JP2002061645A - 動圧型空気軸受 - Google Patents

動圧型空気軸受

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JP2002061645A JP2000254038A JP2000254038A JP2002061645A JP 2002061645 A JP2002061645 A JP 2002061645A JP 2000254038 A JP2000254038 A JP 2000254038A JP 2000254038 A JP2000254038 A JP 2000254038A JP 2002061645 A JP2002061645 A JP 2002061645A
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bump foil
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    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動圧型空気軸受において、組付性を向上させ
ると共に、軸の回転振動等に対する減衰効果を向上させ
ることを目的としている。 【解決手段】 円筒形ハウジング1と、ハウジング1の
内筒面10に隣接状態で挿入される波形形状のバンプフ
ォイル2と、該バンプフォイル2の内周面に隣接状態で
配置され空気膜19を介して回転軸5を保持するトップ
フォイル3とを有している。ハウジング1に対して、バ
ンプフォイル2及びトップフォイル3を、固着部を介さ
ずに、着脱可能に嵌合する。バンプフォイル2の円周方
向両端部に外向き突起2a,2bを形成し、両突起2
a,2bを、ハウジング1の内筒面10に形成された凹
部11に、円周方向の遊びを有して係合する。トップフ
ォイル3は、軸方向両端に突起15を形成し、該突起1
5をハウジング1に形成された係合溝12に係合するこ
とにより、円周方向及び軸方向に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気膜により回
転軸を保持する動圧型空気軸受に関し、特に波形形状の
バンプフォイルと、空気膜を介して回転軸を支持するト
ップフォイルとを備えたフォイル式の動圧型空気軸受に
関する。
【0002】
【従来の技術】空気軸受としては、周知のように静圧型
と動圧型があり、コンプレッサ等の外部与圧を利用する
静圧型に比べ、自由に周囲の空気を使用し、軸の回転に
より圧力を生じさせる動圧型は、コスト、軽量化及びメ
ンテナンスの面で有利であり、特に、フォイル式の動圧
型空気軸受は、航空機用のエアサイクルマシーンやガス
タービンエンジン等、高速回転で使用される機械等に多
く使用されるようになっている。
【0003】図13及び図14は従来のフォイル式動圧
型空気軸受を示しており、円筒形ハウジング101の内
筒面110に沿って波形形状のバンプフォイル102が
配置され、バンプフォイル102の内周面に沿ってトッ
プフォイル103が配置され、トップフォイル103の
内周面に空気膜119を介して回転軸105が回転自在
に保持されている。なお、図13は作用説明図であっ
て、回転軸105をトップフォイル103の内径よりも
極端に小さく表現し、また、回転軸105を大きく偏芯
した位置に記載してあるが、実際は、回転軸105の直
径よりもトップフォイル103の内径が僅かに小さくな
るように設定されており、停止状態においては、回転軸
105の略全周がトップフォイル103の内周面に接触
した状態となっている。
【0004】図13の拡大部分図である図14におい
て、トップフォイル103とバンプフォイル102の円
周方向の各一端103a,102aは、固着部材120
及びスポット溶接等を利用して、ハウジング内筒面11
0に固着されており、他端103b,102bのみが周
方向に移動可能な自由端となっている。
【0005】回転軸105は、回転速度が低い時にはト
ップフォイル103の内周面に接触して回転し、所定回
転速度(たとえば4000rpm)以上になると、トッ
プフォイル103と回転軸105の外周面の間に空気膜
119が形成され始め、空気膜119の圧力により、ト
ップフォイル103が外方へ加圧されると共にバンプフ
ォイル102が外方へ圧縮され、それによりトップフォ
イル103と回転軸105との間に環状の隙間、たとえ
ば5μ程度の隙間(空気膜119)が確保され、該空気
膜119により、回転軸105が保持される。
【0006】バンプフォイル102の径方向のばね定数
は空気膜119によるばね定数よりも低く設定してあ
り、回転軸105が径方向に変位した場合に、空気膜1
19よりもバンプフォイル102が先に圧縮するように
なっている。このようなバンプフォイル102のばね機
能により、上記のように回転軸105に径方向の変位が
生じた場合でも、回転軸105がトップフォイル103
に直接接触するのを防いでいる。
【0007】また、バンプフォイル102は、上記のよ
うな圧縮変形時において、円周方向に伸びることによ
り、トップフォイル103との接触面Q1及びハウジン
グ内筒面110との接触面Q2でそれぞれ摩擦抵抗を発
生させ、該摩擦抵抗と、上記空気膜自体による減衰効果
により、回転による振動を制振する機能も有している。
なお、先行技術文献としては、特開平10−33184
6号公報がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図13及び図14のよ
うな構成の動圧型空気軸受では、次のような課題があ
る。 (1)各フォイルをハウジングに固着する際の変形。 図14のようにバンプフォイル102及びトップフォイ
ル103の一端102a,103aを、溶接あるいはハ
ウジングの内周面に形成した溝への圧入により固着する
構造であると、溶接等による固着工程において、固着部
近傍に歪が生じ、トップフォイル内周面の円筒度が損な
われることがある。円筒度が低下すると、回転軸105
の外周面とトップフォイル103の間の空気膜119の
厚さが一様にならず、凸凹ができ、局所的に空気膜11
9に薄い部分が生じる。そうすると、僅かな軸振動に対
しても膜切れが生じることがあり、回転軸105とトッ
プフォイル103が局所的に直接接触して摩擦抵抗が発
生し、トップフォイル103の摩耗を早めることにな
る。
【0009】(2)バンプフォイルの圧縮変形時におけ
る摺動抵抗の増加。 回転軸105が軸振動その他の原因で、たとえば図13
の点P1付近でラジアル荷重Kによりトップフォイル側
に押し付けられるとすると、前述のようにバンプフォイ
ル102が圧縮し、それに伴って円周方向に伸びようと
する。
【0010】この時、押付点P1より自由端102b側
の領域G1では容易に伸びることができるが、押付点P
1より固着端102a側の領域G2では、バンプフォイ
ル102は周方向に伸びることができないので、径方向
の内方へ膨れ、トップフォイル103を内方へ突き出し
て回転軸105に過度に接触させてしまう。これにより
摺動抵抗が増加し、軸受機能が低下する。
【0011】(3)部品の再利用不可。 図13のように両フォイル102,103を溶接により
ハウジング101に固着する構造では、一度組み立てら
れると、出荷検査時に、固着部の変形又は累積公差によ
る値が基準値を越えて不合格となった時には、全部品が
再使用不可となり、部品コスト面で課題が残る。
【0012】(4)歩留まりの低さ。 上記課題(3)に記載したように、従来のフォイル固着
型では、組立後は全部品が再使用不可となるので、軸受
隙間を管理するためには、各部品毎に厳しい寸法精度が
要求され、しかも、各部品が寸法的に合格品であって
も、組立時に累積寸法誤差により軸受自体が不合格にな
ることがあり、製品の歩留まりがよくない。
【0013】(5)軸組付作業の煩雑性。 図13のように1枚のトップフォイル103で回転軸1
05を包み込む構造では、回転軸105の周囲で空気膜
119が途切れる個所が固着部120の近傍一箇所だけ
となり、半径方向の負荷に対して軸受特性が安定してい
る。しかしながらこの構造では、回転軸105をトップ
フォイル内に挿入する組立作業において、トップフォイ
ル103の自由端103b部分が回転軸105と連れも
って軸方向に移動し、トップフォイル103がねじれて
回転軸105に巻き付くため、挿入作業が非常に困難に
なる。このようなトップフォイル103の巻付き現象を
なくすためには、回転軸105をトップフォイル103
が膨らむ方向(F方向と反対方向)に回転させながら挿
入しなければならず、特別の組立装置と煩雑な組立の手
間を要することになる。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願請求項1記載の発明は、円筒形ハウジングと、該
円筒形ハウジングの内筒面に隣接状態で挿入される波形
形状のバンプフォイルと、該バンプフォイルの内周面に
隣接状態で配置され空気膜を介して回転軸を保持するト
ップフォイルとを有する動圧型空気軸受において、ハウ
ジングに対して、バンプフォイル及びトップフォイル
を、固着部を介さずに着脱可能に嵌合している。これに
より、組立後、出荷検査で不合格となった軸受を分解し
て、部品の再利用が可能となり、部品コストの節約及び
歩留まり向上を達成できる。また、従来のフォイル固着
型のように、各フォイルをハウジングに固着する工程で
変形する心配が無くなり、円筒度の高い軸受を提供する
ことができ、高速回転中における空気軸受としての特性
を維持できる。
【0015】請求項2記載の発明は、円筒形ハウジング
の内筒面に隣接状態で挿入される波板状のバンプフォイ
ルと、該バンプフォイルの内周面に隣接状態で配置され
空気膜を介して回転軸を保持するトップフォイルとを有
する動圧型空気軸受において、バンプフォイルの円周方
向両端部に外向き突起を形成し、該両突起を、ハウジン
グの内筒面に形成された凹部に、円周方向の遊びを有し
て係合している。これにより、バンプフォイルの組付作
業性が向上すると共に、組立後も分解してバンプフォイ
ル等の部品の再利用が可能となり、部品コストの節約及
び歩留まり向上が達成できる。また、バンプフォイルの
圧縮変形時に、円周方向の両端が自由端として凹部内で
円周方向に移動し得るので、軸振動時等におけるバンプ
フォイルの径方向内方への膨らみを防止し、軸受の特性
を維持することができる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の動圧型空気軸受において、トップフォイルの軸方向
両端に突起を形成し、該突起をハウジングに形成された
係合溝に係合することにより、トップフォイルを円周方
向及び軸方向に係止している。これにより、組付作業性
が向上すると共に、組立後も分解してトップフォイル等
の部品の再利用が可能となり、部品コストの節約及び歩
留まり向上が達成できる。しかも、軸組付時、回転軸を
回転させて挿入しなくとも、トップフォイルがねじれて
回転軸に巻き付くことはなくなり、軸の組付作業性も向
上する。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項3記載の動
圧型空気軸受において、トップフォイルの位置決め用の
上記突起は、軸方向両端にL字形に張出し成形した張出
部の先端部を、軸芯と平行な折曲線により折曲げ成形し
たものである。このように突起を形成することにより、
トップフォイルを円筒形に曲げ成形する場合に、円筒度
が狂うことがなく、また、突起成形時にトップフォイル
自体に変形が生じたり、あるいは突起形成個所のみの剛
性が高くなるようなこともない。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本願発明を適用したフォイ
ル式動圧型空気軸受の分解斜視図であり、該空気軸受
は、円筒形のハウジング1と、該ハウジング1の内筒面
10に嵌め込まれる波形形状のバンプフォイル2と、該
バンプフォイル2の内周面に嵌め込まれると共に空気膜
を介して回転軸5を保持するトップフォイル3とから構
成されている。
【0019】円筒形ハウジング1の内筒面10には、軸
方向の全長に亘って延びるキー溝状の凹部11が形成さ
れ、軸方向両端面には、放射状に延びる複数の係合溝1
2が形成されている。両フォイル2,3は1枚物のシー
トを円筒状に成形加工したものであり、それぞれ周方向
の一箇所に開口(隙間)W1,W5を有している。バン
プフォイル2の開口W1を挟む周方向両端部には、前記
ハウジング1の凹部11に係合可能な外向き突起2a、
2bが折曲成形されており、トップフォイル3の軸方向
両端縁にはハウジング1の係合溝12に係合可能な複数
の突起15が折曲成形されている。
【0020】図3はハウジング1の正面図であり、軸方
向両端面に形成された放射状の係合溝12は、たとえば
5本形成されており、前記1つの凹部11と共に、円周
方向に六等分した点上にそれぞれ配置されている。
【0021】図4は図3のIV-IV断面図であり、内筒面
10の軸方向両端部には、径方向の内方へ張り出すバン
プフォイル抜止め用の環状段面18がそれぞれ形成され
ている。図6は上記段面18部分を拡大して示す図2の
VI-VI断面拡大図であり、段面18の径方向の高さH1
は、バンプフォイル2の波高さH2より小さく設定され
ており、これにより回転軸5が径方向に変位しても、一
定範囲(H2−H1)内では、段面18の径方向内方端
18aに回転軸5が当接しないようになっている。たと
えば、バンプフォイル2の波高さH2=0.5mmに対し
て段面18の高さH1は0.3mmに設定されており、回
転軸5が径方向に0.2mm未満の範囲で変位可能となっ
ている。
【0022】図7はバンプフォイル2の正面図であり、
厚み50μ〜100μmm程度の薄膜状金属でできてお
り、一方の突起2bから一定の区間を除いて、略全面に
亘り波形に形成されている。バンプフォイル2の材料と
しては、ニッケル合金(たとえばニッケル75%)に時
効硬化処理を施した高級ばね材を使用し、硬度はHRC
35〜40程度となっており、高温度高荷重の下でのへ
たり防止を図っている。
【0023】バンプフォイル2の未組付状態(自由状
態)での外径D2は、たとえば50〜60mm程度に設定
され、図4に示すハウジング内筒面10の内径D1(=
40mm)より大きく設定されている。
【0024】図2は軸受の組立完了状態の正面部分図で
あり、バンプフォイル2の径方向のばね定数は、バンプ
フォイル2の厚みと波間のピッチにより決定されるが、
トップフォイル3と回転軸5の外周面の間に形成される
空気膜(空気ばね)19のばね定数よりも低く設定され
ており、これにより、回転軸5のラジアル荷重に対し
て、空気膜19の厚みを保ちながら、バンプフォイル2
が径方向に圧縮するようになっている。
【0025】ハウジング1の凹部11に係合するバンプ
フォイル2の両端突起2a,2bの間隔W1は、装着時
において、凹部11の周方向の幅W2よりも小さくなっ
ており、周方向に所定の隙間(遊び)d1+d2を有し
て係合している。
【0026】図8はトップフォイル3の正面図であり、
軸方向の両端に形成された突起15は、開口W5と共に
周方向に六等分した各点に配置されている。トップフォ
イル3の材料としては、ニッケル合金(たとえばニッケ
ル75%)を用いているが、焼鈍しを行なうことによ
り、硬度はHRC10〜20程度とし、回転軸5との密
着性及び当たりを良くしている。一方、トップフォイル
3の厚みはバンプフォイル2よりも厚く、たとえば10
0〜200μmm程度としており、これにより径方向の変
形を防止し、円筒度の維持を図っている。トップフォイ
ル3の内周面には、フッ素又は二硫化モリブデン等の低
摩擦材によりコーティングが施されており、これにより
低速回転時に回転軸5と直接接触する際の摩擦抵抗の低
下及び摩耗の低減を図っている。一方、トップフォイル
3の外周面には銀めっき又は銅めっきが施されており、
これにより、図10の両フォイル2,3の接触面Q1に
おいて滑らかな減衰効果が得られるようにしてある。
【0027】図9は前記突起15を折曲成形する前のト
ップフォイル3の展開図であり、軸方向の両端縁に、突
起形成用のL字形張出片21がトップフォイル3と同一
平面内にそれぞれ一体成形されており、各L字形張出片
21は先端部15aが軸回転方向F側に突出するように
形成されており、張出片21の先端部15aを軸芯と平
行な折曲線Bで径方向外方に折り曲げることにより、図
10のように突起15を円周面と概ね直角な姿勢に形成
している。この突起15は前述のようにハウジング1の
放射状係合溝12に係合し、トップフォイル3の軸方向
の抜止め及び円周方向の回転規制の役目を果たしてい
る。また、回転軸5の回転により、突起15は放射状係
合溝12の回転方向F側の端面12aに当接しており、
トップフォイル3の径方向の拡張収縮に伴って、端面1
2aに対して径方向に擦れることにより、摩擦減衰機能
も発揮するようになっている。
【0028】
【組付方法】図1において、バンプフォイル2を縮径さ
せ、突起2a,2bをハウジング1の凹部11に合わせ
た状態でハウジング1内に挿入する。挿入後は、復元力
により径方向外方へ開き、ハウジング内筒面10に一定
の圧力で接触する。トップフォイル3も、縮径させた状
態でバンプフォイル2内に挿入する。挿入後は、その復
元力により径方向の外方に開き、バンプフォイル内周面
に一定の圧力で接触し、また、各突起15は係合溝12
に係合する。
【0029】上記のようにハウジング1内に両フォイル
2,3を組み付けた後、回転軸5を挿入する。この回転
軸挿入作業において、装着状態でのトップフォイル3の
内径は回転軸5の外径より若干小さくなっているので、
トップフォイル3を拡張気味に挿入することになるが、
トップフォイル3は係合溝12と突起15との係合によ
り、円周方向及び軸方向に位置決めされていることによ
り、トップフォイル3が回転軸5に螺旋状に巻き付いた
り、あるいは軸方向にハウジング1から突出することは
ない。すなわち、回転軸5を回転させなくとも、トップ
フォイル3内に容易に嵌合することができる。
【0030】このように、溶接部等固着部を作ることな
く軸受を組み立てるので、仮にハウジング1及び両フォ
イル2,3の寸法精度の累積公差が大きくなり、軸受全
体として、出荷検査時に不合格となっても、簡単に分解
することができ、分解後の具合の悪い部品だけを取り替
えることにより、累積誤差が規格内の製品に組み立て直
すことができる。
【0031】また、トップフォイル3の突起15は、図
9のようにトップフォイル3の両端にL字形張出片21
を形成して、その先端部15aを軸芯と平行な折曲線B
により折曲成形しているので、トップフォイル3を円筒
形に曲げ成形する場合に、円筒度が狂うことがなく、ま
た、突起成形時にトップフォイル自体に変形が生じた
り、あるいは突起形成個所のみの剛性が高くなるような
こともない。ちなみに、トップフォイル3の両端に直接
突起を折曲成形するとすれば、突起の付根の剛性が高く
なり、円筒度に影響すると共に、折曲成形時にトップフ
ォイル自体に変形が生じる可能性もある。
【0032】
【作用】図2において、軸装着状態においては、回転軸
5の外周は開口W5を除いて略全周がトップフォイル3
の内周面に接触している。
【0033】回転軸5がF方向に回転し始めると、トッ
プフォイル3は摩擦により回転軸5と共にF方向に連れ
回ろうとするが、突起15が係合溝12の端面12aに
当接することにより、回転方向に係止される。一方、バ
ンプフォイル2は、熱膨張及び摩擦等により、回転方向
Fと反対方向に摺動して、たとえば隙間d1だけ摺動し
た後、突起2aが凹部11の端面11aに当接し、円周
方向に係止される。
【0034】トップフォイル3の突起15は、図10の
ようにL字形張出片21の回転方向Fの先端部を折曲成
形してあるので、係合溝12の回転方向F側の端面12
aに強く押し付けられても、張出片側へ押圧されること
になり、高い剛性を維持でき、突起15が変形する可能
性は低い。
【0035】4000rpm程度までの低速回転域で
は、空気膜19は形成されておらず、回転軸5は、トッ
プフォイル3の内周面に直接接触した状態で回転する。
すなわち、回転軸5は、低摩擦材でコーティングされた
トップフォイル内周面により支持され、通常の軸受メタ
ル等と同様な軸受状態となっている。
【0036】高速回転域になると、トップフォイル3と
回転軸5との間に空気が巻き込まれて空気膜19が形成
され始め、空気膜19の圧力によりトップフォイル3が
径方向の外方に押され、それによりバンプフォイル2が
径方向に圧縮され、トップフォイル3と回転軸5の間に
一定の隙間(たとえば5μmm程度の隙間)が生じ、トッ
プフォイル3と非接触状態で回転する。すなわち、回転
軸5の全周が空気膜19により保持された状態で回転す
る。
【0037】動圧型空気軸受では、低速回転時において
は連れ回りによる剛体モードの共振が発生し、高速回転
時には曲げ共振が発生し、各共振点を通過する際に、大
きなラジアル荷重がかかる。たとえば図10の点P1に
ラジアル荷重Kがかかったとすると、点P1において空
気膜19を介してトップフォイル3がK方向に押し付け
られ、バンプフォイル2がK方向に圧縮する。これによ
り、空気膜19が切れるのを防ぐと共に、上記共振作用
による回転振動等を減衰する。
【0038】回転軸振動に対する減衰作用を詳しく説明
する。バンプフォイル2が径方向の外方に圧縮される
と、バンプフォイル2は押付点P1を基点として、円周
方向の両側に伸び、この円周方向の伸びにより、バンプ
フォイル2とトップフォイル3との接触面Q1及びバン
プフォイル2とハウジング内筒面10との接触面Q2に
おいてそれぞれ摩擦抵抗が発生し、該摺動摩擦抵抗と、
空気膜自体の減衰作用と、さらにはトップフォイル3の
突起15と溝12とが径方向に擦れることによる摩擦抵
抗により、回転軸振動を減衰する。
【0039】上記バンプフォイル2が円周方向伸びる場
合に、バンプフォイル2の両突起2a,2bのうち、い
ずれが凹部端面11a又は11bに当接している状態で
あっても、両突起2a,2b間に一定隙間W1を確保し
てあるので、押付点P1を境として、バンプフォイル2
は回転方向F及び反対方向のいずれにも自由に伸びるこ
とができ、従来例のように固着側が内方へ膨らむような
ことはない。
【0040】
【その他の発明の実施の形態】(1)図11はバンプフ
ォイル2の変形例を示しており、軸方向に2つのバンプ
フォイル31,31に分割した例である。ハウジングに
対して回転軸の平行度が精度良く保たれる場合は、前記
図1のように1枚形状のバンプフォイル2を使用するこ
とにより、部品点数の節約及び組付容易性を図ることが
できるが、図12のようにハウジング1に対する回転軸
5の平行度が悪くなるような事態が予想される場合に
は、分割形のバンプフォイル31,31を用い、回転軸
傾斜時でも各バンプフォイル31,31の可撓性を維持
できるようにすることができる。バンプフォイル31,
31同士の軸方向の位置決めは、外向きの突起部31
a,31b及びその近傍の非波形部分31c、31c同
士の当接により行なう。
【0041】図12のように回転軸5がハウジング1に
対して傾斜した場合、分割型のバンプフォイル31,3
1を備えていると、各バンプフォイル31,31に全体
のばね定数は分散されているため、トップフォイル3の
軸方向両端部P6,P7において回転軸5に高い面圧が
作用することは無く、空気膜19による軸受機能を維持
することができる。
【0042】
【発明の効果】本願発明は、円筒形ハウジング1と、該
円筒形ハウジング1の内筒面10に隣接状態で挿入され
る波形径状のバンプフォイル2と、該バンプフォイル2
の内周面に隣接状態で配置され空気膜19を介して回転
軸5を保持するトップフォイル3とを有する動圧型空気
軸受において、次のような効果を有している。
【0043】(1)請求項1記載の発明のように、ハウ
ジング1に対して、バンプフォイル2及びトップフォイ
ル3を、固着部を介さずに着脱可能に嵌合していると、
従来の図13及び図14のようなフォイル固着型に比
べ、組立時に溶接歪のような変形が生じることはなく、
バンプフォイル2及びトップフォイル3の円筒度を維持
することができる。それにより、回転軸5の外周面とト
ップフォイル3の間に形成される空気膜19の厚さを一
様に維持することができ、軸振動等による空気膜19の
切断を防ぎ、トップフォイル3の摩耗を抑制することが
できる。
【0044】(2)請求項1記載の発明のように、ハウ
ジング1に対して、バンプフォイル2及びトップフォイ
ル3を、固着部を介することなく着脱可能に嵌合してい
ると、組立後の出荷検査時に不合格品となっても、バン
プフォイル2及びトップフォイル3に溶接等の固着部が
無いことにより、分解し、具合の悪い部品だけを取り替
え、規格内の製品に簡単に組立て直すことができる。す
なわち、組立後、不具合がある場合に、部品を分解して
再利用することが可能となり、部品コストを節約するこ
とができる。
【0045】(3)回転軸5と軸受の嵌合隙間調整は、
従来構造では各部品精度を上げることにより確保してい
るが、請求項1記載の発明では、たとえばハウジング1
の内径寸法を数種類用意しておくことにより、分解調整
により選択的に各部品を組み合わせ、所要の嵌合隙間を
確保することができ、製品の歩留まりが向上し、コスト
的にも有利となる。
【0046】(4)請求項2記載の発明のように、ハウ
ジング1の内筒面10に凹部11を形成し、バンプフォ
イル2の円周方向両端部に外向き突起2a,2bを形成
し、両突起2a,2bを、円周方向の遊びを有して上記
凹部11に係合させていると、組付作業性が向上すると
共に、組立後でも分解してバンプフォイル等の部品の再
利用が可能となり、部品コストの節約及び歩留まり向上
が達成できる。しかも、バンプフォイル2の圧縮変形時
に、円周方向の両端2a,2bが自由端として凹部11
内で円周方向に移動し得るので、バンプフォイル2の径
方向内方への膨らみを防止し、軸受の特性を維持するこ
とができる。
【0047】(5)請求項2記載の発明のように、ハウ
ジング1の内筒面10に凹部11を形成し、バンプフォ
イル2の円周方向両端部に外向き突起2a,2bを形成
し、両突起2a,2bを、円周方向の遊びを有して上記
凹部11に係合させていると、回転軸5が軸振動その他
の原因で径方向に変位して、バンプフォイル2が一箇所
の押付点P1で圧縮された場合でも、押付点P1を境に
円周方向の両側に自由に伸びることができ、効率良く軸
振動を減衰させることができる。
【0048】(6)請求項3記載の発明のように、トッ
プフォイル3の軸方向両端に突起15を形成し、該突起
15をハウジング1に形成された係合溝12に係合する
ことにより、トップフォイル3を円周方向及び軸方向に
係止していると、図13及び図14のようなフォイル固
着型に比べ、溶接等による軸方向の位置固定作業が必要
なくなると共に、回転軸組付時、特別な挿入具を用いて
回転させながら回転軸を挿入する必要がなくなり、組付
作業性が向上する。
【0049】(7)請求項4記載の発明のように、トッ
プフォイル3の軸方向両端にL字形に張出し成形した張
出片(張出部)21の先端部を、軸芯と平行な折曲線B
により折曲げ成形して位置決め用の突起15を形成して
いると、トップフォイル3を円筒形に曲げ成形する場合
に、円筒度が狂うことがなく、また、突起成形時にトッ
プフォイル自体に変形が生じたり、あるいは突起形成個
所のみの剛性が高くなるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明を適用したフォイル式動圧型空気軸
受の分解斜視図である。
【図2】 図1のフォイル式動圧型空気軸受の部分正面
図である。
【図3】 円筒形ハウジングの正面図である。
【図4】 図3のIV-IV断面図である。
【図5】 図2のV矢視部分図である。
【図6】 図2のVI-VI断面部分図である。
【図7】 バンプフォイルの正面図である。
【図8】 トップフォイルの正面図である。
【図9】 トップフォイルの折曲加工前の展開図であ
る。
【図10】 図2の矢印X部分の拡大図である。
【図11】 バンプフォイルの変形例を示す斜視図であ
る。
【図12】 図11の分割型バンプフォイルの作用説明
断面略図である。
【図13】 従来例の断面図である。
【図14】 図13の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 円筒形ハウジング 2 バンプフォイル 2a,2b バンプフォイルの外向き突起 3 トップフォイル 5 回転軸 10 内筒面 11 凹部 12 放射状係合溝 15 トップフォイルの突起 18 段面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形ハウジングと、該円筒形ハウジン
    グの内筒面に隣接状態で挿入される波形形状のバンプフ
    ォイルと、該バンプフォイルの内周面に隣接状態で配置
    され空気膜を介して回転軸を保持するトップフォイルと
    を有する動圧型空気軸受において、 ハウジングに対して、バンプフォイル及びトップフォイ
    ルを、固着部を介さずに着脱可能に嵌合していることを
    特徴とする動圧型空気軸受。
  2. 【請求項2】 円筒形ハウジングの内筒面に隣接状態で
    挿入される波板状のバンプフォイルと、該バンプフォイ
    ルの内周面に隣接状態で配置され空気膜を介して回転軸
    を保持するトップフォイルとを有する動圧型空気軸受に
    おいて、 バンプフォイルの円周方向両端部に径方向の外方に突出
    する突起を形成し、 該両突起を、ハウジングの内筒面に形成された凹部に、
    円周方向の遊びを有して係合していることを特徴とする
    動圧型空気軸受。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の動圧型空気軸受に
    おいて、 トップフォイルの軸方向両端に突起を形成し、 該突起をハウジングに形成された係合溝に係合すること
    により、トップフォイルを円周方向及び軸方向に係止し
    ていることを特徴とする動圧型空気軸受。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の動圧型空気軸受におい
    て、トップフォイルの位置決め用の上記突起は、軸方向
    両端にL字形に張出し成形した張出部の先端部を、軸芯
    と平行な折曲線により折曲げ成形したものであることを
    特徴とする動圧型空気軸受。
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