JP3640931B2 - ルータおよびスパムトラヒック減少方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はランダムに宛先アドレスを発生させて送られる迷惑メールの排除技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ランダムな宛先を発生して大量のメールを発信する不法業者がおり、ユーザはこれらのメールを自動的に受け取ってしまい、課金される問題がある。さらに、迷惑メールにより発生する膨大なスパムトラヒックがIP網の正常な運用を妨げる問題もある。図4は迷惑メールにより発生するスパムトラヒックを説明するための図である。
【0003】
まず、不法業者は、自分の端末からランダムな宛先を発生しつつ、大量にメールを発信する。IP網のルータでは、受け取ったメールを宛先にしたがって配信するが、殆どのメールは宛先不明で、発信元である不法業者へ返って行く。しかし、偶然にも実在するユーザの宛先にメールが配信されることもある。
【0004】
不法業者は、偶然にも実在するユーザの宛先に配信されて返ってこないメールの宛先を抽出して記録する。次に記録した宛先に対して繰り返しメールを送る。
【0005】
このような迷惑メールを排除する方法として、迷惑を被ったユーザは、事前に不法業者の発信アドレスなどをIP網に登録して着信しないようにすることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の迷惑メール排除方法では、不法業者は発信アドレスを変更してメール発信を行うので、しばらくするとまた迷惑メールが何度も届くようになる。
【0007】
さらに、このような迷惑メールの送受信により発生するスパムトラヒック量は膨大であり、正常なネットワークの機能を麻痺させる可能性があるので、不法業者に直接接続されたIP網のエッジルータでこのようなスパムトラヒックを阻止することが望ましいが、従来は、ユーザ近傍のルータにより迷惑メールの排除が行われる場合が多く、スパムトラヒックのIP網への流入阻止の体勢は完備されていない。
【0008】
本発明は、このような背景に行われたものであり、ユーザに対する迷惑メールの配信を無くしてユーザに対するサービス品質を向上させることができるとともに、IP網のスパムトラヒックを減少させ、IP網の正常な運用を防護することができるルータおよびプログラムおよび記録媒体およびスパムトラヒック排除方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の観点は、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータである。
【0010】
ここで、本発明の特徴とするところは、迷惑メールの排除を希望するユーザが登録されたユーザ登録手段と、このユーザ登録手段に登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留する手段と、この保留する手段による保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録する手段と、前記保留する手段に保留されている前記ユーザ宛のメールの中からこの記録する手段により記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数する手段と、この計数する手段の計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有する前記保留する手段に保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄する手段とを備えたところにある。
【0011】
さらに、前記廃棄する手段により廃棄されたメールの発信アドレスを記録する手段と、この記録する手段に記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する手段とを備えることが望ましい。
【0012】
さらに、前記記録する手段に記録された発信アドレスを他ルータに通知する手段を備えることが望ましい。
【0013】
これによれば、迷惑メールにより迷惑を被ったユーザは、自分宛の迷惑メールを排除したい旨をIP網の管理者に通知する。このとき、例えば、迷惑メールの発信アドレスが不明であっても差し支えない。ルータでは、登録のあったユーザ宛のメールが迷惑メールであるか否かを自律的に判定し、迷惑メールと判定された場合には、これを当該ユーザに配信しない。
【0014】
さらに、一つのルータで発見した迷惑メールの発信アドレスを他ルータに通知することにより、IP網内の全てのルータで迷惑メール発信アドレスの情報を共有することができ、IP網全体で迷惑メールを排除することができる。したがって、迷惑メールの発信元が接続されたエッジルータで迷惑メール発信元からのスパムトラヒックを排除することができるため、IP網へのスパムトラヒックの流入をスパムトラヒック発生源の直近で阻止することができ、スパムトラヒックによるIP網への悪影響を最少とすることができる。
【0015】
これにより、ユーザに対する迷惑メールの配信を無くすことによりユーザに対するサービス品質を向上させることができるとともに、IP網のスパムトラヒックを減少させ、IP網の正常な運用を防護することができる。
【0016】
あるいは、本発明の第一の観点は、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータである。
【0017】
ここで、本発明の特徴とするところは、既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスが登録された送信元登録手段と、メールの配送を一定時間保留する手段と、この保留する手段に保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定する手段と、この判定する手段の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数する手段と、この計数する手段の計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを前記送信元登録手段に追加登録する手段と、前記判定する手段の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが前記送信元登録手段に登録されていれば前記保留する手段から前記メールを廃棄する手段とを備えたところにある。
【0018】
さらに、前記追加登録する手段により追加登録される前記発信アドレスを他ルータに通知する手段を備えることが望ましい。
【0019】
これによれば、ユーザはIP網に対して迷惑メール排除契約などを行う必要がなく、ルータが自律的に全てのメールを対象にして迷惑メールか否かを判定し、迷惑メールならばこれを廃棄する。さらに、一つのルータで発見した迷惑メールの発信アドレスを他ルータに通知することにより、IP網内の全てのルータで迷惑メール発信アドレスの情報を共有することができ、IP網全体で迷惑メールを排除することができる。したがって、迷惑メールの発信元が接続されたエッジルータで迷惑メール発信元からのスパムトラヒックを排除することができるため、IP網へのスパムトラヒックの流入をスパムトラヒック発生源の直近で阻止することができ、スパムトラヒックによるIP網への悪影響を最少とすることができる。
【0020】
これにより、ユーザに対する迷惑メールの配信を無くすことによりユーザに対するサービス品質を向上させることができるとともに、IP網のスパムトラヒックを減少させ、IP網の正常な運用を防護することができる。
【0021】
本発明の第二の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータに相応する機能を実現させるプログラムである。
【0022】
ここで、本発明の特徴とするところは、迷惑メールの排除を希望するユーザを登録するユーザ登録機能と、このユーザ登録機能に登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留する機能と、この保留する機能による保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録する機能と、前記保留する機能に保留されている前記ユーザ宛のメールの中からこの記録する機能により記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数する機能と、この計数する機能の計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有する前記保留する機能に保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄する機能とを実現させるところにある。
【0023】
さらに、前記廃棄する機能により廃棄されたメールの発信アドレスを記録する機能と、この記録する機能に記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する機能とを実現させることが望ましい。
【0024】
さらに、前記記録する機能に記録された発信アドレスを他ルータに通知する機能を実現させることが望ましい。
【0025】
あるいは、本発明の第二の観点は、情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータに相応する機能を実現させるプログラムである。
【0026】
ここで、本発明の特徴とするところは、既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスを登録する送信元登録機能と、メールの配送を一定時間保留する機能と、この保留する機能に保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定する機能と、この判定する機能の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数する機能と、この計数する機能の計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを前記送信元登録機能に追加登録する機能と、前記判定する機能の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが前記送信元登録機能に登録されていれば前記保留する機能から前記メールを廃棄する機能とを実現させるところにある。
【0027】
さらに、前記追加登録する機能により追加登録される前記発信アドレスを他ルータに通知する機能を実現させることが望ましい。
【0028】
本発明の第三の観点は、本発明のプログラムが記録された前記情報処理装置読取可能な記録媒体である。本発明のプログラムは本発明の記録媒体に記録されることにより、前記情報処理装置は、この記録媒体を用いて本発明のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本発明のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接前記情報処理装置に本発明のプログラムをインストールすることもできる。
【0029】
これにより、コンピュータ装置等の情報処理装置により、ユーザに対する迷惑メールの配信を無くすことによりユーザに対するサービス品質を向上させることができるとともに、IP網のスパムトラヒックを減少させ、IP網の正常な運用を防護することができるルータを実現することができる。
【0030】
本発明の第四の観点は、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網のルータに適用されるスパムトラヒック減少方法である。
【0031】
ここで、本発明の特徴とするところは、迷惑メールの排除を希望するユーザをあらかじめ登録しておき、この登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留し、この保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録し、保留されている前記ユーザ宛のメールの中から記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数し、この計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有する保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄するところにある。
【0032】
さらに、廃棄されたメールの発信アドレスを記録し、この記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄することが望ましい。
【0033】
さらに、廃棄されたメールの発信アドレスを記録し、この記録された発信アドレスを他ルータに通知することが望ましい。
【0034】
あるいは、本発明の第四の観点は、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網のルータに適用されるスパムトラヒック減少方法である。
【0035】
ここで、本発明の特徴とするところは、既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスをあらかじめ登録しておき、メールの配送を一定時間保留し、この保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定し、この判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数し、この計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを迷惑メールの送出元として追加登録し、前記判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが迷惑メールの送出元として登録されていれば保留してある前記メールを廃棄するところにある。
【0036】
さらに、迷惑メールの送出元として追加登録される発信アドレスを他ルータに通知することが望ましい。
【0037】
【発明の実施の形態】
(第一実施例)
本発明第一実施例のルータを図1および図2を参照して説明する。図1は第一実施例のルータのブロック構成図である。図2は第一実施例のルータの動作を示すフローチャートである。
【0038】
第一実施例は、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータである。当該ルータはスイッチ2によりメールその他のデータ転送を行う。
【0039】
ここで、本実施例の特徴とするところは、迷惑メールの排除を希望するユーザが登録されたユーザアドレステーブル1−2と、このユーザアドレステーブル1−2に登録されたユーザ宛のメールの配送をタイマ1−4により設定された一定時間保留するメールバッファ部3と、このメールバッファ部3による保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録する送受信制御部1と、メールバッファ部3に保留されている前記ユーザ宛のメールの中からこの送受信制御部1により記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数するカウンタ1−3とを備え、送受信制御部1は、カウンタ1−3の計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有するメールバッファ部3に保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄するところにある。
【0040】
さらに、送受信制御部1により廃棄されたメールの発信アドレスを記録する廃棄登録テーブル1−1を備え、送受信制御部1は、廃棄登録テーブル1−1に記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する。
【0041】
さらに、送受信設定部1は、廃棄登録テーブル1−1に記録された発信アドレスを他ルータに通知する。
【0042】
次に、図2を参照して第一実施例のルータの動作を説明する。まず、ユーザがIP網管理者とランダムに宛先を発生して送られる迷惑メールの着信をしないように迷惑メール排除契約をすると、IP網管理者は、ユーザが収容されたルータの送受信制御部1のユーザアドレステーブル1−2に、このユーザのIPアドレスを登録しておく。
【0043】
ルータでメールの受信が行われると、送受信制御部1では、受信したメールの内容が宛先不明を示すメールであるか否かを調べる(ステップ1)。宛先不明のメールでなければ、次に宛先アドレス(以降DAと略す)が迷惑メール排除契約をしているユーザのものか否かをユーザアドレステーブル1−2で調べ(ステップ2)、当該ユーザのアドレスが登録されていれば、次にこのメールの発信アドレス(以降SAと略す)が廃棄登録テーブル1−1に登録されているか否かを調べる(ステップ3)。もし廃棄登録テーブル1−1に登録されたSAを持ったメールであれば、このメールは廃棄する(ステップ4)。SAが廃棄登録テーブル1−1に登録されていなければ、一定時間保留するためのタイマ1−4を始動し(ステップ5)、このメールをメールバッファ部3へ送る(ステップ6)。またステップ1において、宛先不明メールであれば、SA毎に設けたカウンタ1−3を加算し(ステップ9)、このカウンタ値があらかじめ定めた閾値、例えば50回を超えているかを調べ(ステップ10)、超えていれば、このSAを含んだメールをメールバッファ部3から探し、該当するメールは全て廃棄し(ステップ11)、このSAを廃棄登録テーブル1−1に登録する(ステップ12)。
【0044】
ステップ2で、受信したメールのDAが迷惑メール排除契約をしているユーザのものでなければ、このメールはそのまま送信する(ステップ8)。またメールバッファ部3に保留しておいたメールで、タイマ満了まで廃棄されなかったメールは、タイマ満了時にスイッチ2経由でそのまま送信する(ステップ7)。
【0045】
ステップ10においてカウンタ値があらかじめ定めた閾値を超えれば、このルータはIP網内の他のルータにも連絡し、ステップ11およびステップ12の動作を行わせることで、ランダムに宛先を発生して送信された迷惑メールをIP網内で全て排除することができる。特に、不法業者に直接接続されたエッジルータにより、スパムトラヒックを阻止できるので、スパムトラヒックによるIP網への悪影響を最少とすることができる。
【0046】
(第二実施例)
本発明第二実施例のルータを図1および図3を参照して説明する。図3は第二実施例のルータの動作を示すフローチャートである。第二実施例のルータのブロック構成は図1に示す第一実施例と共通である。ただし、第一実施例では、ユーザアドレステーブル1−2には、当該IP網と通常の接続契約をしているユーザのアドレスの他に、当該IP網と迷惑メール排除契約をしているユーザのアドレスが記録されていたが、第二実施例では、迷惑メール排除契約は不要であり、ユーザアドレステーブル1−2には、単に、当該IP網と通常の接続契約をしているユーザのアドレスが記録されている。
【0047】
第二実施例は、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータである。当該ルータはスイッチ2によりメールその他のデータ転送を行う。
【0048】
ここで、第二実施例の特徴とするところは、既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスが登録された廃棄登録テーブル1−1と、メールの配送を一定時間保留するメールバッファ部3と、このメールバッファ部3に保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定する送受信制御部1と、この送受信制御部1の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数するカウンタ1−3とを備え、送受信制御部1は、カウンタ1−3の計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを廃棄登録テーブル1−1に追加登録し、また、前記判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが廃棄登録テーブル1−1に登録されていればメールバッファ部3から前記メールを廃棄するところにある。
【0049】
さらに、送受信制御部1は、廃棄登録テーブル1−1に追加登録される前記発信アドレスを他ルータに通知する。
【0050】
次に、図3を参照して第二実施例のルータの動作を説明する。ルータでメールの受信が行われると、送受信制御部1では、タイマ1−4を始動し(ステップ11)、受信したメールをメールバッファ部3に保留する(ステップ12)。その後、受信したメールの内容が当該IP網と接続契約をしているユーザ宛であるか否かをユーザアドレステーブル1−2を参照して調べる(ステップ13)。ユーザアドレステーブル1−2に当該ユーザのアドレスが登録されていれば、次にこのメールの発信アドレス(以降SAと略す)が廃棄登録テーブル1−1に登録されているかを調べる(ステップ14)。もし廃棄登録テーブル1−1に登録されたSAを持ったメールであれば、このメールは廃棄する(ステップ15)。SAが廃棄登録テーブル1−1に登録されていなければ、保留時間満了後にメールを配信する(ステップ16)。
【0051】
ステップ13において、当該IP網と非契約ユーザ宛のメールであれば、SA毎に設けたカウンタ1−3を加算し(ステップ17)、このカウンタ値があらかじめ定めた閾値、例えば50回を超えているかを調べ(ステップ18)、超えていれば、このSAを含んだメールをメールバッファ部3から探し、該当するメールは全て廃棄し(ステップ19)、このSAを廃棄登録テーブル1−1に追加登録する(ステップ20)。
【0052】
ステップ18においてカウンタ値があらかじめ定めた閾値を超えれば、このルータはIP網内の他のルータにも連絡し、ステップ19およびステップ20の動作を行わせることで、ランダムに宛先を発生して送信された迷惑メールをIP網内で全て排除することができる。特に、不法業者に直接接続されたエッジルータにより、スパムトラヒックを阻止できるので、スパムトラヒックによるIP網への悪影響を最少とすることができる。
【0053】
(第三実施例)
本発明第一および第二実施例のルータは、情報処理装置であるコンピュータ装置により実現することができる。すなわち、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータに相応する機能を実現させるプログラムであって、迷惑メールの排除を希望するユーザを登録するユーザアドレステーブル1−2に相応するユーザ登録機能と、このユーザ登録機能に登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留するメールバッファ部3に相応する機能と、このメールバッファ部3による保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録する送受信制御部1に相応する機能と、メールバッファ部3に保留されている前記ユーザ宛のメールの中から送受信制御部1により記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数するカウンタ1−3に相応する機能とを実現させ、送受信制御部1に相応する機能として、カウンタ1−3の計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有するメールバッファ部3に保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄する機能を実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第一実施例のルータに相応する装置とすることができる。
【0054】
さらに、送受信制御部1に相応する機能として、廃棄されたメールの発信アドレスを記録する廃棄登録テーブル1−1に相応する機能と、この廃棄登録テーブル1−1に記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する機能とを実現させる。
【0055】
さらに、送受信制御部1に相応する機能として、廃棄登録テーブル1−1に記録された発信アドレスを他ルータに通知する機能を実現させる。
【0056】
あるいは、コンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置に、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータに相応する機能を実現させるプログラムであって、既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスを登録する廃棄登録テーブル1−1に相応する送信元登録機能と、メールの配送を一定時間保留するメールバッファ部3に相応する機能と、このメールバッファ部3に保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定する送受信制御部1に相応する機能と、この送受信制御部1の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数するカウンタ1−3に相応する機能とを備え、送受信制御部1は、カウンタ1−3の計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを廃棄登録テーブル1−1に追加登録する機能と、前記判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが廃棄登録テーブル1−1に登録されていればメールバッファ部3から前記メールを廃棄する機能とを実現させるプログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、そのコンピュータ装置を第二実施例のルータに相応する装置とすることができる。
【0057】
さらに、送受信制御部1に相応する機能として、前記追加登録する機能により追加登録される前記発信アドレスを他ルータに通知する機能を実現させる。
【0058】
本実施例のプログラムは本実施例の記録媒体に記録されることにより、コンピュータ装置は、この記録媒体を用いて本実施例のプログラムをインストールすることができる。あるいは、本実施例のプログラムを保持するサーバからネットワークを介して直接コンピュータ装置に本実施例のプログラムをインストールすることもできる。
【0059】
これにより、コンピュータ装置により、ユーザに対する迷惑メールの配信を無くすことによりユーザに対するサービス品質を向上させることができるとともに、IP網のスパムトラヒックを減少させ、IP網の正常な運用を防護することができるルータを実現することができる。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれは、ユーザに対する迷惑メールの配信を無くすことによりユーザに対するサービス品質を向上させることができるとともに、IP網のスパムトラヒックを減少させ、IP網の正常な運用を防護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一および第二実施例のルータのブロック構成図。
【図2】第一実施例のルータの動作を示すフローチャート。
【図3】第二実施例のルータの動作を示すフローチャート。
【図4】迷惑メールにより発生するスパムトラヒックを説明するための図。
【符号の説明】
1 送受信制御部
1−1 廃棄登録テーブル
1−2 ユーザアドレステーブル
1−3 カウンタ
1−4 タイマ
2 スイッチ
3 メールバッファ部
Claims (16)
- ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP(Internet Protocol)網に適用され、
迷惑メールの排除を希望するユーザが登録されたユーザ登録手段と、
このユーザ登録手段に登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留する手段と、
この保留する手段による保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録する手段と、
前記保留する手段に保留されている前記ユーザ宛のメールの中からこの記録する手段により記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数する手段と、
この計数する手段の計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有する前記保留する手段に保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄する手段と
を備えたことを特徴とするルータ。 - 前記廃棄する手段により廃棄されたメールの発信アドレスを記録する手段と、
この記録する手段に記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する手段と
を備えた請求項1記載のルータ。 - 前記記録する手段に記録された発信アドレスを他ルータに通知する手段を備えた請求項1または2記載のルータ。
- ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用され、
既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスが登録された送信元登録手段と、
メールの配送を一定時間保留する手段と、
この保留する手段に保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定する手段と、
この判定する手段の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数する手段と、
この計数する手段の計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを前記送信元登録手段に追加登録する手段と、
前記判定する手段の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが前記送信元登録手段に登録されていれば前記保留する手段から前記メールを廃棄する手段と
を備えたことを特徴とするルータ。 - 前記追加登録する手段により追加登録される前記発信アドレスを他ルータに通知する手段を備えた請求項4記載のルータ。
- 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータに相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
迷惑メールの排除を希望するユーザを登録するユーザ登録機能と、
このユーザ登録機能に登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留する機能と、
この保留する機能による保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録する機能と、
前記保留する機能に保留されている前記ユーザ宛のメールの中からこの記録する機能により記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数する機能と、
この計数する機能の計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有する前記保留する機能に保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記廃棄する機能により廃棄されたメールの発信アドレスを記録する機能と、
この記録する機能に記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する機能と
を実現させる請求項6記載のプログラム。 - 前記記録する機能に記録された発信アドレスを他ルータに通知する機能を実現させる請求項6または7記載のプログラム。
- 情報処理装置にインストールすることにより、その情報処理装置に、ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網に適用されるルータに相応する機能を実現させるプログラムにおいて、
既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスを登録する送信元登録機能と、
メールの配送を一定時間保留する機能と、
この保留する機能に保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定する機能と、
この判定する機能の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数する機能と、
この計数する機能の計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを前記送信元登録機能に追加登録する機能と、
前記判定する機能の判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが前記送信元登録機能に登録されていれば前記保留する機能から前記メールを廃棄する機能と
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記追加登録する機能により追加登録される前記発信アドレスを他ルータに通知する機能を実現させる請求項9記載のプログラム。
- 請求項6ないし10のいずれかに記載のプログラムが記録された前記情報処理装置読み取り可能な記録媒体。
- ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網のルータに適用されるスパムトラヒック減少方法において、
迷惑メールの排除を希望するユーザをあらかじめ登録しておき、
この登録されたユーザ宛のメールの配送を一定時間保留し、
この保留期間中に宛先不明で返送されるメールに含まれる発信アドレスを記録し、
保留されている前記ユーザ宛のメールの中から記録された前記発信アドレスを有するメールの本数を計数し、
この計数結果が閾値を超えるときには前記発信アドレスを有する保留されている前記ユーザ宛のメールを廃棄する
ことを特徴とするスパムトラヒック減少方法。 - 廃棄されたメールの発信アドレスを記録し、
この記録された発信アドレスを有するメールについては以降廃棄する
請求項12記載のスパムトラヒック減少方法。 - 廃棄されたメールの発信アドレスを記録し、
この記録された発信アドレスを他ルータに通知する
請求項12または13記載のスパムトラヒック減少方法。 - ランダムに宛先を発生させて大量のメールを送信する迷惑メールの送信元が接続される可能性を有するIP網のルータに適用されるスパムトラヒック減少方法において、
既に判明している迷惑メールの送信元についてその発信アドレスをあらかじめ登録しておき、
メールの配送を一定時間保留し、
この保留されたメールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであるか否かを判定し、
この判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との非契約ユーザのものであれば前記メールを宛先不明メールとしてその発信アドレスを記録するとともにその発信アドレス対応に宛先不明メール数を計数し、
この計数結果が閾値を超えるときにはその発信アドレスを迷惑メールの送出元として追加登録し、
前記判定結果により前記メールの宛先アドレスが当該IP網との接続契約ユーザのものであっても前記メールの発信アドレスが迷惑メールの送出元として登録されていれば保留してある前記メールを廃棄する
ことを特徴とするスパムトラヒック減少方法。 - 迷惑メールの送出元として追加登録される発信アドレスを他ルータに通知する請求項15記載のスパムトラヒック減少方法。
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