝動経路を備えた
伝動機構によって互いに反対方向に回転駆動する部分逆
転方式のロ−タリ耕耘装置に関する。
承横設するロ−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪
軸筒と第2爪軸筒とに分割構成して、第1爪軸筒と第2
爪軸筒を、回転方向が異なる2系統の伝動経路を備えた
伝動機構によって互いに反対方向に回転駆動する部分逆
転方式のロ−タリ耕耘装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記の如き部分逆転方式のロ−タリ耕耘
装置は、例えば、特公昭46−39041号公報等によ
って既に知られているが、従来のものは、ロ−タリ爪軸
筒を組成する第1爪軸筒と第2爪軸筒とが常に背反に回
転するものであった。
装置は、例えば、特公昭46−39041号公報等によ
って既に知られているが、従来のものは、ロ−タリ爪軸
筒を組成する第1爪軸筒と第2爪軸筒とが常に背反に回
転するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の部分逆転型ロ−
タリ耕耘装置は、軸心方向に並列する第1爪軸筒と第2
爪軸筒とが常に背反回転するものであったから、一方の
爪軸筒に付設された耕耘爪のダウンカット回転爪(未耕
土に対して上から下に切込む回転)によってダッシング
が生じるような硬い圃場では、他方の爪軸筒に付設され
た耕耘爪のアップカット回転(未耕土に対して下から上
に切上げる回転)によるダッシング阻止力が有効的に作
用するが、軟い圃場においてはアップカット回転する耕
耘爪のダッシング阻止力が反って機体のスリッピングを
助長することになって耕耘仕上がりが不整になり、殊
に、代掻き作業機や畦立作業機等が併用される場合には
スリッピングが甚だしくなって作業不能に陥ることもあ
るといった問題点があった。
タリ耕耘装置は、軸心方向に並列する第1爪軸筒と第2
爪軸筒とが常に背反回転するものであったから、一方の
爪軸筒に付設された耕耘爪のダウンカット回転爪(未耕
土に対して上から下に切込む回転)によってダッシング
が生じるような硬い圃場では、他方の爪軸筒に付設され
た耕耘爪のアップカット回転(未耕土に対して下から上
に切上げる回転)によるダッシング阻止力が有効的に作
用するが、軟い圃場においてはアップカット回転する耕
耘爪のダッシング阻止力が反って機体のスリッピングを
助長することになって耕耘仕上がりが不整になり、殊
に、代掻き作業機や畦立作業機等が併用される場合には
スリッピングが甚だしくなって作業不能に陥ることもあ
るといった問題点があった。
【0004】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、圃場条件や作業
態様に異なりがあっても、それらの異なりに即応して機
体のダッシングもスリッピングも生ぜしめることがない
状態で良好に耕耘できるようにした部分逆転方式の耕耘
機用ロ−タリ耕耘装置を提供することである。
ものであり、その目的とするところは、圃場条件や作業
態様に異なりがあっても、それらの異なりに即応して機
体のダッシングもスリッピングも生ぜしめることがない
状態で良好に耕耘できるようにした部分逆転方式の耕耘
機用ロ−タリ耕耘装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明装置は、伝動ケ−ス(7)の下部に支承横設す
るロ−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪軸筒(1
3)と第2爪軸筒(14)とに分割構成し、その第1爪軸
筒(13)と第2爪軸筒(14)とを回転方向が異なる2系
統の伝動経路を備えた伝動機構で互いに反対方向に回転
駆動するロ−タリ耕耘装置において、前記伝動機構中に
伝動経路切換手段を設け、該伝動経路切換手段の切り換
えにより前記伝動機構中の一方の伝動経路から伝達され
る動力でもって第1爪軸筒(13)と第2爪軸筒(14)を
共に同じ方向に回転させることができるようにしてい
る。
に、本発明装置は、伝動ケ−ス(7)の下部に支承横設す
るロ−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪軸筒(1
3)と第2爪軸筒(14)とに分割構成し、その第1爪軸
筒(13)と第2爪軸筒(14)とを回転方向が異なる2系
統の伝動経路を備えた伝動機構で互いに反対方向に回転
駆動するロ−タリ耕耘装置において、前記伝動機構中に
伝動経路切換手段を設け、該伝動経路切換手段の切り換
えにより前記伝動機構中の一方の伝動経路から伝達され
る動力でもって第1爪軸筒(13)と第2爪軸筒(14)を
共に同じ方向に回転させることができるようにしてい
る。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明するが、図1は本発明に係るロ−タリ耕耘装置の
要部を示す断面部分図、図2は本発明に係るロ−タリ耕
耘装置が実施された耕耘機の全体側面図、図3は耕耘爪
の配列例を示す概略図、図4は耕耘爪の打込み順序を示
す説明図である。
て説明するが、図1は本発明に係るロ−タリ耕耘装置の
要部を示す断面部分図、図2は本発明に係るロ−タリ耕
耘装置が実施された耕耘機の全体側面図、図3は耕耘爪
の配列例を示す概略図、図4は耕耘爪の打込み順序を示
す説明図である。
【0007】先ず、図2により耕耘機(T)の全体的な構
成を説明すると、耕耘機(T)は、ミッションケ−ス(1)
から前延するフレ−ム(2)にエンジン(3)を搭載し、エ
ンジン(3)の動力をミッションケ−ス内の伝動機構を経
てミッションケ−スの下部に支承した車軸(4)に伝達
し、車軸(4)に嵌着する車輪(5)(5)を回転駆動して走
行するように構成されている。そして、ミッションケ−
ス(1)から後延する操縦ハンドル(6)の握部にあって運
転操作するように構成され、ミッションケ−ス(1)の後
部で且つ操縦ハンドル(6)の下方にロ−タリ耕耘装置
(R)を着脱自在に装備できるようになっている。
成を説明すると、耕耘機(T)は、ミッションケ−ス(1)
から前延するフレ−ム(2)にエンジン(3)を搭載し、エ
ンジン(3)の動力をミッションケ−ス内の伝動機構を経
てミッションケ−スの下部に支承した車軸(4)に伝達
し、車軸(4)に嵌着する車輪(5)(5)を回転駆動して走
行するように構成されている。そして、ミッションケ−
ス(1)から後延する操縦ハンドル(6)の握部にあって運
転操作するように構成され、ミッションケ−ス(1)の後
部で且つ操縦ハンドル(6)の下方にロ−タリ耕耘装置
(R)を着脱自在に装備できるようになっている。
【0008】実施例のロ−タリ耕耘装置(R)はセンタ−
ドライブ型になっており、機体のミッションケ−ス(1)
に着脱自在に連設されるセンタ−ドライブ型の伝動ケ−
ス(7)と、耕耘部枠体の後尾部に設置されるゲ−ジホイ
ル装置(8)等によって構成され、伝動ケ−ス(7)の下端
部には、進行方向に直交するロ−タリ爪軸筒が水平横向
きに支承して横設されている。
ドライブ型になっており、機体のミッションケ−ス(1)
に着脱自在に連設されるセンタ−ドライブ型の伝動ケ−
ス(7)と、耕耘部枠体の後尾部に設置されるゲ−ジホイ
ル装置(8)等によって構成され、伝動ケ−ス(7)の下端
部には、進行方向に直交するロ−タリ爪軸筒が水平横向
きに支承して横設されている。
【0009】そして、前記ロ−タリ爪軸筒は、軸心方向
に並列する第1爪軸筒(13)(13)と第2爪軸筒(14)
(14)とに分割構成され、これらの第1爪軸筒(13)
(13)及び第2爪軸筒(14)(14)が、前記伝動ケ−ス
(7)内に収容組成される伝動機構によって回転駆動され
るようになっており、伝動ケ−ス(7)内の伝動機構は第
1爪軸筒(13)(13)を回転駆動する第1伝動経路と、
第2爪軸筒(14)(14)を回転駆動する第2伝動経路の
2系統の伝動経路を備えている。
に並列する第1爪軸筒(13)(13)と第2爪軸筒(14)
(14)とに分割構成され、これらの第1爪軸筒(13)
(13)及び第2爪軸筒(14)(14)が、前記伝動ケ−ス
(7)内に収容組成される伝動機構によって回転駆動され
るようになっており、伝動ケ−ス(7)内の伝動機構は第
1爪軸筒(13)(13)を回転駆動する第1伝動経路と、
第2爪軸筒(14)(14)を回転駆動する第2伝動経路の
2系統の伝動経路を備えている。
【0010】前記伝動機構の第1伝動経路は、伝動ケ−
ス(7)の下部に水平横向きに支承する回転軸(9)に嵌着
された受動スプロケット(10)とミッションケ−ス(1)
のPTO部からの動力を受ける入力軸のスプロケット
(図示省略)とにチエン(11)を掛回して構成され、正
転方向(図2において反時計方向)に前記回転軸(9)を
回転駆動するものとなっている。
ス(7)の下部に水平横向きに支承する回転軸(9)に嵌着
された受動スプロケット(10)とミッションケ−ス(1)
のPTO部からの動力を受ける入力軸のスプロケット
(図示省略)とにチエン(11)を掛回して構成され、正
転方向(図2において反時計方向)に前記回転軸(9)を
回転駆動するものとなっている。
【0011】そして、前記回転軸(9)は、伝動ケ−ス
(7)の左右両脇部に固装されるホルダ(12)(12)の中
心部を通ってその左右外方に延出され、それぞれの延出
部に前記第1爪軸筒(13)(13)が回転軸(9)と共に回
転するように着脱自在に嵌装され、また、左右のホルダ
(12)(12)の外径部には第2爪軸筒(14)(14)がそ
れぞれ回転自在に装備される。なお、図示された実施例
の第2爪軸筒(14)(14)は、前記回転軸(9)の軸心に
対して外側に低く傾斜する傾斜軸心の周りを回転する傾
斜爪軸筒に構成されている。
(7)の左右両脇部に固装されるホルダ(12)(12)の中
心部を通ってその左右外方に延出され、それぞれの延出
部に前記第1爪軸筒(13)(13)が回転軸(9)と共に回
転するように着脱自在に嵌装され、また、左右のホルダ
(12)(12)の外径部には第2爪軸筒(14)(14)がそ
れぞれ回転自在に装備される。なお、図示された実施例
の第2爪軸筒(14)(14)は、前記回転軸(9)の軸心に
対して外側に低く傾斜する傾斜軸心の周りを回転する傾
斜爪軸筒に構成されている。
【0012】そして、左右の第1爪軸筒(13)(13)の
外周には耕耘爪(A〜E)(F〜J)が所定の配列で止着さ
れ、また、左右の第2爪軸筒(14)(14)の外周には正
逆転両用の偏心耕耘爪(15)(15)が各々一本止着され
ている。なお、図示の実施例(図3参照)では、左右の
第1爪軸筒(13)(13)に各々5本、計10本の耕耘爪
(A〜E)(F〜J)が設けられ、それら10本の耕耘爪が
回転方向において等間隔(360°÷10=36°)に
位相をずらして装備されて、図4に示す順序で土中に打
ち込まれるように構成されている。また、左右の第2爪
軸筒(14)(14)に止着される偏心耕耘爪(15)(15)
は、前記第1爪軸筒(13)(13)の耕耘爪(A〜E)(F
〜J)とは別の爪配列で設けられている。
外周には耕耘爪(A〜E)(F〜J)が所定の配列で止着さ
れ、また、左右の第2爪軸筒(14)(14)の外周には正
逆転両用の偏心耕耘爪(15)(15)が各々一本止着され
ている。なお、図示の実施例(図3参照)では、左右の
第1爪軸筒(13)(13)に各々5本、計10本の耕耘爪
(A〜E)(F〜J)が設けられ、それら10本の耕耘爪が
回転方向において等間隔(360°÷10=36°)に
位相をずらして装備されて、図4に示す順序で土中に打
ち込まれるように構成されている。また、左右の第2爪
軸筒(14)(14)に止着される偏心耕耘爪(15)(15)
は、前記第1爪軸筒(13)(13)の耕耘爪(A〜E)(F
〜J)とは別の爪配列で設けられている。
【0013】左右の第2爪軸筒(14)(14)は、伝動機
構の第1伝動経路から動力を得る第2伝動経路を経て伝
達される動力でもって回転駆動されるようになってお
り、その第2伝動経路は、図1にその一部がみられるよ
うに構成されている。すなわち、第1伝動経路の回転軸
(9)より上位の部分に第1伝動経路からの動力によって
回転する駆動軸が配設されて、その駆動軸に第2伝動経
路の入力ギヤ(16)が設けられる一方で、該入力ギヤ
(16)に噛合する受動ギヤ(17)が第2爪軸駆動筒(1
8)に設けられ、入力ギヤ(16)と受動ギヤ(17)とが
成す歯車列によって第2爪軸駆動筒(18)を前記回転軸
(9)とは反対方向(逆転方向)に回転駆動する第2伝動
経路が組成されている。
構の第1伝動経路から動力を得る第2伝動経路を経て伝
達される動力でもって回転駆動されるようになってお
り、その第2伝動経路は、図1にその一部がみられるよ
うに構成されている。すなわち、第1伝動経路の回転軸
(9)より上位の部分に第1伝動経路からの動力によって
回転する駆動軸が配設されて、その駆動軸に第2伝動経
路の入力ギヤ(16)が設けられる一方で、該入力ギヤ
(16)に噛合する受動ギヤ(17)が第2爪軸駆動筒(1
8)に設けられ、入力ギヤ(16)と受動ギヤ(17)とが
成す歯車列によって第2爪軸駆動筒(18)を前記回転軸
(9)とは反対方向(逆転方向)に回転駆動する第2伝動
経路が組成されている。
【0014】そして、受動ギヤ(17)を備える第2爪軸
駆動筒(18)は、回転軸(9)に回転自在に外嵌し、且
つ、ホルダ(12)(12)の内径部に回転自在に内嵌支持
して設けられており、前記第2爪軸筒(14)の内方に位
置する部分にはギヤ(22)が嵌着され、そのギヤ(22)
を第2爪軸筒(14)の内径部に形設されている受ギヤ部
(23)に噛合させて屈折伝動部が形成されて、第2伝動
経路から屈折伝動部を経て第2爪軸筒(14)に伝動する
ようになっている。
駆動筒(18)は、回転軸(9)に回転自在に外嵌し、且
つ、ホルダ(12)(12)の内径部に回転自在に内嵌支持
して設けられており、前記第2爪軸筒(14)の内方に位
置する部分にはギヤ(22)が嵌着され、そのギヤ(22)
を第2爪軸筒(14)の内径部に形設されている受ギヤ部
(23)に噛合させて屈折伝動部が形成されて、第2伝動
経路から屈折伝動部を経て第2爪軸筒(14)に伝動する
ようになっている。
【0015】また、第2伝動経路の受動ギヤ(17)は、
第2伝動経路の歯車列(16)(17)を経て第2爪軸駆動
筒(18)に動力伝達する体勢と、前記第2伝動経路の歯
車列(16)(17)から第2爪軸駆動筒(18)に伝動する
体勢を断って第2爪軸駆動筒(18)にも第1伝動経路か
ら伝動する体勢とに変換し得る伝動経路切換手段を構成
している。
第2伝動経路の歯車列(16)(17)を経て第2爪軸駆動
筒(18)に動力伝達する体勢と、前記第2伝動経路の歯
車列(16)(17)から第2爪軸駆動筒(18)に伝動する
体勢を断って第2爪軸駆動筒(18)にも第1伝動経路か
ら伝動する体勢とに変換し得る伝動経路切換手段を構成
している。
【0016】つまり、図1にみられるように、受動ギヤ
(17)は第2爪軸駆動筒(18)のスプライン部(19)に
軸心方向スライド自在に嵌装されてシフタ−(20)によ
って軸心方向に摺動移動し得るように設けられ、この受
動ギヤ(17)が通常時には前記入力ギヤ(16)に噛合す
る体勢に保たれ、また、その噛合が外れる側方位置に摺
動移動されると、受動ギヤ(17)の側面に形設されてい
る係合部(21)が第1伝動経路の受動スプロケット(1
0)側面の係合部に噛合する体勢に切り換り、第2爪軸
駆動筒(18)にも伝動機構の第1伝動経路から動力伝達
されて、第2爪軸筒(13)も第1爪軸筒(14)と共に同
じ方向に回転するように構成されている。
(17)は第2爪軸駆動筒(18)のスプライン部(19)に
軸心方向スライド自在に嵌装されてシフタ−(20)によ
って軸心方向に摺動移動し得るように設けられ、この受
動ギヤ(17)が通常時には前記入力ギヤ(16)に噛合す
る体勢に保たれ、また、その噛合が外れる側方位置に摺
動移動されると、受動ギヤ(17)の側面に形設されてい
る係合部(21)が第1伝動経路の受動スプロケット(1
0)側面の係合部に噛合する体勢に切り換り、第2爪軸
駆動筒(18)にも伝動機構の第1伝動経路から動力伝達
されて、第2爪軸筒(13)も第1爪軸筒(14)と共に同
じ方向に回転するように構成されている。
【0017】なお、図1には、右側のみが示されている
が、左側も同様に構成されるものであって、左右の受動
ギヤ(17)(17)をスライド移動するシフタ−(20)
(20)は、両者同時にも、また左右各別にも操作できる
ようになっている。
が、左側も同様に構成されるものであって、左右の受動
ギヤ(17)(17)をスライド移動するシフタ−(20)
(20)は、両者同時にも、また左右各別にも操作できる
ようになっている。
【0018】したがって、比較的硬い圃場を耕耘する場
合は、左右のシフタ−(20)(20)の操作により受動ギ
ヤ(17)(17)を入力ギヤ(16)(16)に噛合させて伝
動機構を稼動すれば、左右の第1爪軸筒(13)(13)が
第1伝動経路の伝達動力で正転駆動されるに対し、左右
の第2爪軸筒(14)(14)は、入力ギヤ(16)、受動ギ
ヤ(17)、第2爪軸駆動筒(18)、ギヤ(22)を経て受
ギヤ部(23)に伝達される動力によって逆転駆動される
こととなって、第1爪軸筒(13)(13)に設けられてい
る耕耘爪群(A〜J)と、第2爪軸筒(14)(14)に装設
されている偏心耕耘爪(15)(15)の背反方向における
土中打ち込みでもって機体のダッシングが抑止されなが
ら良好な耕起が行われるのである。
合は、左右のシフタ−(20)(20)の操作により受動ギ
ヤ(17)(17)を入力ギヤ(16)(16)に噛合させて伝
動機構を稼動すれば、左右の第1爪軸筒(13)(13)が
第1伝動経路の伝達動力で正転駆動されるに対し、左右
の第2爪軸筒(14)(14)は、入力ギヤ(16)、受動ギ
ヤ(17)、第2爪軸駆動筒(18)、ギヤ(22)を経て受
ギヤ部(23)に伝達される動力によって逆転駆動される
こととなって、第1爪軸筒(13)(13)に設けられてい
る耕耘爪群(A〜J)と、第2爪軸筒(14)(14)に装設
されている偏心耕耘爪(15)(15)の背反方向における
土中打ち込みでもって機体のダッシングが抑止されなが
ら良好な耕起が行われるのである。
【0019】ついで、畑地などのような軟い圃場を耕起
する場合、あるいは代掻き作業機や畦立作業機を併用し
た耕耘作業の場合には、左右のシフタ−(20)(20)に
よって受動ギヤ(17)(17)を摺動移動して入力ギヤ
(16)(16)から離脱させて第2伝動経路を非伝動状態
にするとともに、入力ギヤ(16)(16)から離脱した受
動ギヤ(17)(17)側面の係合部を第1伝動経路の受動
スプロケット(10)側面の係合部に噛合させて伝動機構
を稼動すれば、第2爪軸筒(14)(14)の偏心耕耘爪
(15)(15)も、第1爪軸筒(13)(13)の耕耘爪群
(A〜J)と同じ正転方向に回転されることとなってスリ
ップ現象のない良好な耕起作業が行われる。なお、受動
ギヤ(17)(17)の逆転駆動ギヤ(16)とスプロケット
(10)への噛合切換は左右各別にも行えるものであるか
ら、圃場条件の異なりに対応するなど、場合によって
は、いずれか一方のみを切り換えることにより、スリッ
プを助長しない範囲でダッシュ抑止力を調整することも
可能である。
する場合、あるいは代掻き作業機や畦立作業機を併用し
た耕耘作業の場合には、左右のシフタ−(20)(20)に
よって受動ギヤ(17)(17)を摺動移動して入力ギヤ
(16)(16)から離脱させて第2伝動経路を非伝動状態
にするとともに、入力ギヤ(16)(16)から離脱した受
動ギヤ(17)(17)側面の係合部を第1伝動経路の受動
スプロケット(10)側面の係合部に噛合させて伝動機構
を稼動すれば、第2爪軸筒(14)(14)の偏心耕耘爪
(15)(15)も、第1爪軸筒(13)(13)の耕耘爪群
(A〜J)と同じ正転方向に回転されることとなってスリ
ップ現象のない良好な耕起作業が行われる。なお、受動
ギヤ(17)(17)の逆転駆動ギヤ(16)とスプロケット
(10)への噛合切換は左右各別にも行えるものであるか
ら、圃場条件の異なりに対応するなど、場合によって
は、いずれか一方のみを切り換えることにより、スリッ
プを助長しない範囲でダッシュ抑止力を調整することも
可能である。
【0020】
【発明の効果】この発明は、伝動ケ−ス(7)の下部に支
承横設するロ−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪
軸筒(13)と第2爪軸筒(14)とに分割構成し、その第
1爪軸筒(13)と第2爪軸筒(14)とを回転方向が異な
る2系統の伝動経路を備えた伝動機構で互いに反対方向
に回転駆動するロ−タリ耕耘装置において、前記伝動機
構中に伝動経路切換手段を設け、該伝動経路切換手段の
切り換えにより前記伝動機構中の一方の伝動経路から伝
達される動力でもって第1爪軸筒(13)と第2爪軸筒
(14)を共に同じ方向に回転させることができるように
したので、部分逆転方式のロ−タリ耕耘装置であるにも
拘らず必要に応じてロ−タリ爪軸筒全体を同じ方向に回
転させる状態に簡単に切り換えることができて、圃場条
件や作業態様が異なる場合にもその異なりに即応してそ
れぞれに好適な耕耘作業が行える。また、場合によって
は、左右の第2爪軸筒(14)(14)に止着される偏心耕
耘爪(15)(15)のいずれか一方のみを第1爪軸筒(1
3)(13)に止着される耕耘爪群(A〜J)に対して反対
方向に回転する状態とすることができ、それによって機
体のダッシュ抑止力を調整することも可能である。
承横設するロ−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪
軸筒(13)と第2爪軸筒(14)とに分割構成し、その第
1爪軸筒(13)と第2爪軸筒(14)とを回転方向が異な
る2系統の伝動経路を備えた伝動機構で互いに反対方向
に回転駆動するロ−タリ耕耘装置において、前記伝動機
構中に伝動経路切換手段を設け、該伝動経路切換手段の
切り換えにより前記伝動機構中の一方の伝動経路から伝
達される動力でもって第1爪軸筒(13)と第2爪軸筒
(14)を共に同じ方向に回転させることができるように
したので、部分逆転方式のロ−タリ耕耘装置であるにも
拘らず必要に応じてロ−タリ爪軸筒全体を同じ方向に回
転させる状態に簡単に切り換えることができて、圃場条
件や作業態様が異なる場合にもその異なりに即応してそ
れぞれに好適な耕耘作業が行える。また、場合によって
は、左右の第2爪軸筒(14)(14)に止着される偏心耕
耘爪(15)(15)のいずれか一方のみを第1爪軸筒(1
3)(13)に止着される耕耘爪群(A〜J)に対して反対
方向に回転する状態とすることができ、それによって機
体のダッシュ抑止力を調整することも可能である。
【図1】本発明に係るロ−タリ耕耘装置の要部を示す断
面部分図である。
面部分図である。
【図2】本発明に係るロ−タリ耕耘装置が実施された耕
耘機の全体側面図である。
耘機の全体側面図である。
【図3】耕耘爪の配列を示す概略図である。
【図4】耕耘爪の打込み順序を示す説明図である。
7 伝動ケ−ス 9 回転軸 10 受動スプロケット 11 チエン 13 第1爪軸筒 14 第2爪軸筒 16 入力ギヤ 17 受動ギヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 伝動ケ−ス(7)の下部に支承横設するロ
−タリ爪軸筒を軸心方向に並列する第1爪軸筒(13)と
第2爪軸筒(14)とに分割構成し、その第1爪軸筒(1
3)と第2爪軸筒(14)とを回転方向が異なる2系統の
伝動経路を備えた伝動機構で互いに反対方向に回転駆動
するロ−タリ耕耘装置において、前記伝動機構中に伝動
経路切換手段を設け、該伝動経路切換手段の切り換えに
より前記伝動機構中の一方の伝動経路から伝達される動
力でもって第1爪軸筒(13)と第2爪軸筒(14)を共に
同じ方向に回転させることができるようにしてあること
を特徴とするロ−タリ耕耘装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217465A JP2002065003A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | ロ−タリ耕耘装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217465A JP2002065003A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | ロ−タリ耕耘装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11788493A Division JP3279387B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ロ−タリ耕耘装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002065003A true JP2002065003A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=19051778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001217465A Pending JP2002065003A (ja) | 2001-07-18 | 2001-07-18 | ロ−タリ耕耘装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002065003A (ja) |
-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001217465A patent/JP2002065003A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040720 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040921 |