JP2008541518A - 16qam方式の信号空間拡張 - Google Patents

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Abstract

本発明は、通信システムにおいて16QAMコンスタレーションを使用してデータビットストリームを送信および受信する方法に関する。さらに、本方法を実行する装置を提供する。信号空間拡張および16QAMを使用する変調符号化方式であって、QPSK変調信号と比較してビット誤り率が改善し、それにもかかわらず複雑さの低い符号器および復号器を実施することが可能である方式を提供する目的で、本発明は、特別に選択されるマッピング規則による16QAMコンスタレーションと、送信するデータストリームのレピティション符号化(信号空間拡張)およびインタリーブとを組み合わせて使用することを提案する。

Description

本発明は、通信システムにおいて16QAMコンスタレーションを使用してデータビットストリームを送信および受信する方法に関する。さらに、本方法を実行する装置を提供する。
信号空間拡張
無相関レイリーチャネル(uncorrelated Rayleigh channel)は、デジタル無線通信における最悪のチャネルと考えられる。このチャネルにおける検出パフォーマンスにとって重要であるのは、移動通信システムのダイバーシチ次数(diversity order)であり、できるだけ大きくすべきである。シンボルのインタリーブを用いたトレリス符号化変調(TCM)の場合、ダイバーシチ次数は、任意の誤りイベントに沿っての相異なるチャネルシンボルの最小個数である。符号化データビットを変調シンボルにマッピングする前に符号器の出力をビット単位でインタリーブすることによって、ダイバーシチ次数をさらに大きくすることができる(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照)。
信号空間拡張は、このビットインタリーブの概念を一般化したものであり、より低いレート(より大きなハミング距離)の畳み込み符号を使用してダイバーシチ次数をさらに大きくすることができる。変調シンボルのコンスタレーションの拡張によって、同じ空間効率が維持される。この概念は、一般にチャネルシンボル拡張ダイバーシチ(CSED)とも呼ばれる。
シミュレーションの結果によると、この手法は、複雑さが同程度でありシンボル単位またはビット単位でインタリーブを行うトレリス符号化変調システムよりも、レイリーフェージングチャネルにおけるパフォーマンスが大幅に良好な符号化変調方式につながることが示された。
このように、信号空間(または信号セット)を拡張することにより、送信するデータのスペクトル拡張を回避することができる。例えば、ある符号化システムでは、送信する前にk個の情報ビットをn個の符号化ビットに符号化する。このデータを決まった時間間隔T内で送信する場合、1つの手法は、情報ビットのみを送信する場合と比較してn/k倍に送信帯域幅(またはスペクトル)を拡張することである。
あるいは、CSEDにおいて採用される手法によると、送信帯域幅は変更せずに維持するが、1つの変調シンボルにマッピングするデータビット数をn/k倍に拡張する。一例として、符号化されないk個のビットの系列をBPSKを使用して送信する代わりに、レート1/2の符号化系列を使用して、n=2k個のビットをQPSKを使用して送信することができる。明らかに、どちらの方式も、同じデータレートとするために時間あたり送信する必要のあるシンボル量が同じである。
同様に、拡張を行うことによって符号化システムの冗長性の程度をさらに高められることが、当業者には明らかであろう。例えば、レート2/3のシステムを8PSKによって送信する代わりに、16QAMによるレート2/4の信号空間拡張方式を使用することができる。
16QAM
16QAM(直交振幅変調)は、例えばIMT2000ベースの移動通信システム(例:UMTS、CDMA2000)において一般に使用されるデジタル変調方式である。複素信号空間(一般に16QAMコンスタレーションが示される)内の相異なる信号点によって、16個の変調シンボルが定義される。これらの点のそれぞれが1つの16QAMシンボルを表す。
バイナリ情報送信システムの場合、16QAMシンボルの1つを決定するのに、4個の異なるビットを使用することができる。従って、1つの16QAMシンボルは、4個のビットから成り(または1ワードによって表すことができる)、複素平面における複素数によって表される。一般的には、変調シンボルの複素数は、複素平面内のI軸およびQ軸に対する直交座標系の同相成分および直交成分(I成分およびQ成分)によって表すことができる。さらに、これらの軸により複素平面が4つの象限に分けられる。変調シンボルを複素平面における実部および虚部によって表すことは、極座標成分(すなわち半径および角度)によって表すことと同等である。
本発明を正しく理解できるように、本明細書においては、16QAMシンボルの特定のコンスタレーションとして、複素平面の象限内の信号点が、信号空間の2つの直交方向における4個の点による正方形を形成するように配置されるコンスタレーションを前提とする。従って、そのようなマッピングは、一般に正方形16QAMまたは格子状16QAMとして知られている。図1および図2は、2つの例を示す。
本発明では、16QAMシンボルが正方形16QAMマッピングを使用して配置されることを前提とする。なお、例えば図2に示したような回転した16QAMコンスタレーションについても、回転した16QAMコンスタレーションが図1のコンスタレーションとしてみなされるように複素平面の軸を選択できることが、当業者には明らかであろう。
一般には、いわゆるグレイマッピングを使用して、16QAMコンスタレーションにおける16個の変調シンボルを、各シンボルにマッピングされる4連ビット(quadruple of bits)に関連付ける。このグレイマッピング方式によると、水平方向または垂直方向に隣接する変調シンボルは、1個のビットのみが異なる。
セット区分(set partitioning)/トレリス符号化変調
トレリス符号化変調(TCM)は、帯域幅が制限された移動通信チャネルによるデジタル送信のために符号化と変調とを結合した手法であり、過去10年の間に発展した。トレリス符号化変調では、従来の非符号化変調(uncoded modulation)よりも、帯域幅効率を犠牲にすることなく大きな符号化利得を得ることができる(例えば、非特許文献3参照)。
トレリス符号化変調(TCM)方式では、冗長な非バイナリ変調と有限状態符号器とを組み合わせて使用し、有限状態符号器は、変調信号の選択を制御して符号化信号系列を生成する。図4は、その構造のブロック図を示す。トレリス符号化変調の基本概念は、信号セットの拡張を使用して符号化の冗長性を提供することと、符号化信号系列間の最小ユークリッド距離が直接的に最大になるように符号化機能と信号マッピング機能とを連携的に設計することである。
セット区分の概念は、トレリス符号化変調方式において最も重要なものである。セット区分は、信号セットを連続的に分け、セット内の最小距離が最大限に増大した小さいサブセットとする。
トレリス符号化変調では、符号化方式として従来の畳み込み符号を使用する。ターボトレリス符号化変調(TTCM)と呼ばれる拡張された概念では、符号化方式としてターボ符号を使用する。
パフォーマンスの評価
非特許文献1に示されるように、トレリス符号化変調方式に従って符号化および変調された信号のビット誤り率は、より低次の変調方式を使用して信号を符号化せずに送信する場合と比較して、改善している。
しかしながら、トレリス符号化変調は、UMTSなどの移動通信システムにおいては一般的に使用されておらず、なぜなら、トレリス符号化変調に要求される符号器と特に復号器が極めて複雑であるためである。トレリス符号化変調の符号器および復号器の構造が複雑であるために、無視できない量の処理能力が必要となり、これにより、端末に十分なバッテリ電力が存在することが要求される。移動端末においてはどちらのリソースも一般に不足がちのリソースであるため、移動通信においてトレリス符号化変調の使用は成功していない。
例えば、UMTSにおいては、トレリス符号化変調(信号空間拡張)は使用されない。代わりに、一般にはグレイマッピングによるQPSKまたは16QAMを使用して信号を変調する(非特許文献4(http://www.3gpp.orgにおいて入手可能)を参照)。
Ungerboeck, "Trellis-coded modulation with redundant signal sets Part I: Introduction", IEEE Communications Magazine, Feb.1987, Vol.25, No.2 Ungerboeck, "Trelliscoded modulation with redundant signal sets Part II: State of the art", IEEE Communications Magazine, Feb.1987, Vol.25, No.2 Hansson et al., "Channel Symbol Expansion Diversity - Improved Coded Modulation for the Rayleigh Fading Channel", IEEE International Conference on Communications, 1996 (ICC 96), Conference Record, Converging Technologies for Tomorrow's Applications, 1996, p.891-895, vol.2 3GPP TS 25.213: "Spreading and modulation (FDD) (Release 6)", V6.0.0, section 5.1, Table 3A
従って、本発明の主たる目的は、信号空間拡張と16QAMとを使用し、QPSK変調信号と比べてビット誤り率を改善する変調符号化方式を提供することである。別の目的は、移動通信システムに関して、複雑さの小さい符号器および復号器を実施できるようにすることである。
主たる目的は、独立請求項の主題によって解決される。有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の1つの主たる側面は、所定のマッピング規則による16QAMコンスタレーションを、送信するデータストリームのレピティション符号化(repitition coding)(信号空間拡張)およびインタリーブと組み合わせて使用することである。マッピング規則は、16個の4連ビット(データワードとも称する)のうちのどの4連ビットを、16QAMコンスタレーションのどの変調シンボル(データシンボルとも称する)にマッピングするかを定義する。16個の変調シンボルは、例えば、複素座標平面における4行および4列において表すことができる。
例えば、マッピング規則は、以下のように表現することができる。
a)変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第1データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。この場合、2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2行によって形成される。
b)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第2データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。この場合、2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2列によって形成される。
c)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第3データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。この場合、2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2行によって形成される。
d)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第4データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。この場合、2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2列によって形成される。
重要な点として、これらのマッピング規則では、例えば、変調シンボルを表す4連ビットの最上位ビットが、上の規則に定義される特定の1つの領域を論理値に従って選択する必要はない。4連ビットのうちのどのビットが、上述した4つのマッピング規則の中で定義される4つの領域のうちのどれを選択するかは、以下に要約した基準もさらに満たされる限りは、本発明が提案する変調符号化方式のパフォーマンスに影響しない。
上の規則a)、b)、c)、およびd)と等価である、上記のマッピング規則に代わる定義は、以下のように表現することができる。この場合、正方形16QAMコンスタレーションを表すことのできる複素平面の軸を、図1に示したように選択するものと想定する。これらの軸は、複素信号空間を4つの象限に分ける。16QAMコンスタレーションのこの表現を前提とすると、QAMコンスタレーションのマッピング規則は次の基準を満たす。
a')最小ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が1である。
b')最小ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である。
c')複素座標平面の原点に対して正反対の変調シンボル間のハミング距離が4である。
さらに、以下の追加の規則を考慮することができる。
d')最小ユークリッド距離よりも大きいユークリッド距離または最小ユークリッド距離の2倍の平方根に等しいユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である。
e')最小ユークリッド距離よりも大きいユークリッド距離または最小ユークリッド距離の2倍の平方根に等しいユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が3である。
これらの等価である代替のマッピング規則に加えて、本発明の別の側面は、レピティション符号化の後、送信のために変調シンボルにマッピングする前に、データのインタリーブを実行することである。データから変調シンボルへのマッピングにおいては、送信するデータの個々のビットによって、連続するシンボル領域が選択され、レピティション符号化によって得られるレピティションバージョンによって、連続しないシンボル領域が選択される(またはこの逆)ようにする。
本発明の1つの実施形態によると、通信システムにおいて16QAMコンスタレーション使用してデータビットストリームを送信する方法を提供する。16QAMコンスタレーションは、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する。16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。
この実施形態による16QAMコンスタレーションは、上に要約したマッピング規則a)、b)、c)、d)に従う。
最初のステップにおいて、データビットストリームのデータビットをレピティションし、これにより、データビットストリームのデータビット数を拡大する。これによって、レピティションデータビットストリームを形成し、このレピティションデータビットストリームは、データビットストリームのデータビットのそれぞれについて、データビットストリームの当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットを含む。
次いで、データビットストリームまたはレピティションデータビットストリームのいずれか一方または両方をインタリーブする。さらに、データビットストリームおよびレピティションデータビットストリームからデータワードの系列を形成し、各データワードを、16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングする。この実施形態によると、各データワードは4個のビットを有する。各データワードの2個のビットはデータビットストリームのデータビットによって形成され、各データワードの2個のビットは、レピティションデータビットストリームのデータビットによって形成される。データビットストリームのデータビットに対しては連続するシンボル領域が選択され、レピティションデータビットストリームの、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットに対しては連続しないシンボル領域が選択され、またはこの逆である。
変調シンボルを搬送周波数に変調して送信する。
この実施形態の変形例によると、データワードにおける、データビットストリームからの2個のデータビットが、当該データワードの最上位ビットを形成し、当該データワードにおける、レピティションデータビットストリームからの2個のデータビットが、当該データワードの最下位ビットを形成し、またはこの逆である。
データワードの最上位ビットは、それぞれ、連続するシンボル領域のうちの一方を選択することができ、データワードの最下位ビットは、それぞれ、連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、またはこの逆である。
本発明のさらなる実施形態によると、データビットストリームをデータビットグループの系列に分割する。この実施形態においては、データビットグループレベルでデータを処理する。従って、データビットグループのそれぞれをレピティションし、これにより、データビットストリームのデータビット数が拡大され、レピティションデータストリームが、レピティションデータビットグループの系列を形成する。さらに、インタリーブも、データビットグループごとに、すなわちデータビットグループレベルで実行する。
このさらなる実施形態の変形例においては、データビットグループの各グループと、レピティションデータビットグループの各グループは、それぞれ、データビットストリームの2つのデータビットと、レピティションデータビットストリームの2つのデータビットから成る。データビットグループまたはレピティションデータビットグループのうちの少なくとも一方のデータビットは、データワードの系列を形成する前に並べ替えることができる。
本発明の上の実施形態においては、一般的には、データビットストリームのデータビットと、レピティションデータビットストリームにおける、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットとを、同じ変調シンボルまたは相異なる変調シンボルにマッピングできることに留意されたい。
さらに、上の実施形態においては、ビットの数を拡大する前に、前方誤り訂正符号器(畳み込み符号器、ターボ符号器、ブロック符号器など)を使用してデータビットストリームを符号化することも可能である。
本発明の別の実施形態は、通信システムにおいてデータビットストリームを受信する方法を提供する。この実施形態においては、データビットストリームが、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーションを使用して送信器によって変調されることを前提とする。16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。さらに、送信器において変調に使用する16QAMコンスタレーションは、上に定義されるマッピング規則a)、b)、c)、d)に従う。
最初に、データビットストリームを含む送信信号を受信し、4個のデータビットのデータワードによって16QAMコンスタレーションを使用して表される変調シンボルを検出することによって、信号を復調する。これによって、受信した変調シンボルの各データビットに、受信した変調シンボルの各ビットの論理値の確率を示すメトリック(metric)、または、受信した変調シンボルの各ビットの論理値を示すメトリックを、関連付ける。さらに、メトリックが、受信した変調シンボルの各ビットの論理値の確率を示し、受信した変調シンボルの各ビットの論理値を示すことが可能である。
さらに、受信器は、送信されたデータビットと、そのデータビットの、送信されたレピティションバージョン(これらはいわゆる関連付けられるビット対を形成する)との間の関係を認識する。具体的には、受信器は、関連付けられるビット対のビットの一方が、連続するシンボル領域のうちの一方を選択するものとして送信され、関連付けられるビット対の他方のビットが、連続しないシンボル領域のうちの一方を選択するものとして送信されたことを認識する。従って、受信器は、送信されたデータビット間の前述の関係を利用することによって、データビットのメトリックを導くことができる。従って、受信した変調シンボルのデータビットにおいて、16QAMコンスタレーションの連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、変調シンボルのデータビットにおいてその反復を表すレピティションデータビットに関連付けることができる。上述したように、レピティションデータビットは、16QAMコンスタレーションの連続しない(または連続する)シンボル領域のうちの一方を選択する。16QAMコンスタレーションの連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、データビットのメトリックと、レピティションデータビットのメトリックとに基づいて、関連付けられるレピティションデータビットと合成して、データビットストリームを再構築することができる。
連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを合成する上記ステップは、連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれについて、データビットのメトリックと、レピティションデータビットのメトリックとに基づいて、合成メトリックを形成するステップと、データビットストリームの合成データビットを、合成メトリックを使用して復号化してデータビットストリームを再構築するステップとを含むことができる。
本発明の別の実施形態は、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーションを使用して、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを送信する装置を提供する。この装置においても、16QAMコンスタレーションの各変調シンボルは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。さらに、16QAMコンスタレーションは、上に提示したマッピング規則a)、b)、c)、d)に従う。
この送信装置は、データビットストリームのデータビットをレピティションすることにより、データビットストリームのデータビットのそれぞれについて、データビットストリームの当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットを含むレピティションデータビットストリームを形成することによって、データビットストリームのデータビット数を拡大する信号空間拡張手段と、データビットストリームまたはレピティションデータビットストリームのうちの少なくとも一方をインタリーブするインタリーバと、データビットストリームおよびレピティションデータビットストリームからデータワードの系列を形成する処理手段(例:プロセッサ、DSP、その他)と、を備えることができる。
処理手段は、各データワードを16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングするようにすることができる。各データワードは4個のビットを有し、各データワードの2個のビットは、データビットストリームのデータビットによって形成され、各データワードの2個のビットは、レピティションデータビットストリームのデータビットによって形成される。さらに、データビットストリームのデータビットが、連続するシンボル領域を選択し、レピティションデータビットストリームの、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットが、連続しないシンボル領域を選択し、またはこの逆である。
この送信装置は、シンボルを搬送波周波数に変調する変調器と、変調されたシンボルを送信する送信器とをさらに備えることができる。
本発明のさらなる実施形態においては、送信装置は、上に概説したさまざまな実施形態およびそれらの変形例のうちの1つによる、通信システムにおいてデータビットストリームを送信する方法のステップを実行するように構成される手段をさらに備える。
本発明の実施形態は、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを受信する装置に関する。この装置においても、データビットストリームは、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーションを使用して、送信装置によって変調されたものである。16QAMコンスタレーションの各変調シンボルは、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、16QAMコンスタレーションは、上記のa)、b)、c)、d)の定義に従う。
この受信装置は、データビットストリームを含む送信信号を受信する受信器と、16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって送信信号を復調し、これによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、受信した変調シンボルの各ビットの論理値の確率を示すメトリック、および/または、受信した変調シンボルの各ビットの論理値を示すメトリックを、関連付ける復調器と、を備えることができる。
さらに、この装置は、受信した変調シンボルのデータビットにおいて、16QAMコンスタレーションの連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、変調シンボルのデータビットにおいてその反復を表し、かつ16QAMコンスタレーションの連続しない(または連続する)シンボル領域のうちの一方を選択するレピティションデータビットに、関連付ける処理手段を備えることができる。さらに、この装置は、16QAMコンスタレーションの連続するシンボル領域(または連続しないシンボル領域)のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、データビットのメトリックと、レピティションデータビットのメトリックとに基づいて、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットと合成して、データビットストリームを再構築する再構築手段、をさらに備えることができる。
本発明の別の実施形態においては、この再構築手段は、連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれについて、データビットのメトリックと、レピティションデータビットのメトリックとに基づいて、合成メトリックを形成するように構成される。受信装置は、データビットストリームの合成データビットを、合成メトリックを使用して復号化してデータビットストリームを再構築する復号器、をさらに備える。
本発明のさらなる実施形態は、命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、この命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、送信装置が、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーションを使用して、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを送信し、16QAMコンスタレーションの各変調シンボルが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、16QAMコンスタレーションが、上記のa)、b)、c)、d)に要約したマッピング規則に従う、コンピュータ可読媒体、に関する。
コンピュータ可読媒体は、命令をさらに格納し、この命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、データビットストリームのデータビットをレピティションすることにより、データビットストリームのデータビットのそれぞれについて、データビットストリームの当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットを含むレピティションデータビットストリームを形成することによって、データビットストリームのデータビット数を拡大するステップと、データビットストリームまたはレピティションデータビットストリームのうちの少なくとも一方をインタリーブするステップと、データビットストリームおよびレピティションデータビットストリームからデータワードの系列を形成し、各データワードを16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングするステップと、によって、データビットストリームが送信される。各データワードは4個のビットを有し、各データワードの2個のビットはデータビットストリームのデータビットによって形成され、各データワードの2個のビットは、レピティションデータビットストリームのデータビットによって形成される。さらに、データビットストリームのデータビットによって、連続するシンボル領域が選択され、レピティションデータビットストリームの、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットによって、連続しないシンボル領域が選択され、またはこの逆である。さらに、命令に起因して、送信装置が、シンボルを搬送周波数に変調し、変調されたシンボルを送信することによって、データビットストリームを送信することができる。
さらに、本発明の別の実施形態においては、コンピュータ可読媒体は、命令をさらに格納し、この命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、送信装置が、上述した本発明のさまざまな実施形態およびそれらの変形例のうちの1つによる、データビットストリームを送信する方法のステップを実行する。
本発明のさらなる実施形態は、命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、この命令が受信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、受信装置が、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを受信する、コンピュータ可読媒体を提供する。データビットストリームは、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーションを使用して送信器によって変調され、16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。さらに、16QAMコンスタレーションは、上のa)、b)、c)、d)に要約したマッピング規則に従う。
命令に起因して、受信装置は、データビットストリームを含む送信信号を受信するステップと、16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって送信信号を復調し、これによって、受信した変調シンボルの各データビットに、受信した変調シンボルのビットの論理値の確率を示すメトリック、および/または、受信した変調シンボルのビットの論理値を示すメトリックを、関連付けるステップと、受信した変調シンボルのデータビットにおいて、16QAMコンスタレーションの連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、変調シンボルのデータビットにおいて、その反復を表すレピティションデータビットに関連付けるステップと、によって、データビットストリームを受信する。レピティションデータビットは、16QAMコンスタレーションの連続しない(または連続する)シンボル領域のうちの一方を選択する。16QAMコンスタレーションの連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、データビットのメトリックと、レピティションデータビットのメトリックとに基づいて、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットと合成して、データビットストリームを再構築する。
別の実施形態においては、コンピュータ可読媒体は、命令をさらに格納することができ、連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを合成するステップにおいて、この命令に起因して、受信装置のプロセッサが、連続する(または連続しない)シンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれについて、データビットのメトリックと、レピティションデータビットのメトリックとに基づいて、合成メトリックを形成し、データビットストリームの合成データビットを、合成メトリックを使用して復号化し、データビットストリームを再構築する。
以下では、添付の図面を参照しながら本発明についてさらに詳しく説明する。図面における類似または対応する細部は、同じ参照数字によって表してある。
以下の段落では、本発明のさまざまな実施形態について説明する。実施形態のほとんどは、移動環境における実施に依存せずに概説してあるが、これは例示を目的とするのみである。しかしながら、本発明は、モバイルデバイスのバッテリ電力および処理リソースが制限される無線ネットワークあるいは移動ネットワーク(UMTS通信システム、WLANなど)に特に適用できることに留意されたい。
さらに、上の背景技術に示した詳細な説明は、以下に説明する例示的な実施形態を正しく理解することを目的としているにすぎず、移動通信ネットワークにおけるプロセスおよび機能の説明した特定の実施形態に本発明を制限するようには理解されないものとする。
本発明の1つの主たる側面は、特別に選択される16QAMマッピング構造と、ワードの単純なレピティション(信号空間拡張)およびインタリーブとを組み合わせて使用することである。このように、信号空間拡張およびインタリーブと、送信するデータから変調シンボルへの特別に適合化したマッピングとを組み合わせることにより、送信器および受信器のチェーン全体の単純性に有利に影響し、先行技術のシステムと比較して送信パフォーマンスを大幅に向上させることができる。
本発明は、グレイマッピングと、信号セット拡張および/またはトレリス符号化変調とを使用する先行技術のソリューションと比較してパフォーマンスが高まる方式として、16QAMマッピングにおける信号空間拡張を使用できる方式を提案する。受信器および送信器の単純な符号化方式および復号化方式を実施する目的で、トレリス符号化変調において使用される、より高度であるがより複雑でもある符号化方式および復号化方式の代わりに、信号空間拡張のためのレピティション符号化を使用する。研究開発およびシミュレーションでは、そのような単純なシステムにおいて最適なパフォーマンスを提供するマッピングとして、グレイマッピングでない非標準方式の使用が必要であることが示された。
本発明のさまざまな側面をさらに詳しく説明する前に、本発明の1つの実施形態による符号化方式および復号化方式の概要について以下に簡単に示しておく。
図22は、本発明の1つの実施形態による送信装置2201と受信装置2210とを示す。送信装置2201においては、上位層から入力データストリームを提供する。この入力データストリームは、例えば、通話中の音声通信からの音声、あるいは任意のタイプのデータ通信とすることができる。オプションとして、前方誤り訂正(FEC)を使用する符号器2202において、入力データストリームを符号化することができる。符号器2202は、例えば、畳み込み符号器、ターボ符号器またはブロック符号器とすることができる。次いで、入力データストリームをレピティション符号器2203に入力し、このレピティション符号器2203は、入力データストリームのビットをレピティション(repeat)して、入力データストリームと、データビットストリームのデータビットのコピーを含む第2のデータストリームとを出力する。
両方のデータビットストリーム、すなわち入力データビットストリームとレピティションデータビットストリームとをさらにインタリーバ2204に提供し、このインタリーバ2204は、2つのデータビットストリームのいずれか一方または両方をインタリーブする。インタリーバ2204は、2つのデータビットストリームを16QAMマッピング手段2205に出力し、この16QAMマッピング手段2205は、両方のデータビットストリームのデータビットを、4個のビット(4連ビット)を単位として、16個の変調シンボルのうちの1つにマッピングする。入力データビットストリームとレピティションデータビットストリームから変調シンボルへのマッピングについては、後からさらに詳しく説明する。
データを変調シンボルにマッピングした後、変調器2206において、データを搬送波周波数(またはOFDMタイプの通信システムを考慮するときには複数の搬送波周波数)に変調し、送信器2207によって(1つ以上の)無線チャネルを通じて送信する。
受信装置2210の受信器側構造についてさらに詳しく説明する前に、送信装置2201の動作および構造の詳細を以下に説明する。
本発明の1つの側面は、16QAMコンスタレーションのマッピング規則の定義である。新しいマッピングの特性に関する以下のさらに詳しい説明を正しく理解できるように、以下の説明において頻繁に使用するいくつかの用語の定義を示しておく。2進要素0および1(あるいは−1および1と表される)から成るシンボルのハミング重みは、2進要素から成るワードの中の0ではない(すなわち1である)要素の数である。従って、16QAMシンボルにマッピングされる4ビットワードのハミング重みは、整数0(すなわちワード「0000」)、整数1(例えばワード「0010」)、整数2(例えばワード「1010」)、整数3(例えばワード「1110」)、整数4(すなわちワード「1111」)をとることができる。偶数のハミング重み値は「偶数ハミングパリティ」とも称し、奇数のハミング重み値は「奇数ハミングパリティ」と称する。
図8は、本発明の1つの実施形態による、偶数ハミング重みワードおよび奇数ハミング重みワードからコンスタレーションシンボルへのマッピングを示す。図8に示したコンスタレーションにおいて、レピティション符号化およびインタリーブと組み合わせて使用する特別な16QAMマッピングは、少なくとも以下の特性を満たす必要がある。
a'')第1のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、図8における斜線の変調シンボルまたは白色の変調シンボルのいずれかに一義的にマッピングする。
b'')第2のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、図8における斜線の変調シンボルまたは白色の変調シンボルのいずれかに一義的にマッピングする。
c'')上記の2つの特性は互いに相補的であり、すなわち、偶数ハミング重みのワードを破線の変調シンボルにマッピングする場合、奇数ハミング重みのワードを白色の変調シンボルにマッピングする。
d'')第1のコンスタレーションシンボルを180度回転させると、第2のワードを伝える第2のコンスタレーションシンボルになり、第2のワードは、第1のコンスタレーションシンボルによって伝えられる第1のワードのビット反転ワード(binary complement)である。
図8から理解できるように、16QAMコンスタレーションにおける斜線のシンボルのそれぞれは、2個または4個の最も近い隣接シンボルを持ち、白色のシンボルのそれぞれは、3個の最も近い隣接シンボルを持つ。従って、上記の最初の2つの特性は、以下のように代替的に表現することができる。
a''')第1のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、2個の最も近い隣接シンボルまたは4個の最も近い隣接シンボルを有する変調シンボルのいずれかに一義的にマッピングする。
b''')第2のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、3個の最も近い隣接シンボルを有する変調シンボルに一義的にマッピングする。
これらの特性の注目すべき結果として、最も近いいくつかの隣接シンボルにおいてグレイ原理に違反する。従って、このマッピングを非グレイマッピングと称する。上記の最後の特性は、互いに正反対位置にあるコンスタレーションシンボルが、反転関係にある(binary inverted)ワードを搬送することを意味する。従って、このマッピングを、正反対反転コンスタレーションマッピング(Antipodal Inverted Constellation Mapping)、略してAICOマッピングと称する。この非グレイ特性の結果として、特定のビットによって選択されるシンボル領域が異なる。
図11〜図14は、本発明の実施形態による、個々のビットと、これらのビットによってその論理値に基づいて選択されるシンボル領域との間の例示的な対応を示す。従って、図11〜図14は、対応する変調シンボルにマッピングされる4連データビットの個々のビットによって、複数の異なるシンボル領域のうちの1つが、その論理値に基づいて選択される状況を示す。
図11〜図14において、S はシンボル領域を表し、この場合、jは、マッピングする4連データビットのデータビット番号1、2、3または4を表すインデックスであり、iは、論理ビット値(bまたはその反転)を表す。この一般的な表現においては、実際の論理ビット値(0または1、あるいは−1および1)、あるいはワード内のビットポジションは重要ではないことが、当業者には理解されるであろう。
図11は、4連ビットの第1のデータビットから、垂直方向に連続する2つのシンボル領域S およびS の一方への例示的な対応を示す。データビットの論理値bまたはに基づいて、2つのシンボル領域のうちの一方が選択される。このとき、それぞれが2個のビットに対する2つの連続するシンボル領域S およびS が存在することに気付く。これに相応して、図12は、4連ビットの第2のデータビットが、水平方向に連続する2つのシンボル領域S およびS の一方にマッピングされる状況を示す。従って、4連ビット(データワード)のうちの2個のビットは、複素平面において16QAMコンスタレーションを表現したときの連続するシンボル領域を選択する。さらに、図13は、4連ビットの第3のデータビットによって、連続しない垂直方向の2つのシンボル領域S およびS の一方が選択される例示的な状況を示し、図14は、4連ビットの第4のデータビットによって、連続しない水平方向の2つのシンボル領域S およびS の一方が選択される例示的な状況を示す。
図11〜図14において、図11における2つの連続するシンボル領域S およびS の一方を選択する「第1データビット」が、データワードの最上位ビットである必要はないことに留意されたい。同様に、「第2、第3および第4データビット」が、それぞれ、データワードの2番目、3番目、4番目のビットに一致する必要はない。同様に、図11〜図14におけるシンボル領域の例示的な選択は、データワードの2個の最上位ビットのそれぞれが、図11および図12に示した連続するシンボル領域のうちの一方のシンボル領域を選択し、データワードの2個の最下位ビットのそれぞれが、図13および図14に示した2つの連続しないシンボル領域のうちの一方のシンボル領域を選択するという形態(この実施形態は可能である)に制限されるようには解釈されないものとする。
この提案する新しいマッピング方式と、従来のグレイマッピング方式との違いを理解できるように、図15〜図18には、グレイ方式の場合の同等の対応するシンボル領域を示してある。図15〜図18から認識されるように、データワードの4個のビットのうちの2個のビットについては、グレイマッピングとAICOマッピングとにおいてシンボル領域の違いは存在しない。しかしながら、残りの2個のビットについてはシンボル領域が異なる。グレイマッピングにおいては、論理ビット値によって、連続する領域からの変調シンボルまたは連続しない領域からの変調シンボルのいずれかが使用されるが、AICOマッピングにおいては、論理ビット値にかかわらず2つの連続しない領域からの変調シンボルが使用される。
図11〜図14から理解できるように、変調シンボルは、変調シンボルの垂直方向の分離については、1列あたり4個の変調シンボルを含む4列に配置され、変調シンボルの水平方向の分離については、1行あたりの変調シンボルを含む4行に配置される。図11〜図14に示した16QAMコンスタレーションの例示的な図解に基づくと、上記のa'')〜d'')に要約したマッピングは、以下のように代替的に表現することができる。
a)変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第1データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。この場合、2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2行によって形成される。
b)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第2データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。この場合、2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2列によって形成される。
c)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第3データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。この場合、2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2行によって形成される。
d)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第4データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。この場合、2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2列によって形成される。
次に、本発明の別の側面についてさらに詳しく説明する。図3は、本発明の1つの実施形態による、送信装置における信号空間拡張方式の極めて一般的な構造を示す。この例示的な信号空間拡張方式では、構成ブロックの動作に関して大きな自由度が残される。
最初のブロックにおいては、信号源3001(例:前方誤り訂正を使用する符号器、あるいは送信するデータビットストリームを提供する上位層のエンティティ)が、時刻kにおいて2つのビットaおよびbを提供するものと想定する。説明を単純にするため、これらのビットをまとめてシンボルs(k)と称する。次のレピティション符号器3002は、1つの入力ワードs(k)に対して、s(k)=s(k)=s(k)であるような2つの出力ワードs(k)およびs(k)を生成する。インタリーバ3003においては、一般的に、系列(a,a,b,b)を新しい系列(ak'1,ak'2,bk'3,bk'4)に一義的にインタリーブする。この場合、ビットからシンボルへのマッピングに関するこれらのビットの解釈はマッピングユニットにも依存するため、ビットの順序は重要ではないことが当業者には認識されるであろう。次いで、そのような4連ビットそれぞれを16QAMシンボルにマッピングし(ブロック3004)、搬送波周波数に変調し(ブロック3005)、送信する(ブロック3006)。
以下は、図3に示したこれら2つの機能ブロック3002および3003の動作に関する、本発明の例示的な実施形態によるいくつかの必要条件である。
●ビットおよびそのレピティションバージョンは、同じシンボルにマッピングしてもよいが、好ましくは同じシンボルにマッピングしない(すなわち、いくつかのシンボルのデータブロックの中に、ビットおよびそのレピティションバージョンから異なるシンボルへの少なくとも1つのマッピングインスタンスが存在する必要がある)。
●ビットおよびそのレピティションバージョンのマッピングは、一方が2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、他方が2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択するように行う。
●ワードから変調シンボルへのマッピングは、上に概説したAICOマッピング方式を使用する。
本発明の別の実施形態は、図3に示した上述した方式の特殊な場合としての別の送信装置構造を提供する。本発明のこの実施形態によると、ビットおよびそのレピティションバージョンを、さらに、複素信号の同じ次元、すなわちI成分またはQ成分にマッピングする。これは、図6および図7に示した例示的な送信装置構造によって達成することができる。
より具体的には、図6は、例えば図9または図10に提示した16QAMコンスタレーションに従ってシンボルマッピング6004を実行する送信装置構造を示す。図9および図10は、それぞれ、本発明の実施形態によるAICOマッピング方式の相異なる例を示す。
最初の論理ブロックにおいて、信号源3001が、時刻kにおいて2つのビットaおよびbを提供する。説明を単純にするため、これらのビットをまとめてシンボルs(k)と称する。次のレピティション符号器3002は、1つの入力ワードs(k)に対して、s(k)=s(k)=s(k)であるような2つの出力ワード(またはビットグループ)s(k)およびs(k)を生成する。次いで、インタリーバブロック6003において、第2のレピティションバージョンs(k)をインタリーブする。留意すべき点として、この例示的な実施形態によると、インタリーブはビットグループレベルで実行される、すなわち、インタリーバブロック6003は、系列s(k)を新しい系列s(k*)に一義的に並べ替え、および/または、系列s(k),s(k+1),s(k+2),...のデータブロックを、系列s(k*),s(k*+1),s(k*+2),...の新しいデータブロックに並べ替えることができる。次いで、(データブロック内の1つ以上の系列のビットaおよびak*を実数次元にマッピングし、ビットbおよびbk*を虚数次元にマッピングする。(例2における)データビットグループのサイズは、任意に選択できることに留意されたい。
また、I成分の2つのビットはiおよびiと表すことができ、同様に、Q成分をqおよびqと表すことができる。この表記法では、aおよびak*を、それぞれiおよびiにマッピングすることができ、ビットbおよびbk*を、それぞれqおよびqにマッピングする。従って、図9および図10におけるマッピングは、(i,i,q,q)を表すビット順序を示す。
図6に示した送信装置構造においては、それぞれの「元の」データビットaに関連付けられるレピティションデータビットak*をインタリーブする。あるいは、「元の」データビットa、または、「元の」データビットaおよびレピティションデータビットak*の両方を、インタリーブすることができる。
図7は、本発明の別の実施形態による例示的な送信装置構造を示し、この構造では、インタリーブが「ビットベース」である。全体として、図6における表記法と同じ表記法を使用する。しかしながら、この構造では、インタリーブをシンボル単位で実行する、すなわち、シンボル内のビットではなくシンボル全体をインタリーブする。従って、これを「シンボル間インタリーブ」とも称する。この場合も、ビット順序が同様に(i,i,q,q)であると想定すると、例えば図9または図10に示したように、ビットaおよびak*を実数次元にマッピングし、ビットbおよびbk*を虚数次元にマッピングする。
図6および図7に示した提案する送信装置構造を使用することによって達成されるパフォーマンス向上は、モンテカルロ式の数値シミュレーションによって証明された。図19は、AWGNチャネルの場合の結果を示し、図20および図21は、単一経路の無相関レイリーフェージングチャネル(one path uncorrelated Rayleigh fading channel)の場合の結果を示す。
具体的には、図19から認識できるように、提案する送信装置構造では、シミュレーション対象のE/N範囲全体にわたり、グレイマッピング方式よりも高いパフォーマンスを達成することができる。低いE/Nについては、上記の複数の異なる実施形態による送信装置構造は、レピティションおよび拡張を使用しないQPSKシステムと同じパフォーマンスを達成することができ、中程度のE/Nについても、提案する方式の損失は非常に小さい。
しかしながら、図20および特に図21において認識できるように、提案する構造は、ビット誤り率に関するパフォーマンスが、グレイマッピング方式と信号空間拡張手法とを使用する送信装置と、信号空間拡張を使用せずにQPSKを使用する送信装置とのいずれよりも良好である。
上記のさまざまな実施形態による送信装置の動作において、入力データストリームのデータビットによって連続するシンボル領域(例えば図11および図12を参照)が選択される一方で、レピティション符号器によって生成されるレピティションデータビット(レピティションデータビットストリームを形成する)によって連続しないシンボル領域(例えば図13および図14を参照)が選択される限りは、使用するインタリーブ方式として任意の方式を選択できることを認識されたい。
あるいは、入力データストリームのデータビットによって連続しないシンボル領域(例えば図13および図14を参照)が選択される一方で、レピティション符号器によって生成されるレピティションデータビット(レピティションデータビットストリームを形成する)によって連続するシンボル領域(例えば図11および図12を参照)が選択される限りは、使用するインタリーブ方式として任意の方式を選択することができる。本発明のさらなる代替実施形態においては、入力データストリームのデータビットと、そのレピティションデータビットとによって、1つの連続するシンボル領域と1つの連続しないシンボル領域とが選択される限りは、インタリーブ方式として任意の方式を選択することができる。
一般的には、ひとまとまりのデータビット対を識別するステップは受信装置のみに関連する。送信装置によって提供されるときに変調シンボルのビットが正しいデータビットストリームに関連付けられているかどうかは、受信装置においてデータビットおよびそのレピティションを互いに関連付けることができる限りは、特に重要ではない。
次に、図22に戻り、受信装置の構造についてさらに詳しく説明する。本発明の1つの実施形態によると、受信装置2210の受信器2211は、送信装置2201によって送信された信号を受信する。受信した信号を復調器2212に出力し、この変調器2212は、信号の中の個々の変調シンボルを検出する。言い換えれば、復調器は、所定の時間長の信号部分を、送信装置2201によって使用される16QAMコンスタレーションに従って4連ビットに関連付ける。この場合、変調ビットからデータワード(4連ビット)へのマッピングを逆戻し(reverse)できるようにするためには、送信装置によって使用されるシンボルマッピングの情報を受信装置2210に渡し、または受信装置2210が認識する必要があることが明らかである。
さらに、復調器2212は、データワードの各ビットにメトリックを関連付け、これにより、受信したデータワードの個々のデータビットの論理値を再構築できるようにする。データワードの各データビットに対するこのメトリックの内容は、使用する復号化方式に依存し、これについては後からさらに詳しく説明する。さらに、復調器2212は、送信装置2201におけるインタリーバ2204によって使用されるインタリーブ方式を認識し、またはその情報を受け取ることができる(例:インタリーブパターンを事前に定義しておくことによって、あるいは制御信号を送ることによって)。復調器2212は、送信装置2201において使用されるインタリーブ方式の情報に基づいて、送信側における入力データストリームのデータビットに対応する個々のビットを、送信側におけるレピティションデータビットストリームの、それらのレピティションバージョン(すなわちレピティションデータビット)にさらに関連付けることができる。データワードと、その中の個々のデータビットのメトリックと、関連付けられるデータビット対に関する情報とがデータビットストリーム再構築手段2213に提供され、データビットストリーム再構築手段2213は、データビット対をメトリックに基づいて合成し、レピティション符号器2203による信号空間拡張を元に戻す。
入力データビットストリームを送信側において符号化する場合、受信装置2210は、データビットストリーム再構築手段2213によって提供されるデータストリームを復号化するための復号器2214をさらに備える。
受信装置2210の個々のコンポーネントの構造は、個々の受信装置2210において使用される復調/復号化方式に依存することに留意されたい。送信装置によって送信される元の入力データビットストリームを正しく再構築するうえで重要なこととして、受信装置2210は、変調シンボルからデータシンボルへの逆マッピングを提供することができ、これにより、データビットのそれぞれまたはデータワードのそれぞれにメトリックを関連付けて、データワードの中のデータビット対(それぞれ、入力データストリームのデータビットと、レピティションデータビットストリームにおけるそのレピティションバージョンとによって形成される)を検出する。従って、送信側における入力データストリームのデータビットに対応する個々のビットと、送信側におけるレピティションデータビットストリームの、それらのレピティションバージョン(すなわちレピティションデータビット)との上述した関連付けは、復調器2212の代わりにデータビット再構築手段2213が提供することができる。あるいは、データワードをデータビットストリームとレピティションデータビットストリームとに分けて、2つのデータビットストリームにおけるひとまとまりのデータビット対に関する情報を求めるデインタリーバ(de-interleaver)を、復調器2212の代わりに、受信装置2210の復調器とデータビット再構築手段との間に設けることができる。
上でも説明したように、データワードの個々のビットに関連付けられるメトリックは、受信器の方式に応じて異なる内容を持つことができる。例えば、軟判定を使用して復号化を実行する場合、メトリックは、個々のデータビットの論理値が−1あるいは1である確率を示す1つ以上の確率値を示すことができる。この目的の場合、メトリックは、例えば、次式によって定義される対数尤度比(LLR)とすることができる。
Figure 2008541518
この式において、p(x=1)は、ビットxが論理値1に等しい確率であり、p(x=0)は、ビットxが論理値−1に等しい確率である。このように、LLRの符号がビットxの論理値を直接示し、LLRの絶対値が、その判定の確実性を示す。受信装置においてLLRを用いるときには、例えば、データビット対のデータビットのLLRを単純に加えることによって、データビット対(データビットとそのレピティション)から再構築後のデータビットを再構築することができ、再構築後のデータビットの論理値は、LLRの合計の符号に基づいて判定することができる。
図23は、シンボル(I,Q)について測定される同相成分Iおよび直交成分Qによって表されるデータビットストリームr,r,r,rを、受信した信号から再構築する方法を示す。シンボル(I,Q)のそれぞれは、16QAMコンスタレーションを使用して4連ビットx ,x ,x ,x にマッピングされ、これらは、シンボル(I,Q)のそれぞれの対応する4連ビットを示す。シンボル成分(I,Q)の実際の値と、16QAMコンスタレーションにおける変調シンボルからの結果の(ユークリッド)距離とに基づいて、ビットx ,x ,x ,x のそれぞれに、LLR、すなわち、LLR(x ),LLR(x ),LLR(x ),LLR(x )を関連付けることができ、これらのLLRは、各ビットが論理値−1または1に等しい確実性を示す。次いで、連続する4連ビットx ,x ,x ,x によって形成されるビットストリームをデインタリーブして(de-interleave)データビットストリームとレピティションデータビットストリームとを生成し、ストリーム内のひとまとまりのデータビット(すなわち元のデータビットとそれに関連付けられるレピティション)を検出する。次いで、関連付けられるデータビット(ビット対)のLLRを合成することによって、再構築されたデータビットストリームr,r,r,rを構築することができる。
受信装置2210において硬判定を用いるときには、メトリックが各データビットの論理値を直接示すことができる。さらに、この場合には、(送信された)データビットストリームを再構築するためにデータビット対を合成するステップでは、ビット対のデータビットのメトリックを単純に加算することができる。また、軟判定の使用と組み合わせる、すなわち、データビット対のデータビットの論理値を合計する前に、各論理値を検出するときの確実性を示す確率値を使用して論理値に加重することも可能である。
本発明の上述した実施形態においては、送信装置の構造は、関与する基本FEC(前方誤り訂正)部分としての非常に単純なレピティション符号化方式に制限される。しかしながら、これに加えて、例えば、畳み込み符号、ターボ符号、ブロック符号などの別の符号化方式を使用できることが、当業者には明らかであろう。そのような符号器は、例えば、送信器側におけるレピティション符号化の前に直列に連結することができ、対応する復号器を、受信装置側におけるデータビット再構築手段またはレピティション符号の復号器の後に連結することができる。従って、上述した実施形態は、本発明の適用範囲を上述した極めて高度なFEC符号化方式に限定するものではないことを理解されたい。
オプションとして、例えば図6または図7を参照し、各ビットおよびそのインタリーブされたバージョンを、レピティション後に個別に論理反転させる、あるいはレピティション前にビットを反転することによって暗黙的に反転させることができる。さらに、信号s(k)またはs(k)全体を論理反転させることができる。従って、送信装置構造の論理ブロックにおいて反転させる場合、それに適合させる受信装置構造における対応する論理ブロックにおいて反転を解除する必要がある。
なお、実数次元および虚数次元に言及する上記の説明は、図1の例におけるような16QAMの場合のみ意味を持つことが当業者には明らかであろう。図2に示したような回転した16QAMコンスタレーションにおいては、これらの直交次元を同様に回転させなければならない。
図4に示したようなトレリス符号化変調システムと比較したときの本発明の概念の違いは、以下のとおりである。
●トレリス符号化変調では、畳み込み(すなわち自明でない)符号器を使用して元のm個のビットの一部を符号化する。本発明では、元のm個のビットのそれぞれを単純にレピティションし、すなわち、符号器の実施形態を単純にすることができ、要求される計算の複雑さが小さい。
●畳み込み符号器の符号化レートは、
Figure 2008541518
に制限される。本発明の実施形態において使用するレピティション符号器は、元の入力データストリームに対してレート1/2の符号と等価であると見なすことができ、あるいは、レート2/4の符号と解釈することもでき、なぜなら、2個の入力ビットに対して4個の符号化ビットが得られるためである。
●セット区分手法の結果としての16QAMマッピングは、上述した特性a)、b)、c)、d)を満たさない。
さらに、本発明は、例えばそのセット区分方式において、従来のチャネルシンボル拡張ダイバーシチ(CSED)とは異なる。従来のシステム(例えば図5を参照)によって使用されるセット区分方法では、最も近い隣接シンボルのグレイ原理に従う変調方式(「グレイマッピング」)を使用する。例えば図9または図10において理解できるように、本発明によるセット区分方法は、これとは別のマッピング概念を使用する。
本発明の主たる目的によると、ここまで説明した本発明および本発明の実施形態は、任意のタイプの通信システムに採用することができる。ただし、特に移動エンティティの特徴に起因して、実施できる手法の複雑が制限される。本発明の原理を移動通信システムに適用すると、複雑さが小さい符号器および復号器を実施することが可能であることに加えて、QPSK変調信号と比較して変調符号化方式のビット誤り率が向上する。
本発明の別の実施形態は、上述したさまざまな実施形態を、ハードウェアおよびソフトウェアを使用して実施することに関する。上述したさまざまな方法と、上述したさまざまな論理ブロック、モジュール、あるいは回路は、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)またはその他のプログラマブルロジックデバイスなどのコンピューティングデバイスを使用して、実施または実行できることを認識されたい。さらに、本発明のさまざまな実施形態は、これらのデバイスの組合せによって実行する、あるいは具体化することもできる。
さらに、本発明のさまざまな実施形態は、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施する、あるいはハードウェアに直接実装することもできる。また、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ可読媒体(例:RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVD)に格納することができる。
正方形コンスタレーションの16QAMの例を示す。 正方形コンスタレーションの16QAMの例を示す。 本発明の実施形態による、レピティション符号化およびインタリーブを使用して2個のビットから4個のビットに信号空間を拡張する一般的な例を示す。 トレリス符号化変調における先行技術による符号器/変調器の構造を示す。 先行技術のCSEDシステムの送信器のブロック図を示す。 本発明の実施形態による、ワードインタリーバを使用する例示的な送信器のブロック図を示す。 本発明の実施形態による、部分的に独立するビットインタリーブを使用する例示的な送信器のブロック図を示す。 本発明の実施形態による、偶数および奇数のハミング重みを持つデータワードから16QAMコンスタレーションの信号点への例示的なマッピングを示す。 本発明の相異なる実施形態による、データワードから16QAMコンスタレーションの変調シンボルへの2つの例示的なマッピング(AICOマッピング)を示す。 本発明の相異なる実施形態による、データワードから16QAMコンスタレーションの変調シンボルへの2つの例示的なマッピング(AICOマッピング)を示す。 それぞれ、AICOマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、第1ビットによって選択される、本発明の実施形態による例示的な状況を示す。 それぞれ、AICOマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、第2ビットによって選択される、本発明の実施形態による例示的な状況を示す。 それぞれ、AICOマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、第3ビットによって選択される、本発明の実施形態による例示的な状況を示す。 それぞれ、AICOマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、第4ビットによって選択される、本発明の実施形態による例示的な状況を示す。 グレイマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、データワードの第1ビットによって選択される例示的な状況を示す。 グレイマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、データワードの第2ビットによって選択される例示的な状況を示す。 グレイマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、データワードの第3ビットによって選択される例示的な状況を示す。 グレイマッピングを使用する16QAMコンスタレーションのシンボル領域が、データワードの第4ビットによって選択される例示的な状況を示す。 加法的白色ガウス雑音(AWGN)チャネルにおける、従来のQPSKマッピングと、グレイ16QAMマッピングと、本発明の実施形態によるAICO16QAMマッピングのビット誤りパフォーマンスのシミュレーションの結果を示す。 レイリーフェージングチャネルにおける、従来のQPSKマッピングと、グレイ16QAMマッピングと、本発明の実施形態によるAICO16QAMマッピングのビット誤りパフォーマンスのシミュレーションの結果を示す。 図20に示した、レイリーフェージングチャネルにおける、グレイ16QAMマッピングと、本発明の実施形態によるAICO16QAMマッピングのビット誤りパフォーマンスのシミュレーションの結果の一部を示す。 本発明の実施形態による例示的な送信器および受信器のブロック図を示す。 本発明の実施形態による、復調およびデータストリーム再構築の例示的なプロセスを示す。

Claims (23)

  1. 複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーション使用して、通信システムにおいてデータビットストリームを送信する方法であって、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションが、以下のマッピング規則、
    変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記方法は、
    前記データビットストリームの前記データビットをレピティションし、これにより、前記データビットストリームのデータビットのそれぞれについて、前記データビットストリームの当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットを含むレピティションデータビットストリームを形成することによって、前記データビットストリームのデータビット数を拡大するステップと、
    前記データビットストリームまたは前記レピティションデータビットストリームの少なくとも一方をインタリーブするステップと、
    前記データビットストリームおよび前記レピティションデータビットストリームから、データワードの系列を形成し、各データワードを、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングするステップと、
    データワードのそれぞれが4個のビットを有し、前記各データワードの2個のビットが前記データビットストリームのデータビットによって形成され、前記各データワードの2個のビットが前記レピティションデータビットストリームのデータビットによって形成され、
    前記データビットストリームのデータビットによって、連続するシンボル領域が選択され、前記レピティションデータビットストリームの、そのデータビットに関連付けられるレピティションデータビットによって、連続しないシンボル領域が選択され、またはこの逆であり、
    前記変調シンボルを搬送周波数に変調するステップと、
    変調されたシンボルを送信するステップと、
    を含む方法。
  2. データワードにおける、前記データビットストリームからの前記2個のデータビットが、前記データワードの最上位ビットを形成し、前記データワードにおける、前記レピティションデータビットストリームからの前記2個のデータビットが、前記データワードの最下位ビットを形成し、またはこの逆である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記データワードの前記最上位ビットによって、それぞれ、前記連続するシンボル領域のうちの一方が選択され、前記データワードの前記最下位ビットによって、それぞれ、前記連続しないシンボル領域のうちの一方が選択され、またはこの逆である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記データビットストリームからの前記2つのビットのそれぞれによって、前記連続しないシンボル領域のうちの一方が選択され、前記レピティションデータビットストリームからの前記2つのビットのそれぞれによって、前記連続するシンボル領域のうちの一方が選択される、請求項1または請求項2に記載の方法。
  5. 前記データビットストリームをデータビットグループの系列に分割するステップをさらに含み、
    前記データビットストリームのデータビット数を拡大する前記ステップは、前記データビットグループのそれぞれをレピティションすることによりデータビット数を拡大し、
    前記レピティションデータストリームが、レピティションデータビットグループの系列であり、
    インタリーブが、データビットグループレベルにおいてデータビットグループごとに実行される、請求項1から請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 前記データビットグループの各グループと、前記レピティションデータビットグループの各グループとが、それぞれ、前記データビットストリームの2つのデータビットと、前記レピティションデータビットストリームの2つのデータビットとから成る、請求項5に記載の方法。
  7. 前記データビットグループまたは前記レピティションデータビットグループのうちの少なくとも一方の前記データビットを、データワードの系列を形成する前に並べ替えるステップをさらに含む、請求項5または請求項6に記載の方法。
  8. 前記データビットストリームのデータビットと、前記レピティションデータビットストリームにおけるそのレピティションバージョンとが、同じ変調シンボルにマッピングされる、請求項1から請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記データビットストリームのデータビットと、前記レピティションデータビットストリームにおけるそのレピティションバージョンとが、相異なる変調シンボルにマッピングされる、請求項1から請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記複素平面が4つの象限を備え、前記16QAMコンスタレーションが従う前記マッピング規則が、以下の基準、
    最小2乗ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が1である、
    最小2乗ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が2であり、
    前記複素座標平面の原点に対して互いに正反対である変調シンボル間のハミング距離が4である、
    を満たす、請求項1から請求項9のいずれかに記載の方法。
  11. 一象限内の前記最小2乗ユークリッド距離よりも大きい2乗ユークリッド距離または前記最小2乗ユークリッド距離の2倍の平方根に等しい2乗ユークリッド距離を有する前記一象限内の変調シンボルのハミング距離が2である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記最小2乗ユークリッド距離よりも大きい2乗ユークリッド距離または前記最小2乗ユークリッド距離の2倍の平方根に等しい2乗ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が3である、請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 前記ビットの数を拡大する前に、前方誤り訂正符号器を使用して前記データビットストリームを符号化するステップをさらに含む、請求項1から請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 通信システムにおいてデータビットストリームを受信する方法であって、前記データビットストリームが、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーション使用して送信器によって変調され、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションが、以下のマッピング規則、
    変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記方法は、
    前記データビットストリームを含む送信信号を受信するステップと、
    4個のデータビットのデータワードによって前記16QAMコンスタレーションを使用して表される変調シンボルを検出することによって、前記送信信号を復調し、これによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、前記受信した変調シンボルの前記ビットの論理値の確率を示すメトリック、または、前記受信した変調シンボルの前記ビットの論理値を示すメトリックを、関連付けるステップと、
    前記受信した変調シンボルのデータビットにおいて、前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方または前記連続しないシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを、前記変調シンボルの前記データビットにおいてその反復を表し、かつ前記16QAMコンスタレーションの前記連続しないシンボル領域のうちの一方または前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するレピティションデータビットに、関連付けるステップと、
    前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれと、当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットとを、前記データビットの前記メトリックと、前記レピティションデータビットの前記メトリックとに基づいて合成し、前記データビットストリームを再構築するステップと、
    を含む方法。
  15. 前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを合成する前記ステップが、
    前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれについて、前記データビットの前記メトリックと、前記レピティションデータビットの前記メトリックとに基づいて、合成メトリックを形成するステップと、
    前記データビットストリームの前記合成データビットを、前記合成メトリックを使用して復号化し、前記データビットストリームを再構築するステップと、
    を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーション使用して、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを送信する装置であって、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションが、以下のマッピング規則、
    変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記装置は、
    前記データビットストリームの前記データビットをレピティションし、これにより、前記データビットストリームのデータビットのそれぞれについて、前記データビットストリームの当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットを含むレピティションデータビットストリームを形成することによって、前記データビットストリームのデータビット数を拡大する信号空間拡張手段と、
    前記データビットストリームまたは前記レピティションデータビットストリームの少なくとも一方をインタリーブするインタリーバと、
    前記データビットストリームおよび前記レピティションデータビットストリームからデータワードの系列を形成する形成処理手段と、
    各データワードを前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングするマッピング処理手段と、
    データワードのそれぞれが4個のビットを有し、前記各データワードの2個のビットが前記データビットストリームのデータビットによって形成され、前記各データワードの2個のビットが前記レピティションデータビットストリームのデータビットによって形成され、
    前記データビットストリームのデータビットによって、連続するシンボル領域が選択され、前記レピティションデータビットストリームの、当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットによって、連続しないシンボル領域が選択され、またはこの逆であり、
    前記変調シンボルを搬送周波数に変調する変調器と、
    変調されたシンボルを送信する送信器と、
    を備える装置。
  17. 請求項2から請求項13のいずれかに記載の方法のステップを実行するように構成される手段をさらに備える、請求項16に記載の送信装置。
  18. 通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを受信する装置であって、前記データビットストリームが、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーション使用して送信器によって変調され、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションが、以下のマッピング規則、
    変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記装置は、
    前記データビットストリームを含む送信信号を受信する受信器と、
    4個のデータビットのデータワードによって前記16QAMコンスタレーションを使用して表される変調シンボルを検出することによって、前記送信信号を復調し、これによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、前記受信した変調シンボルの前記ビットの論理値の確率を示すメトリック、または、前記受信した変調シンボルの前記ビットの論理値を示すメトリックを、関連付ける復調器と、
    前記受信した変調シンボルのデータビットにおいて、前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方または前記連続しないシンボル領域のうちの一方、を選択するデータビットのそれぞれを、前記変調シンボルの前記データビットにおいてその反復を表し、かつ前記16QAMコンスタレーションの前記連続しないシンボル領域のうちの一方または前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するレピティションデータビットに、関連付ける処理手段と、
    前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれと、当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットとを、前記データビットの前記メトリックと、前記レピティションデータビットの前記メトリックとに基づいて合成し、前記データビットストリームを再構築する再構築手段と、
    を備える装置。
  19. 前記再構築手段が、前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれについて、前記データビットの前記メトリックと、前記レピティションデータビットの前記メトリックとに基づいて、合成メトリックを形成するように構成され、
    前記受信装置が、
    前記データビットストリームの前記合成データビットを、前記合成メトリックを使用して復号化して前記データビットストリームを再構築する復号器をさらに備える、請求項18に記載の受信装置。
  20. 命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、前記送信装置が、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーション使用して、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを送信し、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションが、以下のマッピング規則、
    変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記送信が、
    前記データビットストリームの前記データビットをレピティションし、これにより、前記データビットストリームのデータビットのそれぞれについて、前記データビットストリームの当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットを含むレピティションデータビットストリームを形成することによって、前記データビットストリームのデータビット数を拡大するステップと、
    前記データビットストリームまたは前記レピティションデータビットストリームの少なくとも一方をインタリーブするステップと、
    前記データビットストリームおよび前記レピティションデータビットストリームから、データワードの系列を形成し、各データワードを、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングするステップと、
    データワードのそれぞれが4個のビットを有し、前記各データワードの2個のビットが前記データビットストリームのデータビットによって形成され、前記各データワードの2個のビットが前記レピティションデータビットストリームのデータビットによって形成され、
    前記データビットストリームのデータビットによって、連続するシンボル領域が選択され、前記レピティションデータビットストリームの、当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットによって、連続しないシンボル領域が選択され、またはこの逆であり、
    前記変調シンボルを搬送周波数に変調するステップと、
    変調されたシンボルを送信するステップと、
    によって行われる、コンピュータ可読媒体。
  21. 命令をさらに格納し、前記命令が送信装置の前記プロセッサによって実行されることに起因して、
    前記送信装置が、請求項2から13のいずれかに記載の前記方法のステップを実行する、請求項20に記載のコンピュータ可読媒体。
  22. 命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が受信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、前記受信装置が、通信システムの無線チャネルを通じてデータビットストリームを受信し、前記データビットストリームが、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する16QAMコンスタレーション使用して送信器によって変調され、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションが、以下のマッピング規則、
    変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記受信が、
    前記データビットストリームを含む送信信号を受信するステップと、
    4個のデータビットのデータワードによって前記16QAMコンスタレーションを使用して表される変調シンボルを検出することによって、前記送信信号を復調し、これによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、前記受信した変調シンボルの前記ビットの論理値の確率を示すメトリック、または、前記受信した変調シンボルの前記ビットの論理値を示すメトリックを、関連付けるステップと、
    前記受信した変調シンボルのデータビットにおいて、前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方または前記連続しないシンボル領域のうちの一方、を選択する受信されたデータビットのそれぞれを、前記変調シンボルの前記データビットにおいてその反復を表し、かつ前記16QAMコンスタレーションの前記連続しないシンボル領域のうちの一方または前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択する受信したレピティションデータビットに関連付けるステップと、
    前記16QAMコンスタレーションの前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれと、当該データビットに関連付けられるレピティションデータビットとを、前記データビットの前記メトリックと、前記レピティションデータビットの前記メトリックとに基づいて合成し、前記データビットストリームを再構築するステップと、
    によって行われる、コンピュータ可読媒体。
  23. 命令をさらに格納し、
    前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれを合成する前記ステップにおいて、前記命令に起因して、前記受信装置の前記プロセッサが、
    前記連続するシンボル領域のうちの一方を選択するデータビットのそれぞれについて、前記データビットの前記メトリックと、前記レピティションデータビットの前記メトリックとに基づいて、合成メトリックを形成し、
    前記データビットストリームの前記合成データビットを、前記合成メトリックを使用して復号化し、前記データビットストリームを再構築する、請求項22に記載のコンピュータ可読媒体。
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