JP2011242131A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性を損なわずに圧力損失を低減することができる吸込口構造を有する天井埋込型空気調和機を得る。
【解決手段】下部が開口する筐体1と、筐体の内部中央に配置された送風機と、送風機を囲むように配置されて筐体内に収容された熱交換器と、送風機の下方に設置された吸込口16と、吸込口から吸込んだ空気の清浄を行うフィルタと、筐体の下面に設置され平面的にみて吸込口を囲むように吹出口を配置形成してなる化粧パネル7と、吸込口を閉塞可能に配置された正面パネル10と、筐体側又は化粧パネル側に取り付けられて、正面パネルを昇降自在に支持する昇降装置と、を備え、昇降装置によって正面パネルを降下させることにより生じる化粧パネルと正面パネルとの間の隙間を吸込口とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井埋込型空気調和機の吸込口構造の改良に関するものである。
4方向吹出形の天井埋込型空気調和機では、4方向の吹出口で囲まれる中央部に送風機を配置し、その下部に吸込口が配置されている。そして、吸込口は、吸込み圧力損失(圧損)の抑制とフィルタの支持の関係から一般に格子状に構成されていた。このため、天井面との一体感が演出しづらいという意匠上の難点があった。
また、天井埋込型空気調和機では、吸込みフィルタのメンテナンスを行うのに高所作業が必要となり、なかなかメンテナンスされず、フィルタ目詰りを起こす問題があった。
そこで、送風機下部に格子状吸込口(吸込グリル)は設けず、周縁部に4方向の開口を一体形成した正面パネルを設置し、4方向にある開口のうち少なくとも1つを吸込口として利用し、その他を吹出口として構成して、化粧パネルの意匠性を向上させ、また正面パネルと共にフィルタを手元まで降下させることができる昇降手段を設けて、手元でフィルタを取り外しできるように構成したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−71136号公報(第7頁、第3図、第4図)
しかしながら、前述のように正面パネルの周縁部に吸込口と吹出口となる開口を一体形成したものにあっては、正面パネルに一体形成できる開口の面積に設計上制限が加わるため、開口を大きくすることはできず、圧損の増大により、消費電力が上昇し、空調効率が低下するのは否めない。
また、正面パネルと共にフィルタを手元まで降下させて取り外すことで清掃できても、フィルタ清掃の自動化の課題は残されたままである。
近年、空気調和機のフィルタ清掃を自動化する技術が種々提案されているが、天井埋込型の場合、フィルタから掻き出された埃が室内へ落ち易いという問題があり、このタイプの空気調和機におけるフィルタ清掃の自動化は遅れているのが実情である。
本発明は、意匠性を損なわずに圧力損失を低減することができる吸込口構造を有する天井埋込型空気調和機を得ることを目的とする。
また、フィルタ清掃を自動化するに際し、フィルタから掻き出された埃が室内へ落ちるのを抑制できるフィルタ清掃装置を有する天井埋込型空気調和機を得ることを目的とする。
本発明に係る天井埋込型空気調和機は、内部に送風機と熱交換器を備える筐体と、筐体の下側に取り付けられ、吹出口を有する化粧パネルと、化粧パネルの中央側に設けられ、化粧パネルよりも下方に移動することで化粧パネルとの間に吸込口を形成する正面パネルと、正面パネルの上面側に設置され、正面パネルが化粧パネルよりも下方に移動して吸込口を形成した場合に吸込口よりも高い位置になるフィルタと、を備えるものである。
本発明の天井埋込型空気調和機によれば、正面パネルを降下させることにより生じる化粧パネルと正面パネルとの間の隙間を吸込口としているので、吸込口の面積を大きく確保することができる。このため、吸込み圧損の上昇を抑えながら意匠性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の運転時の状態を下方より示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の運転停止時の状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の化粧パネルの正面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の運転停止時の化粧パネルと正面パネルの位置関係を図3のA−A線矢視方向より示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機の運転中の化粧パネルと正面パネルの位置関係を図3のA−A線矢視方向より示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機のメンテナンス時の化粧パネルと正面パネルの位置関係を図3のA−A線矢視方向より示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機のフィルタの付勢手段の変形例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る天井埋込型空気調和機のフィルタの付勢手段の他の変形例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の運転停止時の化粧パネルと正面パネルの位置関係を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の運転中の化粧パネルと正面パネルの位置関係を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の蛇腹フィルタの一例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の蛇腹フィルタの他の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る天井埋込型空気調和機の運転停止時の状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る天井埋込型空気調和機のフィルタ清掃装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る天井埋込型空気調和機のフィルタ清掃装置を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、図示実施形態により本発明を説明する。
図1は本発明の実施の形態1における天井埋込型空気調和機の運転時の状態を下方より示す斜視図、図2はその運転停止時の状態を示す縦断面図、図3はその化粧パネルの正面図、図4は運転停止時の化粧パネルと正面パネルの位置関係を図3のA−A線矢視方向より示す縦断面図、図5は運転中の化粧パネルと正面パネルの位置関係を図3のA−A線矢視方向より示す縦断面図、図6はメンテナンス時の化粧パネルと正面パネルの位置関係を図3のA−A線矢視方向より示す縦断面図である。
図2のように本実施形態の天井埋込型空気調和機は、下部が開口するユニット筐体1の内部中央に、下側を吸込口とするファン2とこれを駆動するモータ3とからなる送風機が配置され、モータ3が天面側に取り付けられているとともに、ファン2の下部に、ファン2へ空気を導入するためのベルマウス4が配置されている。また、ファン2を囲むように略環状に熱交換器5が配置され、熱交換器5の下部にドレンパン6が設置されている。ドレンパン6の各辺に沿う外側には、熱交換器5の2次側と室内とを連通させる開口部があり、化粧パネル7の開口部と連通して吹出口8を構成している。また、吹出口8にはベーン9が取り付けられ、吹出方向の調整が可能となっている。また、ファン2の下部には、フィルタ11及び正面パネル10が化粧パネル7の中央に嵌め込み可能に配置され、フィルタ11は、正面パネル10上に付勢手段となるコイル状の圧縮ばね12を介して弾性支持され、正面パネル10は、筐体側すなわち化粧パネル7に取り付けられた昇降装置14にワイヤ13を介して昇降自在に吊下支持されている。したがって、フィルタ11は、昇降装置14による正面パネル10の昇降動作に伴って昇降可能となっている。なお、圧縮ばね12は、正面パネル10の4隅あるいは4辺の略中央部にそれぞれ配置することが望ましい。
これを更に詳述すると、昇降装置14は、モータ、ワイヤ13、及びリールで構成され、ワイヤ13の一端は正面パネル10の4隅を吊下げるように引回され、他端はリールに巻き取られており、リモコン等のスイッチ操作によりモータでリールを回転させ、ワイヤ13を巻取り、またはワイヤ13を繰出すことで、正面パネル10を昇降させる機能を持っている。すなわち、昇降装置14は、通常は図示しない制御装置の指示により自動的に動作し、空気調和機の運転停止時には、ワイヤ13を巻取って正面パネル10を化粧パネル7側に収納させて吸込口を閉塞し(図2及び図4)、運転時には、ワイヤ13を所定長さ繰出して正面パネル10を下降させ、これにより生じる化粧パネル7と正面パネル10との間の隙間を吸込口16とする(図1及び図5)ようにワイヤ13の繰出量を調整する。また、リモコン等のスイッチ操作によってワイヤ13を更に強制的に繰出させることができ、これによってメンテナンス時にはフィルタ11を正面パネル10と共に手元まで降下させることができる。このため、天井に据え付けられた空気調和機のフィルタ11をメンテナンス作業者が容易に取り外すことができるようになっている。
なお、ユニット筐体1側の化粧パネル7には、フィルタ11の上端周縁部と係合してその筐体内奥部への移動を制限する突起部15が設けられ、通常は突起部15のストッパ機能により、圧縮ばね12による付勢力が常時働くようになっている。これにより、吸込口16からベルマウス4へ至る風路の途中が確実にフィルタ11で覆われて、吸込口16から吸込んだ空気が全てフィルタ11を通過し、清浄されるようになっている。
次に、本実施形態の天井埋込型空気調和機の動作について図1乃至図6に基づき説明する。前述のように構成された天井埋込型空気調和機は、一般に「4方向カセット型」と呼ばれ、ファン2の1次側は下方を向いており、室内から空気を吸込む。吸込まれた空気はフィルタ11を通過し、埃等が取り除かれ、熱交換器5へと吹き付けられる。熱交換器5では空気と冷媒との熱交換が行われる。熱交換器5を通過する間に熱をもらう、あるいは熱を奪われた空気は、吹出口8より室内へ吹出される。
運転停止時には、図2及び図4のように正面パネル10は化粧パネル7に収納され、天井面とフラットな印象を演出する。このとき、正面パネル10上に載置された圧縮ばね12によって支持されているフィルタ11は、化粧パネル7の突起部15によってユニット筐体内奥部への移動を制限され、圧縮ばね12は縮み状態となり、正面パネル10、フィルタ11が化粧パネル7の厚み内に収まる。
次に、運転時には、図1及び図5のように正面パネル10は昇降装置14がワイヤ13を繰り出すことによって降下し、化粧パネル7との間に吸込口16を形成する。この時、フィルタ11は圧縮ばね12のばね力によって突起部15に押さえ付けられており、吸込口16からベルマウス4へ至る風路の途中がフィルタ11で覆われている。このため、吸込口16から吸込まれた空気は全てフィルタ11を通過し、清浄され、ファン2へ導かれる。
このように、正面パネル10を降下させることによって、吸込口16を正面パネル10の全周に亘って正面パネル10の面方向に大きく形成することができる。このため、意匠性を損なわずに圧力損失を低減することができる。
なお、従来のグリル(網目)を吸込口とした場合においても、フィルタを支持するためであったり、汚れたフィルタの目隠しとなるようにするために、グリルの開口率はある程度制限されるところがあり、多少なりとも吸込み圧損を生じていたが、本発明のように吸込口を正面パネル10の面に沿う方向に形成することで、吸込口の開口率を略100%とすることができ、吸込み圧損を更に軽減することが可能となる。
さらに、フィルタ11の清掃やメンテナンスの際には、昇降装置14から更にワイヤ13を繰り出させ、正面パネル10、圧縮ばね12、フィルタ11を一体に手元まで降下させて低所で作業を行い、作業後は昇降装置14によりワイヤ13を巻き取ることで、正面パネル10、圧縮ばね12、フィルタ11を一体に上昇させ、正規位置まで復帰させることができるので、メンテナンス時の作業性が向上する。
このように、本実施形態の天井埋込型空気調和機においては、フィルタ11を圧縮ばね12によって正面パネル10に支持するとともに、化粧パネル7にフィルタ11の上端周縁部と係合してその筐体内奥部への移動を制限する突起部15を設けているので、運転停止時には化粧パネル7内に正面パネル10、圧縮ばね12、及びフィルタ11をコンパクトに収納することができ、化粧パネル7全体に天井面との一体感を持たせることができる。
また、運転時には、フィルタ11を化粧パネル7側に保持しながら化粧パネル7と降下した正面パネル10との間の隙間を吸込口16として形成し、フィルタ11を吸込口16の2次側とするとともに、突起部15のストッパ機能により、圧縮ばね12による付勢力が常時働くようにしているので、吸込口16の面積を大きく確保することができて、吸込み圧損の上昇を抑えながら意匠性を向上させることができるとともに、吸込口16からベルマウス4へ至る風路の途中をフィルタ11で覆うことができる。このため、吸込口16から吸込まれた空気を全てフィルタ11を通過させることができて、塵埃の除去など、清浄効果を高めることができる。
さらに、正面パネル10を運転時よりさらに降下させることで、フィルタ11も共に降下させ、これによってフィルタ11のメンテナンスが手元でできるため、フィルタの清掃を行う周期を短くすることが容易となり、フィルタ目詰まりによる空調効率の低下を避けることができる。また、空調空間の清浄化に貢献することができる。
なお、ここではフィルタ11の付勢手段としてコイル状の圧縮ばね12を例に挙げて説明したが、これに限るものでなく、例えば図7に示すパンタグラフ17や、図8に示す板ばね18の採用も可能であり、このような場合でもコイル状圧縮ばね方式のものと同等の作用、効果を期待することができる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2に係る天井埋込型空気調和機の運転停止時の化粧パネルと正面パネルの位置関係を示す縦断面図、図10はその運転中の化粧パネルと正面パネルの位置関係を示す縦断面図であり、各図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。なお説明にあたっては前述の図1乃至図3を参照するものとする。
本実施の形態の天井埋込型空気調和機は、フィルタ19が、圧縮ばねとなるスプリング芯材を有し吸込口16を覆う筒状の蛇腹から形成され、正面パネル10上に上下方向伸縮自在に載置されて構成されている点が前述の実施の形態1のものと異なっている。なお、蛇腹の弾性力による伸縮可能なストロークは吸込口16の高さよりも大きくなるように設定されている。それ以外の昇降装置等を含む構成は前述の実施の形態1と同様である。
次に、本実施形態の天井埋込型空気調和機の動作について図9及び図10に基づき前述の図1乃至図3を参照しながら説明する。まず、運転停止時には、正面パネル10は昇降装置14によって引上げられ、図9のように化粧パネル7に収納され、天井面とフラットな印象を演出する。このとき、正面パネル10上に載置された圧縮ばねとなるスプリング芯材付きの蛇腹からなるフィルタ(以下、「蛇腹フィルタ」という)19は、化粧パネル7の突起部15によってユニット筐体内奥部への移動を制限され、圧縮ばね12は縮み状態となり、正面パネル10、フィルタ11が化粧パネル7の厚み内に収まる。
次に、運転時には、図10のように正面パネル10は昇降装置14がワイヤ13を繰り出すことによって降下し、化粧パネル7との間に吸込口16を形成する。この時、蛇腹フィルタ19は、そのスプリング芯材のばね力によって上方へ伸長し、その上端が突起部15に押さえ付けられており、吸込口16からベルマウス4へ至る風路の途中が蛇腹フィルタ19で覆われている。このため、吸込口16から吸込まれた空気は全て蛇腹フィルタ19を通過し、清浄され、ファン2へ導かれる。
また、蛇腹フィルタ19の清掃、メンテナンスなどの際には、昇降装置14からさらにワイヤ13を繰り出すことによって正面パネル10、蛇腹フィルタ19を手元まで降下させ、フィルタ清掃等の作業を行う。
このように、本実施形態によれば、圧縮ばねとなるスプリング芯材を備えた蛇腹フィルタ19を、正面パネル10上に上下方向伸縮自在に載置するとともに、化粧パネル7に蛇腹フィルタ19の上端周縁部と係合してその筐体内奥部への移動を制限する突起部15を設けているので、運転停止時には化粧パネル7内に正面パネル10及び蛇腹フィルタ19をコンパクトに収納することができ、化粧パネル7全体に天井面との一体感を持たせることができる。
また、スプリング芯材の弾性力による伸縮可能なストロークを、吸込口16の高さよりも大きくなるように設定して、運転時にはスプリング芯材による付勢力が常時働くようにしているので、運転時には、蛇腹フィルタ19を化粧パネル7側に保持しながら化粧パネル7と降下した正面パネル10との間の隙間を吸込口16として形成し、蛇腹フィルタ19を吸込口16の2次側とすることができて、吸込口16からベルマウス4へ至る風路の途中を蛇腹フィルタ19で隙間無く覆うことができる。このため、吸込口16を正面パネル10の面に沿う方向に形成することができて面積を大きく確保することができ、吸込み圧損の上昇を抑えながら意匠性を向上させることができるとともに、吸込口16から吸込まれた空気を全て蛇腹フィルタ19を通過させることができて、塵埃の除去など、清浄効果を高めることができる。
さらに、正面パネル10を運転時よりさらに降下させることで、蛇腹フィルタ19も共に降下させることができるので、蛇腹フィルタ19のメンテナンス作業を手元で容易に行うことができる。このため、蛇腹フィルタ19フィルタの清掃を行う周期を短くすることが容易となり、フィルタ目詰まりによる空調効率の低下を避けることができる。また、空調空間の清浄化に貢献することができる。
なお、蛇腹フィルタ19としては、図11に示すような角筒状の蛇腹フィルタ19Aや、図12に示すような円筒状の蛇腹フィルタ19Bなど採用可能であるが、このような形状に限定されるものでなく、要するに吸込口16からベルマウス4へ至る風路の途中が確実に蛇腹フィルタで覆われて、吸込口16から吸込んだ空気が全て蛇腹フィルタを通過し、清浄される機能を有しておればよいものである。
実施の形態3.
図13は本発明の実施の形態3に係る天井埋込型空気調和機の運転停止時の状態を示す縦断面図、図14はそのフィルタ清掃装置を示す斜視図であり、各図中、前述の実施の形態1のものと同一部分には同一符号を付してある。
本実施の形態の天井埋込型空気調和機は、フィルタ20が、ベルマウス4の下方にて位置をユニット筐体1側に固定された一対の回転軸23a,23b間に掛け回されて所定張力を付与された無端ベルト状(ループ状)に構成されている。そして、モータ21の駆動力が減速機22を介して一方の回転軸23aに伝達されることで、フィルタ20は回転駆動されるようになっている。したがって、他方の回転軸23bは、伝動ベルト機能を有するフィルタ20を介して動力が伝達されて回動するアイドラとして機能する。また、フィルタ20の使用される部分、つまり回転軸23a,23b間を結ぶ線で上下に2分割した場合の無端ベルト(フィルタ20)の下側(室内側)に位置する部分、よりも下流側すなわち無端ベルト(フィルタ20)の上側(ユニット筐体側)に位置する部分に、フィルタ清掃用のブラシ24が配置され、アイドラ側の回転軸23bから伝動ベルト25を介して回転力が付与されるようになっている。また、ブラシ24はケーシング26によって囲われ、さらにケーシング26内に、ブラシ24と干渉可能にゴミ取り部27が設置されている。
次に、本実施形態の天井埋込型空気調和機の主にフィルタ清掃動作について図13及び図14に基づき説明する。運転時、昇降装置14がワイヤ13を所定長さ繰出して正面パネル10を所定量降下させることで形成される吸込口(図示せず)より吸込まれた空気は、フィルタ20を通過する際、塵埃をフィルタ20の上流側、つまり室内側に位置する部分へ付着させる。空気調和機が予め設定した期間だけ運転されると、フィルタ清掃モードへ移行し、空気調和機停止中にモータ21が駆動され、駆動力が減速機22を介して回転軸23aへ伝えられる。これにより、フィルタ20が回転軸23aと略同期して図14の矢印の方向へ回転し、フィルタ20の伝動ベルト機能により他方の回転軸23bも回転する。このアイドラ側の回転軸23bの回転力は、伝動ベルト25によりブラシ24へ伝えられ、ブラシ24が回転してフィルタ20に付着した塵埃を掻き取る。そして掻き取られた塵埃は、ブラシ24に付着するが、ケーシング26のゴミ取り部27によって今度はブラシ24から塵埃が取り除かれ、取り除かれた塵埃はケーシング26内へ溜まることとなる。ケーシング26内に塵埃が溜まると、ケーシング26を取り外し、ゴミを捨てることで繰り返し使用が可能となる。
フィルタに付着した塵埃を取り除くためには、ブラシ24をフィルタ20に押し付けながら、掻き取る必要があるが、図14のようにブラシ24をフィルタ20の回転軸23b付近に配置することによって回転軸23bをバックアップローラとして機能させることができ、フィルタ20が撓むことによる押し付け力の逃げを避けることができる。また、ブラシ24により掻き出され、一部浮いた状態となった塵埃は、フィルタ20がさらに回転し再び吸気気流の上流側へ移動した際、重力により落下するが、フィルタ20の下方には正面パネル10が配置されているため、室内へ舞い落ちるのを防ぐことができる。正面パネル10に落ちた塵埃は、空気調和機運転時に吸引され、再びフィルタ20へ付着することとなる。
このように、本実施形態によれば、フィルタ20を無端ベルト状(ループ状)に構成してユニット筐体1側で自動的に清掃するように構成したので、フィルタ20の清掃の手間が省け、フィルタ20の清掃が小まめに行われるようになる。また、ケーシング26を溜まる塵埃を清掃の度に取り除かなくてよいだけの十分な容量を持つようにすることで、メンテナンスコストを削減することができる。
なお、ここでは自動清掃装置を化粧パネル7に設置するかあるいはユニット筐体1と化粧パネル7の間に自動清掃ユニットを設置するようにしたものであるが、自動清掃装置を正面パネル10に載置するように構成すれば、昇降装置14により手元まで降ろしてメンテナンスを行うことができ、高所作業の危険を除くことができる。
実施の形態4.
図15は本発明の実施の形態4に係る天井埋込型空気調和機のフィルタ清掃装置を示す斜視図であり、図中、前述の実施の形態3のものと同一部分には同一符号を付してある。
本実施の形態の天井埋込型空気調和機は、フィルタ28が円盤形をしており、フィルタ清掃装置が円の中心を軸として回転可能に設置されている。すなわち、フィルタ清掃装置は、フィルタ28の上流側となる面の中心から半径方向に延びるブラシ24と、ケーシング26とから構成されている。つまり、吸引風路は空気がフィルタ28部を上方から下方へ通過して流れるように形成されている。フィルタ28は、周縁部に噛合い部29を備えており、ブラシ24の回転と同期して回転する図示しないモータ軸に取り付けられたギア(ピニオン)と噛合うように構成されている。
次に、本実施形態の天井埋込型空気調和機のフィルタ清掃動作について図15に基づき説明する。運転時、昇降装置14がワイヤ13を所定長さ繰出して正面パネル10を所定量降下させることで形成される吸込口(図示せず)より吸込まれた空気は、フィルタ28を通過する際、塵埃をフィルタ28の上流側、つまり図15のフィルタ28の上面側に位置する部分へ付着させる。空気調和機が予め設定した期間だけ運転されると、フィルタ清掃モードへ移行し、空気調和機停止中にフィルタ清掃装置のモータが駆動され、フィルタ28には、周縁部の噛合い部29と噛み合うピニオンから駆動力が伝達される。これによりフィルタ28が接線方向の力を受け回転するとともに、ブラシ24も回転し、フィルタ28に付着した塵埃を掻き出し、ケーシング内に溜める。
このように、本実施形態によれば、フィルタ28を円盤形に形成して、その周縁部に噛合い部29を設け、ブラシ24の回転と同期して回転するモータ軸側のピニオンと噛合うようにしているので、フィルタ28の清掃の手間が省け、フィルタ28の清掃が小まめに行われるようになる。また、ケーシング26を溜まる塵埃を清掃の度に取り除かなくてよいだけの十分な容量を持つようにすることで、メンテナンスコストを削減することができる。
1 ユニット筐体(筐体)、2 ファン(送風機)、3 モータ(送風機)、5 熱交換器、7 化粧パネル、8 吹出口、10 正面パネル、11,20,28 フィルタ、12 圧縮ばね(付勢手段)、14 昇降装置、15 突起部、16 吸込口、19,19A,19B 蛇腹フィルタ(蛇腹)、24 ブラシ(回転ブラシ)、27 ゴミ取り部(集塵手段)。

Claims (8)

  1. 内部に送風機と熱交換器を備える筐体と、
    前記筐体の下側に取り付けられ、吹出口を有する化粧パネルと、
    前記化粧パネルの中央側に設けられ、前記化粧パネルよりも下方に移動することで前記化粧パネルとの間に吸込口を形成する正面パネルと、
    前記正面パネルの上面側に設置され、前記正面パネルが前記化粧パネルよりも下方に移動して前記吸込口を形成した場合に前記吸込口よりも高い位置になるフィルタと、
    を備える
    ことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  2. 前記正面パネルに取り付けられ、前記フィルタを上方に付勢する付勢手段を備え、
    前記付勢手段は、
    運転時には、上下方向において前記フィルタを前記吸込口よりも上方に押し上げる
    ことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
  3. 前記フィルタは、
    前記メンテナンス時には、前記正面パネルと前記付勢手段とともに下降する
    ことを特徴とする請求項2記載の天井埋込型空気調和機。
  4. 前記フィルタは、
    スプリング芯材を有し前記吸込口を覆う蛇腹からなり、前記正面パネル上に上下方向伸縮自在に載置されてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
  5. 前記筐体側に、前記フィルタの上端と係合してその筐体内奥部への移動を制限する突起部を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の天井埋込型空気調和機。
  6. 前記正面パネルは、
    空気調和機の運転停止時には前記化粧パネル側に収納されて前記吸込口を閉塞し、運転時には前記送風機の駆動に合わせて下降して前記化粧パネルとの間で吸込口を形成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の天井埋込型空気調和機。
  7. 前記正面パネルを昇降自在に支持する昇降装置を備え、
    前記昇降装置は、
    前記正面パネルを手元まで降下可能な昇降ストロークを有している
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の天井埋込型空気調和機。
  8. 前記フィルタに堆積した塵埃を掻き出す回転ブラシと、
    掻き出した塵埃を溜める集塵手段と、を備えたフィルタ清掃装置を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の天井埋込型空気調和機。
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