JP2007309583A - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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正純 牧野
Toshio Takashima
敏夫 高嶋
Masayuki Kumakura
正行 熊倉
Kiyoshi Tamura
清 田村
Nobuo Kawai
信夫 川合
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Abstract

【課題】清掃手段では清掃できなかった汚れやタバコ等の臭いが付着したままの状態で、空気調和機を運転してしまうことのない天井埋込型空気調和機を提供する。
【解決手段】フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41を稼働させる時間を予め設定し、設定した時間の経過に応じてフィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置を自動的に稼働させるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、天井に埋め込まれ、下部に吸込面を備えた天井埋込型空気調和機に関する。
従来、天井埋込型の空気調和機では、室内空気の吸込面にフィルタ素材が配置されており、このフィルタ素材によって吸込んだ室内空気を濾過している。このフィルタ素材には室内空気に含まれる塵埃が捕捉されて蓄積されるので、空気調和機の累積運転時間が長くなると、フィルタが目詰まりを起こしてしまい、吸気抵抗の増加に伴って空気調和機の運転効率が低下してしまう。そのため、フィルタ素材の濾過面に付着している塵埃を清掃手段で吸引して清掃すると共に、汚れたフィルタ素材をフィルタ搬送機構で巻き取って新しいフィルタ素材を繰り出す空気調和機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−184656号公報
しかしながら、上述した従来の空気調和機においては、特にフィルタ素材を巻き取って新たな濾過面を構成してから、次にフィルタ素材を巻き取るまでの時間(例えば、1ヶ月間。)が長いことにより、ユーザがフィルタ搬送機構を作動させる時期を管理するのは困難であった。このため、フィルタ素材を巻き取らず、濾過面に、清掃手段では清掃できなかった汚れやタバコ等の臭いが付着したままの状態で、空気調和機を運転してしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、清掃手段では清掃できなかった汚れやタバコ等の臭いが付着したままの状態で、空気調和機を運転してしまうことのない天井埋込型空気調和機を提供することにある。
本発明は、熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方位置に配置される化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和機において、前記本体ユニットと前記化粧パネルとの間にロール巻き取り式のフィルタ素材を設けると共に、このフィルタ素材に付着した塵埃を吸引して清掃する清掃手段を設け、第1の時間が経過する毎に清掃手段を動作してフィルタ素材を清掃し、第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎にフィルタ素材を巻き取る制御手段を備えたことを特徴とする。
また本発明は、熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方位置に配置される化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和機において、前記本体ユニットと前記化粧パネルとの間にフィルタユニットを備え、前記フィルタユニットにロール巻き取り式のフィルタ素材を設けると共に、このフィルタ素材に付着した塵埃を吸引して清掃する清掃手段を設け、第1の時間が経過する毎に清掃手段を動作してフィルタ素材を清掃し、第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎にフィルタ素材を巻き取る制御手段を備えたことを特徴とする。
上記場合において、前記第1の時間及び前記第2の時間はリモコンで設定変更が可能であってもよい。前記フィルタ素材を巻き取る直前に前記フィルタ素材を清掃してもよい。前記送風機の累積運転時間が前記第1の時間に達した場合にフィルタ素材を清掃し、前記第2の時間に達した場合にフィルタ素材を巻き取ってもよい。
本発明によれば、フィルタ素材を清掃する清掃手段とフィルタ搬送機構とが、予め設定した時間の経過に応じて自動的に稼働するため、適切な時間でフィルタ素材を清掃することができる。
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る天井埋込型空気調和機100の斜視図、図2は、図1の断面図である。
この天井埋込型空気調和機100は、図1に示すように、略四角形の箱形に形成されている板金製の本体ユニット1と、フィルタユニット20と、化粧パネル21とによって三段に構成されており、図2に示すように、吊りボルト2で天井から吊り下げられている。
この本体ユニット1の内側には、図2に示すように、発泡スチロール製の断熱体3、送風機9、及び熱交換器11を備えている。断熱体3は、本体ユニット1の側板1Aの内面に略接した状態で配置されている。
送風機9は、シャフトを下向きに配置されたモータ5と、モータ5のシャフトに取り付けられた羽根車7とで構成されている。
熱交換器11は、この送風機9を取り囲むように、略四角形状に曲げられており、断熱体3の内側に配置されている。
また、この断熱体3の内側であって熱交換器11の下方には、熱交換器11の下面11Aを覆うように、発泡スチロール製のドレンパン13と、このドレンパン13に溜まるドレンを外部に排出するドレンポンプ(不図示)が配置されている。
ドレンパン13は、その外周13Aが本体ユニット1の側板1Aの内面に略接した状態で配置されており、このドレンパン13には、送風機9のノズル17、電装ボックス19(図3)等の各種部品がねじ止めされている。
フィルタユニット20は、図1に示すように、取付具55が本体ユニット1のフィルタユニット取付部56に支持されて本体ユニット1の下面に取り付けられており、図2に示すように、フィルタ素材25と、フィルタ清掃装置(清掃手段)40と、フィルタ搬送装置(フィルタ搬送装置)41とを備えている。
フィルタユニット20の下面には、化粧パネル21が取り付けられている。この化粧パネル21には、被調和室の空気を吸込む吸込口22と、調和空気を被調和室に吹き出す吹出口23とが形成されている。
図3は、本体ユニット1を示す底面図である。
ドレンパン13には、吸込開口130及び吹出開口131が形成されている。吸込開口130は、ドレンパン13を本体ユニット1に組み付けたときに、吸込開口130が化粧パネル21の吸込口22(図2参照)に対応する位置に形成され、吹出開口131は化粧パネル21の吹出口23(図2参照)に対応する位置に形成されている。ドレンパン13に設けられた吸込開口130は、略矩形に形成されたドレンパン13の中央に平面視略円形に形成されている。また、吹出開口131は、ドレンパン13の4辺のそれぞれに沿って形成されている。
本体ユニット1の側板1Aの外側には、4個の吊り金具27A〜27Dが連結されており、この吊り金具27A〜27Dが吊りボルト2(図2参照)で支持されて、天井埋込型空気調和機100は天井から吊り下げられている。吊り金具27A〜27Dに、補強部材15A、15Bがねじ30でねじ止めされており、この補強部材15Aとドレンパン13とに前記電装ボックス19がねじ止めされている。また、吊り金具27Aとこの吊り金具27Aの対角にある吊り金具27Dとの近傍には、フィルタユニット20の取付具55(図1参照)を連結してフィルタユニット20を支持するためのフィルタユニット取付部56が設けられている。
図4は、フィルタユニット20を示す底面図である。
フィルタユニット20には、吸込開口42及び吹出開口43が形成されている。吸込開口42は、フィルタユニット20を本体ユニット1に組み付けたときに、化粧パネル21の吸込口22(図2参照)に対応する位置に形成され、吹出開口43は化粧パネル21の吹出口23(図2参照)に対応する位置に形成されている。フィルタユニット20に設けられた吸込開口42は、略矩形に形成されたフィルタユニット20の中央に平面視略矩形に形成されている。また、吹出開口43は、フィルタユニット20の4辺のそれぞれに沿って形成されている。
フィルタユニット20の底面には、四隅に化粧パネル21を支持するための化粧パネル取付部57が設けられている。また、フィルタユニット20の取付具55は、フィルタユニット20を本体ユニット1に組み付けたときに、本体ユニット1のフィルタユニット取付部56に対応する位置に設けられている。
フィルタユニット20の吸込開口42は、図2に示すように、フィルタユニット20を本体ユニット1に組み付けたときに、本体ユニット1の吸込開口130に対応する位置に形成され、フィルタユニット20の吹出開口43は本体ユニット1の吹出開口131に対応する位置に形成されている。このため、化粧パネル21の吸込口22から吸込まれた空気は、フィルタユニット20の吸込開口42を通って、本体ユニット1の吸込開口130に流入する。また、本体ユニット1の吹出開口131から吹出された調和空気は、フィルタユニット20の吹出開口43を通って、化粧パネル21の吹出口23から被調和室に吹出す。
フィルタ素材25は、図4に示すように、フィルタ搬送装置41に取り付けられており、矩形の濾過面26が形成されている。この濾過面26は、フィルタ素材25が取り付けられた状態で、ドレンパン13に形成された吸込開口130を覆い尽くすようになっている。このフィルタ素材25には、付着した塵埃が取り除き易く、容易に清掃することができるように、凹凸の少ないフラットな素材で帯状に形成されている。フィルタ素材25は、フィルタ搬送装置41により、矢印Aに示す方向に搬送可能であり、フィルタ素材25の搬送方向の前後には、濾過面26の枠を形成する枠フレーム58が設けられている。
フィルタ清掃装置40は、清掃ノズル47、フレキシブルホース49及び吸引装置48を備えている。吸引装置48と清掃ノズル47とは、フレキシブルホース49を介して接続されており、吸引装置48が吸引力を発生させることにより、吸込口としての清掃ノズル47が、フィルタ素材25に付着した塵埃を吸引する。このとき、清掃ノズル47が吸引した塵埃は、フレキシブルホース49を介して吸引装置48に搬送され、この吸引装置48に設けられた集塵ボックス48Aに集塵される。
この集塵ボックス48Aは、フィルタユニット20の角部であって隣り合う二つの吹出開口43の間に配置されているため、フィルタユニット20はコンパクトに形成されている。また、フィルタユニット20は、集塵ボックス48Aを備えることにより、集塵した塵埃を室外等に捨てる必要がなく、さらには、室外等に通じる排気用フレキシブルホース等を設ける必要がなく、フィルタユニット20の据え付けが容易である。集塵ボックス48Aはサイクロン式であり、吸引した塵埃を圧縮して集塵するため、小さな集塵ボックス48Aであっても、多量の塵埃を集塵することができる。
また、集塵ボックス48Aの外側、すなわちフィルタユニット20の外枠20Aの外側には、吸引装置48の吸引力を発生させる吸引送風機54が配置されている。さらにこの吸引送風機54の横には、この吸引送風機54を駆動する吸引モータ53が配置されている。吸引送風機54及び吸引モータ53は、吸引装置48の一部を構成している。吸引装置48は、集塵ボックス48A及び吸引送風機54に対して略直角に曲がった位置、すなわち、吹出開口43の横の位置に吸引モータ53が配置されている。このため、吸引モータ53が、集塵ボックス48A及び吸引送風機54に対して直線的に配置された場合に対して、フィルタユニット20はコンパクトに構成されている。
清掃ノズル47は、フィルタ素材25の幅方向両端に濾過面26に沿って配置された一対のレールフレーム50A、50Bに架け渡されている。この清掃ノズル47は、図4に示すように、レールフレーム50A、50Bに架け渡されたメインフレーム71を備え、このメインフレーム71のフィルタ素材25側には、図5に示すように、ノズル本体70が取り付けられている。このノズル本体70は、矩形断面であるとともに中空に形成されており、濾過面26に対向する吸込面70Aの中央には、図6に示すように、レールフレーム50A側からレールフレーム50B側にわたり、濾過面26に付着した塵埃を吸引する吸引開口75が形成されている。
ノズル本体70のレールフレーム50A側は、L字管76を介してフレキシブルホース49(図4参照)に接続されている。また、ノズル本体70の内部空間は、L字管76側(レールフレーム50A側)の端部で高さt1である。このため、ノズル本体70の内部空間の高さは、L字管76側から他端にかけて次第に小さくなるように形成されており、他端側、すなわち、レールフレーム50B側では高さt2(t1>t2)となる。これにより、吸引開口75におけるL字管76から近い位置とL字管76から遠い位置とで、吸引力の差が生じるのを抑えることができる。
メインフレーム71のレールフレーム50A側端部及びレールフレーム50B側端部には、図5に示すように、メインフレーム71に、メインフレーム71からフィルタ素材25(濾過面26)の裏側(吸込開口130側)まで延在するサイドフレーム73が取り付けられている。一対のサイドフレーム73の間には、フィルタ素材25の裏側に、対向板72が架け渡されている。すなわち、フィルタ素材25は、濾過面26の表側に配置されたノズル本体70と、濾過面26の裏側に配置されてノズル本体70の吸込面70Aに対向する対向板72とにより挟み込まれている。ここで、吸込面70Aに対向する対向板72の面の面積は、吸込面70Aと略同面積である。また、吸込面70Aと対向板72との間隔は、吸引装置48が稼働したときに、吸込面70Aと対向板72との間を流れる空気の流速が上昇し、吸引力が向上する程度の間隔で構成されている。
また、一対のサイドフレーム73の間には、フィルタ素材25の裏側に接触するブラシローラ74が架け渡されている。このブラシローラ74は、吸引装置48の吸引モータ53に連動して動作する図示せぬモータによって、フィルタ素材25に接触する面が吸込開口75に向かって回転する。このため、ブラシローラ74は、フィルタ素材25の裏面を吸込開口75に向けて引っ掻き、フィルタ素材25を振動させ、フィルタ清掃装置40の清掃能力を向上させる。ここで、ブラシローラ74は、例えば、モータを用いることなく、吸引装置48が吸引力を発生させたときに、吸込面70Aと対向板72との間を吸引開口75に向かって流れる空気の風力によって回転するものであってもよい。
清掃ノズル47は、図4に示すように、レールフレーム50A、50Bに対して略垂直に保たれた状態で、両端がレールフレーム50A、50Bに取り付けられ、矢印Bに示すようにレールフレーム50A、50Bに沿って前後にスライドすることができる。
天井埋込型空気調和機100の運転中には、清掃ノズル47は、矢印Bのいずれかの方向の終端部、すなわち、濾過面26を通風する空気の妨げとならない位置にある。
フレキシブルホース49は、フィルタ搬送装置41と吹出開口43との間に形成されたホース収納空間Eに収納されている。ここで、フレキシブルホース49の中間部は、ホース収納空間Eのうちのレールフレーム50A、50Bに略平行に形成された壁面E1の中央から集塵ボックス48Aに若干寄った位置に、ホース固定具59で固定されている。このため、フレキシブルホース49は、ホース固定具59を基点に、清掃ノズル47側が自由に動き、清掃ノズル47の移動に追従して動くことができる。また、フレキシブルホース49は、ホース固定具59と集塵ボックス48Aとの間が略直線的に延在し、吸引装置48が吸引するときの圧力損失を抑え、吸引力の低下を抑えている。
レールフレーム50Aのフィルタ素材25と反対側の側面には、スライドモータ51が配置され、レールフレーム50Aのフィルタ素材25側の側面には、図2に示すように、スライド方向の両端近傍に一対のプーリ52が配置されている。
これら一対のプーリ52の周りには、一本の輪状のベルト53が巻き掛けられている。このベルト53は、スライドモータ51の駆動力によって一対のプーリ52の周りを回転するようになっている。また、ベルト53には清掃ノズル47が固定されており、スライドモータ51が回転してベルト53の回転することにより、清掃ノズル47がレールフレーム50A、50Bに沿って移動するようになっている。
フィルタ搬送装置41は、濾過面26の両端でフィルタ素材25をガイドする一対のガイド軸44を備えている。また、これら一対のガイド軸44の間には、一対のロール45A、45Bが配置されている。これらロール45A、45Bは、濾過面26とドレンパン13との間に配置されているとともに、濾過面26から吸込開口130に対して垂直に流入する空気の妨げとならない位置に避けて配置されている。
フィルタ素材25は帯状に形成されており、濾過面26の両端でガイド軸44に沿って吸込開口130に向かって屈曲されている。フィルタ素材25は、一端がロール45Aに巻きつけられ、他端がロール45Bに巻き付けられている。濾過面26の両端がガイド軸44で屈曲して形成されているため、ガイド軸44を設けずに濾過面26の両端に直接ロール45A、45Bを設けた場合と異なり、ロール45A、45Bに巻き付けられたフィルタ素材25の巻き数に応じて、フィルタ搬送装置41と枠フレーム58との隙間C、Dの大きさが変化することがない。
ロール45Aは、搬送モータ46の駆動力で回転可能であり、ロール45Bは、ある一定の力(少なくとも送風機9の吸引力ではフィルタ素材25が送風機9に吸込まれない程度の力)を超えたときのみに回転するラッチを備えている。これにより、ロール45Aがフィルタ素材25を引っ張るため、フィルタ素材25にテンションが生じるようになっている。
搬送モータ46が駆動すると、ロール45Aが回転してフィルタ素材25を引張り、ロール45Bに巻き付けられたフィルタ素材25が繰り出されてフィルタ素材25が矢印Aに示す方向に搬送され、フィルタ素材25における濾過面26の位置が変わる。
図7は、スライドモータ51、吸引モータ53及び搬送モータ46を駆動する制御装置(制御手段)60のブロック図である。スライドモータ51は駆動回路61Aを介してマイクロコンピュータ62(以下、「マイコン」という。)に接続され、吸引モータ53は駆動回路61Bを介してマイコン62に接続され、搬送モータ46は駆動回路61Cを介してマイコン62に接続されている。マイコン62には、書き換え可能な不揮発性メモリ63(例えば、EEPROM)及びリモートコントローラ64(以下、「リモコン」という。)が接続されている。駆動回路61A、61B、61C、マイコン62及び不揮発性メモリ63は、基板に実装され、電装ボックス19(図3参照)に収納されている。また、リモコン64は、例えば、被調和室の壁や柱等であって、ユーザの手が届く範囲の任意の場所に設置される。
マイコン62は、記録媒体(例えばROMやEEPROM等)62Aに予め記憶されている制御プログラムに基づいて、フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41の動作制御を行うものである。このプログラムに従うと、マイコン62は、駆動回路61Aを介してスライドモータ51を制御することにより清掃ノズル47の位置を移動させ、駆動回路61Bを介して吸引モータ53を制御することにより清掃ノズル47に吸引力を発生させ、駆動回路61Cを介して搬送モータ46を制御することによりフィルタ素材25の搬送、すなわち、フィルタ素材25における濾過面26の位置を変更させる。
また、マイコン62は、フィルタ搬送装置41を稼働する場合には、ロール45Aがフィルタ素材25を巻き取る直前に、フィルタ清掃装置40がフィルタ素材25の濾過面26に蓄積した塵埃を吸引して清掃するように制御する。
さらに、マイコン62は、実際の時刻を計時しており、計時した時刻に基づく累積時間を時間情報データとして不揮発性メモリ63に記憶する。
ユーザは、リモコン64を操作することにより、フィルタ清掃装置40を稼働させて濾過面26に蓄積した塵埃を吸引させて清掃したり、さらには、フィルタ搬送装置41を稼働させてフィルタ素材25の濾過面26を汚れていない位置に変更したりすることができる。具体的には、マイコン62は、リモコン64の指令に応じて、スライドモータ51、吸引モータ53及び搬送モータ46を制御する。
不揮発性メモリ63には、フィルタ清掃装置40を稼働させる時間(第1の時間)と、フィルタ搬送装置41を稼働させる時間(第2の時間)とが稼働時間データとして、工場出荷時や据え付け時に、予め設定されて記憶されている。マイコン64は、不揮発性メモリ63から、この稼働時間データと時間情報データとを取得し、稼働時間データと実際の時刻に基づく時間情報データとを比較し、実際の時間が、フィルタ清掃装置40あるいはフィルタ搬送装置41を稼働させる時間を経過した場合に、フィルタ清掃装置40やフィルタ搬送装置41を自動的に稼働させることができる。ここで、フィルタ清掃装置40の稼働時間は、フィルタ搬送装置41の稼働時間よりも短く設定され、例えば、フィルタ清掃装置40は毎週(週に一回)稼働するように設定され、フィルタ搬送装置は毎月(月に一回)稼働するように設定されている。
これらフィルタ清掃装置40の稼働時間及びフィルタ搬送装置41の稼働時間は、リモコン64で設定変更が可能であり、ユーザがリモコン64を操作することにより、不揮発性メモリ63に記憶されたフィルタ清掃装置40の稼働時間及びフィルタ搬送装置41の稼働時間は書き換えられる。フィルタ清掃装置40の稼働時間及びフィルタ搬送装置41の稼働時間は、年、月、日、時、分、秒の単位で設定することができ、単純に設定した時間(例えば、一週間や一月。)が経過したときに稼働させるだけでなく、稼働させる具体的な時刻を設定することができる。これにより、例えば、2006年4月10日22時30分に稼働するように設定したり、この時刻を基点に、一ヶ月おきに稼働させたりするといった設定を行うことができる。
天井埋込型空気調和機100を運転すると、化粧パネル21の吸込口22から吸込まれた被調和室の空気は、フィルタ素材25の濾過面26で濾過された後に送風機9を通過し、熱交換器11に送風される。熱交換器11に送風された空気は、熱交換器11で空気調和され、調和空気として、化粧パネル21の吹出口23から被調和室に吹き出される。
天井埋込側空気調和機100の運転時間が経過するとともに、フィルタ素材25の濾過面26には、被調和室の空気に含まれていた塵埃が捕捉されて蓄積される。このとき、フィルタ清掃装置40の稼働時間が経過すると、フィルタ清掃装置40が稼働して、濾過面26に蓄積された塵埃が吸引されて清掃される。また、フィルタ搬送装置41の稼働時間が経過すると、フィルタ清掃装置40が稼働し、濾過面26に蓄積された塵埃を吸引した直後に、フィルタ搬送装置41のロール45Aがフィルタ素材25を巻き取ってフィルタ素材25を搬送し、フィルタ素材25における濾過面26の位置を、汚れていない新たな位置に変更する。
本実施形態では、フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41を稼働させる時間を予め設定し、設定した時間の経過に応じてフィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置を自動的に稼働させることができる。これにより、フィルタ清掃装置40あるいはフィルタ搬送装置41を稼働させるのに適切な時間になる度に、ユーザがリモコン64を操作して稼働させる必要がなく、自動的に適切な時間でフィルタ素材25を清掃することができる。
また、本実施形態では、フィルタ清掃装置40を稼働させる時間は、フィルタ搬送装置41を稼働させる時間よりも短く設定されている。これにより、ロール45Bに巻き付けられたフィルタ素材25の長さに応じて稼働可能回数が制限されるフィルタ清掃装置40の稼働回数を、集塵ボックス48Aがいっぱいにならない限り稼働可能回数が制限されないフィルタ清掃装置40の稼働回数よりも少なく抑えて制御される。このため、フィルタ素材25自体の交換時期を延ばすことができる。
さらに、本実施形態では、フィルタ清掃装置40を稼働させる時間及びフィルタ搬送装置41を稼働させる時間は、リモコン64で設定変更が可能であるため、ユーザの使用状況や使用環境に応じた最適な時間で、フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41を稼働させることができる。
さらにまた、本実施形態では、フィルタ搬送装置41がフィルタ素材25を巻き取る直前に、フィルタ清掃装置40がフィルタ素材25を清掃するため、フィルタ素材25とともに大量の塵埃をロール45Aに巻き取ってしまうことを防ぐことができる。
上記実施形態では、四方向吹出式の天井埋込型空気調和機を用いているが、これに限定されず、二方向吹出式等のその他の天井埋込型空気調和機を用いてもよい。
また、上記実施形態では、本体ユニット1と、フィルタユニット20と、化粧パネル21とによって三段に構成された天井埋込型空気調和機100を用いているが、これに限定されず、フィルタ素材、フィルタ清掃装置及びフィルタ搬送装置を備える本体ユニットと化粧パネルとによって二段に構成された天井埋込型空気調和機であってもよい。
さらに、上記実施形態では、フィルタ清掃装置40あるいはフィルタ搬送装置41を稼働させる時間が経過したか否かを判断するのに、実際の時間を用いて判断しているが、これに限定されず、天井埋込型空気調和機100の累積運転時間、あるいは、送風機9の累積運転時間等であってもよい。これにより、フィルタ清掃装置40及びフィルタ搬送装置41を、よりフィルタ素材25の使用状況に沿って稼働させることができる。
本発明による天井埋込型空気調和機を示す斜視図である。 天井埋込型空気調和機を示す断面図である。 本体ユニットを示す底面図である。 フィルタユニットを示す底面図である。 清掃ノズルを示す断面図である。 ノズル本体を示す上面図及び側面図である。 制御装置のブロック図である。
符号の説明
1 本体ユニット
9 送風機
11 熱交換器
20 フィルタユニット
21 化粧パネル
25 フィルタ素材
40 フィルタ清掃装置(清掃手段)
60 制御装置(制御手段)
64 リモートコントローラ
100 天井埋込型空気調和機

Claims (5)

  1. 熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方位置に配置される化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和機において、
    前記本体ユニットと前記化粧パネルとの間にロール巻き取り式のフィルタ素材を設けると共に、このフィルタ素材に付着した塵埃を吸引して清掃する清掃手段を設け、
    第1の時間が経過する毎に清掃手段を動作してフィルタ素材を清掃し、第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎にフィルタ素材を巻き取る制御手段を備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  2. 熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方位置に配置される化粧パネルとを備えた天井埋込型空気調和機において、
    前記本体ユニットと前記化粧パネルとの間にフィルタユニットを備え、
    前記フィルタユニットにロール巻き取り式のフィルタ素材を設けると共に、このフィルタ素材に付着した塵埃を吸引して清掃する清掃手段を設け、
    第1の時間が経過する毎に清掃手段を動作してフィルタ素材を清掃し、第1の時間よりも長い第2の時間が経過する毎にフィルタ素材を巻き取る制御手段を備えたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。
  3. 前記第1の時間及び前記第2の時間はリモコンで設定変更が可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の天井埋込型空気調和機。
  4. 前記フィルタ素材を巻き取る直前に前記フィルタ素材を清掃することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の天井埋込型空気調和機。
  5. 前記送風機の累積運転時間が前記第1の時間に達した場合にフィルタ素材を清掃し、前記第2の時間に達した場合にフィルタ素材を巻き取ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の天井埋込型空気調和機。

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