JP2002064579A - 多値変調方式の伝送装置 - Google Patents

多値変調方式の伝送装置

Info

Publication number
JP2002064579A
JP2002064579A JP2000249447A JP2000249447A JP2002064579A JP 2002064579 A JP2002064579 A JP 2002064579A JP 2000249447 A JP2000249447 A JP 2000249447A JP 2000249447 A JP2000249447 A JP 2000249447A JP 2002064579 A JP2002064579 A JP 2002064579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
circuit
error correction
word
string
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000249447A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002064579A5 (ja
JP3987274B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Akiyama
俊之 秋山
Garo Kokuryo
賀郎 国領
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2000249447A priority Critical patent/JP3987274B2/ja
Priority to US09/930,230 priority patent/US20020023247A1/en
Priority to EP01119619A priority patent/EP1182839A3/en
Publication of JP2002064579A publication Critical patent/JP2002064579A/ja
Publication of JP2002064579A5 publication Critical patent/JP2002064579A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3987274B2 publication Critical patent/JP3987274B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0059Convolutional codes
    • H04L1/006Trellis-coded modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0041Arrangements at the transmitter end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • H04L27/3405Modifications of the signal space to increase the efficiency of transmission, e.g. reduction of the bit error rate, bandwidth, or average power
    • H04L27/3416Modifications of the signal space to increase the efficiency of transmission, e.g. reduction of the bit error rate, bandwidth, or average power in which the information is carried by both the individual signal points and the subset to which the individual points belong, e.g. using coset coding, lattice coding, or related schemes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号誤り訂正能力が高く、電波の瞬断があっ
ても符号誤りの訂正が可能で、しかも回線状況の変化に
応じて誤り訂正符号の情報率をフレキシブルに変更でき
る、高性能で使い勝手も良好な伝送装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 信号空間上に前もって定めた各変調信号
点にNビット(Nは2以上の整数)の変調符号を対応させ
て変調して伝送する多値変調方式の伝送装置であって、
上記Nビットの変調符号をM個(Mは2以上の整数)のビ
ットの集まりに分割し、互いに独立に誤り訂正符号に変
換したM個の符号列の符号を該M個のビットの集まりに
割り当てて変調符号を構成して変調する誤り訂正符号化
方式の伝送装置であり、変調信号点配置を考慮した誤り
訂正能力の高い誤り訂正符号方式であるが、安価なビタ
ビ復号専用ICを用いて実現できるため、符号誤り訂正
能力が高く安価な多値変調方式の伝送装置を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタルデータ伝
送における誤り訂正方式に係り、特にディジタル多値変
調方式のもとで動作する誤り訂正符号化方式と復号方
式、及びこの方式を用いた伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体や地上系のディジタル無線
通信用の多重伝送方式として、マルチパスフェージング
やゴーストに強い16QAM方式(16値直交振幅変調
方式)、64QAM方式(64値直交振幅変調方式)等の
多値振幅変調方式によるディジタル伝送システムが実用
化されている。このディジタル伝送システムの受信装置
で用いられる誤り訂正符号の復号回路には、復調された
全ての符号に同等の確率で誤りが発生することを前提と
して、符号の誤り箇所を探し、符号の誤りを訂正して復
号する硬判定復号回路と、復調した符号(復調符号)の値
の確からしさを表す信頼度を算出し、算出した信頼度を
用いて符号の誤りを訂正して復号する軟判定復号回路が
知られている。一般に後者の方が前者より誤り訂正能力
が数dB高いため、近年多く用いられている。 ここ
で、軟判定の復号で用いられる「信頼度」あるいはその
逆数を、「重み」あるいは「メトリック」と記すことも
ある。 また、「軟判定」のことを、「ソフトディシジ
ョン」と記すこともある。例えば、BPSK(Binary P
hase Shift Keying:2相位相偏移変調)方式を用いた
伝送システムにおける受信装置の場合、受信信号の振幅
の大きさを信頼度として用いる軟判定のビタビ復号回路
(「ビタビ・デコーダ・ファミリ衛星通信用ECCデバ
イス」:QUALCOMM社カタログ等)がある。ま
た、4値以上の多値変調方式の受信装置、例えば図19
の信号点配置(以下配置された信号点を変調信号点と記
す)を有する16QAM方式の受信装置では、「符号理
論」 今井秀樹著 電子情報通信学会編、P288に記載
されている様に、受信信号の信号空間上の位置を表す受
信信号点と変調信号点間のユークリッド距離の2乗をメ
トリックとして用いる軟判定ビタビ復号回路が用いられ
ている。
【0003】この従来の軟判定復号回路を用いる多値変
調方式の伝送装置の動作を、以下に16QAM方式の伝
送装置を用いて説明する。図20に16QAM方式の送
信装置の回路構成を、図21に従来の軟判定復号回路を
有する16QAM方式の受信装置の回路構成を示す。図
20の送信装置に入力された情報符号は、まず畳み込み
符号化回路1に供給され、ここで周知の畳み込み符号化
回路、例えば上述の「符号理論」のP252の図11.
4に記載されている回路を情報率3/4に拡張した回
路、あるいは、「Digital Communications(Third Edit
ion)」 John G. Proakis著 MacGraw−Hill発行、P4
77、Fig.8−2−10に記載の回路により、4ビ
ット1組の畳み込み符号に変換されて出力される。 な
お、情報率とは、畳み込み符号化する前と、畳み込み符
号化した後のビット数の比である。畳み込み符号化回路
1から出力された4ビット1組の畳み込み符号は、変調
符号として16QAM変調回路2に入力される。16Q
AM変調回路2では、一般の教科書にも記載されている
ように、図19の信号空間上の16個の変調信号点の中
から4ビット1組の変調符号に対応する変調信号点を選
択する。そして、選択した変調信号点のI成分の値Itx
daとQ成分の値Qtxdaを、16QAM変調方式で変調さ
れた変調信号(Itxda,Qtxda)として出力する。
【0004】16QAM変調回路2から出力されたベー
スバンドの変調信号ItxdaとQtxdaは、D/A変換回路
3iと3qでアナログの信号Itxa,Qtxaに変換された
後、ミキサ4に入力され、次の式(1)の演算が行わ
れ、直交変調された中間周波数fmのIF信号に変換さ
れる。Itxa×cos(2π×fm×t)+Qtxa×sin
(2π×fm×t) …… (1)さらに、アップコンバータ
5で、更に高い周波数のRF信号に変換された後、アン
テナ6から送信される。そして、図21の受信装置の受
信アンテナ7で受信されたRF信号は、ダウンコンバー
タ8で中間周波数のIF信号に変換される。 ここで得
られたIF信号は、ミキサ9に入力される。そして、三
角関数の直交性を利用して、ベースバンドのI成分の信
号IrxaとQ成分の信号Qrxaに直交復調される。ミキサ
9から出力された信号IrxaとQrxaは、それぞれA/D
変換回路10iと10qで、ディジタルのベースバンド
の受信信号IdaとQdaに変換され、16QAM方式対応
の軟判定ビタビ復号回路11に入力される。なお、同期
再生回路12は、受信信号から信号空間上の変調信号点
位置を再生すると共に、受信装置のクロックタイミング
を制御する制御信号を発生する回路である。 この同期
再生回路12の動作手順は、本発明と直接関係が無いの
で、説明を省略する。
【0005】ところで、16QAM方式対応の軟判定ビ
タビ復号回路11に入力されたベースバンドの受信信号
の信号点(受信信号点)位置(Ida,Qda)は、伝送路等で
混入する雑音や波形歪み等の影響を受け、図22の様
に、正しい変調信号点位置13からずれる。16QAM
方式対応の軟判定ビタビ復号回路11では、一般の教科
書、例えば前述した「符号理論」の第12章等に記載さ
れているように、軟判定ビタビ復号回路で用いるハミン
グ距離の代わりに受信信号点と変調信号点間のユークリ
ッド距離の2乗をメトリックとして用いることにより、
各トレリスのパスメトリックが算出される。 ここで算
出されたパスメトリックは、値が小さいほど、各受信信
号点が変調信号点の近くにあって信頼度が高いことを意
味している。そこで、16QAM方式対応の軟判定ビタ
ビ復号回路11からは、パスメトリック値が最も小さい
パスの符号が、符号の誤りを訂正され復号された情報符
号として出力される。この様に、4値以上の多値変調方
式の受信装置の一つである16QAM方式の受信装置に
おいても、硬判定の畳み込み符号復号より符号の誤り訂
正能力が高い軟判定の畳み込み符号復号を用いた受信装
置を構成することができる。誤り訂正符号化方式及び復
号方式としては、近年更に訂正能力が高いトレリス符号
化変調方式が提案され、図23の様に信号点が円上に配
置された遅延検波を用いる変調方式に、この符号化変調
方式を適用する専用ICが市販されるに至っている。こ
の符号化変調方式は、以下の文献に詳しく説明されてい
るので、ここでは、説明を省略する。 “A Pragmatic Approach to Trellis-Coded Modulati
on”Andrew J. Viterbi,Jack K. Wolf, Ephraim Zehav
i, Roberto Padovani: IEEE COMMU. Vol.27,No.
7,1989 「符号理論入門」:岩垂好裕著 昭晃堂、pp17
7−198 “Digital Communications(Third Edition)”John G.
Proakis:McGraw-Hill,pp511−527
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、BPSK方
式対応の軟判定ビタビ復号用のLSIは既に市販されて
おり、比較的安価に入手可能である。 しかし、4値以
上の多値変調方式対応の軟判定ビタビ復号用のLSIは
市販されていない。 トレリス符号化変調方式に対して
も、図23の様な変調信号点配置を持つ遅延検波を用い
る変調方式に適用する専用LSIは市販されているが、
図19の様な変調信号点配置を有する同期検波を用いる
変調方式に適用する専用LSIは市販されていない。そ
のため、現状では4値以上の多値変調方式で軟判定のビ
タビ復号を実施する場合、あるいはトレリス符号化変調
方式を用いる場合は、自分でLSIを設計・製作する必
要がある。 しかし、LSIの開発には長い時間と高い
費用が掛かるため、少量生産の製品では、受信装置の性
能は上がっても製品価格が著しく高くなってしまうとい
った第1の問題が生じる。また、トレリス符号化変調方
式に類似した、変調信号点配置を考慮した誤り訂正符号
化方式として、例えば16QAMの変調方式において、
伝送する情報符号を3ビット毎に分割する。 そして、
その中の1ビットを情報率1/2の畳込み符号化回路で
n=2ビットの誤り訂正符号に変換し、残りのm=2ビ
ットと合わせて得られる(n+m)=4ビットの符号
を、図24の様に信号空間上に設けた変調信号点に対応
させて16QAMの信号に変調するものが考えられる。
【0007】この際、n=2の2ビットの内の上位ビッ
トを信号空間上のI軸方向の最隣接の変調信号点を区別
するビット値として用い、n=2の2ビットの内の下位
ビットをQ軸方向の最隣接の変調信号点を区別するビッ
ト値として用いる符号配置にする。この方式では、伝送
する3ビットの情報符号が、4ビットの符号に変換され
て伝送されるので、実効的に情報率3/4の誤り訂正符
号に変換されて伝送されたことになる。ここで復号する
際は、最隣接の変調信号点間の判別の誤りを、情報率1
/2の畳込み符号で誤り訂正することになる。 そのた
め、伝送する全ての情報符号を情報率1/2の畳込み符
号に変換して伝送する場合と同程度の高い誤り訂正能力
を有しながら、更に高い伝送レートを有する伝送装置が
得られる効果がある。しかし、この方式ではmビットの
符号は誤り訂正符号に変換されずに伝送されるため、誤
りが発生すると訂正することができない。 その結果、
例えば移動体無線等で、建物等の陰に入って電波が瞬断
されると符号誤りが残るため、移動体無線に使用するの
が困難になるといった第2の問題が生じる。また、この
方式では1ビットの情報符号を2ビットの誤り訂正符号
に変換してI軸方向とQ軸方向の最隣接信号点を区別す
る2ビットの符号として用いているため、16QAM等
の変調方式を固定すると、伝送レートが、一意的に定ま
ってしまう。 そのため、回線状況が良好で符号誤りが
発生し難い時には、誤り訂正符号の情報率を上げて伝送
レートを上げる等、回線状況に合わせたフレキシブルな
対応ができないといった第3の問題が生じる。
【0008】本発明は、これらの欠点を除去し、新たな
LSIを開発することなく、比較的安価に入手可能なB
PSK方式対応の軟判定ビタビ復号用のLSI等を用い
て、トレリス符号化変調方式と同様に変調信号点配置を
考慮した誤り訂正符号化方式で、符号誤り訂正能力が高
く、電波の瞬断があっても符号誤りの訂正が可能で、し
かも回線状況の変化に応じて誤り訂正符号の情報率をフ
レキシブルに変更できる、高性能で使い勝手も良好な伝
送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、信号空間上に前もって定めた各信号点
(変調信号点)にNビット(Nは2以上の整数)の変調符号
を対応させて変調して伝送する多値変調方式の伝送装置
であって、上記Nビットの変調符号をM個(Mは2以上
の整数)のビットの集まりに分割し、互いに独立に誤り
訂正符号に変換したM個の符号列の符号を該M個のビッ
トの集まりに割り当てて変調符号を構成して変調する誤
り訂正符号化方式の送信装置を有する伝送装置である。
また、多値変調方式を用いた伝送装置であって、伝送す
る符号列を第1符号列と第2符号列に分けて出力する符
号列分割回路と、上記第1符号列を第1誤り訂正符号列
に変換する第1誤り訂正符号化回路と、該第1誤り訂正
符号列の符号をnビット(nは2以上の整数)1ワードと
してワード単位に並べ替えた第1ワード列を出力する第
1シリアル・パラレル変換回路と、上記第2符号列を第
2誤り訂正符号列に変換する第2誤り訂正符号化回路
と、該第2誤り訂正符号列の符号をmビット(mは2以
上の整数)1ワードとしてワード単位に並べ替えた第2
ワード列を出力する第2シリアル・パラレル変換回路
と、信号空間上に前もって定めた2(n+m)個の各信号点
(変調信号点)に(n+m)ビットの変調符号を対応させ
る多値変調回路であって、該(n+m)ビットの変調符号
は最隣接の変調信号点間で少なくとも1ビットの値が必
ず変化するnビットとその他のmビットで構成され、入
力する上記第1ワード列の1ワードのnビットと上記第
2ワード列の1ワードのmビットで構成される(n+m)
ビットの変調符号に対応する信号点の信号を変調信号と
して出力する多値変調回路を設けた誤り訂正符号化方式
の送信装置を有する伝送装置である。
【0010】更に、上記第1誤り訂正符号化回路と上記
第2誤り訂正符号化回路を共に畳み込み符号化回路と
し、当該第2畳み込み符号化回路の情報率(畳み込み符
号化前と畳み込み符号化後のビット数の比)の値を、上
記第1畳み込み符号化回路の情報率の値以上としたもの
である。また、受信信号の信号点の座標値を算出し出力
する受信信号点算出回路と、当該受信信号点座標値を入
力し、前もって定めた変調信号点の中から該受信信号点
座標値に最も近い変調信号点を選択すると共に、選択し
た変調信号点に対応する(n+m)ビットの変調符号の内
の上記第1ワード列のnビットに対応する符号値を算出
し、受信した第1ワード列として順次出力する第1信号
点位置判別回路と、当該受信した第1ワード列をシリア
ル変換して受信した第1誤り訂正符号列を出力する第1
パラレル・シリアル変換回路と、該受信した第1誤り訂
正符号列を復号して誤り訂正された受信第1符号列を出
力する第1誤り訂正復号回路と、該受信第1符号列を受
信第1誤り訂正符号列に変換して出力する上記第1誤り
訂正符号化回路と同一の機能を有する受信第1誤り訂正
符号化回路と、上記受信第1誤り訂正符号列を上記第1
シリアル・パラレル変換回路と同一タイミングでnビッ
トを1ワードとしてワード単位に並べ替えた受信第1ワ
ード列を出力する受信第1シリアル・パラレル変換回路
と、上記受信信号点座標値を所定期間遅延する第2遅延
回路と、当該受信信号点座標値と上記受信第1ワード列
を入力し、該受信信号点座標値の信号点に最も近い変調
信号点に対応する(n+m)ビットの符号の中から上記受
信第1ワード列のnビットの符号を除く1ワードmビッ
トの符号を算出し、受信した第2ワード列として順次出
力する第2信号点位置判別回路と、該受信した第2ワー
ド列をシリアル変換して受信した第2誤り訂正符号列を
出力する第2パラレル・シリアル変換回路と、該受信し
た第2誤り訂正符号列を復号して誤り訂正された受信第
2符号列を出力する第2誤り訂正復号回路と、上記受信
第1符号列を所定期間遅延する第1遅延回路と、該第1
遅延回路から出力される受信第1符号列と上記第2誤り
訂正復号回路から出力される受信第2符号列を結合し、
伝送された符号列として出力する符号列結合回路を設け
た受信装置を有する伝送装置である。
【0011】さらに、上記第1誤り訂正復号回路を軟判
定のビタビ復号を実施する第1ビタビ復号回路、上記第
2誤り訂正復号回路を硬判定のビタビ復号を実施する第
2ビタビ復号回路としたものである。また、上記第1誤
り訂正復号回路と上記第2誤り訂正復号回路を、共に軟
判定のビタビ復号を実施する第1ビタビ復号回路と第2
ビタビ復号回路としたものである。また、多値変調方式
を用いた伝送装置であって、伝送する符号列を第1符号
列と第2符号列に分けて出力する符号列分割回路と、該
第1符号列をパンクチャ処理を用い情報率の異なる複数
の畳み込み符号の1つに切り換えて変換し、第1誤り訂
正符号列として出力する第1畳み込み符号化回路と、該
第1誤り訂正符号列の符号をnビット(nは2以上の整
数)1ワードとしてワード単位に並べ替えた第1ワード
列を出力する第1シリアル・パラレル変換回路と、上記
第2符号列の符号をmビット(mは2以上の整数)1ワー
ドとしてワード単位に並べ替えた第2ワード列を出力す
る第2シリアル・パラレル変換回路と、信号空間上に前
もって定めた2(n+m)個の各信号点(変調信号点)に(n+
m)ビットの変調符号を対応させる多値変調回路であっ
て、該(n+m)ビットの変調符号は最隣接の変調信号点
間で少なくとも1ビットの値が必ず変化するnビットと
その他のmビットで構成され、入力する上記第1ワード
列の1ワードのnビットと上記第2ワード列の1ワード
のmビットで構成される(n+m)ビットの変調符号に対
応する信号点の信号を変調信号として出力する多値変調
回路を設けた誤り訂正符号化方式の送信装置を有する伝
送装置である。
【0012】また、受信信号の信号点の座標値を算出し
出力する受信信号点算出回路と、当該受信信号点座標値
を入力し、前もって定めた変調信号点の中から該受信信
号点座標値に最も近い変調信号点を選択すると共に、選
択した変調信号点に対応する(n+m)ビットの変調符号
の内の上記第1ワード列のnビットに対応する符号値を
算出し、受信した第1ワード列として順次出力する第1
信号点位置判別回路と、当該受信した第1ワード列をシ
リアル変換して受信した第1誤り訂正符号列を出力する
第1パラレル・シリアル変換回路と、該受信した第1誤
り訂正符号列を復号して誤り訂正された受信第1符号列
を出力する第1誤り訂正復号回路と、該受信第1符号列
を受信第1誤り訂正符号列に変換して出力する上記第1
誤り訂正符号化回路と同一の機能を有する受信第1誤り
訂正符号化回路と、上記受信第1誤り訂正符号列を上記
第1シリアル・パラレル変換回路と同一タイミングでn
ビットを1ワードとしてワード単位に並べ替えた受信第
1ワード列を出力する受信第1シリアル・パラレル変換
回路と、上記受信信号点座標値を所定期間遅延する第2
遅延回路と、当該受信信号点座標値と上記受信第1ワー
ド列を入力し、該受信信号点座標値の信号点に最も近い
変調信号点に対応する(n+m)ビットの符号の中から上
記受信第1ワード列のnビットの符号を除く1ワードm
ビットの符号を算出し、受信した第2ワード列として順
次出力する第2信号点位置判別回路と、該受信した第2
ワード列をシリアル変換し受信第2符号列を出力する第
2パラレル・シリアル変換回路と、上記受信第1符号列
を所定期間遅延する第1遅延回路と、該受信第1符号列
と上記受信第2符号列を結合し、伝送された符号列とし
て出力する符号列結合回路を設けた受信装置を有する伝
送装置である。
【0013】さらに、上記第1ワード列あるいは上記受
信した第1ワード列、受信第1ワード列に対し、ビット
インターリーブを実施するようにしたものである。ま
た、受信信号を外符号であるリードソロモン符号(RS
符号)に変換するRS符号化回路あるいは外符号である
RS符号を情報符号に復号するRS復号回路を有し、上
記符号列分割回路を、変調符号を構成する(n+m)ビッ
トの符号を構成する上記第2符号列のmビットの符号
が、上記RS符号化回路から出力されるRSワード列の
1ワード内に同時に含まれるように分割する符号列分割
回路とし、上記符号列結合回路を、変調符号を構成する
(n+m)ビットの符号を構成する上記受信第2符号列の
mビットの符号が、上記RS復号回路に入力する受信R
Sワード列の1ワード内に同時に含まれるように結合す
る符号列結合回路としたものである。
【0014】即ち、情報率が異なる2つの畳み込み符号
化回路を設け、伝送する情報符号を2つに分けてそれぞ
れ異なる情報率の誤り訂正符号に変換する。そして、情
報率が低く誤り訂正能力が高い誤り訂正符号を、信号空
間上の最隣接の変調信号点を区別する符号ビットとして
用いる様に変調符号を配置する。これにより、信号空間
上に前もって定めた2(n+m)個の各変調信号点に対応さ
せた(n+m)ビットの変調符号の内、最隣接の変調信号
点を区別するビットであって、最も符号誤りを発生し易
いビットには情報率が低く誤り訂正能力が高い誤り訂正
符号を配置し、符号誤りを生じ難いその他のビットには
情報率が高く誤り訂正能力は低いが伝送レートは高い誤
り訂正符号を配置することになる。即ち、この変調符号
の配置は、トレリス符号化変調方式と同様に、変調信号
点配置を考慮した符号配置になっている。この符号配置
では、全ての情報符号を通常の様に伝送レートは低いが
誤り訂正能力が高い誤り訂正符号、即ち情報率が低い誤
り訂正符号を用いたときと同程度の低い符号誤り率を実
現しつつ、しかも高い伝送レートが得られる伝送装置を
実現できる。 また、容易に入手が可能で安価なLSI
を利用できるため、小形で安価な伝送装置で実現でき
る。 また、全てのビットの符号も誤り訂正符号に変換
して伝送するので、移動体無線等で電波が瞬断しても、
符号誤りが発生しない伝送装置を実現できる。さらに、
2つの誤り訂正符号化回路としてパンクチャを用いて情
報率を容易に変更できる畳み込み符号を用いることによ
り、回線状況に応じてフレキシブルに情報率を変更でき
る伝送装置を実現できる。そのため、誤り訂正能力が高
いにも関わらず伝送レートの高いことが要求される移動
体無線でも使用可能で、しかも回線状況に応じて情報率
を変更できる使い勝手が良好で性能が高い伝送装置が得
られる。また、外符号としてリードソロモン符号を用い
る場合、誤りが発生する符号が1つのワードに集められ
るので、リードソロモン符号の復号による訂正能力を、
充分に発揮させることができる効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例の送信装置
の回路構成を図2に、受信装置の回路構成例を図1に示
す。 以下、説明の都合上、64QAMで変調する伝送
装置を用いて説明するが、本発明は、16QAM,32
QAM,64QAM,128QAM,256QAM,・
・・等の変調方式にも適用できるのは言うまでもない。
図2の送信装置に入力された情報符号は、まず符号列分
割回路20に供給され、2つの符号列である第1符号列
と第2符号列に分割される。 この符号列分割回路20
の内部の回路構成例を図4に、各部の情報符号の模式図
を図3に示す。符号列分割回路20に入力された図3
(a)に示す情報符号は、スイッチ21によって図3の
(b1)と(b2)の2つの符号列に分割され、一旦、
それぞれ第1のFIFO(First In First Out)メモリ2
2と第2のFIFOメモリ23に蓄積される。なお、図
3の時間t1からt2の期間が、スイッチングパターンの
繰り返しの1周期を構成し、以後同じスイッチングパタ
ーンを繰り返すように動作させる。また、図3の(a)
から(c2)までの長方形枠内の数字は、時系列で順次
入力される情報符号の時間順序を表すビット番号であ
る。第1のFIFOメモリ22と第2のFIFOメモリ
23に蓄積された情報符号は、符号列分割回路20に入
力される情報符号のクロックCK0の周波数よりも低い
周波数のクロックCK1を用いて、図3の(c1)と
(c2)に示す様に、第1符号列と第2符号列の情報符
号として、それぞれ読み出される。 ここで、図3の
(c1)に示す、符号がない期間24の取り扱いについ
ては後述する。
【0016】図2において、符号列分割回路20から出
力された第1符号列は、第1の畳み込み符号化回路31
に入力され、情報率1/2の畳み込み符号に変換された
後、図3の(d1)に示す様に、パンクチャを施して情
報率2/3の第1の畳み込み符号に変換され、第1誤り
訂正符号列として出力される。 なお、図3において点
模様を付された長方形の枠は、そのビット値が誤り訂正
符号であることを表し、内部の数字はビット番号を表
す。 また×印は、パンクチャされたビット位置を表
す。図2の第1の畳み込み符号化回路31から出力され
た第1誤り訂正符号列は、第1シリアル・パラレル(シ
リパラ)変換回路41に入力され、2ビット1ワードの
ワード単位に並べ替えられた後、その中のFIFOメモ
リに一旦蓄積される。この第1シリパラ変換回路41の
内部の回路構成例を図5に示す。図2の第1畳み込み符
号化回路31でパンクチャを施され、図3の(e1)の
様にシリアルな符号列に並べ替えられて出力された第1
誤り訂正符号列は、図5のスイッチ回路43に入力さ
れ、図3の(f1)の様に、n=2とした2ビット1ワ
ードのワード単位に並べ替えられる。そして、ビットイ
ンターリーブ回路44で下位のビットの符号を上位のビ
ットの符号に対して3ビット遅延された後、第1ワード
列としてFIFOメモリ45に一旦蓄積される。この
時、第1畳み込み符号化回路31から第1シリパラ変換
回路41に送られる第1誤り訂正符号列は、必ずしも図
3の(e1)の様に、シリアルな符号列に並べ替えられ
た符号列である必要はない。 図3の(d1)のパンク
チャされた2ビット1ワードの畳み込み符号をそのまま
送るようにしてもよい。 あるいは更に、第1畳み込み
符号化回路31と第1シリパラ変換回路41を一体化し
て、図3の(d1)のパンクチャされた畳み込み符号を
直接、(f1)に示すように並べ替えた後、ビットイン
ターリーブ回路44を通して、FIFOメモリ45に蓄
積するようにしてもよい。
【0017】同様に、図2の符号列分割回路20から出
力された第2符号列を、第2の畳み込み符号化回路32
に入力し、情報率1/2の畳み込み符号に変換した後、
図3の(d2)のようにパンクチャを施して情報率7/
8の畳み込み符号に変換し、第2誤り訂正符号列として
出力する。 この第2誤り訂正符号列は、第2シリパラ
変換回路42に入力される。そして、第2誤り訂正符号
列は、第2シリパラ変換回路42で図3の(f2)に示
すように、m=4とした4ビット1ワードのワード単位
に並べ替えられて、第2ワード列として第2シリパラ変
換回路42内のFIFOメモリに、一旦蓄積される。こ
の第2シリパラ変換回路42としては、例えば図5の回
路を単に4ビット化した回路を用いることができる。
但し本実施例では、図3の(g2)の説明図の都合上、
第2シリパラ変換回路42ではビットインターリーブを
施さない回路を用いるものとして説明する。 ここで、
第2畳み込み符号化回路32から第2シリパラ変換回路
42に送る第2誤り訂正符号列は、必ずしも図3の(e
2)の様に、シリアルな符号列に並べ替えられた符号列
である必要はないことは、第1シリパラ変換回路41の
場合と同様である。以上のようにして、図2の第1シリ
パラ変換回路41内のFIFOメモリと、第2シリパラ
変換回路42内のFIFOメモリに蓄積された2ビット
1ワードの第1ワード列と4ビット1ワードの第2ワー
ド列の符号は、変調信号のシンボルクロックCK2によ
って図3の(g1)と(g2)の様に、1ワードずつ同
時に読み出され、64QAM変調回路50に入力され
る。
【0018】64QAM変調回路50では、信号空間上
に前もって定めた、2(n+m)=26=64個の各信号点
(変調信号点)に対応させる6ビットの変調符号を、n=
2の2ビットとm=4の4ビットに分け、図6の様に配
置しておく。この変調符号の配置は、最隣接の変調信号
点間では、n=2の2ビットの符号の一方の桁の符号値
が、必ず互いに異なる配置になっている。また、図6に
おいて太い一点鎖線枠で囲む4つの変調信号点は、共通
のm=4の4ビットの値を有するブロックを形成する
が、これらのブロックの値が互いにグレーコードの関係
にあり、隣接するブロックのm=4の4ビットの値は、
その1ビットの値のみが異なる関係になっている。そし
て64QAM変調回路50に入力した第1ワード列と第
2ワード列の内、第1ワード列の2ビットは、n=2の
2ビットに割り付けられ、第2ワード列の4ビットは、
m=4の4ビットに割り付けられて変調される。64Q
AM変調回路50からは、従来の伝送装置の送信装置と
同様に、選択した変調信号点のI成分の値ItxdaとQ成
分の値Qtxdaを、64QAM変調方式で変調された変調
信号として出力し、D/A変換回路3iと3q、ミキサ
4、アップコンバータ5を通してアンテナ6から送信す
る。
【0019】本実施例の伝送装置の受信装置において
も、受信アンテナ7からA/D変換回路10iと10q
までの回路は、図21の従来の伝送装置の受信装置と同
じ信号処理を実施するだけなので、図1の本実施例の受
信装置の回路図では、この回路部分を省略してある。A
/D変換回路10iと10qにてディジタル信号に変換
された受信信号は、まず、受信信号点算出回路60に入
力され、同期再生回路12で再生された基準信号を基
に、振幅レベルと位相の回転角の補正を施される。そし
て、信号空間上における受信信号の信号点座標値(受信
信号点座標値)が算出されて出力され、第1信号点位置
判別回路71と第2遅延回路82に入力される。第1信
号点位置判別回路71では、入力された受信信号点座標
値を基に、図7の信号空間上の×印14の受信信号点位
置に最も近い変調信号点、すなわち符号[0000;1
1]に対応した信号点を算出し、この符号のn=2の2
ビットの値[11]を、雑音などの影響で生じる符号誤
りが含まれた受信した第1ワード列の1ワードとして出
力する。この後、受信した第1ワード列に含まれる符号
誤りを第1誤り訂正復号回路101で訂正して復号する
のであるが、受信した第1ワード列は、図3の(g1)
のように、ビットインターリーブ処理を施された構造に
なっている。そこで、受信した第1ワード列は、まず、
第1パラレル・シリアル(パラシリ)変換回路91に入力
され、第1シリパラ変換回路41で実施した手順と逆の
手順で、ビットインターリーブを戻し、図3の(f1)
の状態に戻す。その後、更に図3の(e1)の様なシリ
アルな受信した第1誤り訂正符号列に戻してから、第1
誤り訂正復号回路101に供給される。
【0020】第1誤り訂正復号回路101では、更にパ
ンクチャを考慮して図3の(d1)の様な符号列に直し
た後、通常のBPSK方式に対応のビタビ復号用のLS
I等を用いて復号し、符号誤りを訂正された正しい符号
からなる受信第1符号列として出力する。なお、第1パ
ラシリ変換回路91から第1誤り訂正復号回路101に
送られる受信した第1誤り訂正符号列は、必ずしも図3
の(e1)の様にシリアルな符号列に並べ替えられた符
号列である必要のないことは、前記第1シリパラ変換回
路41の場合と同様である。ところで、第1誤り訂正復
号回路101で符号誤りを訂正して復号する必要が生じ
た場合、このことは同時に、第1誤り訂正復号回路10
1に入力された受信した第1誤り訂正符号列に、あるい
は更にさかのぼって第1信号点位置判別回路71で選択
した変調信号点位置に誤りがあったことを意味してい
る。この変調信号点位置の選択に誤りが有ると、m=4
の4ビットの符号値にも、誤りが発生し誤り訂正能力の
劣化を招く。この問題は、符号誤りを訂正して復号され
た正しい受信第1符号列から正しい受信第1ワード列を
逆算し、逆算して求めた受信第1ワード列を用いて、正
しい変調信号点を選択し直してから、m=4の4ビット
の符号値を算出することにより解消できる。
【0021】図1の受信第1畳み込み符号化回路111
と受信第1シリパラ変換回路121は、正しい受信第1
ワード列を逆算するための回路であり、図2の第1畳み
込み符号化回路31及び第1シリパラ変換回路41と同
じ信号処理を実施する回路である。即ち、第1誤り訂正
復号回路101で復号された受信第1符号列は、受信第
1畳み込み符号化回路111で受信第1誤り訂正符号列
に変換された後、受信第1シリパラ変換回路121に供
給される。そして、符号誤りの無い受信第1ワード列に
変換された後に、第2信号点位置判別回路72に入力さ
れる。一方、受信信号点算出回路60にて算出された受
信信号点座標値は、第2遅延回路82を経て、第2信号
点位置判別回路72に入力される。第2遅延回路82
は、受信第1ワード列のシンボルのワードの符号タイミ
ングに合わせて、同じシンボルの受信信号点座標値が、
第2信号点位置判別回路72に入力される様にタイミン
グを調整する回路である。第2信号点位置判別回路72
では、入力された受信第1ワード列の、n=2の2ビッ
トの符号を持つ複数の変調信号点を図6の変調信号点の
中から取り出す。そして、取り出した複数の変調信号点
の中から、同時に入力された同じシンボルの受信信号点
の座標値に最も近い変調信号点を選択し、選択した変調
信号点に対応する符号のm=4の4ビットの符号を算出
し、受信した第2ワード列の符号として出力する。例え
ば、第1信号点位置判別回路71において、図7の信号
空間上の×印14の受信信号点位置からn=2の2ビッ
トの値[11]が検出されたにも関わらずこの符号に誤
りがあり、誤りを訂正された受信第1ワード列のn=2
の2ビットの値が[01]であるとする。この場合、図
6の変調信号点の中から、n=2の2ビットの値が[0
1]である、図8の四角の枠で示す16点の変調信号点
を選び出す。そして、その中から×印14の受信信号点
位置に最も近い変調信号点、即ち、変調符号が[010
0;01]の変調信号点を選択し、そのm=4の4ビッ
トの符号[0100]を、受信した第2ワード列の1ワ
ードの符号として出力する。
【0022】ところで、移動体無線においては、フェー
ジングにより通常以上に受信信号のレベルが低下し、雑
音の影響を大きく受けることがある。例えば、図8にお
いて、送信装置で実際に変調に用いた変調信号点は変調
符号[0110;01]の四角印15の変調信号点であ
った場合、依然としてm=4の4ビットの符号に誤りが
残る。 電波が瞬断された場合にも同様の現象が発生す
る。そこで本実施例では、第2信号点位置判別回路72
で算出した受信した第2ワード列に対して更に誤り訂正
を施し、その符号誤りを訂正する。すなわち、第2信号
点位置判別回路72から出力された受信した第2ワード
列は、第2パラシリ変換回路92に入力され、第2シリ
パラ変換回路で実施した手順と逆の手順を実施される。
そして、図3の(g2)の受信した第2ワード列は、
(e2)の受信した第2誤り訂正符号列に変換されて出
力される。該受信した第2誤り訂正符号列は、更に第2
誤り訂正復号回路102に入力され、パンクチャを考慮
し図3の(d2)の様な符号列に直された後、通常のB
PSK方式に対応のビタビ復号用のLSI等を用いて復
号され、符号誤りを訂正された符号からなる受信第2符
号列として出力される。
【0023】符号列結合回路130の内部の回路構成
は、図4の回路を逆にした構造を有したもので、第2誤
り訂正復号回路102から出力された受信第2符号列
は、符号列結合回路130の中の第2のFIFOメモり
に一旦蓄積される。 また、第1誤り訂正復号回路10
1で復号された受信第1符号列は、第1遅延回路81に
て遅延されて受信第2符号列の出力タイミングに調整さ
れた後、やはり符号列結合回路130内の第1のFIF
Oメモりに一旦蓄積される。ここで、第1のFIFOメ
モりの蓄積容量を、充分大きく設定しておくことによ
り、第1遅延回路81を兼ねさせることができる。符号
列結合回路130では、第1と第2のFIFOメモり内
に蓄積されている図3の(c1)と(c2)の符号を
(b1)と(b2)のタイミングで順次読み出しつつ結
合することにより、伝送されてきた図3(a)の情報符
号を再生して出力する。上記の説明から明らかな様に、
本実施例による方法では、最隣接の変調信号点間を区別
するビットであって、雑音等の影響を受けて符号誤りが
頻繁に発生するビットの符号は、誤り訂正能力が高い、
例えば、情報率2/3の誤り訂正符号で符号化し、逆に
符号誤りが発生し難い他のビットの符号は、誤り訂正能
力は低いけれど伝送レートが高い、例えば、情報率7/
8の誤り訂正符号で符号化し伝送する。そのため、全て
の情報符号を誤り訂正能力が高い情報率2/3の誤り訂
正符号で符号化する通常の伝送装置と同程度に符号誤り
率が低く、高性能の特性を有しながら、この通常の伝送
装置より高い伝送レートを有する伝送装置を得ることが
できる。
【0024】また、本実施例による方法では、誤り訂正
能力が高い誤り訂正符号により復号した正しいn=2の
2ビットの符号を用いて、改めて正しい変調信号点を選
択し直し、残りのm=4の4ビットの符号を算出するの
で、m=4の4ビットの符号に対する信号点間隔は、実
質的に16QAMの場合と同等になり、総合的には、全
ての情報符号を情報率2/3の誤り訂正符号で符号化す
る通常の伝送装置より符号誤り率が低く、高性能の特性
を得ることができる。また、m=4の4ビットの符号に
対しても誤り訂正復号を実施して符号誤りを訂正するの
で、電波の瞬断が発生する可能性が高い移動体無線で
も、使用可能な伝送装置を得ることができる。また、誤
り訂正符号の構造は、変調信号点配置を考慮したトレリ
ス符号化変調方式に類似しているにも関わらず、トレリ
ス符号化変調方式の様な高価で特殊な専用LSIが不要
で、BPSK方式対応の軟判定ビタビ復号用のLSI等
の比較的安価に入手可能なLSI等を用いて実現できる
ので、伝送装置を安価に構成できる効果が得られる。
【0025】また、本実施例による方法では、情報率1
/2の誤り訂正符号の各1ビットをI軸とQ軸に割り当
てる様な制限が不要で、n=2の2ビットとm=4の4
ビットで用いる誤り訂正符号の情報率は、任意に設定す
ることができる。そのため、伝送回線状況の変化に応じ
て誤り訂正符号の情報率をフレキシブルに変更できる、
高性能で使い勝手も良好な伝送装置を得ることができ
る。この様に、本実施例による方法では、新たなLSI
を開発することなく、比較的安価に入手可能なBPSK
方式対応の軟判定ビタビ復号用のLSI等を用いること
ができる。 即ち、トレリス符号化変調方式と同様に変
調信号点配置を考慮した誤り訂正符号化方式であって、
符号誤り訂正能力が高く、また電波の瞬断があっても符
号誤りの訂正が可能であり、しかも回線状況の変化に応
じて誤り訂正符号の情報率をフレキシブルに変更できる
高性能で使い勝手も良好な伝送装置を得ることができ
る。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について、詳
しく説明する。 本実施例は、誤り訂正復号回路として
軟判定の復号回路を用い、誤り訂正能力を更に上げるも
のである。送信装置の回路構成は図2の回路と同一であ
り、受信装置の基本的な回路構成も図1の回路と同一で
ある。 異なる点は、図1の受信装置の第1誤り訂正復
号回路101と第2誤り訂正復号回路102に、BPS
K方式対応の軟判定ビタビ復号用のLSI等を用いる点
にある。 軟判定のビタビ復号の方法は、既に良く知ら
れた方法なので、ここでは、軟判定に用いるメトリック
の算出方法についてのみ説明する。ところで通常の軟判
定ビタビ復号では、前述した「符号理論」の第12章等
の一般の教科書に記載されているように、受信信号点の
位置に関わらず、常に受信信号点と変調信号点間のユー
クリッド距離の2乗をメトリックとして用いることによ
り、各トレリスのパスメトリックを算出する。これに対
して、本実施例の方法では、信号空間上の受信信号点の
位置によってメトリックの算出方法を変えるようにした
ものである。図9は、図6の第1象現の原点近傍の変調
信号点配置を拡大して示したものである。
【0027】まず、図9の×印16の位置に受信信号点
があった場合のメトリックの算出について説明する。図
9の×印16の様に、受信信号点の左側にある変調信号
点16Lのn=2の2ビットの内で上位のビット、即
ち、I軸方向の変調信号点を区別するビットの値が
「0」であり、右側にある変調信号点16Rの同じ上位
ビットの値が「1」の場合は、最も左側(変調信号点1
6L)の座標位置に相当するメトリックの値を[00
0]、最も右側(変調信号点16R)の座標位置に相当す
るメトリックの値を[111]とし、これらの中間の座
標位置に相当するメトリック値は、左から等間隔で順に
[001][010][011][100][101]
[110]とする。 これらのメトリック値は、座標位
置と対応付けたメトリック設定用のメモり17に設定さ
れる。従って、×印16にある受信信号点における上記
上位ビットのメトリック値としては、その座標位置に対
応する[101]が用いられることになる。
【0028】次に、図9の×印18の位置に受信信号点
があった場合のメトリックの値は、以下のようにして算
出される。図9の×印18の様に、上記と逆に受信信号
点の右側にある変調信号点18Rのn=2の2ビットの
内で上位ビットの値が「0」で、左側の変調信号点18
Lの上位ビットの値が「1」の場合は、最も右側(変調
信号点18R)の座標位置に相当するメトリック値を
[000]、最も左側(変調信号点18L)の座標位置に
相当するメトリック値を[111]、中間の座標位置に
相当するメトリック値を、右から順に[001][01
0][011][100][101][110]とす
る。 これらのメトリック値は、座標位置と対応付けた
メトリック設定用のメモり17’に設定される。従っ
て、×印18にある受信信号点における上記上位ビット
のメトリック値としては、その座標位置に対応する[0
10]が用いられることになる。
【0029】また、受信信号点のn=2の2ビットの内
で下位ビット、即ちQ軸方向の変調信号点を区別するビ
ットに対するメトリック値も、受信信号点の上下の変調
信号点の下位ビットの値によって、上側から、[00
0][001]……[111]と設定するか、[11
1][110]……[000]と設定するかを使い分
け、それぞれ対応するメモリに設定される。ここで、n
=2の2ビットの符号に対する軟判定の符号誤り訂正能
力は非常に高いため、残りのm=4の4ビットの符号に
対しては必ずしも軟判定にする必要はない。 例えば、
m=4の4ビットの符号に対して、硬判定のビタビ復号
回路を用いた場合、軟判定のビタビ復号回路より回路規
模を縮小できる。なお、更に誤り訂正能力を高めるため
に、m=4の4ビットに対しても軟判定の誤り訂正復号
を実施するときは、以下の様にすればよい。まず、受信
信号点が、例えば、図9の×印16の位置の様に、最隣
接の4つの変調信号点の内の何れの変調信号点が選択さ
れても、m=4の4ビットの符号の値は[0000]で
あって、符号に誤りが生じることが無い場合には、m=
4の4ビットの全てのビットに対して、信頼度が最も高
いことを表すメトリック値を用いる。 例えば、このビ
ットの符号値が「0」の時はメトリック値[000]を
用い、またビットの符号値が「1」の時はメトリック値
[111]を用いる。
【0030】一方、受信信号点が、例えば、図9の×印
18の位置の様に、選択する最隣接の変調信号点によっ
て、m=4の4ビットの符号に値が異なるビットが有る
場合は、選択する変調信号点により、値が変化しないビ
ットに対しては信頼度が最も高いことを表すメトリック
の値を用い、値が変化するビットに対しては信頼度がや
や低いことを表すメトリック値を用いる。つまり、受信
信号点が図9の×印18の位置にあり、選択される変調
信号点により、m=4の4ビットの内の一部のビット値
が変化する場合は、信頼度がやや低いことを表すメトリ
ック値を用いる。例えば、変調符号[0101;00]
の変調信号点18Rが選択された場合、m=4の4ビッ
トの値[0101]の内で、ビット0とビット2の値
「1」は、選択する最隣接の変調信号点を誤ると変化す
る。そこで、この場合、信頼度がやや低いことを表すメ
トリック値である、例えばメトリック値[110]を用
いる。また、変化するビットの値が「0」の時は、例え
ば、メトリック値[001]を用いる。 あるいは、n
=2の2ビットに対するI軸方向のメトリック値か、Q
軸方向のメトリック値をそのまま用いても良い。以上の
算出方法を、m=4の各ビットに対して実施することに
より、m=4の全てのビットに対するメトリック値を算
出することができる。この様に、本実施例による方法を
用いると、軟判定のビタビ復号で必要になるメトリック
を算出することができる。 そのため、第1の実施例と
同様の効果の他に、誤り訂正能力が更に高い伝送装置を
得ることができる。また、第2符号列に対する誤り訂正
復号を硬判定のビタビ復号にする場合は、誤り訂正能力
は若干低下するものの、回路規模を縮小できる効果が得
られる。
【0031】次に、本発明の第3の実施例の送信装置の
ブロック構成を図10に、受信装置のブロック構成例を
図11に示し、以下説明する。本実施例は、第1の実施
例である図2と図1の構成から、第2畳み込み符号化回
路32と第2ビタビ復号回路102を取り除いたもので
ある。但し、この変更に伴い、第2シリパラ変換回路4
2を、図3の(c2)の第2符号列から(g2)の第2
ワード列に一挙に並べ替える回路である第2シリパラ変
換回路42’に変更する。 また、第2パラシリ変換回
路92を、上記と逆に図3の(g2)の受信した第2ワ
ード列を一挙に(c2)の受信第2符号列に並べ替える
回路である第2パラシリ変換回路92’に変更する。こ
れらの回路の動作手順は、第2符号列に対する誤り訂正
符号化とその復号を実施しない点を除けば第1の実施例
と同じなので、説明を省略する。この実施例の方法で
は、m=4の4ビットの符号に生じる符号誤りは訂正で
きない。 そのため、この伝送装置は、電波が瞬断され
る可能性のある移動体無線での使用は困難である。 し
かし、通常のランダム雑音のみの場合は、m=4の4ビ
ットの符号に誤りが生じるのは、極めてまれである。
そのため、半固定で使用する場合は、第1の実施例によ
る伝送装置と同様、誤り訂正能力が高いにも関わらず、
伝送レートが高い良好な伝送装置を得ることができる。
また、本実施例においても第1符号列に対する誤り訂正
符号の情報率を自由に変更できるので、回線状況の変化
に応じて誤り訂正符号の情報率をフレキシブルに変更で
きる、高性能で使い勝手も良好な伝送装置を得ることが
できる。この様に、本実施例による方法を用いると、第
1の実施例による伝送装置より回路規模が小さいにも関
わらず、半固定で使用する場合は、第1の実施例による
伝送装置と同様に誤り訂正能力が高く、しかも伝送レー
トも高い良好な伝送装置を得ることができる。 また、
誤り訂正符号の情報率を自由に変更でき、回線状況の変
化に応じて誤り訂正符号の情報率をフレキシブルに変更
できる、高性能で使い勝手も良好な伝送装置を得ること
ができる。
【0032】次に、本発明の第4の実施例の送信装置の
回路構成例を図12に、受信装置の回路構成例を図13
に示し、以下に説明する。本実施例は、第3の実施例の
伝送装置に更に外符号としてリードソロモン符号を用い
るものであって、新たに8ビット1ワードとして処理す
るリードソロモン符号化回路であるRS符号化回路14
2と、同じく8ビット1ワードとして処理するリードソ
ロモン復号回路であるRS復号回路143を加えた点、
及び符号列分割回路20’と符号列結合回路130’で
処理する処理内容を変更した点が、第3の実施例と異な
る。図12の破線枠140の内部回路は、図10の送信
装置の回路と同一であり、図13の破線枠141の内部
回路は、図11の受信装置の回路と同一である。これら
の内部回路の動作は、第3の実施例と同じなので説明を
省略し、第3の実施例と異なる符号列分割回路20’と
符号列結合回路130’の信号処理方法のみ説明する。
ところで、リードソロモン符号の復号では、ワード単位
で符号誤りを検出して訂正する。 例えば、前もって定
める1ブロック204ワードの中で符号に誤りがあるワ
ード数が8ワード以内であれば、伝送されてきた情報符
号の誤りを完全に訂正することができる。 しかし、誤
りのあるワード数が8ワードを越えると誤りを訂正でき
ないばかりでなく、誤訂正が発生し却って符号誤りを増
加させる問題が発生する。ここで、1つのワードの中の
1ビットでも誤りがあれば、誤りがあるワード数は1ワ
ードになるが、1つのワードの中の全てのビットが誤っ
ている場合でも、符号に誤りがあるワード数は、1ワー
ドに過ぎない。 そのため、一度に複数のビット誤りが
発生する現象が起きるときは、同時に誤りが発生しやす
いビットを前もって1つのワードに集めておくと、リー
ドソロモンの復号で生じる誤訂正の可能性を大幅に改善
することが可能になる。
【0033】一方、フェージングに因る大きなレベル低
下や電波の瞬断が発生すると、図7の×印の受信信号点
位置は更に大きくずれ、m=4の4ビットの符号にも誤
りが発生する。 極端な場合は、この4ビットの内の2
ビット以上に誤りが発生する可能性もある。この様な状
況の場合、図13の第1信号点位置判別回路71で検出
される変調符号の状態を、図14の(g1)と(g2)
に示す。 図14において、斜線の施された枠のビット
は、誤りが発生しているビットを表す。 ここで、図1
4の(c1),(d1),(e2),(f2)等の番号
は、それぞれ図3と同じ処理段階の状態を表している。
ところで、図14の(g1)のn=2の2ビットに発生
する誤りは第1ビタビ復号回路101で訂正されるが、
(g2)のm=4の4ビットの符号に対しては誤り訂正
が実施されない。 そのため、符号列結合回路130’
に入力される第2符号列には、図14の(c2)の様に
符号誤りがそのまま残る。この符号列を、単純に8ビッ
ト1ワードで分割し、RS復号回路143に入力するR
Sワード列を構成すると、図14の(a)の様に、2ワ
ードにまたがって符号誤りが発生し、リードソロモン符
号の復号で誤訂正が発生し易くなる。
【0034】そこで、本実施例では、符号列結合回路1
30’を、第2信号点位置判別回路72で検出されるm
=4の4ビットの符号、即ち、図15の(g2)に太線
枠で囲まれた4ビットの符号が、(a)に太線枠で示す
様に、RSワード列の1つのワードの中に含まれるよう
に分割する回路構成とする。また逆に、符号列分割回路
20’を、図15の(a)のRSワード列の符号を(c
2)のように分割して変調し、(a)の太線枠で示す1
つのワード内にある符号が、(g2)の様に、変調符号
のm=4の4ビットとして配置されるように分配する回
路構成とする。 あるいは、図16の(a),(c
2),(g2)のように分割あるいは結合する回路構成
とする。また、 m=4の4ビットの第2ワード列に対
しては、ビットインターリーブを実施しないようにす
る。 従って、受信した第2ワード列と受信第2ワード
列に対しても、逆ビットインターリーブを実施しないよ
うにする。このような符号列分割回路20’と符号列結
合回路130’を用いると、変調符号のm=4の4ビッ
トの符号は常にRS符号列の同じワード内に配置され
る。そのため、フェージングによって受信信号レベルが
大きく低下したり電波が瞬断し、受信信号の特定のシン
ボルで複数ビットの符号誤りが発生しても、RS符号列
では単に1ワードに誤りが発生するに止まるため、この
様な場合に発生しがちな誤訂正を低減し、第3の実施例
による伝送装置より、更に符号誤り率が低く、高性能な
伝送装置を得ることができる。
【0035】このように、本実施例による方法を用いる
と、第3の実施例による伝送装置に単純にリードソロモ
ン符号の外符号を付ける場合に比べ、更に符号誤り率が
低い、良好な伝送装置を得ることができる。なお、変調
符号の分割方法としては、図6に示す様な、n=2,m
=4の分割方法に限らず、図17の様に、n=4,m=
2等の任意の分割方法を用いることができる。 ここ
で、n=4の4ビットと、m=2の2ビットは、図6の
場合と同様に、ブロック内の符号の関係、あるいはブロ
ックを表す符号の関係を、それぞれ互いにグレーコード
の関係にしておくことが望ましい。なお図17の信号符
号点配置を用いる場合、図1の受信第1シリパラ変換回
路121から出力されるn=4の4ビットの符号値が、
例えば[1111]であると、第2信号点位置判別回路
72で選択される変調信号点は、図18に四角の枠で示
す4点の変調信号点になる。従って、これらの変調信号
点の間隔は実質的にQPSKの場合と同等になり、m=
2の2ビットに対する符号誤り率を大幅に低減すること
ができる効果が得られる。 この変調符号の位置は、2
56QAM等の更に多値数が大きな変調方式で大きな効
果が得られる。 ここで、この変調符号は、第3の実施
例の伝送装置にも適用できるのは言うまでもない。ま
た、nの値は任意の正数に設定できるが、I軸方向とQ
軸方向を対等にするため、偶数値に設定しておくことが
好ましい。
【0036】また、以上の実施例では変調符号をnビッ
トとmビットの2つに分割してそれぞれを独立に誤り訂
正符号に変換する場合を説明したが、更に一般的には、
変調符号をkビットとnビットとmビット・・・等、複
数のビットの集まりに分割し、それぞれ独立に誤り訂正
符号に変換して伝送するようにしても良い。また、以上
の実施例では第2符号列で用いる誤り訂正符号として畳
み込み符号を用いる場合についてのみ説明したが、第2
符号列に発生する誤りの頻度は充分低いので、リードソ
ロモン符号も使用可能である。 なお、符号誤り率が一
定数以下である場合は、リードソロモン符号による誤り
訂正能力は極めて高いので、リードソロモン符号を用い
ることにより、誤り訂正能力が高い伝送装置を得ること
ができる。また、本発明は搬送波が1つの通常のディジ
タル変調方式の伝送装置だけでなく、互いに直交する複
数本の搬送波(キャリア)で情報符号を伝送する直交周波
数分割多重変調方式(OFDM方式)の伝送装置にも適用
できることは、言うまでもない。また、多値変調された
1次元のディジタル信号をFM変調して伝送するなど、
1次元方向に多値変調される変調方式にも適用できるの
は言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いる
と、新たなLSIを開発することなく、比較的安価に入
手可能な、BPSK方式対応の軟判定ビタビ復号用のL
SI等を用いて、トレリス符号化変調方式と同様に、変
調信号点配置を考慮した誤り訂正符号化方式で、符号誤
り訂正能力が高く、電波の瞬断があっても符号誤りの訂
正が可能であり、しかも回線状況の変化に応じて誤り訂
正符号の情報率をフレキシブルに変更できる高性能で使
い勝手も良好な伝送装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の受信装置の回路構
成を示すブロック図
【図2】本発明による第1の実施例の送信装置の回路構
成を示すブロック図
【図3】本発明による第1の実施例の信号処理を説明す
るための模式図
【図4】本発明の符号列分割回路の回路構成を示すブロ
ック図
【図5】本発明の第1シリパラ変換回路の回路構成を示
すブロック図
【図6】本発明の第1の実施例の変調信号点と変調符号
の配置を示す模式図
【図7】本発明の第1信号点位置判別回路で実施する信
号処理を説明する模式図
【図8】本発明の第2信号点位置判別回路で実施する信
号処理を説明する模式図
【図9】本発明による第2の実施例のメトリック算出処
理を説明する模式図
【図10】本発明による第3の実施例の送信装置の回路
構成を示すブロック図
【図11】本発明による第3の実施例の受信装置の回路
構成を示すブロック図
【図12】本発明による第4の実施例の送信装置の回路
構成を示すブロック図
【図13】本発明による第4の実施例の受信装置の回路
構成を示すブロック図
【図14】本発明による第4の実施例の信号処理の問題
点を説明する模式図
【図15】本発明による第4の実施例の第1の信号処理
方法を説明する模式図
【図16】本発明による第4の実施例の第2の信号処理
方法を説明する模式図
【図17】本発明の変調符号の他の配置例を示す模式図
【図18】本発明の変調符号の他の配置例の効果を説明
する模式図
【図19】従来の変調信号点と変調符号の配置例を説明
する模式図
【図20】従来の16QAM変調方式の送信装置の回路
構成を示すブロック図
【図21】従来の16QAM変調方式の受信装置の回路
構成を示すブロック図
【図22】従来の受信信号点がずれた状態を説明する模
式図
【図23】トレリス符号化変調方式を説明する模式図
【図24】変調信号点配置を考慮した変調信号点と変調
符号の配置を示す模式図
【符号の説明】
1:畳み込み符号化回路、2:16QAM変調回路、3
i,3q:DA変換回路、4,9:ミキサ、5:アップ
コンバータ、6:送信アンテナ、7:受信アンテナ、
8:ダウンコンバータ、10i,10q:AD変換回
路、11:16QAM軟判定ビタビ復号回路、12:同
期再生回路、20:符号列分割回路、21:スイッチ、
22,23: FIFOメモり、31:第1畳み込み符
号化回路、32:第2畳み込み符号化回路、41:第1
シリパラ変換回路、42:第2シリパラ変換回路、4
3:スイッチ回路、44:ビットインターリーブ回路、
50:64QAM変調回路、142: RS符号化回
路、143: RS復号回路、60:受信信号点算出回
路、71:第1信号点位置判別回路、72:第2信号点
位置判別回路、82:第2遅延回路、91:第1パラシ
リ変換回路、92:第2パラシリ変換回路、101:第
1ビタビ復号回路、102:第2ビタビ復号回路、11
1:第1畳み込み符号化回路、121:受信第1シリパ
ラ変換回路、 130:符号列結合回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03M 13/41 H04L 1/00 B H04L 1/00 27/00 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号空間上に前もって定めた各信号点
    (変調信号点)にNビット(Nは2以上の整数)の変調符号
    を対応させて変調して伝送する多値変調方式の伝送装置
    であって、上記Nビットの変調符号をM個(Mは2以上
    の整数)のビットの集まりに分割し、互いに独立に誤り
    訂正符号に変換したM個の符号列の符号を該M個のビッ
    トの集まりに割り当てて変調符号を構成して変調する誤
    り訂正符号化方式の送信装置を有することを特徴とする
    伝送装置。
  2. 【請求項2】 多値変調方式を用いた伝送装置であっ
    て、伝送する符号列を第1符号列と第2符号列に分けて
    出力する符号列分割回路と、上記第1符号列を第1誤り
    訂正符号列に変換する第1誤り訂正符号化回路と、該第
    1誤り訂正符号列の符号をnビット(nは2以上の整数)
    1ワードとしてワード単位に並べ替えた第1ワード列を
    出力する第1シリアル・パラレル変換回路と、上記第2
    符号列を第2誤り訂正符号列に変換する第2誤り訂正符
    号化回路と、該第2誤り訂正符号列の符号をmビット
    (mは2以上の整数)1ワードとしてワード単位に並べ替
    えた第2ワード列を出力する第2シリアル・パラレル変
    換回路と、信号空間上に前もって定めた2(n+m)個の各
    信号点(変調信号点)に(n+m)ビットの変調符号を対
    応させる多値変調回路であって、該(n+m)ビットの変
    調符号は最隣接の変調信号点間で少なくとも1ビットの
    値が必ず変化するnビットとその他のmビットで構成さ
    れ、入力する上記第1ワード列の1ワードのnビットと
    上記第2ワード列の1ワードのmビットで構成される
    (n+m)ビットの変調符号に対応する信号点の信号を変
    調信号として出力する多値変調回路を設けた誤り訂正符
    号化方式の送信装置を有することを特徴とする伝送装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記第1誤り訂正符
    号化回路と上記第2誤り訂正符号化回路を共に畳み込み
    符号化回路とし、当該第2畳み込み符号化回路の情報率
    (畳み込み符号化前と畳み込み符号化後のビット数の比)
    の値を、上記第1畳み込み符号化回路の情報率の値以上
    としたことを特徴とする伝送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、受信信号の信号点の
    座標値を算出し出力する受信信号点算出回路と、当該受
    信信号点座標値を入力し、前もって定めた変調信号点の
    中から該受信信号点座標値に最も近い変調信号点を選択
    すると共に、選択した変調信号点に対応する(n+m)ビ
    ットの変調符号の内の上記第1ワード列のnビットに対
    応する符号値を算出し、受信した第1ワード列として順
    次出力する第1信号点位置判別回路と、当該受信した第
    1ワード列をシリアル変換して受信した第1誤り訂正符
    号列を出力する第1パラレル・シリアル変換回路と、該
    受信した第1誤り訂正符号列を復号して誤り訂正された
    受信第1符号列を出力する第1誤り訂正復号回路と、該
    受信第1符号列を受信第1誤り訂正符号列に変換して出
    力する上記第1誤り訂正符号化回路と同一の機能を有す
    る受信第1誤り訂正符号化回路と、上記受信第1誤り訂
    正符号列を上記第1シリアル・パラレル変換回路と同一
    タイミングでnビットを1ワードとしてワード単位に並
    べ替えた受信第1ワード列を出力する受信第1シリアル
    ・パラレル変換回路と、上記受信信号点座標値を所定期
    間遅延する第2遅延回路と、当該受信信号点座標値と上
    記受信第1ワード列を入力し、該受信信号点座標値の信
    号点に最も近い変調信号点に対応する(n+m)ビットの
    符号の中から上記受信第1ワード列のnビットの符号を
    除く1ワードmビットの符号を算出し、受信した第2ワ
    ード列として順次出力する第2信号点位置判別回路と、
    該受信した第2ワード列をシリアル変換して受信した第
    2誤り訂正符号列を出力する第2パラレル・シリアル変
    換回路と、該受信した第2誤り訂正符号列を復号して誤
    り訂正された受信第2符号列を出力する第2誤り訂正復
    号回路と、上記受信第1符号列を所定期間遅延する第1
    遅延回路と、該第1遅延回路から出力される受信第1符
    号列と上記第2誤り訂正復号回路から出力される受信第
    2符号列を結合し、伝送された符号列として出力する符
    号列結合回路を設けた受信装置を有することを特徴とす
    る伝送装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、上記第1誤り訂正復
    号回路を軟判定のビタビ復号を実施する第1ビタビ復号
    回路、上記第2誤り訂正復号回路を硬判定のビタビ復号
    を実施する第2ビタビ復号回路としたことを特徴とする
    伝送装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、上記第1誤り訂正復
    号回路と上記第2誤り訂正復号回路を、共に軟判定のビ
    タビ復号を実施する第1ビタビ復号回路と第2ビタビ復
    号回路としたことを特徴とする伝送装置。
  7. 【請求項7】 多値変調方式を用いた伝送装置であっ
    て、伝送する符号列を第1符号列と第2符号列に分けて
    出力する符号列分割回路と、該第1符号列をパンクチャ
    処理を用い情報率の異なる複数の畳み込み符号の1つに
    切り換えて変換し、第1誤り訂正符号列として出力する
    第1畳み込み符号化回路と、該第1誤り訂正符号列の符
    号をnビット(nは2以上の整数)1ワードとしてワード
    単位に並べ替えた第1ワード列を出力する第1シリアル
    ・パラレル変換回路と、上記第2符号列の符号をmビッ
    ト(mは2以上の整数)1ワードとしてワード単位に並べ
    替えた第2ワード列を出力する第2シリアル・パラレル
    変換回路と、信号空間上に前もって定めた2(n+m)個の
    各信号点(変調信号点)に(n+m)ビットの変調符号を対
    応させる多値変調回路であって、該(n+m)ビットの変
    調符号は最隣接の変調信号点間で少なくとも1ビットの
    値が必ず変化するnビットとその他のmビットで構成さ
    れ、入力する上記第1ワード列の1ワードのnビットと
    上記第2ワード列の1ワードのmビットで構成される
    (n+m)ビットの変調符号に対応する信号点の信号を変
    調信号として出力する多値変調回路を設けた誤り訂正符
    号化方式の送信装置を有することを特徴とする伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、受信信号の信号点の
    座標値を算出し出力する受信信号点算出回路と、当該受
    信信号点座標値を入力し、前もって定めた変調信号点の
    中から該受信信号点座標値に最も近い変調信号点を選択
    すると共に、選択した変調信号点に対応する(n+m)ビ
    ットの変調符号の内の上記第1ワード列のnビットに対
    応する符号値を算出し、受信した第1ワード列として順
    次出力する第1信号点位置判別回路と、当該受信した第
    1ワード列をシリアル変換して受信した第1誤り訂正符
    号列を出力する第1パラレル・シリアル変換回路と、該
    受信した第1誤り訂正符号列を復号して誤り訂正された
    受信第1符号列を出力する第1誤り訂正復号回路と、該
    受信第1符号列を受信第1誤り訂正符号列に変換して出
    力する上記第1誤り訂正符号化回路と同一の機能を有す
    る受信第1誤り訂正符号化回路と、上記受信第1誤り訂
    正符号列を上記第1シリアル・パラレル変換回路と同一
    タイミングでnビットを1ワードとしてワード単位に並
    べ替えた受信第1ワード列を出力する受信第1シリアル
    ・パラレル変換回路と、上記受信信号点座標値を所定期
    間遅延する第2遅延回路と、当該受信信号点座標値と上
    記受信第1ワード列を入力し、該受信信号点座標値の信
    号点に最も近い変調信号点に対応する(n+m)ビットの
    符号の中から上記受信第1ワード列のnビットの符号を
    除く1ワードmビットの符号を算出し、受信した第2ワ
    ード列として順次出力する第2信号点位置判別回路と、
    該受信した第2ワード列をシリアル変換し受信第2符号
    列を出力する第2パラレル・シリアル変換回路と、上記
    受信第1符号列を所定期間遅延する第1遅延回路と、該
    受信第1符号列と上記受信第2符号列を結合し、伝送さ
    れた符号列として出力する符号列結合回路を設けた受信
    装置を有することを特徴とする伝送装置。
  9. 【請求項9】 請求項2乃至8において、上記第1ワー
    ド列あるいは上記受信した第1ワード列、受信第1ワー
    ド列に対し、ビットインターリーブを実施することを特
    徴とする伝送装置。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9において、受信信号を
    外符号であるリードソロモン符号(RS符号)に変換する
    RS符号化回路あるいは外符号であるRS符号を情報符
    号に復号するRS復号回路を有し、上記符号列分割回路
    を、変調符号を構成する(n+m)ビットの符号を構成す
    る上記第2符号列のmビットの符号が上記RS符号化回
    路から出力されるRSワード列の1ワード内に同時に含
    まれるように分割する符号列分割回路とし、上記符号列
    結合回路を、変調符号を構成する(n+m)ビットの符号
    を構成する上記受信第2符号列のmビットの符号が上記
    RS復号回路に入力する受信RSワード列の1ワード内
    に同時に含まれるように結合する符号列結合回路とした
    ことを特徴とする伝送装置。
JP2000249447A 2000-08-21 2000-08-21 多値変調方式の伝送装置 Expired - Fee Related JP3987274B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000249447A JP3987274B2 (ja) 2000-08-21 2000-08-21 多値変調方式の伝送装置
US09/930,230 US20020023247A1 (en) 2000-08-21 2001-08-16 System for transmitting information codes with multi-level modulation scheme and a modulation apparatus
EP01119619A EP1182839A3 (en) 2000-08-21 2001-08-20 Convolutionally encoded QAM transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000249447A JP3987274B2 (ja) 2000-08-21 2000-08-21 多値変調方式の伝送装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005286149A Division JP3980038B2 (ja) 2005-09-30 2005-09-30 多値変調方式の伝送装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002064579A true JP2002064579A (ja) 2002-02-28
JP2002064579A5 JP2002064579A5 (ja) 2005-11-17
JP3987274B2 JP3987274B2 (ja) 2007-10-03

Family

ID=18739183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000249447A Expired - Fee Related JP3987274B2 (ja) 2000-08-21 2000-08-21 多値変調方式の伝送装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20020023247A1 (ja)
EP (1) EP1182839A3 (ja)
JP (1) JP3987274B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525019A (ja) * 2002-05-03 2005-08-18 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション 相補パターンマップ式畳込みコードを用いるデジタル音声放送方式及び装置
JP2007208869A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Univ Meijo 誤り訂正装置、受信装置、誤り訂正方法および誤り訂正プログラム
WO2007110901A1 (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha インタリーブ方法および通信装置
JP2013085217A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Lsi Corp パリティ共有データ符号化のためのシステム及び方法
JP2016115973A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 Necエンジニアリング株式会社 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路および方法
WO2016125485A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 日本電気株式会社 信号処理装置及び信号処理方法
JP2018198467A (ja) * 2018-09-20 2018-12-13 Necプラットフォームズ株式会社 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路および方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100630143B1 (ko) 2002-09-30 2006-09-29 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 셔플링 데이터의 수신 방법 및 장치
US6954504B2 (en) * 2002-10-25 2005-10-11 Qualcomm, Incorporated Method and system for code combining in a communication system
US20050232139A1 (en) * 2004-04-20 2005-10-20 Texas Instruments Incorporated Dual length block codes for multi-band OFDM
EP1940102B1 (en) * 2005-10-21 2016-04-27 NEC Corporation Modulating/demodulating method, modulating apparatus and demodulating apparatus
JP2008065546A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Sony Computer Entertainment Inc データ転送システム、データ転送装置、ファイル形式変換装置、およびデータ転送方法
JP5177788B2 (ja) * 2007-04-27 2013-04-10 横河電機株式会社 シリアルデータ通信装置およびこれを用いた測定器
AU2007254595B2 (en) * 2007-12-20 2011-04-07 Canon Kabushiki Kaisha Constellation detection
US8296630B2 (en) * 2008-10-02 2012-10-23 Fujitsu Limited Multi-mode forward error correction
JP4867980B2 (ja) * 2008-11-26 2012-02-01 住友電気工業株式会社 誤り訂正復号装置
US8537938B2 (en) 2009-01-14 2013-09-17 Thomson Licensing Method and apparatus for demultiplexer design for multi-edge type LDPC coded modulation
JP5195550B2 (ja) * 2009-03-17 2013-05-08 沖電気工業株式会社 復号装置及び符号化システム
US8509329B2 (en) * 2009-11-06 2013-08-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Data receiving apparatus for receiving data frame using constellation mapping scheme and data transmission apparatus for transmitting the date frame
CN102714649B (zh) * 2009-12-01 2015-02-18 日本电气株式会社 数据传输方法、数据接收方法、数据调制设备、数据解调设备
TWI521528B (zh) * 2012-08-08 2016-02-11 群聯電子股份有限公司 記憶體儲存裝置、其記憶體控制器與資料處理方法
JP6160802B2 (ja) * 2012-08-14 2017-07-12 シャープ株式会社 ビット符号化装置、ビット復号装置、送信装置、受信装置、ビット符号化方法、ビット復号方法、送信方法、受信方法およびプログラム
US9130599B2 (en) * 2013-12-24 2015-09-08 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Systems and methods of converting detector output to multi-level soft information
JP7299496B2 (ja) * 2019-09-10 2023-06-28 富士通株式会社 符号化回路、復号化回路、符号化方法、復号化方法、伝送装置、及び光伝送システム
JP2021111864A (ja) * 2020-01-09 2021-08-02 富士通株式会社 符号化回路、復号化回路、符号化方法、及び復号化方法
JP2022026454A (ja) * 2020-07-31 2022-02-10 富士通株式会社 通信装置および通信システム
CN112036109B (zh) * 2020-08-31 2024-04-16 合肥工业大学 一种基于量子元胞自动机线延迟的比特位重排电路及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5233629A (en) * 1991-07-26 1993-08-03 General Instrument Corporation Method and apparatus for communicating digital data using trellis coded qam
US5305352A (en) * 1991-10-31 1994-04-19 At&T Bell Laboratories Coded modulation with unequal error protection
US5892879A (en) * 1992-03-26 1999-04-06 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Communication system for plural data streams
US5258987A (en) * 1992-04-16 1993-11-02 At&T Bell Laboratories Multilevel coding using trellis-coded modulation and reed-solomon codes
US5548615A (en) * 1993-05-03 1996-08-20 At&T Corp. Methods and apparatus for rotationally invariant multilevel coding
US5675590A (en) * 1994-11-23 1997-10-07 At&T Wireless Services, Inc. Cyclic trellis coded modulation
US6356555B1 (en) * 1995-08-25 2002-03-12 Terayon Communications Systems, Inc. Apparatus and method for digital data transmission using orthogonal codes
DE19609909A1 (de) * 1996-03-14 1997-09-18 Deutsche Telekom Ag Verfahren und System zur OFDM-Mehrträger-Übertragung von digitalen Rundfunksignalen
FI104133B1 (fi) * 1997-11-28 1999-11-15 Nokia Mobile Phones Ltd Koodaus- ja modulointimenetelmä ja laite sen soveltamiseksi
US6130643A (en) * 1999-04-14 2000-10-10 Trw Inc. Antenna nulling system for suppressing jammer signals

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005525019A (ja) * 2002-05-03 2005-08-18 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション 相補パターンマップ式畳込みコードを用いるデジタル音声放送方式及び装置
JP2007208869A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Univ Meijo 誤り訂正装置、受信装置、誤り訂正方法および誤り訂正プログラム
JP4729727B2 (ja) * 2006-02-06 2011-07-20 学校法人 名城大学 誤り訂正装置、受信装置、誤り訂正方法および誤り訂正プログラム
WO2007110901A1 (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha インタリーブ方法および通信装置
US8261135B2 (en) 2006-03-24 2012-09-04 Mitsubishi Electric Corporation Interleaving method and communication device
JP2013085217A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Lsi Corp パリティ共有データ符号化のためのシステム及び方法
JP2016115973A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 Necエンジニアリング株式会社 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路および方法
WO2016125485A1 (ja) * 2015-02-03 2016-08-11 日本電気株式会社 信号処理装置及び信号処理方法
JPWO2016125485A1 (ja) * 2015-02-03 2017-11-24 日本電気株式会社 信号処理装置及び信号処理方法
JP2018198467A (ja) * 2018-09-20 2018-12-13 Necプラットフォームズ株式会社 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路および方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3987274B2 (ja) 2007-10-03
EP1182839A2 (en) 2002-02-27
EP1182839A3 (en) 2005-10-26
US20020023247A1 (en) 2002-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3987274B2 (ja) 多値変調方式の伝送装置
JP3926499B2 (ja) 畳み込み符号軟判定復号方式の受信装置
US5966412A (en) Apparatus and method for processing a Quadrature Amplitude Modulated (QAM) signal
EP0732832B1 (en) Signal transmitter, signal receiver, and signal transmitting-receiving method
KR100266122B1 (ko) 소프트판정방법및이소프트판정방법을채용하는수신기
JP2845705B2 (ja) 多レベル符号化変調通信装置
JP3612563B2 (ja) マルチモードブロック符号化変調復調方法
US5651032A (en) Apparatus and method for trellis decoder
US20090125781A1 (en) Apparatus and method for transmitting and receiving data in a communication system using low density parity check code
US8397109B2 (en) Bit mapping/demapping method and apparatus for communication system
JP2002164948A (ja) 高次変調シンボルマッピングにおける情報保護の優先度を決定するための方法および装置
WO2007074524A1 (ja) 多値変調方式を用いたディジタル無線通信方法並びに送信機及び受信機
JP2008541518A (ja) 16qam方式の信号空間拡張
CA2391905A1 (en) Radio transmission apparatus and transmission signal mapping method
JP6411880B2 (ja) 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路および方法
JP3979789B2 (ja) デジタル信号受信装置
JPH0832633A (ja) トレリス復号器
JP2000315957A (ja) 復号装置
JP3980038B2 (ja) 多値変調方式の伝送装置
JP3576653B2 (ja) 符号化変調装置
JP6596139B2 (ja) 誤り訂正符号化回路、誤り訂正復号化回路および方法
JPH08288967A (ja) 伝送方式とその送受信装置及びトレリス復号器
JP3667736B2 (ja) 誤り訂正符号器及び誤り訂正復号器並びに誤り訂正方式の伝送装置
KR101011499B1 (ko) 프래그매틱 티씨엠을 이용한 16/32 진폭 위상 편이 변조 및 복조 시스템
JP2002344548A (ja) データ送信装置・受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050930

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050930

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3987274

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140720

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees