JP2000315957A - 復号装置 - Google Patents

復号装置

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JP2000315957A
JP2000315957A JP11124239A JP12423999A JP2000315957A JP 2000315957 A JP2000315957 A JP 2000315957A JP 11124239 A JP11124239 A JP 11124239A JP 12423999 A JP12423999 A JP 12423999A JP 2000315957 A JP2000315957 A JP 2000315957A
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Japan
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euclidean distance
bit
signal point
square
minimum euclidean
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JP11124239A
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English (en)
Inventor
Takashi Okubo
隆志 大久保
Hiroshi Nogami
博志 野上
Takatoshi Shirosugi
孝敏 城杉
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JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Hitachi Ltd
Original Assignee
JISEDAI DIGITAL TELE HOSO SYS
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な復号特性(誤り率)を保ちつつ計算手
数並びに選択処理を減らし、あるいは必要なメモリを減
らす。 【解決手段】 ビットメトリック演算回路100におい
て、最小ユークリッド距離信号点検出回路102は、入
力される復調シンボルYを判定して、ユークリッド距離
が最小値となる信号点の値Xmin(k,d)をユークリッド距
離の二乗を計算する前に選択する。ユークリッド距離二
乗回路101は、入力される復調シンボルYと最小ユー
クリッド距離信号点検出回路102で求められるユーク
リッド距離信号点の値Xmin(k,d)との差を減算回路10
3により求め、この減算回路103の出力の絶対値二乗
を絶対値二乗回路104により演算出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばディジタル
放送システムに係り、特に畳込み符号器を用いて符号化
し、符号化されたデータ信号がインタリーブされた後、
多値レベルの信号点配置で伝送されるデータ信号を復号
化する復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ディジタル伝送では、送
信側で情報ビットを伝送路符号化し、受信側で伝送路復
号化することで、伝送路から受けるノイズ等により生じ
る誤りを訂正する。伝送路符号化の手法の一つとして、
畳込み符号があり、その復号手法の一つとして、ビタビ
復号がある。この時、畳込み符号の復号にビタビ復号を
用いる場合、受信信号を硬判定するのではなく、軟判定
情報を用いて復号することにより、硬判定ビタビ復号よ
りビット誤り率を改善できることが知られている。この
場合、伝送信号レベルと受信信号レベルのユークリッド
距離の二乗が、ビタビアルゴリズムで最尤推定を行う際
のメトリックとして用いられる。
【0003】また、ディジタル伝送では、多値レベルの
信号点配置を用いることで、高ビットレートを実現する
ことができ、これによって周波数効率を高めることがで
きる。この際、伝送されるビットは、信号の多値数に応
じて何ビットかずつグループ化され、このグループ化さ
れたビット列に対して多値レベルの信号点のいずれかが
対応させられる。
【0004】1シンボルで多くの情報を伝送する技術と
して、16QAM(Quadrature Amplitude Modulatio
n)や64QAMのような多値レベルの変調技術があ
り、1シンボルで16QAMでは4ビット、64QAM
では6ビットの情報を伝送することができる。これらを
用いることで高いビットレートが実現できる。
【0005】また、ビットやシンボルに対するインタリ
ーブ技術は、フェージング伝送路やマルチパス伝送路等
でのバーストエラーを軽減する手法の一つである。イン
タリーブは、ビットやシンボルの連続性を取り除き、デ
インタリーブ後にバーストエラーとなったビットやシン
ボルの塊をバーストエラーを受けていないシンボルと連
続するように並べることで、バーストエラーを分散する
ことができる。
【0006】ここで、畳込み符号化されたビットがイン
タリーブされ、多値レベルの信号点配置で伝送される場
合、受信側では、軟判定ビタビ復号を行う際に最尤復号
が困難となる。そのため、ビットインタリーブを含むシ
ステムでの準最適な手法が、例えば文献「A.Aoyama,H.N
akagawa,T.Yamazato,M.Katayama and A.Ogawa : “Perf
ormance of Bit-Interleaved Trellis Coded 16-QAM wi
th Maximized Code Diversity”,IEICE Trans.Fundamen
tals,E78-A,9,pp.1215-1219(Sep.1995)」に示されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献に示されるような、ビットインタリーブを含むシステ
ムでの準最適なビタビ復号手法では、受信点と送信され
た可能性のある信号点との間でユークリッド距離の二乗
を求め、その中で尤度が最も大きなメトリックをビット
メトリックとするため、メトリックの計算と選択処理が
必要となる。この場合、1シンボルで伝送するビットが
増加してしまい、信号点数が大きくなると計算手数並び
に選択処理が指数的に増大してしまうことになる。ま
た、ビットメトリックの計算結果をLUTに書き込んで
おく場合でも、信号点数の増大や軟判定時の受信信号の
ビット精度に応じて、メモリ量が指数的に増加してしま
う。
【0008】本発明は、良好な復号特性(誤り率)を保
ちつつ、計算手数並びに選択処理を減らし、あるいは必
要なメモリを減らすことのできる、ビットインタリーブ
を含む畳込み符号の復号アルゴリズムに基づく復号装置
とこれに用いるビットメトリック演算回路を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明に係る復号装置は、以下のような特徴的構成
を有する。
【0010】(1)伝送信号にビットインタリーブと多
値レベルの信号点配置を用いる伝送システムの受信装置
に用いられ、受信信号の各受信点に配置された符号化デ
ータを復号する復号装置において、前記受信点から最も
尤度が大きくなる最尤信号点を選択し最小ユークリッド
距離信号点として検出する最小ユークリッド距離信号点
検出手段、及びこの最小ユークリッド距離信号点検出手
段により発生された信号点と受信点との間のユークリッ
ド距離の二乗を計算することでビットメトリックを求め
るユークリッド距離二乗手段を備えるビットメトリック
演算手段と、このビットメトリック演算手段によって求
められたビットメトリックをデインタリーブするビット
メトリックデインタリーバと、このビットメトリックデ
インタリーバによってデインタリーブされたビットメト
リックを入力して軟判定を行うビタビ復号手段とを具備
することを特徴とする。
【0011】(2)(1)の構成において、前記最小ユ
ークリッド距離信号点検出手段は、受信点を比較判定す
る閾値を参照するための閾値格納手段を備えることを特
徴とする。
【0012】(3)(1)の構成において、前記最小ユ
ークリッド距離信号点検出手段は、1つの受信点に対し
て求まる全てのビットメトリックに対応する最小ユーク
リッド距離信号点を選択するものとし、ユークリッド距
離二乗手段は、少なくとも、前記最小ユークリッド距離
信号点検出手段で選択された1つの受信点に対して求ま
る全てのビットメトリックの数だけ最小ユークリッド距
離と受信点とのユークリッド距離の二乗を求める演算回
路を備えることを特徴とする。
【0013】(4)(1)の構成において、前記ビット
メトリック演算手段は、さらに、前記ユークリッド距離
二乗手段の出力を直列並列変換して前記ビットメトリッ
クデインタリーバへ出力する直列並列変換手段を備え、
前記最小ユークリッド距離信号点検出手段は、受信点に
対する最小ユークリッド距離信号点を1つづつ出力する
ものとし、前記ユークリッド距離二乗手段は前記最小ユ
ークリッド距離信号点検出手段からの信号点について只
一個の演算手段により1つずつユークリッド距離の二乗
を計算しビットメトリックを求めるものとし、前記直列
並列変換手段は、前記ユークリッド距離二乗手段で順次
求められるビットメトリックを直列並列変換することで
1シンボルで求まるビットメトリック数毎に並列出力し
て前記ビットメトリックデインタリーバに送ることを特
徴とする。
【0014】(5)(1)の構成において、前記ビット
メトリック演算手段は、さらに、前記ユークリッド距離
二乗手段の出力を直列並列変換して前記ビットメトリッ
クデインタリーバへ出力する直列並列変換手段を備え、
前記最小ユークリッド距離信号点検出手段は、1つのビ
ットに対して求まる2つの最小ユークリッド距離信号点
を順次選択するものとし、前記ユークリッド距離二乗手
段は一対の演算回路により前記最小ユークリッド距離信
号点検出手段から順次2つずつ選択入力される最小ユー
クリッド距離信号点についてユークリッド距離の二乗を
計算して順次2つのビットメトリックを求めるものと
し、前記直列並列変換手段は、前記ユークリッド距離二
乗手段で求められる2つのビットメトリックを1組とし
て直列並列変換することで、1シンボルで求まるビット
メトリック数毎に並列に出力してビットメトリックデイ
ンタリーバに送ることを特徴とする。
【0015】また、本発明に係るビットメトリック演算
回路は、以下のような特徴的構成を有する。
【0016】(6)伝送信号に多値レベルの信号点配置
を用いる伝送システム受信装置における受信信号の各受
信点に配置された符号化データを復号する復号装置に用
いられるビットメトリック演算回路において、前記受信
点から最も尤度が大きくなる最尤信号点を選択し最小ユ
ークリッド距離信号点として検出する最小ユークリッド
距離信号点検出手段と、この最小ユークリッド距離信号
点検出手段により発生された信号点と受信点との間のユ
ークリッド距離の二乗を計算することでビットメトリッ
クを求めるユークリッド距離二乗手段とを具備すること
を特徴とする。
【0017】(7)(6)の構成において、前記最小ユ
ークリッド距離信号点検出手段は、受信点を比較判定す
る閾値を参照するための閾値格納手段を備えることを特
徴とする。
【0018】(8)(6)の構成において、前記最小ユ
ークリッド距離信号点検出手段は、1つの受信点に対し
て求まる全てのビットメトリックに対応する最小ユーク
リッド距離信号点を選択するものとし、ユークリッド距
離二乗手段は、少なくとも、前記最小ユークリッド距離
信号点検出手段で選択された1つの受信点に対して求ま
る全てのビットメトリックの数だけ最小ユークリッド距
離と受信点とのユークリッド距離の二乗を求める演算回
路を備えることを特徴とする。
【0019】(9)(6)の構成において、さらに、前
記ユークリッド距離二乗手段の出力を直列並列変換して
出力する直列並列変換手段を備え、前記最小ユークリッ
ド距離信号点検出手段は、受信点に対する最小ユークリ
ッド距離信号点を1つづつ出力するものとし、前記ユー
クリッド距離二乗手段は前記最小ユークリッド距離信号
点検出手段からの信号点について只一個の演算手段によ
り1つずつユークリッド距離の二乗を計算しビットメト
リックを求めるものとし、前記直列並列変換手段は、前
記ユークリッド距離二乗手段で順次求められるビットメ
トリックを直列並列変換することで1シンボルで求まる
ビットメトリック数毎に並列出力することを特徴とす
る。
【0020】(10)(6)の構成において、さらに、
前記ユークリッド距離二乗手段の出力を直列並列変換し
て出力する直列並列変換手段を備え、前記最小ユークリ
ッド距離信号点検出手段は、1つのビットに対して求ま
る2つの最小ユークリッド距離信号点を順次選択するも
のとし、前記ユークリッド距離二乗手段は一対の演算回
路により前記最小ユークリッド距離信号点検出手段から
順次2つずつ選択入力される最小ユークリッド距離信号
点についてユークリッド距離の二乗を計算して順次2つ
のビットメトリックを求めるものとし、前記直列並列変
換手段は、前記ユークリッド距離二乗手段で求められる
2つのビットメトリックを1組として直列並列変換する
ことで、1シンボルで求まるビットメトリック数毎に並
列に出力することを特徴とする。
【0021】すなわち、本発明は、ビットインタリーブ
を含む畳込み符号の復号アルゴリズムにおいて、軟判定
した受信信号点から1シンボルで伝送される符号化ビッ
トのそれぞれに対し、ビットが0であるという尤度及び
ビットが1であるという尤度である2つのビットメトリ
ックを導出する際に、受信信号点から、最も尤度が大き
いビットメトリックを与える信号点を先に選択し、その
信号点とのみビットメトリックを計算することを特徴と
する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の復号装置に用いられるビッ
トメトリック演算回路100の構成を示すブロック図で
ある。図1に示すビットメトリック演算回路100は、
ユークリッド距離二乗回路101と最小ユークリッド距
離信号点検出回路102を備える。上記最小ユークリッ
ド距離信号点検出回路102は、入力される復調シンボ
ルYを判定して、ユークリッド距離が最小値となる信号
点の値Xmin(k,d)をユークリッド距離の二乗を計算する
前に選択する。上記ユークリッド距離二乗回路101
は、入力される復調シンボルYと最小ユークリッド距離
信号点検出回路102で求められるユークリッド距離信
号点の値Xmin(k,d)との差を求める減算回路103と、
この減算回路103の出力の絶対値二乗を演算出力する
絶対値二乗回路104とを備え、選択された信号点X
min(k,d)と復調シンボルYとのユークリッド距離の二乗
を求める。この構成を用いたシステム例を図2に示す。
【0024】図2は、送信ブロック200と本発明の復
号装置を用いた受信ブロック210を表すブロック図で
ある。送信ブロック200の畳込み符号化回路201で
は、入力される情報ビットが符号化される。畳込み符号
化回路201の出力は、バーストエラーの影響を軽減す
るため、ビットインタリーバ202に送られ、ここでイ
ンターリーブが施される。インタリーブ後、多値レベル
信号点変換回路203に入力され、グループ化された複
数ビット毎に1つの多値レベル送信シンボルXに変換さ
れる。多値レベルに変換された送信シンボルXは、OF
DM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変
調回路204に入力されてOFDM変調が施され、D/
A変換器205でディジタル信号に変換されて、空中線
206から送信される。
【0025】受信ブロック210では、上記送信ブロッ
ク200から送信される信号を空中線211で受信し、
A/D変換器212でディジタル信号に変換してOFD
M復調回路212に入力する。このOFDM復調回路2
13は、入力信号をOFDM復調して、伝送路上のノイ
ズやゲインを受けた復調シンボルYを出力する。本発明
でのディジタル変調及びディジタル復調部分について
は、互いに直交する複数のキャリア(搬送波)を用いるO
FDM変調及びOFDM復調回路を用いているが、例え
ば単一のキャリアを用いるQAM変調及びQAM復調回
路を用いても構わない。OFDM復調回路213の出力
は、本発明による復号装置を構成するビットメトリック
演算回路214、ビットメトリックデインターリーバ2
15、ビタビ復号回路216により復号処理され、これ
によって復号ビット出力が得られる。ビットメトリック
演算回路214は、図1に示したものが使用される。
【0026】上記構成において、以下にその処理内容に
ついて説明する。
【0027】まず、送信ブロック200において、例え
ば、多値レベル信号変換回路203で得られる多値レベ
ル送信シンボルXとして16QAMを用いると、図3に
示すような信号点配置を用いることができる。伝送され
るシンボルは、X=xr+j・xiで表される。xrは伝
送シンボルの実数部で、xiは虚数部である。図3に示
すように、各シンボルは4つのビットで表される。例と
して、伝送される4ビットが“0011”の場合、信号
点301で図示される。本発明では、信号点のレベルを
図3のように+3,+1,−1,−3とする。
【0028】次に、受信ブロック210において、復調
シンボルをY=yr+j・yiで定義する。ビットインタ
リーブされていない場合の最適なメトリックmは、式
(1)のように、元の伝送シンボルXと復調シンボルYと
の間のユークリッド距離の二乗で表される。
【数1】
【0029】ここで、送信側において、畳込み符号化さ
れたビットをインタリーブし、多値レベルの信号点配置
を用いている場合(図2の202,203)は、受信側
において、式(1)で最適なメトリックmを求めることは
できない。このため、ビット毎にメトリックを計算す
る。このビット毎のメトリックをビットメトリックとす
る。
【0030】ビットメトリックは、ビットが1であるか
0であるかという尤もらしさ(尤度)を表す値である。1
6QAMの場合、伝送されるシンボルの信号点配置を決
める4ビットそれぞれに対し、2つのビットメトリック
が定義される。一方は、ビットが0である尤もらしさを
表し、もう一方は、1である尤もらしさを表す。このた
め、16QAMの1シンボル当りのメトリックは、8つ
のビットメトリックm(k,d),k=1,2,3,4,d
=0,1に変換される。また、64QAMの場合は、1
シンボルで6ビット伝送できるため、12個のビットメ
トリックが得られる。つまり、1シンボルでnビット伝
送できる信号点配置の場合では、受信側でn×2個のビ
ットメトリックを求めることとなる。
【0031】16QAMを例に、ビットメトリックを求
める手順を説明する。
【0032】まず、伝送ビットが0であるか1であるか
で信号点を組分けする。組分けした結果を図4に示す。
図4において、信号点配置図410は、伝送される4つ
のビットのうち、1番目のビットについて示しており、
順に図420,430,440は2番目、3番目、4番
目のビットについて示している。それぞれ実線で囲まれ
た信号点は、1シンボルで伝送されるビットの内のk番
目のビット(k=1,2,3,4)が0である信号点集合で
あり、破線で囲まれた信号点は、k番目のビットが1で
ある信号点集合である。ここでの説明では、1シンボル
で伝送されるk番目のビットがdである信号点の集合を
S(k,d),k=1,2,3,4,d=0,1と表す。
【0033】1番目のビット(410)について見る
と、信号点集合S(1,0)411は1番目のビットが0の
集合であり、信号点集合S(1,1)412は1番目のビッ
トが1の集合である。このような組分けを伝送される他
の3ビットそれぞれについても行うと、図4中の42
0,430,440のように組分けができる。すなわ
ち、2番目のビット(420)について見ると、信号点
集合S(2,0)421は2番目のビットが0の集合であ
り、信号点集合S(2,1)422は2番目のビットが1の
集合である。3番目のビット(430)について見る
と、信号点集合S(3,0)431は3番目のビットが0の
集合であり、信号点集合S(3,1)432は3番目のビッ
トが1の集合である。4番目のビット(440)につい
て見ると、信号点集合S(4,0)441は4番目のビット
が0の集合であり、信号点集合S(4,1)442は4番目
のビットが1の集合である。
【0034】図4に示すような信号点の組分けとなって
いる場合に、復調シンボルYが与えられたとすると、ビ
ットメトリックは式(2)で定義される。
【数2】
【0035】これは、例えば復調シンボルYに対して、
1番目のビットが0である信号点集合S(1,0)411に
属する全てのシンボルと、ユークリッド距離の二乗を求
め、その中から最小値を求めることになる。この最小値
を1番目のビットが0である尤もらしさを表すビットメ
トリックと定義する。同様に信号点集合S(1,1)412
に対しても行い、1番目のビットが1のビットメトリッ
クも定義する。この処理を他のビットに対しても行い、
全てのビットメトリックm(k,d)を求めることになる。
【0036】つまり、式(2)を用いてビットメトリック
を求めるビットメトリック演算回路214(図1の10
0)では、伝送されうる信号点と復調シンボルYとのユ
ークリッド距離の二乗を全て計算し、その中から伝送さ
れた各ビットについて、d=0とd=1に対応したビッ
トメトリックを選択しなければならない。
【0037】そこで、ビットメトリック演算回路214
(100)の構成として、図1に示すようにユークリッ
ド距離二乗回路101と最小ユークリッド距離信号点検
出回路102を設け、この最小ユークリッド距離信号点
検出回路102で復調シンボルYを判定して、ユークリ
ッド距離が最小値となる信号点Xmin(k,d)をユークリッ
ド距離の二乗を計算する前に選択する。ここでXmin(k,
d)は、式(3)のように定義する。
【数3】
【0038】最小ユークリッド距離信号点検出回路10
2では、ユークリッド距離が最小となる信号点Xmin(k,
d)を、例えば図3で示した16QAMの信号点配置の場
合は式(4)のように復調シンボルYを比較判定して求め
る。
【数4】
【0039】また、具体的には式(4)で表される最小ユ
ークリッド距離信号点を選択する際の閾値は、図5のよ
うに図示される。番号500,501は1番目のビット
の閾値を表し、同様に502,503は2番目のビッ
ト、504,505は3番目のビット、506,507
は4番目のビットの閾値を表している。ここで、k番目
のビットがdである信号点の閾値をth(k,d),k=
1,2,3,4,d=0,1と表すことにする。閾値レ
ベルは破線で示しており、復調シンボルYが閾値内に入
った場合、その閾値内の黒丸で表した信号点が復調シン
ボルYに対する最小ユークリッド距離信号点となる。
【0040】以上のようにして、最小ユークリッド距離
信号点検出回路102により選択された信号点Xmin(k,
d)は、ユークリッド距離二乗回路101に送られる。こ
のユークリッド距離二乗回路101は、減算回路103
にて復調シンボルYとXmin(k,d)とでY−Xmin(k,d)な
る複素減算を行い、その結果を絶対値二乗回路104に
入力して絶対値の二乗を計算することで、ユークリッド
距離の二乗を求める。この時、最小ユークリッド距離信
号点とのみユークリッド距離の二乗を求めるため、16
QAMの場合は最大で8個計算すれば、全てのビットメ
トリックを得ることができる。
【0041】すなわち、1シンボルで伝送されるビット
数がn個の場合、式(2)を用いてビットメトリックを求
めようとすると、伝送された可能性のある信号点とのユ
ークリッド距離の二乗を2n個求めることになるが、最
小ユークリッド距離信号点検出回路102を用いること
で、最大で2n個のユークリッド距離の二乗を求めるだ
けで良い。
【0042】これは、1シンボルで伝送されるビット数
が増えると指数的に信号点が増大し、ユークリッド距離
の二乗を計算する組合せも指数的に増えるのに対し、先
に最小ユークリッド距離信号点を求めることで1シンボ
ルで伝送するビット数の2倍の数のユークリッド距離二
乗回路101のみで対応することができ、計算処理の簡
略化が可能である。
【0043】上記ビットメトリック演算回路214で得
られたビットメトリックは、ビットメトリックデインタ
リーバ215によりデインタリーブが施され、ビタビ復
号回路216に入力されて推定ビットを得ることができ
る。
【0044】以上のように本実施形態の構成によれば、
ビットインタリーブと多値レベルの信号点配置を用いる
伝送システムでのビタビ復号時におけるビットメトリッ
クの演算において、受信点と送信された可能性のある信
号点集合の中の全ての信号点との間でユークリッド距離
の自乗を計算する前に、送信された可能性のある信号点
集合の中で受信点との間のユークリッド距離の二乗が最
小となる信号点を受信点から先に検出し、ビットメトリ
ックを計算する組合せの数を減らしているので、計算の
手数を減らすことができ、しかもビットメトリックの最
小値を選択する処理を省いているので、選択処理も減ら
すことができる。
【0045】上記ビットメトリック演算回路214は、
図6に示すように構成することもできる。このビットメ
トリック演算回路600は、LUT(Look Up Table)6
03を用いたことを特徴とする。LUT603には、式
(4)と同じ信号点Xmin(k,d)を求めるための閾値th
(k,d)が書込まれている。最小ユークリッド距離信号点
検出回路602は、LUT603を参照して、求めたい
ビットメトリックに対応する閾値th(k,d)を得る。得
られた閾値を用いて復調シンボルYを比較判定し、最小
ユークリッド距離を得る信号点Xmin(k,d)を選択する。
選択された信号点Xmin(k,d)は、復調シンボルYと共に
ユークリッド距離二乗回路601に入力され、ユークリ
ッド距離の二乗が計算され、その計算結果をビットメト
リックm(k,d)として出力する。基本的な処理内容は図
1のビットメトリック演算回路100と同じである。
【0046】また、上記ビットメトリック演算回路21
4は、図7に示すように構成することもできる。このビ
ットメトリック演算回路700は、最小ユークリッド距
離信号点検出回路701にて、最小ユークリッド距離を
得る信号点Xmin(k,d)を1シンボルで伝送されるビット
の数がn個の場合に2n個並列に出力して、ユークリッ
ド距離二乗回路702,703,704,705,70
6,707,708にて同時に全てのビットメトリック
を計算する構成となっている。基本的な処理内容は図1
のビットメトリック演算回路100と同じである。
【0047】さらに、上記ビットメトリック演算回路2
14は、図8に示すように構成することもできる。この
ビットメトリック演算回路800は、最小ユークリッド
距離信号点検出回路801と、全てのビットメトリック
を求めるための閾値を書込んであるLUT802と、ユ
ークリッド距離二乗回路803と、直列並列変換回路8
04とで構成される。
【0048】この場合、最小ユークリッド距離信号点検
出回路801はk番目のビットがdである場合の閾値を
LUT802から参照する。参照した閾値th(k,d)を
用いて復調シンボルYを比較判定し、1つの復調シンボ
ルに対して2n個の最小ユークリッド距離信号点を順番
に出力する。出力された最小ユークリッド距離信号点X
min(k,d)は復調シンボルYと共にユークリッド距離二乗
回路803に入力され、ユークリッド距離の二乗が計算
され、これによってビットメトリックm(k,d)が求ま
る。ビットメトリックm(k,d)は、直列並列変換回路8
04に入力され、1つの復調シンボル当りに求まるビッ
トメトリック数である2n個ずつに区切られて出力さ
れ、ビットメトリックデインタリーバ215に送られ
る。これにより、図7の構成では2n個必要であったユ
ークリッド距離二乗回路を1つで実現することができ
る。
【0049】また、上記ビットメトリック演算回路21
4は、図9に示すように構成することもできる。このビ
ットメトリック演算回路900は、最小ユークリッド距
離信号点検出回路901が、LUT902を参照して、
k番目のビットに対する2つの最小ユークリッド距離信
号点であるXmin(k,0)とXmin(k,1)とを出力するものと
する。出力された2つの最小ユークリッド距離信号点
は、それぞれビットメトリック計算回路903,904
に入力され、ビットメトリックm(k,0),m(k,1)が求め
られる。2つのビットメトリックは直列並列変換回路9
05で並び換えが行われ、1シンボルで求まるビットメ
トリックの数毎、ビットメトリックデインタリーバ21
5に送られる。この場合、ユークリッド距離二乗回路は
2個となるが、k番目のビットに対する2つのビットメ
トリックを同時に求めることで、ビット単位での処理が
可能となる。
【0050】すなわち、以上のようにLUT902から
得た閾値を用いて、最小ユークリッド距離信号点検出回
路901にて選択された最小ユークリッド距離信号点
は、ユークリッド距離二乗回路に送られ、式(5)によ
り、復調シンボルYとユークリッド距離の二乗が計算さ
れ、各ビットに対する2つのビットメトリックを得るこ
とができる。
【数5】
【0051】得られたビットメトリックは、ビットメト
リックデインタリーバにより、デインタリーブされ、ビ
タビ復号回路に入力され推定ビットを得ることができ
る。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビットイ
ンタリーブと多値レベルの信号点配置を用いる伝送シス
テムでのビタビ復号時におけるビットメトリックの演算
において、受信信号を硬判定することなく軟判定してビ
ットメトリックを求める際の簡略化手法として、受信点
と送信された可能性のある信号点集合の中の全ての信号
点との間でユークリッド距離の二乗を計算する前に、送
信された可能性のある信号点集合の中で受信点との間の
ユークリッド距離の二乗が最小となる信号点を、受信点
から先に検出することで、ビットメトリックを計算する
組合せの数を減らすことができるため、計算手数が減ら
せる。また、ビットメトリックの最小値を選択する処理
を省くことができるため、選択処理も減らせる効果があ
る。
【0053】したがって、良好な復号特性(誤り率)を
保ちつつ、計算手数並びに選択処理を減らし、あるいは
必要なメモリを減らすことのできる、ビットインタリー
ブを含む畳込み符号の復号アルゴリズムに基づく復号装
置とこれに用いるビットメトリック演算回路を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態の復号装置に用いられ
るビットメトリック演算回路の構成を示すブロック図。
【図2】 本発明が適用されるOFDM伝送システムの
送信ブロックと受信ブロックの概略構成を示すブロック
図。
【図3】 同実施形態で用いられる16QAMの信号点
配置を示す図。
【図4】 同実施形態のビットメトリック演算における
16QAMの信号点集合を表す図。
【図5】 同実施形態で復調シンボルを判定する閾値を
表す図。
【図6】 本発明に係る他の実施形態のビットメトリッ
ク演算回路として、ルックアップテーブルを用いた場合
の構成を示すブロック図。
【図7】 本発明に係る他の実施形態のビットメトリッ
ク演算回路として、最小ユークリッド距離信号点検出回
路で選択された1つの受信点に対して求まる全てのビッ
トメトリックの数だけ最小ユークリッド距離二乗演算回
路を備える場合の構成を示すブロック図。
【図8】 本発明に係る他の実施形態のビットメトリッ
ク演算回路として、出力段に直列並列変換回路を備える
場合の構成を示すブロック図。
【図9】 本発明に係る他の実施形態のビットメトリッ
ク演算回路として、最小ユークリッド距離信号点検出回
路が1つのビットに対して求まる2つの最小ユークリッ
ド距離信号点を順次選択する場合の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】 100,214,600,700,800,900…ビ
ットメトリック演算回路 101,601,702,703,704,705,7
06,707,708,803,903,904…ユー
クリッド距離二乗回路 102,602,701,801,901…最小ユーク
リッド距離信号点検出回路 103,604…減算回路 104,605…絶対値二乗回路 200…送信ブロック 201…畳込み符号化回路 202…ビットインタリーバ 203…多値レベル信号変換回路 204…OFDM変調回路 205…D/A変換回路 206…空中線 210…受信ブロック 211…空中線 212…A/D変換回路 213…OFDM復調回路 215…ビットメトリックデインタリーバ 216…ビタビ復号器 301…信号点 410…16QAMの1番目のビットに対する信号点集
合の組分け 411…16QAMの1番目のビットが0の信号点集合 412…16QAMの1番目のビットが1の信号点集合 420…16QAMの2番目のビットに対する信号点集
合の組分け 421…16QAMの2番目のビットが0の信号点集合 422…16QAMの2番目のビットが1の信号点集合 430…16QAMの3番目のビットに対する信号点集
合の組分け 431…16QAMの3番目のビットが0の信号点集合 432…16QAMの3番目のビットが1の信号点集合 440…16QAMの4番目のビットに対する信号点集
合の組分け 441…16QAMの4番目のビットが0の信号点集合 442…16QAMの4番目のビットが1の信号点集合 500…16QAMの1番目のビットが0となる場合の
閾値 501…16QAMの1番目のビットが1となる場合の
閾値 502…16QAMの2番目のビットが0となる場合の
閾値 503…16QAMの2番目のビットが1となる場合の
閾値 504…16QAMの3番目のビットが0となる場合の
閾値 505…16QAMの3番目のビットが1となる場合の
閾値 506…16QAMの4番目のビットが0となる場合の
閾値 507…16QAMの4番目のビットが1となる場合の
閾値 603,802,902…LUT 804,905…直列並列変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 27/38 H04N 5/44 Z H04N 5/44 H04L 27/00 G (72)発明者 野上 博志 東京都港区赤坂5丁目2番8号 株式会社 次世代デジタルテレビジョン放送システム 研究所内 (72)発明者 城杉 孝敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 Fターム(参考) 5C025 AA30 BA30 DA01 5J065 AA03 AB01 AC02 AD10 AE06 AF03 AG05 AG06 AH04 AH21 5K004 AA08 JA02 JA03 5K014 AA01 BA10 FA16 5K022 DD01 DD21 DD31

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送信号にビットインタリーブと多値レベ
    ルの信号点配置を用いる伝送システムの受信装置に用い
    られ、受信信号の各受信点に配置された符号化データを
    復号する復号装置において、 前記受信点から最も尤度が大きくなる最尤信号点を選択
    し最小ユークリッド距離信号点として検出する最小ユー
    クリッド距離信号点検出手段、及びこの最小ユークリッ
    ド距離信号点検出手段により発生された信号点と受信点
    との間のユークリッド距離の二乗を計算することでビッ
    トメトリックを求めるユークリッド距離二乗手段を備え
    るビットメトリック演算手段と、 このビットメトリック演算手段によって求められたビッ
    トメトリックをデインタリーブするビットメトリックデ
    インタリーバと、 このビットメトリックデインタリーバによってデインタ
    リーブされたビットメトリックを入力して軟判定を行う
    ビタビ復号手段とを具備することを特徴とする復号装
    置。
  2. 【請求項2】前記最小ユークリッド距離信号点検出手段
    は、受信点を比較判定する閾値を参照するための閾値格
    納手段を備えることを特徴とする請求項1記載の復号装
    置。
  3. 【請求項3】前記最小ユークリッド距離信号点検出手段
    は、1つの受信点に対して求まる全てのビットメトリッ
    クに対応する最小ユークリッド距離信号点を選択するも
    のとし、 ユークリッド距離二乗手段は、少なくとも、前記最小ユ
    ークリッド距離信号点検出手段で選択された1つの受信
    点に対して求まる全てのビットメトリックの数だけ最小
    ユークリッド距離と受信点とのユークリッド距離の二乗
    を求める演算回路を備えることを特徴とする請求項1記
    載の復号装置。
  4. 【請求項4】前記ビットメトリック演算手段は、さら
    に、前記ユークリッド距離二乗手段の出力を直列並列変
    換して前記ビットメトリックデインタリーバへ出力する
    直列並列変換手段を備え、 前記最小ユークリッド距離信号点検出手段は、受信点に
    対する最小ユークリッド距離信号点を1つづつ出力する
    ものとし、前記ユークリッド距離二乗手段は前記最小ユ
    ークリッド距離信号点検出手段からの信号点について只
    一個の演算手段により1つずつユークリッド距離の二乗
    を計算しビットメトリックを求めるものとし、前記直列
    並列変換手段は、前記ユークリッド距離二乗手段で順次
    求められるビットメトリックを直列並列変換することで
    1シンボルで求まるビットメトリック数毎に並列出力し
    て前記ビットメトリックデインタリーバに送ることを特
    徴とする請求項1記載の復号装置。
  5. 【請求項5】前記ビットメトリック演算手段は、さら
    に、前記ユークリッド距離二乗手段の出力を直列並列変
    換して前記ビットメトリックデインタリーバへ出力する
    直列並列変換手段を備え、 前記最小ユークリッド距離信号点検出手段は、1つのビ
    ットに対して求まる2つの最小ユークリッド距離信号点
    を順次選択するものとし、前記ユークリッド距離二乗手
    段は一対の演算回路により前記最小ユークリッド距離信
    号点検出手段から順次2つずつ選択入力される最小ユー
    クリッド距離信号点についてユークリッド距離の二乗を
    計算して順次2つのビットメトリックを求めるものと
    し、前記直列並列変換手段は、前記ユークリッド距離二
    乗手段で求められる2つのビットメトリックを1組とし
    て直列並列変換することで、1シンボルで求まるビット
    メトリック数毎に並列に出力してビットメトリックデイ
    ンタリーバに送ることを特徴とする請求項1記載の復号
    装置。
  6. 【請求項6】伝送信号に多値レベルの信号点配置を用い
    る伝送システム受信装置における受信信号の各受信点に
    配置された符号化データを復号する復号装置に用いられ
    るビットメトリック演算回路において、 前記受信点から最も尤度が大きくなる最尤信号点を選択
    し最小ユークリッド距離信号点として検出する最小ユー
    クリッド距離信号点検出手段と、 この最小ユークリッド距離信号点検出手段により発生さ
    れた信号点と受信点との間のユークリッド距離の二乗を
    計算することでビットメトリックを求めるユークリッド
    距離二乗手段とを具備することを特徴とするビットメト
    リック演算回路。
  7. 【請求項7】前記最小ユークリッド距離信号点検出手段
    は、受信点を比較判定する閾値を参照するための閾値格
    納手段を備えることを特徴とする請求項6記載のビット
    メトリック演算回路。
  8. 【請求項8】前記最小ユークリッド距離信号点検出手段
    は、1つの受信点に対して求まる全てのビットメトリッ
    クに対応する最小ユークリッド距離信号点を選択するも
    のとし、 ユークリッド距離二乗手段は、少なくとも、前記最小ユ
    ークリッド距離信号点検出手段で選択された1つの受信
    点に対して求まる全てのビットメトリックの数だけ最小
    ユークリッド距離と受信点とのユークリッド距離の二乗
    を求める演算回路を備えることを特徴とする請求項6記
    載のビットメトリック演算回路。
  9. 【請求項9】さらに、前記ユークリッド距離二乗手段の
    出力を直列並列変換して出力する直列並列変換手段を備
    え、 前記最小ユークリッド距離信号点検出手段は、受信点に
    対する最小ユークリッド距離信号点を1つづつ出力する
    ものとし、前記ユークリッド距離二乗手段は前記最小ユ
    ークリッド距離信号点検出手段からの信号点について只
    一個の演算手段により1つずつユークリッド距離の二乗
    を計算しビットメトリックを求めるものとし、前記直列
    並列変換手段は、前記ユークリッド距離二乗手段で順次
    求められるビットメトリックを直列並列変換することで
    1シンボルで求まるビットメトリック数毎に並列出力す
    ることを特徴とする請求項6記載のビットメトリック演
    算回路。
  10. 【請求項10】さらに、前記ユークリッド距離二乗手段
    の出力を直列並列変換して出力する直列並列変換手段を
    備え、 前記最小ユークリッド距離信号点検出手段は、1つのビ
    ットに対して求まる2つの最小ユークリッド距離信号点
    を順次選択するものとし、前記ユークリッド距離二乗手
    段は一対の演算回路により前記最小ユークリッド距離信
    号点検出手段から順次2つずつ選択入力される最小ユー
    クリッド距離信号点についてユークリッド距離の二乗を
    計算して順次2つのビットメトリックを求めるものと
    し、前記直列並列変換手段は、前記ユークリッド距離二
    乗手段で求められる2つのビットメトリックを1組とし
    て直列並列変換することで、1シンボルで求まるビット
    メトリック数毎に並列に出力することを特徴とする請求
    項6記載のビットメトリック演算回路。
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