JP4719795B2 - ダイバーシチと16qam方式のコンスタレーション再配置とを使用する移動通信システムのデータ送信 - Google Patents

ダイバーシチと16qam方式のコンスタレーション再配置とを使用する移動通信システムのデータ送信 Download PDF

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Description

本発明は、通信システムにおいて、16QAMコンスタレーションと16QAMコンスタレーションのダイバーシチ再配置とを使用してデータビットストリームを送信および受信する方法に関する。さらに、本方法を実行する装置を提供する。
16QAM
16QAM(直交振幅変調)は、例えばIMT2000ベースの移動通信システム(例:UMTS、CDMA2000)において一般に使用されるデジタル変調方式である。複素信号空間(一般に16QAMコンスタレーションが示される)内の相異なる信号点によって、16個の変調シンボルが規定される。これらの点のそれぞれが1つの16QAMシンボルを表す。
バイナリ情報送信システムの場合、16QAMシンボルの1つを決定するのに、4個の異なるビットを使用することができる。従って、1つの16QAMシンボルは、4個のビットから成り(または1ワードによって表すことができる)、複素平面における複素数によって表される。一般的には、変調シンボルの複素数は、複素平面内のI軸およびQ軸に対する直交座標系の同相成分および直交成分(I成分およびQ成分)によって表すことができる。さらに、これらの軸により複素平面が4つの象限に分けられる。変調シンボルを複素平面における実部および虚部によって表すことは、極座標成分(すなわち半径および角度)によって表すことと同等である。
本発明を正しく理解できるように、本明細書においては、16QAMシンボルの特定のコンスタレーションとして、複素平面の象限内の信号点が、信号空間の2つの直交方向における4個の点による正方形を形成するように配置されるコンスタレーションを前提とする。従って、そのようなマッピングは、一般に正方形16QAMまたは格子状16QAMとして知られている。図1および図2は、2つの例を示す。
本発明では、16QAMシンボルが正方形16QAMマッピングを使用して配置されることを前提とする。なお、例えば図2に示したような回転した16QAMコンスタレーションについても、回転した16QAMコンスタレーションが図1のコンスタレーションとしてみなされるように複素平面の軸を選択できることが、当業者には明らかであろう。
一般には、いわゆるグレイマッピングを使用して、16QAMコンスタレーションにおける16個の変調シンボルを、各シンボルにマッピングされる4連ビット(quadruple of bits)に関連付ける。このグレイマッピング方式によると、水平方向または垂直方向に隣接する変調シンボルは、1個のビットのみが異なる。
16QAMにおけるサブセットの区分
一般的には、特定のビットの論理値に対応するシンボル領域が規定されるように、コンスタレーションの中の一連のシンボルをサブセットに区分することができる。16QAMコンスタレーションの場合、4ビットが一単位であるため、4つのサブセット(各ビットに対して1つのサブセット)が存在する。さらに、各サブセットを2つのシンボル領域(対応するサブセットにおける各ビットの2つの論理値に対応する)に分けることができる。
明らかに、さまざまなサブセット区分が存在する。しかしながら、サブセット区分のいくつかは、例えば、誤り率のパフォーマンスの観点において等価である。しかしながら、特定の区分方式が他の区分方式よりも広く使用されている。例えば、非特許文献1および図11には、いわゆるグレイマッピングの場合のサブセットの区分方式の4つの例が記載されている。
16QAMグレイマッピングの場合のコンスタレーション再配置
グレイマッピングの場合、同じワードの2つ以上のバージョンを送信するならば、コンスタレーション再配置方法によってパフォーマンスが向上することが判明している。グレイマッピングのコンスタレーション再配置方式は、コンスタレーションの中の選択された16QAMシンボルの位置によって、ビットの信頼性レベルが異なることに基づく。従って、再配置規則は、信頼性レベルを平均化する効果が達成されるように、再配置後のバージョンにおける16QAMシンボルの位置を変更することを目的とする。16QAMグレイマッピングのコンスタレーション再配置の詳細については、本出願人の特許文献1または特許文献2を参照されたい。
送信ダイバーシチ方式
いくつかの周知の送信ダイバーシチ手法が存在する。本文書において使用する用語「送信ダイバーシチ」は、同じデータに関連する1つ以上のバージョンを、いくつか(少なくとも2つ)のダイバーシチブランチにおいて送信することを意味する。例えば、以下の方式は送信ダイバーシチとしてみなされる(例えば、非特許文献2参照)。
■サイトダイバーシチ:送信信号を、複数の異なる場所(例:セルラー環境における複数の異なる基地局)から発する。
■アンテナダイバーシチ:送信信号を、複数の異なるアンテナ(例:マルチアンテナ基地局の複数の異なるアンテナ)から発する。
■偏波ダイバーシチ:送信信号を複数の異なる偏波にマッピングする。
■周波数ダイバーシチ:送信信号を、例えば、複数の異なる搬送波周波数にマッピングする、あるいは複数の異なる周波数ホッピング系列にマッピングする。
■時間ダイバーシチ:送信信号を複数の異なるインタリーブ系列にマッピングする。このダイバーシチには、要求時にデータを再送信するARQ方式が含まれる。
■符号ダイバーシチ:送信信号を、例えばCDMA(符号分割多元接続)システムにおける複数の異なる符号にマッピングする。
上に引用した本出願人の特許出願および特許には、コンスタレーション再配置方式と送信ダイバーシチとを組み合わせて使用することにより、移動通信環境において送信信号のビット誤り率を大幅に改善できることが示されている。16QAMグレイマッピングの場合には4つの異なるコンスタレーションを考慮することが最適であることが示されている。しかしながら、必要なコンスタレーションの数が低減するように、あるいは達成される誤りパフォーマンスが向上するように、通信、特に移動通信環境において使用する変調符号化方式を最適化することが依然として求められている。
欧州特許第1,293,059号明細書 国際公開第2004/036817号パンフレット Chindapol, A., Ritcey, J.A., "Design, analysis, and performance evaluation for BICM-ID with square QAM constellations in Rayleighfading channels", IEEE Journal on Selected Areas in Communications, Volume 19, Issue 5, May 2001, p.944〜957 J.D. Gibson, "The Mobile Communications Handbook", IEEE Press, 1996, Chapter 12.2
従って、本発明の目的は、上に引用した本出願人の特許出願および特許に記載されているシステムと比較してビット誤り率が改善する変調符号化方式を提供することである。本発明のさらなる目的は、上に引用した本出願人の特許出願および特許に記載されているシステムと比較して、必要なコンスタレーションが少ない変調符号化方式を提供することである。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。有利な実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の1つの主たる側面は、所定のマッピング規則による16QAMコンスタレーションを、ダイバーシチ方式と、所定のコンスタレーション再配置と組み合わせて使用することである。マッピング規則は、16個の4連ビット(データワードとも称する)のうちのどの4連ビットを、16QAMコンスタレーションのどの変調シンボル(データシンボルとも称する)にマッピングするかを規定する。16個の変調シンボルは、例えば、複素座標平面における4行および4列において表すことができる。
例えば、マッピング規則は、以下のように表現することができる。
a)変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第1データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2行によって形成される。
b)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第2データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2列によって形成される。
c)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第3データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2行によって形成される。
d)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第4データビットによって、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方が、その論理値に基づいて選択される。2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2列によって形成される。
重要な点として、これらのマッピング規則では、例えば、変調シンボルを表す4連ビットの最上位ビットが、上の規則に規定される特定の1つの領域を論理値に従って選択する必要はない。4連ビットのうちのどのビットが、上述した4つのマッピング規則の中で規定される4つのシンボル領域のうちのどれを選択するかは、本発明が提案する変調符号化方式のパフォーマンスには影響しない。
上の規則a)、b)、c)、およびd)と等価である、上記のマッピング規則に代わる規定は、以下のように表現することができる。この場合、正方形16QAMコンスタレーションを表すことのできる複素平面の軸を、図1に示したように選択するものと想定する。これらの軸は、複素信号空間を4つの象限に分ける。16QAMコンスタレーションのこの表現を前提とすると、QAMコンスタレーションのマッピング規則は次の基準を満たす。
a')最小ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が1である。
b')最小ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である。
c')複素座標平面の原点に対して互いに正反対である変調シンボル間のハミング距離が4である。
さらに、以下の追加の規則を考慮することができる。
d')最小ユークリッド距離よりも大きいユークリッド距離または最小ユークリッド距離の2倍の平方根に等しいユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である。
e')最小ユークリッド距離よりも大きいユークリッド距離または最小ユークリッド距離の2倍の平方根に等しいユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が3である。
これらの等価である代替のマッピング規則に加えて、本発明の別の側面は、16QAMコンスタレーション再配置とともに送信ダイバーシチ方式を使用することである。4連ビットのそれぞれを2回以上送信する。この場合、上記のマッピング規則(バージョン)に従った、16QAMコンスタレーションの異なる配置のバージョンを使用し、使用する送信ダイバーシチ方式に従って、4連ビットを送信する。16QAMコンスタレーションのバージョンは、以下のダイバーシチ再配置規則に基づいて再配置される。
1.第1のバージョンにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する変調シンボルを、第2のバージョンにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する。
2.第1のバージョンにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2のバージョンにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する。
3.第1のバージョンにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2のバージョンにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する。
より具体的には、これらの再配置規則は、上記に代えて以下のように規定することができる。
1.第1のバージョンにおいてハミング距離が1であり2乗ユークリッド距離が4Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が16Dであり、またはこの逆である。
2.ハミング距離が2である2つの変調シンボル
■2乗ユークリッド距離が4Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が36Dであり、またはこの逆である。
■2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が32Dであり、またはこの逆である。
■2乗ユークリッド距離が20Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が20Dである。
3.ハミング距離が3である2つの変調シンボル
■2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が52Dであり、またはこの逆である。
■2乗ユークリッド距離が20Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が40Dであり、またはこの逆である。
4.ハミング距離が4である2つの変調シンボル
■2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が72Dであり、またはこの逆である。
■2乗ユークリッド距離が40Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が40Dである。
本発明の第1の例示的な実施形態によると、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルをそれぞれが有する第1の16QAMコンスタレーションと第2の16QAMコンスタレーションとを使用して、通信システムにおいてデータビットストリームを送信する方法が提供される。この実施形態によると、16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。さらに、これら2つのコンスタレーションは、上記マッピング規則に従う(a)〜d)を参照)。
従って、この実施形態による方法は、データビットストリームからデータワードの系列を形成するステップを含む。次いで、データワードのそれぞれを、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングし、マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得て、さらに、データワードのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングし、マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得る。
本発明のこの実施形態による第1および第2の16QAMコンスタレーションは、さらに次の再配置規則にも従う。すなわち、2個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように、再配置する。さらに、3個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように、再配置する。さらに、4個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように、再配置する。
第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルと、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信する。
本発明の別の実施形態によると、第2の16QAMコンスタレーションは、すでに上に概説したように、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が1であり2乗ユークリッド距離が4Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が16Dである変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が2であり2乗ユークリッド距離が4Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が36Dである変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が2であり2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が32Dである変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が2であり2乗ユークリッド距離が20Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が20Dである変調シンボルに再配置するステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が3であり2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が52Dである変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が3であり2乗ユークリッド距離が20Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が40Dである変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が4であり2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が72Dである変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
■第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離が4であり2乗ユークリッド距離が40Dである2個の変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離が40Dである変調シンボルに再配置するステップと、
よって得られる。
16QAMシンボルを表すことのできる複素平面は4つの象限を有し、本発明のさらなる実施形態によると、第1および第2の16QAMコンスタレーションが従うマッピング規則は、以下の基準を満たす。
■最小2乗ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が1である。
■最小2乗ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である。
■複素座標平面の原点に対して互いに正反対である変調シンボルのハミング距離が4である。
この実施形態の変形例においては、最小2乗ユークリッド距離よりも大きい2乗ユークリッド距離または最小2乗ユークリッド距離の2倍の平方根に等しい2乗ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である。
さらには、この実施形態の別の変形例によると、最小2乗ユークリッド距離よりも大きい2乗ユークリッド距離または最小2乗ユークリッド距離の2倍の平方根に等しい2乗ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が3である。
本発明の別の実施形態によると、データワードを形成する前にデータビットストリームを符号器によって符号化することができる。
1つのさらなる実施形態によると、データ送信のためのダイバーシチ方式として、第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる変調シンボルと、第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる変調シンボルとを、互いに並列に送信するダイバーシチ方式を使用する。
使用できる別の代替のダイバーシチ方式として、第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる変調シンボルと、第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる変調シンボルとを、相異なる時刻に送信する方式が予測される。
さらに、別の実施形態による本発明は、通信システムにおいてデータビットストリームを受信する方法を提供する。データビットストリームは、送信装置によって送信ダイバーシチ方式を使用して送信された送信データであり、送信装置によって第1および第2の16QAMコンスタレーションを使用して変調されたものである。第1および第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれは、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する。さらに、第1および第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって選択することができる。2つの16QAMコンスタレーションのそれぞれは、上記マッピング規則に従う(a)〜d)を参照)。
本発明のこの実施形態によると、データビットストリームのデータワードを含み、かつ送信装置によって第1の16QAMコンスタレーションを使用して送信された送信信号を、受信装置において受信する。さらに、データビットストリームのデータワードを含み、かつ第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信された別の送信信号も、受信する。
次いで、第1の16QAMコンスタレーションおよび第2の16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって、送信信号を復調する。これによって、受信した変調シンボルの各データビットに、受信した変調シンボルの各ビットの論理値の確率を示すメトリック(metric)、または、受信した変調シンボルの各ビットの論理値を示すメトリックを関連付ける。
次いで、送信装置によって第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる、受信した変調シンボルの各データビットを、送信装置によって第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる、受信した変調シンボルのデータビットに関連付ける。
さらに、第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる各データビットを、各データビットのメトリックと、関連付けられるデータビットのメトリックとに基づいて、第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる関連付けられるデータビットと合成し、データビットストリームを再構築する。
本発明のこの実施形態においては、受信した変調シンボルの中のデータビットの関連付けは、以下の関連付け規則に基づく。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における各データビットに関連付ける。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における各データビットに関連付ける。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における各データビットに関連付ける。
本発明の別の実施形態は、上述した送信方法のさまざまな実施形態を送信装置において使用することに関する。通信システムにおいて、第1および第2の16QAMコンスタレーションを使用してデータビットストリームを送信する送信装置を提供する。2つのコンスタレーションのそれぞれは、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有し、先に規定したマッピング規則に従う(上のa)〜d)を参照)。
送信装置は、データビットストリームからデータワードの系列を形成する処理手段(例:プロセッサ、DSP、専用のハードウェアコンポーネント)を備える。データストリームは、例えば、音声符号器、ソフトウェアアプリケーション、あるいは、データビットストリームを受信装置に送信する任意の他のソースから提供することができる。
さらに、送信装置は、シンボルマッピング部を備え、このマッピング部は、各データワードを第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得て、かつ、各データワードを第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得る。従って、コンスタレーション再配置手段(上述した処理手段と同等または同等ではない手段)によって、送信装置は、以下の再配置規則に従うことによって第1および第2の16QAMコンスタレーションを得ることができる。
■2個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する。
■3個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する。
■4個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する。
さらに、送信装置は、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルと第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信する送信器を備えることができる。
本発明の別の実施形態は、上述した実施形態およびその変形例のうちの1つによる送信方法のステップを実行するように構成される手段を備える送信装置を提供する。
本発明のさらなる実施形態は、上に概説した受信方法を使用することに関する。通信システムにおいてデータビットストリームを受信する受信装置であって、データビットストリームが、送信ダイバーシチを使用して送信装置によって送信されたものである、受信装置を提供する。データビットストリームは、送信装置によって第1および第2の16QAMコンスタレーションを使用して変調されたものである。第1および第2の16QAMコンスタレーションは、複素座標平面における4行および4列において表すことができ、その変調シンボルのそれぞれを4個のデータビットの組合せによって表すことができる。2つの16QAMコンスタレーションのそれぞれは、上記a)〜d)のマッピング規則に従う。
この実施形態による受信装置は、第1の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信し、かつ、第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、データビットストリームのデータワードを含む送信信号を、受信する受信器を備えることができる。
さらに、受信装置は、第1の16QAMコンスタレーションおよび第2の16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって送信信号を復調する復調器を備えることができる。復調時、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、受信した変調シンボルの各ビットの論理値の確率を示すメトリック、または、受信した変調シンボルの各ビットの論理値を示すメトリックを関連付ける。
さらに、この受信装置は、データビットストリーム再構築手段(例:プロセッサ、DSP、任意のその他の種類の適切なハードウェアおよび/またはソフトウェア)を備えることができ、この再構築装置は、送信装置によって第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれを、送信装置によって第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる受信した変調シンボルのデータビットに関連付けて、第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされるデータビットのそれぞれを、各データビットのメトリックと、関連付けられるデータビットのメトリックとに基づいて、第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる関連付けられるデータビットと合成し、データビットストリームを再構築する。
データビットストリーム再構築手段は、受信した変調シンボルの中のデータビットの関連付けを、以下の関連付け規則に基づいて行うように、さらに構成される。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、の各データビットに関連付ける。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、の各データビットに関連付ける。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、の各データビットに関連付ける。
さらに、本発明の別の実施形態においては、受信装置は、本発明が提案する具体的な符号化変調方式のうちの1つに従って動作するさらなるコンポーネントおよび手段を備えることができる。
さらに、さまざまな実施形態およびそれらの変形例による本発明は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアにおいて実施できることを認識されたい。従って、本発明の別の実施形態は、命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、この命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、送信装置が、通信システムにおいて、第1および第2の16QAMコンスタレーションを使用してデータビットストリームを送信する、コンピュータ可読媒体に関する。第1および第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれは、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルを有する。16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。第1および第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれは、上記のa)〜d)によって規定されるマッピング規則に従う。
命令に起因して、送信装置は、データビットストリームからデータワードの系列を形成するステップと、データワードのそれぞれを第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、データワードのそれぞれを第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、によってデータビットストリームを送信する。第1および第2の16QAMコンスタレーションは、さらに以下の再配置規則に従って得られる。
■2個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように、再配置する。
■3個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように、再配置する。
■4個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように、再配置する。
さらに、命令がプロセッサによって実行されることに起因して、送信装置が、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルと第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信する。
本発明の別の実施形態は、命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、この命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、送信装置が、上記のさまざまな実施形態およびその変形例のうちの1つによる送信方法のステップを実行する、コンピュータ可読媒体に関する。
本発明の別の実施形態は、命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、この命令が受信装置によって実行されることに起因して、受信装置が、通信システムにおいてデータビットストリームを受信する。データビットストリームは、送信装置によって送信ダイバーシチを使用して送信されたものであり、それぞれが16個の変調シンボルを有する第1および第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信装置によって変調されたものである。上に概説したように、第1および第2の16QAMコンスタレーションは、複素座標平面における4行および4列において表すことができ、第1および第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれは、4個のデータビットの組合せによって表すことができる。さらに、16QAMコンスタレーションのそれぞれは、上のa)〜d)に規定されるマッピング規則に従う。
命令に起因して、受信装置が、以下のステップ、すなわち、第1の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信するステップと、第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信するステップと、第1および第2の16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって送信信号を復調し、それによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、受信した変調シンボルの各ビットの論理値の確率を示すメトリック、または、受信した変調シンボルの各ビットの論理値を示すメトリックを関連付けるステップと、送信装置によって第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれを、送信装置によって第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる、受信した変調シンボルのデータビットに関連付けるステップと、第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされるデータビットのそれぞれを、各データビットのメトリックと、関連付けられるデータビットのメトリックとに基づいて、第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる関連付けられるデータビットと合成して、データビットストリームを再構築するステップと、によって、データビットストリームを受信する。この場合、受信した変調シンボルの中のデータビットの関連付けは、以下の関連付け規則に基づく。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、の各データビットに関連付ける。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、の各データビットに関連付ける。
■第1の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、の各データビットに関連付ける。
以下では、添付の図面を参照しながら本発明についてさらに詳しく説明する。図面における類似または対応する細部は、同じ参照数字によって表してある。
以下の段落では、本発明のさまざまな実施形態について説明する。実施形態のほとんどは、移動環境における実施に依存せずに概説してあるが、これは例示を目的とするのみである。
さらに、上の背景技術に示した詳細な説明は、以下に説明する例示的な実施形態を正しく理解することを目的としているにすぎず、移動通信ネットワークにおけるプロセスおよび機能の説明した特定の実施形態に本発明を制限するようには理解されないものとする。
本発明の1つの側面は、16QAMコンスタレーションのマッピング規則の規定である。新しいマッピング(本文書においては「AICOマッピング」とも称する)の特性に関する以下のさらに詳しい説明を正しく理解できるように、以下の説明において頻繁に使用するいくつかの用語の定義を最初に示しておく。
2進要素0および1(あるいは−1および1と表される)から成るシンボルのハミング重みは、2進要素から成るワードの中の0ではない(すなわち1である)要素の数である。従って、16QAMシンボルにマッピングされる4ビットワードのハミング重みは、整数0(すなわちワード「0000」)、整数1(例えばワード「0010」)、整数2(例えばワード「1010」)、整数3(例えばワード「1110」)、整数4(すなわちワード「1111」)をとることができる。偶数のハミング重み値は「偶数ハミング重みパリティ」とも称し、奇数のハミング重み値は「奇数ハミング重みパリティ」とも称する。
2進数の1つ以上の桁から成る2個のシンボルの間のハミング距離は、桁値を位置ごとに比較したときに異なる桁の数である。従って、ワード「0000」とワード「1111」のハミング距離は4であり、なぜなら、4つの桁すべての値が異なるためである。ワード「1000」とワード「0010」のハミング距離は2であり、なぜなら、左端と左から3番目の桁の値が異なるためである。
提案するAICOマッピングは以下の特性を満たし、この特性は図3に説明してある。
a'')第1のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、図3における斜線の変調シンボルまたは白色の変調シンボルのいずれかに一義的にマッピングする。
b'')第2のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、図3における斜線の変調シンボルまたは白色の変調シンボルのいずれかに一義的にマッピングする。
c'')上記の2つの特性は互いに相補的であり、すなわち、偶数ハミング重みのワードを破線の変調シンボルにマッピングする場合、奇数ハミング重みのワードを白色の変調シンボルにマッピングする。
d'')第1のコンスタレーションシンボルを180度回転させると、第2のワードを伝える第2のコンスタレーションシンボルになり、第2のワードは、第1のコンスタレーションシンボルによって伝えられる第1のワードのビット反転ワード(binary complement)である。
図4から理解できるように、16QAMコンスタレーションにおけるシンボルのそれぞれは、2個、3個または4個の最も近い隣接シンボルを持つ。従って、上記の最初の2つの特性は、以下のように代替的に表現することができる。
a''')第1のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、2個の最も近い隣接シンボルまたは4個の最も近い隣接シンボルを有する変調シンボルのいずれかに一義的にマッピングする。
b''')第2のハミング重みパリティを有するすべてのワードを、3個の最も近い隣接シンボルを有する変調シンボルに一義的にマッピングする。
これらの特性の注目すべき結果として、最も近いいくつかの隣接シンボルにおいてグレイ原理に違反する。従って、本発明が提案するこのマッピングは、非グレイマッピングと称することもできる。上記のAICOマッピング規則の最後の特性は、互いに正反対位置にあるコンスタレーションシンボルが、反転関係にある(binary inverted)ワードを搬送することを意味する。従って、このマッピングは、本文書においては正反対反転コンスタレーションマッピング(Antipodal Inverted Constellation Mapping)、すなわちAICOマッピングと称する。この非グレイ特性の結果として、特定のビットによって選択されるシンボル領域が異なる。
図9〜図12は、複素平面において16QAMコンスタレーションを表現した場合における、本発明の実施形態による、データワードの個々のビットからシンボル領域への例示的な対応、すなわち、データワードの各ビットの論理値に基づいて各シンボル領域の1つが選択される状況を示す。従って、図9〜図12は、対応する変調シンボルにマッピングされる4連データビットの個々のビットによって、複数の異なるシンボル領域のうちの1つが、その論理値に基づいて選択される状況を示す。
図9〜図12において、S はシンボル領域を表し、この場合、jは、マッピングする4連データビットのデータビット番号1、2、3または4を表すインデックスであり、iは、論理ビット値(bまたはその反転)を表す。この一般的な表現においては、実際の論理ビット値(0または1、あるいは−1および1)、あるいはデータワード内のビット位置は重要ではないことが、当業者には理解されるであろう。
図9は、4連ビットの第1のデータビットから、垂直方向に連続する2つのシンボル領域S およびS の一方への例示的な対応を示す。データビットの論理値bまたはに基づいて、2つのシンボル領域のうちの一方が選択される。それぞれが2個のビットに対する2つの連続するシンボル領域S およびS が存在することに留意されたい。これに相応して、図10は、4連ビットの第2のデータビットが、水平方向に連続する2つのシンボル領域S およびS の一方にマッピングされる状況を示す。従って、4連ビット(データワード)のうちの2個のビットは、複素平面において16QAMコンスタレーションを表現したときの連続するシンボル領域を選択する。
さらに、図11は、4連ビットの第3のデータビットによって、連続しない垂直方向の2つのシンボル領域S およびS の一方が選択される例示的な状況を示し、図12は、4連ビットの第4のデータビットによって、連続しない水平方向の2つのシンボル領域S およびS の一方が選択される例示的な状況を示す。このように、4連ビット(データワード)のうちの残りの2個のビットは、複素平面において16QAMコンスタレーションを表現したときの連続しないシンボル領域を選択する。
図9〜図12において、図9における2つの連続するシンボル領域S およびS の一方を選択する「第1のデータビット」が、データワードの最上位ビットである必要はないことに留意されたい。同様に、「第2、第3、および第4のデータビット」が、それぞれ、データワードの2番目、3番目、4番目のビットに一致する必要はない。同様に、図9〜図12におけるシンボル領域の例示的な選択は、データワードの2個の最上位ビットのそれぞれが、図9および図10に示した連続するシンボル領域のうちの一方のシンボル領域を選択し、データワードの2個の最下位ビットのそれぞれが、図11および図12に示した2つの連続しないシンボル領域のうちの一方のシンボル領域を選択するという形態(当然ながらこの実施形態は可能である)に制限されるようには解釈されないものとする。
この提案するAICOマッピング方式と、従来のグレイマッピング方式との違いを理解できるように、図13〜図16には、グレイ方式の場合の同等の対応するシンボル領域を示してある。図13〜図16から認識されるように、データワードの4個のビットのうちの2個のビットについては、グレイマッピングとAICOマッピングとにおいてシンボル領域の違いは存在しない。しかしながら、残りの2個のビットについてはシンボル領域が異なる。グレイマッピングにおいては、論理ビット値によって、連続する領域からの変調シンボルまたは連続しない領域からの変調シンボルのいずれかが使用されるが、AICOマッピングにおいては、論理ビット値にかかわらず2つの連続しない領域からの変調シンボルが使用される。
前述した非特許文献1には、グレイマッピングおよびその他のマッピングが、それぞれの領域マッピングを含めて提示される。しかしながら、Chindapolらの論文に提示されるコンスタレーションは、この論文に提示される反復復号化方式(iterative decoding scheme)において使用することが意図される。本発明は、受信器における反復構造を必要としておらず、従って、送信器および受信器において単純なハードウェアを使用できることに留意されたい。
図9〜図12から理解できるように、変調シンボルは、変調シンボルの垂直方向の分離については、1列あたり4個の変調シンボルを含む4列に配置され、変調シンボルの水平方向の分離については、1行あたりの変調シンボルを含む4行に配置される。図9〜図12に示した16QAMコンスタレーションの例示的な図解に基づくと、上記のa'')〜d'')に概説したマッピングは、以下のように代替的に表現することができる。
a)変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第1データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2行によって形成される。
b)当該変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第2データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。2つの連続するシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接する2列によって形成される。
c)各変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第3データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2行によって形成される。
d)各変調シンボルを表す4個のデータビットのうちの第4データビットが、16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を、その論理値に基づいて選択する。2つの連続しないシンボル領域のそれぞれは、互いに隣接しない2列によって形成される。
上に簡単に説明したように、グレイマッピングのための送信ダイバーシチ構造(例えば時間領域におけるダイバーシチ(ARQ、HARQ))は、16QAMコンスタレーションの少なくとも第2バージョンが、ダイバーシチ送信を目的として信号空間において第1のバージョンに対して再配置されるならば、恩恵がある。本発明のもう1つの主たる側面は、上記AICOマッピングによる送信ダイバーシチシナリオにおいて使用するためのコンスタレーション再配置規則の規定である。
前述したように、16QAMコンスタレーションの各信号点は、2個、3個または4個の最も近い隣接信号点を持つ(図4を参照:右上の象限の中のシンボルについて、シンボルを結ぶ線によって例示してある)。
以下の説明において、dは、図3に示したように、16QAMコンスタレーションにおける変調シンボルと、変調シンボルの同相成分および直交成分を表す軸の一方との間の最小ユークリッド距離を表す。これに相応して、Dは、最小2乗ユークリッド距離を表し、すなわち、d=Dである。従って、2個の変調シンボルの間の最小2乗ユークリッド距離は、(2d)または4Dである。第1のコンスタレーションバージョンが上記のAICOマッピングの規定に従うものと想定すると、その場合のハミング距離と(2乗)ユークリッド距離に関する特性は、以下に説明するものとなる。
図5および図6は、AICOマッピングの1次元におけるハミング距離および2乗ユークリッド距離、すなわち、2次元の複素信号空間の各行または各列における変調シンボルのハミング距離および2乗ユークリッド距離を示す。この図は、単純化を目的とすることが当業者には理解されるであろう。これらの距離特性は、各次元のハミング距離および2乗ユークリッド距離を加えることによって、2次元の16QAMの場合に容易に拡張することができる。図5および図6において、変数Dは、正規化を目的として使用する。16QAMコンスタレーションを使用する場合、通常では平均パワーが1となるようにコンスタレーションのシンボル間の距離を正規化する。従って、この例示的な実施形態においては、Dは1/10に等しい。
次の表は、1つのグレイマッピングバージョンおよび1つのAICOマッピングバージョンにおける距離の特性を示す(シンボルとそれ自身との間の自明な距離0を含む)。
Figure 0004719795
16QAMコンスタレーションのすべてのシンボルについて、特定のハミング距離を有する一対のシンボルの2乗ユークリッド距離の発生頻度を数えて合計してある。従って、ハミング距離が0である場合は16回生じ、なぜなら、16QAMコンスタレーションには16個の相異なるシンボルが存在するためである。
(本出願の最初の部分において紹介したように)グレイマッピングのコンスタレーション再配置方式を使用して2つのバージョンを送信する場合において、シンボル対のそれぞれについて、両方のバージョンにおける距離を合成する。例えば、上の表において、グレイマッピングの場合にハミング距離が1である2個のシンボルの2乗ユークリッド距離は、4Dまたは36Dのいずれかであることを認識できる。両方のバージョンにおいてグレイマッピングを使用するため、このことは第1のバージョンおよび第2のバージョンについてあてはまり、従って、合成後の距離として生じうるのは、8D(=4D+4D)、40D(=4D+36D=36D+4D)、72D(=36D+36D)のいずれかである。しかしながら、グレイマッピングのコンスタレーション再配置の概念を詳しく検討してみると、2つのバージョンを使用したときの生じうる合成距離は、8Dまたは40Dのいずれかである。すべてのハミング距離について、すべてのシンボル対について両方のバージョンにおける距離を合成した結果としての距離特性は、次の表に示したとおりになる。
Figure 0004719795
上の表から認識できるように、グレイマッピングのコンスタレーション再配置方式を使用する場合、特定のハミング距離に対する結果としての2乗ユークリッド距離がいくつか存在することがあるため、一義的な距離分布が存在しない。しかしながら、後から説明するようにAICOマッピングを使用する場合、以下の一連のコンスタレーション再配置規則を使用してAICOコンスタレーションの2つのバージョンを合成するとき、一義的な距離分布が可能である。
1.第1のバージョンにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2のバージョンにおいて4個の最も近い隣接シンボルを持つように再配置する。
2.第1のバージョンにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2のバージョンにおいて3個の最も近い隣接シンボルを持つように再配置する。
3.第1のバージョンにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、第2のバージョンにおいて2個の最も近い隣接シンボルを持つように再配置する。
これらの再配置規則は、代替的に以下のように規定することができる。
1.ハミング距離が1である2つの変調シンボル
a)2乗ユークリッド距離が4Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が16Dである。
b)2乗ユークリッド距離が16Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が4Dである。
2.ハミング距離が2である2つの変調シンボル
a)2乗ユークリッド距離が4Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が36Dである。
b)2乗ユークリッド距離が36Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が4Dである。
c)2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が32Dである。
d)2乗ユークリッド距離が32Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が8Dである。
e)2乗ユークリッド距離が20Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が20Dである。
3.ハミング距離が3である2つの変調シンボル
a)2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が52Dである。
b)2乗ユークリッド距離が52Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が8Dである。
c)2乗ユークリッド距離が20Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が40Dである。
d)2乗ユークリッド距離が40Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が20Dである。
4.ハミング距離が4である2つの変調シンボル
a)2乗ユークリッド距離が8Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が72Dである。
b)2乗ユークリッド距離が72Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が8Dである。
c)2乗ユークリッド距離が40Dである2個の変調シンボルは、第2のバージョンにおいて2乗ユークリッド距離が40Dである。
本文書においては、上記の規則に従う、互いに関連するAICO(またはグレイ)マッピングの2つのバージョンを、AICO(またはグレイ)ダイバーシチ配置マッピングまたはバージョンと称する。ダイバーシチ配置バージョンにおいて、上記の規則に従ってシンボルがどのように再配置されるかを表したグラフィックを、以下では「再配置パターン」と称する。
本発明の実施形態による、提案する例示的な再配置パターンとしては、例えば図17に示したように2個の信号点が第1のバージョンと第2のバージョンとの間でその位置を交換するパターンが挙げられる。図17において、4個の変調シンボルは、再配置後のコンスタレーションにおいて位置が変わらない、すなわち、位置を自身と交換することに留意されたい。あるいは、本発明の別の実施形態においては、再配置パターンを図18に示したように方向性(directional)とすることができる。
第1および第2の送信用のAICO16QAMコンスタレーションの2つのダイバーシチ配置バージョンとして、上に規定した再配置規則に従うバージョンを使用すると、コンスタレーションが正反対性を持つため、再配置パターンが原点に対して対称であることに気付く。
図19および図20は、上に規定した規則に従う、AICOマッピングの再配置後のコンスタレーションバージョンの例を示し、それぞれ、図7および図8に示したAICOコンスタレーションの再配置後のバージョンを示す。従って、図7および図19は、2つのダイバーシチ配置バージョンを表し、図8および図20も同様である。
コンピュータ援用調査により、上記の一連の再配置規則から8つの異なる可能な再配置パターンが見つかった。図23〜図30は、これらのパターンを示す。図17および図18は、それぞれ図28および図27と同等であることに気づく。図23〜図30において、矢印は、AICO16QAMコンスタレーションの第1のバージョンにおけるシンボルに対応するデータワードが、第2の再配置されたバージョンにおけるAICO16QAMコンスタレーションのどのシンボルを識別するかを示す。これらの8つの例示的な使用可能パターンのそれぞれは、上に規定した再配置の特性の必要条件を満たす。従って、これらの8つの使用可能パターンは、パフォーマンスの観点において同等である。
次の表は、2つのグレイバージョンと2つのAICOバージョンの場合について、2つのダイバーシチ配置バージョンの距離を合成したときの結果をまとめてある。
Figure 0004719795
上の表は、16QAMコンスタレーションのすべての信号点について、第1および第2のコンスタレーションバージョンにおける、特定のハミング距離を有する一対のシンボルについて生じる2乗ユークリッド距離を数えて合計した頻度を示す。
提案する構造の恩恵は、モンテカルロ式の数値シミュレーションによって証明された。図21に示したシミュレーション結果は、異なるコンスタレーションによってデータワードを2回送信する方式を使用する場合として、グレイマッピングおよびAICOマッピングを使用し、符号化されない信号を加法的白色ガウス雑音(AWGN)環境において用いた場合のビット誤り率パフォーマンスの比較を示す。この図に示した結果は、変調シンボルの各ビットに対して極めて単純な単段LLR計算器を適用した後、ダイバーシチ送信/受信における対応するビットのLLRを合成し、その結果としての合成後のLLRの符号に応じた硬判定によって得られたものである。
図22は、送信アンテナダイバーシチと、上に提案したAICOコンスタレーション再配置方式とを使用する、本発明の実施形態による送信装置を、単純化したブロック図として示す。2つの異なるダイバーシチブランチへの入力として、各4ビットワードを使用し、これらのダイバーシチブランチは、いくつかの4ビットワードのブロックを単位とする、互いに独立したワードインタリーブを(オプションとして)使用する。次いで、これらのワードを、前のセクションにおいて概説した関係を示す2つの異なるAICOマッピングを使用して、複素シンボルにマッピングする。次いで、これらの信号のそれぞれを送信アンテナ構造に転送する。
本発明は、任意のタイプのダイバーシチ方式と組み合わせて使用できることに留意されたい。以下では、本発明の実施形態による、別の例示的な送信器構造および受信器構造について、さらに詳しく説明する。
図31は、本発明の1つの実施形態による送信装置3101と受信装置3110とを示す。送信装置3101においては、高位層から入力データストリームを提供する。この入力データストリームは、例えば、通話中の音声通信からの音声、あるいは任意のタイプのデータ通信とすることができる。オプションとして、前方誤り訂正(FEC)を使用する符号器3102において、入力データストリームを符号化することができる。符号器3102は、例えば、畳み込み符号器、ターボ符号器またはブロック符号器とすることができる。
オプションとして、入力データストリームを2つのダイバーシチブランチに分割した後にインタリーバ3103および3104に供給することができ、これらのインタリーバ3103および3104は、互いに独立してそれぞれのストリームをインタリーブし、または同じインタリーブ方式を使用する。インタリーバ3103および3104は、それぞれ、16QAMマッピング手段3105および3106に出力し、これらの手段3105,3106は、ストリームのデータビットを、4個のビット(4連ビット)を単位として、16個の変調シンボルの1つにマッピングする。上述したように、16QAMマッピング手段3105および3106は、上に説明した第1のAICO16QAMコンスタレーションおよび第2の再配置後のAICO16QAMコンスタレーション(ダイバーシチ配置マッピング)を使用し、この場合、第2のコンスタレーションバージョンは、第1のコンスタレーションバージョンを再配置したバージョンであり、本明細書に前述した再配置規則に従う。
図31に示した本発明の実施形態においては、例示を目的として、周波数ダイバーシチ方式を使用する。従って、セクション3107および3108は、16QAMマッピング手段3105および3106によって出力された変調シンボルを、それぞれ、相異なる搬送波周波数fおよびfにマッピングする。変調された信号を送信器3109に供給し、送信器3109は、この信号を受信装置3110に送信する。
本発明の別の実施形態においては、送信ダイバーシチを目的として3つ以上のバージョンを使用することができる。例えば、3つのバージョンを使用してデータを送信することができ、例えば、第1のバージョンおよび第2のバージョンがAICOダイバーシチ配置マッピングであり、第3のバージョンは、使用する第1のバージョンまたは第2のバージョンとの特別な関係を持たない。このとき、第4のバージョンが、第3のバージョンとともに、2つの新しいAICOダイバーシチ配置バージョンを形成することができる。しかしながら、第3のバージョンと第4のバージョンとの間の関係(すなわち再配置パターン)は、第1のバージョンと第2のバージョンとの間の関係と異なっていてもよい。
例えば、第1のバージョンと第2のバージョンとの間の再配置パターンを双方向性とするが、第3のバージョンと第4のバージョンとの間の再配置パターンを一方向性とすることができる。両方のパターンが同じ「方向性」を示す場合でも、パターンそれぞれの細部は異なっていてよい。
次の表は、上述したように4つのグレイコンスタレーションマッピングと4つのAICOコンスタレーションバージョンとを使用するダイバーシチ送信の場合の距離の統計値の例を示す。
Figure 0004719795
本文書に示したいくつかの距離特性表においては、2個の変調シンボルの間のハミング距離に対して特定の2乗ユークリッド距離が生じる頻度を示してある。このため、すべての信号点に対するすべての信号点の差を評価する。従って、合計で16×16=256個の距離値が存在し、この256という値は、リストされる頻度すべてを合計することによっても得られる。信号点とそれ自身との間のハミング距離および2乗ユークリッド距離はいずれも0であり、コンスタレーションの中には合計で16個の相異なる変調シンボルが存在するため、ユークリッド距離およびハミング距離の値0は、正確に16回得られる。同様に、頻度の合計は、ハミング距離が1である場合には必ず64であり、ハミング距離が2である場合には必ず96であり、ハミング距離が3である場合には必ず64であり、ハミング距離が4である場合には必ず16である。
ここまでの説明では、図1に示したような16QAMコンスタレーションを表現するのに、AICOマッピングの実軸および虚軸に基づくことが、当業者には明らかであろう。例えば図2に示したような回転したコンスタレーションを考慮する場合、直交軸も同様に回転させなくてはならない。具体的には、ここまでの説明において使用した用語「行」および「列」は、それぞれ、回転した「行」および回転した「列」と解釈する必要がある。
次に、図31に戻り、受信装置の構造についてさらに詳しく説明する。本発明の1つの実施形態によると、受信装置3110の受信器3111は、周波数fおよびfにて送信装置3101によって送信された信号を受信する。受信した信号を、復調器3112および3113に出力し、これらの復調器は、それぞれの信号において個々の変調シンボルを検出する。言い換えれば、これらの復調器は、送信装置3101によって使用された第1の16QAMコンスタレーションと第2の再配置された16QAMコンスタレーションとに従って相異なる周波数にて送信された相異なるダイバーシチブランチを関連付ける。この場合、変調ビットからデータワード(4連ビット)へのマッピングを解決する(reverse)ことができるようにするには、送信装置によって使用されるシンボルマッピングの情報を受信装置3110に渡し、または受信装置3110が認識する必要があることが明らかである。
さらに、復調器3112および3113は、データワードの各ビットにメトリックを関連付け、これにより、受信したデータワードの個々のデータビットの論理値を再構築できるようにする。データワードの各データビットに対するこのメトリックの内容は、使用する復号化方式に依存し、これについては後からさらに詳しく説明する。さらに、復調器3112および3113は、送信装置3101におけるインタリーバ3103および3104によって使用されるインタリーブ方式を認識し、またはその情報を受け取ることができる(例:(1つ以上の)インタリーブパターンを事前に規定しておくことによって、あるいは制御信号を送ることによって)。データワードと個々のデータビットのメトリックとがデータビットストリーム再構築手段3114に提供され、データビットストリーム再構築手段3114は、2つのダイバーシチブランチからのデータビット対を、2つのダイバーシチブランチの個々のビットに関連付けられるメトリックに基づいて合成する。
入力データビットストリームを送信側において符号化する場合、受信装置3110は、データビットストリーム再構築手段3114によって提供されるデータストリームを復号化するための復号器3115をさらに備える。
受信装置3110の個々のコンポーネントの構造は、個々の受信装置3110において使用される復調/復号化方式に依存することに留意されたい。送信装置によって送信される元の入力データビットストリームを正しく再構築するうえで重要なこととして、受信装置3110は、相異なるダイバーシチブランチのデータビットまたは各データワードを関連付ける目的で、変調シンボルからデータシンボルへの逆マッピングを提供することができる。
データワードの個々のビットに関連付けられるメトリックは、受信装置の方式に応じて異なる内容を持つことができる。例えば、軟判定を使用して復号化を実行する場合、メトリックは、個々のデータビットの論理値が−1あるいは1である確率を示す1つ以上の確率値を示すことができる。この目的の場合、メトリックは、例えば、次式によって規定される対数尤度比(LLR)とすることができる。
Figure 0004719795
この式において、p(x=1)は、ビットxが論理値1に等しい確率であり、p(x=0)は、ビットxが論理値−1に等しい確率である。このように、LLRの符号がビットxの論理値を直接示し、LLRの絶対値が、その判定の確実性を示す。受信装置においてLLRを用いるときには、例えば、データビット対のデータビットのLLRを単純に加えることによって、データビット対(2つのダイバーシチブランチによるデータビットとその反復)から再構築後のデータビットを再構築することができ、再構築後のデータビットの論理値は、LLRの合計の符号に基づいて判定することができる。
図32は、周波数fおよびfにて受信した信号からデータビットストリームr ,r ,r ,r ,...およびr ,r ,r ,r ,...を再構築する方法を示す。これらのデータビットストリームは、それぞれ、シンボル(I,Q)および(I,Q)について測定される同相成分Iおよび直交成分Qと、同相成分Iおよび直交成分Qによって表すことができる。シンボル(I,Q)および(I,Q)のそれぞれは、AICO16QAMコンスタレーションの第1のバージョンと再配置後の第2のバージョンとを使用して、4連ビットx ,x ,x ,x およびx ,x ,x ,x にマッピングされ、これらは、シンボル(I,Q)および(I,Q)のそれぞれの対応する4連ビットを示す。シンボル成分(I,Q)および(I,Q)の実際の値と、16QAMコンスタレーションにおける変調シンボルからの結果の(2乗ユークリッド)距離とに基づいて、ビットx ,x ,x ,x およびx ,x ,x ,x のそれぞれに、LLR、すなわち、LLR(x ),LLR(x ),LLR(x ),LLR(x )、およびLLR(x ),LLR(x ),LLR(x ),LLR(x )を関連付けることができ、これらのLLRは、各ビットが論理値−1または1に等しい確実性を示す。次いで、連続する4連ビットx ,x ,x ,x およびx ,x ,x ,x によって形成されるビットストリームをデインタリーブ(de-interleave)することができ、ストリーム内のひとまとまりのデータビットを検出する。次いで、関連付けられるデータビット(ビット対)のLLRを合成することによって、再構築されたデータビットストリームr,r,r,rを構築することができる。
受信装置3110において硬判定を用いるときには、メトリックが各データビットの論理値を直接示すことができる。さらに、この場合には、(送信された)データビットストリームを再構築するためにデータビット対を合成するステップでは、ビット対のデータビットのメトリックを単純に加算することができる。また、軟判定の使用と組み合わせる、すなわち、データビット対のデータビットの論理値を合計する前に、各論理値を検出するときの確実性を示す確率値を使用して論理値に加重することも可能である。
本発明の別の実施形態は、上述したさまざまな実施形態を、ハードウェアおよびソフトウェアを使用して実施することに関する。上述したさまざまな方法と、上述したさまざまな論理ブロック、モジュール、あるいは回路は、例えば、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)またはその他のプログラマブルロジックデバイスなどのコンピューティングデバイスを使用して、実施または実行できることを認識されたい。さらに、本発明のさまざまな実施形態は、これらのデバイスの組合せによって実行する、あるいは具体化することもできる。
さらに、本発明のさまざまな実施形態は、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施する、あるいはハードウェアに直接実装することもできる。また、ソフトウェアモジュールとハードウェア実装の組合せも可能である。ソフトウェアモジュールは、任意の種類のコンピュータ可読媒体(例:RAM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、レジスタ、ハードディスク、CD−ROM、DVD)に格納することができる。
正方形マッピングによる16QAMシンボルコンスタレーションを示す。 正方形マッピングによる16QAMシンボルコンスタレーションを示す。 複素信号空間における偶数および奇数のハミング重みワードに基づく信号点の区分を表す。 正方形16QAMコンスタレーションにおけるシンボルの最も近い隣接シンボルの特性を示す。 本発明の実施形態による16QAMコンスタレーションの場合の、1次元において生じるコンスタレーションシンボル間のハミング距離を示す。 本発明の実施形態による16QAMコンスタレーションの場合の、1次元において生じるコンスタレーションシンボル間の2乗ユークリッド距離を示す。 本発明の例示的な実施形態によるAICOマッピング原則を使用してワードを信号点にマッピングする例を示す。 本発明の例示的な実施形態によるAICOマッピング原則を使用してワードを信号点にマッピングする例を示す。 本発明の例示的な実施形態によるAICOマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)から各シンボルへの例示的な領域マッピングを示す。 本発明の例示的な実施形態によるAICOマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)から各シンボルへの例示的な領域マッピングを示す。 本発明の例示的な実施形態によるAICOマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)から各シンボルへの例示的な領域マッピングを示す。 本発明の例示的な実施形態によるAICOマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)から各シンボルへの例示的な領域マッピングを示す。 グレイマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)からそのシンボルへの領域マッピングを示す。 グレイマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)からそのシンボルへの領域マッピングを示す。 グレイマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)からそのシンボルへの領域マッピングを示す。 グレイマッピングを使用した場合の、正方形16QAMコンスタレーションにおける構成ビット(データワード)からそのシンボルへの領域マッピングを示す。 本発明の1つの実施形態による双方向再配置パターンを使用した場合の、第1および第2のバージョンにおける16QAMコンスタレーションシンボルの間の例示的な再配置関係を示す。 本発明の別の実施形態による一方向再配置パターンを使用した場合の、第1および第2のバージョンにおける16QAMコンスタレーションシンボルの間の再配置関係を示す。 AICOマッピングによる16QAMコンスタレーションの例として、図17に示した本発明の実施形態による再配置パターンに従って再配置され、図7に示したAICOマッピングによる16QAMコンスタレーションの再配置後のバージョンであるコンスタレーションを示す。 AICOマッピングによる16QAMコンスタレーションの例として、図17に示した本発明の実施形態による再配置パターンに従って再配置され、図8に示したAICOマッピングによる16QAMコンスタレーションの再配置後のバージョンであるコンスタレーションを示す。 グレイ16QAMマッピングとAICO16QAMマッピングについて、1つの元のマッピングバージョンと1つの再配置マッピングバージョンとを使用し、加法的白色ガウス雑音(AWGN)環境において符号化せずに送信した場合のモンテカルロシミュレーションの結果を示す。 本発明の実施形態による、2つのブランチを使用する送信アンテナダイバーシチのための送信装置構造の例示的なブロック図を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の実施形態による、指定された再配置規則を満たす再配置関係を示す。 本発明の別の実施形態による例示的な送信器および受信器のブロック図を示す。 本発明の別の実施形態による、復調およびデータストリーム再構築の例示的なプロセスを示す。

Claims (16)

  1. 複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルをそれぞれが有する第1の16QAMコンスタレーションと第2の16QAMコンスタレーションとを使用して、通信システムにおいてデータビットストリームを送信する方法であって、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれが、以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記方法は、
    前記データビットストリームからデータワードの系列を形成するステップと、
    データワードのそれぞれを第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、
    データワードのそれぞれを第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、
    前記第1の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルと、前記第2の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信するステップと、
    を含み、
    前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションが、さらに以下の再配置規則、
    ■2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    ■3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    ■4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    に従って得られる方法。
  2. 前記第2の16QAMコンスタレーションが、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離1および2乗ユークリッド距離4Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離16Dを有する変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離2および2乗ユークリッド距離4Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離36Dを有する変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離2および2乗ユークリッド距離8Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離32Dを有する変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離2および2乗ユークリッド距離20Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離20Dを有する変調シンボルに再配置するステップと、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離3および2乗ユークリッド距離8Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離52Dを有する変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離3および2乗ユークリッド距離20Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離40Dを有する変調シンボルに再配置するステップ(またはこの逆)と、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離4および2乗ユークリッド距離8Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離72Dを有する変調シンボルに再配置する(またはこの逆)ステップと、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいてハミング距離4および2乗ユークリッド距離40Dを有する変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2乗ユークリッド距離40Dを有する変調シンボルに再配置するステップと、
    によって得られる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複素平面が4つの象限を備え、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションが従う前記マッピング規則が、以下の基準、
    最小2乗ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボル間のハミング距離が1である、
    最小2乗ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が2である、
    前記複素座標平面の原点に対して互いに正反対である変調シンボル間のハミング距離が4である、
    を満たす、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記最小2乗ユークリッド距離よりも大きい2乗ユークリッド距離または前記最小2乗ユークリッド距離の2倍の平方根に等しい2乗ユークリッド距離を有する一象限内の変調シンボルのハミング距離が2である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記最小2乗ユークリッド距離よりも大きい2乗ユークリッド距離または前記最小2乗ユークリッド距離の2倍の平方根に等しい2乗ユークリッド距離を有する隣接象限内の変調シンボル間のハミング距離が3である、請求項3または請求項4に記載の方法。
  6. 前記データワードを形成する前に前記データビットストリームを符号化するステップをさらに含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記変調シンボルと、前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記変調シンボルとが、互いに並列に送信される、請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. 前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記変調シンボルと、前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記変調シンボルとが、相異なる時刻に送信される、請求項1から請求項6のいずれかに記載の方法。
  9. 通信システムにおいてデータビットストリームを受信する方法であって、前記データビットストリームが、送信装置によって送信ダイバーシチを使用して送信され、かつ、それぞれが16個の変調シンボルを有する第1の16QAMコンスタレーションおよび第2の16QAMコンスタレーションを使用して前記送信装置によって変調され、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションが、複素座標平面における4行および4列において表すことができ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションのそれぞれが、以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成され、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成され、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成され、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記方法は、
    前記第1の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、前記データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信するステップと、
    前記第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、前記データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信するステップと、
    それぞれ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって前記送信信号を復調し、それによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、前記受信した変調シンボルの前記各ビットの前記論理値の確率を示すメトリック、または、前記受信した変調シンボルの前記各ビットの前記論理値を示すメトリックを関連付けるステップと、
    前記送信装置によって前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれを、前記送信装置によって前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる、前記受信した変調シンボルのデータビットに関連付けるステップと、
    前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされるデータビットのそれぞれを、前記各データビットの前記メトリックと、前記関連付けられるデータビットの前記メトリックとに基づいて、前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる関連付けられるデータビットと合成して、前記データビットストリームを再構築するステップと、
    を含み、
    前記受信した変調シンボルの中のデータビットの前記関連付けが、以下の関連付け規則、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    に基づく方法。
  10. 複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルをそれぞれが有する第1の16QAMコンスタレーションおよび第2の16QAMコンスタレーションを使用して、通信システムにおいてデータビットストリームを送信する送信装置(3101)であって、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記装置が、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれの以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従うように構成され、
    前記データビットストリームからデータワードの系列を形成する処理手段と、
    データワードのそれぞれを第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得るシンボルマッピング部(3105)と、
    データワードのそれぞれを第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得るシンボルマッピング部(3106)と、
    以下の再配置規則、
    ■2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    ■3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    ■4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    に従うことによって、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションを得るコンスタレーション再配置手段と、
    前記第1の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルと、前記第2の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信する送信器と、
    を備える送信装置(3101)。
  11. 請求項2から請求項8のいずれかに記載の方法のステップを実行するように構成される手段をさらに備える、請求項10に記載の送信装置。
  12. 通信システムにおいてデータビットストリームを受信する受信装置(3110)であって、前記データビットストリームが、送信ダイバーシチを使用して送信装置によって送信され、かつ、それぞれが16個の変調シンボルを有する第1の16QAMコンスタレーションおよび第2の16QAMコンスタレーションを使用して前記送信装置によって変調され、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションが、複素座標平面における4行および4列において表すことができ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションのそれぞれが、以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記装置は、
    前記第1の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、前記データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信し、前記第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、前記データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信する受信器(3111)と、
    それぞれ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって前記送信信号を復調し、それによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、前記受信した変調シンボルの前記各ビットの前記論理値の確率を示すメトリック、または、前記受信した変調シンボルの前記各ビットの前記論理値を示すメトリックを関連付ける復調器(3112,3113)と、
    前記送信装置によって前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれを、前記送信装置によって前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記受信した変調シンボルのデータビットに関連付け、前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされるデータビットのそれぞれを、前記各データビットの前記メトリックと、前記関連付けられるデータビットの前記メトリックとに基づいて、前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる関連付けられるデータビットと合成して、前記データビットストリームを再構築するデータビットストリーム再構築手段(3114)と、
    を備え、
    前記データビットストリーム再構築手段(3114)が、前記受信した変調シンボルの中のデータビットの前記関連付けを、以下の関連付け規則、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    に基づいて行うように構成される受信装置(3110)。
  13. 命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が送信装置のプロセッサによって実行されることに起因して、前記送信装置が、複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルをそれぞれが有する第1の16QAMコンスタレーションと第2の16QAMコンスタレーションとを使用して、通信システムにおいてデータビットストリームを送信し、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれが、以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記命令に起因して、前記送信装置が、
    前記データビットストリームからデータワードの系列を形成するステップと、
    データワードのそれぞれを第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、
    データワードのそれぞれを第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、
    前記第1の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルと、前記第2の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信するステップと、
    によって、データビットストリームを送信し、
    前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションが、さらに以下の再配置規則、
    ■2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    ■3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    ■4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有するように再配置する、
    に従って得られるコンピュータ可読媒体。
  14. 前記送信装置の前記プロセッサによって実行されることに起因して、前記送信装置が、請求項2から請求項8のいずれかに記載の前記方法のステップを実行する命令をさらに格納する、請求項13に記載のコンピュータ可読媒体。
  15. 命令を格納するコンピュータ可読媒体であって、前記命令が受信装置によって実行されることに起因して、前記受信装置が、通信システムにおいてデータビットストリームを受信し、前記データビットストリームが、前記送信装置によって送信ダイバーシチを使用して送信され、かつ、それぞれが16個の変調シンボルを有する第1の16QAMコンスタレーションおよび第2の16QAMコンスタレーションを使用して前記送信装置によって変調され、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションが、複素座標平面における4行および4列において表すことができ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記16QAMコンスタレーションのそれぞれが、以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記命令に起因して、前記受信装置が、
    前記第1の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、前記データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信するステップと、
    前記第2の16QAMコンスタレーションを使用して送信された、前記データビットストリームのデータワードを含む送信信号を受信するステップと、
    それぞれ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションを使用して4個のデータビットのデータワードによって表される変調シンボルを検出することによって前記送信信号を復調し、それによって、受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれに、前記受信した変調シンボルの前記各ビットの前記論理値の確率を示すメトリック、または、前記受信した変調シンボルの前記各ビットの前記論理値を示すメトリックを関連付けるステップと、
    前記送信装置によって前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされる前記受信した変調シンボルのデータビットのそれぞれを、前記送信装置によって前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる、前記受信した変調シンボルのデータビットに関連付けるステップと、
    前記第1の16QAMコンスタレーションにマッピングされるデータビットのそれぞれを、前記各データビットの前記メトリックと、前記関連付けられるデータビットの前記メトリックとに基づいて、前記第2の16QAMコンスタレーションにマッピングされる関連付けられるデータビットと合成して、前記データビットストリームを再構築するステップと、
    によって、前記データビットストリームを受信し、
    前記受信した変調シンボルの中のデータビットの前記関連付けが、以下の関連付け規則、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて3個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    ■前記第1の16QAMコンスタレーションにおいて4個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、のデータビットのそれぞれを、前記第2の16QAMコンスタレーションにおいて2個の最も近い隣接シンボルを有する、前記第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボル、における前記各データビットに関連付ける、
    に基づくコンピュータ可読媒体。
  16. 複素座標平面における4行および4列において表すことのできる16個の変調シンボルをそれぞれが有する第1の16QAMコンスタレーションと第2の16QAMコンスタレーションとを使用して、通信システムにおいてデータビットストリームを送信する方法であって、前記16QAMコンスタレーションの変調シンボルのそれぞれが、4個のデータビットの組合せによって表すことができ、前記第1の16QAMコンスタレーションおよび前記第2の16QAMコンスタレーションのそれぞれが、以下のマッピング規則、
    ■変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第1データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第2データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続するシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続するシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接する2列によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第3データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2行によって形成される、
    ■当該変調シンボルを表す前記4個のデータビットのうちの第4データビットが、その論理値に基づいて、前記16QAMコンスタレーションの2つの連続しないシンボル領域のうちの一方を選択し、前記2つの連続しないシンボル領域のそれぞれが、互いに隣接しない2列によって形成される、
    に従い、
    前記データビットストリームからデータワードの系列を形成するステップと、
    データワードのそれぞれを第1の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第1のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、
    データワードのそれぞれを第2の16QAMコンスタレーションの変調シンボルにマッピングして、前記マッピング規則に従う第2のダイバーシチ配置バージョンを得るステップと、
    前記第1の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルと、前記第2の16QAMコンスタレーションの前記変調シンボルとを、送信ダイバーシチ方式に従って送信するステップと、
    を含む方法。
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