JP3719173B2 - メールサーバと電子メール転送システムおよび転送方法とプログラム - Google Patents
メールサーバと電子メール転送システムおよび転送方法とプログラム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発信者の端末からの電子メールをインターネット等のネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送システムおよび転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネット等のネットワークを介して電子メールの送受信を行うことが広く行われるようになっている。また、携帯電話機等の移動端末においても電子メールの送受信ができるようになったことにより、電子メールの送受信が一層行われるようになっている。
【0003】
しかし、このように電子メールが広く普及したことを利用して、不特定多数のユーザにダイレクトメール等の電子メールを一方的に送り付けてくる、いわゆる迷惑メール(スパムメール)が問題となっている。特に、携帯電話機等におけるメールアドレスは、携帯電話の電話番号がそのまま使用されることが多いため、第三者が容易にメールアドレスを予想することができ、プログラムを組むことにより短時間で大量の迷惑メールを発送することが可能となってしまっている。
【0004】
このような迷惑メールが送信されてきたユーザは、その電子メールが迷惑メールか通常の電子メールかを判定することは困難であるため、メールボックスに届いた電子メールを読み出すための通信費がユーザ負担の場合、ユーザはこのような迷惑メールを受信するために無駄な通信費を負担することになってしまう。
【0005】
また、迷惑メールの数や、1つの迷惑メールあたりのパケット量が多くなると、このような迷惑メールを受信するためのパケット量が多大となり、通常の電子メールの受信に時間がかかる等の影響を及ぼすことになる。また、通信費の設定がパケット量あたりの値段による場合には、ユーザは、迷惑メールを受信するために無駄な通信費を負担することとなってしまう。さらに、迷惑メールの内容によっては、受信したユーザが不快になる場合もある。
【0006】
このように、迷惑メールは、電子メールシステムの本来の利便性を阻害するとともに、またユーザにとっては無駄な通信費を負担しなければならないという弊害をも発生させるものとなる。
【0007】
このような迷惑メールを受信しないようにするための方法として、従来の電子メール転送システムでは、ユーザが受信を拒否したい送信元のアドレスを登録しておき、登録してある送信元からの電子メールはユーザには配信しないようにすることが提案されている。このような従来の電子メール転送システムの構成を図5に示す。
【0008】
この従来の電子メール転送システムは、図5に示されるように、MTA(Message Transfer Agent)として機能するメールサーバ201〜20nと、DNS(Domain Name System)サーバ3と、ユーザ端末1と、メールサーバ20nに接続されたブラックリストサーバ4およびユーザ端末21〜23とから構成されている。
【0009】
ここでは、メールサーバ201に接続されたユーザ端末1から送信された電子メールがメールサーバ20nに接続されたユーザ端末21〜23に転送される場合を用いて説明する。
【0010】
DNSサーバ3は、ホスト名とIPアドレスとの間の変換を行うためのサーバである。ブラックリストサーバ4は、ユーザ端末21〜23の各ユーザが、受信を拒否する送信元のアドレスを予め登録しておくためのサーバである。
【0011】
また、メールサーバ201〜20nは、電子メールの配送を行うための装置であり、その構成をメールサーバ20nを代表して図6に示す。
【0012】
メールサーバ20nは、図6に示されるように、メール受信部11と、メール保存部12と、送信先判定部63と、ローカル処理部64と、リモート処理部15と、メールボックス16とから構成されている。
【0013】
メール受信部11は、ユーザ端末21〜23により発信された電子メールまたは他のメールサーバから転送されてきた電子メールを受信する。メール保存部12は、メール受信部11により受信された電子メールを格納する。
【0014】
送信先判定部63は、メール保存部12に格納された電子メールの宛先の判定を行い、宛先が自己のメールサーバ20nに接続されているユーザ端末21〜23宛か(この場合は宛先がローカルであると称する)または、宛先が自己のメールサーバ20nに接続されているユーザ端末以外のユーザ端末宛か(この場合は宛先がリモートであると称する)を判定する。そして、送信先判定部63は、宛先がローカルの電子メールはローカル処理部64に転送し、宛先がリモートの電子メールはリモート処理部15に転送する。
【0015】
ローカル処理部64は、送信先判定部63から転送されてきた電子メールを、メールボックス16に格納することにより各ユーザ端末21〜23に配信する処理を行っている。リモート処理部15は、送信先判定部63から転送されてきた電子メールを他のサーバへ転送する。メールボックス16は、各ユーザ毎に電子メールを格納するためのものであり、各ユーザ端末はこのメールボックス16にアクセスして格納されている電子メールを読み取ることにより電子メールを受信することができる。
【0016】
次に、この従来の電子メール転送システムの動作を説明する。
【0017】
先ず、ユーザ端末1がメールサーバに電子メールを送信すると、メールサーバ201は、DNSサーバ3に格納された情報に基づいて、宛先をIPアドレスに変換する。そして、メールサーバ201は、この電子メールがローカルのユーザ端末宛でないため、メールサーバ202に送信する。このようにして、メールサーバ間を転送された電子メールがメールサーバ20nに転送された後の動作を図7のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0018】
先ず、メール受信部11が、ユーザ端末21〜23により発信された電子メールまたは他のメールサーバから転送されてきた電子メールを受信すると、その電子メールはメール保存部12に格納される(ステップ71)。
【0019】
すると、送信先判定部63は、メール保存部12に格納された電子メールの宛先の判定を行い、その電子メールの宛先がローカルであるかリモートであるかの判定を行い、宛先がローカルの場合には、その電子メールをローカル処理部64に転送し、宛先がリモートの場合にはその電子メールをリモート処理部15に転送する(ステップ72)。そして、リモート処理部15に転送された電子メールは、他のサーバへ転送される(ステップ73)。
【0020】
ローカル処理部64に転送された電子メールは、先ず、ローカルに宛て先アドレスが実際に存在するか否かの確認が行われ(ステップ74)、存在しない場合には送信元にそのような宛先アドレスは存在しない旨の通知が行われる(ステップ75)。
【0021】
ステップ74において、ローカルに宛先アドレスが存在すると判定された場合、次に送信元のアドレスがブラックリストサーバ4に格納されている受信拒否アドレスに該当するか否かの確認が行われる(ステップ76)。ステップ76において、送信元アドレスが受信拒否アドレスに該当すると判定された場合、その電子メールを廃棄する等のユーザが設定した処理が実行され(ステップ77)、処理は終了する。
【0022】
ステップ76において、送信元アドレスが受信拒否アドレスに該当しないと判定された場合、ウィルスチェック等が行われた後(ステップ78)、その電子メールは各ユーザ個人のメールボックス16に格納される(ステップ79)。そして、各ユーザ端末21〜23がメールボックス16に格納された電子メールを読み出すことにより、ユーザはその電子メールを受信することができる。
【0023】
このような従来の電子メール転送システムによれば、ユーザは、予め電子メールを受信したくない送信元のアドレスをブラックリストサーバ4に登録しておけば、その送信元からの迷惑メールを受信しないですむ。しかし、この方法によれば、ユーザは、受信を拒否しようとするアドレスを全てブラックリストサーバ4に設定しておく必要があるため煩わしい手間が必要となる。また、1つの送信元からの迷惑メールを少なくとも1回は受信しなくてはブラックリストサーバ4に受信拒否アドレスを設定することができないため、未知のアドレスには対応することができない。従って、様々な送信元からの迷惑メールが次々に送信されてくるような場合には、迷惑メールの受信を効果的に拒否することができない。
【0024】
また、逆に、ユーザが受信してもよいアドレスを予め設定しておき、ユーザが指定したアドレス以外のアドレスから送信されてくる電子メールは全てそのユーザには配信しないようにする方法も考えられる。しかし、この方法では、ユーザが自分に必要なアドレスを全て指定しておかないと、必要な電子メールであっても配信されないという不具合が発生する。また、常に、指定アドレスを更新しなければならず煩わしい手間を必要とする。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の電子メール転送システムでは、下記のような問題点があった。(1)ユーザが指定したアドレスの電子メールの配信を行わないようにした場合には、ユーザは受信を拒否しようとするアドレスを常に更新する必要がありユーザに煩わしい手間を必要とし、また、未知のアドレスの迷惑メールに対応することができない。
(2)ユーザが受信してもよいアドレスを予め登録しておき、そのアドレス以外の電子メールはユーザ端末に配信しないようにした場合には、ユーザは受信しようとする送信元の全てアドレスを予め登録しておかないと必要なメールを受信することができない。
【0026】
本発明の目的は、ユーザに煩わしい手間を必要とせずに、また必要なメールが受信できなくなるような状況を発生させずに、迷惑メールを効果的に排除することができる電子メール転送システムおよび方法を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるメールサーバは、ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数が、予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段を有する。
【0028】
また、本発明の他のメールサーバは、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段を有する。
【0029】
さらに、本発明の他のメールサーバは、ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数が、予め設定された一定の第1の閾値以上であるか、または、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数が予め設定された一定の第2の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段を有する。
【0030】
さらに、本発明の他のメールサーバは、ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段を有する。
【0031】
また、本発明のメールサーバは、前記迷惑メール判定手段において迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段をさらに有する。
【0032】
さらに、本発明の他のメールサーバは、前記迷惑メール判定手段において迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末に当該電子メールが迷惑メールであると判定された旨のメッセージを送信する迷惑メール処理手段をさらに有する。
【0033】
本発明によれば、ユーザがわざわざ受け取りを拒否しようとする送信元のアドレスを予め登録しておく等の処理を行っていない場合でも、迷惑メールの転送を防ぐことができることができる。また、迷惑メールがメールサーバに転送されてきた場合でも、メールサーバから各ユーザ端末へは、確認メールまたは受信された電子メールが迷惑メールであると判定された旨のメッセージが送信されるのみで迷惑メールの全体が転送されることがないため、ユーザへのパケット量を削減することができる。さらに、メールサーバにおいて迷惑メールであると判定した場合でも、直ぐにその迷惑メールを廃棄するのではなくユーザに対する受け取り確認が行われるため、ユーザが意図しないうちに必要な電子メールが廃棄されてしまう等の弊害が発生しない。
【0034】
さらに、本発明の電子メール転送システムは、ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスを予め登録しておく判定不要リストサーバと、
ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段と、前記迷惑メール判定部において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記判定不要リストサーバに登録されていないものについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段と、を備えた少なくとも1つのメールサーバとを有する。
【0035】
本発明によれば、ユーザが迷惑メールであると判定する必要がないと考える送信元のアドレスを予め登録しておく判定不要リストを設けることにより、メーリングリスト等による電子メールが迷惑メールであると判定されることを防ぐことができる。
【0036】
また、本発明の電子メール転送システムは、ユーザが受信を拒否する送信元のアドレスを予め登録しておくためのブラックリストサーバをさらに有し、
前記メールサーバは、宛先がローカルであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記ブラックリストサーバに登録されていないものについのみを各ユーザ端末に配信する処理を行うローカル処理部をさらに有するようにしてもよい。
【0037】
また、ホスト名とIPアドレスとの間の変換を行うためのサーバであるDNSサーバをさらに有するようにしてもい。
【0038】
さらに、前記メールサーバは、受信した電子メールの宛先の判定を行い、宛先がローカルであるかリモートであるかを判定する送信先判定部をさらに設けるようにしてもよい。
【0039】
また、本発明の他の電子メール転送システムでは、前記確認メールにはWebページのアドレスが含まれていて、ユーザ端末は該アドレスのWebページにアクセスして当該電子メールを受け取るか否かの意志を返信するようにしてもよい。
【0040】
さらに、本発明の他の電子メール転送システムでは、前記迷惑メール処理手段は、ユーザ端末に確認メールを送信した後、一定時間内にその電子メールを受け取る旨の返信メッセージを受信しない場合には当該電子メールを自動的に廃棄するようにしてもよい。
【0041】
本発明によれば、ユーザは、メールを受け取らない場合には、返信メッセージをわざわざ送信する必要がないため、ユーザの手間を省くことができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0043】
図1は本発明の一実施形態の電子メール転送システムの構成を示すブロック図である。図1において、図5中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0044】
本実施形態の電子メール転送システムは、図1に示されるように、MTAとして機能するメールサーバ101〜10nと、DNSサーバ3と、ユーザ端末1と、メールサーバ10nに接続されたブラックリストサーバ4と、判定不要リストサーバ5と、ユーザ端末21〜23とから構成されている。
【0045】
判定不要リストサーバ5は、ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスを予め登録しておくためのものである。従って、この判定不要リストサーバ5に登録されたアドレスからの電子メールは迷惑メールであると判定されることはない。
【0046】
また、メールサーバ10nは、図2に示されるように、メール受信部11と、メール保存部12と、送信先判定部13と、ローカル処理部14と、リモート処理部15と、メールボックス16とから構成されていて、図6に示した従来の電子メール配送システムにおけるメールサーバ20nとは、送信先判定部63が送信先判定部13に置き換えられ、ローカル処理部64がローカル処理部14に置き換えられた点のみが異なっている。
【0047】
尚、メールサーバ10nは、1つのコンピュータ等の装置により構成されている場合だけでなく、複数のコンピュータや周辺機器の装置により構成されている場合もあり得る。
【0048】
送信先判定部13は、迷惑メール判定部17が設けられている以外は、図6に示した従来の送信先判定部63と同様の動作を行う。
【0049】
迷惑メール判定部17は、送信先判定部13において、宛先がローカルであると判定された電子メールのうち、一定の条件を満たした電子メールを迷惑メールであると判定する。
【0050】
ここで、迷惑メール判定部17が、迷惑メールであると判定する一定の条件としては、ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、メール保存部12中に格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計が予め設定された一定の閾値以上となる場合が考えられる。
【0051】
ローカル処理部14は、迷惑メール処理部18が設けられている以外は、図6に示した従来のローカル処理部64と同様の動作を行う。
【0052】
ローカル処理部14では、送信先判定部13から送信されてきた電子メールのうち迷惑メールではないと判定されたものについては、通常どおりメールボックス16に送信し、迷惑メールであると判定されたものについては迷惑メール処理部18において処理を行う。
【0053】
迷惑メール処理部18は、迷惑メール判定部17において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが判定不要リストサーバ5に登録されているものについては、その電子メールは迷惑メールではないと判定して通常の電子メールと同様にメールボックス16に送信する。また、迷惑メール処理部18は、迷惑メール判定部17において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが判定不要リストサーバ5に登録されていないものについては、ユーザにその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メールを送信して、ユーザから受信する旨の返信メールが送信されてきたもののみをメールボックス16に送信する。
【0054】
次に、本実施形態の電子メール配送システムの動作を図面を参照して詳細に説明する。
【0055】
本実施形態の電子メール配送システムの動作を図3のフローチャートに示す。
【0056】
図3のフローチャートは、図7に示した従来の電子メール転送システムの動作を示したフローチャートに対して、ステップ72とステップ74の間に、迷惑メール判定部17による処理であるステップ31〜34を追加し、ステップ76とステップ78の間に、迷惑メール処理部18による処理であるステップ35〜ステップ38を追加したものである。従って、以下においては、図7に対して追加された処理のみを説明し他の処理についてはその説明は省略する。
【0057】
先ず、迷惑メール判定部17による処理であるステップ31〜34について説明する。
【0058】
迷惑メール判定部17は、ステップ72において宛先がローカルであると判定された電子メールに含まれている、ローカルのユーザ端末21〜23のアドレス数をカウントし、その数をAとする(ステップ31)。
【0059】
ここで、電子メールに含まれているアドレスの数とは、”To”に記載されたアドレスだけでなく、”CC”欄に記載されたアドレスの全てを対象とする。つまり、その電子メールのエンベロープに記載されているアドレスの数をカウントする。
【0060】
次に、迷惑メール判定部17は、メール保存部12中に格納されている電子メールのうちの、当該電子メールと送信元、題名、データサイズ等のうちいずれかが同一の電子メールの数をカウントし、その数をBとする(ステップ32)。
【0061】
そして、ステップ31で算出したAと、ステップ32で算出したBとを加算したA+Bの値が、予め設定した一定数である閾値以上であるかどうかを判定し(ステップ33)、閾値以上の場合には、その電子メールは迷惑メールであると判定する(ステップ34)。
【0062】
迷惑メール判定部17が、A+Bの合計値に基づいて判定を行っている電子メールが迷惑メールであるか否かの判定を行っているのは、迷惑メールには、1つの電子メールに多くのアドレスを含むようにしたものと、ある内容の電子メールをアドレスだけ入れ替えて多くの宛先に送信するようにしたものとがあるためである。つまり、Aの値のみで判定を行った場合には、宛先に1つのメールアドレスしか含まれていないような迷惑メールを検出することができず、また、Bの値のみで判定を行った場合には、1つの電子メールの”To”、”CC”欄に多くのメールアドレスを列挙したような迷惑メールを検出することができないからである。
【0063】
例えば、上記の閾値の一例をあげると、毎秒120通つまり毎分7000通の電子メールを配信することが可能である場合や、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)上で1つのメールとして送信することができる電子メールの上限、つまりエンベロープに記載できるアドレスの上限が100であることを考慮すると、10秒間でA+Bの合計が50を越えた場合にその電子メールを迷惑メールであると判定する。
【0064】
また、メールサーバに接続されているユーザ端末に対して一定の比率を乗算した値を、迷惑メールであるか否かの閾値として使用してもよい。例えば、ユーザ端末の数が500の場合、その10%の50を閾値として使用してもよい。
【0065】
次に、迷惑メール処理部18による処理であるステップ35〜38について説明する。
【0066】
迷惑メール処理部18は、先ず、送信先判定部13からの電子メールが、迷惑メール判定部17により迷惑メールであると判定されたかどうかを確認し(ステップ35)、迷惑メールであるとは判定されなかった場合には、通常の電子メールと同様の処理を行う。
【0067】
ステップ35において、その電子メールが迷惑メールであると判定されたことが確認された場合、迷惑メール処理部18は、その電子メールの送信元のアドレスが判定不要サーバ5に登録されているか否かを確認する(ステップ36)。迷惑メール処理部18は、判定不要サーバ5にその電子メールの送信元アドレスが登録されている場合には、その電子メールに対して通常の電子メールと同様の処理を行う。迷惑メール処理部18は、判定不要サーバ5にその電子メールの送信元アドレスが登録されていない場合には、ユーザに対してその迷惑メールの配送を希望するか否かの問い合わせを行い(ステップ37)、ユーザから配送を希望する旨の返信があった場合にのみその電子メールを配送し、受信を拒否する旨の返信がきた場合にはその電子メールを廃棄する(ステップ38)。
【0068】
さらに、図3のフローチャート中の、迷惑メールの受け取りをユーザに確認するステップ37の処理の具体的な例を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0069】
先ず、迷惑メール処理部18は、迷惑メールであると判定された電子メールの、宛先、件名、送信元、内容の一部等の情報のうちのいずれかを含んだ確認メールをメールボックス16に送信する(ステップ51)。ユーザは、ユーザ端末21〜23等を介してその確認メールをメールボックス16から受信し(ステップ52)、その電子メールを受け取るか否かの判断を行う(ステップ53)。
【0070】
ユーザは、その電子メールを受け取ると決定した場合、その確認メールに対する返信をメールアドレス♯1に送信する(ステップ55)。すると、迷惑メール処理部18は、返信されたメールアドレスを確認し(ステップ56)、そのメールアドレス♯1であることを確認すると、その電子メールをウィルスチェック等を実行した後(ステップ78)、個人のメールボックス16に送信する(ステップ79)。
【0071】
ユーザが、ステップ53において、その電子メールの受け取りを拒否すると決定した場合、その確認メールに対する返信をメールアドレス♯2に送信する(ステップ54)。すると、迷惑メール処理部18は、返信されたメールアドレスを確認し(ステップ56)、そのメールアドレス♯2であることを確認すると、その電子メールを廃棄する(ステップ38)。
【0072】
ここでの説明では、ユーザは迷惑メールであると判定された電子メールの受け取りを行う場合には、メールアドレス♯1に返信メールを送信し、受け取りを拒否する場合には、メールアドレス♯2に返信メールを送信する場合を用いて説明したが、他の方法を用いて受け取りの確認を行うようにしてもよい。
【0073】
例えば、確認メールにある特定のアドレスが記載されていて、ユーザはそのアドレスのwebページにアクセスして受け取りを行うか否かの意志表示を行うようにしてもよい。また、Hotmail等のWebメールの場合には、迷惑メールであるかの表示を行い、ユーザがアクセスして電子メールを取り出す際に受け取るか否かの判断をするようにしてもよい。さらに、HTML形式のメールを利用して、メール上で受け取りを確認するようにしてもよい。さらに、ユーザが確認メールを受信後、一定時間内にその電子メールを受け取る旨を返信しない場合には、その電子メールは自動的に削除されるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザはメールを受け取らない場合には、返信メールをわざわざ送信する必要がない。
【0074】
本実施形態の電子メール転送システムによれば、ユーザがわざわざ受け取りを拒否しようとする送信元のアドレスを予め登録しておく等の処理を行っていない場合でも、迷惑メールの転送を防ぐことができることができる。また、迷惑メールがメールサーバ10nに転送されてきた場合でも、メールサーバ10nから各ユーザ端末21〜23へは、確認メールが送信されるのみで迷惑メールの全体が転送されることがないため、ユーザへのパケット量を削減することができる。さらに、メールサーバ10nにおいて迷惑メールであると判定した場合でも、直ぐにその迷惑メールを廃棄するのではなくユーザに対する受け取り確認が行われるため、ユーザが意図しないうちに必要な電子メールが廃棄されてしまう等の弊害が発生しない。
【0075】
なお、一般的にメーリングリストによる電子メールは、1通の電子メールにより多数の宛先に送信されることが多いため、本実施形態の電子メール転送システムによると迷惑メールであると判定される可能性がある。しかし、このような場合でも、ユーザは、判定不要リストサーバ5に自分が登録しているメーリングリストの送信元アドレスを登録しておくことにより、迷惑メールであると誤判定されることを防ぐことができる。
【0076】
尚、上記では迷惑メール判定部17は、A+Bの合計値に基づいて判定を行うものとして説明したが、予め第1、第2の2つの閾値を設定しておき、Aの値が第1の閾値以上であるか、または、Bの値が第2の閾値以上である場合にはその電子メールは迷惑メールであると認定するようにしてもよい。また、迷惑メール判定部17は、Aの値またはBの値のみに基づいて迷惑メールであるか否かの判定を行うようにしてもよい。
【0077】
本実施形態では、説明を簡単にするためにメールサーバ10nに対してのみ本発明を適用した場合を用いて説明したが、他のメールサーバ101〜10n-1に対しても本発明を同様に適用することができるものである。
【0078】
また、本実施形態では、迷惑メール処理部18がユーザに対して迷惑メールであると判定された電子メールを受け取るか否かを確認する方法として、電子メールである確認メールを用いた場合について説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。つまり、迷惑メール処理部18がユーザに対して迷惑メールを受け取るか否かを確認することができる手段であれば確認メールのような電子メールの形態に限定されるものではなく、迷惑メール処理部18がユーザに対して何らかの情報を伝達することができる確認メッセージであればどのような形態であってもよい。
【0079】
さらに、本実施形態では、迷惑メール処理部18は、迷惑メール判定部17において迷惑メールであると判定された電子メールについては、ユーザにその迷惑メールを受信するか否かの意志を確認した後にメールボックス16への送信を行っていたが、迷惑メール判定部17においてある電子メールが迷惑メールであると判定された場合には、ユーザ端末に当該電子メールが迷惑メールであると判定された旨のメッセージのみを送信するようにしてもよい。具体的には、ある電子メールが迷惑メール判定部17において迷惑メールであると判定された場合、その迷惑メールをユーザの意志を確認せずに当該電子メールは迷惑メールであると判定された旨のメッセージを添付して直ちにメールボックス16に送信するような形態が考えられる。
【0080】
さらに、本実施形態では、ユーザが受信を拒否する送信元のアドレスのリストやユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスのリストを、ブラックリストサーバ4、判定不要リストサーバ5という独立したサーバに格納する場合を用いて説明したが、本発明はこのような形態に限定されるものではない。例えば、このような送信元のアドレスのリストがメールサーバ10n内に格納されているような形態に対しても本発明は同様に適用することができる。
【0081】
さらに、図1には示されていないが、本実施形態の電子メール転送システムにおけるメールサーバには、電子メール転送システム方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えるようにしてもよい。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。そして、このプログラムは、記録媒体からメールサーバに読み込まれ、メールサーバの動作を制御し、メールサーバはこのプログラムの制御により上記の処理を実行する。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)ユーザが何の設定を行っていない場合でも、迷惑メールの配送を排除することができる。
(2)確認メールは、迷惑メールの全体を配信するわけではないのでパケット量を削減することができる。
(3)メールサーバにおいて迷惑メールであると判定された場合でも、ユーザに対してかならず受け取り確認が行われるため、ユーザが意図しないうちに必要な電子メールが廃棄されてしまう等の弊害が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の電子メール転送システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のメールサーバ10nの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態の電子メール転送システムの動作を示すフローチャートである。
【図4】図3中の受け取り確認を行うステップ37の具体的な例を示すフローチャートである。
【図5】従来の電子メール転送システムの構成を示すブロック図である。
【図6】図5中のメールサーバ20nの構成を示すブロック図である。
【図7】従来の電子メール転送システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ユーザ端末
21、22、23 ユーザ端末
4 ブラックリストサーバ
5 判定不要リストサーバ
101〜10n メールサーバ
11 メール受信部
12 メール保存部
13 送信先判定部
14 ローカル処理部
15 リモート処理部
16 メールボックス
17 迷惑メール判定部
18 迷惑メール処理部
201〜20n メールサーバ
31〜38 ステップ
51〜56 ステップ
63 送信先判定部
64 ローカル処理部
71〜79 ステップ
Claims (31)
- ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数が、予め設定された一定の第1の閾値以上であるか、または、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数が予め設定された一定の第2の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段を有するメールサーバ。
- ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段を有するメールサーバ。
- 前記迷惑メール判定手段において迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末に当該電子メールが迷惑メールであると判定された旨のメッセージを送信する迷惑メール処理手段をさらに有する請求項1から2のいずれか1項記載のメールサーバ。
- 前記迷惑メール判定手段において迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段をさらに有する請求項1から2のいずれか1項記載のメールサーバ。
- ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスを予め登録しておく判定不要リストサーバと、
ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段と、前記迷惑メール判定部において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記判定不要リストサーバに登録されていないものについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段と、を備えた少なくとも1つのメールサーバと、を有する電子メール転送システム。 - ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスを予め登録しておく判定不要リストサーバと、
格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段と、前記迷惑メール判定部において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記判定不要リストサーバに登録されていないものについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段と、を備えた少なくとも1つのメールサーバと、を有する電子メール転送システム。 - ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスを予め登録しておく判定不要リストサーバと、
ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数が予め設定された第1の閾値以上であるか、または、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数が予め設定された一定の第2の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段と、前記迷惑メール判定部において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記判定不要リストサーバに登録されていないものについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段と、を備えた少なくとも1つのメールサーバと、を有する電子メール転送システム。 - ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスを予め登録しておく判定不要リストサーバと、
ある電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、格納されている電子メールのうちの当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する迷惑メール判定手段と、前記迷惑メール判定部において迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記判定不要リストサーバに登録されていないものについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する迷惑メール処理手段と、を備えた少なくとも1つのメールサーバと、を有する電子メール転送システム。 - ユーザが受信を拒否する送信元のアドレスを予め登録しておくためのブラックリストサーバをさらに有し、
前記メールサーバは、宛先がローカルであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが前記ブラックリストサーバに登録されていないものについてのみを各ユーザ端末に配信する処理を行うローカル処理部をさらに有する請求項5から8のいずれか1項記載の電子メール転送システム。 - ホスト名とIPアドレスとの間の変換を行うためのサーバであるDNSサーバをさらに有する請求項5から9のいずれか1項記載の電子メール転送システム。
- 前記メールサーバは、受信した電子メールの宛先の判定を行い、宛先がローカルであるかリモートであるかを判定する送信先判定部をさらに有する請求項5から10のいずれか1項記載の電子メール転送システム。
- 前記確認メッセージにはWebページのアドレスが含まれていて、ユーザ端末は該アドレスのWebページにアクセスして当該電子メールを受け取るか否かの意志を返信する請求項5から11のいずれか1項記載の電子メール転送システム。
- 前記迷惑メール処理手段は、ユーザ端末に確認メッセージを送信した後、一定時間内にその電子メールを受け取る旨の返信メッセージを受信しない場合には当該電子メールを自動的に廃棄する請求項5から12のいずれか1項載の電子メール転送システム。
- 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法であって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、その電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数を求めるステップと、
前記ユーザアドレスの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定するステップと、を備えた電子メール転送方法。 - 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法であって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、受信した電子メールのうち当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数を求めるステップと、
前記電子メールの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定するステップと、を備えた電子メール転送方法。 - 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法であって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、その電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数を求めるステップと、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、受信した電子メールのうち当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数を求めるステップと、
前記ユーザアドレスの数が予め設定された一定の第1の閾値以上であるか、または、前記電子メールの数が予め設定された一定の第2の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定するステップと、を備えた電子メール転送方法。 - 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法であって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、その電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、受信した電子メールのうち当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計値を求めるステップと、
前記合計値が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定するステップと、を備えた電子メール転送方法。 - 迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末に当該電子メールが迷惑メールであると判定された旨のメッセージを送信するステップをさらに備えた請求項14から17のいずれか1項記載の電子メール転送方法。
- 迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信するステップをさらに備えた請求項14から17のいずれか1項記載の電子メール転送方法。
- 迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが、ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスが格納された判定不要リストサーバに登録されていないものについては、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信するステップをさらに備えた請求項14から17のいずれか1項記載の電子メール転送方法。
- 前記確認メッセージにはWebページのアドレスが含まれていて、ユーザ端末は該アドレスのWebページにアクセスして当該電子メールを受け取るか否かの意志を返信するステップをさらに備えた請求項19または20のいずれか1項記載の電子メール転送方法。
- ユーザ端末に確認メッセージを送信した後、一定時間内にその電子メールを受け取る旨の返信メッセージを受信しない場合には当該電子メールを自動的に廃棄するステップをさらに備えた請求項19から21のいずれか1項記載の電子メール転送方法。
- 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、その電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数を求める処理と、
前記ユーザアドレスの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、受信した電子メールのうち当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数を求める処理と、
前記電子メールの数が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、その電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数を求める処理と、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、受信した電子メールのうち当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数を求める処理と、
前記ユーザアドレスの数が予め設定された一定の第1の閾値以上であるか、または、前記電子メールの数が予め設定された第2の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 発信者の端末からの電子メールをネットワークを介して受信者の端末へ転送する電子メール転送方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
宛先がローカルであると判定された電子メールについて、その電子メールの宛先となっているローカルのユーザアドレスの数と、受信した電子メールのうち当該電子メールと送信元、題名、データサイズのうちのすくなくとも1つが同一の電子メールの数の合計値を求める処理と、
前記合計値が予め設定された一定の閾値以上の場合には、当該電子メールは迷惑メールであると判定する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。 - 迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末に当該電子メールが迷惑メールであると判定された旨のメッセージを送信する処理をさらにコンピュータに実行させる請求項23から26のいずれか1項記載のプログラム。
- 迷惑メールであると判定された電子メールについて、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する処理をさらにコンピュータに実行させる請求項23から26のいずれか1項記載のプログラム。
- 迷惑メールであると判定された電子メールのうち、その送信元のアドレスが、ユーザが迷惑メールであるか否かの判定が不要であると考える送信元のアドレスが格納された判定不要リストサーバに登録されていないものについては、ユーザ端末にその迷惑メールを受信するか否かを確認する確認メッセージを送信し、ユーザ端末から受信する旨の返信メッセージが送信されてきたもののみを当該ユーザ端末に配信する処理をさらにコンピュータに実行させるための請求項23から26のいずれか1項記載のプログラム。
- 前記確認メッセージにはWebページのアドレスが含まれていて、ユーザ端末は該アドレスのWebページにアクセスして当該電子メールを受け取るか否かの意志を返信する処理をさらにコンピュータに実行させる請求項28または29記載のプログラム。
- ユーザ端末に確認メッセージを送信した後、一定時間内にその電子メールを受け取る旨の返信メッセージを受信しない場合には当該電子メールを自動的に廃棄する処理をさらにコンピュータに実行させる請求項28から30のいずれか1項記載のプログラム。
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