JP2002064519A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

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JP2002064519A
JP2002064519A JP2000249137A JP2000249137A JP2002064519A JP 2002064519 A JP2002064519 A JP 2002064519A JP 2000249137 A JP2000249137 A JP 2000249137A JP 2000249137 A JP2000249137 A JP 2000249137A JP 2002064519 A JP2002064519 A JP 2002064519A
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JP
Japan
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station
transmission
reception
path control
transmission path
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Pending
Application number
JP2000249137A
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English (en)
Inventor
Hiroteru Takenaka
浩輝 竹中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送受信状態が不安定な場合にも、伝送システ
ム全体が通信不能に陥ることのない、より信頼性の高い
データ伝送装置を提供する。 【解決手段】 伝送路制御機能を有する局(親局)の交
代が可能な光バス型(又は光スター型)のデータ伝送装
置において、子局#2−R、#3−R、#4−Rは、親
局#1−Mからの受信を監視し(S11)、一定時間以
上親局#1−Mからの受信のない状態が続いた場合(S
12)、送信を禁止する(S13)。これにより、×印
の位置で送受信不安定状態になった場合、子局#3−R
が親局#1−Mからのデータを受信できず交代機能が働
いて親局として動作開始するが、その制御情報が局#1
−M、局#2−R側に伝わらず、局#1−M、局#2−
R側は通信を継続できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は伝送路制御機能を
有する局(親局)の交代機能のある光バス型または光ス
ター型のデータ伝送装置に関し、特にその送受信状態不
安定時の動作の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】データ伝送を行う場合は信号を運ぶ媒体
が必要である。伝送媒体には有線及び無線があるが、有
線の場合はワイヤ(電気)ケーブルと光ファイバケーブ
ルが用いられる。
【0003】ワイヤケーブルを使用した場合、一般的に
はバス型に接続して通信する場合が多い。ワイヤケーブ
ルでのバス型の場合、ある局が送信したデータはバス全
体に伝搬し、バスに接続された各局は同時に受信でき、
信号の流れの方向性はない。ワイヤケーブルのバス型の
場合、ある局の送受信状態が不安定だとシステム全体に
影響することは避けられない。
【0004】一方、光ファイバケーブルを使用する場合
は、ワイヤケーブルと同様のバス型の伝送路を構成した
り、スター型の伝送路を構成したりすることができる。
【0005】光ケーブルを使用したバス型の場合、光ケ
ーブルの特性上、信号の方向性があるので、自局を中心
にした場合、左側への送信、右側への送信、左側からの
受信、右側からの受信のような光送受信器の構成を採
る。自局が送信する場合は左側及び右側の送信器へ同時
に信号を送信する。右側からの受信信号は自局で受信す
ると共に左側への送信器にも中継する。同様に左側から
の受信信号は自局で受信すると共に右側への送信器にも
中継する。このように各局を構成することで光ファイバ
ケーブルを使用したバス型の伝送路構成をした伝送シス
テムを構築することができる。
【0006】また、スター型の伝送路構成を採る場合に
は、スターカプラを使用して光信号の分配をして、各局
へ信号を通知する。スター型の伝送路では、スターカプ
ラを中心にして放射状に各局を接続し、ある局からの送
信データはスターカプラで他の全ての局に通知されるよ
うな構成を採る。
【0007】通常、データ伝送装置では、伝送路の制御
を行う機能を有する局、即ち伝送路制御局(親局)が存
在する。伝送路制御局は、その伝送路に接続されている
局の監視/管理/送信タイミング制御等の機能を持つの
が一般的である。通常は、一つの伝送路には一つの伝送
路制御局が存在し、伝送路の制御を行っているが、その
伝送路制御局に異常が発生し、その機能が停止した場合
は伝送システム全体が停止してしまう。これを回避する
ため、伝送路制御局の交代機能を持つデータ伝送装置が
多い。この機能があると、もし、現在の伝送路制御局に
異常が発生しても、他の局がその機能を交代して、伝送
路制御を継続し、残った局で通信を継続できる。
【0008】上記の光ファイバを使用したバス型または
スター型のデータ伝送装置で、伝送路制御局(親局)の
交代機能がある場合、各局の送受信状態が不安定だと、
伝送路制御局が複数存在することがあり、伝送システム
全体が停止することがある。
【0009】図5は、光ファイバケーブルを使用したバ
ス型伝送路で構成したデータ伝送装置の構成例である。
同図で、#n(#1〜#4)は局番号を、−Mは伝送路
制御局(親局)を、−Rは一般局(伝送路制御局以外の
局、即ち子局)を、Tは送信器を、Rは受信器を示す。
【0010】同図で局#2−Rから局#3−Rへの部分
の送受信状態が不安定な場合(図では送受信不安定状態
発生位置を×印で表現)の動作を説明する。
【0011】局#3−R、局#4−Rは、伝送路制御局
である局#1−Mからのデータを受信できなくなる。局
#3−R、局#4−Rは伝送路制御局がなくなったと判
断し、交代機能が働いてどちらかが伝送路制御局として
動作を開始する。ところが、局#3−Rから局#2−R
への送受信状態は問題ないので、局#1−M及び局#2
−R側では、局#1の伝送路制御局と局#3または局#
4が交代した伝送路制御局の2つが存在することにな
り、伝送路制御が混乱し、伝送の継続をすることができ
ない状態に陥る。
【0012】図6は、光ファイバケーブルを使用したス
ター型伝送路で構成したデータ伝送装置の構成例であ
る。同図で、#n(#1〜#4)は局番号を、−Mは伝
送路制御局(親局)を、−Rは一般局(伝送路制御局以
外の局、即ち子局)を、Tは送信器を、Rは受信器を、
SCはスターカプラを示す。
【0013】同図でスターカプラSCから局#3−Rへ
の部分の送受信状態が不安定な場合(図では送受信不安
定状態発生位置を×印で表現)の動作を説明する。局#
3−Rは伝送路制御局である局#1−Mからのデータを
受信できなくなる。局#3−Rは伝送路制御局がなくな
ったと判断し、交代機能が働いて伝送路制御局として動
作を開始する。ところが、局#3−Rからスターカプラ
SCへの送受信状態は問題ないので、局#1−M、局#
2−R、及び局#4−R側では局#1の伝送路制御局と
局#3の伝送路制御局の2つが存在することになり、伝
送路制御が混乱し、伝送の継続をすることができない状
態に陥る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、光ファ
イバケーブルを使用し、バス型伝送路で構成したデータ
伝送装置、またはスター型伝送路で構成したデータ伝送
装置のいずれの場合においても、一部分の送受信状態が
不安定な場合、複数の伝送路制御局が存在することにな
り、伝送路制御が混乱し、伝送の継続をすることができ
ない状態に陥り、ひいては伝送システム全体が通信不能
に陥るという問題点があった。
【0015】本発明は、上記問題点を解決するために為
されたもので、送受信状態が不安定な場合にも、伝送シ
ステム全体が通信不能に陥らず、通信可能な部分は通信
を継続できるようにした、より信頼性の高いデータ伝送
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の本発明は、伝送路制御機能を有
する局である親局の交代が可能な光バス型または光スタ
ー型のデータ伝送装置において、予め決められた親局か
らのデータを正常に受信できないことを検出した子局が
送信を停止する手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項1に記載の本発明によれば、予め決
められた親局からのデータを正常に受信できないことを
検出した子局が送信を停止する手段を備えたことによ
り、親局からのデータを正常に受信できないことを検出
した子局が親局になろうとしてもその局からの送信を禁
止することで、伝送路制御情報を伝送路上に出力するこ
とがなく、親局が残った側のグループは通信を継続する
ことができる。
【0018】請求項2に記載の本発明は、伝送路制御機
能を有する局である親局の交代が可能な光バス型または
光スター型のデータ伝送装置において、予め決められた
親局からのデータを正常に受信できないことを検出した
子局が伝送路制御機能を禁止できる手段を備えたことを
特徴とする。
【0019】請求項2に記載の本発明によれば、予め決
められた親局からのデータを正常に受信できないことを
検出したとき、予め決められた親局以外の子局は伝送路
制御機能を禁止できる手段を備えたことにより、親局か
らのデータを正常に受信できなくなっても伝送路制御機
能を禁止できるので、伝送路制御情報を伝送路上に出力
することがなく、親局が残った側のグループは通信を継
続することができる。
【0020】請求項3に記載の本発明は、伝送路制御機
能を有する局である親局の交代が可能な光バス型のデー
タ伝送装置において、隣り合った局同士が通常伝送時の
利用していない光ケーブルを使用して接続状況を確認し
合い、正常に送受信できない場合は、その間の送受信を
禁止する手段を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項3に記載の本発明によれば、光バス
型のデータ伝送装置において、隣り合った局同士が通常
伝送時の利用していない光ケーブルを使用して接続状況
を確認し合うことにより、不安定と判断した場合は、そ
の間の送受信をお互いに禁止することで、その間の光ケ
ーブルの両方が同時に切れたと等価の状態を作ることが
できる。これにより、送受信状態不安定が発生した部分
を境界にして、親局の交代機能により、親局が各々でき
るので、別々の伝送システムが構築され、通信を継続す
ることができる。
【0022】請求項4に記載の本発明は、伝送路制御機
能を有する局である親局の交代が可能な光スター型のデ
ータ伝送装置において、親局が規定するタイミング以外
に子局から受信することを検出したとき、親局がその局
への送受信を禁止する手段を備えたことを特徴とする。
【0023】請求項4に記載の本発明によれば、光スタ
ー型のデータ伝送装置において、親局が規定するタイミ
ング以外に子局からデータを受信すると、その間の送受
信が不安定状態と判断し、親局からその局への送受信を
禁止する。親局からその局への送受信を禁止すること
で、伝送路制御情報が重複することがなくなり、親局が
残った側のグループは通信を継続することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1(a)は本発明に
係わるデータ伝送装置の第1の実施形態の構成を示す
図、同図(b)はその動作を説明するための図である。
【0026】図1(a)は、4局を光ファイバケーブル
でバス型に接続した例を示す。同図で、#n(#1〜#
4)は局番号を、−Mは伝送路制御局(親局)を、−R
は一般局(伝送路制御局以外の局、即ち子局)を、Tは
送信器を、Rは受信器を示す。
【0027】この実施形態においては、予め決められた
局番号を持つ局を伝送路制御局に指定する。この局番号
は接続された全ての局が認識できるものとする。即ち、
予め局#1を伝送路制御局に指定し、局#2、局#3、
局#4は、局#1が伝送路制御局であることを認識でき
る構成にしてある。
【0028】図1(b)は、局#2、局#3、局#4に
おけるデータ監視処理を示す。局#2、局#3、局#4
では伝送路制御局からの受信を常時監視し(ステップS
11)、一定時間以上受信なしを検出した場合(ステッ
プS12)、その局からの送信を禁止できる(ステップ
S13)ように構成している。
【0029】局#2−Rから局#3−Rへの間の送受信
状態が不安定になったとき(図では送受信不安定状態発
生位置を×印で表現)、局#3−R及び局#4−Rは伝
送路制御局#1−M及び一般局#2−Rからのデータフ
レームを受信できなくなる。従来では、局#3−Rは局
#1−Mからの受信がなくなったことで、伝送路制御局
停止と判断し、交代機能が働いて伝送路制御局として動
作を開始する。このとき、局#3−Rから局#2−R側
への送受信状態は問題ないので、局#3−Rからの伝送
路制御フレームが局#1−M及び局#2−R側に伝わ
る。元々伝送路制御は局#1−Mが行っているため、局
#3−Rから伝送路制御フレームが入り込むと、伝送路
制御に混乱を来し全通信が停止してしまう。
【0030】一方、この実施形態によれば、局#3−R
及び局#4−Rは、局#1−Mからの受信を監視する
(ステップS11)機能を持ち、一定時間以上局#1−
Mからの受信のない状態が続いた場合(ステップS1
2)、送信を禁止する(ステップS13)。局#3−R
及び局#4−Rが送信を禁止することで、局#3−Rか
ら局#2−Rへの送信が停止し、局#3−Rが伝送路制
御局の交代機能が働いて伝送路制御局として動作を開始
してもその制御情報が局#1−M及び局#2−R側には
伝わらないため、局#1−M及び局#2−R側は継続し
て通信を行うことができる。
【0031】以上のように、従来の光バス型のデータ伝
送装置の場合、送受信一組の内のどちらかに送受信不安
定状態が発生すると、伝送システム全体が通信不能状態
に陥るが、この実施形態によれば、一般局(子局)が伝
送路制御局(親局)のフレームを正常に受信できないと
判断した場合に、以降を切り離して、通信が継続できる
部分を残して通信可能になる。従って、全伝送システム
を停止させずに、残った部分で通信が継続可能な、より
信頼性の高いデータ伝送装置を提供できる。なお、伝送
路制御局のすぐ隣(局#1−Mと局#2−Rとの間)で
断線が発生した場合、伝送路制御局が1局のみになり、
結果として伝送システム全体が停止するのは避けられな
い。
【0032】なお、上述の説明では、光バス型のデータ
伝送装置の場合について説明したが、光スター型のデー
タ伝送装置の場合も、一般局(子局)において、伝送路
制御局(親局)からの受信を常時監視し、一定時間以上
受信なしを検出した場合、その局からの送信を禁止でき
るように構成することにより、同様に実施することがで
きる。
【0033】(第2の実施形態)図2(a)は本発明に
係わるデータ伝送装置の第2の実施形態の構成を示す
図、同図(b)はその動作を説明するための図である。
【0034】図2(a)は、4局を光ファイバケーブル
でバス型に接続した例を示す。同図で、#n(#1〜#
4)は局番号を、−Mは伝送路制御局(親局)を、−R
は一般局(伝送路制御局以外の局、即ち子局)を、Tは
送信器を、Rは受信器を示す。
【0035】この実施形態においては、予め決められた
局番号を持つ局を伝送路制御局に指定する。この局番号
は接続された全ての局が認識できるものとする。即ち、
予め局#1を伝送路制御局に指定し、局#2、局#3、
局#4は、局#1が伝送路制御局であることを認識でき
る構成にしてある。
【0036】図2(b)は、局#2、局#3、局#4に
おけるデータ監視処理を示す。局#2、局#3、局#4
では伝送路制御局からの受信を常時監視し(ステップS
21)、一定時間以上受信なしを検出し、局#1の伝送
路制御局がなくなったことを検出しても(ステップS2
2)、その機能を交代して伝送路制御局にはならない、
即ち伝送路制御機能を禁止できる(ステップS23)よ
うな構成にしてある。
【0037】局#2−Rから局#3−Rへの間の送受信
状態が不安定になったとき(図では送受信不安定状態発
生位置を×印で表現)、局#3−R及び局#4−Rは伝
送路制御局#1−M及び一般局#2−Rからのデータフ
レームを受信できなくなる。従来では、局#3−Rは局
#1−Mからの受信がなくなったことで、伝送路制御局
停止と判断し、交代機能が働いて伝送路制御局として動
作を開始する。このとき、局#3−Rから局#2−R側
への送受信状態は問題がないので、局#3−Rからの伝
送路制御フレームが#局1−M及び局#2−R側に伝わ
る。元々伝送路制御は局#1−Mが行っているため、局
#3−Rから伝送路制御フレームが入り込むと、伝送路
制御に混乱を来し全通信が停止してしまう。
【0038】一方、この実施形態によれば、局#3−R
及び局#4−Rは局#1−Mからの受信を監視する(ス
テップS21)機能を持ち、一定時間以上局#1−Mか
らの受信のない状態が続いた場合でも(ステップS2
2)、伝送路制御局の交代機能が働かない(ステップS
23)ので、局#3−R及び局#4−Rは自分から伝送
路制御フレームを送出することはない。従って、局#1
−M及び局#2−R側は継続して通信を行うことができ
る。
【0039】以上のように、従来の光バス型のデータ伝
送装置の場合、送受信一組の内のどちらかの送受信状態
が不安定になると、伝送システム全体が通信不能状態に
陥るが、この実施形態によれば、一般局(子局)が伝送
路制御局(親局)のフレームを正常に受信できない場合
に断線が発生したと判断し、以降を切り離して、通信が
継続できる部分を残して通信可能になる。従って、全伝
送システムを停止させずに、残った部分で通信が継続可
能な、より信頼性の高いデータ伝送装置を提供できる。
なお、伝送路制御局のすぐ隣(局#1−Mと局#2−R
との間)で断線が発生した場合、伝送路制御局が1局の
みになり、結果として伝送システム全体が停止するのは
避けられない。
【0040】なお、上述の説明では、光バス型のデータ
伝送装置の場合について説明したが、光スター型のデー
タ伝送装置の場合も、一般局(子局)において、伝送路
制御局(親局)からの受信を常時監視し、一定時間以上
受信なしを検出し、伝送路制御局がなくなったことを検
出しても、その機能を交代して伝送路制御局にはならな
い構成即ち伝送路制御機能を禁止できる構成にすること
により、同様に実施することができる。
【0041】(第3の実施形態)図3(a)は本発明に
係わるデータ伝送装置の第3の実施形態の構成を示す
図、同図(b)及び(c)はその動作を説明するための
図であり、同図(b)は通常状態の動作、同図(c)は
送受信不安定状態発生時の動作を説明するための図であ
る。
【0042】図3(a)は、4局を光ファイバケーブル
でバス型に接続した例を示す。同図で、#n(#1〜#
4)は局番号を、−Mは伝送路制御局(親局)を、−R
は一般局(伝送路制御局以外の局、即ち子局)を、Tは
送信器を、Rは受信器を示す。
【0043】光バス型の伝送路構成を持つ伝送装置の場
合、ある局を中心にした場合、左側への送信、右側への
送信、左側からの受信、右側からの受信がある。自局か
ら送信する場合は、左右の送信器に同時に送信フレーム
を出力する。このとき、左右の受信器は使用されていな
い。右側から受信した場合は、自局でそのデータを受信
すると同時に、左側の送信器へそのデータを中継する。
このとき、右側の送信器は使用していない。同様に、左
側から受信した場合は、自局でそのデータを受信すると
同時に、右側の送信器へそのデータを中継する。このと
き、左側の送信器は使用していない。このように、送信
をしている最中に、使用していない送受信器及び光ファ
イバケーブルを利用して、その間のケーブル接続状況を
チェックするデータを通信しあって、送受信状態の検出
するような構成を採る。
【0044】即ち、各局は自局が送信するとき及び他局
から受信したフレームを他局に中継するときに、もう一
方の光ファイバケーブルは使用していないので、図3
(b)に示すように送信したと同時に隣局でそのフレー
ムの受信確認コードを折り返して、その局と隣局とのケ
ーブル接続状況をチェックできる構成にしてある。図3
(c)に示すように、自局が送信するとき及び他局から
受信したフレームを他局に中継するときの隣局からの受
信確認コードが戻らないときは、その間の送受信状態が
不安定と判断し、その間の送受信を禁止できる構成にし
てある。
【0045】局#2−Rから局#3−Rへの間の送受信
不安定状態が発生したとき(図では送受信不安定状態発
生位置を×印で表現)、局#2−Rが自局フレームを送
信する場合及び局#1−Mからの受信データを中継して
局#3−Rに送信する場合に、局#2−Rは局#3−R
への送信フレームに対する局#3−Rから局#2−Rへ
の受信確認コードを受信できなくなる(図3(c)参
照)。また、局#3−Rが自局フレームを送信する場合
及び局#4−Rからの受信データを中継して局#2−R
へ送信する場合に、局#3−Rは局#2−Rへの送信フ
レームに対する#2−Rから#3−Rへの受信確認コー
ドを受信できなくなる。従来では、局#3−Rは局#1
−Mからの受信がなくなったことで、伝送路制御局停止
と判断し、交代機能が働いて伝送路制御局として動作を
開始する。このとき、局#3−Rから局#2−R側への
送受信状態は問題ないので、局#3−Rからの伝送路制
御フレームが局#1−M及び局#2−R側に伝わる。元
々伝送路制御は局#1−Mが行っているため、局#3−
Rから伝送路制御フレームが入り込むと、伝送路制御に
混乱を来し全通信が停止してしまう。
【0046】一方、この実施形態によれば、局#2−R
及び局#3−Rはお互いにその間の送受信状態を検出で
き、もし不安定状態を検出した場合はその間の送受信を
お互いに禁止する。局#3−Rが局#2−Rとの間の不
安定状態を検出することで、局#3−Rから局#2−R
への送信が停止し、局#3−Rが伝送路制御局の交代機
能が働いて伝送路制御局として動作を開始しても、その
制御情報が局#1−M及び局#2−R側には伝わらない
ため、局#1−M及び局#2−R側は継続して通信を行
うことができる。
【0047】以上のように、従来の光バス型のデータ伝
送装置の場合、送受信一組の内のどちらかの送受信が不
安定になると、伝送システム全体が通信不能状態に陥る
が、この実施形態によれば、通常伝送中に確認コードを
利用して即座に不安定状態を検出できるので、不安定状
態が発生した部分を即座に切り離して、通信が継続でき
る部分を残して通信可能になる。従って、全伝送システ
ムを停止させずに、残った部分で通信が継続可能なより
信頼性の高いデータ伝送装置を提供できる。なお、伝送
路制御局のすぐ隣(局#1−Mと局#2−Rとの間)で
断線が発生した場合でも、局#1−Mのみ切り離して局
#2−Rから局#4−Rまでは継続して伝送が可能なの
で、第1及び第2の実施形態よりも、より信頼性の高い
データ伝送装置を提供できる。
【0048】(第4の実施形態)図4は、本発明に係わ
るデータ伝送装置の第4の実施形態の構成を示す図であ
る。
【0049】同図は、4局を光ファイバケーブルでスタ
ー型に接続した例を示す。同図で、#n(#1〜#4)
は局番号を、−Mは伝送路制御局(親局)を、−Rは一
般局(伝送路制御局以外の局、即ち子局)を、SCはス
ターカプラを、Tは送信器を、Rは受信器を示す。
【0050】この実施形態においては予め決められた局
番号を持つ局を伝送路制御局に指定する。この局番号は
接続された全ての局が認識できるものとする。即ち、予
め局#1を伝送路制御局に指定し、局#2、局#3、局
#4は、局#1が伝送路制御局であることを認識できる
構成にしてある。
【0051】局#1ではSC機能を内蔵し、局#2、局
#3、局#4からの受信タイミングを検出できる機能を
持ち、局#1が規定するタイミング以外に局#2、局#
3、局#4から受信した場合に、その間の送受信を禁止
できるように構成している。
【0052】スターカプラSCから局#3−Rへの間の
送受信状態が不安定になったとき(図では送受信不安定
状態発生位置を×印で表現)、局#3−Rは、伝送路制
御局#1−M、一般局#2−R、及び一般局#4−Rか
らのデータフレームを受信できなくなる。従来では、局
#3−Rは局#1−Mからの受信がなくなったことで、
伝送路制御局停止と判断し、交代機能が働いて伝送路制
御局として動作を開始する。このとき、局#3−Rから
SC側への送受信状態は問題ないので、局#3−Rから
の伝送路制御フレームが局#1−M、局#2−R、局#
4−R側に伝わる。元々伝送路制御は局#1−Mが行っ
ているため、局#3−Rから伝送路制御フレームが入り
込むと、伝送路制御に混乱を来し全通信が停止してしま
う。
【0053】一方、この実施形態によれば、局#1−M
が、局#2−R、局#3−R、及び局#4−Rからの受
信状態を監視し、局#1−Mが規定するタイミング以外
にその他の局から受信することで、その間の送受信状態
が不安定だと判断し、その間の送受信を禁止する。局#
3−Rが伝送路制御局の交代機能が働いて伝送路制御局
として動作を開始しても、その制御情報が局#1−M、
局#2−R、及び局#3−R側には伝わらないため、局
#1−M、局#2−R、及び局#3−R側は継続して通
信を行うことができる。
【0054】以上のように、従来の光スター型のデータ
伝送装置の場合、送受信一組の内のどちらかに送受信不
安定状態が発生すると、伝送システム全体が通信不能状
態に陥るが、この実施形態によれば、伝送路制御局が一
般局との伝送状態が不安定だと判断した場合に、その局
を切り離して、通信が継続できる部分を残して通信可能
になる。従って、全伝送システムを停止させずに、残っ
た部分で通信が継続可能な、より信頼性の高いデータ伝
送装置を提供できる。
【0055】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、従来の光
バス型または光スター型で伝送路制御局の交代機能のあ
るデータ伝送装置の場合、送受信一組の内のどちらかの
送受信不安定状態が発生すると、伝送システム全体が通
信不能状態に陥るが、本発明によれば、断線が発生した
以降を切り離して、通信が継続できる部分を残して通信
可能になる。従って、全伝送システムを停止させずに、
残った部分で通信が継続可能な、より信頼性の高いデー
タ伝送装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるデータ伝送装置の第1の実施
形態を説明するための図で、(a)はその構成を示す
図、(b)はその動作を説明するための図。
【図2】 本発明に係わるデータ伝送装置の第2の実施
形態を説明するための図で、(a)はその構成を示す
図、(b)はその動作を説明するための図。
【図3】 本発明に係わるデータ伝送装置の第3の実施
形態を説明するための図で、(a)はその構成を示す
図、(b)及び(c)はその動作を説明するための図。
【図4】 本発明に係わるデータ伝送装置の第4の実施
形態の構成を示す図。
【図5】 従来のバス型光伝送路で構成したデータ伝送
装置の構成を示す図。
【図6】 従来のスター型光伝送路で構成したデータ伝
送装置の構成を示す図。
【符号の説明】
T…送信機 R…受信機 #n(#1、#2、#3、#4)…局番号 −M…伝送路制御局(親局) −R…一般局(伝送路制御局以外の局、即ち子局) SC…スターカプラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路制御機能を有する局である親局の交
    代が可能な光バス型または光スター型のデータ伝送装置
    において、予め決められた親局からのデータを正常に受
    信できないことを検出した子局が送信を停止する手段を
    備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】伝送路制御機能を有する局である親局の交
    代が可能な光バス型または光スター型のデータ伝送装置
    において、予め決められた親局からのデータを正常に受
    信できないことを検出した子局が伝送路制御機能を禁止
    できる手段を備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
  3. 【請求項3】伝送路制御機能を有する局である親局の交
    代が可能な光バス型のデータ伝送装置において、隣り合
    った局同士が通常伝送時の利用していない光ケーブルを
    使用して接続状況を確認し合い、正常に送受信できない
    場合は、その間の送受信を禁止する手段を備えたことを
    特徴とするデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】伝送路制御機能を有する局である親局の交
    代が可能な光スター型のデータ伝送装置において、親局
    が規定するタイミング以外に子局から受信することを検
    出したとき、親局がその局への送受信を禁止する手段を
    備えたことを特徴とするデータ伝送装置。
JP2000249137A 2000-08-21 2000-08-21 データ伝送装置 Pending JP2002064519A (ja)

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