JP2002061876A - 天井埋込型空気調和装置 - Google Patents

天井埋込型空気調和装置

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JP2002061876A
JP2002061876A JP2000244907A JP2000244907A JP2002061876A JP 2002061876 A JP2002061876 A JP 2002061876A JP 2000244907 A JP2000244907 A JP 2000244907A JP 2000244907 A JP2000244907 A JP 2000244907A JP 2002061876 A JP2002061876 A JP 2002061876A
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ceiling
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタと一体に昇降可能なセンターパネル
が傾いて上昇し収納されることを、簡単な構造で良好に
防止できること。 【解決手段】 天井内に埋込可能な本体の下端に吹出口
7を備えた化粧パネル9が設置され、この化粧パネルの
中央開口の奥部に吸込空気を浄化するフィルタ13が配
設され、上記中央開口の両側に吸込口を形成すべく当該
中央開口をセンターパネル17が塞ぎ、このセンターパ
ネルとフィルタとが一体となって、複数本の吊りロープ
19により化粧パネルに対し昇降可能に設けられた天井
埋込型空気調和装置において、センターパネルの短手方
向に対向する吊りロープが、スプリング21を介して連
結して構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二方向カセット型
の天井埋込型空気調和装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、天井内に埋設される本体の下端
に、吹出口を有する化粧パネルを設け、この化粧パネル
の中央開口の奥部にはフィルタを設け、前記開口の前部
には両側に吸込口を残すように板金製のセンターパネル
を設けた天井埋込型空気調和装置が知られている。
【0003】この種のものでは、例えばフィルタを交
換、清掃等する場合、センターパネルを外してフィルタ
を取り外し、このフィルタを清掃してから再び清掃済み
のフィルタを取り付け、その後にセンターパネルを取り
付けるようにしている。しかしながら、従来の構成で
は、フィルタを取り外す時に、ごみが落下するので衛生
上好ましくなく、またフィルタの取り外しは高所での作
業となるので、安全上好ましくない。
【0004】これを解消するために、フィルタと一体的
に吊りロープを用いてセンターパネルを昇降自在に形成
し、フィルタを交換する時にはセンターパネルをフィル
タごと下降させて、このフィルタを低所で交換できるよ
うにした天井埋込型空気調和装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、吊りロ
ープを用いてセンターパネル及びフィルタを昇降させる
空気調和装置では、センターパネルが上昇してフィルタ
が化粧パネルの中央開口奥部に装着される際に、センタ
ーパネルが傾いて、フィルタまたはセンターパネルが化
粧パネルに片当りする事態が発生しうる。このように、
フィルタまたはセンターパネルが片当りした状態でセン
ターパネル等が更に上昇すると、センターパネルまたは
フィルタに過大な力が作用して、これらのセンターパネ
ルまたはフィルタが変形してしまう恐れがある。
【0006】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、フィルタと一体に昇降可能なセンタ
ーパネルが傾いて上昇し収納されることを、簡単な構造
で良好に防止することができる天井埋込型空気調和装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、天井内に埋込可能な本体の下端に吹出口を備えた化
粧パネルが設置され、この化粧パネルの中央開口の奥部
に吸込空気を浄化するフィルタが配設され、上記中央開
口の両側に吸込口を形成すべく当該中央開口をセンター
パネルが塞ぎ、このセンターパネルと上記フィルタとが
一体となって、複数本の吊りロープにより上記化粧パネ
ルに対し昇降可能に設けられた天井埋込型空気調和装置
において、上記センターパネルの短手方向に対向する上
記吊りロープが、スプリングを介して連結して構成され
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記スプリングの両端に連結部材が設
けられ、この連結部材に吊りロープの先端が係脱自在に
構成されたことを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記センターパネルには、そ
の短手方向に対向する位置に、吊りロープに接触して当
該吊りロープの延出方向を変更する湾曲形状のロープ受
け面を備えたロープガイドが設置されたことを特徴とす
るものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、上記ロープガイドにおけるロープ受け
面には、吊りロープと接触する部分に凹凸が形成された
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項3または
4に記載の発明において、上記ロープガイドのロープ受
け面には、その側方から吊りロープが引っ掛けられるよ
う構成されたことを特徴とするものである。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項3乃至5
のいずれかに記載の発明において、上記ロープガイド
は、スプリングの両端に設けられた連結部材に当接可能
に設けられて、上記スプリングの過剰な伸長を防止し得
るよう構成されたことを特徴とするものである。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6
のいずれかに記載の発明において、上記センターパネル
の短手方向に対向する吊りロープは、上記センターパネ
ルとフィルタとの間を通り、スプリングにて連結された
ことを特徴とするものである。
【0014】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0015】センターパネルの短手方向に対向する吊り
ロープがスプリングを介して連結して構成されたことか
ら、センターパネル及びフィルタが傾いて上昇し化粧パ
ネルの中央開口に収納されるとき、センターパネル及び
フィルタにおける傾いて上方側の吊りロープに作用する
巻き上げ力によってスプリングが伸長し、傾いて下方側
の吊りロープが巻き上げられて、センターパネル及びフ
ィルタは水平状態に修正され、化粧パネルの中央開口に
収納される。この結果、センターパネル及びフィルタが
傾いて上昇した場合にも、これらを化粧パネルの中央開
口に水平状態で良好に収納させることができる。
【0016】また、センターパネルの短手方向に対向し
た吊りロープがスプリングを介して連結されたので、吊
りロープを巻き上げ繰り出す昇降駆動装置にクラッチ機
構を装備する必要がない。このため、簡単な構造で、セ
ンターパネル及びフィルタを化粧パネル内に水平状態で
良好に収納させることができる。
【0017】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0018】スプリングの両端に設けられた連結部材に
吊りロープの先端が係脱自在に構成されたことから、吊
りロープとスプリングとの取り付け取り外しを容易に実
施できる。
【0019】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0020】センターパネルには、その短手方向に対向
する位置に、吊りロープに接触して当該吊りロープの延
出方向を変更する湾曲形状のロープ受け面を備えたロー
プガイドが設置されたことから、当該吊りロープの延出
方向を滑車を用いて変更する場合に比べ、部品構成を簡
素化できる。
【0021】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0022】ロープガイドにおけるロープ受け面には、
吊りロープと接触する部分に凹凸が形成されたことか
ら、この凹凸によって、ロープ受け面と吊りロープとの
接触面積を減少できるので、吊りロープとロープガイド
との摩擦抵抗を低減できる。
【0023】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0024】ロープガイドのロープ受け面には、その側
方から吊りロープが引っ掛けられるよう構成されたこと
から、センターパネルの短手方向に対向した吊りロープ
がスプリングを用いて連結された状態で、この吊りロー
プをロープガイドに着脱することができる。この結果、
センターパネルの短手方向に対向した吊りロープの連結
を解除することなく、センターパネルを簡単に取り付け
取り外すことができる。
【0025】請求項6に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0026】ロープガイドが、スプリングの両端に設け
られた連結部材に当接可能に設けられて、スプリングの
過剰な伸長を防止し得るよう構成されたことから、ロー
プガイドがスプリングの過剰伸長防止機能を果たすの
で、スプリングが過剰に伸長して元の長さに復帰しなく
なることを未然に防止できる。
【0027】請求項7に記載の発明には、次の作用があ
る。
【0028】センターパネルの短手方向に対向する吊り
ロープが、センターパネルとフィルタとの間を通りスプ
リングにて連結されたことから、センターパネルの短手
方向に対向する吊りロープが連結された状態であって
も、フィルタの着脱の容易化を確保できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0030】図1は、本発明に係る天井埋込型空気調和
装置の一実施の形態を示す斜視図である。図2は、図1
の天井埋込型空気調和装置の横断面図である。
【0031】図1において、符号1は天井内に埋設され
る箱形の本体を示している。この本体1の内部には、図
2に示すように、熱交換器3、送風機5等が収納されて
いる。本体1の下端には、両端に吹出口7を有する化粧
パネル9が固定され、この化粧パネル9の中央開口の奥
部には、板金製のフィルタ受け部材11が嵌合されてい
る。このフィルタ受け部材11の受け部11aには吸込
空気を浄化するフィルタ13が当接可能とされる。また
化粧パネル9の中央開口の前部には、両側に吸込口15
としての空間を残すように、板金製のセンターパネル1
7が上記中央開口を塞ぐよう設けられる。
【0032】この板金製のセンターパネル17には、図
1に示すように、吸込空気を浄化する前述したフィルタ
13が支持されており、これらは一体となって、四本の
吊りロープ19を介して、化粧パネル9に昇降自在に吊
持されている。
【0033】図2に示すように、センターパネル17が
吊りロープ19の中央開口に収納され、フィルタ13が
フィルタ受け部材11の受け部11aに当接した状態
で、センターパネル17の両側の吸込口15から室内の
空気が、図2の矢印のように吸い込まれる。すると、こ
の空気はフィルタ13を通って浄化され、送風機5に吸
い込まれて吐出され、熱交換器3を通って熱交換された
後、化粧パネル9の両端の吹出口7から室内へ吐出され
る。
【0034】図3に示すように、4本の吊りロープ19
は、それぞれの一端側が、センターパネル17の4つの
コーナ部のそれぞれに設置されたロープガイド20に引
っかけられて略直角に方向変換され、センターパネル1
7の短手方向に対向する吊りロープ19の一端側が、後
述の如くスプリング21を介して連結される。一方、4
本の吊りロープ19のそれぞれの他端側は上方へ延出さ
れ、化粧パネル9の中央開口周囲に設置された4個のロ
ーラ22のそれぞれに巻き掛けられた後、略水平に延出
されて昇降駆動装置23に連結される。
【0035】この昇降駆動装置23は、板金製のプレー
ト24に設置され、このプレート24が、化粧パネル9
の中央開口の長手方向略中央位置に設置される。従っ
て、4本の吊りロープ19は、略等しい長さに設定され
る。
【0036】昇降駆動装置23は、図4に示すように、
4個のプーリ25を有し、各プーリ25に各吊りロープ
19の他端が止着される。そして、4個のプーリ25
は、1本の駆動シャフト26の両端部に2個づつ分け
て、回転一体に固定される。この駆動シャフト26は、
図示しないギアを介して駆動モータ(不図示)に連結さ
れる。この駆動モータの正転または逆転により駆動シャ
フト26が同様に正転または逆転駆動されて、吊りロー
プ19がプーリ25に巻き取られ、プーリ25から繰り
出され、センターパネル17及びフィルタ13が化粧パ
ネル9に対し昇降可能に構成される。
【0037】ここで、各プーリ25にはそれぞれに吊り
ロープ19が同一方向に巻回されるが、隣接した2個の
プーリ25のうち、一方のプーリ25の上縁から一の吊
りロープ19が引き出され、他方のプーリ25の下縁か
ら他の吊りロープ19が引き出される。これにより、各
プーリ25によって各吊りロープ19が、同時に巻き取
り、または繰り出し可能に構成される。
【0038】ところで、図3に示すように、4本の吊り
ロープ19のうち、センターパネル17の短手方向に対
向する吊りロープ19の一端は、脚部28を介してセン
ターパネル17に支持されたフィルタ13と上記センタ
ーパネル17との間を通り、前述の如くスプリング21
及び連結部材としての連結金具27を用いて係脱可能に
連結される。
【0039】即ち、連結金具27は、図5に示すよう
に、平面視L字形状に形成され、先端部に形成された取
付穴30にスプリング21のループ29が挿通して、ス
プリング21と一体化される。連結金具27の基端部に
は当り面31が形成されると共に、係止穴32が開口さ
れる。更に、連結金具27の基端部には、連結金具27
の一側縁部33から係止穴32へ向かって延びるスリッ
ト34が形成される。
【0040】吊りロープ19の一端側をスリット34に
通し、この吊りロープ19の一端先端に固着された、例
えば樹脂製のストッパ35を係止穴32に係合させるこ
とにより、吊りロープ19と連結金具27、ひいてはス
プリング21とが係脱可能に構成される。
【0041】図3に示すように、センターパネル17の
短手方向に対向する吊りロープ19が、上述の如くスプ
リング21を介して連結されることにより、センターパ
ネル17及びフィルタ13の上昇時に、このセンターパ
ネル17及びフィルタ13が短手方向に傾いて化粧パネ
ル9の中央開口に収納される場合、センターパネル17
が傾いて上方側に位置した吊りロープ19に昇降駆動装
置23から巻き取り力が作用するので、この巻き取り力
によりスプリング21が伸長する。スプリング21が伸
長される間に、センターパネル17が傾いて下方側に位
置した吊りロープ19が巻き取られ、センターパネル1
7及びフィルタ13は、水平状態に修正されて化粧パネ
ル9の中央開口内に収納される。
【0042】一方、前述の如く、センターパネル17の
4つのコーナ部にそれぞれ設置されたロープガイド20
は、センターパネル17が矩形状であることから、セン
ターパネル17における短手方向に対向する位置に設置
されることになる。これらのロープガイド20は、図6
に示すように、ロープ受け面36及びロープ挿通孔37
を有し、ロープ受け面36に、吊りロープ19が摺動可
能なロープ受け溝38が形成される。
【0043】各ロープガイド20は、図6〜図8に示す
ように、基台部39、胴部40及び頭部41を備えてな
り、基台部39と胴部40とが一体化され、胴部40と
頭部41とが一体化される。胴部40と頭部41には、
一側方に側面部42が設けられ、他側方に挿通開口43
が形成されている。
【0044】基台部39は、ロープガイド20を化粧パ
ネル9に、例えばビス等を用いて取り付けるためのもの
である。また、胴部40は、ロープ挿通孔37と共に当
接面44(後述)が形成される。更に、頭部41に湾曲
形状のロープ受け面36が形成される。このロープ受け
面36に形成されたロープ受け溝38が、吊りロープ1
9に接触して、この吊りロープ19の延出方向を略90
度に変更可能とする。
【0045】吊りロープ19は、スプリング21及び連
結金具27により連結された状態で、または連結されず
に単独で、ロープガイド20における挿通開口43を通
して、ロープガイド20の側方からロープ受け面36の
ロープ受け溝38に引っ掛けられた後、ロープ挿通孔3
7に挿通されて、ロープガイド20により案内される。
【0046】上記ロープ受け溝38には、図8(B)に
示すように、その延在方向に亘って多数の凹凸45が形
成される。この凹凸45により、ロープ受け溝38が吊
りロープ19に接触する接触面積が減少されて、ロープ
受け溝38と吊りロープ19との摩擦抵抗が低減され
る。
【0047】また、ロープガイド20の胴部40に形成
された当接面44は、スプリング21が過剰に伸長した
時に、スプリング21の両側の連結金具27における当
り面31が当接することにより、スプリング21のそれ
以上の過剰な伸長を防止するものである。つまり、例え
ば、センターパネル17及びフィルタ13が化粧パネル
9から下降している時に、このセンターパネル17に下
方向の外力が作用するとスプリング21が過剰に伸長す
るが、ロープガイド20の当接面44は、連結金具27
の当り面31を当接させることにより、スプリング21
の過剰伸長を防止する機能を果たす。
【0048】従って、上記実施の形態によれば、次の効
果〜を奏する。
【0049】センターパネル17の短手方向に対向す
る吊りロープ19が、スプリング21及び連結金具27
を介して連結して構成されたことから、センターパネル
17及びフィルタ13が傾いて上昇し化粧パネル9の中
央開口に収納される時、センターパネル17及びフィル
タ13における傾いて上方側の吊りロープ19に作用す
る巻き上げ力によってスプリング21が伸長し、傾いて
下方側の吊りロープ19が巻き上げられて、センターパ
ネル17及びフィルタ13は水平状態に修正され、化粧
パネル9の中央開口に収納される。この結果、センター
パネル17及びフィルタ13が傾いて上昇した場合に
も、これらを化粧パネル9の中央開口に水平状態で良好
に収納させることができる。
【0050】センターパネル17の短手方向に対向し
た吊りロープ19がスプリング21及び連結金具27を
介して連結されたので、吊りロープ19を巻き上げ繰り
出す昇降駆動装置23にクラッチ機構を装着する必要が
ない。このため、簡単な構造で、センターパネル17及
びフィルタ13を化粧パネル9内に水平状態で良好に収
納させることができる。
【0051】スプリング21の両端に設けられた連結
金具27に吊りロープ19の先端が、係止穴32及びス
トッパ35を用いて係脱自在に構成されたことから、吊
りロープ19とスプリング21との取り付け取り外しを
容易に実施できる。
【0052】センターパネル17には、その短手方向
に対向する位置にロープガイド20が設置され、このロ
ープガイド20は、湾曲形状のロープ受け面36に形成
されたロープ受け溝38を備え、このロープ受け溝38
に吊りロープ19が接触してその延出方向が変更される
ことから、当該吊りロープ19の延出方向を滑車を用い
て変更する場合に比べ、部品構成を簡素化できる。
【0053】ロープガイド20におけるロープ受け面
36のロープ受け溝38には、吊りロープ19と接触す
る部分に凹凸45が形成されたことから、この凹凸45
によって、ロープ受け溝38と吊りロープ19との接触
面積を減少できるので、吊りロープ19とロープガイド
20との摩擦抵抗を低減できる。
【0054】ロープガイド20のロープ受け溝38に
は、そのロープガイド20の側方から挿通開口43を通
して吊りロープ19が引っ掛けられるよう構成されたこ
とから、センターパネル17の短手方向に対向した吊り
ロープ19がスプリング21及び連結金具27を用いて
連結された状態で、この吊りロープ19をロープガイド
20に着脱することができる。この結果、センターパネ
ル17の短手方向に対向した吊りロープ19の連結を解
除することなく、センターパネル17を簡単に取り付け
取り外すことができる。
【0055】ロープガイド20の当接面44に、スプ
リング21の両端に設けられた連結金具27の当り面3
1が当接可能に設けられて、スプリング21の過剰な伸
長を防止し得るよう構成されたことから、ロープガイド
20がスプリング21の過剰伸長防止機能を果たすの
で、スプリング21が過剰に伸長して元の長さに復帰し
なくなることを未然に防止できる。
【0056】センターパネル17の短手方向に対向す
る吊りロープ19が、センターパネル17とフィルタ1
3との間を通りスプリング21及び連結金具27にて連
結されたことから、センターパネル17の短手方向に対
向する吊りロープ19が連結された状態であっても、フ
ィルタ13のセンターパネル17からの着脱の容易化を
確保できる。
【0057】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0058】例えば、二方向カセット型の空気調和装置
について説明したが、四方向カセット型のものにも適用
は可能であり、またセンターパネルに限定されず、格子
孔を有する吸込グリルの昇降装置にも適用は可能であ
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る天井埋込型
空気調和装置によれば、天井内に埋込可能な本体の下端
に吹出口を備えた化粧パネルが設置され、この化粧パネ
ルの中央開口の奥部に吸込空気を浄化するフィルタが配
設され、上記中央開口の両側に吸込口を形成すべく当該
中央開口をセンターパネルが塞ぎ、このセンターパネル
と上記フィルタとが一体となって、複数本の吊りロープ
により上記化粧パネルに対し昇降可能に設けられた天井
埋込型空気調和装置において、上記センターパネルの短
手方向に対向する上記吊りロープが、スプリングを介し
て連結して構成されたことから、フィルタと一体に昇降
可能なセンターパネルが傾いて上昇し収納されること
を、簡単な構造で良好に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井埋込型空気調和装置の一実施
の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の天井埋込型空気調和装置の横断面図であ
る。
【図3】図1の天井埋込型空気調和装置における化粧パ
ネル、センターパネル及びフィルタ等を示す斜視図であ
る。
【図4】図3の昇降駆動装置の要部を示す斜視図であ
る。
【図5】図3のスプリング及び連結金具等を示す分解斜
視図である。
【図6】図3のロープガイドを示す斜視図である。
【図7】図6のロープガイドを示し、(A)が平面図、
(B)が正面図、(C)が裏面図、(D)が側面図であ
る。
【図8】図6のロープガイドを示し、(A)が図7
(A)のVIIIA矢視図であり、(B)が図7(A)のVI
IIB−VIIIB線に沿う断面図であり、(C)が図8
(B)のVIIIC矢視図である。
【符号の説明】
1 本体 7 吹出口 9 化粧パネル 13 フィルタ 15 吸込口 17 センターパネル 19 吊りロープ 20 ロープガイド 21 スプリング 23 昇降駆動装置 27 連結金具 29 ループ 31 当り面 32 係止穴 34 スリット 35 ストッパ 36 ロープ受け面 38 ロープ受け溝 43 挿通開口 44 当接面 45 凹凸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井内に埋込可能な本体の下端に吹出口
    を備えた化粧パネルが設置され、この化粧パネルの中央
    開口の奥部に吸込空気を浄化するフィルタが配設され、
    上記中央開口の両側に吸込口を形成すべく当該中央開口
    をセンターパネルが塞ぎ、このセンターパネルと上記フ
    ィルタとが一体となって、複数本の吊りロープにより上
    記化粧パネルに対し昇降可能に設けられた天井埋込型空
    気調和装置において、 上記センターパネルの短手方向に対向する上記吊りロー
    プが、スプリングを介して連結して構成されたことを特
    徴とする天井埋込型空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記スプリングの両端に連結部材が設け
    られ、この連結部材に吊りロープの先端が係脱自在に構
    成されたことを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型
    空気調和装置。
  3. 【請求項3】 上記センターパネルには、その短手方向
    に対向する位置に、吊りロープに接触して当該吊りロー
    プの延出方向を変更する湾曲形状のロープ受け面を備え
    たロープガイドが設置されたことを特徴とする請求項1
    または2に記載の天井埋込型空気調和装置。
  4. 【請求項4】 上記ロープガイドにおけるロープ受け面
    には、吊りロープと接触する部分に凹凸が形成されたこ
    とを特徴とする請求項3に記載の天井埋込型空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ロープガイドのロープ受け面には、
    その側方から吊りロープが引っ掛けられるよう構成され
    たことを特徴とする請求項3または4に記載の天井埋込
    型空気調和装置。
  6. 【請求項6】 上記ロープガイドは、スプリングの両端
    に設けられた連結部材に当接可能に設けられて、上記ス
    プリングの過剰な伸長を防止し得るよう構成されたこと
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の天井埋
    込型空気調和装置。
  7. 【請求項7】 上記センターパネルの短手方向に対向す
    る吊りロープは、上記センターパネルとフィルタとの間
    を通り、スプリングにて連結されたことを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載の天井埋込型空気調和装
    置。
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