JP2002063115A - 電子メールシステムにおける受信側装置、送信側装置、および電子メールシステム - Google Patents

電子メールシステムにおける受信側装置、送信側装置、および電子メールシステム

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JP2002063115A
JP2002063115A JP2000246953A JP2000246953A JP2002063115A JP 2002063115 A JP2002063115 A JP 2002063115A JP 2000246953 A JP2000246953 A JP 2000246953A JP 2000246953 A JP2000246953 A JP 2000246953A JP 2002063115 A JP2002063115 A JP 2002063115A
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English (en)
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Goji Tate
剛司 舘
Haruhisa Ichikawa
晴久 市川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信側の記憶装置に蓄積されているが開封さ
れていないメールの数、受信側の開封時間推測装置から
提示される開封時間の推測値、受信者から送信者への特
定のメッセージ等を知ることによって、情報伝達手段を
より効率的に使用するための補助的情報を提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】 新たな受信メールを受信してから受信者
が開封するまでの開封時間の推測値を、受信側装置が送
信側装置に送信し、一方、受信側装置のメール記憶装置
に記憶されている未開封のメールの数と、受信側装置か
ら提示された開封時間の推測値と、受信側装置から送信
側装置に向けた特定のメッセージとのうちの少なくとも
1つの情報を、送信側装置がメールを送信する前に、受
信側装置から受信し、表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メールの送信
に先立ち、受信者が当該電子メールを開封するまでに要
するであろう時間を、送信側装置で予め認識することが
できる電子メールシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子メールの爆発的な普及に伴
い、その手軽さのために、従来の郵便や電話による通信
頻度以上で、大量のメールを、個人が受信する状況が発
生している。
【0003】このような受信者は、大量の受信メールの
内容を全て確認しきれず、受信してからメールを開くま
でにかなりの時間を要するか、または、メールを開き忘
れるという事態が頻繁に発生し、かえって、電子メール
が非効率な情報伝達手段になっている可能性がある。
【0004】また、そのような場合に、当該受信者が大
量の電子メールの内容を全て確認しきれない状況に陥っ
ていることを、送信者側が認識できないまま、重要な内
容や緊急の内容についても、送信者側が電子メールで送
信すると、情報伝達が遅れ、また、要点だけ簡潔に記述
せずに詳細な内容まで含めて記述すると、受信者側が内
容を全て読みきれず、結局、正しい情報が伝わらない
等、送信者側と受信者側との情報伝達がますます非効率
になる可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子メールシス
テムでは、受信者側のメールの記憶装置に、開封されて
いないメールがいくつ蓄積されているか、受信者がどの
程度頻繁に記憶装置にアクセスしてメールを開封するか
等の情報を、送信者側が事前に知ることができないとい
う問題がある。
【0006】したがって、受信者側の当該情報を送信者
側が確認した上で、電子メールで情報を伝達するかまた
は電話で情報を伝達するか等、情報伝達手段を選択する
ことが困難であり、また、詳細な内容を伝達するかまた
は要約した内容だけを伝達するか等、伝達する情報の内
容を調整することが困難であるという問題がある。
【0007】一方、オフィス等で口頭で情報伝達を行う
際には、その時点での相手の行動や状況を目視等である
程度確認することによって、直ちに口頭で情報伝達を行
うべきか、しかるべき時間が経過した後に口頭で情報伝
達を行うべきかを、選択することが可能であり、また、
メッセージを残して相手の都合のいいタイミングに連絡
をしてもらうか等によって、より効率的な情報伝達手段
を選択することが可能である。
【0008】本発明は、受信者側の記憶装置に蓄積され
ているが開封されていないメールの数、受信者側の開封
時間推測装置から提示される開封時間の推測値、受信者
から送信者への特定のメッセージ等を知ることによっ
て、情報伝達手段をより効率的に使用するための補助的
情報を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信側装置
が、受信したメールを記憶するメール記憶装置と、上記
受信したメールを開封して表示するメール表示装置と、
受信者が上記メール記憶装置にアクセスし、受信メール
を開封した履歴を記憶し、この記憶された履歴情報に基
づいて、新たな受信メールを受信してから開封されるま
での開封時間を推測する開封時間推測装置とを有し、一
方、送信側装置が、メール文を入力する入力装置と、受
信側装置のメール記憶装置に記憶されている未開封のメ
ールの数と、受信側装置から提示された開封時間の推測
値と、受信側装置から送信側装置に向けた特定のメッセ
ージとのうちの少なくとも1つの情報を、送信側装置が
メールを送信する前に受信する受信手段と、上記受信手
段が受信した上記少なくとも1つの情報を表示する表示
装置とを有する電子メールシステムである。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例である電子メールシステム100の概要構成を示
す図である。
【0011】電子メールシステム100は、ネットワー
クNWを介して、送信側装置10と、受信側装置20と
を有する。
【0012】受信側装置20は、受信したメールを格納
するメール記憶装置21と、受信したメールを開封して
表示するメール表示装置22と、開封時間推測装置23
とを有する。
【0013】送信側装置10は、送信側入力装置11
と、送信者がメール送信に先立って当該メールが受信者
によって開封されるまでの期待値を表示する送信側表示
装置12とによって構成されている。
【0014】開封時間推測装置23は、表示装置22を
介して、受信者がメール記憶装置21に過去にアクセス
し、受信メールを開封した履歴を記録し、その履歴情報
に基づいて、新たな受信メールが開封されるまでの時間
である開封時間推測値を、受信の曜日、時間帯を含む条
件に応じて、算出する装置である。
【0015】なお、メール記憶装置21に記憶されてい
るメールが、メール表示装置22からのアクセスによっ
て、開封されるまでに要した時間(開封時間)は、メー
ル記憶装置21において、メールを受信した曜日や時間
帯毎に、受信者毎に記録され、開封時間推測装置23に
おいて、過去の一定期間分の記録に基づいて、曜日や時
間帯毎に、開封時間の確率密度分布と開封時間推測値と
して管理される。
【0016】なお、送信側表示装置12は、受信側装置
のメール記憶装置に記憶されている未開封のメールの数
と、上記受信側装置から提示された開封時間の推測値
と、上記受信側装置から送信側装置に向けた特定のメッ
セージとのうちの少なくとも1つの情報を、上記送信側
装置がメールを送信する前に受信し、この受信した上記
少なくとも1つの情報を表示する表示装置の例である。
【0017】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0018】図2は、上記実施例において、メールを受
信してから開封するまでの時間を、履歴情報として収集
する場合の例を示す図である。
【0019】ある特定の受信者宛てのメールが、メール
記憶装置21に受信されてから、それが開封されるまで
の開封時間tx(x=1、2、3、…)が計測され、受
信した曜日や時間帯毎に、開封時間推測装置23に、そ
の都度記録される。
【0020】図3は、上記実施例において、過去1ヶ月
分について、ある特定の受信者宛てのメールが受信され
てから開封されるまでの時間の履歴が、開封時間推測装
置23に記録されている記録例を示す図である。
【0021】ここで、受信した曜日や時間帯毎に、開封
時間を管理する理由は、受信者がメールの開封を行う事
象は、曜日や時間帯に依存して大きく変動する可能性が
高く、したがって、曜日や時間帯毎に開封時間を推測す
れば、確度の高い推測値が得られるからである。
【0022】たとえば、メール記憶装置22で受信し、
開封されていないメールの数が一定であるという前提の
もとで、休日や平日の深夜に受信したメールは、平日の
昼間に受信したメールよりも、開封時間の開封時間推測
値は一般に大きくなることが多い。
【0023】図4は、上記実施例において、ある特定の
受信者宛てのメールが、受信されてから開封されるまで
に要する時間の開封時間推測値を、確率密度分布に基づ
いて算定する方法の一例を示す図である。
【0024】過去1ヶ月間の履歴に基づいて、受信して
から開封されるまでに要する開封時間の推測値(開封時
間推測値)を、開封時間推測装置23が作成する。つま
り、水曜日の午前10時台にA部長宛てに受信したメー
ルが、開封されるまでに要した開封時間の確立密度分布
に応じて、水曜日の午前10時台に受信するA部長宛て
のメールは、90%の確率で38時間以内に開封される
ことが推測される。
【0025】図5は、電子メールシステム100におけ
る処理動作を示すシーケンス図である。
【0026】まず、受信者は、受信して開封されずに蓄
積されているメールの数と、受信メールの開封時間推測
値とを、送信側入力装置11から問合せがあった際に、
送信者に表示することを承諾した旨を設定する承諾設定
を、メール表示装置22を介して、開封時間推測装置2
3に行なう(S8)。
【0027】また、受信者は、受信して開封されずに蓄
積されているメールの数と、受信メールの開封時間推測
値とを、送信側入力装置11から問合せがあった際に、
送信者に表示することを承諾しない旨を設定する非承諾
設定を、メール表示装置22を介して、開封時間推測装
置23に行なう(S8)。
【0028】なお、上記承諾設定、非承諾設定におい
て、上記開封時間推測値を表示する代わりに、特定のメ
ッセージを表示する旨に関する承諾設定、非承諾設定を
するようにしてもよい。
【0029】この際に、メール表示装置22と開封時間
推測装置23とが、問合せをしてくる送信者を特定する
機能を持つことによって、受信者は、ある特定の送信者
に対してのみ、当該情報の表示を承諾設定することが可
能である。
【0030】送信者は、メール送信に先立って、送信側
入力装置11を介して、メール記憶装置21と開封時間
推測装置23とに対して、送信先アドレスを指定し、送
信相手のメール受信状況を問い合わせる(S1)。
【0031】もし、指定された受信者が、当該送信者に
対して予め表示承諾設定を行っていれば(S3)、開封
時間推測装置23は、送信側入力装置11に対して、当
該受信者のその時点における未開封メール数と、開封時
間推測値との情報を当該送信者に送り、送信側表示装置
12において、当該受信者のその時点における未開封メ
ール数と、開封時間推測値とが表示される(S6)。も
し、指定された受信者が、当該送信者に対して特定のメ
ッセージの表示設定を行っていれば(S5)、開封時間
推測値の代わりに、上記特定のメッセージを表示する
(S7)。
【0032】これらによって、送信者は、そのままメー
ル送信するか、または、別手段で、当該受信者と通信す
るかを判断するための補助的情報を得ることができる
(S2)。また、もし指定された受信者が、当該送信者
に対して表示非承諾設定を行っていれば、一切の情報を
表示しない(S4)。
【0033】図6は、図4に示す確率密度分布に従い、
過去1ヶ月の履歴に基づいて算出された開封時間推測値
等であり、A部長の水曜日の午前10時台の受信メール
が開封されるまでに要する開封時間の推測値等の表示画
面の一例を示す図である。
【0034】送信者は、送信側入力装置11の表示によ
って、6日(水)午前10時の時点で、A部長宛てに受
信されているが、まだ開封されていないメールが75通
あり、また、その時点でメールを送信した場合に、過去
1ヶ月の実績に従えば、当該メールが、90%の確率で
38時間以内に開封される見込みであることを知ること
ができる。
【0035】これによって、たとえば、もし送信メール
の内容がその日の内に判断を仰ぐ必要がある案件であれ
ば、「電子メール以外の通信手段を選択するべきであ
る」との判断を、送信者が容易に行うことができる。
【0036】また、上記と同じく、図6に示すように、
E社員から送信者に向けた特定メッセージによって、E
社員が10日まで出張中であることが明らかにされる。
これによって、その時点でメールを送信した場合に、E
社員がメールを開封するのは11日以降である可能性が
高いことを、送信者は知ることができる。
【0037】また、上記と同じく、図6に示すように、
C係長とH部I部長とは、当該送信者に対して、受信メ
ールの状況を知らせないようにすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、受信者がメールを開封
するまでに要するおよその時間を、送信者が事前に知る
ことによって、より効率的な情報伝達手段を選ぶことが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電子メールシステム1
00の概要構成を示すブロック図である。
【図2】上記実施例において、メールを受信してから開
封するまでの時間を、履歴情報として収集する場合の例
を示す図である。
【図3】上記実施例において、過去1ヶ月分について、
ある特定の受信者宛てのメールが受信されてから開封さ
れるまでの時間の履歴が、開封時間推測装置23に記録
されている記録例を示す図である。
【図4】上記実施例において、ある特定の受信者宛ての
メールが、受信されてから開封されるまでに要する時間
の開封時間推測値を、確率密度分布に基づいて算定する
方法の一例を示す図である。
【図5】電子メールシステム100における処理動作を
示すシーケンス図である。
【図6】図4に示す確率密度分布に従い、過去1ヶ月の
履歴に基づいて算出された開封時間推測値等であり、A
部長の水曜日の午前10時台の受信メールが開封される
までに要する開封時間の推測値等の表示画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
100…電子メールシステム、 10…送信側装置、 11…送信側入力装置、 12…送信側表示装置、 20…受信側装置、 21…メール記憶装置、 22…メール表示装置、 23…開封時間推測装置。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信したメールを記憶するメール記憶装
    置と;上記受信したメールを開封して表示するメール表
    示装置と;受信者が上記メール記憶装置にアクセスし、
    受信メールを開封した履歴を記憶し、この記憶された履
    歴情報に基づいて、新たな受信メールを受信してから開
    封されるまでの開封時間を推測する開封時間推測装置
    と;を有することを特徴とする電子メールシステムにお
    ける受信側装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記開封時間推測装置は、受信の曜日または時間帯に応
    じて、上記開封時間の推測値を算出する装置であること
    を特徴とする電子メールシステムにおける受信側装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記開封時間推測値を送信する開封時間推測値送信手段
    を有することを特徴とする電子メールシステムにおける
    受信側装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記メール記憶装置に記憶されている未開封のメールの
    数を送信する未開封メール数送信手段を有することを特
    徴とする電子メールシステムにおける受信側装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 受信側装置から送信側装置に特定のメッセージを送信す
    る特定メッセージ送信手段を有することを特徴とする電
    子メールシステムにおける受信側装置。
  6. 【請求項6】 メール文を入力する入力装置と;受信側
    装置のメール記憶装置に記憶されている未開封のメール
    の数と、上記受信側装置から提示された開封時間の推測
    値と、上記受信側装置から送信側装置に向けた特定のメ
    ッセージとのうちの少なくとも1つの情報を、上記送信
    側装置がメールを送信する前に受信し、この受信した上
    記少なくとも1つの情報を表示する表示装置と;を有す
    ることを特徴とする電子メールシステムにおける送信側
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 受信者側装置が表示承諾設定を予め行っている場合にの
    み、上記少なくとも1つの情報を、上記表示装置に表示
    することを許容することを特徴とする電子メールシステ
    ムにおける送信側装置。
  8. 【請求項8】 受信したメールを記憶するメール記憶装
    置と、上記受信したメールを開封して表示するメール表
    示装置と、受信者が上記メール記憶装置にアクセスし、
    受信メールを開封した履歴を記憶し、この記憶された履
    歴情報に基づいて、新たな受信メールを受信してから開
    封されるまでの開封時間を推測する開封時間推測装置と
    を具備する受信側装置と;メール文を入力する入力装置
    と、受信側装置のメール記憶装置に記憶されている未開
    封のメールの数と、上記受信側装置から提示された開封
    時間の推測値と、上記受信側装置から送信側装置に向け
    た特定のメッセージとのうちの少なくとも1つの情報
    を、上記送信側装置がメールを送信する前に受信し、こ
    の受信した上記少なくとも1つの情報を表示する表示装
    置とを具備送信側装置と;を有することを特徴とする電
    子メールシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記開封時間推測装置は、受信の曜日または時間帯に応
    じて、上記開封時間の推測値を算出する装置であること
    を特徴とする電子メールシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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