JP3971828B2 - 回線障害対策装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、遠方監視制御装置における回線障害対策装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の監視制御対象設備を、順次遠方監視制御装置に設置して無人化する場合、技術の進展により遠方監視制御装置も進歩してくる。その結果、複数種類の遠方監視制御装置が混在することになる。
【0003】
遠方監視制御装置が複数混在するケースを掲げると次の5つがある。
ケース1;遠方監視制御装置の種類が複数であっても、操作員から見れば“監視操作方式”は同じケースの場合。“監視操作方式”が同じであるから、この場合には問題はない。なお、近年コンピュータ技術の進歩により、“操作員の負担を軽くする自動化”が普及して来た。このことは、“操作員から見れば”を“コンピュータのソフト処理から見れば”と読み替えることに相当してくる。すなわち、“ソフト処理から見ても同じであるかどうか”も重要となる。
【0004】
ケース2;上記の“監視操作方式”は異なるが、操作員(ソフト処理)が判断可能なケースの場合。しかし操作員(ソフト処理)に負担がかかる。更に操作員の判断ミス(ソフト処理ミス)の危険が潜在する。
【0005】
ケース3;上記操作員(ソフト処理)の対応は不可能のため、“旧遠方監視制御装置”は廃棄し、“新遠方監視制御装置”に置換する。この場合、“旧遠方監視制御装置”が未だ使用できるのに、廃棄しなければならない問題が有る。
【0006】
ケース4;“旧遠方監視制御装置”の廃棄も不可能なため、新と旧の遠方監視制御装置を図12に示すように、新制御卓1、新親局2、新子局3、旧親局4および旧子局5のように2段接続する手段が取られる。この場合、次のような3つの問題がある。
【0007】
(1);新子局3と旧親局4間の結合(図中符号Cで示す)が成立するかどうか。
【0008】
(2);親側のスペースが増加(図12では親側のブロック数が4つ)する。
【0009】
(3);連絡所要時間が増加する(旧方式の連絡所要時間+新方式の連絡所要時間であるから)。
【0010】
ケース5;上記図12のような2段接続の適用も不可能の場合には、図13に示すような新旧親局6を新設しなければならない。すなわち、制御卓側には新方式を、子局側には旧方式で対応するための新旧親局が必要になる。この新旧親局が必要になる判定条件のフローチャートを図14に示す。
【0011】
図14において、まず、遠方監視制御装置が複数混在する場合、監視操作方式が同じであるかを判断(S1)し、「Y」なら次にソフト方式が同じであるかを判断する(S2)。ステップS2の判断で、「Y」なら新旧遠方監視制御装置併用運用が可能であるから前記ケース1の場合を適用する。前記ステップS1、S2で「N」なら、監視操作判断ミスの危険性があるかどうかを判断(S3)し、「N」ならケース2の場合を適用し、「Y」なら旧方式の遠方監視制御装置を廃棄可能であるかを判断(S4)する。
【0012】
ステップS4で「Y」ならケース3で示したように旧方式の遠方監視制御装置を廃棄し、「N」なら新と旧の遠方監視制御装置の結合が可能であるかを判断(S5)し、「N」ならケース5の場合を適用する。ステップS5で「Y」なら新旧遠方監視制御装置2組設置可能スペースがあるかどうかを判断(S6)し、スペースがないときにはケース5の場合を適用する。ステップS6で「Y」なら連絡時間延長の運用が可能かどうかを判断(S7)し、「Y」ならケース4の場合を適用し、「N」ならケース5の場合を適用する。
【0013】
上記フローチャートはケース1〜5の適用選択において、特にケース5の必要となる判定条件を示したものであるが、通常は、標準品の組み合わせで構成可能なケース1〜4が実用的である。しかし、ケース1が不可能で、ケース2も危険で採用不可能であれば、ケース3かケース4となる。そして、ケース3も適用不可能な場合はケース4となる。従来は、ケース4が一般的であったけれども、図12に示すC部の結合が不可能な場合、すなわち子局の状態を転送できない方式のときには、(旧遠方監視制御装置の方式によっては存在する)ケース4が適用不可能な場合がある。このため、ケース5の場合が適用されることになる。
【0014】
ここで、ケース5の場合における新旧親局を新設するための条件を列挙する。
(1)見かけを(操作員及びソフト処理)新方式にする。すなわち、子局が旧遠方監視制御装置であっても操作員(ソフト処理)からは新遠方監視制御装置に見えることにする。この条件は、操作員からは絶対条件であるが、ソフト処理からは絶対条件ではなく、単純に変換容易であれば良い。(基本条件)
(2)親側の省スペース化。旧親局から新旧親局切り替え時、一時的に双方共存するため。
(3)検証期間の短縮。旧親局から新旧親局切り替え時の検証期間を極力短縮すること。
(4)供給事情の変化対応。旧親局から新旧親局切り替え時の年月においての供給事情の変化に対応できること(例えば、旧方式に使用した部品が供給停止になっている場合があるから)。
(5)増設、改造時の影響範囲を拡大しないこと(例えば、1子局の増設改造時、他子局の運用に支障を与えないこと)。
(6)新旧適用時もフェールセーフ機能を確保することである。これは、新方式適用部、新旧変換適用部、旧方式適用部の3カ所の適用指定にミスがあっても、重大障害に至らないようにするためである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、実施上の問題例と対策として、例えば、旧遠方監視制御装置がB−W型遠方監視制御装置((株)日本鉄道電気技術協会発行の“遠方監視制御装置”冨中昭三著)で、かつ新遠方監視制御装置がトークン型遠方監視制御装置(特願昭62−3691号)で新旧親局を構成した場合には、以下のような問題がある。
【0016】
(1)見かけをB−W→トークンを実施する場合の問題点
a.ポジション体系の相違点問題
B−Wは物理(ハードウエア)対応、トークンは用途(ソフトウエア)対応と異なっていること、
b.連絡順位の相違点問題
B−Wは優先制御連絡>表示連絡>普通制御連絡であるが、先発優先もからみ正確ではない。トークンは発言許可信号であるトークン信号の巡回により正確である。不正確な連絡順位を正確にしなければならない。
【0017】
(2)親側の省スペース化
この点においては、マイクロコンピュータの進歩により、新旧親局の機能の小型化を実現できる。
【0018】
(3)連絡回線の負担増加(検証期間の短縮にともなう)
旧→新切替期間の短縮には、旧と新の整合性の検証が必要、そのためには、旧方式を新方式でモニタしたい。ところが、このようにすると、連絡回線に、旧親局と新親局が一時的に共存し、伝送負担が増加する。
【0019】
(4)供給事情の変化対応
a.FS電信方式の供給停止
この場合、時分割多重伝送(TDM)方式で対応することになるが、伝送遅れが増大する。
【0020】
b.高感度水銀リレーの供給停止
この対策には、フォトモスリレーで対応することになるが、その場合“フォトモスリレーの適用方式”の問題と、“伝送遅れ増加”の問題がある。
【0021】
c.伝送遅れの増加の影響
符号割れとなって連絡不能になること、優先順位の確保が困難になることおよび連絡時間の増加になることなどがある。
【0022】
上記のような問題があるため、新旧親局を構成するには、これら問題点を解決しなければならない。特にフォトモスリレーの適用方式において、新旧親局と旧子局間の回線構成上の問題がある。
【0023】
遠方監視制御装置における回線構成の代表的な構成には、スター形(放射状;子局毎に親局間の回線を設置する)、バス形(母線形;一組の回線を複数の子局と親局で共用する)及びループ形(環状形;一組の回線を1局毎に受信信号を再生中継して、複数の子局と親局とで共用する)の3方式がある。前述した旧遠方監視制御装置ではバス形が使用され、新遠方監視制御装置ではループ形が使用されていたため、新旧親局と子局間で使用される回線構成はバス形となる。
【0024】
バス形回線構成は図15に示すように構成されているため、回線信号には次のような特徴がある。すなわち、遠方からの着信信号電圧は図16に示すように子局1と親局間、親局と子局2間や各子局間の回線抵抗rにより、低下する。これは、伝送距離が長いほど(長距離程)着信信号電圧は一段と低下する。また、途中局への受信部抵抗Rへの分流によっても着信信号電圧は低下する。従って、接続局数が多いほど、分流が多くなり着信信号電圧は低下する。受信部抵抗Rの抵抗値は大きいほど分流は少なくて済むが、自身への着信電流も少なくなってしまう。
【0025】
さらに、バス形回線構成では、回線部と接続局の送受信部における「インダクタンス(L)、静電容量(C)、直列抵抗(R)、コンダクタンス(漏洩抵抗の逆数;G)により波形の歪みが図17に示すように発生する。波形歪みが残留している時間は、次の信号に影響を与えるため、伝送速度を低下させる。
【0026】
波形の歪みは次のa〜cの特徴がある。a;回線の距離が長いほど歪みは大となる(静電容量の増加で)。b;パルス幅が短いほどそれは大となる(伝送速度が早いほど率として歪みは大となる)。c;運用条件としては、距離は長いほど良く、伝送速度も早いほど良い。(a,bと逆);運用条件と矛盾する。
【0027】
次にバス形回線構成における回線信号の検出について述べる。回線信号の特徴から検出部の責務は図18に示すように近接局からの信号と遠方局からの信号レベルから次のようになる。
【0028】
責務1;信号有りの検出レベルは低いほど良い(着信信号低下用)、
責務2;信号消滅の検出レベルは高いほど良い(波形歪み用)、
当然信号有りの検出レベル>信号消滅の検出レベルであるから、責務1と責務2は矛盾することになる。このため、次のようなバス方式の運用制約が生じる。
制約1;長距離になるほど伝送速度は遅くなる。
制約2;接続局数が多いほど伝送距離は短くなる。
【0029】
ここで検出方式について述べるに、まず、説明の便宜上通常の検出方式から述べる。通常の検出方式は、論理状態「1」、「0」を電圧の「有り」、「無し」に対応させ、一組の巻線を有する電磁石の吸引力で接点を開閉し、「開」、「閉」も「1」、「0」に対応させていた。しかし、通常の検出方法では、以下の理由で、バス回線構成の回線信号検出には適用できない。
【0030】
これは、信号有りの検出(電磁石を吸引させる)電流レベルに対し、信号消滅の検出(電磁石の吸引を解除)電流レベルは大幅に低下するため(通常1/10程度)、前記責務2を達成できないからである。
【0031】
この責務2を達成するために図19に示すような検出方式を用いる。図19はリレーの鉄心RYIに第1、第2巻き線W1、W2を設け、第1巻き線W1をバス回線BUSに接続し、第2巻き線W2には逆方向の一定電流(以下バイアス電流と称す)を流したものである。
【0032】
例えば、信号有り検出電流;1mA
信号消滅検出電流;0.1mA
バイアス電流;2mA
とすれば、逆方向の第2巻き線の電流分を打ち消した後の分が、総合電流となるため、第1巻き線W1の信号有り検出電流=3mA(1mA(信号有り検出電流)+2mA(バイアス電流))
また、信号消滅検出電流=2.1mA(0.1mA(信号消滅検出電流)+2mA(バイアス電流))
よって信号消滅検出電流/信号有り検出電流=2.1/3≒2/3≫1/10になり、これにより責務2は1/10から2/3と改善されることが判明する。しかし、責務1は1mAから2.1mAと増加することになる。
【0033】
このことから、バイアス電流を低めれば、責務1は向上し、責務2は低下し、バイアス電流を高めれば、責務1は低下し、責務2は向上する。このため、上記検出方式で使用されるリレーは責務1を達成するため、電磁石関係に工夫を凝らした高感度方式であった。
【0034】
上記検出方式で使用されるリレーは電磁石方式のために次のような速度と耐久性の限界がある。速度限界は電磁石動作時間制約から高速化には対応できないし、耐久性の限界は可動部分から消耗があり、高速化から派生する高頻度に対応できない。
【0035】
以上のことから伝送距離は100km以下、接続局数は6局以下(子局5局+親局または中継局)で、かつパルス幅(伝送速度対応)は70mS以上と低速度のために、高速需要には別方式が採用されるようになり、上述した高感度電磁石方式のリレー部品の供給が停止されてしまった。この電磁石方式に変わるものに半導体フォトモスリレーがある。これを回線信号検出用に適用する場合、通常は図20になる。図20において、PMRが半導体フォトモスリレーで、このフォトモスリレーPMRは電流制限用の抵抗Rと直列接続されて直送回線L11,L12に接続される。
【0036】
このフォトモスリレーPMRを使用した方式では、電磁石方式より感度が良いので、上記した責務1は十分満足している。しかし、責務2は次のような理由で達成できない。すなわち、前記電磁石方式とは異なり、半導体フォトモスリレーPMR方式は、信号有り検出電流レベルと信号消滅検出レベルの差が少ない点は優れているが、部品のばらつき、温度変動により、上記検出レベルが変動してしまう点が電磁石方式より劣る。これにより、実用上、上記変動の上限が信号有り検出電流レベルとなり、上記変動の下限が信号消滅検出電流レベルとなる。すると、上記変動が大きいため、“信号消滅検出電流レベル/信号有り検出電流レベル”≒1/10となって、先に述べたバイアス無しの電磁石方式と同等となり、責務2を達成できない。
【0037】
なお、上述において、部品のばらつき対策のみであれば、図21に示すように電流制限抵抗を可変抵抗VRに代えることにより、部品のばらつきを抵抗値の変化で補償することができる。しかし、この場合でも、温度変動は補償することができないとともに、波形歪みの影響を少なくするべく、検出電圧レベルを高めようと電流制限抵抗値を大にすると、回線の静電容量に蓄えられた電気の放電時定数が大となり、波形歪みを増加させてしまう恐れが有る。
【0038】
次にバス形方式における回線障害対策について述べる。図15は100km以下に適用される、バス形方式の回線構成の基本形である。図22は100kmをを超過する場合に適用される構成図である。すなわち、100km超過分に搬送回線を挿入する。搬送回線には搬送端局CT1、CT2が両端につき、それと中継部CRを親局と直送回線間に設ける。
【0039】
回線障害対策は、図15における直送回線部の障害と、図22における直送回線部と搬送回線部の障害(両側の搬送端局CT1,CT2と中継部CRを含む)、を対象とする。図23は、図15の直送回線部が短距離(2組の直送回線L3,L4の合計距離が100km以下)の場合の、回線障害対策用である。すなわち、直送回線L4がバックアップ回線になっている。
【0040】
直送回線L3,L4の親局側には近端切替部SWが設けられる。通常、近端切替部SWは、直送回線L3(図示下段側)で運用されるように切り替えられている。このような運用形態のとき直送回線L3の親局と子局1間で断線障害が発生したとき、一時的に全子局の監視制御が不能になる。しかし、近端切替部SWを直送回線L4(図示上段側)に切り替えることにより、全子局の監視制御機能が回復可能となる。
【0041】
次に子局1と子局2間の断線障害が発生したとき、一時的には子局2以降の監視制御が不能になる。しかし、近端切替部SWを直送回線L4に切り替えることにより、子局2以降の監視制御機能の回復が可能となる。このとき、子局1は監視制御機能は不可能になる。子局2以降の断線障害も同様に行われる。
【0042】
子局5と直送回線L4との断線障害の発生の場合には、全子局の監視制御機能は可能である。しかし、直送回線L3,L4のいずれかで短絡障害が発生した場合には近端切替部SWの切り替えを行っても全子局の監視制御は不能のままである。しかし、短絡障害の発生頻度は、断線障害発生頻度に比較して遥かにすくない。
【0043】
図24は図22の搬送回線付き回線の場合の、回線障害対策用である。搬送回線2組方式の構成となり、全子局は直送回線Lで接続され、親局と子局1間には搬送回線CL1が設けられるとともに、親局と子局5間には近端切替部SW1を介して搬送回線CL2が設けられたものである。搬送回線CL1は搬送端局CT1,CT2及び中継部CR1で構成され、搬送回線CL2は搬送端局CT3,CT4及び中継部CR2で構成される。この搬送回線2組形では、中継部CR1,CR2の2組が直送回線に接続され、子局数5ケの場合1ケ分超過する。よって中継部を、1組のみを直送回線に接続するための、遠端切替部SW2が必要になる。従って、近端切替と遠端切替の双方で、搬送回線CL1,CL2の選択を行う。なお、障害部位別の監視制御の可能/不可能は上記図23の場合と同様である。
【0044】
図25は、図15の直送回線にバックアップ回線を接続すると100kmを超過する場合の、回線障害対策用である。直送回線1組と搬送回線1組形に構成したもので、この構成の場合にも遠端切替部SW2が必要になる。なお障害部位別の監視制御の可能/不可能は上記図23の場合と同様である。
【0045】
上記のように遠端切替部が必要な場合には別の通信回線で切替指令を伝達しなければならない問題がある。
【0046】
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、遠端切替を不要にして回線構成の単純化を図った回線障害対策装置を提供することを課題とする。
【0047】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を達成するために、第1発明は、複数の子局からなる監視制御対象設備を親局からの回線信号により監視制御するようにした遠方監視制御装置において、
子局が接続される直送回線と、この直送回線の親局近端側および遠端側それぞれ接続される第1、第2の搬送回線と、この第1、第2の搬送回線の両端に設けられる搬送端局と、これら搬送端局のうち直送回線と搬送端局とを結ぶ電路に介挿される中継装置と、前記搬送端局のうち親局側に近い搬送端局間に設けられ、回線障害時に第1、第2の搬送回線のうちどちらかの回線を選択切替する近端切替部とから構成され、
前記中継装置は、搬送端局と直送回線との信号の授受を行う一対の送信部および受信部と、搬送端局からの信号を受信する受信部からの出力信号を直送回線に送信する送信部との電路間に設けられたゲート回路と、前記搬送端局からの信号を受信する受信部からの出力信号が入力され、この出力信号の状態から回線障害が生じたことを検出して、前記ゲート回路のゲートを閉じる出力を送出する回線障害検出部とからなるように構成したことを特徴とするものである。
【0051】
第2発明は、前記第1の搬送回線とこの回線の搬送端局および中継装置を直送回線に代えたものである。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の第1形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図で、PMRは図示極性のアノード側を直送回線L11に接続した半導体フォトモスリレーで、このフォトモスリレーPMRの図示極性のカソード側と直送回線L12間にはリレー感度調整部となる直列接続したツェナーダイオードZD群と電流制限用の抵抗Rの直列回路を接続する。図中、VLは直送回線受信電圧、VZ0はフォトモス順電圧、VZXは合計ツェナー電圧、VRは抵抗R間の電圧、ILは直送回線受信電流である。
【0053】
ツェナーダイオードZDの特性としては次のようなことが知られている。
ツェナーダイオード特有のツェナー電圧以下の電圧には抵抗値≒∞、
ツェナーダイオード特有のツェナー電圧以上の電圧には抵抗値≒0
上記のようにフォトモスリレーPMRとツェナーダイオードZD群を用いると、電磁石方式による2巻き線バイアス方式と等価な方式が実現できる。ここで、次のような特性例を基にした総合特性を取って見る。
【0054】
特性例がフォトモスリレーPMRの信号有り検出電流値(信号有り検出レベル変動の上限値)=0.5mA、フォトモスリレーPMRの信号消滅検出電流値(信号有り検出レベル変動の下限値)=0.1mA、最小着信電圧=30V、最大着信電圧=120V、電流制限抵抗値=16kΩ、1ケのツェナー電圧=5V、静電容量放電時定数=10mSであるとき、総合特性は次のようになる。
【0055】
まず、ツェナーダイオードZDが有る場合
a;最小着信電圧30Vより、合計ツェナー電圧をそれより低い15Vとする。
b;合計ツェナー電圧15V用にツェナーダイオード(以下ZDと称す)を3ケ分とするために、3ケのZDを残し他のZDは短絡する。(ツェナー電圧5V×3)
c;フォトモスリレーと電流制限抵抗に印加される最低電圧は、前述のZDの特性から、ZDの抵抗値を∞→0とする限界電圧15V(3ケ分の合計ツェナー電圧値)を、感度調整部で費やすので、30V(最小着信電圧)−15V(合計ツェナー電圧)=15Vとなる。
【0056】
d;最小着信電圧によるフォトモスリレーの電流値は、フォトモスリレー順電圧VZ0として、15V/16kΩ≒0.94mAとなり、信号有り検出電流上限値の0.5mAより大きくなる。すなわち、最小着信電圧でも信号有りと検出できる。
【0057】
e;信号消滅検出電圧=15Vとなる。ツェナー特性より、合計ツェナー電圧15V以下の場合ZDの抵抗値≒∞となり、フォトモスリレーへの電流≒0となるため。
【0058】
f;最大着信電圧/信号消滅検出電圧=120V/15V=8
g;最大着信電圧時の信号の等価残留時間=10mS(静電容量放電時定数)×ln(自然対数)8≒20mS。
【0059】
次にZDが有る場合と比較するためにZDがない場合、すなわち前述の図20、の総合特性を見てみる。
【0060】
a;最小着信電圧は30Vであるが、合計ツェナー電圧は0Vである。
b;合計ツェナー電圧0V用にZDが0ケ分となる。(ツェナー電圧5V×0)
c;フォトモスリレーと電流制限抵抗に印加される最低電圧は合計ツェナー電圧=0Vなので、30V−0V=30Vとなる。
【0061】
d;最小着信電圧によるフォトモスリレーの電流値は、30V/16kΩ≒1.9mAとなり、信号有り検出電流上限値の0.5mAより大きいので、やはり最小着信電圧でも信号有りと検出できる。
【0062】
e;信号消滅検出電圧=16kΩ×0.1mA=1.6V
f;最大着信電圧/信号消滅検出電圧=120V/1.6V=75
g;最大着信電圧時の信号の等価残留時間=10mS(静電容量放電時定数)×ln(自然対数)75≒43mS。
【0063】
以上より、ZDの効果をまとめると、ZDが無い場合よりもZDを付けた方が、ノイズに強くなる。これは信号消滅検出電圧値以下のノイズには応答しないので、1.6V→15Vとなるから約10倍すなわちS/N比の改善効果が20dBとなる。
【0064】
波形歪みの影響が改善される。最大信号の等価残留時間が短縮されるため、43mS→20mSとなる。すなわち次の信号を23mS分(43mS−20mS=23mS)早く送信できる。
【0065】
また、ZDの数を可変としたので、合計ツェナー電圧が容易に設定できるため、次のような効果もある。従来方式の適用状態より条件の良い場合、S/N比や波形歪みの影響を改善できる。例えば、伝送距離20km、接続局数4局で最小着信電圧が30V→50Vとなれば、合計ツェナー電圧を、さらに20V高められる。このとき信号消滅検出電圧は15V→35Vに、最大着信電圧/信号消滅検出電圧は120V/35V≒3.4に、最大信号の等価残留時間は10mS×自然対数ln3.4≒12mSになる。
【0066】
この結果、ZD有りに対して、S/N比改善効果=20log(35V/15V)dB≒7.2dB、波形歪み影響改善効果=20ms→12mSになる。
【0067】
また、電磁石方式からフォトモスリレーに変更した効果は次のようになる。
より高感度となり、責務1が向上し(1mA→0.5mA)、動作回数制限がない。電磁石方式では機械的可動部分があり、動作回数上限値に寿命がある。
【0068】
図2はこの発明の実施の第2形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図で、第1形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。図2に示す第2形態は、電流制限抵抗Rを可変抵抗VRに変更したもので、例えば、電流制限抵抗値を16kΩから32kΩにしたとすると、流入電流分が半減する。その結果、末端での最小着信電圧が高くなる。しかし、受信電流値も半減し、静電容量放電時定数も増加する。そのため波形歪みも増加する。
【0069】
従って、受信電流値と静電容量放電時定数を許容できる条件であれば(伝送距離や接続局数において)、最小着信電圧が高くなるので、接続局数を増加でき、伝送距離を長くでき、しかもノイズにさらに強くなるなどの効果が得られる。
【0070】
図3はこの発明の実施の第3形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図で、第1形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。図3に示す第3形態は、第1形態で述べた感度調整部を構成するツェナーダイオードZDに代えて図示極性のように直列接続したダイオードDに置き換えて構成したものである。
【0071】
ダイオードの順方向特性としては次のようなことが知られている。
ダイオード特有の堰層電圧以下の電圧には抵抗値≒∞
ダイオード特有の堰層電圧以上の電圧には抵抗値≒0
すなわち、ダイオードの堰層電圧はZDのツェナー電圧に相当する。しかも、ツェナー電圧は数V〜十数Vであるのに対して堰層電圧は1V前後である。このため、第1、第2形態より低い電圧領域(100V領域を数V領域)に適用できる利点がある。
【0072】
図4はこの発明の実施の第4形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図で、第1形態〜第3形態と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。図4に示す第4形態は、電流制限抵抗Rを可変抵抗VRに変更したもので、その作用効果は第2形態と同等である。
【0073】
図5はこの発明の実施の第5形態を示す回線障害対策装置における搬送回線2組方式の構成説明図で、図5において、MAは親局、SU1〜SU5は子局1〜5で、子局1〜5SU1〜SU5は直送回線Lに接続される。親局MAと子局1〜5SU1〜SU5間は搬送回線CL1,CL2で接続される。搬送回線CL1,CL2はそれぞれ、搬送端局CT1〜CT4および中継装置CRE1,CRE2から構成される。SWは近端切替部で、この近端切替部SWは親局MA側に設けられ、搬送回線CL1,CL2を選択切り替えるものである。
【0074】
中継装置CRE1,CRE2にはフォトモスリレーによる第1形態から第4形態の回線信号検出装置を使用するとともに、中継装置CRE1,CRE2は図6に示すような搬送回線障害時不要送信を防止するブロック構成に形成する。すなわち、図6において、搬送端局CT2には受信部RX1と送信部TX1が接続され、受信部RX1の出力はゲート回路GAに入力されるとともに、障害検出部DETに入力される。障害検出部DETの出力はゲート回路GAの禁止入力に供給されるとともに、送信部TX1に入力される。ゲート回路GAの出力は送信部TX2を介して直送回線Lに供給される。直送回線Lに接続された受信部RX2が、前述のフォトモスリレーによる回線信号検出部で、この受信部RX2の出力は送信部TX1に入力される。
【0075】
上記のように構成された中継装置CRE1,CRE2の、直送回線受信部RX2に適用された、フォトモスリレーの感度が電磁石方式より高いため、受信部抵抗Rに相当する電流制限抵抗Rの抵抗値を従来の2倍にできる。これにより従来方式の適用条件の接続局数6局以下において、中継装置CREは1/2局相当になる。その結果、中継装置CREの受信回路は2組分常時接続しても良くなった。
【0076】
すなわち、子局数が最大の5個所であっても受信側の遠端切替が不要になった。
図6に示すように構成すると、親局MAから中継装置CRE1方向の回線障害を常時監視し、障害を検出した場合、逆方向に(親局←中継装置)ルートで親局MAに知らせる。親局MA←中継装置CRE1方向の回線障害は親局MA側で監視しているので、搬送回線CL1を双方向とも中継装置CRE1の受信部RX1,RX2と送信部TX1,TX2を含めて常時監視可能となる。
【0077】
また、中継装置CRE1,CRE2では、近端切替で搬送回線CL1側(図示下段側)に切り替えて、搬送回線CL2側(図示上段側)へ親局MAからの送信信号を送らないようにしても、上段側の搬送回線CL2の障害で親局送信信号相当の不要信号を発生することがある。これを防止するには(遠端切替を行わずに)、図6に示すように障害検出部DETで搬送回線の障害を検出した場合は、ゲート回路GAの出力を禁止して、送信部TX2から直送回線Lへの不要信号の送信を防止する。この結果、送信側も遠端切替が不要になる。
【0078】
上述のように、受信側も送信側も遠端切替が不要であれば、当然図5に示す第5形態のように遠端切替部は不要になる。
【0079】
図7はこの発明の実施の第6形態を示す回線障害対策装置における直送回線1組と搬送回線1組方式の構成説明図で、この図7の第6形態においても、第5形態と同様に遠端切替部を不要とすることができる。
【0080】
ここで、第5形態と第6形態における近端切替の実施方式を、従来方式と比較して述べる。従来方式は遠端切替も必要なので、図8に示すように近端切替部には回線切替用の制御卓と近端切替用の実行部を、また、親局に監視制御用の制御卓と監視制御用の論理部をそれぞれ必要とした。一方、図9に示す方式では、近端切替部の制御卓を省いて親局の制御卓と共用したものであるが、制御卓と実行部間の連絡ルートが必要になる。
【0081】
しかし、この発明の実施の第5形態および第6形態のように遠端切替部を省くと、回線切替制御部と親局との構成が図10に示すように、近端切替部の実行部と親局の論理部とを接続することになるため、以下に述べるような特徴が得られるようになる。
【0082】
a;回線切替用の制御卓が不要になること、
b;制御卓と実行部間の連絡ルートが不要になること、
c;論理部と実行部間の連絡ルートが追加になるが、実行部は論理部と近接しているので、負担にならない(双方回線に結合しているため)。
【0083】
制御卓と論理部間の回線切替連絡方法、特に上記b項を可能にするための連絡方法を次に示す。
【0084】
a;ポジション番号の1ケを回線切替用に充当した。
回線切替指令を回線切替用ポジションの制御連絡に、
回線切替表示を回線切替用ポジションの表示連絡にそれぞれ充当した。すなわち、図5の場合では、回線切替用ポジションの入り状態を搬送回線CL1、切り状態を搬送回線CL2に対応させた。
【0085】
b;論理部では、
制御連絡では「回線切替用ポジション番号」を検出して、子局へは連絡せず、実行部用出力を送出する。実行部からの近端切替状態を監視し、変化があればその状態を「回線切替用ポジション番号」の表示連絡とする。なお、変化がなくとも、当ポジション番号の制御連絡を受けた場合は、当ポジション番号の表示連絡を行う。
【0086】
旧親局方式から新旧親局方式に切り替える場合、切替時の検証期間の短縮を図りたい。このためには、検証対象として重要な事項として、旧親局方式における各監視制御対象の認識と、新旧親局方式における各監視制御対象の認識とが一致していることである。これには、旧親局方式における連絡信号を新旧親局方式でモニタし、旧親局方式で連絡した対象機器と、新旧親局方式でモニタして認識した対象機器が、一致していることを検証すれば良い。すなわち、モニタが容易に行えることが重要である。
【0087】
図11は直送回線1組の場合のモニタ時の回線構成説明図で、BMAは旧親局、NMAは新旧親局、SU1〜SU5は子局1〜5、Lは直送回線である。このように構成された回線構成におけるモニタ時の問題点は、2組の親局の送信信号が同時に送出しないことと、受信局が1局分増加することである。この対策として、前者は2組の親局の送信信号の同時発生防止法により防止し、後者は流入電流分が半減することから、1/2局分の増加に減少することにより対処する。なお、通常は、余裕があるので、1/2局分程度の増加には適用できる場合が多い。
【0088】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、回線障害対策においては、回線構成の単純化を図ることができるとともに、検証期間の短縮化も図ることが可能となり、しかも遠端切替部を省いて回線切替制御部などの簡素化を図ることができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の第1形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図。
【図2】発明の実施の第2形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図。
【図3】発明の実施の第3形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図。
【図4】発明の実施の第4形態を示すフォトモスリレーによる回線信号検出回路図。
【図5】発明の実施の第5形態を示す回線障害対策装置における搬送回線2組方式の構成説明図。
【図6】中継装置の詳細を示すブロック構成図。
【図7】発明の実施の第6形態を示す回線障害対策装置における直送回線1組と搬送回線1組方式の構成説明図。
【図8】従来方式の回線切替制御部と親局との構成説明図。
【図9】制御卓を共用した従来方式の回線切替制御部と親局との構成説明図。
【図10】この発明の実施の形態による回線切替制御部と親局との構成説明図。
【図11】直送回線1組の場合のモニタ時の回線構成説明図。
【図12】新旧遠方監視監視制御装置の2段接続構成図。
【図13】新旧親局設置構成図。
【図14】新旧親局が必要になる判定条件のフローチャート。
【図15】バス形回線構成図。
【図16】着信信号低下状態説明図。
【図17】波形歪み状態説明図。
【図18】検出部責務説明図。
【図19】従来のリレー検出方式を述べる構成図。
【図20】従来のフォトモスリレーによる回線信号検出回路図。
【図21】従来のフォトモスリレーによる回線信号検出回路図。
【図22】従来の搬送回線1組方式における構成説明図。
【図23】従来の直送回線2組方式における構成説明図。
【図24】従来の搬送回線2組方式における構成説明図。
【図25】従来の直送回線2組と搬送回線1組方式における構成説明図。
【符号の説明】
PMR…半導体フォトモスリレー
ZD…ツェナーダイオード
R…電流制限抵抗
VR…可変抵抗
D…ダイオード
MA…親局
SU1〜SU5…子局
CT1〜CT4…搬送端局
SW…近端切替部
CL1,CL2…搬送回線
CRE1、CRE2…中継装置
L…直送回線
RX1,RX2…受信部
TX1,TX2…送信部
GA…ゲート回路
DET…回線障害検出部
Claims (2)
- 複数の子局からなる監視制御対象設備を親局からの回線信号により監視制御するようにした遠方監視制御装置において、
子局が接続される直送回線と、この直送回線の親局近端側および遠端側それぞれ接続される第1、第2の搬送回線と、この第1、第2の搬送回線の両端に設けられる搬送端局と、これら搬送端局のうち直送回線と搬送端局とを結ぶ電路に介挿される中継装置と、前記搬送端局のうち親局側に近い搬送端局間に設けられ、回線障害時に第1、第2の搬送回線のうちどちらかの回線を選択切替する近端切替部とから構成され、
前記中継装置は、搬送端局と直送回線との信号の授受を行う一対の送信部および受信部と、搬送端局からの信号を受信する受信部からの出力信号を直送回線に送信する送信部との電路間に設けられたゲート回路と、前記搬送端局からの信号を受信する受信部からの出力信号が入力され、この出力信号の状態から回線障害が生じたことを検出して、前記ゲート回路のゲートを閉じる出力を送出する回線障害検出部とからなるように構成したことを特徴とする回線障害対策装置。 - 前記第1の搬送回線とこの回線の搬送端局および中継装置を直送回線に代えたことを特徴とする請求項1記載の回線障害対策装置。
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