JP2007309583A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41を稼働させる時間を予め設定し、設定した時間の経過に応じてフィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置を自動的に稼働させるようにした。
【選択図】図4
Description
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、清掃手段では清掃できなかった汚れやタバコ等の臭いが付着したままの状態で、空気調和機を運転してしまうことのない天井埋込型空気調和機を提供することにある。
図1は、本発明の実施の形態に係る天井埋込型空気調和機100の斜視図、図2は、図1の断面図である。
この天井埋込型空気調和機100は、図1に示すように、略四角形の箱形に形成されている板金製の本体ユニット1と、フィルタユニット20と、化粧パネル21とによって三段に構成されており、図2に示すように、吊りボルト2で天井から吊り下げられている。
送風機9は、シャフトを下向きに配置されたモータ5と、モータ5のシャフトに取り付けられた羽根車7とで構成されている。
熱交換器11は、この送風機9を取り囲むように、略四角形状に曲げられており、断熱体3の内側に配置されている。
ドレンパン13は、その外周13Aが本体ユニット1の側板1Aの内面に略接した状態で配置されており、このドレンパン13には、送風機9のノズル17、電装ボックス19(図3)等の各種部品がねじ止めされている。
フィルタユニット20は、図1に示すように、取付具55が本体ユニット1のフィルタユニット取付部56に支持されて本体ユニット1の下面に取り付けられており、図2に示すように、フィルタ素材25と、フィルタ清掃装置(清掃手段)40と、フィルタ搬送装置(フィルタ搬送装置)41とを備えている。
フィルタユニット20の下面には、化粧パネル21が取り付けられている。この化粧パネル21には、被調和室の空気を吸込む吸込口22と、調和空気を被調和室に吹き出す吹出口23とが形成されている。
ドレンパン13には、吸込開口130及び吹出開口131が形成されている。吸込開口130は、ドレンパン13を本体ユニット1に組み付けたときに、吸込開口130が化粧パネル21の吸込口22(図2参照)に対応する位置に形成され、吹出開口131は化粧パネル21の吹出口23(図2参照)に対応する位置に形成されている。ドレンパン13に設けられた吸込開口130は、略矩形に形成されたドレンパン13の中央に平面視略円形に形成されている。また、吹出開口131は、ドレンパン13の4辺のそれぞれに沿って形成されている。
本体ユニット1の側板1Aの外側には、4個の吊り金具27A〜27Dが連結されており、この吊り金具27A〜27Dが吊りボルト2(図2参照)で支持されて、天井埋込型空気調和機100は天井から吊り下げられている。吊り金具27A〜27Dに、補強部材15A、15Bがねじ30でねじ止めされており、この補強部材15Aとドレンパン13とに前記電装ボックス19がねじ止めされている。また、吊り金具27Aとこの吊り金具27Aの対角にある吊り金具27Dとの近傍には、フィルタユニット20の取付具55(図1参照)を連結してフィルタユニット20を支持するためのフィルタユニット取付部56が設けられている。
フィルタユニット20には、吸込開口42及び吹出開口43が形成されている。吸込開口42は、フィルタユニット20を本体ユニット1に組み付けたときに、化粧パネル21の吸込口22(図2参照)に対応する位置に形成され、吹出開口43は化粧パネル21の吹出口23(図2参照)に対応する位置に形成されている。フィルタユニット20に設けられた吸込開口42は、略矩形に形成されたフィルタユニット20の中央に平面視略矩形に形成されている。また、吹出開口43は、フィルタユニット20の4辺のそれぞれに沿って形成されている。
フィルタユニット20の底面には、四隅に化粧パネル21を支持するための化粧パネル取付部57が設けられている。また、フィルタユニット20の取付具55は、フィルタユニット20を本体ユニット1に組み付けたときに、本体ユニット1のフィルタユニット取付部56に対応する位置に設けられている。
この集塵ボックス48Aは、フィルタユニット20の角部であって隣り合う二つの吹出開口43の間に配置されているため、フィルタユニット20はコンパクトに形成されている。また、フィルタユニット20は、集塵ボックス48Aを備えることにより、集塵した塵埃を室外等に捨てる必要がなく、さらには、室外等に通じる排気用フレキシブルホース等を設ける必要がなく、フィルタユニット20の据え付けが容易である。集塵ボックス48Aはサイクロン式であり、吸引した塵埃を圧縮して集塵するため、小さな集塵ボックス48Aであっても、多量の塵埃を集塵することができる。
ノズル本体70のレールフレーム50A側は、L字管76を介してフレキシブルホース49(図4参照)に接続されている。また、ノズル本体70の内部空間は、L字管76側(レールフレーム50A側)の端部で高さt1である。このため、ノズル本体70の内部空間の高さは、L字管76側から他端にかけて次第に小さくなるように形成されており、他端側、すなわち、レールフレーム50B側では高さt2(t1>t2)となる。これにより、吸引開口75におけるL字管76から近い位置とL字管76から遠い位置とで、吸引力の差が生じるのを抑えることができる。
天井埋込型空気調和機100の運転中には、清掃ノズル47は、矢印Bのいずれかの方向の終端部、すなわち、濾過面26を通風する空気の妨げとならない位置にある。
これら一対のプーリ52の周りには、一本の輪状のベルト53が巻き掛けられている。このベルト53は、スライドモータ51の駆動力によって一対のプーリ52の周りを回転するようになっている。また、ベルト53には清掃ノズル47が固定されており、スライドモータ51が回転してベルト53の回転することにより、清掃ノズル47がレールフレーム50A、50Bに沿って移動するようになっている。
フィルタ素材25は帯状に形成されており、濾過面26の両端でガイド軸44に沿って吸込開口130に向かって屈曲されている。フィルタ素材25は、一端がロール45Aに巻きつけられ、他端がロール45Bに巻き付けられている。濾過面26の両端がガイド軸44で屈曲して形成されているため、ガイド軸44を設けずに濾過面26の両端に直接ロール45A、45Bを設けた場合と異なり、ロール45A、45Bに巻き付けられたフィルタ素材25の巻き数に応じて、フィルタ搬送装置41と枠フレーム58との隙間C、Dの大きさが変化することがない。
搬送モータ46が駆動すると、ロール45Aが回転してフィルタ素材25を引張り、ロール45Bに巻き付けられたフィルタ素材25が繰り出されてフィルタ素材25が矢印Aに示す方向に搬送され、フィルタ素材25における濾過面26の位置が変わる。
また、マイコン62は、フィルタ搬送装置41を稼働する場合には、ロール45Aがフィルタ素材25を巻き取る直前に、フィルタ清掃装置40がフィルタ素材25の濾過面26に蓄積した塵埃を吸引して清掃するように制御する。
さらに、マイコン62は、実際の時刻を計時しており、計時した時刻に基づく累積時間を時間情報データとして不揮発性メモリ63に記憶する。
天井埋込側空気調和機100の運転時間が経過するとともに、フィルタ素材25の濾過面26には、被調和室の空気に含まれていた塵埃が捕捉されて蓄積される。このとき、フィルタ清掃装置40の稼働時間が経過すると、フィルタ清掃装置40が稼働して、濾過面26に蓄積された塵埃が吸引されて清掃される。また、フィルタ搬送装置41の稼働時間が経過すると、フィルタ清掃装置40が稼働し、濾過面26に蓄積された塵埃を吸引した直後に、フィルタ搬送装置41のロール45Aがフィルタ素材25を巻き取ってフィルタ素材25を搬送し、フィルタ素材25における濾過面26の位置を、汚れていない新たな位置に変更する。
また、上記実施形態では、本体ユニット1と、フィルタユニット20と、化粧パネル21とによって三段に構成された天井埋込型空気調和機100を用いているが、これに限定されず、フィルタ素材、フィルタ清掃装置及びフィルタ搬送装置を備える本体ユニットと化粧パネルとによって二段に構成された天井埋込型空気調和機であってもよい。
さらに、上記実施形態では、フィルタ清掃装置40あるいはフィルタ搬送装置41を稼働させる時間が経過したか否かを判断するのに、実際の時間を用いて判断しているが、これに限定されず、天井埋込型空気調和機100の累積運転時間、あるいは、送風機9の累積運転時間等であってもよい。これにより、フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41を、よりフィルタ素材25の使用状況に沿って稼働させることができる。
9 送風機
11 熱交換器
20 フィルタユニット
21 化粧パネル
25 フィルタ素材
40 フィルタ清掃装置(清掃手段)
60 制御装置(制御手段)
64 リモートコントローラ
100 天井埋込型空気調和機
Claims (5)
- 熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方位置に配置される化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和機において、
前記本体ユニットと前記化粧パネルとの間にロール巻き取り式のフィルタ素材を設けると共に、このフィルタ素材に付着した塵埃を吸引して清掃する清掃手段を設け、
第1の時間が経過する毎に清掃手段を動作してフィルタ素材を清掃し、第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎にフィルタ素材を巻き取る制御手段を備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。 - 熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方位置に配置される化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和機において、
前記本体ユニットと前記化粧パネルとの間にフィルタユニットを備え、
前記フィルタユニットにロール巻き取り式のフィルタ素材を設けると共に、このフィルタ素材に付着した塵埃を吸引して清掃する清掃手段を設け、
第1の時間が経過する毎に清掃手段を動作してフィルタ素材を清掃し、第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎にフィルタ素材を巻き取る制御手段を備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。 - 前記第1の時間及び前記第2の時間はリモコンで設定変更が可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記フィルタ素材を巻き取る直前に前記フィルタ素材を清掃することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記送風機の累積運転時間が前記第1の時間に達した場合にフィルタ素材を清掃し、前記第2の時間に達した場合にフィルタ素材を巻き取ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の天井埋込型空気調和機。
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