JP2021174202A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、コミュニケーションシステムおよびコミュニケーション端末 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、コミュニケーションシステムおよびコミュニケーション端末 Download PDF

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【課題】他のコミュニケーション参加者の発言に対する割り込みがより効果的に低減されるように支援することを目的とする。【解決手段】コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得する取得部と、前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出する分析部と、前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供する提供部と、を備える、情報処理装置が提供される。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、コミュニケーションシステムおよびコミュニケーション端末に関する。
近年、インスタントメッセンジャーなどの同時多人数参加型のコミュニケーションアプリケーション(以下、単に「COMアプリケーション」とも言う。)を利用したコミュニケーションが行われている。かかるCOMアプリケーションを利用したコミュニケーションにおいて、複数のコミュニケーション参加者がお互いの発言に対する割り込みをしないように発言を制御する一般的な技術が知られている。かかる一般的な技術によって、発言機会の損失を減らし、コミュニケーションの流れを円滑にすることが可能となる。
発言を制御する一般的な技術の例としては、コミュニケーション参加者の状態(ステータス)を検出し、各コミュニケーション参加者の状態に基づいて、COMアプリケーションにおける発言表示開始タイミングを制御したり、発言送信用ユーザインタフェース(送信ボタン)の表示を制御したりする方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−163601号公報
本発明は、他のコミュニケーション参加者の発言に対する割り込みがより効果的に低減されるように支援することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得する取得部と、前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出する分析部と、前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供する提供部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記コミュニケーション指標は、利用者ごとの前記発言準備時間または前記発言準備時間の平均値を含んでもよい。
前記コミュニケーション指標は、他の利用者の発言準備時間に対する利用者の割り込み発言回数または前記割り込み発言回数の平均値を含んでもよい。
前記コミュニケーション指標は、他の利用者の発言準備時間の開始時刻と前記発言準備時間に対する利用者の割り込み発言の開始時刻との差分に相当する割り込み時間または前記割り込み時間の平均値を含んでもよい。
前記提供部は、前記複数の利用者それぞれのコミュニケーション指標を、対応するコミュニケーション端末に提供してもよい。
前記提供部は、前記複数の利用者の中に割り込み発言を行う可能性がある第1の利用者が存在するか否かを判定してもよい。
前記提供部は、前記第1の利用者が存在する場合に、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報を前記第1の利用者のコミュニケーション端末に提供してもよい。
前記提供部は、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報が表示されたにも関わらず、前記第1の利用者が割り込み発言を行った場合、前記第1の利用者が割り込み発言を行ったことを前記第1の利用者のコミュニケーション端末に提供してもよい。
前記提供部は、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報が表示された後、前記第1の利用者が割り込み発言を行わなかった場合、前記第1の利用者が割り込み発言を行わなかったことを前記第1の利用者のコミュニケーション端末に提供してもよい。
前記提供部は、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報が表示されたにも関わらず、前記第1の利用者が割り込み発言を行った場合、前記第1の利用者のコミュニケーション指標または前記第1の利用者が割り込み発言を行ったことを前記コミュニケーショングループに属する前記複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末に提供してもよい。
前記提供部は、前記第1の利用者が存在する場合に、前記割り込み発言を受ける可能性を示す警告情報を前記第1の利用者から前記割り込み発言を受ける可能性がある第2の利用者のコミュニケーション端末に提供してもよい。
前記提供部は、第2の利用者が入力インタフェースを利用している間に、入力インタフェースの利用開始を行った利用者を前記第1の利用者として特定してもよい。
また、本発明の他の観点によれば、コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得することと、前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出することと、前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供することと、を備える、情報処理方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コンピュータを、コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得する取得部と、前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出する分析部と、前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供する提供部と、を備える、情報処理装置として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、第1のコミュニケーション端末と第2のコミュニケーション端末と情報処理装置とを有するコミュニケーションシステムであって、前記情報処理装置は、前記第1のコミュニケーション端末におけるアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とを取得する取得部と、前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記第1のコミュニケーション端末の利用者の発言準備時間を算出する分析部と、前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記第2のコミュニケーション端末に提供する提供部と、を備える、コミュニケーションシステムが提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コミュニケーション端末であって、他のコミュニケーション端末におけるアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて算出された前記他のコミュニケーション端末の利用者の発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標が提示されるように制御する提示制御部を備える、コミュニケーション端末が提供される。
以上説明したように本発明によれば、他のコミュニケーション参加者の発言に対する割り込みがより効果的に低減されるように支援され得る。
本発明の実施形態に係るコミュニケーションシステムの概略的な構成の一例を示す図である。 同実施形態に係るコミュニケーション端末の機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るコミュニケーションサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 同実施形態に係るコミュニケーション分析サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 利用情報取得部および送信制御部の動作例を示すフローチャートである。 取得部の動作例を示すフローチャートである。 分析部の動作例を示すフローチャートである。 コミュニケーション指標の算出について説明するための図である。 分析情報の提供処理の例を示すフローチャートである。 警告情報の提供処理の例を示すフローチャートである。 警告情報の表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する。ただし、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(0.概要)
本発明の実施形態では、同時複数人参加型の汎用テキストコミュニケーションアプリケーション(以下、「COMアプリケーション」とも言う。)が設置されている汎用情報通信端末(以下、「端末」とも言う。)において、コミュニケーションセッションにおけるコミュニケーション参加者の発言状態およびコミュニケーション端末における入力インタフェースの利用状態それぞれの履歴情報に基づいて、発言の傾向を分析する。そして、本発明の実施形態では、コミュニケーション参加者間の発言バランスを悪くするコミュニケーション行動習慣を持つコミュニケーション参加者を発見し、そのコミュニケーション参加者に対して行動の変更を促す。
ここで、COMアプリケーションは、コミュニケーション端末に利用者が設置して利用する、インスタントメッセンジャー(instant messenger)などのリアルタイムなテキストコミュニケーション機能を持つ。近年では、COMアプリケーションは、メッセージを送受信するアプリケーションであることから、メッセージングアプリケーションまたはチャットアプリケーションとも呼ばれている。(例として、rocket chat、slackのdirect message、LINE(登録商標)、skypeなどのインスタントメッセンジャーがある。)
コミュニケーション端末は、通信機能を持ち、COMアプリケーションが搭載され得る携帯通信端末またはコンピュータなどの機器である。かかる機器の例として、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォンなどが挙げられる。また、コミュニケーションセッションは、コミュニケーションが行われた会話区間を意味し得る。また、本発明の実施形態においては、発言はメッセージ送信を意味する。一例として、発言準備は、メッセージ送信準備を意味するものとして用いられる。
本発明の実施形態の特徴の一つは、発言傾向の分析からコミュニケーションを悪くする行動習慣のあるコミュニケーション参加者(例えば、他コミュニケーション参加者が発言を準備している途中に、割り込み的な発言(実際に割り込んでしまった発言(割り込み発言)の他、割り込み発言に類する発言を含む)を行うことで、他コミュニケーション参加者に対して発言機会を断念させ、コミュニケーションの流れを悪くするような傾向のあるコミュニケーション参加者)を抽出し、コミュニケーションセッションが開始した時点で、当該参加者にコミュニケーション行動を改善するためのコミュニケーション支援情報を提示することである(例えば、当該参加者に警告を発することである)。
これにより、コミュニケーション参加者全員が自律的に他コミュニケーション参加者の発言準備過程における割り込みを抑制するようになり、コミュニケーション参加者全員が発言機会を失うことが低減され、コミュニケーションの流れを悪くなることが低減され、平等な発言機会が保たれた状態でコミュニケーションが行われるようになる。
より詳細に、本発明の実施形態では、過去の特定期間におけるセッション別のコミュニケーション参加者を分類し(セッション別のコミュニケーション参加者がそれぞれどのコミュニケーショングループに属するかを判断し)、同一のコミュニケーショングループに属するコミュニケーション参加者の発言および入力インタフェースの利用それぞれの履歴情報から、各コミュニケーション参加者が発言するまでの過程(発言準備過程)を時系列イベントとして抽出し、同一のコミュニケーショングループのコミュニケーション参加者間でこの時系列イベントを比較する。
ここで、本発明の実施形態では、他コミュニケーション参加者の発言準備過程において、入力インタフェースの利用履歴および発言履歴があるコミュニケーション参加者を発見し、かかる発見に基づいて割り込み的発言の発生頻度を指標化する。本発明の実施形態では、この指標を利用し、他コミュニケーション参加者の発言準備時間において、コミュニケーション行動習慣が良くないと判断されるコミュニケーション参加者による入力インタフェースの利用を検出した場合、割り込み的発言の兆候があると判断し、当該参加者にコミュニケーション行動を改善するためのコミュニケーション支援情報を提示する(例えば、当該参加者に警告を発する)。
本発明の実施形態では、このようにお互いの状況が分かりづらい状況(例えば、遠隔地とのリアルタイムなテキストコミュニケーション)において、コミュニケーション参加者間における割込み的発言を低減する。これによって、本発明の実施形態は、平等な発言機会が保たれたコミュニケーションが行われるように、コミュニケーション行動改善に関するコミュニケーション支援情報を提供することを目的とする。
(1.一般的な技術)
近年、インスタントメッセンジャーなどの同時多人数参加型のコミュニケーションアプリケーション(COMアプリケーション)を利用したコミュニケーションが行われている。かかるCOMアプリケーションを利用したコミュニケーションにおいて、複数のコミュニケーション参加者(以下、単に「参加者」とも言う。)がお互いの発言に対する割り込みをしないように発言を制御する一般的な技術が知られている。かかる一般的な技術によって、発言機会の損失を減らし、コミュニケーションの流れを円滑にすることが可能となる。
発言を制御する一般的な技術の例として、参加者の状態(ステータス)を検出し、各参加者の状態に基づいて、COMアプリケーションにおける発言表示開始タイミングを制御したり、発言送信用ユーザインタフェース(送信ボタン)の表示を制御したりする方法(例えば、特許文献1参照。)がある。
(1−1.参加者の状態を検出する方法)
「参加者の状態を検出する方法」の例として、「(1)メッセージ入力状態の監視」「(2)入力速度の評価」が挙げられる。以下、これらについて順に説明する。
(1)メッセージ入力状態の監視
この方法は、参加者によるメッセージの入力状態を監視し、ステータス情報として、参加者が発言のためのメッセージの入力中であるか否かを検出する方法である。例えば、この方法は、相手がメッセージ入力中であるときに、相手のステータス情報として、「テキスト入力中」と表示する方法である。
(2)入力速度の評価
この方法は、コミュニケーションに利用する入力デバイスの種類とコミュニケーション履歴に基づく発言件数と総利用時間とを取得し、これらの情報とあらかじめ定義された基準とに基づいて参加者の入力速度を評価する方法である。例として、参加者Aの利用する入力デバイスの種類がスクリーンキーボードであることに対して2点、参加者Aの1時間あたりの発言件数が20回であることに対して5点、参加者Aの総利用時間が200時間であることに対して9点を付与し、合計点数を16点として評価し、評価した合計点数を参加者同士の入力速度の比較に利用することが想定される。
(1−2.参加者の状態に基づいて表示を制御する方法)
この方法は、上記(1)に示したように、参加者のメッセージ入力状態を検出し、複数の参加者がメッセージ入力中であれば、上記(2)に示したように評価された入力速度を参加者同士で比較する方法である。そして、この方法は、入力速度が遅い参加者がメッセージ入力中であれば、当該入力速度が遅い参加者による発言を妨害しないようにする方法である。より具体的に、この方法は、入力速度の遅い参加者が発言するまで他の参加者から既に送信された発言表示開始タイミングを遅延させると同時に、入力速度の速い参加者が作成中のメッセージを送信できないように当該入力速度の速い参加者に提示される発言送信用ユーザインタフェースを非表示にする方法である。
例えば、この方法では、入力速度が遅いコミュニケーション参加者Aがメッセージ入力中の場合、入力速度が速いコミュニケーション参加者Bの発言済みのメッセージは送信保留状態になる。そして、コミュニケーション参加者Aが発言した後に、コミュニケーション参加者Bの発言がコミュニケーション参加者AのCOMアプリケーションに表示される。同時に、この方法では、コミュニケーション参加者Bが利用するCOMアプリケーションのメッセージ送信ボタンを非表示にし、コミュニケーション参加者Bによる発言ができなくされる。
上記(1)に示したように、参加者のメッセージ入力状態を監視し、参加者のメッセージ入力状態に基づいて、上記(2)に示したように発言表示開始タイミングと発言送信用ユーザインタフェースとを制御する技術は、上記特許文献1などによって開示されている。
上記特許文献1では、インスタントメッセンジャーなどの同時多人数参加型COMアプリケーションを利用してコミュニケーションを行う場合、以下の課題があると指摘している。
「インスタントメッセンジャーを利用したテキストコミュニケーションではコミュニケーション参加者がテキストを入力中に、他参加者からの発言が届くと発言準備中における割込みとなり、発言準備段階で発言を断念するもしくは、発言する内容の順序がずれる原因になり、コミュニケーションの流れが悪くなることがある。」
上記特許文献1では、このような課題の原因がコミュニケーション参加者間に入力速度の違いにあるとし、(1−1.参加者の状態を検出する方法)と(1−2.参加者の状態に基づいて表示を制御する方法)とを提案している。本発明の実施形態では、上記特許文献1の提案における解決方法が有している課題に対して、新たな解決方法を提案する。
(2.本実施形態と一般的な技術との主な差分)
続いて、本発明の実施形態と一般的な技術との主な差分について説明する。なお、ここで説明した差分以外にも、本発明の実施形態と一般的な技術との間に差分が存在し得ることは言うまでもない。
(2−1.参加者の状態を検出する方法)
(1)一般的な「メッセージ入力状態の監視」の課題
上記特許文献1では、参加者に対する発言制御のための条件として、プレゼンスサーバによる参加者の入力状態の監視結果を利用している。しかし、近年におけるコミュニケーション端末では、OS(Operating System)のマルチタスク機能の発展によって、COMアプリケーションを含む全てのアプリケーションがバックグラウンドで動作し、通知機能も持つことが一般的である。したがって、COMアプリケーションが利用されていない状態であっても、参加者は相手から到着した発言内容を確認ができる場合が多い。
さらに、参加者が発言準備をするとき、COMアプリケーションとは別のアプリケーションを利用して発言内容を作成することがあるため、必ずしもCOMアプリケーションを利用するとは限らない。したがって、COMアプリケーションにおける入力状態の監視結果を発言の制御のための条件として利用した場合には、参加者に対する発言制御の精度が十分ではない。
(2)一般的な「入力速度の評価」の課題
特許文献1は、COMアプリケーションの利用者の入力速度を、下記の1)、2)、3)の和として定義している。
1)利用する入力デバイスの種類に対する評価値
2)単位時間(例として1時間など)あたりの発言件数に対する評価値
3)COMアプリケーションの総利用時間に対する評価値
しかし、この方法は主観的評価に近い方法であり、参加者の発言を制御するための方法としては信頼性が高くないと考えられる。その例を以下に示す。
1)利用する入力デバイスの種類に対する評価値
近年においては、キーボード入力以外にも、辞書によって推薦された文言からの選択入力、音声入力など様々な入力デバイスがあり、利用者は、自分に最適な入力デバイスと入力方法とを選択することができる。利用者による入力速度は、利用者の入力デバイスに対する熟練度に応じて決まるものであり、利用者が誰であるかに関わらず一律に入力デバイスの種類によって決まるものではない。例えば、スマートフォンの利用者の入力速度を、タッチパネルに対応する入力速度として一律に決めることはできない。
2)単位時間(例として1時間)あたりの発言件数に対する評価値
発言は、相手からの質問または依頼に対する短い回答(例:はい、了解、何?など)になる場合もあれば、長い回答(例:質問、説明など)になる場合もある。そのため、単位時間における発言件数を入力速度の評価基準として利用するのは妥当ではない。例えば、近年においてよく利用されるスタンプなどが短い回答に該当し得る。
3)COMアプリケーションの総利用時間に対する評価値
COMアプリケーションの総利用時間と入力速度との関連性が低い。例えば、端末を利用した経験のない利用者がCOMアプリケーションを利用する場合には、COMアプリケーションの利用時間が入力速度に影響する場合もある。しかし、既に端末を利用した経験のある利用者がCOMアプリケーションを利用する場合には、COMアプリケーションの利用時間が入力速度に影響するとは限らない。そのため、COMアプリケーションの総利用時間を入力速度の評価基準として利用するのは妥当ではない。
上記特許文献1では、「入力速度の違い」に焦点をおき、課題解決方法を提案している。しかし、上記で説明したように、コミュニケーション参加者の発言を制御するための条件として入力速度を利用する方法は、精度面で信頼性が欠けると考えられる。
(3)本実施形態による解決方法
本発明の実施形態では、参加者の状態を検出するために入力速度の評価はしない。その代わりに、本発明の実施形態では、コミュニケーション分析サーバが、コミュニケーション端末のCOMアプリケーションを用いた発言履歴情報(コミュニケーション履歴情報)をコミュニケーションサーバのコミュニケーションサーバアプリケーション(AP)部から取得し、コミュニケーション端末から、利用者インタフェース、COMアプリケーションおよび利用者アプリケーション(以下、「利用者AP」とも言う。)それぞれの利用履歴情報を取得する。コミュニケーション分析サーバは、発言履歴情報およびこれらの履歴情報に基づいて、コミュニケーションセッションにおける利用者の発言準備時間と、当該発言準備時間における他コミュニケーション参加者の発言履歴情報を、コミュニケーション支援情報を提供するための条件として利用する。
例えば、コミュニケーション支援情報の提供は、コミュニケーションセッションのコミュニケーション参加者全員に対して、コミュニケーションが開始した時点で、リアルタイムで他コミュニケーション参加者の発言に対して割り込み的な発言をしないように事前に警告を発することによって、平等な発言機会が保てるように情報提供をすることによって実現される。さらに、割り込み的な発言を行ったコミュニケーション参加者が存在した場合は、当該コミュニケーション参加者に警告に加えられ、発言習慣を改善させるための情報が提供される。割り込み的な発言の検出方法と警告表示の処理詳細については、(3.実施形態の詳細)において詳細に説明する。
(2−2.参加者の状態に基づいて表示を制御する方法)
(1)一般的な技術の課題
特許文献1では、参加者全員にできる限り均等な発言機会を付与するため、入力速度の速い参加者に対して、入力速度の評価値によるメッセージ送信制御を行っている。しかし、この方法には以下の問題がある。
1)発言制御を行うための入力状態の検出精度が低い。
既に(2−1.参加者の状態を検出する方法)の(1)一般的な「メッセージ入力状態の監視」の課題にて説明したように、入力状態の検出精度の問題があるため、発言制御の結果も信頼性に欠ける。
2)発言までのプロセスが考慮されていない。
特許文献1では、コミュニケーションにおける発言までの基本的なプロセスが考慮されていない。実際のコミュニケーションでは、以下に示す(a)〜(d)のプロセスが順番に行われると想定できる。このプロセスの中で、(a)〜(c)を発言準備時間と見なしてもよいはずである。ただし、これらのプロセス(a)〜(c)がCOMアプリケーションの利用中に起きるとは限らない。
(a)コミュニケーション相手の発言を読む。
(b)回答発言をするための準備をする。(例:考える、資料を見る、インターネットで調査するなど。)
(c)回答発言の内容を作成する。(例:メッセージを入力する。)
(d)発言を送信する。(例:送信ボタンを押す。)
特許文献1では、(c)において検出された「入力中」のみに着目しており、この「入力中」の時間が発言準備時間として扱われている。つまり、入力速度の遅い参加者が(c)の状態に遷移したときに、入力速度の速い参加者からの発言内容が入力速度の遅い参加者の端末に表示されないように制御される。一方、(a)または(b)の状態において、入力速度の速い参加者の発言が入力速度の遅い参加者の端末に表示されてしまうため、入力速度の遅い参加者の発言準備時間における思考が妨害されることになってしまう。
3)社会的な関係の影響が考慮されていない。
特許文献1では、上記2)で説明したように発言のプロセスが考慮されていないため、参加者間における社会的関係による発言準備時間の違いが考慮されていない。その例を以下に示す。
・社会的地位または立場の違いによる影響
参加者Aと参加者Bとのコミュニケーションにおいて、参加者Aと参加者Bとの関係が同僚関係である場合と、参加者Aと参加者Bとの関係が上下関係である場合とでは、両者の発言準備時間に違いが生じることが想定される。
(2)本実施形態による解決方法
本発明の実施形態では、主観的定義に基づいたコミュニケーション参加者の属性(入力速度など)に基づいた発言制御は行わない。その代わりに、本発明の実施形態では、コミュニケーションセッションにおけるコミュニケーション参加者同士の社会的関係を反映するため、コミュニケーション分析サーバが端末とコミュニケーションサーバとから受信した情報から、セッション別のコミュニケーション参加者を分類し(セッション別のコミュニケーション参加者がそれぞれどのコミュニケーショングループに属するかを判断し)、コミュニケーショングループ別に、コミュニケーション参加者ごとの発言準備時間を求め、他コミュニケーション参加者の発言準備時間に割込み発言を行った回数(割り込み回数)、あるいは当該回数の参加者間における比率と、発言準備の開始からその発言に対する割込み発言までの時間(割り込み時間)とを算出する。
本発明の実施形態では、これらの情報(割り込み回数および割り込み時間)に基づき、コミュニケーションセッションが開始した時点で、該当するコミュニケーションセッションのコミュニケーション参加者に対して、コミュニケーション支援情報を提供する。これによって、本発明の実施形態では、発言準備時間における割込み的発言の発生可能性を低減する。また、発言準備時間における割込み的発言の発生可能性が低減されることによって、平等な発言機会を保てるようにコミュニケーションが誘導される。
本発明の実施形態では、コミュニケーションセッションにおけるコミュニケーション参加者に、以下に示すようなコミュニケーション支援情報を提示する。
・発言に対する割込み発言情報の表示
他コミュニケーション参加者の発言準備時間に割込み的発言を行った回数(例えば、平均割り込み回数など)を表示するとともに、割込み的発言の傾向に関する情報(例えば、平均割り込み時間など)を表示する。
・発言に対する割込み発言可能性の警告
他コミュニケーション参加者の発言準備時間における割込み的発言履歴から、他コミュニケーション参加者に対し割込み的発言をする可能性が高くなったと判断した場合、警告を発する。
・発言準備中への割込み発言到着の可能性を通知
発言準備時間において、他コミュニケーション参加者からの割込み的発言が届く可能性があれば、警告を発する。
・発言準備時間の表示
コミュニケーション参加者全員の発言準備時間を示す情報を表示する。
・発言準備時間におけるプレゼンス情報の表示
コミュニケーション参加者全員の発言準備時間における入力作業以外の発言準備時間とその内容(その発言準備を示す情報)とを表示する。
・コミュニケーション改善レポートの表示
コミュニケーションセッションの終了時点で、過去の履歴から他コミュニケーション参加者の発言準備時間における割込み的発言が減った場合は改善傾向を表示し、他コミュニケーション参加者の発言準備時間における割込み的発言が増えた場合は警告を行う(悪化傾向を表示する)。これらの情報(改善傾向および悪化傾向)はコミュニケーションセッション参加者全員に共有される。
これらのコミュニケーション支援情報が提示されることによって、他のコミュニケーション参加者の発言に対する割り込みがより効果的に低減されるように支援される。なお、これらのコミュニケーション支援情報の算出と表示方法については、以下において詳細に説明する。
(3.実施形態の詳細)
続いて、本発明の実施形態の詳細について説明する。
(3−1.システム構成)
図1は、本発明の実施形態に係るコミュニケーションシステムの概略的な構成の一例を示す図である。図1を参照すると、本発明の実施形態に係るコミュニケーションシステム1は、N台(Nは2以上の整数)のコミュニケーション端末10と、コミュニケーションサーバ20と、コミュニケーション分析サーバ30と、ネットワーク50とを有する。N台のコミュニケーション端末10、コミュニケーションサーバ20およびコミュニケーション分析サーバ30は、ネットワーク50に接続されており、ネットワーク50を介して相互に通信可能である。N台のコミュニケーション端末10それぞれは、各利用者によって利用される。例えば、コミュニケーション端末10と利用者とは、1対1に対応している。
また、本発明の実施形態では、コミュニケーション端末10が、PC(Personal Computer)である場合を主に想定する。しかし、コミュニケーション端末10の形態は限定されない。例えば、コミュニケーション端末10は、スマートフォンなどの携帯端末であってもよいし、家庭内などに設置される音声入出力装置などであってもよい。例えば、音声入出力装置は、AI(Artificial Intelligence)スピーカなどであってもよい。
(3−2.コミュニケーション端末の機能構成)
次に、図2を参照して、本発明の実施形態に係るコミュニケーション端末10の機能構成の一例を説明する。図2は、本発明の実施形態に係るコミュニケーション端末10の機能構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、コミュニケーション端末10は、制御部110、操作部140、記憶部150、通信部160および表示部180を備える。
(操作部140)
操作部140は、利用者インタフェース(入力インタフェース)の一例として機能し、ユーザからの入力を受け付ける。ここでは、操作部140がマウスおよびキーボードを含んでいる場合を想定するが、操作部140の形態は限定されない。例えば、操作部140は、タッチパネルを含んでもよいし、ボタンなどを含んでもよい。あるいは、操作部140は、ユーザからの音声の入力を受け付けるマイクロフォンを含んでもよい。操作部140は、ユーザからの入力を制御部110へ提供する。なお、操作部140は、入力装置815により実装され得る。
(記憶部150)
記憶部150は、コミュニケーション端末10の動作を制御するためのプログラムおよびデータを記憶する。当該プログラムには、OS(Operating System)およびアプリケーションなどが含まれる。一例として、記憶部150は、端末情報管理部152を有している。なお、記憶部150は、記憶装置809により実装され得る。
(通信部160)
通信部160は、他の装置と通信する。例えば、通信部160は、ネットワーク50に直接的に接続され、ネットワーク50を介してコミュニケーションサーバ20およびコミュニケーション分析サーバ30それぞれと通信する。なお、通信部160は、通信インタフェース811により実装され得る。
(表示部180)
表示部180は、提示部の一例として機能し、提示制御部134による制御に従って、GUI(Graphical User Interface)によって提示情報をユーザに提示する(画面に表示する)。ここでは、表示部180がディスプレイによって構成される場合を想定するが、表示部180の形態は限定されない。なお、表示部180は、表示装置823により実装され得る。
(制御部110)
制御部110は、コミュニケーション端末10が有する様々な機能を提供する。制御部110は、AP(アプリケーション)部120、および、コミュニケーション支援情報提供部130を有する。AP部120は、コミュニケーションAP部121、および、業務用AP部122を有する。そして、コミュニケーション支援情報提供部130は、利用情報取得部131、送信制御部132、受信情報取得部133および提示制御部134を有する。なお、制御部110は、CPU803、ROM805およびRAM807(図12)により実装され、CPU803によってROM805から読み込まれたプログラムがRAM807に展開され、当該プログラムがCPU803によって実行されることによって実現される。
コミュニケーションAP部121は、利用者が他の利用者との間でコミュニケーション(例えば、テキストコミュニケーション)を行うときに利用される。例えば、コミュニケーションAP部121は、汎用のコミュニケーションアプリケーション(例えば、汎用のテキストコミュニケーションアプリケーション)が実行されることによって実現され得る。コミュニケーションAP部121は、利用者によるコミュニケーションAPの利用情報を、利用情報取得部131に提供する。なお、コミュニケーションAPの例としては、メール、SNS、インスタントメッセンジャーなどのアプリケーションが挙げられる。
業務用AP部122は、利用者が業務用アプリケーション(AP)を行うときに利用される。例えば、業務用AP部122は、業務用APが実行されることによって実現され得る。業務用AP部122は、利用者による業務用APの利用情報を、利用情報取得部131に提供する。なお、業務用APの例としては、文書作成または計算を行うためのOA用アプリケーション、情報検索を行うためのアプリケーションなどが挙げられる。
端末情報管理部152は、コミュニケーション端末10の利用情報を管理している。端末情報管理部152は、コミュニケーション端末10の利用情報を利用情報取得部131に提供する。
利用情報取得部131は、コミュニケーションAP部121からコミュニケーションAPの利用情報を取得するとともに、業務用AP部122から業務用APの利用情報を取得し、さらに、端末情報管理部152からコミュニケーション端末10の利用情報を取得する。また、利用情報取得部131は、操作部140(利用者インタフェース)の利用情報(入力インタフェース利用履歴情報)を取得する。
送信制御部132は、コミュニケーションAPの利用情報、業務用APの利用情報、コミュニケーション端末10の利用情報、および、操作部140の利用情報が通信部160を介してコミュニケーション分析サーバ30に送信されるように通信部160を制御する。受信情報取得部133は、コミュニケーション分析サーバ30から通信部160によって受信された分析結果(他の利用者による利用情報に基づく分析結果)を取得する。分析結果についても後に詳細に説明する。提示制御部134は、分析結果が利用者に提示されるように表示部180を制御する。
(3−3.コミュニケーションサーバの機能構成)
次に、図3を参照して、本発明の実施形態に係るコミュニケーションサーバ20の機能構成の一例を説明する。図3は、本発明の実施形態に係るコミュニケーションサーバ20の機能構成の一例を示すブロック図である。図3を参照すると、コミュニケーションサーバ20は、制御部210、記憶部250および通信部260を備える。
(記憶部250)
記憶部250は、コミュニケーションサーバ20の動作を制御するためのプログラムおよびデータを記憶する。当該プログラムには、OS(Operating System)およびアプリケーションなどが含まれる。なお、記憶部250は、記憶装置809により実装され得る。記憶部250は、コミュニケーションサーバAPデータ部251を有している。コミュニケーションサーバAPデータ部251は、コミュニケーション履歴情報およびコミュニケーションを管理するためのデータを記憶する。
(通信部260)
通信部260は、他の装置と通信する。例えば、通信部260は、ネットワーク50に直接的に接続され、ネットワーク50を介してコミュニケーション端末10およびコミュニケーション分析サーバ30それぞれと通信する。なお、通信部260は、通信インタフェース811により実装され得る。
(制御部210)
制御部210は、コミュニケーションサーバ20が有する様々な機能を提供する。制御部210は、コミュニケーションサーバAP部220を有する。なお、制御部210は、CPU803、ROM805およびRAM807(図12)により実装され、CPU803によってROM805から読み込まれたプログラムがRAM807に展開され、当該プログラムがCPU803によって実行されることによって実現される。
コミュニケーションサーバAP部220は、コミュニケーション(例えば、テキストコミュニケーション)APに対してコミュニケーション機能を提供する。例えば、コミュニケーションサーバAP部220は、コミュニケーション機能の提供によって得られたコミュニケーション履歴情報をコミュニケーションサーバAPデータ部251に蓄積する。コミュニケーションサーバAP部220は、コミュニケーション機能を提供する汎用のサーバプログラムが実行されることによって実現され得る。
(3−4.コミュニケーション分析サーバの機能構成)
次に、図4を参照して、本発明の実施形態に係るコミュニケーション分析サーバ30の機能構成の一例を説明する。図4は、本発明の実施形態に係るコミュニケーション分析サーバ30の機能構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、コミュニケーション分析サーバ30は、制御部310、記憶部350および通信部360を備える。
(記憶部350)
記憶部350は、コミュニケーション分析サーバ30の動作を制御するためのプログラムおよびデータを記憶する。当該プログラムには、OS(Operating System)およびアプリケーションなどが含まれる。なお、記憶部350は、記憶装置809により実装され得る。記憶部350は、設定情報管理部352、情報蓄積部353、分析結果蓄積部354を有している。設定情報管理部352は、設定情報を記憶する。情報蓄積部353は、コミュニケーション端末10から受信された各種の利用情報を記憶する。分析結果蓄積部354は、分析結果を記憶する。
(通信部360)
通信部360は、他の装置と通信する。例えば、通信部360は、ネットワーク50に直接的に接続され、ネットワーク50を介してコミュニケーション端末10およびコミュニケーションサーバ20それぞれと通信する。なお、通信部360は、通信インタフェース811により実装され得る。
(制御部310)
制御部310は、コミュニケーション分析サーバ30が有する様々な機能を提供する。制御部310は、コミュニケーション分析処理部330を有する。そして、コミュニケーション分析処理部330は、取得部331、分析部332および提供部333を有する。なお、制御部310は、CPU803、ROM805およびRAM807(図12)により実装され、CPU803によってROM805から読み込まれたプログラムがRAM807に展開され、当該プログラムがCPU803によって実行されることによって実現される。
取得部331は、情報蓄積部353から情報蓄積部353に蓄積されている各種の利用情報を取得する。分析部332は、取得部331によって取得された各種の利用情報に基づいて、分析を行って分析結果を得る。そして、分析部332は、分析結果を分析結果蓄積部354に蓄積させる。提供部333は、分析結果がステータス情報として通信部360を介してコミュニケーション端末10に送信されるように通信部360を制御する。
(3−5.コミュニケーション端末の動作例)
続いて、本発明の実施形態に係るコミュニケーションシステム1の動作例について説明する。まず、本発明の実施形態に係るコミュニケーション端末10の動作例について説明する。コミュニケーション端末10の動作例として、利用情報取得部131、送信制御部132、受信情報取得部133および提示制御部134それぞれの動作例を順次に説明する。
(利用情報取得部131)
図5は、利用情報取得部131および送信制御部132の動作例を示すフローチャートである。まず、コミュニケーション端末10が起動すると(S11)、コミュニケーション端末10においてイベントが発生したかを監視する(S12)。ここで、コミュニケーション端末10において発生するイベントは、コミュニケーションAPの利用情報、業務用APの利用情報、操作部140(利用者インタフェース)の利用情報などの取得イベントであってよい。
コミュニケーションAPの利用情報は、コミュニケーションAPを識別するための情報、コミュニケーションAPの起動開始時刻、起動終了時刻、利用開始時刻および利用終了時刻などを含む。コミュニケーションAPの利用開始時刻は、コミュニケーションAPがアクティブ状態(例えば、コミュニケーションAPに対応するウィンドウが選択された状態など)になった時刻であってよい。コミュニケーションAPの利用終了時刻は、コミュニケーションAPがインアクティブ状態(例えば、コミュニケーションAPに対応するウィンドウが選択解除された状態など)になった時刻であってよい。なお、コミュニケーションAPの起動開始時刻、起動終了時刻、利用開始時刻および利用終了時刻それぞれには、日付情報が含まれてよい。
業務用APの利用情報は、業務用APを識別するための情報、業務用APの起動開始時刻、起動終了時刻、利用開始時刻および利用終了時刻などを含む。業務用APの利用開始時刻は、業務用APがアクティブ状態(例えば、業務用APに対応するウィンドウが選択された状態など)になった時刻であってよい。業務用APの利用終了時刻は、業務用APがインアクティブ状態(例えば、コミュニケーションAPに対応するウィンドウが選択解除された状態など)になった時刻であってよい。なお、業務用APの起動開始時刻、起動終了時刻、利用開始時刻および利用終了時刻それぞれには、日付情報が含まれてよい。
操作部140(利用者インタフェース)の利用情報は、操作部140の種類を識別するための情報、入力開始時刻および入力終了時刻などを含む。一例として、操作部140の種類が「キーボード」である場合には、操作部140の種類を識別するための情報は「1」であってもよく、操作部140の種類が「マウス」である場合には、操作部140の種類を識別するための情報は、「2」であってもよい。入力開始時刻は、操作部140に対して入力が開始された時刻であってよく、入力終了時刻は、操作部140に対して入力が終了された時刻であってよい。なお、入力開始時刻および入力終了時刻それぞれには、日付情報が含まれてよい。
イベントが発生していない場合には(S12において「イベント発生無」)、S12に動作が移行される。一方、イベントが発生した場合には(S12において「イベント発生」)、S13に動作が移行される。利用情報取得部131が、発生したイベントに対応する利用情報の取得に失敗した場合には(S13において「失敗」)、S12に動作が移行される。一方、利用情報取得部131が、発生したイベントに対応する利用情報の取得に成功した場合には(S13において「成功」)、取得した利用情報を記憶部150に記録する(S14)。
(送信制御部132)
続いて、送信制御部132は、記憶部150に記録された利用情報がある場合、当該利用情報に利用者識別情報を付与し(S15)、送信設定情報に基づいて、利用者識別番号と利用情報とが通信部160によってコミュニケーション分析サーバ30に送信されるように通信部160を制御する(S16)。送信設定情報は、利用情報を送信すべき時刻を示す情報であってもよいし、利用情報を送信すべき時間間隔を示す情報であってもよい。その後、動作は、S12に移行される。
(受信情報取得部133)
受信情報取得部133は、コミュニケーション分析サーバ30における分析部332によって分析されて得られた分析結果に更新があるかを確認する。分析結果の更新がない場合、特に何もしなくてよい。一方、受信情報取得部133は、分析結果の更新がある場合、コミュニケーション分析サーバ30から通信部160を介して分析結果を取得し、取得した分析結果を記憶部150に記録する。
(提示制御部134)
提示制御部134は、受信情報取得部133によって分析結果が取得されたかを確認する。受信情報取得部133によって分析結果が取得されなかった場合、特に何もしなくてよい。一方、提示制御部134は、受信情報取得部133によって分析結果が取得された場合、受信情報取得部133から分析結果を取得する。そして、提示制御部134は、分析結果が表示部180によって表示されるように表示部180を制御する。
(3−6.コミュニケーションサーバの動作例)
続いて、本発明の実施形態に係るコミュニケーションサーバ20の動作例について説明する。コミュニケーションサーバ20の動作例として、コミュニケーションサーバAP部220の動作例を説明する。
(コミュニケーションサーバAP部220)
コミュニケーションサーバAP部220は、コミュニケーションAPに対してコミュニケーション機能を提供する。例えば、コミュニケーションサーバAP部220は、コミュニケーション機能の提供によって得られたコミュニケーション履歴情報をコミュニケーションサーバAPデータ部251に蓄積する。また、コミュニケーションサーバAP部220は、コミュニケーションサーバAPデータ部251に蓄積したコミュニケーション履歴情報が、コミュニケーション分析サーバ30からの要求に応じてコミュニケーション分析サーバ30に送信されるように通信部260を制御する。
ここでは、コミュニケーションサーバAPデータ部251に蓄積されるコミュニケーション履歴情報が、送信者ID、受信者ID、送信時刻(または返信時刻)、メッセージID、メッセージ本文、セッション番号、セッション参加者情報、および、記録時刻情報を含む場合を想定する。しかし、コミュニケーション履歴情報は、これらの全部を含んでいなくてもよい。
送信者IDは、メッセージの送信者を一意に識別するための情報であり、送信者に対して付与されているIDであってもよいし、送信者の名前であってもよい。受信者IDは、メッセージの受信者を一意に識別するための情報であり、受信者に対して割り当てられているIDであってもよいし、受信者の名前であってもよい。送信時刻(または返信時刻)は、メッセージが送信された時刻(または返信された時刻)を示す情報である。メッセージIDは、メッセージを一意に識別するための情報であり、コミュニケーションサーバAP部220によって付与される。
メッセージ本文は、メッセージ自体(主に、テキストメッセージ)を示す。セッション番号は、ある時間区間のコミュニケーションにおいてやり取りされた一連のメッセージ群を示すグループを一意に識別するための情報であり、コミュニケーションサーバAP部220によって付与される。セッション参加者情報は、コミュニケーションセッションに参加している利用者の一覧情報である。記録時刻情報は、コミュニケーションサーバAPデータ部251にコミュニケーション履歴情報が記録された時刻を示す情報である。
(3−7.コミュニケーション分析サーバの動作例)
続いて、本発明の実施形態に係るコミュニケーション分析サーバ30の動作例について説明する。コミュニケーション分析サーバ30の動作例として、取得部331、分析部332および提供部333それぞれの動作例を説明する。
(取得部331)
図6は、取得部331の動作例を示すフローチャートである。まず、取得部331は、動作を開始し(S21)、コミュニケーション端末10から利用情報が通信部360によって受信されたかを確認する(S22)。取得部331は、コミュニケーション端末10から利用情報が通信部360によって受信されなかった場合には(S22において「情報無」)、S22に動作を移行させる。一方、取得部331は、取得部331は、コミュニケーション端末10から利用情報が通信部360によって受信された場合には(S22において「情報有」)、情報蓄積部353に利用情報を蓄積させる(S23)。
(分析部332)
図7は、分析部332の動作例を示すフローチャートである。まず、分析部332は、コミュニケーション分析サーバ30の起動時に自動的に動作を開始し(S31)、設定情報管理部352によって記憶されている設定情報に含まれる計算区間を確認する(S32)。そして、分析部332は、計算区間に応じたタイミングに、各種の利用情報を情報蓄積部353から取得する(S33)。例えば、計算区間に6箇月が設定されている場合、分析部332は、現時点から6箇月前までの各種の利用情報を取得する。あるいは、分析部332は、6箇月ごとに各種の利用情報を取得する。そして、分析部332は、各種の利用情報に基づいて、コミュニケーション指標を計算する(S34)。分析部332によって計算されるコミュニケーション指標は限定されない。
ここでは、コミュニケーション指標の例として、「(1)発言準備時間」「(2)割り込み回数」「(3)割り込み時間」「(4)COMアプリケーション利用率」が分析部332によって計算される場合を想定する。分析部332は、これらのコミュニケーション指標を計算するに際して、コミュニケーションセッションに参加したコミュニケーション参加者をグループ(コミュニケーショングループ)として扱う。このとき、複数のコミュニケーションセッションにおいて、コミュニケーション参加者が同一である場合、当該複数のコミュニケーションセッションそれぞれを構成するコミュニケーション参加者同士は、同一のコミュニケーショングループとして扱われる。
例として、以下のように4つのコミュニケーションセッションが時系列に沿って(コミュニケーションセッション1〜4の順番に)発生した場合を想定する。
コミュニケーションセッション1:コミュニケーション参加者A、B
コミュニケーションセッション2:コミュニケーション参加者A、B、C
コミュニケーションセッション3:コミュニケーション参加者A、B、C、D
コミュニケーションセッション4:コミュニケーション参加者A、B、C
このとき、コミュニケーションセッション2とコミュニケーションセッション4は、コミュニケーション参加者が同一であるため、それぞれのコミュニケーション参加者は同一のコミュニケーショングループを構成するとして扱われる。図8を参照しながらさらに詳細に説明する。
図8は、コミュニケーション指標の算出について説明するための図である。図8に示された例では、利用者1によって利用されるコミュニケーション端末10−1が端末1として簡略化して示されている。同様に、利用者2によって利用されるコミュニケーション端末10−2が端末2として簡略化して示されている。また、利用者Nによって利用されるコミュニケーション端末10−Nが端末Nとして簡略化して示されている。
図8を参照すると、まず、端末1がコミュニケーションサーバ20に対して招待依頼を出し(S41)、コミュニケーションサーバ20は、端末2に対して招待を出すとともに(S42)、端末Nに対して招待を出す(S43)。端末2は、コミュニケーションサーバ20に対して参加の旨を送信し(S44)、端末Nは、コミュニケーションサーバ20に対して参加の旨を送信する(S45)。以上によって、利用者1〜Nが属するコミュニケーショングループに対応するコミュニケーションセッションが開始される(S61)。
続いて、端末1は、送信メッセージを作成する前に、利用者AP(業務用AP)の利用を開始する(すなわち、利用者APの状態をアクティブ状態にする)(S62)。例えば、端末1は、利用者APを利用して送信メッセージを作成するために必要な情報検索を行う場合などが想定される。そして、端末1は、利用者AP(業務用AP)の利用のために利用者インタフェース(操作部140)の利用を開始する(S63)。端末1は、利用者AP(業務AP)の利用を終了する(S64)。利用者APの利用時間T1は、利用者APの利用終了時刻から利用者APの利用開始時刻を減じた時間に該当する。
さらに、端末1は、コミュニケーションAPの利用を開始する(すなわち、コミュニケーションAPの状態をアクティブ状態にする)(S65)。端末1は、コミュニケーションAPの利用のために利用者インタフェース(操作部140)の利用を終えると(S66)、コミュニケーションAPを利用した端末N宛てのメッセージをコミュニケーションサーバ20に送信する(S53)。コミュニケーションサーバ20は、端末1から受信したメッセージを端末Nに送信する(S54)。コミュニケーションAPの利用時間T2は、コミュニケーションAPの利用終了時間からコミュニケーションAPの利用開始時刻を減じた時間に該当する。利用者インタフェースの利用時間T3は、利用者インタフェースの利用開始から終了までの時間(すなわち、入力終了時刻から入力開始時刻を減じた時間)に該当する。
(1)発言準備時間
発言準備時間は、メッセージ送信の準備の時間に該当する。例えば、図8に示された例において、利用者1の発言準備時間は、コミュニケーションセッション開始(S61)からコミュニケーションセッション終了(S67)までの間において、コミュニケーションAPの利用時間T1と、その直前に利用された利用者AP(業務用AP)の利用時間T2とを合わせた時間(すなわち、T1+T2)のうち、利用者インタフェース(操作部140)の利用時間T3に該当する。分析部332は、コミュニケーショングループに属する利用者(コミュニケーション参加者)ごとに、この発言準備時間をコミュニケーション指標の例として計算する。さらに、分析部332は、コミュニケーションセッションが複数である場合には、利用者ごとに平均発言準備時間(計算区間における1コミュニケーションセッションあたりの発言準備時間)を計算する。
(2)割り込み回数
割り込みは、ある利用者(コミュニケーション参加者)の発言準備時間内に当該利用者に対して他の利用者(コミュニケーション参加者)が発言してしまうことを意味する。この割り込み回数が大きい利用者は、割り込み発言を行う癖が強い。ここで、コミュニケーションにおける利用者間における割り込みの発生の仕方は、利用者間の社会的関係によって異なることが想定される。そこで、分析部332は、コミュニケーショングループごとに利用者の割り込み回数を算出する。図8に示された例においては、利用者Nによる発言が利用者1の発言準備時間T3の範囲内である場合(S51、S52)、利用者Nの発言は、割り込み発言に該当する。一方、利用者Nによる発言が利用者1の発言準備時間T3の範囲外である場合(S55、S56)、利用者Nの発言は、割り込み発言に該当しない。
分析部332は、コミュニケーショングループに属する利用者(コミュニケーション参加者)ごとに、この割り込み回数(すなわち、他の利用者の発言準備時間に発言してしまった回数)をコミュニケーション指標の例として計算する。さらに、分析部332は、コミュニケーションセッションが複数である場合には、利用者ごとに平均割り込み回数(計算区間における1コミュニケーションセッションあたりの割り込み回数)を計算する。
(3)割り込み時間
割り込み時間は、ある利用者(コミュニケーション参加者)に対して他の利用者(コミュニケーション参加者)が割り込みをした場合において、発言準備の開始から割り込み発言の開始までの時間を意味する。この割り込み時間が短い利用者は、短気である可能性が高い。分析部332は、コミュニケーショングループごとに利用者の割り込み時間を算出する。図8に示された例においては、利用者1の発言準備時間T3の開始(S63)から利用者Nの割り込み発言(S51)までの時間T4は、割り込み時間に該当する。
分析部332は、コミュニケーショングループに属する利用者(コミュニケーション参加者)ごとに、この割り込み時間(すなわち、他の利用者の発言準備時間に割り込み発言をした場合における、当該発言準備時間の開始から割り込み発言の開始までの時間)をコミュニケーション指標の例として計算する。さらに、分析部332は、コミュニケーションセッションが複数である場合には、利用者ごとに平均割り込み時間(計算区間における1コミュニケーションセッションあたりの割り込み時間)を計算する。
(4)COMアプリケーション利用率
COMアプリケーション利用率は、発言準備時間におけるコミュニケーションAPの利用時間と利用者AP(業務用AP)の利用時間との比率を示す。例えば、COMアプリケーション利用率は、コミュニケーションAPの利用時間に対する利用者APの利用時間の割合であってよい。このとき、COMアプリケーション利用率が高い参加者ほど、利用者APを利用して、考えたり、資料を見たり、インターネットで調査をしたりする時間が短く、かつ、コミュニケーションAPを利用して、メッセージを入力する時間が長い参加者(すなわち、短時間でも多くの発言ができる参加者)であると言える。COMアプリケーション利用率は、利用者APの利用時間に対するコミュニケーションAPの利用時間の割合であってもよい。
分析部332は、コミュニケーショングループに属する利用者(コミュニケーション参加者)ごとに、このCOMアプリケーション利用率をコミュニケーション指標の例として計算する。さらに、分析部332は、コミュニケーションセッションが複数である場合には、利用者ごとに平均COMアプリケーション利用率(計算区間において発言準備時間におけるコミュニケーションAPの合計利用時間と利用者APの合計利用時間との比率)を計算する。
図7に戻って説明を続ける。分析部332は、算出したこれらのコミュニケーション指標(分析結果)をコミュニケーション支援情報の例として分析結果蓄積部354に蓄積させる(S35)。その他、分析部332は、これらのコミュニケーション指標に対応付けて、セッション番号、コミュニケーショングループの名称、当該グループに属する利用者(コミュニケーション参加者)の一覧、割り込みをした参加者とその参加者に割り込みをされた参加者とを示す情報(割り込み情報)、計算区間の開始時刻および終了時刻を示すスタンプ情報を、分析結果蓄積部354に蓄積させる。
(提供部333)
提供部333は、このようにして蓄積されたコミュニケーション指標を、コミュニケーション端末10に提供する「分析情報の提供処理」を行う。また、提供部333は、このようにして蓄積されたコミュニケーション指標に基づく「警告情報の提供処理」を行う。以下、図9を参照しながら、「分析情報の提供処理」について説明し、図10を参照しながら、「警告情報の提供処理」について説明する。
図9は、分析情報の提供処理の例を示すフローチャートである。まず、提供部333は、コミュニケーション分析サーバ30の起動時に自動的に動作を開始する(S71)。提供部333は、コミュニケーションサーバ20のコミュニケーションサーバAP部220に問い合わせをして、コミュニケーションセッションが開始されたかをリアルタイムに監視する(S72)。提供部333は、コミュニケーションセッションが開始されていないと判断した場合(S72において「無」)、S72に戻る。
一方、提供部333は、コミュニケーションセッションが開始されたと判断した場合(S72において「有」)、コミュニケーションサーバAP部220からセッション情報を取得する(S73)。セッション情報は、送信者ID、受信者ID、送信時刻(または返信時刻)、セッション番号、コミュニケーションセッション開始時刻、コミュニケーションセッション終了時刻およびセッション参加者情報を含んでよい。
そして、提供部333は、取得したセッション参加者情報によって構成されるコミュニケーショングループを特定し、当該コミュニケーショングループに対応するコミュニケーション指標(分析結果)を分析結果蓄積部354から取得する(S74)。提供部333は、取得したコミュニケーション指標を、通信部360を介して該当する参加者のコミュニケーション端末10に提供する(S75)。
コミュニケーション端末10においては、コミュニケーション分析サーバ30から送信されたコミュニケーション指標(分析結果)が通信部160によって受信され、受信情報取得部133によって取得される。図9に示された例では、コミュニケーション端末10の利用者に対応するコミュニケーション指標がコミュニケーション分析サーバ30から送信される。提示制御部134は、通信部160によって受信されたコミュニケーション指標(分析結果)が表示部180によって表示されるように表示部180を制御する。
図10は、警告情報の提供処理の例を示すフローチャートである。まず、提供部333は、コミュニケーション分析サーバ30の起動時に自動的に動作を開始する(S81)。提供部333は、コミュニケーション端末10のコミュニケーションAP部121に問い合わせをして、各種の利用情報が受信されたかを判断する(S82)。提供部333は、各種の理容情報が受信されない場合(S82において「無」)、S82に戻る。一方、提供部333は、各種の利用情報が受信された場合(S82において「有」)、コミュニケーションAPの利用情報、業務用APの利用情報および操作部140(利用者インタフェース)の利用情報を取得する。
提供部333は、各種の利用情報に基づいて、他のコミュニケーション参加者の発言準備時間に発言を行う可能性(割り込み発言を行う可能性)のあるコミュニケーション参加者を判断する。例えば、割り込み発言を行う可能性のあるコミュニケーション参加者は、コミュニケーションセッションにおいて、他のコミュニケーション参加者が利用者インタフェースをまだ利用している間に、利用者インタフェースの利用開始が検出されたコミュニケーション参加者であってよい。
さらに、提供部333は、当該コミュニケーション参加者の割り込み発言を行う可能性の高さを示す情報(割り込み可能性レベル)を算出する(S83)。例えば、他のコミュニケーション参加者によるコミュニケーションAPの利用中に利用者インタフェースの利用を開始したコミュニケーション参加者の割り込み可能性レベルは、(他者の発言に対して比較的割り込みやすいため)「高」であってよい。一方、他のコミュニケーション参加者による業務用APの利用中に利用者インタフェースの利用を開始したコミュニケーション参加者の割り込み可能性レベルは、(他者の発言に対して比較的割り込みにくいため)「低」であってよい。
提供部333は、割り込み可能性レベルが「低」であるコミュニケーション参加者のコミュニケーション端末10に対しては(S83において「低」)、割り込み発言をしないことを促すための警告情報を提供しなくてよい。一方、提供部333は、割り込み可能性レベル「高」であるコミュニケーション参加者のコミュニケーション端末10に対しては(S83において「高」)、割り込み発言をしないことを促すための警告情報を提供してよい(S84)。さらに、提供部333は、割り込み発言を受ける可能性があるコミュニケーション参加者に対して、割り込み発言を受ける可能性を示す警告情報を提供してよい。
なお、ここでは、一人のコミュニケーション参加者に対して二人以上のコミュニケーション参加者が割り込み発言を行う可能性がある場合を想定し、割り込み可能性レベルが「高」のコミュニケーション参加者に対してのみ、警告情報を提供する場合を想定した。しかし、一人のコミュニケーション参加者に対して一人のコミュニケーション参加者だけが割り込み発言を行う場合などには、割り込み可能性レベルに依らず、割り込み発言を行う可能性があるコミュニケーション参加者に対して警告情報が提供されてもよい。
コミュニケーション端末10においては、コミュニケーション分析サーバ30から送信された警告情報が通信部160によって受信され、受信情報取得部133によって取得される。提示制御部134は、通信部160によって受信された警告情報が表示部180によって表示されるように表示部180を制御する。図11を参照しながら、警告情報の表示例について説明する。
図11は、警告情報の表示例を示す図である。図11を参照すると、利用者2が利用者1に対して割り込み発言を行う可能性があると判断されている。図11に示されるように、利用者1の端末1(コミュニケーション端末10)には、割り込み発言を受ける可能性を示す警告情報M1(誰から割り込み発言を受ける可能性があるかを示す情報を含む)が表示される。一方、利用者2の端末2(コミュニケーション端末10)には、割り込み発言をしないことを促すための警告情報M2(誰に対して割り込み発言を行う可能性があるかを示す情報を含む)が表示される。
なお、利用者1に対して割り込み発言をしないことを促すための警告情報M2が利用者2の端末2によって表示されたにも関わらず、利用者2が利用者1に対して割り込み発言をしてしまう場合も想定される。かかる場合には、コミュニケーション分析サーバ30の提供部333は、利用者2が割り込み発言を行ったこと、または、割り込み発言を行った利用者2のコミュニケーション指標「(1)発言準備時間」「(2)割り込み回数」「(3)割り込み時間」「(4)COMアプリケーション利用率」をコミュニケーション参加者全員のコミュニケーション端末10に提供し、表示させてもよい。これによって、割り込み発言が抑制されることが期待される。
あるいは、利用者1に対して割り込み発言をしないことを促すための警告情報M2が利用者2の端末2によって表示されたにも関わらず、利用者2が利用者1に対して割り込み発言をしてしまう場合には、コミュニケーション分析サーバ30の提供部333は、割り込み発言を行ったことを利用者2のコミュニケーション端末10に提供し、表示させてもよい。これによって、割り込み発言が抑制されることが期待される。
それに対し、利用者1に対して割り込み発言をしないことを促すための警告情報M2が利用者2の端末2によって表示されたおかげで、利用者2が利用者1に対して割り込み発言をしない場合も想定される。かかる場合には、コミュニケーション分析サーバ30の提供部333は、割り込み発言を行わなかったこと(すなわち、割り込み発言の習慣が改善されたこと)を利用者2のコミュニケーション端末10に提供し、表示させてもよい。これによって、割り込み発言が抑制されることが期待される。
(4.ハードウェア構成)
図12は、本発明の実施形態に係るコミュニケーション端末10、コミュニケーションサーバ20およびコミュニケーション分析サーバ30(以下、コミュニケーション端末10、コミュニケーションサーバ20およびコミュニケーション分析サーバ30それぞれを区別せずに「本実施形態に係る装置」と言う場合がある。)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
なお、コミュニケーション端末10、コミュニケーションサーバ20およびコミュニケーション分析サーバ30それぞれに下記のハードウェア構成のすべてが備えられている必要はなく(例えば、コミュニケーションサーバ20に直接的にセンサが備えられている必要はない)、各装置の機能構成を実現できるハードウェアモジュールが適宜限定して備えられてもよい。
図12を参照すると、本実施形態に係る装置は、バス801、CPU(Central Processing Unit)803、ROM(Read Only Memory)805、RAM(Random Access Memory)807、記憶装置809、通信インタフェース811、センサ813、入力装置815、表示装置817、スピーカ819を備える。
CPU803は、本実施形態に係る装置における様々な処理を実行する。また、ROM805は、本実施形態に係る装置における処理をCPU803に実行させるためのプログラム及びデータを記憶する。また、RAM807は、CPU803の処理の実行時に、プログラム及びデータを一時的に記憶する。
バス801は、CPU803、ROM805及びRAM807を相互に接続する。バス801には、さらに、記憶装置809、通信インタフェース811、センサ813、入力装置815、表示装置817及びスピーカ819が接続される。バス801は、例えば、複数の種類のバスを含む。一例として、バス801は、CPU803、ROM805及びRAM807を接続する高速バスと、該高速バスよりも低速の1つ以上の別のバスを含む。
記憶装置809は、本実施形態に係る装置内で一時的または恒久的に保存すべきデータを記憶する。記憶装置809は、例えば、ハードディスク(Hard Disk)等の磁気記憶装置であってもよく、または、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)及びPRAM(Phase change Random Access Memory)等の不揮発性メモリ(nonvolatile memory)であってもよい。
通信インタフェース811は、本実施形態に係る装置が備える通信手段であり、ネットワークを介して(あるいは直接的に)外部装置と通信する。通信インタフェース811は、無線通信用のインタフェースであってもよく、この場合に、例えば、通信アンテナ、RF回路及びその他の通信処理用の回路を含んでもよい。また、通信インタフェース811は、有線通信用のインタフェースであってもよく、この場合に、例えば、LAN端子、伝送回路及びその他の通信処理用の回路を含んでもよい。
センサ813は、例えばカメラ、マイクロフォン、生体センサ、その他のセンサまたはそれらの複合である。カメラは、被写体を撮像するもので、例えば光学系、撮像素子及び画像処理回路を含む。マイクロフォンは、周囲の音を収音するもので、該音を電気信号へ変換し該電気信号をデジタルデータに変換する。
入力装置815は、タッチパネル、マウス、カメラなどの視線検出装置、マイクロフォン等である。表示装置817は、本実施形態に係る装置からの出力画像(すなわち表示画面)を表示するもので、例えば液晶、有機EL(Organic Light−Emitting Diode)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いて実現され得る。スピーカ819は、音声を出力するもので、デジタルデータを電気信号に変換し該電気信号を音声に変換する。
(5.まとめ)
複数のコミュニケーション参加者が、インスタントメッセンジャーを利用し、業務上の会議などのリアルタイムなテキストコミュニケーションを行う場合、まだ発言準備段階であるのにも関わらず、コミュニケーション相手からの発言が届いてしまい、作成中の発言を断念する場合がある。上記の特許文献1では、その解決案として、コミュニケーション参加者の発言を制限する方法を提案している。
しかし、コミュニケーションで発言機会を平等に与えるために発言を制限することは、業務上の会議などの特定の目的を持つコミュニケーションではコミュニケーションの流れを悪くすることにつながる場合がある。特に近々におけるインスタントメッセンジャーにおける利用者のプレゼンス表示は汎用の機能であり、コミュニケーション相手が発言準備(入力中の表示)をしていることは簡単に知ることができる。そのため、参加者は、相手の様子を予測でき、会話の内容から相手の発言が終了していることを知ることができる。そこで、参加者が発言に対する制限を行わなくてもコミュニケーション参加者同士の自律的な調整が行われ得る。
しかし、社会的関係(例として、組織における上下関係)や個人的特性によるコミュニケーション行動習慣は自律的な調整による改善が難しい場合が多い。
したがって、本発明の実施形態では、コミュニケーションにおける発言を制限するための制御を行わず、社会的関係を持つコミュケーショングループおける過去のコミュニケーション履歴から、割り込み的発言を行うコミュニケーション行動をコミュニケーション参加者全員に表示することで、各自のコミュニケーション行動の改善努力を促進する。それと同時に、本発明の実施形態では、コミュニケーションにおいて、割り込み的発言が行われようとする発言準備をとらえて、コミュニケーション参加者に警告(警告の対象は任意)を発する。これによって、割込み的発言が低減され、平等な発言機会が保たれるようになる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、コミュニケーション端末によってテキストコミュニケーションAPが実行される場合を想定した。ここで、テキストコミュニケーションAPは、特定のアプリケーションに限定されない。例えば、テキストコミュニケーションAPは、チャットアプリケーションなどであってもよい。また、コミュニケーション端末間で行われるコミュニケーションの種類は、テキストメッセージに限定されない。例えば、コミュニケーション端末間で行われるコミュニケーションは、音声コミュニケーションなどであってもよい。
1 コミュニケーションシステム
10 コミュニケーション端末
110 制御部
120 AP部
121 コミュニケーションAP部
122 業務用AP部
130 コミュニケーション支援情報提供部
131 利用情報取得部
132 送信制御部
133 受信情報取得部
134 提示制御部
140 操作部
150 記憶部
152 端末情報管理部
160 通信部
180 表示部
20 コミュニケーションサーバ
210 制御部
220 コミュニケーションサーバAP部
250 記憶部
251 コミュニケーションサーバAPデータ部
260 通信部
30 コミュニケーション分析サーバ
310 制御部
330 コミュニケーション分析処理部
331 取得部
332 分析部
333 提供部
350 記憶部
352 設定情報管理部
353 情報蓄積部
354 分析結果蓄積部
360 通信部
50 ネットワーク

Claims (16)

  1. コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得する取得部と、
    前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出する分析部と、
    前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供する提供部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記コミュニケーション指標は、利用者ごとの前記発言準備時間または前記発言準備時間の平均値を含む、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コミュニケーション指標は、他の利用者の発言準備時間に対する利用者の割り込み発言回数または前記割り込み発言回数の平均値を含む、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記コミュニケーション指標は、他の利用者の発言準備時間の開始時刻と前記発言準備時間に対する利用者の割り込み発言の開始時刻との差分に相当する割り込み時間または前記割り込み時間の平均値を含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記提供部は、前記複数の利用者それぞれのコミュニケーション指標を、対応するコミュニケーション端末に提供する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記提供部は、前記複数の利用者の中に割り込み発言を行う可能性がある第1の利用者が存在するか否かを判定する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記提供部は、前記第1の利用者が存在する場合に、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報を前記第1の利用者のコミュニケーション端末に提供する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記提供部は、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報が表示されたにも関わらず、前記第1の利用者が割り込み発言を行った場合、前記第1の利用者が割り込み発言を行ったことを前記第1の利用者のコミュニケーション端末に提供する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記提供部は、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報が表示された後、前記第1の利用者が割り込み発言を行わなかった場合、前記第1の利用者が割り込み発言を行わなかったことを前記第1の利用者のコミュニケーション端末に提供する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記提供部は、前記割り込み発言を行わないことを促すための警告情報が表示されたにも関わらず、前記第1の利用者が割り込み発言を行った場合、前記第1の利用者のコミュニケーション指標または前記第1の利用者が割り込み発言を行ったことを前記コミュニケーショングループに属する前記複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末に提供する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  11. 前記提供部は、前記第1の利用者が存在する場合に、前記割り込み発言を受ける可能性を示す警告情報を前記第1の利用者から前記割り込み発言を受ける可能性がある第2の利用者のコミュニケーション端末に提供する、
    請求項6〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記提供部は、第2の利用者が入力インタフェースを利用している間に、入力インタフェースの利用開始を行った利用者を前記第1の利用者として特定する、
    請求項6〜10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得することと、
    前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出することと、
    前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供することと、
    を備える、情報処理方法。
  14. コンピュータを、
    コミュニケーショングループに属する複数の利用者それぞれのコミュニケーション端末のアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とをコミュニケーションサーバから取得する取得部と、
    前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記コミュニケーショングループのコミュニケーションセッションにおける前記複数の利用者それぞれの発言準備時間を算出する分析部と、
    前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記コミュニケーション端末に提供する提供部と、
    を備える、情報処理装置として機能させるためのプログラム。
  15. 第1のコミュニケーション端末と第2のコミュニケーション端末と情報処理装置とを有するコミュニケーションシステムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1のコミュニケーション端末におけるアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とを取得する取得部と、
    前記アプリケーション利用履歴情報と前記入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて、前記第1のコミュニケーション端末の利用者の発言準備時間を算出する分析部と、
    前記発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標を前記第2のコミュニケーション端末に提供する提供部と、
    を備える、コミュニケーションシステム。
  16. コミュニケーション端末であって、
    他のコミュニケーション端末におけるアプリケーション利用履歴情報と入力インタフェース利用履歴情報とに基づいて算出された前記他のコミュニケーション端末の利用者の発言準備時間に基づく所定のコミュニケーション指標が提示されるように制御する提示制御部を備える、
    コミュニケーション端末。
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